JPWO2020002598A5 - - Google Patents
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特許請求の範囲において、単語「含む/備える」は、他の構成要素または工程を排除せず、不定冠詞の「1つの(“a”または“an”)」は、複数形を排除しない。特定の手段が互いに異なる従属項に再引用されるという単なる事実は、これらの手段の組み合わせが利点のために使用され得ないことを示さない。特許請求の範囲内の任意の引用符号は、当該範囲を限定するものとして理解されるべきではない。
[付記1] (a)磁性粒子、DNA鋳型、DNA固定化バッファー、DNA磁性粒子およびIVTマスターミックスを保持するのに適した反応容器(2)であって、前記DNA磁性粒子は浮動性の前記磁性粒子上に固定化されたDNA鋳型である、前記反応容器(2)と、(b)前記反応容器に位置する磁石ユニット(3)であって、前記磁石ユニットは、前記磁性粒子および前記DNA磁性粒子を捕捉するように、または、前記磁性粒子および前記DNA磁性粒子の運動を導入するように構成される、前記磁石ユニット(3)と、を備えるRNAインビトロ転写用バイオリアクター(1)。
[付記2] 前記反応容器(2)の内面は、楕円形、長円形内部形状または卵形内部形状を有する、付記1に記載のバイオリアクター(1)。
[付記3] 前記反応容器(2)の前記内面は、角縁のない形状を有する、付記1または2に記載のバイオリアクター(1)。
[付記4] 前記磁性粒子または前記DNA磁性粒子のうちの少なくとも1つの前記運動は、当該粒子の沈殿を避けるように、または当該粒子を浮動させ続けるように、または当該粒子の沈殿を避けかつ浮動させ続けるように構成される、付記1~3のうちの1つに記載のバイオリアクター(1)。
[付記5] 前記磁石ユニット(3)は、前記反応容器の外面上にまたは外面に近接して置かれた電磁石のアレイである、付記1~4のうちの1つに記載のバイオリアクター(1)。
[付記6] 前記磁石ユニット(3)は、前記反応容器(2)の長手軸に沿った長手方向(362)と、前記反応容器(2)対して接離する横断方向(363)とのうちの少なくとも1つの方向に可動である永久磁石または電磁石である、付記1~4のうちの1つに記載のバイオリアクター(1)。
[付記7] 前記磁石ユニット(3)は、前記反応容器(2)の長手軸に沿って長手方向(110)に可動でありかつ前記反応容器(2)の垂直軸の周りに回転可能(111)である、電磁石および好ましくは少なくとも誘導コイルまたは1組のヘルムホルツコイルである、付記1~4のうちの1つに記載のバイオリアクター(1)。
[付記8] 前記磁石ユニット(3)は、前記反応容器(2)の前記長手軸の周りに回転可能なように構成され、かつ前記磁石ユニット(3)の回転方向は混合中に切り替え可能である、付記1~7のうちの1つに記載のバイオリアクター(1)。
[付記9] 前記磁石ユニット(3)は磁性リング(31)を備え、前記磁性リング(31)は、前記反応容器(2)を取り囲むように設計される、付記1~8のうちの1つに記載のバイオリアクター(1)。
[付記10] 前記磁性リング(31)は、第1ロッド(320)および第2ロッド(322)の自由端(321,323)が互いに向かい合うように前記磁性リング(31)の内周(34)から前記磁性リング(31)の中心(33)に延在する少なくとも前記第1ロッド(320)および前記第2ロッド(322)を備える、付記9に記載のバイオリアクター(1)。
[付記11] 前記第1ロッド(320)の前記自由端(321)は、N極の磁石を備え、前記第2ロッド(322)の前記自由端(323)は、S極の磁石を備える、付記10に記載のバイオリアクター(1)。
[付記12] 前記磁性リング(31)は、複数のロッド(320,322)を備え、前記複数のロッド(320,322)は、前記磁性リング(31)の内周(34)から前記磁性リング(31)の中心(33)に延在し、互いに等間隔をおいて星形に配置され、N極の磁石およびS極の磁石が各ロッドの自由端に交互に配置される、付記8または9に記載のバイオリアクター(1)。
[付記13] 前記磁性リング(31)および前記ロッド(320,322)は、磁場からの周辺成分を遮蔽するための積層スタックを形成するように構成される、付記8~12のうちの1つに記載のバイオリアクター(1)。
[付記14] 前記磁性リング(31)は、前記磁性リング(31)の内周(34)から前記磁性リング(31)の中心に延在する複数のガイドプレート(350)を備え、各ガイドプレート(350)は、磁場を生成するように構成された電気コイル(351)を備える、付記9に記載のバイオリアクター(1)。
[付記15] 前記磁性リング(31)は、冷却手段を有するハウジング(352)内に配置される、付記14に記載のバイオリアクター(1)。
[付記16] 前記磁石ユニット(3)は、前記磁性リング(31)を回転するように構成された第1駆動手段(36)と、前記磁性リング(31)を垂直方向に動かすように構成された第2駆動手段(37)とをさらに備える、付記1~15のうちの1つに記載のバイオリアクター(1)。
[付記17] 前記反応容器(2)は、常磁性体であるか、または前記反応容器壁に磁性粒子およびDNA磁性粒子を引き止めるために磁場を透過させるように構成される、付記1~16のうちの1つに記載のバイオリアクター(1)。
[付記18] 前記磁石ユニット(3)は、前記磁性粒子または前記DNA磁性粒子を混合するために周期的に活性化されるように構成される、付記1~17のうちの1つに記載のバイオリアクター(1)。
[付記19] 前記磁石ユニット(3)は、同一のDNA鋳型上での2回の連なるRNAインビトロ転写の間、前記DNA磁性粒子を捕捉するために活性化されるように構成される、付記1~18のうちの1つに記載のバイオリアクター(1)。
[付記20] 前記磁石ユニット(3)は、前記反応容器を洗浄するために、前記DNA磁性粒子を取り除くために活性化されるように構成される、付記1~19のうちの1つに記載のバイオリアクター(1)。
[付記21] 前記DNA磁性粒子または前記反応容器(2)のうちの少なくとも1つのための機械的運動を導入する手段がない、付記1~20のうちの1つに記載のバイオリアクター(1)。
[付記22] 前記反応容器のための機械的運動がオービタルシェーカーによって導入される、付記1~20のうちの1つに記載のバイオリアクター(1)。
[付記23] 前記反応容器(2)は、前記反応容器(2)の長手方向に、前記反応容器(2)の内面(21)に少なくとも部分的に沿って配置された少なくとも1つのフローブレーカ(4)を備える、付記1~22のうちの1つに記載のバイオリアクター(1)。
[付記24] 前記反応容器(2)は、前記反応容器(2)の径方向に互いに間隔をあけて離れている2つのフローブレーカ(4)を備える、付記23に記載のバイオリアクター(1)。
[付記25] 前記フローブレーカ(4)がリブ形である、付記23または24に記載のバイオリアクター(1)。
[付記26] 前記リブ形のフローブレーカ(4)は、T形またはL形の断面を備える、付記25に記載のバイオリアクター(1)。
[付記27] 前記フローブレーカ(4)は、波状である、付記23または24に記載のバイオリアクター(1)。
[付記28] 前記フローブレーカ(4)は、複数の突出部を備え、前記突出部は、好ましくは互いに間隔をあけて離れている、付記23または24に記載のバイオリアクター(1)。
[付記29] 前記反応容器(2)の温度を調整するために前記反応容器(2)の前記内面(21)と前記外面(23)との間に温度素子(5)が置かれる、付記1~28のうちの1つに記載のバイオリアクター(1)。
[付記30] 前記温度素子(5)は、前記反応容器(2)の径方向に前記反応容器(2)を少なくとも部分的にらせん状に取り囲む熱交換チャネル(51)を備える、付記29に記載のバイオリアクター(1)。
[付記31] 前記熱交換チャネル(51)は、第1端(52)と第2端(53)とを備え、前記第1端(52)は前記反応容器(2)の上部に配置され、前記第2端(53)は、前記反応容器(2)の底部に置かれる、付記30に記載のバイオリアクター(1)。
[付記32] 前記熱交換チャネル(51)または前記反応容器(2)のうちの少なくとも1つは、追加の製造プロセス手段によって製造される、付記30または31のうちの1つに記載のバイオリアクター(1)。
[付記33] 前記反応容器(2)は、前記反応容器(2)の径方向に、少なくとも部分的にらせん状に前記反応容器(2)を取り囲む加熱ワイヤ(54)を備える温度素子(5)をさらに備える、付記1~28のうちの1つに記載のバイオリアクター(1)。
[付記34] 前記加熱ワイヤ(54)は、前記反応容器(2)の外面内に少なくとも部分的に組み込まれるか、または、前記反応容器(2)の前記外面において少なくとも部分的にコートされる、付記33に記載のバイオリアクター(1)。
[付記35] 前記反応容器(2)は、少なくとも20mlの液体、好ましくは20ml~100mlまたは20ml~50mlの流体の汲み上げのために構成される、付記1~34のうちの1つに記載のバイオリアクター(1)。
[付記36] 前記IVTマスターミックスは、リボヌクレオシド3リン酸およびDNA依存性RNAポリメラーゼを含む、付記1~35のうちの1つに記載のバイオリアクター(1)。
[付記37] 前記DNA固定化バッファーは、DNA鋳型および塩含有バッファーを含む、付記1~36のうちの1つに記載のバイオリアクター(1)。
[付記38] 前記DNA鋳型は、直鎖状二本鎖DNA鋳型、好ましくはPCR増幅されたDNA鋳型である、付記1~37のうちの1つに記載のバイオリアクター(1)。
[付記39] 前記磁性粒子は磁性ビーズ、好ましくはストレプトアビジン磁性ビーズまたは化学的に機能化された磁性ビーズである、付記1~38のうちの1つに記載のバイオリアクター(1)。
[付記40] 前記反応容器(2)の内面は、Ra<=0.8、好ましくはRa<=0.6のRa値を有する、付記1~39のうちの1つに記載のバイオリアクター(1)。
[付記41] 前記反応容器(2)は、前記反応容器(2)の底部に、媒質を前記反応容器(2)に対して給排するためのポート(24)を備え、前記ポート(24)はバルブ手段(60)に接続可能である、付記40に記載のバイオリアクター(1)。
[付記42] 前記バルブ手段(60)が磁性トラップ(61)を備え、前記磁性トラップ(61)は、磁性粒子およびDNA磁性粒子を捕らえるように構成される、付記41に記載のバイオリアクター(1)。
[付記43] 前記磁性トラップ(61)は、電磁石半球または磁化可能な半球または磁化可能なリングまたは半透過性フィルタのうちの少なくとも1つを備える、付記42に記載のバイオリアクター(1)。
[付記44] 前記反応容器から磁性粒子およびDNA磁性粒子の漏れを防ぐように制御可能である、付記42または43のうちの1つに記載のバイオリアクター(1)。
[付記45] 前記磁性トラップ(61)は、前記反応容器(2)の外側で少なくとも部分的に媒質パイプ(66)を取り囲むように置かれ、前記ポート(24)の下流に当接する、付記42~44のうちの1つに記載のバイオリアクター(1)。
[付記46] 前記ポート(24)は、前記反応容器(2)の最下部に置かれる、付記45のうちの1つに記載のバイオリアクター(1)。
[付記47] 前記磁性トラップの下流に置かれ、前記ポート(24)から磁性粒子およびDNA磁性粒子を取り除くために、前記ポート(24)を通る洗浄ガスまたは洗浄液を方向づけるように構成される、マルチポジションバルブ(62)をさらに備える、付記1~46のうちの1つに記載のバイオリアクター(1)。
[付記48] 前記マルチポジションバルブ(62)は、前記DNA磁性粒子を混合するために、前記反応容器(2)内にプロセスガスまたはプロセス流体を方向づけるよう構成される、付記47に記載のバイオリアクター(1)。
[付記49] 前記バイオリアクターは、前記バイオリアクターを垂直に支持する少なくとも第1脚部(25)および第2脚部(26)を備え、前記第1脚部(25)は第1導管(251)を備え、前記第2脚部(26)は第2導管(261)を備え、前記第1導管(251)は、前記バルブ手段(60)と流体連結するように構成され、前記第2導管(261)は、前記温度素子(5)の前記熱交換チャネル(51)の前記第2端(53)と流体連結するように構成される、付記1~48のうちの1つに記載のバイオリアクター(1)。
[付記50] 排気ダクト(73)および廃棄チャネル(74)のうちの少なくとも1つに接続された出口ポート(7)をさらに備え、前記出口ポート(7)の下流に配置された出口フローセル(72)を任意選択的に備える、付記1~49のうちの1つに記載のバイオリアクター(1)。
[付記51] 前記磁性トラップ(61)の下流に置かれ、磁性粒子またはDNA磁性粒子から発生する磁場を方向づけるように構成されるホールセンサ(63)をさらに備える、付記1~50のうちの1つに記載のバイオリアクター(1)。
[付記52] 前記反応容器(2)はチタンを含む、付記1~51のうちの1つに記載のバイオリアクター(1)。
[付記53] 前記反応容器(2)内に前記磁性粒子を引き止めるために前記ポート(24)にフィルタ要素、好ましくは単回使用フィルタをさらに備え、前記フィルタ要素の前記孔は、好ましくは1μmのオーダー、また、より好ましくは0.1μm~0.9μmの間のサブミクロンサイズを有する、付記1~52のうちの1つに記載のバイオリアクター(1)。
[付記54] 前記温度素子(5)は、前記反応容器温度を20~37℃の転写温度に調整するように、好ましくは75~85℃の洗浄温度にも調整するように構成される、付記1~53のうちの1つに記載のバイオリアクター(1)。
[付記55] 前記バルブ手段(60)は、前記ポート(24)の下流に配置されたフローセル(64)をさらに備える、付記1~54のうちの1つに記載のバイオリアクター(1)。
[付記56] 前記反応容器(2)は、RNAインビトロ転写に適したバッファー、キャップアナログ、修飾されたリボヌクレオシド3リン酸、リボヌクレアーゼ阻害剤、ピロホスファターゼ、MgCl 2 、抗酸化剤、ポリアミンおよび、洗浄または衛生化のうちの1つ以上のための溶液、の要素のうちの少なくとも1つを保持するようにさらに構成される、付記1~55のうちの1つに記載のバイオリアクター(1)。
[付記57] 前記反応容器(2)は、pH、塩濃度、マグネシウム濃度、リン酸塩濃度、温度、圧力、流速、RNA濃度またはリボヌクレオチド三リン酸濃度のうちの1つ以上を、測定、または調整、または測定および調整するための少なくとも1つの手段を保持するように構成される、付記1~56のうちの1つに記載のバイオリアクター(1)。
[付記58] 前記バイオリアクターは、バッチ、セミバッチ、または繰り返しバッチモード、または、半連続または連続モードで作動する、付記1~57のうちの1つに記載のバイオリアクター(1)。
[付記59] 前記ポートに磁性粒子の沈殿を防ぐために前記反応容器を回転させるための回転手段をさらに備える、付記1~20、22~58のうちの1つに記載のバイオリアクター(1)。
[付記60] RNAインビトロ転写の方法であって、付記1~59のうちのいずれか1項に記載のバイオリアクター(1)の反応容器にDNA磁性粒子およびIVTマスターミックスを提供する工程、RNAを得るために、浮動性のDNA磁性粒子とともに前記IVTマスターミックスを前記DNA磁性粒子および前記磁石ユニットの協働の手段によって混合する工程(S3)を含む、前記方法。
[付記61] 付記60に記載の方法であって、付記1~59のうちのいずれか1項に記載のバイオリアクター(1)の反応容器に磁性粒子、DNA鋳型、DNA固定化バッファーを提供する工程(S1)、前記浮動性の磁性粒子上に固定化された前記DNA鋳型である、DNA磁性粒子を得るために、前記磁性粒子および前記バイオリアクターの磁石ユニットの協働の手段によって前記磁性粒子、前記DNA鋳型および前記DNA固定化バッファーを混合する工程(S2)、をさらに含み、工程S1およびS2は、付記60で定義された前記工程の前に実施される、前記方法。
[付記62] 付記61に記載の方法であって、前記磁石ユニットの手段によってDNA磁性粒子を捕捉する工程、および工程S3から得られたRNAを回収/集積する工程(S4a)、バイオリアクター(1)の反応容器内に新たなIVTマスターミックスを提供する工程(S4b)、浮動性のDNA磁性粒子を提供するために捕捉されたDNA磁性粒子を解離する工程(S4c)、RNAを得るために前記DNA磁性粒子および前記磁石ユニットの協働の手段によって、前記浮動性のDNA磁性粒子を前記IVTマスターミックスと混合する工程(S4d)をさらに含み、工程S4a~S4dは付記60で定義された前記工程の後に実施される、前記方法。
[付記63] ポート(24)の手段によって前記反応容器(2)から前記DNA磁性粒子を除去する工程をさらに含む、付記60~62のうちの1つに記載の方法。
[付記64] 前記反応容器(2)を20℃~37℃の間の温度に温度を合わせる工程(ST)をさらに含む、付記60~62のうちの1つに記載の方法。
[付記65] 洗浄ガスまたは洗浄液のうちの少なくとも1つによって前記反応容器(2)を洗浄する工程(SC)をさらに含む、付記62~62のうちのいずれか1項に記載の方法。
[付記66] 前記工程S4が少なくとも2回実施される、付記60~65のうちの1つに記載の方法。
[付記67] 付記60~66のうちのいずれか1項に記載の方法における付記1~59のうちのいずれか1項に記載のバイオリアクター(1)の使用。
[付記68] 付記1~59のうちのいずれか1項のバイオリアクター(1)を含む、DNA鋳型をRNAに転写するためのモジュール(15)であって、前記モジュールは、IVTマスターミックス(12)を調製するためのユニット、固定化バッファーを調製するためのユニット、得られたRNA産物を前処理するための装置(13)、得られたRNA産物を精製するための装置(14)、RNAを前処理するための装置またはRNA滅菌ろ過のための装置のうちの少なくとも1つ以上をさらに含む、前記モジュール。
[付記69] 前記IVTマスターミックス(12)を調製するために前記IVTマスターミックスの成分を前記ユニットに供給する媒質供給ユニットをさらに備える、付記68に記載のモジュール(15)。
[付記70] 前記DNA鋳型は、末端修飾または末端機能化されたPCR生成されたDNA鋳型、好ましくはビオチン化されたPCR生成されたDNA鋳型、末端修飾または修飾されていない線状化プラスミドDNA、または末端修飾または修飾されていない線状化ドギーボーンDNAである、付記68~69のうちの1つに記載のモジュール(15)。
[付記71] 付記1~59のうちのいずれか1項に記載のバイオリアクター(1)を備える自動化されたRNA製造装置であって、DNA合成(T)用モジュール、およびRNA配合(F)用モジュールのうちの少なくとも1つをさらに備える、前記装置。
[付記72] RNA配合のための前記モジュールがLNPカプセル化されたRNAを生成するように構成される、付記71に記載の装置。
[付記73] 前記装置が層流空気流生成のためのユニットのある密閉コンテナ内、好ましくは単一コンテナ内に配置される、付記71または72に記載の装置。
[付記74] DNA固定化モジュール、DNA線状化モジュール、インビトロ転写されたRNAにcap0またはcap1構造を加えるためのRNAキャッピングモジュール、RNAポリアデニル化モジュール、RNA混合モジュール、RNA噴霧乾燥モジュール、RNA凍結乾燥モジュール、または最終生成物貯蔵のためのモジュールのうちの少なくとも1つをさらに備える、付記71~73のうちのいずれかに記載の装置。
[付記75] RNA配合のための前記モジュールは、プロタミン複合RNAまたはポリエチレングリコール/ペプチドポリマー複合RNAを生成するように構成される、付記71~74のうちのいずれかに記載の装置。
[付記76] NGSモジュール、MSモジュール、キャピラリー電気泳動モジュール、ddPCRモジュール、媒質供給ラックまたは媒質供給モジュール、文書化モジュールまたは全ての処理工程のためのコンピュータ支援制御のためのモジュールのうちの少なくとも1つ以上をさらに備える、付記71~75のうちのいずれかに記載の装置。
[付記1] (a)磁性粒子、DNA鋳型、DNA固定化バッファー、DNA磁性粒子およびIVTマスターミックスを保持するのに適した反応容器(2)であって、前記DNA磁性粒子は浮動性の前記磁性粒子上に固定化されたDNA鋳型である、前記反応容器(2)と、(b)前記反応容器に位置する磁石ユニット(3)であって、前記磁石ユニットは、前記磁性粒子および前記DNA磁性粒子を捕捉するように、または、前記磁性粒子および前記DNA磁性粒子の運動を導入するように構成される、前記磁石ユニット(3)と、を備えるRNAインビトロ転写用バイオリアクター(1)。
[付記2] 前記反応容器(2)の内面は、楕円形、長円形内部形状または卵形内部形状を有する、付記1に記載のバイオリアクター(1)。
[付記3] 前記反応容器(2)の前記内面は、角縁のない形状を有する、付記1または2に記載のバイオリアクター(1)。
[付記4] 前記磁性粒子または前記DNA磁性粒子のうちの少なくとも1つの前記運動は、当該粒子の沈殿を避けるように、または当該粒子を浮動させ続けるように、または当該粒子の沈殿を避けかつ浮動させ続けるように構成される、付記1~3のうちの1つに記載のバイオリアクター(1)。
[付記5] 前記磁石ユニット(3)は、前記反応容器の外面上にまたは外面に近接して置かれた電磁石のアレイである、付記1~4のうちの1つに記載のバイオリアクター(1)。
[付記6] 前記磁石ユニット(3)は、前記反応容器(2)の長手軸に沿った長手方向(362)と、前記反応容器(2)対して接離する横断方向(363)とのうちの少なくとも1つの方向に可動である永久磁石または電磁石である、付記1~4のうちの1つに記載のバイオリアクター(1)。
[付記7] 前記磁石ユニット(3)は、前記反応容器(2)の長手軸に沿って長手方向(110)に可動でありかつ前記反応容器(2)の垂直軸の周りに回転可能(111)である、電磁石および好ましくは少なくとも誘導コイルまたは1組のヘルムホルツコイルである、付記1~4のうちの1つに記載のバイオリアクター(1)。
[付記8] 前記磁石ユニット(3)は、前記反応容器(2)の前記長手軸の周りに回転可能なように構成され、かつ前記磁石ユニット(3)の回転方向は混合中に切り替え可能である、付記1~7のうちの1つに記載のバイオリアクター(1)。
[付記9] 前記磁石ユニット(3)は磁性リング(31)を備え、前記磁性リング(31)は、前記反応容器(2)を取り囲むように設計される、付記1~8のうちの1つに記載のバイオリアクター(1)。
[付記10] 前記磁性リング(31)は、第1ロッド(320)および第2ロッド(322)の自由端(321,323)が互いに向かい合うように前記磁性リング(31)の内周(34)から前記磁性リング(31)の中心(33)に延在する少なくとも前記第1ロッド(320)および前記第2ロッド(322)を備える、付記9に記載のバイオリアクター(1)。
[付記11] 前記第1ロッド(320)の前記自由端(321)は、N極の磁石を備え、前記第2ロッド(322)の前記自由端(323)は、S極の磁石を備える、付記10に記載のバイオリアクター(1)。
[付記12] 前記磁性リング(31)は、複数のロッド(320,322)を備え、前記複数のロッド(320,322)は、前記磁性リング(31)の内周(34)から前記磁性リング(31)の中心(33)に延在し、互いに等間隔をおいて星形に配置され、N極の磁石およびS極の磁石が各ロッドの自由端に交互に配置される、付記8または9に記載のバイオリアクター(1)。
[付記13] 前記磁性リング(31)および前記ロッド(320,322)は、磁場からの周辺成分を遮蔽するための積層スタックを形成するように構成される、付記8~12のうちの1つに記載のバイオリアクター(1)。
[付記14] 前記磁性リング(31)は、前記磁性リング(31)の内周(34)から前記磁性リング(31)の中心に延在する複数のガイドプレート(350)を備え、各ガイドプレート(350)は、磁場を生成するように構成された電気コイル(351)を備える、付記9に記載のバイオリアクター(1)。
[付記15] 前記磁性リング(31)は、冷却手段を有するハウジング(352)内に配置される、付記14に記載のバイオリアクター(1)。
[付記16] 前記磁石ユニット(3)は、前記磁性リング(31)を回転するように構成された第1駆動手段(36)と、前記磁性リング(31)を垂直方向に動かすように構成された第2駆動手段(37)とをさらに備える、付記1~15のうちの1つに記載のバイオリアクター(1)。
[付記17] 前記反応容器(2)は、常磁性体であるか、または前記反応容器壁に磁性粒子およびDNA磁性粒子を引き止めるために磁場を透過させるように構成される、付記1~16のうちの1つに記載のバイオリアクター(1)。
[付記18] 前記磁石ユニット(3)は、前記磁性粒子または前記DNA磁性粒子を混合するために周期的に活性化されるように構成される、付記1~17のうちの1つに記載のバイオリアクター(1)。
[付記19] 前記磁石ユニット(3)は、同一のDNA鋳型上での2回の連なるRNAインビトロ転写の間、前記DNA磁性粒子を捕捉するために活性化されるように構成される、付記1~18のうちの1つに記載のバイオリアクター(1)。
[付記20] 前記磁石ユニット(3)は、前記反応容器を洗浄するために、前記DNA磁性粒子を取り除くために活性化されるように構成される、付記1~19のうちの1つに記載のバイオリアクター(1)。
[付記21] 前記DNA磁性粒子または前記反応容器(2)のうちの少なくとも1つのための機械的運動を導入する手段がない、付記1~20のうちの1つに記載のバイオリアクター(1)。
[付記22] 前記反応容器のための機械的運動がオービタルシェーカーによって導入される、付記1~20のうちの1つに記載のバイオリアクター(1)。
[付記23] 前記反応容器(2)は、前記反応容器(2)の長手方向に、前記反応容器(2)の内面(21)に少なくとも部分的に沿って配置された少なくとも1つのフローブレーカ(4)を備える、付記1~22のうちの1つに記載のバイオリアクター(1)。
[付記24] 前記反応容器(2)は、前記反応容器(2)の径方向に互いに間隔をあけて離れている2つのフローブレーカ(4)を備える、付記23に記載のバイオリアクター(1)。
[付記25] 前記フローブレーカ(4)がリブ形である、付記23または24に記載のバイオリアクター(1)。
[付記26] 前記リブ形のフローブレーカ(4)は、T形またはL形の断面を備える、付記25に記載のバイオリアクター(1)。
[付記27] 前記フローブレーカ(4)は、波状である、付記23または24に記載のバイオリアクター(1)。
[付記28] 前記フローブレーカ(4)は、複数の突出部を備え、前記突出部は、好ましくは互いに間隔をあけて離れている、付記23または24に記載のバイオリアクター(1)。
[付記29] 前記反応容器(2)の温度を調整するために前記反応容器(2)の前記内面(21)と前記外面(23)との間に温度素子(5)が置かれる、付記1~28のうちの1つに記載のバイオリアクター(1)。
[付記30] 前記温度素子(5)は、前記反応容器(2)の径方向に前記反応容器(2)を少なくとも部分的にらせん状に取り囲む熱交換チャネル(51)を備える、付記29に記載のバイオリアクター(1)。
[付記31] 前記熱交換チャネル(51)は、第1端(52)と第2端(53)とを備え、前記第1端(52)は前記反応容器(2)の上部に配置され、前記第2端(53)は、前記反応容器(2)の底部に置かれる、付記30に記載のバイオリアクター(1)。
[付記32] 前記熱交換チャネル(51)または前記反応容器(2)のうちの少なくとも1つは、追加の製造プロセス手段によって製造される、付記30または31のうちの1つに記載のバイオリアクター(1)。
[付記33] 前記反応容器(2)は、前記反応容器(2)の径方向に、少なくとも部分的にらせん状に前記反応容器(2)を取り囲む加熱ワイヤ(54)を備える温度素子(5)をさらに備える、付記1~28のうちの1つに記載のバイオリアクター(1)。
[付記34] 前記加熱ワイヤ(54)は、前記反応容器(2)の外面内に少なくとも部分的に組み込まれるか、または、前記反応容器(2)の前記外面において少なくとも部分的にコートされる、付記33に記載のバイオリアクター(1)。
[付記35] 前記反応容器(2)は、少なくとも20mlの液体、好ましくは20ml~100mlまたは20ml~50mlの流体の汲み上げのために構成される、付記1~34のうちの1つに記載のバイオリアクター(1)。
[付記36] 前記IVTマスターミックスは、リボヌクレオシド3リン酸およびDNA依存性RNAポリメラーゼを含む、付記1~35のうちの1つに記載のバイオリアクター(1)。
[付記37] 前記DNA固定化バッファーは、DNA鋳型および塩含有バッファーを含む、付記1~36のうちの1つに記載のバイオリアクター(1)。
[付記38] 前記DNA鋳型は、直鎖状二本鎖DNA鋳型、好ましくはPCR増幅されたDNA鋳型である、付記1~37のうちの1つに記載のバイオリアクター(1)。
[付記39] 前記磁性粒子は磁性ビーズ、好ましくはストレプトアビジン磁性ビーズまたは化学的に機能化された磁性ビーズである、付記1~38のうちの1つに記載のバイオリアクター(1)。
[付記40] 前記反応容器(2)の内面は、Ra<=0.8、好ましくはRa<=0.6のRa値を有する、付記1~39のうちの1つに記載のバイオリアクター(1)。
[付記41] 前記反応容器(2)は、前記反応容器(2)の底部に、媒質を前記反応容器(2)に対して給排するためのポート(24)を備え、前記ポート(24)はバルブ手段(60)に接続可能である、付記40に記載のバイオリアクター(1)。
[付記42] 前記バルブ手段(60)が磁性トラップ(61)を備え、前記磁性トラップ(61)は、磁性粒子およびDNA磁性粒子を捕らえるように構成される、付記41に記載のバイオリアクター(1)。
[付記43] 前記磁性トラップ(61)は、電磁石半球または磁化可能な半球または磁化可能なリングまたは半透過性フィルタのうちの少なくとも1つを備える、付記42に記載のバイオリアクター(1)。
[付記44] 前記反応容器から磁性粒子およびDNA磁性粒子の漏れを防ぐように制御可能である、付記42または43のうちの1つに記載のバイオリアクター(1)。
[付記45] 前記磁性トラップ(61)は、前記反応容器(2)の外側で少なくとも部分的に媒質パイプ(66)を取り囲むように置かれ、前記ポート(24)の下流に当接する、付記42~44のうちの1つに記載のバイオリアクター(1)。
[付記46] 前記ポート(24)は、前記反応容器(2)の最下部に置かれる、付記45のうちの1つに記載のバイオリアクター(1)。
[付記47] 前記磁性トラップの下流に置かれ、前記ポート(24)から磁性粒子およびDNA磁性粒子を取り除くために、前記ポート(24)を通る洗浄ガスまたは洗浄液を方向づけるように構成される、マルチポジションバルブ(62)をさらに備える、付記1~46のうちの1つに記載のバイオリアクター(1)。
[付記48] 前記マルチポジションバルブ(62)は、前記DNA磁性粒子を混合するために、前記反応容器(2)内にプロセスガスまたはプロセス流体を方向づけるよう構成される、付記47に記載のバイオリアクター(1)。
[付記49] 前記バイオリアクターは、前記バイオリアクターを垂直に支持する少なくとも第1脚部(25)および第2脚部(26)を備え、前記第1脚部(25)は第1導管(251)を備え、前記第2脚部(26)は第2導管(261)を備え、前記第1導管(251)は、前記バルブ手段(60)と流体連結するように構成され、前記第2導管(261)は、前記温度素子(5)の前記熱交換チャネル(51)の前記第2端(53)と流体連結するように構成される、付記1~48のうちの1つに記載のバイオリアクター(1)。
[付記50] 排気ダクト(73)および廃棄チャネル(74)のうちの少なくとも1つに接続された出口ポート(7)をさらに備え、前記出口ポート(7)の下流に配置された出口フローセル(72)を任意選択的に備える、付記1~49のうちの1つに記載のバイオリアクター(1)。
[付記51] 前記磁性トラップ(61)の下流に置かれ、磁性粒子またはDNA磁性粒子から発生する磁場を方向づけるように構成されるホールセンサ(63)をさらに備える、付記1~50のうちの1つに記載のバイオリアクター(1)。
[付記52] 前記反応容器(2)はチタンを含む、付記1~51のうちの1つに記載のバイオリアクター(1)。
[付記53] 前記反応容器(2)内に前記磁性粒子を引き止めるために前記ポート(24)にフィルタ要素、好ましくは単回使用フィルタをさらに備え、前記フィルタ要素の前記孔は、好ましくは1μmのオーダー、また、より好ましくは0.1μm~0.9μmの間のサブミクロンサイズを有する、付記1~52のうちの1つに記載のバイオリアクター(1)。
[付記54] 前記温度素子(5)は、前記反応容器温度を20~37℃の転写温度に調整するように、好ましくは75~85℃の洗浄温度にも調整するように構成される、付記1~53のうちの1つに記載のバイオリアクター(1)。
[付記55] 前記バルブ手段(60)は、前記ポート(24)の下流に配置されたフローセル(64)をさらに備える、付記1~54のうちの1つに記載のバイオリアクター(1)。
[付記56] 前記反応容器(2)は、RNAインビトロ転写に適したバッファー、キャップアナログ、修飾されたリボヌクレオシド3リン酸、リボヌクレアーゼ阻害剤、ピロホスファターゼ、MgCl 2 、抗酸化剤、ポリアミンおよび、洗浄または衛生化のうちの1つ以上のための溶液、の要素のうちの少なくとも1つを保持するようにさらに構成される、付記1~55のうちの1つに記載のバイオリアクター(1)。
[付記57] 前記反応容器(2)は、pH、塩濃度、マグネシウム濃度、リン酸塩濃度、温度、圧力、流速、RNA濃度またはリボヌクレオチド三リン酸濃度のうちの1つ以上を、測定、または調整、または測定および調整するための少なくとも1つの手段を保持するように構成される、付記1~56のうちの1つに記載のバイオリアクター(1)。
[付記58] 前記バイオリアクターは、バッチ、セミバッチ、または繰り返しバッチモード、または、半連続または連続モードで作動する、付記1~57のうちの1つに記載のバイオリアクター(1)。
[付記59] 前記ポートに磁性粒子の沈殿を防ぐために前記反応容器を回転させるための回転手段をさらに備える、付記1~20、22~58のうちの1つに記載のバイオリアクター(1)。
[付記60] RNAインビトロ転写の方法であって、付記1~59のうちのいずれか1項に記載のバイオリアクター(1)の反応容器にDNA磁性粒子およびIVTマスターミックスを提供する工程、RNAを得るために、浮動性のDNA磁性粒子とともに前記IVTマスターミックスを前記DNA磁性粒子および前記磁石ユニットの協働の手段によって混合する工程(S3)を含む、前記方法。
[付記61] 付記60に記載の方法であって、付記1~59のうちのいずれか1項に記載のバイオリアクター(1)の反応容器に磁性粒子、DNA鋳型、DNA固定化バッファーを提供する工程(S1)、前記浮動性の磁性粒子上に固定化された前記DNA鋳型である、DNA磁性粒子を得るために、前記磁性粒子および前記バイオリアクターの磁石ユニットの協働の手段によって前記磁性粒子、前記DNA鋳型および前記DNA固定化バッファーを混合する工程(S2)、をさらに含み、工程S1およびS2は、付記60で定義された前記工程の前に実施される、前記方法。
[付記62] 付記61に記載の方法であって、前記磁石ユニットの手段によってDNA磁性粒子を捕捉する工程、および工程S3から得られたRNAを回収/集積する工程(S4a)、バイオリアクター(1)の反応容器内に新たなIVTマスターミックスを提供する工程(S4b)、浮動性のDNA磁性粒子を提供するために捕捉されたDNA磁性粒子を解離する工程(S4c)、RNAを得るために前記DNA磁性粒子および前記磁石ユニットの協働の手段によって、前記浮動性のDNA磁性粒子を前記IVTマスターミックスと混合する工程(S4d)をさらに含み、工程S4a~S4dは付記60で定義された前記工程の後に実施される、前記方法。
[付記63] ポート(24)の手段によって前記反応容器(2)から前記DNA磁性粒子を除去する工程をさらに含む、付記60~62のうちの1つに記載の方法。
[付記64] 前記反応容器(2)を20℃~37℃の間の温度に温度を合わせる工程(ST)をさらに含む、付記60~62のうちの1つに記載の方法。
[付記65] 洗浄ガスまたは洗浄液のうちの少なくとも1つによって前記反応容器(2)を洗浄する工程(SC)をさらに含む、付記62~62のうちのいずれか1項に記載の方法。
[付記66] 前記工程S4が少なくとも2回実施される、付記60~65のうちの1つに記載の方法。
[付記67] 付記60~66のうちのいずれか1項に記載の方法における付記1~59のうちのいずれか1項に記載のバイオリアクター(1)の使用。
[付記68] 付記1~59のうちのいずれか1項のバイオリアクター(1)を含む、DNA鋳型をRNAに転写するためのモジュール(15)であって、前記モジュールは、IVTマスターミックス(12)を調製するためのユニット、固定化バッファーを調製するためのユニット、得られたRNA産物を前処理するための装置(13)、得られたRNA産物を精製するための装置(14)、RNAを前処理するための装置またはRNA滅菌ろ過のための装置のうちの少なくとも1つ以上をさらに含む、前記モジュール。
[付記69] 前記IVTマスターミックス(12)を調製するために前記IVTマスターミックスの成分を前記ユニットに供給する媒質供給ユニットをさらに備える、付記68に記載のモジュール(15)。
[付記70] 前記DNA鋳型は、末端修飾または末端機能化されたPCR生成されたDNA鋳型、好ましくはビオチン化されたPCR生成されたDNA鋳型、末端修飾または修飾されていない線状化プラスミドDNA、または末端修飾または修飾されていない線状化ドギーボーンDNAである、付記68~69のうちの1つに記載のモジュール(15)。
[付記71] 付記1~59のうちのいずれか1項に記載のバイオリアクター(1)を備える自動化されたRNA製造装置であって、DNA合成(T)用モジュール、およびRNA配合(F)用モジュールのうちの少なくとも1つをさらに備える、前記装置。
[付記72] RNA配合のための前記モジュールがLNPカプセル化されたRNAを生成するように構成される、付記71に記載の装置。
[付記73] 前記装置が層流空気流生成のためのユニットのある密閉コンテナ内、好ましくは単一コンテナ内に配置される、付記71または72に記載の装置。
[付記74] DNA固定化モジュール、DNA線状化モジュール、インビトロ転写されたRNAにcap0またはcap1構造を加えるためのRNAキャッピングモジュール、RNAポリアデニル化モジュール、RNA混合モジュール、RNA噴霧乾燥モジュール、RNA凍結乾燥モジュール、または最終生成物貯蔵のためのモジュールのうちの少なくとも1つをさらに備える、付記71~73のうちのいずれかに記載の装置。
[付記75] RNA配合のための前記モジュールは、プロタミン複合RNAまたはポリエチレングリコール/ペプチドポリマー複合RNAを生成するように構成される、付記71~74のうちのいずれかに記載の装置。
[付記76] NGSモジュール、MSモジュール、キャピラリー電気泳動モジュール、ddPCRモジュール、媒質供給ラックまたは媒質供給モジュール、文書化モジュールまたは全ての処理工程のためのコンピュータ支援制御のためのモジュールのうちの少なくとも1つ以上をさらに備える、付記71~75のうちのいずれかに記載の装置。
Claims (16)
- (a)磁性粒子、DNA鋳型、DNA固定化バッファー、DNA磁性粒子およびIVTマスターミックスを保持するのに適した反応容器(2)であって、
前記DNA磁性粒子は浮動性の前記磁性粒子上に固定化されたDNA鋳型であり、
前記IVTマスターミックスは、リボヌクレオシド3リン酸およびDNA依存性RNAポリメラーゼを含む、
前記反応容器(2)と、
(b)前記反応容器に位置する磁石ユニット(3)であって、前記磁石ユニットは、前記磁性粒子および前記DNA磁性粒子を捕捉するように、または、前記磁性粒子および前記DNA磁性粒子の運動を導入するように構成される、前記磁石ユニット(3)と、
を備えるRNAインビトロ転写用バイオリアクター(1)。 - 前記反応容器(2)の内面は、楕円形、長円形内部形状または卵形内部形状を有し、前記反応容器(2)の前記内面は、角縁のない形状を有する、請求項1に記載のバイオリアクター(1)。
- 前記磁石ユニット(3)は、前記反応容器(2)の長手軸に沿った長手方向(362)と、前記反応容器(2)対して接離する横断方向(363)とのうちの少なくとも1つの方向に可動である永久磁石または電磁石である、請求項1または2に記載のバイオリアクター(1)。
- 前記磁石ユニット(3)は、前記反応容器(2)の前記長手軸の周りに回転可能なように構成され、かつ前記磁石ユニット(3)の回転方向は混合中に切り替え可能である、請求項1~3のうちの1項に記載のバイオリアクター(1)。
- 前記磁石ユニット(3)は磁性リング(31)を備え、前記磁性リング(31)は、前記反応容器(2)を取り囲むように設計される、請求項1~4のうちの1項に記載のバイオリアクター(1)。
- 前記磁性リング(31)は、第1ロッド(320)および第2ロッド(322)の自由端(321,323)が互いに向かい合うように前記磁性リング(31)の内周(34)から前記磁性リング(31)の中心(33)に延在する少なくとも前記第1ロッド(320)および前記第2ロッド(322)を備え、前記第1ロッド(320)の前記自由端(321)は、N極の磁石を備え、前記第2ロッド(322)の前記自由端(323)は、S極の磁石を備える、請求項5に記載のバイオリアクター(1)。
- 前記反応容器(2)は、常磁性体であるか、または前記反応容器壁に磁性粒子およびDNA磁性粒子を引き止めるために磁場を透過させるように構成される、請求項1~6のうちの1項に記載のバイオリアクター(1)。
- 前記反応容器のための機械的運動がオービタルシェーカーによって導入される、請求項1~7のうちの1項に記載のバイオリアクター(1)。
- 前記反応容器(2)は、前記反応容器(2)の長手方向に、前記反応容器(2)の内面(21)に少なくとも部分的に沿って配置された少なくとも1つのフローブレーカ(4)を備える、請求項1~8のうちの1項に記載のバイオリアクター(1)。
- 前記反応容器(2)の温度を調整するために前記反応容器(2)の前記内面(21)と前記反応容器(2)の外面(23)との間に温度素子(5)が置かれ、前記温度素子(5)は、前記反応容器(2)の径方向に前記反応容器(2)を少なくとも部分的にらせん状に取り囲む熱交換チャネル(51)を備える、請求項1~9のうちの1項に記載のバイオリアクター(1)。
- 前記反応容器(2)は、前記反応容器(2)の径方向に、少なくとも部分的にらせん状に前記反応容器(2)を取り囲む加熱ワイヤ(54)を備える温度素子(5)をさらに備え、前記加熱ワイヤ(54)は、前記反応容器(2)の外面内に少なくとも部分的に組み込まれるか、または、前記反応容器(2)の前記外面において少なくとも部分的にコートされる、請求項1~9のうちの1項に記載のバイオリアクター(1)。
- 前記反応容器(2)は、少なくとも20mlの液体、好ましくは20ml~100mlまたは20ml~50mlの流体の汲み上げのために構成される、請求項1~11のうちの1項に記載のバイオリアクター(1)。
- 磁性トラップ(61)の下流に置かれ、前記反応容器(2)のポート(24)から磁性粒子およびDNA磁性粒子を取り除くために、前記ポート(24)を通る洗浄ガスまたは洗浄液を方向づけるように構成されるか、および/または、前記DNA磁性粒子を混合するために、前記反応容器(2)内にプロセスガスまたはプロセス流体を方向づけるよう構成される、マルチポジションバルブ(62)を備えるバルブ手段(60)をさらに備える、請求項1~12のうちの1項に記載のバイオリアクター(1)。
- RNAインビトロ転写の方法であって、
請求項1~12のうちのいずれか1項に記載のバイオリアクター(1)の反応容器に磁性粒子、DNA鋳型、DNA固定化バッファーを提供する工程(S1)、
前記浮動性の磁性粒子上に固定化された前記DNA鋳型である、DNA磁性粒子を得るために、前記磁性粒子および前記バイオリアクターの磁石ユニットの協働の手段によって前記磁性粒子、前記DNA鋳型および前記DNA固定化バッファーを混合する工程(S2)、
前記バイオリアクター(1)の前記反応容器にDNA磁性粒子およびIVTマスターミックスを提供する工程であって前記IVTマスターミックスはリボヌクレオシド3リン酸およびDNA依存性RNAポリメラーゼを含む、前記提供する工程、
RNAを得るために、浮動性のDNA磁性粒子とともに前記IVTマスターミックスを前記DNA磁性粒子および前記磁石ユニットの協働の手段によって混合する工程(S3)
を含む、前記方法。 - 請求項14に記載の方法における請求項1~13のうちのいずれか1項に記載のバイオリアクター(1)の使用。
- 請求項1~13のうちのいずれか1項に記載のバイオリアクター(1)を備える自動化されたRNA製造装置であって、
DNA合成(T)用モジュール、および
RNA配合(F)用モジュール
のうちの少なくとも1つをさらに備える、前記装置。
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