JPWO2019230600A1 - 電力制御方法、プログラム、電力制御システム、及び電力管理システム - Google Patents

電力制御方法、プログラム、電力制御システム、及び電力管理システム Download PDF

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Abstract

本開示は、複数の需要家間における電源装置の利用に関する公平性の低下の抑制を図ることを目的とする。電力制御方法は、複数の電源装置(30)が接続される複数の受電点における、所定期間内の対象電力を制御する。取得ステップにて各電源装置(30)について第1情報と第2情報と第3情報とを取得する。算出ステップにて制御目標値を算出する。決定ステップにて、複数の電源装置(30)の中から、対象電力に関する制御対象となる1つ以上の電源装置(30)を決定する。出力ステップにて各電源装置への制御目標値の配分に関する制御内容を含む配分指令を出力する。カウントステップにて配分指令に対応する回数を電源装置(30)ごとにカウントする。決定ステップにて制御目標値、第1情報、第2情報、及び回数に基づいて、制御対象を決定する。

Description

本開示は、一般に、電力制御方法、プログラム、電力制御システム、及び電力管理システムに関する。本開示は、より詳細には、複数の電源装置が接続される複数の受電点における電力を制御する電力制御方法、プログラム、電力制御システム、及び電力管理システムに関する。
特許文献1には、複数の蓄電装置が出力する電力量を制御するための電力制御方法が記載されている。この電力制御方法においては、需要家の施設に設置された蓄電装置の残容量のみでなく、蓄電装置の定格出力容量、及び、蓄電装置に対応する負荷の消費電力量に基づいて、適切な指令値を算出する。そのため、種々の制約に起因して蓄電装置からの放電が指令値通りに行われないという問題が解消され、精度制御の向上が図られる。
特開2017−5845号公報
ところで、残容量、定格出力容量及び消費電力量に基づいて指令値(配分指令)を決定するだけでは、特定の蓄電装置(電源装置)が集中的に制御の対象として選択される可能性がある。例えば、消費電力量又は蓄電装置の残容量が大きい需要家施設は、他の需要家施設に比べて、放電を行うように制御指令を受ける可能性が高い。そのため、蓄電装置を利用する複数の需要家間において、不平等が生じる可能性がある。
本開示は上記事由に鑑みてなされ、複数の需要家間における電源装置の利用に関する公平性の低下の抑制を図ることができる電力制御方法、プログラム、電力制御システム、及び電力管理システムを提供することを目的とする。
本開示の一態様に係る電力制御方法は、複数の需要家施設に設置された複数の電源装置がそれぞれ電気的に接続される複数の受電点における、所定期間内の対象電力を制御する。前記電力制御方法は、取得ステップと、算出ステップと、決定ステップと、出力ステップと、カウントステップと、を含む。前記取得ステップにて、前記複数の電源装置の各々について、少なくとも、電力の許容量に関する第1情報と、電力の定格量に関する第2情報と、電力系統から前記所定期間あたりに供給される供給電力に関する第3情報と、を取得する。前記算出ステップにて、前記電力系統から前記複数の受電点に供給される電力に対する指示値又は目標値に従って、前記複数の受電点における合計電力に対応する制御目標値を算出する。前記決定ステップにて、前記複数の電源装置の中から、前記対象電力に関する制御対象となる、1つ以上の電源装置を決定する。前記出力ステップにて、前記1つ以上の電源装置の各々に対して、各電源装置への前記制御目標値の配分に関する制御内容を含む配分指令を出力する。前記カウントステップにて、前記配分指令に対応する回数を、電源装置ごと又は需要家施設ごとにカウントする。前記決定ステップにて、少なくとも、前記制御目標値、前記第1情報、前記第2情報、及び前記回数に基づいて、前記1つ以上の電源装置を決定する。
本開示の一態様に係るプログラムは、コンピュータシステムに上記の電力制御方法を実行させるためのプログラムである。
本開示の一態様に係る電力制御システムは、複数の需要家施設に設置された複数の電源装置がそれぞれ電気的に接続される複数の受電点における、所定期間内の対象電力を制御する。前記電力制御システムは、取得部と、算出部と、決定部と、出力部と、カウント部と、を備える。前記取得部は、前記複数の電源装置の各々について、少なくとも、電力の許容量に関する第1情報と、電力の定格量に関する第2情報と、電力系統から前記所定期間あたりに供給される供給電力に関する第3情報と、を取得する。前記算出部は、前記電力系統から前記複数の受電点に供給される電力に対する指示値又は目標値に従って、前記複数の受電点における合計電力に対応する制御目標値を算出する。前記決定部は、前記複数の電源装置の中から、前記対象電力に関する制御対象となる、1つ以上の電源装置を決定する。前記出力部は、前記1つ以上の電源装置の各々に対して、各電源装置への前記制御目標値の配分に関する制御内容を含む配分指令を出力する。前記カウント部は、前記配分指令に対応する回数を、電源装置ごと又は需要家施設ごとにカウントする。前記決定部は、少なくとも、前記制御目標値、前記第1情報、前記第2情報、及び前記回数に基づいて、前記1つ以上の電源装置を決定する。
本開示の一態様に係る電力管理システムは、上記の電力制御システムと、前記複数の電源装置と、を備える。前記複数の電源装置は、蓄電装置、太陽光発電装置、及び燃料電池のうちの1種類以上の装置を含む。
図1は、本開示の一実施形態に係る電力管理システムの構成を示すブロック図である。 図2は、本開示の一実施形態に係る電力制御システムの構成を示すブロック図である。 図3は、同上の電力管理システムにおける複数の需要家施設側の構成を示すブロック図である。 図4A〜図4Cは、本開示の一実施形態に係る電力制御方法における制御目標値を説明するための概念図である。 図5は、同上の電力制御システムにおける所定期間及び制御期間に関する概念図である。 図6は、同上の電力制御システムにおける変形例2の構成を示すブロック図である。 図7は、同上の変形例2におけるスコアを説明するための概念図である。 図8A及び図8Bは、同上の電力管理システムにおける電源装置の変形例の概念図である。
(1)概要
以下の実施形態において説明する図1〜8Bは、模式的な図であり、図1〜8B中の各構成要素の大きさ及び厚さそれぞれの比が、必ずしも実際の寸法比を反映しているとは限らない。
本実施形態に係る電力管理システム1は、図1に示すように、電力制御システム200と、複数の電源装置30と、を備える。複数の電源装置30は、複数の需要家施設100に設置されている。以下では、一例として、複数の電源装置30は、複数の蓄電装置31(図3参照)を含むことを想定して説明する。
ところで、近年では電力の自由化等により、バーチャルパワープラント(Virtual Power Plant(VPP))が注目されている。すなわち、需要家施設100(以下、単に「施設100」と呼ぶこともある)の分散型電源の活用である。施設100は、例えば、住宅(戸建住宅、又は集合住宅)かもしれないし、非住宅(商業施設、オフィスビル、工場、学校、又は病院等)かもしれない。VPPとは、各施設100に設置されている蓄電装置31(分散型電源)を、IoT(Internet of Things)を利用して、統合的に制御することで、複数の施設100を、あたかも一つの仮想的な発電所として機能させることである。例えば、リソースアグリゲータは、複数の需要家との契約を締結してリソース制御を行い、アグリゲーションコーディネータは、リソースアグリゲータが制御した電力量を束ねて、一般送配電事業者又は小売電気事業者と電力取引を行う。そして、VPPにより、一般送配電事業者にとっては、発電所の新設等に掛かる投資を抑制しながら、電力系統の安定化を図ることができる。また需要家にとっても、VPPのサービス契約を行うことで、インセンティブを貰うことができる。以下では、一例として、電力制御システム200は、リソースアグリゲータが管理する前提で説明するが、アグリゲーションコーディネータが管理するようにしてもよい。例えば、アグリゲーションコーディネータとリソースアグリゲータが同一の場合、アグリゲーションコーディネータが、電力制御システム200を管理するようにしてもよい。
しかし、例えば、アグリゲーションコーディネータ経由で受信する一般送配電気事業者(又は小売電気事業者)の指示に基づき、電力の需給の関係で需要の方が供給よりも多いとき、各需要家に対して蓄電装置31を所定期間の間、放電するように放電指令を出す場合がある。また指令は、放電の停止指令かもしれない。このような制御指令は、例えば、消費電力量又は残容量(又は充放電可能量)が大きい施設100の蓄電装置31に対して出される可能性が高くなりやすい。したがって、需要家にとっては折角VPPに参加しても、複数の需要家間において、不平等が生じる可能性がある。また、電力の需要の方が供給よりも少ないとき、各需要家に対して、蓄電装置31を所定期間の間、充電させるように指令(充電指令)を出す場合があるが、同様に不平等が生じる可能性がある。以降、説明を簡素化するため、電力の需要の方が供給よりも多いとき、すなわち放電指令を中心に説明するが、放電指令に限定されるものではない。必要に応じて、充電指令についても言及する。
本実施形態に係る電力制御システム200は、以下のような構成を有している。電力制御システム200は、複数の蓄電装置31を制御することで、複数の蓄電装置31がそれぞれ電気的に接続される複数の受電点P1(図3参照)における、受電電力を制御する。電力制御システム200は、図2に示すように、取得部201と、算出部203と、決定部204と、出力部205と、カウント部202と、を備える。
取得部201は、複数の電源装置30(ここでは蓄電装置31)の各々について、少なくとも電力の許容量(ここでは蓄電装置31の残容量又は放電可能量)に関する第1情報と電力の定格量(ここでは蓄電装置31の定格出力容量)に関する第2情報とを取得する。また取得部201は、複数の電源装置30の各々について、電力系統G1から所定期間T1あたりに供給される供給電力に関する第3情報を、更に取得する。算出部203は、電力系統G1から複数の受電点P1に供給される電力に対する、受信した指示値A1(又は目標値でもよい)に従って、複数の受電点P1における合計電力に対応する制御目標値E1を算出する。なお、指示値A1は、例えば、アグリゲーションコーディネータが管理するサーバ装置400(図1参照)から、ネットワークを介して受信される。
決定部204は、複数の蓄電装置31の中から、制御対象となる、1つ以上の蓄電装置31を決定する。ただし、制御が不要な場合、制御対象となる蓄電装置31を決定しなくてもよい。すなわち、配分指令を送信しなくてもよい。出力部205は、1つ以上の蓄電装置31の各々に対して、各蓄電装置31への制御目標値E1の配分に関する制御内容を含む配分指令を出力する。カウント部202は、配分指令に対応する回数を、蓄電装置31ごと又は施設100ごとにカウントする。「配分指令」は、例えば、放電指令及び停止指令を含む指令群の中から選択される指令である。以下では、一例として、「配分指令に対応する回数」は、配分指令を出力した出力回数であることを想定する。
ここで決定部204は、少なくとも、制御目標値E1、第1情報、第2情報、及び回数に基づいて、1つ以上の蓄電装置31を決定する。
この構成によれば、制御対象となる1つ以上の蓄電装置31を決定するための要素として、「配分指令に対応する回数」が含まれている。したがって、複数の需要家間における電源装置30の利用に関する公平性の低下の抑制を図ることができる。
なお、上述した電力制御システム200と同様の機能は、電力制御方法、コンピュータプログラム、又はコンピュータプログラムを記録した非一時的記録媒体等で具現化されてもよい。
(2)詳細
次に、本実施形態に係る電力管理システム1及び電力制御システム200についてより詳細に説明する。
(2.1)全体構成
まず、電力管理システム1の全体構成について説明する。電力管理システム1は、電力制御システム200と、複数(図示例では2つのみ)の施設100に設置される複数の設備300(図3参照)と、を備える。なお、電力制御システム200については、次の「(2.2)電力制御システム」の欄で詳しく説明する。
各設備300は、蓄電装置31(電源装置30)と、制御装置32と、負荷33と、を有している。なお、設備300は、負荷33を複数有してもよし、蓄電装置31を複数有してもよい。
蓄電装置31は、電力系統G1から供給される電力を充電するように構成されている。また蓄電装置31は、放電して負荷33へ電力を供給するように構成されている。蓄電装置31は、蓄電池及びインバータ等を含む。インバータは、蓄電池に充電する際にAC/DC変換を行う。また、インバータは、蓄電池から放電する際にDC/AC変換を行う。蓄電装置31は、残容量に関する第1情報を、制御装置32を介して、電力制御システム200へ定期的に送信する。また蓄電装置31は、制御装置32が受信する電力制御システム200からの配分指令に基づいて、放電、又は停止(「少なくとも放電を行わないこと」であり、「充電及び放電を行わないこと」でもよい)を行うように構成されている。
制御装置32は、蓄電装置31及び負荷33等を管理し、これらの動作を制御する。また制御装置32は、電力制御システム200と負荷33との間の通信、及び、電力制御システム200と蓄電装置31との通信を中継する。制御装置32は、例えば、HEMS(Home Energy Management System)のコントローラであってもよいし、BEMS(Building Energy Management System)のコントローラであってもよい。制御装置32は、設備300において必須の構成要素ではなく、適宜に省略されてもよい。蓄電装置31が、制御装置32の機能を備えていれば、蓄電装置31と電力制御システム200とが直接的に通信を行なってもよい。
負荷33は、電力を消費する、例えば家庭用の電気機器等である。負荷33が複数ある場合、それらの一部は、制御可能な負荷かもしれない。制御可能な負荷の例としては、ヒートポンプ給湯器、及び電気自動車等である。制御不可能な負荷の例としては、ドライヤー等である。制御装置32は、電力制御システム200から受信する配分指令に基づいて、蓄電装置31の充放電又は停止を行うだけでなく、制御可能な負荷33に関して停止、設定変更又はモード変更等を行い、消費電力を調整してもよい。
電力管理システム1は、図1に示すように、複数の施設100(の蓄電装置31等)を、一つの管理群GP1として管理する。管理群GP1は、例えば、100台程度の蓄電装置31から構成された小規模群かもしれないし、あるいは、100万台以上の蓄電装置31から構成される大規模群かもしれない。施設100は、高圧需要家でもよいし、低圧需要家でもよい。ただし、管理群GP1は、サーバ装置400の管理範囲内で構成されないことが望ましい。
また電力管理システム1は、図3に示すように、配電線101及び通信線102等を、更に備えている。配電線101は、電力系統G1から供給される電力を各施設100の負荷33に供給するための電力線であり、各施設100の受電点P1に電気的に接続されている。通信線102は、設備300と電力制御システム200とが互いに通信できるようにこれらを接続するための通信線である。通信線102は、例えば、IEEE802.3規格等に適合する有線LAN、IEEE802.11a、b、g規格等に適合する無線LAN、又は携帯電話回線のような公衆通信回線等により実現されてもよい。
(2.2)電力制御システム
電力制御システム200は、1つの筐体に収まった1つの電力制御装置として構成されてもよいし、クラウドサーバ上で構成されてもよい。複数機能が分散された複数の電力制御装置として構成されてもよい。電力制御システム200は、複数の蓄電装置31がそれぞれ電気的に接続される複数の受電点P1(図3参照)における、受電電力を制御する。
電力制御システム200は、図2に示すように、制御部20を備えている。制御部20は、例えば、CPU(Central Processing Unit)及びメモリを主構成とするマイクロコンピュータにて構成されている。そして、CPUがメモリに格納されているプログラムを実行することにより、マイクロコンピュータが制御部20として機能する。CPUが実行するプログラムは、ここではマイクロコンピュータのメモリに予め記録されているが、メモリカード等の記録媒体に記録されて提供されてもよいし、インターネット等の電気通信回線を通じて提供されてもよい。
制御部20は、取得部201と、算出部203と、決定部204と、出力部205と、カウント部202と、を備えている。言い換えると、制御部20は、取得部201としての機能、算出部203としての機能、決定部204としての機能、出力部205としての機能、及びカウント部202としての機能を有している。
取得部201は、複数の蓄電装置31の各々について、蓄電装置31の残容量又は充放電可能量に関する第1情報と、定格出力容量(公称値)に関する第2情報と、第3情報と、を取得するように構成されている。第1情報及び第2情報は、通信線102を介して、各設備300より取得される。第2情報は、例えば、インバータ定格と蓄電池出力定格とのうちの低い方である。第2情報は、基本的に変更されない固定値と考えられるため、取得部201は、第2情報を一度取得すれば、再度取得しなくてもよい。第2情報は、対応する蓄電装置31の識別情報と関連付けされたデータとして、制御部20のメモリに予め記憶されてもよい。一方、取得部201は、第1情報を、所定の時間間隔で各設備300から定期的に取得することが望ましい。ただし、取得間隔は一定でなくてもよい。取得部201は、各蓄電装置31についての第1情報及び第2情報を、決定部204に送出する。第3情報は、複数の蓄電装置31の各々について、電力系統G1から所定期間T1あたりに供給される供給電力に関する。取得部201は、第3情報を、各施設100から、第1情報及び第2情報と共に、通信線102を介して取得する。
算出部203は、受信した指示値A1(図2参照)に従って、複数の受電点P1における合計電力に対応する制御目標値E1を算出する。指示値A1は、複数の受電点P1における合計電力をどの程度削減するのかを示す値とする。算出部203は、算出した制御目標値E1を、決定部204に送出する。
以下、指示値A1及び制御目標値E1について詳しく説明する。指示値A1は、例えば、アグリゲーションコーディネータ等が管理するサーバ装置400からネットワークを介して電力制御システム200が受信する値である。ただし、指示値A1の送信元は、特に限定されない。
指示値A1は、例えば、数分の間隔で受信されるかもしれないし、又は10分〜30分の間隔で受信されるかもしれない。あるいは、指示値A1は、将来予約分含め束になって受信されるかもしれない。
本実施形態では、一例として、30分単位の指示値A1を複数(ここでは4つ)含む指示群が、4時間ごとに受信されることを想定する。この場合、30分が、最小の制御対象区間となり、上述した所定期間T1に相当し、4時間が、4つの制御区間を束ねた、後述する制御期間T2に相当する(図5参照)。指示群として受信する場合、電力制御システム200は、その指示値A1に応じて、制御目標値E1を算出する。
小売電気事業者は、例えば、今から管理群GP1の受電電力(量)を50kWまで下げるよう要求する場合がある。ここで、図4A〜図4Cを参照しながら説明する。図4A〜図4C中のベースラインB1を100kWとすると、電力制御システム200は、管理群GP1の受電電力を100kWのベースラインB1から50kW下げる要求を、指示値A1として受信する。なお、図4A〜図4C中の指示値A1は、例えば、小売電気事業者が前日に計画した売りの電力量(仕入れ量)、及び小売電気事業者が当日に販売している電力量等に基づく値かもしれない。また、指示値A1は、電力又は電力量だけでなく、所定期間T1に関する情報を含んでいてもよい。
一方、算出部203は、受信した指示値A1から、各施設100の蓄電装置31がどれだけの放電を行なえば、受電電力が受電電力目標値C1に到達するか、変換する。図4A〜図4C中のベースラインB1は、サーバ装置400から指示値A1を受信しなかった場合に想定される受電電力である。受電電力予測値D1は、制御が行われる前の、全施設100における実際の受電電力(実績値:第3情報等)に基づく予測値である。つまり、ベースラインB1と、受電電力予測値D1との間には、図4Aに示すように、ずれが生じる可能性があるため、そのずれを考慮して、制御目標値E1が算出される。
制御目標値E1は、例えば、以下の式(1)により算出される。つまり、制御目標値E1は、受電電力予測値D1から、受電電力目標値C1(ベースラインB1と指示値A1との差)を引いた値として算出される。逆潮流しないようにするため、受電電力目標値C1(ベースラインB1と指示値A1との差)は0以上としている。また、簡易化のため,受電電力を下げる方向に制御する場合,すなわち蓄電池の放電を増加させる制御を実施する場合のみについて説明するため、制御目標値E1は0以上としている。
Figure 2019230600
なお、図4Aは、受電電力予測値D1が、ベースラインB1より大きく、制御目標値E1は、指示値A1よりも大きい一例を示す。図4Bは、受電電力予測値D1とベースラインB1とが略同じで、制御目標値E1と指示値A1も略同じとなる一例を示す。図4Cは、受電電力予測値D1が、ベースラインB1より小さく、制御目標値E1も、指示値A1よりも小さい一例を示す。
決定部204は、管理群GP1の複数の蓄電装置31の中から、対象電力に関する制御対象となる、1つ以上の蓄電装置31を決定する。ここでは、決定部204は、制御目標値E1、第1情報、第2情報、及び回数に基づいて、制御対象となる蓄電装置31を決定する。第1情報及び第2情報は、取得部201から入力される。制御目標値E1は、算出部203から入力される。回数は、カウント部202から入力される。なお、具体的な制御対象となる蓄電装置31の決定については、後の「(2.3)制御対象の決定」で詳細に説明する。
出力部205は、制御対象として決定された1つ以上の蓄電装置31の各々に対して、各蓄電装置31への制御目標値E1の配分に関する制御内容を含む配分指令を出力する。出力部205は、電力制御システム200の通信インタフェースから、通信線102を介して制御対象となる蓄電装置31を有する施設100に対して、配分指令を出力する。ここでは、配分指令は、放電指令又は停止指令のいずれかを含む。配分指令は、所定期間T1に関する情報を、更に含んでもよい。配分指令を受信した施設100の制御装置32は、配分指令に基づき、蓄電装置31を制御する。
また出力部205は、カウント部202に対して、配分指令を出力した制御対象となる蓄電装置31に関する識別情報を出力する。識別情報は、蓄電装置31の固有情報を含んでもよいし、施設100の固有情報を含んでもよい。管理群GP1に関する識別情報は、制御部20のメモリに予め登録されている。
カウント部202は、配分指令に対応する回数を、蓄電装置31ごとにカウントする。ここでは、カウント部202は、配分指令を出力した回数(以下「制御回数」と呼ぶ)を、蓄電装置31ごとにカウントする。なお、1つの施設100内に複数の蓄電装置31がある場合も考慮すれば、カウント部202は、制御回数を、施設100ごとにカウントしてもよい。制御回数は、一例として、制御期間T2(図5参照)内における配分指令の出力回数である。言い換えると、制御期間T2ごとに制御回数はリセットされる。制御期間T2は、所定期間T1を1又は複数(ここでは4つ)含む期間である。
カウント部202は、例えば、出力部205から配分指令を出力した蓄電装置31に関する識別情報を受け取ると、制御部20のメモリ内においてその識別情報に対応付けされている、制御期間T2内の制御回数に「1」を加算する。
また決定部204にて制御対象となる蓄電装置31を決定する際に、カウント部202は、制御部20のメモリに記憶されている制御期間T2内の全て蓄電装置31の制御回数に関する情報を、決定部204に出力する。
(2.3)制御対象の決定
以下、制御部20の決定部204が実行する、制御対象の決定処理について詳しく説明する。ここでは一例として、決定部204は、式(2)〜式(4)で定義される整数計画問題を解くことで、管理群GP1から制御対象となる1つ以上の蓄電装置31を決定する。すなわち、式(3)及び式(4)に示す制約条件のもと、次の式(2)の目的関数を最小化する、各蓄電装置31の指令を求める。式(2)における「n」は、管理群GP1の蓄電装置31の総数に相当する。つまり、蓄電装置31の総数が例えば100万台であれば、「j」は、1〜100万までの数字を取り得る。「制御回数」とは、j番目の蓄電装置31に対してカウントされている回数である。
Figure 2019230600
Figure 2019230600
Figure 2019230600
式(2)は、整数計画問題の目的関数であり、制御指示期間中の制御回数差及び時点で運転モードを変更する蓄電装置31の数を最小化するための目的関数と、運転モードを放電モードに変更する蓄電装置31の数を最小化するための目的関数の総和となる。制御回数差を最小化しているのは、均等に蓄電装置31を制御するためであり、運転モードを変更する蓄電装置31の数を最小化することで制御指示期間中に運転モードが頻繁に切り替わるのを回避している。また、運転モードを放電モードに変更する蓄電装置31の数を最小化することで、必要以上の放電が行われないようにしている。
式(3)は、放電電力の合計が、算出部203で算出された制御目標値E1を上回るように蓄電装置31を選択するための制約条件である。式(3)では、各蓄電装置31に対して残容量及び定格出力容量の中から最小値を選んで合計している。残容量(または充放電可能量)及び定格出力容量は、取得部201で取得されたj番目の蓄電装置31に関する第1情報及び第2情報である。
ここで上記の式(2)及び(3)中の「x」は、今回のj番目の蓄電装置31に対する配分内容を示している。ここでは、配分内容が含み得る放電又は停止を「0」か「1」で数値化している。上の式(4)に示すように、「x」は、「0」又は「1」の数値となる。「1」は放電指令に相当し、「0」は停止指令に相当する。更に、「x’」は、前回のj番目の蓄電装置31に対する配分内容(「0」又は「1」)を示している。
各蓄電装置31に関する前回の配分内容(放電又は停止)は、制御部20のメモリ内に履歴として記憶されている。具体的には、決定部204は、実際に配分指令を出力したか否かではなく、確定された配分内容(放電又は停止)を、識別情報と対応付けて、履歴情報として制御部20のメモリに記憶する。言い換えると、確定された配分内容の全件が、必ずしも配分指令として出力されるのではない。
ところで、上記の式において「x’」が設定されている理由は以下の通りである。蓄電装置31にとって頻繁に放電及び停止が繰り返されることは、蓄電池等の性能の低下を招く可能性があり、望ましくない。この見地から、極力、前回の配分内容と同様の配分内容に確定することが好ましい。例えば、前回のj番目の蓄電装置31に対する配分内容が「1」の放電であれば、今回のj番目の蓄電装置31に対する配分内容も「1」を維持することが好ましい。これを出来るだけ実現するために、「x’」が設定されている。
これらの式を用いて最小化問題(線型計画問題)を解くことで、今回の全ての蓄電装置31に対する配分が確定される(制御目標値E1に関する配分実施)。ただし、j番目の蓄電装置31に関して、前回の配分内容と今回の配分内容が異なる場合、すなわち、|x−x’|が「1」となる場合に、出力部205は、j番目の蓄電装置31に対して配分指令を出力する。言い換えると、前回確定した配分と同じ内容の配分が確定した蓄電装置31に対しては、出力部205は、配分指令を出力しない。要するに、出力部205は、前回の配分が「放電」と確定した蓄電装置31に対して、再度「放電」と確定した場合には、「放電」を指令する配分指令を出力せず、この場合には制御回数はカウントされない。したがって、本開示で言う「制御対象となる蓄電装置31」とは、前回の配分内容が今回の配分内容と異なって配分指令を出力する対象となる蓄電装置31である。全ての蓄電装置31において、前回の配分内容と今回の配分内容とが同一の場合、配分指令は出力しない。
このように制御部20の決定部204が制御対象の決定を行うことで、制御回数の少ない蓄電装置31が、制御対象に選ばれる可能性が高くなる。そして、複数の蓄電装置31に出される指令は、制御期間T2において、均等に配分されるように収束される。
(2.4)動作説明
以下、電力制御システム200の動作について図5を参照しながら説明する。なお、図5では、4つの所定期間T1を互いに区別するために、左から順にT11、T12、T13、T14と称する。
ここでは電力制御システム200は、複数の蓄電装置31の各々について、第1情報(残容量)と第2情報(定格出力容量)と、を定期的に取得しているものとする。第1情報を取得する周期は、所定期間T1よりも短い周期であることが好ましいが、特に限定されない。また配分指令の出力周期は、所定期間T1よりも短い周期であることが好ましいが、ここでは、電力制御システム200は、各所定期間T1に対する配分の内容が確定する度に、施設100へ配分指令を出力するものとする。
まず電力制御システム200は、電気事業者のサーバ装置400から、4つの指示値A1を束ねて受信すると、所定期間T11に対応する指示値A1に従って、複数の受電点P1における合計電力に対応する制御目標値E1を算出する。
電力制御システム200は、上述した式(2)〜(4)に基づき、管理群GP1の中から、所定期間T11において制御対象となる1又は複数の蓄電装置31を決定する。ここでは、管理群GP1内における複数の蓄電装置31のうち、特定の2台の蓄電装置31Aと31Bとに着目する(図5参照)。なお、蓄電装置31A及び31Bはいずれも、所定期間T11の直前において「停止」という配分内容が確定されていたとする。
電力制御システム200は、所定期間T11内の対象電力について、蓄電装置31Aに対しては「放電」という配分内容を、蓄電装置31Bに対しては「停止」という配分内容を、それぞれ確定したとする。
蓄電装置31Aの配分内容は、前回の「停止」から「放電」に変わるため、電力制御システム200は、蓄電装置31Aの施設100へ、配分指令として放電指令を出力する。また蓄電装置31Aの制御回数は、初期値の「0」から「1」となる。
一方、蓄電装置31Bの配分内容は、前回の「停止」から「停止」に維持されるため、電力制御システム200は、蓄電装置31Bの施設100へ配分指令を出力しない。また蓄電装置31Bの制御回数は、初期値の「0」が維持される。
続いて、電力制御システム200は、所定期間T12において制御対象となる1又は複数の蓄電装置31を決定する。電力制御システム200は、所定期間T12内の対象電力について、蓄電装置31Aに対しては「放電」という配分内容を、蓄電装置31Bに対しては「停止」という配分内容を、それぞれ確定したとする。
蓄電装置31Aは、「放電」から「放電」に維持されるため、電力制御システム200は、蓄電装置31Aの施設100へ配分指令を出力しない。また蓄電装置31Aの制御回数は、「1」が維持される。
一方、蓄電装置31Bは、「停止」から「停止」に維持されるため、電力制御システム200は、蓄電装置31Bの施設100へ配分指令を出力しない。また蓄電装置31Bの制御回数は、「0」が維持される。
その後、蓄電装置31Aについては、所定期間T13において「停止」、所定期間T14において「停止」という配分内容が、それぞれ確定されたとする。所定期間T13に関しては配分指令が出力されるが、所定期間T14に関しては配分指令が出力されない。その結果、蓄電装置31Aの制御回数は、この制御期間T2内において、最終的に「2」となる。
また、蓄電装置31Bについては、所定期間T13において「放電」、所定期間T14において「停止」という配分内容が、それぞれ確定されたとする。所定期間T13に関しては配分指令が出力されて、所定期間T14に関しても配分指令が出力される。その結果、蓄電装置31Bの制御回数は、この制御期間T2内において、最終的に「2」となる。
電力制御システム200は、所定期間T14に関する配分内容の確定を終えると、全ての蓄電装置31の制御回数を、初期値の「0」にリセットする。
電力制御システム200によれば、制御回数を考慮した上で、配分指令が出力されるため、管理群GP1内の特定の蓄電装置31のみに、配分指令が偏って出力されることが抑制される。そのため、複数の需要家間における蓄電装置31の利用に関する公平性の低下の抑制を図ることができる。また、電力制御の精度が向上されて、電力系統G1の安定化も図ることができる。
(3)変形例
上記実施形態は、本開示の様々な実施形態の一つに過ぎない。上記実施形態は、本開示の目的を達成できれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。
以下、上記実施形態の変形例を列挙する。以下に説明する変形例は、適宜組み合わせて適用可能である。なお、以下では、上記実施形態を「基本例」と呼ぶこともある。
本開示における電力制御システム200は、例えば、制御部20等に、コンピュータシステムを含んでいる。コンピュータシステムは、ハードウェアとしてのプロセッサ及びメモリを主構成とする。コンピュータシステムのメモリに記録されたプログラムをプロセッサが実行することによって、本開示における制御部20としての機能が実現される。プログラムは、コンピュータシステムのメモリに予め記録されてもよく、電気通信回線を通じて提供されてもよく、コンピュータシステムで読み取り可能なメモリカード、光学ディスク、ハードディスクドライブ等の非一時的記録媒体に記録されて提供されてもよい。コンピュータシステムのプロセッサは、半導体集積回路(IC)又は大規模集積回路(LSI)を含む1ないし複数の電子回路で構成される。複数の電子回路は、1つのチップに集約されていてもよいし、複数のチップに分散して設けられていてもよい。複数のチップは、1つの装置に集約されていてもよいし、複数の装置に分散して設けられていてもよい。
また、電力制御システム200における複数の機能が、1つの筐体に集約されていることは必須の構成ではなく、電力制御システム200の構成要素は、複数の筐体に分散して設けられていてもよい。さらに、制御部20等、電力制御システム200の少なくとも一部の機能は、例えば、クラウド(クラウドコンピューティング)等によって実現されてもよい。反対に、上記実施形態のように、電力制御システム200の全ての機能が、1つの筐体に集約されていてもよい。
(3.1)変形例1
基本例では、決定部204は、制御目標値E1、第1情報、第2情報、及び回数に基づいて、制御対象となる蓄電装置31を決定する。本変形例は、決定部204が、制御目標値E1、第1情報、第2情報、第3情報、及び回数に基づいて、制御対象となる蓄電装置31を決定する点で、基本例と異なる。
第3情報とは、複数の蓄電装置31の各々について、電力系統G1から供給される供給電力(量)に関する。第3情報は、実績値であり、施設100の側から見れば、電力系統G1から受電して負荷33等で消費された受電電力量に相当する。取得部201は、第3情報を、各施設100から、第1情報及び第2情報と共に、通信線102を介して取得する。
施設100における設備300の制御装置32は、センサ又はメータから、供給電力量を取得して、電力制御システム200へ送信する。
この場合、決定部204は、基本例の式(3)に示す制約条件の代わりに、下記の式(5)に示す制約条件を用いて、制御対象となる蓄電装置31を決定する。式(5)では、各蓄電装置31に対して定格出力容量、受電電力予測値、及び残容量の中から最小値を選んで合計している。「受電電力予測値」は、各蓄電装置31の次の所定期間T1における受電の予測値である。
Figure 2019230600
この構成によれば、蓄電装置31の利用に関する公平性の低下を更に抑制することができる。また、電力制御の精度が更に向上されて、電力系統G1の安定化も図ることができる。
(3.2)変形例2
基本例では、例えば2時間という比較的短い制御期間T2内における回数(制御回数)を考慮して、制御期間T2内における公平性の低下を抑制している。
本変形例では、更に、累積期間内における配分指令に対応する出力回数(以下、「累積回数」と呼ぶこともある)も考慮して、公平性の低下を抑制する。累積期間は、複数の蓄電装置31に対して過去に出力された配分指令の全ての中で最初の配分指令を出力した時点から現在の時点までである。累積期間は、制御期間T2に比べて十分に長い期間となり得る。累積期間は、例えば、電力制御システムによる運用が開始されてから現在までの累積期間に相当する。
そして、本変形例の電力制御システム200A(図6参照)は、更にスコア部206を備える点で、基本例の電力制御システム200と異なる。また、決定部204は、基本例の式(2)及び(3)の代わりに、下記の式(6)及び(7)を用いて、制御対象となる蓄電装置31を決定する点で、基本例の決定部204と異なる。
Figure 2019230600
Figure 2019230600
式(6)の目的関数において、第1項と第2項は、基本例と同様に、制御期間T2内のおける制御回数を考慮した項である。一方、式(6)において、新たに加わった第3項が、累積回数を考慮した項である。式(7)の制約条件では、各蓄電装置31に対して定格出力容量、受電電力予測値、及び残容量の中から最小値を選んで合計している。「受電電力予測値」は、各蓄電装置31の次の所定期間T1における受電の予測値である。
ここで、式(6)の第3項における「スコア」は、スコア部206にて算出される。スコア部206は、各蓄電装置31に対して、例えば3桁のスコア(図7参照:図示例では、代表的に6つのみ図示)を算出する。図7では、横軸が累積回数を、縦軸がポテンシャルを、それぞれ示している。ただし、横軸において右方に行くほど、累積回数は「少」となる。縦軸については、上方に行くほど、ポテンシャルは「大」となる。図7のポテンシャルとは、蓄電装置31の能力に相当し、例えば、長期的な残容量等の要素に基づいて数値化されたものである。「長期的な残容量」とは、例えば、1日又は2日等、日単位での残容量であり、制約条件における現時点の「残容量」よりも長期的な量である。スコア部206は、蓄電装置31の能力が高く、かつ、累積回数が少ないほど、高い値のスコアを与える。なお、式(6)の第3項は、高い値のスコアほど、小さくなる。スコアの付け方は特に限定されるものではなく、スコア部206は、例えば、ポテンシャルを考慮せずに、累積回数のみに基づいてスコアを求めてもよい。
カウント部202は、各蓄電装置31に対する制御回数及び累積回数を、それぞれ、制御部20のメモリにおいて管理する。カウント部202は、例えば、出力部205から配分指令を出力した蓄電装置31に関する識別情報を受け取ると、制御部20のメモリ内においてその識別情報に対応付けされている、制御回数及び累積回数に「1」を加算する。
また決定部204にて制御対象となる蓄電装置31を決定する際には、カウント部202は、制御部20のメモリに記憶されている全て蓄電装置31の累積回数に関する情報をスコア部206に出力する。
スコア部206は、カウント部202から受け取った累積回数と上記のポテンシャルとに関する情報に基づいて、スコアを算出する。電力制御システム200Aは、ポテンシャルに関する情報を、定期的に各施設100から受信する。
この構成によれば、基本例の制御期間T2よりも長い期間内における公平性の低下を抑制することができる。
ところで、電力制御システム200Aによる運用が開始されてから契約を行う(例えば途中からVPPに参加する)需要家施設100の蓄電装置31は、他の施設100の蓄電装置31に比べて累積回数が少ない可能性がある。そのため、途中参加の蓄電装置31は、参加直後において、上記のスコアが高くなりやすく、制御対象として選択される可能性が高い。この点を配慮して、スコア部206は、途中参加の蓄電装置31については、スコアに調整を行なってもよい。
また本変形例では、式(6)の目的関数において、制御期間T2内のおける制御回数と累積回数の両方を考慮している。しかし、制御回数を考慮せずに累積期間内における累積回数のみで、制御対象となる蓄電装置31が決定されてもよい。その際、式(6)の第3項において、xを|x−x’|としてもよい。
(3.3)その他の変形例
基本例では、一例として「配分指令に対応する回数」とは、配分指令を出力した出力回数である。しかし、「配分指令に対応する回数」は、出力回数に限定されない。具体的には、基本例では、例えば設備300の通信機器又は通信線102等に障害(通信エラー)が発生していて、施設100の側で、配分指令を受信していない場合も、回数として勘定される。この点を考慮して、「配分指令に対応する回数」は、例えば、配分指令の出力に対して、施設100の側からの応答信号を受信した回数(通信が確立された回数)等でもよい。応答信号は、単に配分指令を受信したことを示す信号でもよいし、実際に配分指令に基づいて蓄電装置31を放電又は停止させたことを示す信号でもよい。応答信号は、蓄電装置31を放電又は停止させたことを示す信号である場合、施設100にて実際に計測された電力量に関する情報を含んでもよい。
基本例では、複数の電源装置30は、複数の蓄電装置31のみを含むものである。しかし、電源装置30は、蓄電装置31を含むことに限定されない。複数の電源装置30は、蓄電装置31、太陽光発電装置34(図8A参照)、及び燃料電池35(図8B参照)のうちの1種類以上の装置を含んでもよい。例えば、複数の電源装置30は、複数の太陽光発電装置34のみを含んでもよいし、あるいは複数の電源装置30は、複数の燃料電池35のみを含んでもよい。また複数の電源装置30のうちの一部が蓄電装置31を、その残りが太陽光発電装置34を含んでもよい。
複数の電源装置30が複数の太陽光発電装置34を含む場合、電力の許容量に関する第1情報は、例えば、発電可能な量でもよい。発電可能な量は、例えば、天気予報等の情報に基づいて予測される発電量でもよい。また電力の定格量に関する第2情報は、例えば、各太陽光発電装置34における太陽電池の定格出力量と、太陽電池から出力される直流電力を交流電力に変化するパワーコンディショナの定格出力量のうち、低い方でもよい。
複数の電源装置30が複数の燃料電池35を含む場合、電力の許容量に関する第1情報は、例えば、発電可能な量でもよい。発電可能な量は、燃料(水素)の供給量又は稼働時間等に基づく量でもよい。また電力の定格量に関する第2情報は、例えば、各燃料電池35の定格出力量と、燃料電池35から出力される直流電力を交流電力に変化するパワーコンディショナの定格出力量のうち、低い方でもよい。
基本例では、指令群は、放電指令及び停止指令のみを含む。しかし、指令群は、更に、蓄電装置31を所定期間の間、充電させる「充電指令」を含んでもよい。ただし、充電指令を出すということは、受電の電力量が増加することを意味するため、需要家との契約状況、又は電力会社における発電状況等によっては、望ましくない場合もある。
基本例では、電力制御システム200は、各蓄電装置31に対して、放電又は停止の指令(1か0の2値)のみを送信して制御している。しかし、電力制御システム200は、放電指令に加えて、例えば、具体的な放電量(50kW等)を指定する情報も送信してもよい。
基本例では、電気事業者のサーバ装置400は、電力管理システム1の構成要素ではない(図1参照)。しかし、サーバ装置400は、電力管理システム1の構成要素でもよい。この場合、電力制御システム200は、サーバ装置400と一体であってもよい。つまり、サーバ装置400の筐体内に、電力制御システム200の機能が積み込まれていてもよい。
ところで、複数の電源装置30が複数の太陽光発電装置34を含む場合、電力制御システム200は、太陽光発電した電力のうち余剰した電力を電力系統G1へ逆潮流させる、いわゆる「余剰買取制」だけでなく、「全量買取制」に対しても適用されてもよい。
また、例えば日本国等の国においては、蓄電装置31内の電力を電力系統G1へ逆潮流させることは禁止されている。そのため、基本例の放電指令とは、施設100内に対する放電である。施設100の設備300は、電力制御システム200から放電指令を受けても、蓄電装置31からの放電量は、施設100内の負荷33で消費する分だけの量となる。つまり、受電電力量がプラスから最大でもゼロになるように制御されることに限定される。しかし、そのような制約が将来的に無くなるか、又は無い国では、放電指令を受けたときに、蓄電装置31は、逆潮流が発生するように制御されてもよい。
(4)利点
以上説明したように、第1の態様に係る電力制御方法は、複数の需要家施設(100)に設置された複数の電源装置(30)がそれぞれ電気的に接続される複数の受電点(P1)における、所定期間(T1)内の対象電力を制御する方法である。電力制御方法は、取得ステップと、算出ステップと、決定ステップと、出力ステップと、カウントステップと、を含む。取得ステップにて、複数の電源装置(30)の各々について、少なくとも、電力の許容量に関する第1情報と、電力の定格量に関する第2情報と、電力系統(G1)から所定期間(T1)あたりに供給される供給電力に関する第3情報と、を取得する。算出ステップにて、電力系統(G1)から複数の受電点(P1)に供給される電力に対する指示値又は目標値に従って、複数の受電点(P1)における合計電力に対応する制御目標値(E1)を算出する。決定ステップにて、複数の電源装置(30)の中から、対象電力に関する制御対象となる、1つ以上の電源装置(30)を決定する。出力ステップにて、1つ以上の電源装置(30)の各々に対して、各電源装置(30)への制御目標値(E1)の配分に関する制御内容を含む配分指令を出力する。カウントステップにて、配分指令に対応する回数を、電源装置(30)ごと又は需要家施設(100)ごとにカウントする。決定ステップにて、少なくとも、制御目標値(E1)、第1情報、第2情報、及び回数に基づいて、1つ以上の電源装置(30)を決定する。第1の態様によれば、複数の需要家間における電源装置(30)の利用に関する公平性の低下の抑制を図ることができる。
第2の態様に係る電力制御方法に関して、第1の態様において、複数の電源装置(30)は、複数の蓄電装置(31)を含むことが好ましい。複数の蓄電装置(31)の各々についての許容量は、対応する蓄電装置(31)の残容量又は充放電可能量であり、配分指令は、放電指令、充電指令、及び停止指令を含む指令群の中から選択される指令であることが好ましい。第2の態様によれば、蓄電装置(31)の利用に関する公平性の低下の抑制を図ることができる。
第3の態様に係る電力制御方法に関して、第1又は第2の態様において、決定ステップにて、制御目標値(E1)、第1情報、第2情報、第3情報、及び上記回数に基づいて、1つ以上の電源装置を決定することが好ましい。第3の態様によれば、電源装置(30)の利用に関する公平性の低下を更に抑制することができる。
第4の態様に係る電力制御方法に関して、第1〜第3の態様のいずれか1つにおいて、上記回数とは、制御期間(T2)内における配分指令に対応する回数であることが好ましい。制御期間(T2)は、所定期間(T1)を1又は複数含む期間であることが好ましい。第4の態様によれば、制御期間(T2)内における公平性の低下を抑制することができる。
第5の態様に係る電力制御方法に関して、第1〜第3の態様のいずれか1つにおいて、上記回数とは、累積期間内における配分指令に対応する出力回数であることが好ましい。累積期間は、複数の電源装置(30)に対して過去に出力された配分指令の全ての中で最初の配分指令を出力した時点から現在の時点までである。第5の態様によれば、比較的長期間内における公平性の低下を抑制することができる。
第6の態様に係るプログラムは、コンピュータシステムに第1〜第5の態様のいずれか1つにおける電力制御方法を実行させるためのプログラムである。第6の態様によれば、複数の需要家間における電源装置(30)の利用に関する公平性の低下の抑制を図ることが可能な機能を提供できる。なお、非一時的なコンピュータ可読媒体が、上記プログラムを記憶し、コンピュータシステムによる実行時に、当該コンピュータシステムに、第1〜第5の態様のいずれか1つにおける電力制御方法を実行させてもよい。
第7の態様に係る電力制御システム(200,200A)は、複数の需要家施設(100)に設置された複数の電源装置(30)がそれぞれ電気的に接続される複数の受電点(P1)における、所定期間(T1)内の対象電力を制御する。電力制御システム(200,200A)は、取得部(201)と、算出部(203)と、決定部(204)と、出力部(205)と、カウント部(202)と、を備える。取得部(201)は、複数の電源装置(30)の各々について、少なくとも、電力の許容量に関する第1情報と、電力の定格量に関する第2情報と、電力系統(G1)から所定期間(T1)あたりに供給される供給電力に関する第3情報と、を取得する。算出部(203)は、電力系統(G1)から複数の受電点(P1)に供給される電力に対する指示値又は目標値に従って、複数の受電点(P1)における合計電力に対応する制御目標値(E1)を算出する。決定部(204)は、複数の電源装置(30)の中から、対象電力に関する制御対象となる、1つ以上の電源装置(30)を決定する。出力部(205)は、1つ以上の電源装置(30)の各々に対して、各電源装置(30)への制御目標値(E1)の配分に関する制御内容を含む配分指令を出力する。カウント部(202)は、配分指令に対応する回数を、電源装置(30)ごと又は需要家施設(100)ごとにカウントする。決定部(204)は、少なくとも、制御目標値(E1)、第1情報、第2情報、及び回数に基づいて、1つ以上の電源装置(30)を決定する。第7の態様によれば、複数の需要家間における電源装置(30)の利用に関する公平性の低下の抑制を図ることが可能な電力制御システム(200,200A)を提供できる。
第8の態様に係る電力管理システム(1)は、第7の態様における電力制御システム(200,200A)と、複数の電源装置(30)と、を備える。複数の電源装置(30)は、蓄電装置(31)、太陽光発電装置(34)、及び燃料電池(35)のうちの1種類以上の装置を含む。第8の態様によれば、複数の需要家間における電源装置(30)の利用に関する公平性の低下の抑制を図ることが可能な電力制御システム(200,200A)を備えた電力管理システム(1)を提供できる。
第2〜5の態様に係る構成については、電力制御方法に必須の構成ではなく、適宜省略可能である。
1 電力管理システム
30 電源装置
31 蓄電装置
34 太陽光発電装置
35 燃料電池
100 需要家施設
200,200A 電力制御システム
201 取得部
202 カウント部
203 算出部
204 決定部
205 出力部
A1 指示値(目標値)
E1 制御目標値
G1 電力系統
P1 受電点
T1 所定期間
T2 制御期間

Claims (8)

  1. 複数の需要家施設に設置された複数の電源装置がそれぞれ電気的に接続される複数の受電点における、所定期間内の対象電力を制御する電力制御方法であって、
    前記複数の電源装置の各々について、少なくとも、電力の許容量に関する第1情報と、電力の定格量に関する第2情報と、電力系統から前記所定期間あたりに供給される供給電力に関する第3情報と、を取得する、取得ステップと、
    前記電力系統から前記複数の受電点に供給される電力に対する指示値又は目標値に従って、前記複数の受電点における合計電力に対応する制御目標値を算出する、算出ステップと、
    前記複数の電源装置の中から、前記対象電力に関する制御対象となる、1つ以上の電源装置を決定する、決定ステップと、
    前記1つ以上の電源装置の各々に対して、各電源装置への前記制御目標値の配分に関する制御内容を含む配分指令を出力する、出力ステップと、
    前記配分指令に対応する回数を、電源装置ごと又は需要家施設ごとにカウントする、カウントステップと、
    を含み、
    前記決定ステップにて、少なくとも、前記制御目標値、前記第1情報、前記第2情報、及び前記回数に基づいて、前記1つ以上の電源装置を決定する、
    電力制御方法。
  2. 前記複数の電源装置は、複数の蓄電装置を含み、
    前記複数の蓄電装置の各々についての前記許容量は、対応する蓄電装置の残容量又は充放電可能量であり、
    前記配分指令は、放電指令、充電指令、及び停止指令を含む指令群の中から選択される指令である、
    請求項1に記載の電力制御方法。
  3. 前記決定ステップにて、前記制御目標値、前記第1情報、前記第2情報、前記第3情報、及び前記回数に基づいて、前記1つ以上の電源装置を決定する、
    請求項1又は請求項2に記載の電力制御方法。
  4. 前記回数とは、制御期間内における前記配分指令に対応する回数であり、
    前記制御期間は、前記所定期間を1又は複数含む期間である、
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の電力制御方法。
  5. 前記回数とは、累積期間内における前記配分指令に対応する回数であり、
    前記累積期間は、前記複数の電源装置に対して過去に出力された前記配分指令の全ての中で最初の前記配分指令を出力した時点から現在の時点までである、
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の電力制御方法。
  6. コンピュータシステムに請求項1〜5のいずれか1項に記載の電力制御方法を実行させるためのプログラム。
  7. 複数の需要家施設に設置された複数の電源装置がそれぞれ電気的に接続される複数の受電点における、所定期間内の対象電力を制御する電力制御システムであって、
    前記複数の電源装置の各々について、少なくとも、電力の許容量に関する第1情報と、電力の定格量に関する第2情報と、電力系統から前記所定期間あたりに供給される供給電力に関する第3情報と、を取得する、取得部と、
    前記電力系統から前記複数の受電点に供給される電力に対する指示値又は目標値に従って、前記複数の受電点における合計電力に対応する制御目標値を算出する、算出部と、
    前記複数の電源装置の中から、前記対象電力に関する制御対象となる、1つ以上の電源装置を決定する、決定部と、
    前記1つ以上の電源装置の各々に対して、各電源装置への前記制御目標値の配分に関する制御内容を含む配分指令を出力する、出力部と、
    前記配分指令に対応する回数を、電源装置ごと又は需要家施設ごとにカウントする、カウント部と、
    を備え、
    前記決定部は、少なくとも、前記制御目標値、前記第1情報、前記第2情報、及び前記回数に基づいて、前記1つ以上の電源装置を決定する、
    電力制御システム。
  8. 請求項7に記載の電力制御システムと、
    前記複数の電源装置と、
    を備え、
    前記複数の電源装置は、蓄電装置、太陽光発電装置、及び燃料電池のうちの1種類以上の装置を含む、
    電力管理システム。
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