JPWO2019221108A1 - 秘密クロス集計システム、秘密計算装置、秘密クロス集計方法、およびプログラム - Google Patents
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Abstract
Description
図1を参照して、実施形態の秘密クロス集計システム100の構成例を説明する。秘密クロス集計システム100は、N(≧2)台の秘密計算装置11, …, 1Nを含む。本形態では、秘密計算装置11, …, 1Nはそれぞれ通信網2へ接続される。通信網2は、接続される各装置が相互に通信可能なように構成された回線交換方式もしくはパケット交換方式の通信網であり、例えばインターネットやLAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)などを用いることができる。なお、各装置は必ずしも通信網2を介してオンラインで通信可能である必要はない。例えば、秘密計算装置11, …, 1Nへ入力する情報を磁気テープやUSBメモリなどの可搬型記録媒体に記憶し、その可搬型記録媒体から秘密計算装置11, …, 1Nへオフラインで入力するように構成してもよい。
上記の実施形態では、入力部10へフラグeのシェア{e}と置換σのシェア{{σ}}とが入力される構成を説明した。変形例では、入力部10へテーブルを秘密分散等により秘匿したシェアが入力され、フラグeのシェア{e}と置換σのシェア{{σ}}とを求めてから、実施形態で説明した手順に従ってgroup-byカウントを計算する構成を説明する。
上記実施形態で説明した各装置における各種の処理機能をコンピュータによって実現する場合、各装置が有すべき機能の処理内容はプログラムによって記述される。そして、このプログラムをコンピュータで実行することにより、上記各装置における各種の処理機能がコンピュータ上で実現される。
Claims (5)
- 複数の秘密計算装置を含む秘密クロス集計システムであって、
mは2以上の整数であり、[e]:=[e0], …, [em-1]はキー属性とバリュー属性とからなるテーブルを上記キー属性の値に基づいてグループ分けしたときに各グループの最後の要素が真、その他の要素が偽であるフラグe:=e0, …, em-1を秘密分散したシェアであり、{{σ}}は上記テーブルを上記キー属性の値に基づいてグループ分けしたときに各グループの最後の要素が先頭から順に並ぶように移動する置換σを秘密分散したシェアであり、gは上記グループの最大数であり、
上記秘密計算装置は、
上記シェア[e]を用いて、0以上m-1以下の各整数iについて、[ei]が真のとき[xi]:=[i+1]を設定し、[ei]が偽のとき[xi]:=[m]を設定して、復元するとベクトルx:=x0, …, xm-1となるシェア[x]を生成する境界番号設定部と、
上記シェア[x]と上記シェア{{σ}}とを用いて、復元すると上記ベクトルxを上記置換σでソートしたソート済みベクトルσ(x)となるシェア[σ(x)]を生成するソート部と、
上記シェア[σ(x)]を用いて、1以上min(g,m)-1以下の各整数iについて[ci]:=[σ(x)i-σ(x)i-1]を設定し、かつ、[c0]:=[σ(x)0]を設定して、復元すると各グループのレコード数を表すベクトルc:=c0, …, cmin(g,m)-1となるシェア[c]を生成するカウント計算部と、
を含む秘密クロス集計システム。 - 請求項1に記載の秘密クロス集計システムであって、
Fは任意の環であり、nkは1以上の整数であり、[k0], …, [knk-1]はキー属性k0, …, knk-1∈Fmを秘密分散したシェアであり、
上記秘密計算装置は、
上記シェア[k0], …, [knk-1]を用いて、復元すると上記キー属性k0, …, knk-1をビット分解して結合したビット列b:=b0, …, bm-1となるシェア{b}から、復元すると上記ビット列bを昇順に安定ソートする置換σ0となるシェア{{σ0}}を生成するグループソート生成部と、
上記シェア{b}と上記シェア{{σ0}}とを用いて、復元すると上記ビット列bを上記置換σ0でソートしたソート済みビット列b':=b'0, …, b'm-1となるシェア{b'}を生成するビット列ソート部と、
上記シェア{b'}を用いて、0以上m-2以下の各整数iについて{ei}:={b'i≠b'i+1}を設定し、かつ、{em-1}:={1}を設定して、復元すると上記フラグe:=e0, …, em-1となる上記シェア{e}を生成するフラグ生成部と、
上記シェア{e}を用いて、復元すると上記フラグeの否定¬eを昇順に安定ソートする上記置換σとなる上記シェア{{σ}}を生成するキー集約ソート生成部と、
をさらに含む秘密クロス集計システム。 - mは2以上の整数であり、[e]:=[e0], …, [em-1]はキー属性とバリュー属性とからなるテーブルを上記キー属性の値に基づいてグループ分けしたときに各グループの最後の要素が真、その他の要素が偽であるフラグe:=e0, …, em-1を秘密分散したシェアであり、{{σ}}は上記テーブルを上記キー属性の値に基づいてグループ分けしたときに各グループの最後の要素を先頭から順に並ぶように移動する置換σを秘密分散したシェアであり、gは上記グループの最大数であり、
上記シェア[e]を用いて、0以上m-1以下の各整数iについて、[ei]が真のとき[xi]:=[i+1]を設定し、[ei]が偽のとき[xi]:=[m]を設定して、復元するとベクトルx:=x0, …, xm-1となるシェア[x]を生成する境界番号設定部と、
上記シェア[x]と上記シェア{{σ}}とを用いて、復元すると上記ベクトルxを上記置換σでソートしたソート済みベクトルσ(x)となるシェア[σ(x)]を生成するソート部と、
上記シェア[σ(x)]を用いて、1以上min(g,m)-1以下の各整数iについて[ci]:=[σ(x)i-σ(x)i-1]を設定し、かつ、[c0]:=[σ(x)0]を設定して、復元すると各グループのレコード数を表すベクトルc:=c0, …, cmin(g,m)-1となるシェア[c]を生成するカウント計算部と、
を含む秘密計算装置。 - 複数の秘密計算装置を含む秘密クロス集計システムが実行する秘密クロス集計方法であって、
mは2以上の整数であり、[e]:=[e0], …, [em-1]はキー属性とバリュー属性とからなるテーブルを上記キー属性の値に基づいてグループ分けしたときに各グループの最後の要素が真、その他の要素が偽であるフラグe:=e0, …, em-1を秘密分散したシェアであり、{{σ}}は上記テーブルを上記キー属性の値に基づいてグループ分けしたときに各グループの最後の要素を先頭から順に並ぶように移動する置換σを秘密分散したシェアであり、gは上記グループの最大数であり、
上記秘密計算装置の境界番号設定部が、上記シェア[e]を用いて、0以上m-1以下の各整数iについて、[ei]が真のとき[xi]:=[i+1]を設定し、[ei]が偽のとき[xi]:=[m]を設定して、復元するとベクトルx:=x0, …, xm-1となるシェア[x]を生成し、
上記秘密計算装置のソート部が、上記シェア[x]と上記シェア{{σ}}とを用いて、復元すると上記ベクトルxを上記置換σでソートしたソート済みベクトルσ(x)となるシェア[σ(x)]を生成し、
上記秘密計算装置のカウント計算部が、上記シェア[σ(x)]を用いて、1以上min(g,m)-1以下の各整数iについて[ci]:=[σ(x)i-σ(x)i-1]を設定し、かつ、[c0]:=[σ(x)0]を設定して、復元すると各グループのレコード数を表すベクトルc:=c0, …, cmin(g,m)-1となるシェア[c]を生成する、
秘密クロス集計方法。 - 請求項3に記載の秘密計算装置としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
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