JPS6023858B2 - 不均質系反応を増進させるための方法および装置 - Google Patents

不均質系反応を増進させるための方法および装置

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JPS6023858B2
JPS6023858B2 JP52148008A JP14800877A JPS6023858B2 JP S6023858 B2 JPS6023858 B2 JP S6023858B2 JP 52148008 A JP52148008 A JP 52148008A JP 14800877 A JP14800877 A JP 14800877A JP S6023858 B2 JPS6023858 B2 JP S6023858B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は不均質系の化学反応および物理反応を増進する
ための装置に関する。
ガス状、固体状および液状或はこれらの組合わせからな
る異つた状態にある物質間の物理的並に化学反応を最大
ならしめるために種々の反応器が知られている。
このような目的ための多くの公知の反応器は、大気圧又
は加圧式のタンク或はケットルと損梓タンク反応器のよ
うなバッチ式のものである。又、充てん材を詰め込まれ
たコラム型の反応、乱流或は流動床型の吸収反応器、高
乱流(highturb山entflow)型のスクラ
バー、或は湿潤壁又は他の接触型の反応器のごとき表面
反応が行われる連続式の反応器も使用されている。従来
の不均質系反応器は、反応時間が期待される時間よりも
長くかかり、連続式反応器の場合にはいよいよ低速反応
が達成されるべき所望反応の完遂を可能としないという
ように、期待された程に効果的ではない。公知の連続式
不均質系反応器の他の大きな欠点は、固体物質が使用さ
れる際の目詰り(pl増gng)の問題である。他の大
きな欠点は、高乱流スクラバー或は接触反応器の大きな
エネルギー消耗を伴う大きな圧力損失である。従って、
本発明の一つの目的は、極めて効率がよく、かつ広範囲
の変化に応用可能な、異つた状態にある反応物質間の反
応を行わしめるための装置と方法とを提供することにあ
る。本発明の他の目的は、大きな反応動作をひきおこす
複数の状態を含む反応を行わしめるための装置と方法と
を提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、自己洗浄を行って目詰りの
ない装置を提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、高温ガス流内において複数
の状態にある物質間の極めて効果的な反応を行わしめる
ための装置と方法とを提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、高圧状態の下で複数の状態
にある物質間の反応を行わしめるための装置と方法とを
提供することにある。
本発明の他の目的は、バックステージ或はコラム内の充
てん材によって大きな乱流或は牽引力の損失を伴う過度
のエネルギー損失がなく、複数の状態の物質間の連続的
な反応を行うための装置と方法とを提供することにある
本発明の他の目的は、液体を高速にて蒸発させ、短い通
路において短時間の中に所望の蒸発を可能とする装置と
方法とを提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、ガスを液体と接触させて冷
却させ、液体は高温ガスから熱を吸収することにつて蒸
発せしめられるようにしたガス冷却のための装置と方法
とを提供することにある。以下、添附図に沿って本発明
の実施例につき説明する。第1図を参照すると、不均質
系反応装置は外方ケーシングー川こより形成されてし、
外方ケーシング内10の横断面形状は好ましくは円筒形
であるが、正方形、矩形、三角形、多角形或は他の対称
多角形であってもよく、又、装置の軸に関して対称的な
他の幾可学的形状でも満足できるものであり、ここで要
求される条件はケーシングが装置内部を液密および気密
関係に包囲し、かつその内部をガス流がコントロールさ
れて通過されるということである。不均質系反応装置の
利用と維持に最大の融通性を与えるために、ケーシング
10は両端に11および13で示されるフランジをもっ
てセクションごとに形成され、各セクションは同様なフ
ランジ12,14をもつ隣接のケーシングセクションに
剛蚤されるようになっている。第1図に示されたフラン
ジの代りに、他の適当な接合手段を使用することができ
る。当初の製造と大きなユニットへの設置において最大
の経済性を与えるために、複雑のセクションを搬送およ
び組立てを行う前に溶接することができる。第1図は3
つステージをもつ不均質系反応装置を示している。
該不均質系反応装置はその軸を垂直にして配置されてお
り、その上部には固体、液体および気体反応物質の入口
を備えている。入口は垂直或は水平位置に設けられる。
ガス流は装置を通して流れるに十分な速度と圧力で入口
を通してケーシング10の頂部に供給されるが、或はガ
ス出口にある排出用ブロアによりコントロールされる。
本発明の不均質系反応装置は所望の反応、蒸発或は冷却
の対象物に通した正圧又は負圧状態下において作動され
、それ構成材料によってのみ制限される。反応物質の導
入速度は、高い吸収効率が望まれる低速の反応からデミ
スティング(demisting)の必要性がなく閉鎖
されたループ循環が可能な高速反応に至る迄それに適合
させるように選ぶことができる。スプレィ41が入口の
中央部においてシリンダ10に配置されていて、液状或
は固体状の反応物質、吸着剤、吸収剤或は冷却剤をドロ
ップ状にして反応物質流内へ導入するが、そのドロップ
の大きさは直径が約40〜1500ミクロン程度が好ま
しい。
蒸発作用があるとき、もしドロップが他の所望の作用を
なすためにそのドロップの寸法を過度に減少することな
いこノズルから離れることを望むなら‘ま、その蒸発作
用を補償するためにより大きなドロップが望まれる。ス
プレイ41は好ましくは中実型のコーンスプレィである
が、或る応用例においては、ファン、中空コーン、或は
液を分子化させる回転円板であってもよく、それらのス
プレィはそれ自身で或はいくつか組合つてドロップ液を
ノズル21内に入る前の汚れたガス流の横断面全体に亘
つて導入可能とするように配置される。当該装置を通し
て最大の加速度差、減速差および速度差を与え、これに
より反応速度を増大するために異つたサイズのドロップ
液を使用することが望まれる。スプレイのパターンはノ
ズル21の入口25の全領域を横切ってのびることが望
まれ、このためスプレイのいかなる適切な配置パターン
も満足的である。
固体を放散するように設計されたスプレィ41もまた使
用可能であり、ノズル21の入口25で反応物質流に上
述したサイズの固体状の分子状物質を導入する。不均質
系の固体、液体および気体流を含む反応物質は入口25
を通して収束ノズル21内に入る。
入口は丸くかつノズルは円錐形であることが好ましいが
、装置の聡に対して対称である他の幾何学的形状も満足
的である。出口の有効横断面積で割られた入口の有効横
断面積で定義付けられるノズル比は、約2〜64である
べきであり、約2〜36が好ましく、約2〜12が多く
の低い圧力損失を伴うプロセスのために特に好ましい。
ここで有効面積とはガス流の軸に直角な面積を意味する
。ノズルの収束部の長さは、第1図において符号Aで示
された収束角度と上述したノズル比とにより定される。
平均収束角度は約6〜20oであり、約8〜1がが好ま
しく、約12〜16oが多くの低い圧力損失を伴うプロ
セスのために特に好ましい。ここで平均収束角度とは入
口から出口へ引いた直線と第1図において符号10で示
される垂直直線との間の測定角度を意味する。/ズル2
1の側壁は直線である必要はなく、幾分琴曲状にするこ
とができる。入口および又は出口における側壁は、入口
における圧縮或は出口における膨張による庄力損失を減
少するために轡曲せしめ或は張り出されることができる
。ガソリンや他の石油留出物或は燃料のごとき揮発性液
体の蒸発を内燃機関の吸込流内にひき起こすために使用
されるときは、約2〜4のノズル比と約12〜16oの
収束角度が特に適切であることが蟹つた。
固体および液体相を気体相から分離する必要がないよう
な反応、或は冷却塔において生ずる蒸発プロセスと関連
するような質量変化現象(massびa船ferphe
肌meM)に対しては、/ズル出口後方のガス流内に衝
突面は使用されない。
第1図において、ノズル21,22はそれらと関連した
、プレートのごとき衝突手段もたない。第1図において
、一連のノズルの最后のノズルであるノズル23は、清
浄なガス出口の前でガス流から液体および固体分子状物
質を除去するために衝突手段を備えている。適切な衝突
板は、第1図において31と示されている。衝突板31
は、実質的にノズル23の出口からの全ての液体および
固体物質を当該衝突板に衝突させ、かつほとんど圧力損
失を生ずることないこガスが当該衝突板まわりを通過で
きるように当該衝突板とシリンダー0との間に十分な領
域を与えるように寸法付けられている。衝突板31は図
示のように平板であるが、板の縁まわりをガスが通過し
易いようにしかつ分子状物質の除去を容易にするために
、いくぶん轡曲形の板を使用することができる。ノズル
の出口から衝突板31迄の別離は出口24の直型の約1
.3〜2.球音であるべきであり、約1.6〜2.針音
が好ましい。
付加的なスプレー44および45が適切に配置されてお
り、これによりそこからのスプレー発射物は分子状物質
を衝突板31から洗い流してそれを装置を通して液体出
口から排出する。
。それらのスプレーは衝突板31の外周まわり‘こ配置
された複数のスプレーであるから、衝突板の中央に配置
された単一スプレーであるか、或はまた衝突板上に斜め
に吹き付けるように配置された単一スプレーであっても
よい。十分な流体が使用されるときは、衝突表面は流体
それ自体であり、分子状物質は衝突板にぶつかったり付
着することないこ流体は捉えられる。この衝突板31上
のスプレーの重要な点は、それらが十分な力と方向とを
もった十分な量の流体を与え、それにより衝突板31が
分子状物質から比較的自由であるということである。反
応袋鷹はまた、衝突面を洗浄するために補助的なスプレ
ーなしでも作動可能である。本発明装置は、第1図に示
されたように、統一的構造からなるために、複数のノズ
ルおよび衝突手段からなるステージを一つの上に次の一
つを積重ねて容易に配置することができ、第1図に示さ
れたように3つのユニットを直列におくことが容易にで
きる。
本発明においては、1つから約6つまでの直列に結合さ
れたノズルのステージが多くの不均質系反応装置の使用
によって適切である。好ましくは2〜4ステージを直列
状態にして使用する。所望の化学的或は物理的反応を完
遂するために必要とあらば、いかなる数の/ズルのステ
ージをも直列状態にして使用することができる。直列状
態に配置されたノズルのステージは、異つた入口および
出口面積比、および異つた収束角度をもつノズルによっ
て異つた反応特性を得ることができ、また各ステージに
複数のノズルを備えることにより装置全体の長さを短く
することができる。もし所要の空間が制限されている場
合には、ステージは直線上にされる必要はなく、互いに
直角に配置するか他の角度配置にすることができ、これ
によりケーシング10を都合のよい空間に合わせるよう
に屈曲させたり轡曲させることができる。ステージ或は
ノズルの数は反応物質の反応の困難性によってコントロ
ールされ、特に反応の困難な材料についてはより多くの
数のステージが必要である。これはまた、ノズルの収束
角度又は有効断面積比によって影響される。第1図に示
されているように、底部ステージの下に液体とスラリー
を除去するための容器15が設けられている。
また第1図に示すように、ガスを除去するための出口手
段が導管16として設けられている。装置の内か外にお
いて清浄ガスの流路内にデミスター(demister
)17を設けることが好ましく、これによりガス流の中
に残っている細かい滴下液をそれに含まれている固体或
はガスと共に除去する。また、閉鎖されたループ循環が
化学処理に含まれる場合には、上言己デミスタ−を除去
することが望ましく、これによりガスおよび固体と混合
状態にある滴下液はその混合体が反応器に戻る迄反応し
つづける。一つのデミスタ−とノズル比4およびノズル
収束角が約150のノズルとをもつ装置を使用する場合
、入口速度が約533の/分(2100フィート/分)
であれば、1つのノズルの圧力損失は8.89肌水柱(
3.5インチ水柱)であり、直列配置した2つのノズル
の圧力損失は14.5肌水柱(5.7インチ水柱)であ
り、直列配置した3つのノズルの圧力損失は17.78
肌水柱(7.0インチ水柱)であり、直列配置した4つ
のノズルの圧力損失は21伽水柱(8.3インチ水柱)
であるので収束ノズルの垂直配置は特に都合がよい。
それ故ノズルの垂直直列配置の圧力損失は累積される圧
力損失よりも小さい。2つのステージをもつ不均質系反
応装置であって該2つのステージが約533の/分(2
100フィート/分)の入口速度に適合するように設計
された第1図に図示された1つの衝突板を有する圧応器
の圧力損失は、石炭の燃焼ガスから酸化ィオウを除去す
る場合においてノズル比4およびノズル収束角が約1〆
のノズルを使用し、入口速度が約96.5仇/分(38
0フィート/分)であるときは2.28c取水柱(0.
9インチ水柱)である。
第1図に示されているように、第2のステージのノズル
22は第1のステージのものと形状は同じである。しか
しながら、コーン入口の前のノズルと、同じステージ或
は異つたステージの衝突面に液体を供給するノズルとの
双方に供給される水又は液体化学物質は個々にコントロ
ールされ得る。すなわち、容積は変えることができ、ま
た使用される液体は各場合に変えることができる。符号
21のごときノズルを通る流れの中の液体、固体および
気体反応物質の通過は、一これら液体、固体および気体
反応物質間の親密な接触を増進させ、その結果所望の大
きな反応速度が得られる。不均質系反応装置の高い反応
効率は、ノズル21を圧縮性ガスとともに通る非圧縮性
物質の組合わせと、ノズル出口24からの流出につづい
て生ずる比較的大きな膨張とによって得られる速度差、
加速度差および減速差によるものと思われる。反応物質
を含む流れの中には、あるサイズ範囲の圧縮性および非
圧縮性物質が存在する。固体又は液体ドロップの付加に
よりガス流に加えられた付加的な分子状物質は、ガス流
の非圧縮性成分を所望の通り増大するために原則的には
非圧縮性である。スプレィ41は広範囲に亘る選択サイ
ズの液体或は固体分子状物質を導入するのに使用可能で
あり、そしてこの入口ガス流内への液体或は固体分子状
物質の比較的広い範囲のサイズとともに非圧縮性の分子
状物質およびドロップを通過して流れる圧縮性ガスの極
めて大きな衝突速度と圧縮速度を増進させ、その結果極
めて効率のよい反応が得られる。第2図は本発明装置の
他の実施例を示す。
第2図に示された装置においては、ガス流はノズル21
,22を通って上方へ通過する。この装置の対応する部
品は第1図と同一番号を有し、かつその機能も同じであ
る。第2図の装置においては、ノズルは、液体と固体を
含む液体とがケーシング10の内側に沿って下方に流れ
ることができるようにしてケーシング10から内方に取
付けられている。ガス入口をこえて液体が流れるのを防
止すべく、とし、49が設けられている。第2図の形状
は、既存の或は最近の上昇気流型スタック(socks
)或は集合フードスタックの設置に特に適している。
第1図に示されたのと同じように、本発明装置の高さ或
は長さを最小にすべ〈、第3図に示すように各ステージ
に複数のノズルを設けることができる。
第3図に示された変形例は、実質的に液密でかつ気密の
外方ケーシング内100を有し、該ケーシングは一端に
ガス入口1 18をそして池端に清浄ガス出口を有する
。ケーシング100は各端部に番号111,113で示
すようにフランジを有し、同様なフランジ112,11
4をもつ隣接のケーシングセクションに接合されるよう
になっている。第3図に示すように、第1のステージは
板160を有し、該板を通してガスノズル150,15
1が設けられている。上述した特性をもつガスノズルが
適当数設けられるが、一つのステージに約2個から6個
が好適である。上述したのと同様に、ノズル151,1
50の入口前方にそれぞれ設けられたスプレー141,
142のように、ガスノズルの入口の前方でスプレーに
より液体或は固体パーティクルが付加され得る。ノズル
150,151の出口後方には衝突手段がなく、ガスは
第二のステージのノズルへ入る前に膨張する。ガス流は
収束ノズルを通過した後、衝突板132で例示するよう
に、ノズル出口の後で衝突面にぶつかる。
上述したように、衝突面は図示ごとき衝突板からなるこ
とができ、また分子状物質を衝突板から洗い流すために
、符号147,148で示すように、液体スプレーを備
えることができる。複数のノズル後方の衝突板はまた、
各ノズルからのガス流が対応する衝突面にぶつかり、そ
の後そのガス流が上記衝突面のまわりを自由に通って当
該衝突板のアツセンブリの下側の空間に通ずるような寸
法形状をもった一連の分離板とすることもできる。陥穿
井1 15はパーティクルおよび又はイb学物質を含む
液体を除去するための手段として設けられている。
また、図示のようにノズルを保持している板にドレン抜
孔を設けることができ、これによって陥穿弁115は装
置全体をドレン抜きにしている。ガス入口の反対側にお
ける装置の端部からガスを除去するための排出手段が図
示のように設けられている。清浄なガス中に残っている
液体の細かいドロップを除去するために、装置が液体ス
プレーと一緒に使用されるときは図示のようにデミスタ
ー117を設けるのが望ましい。本発明装置の統一的構
造のために、多くのユニットは容易に端部を合わせて配
置され、第3図に示すようにつのユニットを直列に配置
することができる。
1つから約6つまでの直列に連結した複数ノズルのステ
ージが本発明装置にとって適切であり、望ましくは2乃
至4のノズルと衝突手段のステージが直列状態にして使
用される。
先に第1図に関して述べた統一的な構成はここでも当て
はまる。又、図から解るように、この装置はガスが下方
、或は上方、或はさらに水平に流れるように配置できる
。もちろん、ガスはまた斜めに流すこともでき、さらに
上述したように、装置は必要とされる物理的空間に適合
するように曲げたり轡曲させることもできる。本発明の
装置と方法とは、一つ以上の物質相を含む吸収、気体〜
液体或は気体〜固体或は気体〜液体〜固体間の化学反応
、重合、蒸発、吸着、ストリッピング、ガス冷却、およ
び濃縮反応に適する。
気体相は気体反応物質であるが、気体反応物質を含むか
、或は所望の反応に関しては反応しなくてもよい。同様
に、導入される固体および液体は反応物質であるか或は
所望の反応に関しては反応しなくてもよい。本発明方法
は、化学的或は物理的プロセスを別々に含むか、或は両
プロセスを同時に行ってもよい。一つのステージが特に
化学的或は物理的反応用に設計され、また同じ装置内の
他のステージが他の形式の反応用に設計されてもよい。
それ故、本発明の装置と方法とは多くのプロセスのため
の融通性を与える。本発明の装置と方法は「従来のスク
ラバー或は充てん材を使用した吸収装瞳よりも、より大
きな自由度をもった流れを含む作用状態を与える。
本発明の装置と方法は、また汚染防止用の分子除去装置
よりも大きな自由度をもった作用状態を与える。本発明
の装置と方法における作用は、ノズル内の相対速度に大
きく依存し、導入されるガス流の速度にはそれ程依存し
ない。速度533肌/分(2100フィート/分)用に
設計された本発明装置は、設計流速の18%で作用し、
レィノルズ数が設計値の18%に落ち、そして95%以
上の満足的な反応が得られた。同様に、液体流速は、9
5%以上の反応を維持しながら8倍程度増大された。こ
のようにして、0.5から20までの液体対気体の割合
の変化が高い反応効率を維持しながら行なわれた。この
ことは、本発明の装置が、本発明装置を、作動に際しガ
ス洗浄システムから、高容量の液体ノズルの如き最少限
の調整でもつて製造目的のための化学操作の一体部分る
べきものへと機能させる液体再循環比とガス流変化とを
もたらす操作の変化態様に応答する工程上の融通性を備
えていることを示している。液体ノズルを固体ノズルに
変えることにより、本発明装置は高温状態にある乾燥モ
ードで作用する。従来の充てん材床或はベンチュリ型ス
クラバーは、装置に設計変更を加えなければそのような
種々の状態では作用できない。ガス流内における化学的
および物理的反応を含む本発明の方法は以下の段階を含
む。即ち、まずガス流と固体又は液体を実質的に液密お
よび気密なケーシングの一端内へ挿入し、次に上記ガス
流と固体或は液体をケーシング内にあってその入口がガ
ス入口と運通しているノズルを通過せしめるが、この場
合ノズルの入口は出口の有効断面積の約2倍から64倍
の有効横断面積を有し、ノズルの平均収束角度は約6度
から20度とし、かつガス流の加速と減速はガスと固体
と液体の中少くとも2つの状態を接触せしめてノズルを
通過する際に反応物の化学的および物理的反応を生ぜし
め、次に液体と固体パーティクル物質をケーシングの池
端から除去し、そしてガスをケーシングの池端から分離
して除去する段階を含む。液体、固体或は液体と固体の
集塊物は、ガス流から分離するためにノズル後方で衝突
手段に衝突させることもできる。以下に本発明の応用例
を示す。
応用例 1 第1図に示したような、そして同図に関して前述したよ
うな装置が、前処理した脱フッ素化したリン酸塩鉱から
液体肥料をつくるために使用された。
乾燥基準で約6.2重量パーセンテージのィオウを含む
石炭が下込めトーかこより供給されて過剰空気の下でダ
ブルパス・ファイャチューブボィフー(do血!epa
ssfiret肋eboiler)内で燃焼され、鰹道
ガスはボイラーから衝突板のない単一ステージの第2図
に示した装置と同様な冷却タワ−の底部に超過された。
ボイラーからの流出ガス流は冷却タワーを通ってから各
ノズル出口の下に衝突板をもつ第1図に示したような2
つのステージからなる不均質系反応装置を通過された。
入口対出口のノズル比は4:1であり、また収束角度は
約1?であった。約0.18%以下のフッ素を含む脱フ
ッ素化したリン酸塩鉱は水道水に約2週間浸債すること
によって前処理された。水と前処理された脱フッ素化さ
れたリン酸塩鉱のみをタンクに付与したところ不均質系
反応装置のノズルスプレィにへの循環液のpH‘ま6.
90であり、不均質系反応装置から冷却タワーの液体ス
プレィに通される液体のpWま6.50であり、しかし
て蓄積ガスから92.5%の二酸化イオゥが除去された
ものが得られた。上述した水と脱フッ素化したリン酸塩
鉱に加えてこの系にアンモニアが付加されたとき、二酸
化ィオウの除去率は96%を超えて増加し、リン酸塩鉱
とアンモニアの変換は亜硫酸カルシウム、硫酸カルシウ
ムおよびアンモニウムリン酸鉱塩の反応生成物の下に9
0%に達した。この結果6.2%の石炭を燃焼させなが
ら不均質系反応装置からの二酸化ィオゥの流出は9■岬
きどであり、これは米国連邦環境局の許容量以下である
。応用例 2 第2図に示した装置と同様な2つのステージの不均質系
反応装置が、ハンバーガーおよびたまねぎを油揚げする
グリルから出る蒸気を処理するために設置された。
各ノズルの前で新鮮な水がガス流中にあるスプレィノズ
ルに使用された。流出ガス流は熱油、ハンバーガーおよ
びたまねぎの臭いが無いことがわかった。室内への温か
い流出ガスの環流はかなり熱保存に役立つ。レストラン
のグリルからの熱は、循環によって水を保存し、空気を
衛生的にししかも脱臭するために循環される溶液に適当
な酸化剤を加えることによって、保存される。応用例
3 平均収束角度12〜1y出口に対する入口の面積比2対
3の単一ノズルを有する本発明の単一ステジからなる不
均質系反応装置が、流入する分子化されたガソリンをさ
らに気化するために2気筒自動車キャブレターとマニホ
ルドキャブレターマゥントとの間に設置された。
その結果、ガソリンの進行里程は23%ほど増大し、ま
たC02放出物は成分によって1の音程減少した。面積
比2対4のノズルを4気筒キャブレターに関して同様な
位置に使用したところ、ガソリンの進行里程は10〜1
7%ほど増大したが、2気筒キャブレターの場合に得ら
れた最適な静止、発火およびキャブレタ−調節の利点は
得られなかった。
【図面の簡単な説明】
第1図は単一のノズルを垂直に直列に配置しその中をガ
ス流が下方へ通過するようにした本発明装置の一実施例
の断面図、第2図は単一のノズルを垂直に直列に配置し
その中をガス流が上方へ通過するようにした本発明装置
の他の実施例の断面図、第3図は各ステージに複数のノ
ズルを備えその中をガス流が水平に流動するようにした
本発明装置の他の実施例の断面図を示す。 10,100……ケーシング、21,22,23,24
,150,151,154,155・・・・・・ノズル
、31,132・・・・・・衝突板、41,42,43
,44,45,141,142,143,144,14
7,148……スプレイ。 Z ーゾ z‐2 rZ]‐3

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ガス流中で不均質系の化学的および物理的な反応を
    増進せしめるための低圧力損失を伴う方法であつて、ガ
    ス流と固体或は液体反応物質を実質的に液密および気密
    のケーシング内に通す段階と、前記ガス流と固体或は液
    体を前記ケーシング内にあつてしかも該ケーシングの一
    端と連通した入口を有する一つのノズルを通して通過せ
    しめる段階と、前記ケーシングから液体と分子状物質を
    除去する段階と、前記ケーシングの他端からガスを分離
    して除去する段階とを含み、前記ノズルの入口はノズル
    出口の有効横断面積の約2倍から約64倍の有効横断面
    積を有し、また同ノズルの平均収束角度は約6度から2
    0度であり、前記ガスはノズルを通過する際に当該ガス
    流の加速および減速が前記ガス、固体および液体の少く
    とも2つの状態接触せしめて化学的および物理的な反応
    を生ぜしめるようになつている不均質系反応を増進せし
    めるための方法。 2 前記固体および液体を前記ノズル出口の下流で衝突
    手段に衝突させる段階をさらに含む特許請求の範囲1の
    方法。 3 前記方法が液体蒸発の物理的反応である特許請求の
    範囲1の方法。 4 前記ノズル入口の有効横断面積がノズル出口の有効
    横断面積の約2倍から約4倍であり、前記ノズルの平均
    収束角度が約12度乃至16度である特許請求の範囲3
    の方法。 5 前記一つのケーシング内を通る気体の圧力損失が8
    .89cm水柱(3.5インチ水柱)以下である特許請
    求の範囲1の方法。 6 前記ノズルの平均収束角度が約8度乃至18度であ
    る特許請求の範囲1の方法。 7 ガス流中で不均質系の化学的および物理的反応を増
    進させるための低圧力損失を伴う装置であつて、一端に
    ガス入口を有しかつ他端にガス出口を有する実質的に液
    密および気密のケーシングと、前記ケーシングの前記一
    端に設けられて液体および固体の反応物質を導入するた
    めの手段と、前記ケーシング内に設けられ一端に前記ガ
    ス入口と連通した入口を有し他端に出口を有するノズル
    と、所望の反応に従つて前記ケーシングから液体と分子
    状物質を除去するための手段と、前記ケーシング内の他
    端からガスを前記液体と分子状物質とからは分離して除
    去するための手段とからなり、前記ノズルの入口はガス
    流が該ノズルをバイパスするのを実質的に避けるために
    前記ケーシングに対して実質的に閉止関係にあり、また
    前記ノズルの入口はノズル出口の有効横断面積の約2倍
    から約64倍の有効横断面積を有し、前記ノズルの平均
    収束角度は約6度乃至20度である不均質系反応を増進
    せしめるための装置。 8 前記ノズル出口の後方に該ノズル出口から或る距離
    をおいて衝突手段がさらに設けられており、これにより
    前記ノズル出口から出てくるガス流中に捉えられている
    実質的に全ての液体と分子状物質を前記衝突手段に衝突
    するのを保障するようにした特許請求の範囲7の装置。 9 前記衝突手段の前記ノズル出口からの距離が該ノズ
    ル出口の直径の約1.3倍から約2.5倍である特許請
    求の範囲8の装置。10 前記ノズルの平均収束角度が
    約12度乃至16度である特許請求の範囲7の装置。 11 前記ノズルの前で前記ガス流中にドロツプ状態の
    液体を導入するスプレイ手段をさらに含む特許請求の範
    囲7の装置。 12 前記ドロツプの直径が約40ミクロン乃至約15
    00ミクロンである特許請求の範囲11の装置。 13 前記ノズルの前で前記ガス流中に固体の分子状物
    質を導入するスプレイ手段をさらに含む特許請求の範囲
    7の装置。 14 前記ケーシング内に一つの単一ノズルからなるス
    テージが配置されている特許請求の範囲7の装置。 15 前記ケーシング内に2つから約6つの単一ノズル
    からなるステージが直列に配置されている特許請求の範
    囲7の装置。 16 前記ケーシング内にそれぞれのステージが2つか
    ら約6つの複数のノズルを備えた1つから約6つのステ
    ージが配置されている特許請求の範囲7の装置。 17 各ステージの圧力損失が8.89cm水柱(3.
    5インチ水柱)以下である特許請求の範囲7の装置。 18 前記ノズルの平均収束角度が約8度乃至18度で
    ある特許請求の範囲7の装置。 19 前記ノズル入口が前記ノズル出口の有効横断面積
    の約2倍から約36倍の有効横断面積をもつ特許請求の
    範囲7の装置。 20 前記ノズルの平均収束角度が約12度乃至約16
    度であり、前記ノズルの入口は前記ノズル出口の有効面
    積の約2倍から約4倍の有効横断面積をもつ特許請求の
    範囲7の装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20220292223A1 (en) * 2018-05-17 2022-09-15 Nippon Telegraph And Telephone Corporation Secure cross tabulation system, secure computation apparatus, secure cross tabulation method, and program

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US20220292223A1 (en) * 2018-05-17 2022-09-15 Nippon Telegraph And Telephone Corporation Secure cross tabulation system, secure computation apparatus, secure cross tabulation method, and program

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