JPWO2019202786A1 - 訪問先推定装置および訪問先推定方法 - Google Patents

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Abstract

訪問先推定装置(10)は、ユーザの位置を示すユーザ位置情報を取得するユーザ位置情報取得部(12)と、取得されたユーザ位置情報に基づいてユーザの滞留位置を導出する滞留位置導出部(13)と、導出されたユーザの滞留位置と、ユーザの訪問先となり得るPOIに関する予め定められたPOI位置と、の関係に基づいて、当該ユーザの訪問先である訪問POIを推定する訪問POI推定部(16)と、を備え、滞留位置導出部(13)は、取得された一連の前記ユーザ位置情報の誤差および分散度合いに基づいて、領域によって表される滞留位置を導出する。

Description

本発明は、ユーザの訪問先を推定する訪問先推定装置および訪問先推定方法に関する。
ユーザの訪問先となり得る施設(POI)の位置を予め記憶しておき、ユーザの位置を示す位置情報を取得し、該位置情報によって示されるユーザ位置とPOIの位置との関係(例えば両者の距離)に基づいて、当該ユーザの訪問先である訪問POIを推定する技術が知られている。例えば、下記の特許文献1には、ユーザの移動を前提として、車両に乗って移動するユーザの周辺に現れる案内対象物(例えば施設)の存在をユーザに対し報知するナビゲーション装置の技術が提案されている。
ただし、特許文献1の技術はユーザの移動を前提とするものであり、ユーザの移動を前提とせずにユーザの滞留位置とPOIの位置との関係に基づき当該ユーザの訪問先(訪問POI)を推定する技術については未だあまり検討されておらず、従来は、ユーザの滞留位置を点とみなした上で、周辺に位置する施設を訪問POI候補として抽出していた。
特開2012−167970号公報
ところが、ユーザの滞留位置を求める際の基礎となる位置情報には誤差が存在するため、ユーザの滞留位置を点とみなして周辺施設を訪問POI候補として抽出する場合、位置情報における誤差の影響を受けて精度の良い抽出を行うことが困難であり、また、適当な抽出範囲が分からないといった不都合があった。
そこで、本発明は、ユーザの滞留位置を点とみなして周辺施設を訪問POI候補として抽出する際の不都合を回避し、訪問POIをより精度良く推定することを目的とする。
本発明の一実施形態に係る訪問先推定装置は、ユーザの位置を示すユーザ位置情報を取得するユーザ位置情報取得部と、前記ユーザ位置情報取得部によって取得されたユーザ位置情報に基づいてユーザの滞留位置を導出する滞留位置導出部と、前記滞留位置導出部によって導出されたユーザの滞留位置と、ユーザの訪問先となり得るPOIに関する予め定められたPOI位置と、の関係に基づいて、当該ユーザの訪問先である訪問POIを推定する訪問POI推定部と、を備え、前記滞留位置導出部は、取得された一連の前記ユーザ位置情報の誤差および分散度合いに基づいて、領域によって表される前記滞留位置を導出することを特徴とする。
上記の訪問先推定装置では、ユーザ位置情報取得部が、ユーザの位置を示すユーザ位置情報を取得し、滞留位置導出部が、取得されたユーザ位置情報に基づいてユーザの滞留位置を導出し、そして、訪問POI推定部が、導出されたユーザの滞留位置と、ユーザの訪問先となり得るPOIに関する予め定められたPOI位置と、の関係に基づいて、当該ユーザの訪問先である訪問POIを推定する。ここで、上記の滞留位置導出部は、取得された一連のユーザ位置情報の誤差および分散度合いに基づいて、領域によって表される滞留位置を導出し、訪問POI推定部は、領域によって表される滞留位置とPOI位置との関係に基づいて訪問POIを推定する。このように、領域によって表される滞留位置とPOI位置との関係に基づいて訪問POIを推定することで、従来のようにユーザの滞留位置を点とみなして周辺施設を訪問POI候補として抽出する際の不都合を回避し、訪問POIをより精度良く推定することができる。
本発明によれば、ユーザの滞留位置を点とみなして周辺施設を訪問POI候補として抽出する際の不都合を回避し、訪問POIをより精度良く推定することができる。
発明の実施形態に係る訪問先推定装置の機能ブロック構成図である。 各種テーブルの概要を説明するための図であり、(a)は測位点テーブルの概要を示す図であり、(b)は滞留位置テーブルの概要を示す図であり、(c)は訪問POIテーブルの概要を示す図であり、(d)はPOIマスタテーブルの概要を示す図である。 ユーザの訪問POI推定に係る処理を示すフロー図である。 滞留位置導出処理を説明するための図であり、(a)は前提事項を説明するための図であり、(b)は滞留領域として表される滞留位置の導出を説明するための図である。 訪問POI推定処理のサブルーチンを示すフロー図である。 発明の実施形態に係る効果を説明するための図であり、(a)は前提事項を説明するための図であり、(b)は測位点の分散度合いが大きい場合の状態を示す図であり、(c)は誤差が大きい場合の状態を示す図であり、(d)は誤差の異なる測位点が混在する場合の状態を示す図である。 訪問先推定装置のハードウェア構成例を示す図である。
以下、図面を参照しながら、本発明に係る一実施形態を説明する。
[訪問先推定装置の構成について]
図1に示すように、本実施形態に係る訪問先推定装置10は、測位点テーブル11、ユーザ位置情報取得部12、滞留位置導出部13、滞留位置テーブル14、POIマスタテーブル15、訪問POI推定部16、および、訪問POIテーブル17を備える。
測位点テーブル11は、ユーザの位置を示すユーザ位置情報を記憶したテーブルであり、例えば、図2(a)に示すように、測位により得られたユーザの位置を表す緯度、経度、当該測位に関する測位時刻、測位誤差、当該ユーザを識別するためのユーザIDなどの情報を記憶している。
ユーザ位置情報取得部12は、ユーザ位置情報を測位点テーブル11から取得して滞留位置導出部13へ渡す構成要素である。
滞留位置導出部13は、ユーザ位置情報取得部12により取得された一連のユーザ位置情報の誤差および分散度合いに基づいて、領域によって表される滞留位置を導出する構成要素である。
滞留位置テーブル14は、ユーザの滞留位置に関する情報を記憶したテーブルであり、例えば、図2(b)に示すように、滞留位置を識別するための滞留位置ID、滞留位置の中心位置を表す中心緯度、中心経度、ユーザが滞留位置に滞留した時間に関する滞留開始時刻、滞留終了時刻、滞留位置に関する構成位置情報リスト、領域としての滞留位置(滞留領域)を示す情報(例えば滞留領域の北西端の緯度・経度、滞留領域の南東端の緯度・経度)、ユーザIDなどの情報を記憶している。
POIマスタテーブル15は、予め登録された個々のPOIに関するPOI関連情報(例えばPOI位置に関する情報、POI名称等)を記憶したテーブルであり、例えば図2(d)に示すように、POIを識別するためのPOI_ID、POI名称、POIのカテゴリを示すPOIカテゴリID、POIの人気度を示すPOI人気度、POI位置を表す緯度、経度、POIの建物あるいは敷地を表現する領域に関する情報(例えば当該POIに紐付けられるシェープを表現するジオメトリデータ等)、当該POIに対する親POIが存在する場合に当該親POIを識別するための親POI_ID、当該POI自身が親POIか否かを示す親POIフラグなどを記憶している。
訪問POI推定部16は、滞留位置導出部13によって導出されたユーザの滞留位置(滞留領域)とPOI位置との関係に基づいて、ユーザの訪問POIを推定する構成要素である。
訪問POIテーブル17は、訪問POI推定部16による推定で得られた訪問POIに関する情報を記憶したテーブルであり、例えば、図2(c)に示すように、対応する滞留位置ID、訪問POIを識別するためのPOI_ID、訪問POIのスコア、自身(親POI)に対応する子POIを識別するための訪問POI(子)のPOI_ID、訪問POI(子)のスコアなどの情報を記憶している。なお、上記「スコア」とは、後述の訪問POI推定において、候補とされるPOIが訪問POIであると推定する確からしさを示す指標を意味する。
なお、訪問先推定装置10が、測位点テーブル11、滞留位置テーブル14、POIマスタテーブル15、および、訪問POIテーブル17を備えることは必須ではなく、これらテーブルのうち1つ以上のテーブルは、訪問先推定装置10の外部に設けられ、訪問先推定装置10との間で情報の送受信を行ってもよい。
[訪問先推定方法に係る処理について]
以下、図3〜図6を用いて、訪問先推定装置10により実行されるユーザの訪問POI推定に係る処理について説明する。
図3に示すように、まず、推定で得られた訪問POIに関する情報(例えば対応する滞留位置IDなど)を記憶するための滞留位置リストLsが初期化され(ステップS1)、以下の処理でワーク用として用いられる滞留位置Sが初期化される(ステップS2)。この滞留位置Sは、図2(b)の滞留位置テーブル14の各カラムから構成される。
次に、滞留位置導出部13は、対象ユーザのユーザ位置情報としての測位点Ciを測位日時の古い順に取得する(ステップS3)。このとき、例えばユーザ位置情報取得部12が対象ユーザの測位点Ciを測位点テーブル11からまとめて取得し、滞留位置導出部13へ測位点Ciを測位日時の古い順に渡してもよい。
そして、滞留位置導出部13は、測位点Ciが存在することを確認し、もし測位点Ciが存在しない(即ち、対象ユーザの未処理のユーザ位置情報が無い)場合(ステップS4で否定判断の場合)は処理を終了する。一方、測位点Ciが存在する場合は、ステップS5へ進み、滞留位置導出部13は、当該時点の滞留位置Sが空(初期化状態)であるか否かを判断する。
ステップS5で滞留位置Sが空であれば、滞留位置導出部13は、滞留位置Sにおける構成位置情報リストPに測位点Ciに係る情報を追加する(即ち、滞留位置Sに値を設定する)。具体的には、滞留位置導出部13は、測位点Ciに関する緯度lat_i、経度lng_i、測位時刻time_iを用いて、以下の式(1-1)〜(1-4)に従って、滞留領域中心緯度lat_C、滞留領域中心経度lng_C、滞留開始時刻bt、滞留終了時刻etの各情報を滞留位置Sに登録する(ステップS6)。
lat_C=lat_i (1-1)
lng_C=lng_i (1-2)
bt=time_i (1-3)
et=time_i (1-4)
その後、ステップS3へ戻り、新たな測位点Ciを取得する。
一方、ステップS5で滞留位置Sが空でなければ、ステップS7へ進み、滞留位置導出部13は、滞留位置Sに登録済みの滞留領域中心緯度lat_Cおよび滞留領域中心経度lng_Cから得られる滞留領域中心位置S(lat_C,lng_C)と新たな測位点Ciとの距離が、新たな測位点を滞留位置Sにおける構成位置情報リストPに登録すべきか否かを判断するための所定の閾値Th11以下であるか否かを判断する(ステップS7)。なお、閾値Th11は、例えば150mなどの閾値定数である。ただし、測位誤差acc_iが閾値Th11以上の場合には、閾値Th11として測位誤差acc_iの値を使用してもよい。これは、測位誤差acc_iが大きい状況で得られた測位点によって滞留位置が分断してしまう不都合を回避するためである。
ここで、中心位置S(lat_C,lng_C)と新たな測位点Ciとの距離が閾値Th11以下であれば、新たな測位点は滞留位置Sにおける構成位置情報リストPに登録すべきと判断できるため、ステップS8へ進み、滞留位置導出部13は、滞留位置Sにおける構成位置情報リストPに新たな測位点Ciに係る情報を追加する(即ち、滞留位置Sを更新する)。具体的には、滞留位置導出部13は、測位点Ciに関する緯度lat_i、経度lng_i、測位時刻time_i、測位誤差acc_iを用いて、以下の式(2-1)〜(2-5)に従って、滞留領域中心緯度lat_C、滞留領域中心経度lng_C、滞留開始時刻bt、滞留終了時刻etの各情報を滞留位置Sに対し更新する。なお、下記の式(2-1)、(2-2)で用いられるw_iは、式(2-3)により得られる。式(2-3)におけるw0は例えば1.0などの係数であり、λは例えば0.0046などの係数である。
lat_C=(Σlat_i×w_i)/Σ(w_i) (2-1)
lng_C=(Σlng_i×w_i)/Σ(w_i) (2-2)
w_i=w0×exp(-λ×acc_i) (2-3)
bt=min(time_i) (2-4) (minは最小値を意味する)
et=max(time_i) (2-5) (maxは最大値を意味する)
ステップS8の処理後は、ステップS3へ戻り、新たな測位点Ciを取得する。
一方、ステップS7で中心位置S(lat_C,lng_C)と新たな測位点Ciとの距離が閾値Th11以下でなければ、新たな測位点は滞留位置Sにおける構成位置情報リストPに登録すべきでないと判断できるため、ステップS9へ進み、滞留位置導出部13は、滞留時間(即ち、滞留開始時刻btから滞留終了時刻etまでの経過時間)が、POIへの訪問以外の一時的な停止を除外するための所定の閾値Th12以上であるか否かを判断する。ここで、滞留時間が閾値Th12以上でなければ、POIへの訪問以外の一時的な停止が発生したものと見込まれ、当該POIは訪問POIに該当しないと判断できるため、ステップS2へ戻り、滞留位置Sの初期化(ステップS2)以降の処理が再実行される。
一方、ステップS9で、滞留時間が閾値Th12以上であれば、POIへの訪問以外の一時的な停止ではなく、当該POIは訪問POIに該当すると判断できるため、ステップS10へ進み、滞留位置導出部13が、後述する滞留位置導出処理を実行し、その後、訪問POI推定部16が、滞留位置導出部13によって導出されたユーザの滞留位置(滞留領域)とPOI位置との関係に基づいて、訪問POI推定処理を実行する(ステップS11)。訪問POI推定処理は、図5を用いて、後に詳述する。その後は、訪問POI推定部16が、滞留位置Sを滞留位置リストLsに追加して(ステップS12)、ステップS2へ戻り、滞留位置Sの初期化(ステップS2)以降の処理が再実行される。
ここで、図3のステップS10の滞留位置導出処理を説明する。
図3のステップS10では、まず前提として、図4(a)に示すように、滞留位置Sの構成位置情報リストPに属する測位点Piを、測位誤差acc_iを半径にもつ矩形(具体的には、測位点Piの位置(緯度lat_i,経度lng_i)を中心として、測位誤差acc_iだけ緯度方向に沿って南北それぞれに拡張し且つ測位誤差acc_iだけ経度方向に沿って東西それぞれに拡張することで得られる矩形(以下「測位点矩形」ともいう))とみなす。ここで、図4(a)に示すように、測位点矩形における北西端座標を(lat_Pmi,lng_Pmi)、南東端座標を(lat_Ppi,lng_Ppi)、重みをw_iとする。なお、本実施形態では、測位点も、後述する滞留位置も、矩形領域とみなして処理する例を説明するが、本発明はこれに限定されるものではなく、(1)測位点と滞留位置の両方を矩形以外の領域(例えば円領域)とみなして処理してもよいし、(2)測位点を矩形領域、滞留位置を矩形以外の領域(例えば円領域)とみなしてもよいし、(3)滞留位置を矩形領域、測位点を矩形以外の領域(例えば円領域)とみなしてもよい。
滞留位置導出処理では、第1ステップとして、滞留位置導出部13は、滞留位置中心と各測位点矩形における最も遠く離れた端部(矩形の頂点)との「距離」についての加重平均Dを、以下の式(3)に従って算出する。
D=(Σ[Max(|lat_C-lat_Pmi|,|lat_C-lat_Ppi|,|lng_C-lng_Pmi|,|lng_C-lng_Ppi|)×w_i])/Σ[w_i] (3) (Maxは最大値を意味する)
なお、重みw_iは、前述した式(2-3)により得られる重みであり、測位誤差acc_iに対して負の指数関数に従う。また、上記の加重平均Dの算出方法は、一例であり、他の例は後述する。
次に、第2ステップとして、滞留位置導出部13は、図4(b)に示すように、滞留領域中心位置(緯度lat_C,経度lng_C)から、(係数α×加重平均D)だけ緯度方向に沿って南北それぞれに拡張し且つ(係数α×加重平均D)だけ経度方向に沿って東西それぞれに拡張することで得られる矩形を、滞留領域Rとして算出する。なお、係数αは例えば0.5などの値をとる係数である。
以上のようにして、図3のステップS10において、滞留位置を表す滞留領域Rが得られる。上記のような処理により、各測位点の測位誤差acc_iが大きいほど、w_iが小さくなり、これにより、加重平均Dが大きくなって滞留領域が大きくなる。
次に、図3のステップS11の訪問POI推定処理を、図5に沿って説明する。
訪問POI推定部16は、POI位置が上述した図3のステップS10で導出されたユーザの滞留位置(滞留領域R)と位置的に重なることを条件として、滞留領域と重なるPOIを取得する(図5のステップS21)。
ここで取得されたPOIのうち、非子POI(即ち、親POI、又は、親POIでも子POIでもないPOI)の数が、絞り込み可否判断のための所定の閾値Th2以下であるか否かを判断し(ステップS22)、非子POIの数が閾値Th2以下であれば、絞り込み可能と見込まれるため、ステップS24へ進む。なお、閾値Th2としては、例えば10などの値を採用しうる。一方、非子POIの数が閾値Th2より多ければ、絞り込み不可能と見込まれるため、訪問先不明とする(ステップS23)。ステップS23では、例えば訪問POI推定部16がオペレータに対し、訪問POIの推定が不可である旨を通知する。
ステップS24では、非子POIを対象として、機械学習による推定に基づくスコアリングを行う。ここでは従来手法によるスコアリングを採用してもよい。
次に、訪問POI推定部16は、スコアリング結果において、スコア1位のPOIのスコアが、訪問POI判定のための所定の閾値Th3以上か否かを判断し、スコア1位のPOIのスコアが閾値Th3以上であれば、当該スコア1位のPOIを訪問POIと判定する(ステップS25)。なお、スコア最大値が100の場合、閾値Th3としては、例えば50などの値を採用しうる。もし、スコア1位のPOIのスコアが閾値Th3未満であれば、スコア1位のPOIであっても訪問POIであると判定できないため、上記ステップS23と同様に訪問先不明とし、例えば訪問POI推定部16がオペレータに対し、訪問POIの推定が不可である旨を通知する。なお、上記の閾値Th3は、特許請求の範囲における「第2基準値」に対応する。
次に、訪問POI推定部16は、スコア1位のPOIのスコアが、推定確度が通常よりも低いか否かを判断するための所定の閾値Th4以下か否かを判断し、スコア1位のPOIのスコアが閾値Th4以下であれば、例えば訪問POI推定部16がオペレータに対し、訪問POIの推定確度が低い旨を通知する(ステップS26)。なお、上記の閾値Th4は、特許請求の範囲における「第1基準値」に対応する。
さらに、訪問POIに子POIが存在する場合には、以下のステップS27〜S28が実行される。即ち、訪問POI推定部16は、当該存在する子POIを対象として、機械学習による推定に基づくスコアリングを行う(ステップS27)。ここでは従来手法によるスコアリングを採用してもよい。
そして、訪問POI推定部16は、スコアリング結果において、スコア1位の子POIのスコアが、訪問POI判定のための所定の閾値Th5以上か否かを判断し、スコア1位の子POIのスコアが閾値Th5以上であれば、当該スコア1位の子POIを訪問POI(子)と判定する(ステップS28)。もし、スコア1位の子POIのスコアが閾値Th5未満であれば、上記ステップS23と同様に訪問先不明とし、例えば訪問POI推定部16がオペレータに対し、訪問POI(子)の推定が不可である旨を通知する。
以上説明した実施形態によれば、取得された一連のユーザ位置情報(測位点)の誤差および分散度合いに基づいて、領域によって表される滞留位置(滞留領域)が導出され、当該滞留領域とPOI位置との関係に基づいて訪問POIが推定されるため、従来のようにユーザの滞留位置を点とみなして周辺施設を訪問POI候補として抽出する際の不都合を回避し、訪問POIをより精度良く推定することができる。
ここで、測位点の「誤差」のみならず、測位点の「分散度合い」の影響も受けて、滞留位置(滞留領域)が導出される点について、図6(a)〜(d)を用いて補足説明する。前提として、図6(a)に示すように、滞留領域中心から滞留領域半径だけ緯度方向に沿って南北それぞれに拡張し且つ滞留領域半径だけ経度方向に沿って東西それぞれに拡張することで得られる矩形が、滞留領域とされ、この滞留領域の4つの端部(北東端、北西端、南東端、南西端)それぞれの近傍に測位点矩形が存在する状態を想定する。測位点矩形は、前述したように、測位点を中心とし測位誤差を半径とする矩形(即ち、測位点から測位誤差だけ緯度方向に沿って南北それぞれに拡張し且つ測位誤差だけ経度方向に沿って東西それぞれに拡張することで得られる矩形)である。
図6(b)には、測位誤差は小さいが測位点の分散度合いが大きい場合の状態を示しており、測位点の分散度合いが大きいほど、加重平均Dが大きくなり滞留領域も大きくなる。この場合は、ユーザは広域を散策していたと推測される。
図6(c)には、測位点の分散度合いは図6(b)と同程度だが、測位誤差が図6(b)よりも大きい場合の状態を示しており、測位点の分散度合いが同じ程度であっても測位誤差が大きいほど、加重平均Dが大きくなり滞留領域も大きくなる。滞留領域も大きくなるのは、滞留位置の範囲を特定するのが困難なためである。
図6(d)には、測位誤差の異なる測位点が混在する場合の状態を示しており、滞留領域の南西端(図6(d)における左下の端部)近傍の測位点矩形のみが他の測位点矩形よりも小さくなっている。この場合、図6(c)と対比すれば明らかなように、滞留領域は小さくなる。即ち、加重平均Dの算出で用いる重みw_iが、前述した式(2-3)に示すように、測位誤差acc_iに対して負の指数関数に従うため、滞留領域のサイズは測位誤差の小さい測位点の影響を強く受けることが分かる。
以上のように、測位点の誤差のみならず、測位点の分散度合いの影響も受けて、滞留位置(滞留領域)が導出される。
また、上記の実施形態によれば、訪問POI推定部16は、ユーザの滞留位置とPOI位置との関係に基づく訪問POIの推定に際し、訪問POIであると推定する確からしさを示すPOIごとのスコアであって、ユーザの滞留位置との距離が近いPOIの数が多いほど当該POIのスコアが低くなる当該POIごとのスコア、に基づいて、訪問POIを推定するため、推定の確度が低くなる事態(滞留位置との距離が近いPOIの数が多い状況)を考慮したスコアに基づき、訪問POIをより精度良く推定することができる。
また、訪問POI推定部16は、スコアが最高値であるPOIを訪問POIとするが、その際、当該最高値のスコアが所定の第1基準値(図5のステップS26における閾値Th4)以下である場合に、訪問POIの推定確度が低い旨を通知する。また、訪問POI推定部16は、スコアが所定の第2基準値(図5のステップS25における閾値Th3)以上であるPOIが存在しない場合に、訪問POIの推定が不可である旨を通知する。このように、訪問POIの推定確度が低い状況、および、訪問POIの推定が不可である状況を適切にユーザに通知することができる。
なお、前述した加重平均Dの算出方法については、「各測位点の測位誤差acc_iが大きいほど、w_iが小さくなり、これにより、加重平均Dが大きくなって滞留領域が大きくなる」という性質を保持できる範囲で、別の算出方法を採用してもよい。例えば、各測位点に係る矩形領域と滞留領域中心位置(緯度lat_C,経度lng_C)との位置関係で、滞留領域中心位置から北方向に最も遠く離れた距離に関する加重平均D1、南方向に最も遠く離れた距離に関する加重平均D2,東方向に最も離れた距離に関する加重平均D3、西方向に最も離れた距離に関する加重平均D4をそれぞれ算出し、滞留領域中心位置を中心として、加重平均D1に相関する幅(係数α×加重平均D1)だけ北方向に拡張し且つ加重平均D2に相関する幅(係数α×加重平均D2)だけ南方向に拡張し且つ加重平均D3に相関する幅(係数α×加重平均D3)だけ東方向に拡張し且つ加重平均D4に相関する幅(係数α×加重平均D4)だけ西方向に拡張することで得られる領域を、滞留位置(滞留領域)として導出してもよい。
上記の実施形態の説明で用いたブロック図は、機能単位のブロックを示している。これらの機能ブロック(構成部)は、ハードウェア及び/又はソフトウェアの任意の組み合わせによって実現される。また、各機能ブロックの実現手段は特に限定されない。すなわち、各機能ブロックは、物理的及び/又は論理的に結合した1つの装置により実現されてもよいし、物理的及び/又は論理的に分離した2つ以上の装置を直接的及び/又は間接的に(例えば、有線及び/又は無線)で接続し、これら複数の装置により実現されてもよい。
例えば、上記の実施形態における訪問先推定装置10は、上述した訪問先推定装置10の処理を行うコンピュータとして機能してもよい。図7は、訪問先推定装置10のハードウェア構成の一例を示す図である。上述の訪問先推定装置10は、物理的には、プロセッサ1001、メモリ1002、ストレージ1003、通信装置1004、入力装置1005、出力装置1006、バス1007などを含むコンピュータ装置として構成されてもよい。
なお、以下の説明では、「装置」という文言は、回路、デバイス、ユニットなどに読み替えることができる。訪問先推定装置10のハードウェア構成は、図に示した各装置を1つ又は複数含むように構成されてもよいし、一部の装置を含まずに構成されてもよい。
訪問先推定装置10における各機能は、プロセッサ1001、メモリ1002などのハードウェア上に所定のソフトウェア(プログラム)を読み込ませることで、プロセッサ1001が演算を行い、通信装置1004による通信、メモリ1002及びストレージ1003におけるデータの読み出し及び/又は書き込みを制御することで実現される。
プロセッサ1001は、例えば、オペレーティングシステムを動作させてコンピュータ全体を制御する。プロセッサ1001は、周辺装置とのインターフェース、制御装置、演算装置、レジスタなどを含む中央処理装置(CPU:Central Processing Unit)で構成されてもよい。例えば、訪問先推定装置10の各機能部は、プロセッサ1001を含んで実現されてもよい。
また、プロセッサ1001は、プログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュール、データ等を、ストレージ1003及び/又は通信装置1004からメモリ1002に読み出し、これらに従って各種の処理を実行する。プログラムとしては、上述の実施形態で説明した動作の少なくとも一部をコンピュータに実行させるプログラムが用いられる。例えば、訪問先推定装置10の各機能部は、メモリ1002に格納され、プロセッサ1001で動作する制御プログラムによって実現されてもよく、他の機能ブロックについても同様に実現されてもよい。上述の各種処理は、1つのプロセッサ1001で実行される旨を説明してきたが、2以上のプロセッサ1001により同時又は逐次に実行されてもよい。プロセッサ1001は、1以上のチップで実装されてもよい。なお、プログラムは、電気通信回線を介してネットワークから送信されても良い。
メモリ1002は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、ROM(Read Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)、RAM(Random Access Memory)などの少なくとも1つで構成されてもよい。メモリ1002は、レジスタ、キャッシュ、メインメモリ(主記憶装置)などと呼ばれてもよい。メモリ1002は、本発明の一実施形態に係る方法を実施するために実行可能なプログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュールなどを保存することができる。
ストレージ1003は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、CD−ROM(Compact Disc ROM)などの光ディスク、ハードディスクドライブ、フレキシブルディスク、光磁気ディスク(例えば、コンパクトディスク、デジタル多用途ディスク、Blu−ray(登録商標)ディスク)、スマートカード、フラッシュメモリ(例えば、カード、スティック、キードライブ)、フロッピー(登録商標)ディスク、磁気ストリップなどの少なくとも1つで構成されてもよい。ストレージ1003は、補助記憶装置と呼ばれてもよい。上述の記憶媒体は、例えば、メモリ1002及び/又はストレージ1003を含むデータベース、サーバその他の適切な媒体であってもよい。
通信装置1004は、有線及び/又は無線ネットワークを介してコンピュータ間の通信を行うためのハードウェア(送受信デバイス)であり、例えばネットワークデバイス、ネットワークコントローラ、ネットワークカード、通信モジュールなどともいう。例えば、上述の訪問先推定装置10の各機能部は、通信装置1004を含んで実現されてもよい。
入力装置1005は、外部からの入力を受け付ける入力デバイス(例えば、キーボード、マウス、マイクロフォン、スイッチ、ボタン、センサなど)である。出力装置1006は、外部への出力を実施する出力デバイス(例えば、ディスプレイ、スピーカー、LEDランプなど)である。なお、入力装置1005及び出力装置1006は、一体となった構成(例えば、タッチパネル)であってもよい。
また、プロセッサ1001、メモリ1002などの各装置は、情報を通信するためのバス1007で接続される。バス1007は、単一のバスで構成されてもよいし、装置間で異なるバスで構成されてもよい。
また、訪問先推定装置10は、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP:Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、PLD(Programmable Logic Device)、FPGA(Field Programmable Gate Array)などのハードウェアを含んで構成されてもよく、当該ハードウェアにより、各機能ブロックの一部又は全てが実現されてもよい。例えば、プロセッサ1001は、これらのハードウェアの少なくとも1つで実装されてもよい。
以上、本実施形態について詳細に説明したが、当業者にとっては、本実施形態が本明細書中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。本実施形態は、特許請求の範囲の記載により定まる本発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。したがって、本明細書の記載は、例示説明を目的とするものであり、本実施形態に対して何ら制限的な意味を有するものではない。
本明細書で説明した各態様/実施形態の処理手順、シーケンス、フローチャートなどは、矛盾の無い限り、順序を入れ替えてもよい。例えば、本明細書で説明した方法については、例示的な順序で様々なステップの要素を提示しており、提示した特定の順序に限定されない。
入出力された情報などは特定の場所(例えば、メモリ)に保存されてもよいし、管理テーブルで管理してもよい。入出力される情報などは、上書き、更新、または追記され得る。出力された情報などは削除されてもよい。入力された情報などは他の装置へ送信されてもよい。
判定は、1ビットで表される値(0か1か)によって行われてもよいし、真偽値(Boolean:trueまたはfalse)によって行われてもよいし、数値の比較(例えば、所定の値との比較)によって行われてもよい。
本明細書で説明した各態様/実施形態は単独で用いてもよいし、組み合わせて用いてもよいし、実行に伴って切り替えて用いてもよい。また、所定の情報の通知(例えば、「Xであること」の通知)は、明示的に行うものに限られず、暗黙的(例えば、当該所定の情報の通知を行わない)ことによって行われてもよい。
ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語と呼ばれるか、他の名称で呼ばれるかを問わず、命令、命令セット、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行可能ファイル、実行スレッド、手順、機能などを意味するよう広く解釈されるべきである。
また、ソフトウェア、命令などは、伝送媒体を介して送受信されてもよい。例えば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア及びデジタル加入者回線(DSL)などの有線技術及び/又は赤外線、無線及びマイクロ波などの無線技術を使用してウェブサイト、サーバ、又は他のリモートソースから送信される場合、これらの有線技術及び/又は無線技術は、伝送媒体の定義内に含まれる。
本明細書で説明した情報、信号などは、様々な異なる技術のいずれかを使用して表されてもよい。例えば、上記の説明全体に渡って言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、チップなどは、電圧、電流、電磁波、磁界若しくは磁性粒子、光場若しくは光子、又はこれらの任意の組み合わせによって表されてもよい。
また、本明細書で説明した情報、パラメータなどは、絶対値で表されてもよいし、所定の値からの相対値で表されてもよいし、対応する別の情報で表されてもよい。
移動通信端末は、当業者によって、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、またはいくつかの他の適切な用語で呼ばれる場合もある。
本明細書で使用する「判断(determining)」、「決定(determining)」という用語は、多種多様な動作を包含する場合がある。「判断」、「決定」は、例えば、判定(judging)、計算(calculating)、算出(computing)、処理(processing)、導出(deriving)、調査(investigating)、探索(looking up)(例えば、テーブル、データベースまたは別のデータ構造での探索)、確認(ascertaining)した事を「判断」「決定」したとみなす事などを含み得る。また、「判断」、「決定」は、受信(receiving)(例えば、情報を受信すること)、送信(transmitting)(例えば、情報を送信すること)、入力(input)、出力(output)、アクセス(accessing)(例えば、メモリ中のデータにアクセスすること)した事を「判断」「決定」したとみなす事などを含み得る。また、「判断」、「決定」は、解決(resolving)、選択(selecting)、選定(choosing)、確立(establishing)、比較(comparing)などした事を「判断」「決定」したとみなす事を含み得る。つまり、「判断」「決定」は、何らかの動作を「判断」「決定」したとみなす事を含み得る。
本明細書で使用する「に基づいて」という記載は、別段に明記されていない限り、「のみに基づいて」を意味しない。言い換えれば、「に基づいて」という記載は、「のみに基づいて」と「に少なくとも基づいて」の両方を意味する。
「含む(include)」、「含んでいる(including)」、およびそれらの変形が、本明細書あるいは特許請求の範囲で使用されている限り、これら用語は、用語「備える(comprising)」と同様に、包括的であることが意図される。さらに、本明細書あるいは特許請求の範囲において使用されている用語「または(or)」は、排他的論理和ではないことが意図される。
本明細書において、文脈または技術的に明らかに1つのみしか存在しない装置である場合以外は、複数の装置をも含むものとする。本開示の全体において、文脈から明らかに単数を示したものではなければ、複数のものを含むものとする。
10…訪問先推定装置、11…測位点テーブル、12…ユーザ位置情報取得部、13…滞留位置導出部、14…滞留位置テーブル、15…POIマスタテーブル、16…訪問POI推定部、17…訪問POIテーブル、1001…プロセッサ、1002…メモリ、1003…ストレージ、1004…通信装置、1005…入力装置、1006…出力装置、1007…バス。

Claims (8)

  1. ユーザの位置を示すユーザ位置情報を取得するユーザ位置情報取得部と、
    前記ユーザ位置情報取得部によって取得されたユーザ位置情報に基づいてユーザの滞留位置を導出する滞留位置導出部と、
    前記滞留位置導出部によって導出されたユーザの滞留位置と、ユーザの訪問先となり得るPOIに関する予め定められたPOI位置と、の関係に基づいて、当該ユーザの訪問先である訪問POIを推定する訪問POI推定部と、
    を備え、
    前記滞留位置導出部は、取得された一連の前記ユーザ位置情報の誤差および分散度合いに基づいて、領域によって表される前記滞留位置を導出する、
    ことを特徴とする訪問先推定装置。
  2. 前記滞留位置導出部は、
    取得される一連の前記ユーザ位置情報から、所定の平均化処理により滞留点中心位置を求め、
    一のユーザ位置情報より得られる測位点を、当該ユーザ位置情報により表される点を中心として当該ユーザ位置情報の誤差だけ緯度方向に沿って南北それぞれに拡張し且つ前記誤差だけ経度方向に沿って東西それぞれに拡張することで得られる領域とした場合の、各測位点に係る領域と前記滞留点中心位置との距離に関する加重平均を算出し、
    前記滞留点中心位置を中心とし、前記加重平均に相関する幅だけ緯度方向に沿って南北それぞれに拡張し且つ前記幅だけ経度方向に沿って東西それぞれに拡張することで得られる領域を、前記滞留位置として導出する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の訪問先推定装置。
  3. 前記滞留位置導出部は、
    各測位点に係る領域と前記滞留点中心位置との距離と、当該各測位点に係るユーザ位置情報の誤差に対し負の指数関数に従う重み値と、を乗算する演算、を含んだ算出手法に基づき、前記加重平均を算出する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の訪問先推定装置。
  4. 前記滞留位置導出部は、
    前記加重平均の算出に際し、前記各測位点に係る領域と前記滞留点中心位置とで最も遠く離れた距離に関する加重平均を算出する、
    ことを特徴とする請求項2又は3に記載の訪問先推定装置。
  5. 前記訪問POI推定部は、前記ユーザの滞留位置と前記POI位置との関係に基づく前記訪問POIの推定に際し、
    訪問POIであると推定する確からしさを示すPOIごとのスコアであって、前記ユーザの滞留位置との距離が近いPOIの数が多いほど当該POIのスコアが低くなる当該POIごとのスコア、に基づいて、前記訪問POIを推定する、
    ことを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の訪問先推定装置。
  6. 前記訪問POI推定部は、
    前記スコアが最高値であるPOIについて、当該最高値のスコアが所定の第1基準値以下である場合に、訪問POIの推定確度が低い旨を通知する、
    ことを特徴とする請求項5に記載の訪問先推定装置。
  7. 前記訪問POI推定部は、
    前記スコアが所定の第2基準値以上であるPOIが存在しない場合に、訪問POIの推定が不可である旨を通知する、
    ことを特徴とする請求項5又は6に記載の訪問先推定装置。
  8. 訪問先推定装置によって実行される訪問先推定方法であって、
    ユーザの位置を示すユーザ位置情報を取得するステップと、
    取得されたユーザ位置情報に基づいてユーザの滞留位置を導出するステップと、
    導出されたユーザの滞留位置と、ユーザの訪問先となり得るPOIに関する予め定められたPOI位置と、の関係に基づいて、当該ユーザの訪問先である訪問POIを推定するステップと、
    を備え、
    前記導出するステップにおいて前記訪問先推定装置は、取得された一連の前記ユーザ位置情報の誤差および分散度合いに基づいて、領域によって表される前記滞留位置を導出する、
    ことを特徴とする訪問先推定方法。
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