JPWO2019155614A1 - 空気調和装置及び空調システム - Google Patents

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Abstract

空気調和装置は、ポンプ(25)、カスケード熱交換器(24)及び空調空間に流れる空気と熱媒体とを熱交換する利用側熱交換器(26)が熱媒体配管により接続され、熱媒体が流れる熱媒体回路(12)と、利用側熱交換器から流出する熱媒体が流れる熱媒体バイパス回路(13)と、熱媒体バイパス回路に設けられ、空調空間に給気される外気と熱媒体とを熱交換する熱媒体バイパス熱交換器(31)と、を備える。

Description

本発明は、空調空間の空気を調整する空気調和装置、空調システム及び熱交換ユニットに関する。
従来、空調空間の空気を調整する空気調和装置と、空調空間の換気を行う換気装置とを備える空調システムが知られている。特許文献1には、冷媒が流れる冷媒回路と、ブラインが流れるブライン回路と、換気装置とが設けられた空気調和機が開示されている。特許文献1は、空調空間から排出されて非空調空間に排気される還気と冷媒とを熱交換し、排気される排熱を回収している。また、特許文献1は、ブライン回路に流れるブラインと、空調空間に給気される外気と還気とを熱交換する熱交換器を備えている。従来の空調システムは、空気調和装置と換気装置とが、別々の装置であり且つ別々の制御を行っている。
特開平9−243110号公報
特許文献1に開示された空気調和機は、ブライン回路に流れるブラインと、空調空間に給気される外気と還気とを熱交換する熱交換器を備えている。このように、換気に利用される空気調和機において、熱媒体回路に流れる熱媒体の排熱を回収且つ活用することが望まれている。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、熱媒体回路に流れる熱媒体の排熱を回収する空気調和装置、空調システム及び熱交換ユニットを提供するものである。
本発明に係る空気調和装置は、ポンプ、カスケード熱交換器及び空調空間に流れる空気と熱媒体とを熱交換する利用側熱交換器が熱媒体配管により接続され、熱媒体が流れる熱媒体回路と、利用側熱交換器から流出する熱媒体が流れる熱媒体バイパス回路と、熱媒体バイパス回路に設けられ、空調空間に給気される外気と熱媒体とを熱交換する熱媒体バイパス熱交換器と、を備える。
本発明によれば、利用側熱交換器の下流側に設けられた熱媒体バイパス回路において、熱媒体バイパス熱交換器が、利用側熱交換器で熱交換された後の熱媒体と、空調空間に給気される外気とを熱交換する。このように、利用側熱交換器で熱交換された後の熱媒体の排熱を回収して、回収した排熱を空調空間への給気に利用することができる。
本発明の実施の形態1に係る空調システム1を示す模式図である。 本発明の実施の形態1に係る空調システム1を示す回路図である。 変形例に係る空調システム1を示す回路図である。 本発明の実施の形態1に係る制御部50を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1に係る空調システム1の熱媒体流量調整弁32及び冷媒流量調整弁34の制御を示す表である。 本発明の実施の形態2に係る空調システム1を示す回路図である。 本発明の実施の形態2に係る空調システム1の熱媒体流量調整弁32及び冷媒流量調整弁34の制御を示す表である。 本発明の実施の形態3に係る空調システム1の制御を示す表である。 本発明の実施の形態3に係る空調システム1の熱媒体流量調整弁32の制御を示す表である。 本発明の実施の形態4に係る空調システム100を示す回路図である。 本発明の実施の形態4に係る空調システム100の熱媒体流量調整弁32及び冷媒流量調整弁34の制御を示す表である。 本発明の実施の形態4に係る空調システム100の熱媒体流量調整弁32の制御を示す表である。
実施の形態1.
以下、本発明に係る空気調和装置、空調システム及び熱交換ユニットの実施の形態について、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の実施の形態1に係る空調システム1を示す模式図である。図1に示すように、空調システム1は、空調空間8の空気を調整する空気調和装置2と、空調空間8を換気する換気装置6と、空気調和装置2及び換気装置6を制御する制御部50とを備えている。空気調和装置2は、例えば室外である非空調空間9に設けられた熱源ユニット4と、例えば天井裏空間10に設けられた熱交換ユニット3と、空調空間8を冷房又は暖房する利用側ユニット5とを備えている。
(空気調和装置2)
図2は、本発明の実施の形態1に係る空調システム1を示す回路図である。図2に示すように、熱源ユニット4は、圧縮機21と、流路切替装置20と、熱源熱交換器22と、熱源送風機22aと、外気温度検出部55とを有し、熱交換ユニット3に冷媒を供給する。圧縮機21は、低温且つ低圧の状態の冷媒を吸入し、吸入した冷媒を圧縮して高温且つ高圧の状態の冷媒にして吐出する。流路切替装置20は、圧縮機21から吐出された冷媒が熱源熱交換器22に流れる(図2の実線)かカスケード熱交換器24に流れる(図2の破線)かを切り替えるものであり、これにより、空気調和装置2において冷房運転及び暖房運転のいずれもが行われる。熱源熱交換器22は、例えば外気と冷媒との間で熱交換する。熱源熱交換器22は、冷房運転時には凝縮器として作用し、暖房運転時には蒸発器として作用する。熱源送風機22aは、熱源熱交換器22に室外空気を送る。外気温度検出部55は、外気の温度を検出する。
利用側ユニット5は、利用側熱交換器26と、利用側送風機26aとを有し、熱交換ユニット3から供給された熱媒体によって空調空間8の空気を調整する。利用側熱交換器26は、例えば室内空気と熱媒体との間で熱交換するものである。利用側熱交換器26は、冷房運転時には蒸発器として作用し、暖房運転時には凝縮器として作用する。利用側送風機26aは、利用側熱交換器26に室内空気を送る。
熱交換ユニット3は、冷媒配管口11aにおいて熱源ユニット4に接続され、熱媒体配管口12aにおいて利用側ユニット5に接続される。熱交換ユニット3は、ポンプ25と、カスケード熱交換器24と、膨張部23と、熱媒体バイパス回路13と、熱媒体流量調整弁32とを有する。なお、膨張部23は、熱源ユニット4に設けられてもよい。また、ポンプ25は、熱交換ユニット3とは別のポンプユニットに設けられてもよい。また、熱交換ユニット3は、冷媒バイパス回路14と、冷媒流量調整弁34と、熱媒体温度検出部51と、冷媒温度検出部52とを有する。
ポンプ25は、熱媒体を搬送する。カスケード熱交換器24は、冷媒と熱媒体との間で熱交換する。膨張部23は、冷媒を減圧して膨張する減圧弁又は膨張弁であり、例えば開度が調整される電子式膨張弁からなる。熱媒体バイパス回路13は、カスケード熱交換器24とポンプ25との間の熱媒体配管をバイパスし、ポンプ25から搬送された熱媒体の一部が流れる。熱媒体流量調整弁32は、熱媒体回路12に設けられ、カスケード熱交換器24に流入する熱媒体の流量を調整する。熱媒体温度検出部51は、熱媒体回路12に設けられ、ポンプ25から搬送された熱媒体の温度を検出する。
冷媒バイパス回路14は、カスケード熱交換器24と圧縮機21との間の冷媒配管をバイパスし、カスケード熱交換器24から流出する冷媒の一部が流れる。冷媒流量調整弁34は、冷媒回路11に設けられ、カスケード熱交換器24から流出する冷媒の流量を調整する。冷媒温度検出部52は、冷媒回路11に設けられ、カスケード熱交換器24から流出する冷媒の温度を検出する。本実施の形態1では、冷媒温度検出部52は、冷房用センサ52a及び暖房用センサ52bからなる。冷房用センサ52aは、熱源熱交換器22と冷媒流量調整弁34との間に設けられ、冷房運転時における制御に用いられる。暖房用センサ52bは、膨張部23と冷媒流量調整弁34との間に設けられ、暖房運転時における制御に用いられる。このように、冷媒温度検出部52は、冷房運転及び暖房運転のそれぞれにおいて、冷媒バイパス回路14の上流に設けられていることが好ましい。なお、冷媒温度検出部52は、1個としてもよい。
ここで、圧縮機21、熱源熱交換器22、膨張部23及びカスケード熱交換器24が冷媒配管により接続されて冷媒回路11が構成されている。また、ポンプ25、カスケード熱交換器24及び利用側熱交換器26が熱媒体配管により接続されて熱媒体回路12が構成されている。
(換気装置6)
換気装置6は、空調空間8の換気を行うものであり、ケーシング41と、全熱交換器42と、給気ファン43と、排気ファン44と、給気温度検出部53と、排気温度検出部54と、熱媒体バイパス熱交換器31と、冷媒バイパス熱交換器33とを備えている。ケーシング41には、外気を取り込む外気口45と、外気口45から取り込まれた外気を空調空間8に取り込む給気口46と、空調空間8の空気を排出する還気口47と、還気口47から排出された空気を空調空間8に排気する排気口48とが形成されている。
全熱交換器42は、ケーシング41内に設けられ、還気と外気との間で熱交換する。給気ファン43は、外気口45から外気を取り込み、外気を給気口46から空調空間8に送る。排気ファン44は、還気口47から空調空間8の空気を取り込み、空気を排気口48から非空調空間9に排出する。給気温度検出部53は、空調空間8への給気温度を検出する。排気温度検出部54は、空調空間8からの排気温度を検出する。熱媒体バイパス熱交換器31は、熱媒体バイパス回路13に設けられ、空調空間8に供給される外気と熱媒体との間で熱交換する。冷媒バイパス熱交換器33は、冷媒バイパス回路14に設けられ、空調空間8から排出されて非空調空間9に排気される還気と冷媒との間で熱交換する。
熱媒体流量調整弁32が開かれると、ポンプ25から搬送された熱媒体は、熱媒体回路12を通ってカスケード熱交換器24に流入する熱媒体と、熱媒体バイパス回路13を通って熱媒体バイパス熱交換器31に流入する熱媒体とに分岐する。一方、熱媒体流量調整弁32が閉じられると、ポンプ25から搬送された熱媒体は、熱媒体回路12における熱媒体流量調整弁32が設けられている部分を通らず、熱媒体バイパス回路13を通って熱媒体バイパス熱交換器31に流入する。
なお、本実施の形態1では、熱媒体流量調整弁32の開閉にかかわらず、熱媒体が熱媒体バイパス回路13に流入するように構成されているが、これに限らない。例えば、熱媒体流量調整弁32が熱媒体回路12及び熱媒体バイパス回路13のいずれにも設けられることによって、熱媒体が熱媒体回路12にのみ流れるか熱媒体バイパス回路13にのみ流れるかが選択されてもよい。熱媒体は、水でもよいしブラインでもよい。
冷媒流量調整弁34が開かれると、膨張部23から流出した冷媒は、冷媒回路11を通って熱源熱交換器22に流入する冷媒と、冷媒バイパス回路14を通って冷媒バイパス熱交換器33に流入する冷媒とに分岐する。一方、冷媒流量調整弁34が閉じられると、膨張部23から流出した冷媒は、冷媒回路11における冷媒流量調整弁34が設けられている部分を通らず、冷媒バイパス回路14を通って冷媒バイパス熱交換器33に流入する。
なお、本実施の形態1では、冷媒流量調整弁34の開閉にかかわらず、冷媒が冷媒バイパス回路14に流入するように構成されているが、これに限らない。例えば、冷媒流量調整弁34が冷媒回路11及び冷媒バイパス回路14のいずれにも設けられることによって、冷媒が冷媒回路11にのみ流れるか冷媒バイパス回路14にのみ流れるかが選択されてもよい。
図3は、変形例に係る空調システム1を示す回路図である。変形例では、図3に示すように、熱媒体流量調整弁32は、三方弁32a及び三方弁32bからなる。三方弁32aは、ポンプ25の出口側と熱媒体バイパス回路13との接続箇所に設けられており、熱媒体が熱媒体バイパス回路13に流れるか否かを切り替える。三方弁32bは、熱媒体バイパス回路13とカスケード熱交換器24の入口側との接続箇所に設けられている。三方弁32a及び三方弁32bが切り替えられることによって、熱媒体バイパス回路13に熱媒体が流れるか否かを一義的に決定することができる。
冷媒流量調整弁34は、三方弁34a及び三方弁34bからなる。三方弁34aは、膨張部23と冷媒バイパス回路14との接続箇所に設けられており、冷媒が冷媒バイパス回路14に流れるか否かを切り替える。三方弁34bは、冷媒バイパス回路14と冷房時の熱源熱交換器22の出口側との接続箇所に設けられている。三方弁34a及び三方弁34bが切り替えられることによって、冷媒バイパス回路14に冷媒が流れるか否かを一義的に決定することができる。
(空気調和装置2の動作)
次に、空気調和装置2の動作について説明する。本実施の形態1では、空気調和装置2は、冷房運転を行う。先ず、冷媒回路11における冷媒の流れについて説明する。冷房運転において、圧縮機21に吸入された冷媒は、圧縮機21によって圧縮されて高温且つ高圧のガス状態で吐出する。圧縮機21から吐出された高温且つ高圧のガス状態の冷媒は、流路切替装置20を通って、凝縮器として作用する熱源熱交換器22に流入し、熱源熱交換器22において、熱源送風機22aによって送られる外気と熱交換されて凝縮して液化する。凝縮された液状態の冷媒は、膨張部23に流入し、膨張部23において膨張及び減圧されて低温且つ低圧の気液二相状態の冷媒となる。
そして、気液二相状態の冷媒は、蒸発器として作用するカスケード熱交換器24に流入し、カスケード熱交換器24において、熱媒体と熱交換されて蒸発してガス化する。このとき、熱媒体が冷やされる。蒸発した低温且つ低圧のガス状態の冷媒は、流路切替装置20を通って、圧縮機21に吸入される。ここで、熱源熱交換器22から流出した冷媒の一部は、冷媒バイパス回路14に流入し、冷媒バイパス熱交換器33に至る。冷媒は、冷媒バイパス熱交換器33において排気と熱交換され、再び冷媒回路11に戻る。なお、図3に示すように、冷媒流量調整弁34が、三方弁34a及び三方弁34bからなる場合、冷媒は、冷媒バイパス回路14に流れないように制御することが可能である。
次に、熱媒体回路12における熱媒体の流れについて説明する。ポンプ25に搬送される熱媒体は、カスケード熱交換器24に流入し、カスケード熱交換器24において、冷媒と熱交換されて冷却される。カスケード熱交換器24から流出した熱媒体は、利用側熱交換器26に流入し、利用側熱交換器26において、利用側送風機26aによって送られる空調空間8の空気と熱交換されて加熱される。このとき、空調空間8の空気が冷却されて冷房が行われる。利用側熱交換器26から流出した熱媒体は、ポンプ25に吸入される。ここで、ポンプ25に搬送される熱媒体の一部は、熱媒体バイパス回路13に流入し、熱媒体バイパス熱交換器31に至る。熱媒体は、熱媒体バイパス熱交換器31において給気と熱交換され、再び熱媒体回路12に戻る。なお、図3に示すように、熱媒体流量調整弁32が、三方弁32a及び三方弁32bからなる場合、熱媒体は、熱媒体バイパス回路13に流れないように制御することが可能である。
(換気装置6の動作)
次に、換気装置6の動作について説明する。給気ファン43が動作すると、外気口45から外気が取り込まれ、全熱交換器42と熱媒体バイパス熱交換器31とを介して給気口46から空調空間8に給気される。排気ファン44が動作すると、還気口47から空調空間8の空気が取り込まれ、全熱交換器42と冷媒バイパス熱交換器33とを介して排気口48から非空調空間9に排気される。外気と還気とは、全熱交換器42において熱交換されて、それぞれ給気及び排気される。
(制御部50)
図4は、本発明の実施の形態1に係る制御部50を示すブロック図である。制御部50は、空調システム1の動作を制御するものであり、例えばマイコン等で構成されている。制御部50は、空気調和装置2と換気装置6とを連動する制御を行う。図2に示すように、制御部50は、判定手段61及び弁調整手段62を有している。
(熱媒体流量調整弁32の制御)
図5は、本発明の実施の形態1に係る空調システム1の熱媒体流量調整弁32及び冷媒流量調整弁34の制御を示す表である。先ず、空気調和装置2の熱媒体回路12と、換気装置6の給気側との連動制御について説明する。図5に示すように、判定手段61は、冷房運転時に、熱媒体温度検出部51によって検出された熱媒体温度が、給気温度検出部53によって検出された給気温度より低いかを判定する。弁調整手段62は、判定手段61によって熱媒体温度が給気温度より低いと判定された場合、熱媒体流量調整弁32を閉じる。これにより、熱媒体回路12に流れる熱媒体の全てが熱媒体バイパス回路13に流れる。従って、給気から熱媒体に移動する温熱の量が増えるため、換気装置6において給気口46から空調空間8に給気される空気の温度を下げることができる。
また、弁調整手段62は、冷房運転時に、熱媒体温度検出部51によって検出された熱媒体温度が、給気温度検出部53によって検出された給気温度以上の場合、熱媒体流量調整弁32を開く。これにより、熱媒体回路12に流れる熱媒体の一部が熱媒体バイパス回路13に流れ、残りの一部は熱媒体バイパス回路13に流れない。従って、熱媒体から給気に移動する温熱の量が減るため、換気装置6において給気口46から空調空間8に給気される空気の温度が上がることを抑制することができる。なお、熱媒体流量調整弁32の代わりに三方弁32a及び三方弁32bを用いた場合、熱媒体が熱媒体バイパス回路13に流れないように制御することができるため、熱媒体から給気に移動する温熱の量を更に低減することができる。
(冷媒流量調整弁34の制御)
空気調和装置2の冷媒回路11と、換気装置6の排気側との連動制御について説明する。図5に示すように、判定手段61は、冷房運転時に、冷房用センサ52aによって検出された冷媒温度が、排気温度検出部54によって検出された排気温度より高いかを判定する。弁調整手段62は、判定手段61によって冷媒温度が排気温度より高いと判定された場合、冷媒流量調整弁34を閉じる。これにより、冷媒回路11に流れる冷媒の全てが冷媒バイパス回路14に流れる。従って、冷媒から排気に移動する温熱の量が増えるため、過冷却することができる。また、弁調整手段62は、冷房運転時に、冷房用センサ52aによって検出された冷媒温度が、排気温度検出部54によって検出された排気温度以下の場合、冷媒流量調整弁34を開く。これにより、冷媒回路11に流れる冷媒の一部が冷媒バイパス回路14に流れ、残りの一部は冷媒バイパス回路14に流れない。従って、排気から冷媒に移動する温熱の量が減るため、過冷却度を維持することができる。なお、冷媒流量調整弁34の代わりに三方弁34a及び三方弁34bを用いた場合、冷媒が冷媒バイパス回路14に流れないように制御することができるため、排気から冷媒に移動する温熱の量を更に低減することができる。
本実施の形態1によれば、利用側熱交換器26の下流側に設けられた熱媒体バイパス回路13において、熱媒体バイパス熱交換器31が、利用側熱交換器26で熱交換された後の熱媒体と、空調空間8に給気される外気とを熱交換する。このように、本実施の形態1は、利用側熱交換器26で熱交換された後の熱媒体の排熱を回収して、回収した排熱を空調空間8への給気に利用することができる。また、熱媒体バイパス熱交換器31は、カスケード熱交換器24に流入する熱媒体と、空調空間8に給気される外気とを熱交換するため、冷房運転時には給気に冷風を供給して冷媒回路11の冷房運転の補助をすることができる。このように、排熱回収によって、給気後の空調空間8の快適性を向上させることができる。
また、本実施の形態1のように、冷媒回路11と冷媒バイパス回路14と冷媒バイパス熱交換器33とを有している場合、冷媒バイパス熱交換器33は、非空調空間9に排気される還気と、熱源熱交換器22で熱交換された後の冷媒とを熱交換する。このように、本実施の形態1は、非空調空間9に排気される空気の排熱を回収して、冷媒回路11の冷凍サイクルに排熱を利用することができる。
弁調整手段62は、冷房運転時に、熱媒体温度が給気温度より低いと判定された場合、熱媒体流量調整弁32を閉じる。これにより、熱媒体回路12に流れる熱媒体の全てが熱媒体バイパス回路13に流れる。従って、給気から熱媒体に移動する温熱の量が増えるため、換気装置6において給気口46から空調空間8に給気される空気の温度を下げることができる。また、弁調整手段62は、冷房運転時に、冷媒温度が排気温度より高いと判定された場合、冷媒流量調整弁34を閉じる。これにより、冷媒回路11に流れる冷媒の全てが冷媒バイパス回路14に流れる。従って、冷媒から排気に移動する温熱の量が増えるため、過冷却することができる。
従来、全熱交換器を有する換気装置において、全熱交換器において熱交換された後の排気の排熱を回収するものはない。これに対し、本実施の形態1では、全熱交換器42において熱交換された後の排気の排熱を空調に利用している。なお、本実施の形態1では、空気調和装置2で空気調和する空間と換気装置6で給気及び排気する空間とは、同一空間であるが、別の空間でもよい。別の空間である場合、それぞれの空間のいずれもが暖められるか冷やされるかされるときに、本実施の形態1と同様の効果を奏する。
実施の形態2.
図6は、本発明の実施の形態2に係る空調システム1を示す回路図である。本実施の形態2は、暖房運転が行われる場合について例示するものであり、本実施の形態2の回路図は、実施の形態1の回路図と同様である。
(空気調和装置2の動作)
次に、空気調和装置2の動作について説明する。本実施の形態2では、空気調和装置2は、暖房運転を行う。先ず、冷媒回路11における冷媒の流れについて説明する。圧縮機21に吸入された冷媒は、圧縮機21によって圧縮されて高温且つ高圧のガス状態で吐出する。圧縮機21から吐出された高温且つ高圧のガス状態の冷媒は、流路切替装置20を通って、凝縮器として作用するカスケード熱交換器24に流入し、カスケード熱交換器24において、熱媒体と熱交換されて凝縮して液化する。
凝縮された液状態の冷媒は、膨張部23に流入し、膨張部23において膨張及び減圧されて低温且つ低圧の気液二相状態の冷媒となる。そして、気液二相状態の冷媒は、蒸発器として作用する熱源熱交換器22に流入し、熱源熱交換器22において、熱源送風機22aによって送られる外気と熱交換されて蒸発してガス化する。蒸発した低温且つ低圧のガス状態の冷媒は、流路切替装置20を通って、圧縮機21に吸入される。ここで、圧縮機21から吐出された冷媒の一部は、冷媒バイパス回路14に流入し、冷媒バイパス熱交換器33に至る。冷媒は、冷媒バイパス熱交換器33において排気と熱交換され、再び冷媒回路11に戻る。なお、図3に示すように、冷媒流量調整弁34が、三方弁34a及び三方弁34bからなる場合、冷媒は、冷媒バイパス回路14に流れないように制御することが可能である。
次に、熱媒体回路12における熱媒体の流れについて説明する。ポンプ25に搬送される熱媒体は、カスケード熱交換器24に流入し、カスケード熱交換器24において、冷媒と熱交換されて加熱される。カスケード熱交換器24から流出した熱媒体は、利用側熱交換器26に流入し、利用側熱交換器26において、利用側送風機26aによって送られる空調空間8の空気と熱交換されて冷却される。このとき、空調空間8の空気が加熱されて暖房が行われる。利用側熱交換器26から流出した熱媒体は、ポンプ25に吸入される。ここで、ポンプ25に搬送される熱媒体の一部は、熱媒体バイパス回路13に流入し、熱媒体バイパス熱交換器31に至る。熱媒体は、熱媒体バイパス熱交換器31において給気と熱交換され、再び熱媒体回路12に戻る。なお、図3に示すように、熱媒体流量調整弁32が、三方弁32a及び三方弁32bからなる場合、熱媒体は、熱媒体バイパス回路13に流れないように制御することが可能である。
(熱媒体流量調整弁32の制御)
図7は、本発明の実施の形態2に係る空調システム1の熱媒体流量調整弁32及び冷媒流量調整弁34の制御を示す表である。次に、熱媒体流量調整弁32の制御について説明する。図7に示すように、判定手段61は、暖房運転時に、熱媒体温度検出部51によって検出された熱媒体温度が、給気温度検出部53によって検出された給気温度より高いかを判定する。弁調整手段62は、判定手段61によって熱媒体温度が給気温度より高いと判定された場合、熱媒体流量調整弁32を閉じる。これにより、熱媒体回路12に流れる熱媒体の全てが熱媒体バイパス回路13に流れる。従って、熱媒体から給気に移動する温熱の量が増えるため、給気口46から空調空間8に給気される空気の温度を上げることができる。
また、弁調整手段62は、暖房運転時に、熱媒体温度検出部51によって検出された熱媒体温度が、給気温度検出部53によって検出された給気温度以下の場合、熱媒体流量調整弁32を開く。これにより、熱媒体回路12に流れる熱媒体の一部が熱媒体バイパス回路13に流れ、残りの一部は熱媒体バイパス回路13に流れない。従って、給気から熱媒体に移動する温熱の量が減るため、換気装置6において給気口46から空調空間8に給気される空気の温度が下がることを抑制することができる。
(冷媒流量調整弁34の制御)
次に、冷媒流量調整弁34の制御について説明する。判定手段61は、暖房運転時に、暖房用センサ52bによって検出された冷媒温度が、排気温度検出部54によって検出された排気温度より低いかを判定する。弁調整手段62は、判定手段61によって冷媒温度が排気温度より低いと判定された場合、冷媒流量調整弁34を閉じる。これにより、冷媒回路11に流れる冷媒の全てが冷媒バイパス回路14に流れる。従って、排気から冷媒に移動する温熱の量が増えるため、蒸発を補助することができる。また、熱源送風機22aの回転数を低減させることもできる。更に、弁調整手段62は、暖房運転時に、暖房用センサ52bによって検出された冷媒温度が、排気温度検出部54によって検出された排気温度以上の場合、冷媒流量調整弁34を開く。これにより、冷媒回路11に流れる冷媒の一部が冷媒バイパス回路14に流れ、残りの一部は冷媒バイパス回路14に流れない。従って、冷媒から排気に移動する温熱の量が減るため、過熱度を維持することができる。
熱媒体バイパス熱交換器31は、カスケード熱交換器24に流入する熱媒体と、空調空間8に給気される外気とを熱交換するため、暖房運転時には給気に温風を供給して冷媒回路11の暖房運転の補助をすることができる。このように、排熱回収によって、給気後の空調空間8の快適性を向上させることができる。
弁調整手段62は、暖房運転時に、熱媒体温度が給気温度より高いと判定された場合、熱媒体流量調整弁32を閉じる。これにより、熱媒体回路12に流れる熱媒体の全てが熱媒体バイパス回路13に流れる。従って、熱媒体から給気に移動する温熱の量が増えるため、給気口46から空調空間8に給気される空気の温度を上げることができる。また、弁調整手段62は、暖房運転時に、冷媒温度が排気温度より低いと判定された場合、冷媒流量調整弁34を閉じる。これにより、冷媒回路11に流れる冷媒の全てが冷媒バイパス回路14に流れる。従って、排気から冷媒に移動する温熱の量が増えるため、蒸発を補助することができる。
実施の形態3.
図8は、本発明の実施の形態3に係る空調システム1の制御を示す表である。本実施の形態3は、例えば冬季における電算室の冷房等、主に低外気下において冷房を行う場合の制御であり、外気温度による制御を行う点で、実施の形態1と相違する。本実施の形態3では、実施の形態1と同一の部分は同一の符号を付して説明を省略し、実施の形態1との相違点を中心に説明する。
図8に示すように、制御部50は、外気温度検出部55によって検出された外気の温度が外気温度閾値より低い場合、圧縮機21を含む熱源ユニット4を停止する。その際、制御部50は、ポンプ25の運転を継続させる。ポンプ25によって搬送される熱媒体は、熱媒体バイパス熱交換器31によって、低温の外気と熱交換されるため、冷却される。従って、熱源ユニット4を動作させることなく、空調空間8の冷房を行うことができる。なお、制御部50は、外気温度検出部55によって検出された外気の温度が外気温度閾値以上の場合、圧縮機21を含む熱源ユニット4の運転を継続させる。
図9は、本発明の実施の形態3に係る空調システム1の熱媒体流量調整弁32の制御を示す表である。次に、本実施の形態3のように低外気における冷房運転時の制御について説明する。図9に示すように、判定手段61は、冷房運転時に、熱媒体温度検出部51によって検出された熱媒体温度が、給気温度検出部53によって検出された給気温度より高いかを判定する。弁調整手段62は、判定手段61によって熱媒体温度が給気温度より高いと判定された場合、熱媒体流量調整弁32を閉じる。これにより、熱媒体回路12に流れる熱媒体の全てが熱媒体バイパス回路13に流れる。従って、熱媒体から給気に移動する温熱の量が増えるため、熱媒体を冷却することができる。よって、圧縮機21が停止されて、カスケード熱交換器24における冷却量が減っても、熱媒体が冷却されて冷房運転を行うことができる。これにより、省エネ運転を実現することができる。なお、圧縮機21が停止した状態で冷房運転が可能か否かは、外気温度に依存するだけではなく、利用側ユニット5の設定温度及び還気の温度等にも依存する。
実施の形態4.
図10は、本発明の実施の形態4に係る空調システム100を示す回路図である。本実施の形態4は、給気側ドレンパン161、排気側ドレンパン162、ホース163及び気化フィルタ164を備えている点で、実施の形態1と相違する。本実施の形態4では、実施の形態1と同一の部分は同一の符号を付して説明を省略し、実施の形態1との相違点を中心に説明する。
図10に示すように、給気側ドレンパン161は、熱媒体バイパス熱交換器31の下方に設置され、熱媒体バイパス熱交換器31に付着する結露水を受ける。排気側ドレンパン162は、冷媒バイパス熱交換器33の下方に設置され、冷媒バイパス熱交換器33に付着する結露水を受ける。ホース163は、排気側ドレンパン162と気化フィルタ164とを接続する。気化フィルタ164は、全熱交換器42と吸気ファンとの間に設けられ、水分を気化する。
暖房運転時、冷媒バイパス熱交換器33において排気が冷媒と熱交換されて冷却され、排気に含まれる水分が結露する。結露水は、冷媒バイパス熱交換器33から排気側ドレンパン162に流れ落ちる。排気側ドレンパン162が受けた結露水は、ホース163を通って気化フィルタ164に至る。水は、気化フィルタ164によって気化され、気化フィルタ164を通った給気に取り込まれる。これにより、暖房運転時に、給水を必要とすることなく、空調空間8を加湿することができる。なお、例えば熱帯植物等を栽培する温室では、夏季でも暖房している。このような夏季の暖房用途において、熱媒体温度が給気温度より低い場合、弁調整手段62が熱媒体流量調整弁32を閉じることによって、実施の形態3と同様に、圧縮機21を停止しても空調空間8を暖房することができる。
図11は、本発明の実施の形態4に係る空調システム100の熱媒体流量調整弁32及び冷媒流量調整弁34の制御を示す表である。ここで、上記の加湿暖房運転時の制御について説明する。図11に示すように、判定手段61は、暖房運転時に、暖房用センサ52bによって検出された冷媒温度が、排気温度検出部54によって検出された排気温度より低いかを判定する。弁調整手段62は、判定手段61によって冷媒温度が排気温度より低いと判定された場合、冷媒流量調整弁34を閉じる。これにより、排気から冷媒に移動する温熱の量が増えるため蒸発を補助することができる。また、排気側ドレンパン162に結露水が溜まり、その結露水はホース163を通って気化フィルタ164に流れる。即ち、気化フィルタ164に水分を供給することができる。
更に、判定手段61は、暖房運転時に、熱媒体温度検出部51によって検出された熱媒体温度が、給気温度検出部53によって検出された給気温度より高いかを判定する。弁調整手段62は、判定手段61によって熱媒体温度が給気温度より高いと判定された場合、熱媒体流量調整弁32を閉じる。これにより、熱媒体から給気に移動する温熱の量が増えるため、給気口46から空調空間8に給気される空気の温度を上げることができる。その際、給気口46から空調空間8に給気される空気は、冷媒バイパス熱交換器33で結露した水分が供給された気化フィルタ164から水を受け取る。これにより、空調空間8に加湿温風を供給することができる。
なお、排気温度が冷媒温度よりもかなり高い場合、排気側ドレンパン162に溜まる結露水が増加し、気化フィルタ164の水分量が増加するため、加湿効果がさらに高まる。また、熱媒体温度が給気温度よりもかなり高い場合、給気が気化フィルタ164から受け取る水が増えるため、加湿効果が高まる。また、全熱交換器42によって、外気に含まれる水分が還気に移り、排気の相対湿度が高くなった場合、加湿効果がさらに高まる。更に、全熱交換器42によって、外気が還気に暖められ、給気の相対湿度が低くなった場合、加湿効果がさらに高まる。
冷房運転時、熱媒体バイパス熱交換器31において給気が熱媒体と熱交換されて冷却され、給気に含まれる水分が結露する。結露水は、熱媒体バイパス熱交換器31から給気側ドレンパン161に流れ落ちる。これにより、冷房運転時に、給気による空調空間8の湿度が上昇することを抑制することができる。
図12は、本発明の実施の形態4に係る空調システム100の熱媒体流量調整弁32の制御を示す表である。ここで、上記の除湿冷房運転時の制御について説明する。図12に示すように、判定手段61は、冷房運転時に、熱媒体温度検出部51によって検出された熱媒体温度が、給気温度検出部53によって検出された給気温度より低いかを判定する。弁調整手段62は、判定手段61によって熱媒体温度が給気温度より低いと判定された場合、熱媒体流量調整弁32を閉じる。これにより、熱媒体回路12に流れる熱媒体の全てが熱媒体バイパス回路13に流れる。従って、給気から熱媒体に移動する温熱の量が増えるため、換気装置6において給気口46から空調空間8に給気される空気の温度を下げることができる。ここで、熱媒体バイパス熱交換器31で結露した水が給気側ドレンパン161に流れるため、空調空間8に除湿冷風が送られる。なお、全熱交換器42によって、外気が還気によって冷却されて、給気の相対湿度が高くなったとき、除湿効果が高まる。また、給気温度が熱媒体温度よりもかなり高い場合、除湿効果が高まる。
1 空調システム、2 空気調和装置、3 熱交換ユニット、4 熱源ユニット、5 利用側ユニット、6 換気装置、8 空調空間、9 非空調空間、10 天井裏空間、11 冷媒回路、11a 冷媒配管口、12 熱媒体回路、12a 熱媒体配管口、13 熱媒体バイパス回路、14 冷媒バイパス回路、20 流路切替装置、21 圧縮機、22 熱源熱交換器、22a 熱源送風機、23 膨張部、24 カスケード熱交換器、25 ポンプ、26 利用側熱交換器、26a 利用側送風機、31 熱媒体バイパス熱交換器、32 熱媒体流量調整弁、32a 三方弁、32b 三方弁、33 冷媒バイパス熱交換器、34 冷媒流量調整弁、34a 三方弁、34b 三方弁、41 ケーシング、42 全熱交換器、43 給気ファン、44 排気ファン、45 外気口、46 給気口、47 還気口、48 排気口、50 制御部、51 熱媒体温度検出部、52 冷媒温度検出部、52a 冷房用センサ、52b 暖房用センサ、53 給気温度検出部、54 排気温度検出部、55 外気温度検出部、61 判定手段、62 弁調整手段、100 空調システム、161 給気側ドレンパン、162 排気側ドレンパン、163 ホース、164 気化フィルタ。
本発明は、空調空間の空気を調整する空気調和装置及び空調システムに関する。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、熱媒体回路に流れる熱媒体の排熱を回収する空気調和装置及び空調システムを提供するものである。
本発明に係る空気調和装置は、ポンプ、カスケード熱交換器及び空調空間に流れる空気と熱媒体とを熱交換する利用側熱交換器が熱媒体配管により接続され、熱媒体が流れる熱媒体回路と、利用側熱交換器から流出する熱媒体が流れる熱媒体バイパス回路と、熱媒体バイパス回路に設けられ、空調空間に給気される外気と熱媒体とを熱交換する熱媒体バイパス熱交換器と、熱媒体回路に設けられ、カスケード熱交換器に流入する熱媒体の流量を調整する熱媒体流量調整弁と、カスケード熱交換器に流入する熱媒体温度を検出する熱媒体温度検出部と、空調空間への給気温度を検出する給気温度検出部と、熱媒体流量調整弁の動作を制御する制御部と、を備え、制御部は、冷房運転時に、熱媒体温度検出部によって検出された熱媒体温度が、給気温度検出部によって検出された給気温度より低いかを判定する判定手段と、判定手段によって熱媒体温度が給気温度より低いと判定された場合、熱媒体流量調整弁を閉じる弁調整手段と、を有する

Claims (18)

  1. ポンプ、カスケード熱交換器及び空調空間に流れる空気と熱媒体とを熱交換する利用側熱交換器が熱媒体配管により接続され、熱媒体が流れる熱媒体回路と、
    前記利用側熱交換器から流出する熱媒体が流れる熱媒体バイパス回路と、
    前記熱媒体バイパス回路に設けられ、前記空調空間に給気される外気と熱媒体とを熱交換する熱媒体バイパス熱交換器と、
    を備える空気調和装置。
  2. 前記熱媒体回路に設けられ、前記カスケード熱交換器に流入する熱媒体の流量を調整する熱媒体流量調整弁を更に備える
    請求項1記載の空気調和装置。
  3. 前記カスケード熱交換器に流入する熱媒体温度を検出する熱媒体温度検出部と、
    前記空調空間への給気温度を検出する給気温度検出部と、
    前記熱媒体流量調整弁の動作を制御する制御部を更に備える
    請求項2記載の空気調和装置。
  4. 前記制御部は、
    冷房運転時に、前記熱媒体温度検出部によって検出された熱媒体温度が、前記給気温度検出部によって検出された給気温度より低いかを判定する判定手段と、
    前記判定手段によって前記熱媒体温度が前記給気温度より低いと判定された場合、前記熱媒体流量調整弁を閉じる弁調整手段と、を有する
    請求項3記載の空気調和装置。
  5. 前記制御部は、
    暖房運転時に、前記熱媒体温度検出部によって検出された熱媒体温度が、前記給気温度検出部によって検出された給気温度より高いかを判定する判定手段と、
    前記判定手段によって前記熱媒体温度が前記給気温度より高いと判定された場合、前記熱媒体流量調整弁を閉じる弁調整手段と、を有する
    請求項3又は4記載の空気調和装置。
  6. 前記熱媒体バイパス熱交換器に付着する結露水を受ける給気側ドレンパンを更に備える
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の空気調和装置。
  7. 圧縮機、熱源熱交換器、膨張部及び冷媒と熱媒体との間で熱交換する前記カスケード熱交換器が冷媒配管により接続され、冷媒が流れる冷媒回路と、
    前記膨張部と前記熱源熱交換器との間に流れる冷媒をバイパスする冷媒バイパス回路と、
    前記冷媒バイパス回路に設けられ、前記空調空間から排出されて非空調空間に排気される還気と冷媒とを熱交換する冷媒バイパス熱交換器と、を更に備える
    請求項1〜6のいずれか1項に記載の空気調和装置。
  8. 前記冷媒回路に設けられ、前記カスケード熱交換器から流出する冷媒の流量を調整する冷媒流量調整弁を更に備える
    請求項7記載の空気調和装置。
  9. 前記カスケード熱交換器から流出する冷媒温度を検出する冷媒温度検出部と、
    前記空調空間からの排気温度を検出する排気温度検出部と、
    前記冷媒流量調整弁の動作を制御する制御部と、を更に備える
    請求項8記載の空気調和装置。
  10. 前記制御部は、
    冷房運転時に、前記冷媒温度検出部によって検出された冷媒温度が、前記排気温度検出部によって検出された排気温度より高いかを判定する判定手段と、
    前記判定手段によって前記冷媒温度が前記排気温度より高いと判定された場合、前記冷媒流量調整弁を閉じる弁調整手段と、を有する
    請求項9記載の空気調和装置。
  11. 前記制御部は、
    暖房運転時に、前記冷媒温度検出部によって検出された冷媒温度が、前記排気温度検出部によって検出された排気温度より低いかを判定する判定手段と、
    前記判定手段によって前記冷媒温度が前記排気温度より低いと判定された場合、前記冷媒流量調整弁を閉じる弁調整手段と、を有する
    請求項9又は10記載の空気調和装置。
  12. 前記冷媒バイパス熱交換器に付着する結露水を受ける排気側ドレンパンと、
    前記排気側ドレンパンに溜まった結露水を気化して給気を加湿する気化フィルタと、を更に備える
    請求項7〜11のいずれか1項に記載の空気調和装置。
  13. 外気の温度を検出する外気温度検出部と、
    前記外気温度検出部によって検出された外気の温度が外気温度閾値より低い場合、前記圧縮機を停止する制御部と、を更に備える
    請求項7〜12のいずれか1項に記載の空気調和装置。
  14. 前記カスケード熱交換器に流入する熱媒体温度を検出する熱媒体温度検出部と、
    前記空調空間への給気温度を検出する給気温度検出部と、を更に備え、
    前記制御部は、
    前記熱媒体温度検出部によって検出された熱媒体温度が、前記給気温度検出部によって検出された給気温度より高いかを判定する判定手段と、
    前記判定手段によって前記熱媒体温度が前記給気温度より高いと判定された場合、前記熱媒体流量調整弁を閉じる弁調整手段と、を有する
    請求項2に従属する請求項7に従属する請求項13記載の空気調和装置。
  15. 請求項1〜14のいずれか1項に記載の空気調和装置と、
    外気を取り込む外気口と、前記外気口から取り込まれた外気を前記空調空間に給気する給気口と、前記空調空間の空気を排出する還気口と、前記還気口から排出された空気を非空調空間に排気する排気口と、が形成され前記空調空間の換気を行う換気装置と、
    を備える空調システム。
  16. 前記換気装置は、
    前記外気口から取り込まれた外気と前記還気口から排出された還気とを熱交換する全熱交換器を有する
    請求項15記載の空調システム。
  17. 利用側熱交換器を有し、空調空間の空気を調整する利用側ユニットを備える空気調和装置であって、
    圧縮機と、熱源熱交換器と、を有する熱源ユニットと、
    前記熱源ユニットから供給される冷媒と、前記利用側ユニットに供給される熱媒体との間で熱交換するカスケード熱交換器と、膨張部と、前記熱媒体を搬送するポンプと、前記利用側熱交換器から流出する熱媒体が流れ、空調空間に給気される外気と熱媒体とを熱交換する熱媒体バイパス熱交換器が設けられる熱媒体バイパス回路と、を有する熱交換ユニットと、
    を備える空気調和装置。
  18. 圧縮機と熱源熱交換器とを有する熱源ユニットと、利用側熱交換器を有し空調空間の空気を調整する利用側ユニットとに接続される熱交換ユニットであって、
    前記熱源ユニットから供給される冷媒と、前記利用側ユニットに供給される熱媒体との間で熱交換するカスケード熱交換器と、膨張部と、前記熱媒体を搬送するポンプと、前記利用側熱交換器から流出する熱媒体が流れ、空調空間に給気される外気と熱媒体とを熱交換する熱媒体バイパス熱交換器が設けられる熱媒体バイパス回路と、を有する
    熱交換ユニット。
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