JPWO2019150747A1 - 蛍光体およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

蛍光体は、板状蛍光体と、接合部材と、集光用光学部材とを有する。集光用光学部材は、少なくとも一つの凸面を有し、接合部材により板状蛍光体に固定されている。板状蛍光体の集光用光学部材が接合された面と、集光用光学部材が有する凸面との間で、接合部材はフィレット形状を形成している。フィレット形状の、板状蛍光体の集光用光学部材が接合された面からの高さを高さXとし、集光用光学部材の、板状蛍光体の集光用光学部材が接合された面からの最大距離を最大距離Yとすると、高さXは最大距離Yの2/3以下である。

Description

本開示は、主として蛍光体、特に高出力密度を有するレーザー光を用いて励起させ白色光を得るための蛍光体に関する。
近年、青色レーザーダイオードを発光源とするレーザーにより蛍光体を励起し、通常の発光ダイオード(LED)よりもさらなる高輝度な白色光を得るための開発研究が盛んに行われている。このような白色光は、エネルギーの消費量が少なく、高輝度であることから、自動車用のヘッドライトや、内視鏡用の光源、高輝度プロジェクターへの応用が可能であり、大きな需要が見込まれている。
しかしながら、レーザー光の出力密度を上げていくと蛍光体上の微小な面積に光エネルギーが集中することになるため発熱量が増加する。そのため、発熱量増加による温度消光や蛍光体自体の劣化が問題となる。従って、これらのレーザー励起光源に対応した蛍光体としては、出力密度の高いレーザー光照射下においても、発光量を維持することのできる耐熱性の高い蛍光体が必要とされる。
特許文献1では、LEDなどでもしばしば使用されるシリコーン樹脂中に蛍光体粉末が分散された蛍光体が開示されている。
また、出力密度の高いレーザー光照射下において、発光量を維持するという要求特性を満たすための蛍光体として、例えば特許文献2では、発光材料と熱伝導材料が三次元的に複合化されたMGC(Melt Growth Composite)蛍光体が提案されている。MGC蛍光体では、励起光である出力密度の高いレーザー光が照射された際に、MGC蛍光体を構成する発光材料から蛍光を発する。蛍光を発することによる発熱は発光材料と三次元的に複合化された熱伝導材料により、発光スポット外に伝熱される。結果として、発光材料の温度が上がり過ぎることによる温度消光が抑制されることとなり、出力密度の高いレーザー光照射下においても一定の発光量が維持される。
特開2012−074273号公報 国際公開第2004/065324号
本開示の蛍光体は、板状蛍光体と、接合部材と、集光用光学部材とを有する。
集光用光学部材は、少なくとも一つの凸面を有し、接合部材により板状蛍光体に固定されている。
板状蛍光体の集光用光学部材が接合された面と、集光用光学部材が有する凸面との間で、接合部材はフィレット形状を形成している。
フィレット形状の、板状蛍光体の集光用光学部材が接合された面からの高さを高さXとし、集光用光学部材の、板状蛍光体の集光用光学部材が接合された面からの最大距離を最大距離Yとすると、高さXは最大距離Yの2/3以下である。
本開示の蛍光体の製造方法は、
発光材料の原料粉末と熱伝導材料の原料粉末とを混合し、坩堝に投入する工程と、
坩堝を加熱し、発光材料と熱伝導材料とを溶融混合させる工程と、
溶融混合させた発光材料と熱伝導材料を、引き上げまたは引下げて、冷却固化させて、発光材料と熱伝導材料とを3次元的に複合化させたMelt Growth Composite(MGC)蛍光体を形成する工程と、
MGC蛍光体を板状に加工し、板状蛍光体を形成する工程と、
透明部材を、板状蛍光体又は集光用光学部材に付着させる工程と、
透明部材を介して集光用光学部材と板状蛍光体とを接触させる工程と、
透明部材を介して集光用光学部材と板状蛍光体とを接合する工程と、
を有する。
さらに、本開示の蛍光体の別の製造方法は、
焼結セラミクス蛍光体を板状に加工し、板状蛍光体を形成する工程と、
透明部材を、板状蛍光体又は集光用光学部材に付着させる工程と、
透明部材を介して集光用光学部材と板状蛍光体とを接触させる工程と、
透明部材を介して集光用光学部材と板状蛍光体とを接合させる工程と、
を有する。
図1は、実施の形態に係る蛍光体の断面構造を示す断面図である。 図2Aは、実施の形態に係る蛍光体の断面構造を示す断面図である。 図2Bは、図2AのMGC蛍光体のミクロ構造を示す拡大断面模式図である。 図3は、実施例16に係る蛍光体の断面図である。 図4Aは、実施例1の製造工程の一部を表す断面模式図である。 図4Bは、実施例1の製造工程の一部を表す断面模式図である。 図4Cは、実施例1の製造工程の一部を表す断面模式図である。 図4Dは、実施例1の製造工程の一部を表す断面模式図である。 図4Eは、実施例1の製造工程の一部を表す断面模式図である。 図5は、実施の形態に係る蛍光体の光学シミュレーションの結果を示す図である。
特許文献1記載のシリコーン樹脂中に蛍光体粉末が分散された構成では、出力密度の高いレーザー光照射により、蛍光体の分散媒であるシリコーン樹脂が劣化変色し、発光輝度が低下する。また、特許文献2の発光材料と熱伝導材料とが三次元的に複合化されたMGC蛍光体においては、熱伝導材料は入射レーザー光を蛍光に変換する機能がない。そのため、特に出力密度の高いレーザー光である場合、入射されたレーザーの一部は熱伝導材料を反射しながら導波され、また乱反射してMGC蛍光体外に射出する。その結果、蛍光がレーザーの入射箇所を起点として、発散することとなり集光効率が低下する。
本開示の蛍光体は、板状蛍光体と、
少なくとも一つの凸面を有する集光用光学部材と、
を備え、
前記集光用光学部材が、前記板状蛍光体に接合部材で固定されており、
前記板状蛍光体の前記集光用光学部材が接合された面と、前記集光用光学部材が有する凸面との間で、前記接合部材がフィレット形状を形成しており、
前記フィレット形状の、前記板状蛍光体の前記集光用光学部材が接合された面からの高さXが、前記集光用光学部材の、前記板状蛍光体の前記集光用光学部材が接合された面からの最大距離Yの2/3以下である。
本開示の蛍光体は、前記集光用光学部材が、少なくとも一つの凸面を有し、前記凸面の少なくとも1点から前記板状蛍光体の、前記集光用光学部材が接合された面に下した仮想的な垂線上の少なくとも一部に、空間が存在してもよい。
本開示の蛍光体は、前記板状蛍光体がMGC蛍光体であって、前記MGC蛍光体は、蛍光物質である発光材料と、金属酸化物である熱伝導材料とが3次元的に複合化されて形成されていてもよい。
本開示の蛍光体は、前記発光材料および前記熱伝導材料の少なくとも一方が金属酸化物であり、前記発光材料においては前記金属酸化物中の金属元素が発光元素に置き換わった構造であってもよい。
本開示の蛍光体は、前記発光材料が、YAl12を母体として、一部のY元素がCe元素に置き換わった発光材料か、またはLuAl12を母結晶として、母結晶中のLu原子の一部がCe元素に置き換わった発光材料であり、前記熱伝導材料がAlかまたはZnOであってもよい。
本開示の蛍光体は、前記板状蛍光体が、焼結セラミクス蛍光体であってもよい。
本開示の蛍光体は、前記焼結セラミクス蛍光体が、YAl12を母体として、一部のY元素がCe元素に置き換わった発光材料であってもよい。
本開示の蛍光体は、前記集光用光学部材が二酸化ケイ素からなる球状レンズであってもよい。
本開示の蛍光体は、前記接合部材が、熱硬化性透明部材かもしくは熱可塑性透明部材であってもよい。
本開示の蛍光体は、前記接合部材が、シリコーン樹脂であってもよい。
本開示の蛍光体は、前記接合部材の屈折率が、前記集光用光学部材の屈折率以下であってもよい。
本開示の蛍光体の製造方法は、発光材料の原料粉末と熱伝導材料の原料粉末とを混合し、坩堝に投入する工程と、
前記坩堝を加熱し、前記発光材料と前記熱伝導材料とを溶融混合させる工程と、
前記溶融混合させた発光材料と熱伝導材料を、引き上げまたは引下げて、冷却固化させて、前記発光材料と前記熱伝導材料とを3次元的に複合化させたMGC蛍光体を形成する工程と、
前記MGC蛍光体を板状に加工し、板状蛍光体を形成する工程と、
透明部材の液状モノマーか又は熱溶融させた透明部材を、前記板状蛍光体又は集光用光学部材に付着させる工程と、
前記透明部材を介して集光用光学部材と板状蛍光体とを接触させる工程と、
前記透明部材の液状モノマーを硬化させるか、若しくは、熱溶融させた前記透明部材を冷却固化させることにより、冷却固化させた前記透明部材を介して前記集光用光学部材と前記板状蛍光体とを接合する工程と、
を有する。
さらに本開示の別の蛍光体の製造方法は、焼結セラミクス蛍光体を板状に加工し、板状蛍光体を形成する工程と、
透明部材の液状モノマーか又は熱溶融させた透明部材を、前記板状蛍光体又は集光用光学部材に付着させる工程と、
前記透明部材を介して集光用光学部材と前記板状蛍光体とを接触させる工程と、
前記透明部材の液状モノマーを硬化させるか、若しくは、熱溶融させた前記透明部材を冷却固化させることにより、冷却固化させた前記透明部材を介して前記集光用光学部材と前記板状蛍光体とを接合させる工程と、
を有する。
以下、実施の形態に係る蛍光体及びその製造方法について添付図面を用いて説明する。なお、図面において実質的に同一の部材には同一の符号を付している。
(実施の形態)
図1は、実施の形態に係る蛍光体10の断面構造を示す断面図である。本実施の形態に係る蛍光体10では、板状蛍光体11と、少なくとも一つの凸面を有する集光用光学部材13と、を備える。集光用光学部材13は、例えば、図1に示すように球状レンズである。板状蛍光体11と集光用光学部材13は、接合部材12で接着されて固定されている。尚、接合部材12は、板状蛍光体11の面と集光用光学部材13の面との間で双方の面に接着したいわゆるフィレット形状となっている。ここで「フィレット形状」とは、例えば、集光用光学部材13の面から板状蛍光体11の面への裾拡がりの形状を意味している。板状蛍光体11において、集光用光学部材13が接合された面の反対面からレーザー光21が照射された場合に、板状蛍光体11から、板状蛍光体11と集光用光学部材13が接合された面に向って発光、散乱する光が、集光用光学部材13により集光される。蛍光体10は、レーザーの入射面と反対面に集光用光学部材13を接合部材12で固定している。そのため、光の集光効果を高めることができる。さらに、蛍光体10によれば、接合部材12のフィレット形状の高さXが、集光用光学部材13の高さYの2/3以下である。これによって、接合部材12が集光用光学部材13の射出する光の一部の光路を覆う面積が限定され、発光強度の低下を抑制できる。
以下に、この蛍光体を構成する部材について説明する。
(板状蛍光体)
板状蛍光体11としては、特定の波長の光を入射した際に、より長波長の光を発する蛍光体材料を板状に形成したものであればよい。例えば、後述する発光材料15と熱伝導材料14とが3次元的に複合化したMGC(Melt Growth Composite)蛍光体(図2B参照)を板状に加工したものや、発光材料粉末を焼結することによって製造される焼結セラミクス蛍光体を板状に加工したものを用いることができる。本実施の形態における蛍光体10では、集光用光学部材13が接合された面の裏側からレーザー光21を照射し、板状蛍光体11で生じた蛍光を集光用光学部材13によって集光した蛍光22としている。そこで、集光用光学部材13が接合された面側における蛍光の集光効果を高めるという観点から、板状蛍光体11の厚みとしては、50μm以上、2000μm以下とすることが好ましい。厚みが50μmより小さいと、板状蛍光体11の強度が小さくなり、製造工程における破損が生じやすい。2000μmよりも厚い場合には、レーザー光21の入射によって生じた蛍光が、板状蛍光体11自身により吸収されてしまい、レーザー光21の入射方向と反対側への蛍光22の発光強度が低減してしまい好ましくない。本実施の形態の製造工程における取り扱い易さと、発光強度とを両立するという観点から、板状蛍光体11の厚みとしては、100μm以上、1mm以下である場合がさらに好ましい。
(発光材料)
発光材料としては、母結晶に金属元素が発光イオンとして賦活した酸化物や窒化物、硫化物などとすることができる。母結晶の組成として、B、Gd、O、S、Al、Ga、Ba、Sr、K、V、La、Cl、P、In、Zn、Y、Lu、Ca、Mg等の原子を1種類以上用い、発光中心原子としてZn、Ho、Tb、Nd、Ag、Mn、Ce、Eu、Dy、Tm等が1種類以上賦活され用いられている無機発光材料とすることができる。
なかでも、MGC蛍光体を製造する場合、その製造工程において、坩堝内で溶融させ易く、また後述する熱伝導材料として好適に使用できるAlと共晶させ易いという観点から、発光材料を選択することが好ましい。例えば、YAl12を母結晶とし、母結晶中のY原子の一部がCe原子に置き換わった、発光材料(以下、Ce:YAGとも記載する)を好適に使用することができる。また、LuAl12を母結晶とし、母結晶中のLu原子の一部がCe原子に置き換わった、発光材料(以下、Ce:LuAGとも記載する)を好適に使用することができる。
また、焼結セラミクス蛍光体を形成する際には、発光効率が高いという観点から、Ce:YAG蛍光体を好適に使用することができる。
(熱伝導材料)
MGC蛍光体を製造する場合の熱伝導材料としては、金属酸化物や金属窒化物、金属炭化物などのセラミクス材料を用いることができる。金属酸化物としては、例えば、Al、MgO、ZrO、TiO、SiO、CaO、Y、ZnOや、希土類酸化物などが上げられる。中でも、透明度が高く、前述のCe:YAG蛍光体や、Ce:LuAG蛍光体と共晶しやすいという観点からはAlが好ましい。一方、屈折率が低く、入射レーザー光が導波されることによる散乱を制御しやすいという観点からはZnOが好ましい。
また、板状蛍光体が前述の焼結セラミクス蛍光体の場合、発光材料の粉末と上記熱伝導材料の粉末を混合し、混合物を焼結することにより、発光材料と熱伝導材料が物理的に混在した、放熱効果の高い焼結セラミクス蛍光体とすることもできる。その際、使用する熱伝導材料としては、上記MGC蛍光体における熱伝導材料と同様のものを使用することが可能である。
(接合部材)
接合部材12としては、透明な熱可塑性樹脂や、モノマーを重合して透明なポリマーを形成する、例えば熱硬化性樹脂、光硬化性樹脂、湿気硬化性樹脂を用いることができる。硬化前または熱溶融状態の液状の接合部材に、板状蛍光体と集光用光学部材が共に接触するように配置してから、硬化または冷却固化により、板状蛍光体と集光用光学部材とが接合される。また、出力密度の高いレーザー光を、板状蛍光体に照射した場合に、板状蛍光体は100℃以上の高温になることが想定される。従って、接合部材12としては、軟化点が100℃より高く、耐熱性の高い透明樹脂を使用することができる。
接合部材12としては、例えば、ポリビニルアルコール、ポリスチレン、スチレン・アクリロニトリル共重合体、スチレン・ブタジエン・アクリロニトリル共重合体、ポリエチレン、エチレン酢酸ビニル共重合体、ポリプロピレン、ポリメチルメタクリレート、メタクリルスチレン重合体、酢酸セルロース、ポリカーボネート、ポリエステル、PET(ポリエチレンテレフタレート)、三フッ化ビニリデン、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、ポリエーテルサルフォン、シクロオレフィン、トリアセテート、有機無機ハイブリッド樹脂などを単独で使用することが出来、これらを2種類以上混合して使用することもできる。中でも耐熱性が高いという観点からシリコーン樹脂、有機無機ハイブリッド樹脂、ハイブリッドガラスを好適に使用することができる。なかでも連続耐熱温度が200℃以上であるハイブリッドガラスは特に好適に使用することができる。ハイブリッドガラスは、シロキサン骨格が主骨格となったシリコーン樹脂の一種であり、この観点から高耐熱シリコーン樹脂ということもできる。また、ハイブリッドガラスは、連続耐熱温度が200℃であり、200℃で1000時間放置しても、その透過率の減少は1%以内であるという特徴を有する。
また、板状蛍光体11から発せられた蛍光が、後述する集光用光学部材13に入射する際に、接合部材12と集光用光学部材13の界面での反射を抑制するという観点から、接合部材12の屈折率は、後述する集光用光学部材13の屈折率以下であることが好ましい。すなわち、後述する集光用光学部材13の波長550nmにおける屈折率をn1、接合部材の波長550nmにおける屈折率をn2としたとき、n1≧n2とすることが好ましい。
硬化または冷却固化前の接合部材の供給量としては、限定するものではないが、板状蛍光体11と集光用光学部材13との間に形成されるフィレットを基準として規定することが可能である。すなわち、図1に符号Xで示した、フィレットの、板状蛍光体11において集光用光学部材13が搭載される面からの高さXと、図1に符号Yで示した、集光用光学部材13の高さYとの比であるX/Yについて、0<X/Y≦2/3と規定することができる。少なくとも集光用光学部材13と板状蛍光体11との間で接合部材12によるフィレット形状が形成されていればよいため、X/Yの下限は0より大きければよい。X/Yが2/3より大きい場合には、接合部材12が集光用光学部材13の射出する光の一部の光路を妨げる可能性が高く、発光強度の低下につながる。
図3に示す場合には、X/Yは、例えば1/10である。この場合には、集光用光学部材13の少なくとも一つの凸面が板状蛍光体11に向いている。図3では、板状蛍光体11と、集光用光学部材13の板状蛍光体11に向いている凸面、との間に空間17が存在する。つまり、集光用光学部材13の板状蛍光体11に向いている凸面上の少なくとも1点から板状蛍光体11の、集光用光学部材13が接合された面におろした仮想的な垂線上の少なくとも一部に、空間、つまり、空気が存在する。仮想的な垂線の例を図3に符号Hとして示した。この場合には、板状蛍光体11から発せられた光の一部は前記空間17を通過し、集光用光学部材13に入射する。空間17が例えば空気である場合、その屈折率は1となり、接合部材12よりも小さいため、空間17から集光用光学部材13に入射した発光は、空間17が存在しない場合よりもさらに効率よく集光され、より高い集光効果が得られる。
図5および表1〜表3は、X/Yの値に対して、集光効率を計算した光学シミュレーションの結果である。光線追跡ソフトウェアを使用し、シミュレーションを行った。集光用光学部材を直径3mm、屈折率1.52の球体、接合部材の屈折率を1.43、接合部材のフィレットが板状蛍光体と成す角を45度とした。また、板状蛍光体11に対して、集光用光学部材の反対側から励起用レーザーを照射し、波長550nmの蛍光が集光用光学部材の接合面から、直径1.5mmでランバーシアン発光し、接合部材、集光用光学部材を通過するとした。以上の条件において、板状蛍光体における集光用光学部材の接合面からの距離が5mmの箇所で、4mmφの直径内に集光される光の割合を本シミュレーションにおける集光効率とし、シミュレーションを行った。図5に示すように、X/Yが小さくなるにつれて、集光効率は大きくなり、X/Yが1/10にまで小さくなると、集光効率は51.4%と50%を超えることがわかる。以上のシミュレーション結果により、図3に示すように、板状蛍光体11から発せられた光の一部が空間17を通過し、集光用光学部材13に入射することにより、空間17から集光用光学部材13に入射した発光は、空間17が存在しない場合よりもさらに効率よく集光されることとなり、より高い集光効果が得られることがわかる。特にX/Yが1/10を下回ると、その集光効率は50%を超えて、高くなるといえる。
(集光用光学部材)
集光用光学部材13としては、平凸レンズ、両面凸レンズ、球状レンズなど、少なくとも一か所が凸面を有する透明な部材を選択することができる。さらに、曲面は球状、非球状など限定するものではないが、より集光効果を高めるという観点から、両面凸レンズ、球状レンズなど、集光用光学部材13から見て、板状蛍光体11の方向と光の射出方向の両方に凸面を配することのできるものを好適に使用することができる。凸面を有する集光用光学部材13であれば、非球面レンズも使用可能である。
集光用光学部材13の材質としては、限定するものではなく、透明部材であればよく、発光部材より発せられた蛍光が透過しやすく、発光の減衰を抑制するという観点から、光の可視波長領域における透過率が80%以上であればよい。二酸化ケイ素を主原料とする集光用光学部材13の場合には、具体的には、パイレックス(登録商標)、BK7、合成石英、無水合成石英、ソーダ石灰ガラス、結晶化ガラスなどを用いることができる。また、集光用光学部材13として、屈折率の波長分散の小さいガラスと波長分散の大きいガラスとを組み合せることで、色収差を補正したアクロマティックレンズとすることも出来る。また、樹脂材料を主原料とする集光用光学部材13の場合には、透明樹脂材料を用いることができる。
また、集光用光学部材13の材質としては、例えば、ポリメタクリル酸メチルなどのアクリル系、スチレン系、ポリオレフィン系やポリカーボネート、シリコーン系やこれらを組み合わせた樹脂や、上記接合部材と同様の樹脂として、ポリビニルアルコール、ポリスチレン、スチレン・アクリロニトリル共重合体、スチレン・ブタジエン・アクリロニトリル共重合体、ポリエチレン、エチレン酢酸ビニル共重合体、ポリプロピレン、ポリメチルメタクリレート、メタクリルスチレン重合体、酢酸セルロース、ポリカーボネート、ポリエステル、PET、三フッ化ビニリデン、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、ポリエーテルサルフォン、シクロオレフィン、トリアセテート、有機無機ハイブリッド樹脂を使用することができる。上記以外の集光用光学部材13を構成する透明材料としては、サファイアやCaF、ダイヤモンドなどを使用することもできる。
集光用光学部材13の板状蛍光体11への接合の向きは限定するものではなく、板状蛍光体11からの発光を集光することができるのであれば、任意の方向で接合することができる。
集光用光学部材13の大きさは限定するものではなく、板状蛍光体11の大きさや形状にもよるが、その直径が板状蛍光体11に照射されるレーザー光の照射径の1/2以上、レーザー光の照射径の5倍以下が好ましい。レーザー光の照射径の1/2より小さい場合には、照射レーザーの励起によって発生した発光の、集光用光学部材13への入射量が少なく、十分に集光することができない。また、レーザー光の照射径の5倍より大きい場合には、曲率半径(以下、Rと称する)が大きくなり、照射レーザーによる励起によって発生した発光を十分に集光できない。
(蛍光体の製造方法)
図4A〜図4Eを用いて、本実施の形態における蛍光体10の製造方法を説明する。
(1)まず板状蛍光体としてMGC蛍光体18を用意する(図4A)。MGC蛍光体の製造プロセスとしては以下の方法により製造することができる。
(1−a)たとえば坩堝内に発光材料15および熱伝導材料14の原料となる粉末をそれぞれ配合する。発光材料15の原料として、酸化イットリウム(Y)粉末と酸化セリウム粉末(CeO)、熱伝導材料の原料として酸化アルミニウム粉末(Al)を選ぶことができる。
(1−b)これらの粉末を所定の比率にて混合し、坩堝をこれら原料の融点以上、たとえば約1900℃に加熱し溶融混合させる。加熱方法としては温度制御し易く、坩堝部分を局所的に加熱することができ、また、引き上げや引下げといった方法で溶融液体を冷却しながら引き出すことが出来るという観点から誘導加熱や抵抗加熱が好適に使用できる。
(1−c)予め底部に孔を開けた坩堝を使用する場合には、底部の孔から染み出した溶融液体に種結晶となる結晶を融着させて、一定速度で引きおろしながら、冷却することでロッド状MGC蛍光体が得られる。前述の組成の場合には、発光材料15がCe:YAGであり、熱伝導材料14がAlであり、これらが三次元的に複合化されたMGC蛍光体を得ることができる。または底部に孔の開いていない坩堝から、溶融液面より所謂引き上げ法による一方向凝固によりロッド状MGC蛍光体を製造してもよい。
(1−d)このロッド状MGC蛍光体を切断、研磨することで所望の厚みを有する板状のMGC蛍光体18を得ることができる。
(2)次に、集光用光学部材13を、接合部材12を用いてMGC蛍光体18に接合させる。集光用光学部材13を用意し、接合部材12が熱硬化性樹脂や光硬化性樹脂である場合には、それらのモノマー液体16を集光用光学部材13に付着させ(図4B)、塗布したモノマー液体16が板状のMGC蛍光体18にも接触するように、集光用光学部材13を板状のMGC蛍光体18上に設置する(図4C、図4D)。
(3)さらに、光照射や加熱などモノマー液体16の硬化方法に応じた硬化方法でモノマー液体を硬化させ、板状のMGC蛍光体18と集光用光学部材13とを接着、固定させる(図4E)。これによって本実施の形態に係る蛍光体を得ることができる。
また、接合部材12が熱可塑性樹脂である場合には、熱可塑性樹脂を軟化点以上の温度に加熱し、液状にしたものを集光用光学部材13に付着させる。その後、塗布した熱可塑性樹脂が冷却固化する前に、MGC蛍光体18にも接触するように、集光用光学部材13をMGC蛍光体18に設置し、冷却固化による接着で本実施の形態に係る蛍光体10とすることができる。接合部材12が硬化性樹脂である場合でも、熱可塑性樹脂である場合でも、集光用光学部材13の光の射出方向には塗布されないことが好ましい。
さらに、集光用光学部材13とMGC蛍光体18との接合の際には、接合部材をまずMGC蛍光体18に液滴として付着させてから、集光用光学部材13を硬化前または冷却固化前の接合部材上に設置し、硬化または冷却固化させることでも蛍光体とすることができる。
なお、接合部材12をMGC蛍光体18に液滴として付着させる方法では、集光用光学部材13の光の射出方向に接合部材12が付着しにくいという観点から生産上好ましい。
(実施例)
以下、実施例および比較例について具体的に説明する。
実施例1は、図2Aに示すように板状蛍光体11がMGC蛍光体18であり、図2Bに示すようにそのミクロ構造として熱伝導材料14と発光材料15とが3次元的に複合化されている。さらにMGC蛍光体における発光材料15としてCe:YAG、熱伝導材料14としてAl、接合部材12としてジメチルシリコーンを主成分とするシリコーン樹脂、集光用光学部材13として球状レンズを使用した例である。
(1)まず、板状蛍光体11を用意する。以下にMGC蛍光体からなる板状蛍光体の製造方法について説明する。
(1−a)イリジウム製の坩堝内に所定の量の、酸化イットリウム(Y)、酸化セリウム(CeO)、酸化アルミニウム(Al)の粉末を所定量添加する。坩堝の底部には、5mm角、高さ2mmの突起が設けられており、さらに突起の5mm角の底面中央には、直系1mmφの貫通孔が設けられている。坩堝の内径は20mm、内壁高さは30mmである。
(1−b)次に、坩堝を円筒形の断熱材容器内に設置し、断熱材を円筒形の石英管内に設置する。さらに石英管を誘導加熱用コイルの内側に設置する。石英管の上下にそれぞれ窒素ガスの出口と入り口が設けられた蓋を設置する。
(1−c)石英管内をフローしながら窒素で充填し酸化抑制雰囲気とする。この状態で前記コイルに交流電流を通電し、石英管内部を誘導加熱する。断熱材には覗き穴が設けられており、コイルの隙間とこの覗き穴および石英管を通して、放射温度計を使用するなど公知の方法で坩堝側面の温度を測定することが可能である。
(1−d)坩堝側面の温度が約1900℃に加熱され、前記坩堝底部の孔から溶融液体が染み出したことを確認した後、この染み出し液体にAlの5mm角の結晶を接触させ、表面張力を利用し、例えば3mm/秒の一定速度で引きおろす。界面張力により、坩堝内部の溶融液体が順次、孔から引き出される。引き出された溶融液体は坩堝底部にぬれ広がり、坩堝底部の突起の断面形状を維持しつつ引きおろされ、引きおろされながら坩堝底部の突起から距離が離れるに伴い、冷却により固化し、ロッド状のMGC蛍光体を得ることができる。
(1−e)ロッドの引下げ方向と垂直な方向の断面形状は、上述の坩堝底面の突起断面と、同サイズ、同形状となり、5mm角である。得られたロッド状のMGC蛍光体は、切断、研磨などの加工により所望の厚みを有する板状のMGC蛍光体とすることが可能である。本実施例においては厚みを100μmとした。つまり、本実施例における板状蛍光体は、サイズが5mm角、厚み100μmである板状のMGC蛍光体であり、発光材料はCe:YAG、熱伝導材料はAlである。
(2)次に、集光用光学部材および接合部材を用意し、接合部材を使用して集光用光学部材を前述の板状蛍光体に接合する。本実施例において集光用光学部材は球状レンズであり、その素材はBK7であり、直径が3mmである。接合部材としては、熱硬化性のジメチルシリコーン骨格のシリコーン樹脂を使用した。
(2−a)図4Aに示すように、まず板状蛍光体11の5mm角の平面が水平になるように静置し、その略中心箇所に熱硬化性シリコーン樹脂のモノマー液体16を直径2mmの液滴として付着させる(図4B)。
(2−b)次に、図4Cに示すように、このモノマー液体16の液滴の略中心箇所に集光用光学部材である集光用光学部材13(球状レンズ)を図中の矢印で示すように乗せる。
(2−c)図4Dに示すように、集光用光学部材13により熱硬化性シリコーン樹脂のモノマー液体16は押しのけられる。また、モノマー液体16は、その表面張力により集光用光学部材である集光用光学部材13の底部と板状蛍光体11とに同時にぬれ広がったフィレット状の形態となる。
(3)さらに、使用した熱硬化性のシリコーン樹脂の硬化温度である150℃で4時間加熱することにより、シリコーン樹脂を硬化させることで、板状蛍光体と球状レンズを接合、固定させ、実施例1における蛍光体10とした(図4E)。尚、上記のプロセス上、板状蛍光体と球状レンズとの間には、図4Eに示すように接合部材であるシリコーン樹脂、つまり接合部材12のフィレットが形成される。本実施例では、フィレットの高さXは、球状レンズの高さYの1/3である。またシリコーン樹脂の波長550nmにおける屈折率は1.43 BK7の波長550nmにおける屈折率は1.52である。
実施例2は、集光用光学部材である球状レンズの直径が1mmである点を除き、実施例1と同様である。
実施例3は、集光用光学部材である球状レンズの直径が5mmである点を除き、実施例1と同様である。
実施例4は、フィレットの高さが集光用光学部材の高さの2/3である点を除いて実施例1と同様である。
実施例5は、集光用光学部材の材質が合成石英である点を除いて実施例1と同様である。尚、本実施形態における集光用光学部材を形成する合成石英の屈折率は1.46である。
実施例6は、集光用光学部材の材質がポリメタクリル酸メチルである点を除いて実施例1と同様である。尚、本実施形態における集光用光学部材を形成するポリメタクリル酸メチルの屈折率は1.67である。
実施例7は、集光用光学部材の材質がポリメタクリル酸メチルであり、接合部材が透明エポキシ樹脂である点を除いて実施例1と同様である。尚、本実施形態における集光用光学部材を形成するポリメタクリル酸メチルの屈折率は1.67であり、接合部材を形成するエポキシ樹脂の屈折率は1.575である。
実施例8は、板状蛍光体がCe:YAGの焼結体である点を除いて実施例1と同様である。本実施例において板状蛍光体は次の様に製造した。酸化イットリウム、酸化アルミニウム、酸化セリウムをそれぞれ規定量秤量し、イソプロパノールを加えて混合液体とした。この混合液体をビーズミルで撹拌し混合しスラリーとした。次に、このスラリーを泥しょう鋳込み法(スリップキャスティング)により5mm角、厚み100μmに成形した。この成形物を1200℃で2時間焼成することにより、焼結させ、Ce:YAGの焼結体である板状蛍光体を製造した。
実施例9は、板状蛍光体がMGC蛍光体であり、MGC蛍光体中の発光材料がCe:LuAGである点を除いて実施例1と同様である。
実施例10は、板状蛍光体がMGC蛍光体であり、その熱伝導材料が酸化亜鉛である点を除き、実施例1と同様である。
実施例11は、集光用光学部材が両面凸レンズである点を除いて、実施例1と同様である。尚、本実施例における両面凸レンズは、両面の凸面のRが5.88mmであり、直径が3mm、中心厚み1.8mmである。
実施例12は、接合部材が熱可塑性樹脂であるポリエチレン樹脂であり、その屈折率が1.49である点を除いて実施例1と同様である。製造の際にはポリエチレン樹脂を150℃に加熱し、熱溶融させた上で板状蛍光体に液滴形状で塗布し、集光用光学部材である直径3mmの球状レンズを接着させ、冷却することで本実施形態の蛍光体とした。
実施例13は、板状蛍光体の厚みが50μmである点を除き、実施例1と同様である。
実施例14は、板状蛍光体の厚みが2000μmである点を除き、実施例1と同様である。
実施例15は、接合部材が、連続耐熱温度が200℃のさらに耐熱性の高い高耐熱シリコーン樹脂である点を除いて、実施例1と同様である。
実施例16は、図3に示すように、フィレットの高さが集光用光学部材の高さの1/10である点を除いて実施例1と同様である。なお、後述する評価においては、図3の空間17には空気がみたされた状態で行った。
実施例17は、集光用光学部材が非球面両面凸レンズである点を除いて、実施例1と同様である。使用した非球面両面凸レンズは、球面両面凸レンズと比較して、収差が少なく外形3mmの、焦点距離6mmのものである。
比較例1は、集光用光学部材と接合部材とを組み合わせなかった点を除いて実施例1と同様である。
比較例2は、接合部材の連続耐熱温度が79℃と低いポリ塩化ビニルを用いた点を除いて実施例4と同様である。
比較例3は、フィレットの高さが集光用光学部材の高さの3/4である点を除いて、実施例1と同様である。
以上の実施例および比較例について励起レーザーを、板状蛍光体11において、集光用光学部材が接合している面と反対の面に集光させた場合の、集光効果、発光強度、耐熱性について評価した。レーザー光の波長は450nmの青色レーザーであり、レンズで直径1mmに集光し、集光用光学部材を接合している面と反対の面において、集光用光学部材が接合された箇所に50W/mmのエネルギー密度が照射されるよう調整した。
それぞれの評価項目の判定基準を以下に記す。
(集光効果)
実施例、比較例における蛍光体に対し、青色レーザーを入射する面の反対面、すなわち集光用光学部材が接合された面からの発光について相対比較を行った。板状蛍光体において光学用集光部材が接合された面から垂直方向に20mm離れた箇所に白紙を設置した。白紙に照射される発光の直径(以下、発光径と称する)について、比較例1の発光径を1とした場合の相対値(以下、発光径相対値と記載する)を測定し、以下に記す判定を行った。
<判定基準>
集光効果が特に優れた範囲として発光径相対値が−0.3以下を◎とした。集光効果が優れた範囲として発光径相対値が−0.3より大きく、−0.1以下を〇とした。集光効果が不十分な範囲として発光径相対値が−0.1より大きいものを△とした。
(発光強度)
実施例、比較例における蛍光体の発光強度を測定するために板状蛍光体の集光用光学部材が設けられた側からの蛍光成分の光出力を測定した。すなわちレーザーは集光用光学部材の反対側から入射し、集光用光学部材からの発光をレンズでコリメートし、さらにレンズで光出力検出器に集光した。照射するレーザー光の出力密度を1.5W/mmに調整し、光出力検出器の検出上限を超えない範囲で蛍光成分の光出力を測定した。光出力検出器には、MGC蛍光体を抜けてきた青色レーザーが入射しないよう、蛍光のみの出力を測定するように光出力検出器の手前に青色光カットフィルターを設置し、蛍光成分の光のみ測定できるようにした。
<判定基準>
光学製品への適用に特に適合している範囲として蛍光出力が40mW以上を◎とした。光学製品への適用に適合している範囲として蛍光出力が40mWより小さく、30mW以上を○とした。光学製品への適用に適合しない範囲として蛍光出力が30mW未満を△とした。
(耐熱性)
励起レーザーによる昇温に対する耐熱性を評価するという観点から、それぞれの実施例および比較例について、100℃の乾燥機内に1000時間放置し、放置前の発光強度Ibに対する放置後の発光強度Iaの比率Ia/Ibを評価した。耐熱性に劣るものは主に、接合材料の変色により、板状蛍光体から発せられた発光が吸収され、発光強度が低下する。
<判定基準>
耐熱性が特に優れた範囲として、Ia/Ibが0.93以上のものを◎とした。耐熱性が優れた範囲として、Ia/Ibが0.93より小さく、0.90以上のものを〇とした。耐熱性が劣る範囲として、Ia/Ibが0.90より小さいものを△とした。
(総合判定)
各実施例および比較例において、集光効果、発光強度、耐熱性ともに◎のものを◎、少なくとも△が1個以上あるものを△、それ以外のものを○とした。
上記表1、表2、表3に示した結果から次のことが分かる。
すべての実施例では、板状蛍光体に集光用光学部材が接合されており、集光用光学部材の屈折率が接合部材の屈折率よりも高く、いずれも集光効果が確認される。
実施例1、実施例2および実施例3より、集光した励起レーザー光を直径1mmに集光した際に集光用光学部材としてその直径が1mm以上5mm以下の範囲で集光効果が認められる。
実施例1および実施例4より、接合部材の高さの範囲として、集光用光学部材の2/3以下で集光効果が認められる。
実施例1、実施例5および実施例6より、集光用光学部材として材質は限定されず、二酸化ケイ素、樹脂材料であってもよいことがわかる。
実施例1、実施例7および実施例12より、接合部材として材質は限定されず、シリコーン樹脂の他、熱硬化性樹脂や熱可塑性樹脂であってもよいことがわかる。
実施例1および実施例8より、板状蛍光体としては、MGC蛍光体であっても、焼結体であってもよいことがわかる。
実施例1、実施例9および実施例10より、板状蛍光体がMGC蛍光体である場合、発光材料はCe:YAGであっても、Ce:LuAGであってもよく、また熱伝導材料としてサファイアであっても、酸化亜鉛であってもよいことがわかる。
実施例1、実施例11および実施例17より、集光用光学部材として、球状レンズ、両面凸レンズ、非球面レンズであってよいことがわかる。
実施例1、実施例13および実施例14より、板状蛍光体の厚みとして、50μm以上、2000μm以下でよいことがわかる。
実施例15より、接合部材として連続耐熱温度が高い場合、特に耐熱性に優れることがわかる。
実施例16より、板状蛍光体と集光用光学部材の凸面の間に空間が存在する場合、より高い集光効果が得られることがわかる。
比較例1より、板状蛍光体のみでは、集光効果が得られないことがわかる。
比較例2より、連続耐熱温度の低い樹脂を接合部材として使用した場合、耐熱性に劣ることがわかる。
比較例3より、接合部材のフィレットの高さが、集光用光学部材の高さの2/3を超えると、発光強度が低下することがわかる。
なお、本開示においては、前述した様々な実施例のうちの任意の実施例を適宜組み合わせることを含むものであり、それぞれの実施例が有する効果を奏することができる。
本開示に係る蛍光体によれば、接合部材がフィレット形状を形成している。さらに、上記フィレット形状の高さXが、集光用光学部材の高さYの2/3以下である。これによって、板状蛍光体への出力密度の高いレーザー光の照射の際、板状蛍光体からの光の散乱に起因する発光径の広がりは、接合された集光用光学部材で集光されて抑制される。これにより、集光効果の高い蛍光体を得ることができる。さらに、集光用光学部材と板状蛍光体とを接合している接合部材の耐熱性により、集光用光学部材と板状蛍光体の接合部分の熱による劣化も抑制され、長寿命に高い発光強度と高い集光効果が維持された蛍光体とすることができる。
以上説明したように、本開示に係る蛍光体は、出力密度の高いレーザー光の照射下において蛍光の集光効果が高く、発光強度の高い蛍光体とすることができ、また耐熱性に優れているため産業上の利用可能性は高い。
10、10a 蛍光体
11 板状蛍光体
12 接合部材
13 集光用光学部材
14 熱伝導材料
15 発光材料
16 モノマー液体
17 空間(集光用光学部材の凸面の一部と板状蛍光体の間に存在する空間)
18 MGC蛍光体
21 レーザー光
22 蛍光

Claims (17)

  1. 板状蛍光体と、
    接合部材と、
    少なくとも一つの凸面を有し、前記接合部材により前記板状蛍光体に固定された集光用光学部材と、
    を備え、
    前記板状蛍光体の前記集光用光学部材が接合された面と、前記集光用光学部材が有する前記凸面との間で、前記接合部材はフィレット形状を形成しており、
    前記フィレット形状の、前記板状蛍光体の前記集光用光学部材が接合された面からの高さを高さXとし、前記集光用光学部材の、前記板状蛍光体の前記集光用光学部材が接合された面からの最大距離を最大距離Yとすると、高さXは最大距離Yの2/3以下である、
    蛍光体。
  2. 前記凸面の少なくとも1点から前記板状蛍光体の、前記集光用光学部材が接合された面に下した仮想的な垂線上の少なくとも一部に、空間が存在する、
    請求項1に記載の蛍光体。
  3. 前記板状蛍光体は、Melt Growth Composite(MGC)蛍光体であり、前記MGC蛍光体は、蛍光物質である発光材料と、金属酸化物である熱伝導材料とが3次元的に複合化されて形成されている、
    請求項1または2に記載の蛍光体。
  4. 前記発光材料および前記熱伝導材料の少なくとも一方が金属酸化物であり、前記発光材料においては前記金属酸化物中の金属元素が発光元素に置き換わった構造である、
    請求項3に記載の蛍光体。
  5. 前記発光材料が、YAl12を母体として、一部のY元素がCe元素に置き換わった発光材料か、またはLuAl12を母結晶として、母結晶中のLu原子の一部がCe元素に置き換わった発光材料であり、前記熱伝導材料がAlかまたはZnOである、
    請求項3又は4に記載の蛍光体。
  6. 前記板状蛍光体が、焼結セラミクス蛍光体である、
    請求項1または2に記載の蛍光体。
  7. 前記焼結セラミクス蛍光体が、YAl12を母体として、一部のY元素がCe元素に置き換わった発光材料である、
    請求項6に記載の蛍光体。
  8. 前記集光用光学部材が二酸化ケイ素からなる球状レンズである、
    請求項1から7のいずれか一項に記載の蛍光体。
  9. 前記接合部材が、熱硬化性透明部材かもしくは熱可塑性透明部材である、請求項1から8のいずれか一項に記載の蛍光体。
  10. 前記接合部材が、シリコーン樹脂である、
    請求項9に記載の蛍光体。
  11. 前記接合部材の屈折率が、前記集光用光学部材の屈折率以下である、
    請求項1から10のいずれか一項に記載の蛍光体。
  12. 発光材料の原料粉末と熱伝導材料の原料粉末とを混合し、坩堝に投入する工程と、
    前記坩堝を加熱し、前記発光材料と前記熱伝導材料とを溶融混合させる工程と、
    前記溶融混合させた発光材料と熱伝導材料を、引き上げまたは引下げて、冷却固化させて、前記発光材料と前記熱伝導材料とを3次元的に複合化させたMelt Growth Composite(MGC)蛍光体を形成する工程と、
    前記MGC蛍光体を板状に加工し、板状蛍光体を形成する工程と、
    透明部材を、前記板状蛍光体又は集光用光学部材に付着させる工程と、
    前記透明部材を介して集光用光学部材と板状蛍光体とを接触させる工程と、
    前記透明部材を介して前記集光用光学部材と前記板状蛍光体とを接合する工程と、
    を備える、蛍光体の製造方法。
  13. 前記透明部材は、液状モノマーを有し、前記液状モノマーを硬化させることにより、前記集光用光学部材と前記板状蛍光体とを接合する
    請求項12記載の蛍光体の製造方法。
  14. 前記透明部材を熱溶融させることにより、前記板状蛍光体又は集光用光学部材に付着させ、
    前記透明部材を冷却固化させることにより、前記集光用光学部材と前記板状蛍光体とを接合する
    請求項12記載の蛍光体の製造方法。
  15. 焼結セラミクス蛍光体を板状に加工し、板状蛍光体を形成する工程と、
    透明部材を、前記板状蛍光体又は集光用光学部材に付着させる工程と、
    前記透明部材を介して集光用光学部材と前記板状蛍光体とを接触させる工程と、
    前記透明部材を介して前記集光用光学部材と前記板状蛍光体とを接合させる工程と、
    を備える、蛍光体の製造方法。
  16. 前記透明部材は、液状モノマーを有し、前記液状モノマーを硬化させることにより、前記集光用光学部材と前記板状蛍光体とを接合する
    請求項15記載の蛍光体の製造方法。
  17. 前記透明部材を熱溶融させることにより、前記板状蛍光体又は集光用光学部材に付着させ、
    前記透明部材を冷却固化させることにより、前記集光用光学部材と前記板状蛍光体とを接合する
    請求項15記載の蛍光体の製造方法。
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