JPWO2019143824A5 - - Google Patents

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JPWO2019143824A5
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様々な分光および結晶学的技法は共結晶を特徴付けるために使用されてもよい。これらには、XRPD、単結晶X線、ラマン分光法、赤外分光法、および固体NMR分光法などが含まれる。共結晶はまた、しばしば明確な熱的挙動を示す。熱挙動は、いくつか例を挙げると、毛細管融点、熱重量分析(TGA)、および示差走査熱量測定(DSC)などの手法で分析できる。これらの技術を使用して、共結晶を識別し、特徴付けることができる。
この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、以下のものがある(国際出願日以降国際段階で引用された文献及び他国に国内移行した際に引用された文献を含む)。
(先行技術文献)
(特許文献)
(特許文献1) 米国特許第5,102,882号明細書
(特許文献2) 米国特許出願公開第2017/0087139号明細書
(非特許文献)
(非特許文献1) Harmsen et al.'A Study of Fasoracetam's Solid State Forms: A Potential Anti-Alzheimer Pharmaceutical',Journal of Pharmaceutical Sciences, 19 January 2017 (19.01.2017),Vol.106,pages 1-5; p2,p4
(非特許文献2) Springuel et al.'Cocrystal Formation between Chiral Compounds: How Cocrystals Differ from Salts',Crystal Growth & Design,27 June 2014 (27.06.2014),Vol.14,pages 3996-4004; p3997

Claims (18)

  1. ファソラセタムおよびコフォーマーの共結晶であって、前記コフォーマーが酒石酸ではな任意に、前記ファソラセタムはR-ファソラセタムである、共結晶。
  2. 請求項1記載の共結晶において、前記コフォーマーが有機化合物であり、および、-NH、-NO、アルキル、またはカルボニル含有部分から選択される少なくとも1つの部分を含む、または、
    前記コフォーマーが芳香族化合物であり、任意に、前記芳香族化合物は、少なくとも1つの置換基、2つの置換基、3つの置換基、または、4つの置換基を有し、
    任意に、前記少なくとも1つの置換基は、-OH、-NH 、アルキル、-NO 、エステル、C ~C エステル、およびカルボニル含有部分から選択されるものであり、任意に、前記カルボニル含有部分は有機酸部分であり、任意に、前記有機酸部分は、C ~C 有機酸、および-COOHから選択されるものであり、
    任意に、2つの置換基があり、各置換基は、-OH、-NH 、アルキル、有機酸、エステルおよび-NO 部分から独立して選択されるものであり、任意に、第1の置換基は有機酸であり、第2の置換基は、-OH、-NH 、アルキル、有機酸、エステルおよび-NO 部分から選択されるものであり、任意に、前記-OH、-NH 、アルキル、有機酸、エステル、または、-NO 部分と、前記有機酸部分は、互いにオルト、パラ、またはメタであり、
    任意に、3つの置換基があり、各置換基は、-OH、-NH 、アルキル、有機酸、エステルおよび-NO 部分から独立して選択されるものであり、任意に、第1の置換基は、-OH部分であり、任意に、第2および第3の置換基は、-OH部分であり、任意に、第1の置換基は、有機酸部分であり、任意に、第2および第3の置換基は、有機酸部分であり、任意に、前記有機酸部分は、-COOHであり、
    任意に、4つの置換基があり、各置換基は、-OH、-NH 、アルキル、有機酸、エステルおよび-NO 部分から独立して選択されるものであり、任意に、第1の置換基は、エステルであり、任意に、前記エステルは、メチルエステル、または、エチルエステルであり、任意に、第2の置換基は、-OH部分であり、任意に、第2、第3および第4
    の置換基はそれぞれ、-OH部分であり、
    任意に、前記芳香族化合物は、多環式であり、任意に、前記多環式芳香族化合物は2つの六員環であり、任意に、前記多環式芳香族化合物は六員環および五員環であり、任意に、前記多環式芳香族化合物上に1つの置換基があり、任意に、前記置換基は、C ~C 有機酸部分から選択され、任意に、前記有機酸部分は、C 酸部分であり、
    任意に、前記芳香族化合物の環原子がすべて炭素であり、
    任意に、前記芳香族化合物の少なくとも1つの環原子は炭素ではなく、任意に、前記少なくとも1つの環原子は窒素であり、
    任意に、前記前記コフォーマーは非芳香族であり、-NH 、-NO 、-COOHのような有機酸、-C(=O)-X、-C(=O)-OR から選択される少なくとも1つの部分を含み、任意に、R はアルキルであり、Xは窒素含有部分であり、任意に、R はC ~C 12 アルキルであり、任意に、前記非芳香族コフォーマーは少なくとも1つのNH を含み、任意に、前記非芳香族コフォーマーは2つのNH 部分を含み、任意に、前記コフォーマーは非芳香族であり、少なくとも1つの-C(O)NR 部分を含み、R およびR は、H、アルキル、置換アルキルおよびC ~C アルコールから独立して選択されるものであり、任意に、前記コフォーマーは1つの-C(O)NR 部分を含み、任意に、前記アルキルおよび置換アルキルはそれぞれ独立して1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11または12の炭素を含み、任意に、前記置換アルキルはハロゲンまたはニトリルの少なくとも1つで置換されるものであり、任意に、前記ハロゲンは臭素であり、任意に、前記アルコールはC アルコールであり、任意に、前記アルキルはC 11 アルキルであり、任意に、前記コフォーマーは非芳香族であり、少なくとも1つの-C(O)NX部分を含み、式中、Xは=N-R であり、R はカルボニル含有部分であり、任意に、前記カルボニル含有部分はアミドであり、
    任意に、前記コフォーマーは少なくとも1つのカルボン酸官能基を含み、任意に、前記ファソラセタムが前記コフォーマーのカルボン酸官能基と式IIのシントンを形成し、
    Figure 2019143824000001
    任意に、前記コフォーマーは、酸素、窒素、-NH、アルキル、および-(O)COR から選択される少なくとも1つの官能基を含み、R は、水素またはC ~C アルキルのようなアルキルから選択され、任意に、前記ファソラセタムが前記コフォーマーと式IIIのシントンを形成し、
    Figure 2019143824000002
    任意に、Yは、酸素、窒素、-NH、および-(O)COR から選択されるものであり、R は、置換または非置換アルキルおよび置換または非置換アリールから選択されるものであり、任意に、Yは、-(O)COR であり、R は、置換または非置換アルキルおよび置換または非置換アリールから選択されるものであり、
    任意に、前記芳香族化合物は、非芳香族環状部分に融合した芳香環を含み、任意に、前記非芳香族環状部分の少なくとも1つは部分的に飽和しているものであり、任意に、少なくとも2つの非芳香族環状部分があり、任意に、少なくとも1つの非芳香族環状部分が前記芳香族部分と環原子を共有しない、
    共結晶。
  3. 結晶性化合物であって、任意に、前記結晶性化合物は、ファソラセタムおよびコフォーマーを有する共結晶であり前記ファソラセタムはR-ファソラセタムであり、前記コフォーマーは芳香族化合物であ
    任意に、前記芳香族化合物は、少なくとも1つの置換基、2つの置換基、3つの置換基、または、4つの置換基を有し、
    任意に、前記少なくとも1つの置換基は、-OH、-NH 、アルキル、-NO 、エステル、C ~C エステル、およびカルボニル含有部分から選択されるものであり、任意に、前記カルボニル含有部分は有機酸部分であり、任意に、前記有機酸部分は、C ~C 有機酸、および-COOHから選択されるものであり、
    任意に、2つの置換基があり、各置換基は、-OH、-NH 、アルキル、有機酸、エステルおよび-NO 部分から独立して選択されるものであり、任意に、第1の置換基は有機酸であり、第2の置換基は、-OH、-NH 、アルキル、有機酸、エステルおよび-NO 部分から選択されるものであり、任意に、前記-OH、-NH 、アルキル、有機酸、エステル、または、-NO 部分と、前記有機酸部分は、互いにオルト、パラ、またはメタであり、
    任意に、3つの置換基があり、各置換基は、-OH、-NH 、アルキル、有機酸、エステルおよび-NO 部分から独立して選択されるものであり、任意に、第1の置換基は、-OH部分であり、任意に、第2および第3の置換基は、-OH部分であり、任意に、第1の置換基は、有機酸部分であり、任意に、第2および第3の置換基は、有機酸部分であり、任意に、前記有機酸部分は、-COOHであり、
    任意に、4つの置換基があり、各置換基は、-OH、-NH 、アルキル、有機酸、エステルおよび-NO 部分から独立して選択されるものであり、任意に、第1の置換基は、エステルであり、任意に、前記エステルは、メチルエステル、または、エチルエステルであり、任意に、第2の置換基は、-OH部分であり、任意に、第2、第3および第4
    の置換基はそれぞれ、-OH部分であり、
    任意に、前記芳香族化合物は、多環式であり、任意に、前記多環式芳香族化合物は2つの六員環であり、任意に、前記多環式芳香族化合物は六員環および五員環であり、任意に、前記多環式芳香族化合物上に1つの置換基があり、任意に、前記置換基は、C ~C 有機酸部分から選択され、任意に、前記有機酸部分は、C 酸部分であり、
    任意に、前記芳香族化合物の環原子がすべて炭素であり、
    任意に、前記芳香族化合物の少なくとも1つの環原子は炭素ではなく、任意に、前記少なくとも1つの環原子は窒素である、
    結晶性化合物。
  4. ファソラセタムおよび4-アミノ安息香酸を有する結晶性化合物または共結晶であって、任意に、前記ファソラセタムは、R-ファソラセタム、または、S-ファソラセタムであり、
    任意に、前記ファソラセタムと4-アミノ安息香酸の化学量論比が約1:1、前記共結晶の単位格子中の前記ファソラセタムと前記4-アミノ安息香酸のモル比が1:1、前記R-ファソラセタムと4-アミノ安息香酸の化学量論比が約1:1、または、前記共結晶の単位格子中の前記R-ファソラセタムと前記4-アミノ安息香酸のモル比が1:1であり、
    任意に、前記共結晶は、約6.5°2θ、約10.5°2θ、約11.3°2θ、約12.0°2θ、約13.4°2θ、約13.7°2θ、約17.4°2θ、約18.1°2θ、約18.7°2θ、約19.6°2θ、約20.6°2θ、約21.1°2θ、約21.4°2θ、約22.8°2θ、約23.2°2θおよび約23.7°2θのピークから選択される1つ以上のピークを有する粉末X線回折パターンを有し、
    任意に、前記共結晶は、約114℃の融点温度を有し、任意に、開始融点温度は示差走査熱量測定により測定されるものであり、
    任意に、前記共結晶は、図1のものと実質的に同じX線粉末回折図を有し、
    任意に、前記示差走査熱量測定サーモグラムは図4のものと実質的に同じである、
    結晶性化合物または共結晶。
  5. ファソラセタムおよびトリメシン酸を有する結晶性化合物または共結晶であって、任意に、前記ファソラセタムはR-ファソラセタムであり、
    任意に、前記ファソラセタムとトリメシン酸の化学量論比が約1:1、前記共結晶の単位格子中の前記ファソラセタムとトリメシン酸のモル比が1:1、前記R-ファソラセタムとトリメシン酸の化学量論比が約1:1、または、前記共結晶の単位格子中の前記R-ファソラセタムとトリメシン酸のモル比が1:1であり、
    任意に、前記共結晶は、約9.7°2θ、約10.9°2θ、約11.4°2θ、約14.6°2θ、約16.5°2θ、約17.5°2θ、約18.6°2θ、約19.4°2θ、約19.8°2θ、約21.8°2θ、約23.5°2θ、約26.7°2θ、および約27.3°2θのピークから選択される1つ以上のピークを有する粉末X線回折パターンを有し、
    任意に、前記共結晶は、約96℃の開始融点温度を有し、
    任意に、前記共結晶は、図51のものと実質的に同じX線粉末回折図を有し、
    任意に、前記共結晶は、図54のものと実質的に同じDSCサーモグラムを有する、
    結晶性化合物または共結晶
  6. R-ファソラセタムおよびR-イブプロフェンを有する結晶性化合物または共結晶であって、
    任意に、前記R-ファソラセタムとR-イブプロフェンの化学量論比が約1:1、または、前記共結晶の単位格子中の前記R-ファソラセタムとR-イブプロフェンのモル比が1:1であり、
    任意に、前記共結晶は、約5.6°2θ、約10.5°2θ、約11.2°2θ、約12.3°2θ、約17.4°2θ、約20.1°2θ、および約20.6°2θのピークから選択される1つ以上のピークを有する粉末X線回折パターンを有し、
    任意に、前記共結晶は約115℃の開始融点温度を有し、
    任意に、図57のものと実質的に同じX線粉末回折図を有し、
    任意に、図61のものと実質的に同じDSCサーモグラムを有する、
    結晶性化合物または共結晶
  7. ファソラセタムおよびフロログルシノールを有する結晶性化合物または一水和物共結晶であって、任意に、前記ファソラセタムはR-ファソラセタムであり、
    任意に、前記ファソラセタム対前記フロログルシノール対水の化学量論比が約1:1:1、前記共結晶の単位格子中の前記ファソラセタム対前記フロログルシノール対水のモル比が1:1:1、前記R-ファソラセタムと前記フロログルシノールの化学量論比が約1:1、または、前記共結晶の単位格子中の前記R-ファソラセタムと前記フロログルシノールのモル比が1:1であり、
    任意に、前記共結晶は、約6.9°2θ、約10.3°2θ、約15.3°2θ、約16.2°2θ、約17.3°2θ、約21.6°2θ、約22.6°2θ、および約25.3°2θのピークから選択される1つ以上のピークを有する粉末X線回折パターンを有し、
    任意に、約58℃の開始融点温度を有し、
    任意に、図72のものと実質的に同じX線粉末回折図を有する、
    結晶性化合物または一水和物共結晶
  8. ファソラセタムおよび3,4,5-トリヒドロキシ安息香酸メチルを有する結晶性化合物または一水和物共結晶であって、任意に、前記ファソラセタムはR-ファソラセタムであり、
    任意に、前記ファソラセタムと前記3,4,5-トリヒドロキシ安息香酸メチルの化学量論比が約1:1、前記共結晶の単位格子中の前記ファソラセタムと前記3,4,5-トリヒドロキシ安息香酸メチルのモル比が1:1、前記R-ファソラセタムと前記3,4,5-トリヒドロキシ安息香酸メチルの化学量論比が約1:1、または、前記共結晶の単位格子中の前記R-ファソラセタムと前記3,4,5-トリヒドロキシ安息香酸メチルのモル比が1:1であり、
    任意に、前記共結晶は、約5.7°2θ、約10.6°2θ、約11.3°2θ、約12.7°2θ、約16.6°2θ、約18.9°2θ、約20.6°2θ、約24.3°2θ、および約25.0°2θのピークから選択される1つ以上のピークを有する粉末X線回折パターンを有し、
    前記共結晶は、図75のものと実質的に同じX線粉末回折図を有する、
    結晶性化合物または一水和物共結晶
  9. ファソラセタムおよび没食子酸エチルを有する結晶性化合物または共結晶であって、任意に、前記ファソラセタムはR-ファソラセタムであり、
    任意に、前記ファソラセタムと前記没食子酸エチルの化学量論比が約1:1または約1:2、前記共結晶の単位格子中の前記ファソラセタムと前記没食子酸エチルのモル比が1:1または1:2、前記R-ファソラセタムと前記没食子酸エチルの化学量論比が約1:1または約1:2、または、前記共結晶の単位格子中の前記R-ファソラセタムと前記没食子酸エチルのモル比が1:1または1:2であり、
    前記共結晶は、約5.8°2θ、約11.3°2θ、約12.4°2θ、約15.5°2θ、約15.8°2θ、約18.2°2θ、約19.4°2θ、約22.0°2θ、および約24.8°2θのピークから選択される1つ以上のピークを有する粉末X線回折パターンを有し、単位格子中の前記R-ファソラセタムと前記没食子酸エチルのモル比が1:1であるか、または、前記R-ファソラセタムと前記没食子酸エチルの化学量論比が約1:1であり、
    任意に、前記共結晶は約112℃の開始融点温度を有し、
    任意に、前記共結晶は、約5.8°2θ、約7.2°2θ、約14.8°2θ、約20.4°2θ、約21.9°2θ、および約23.5°2θのピークから選択される1つ以上のピークを有する粉末X線回折パターンを有し、前記共結晶の単位格子中の前記R-ファソラセタムと前記没食子酸エチルのモル比が1:2、または、前記R-ファソラセタムと前記没食子酸エチルの化学量論比が約1:2であり、
    任意に、前記共結晶は二水和物共結晶であり、前記ファソラセタムと没食子酸エチルの化学量論比が約1:2、または、前記共結晶の単位格子中のファソラセタムと没食子酸エチルのモル比が1:2であり、任意に、前記共結晶は、約8.8°2θ、約11.2°2θ、約19.4°2θ、約19.9°2θおよび約24.1°2θのピークから選択される1つ以上のピークを有する粉末X線回折パターンを有し、任意に、前記共結晶は、DSCによって測定される約106℃の開始融点温度を有し、
    任意に、前記共結晶は、図79のものと実質的に同じX線粉末回折図を有し、
    任意に、前記共結晶は、図86のものと実質的に同じX線粉末回折図を有し、
    任意に、前記共結晶は、図88のものと実質的に同じX線粉末回折図を有する、
    結晶性化合物または共結晶。
  10. ファソラセタムおよびフタル酸を有する結晶性化合物または共結晶であって、任意に、前記ファソラセタムはR-ファソラセタムであり、
    任意に、前記ファソラセタムと前記フタル酸の化学量論比が約1:1、前記共結晶の単位格子中の前記ファソラセタムと前記フタル酸のモル比が1:1、前記R-ファソラセタムと前記フタル酸の化学量論比が約1:1、または、前記共結晶の単位格子中の前記R-ファソラセタムと前記フタル酸のモル比が1:1であり、
    任意に、前記共結晶は、約6.1°2θ、約12.4°2θ、約15.1°2θ、約15.8°2θ、約18.1°2θ、約19.9°2θ、および約23.3°2θのピークから選択される1つ以上のピークを有する粉末X線回折パターンを有し、
    任意に、前記共結晶は、図64のものと実質的に同じX線粉末回折図を有する、
    結晶性化合物または共結晶
  11. ファソラセタムおよび6-ヒドロキシ-2-ナフトエ酸を有する結晶性化合物または共結晶であって、任意に、前記ファソラセタムはR-ファソラセタムであり、
    任意に、前記共結晶は、約11.2°2θ、約14.9°2θ、約15.7°2θ、約20.1°2θ、約21.1°2θ、約23.6°2θ、約24.1°2θ、約25.0°2θ、および約25.5°2θのピークから選択される1つ以上のピークを有する粉末X線回折パターンを有し、
    任意に、前記共結晶は約120℃の開始融点温度を有し、
    任意に、前記共結晶は、図93のものと実質的に同じX線粉末回折図を有し、
    任意に、前記共結晶は、図97のものと実質的に同じDSCサーモグラムを有する、
    結晶性化合物または共結晶
  12. ファソラセタムおよび4-ニトロ安息香酸を有する結晶性化合物または共結晶であって、任意に、前記ファソラセタムはR-ファソラセタムであり、
    任意に、前記ファソラセタムと前記4-ニトロ安息香酸の化学量論比が約1:2、前記共結晶の単位格子中の前記ファソラセタムと前記4-ニトロ安息香酸のモル比が1:2、前記R-ファソラセタムと前記4-ニトロ安息香酸の化学量論比が約1:2、または、前記共結晶の単位格子中の前記R-ファソラセタムと前記4-ニトロ安息香酸のモル比が1:2であり、
    任意に、前記共結晶は、約6.5°2θ、約6.7°2θ、約8.9°2θ、約14.5°2θ、約15.6°2θ、約17.9°2θ、約18.6°2θ、約19.8°2θ、約23.4°2θ、および約26.4°2θのピークから選択される1つ以上のピークを有する粉末X線回折パターンを有し、
    任意に、前記共結晶は、図100のものと実質的に同じX線粉末回折図を有し、
    任意に、前記共結晶は、約146℃の開始融点温度を有し、
    任意に、前記共結晶は、図105のものと実質的に同じDSCサーモグラムを有する、結晶性化合物または共結晶
  13. ファソラセタムおよび2-インドール-3-酢酸を有する結晶性化合物または共結晶であって、任意に、前記ファソラセタムはR-ファソラセタムであり、
    任意に、前記共結晶は、約5.3°2θ、約7.9°2θ、約10.7°2θ、約11.8°2θ、約14.7°2θ、約15.8°2θ、約18.0°2θ、約21.9°2θ、約23.1°2θ、および約23.5°2θのピークから選択される1つ以上のピークを有する粉末X線回折パターンを有し、
    任意に、前記共結晶は約69℃の開始融点温度を有し、
    任意に、前記共結晶は、図107のものと実質的に同じX線粉末回折図を有し、
    任意に、前記共結晶は、図111のものと実質的に同じDSCサーモグラムを有する、結晶性化合物または共結晶
  14. ファソラセタムおよび尿素を有する結晶性化合物または共結晶であって、任意に、前記ファソラセタムはR-ファソラセタム、または、S-ファソラセタムであり、
    任意に、前記ファソラセタムと前記尿素の化学量論比が約1:1、前記共結晶の単位格子中の前記ファソラセタムと前記尿素のモル比が1:1、前記R-ファソラセタムと前記尿素の化学量論比が約1:1、または、前記共結晶の単位格子中の前記R-ファソラセタムと前記尿素のモル比が1:1であり、
    任意に、前記共結晶は、約10.4°2θにピークを有する粉末X線回折パターンを有し、前記共結晶は、約14.0°2θまたは約14.1°2θにピークを有する粉末X線回折パターンを有し、または、前記共結晶は、約10.8°2θにピークを有する粉末X線回折パターンを有し、
    任意に、前記共結晶は、R-ファソラセタムおよび尿素の共結晶の形態Aであり、
    任意に、前記共結晶は、約12.2°2θまたは約16.1°2θにピークを有する粉末X線回折パターンを有し、および、10.4°2θ、約10.8°2θ、約12.2°2θ、約14.1°2θ、約18.9°2θ、約22.3°2θおよび約22.9°2θのピークから選択される1つ以上のピークを有する粉末X線回折パターンを有し、
    任意に、図44のものと実質的に同じX線粉末回折図を有し、
    任意に、前記共結晶は約91℃の開始融点温度を有し、任意に、前記融点温度はDSCによって測定されるものであり、
    任意に、前記共結晶のDSCサーモグラムは、図47のものと実質的に同じであり、
    任意に、前記共結晶は、R-ファソラセタムおよび尿素の共結晶の形態Bであり、
    任意に、前記R-ファソラセタムと前記尿素の化学量論比が約1:1であり、
    任意に、前記共結晶の単位格子中の前記R-ファソラセタムと前記尿素のモル比が1:1であり、
    任意に、前記共結晶は、約11.4°2θにピークを有する粉末X線回折パターン、約17.5°2θにピークを有する粉末X線回折パターン、約14.0°2θ、約14.5°2θ、および、約14.9°2θのピークから選択される少なくとも2つのピークを有する粉末X線回折パターン、約14.5°2θ、および、約14.9°2θにピークを有する粉末X線回折パターン、約14.5°2θにピークを有する粉末X線回折パターン約14.9°2θにピークを有する粉末X線回折パターン、約11.4°2θ、約14.0°2θ、約14.5°2θ、約14.9°2θおよび約17.5°2θのピークから選択される1つ以上のピークを有する粉末X線回折パターン、または、約11.4°2θにピークを有し、および、約10.4°2θ、約14.0°2θ、約14.5°2θ、約14.9°2θ、約17.5°2θ、約18.4°2θ、約18.7°2θ、約19.4°2θ、約20.1°2θおよび約21.1°2θのピークから選択される1つ以上のピークを有する粉末X線回折パターンを有し、
    任意に、前記共結晶は約102℃の開始融点温度を有し、
    任意に、前記融点温度はDSCによって測定されるものであり、
    任意に、前記共結晶は、図37のものと実質的に同じX線粉末回折図を有し、
    任意に、前記共結晶は図40のものと実質的に同じ示差走査熱量測定サーモグラムを有する、
    結晶性化合物または共結晶
  15. 請求項3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13または14のいずれか1つに記載の結晶性化合物、または請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13または14のいずれか1つに記載の共結晶、および、1つ以上の薬学的に許容される賦形剤を有する医薬組成物。
  16. それを必要とするヒト対象における注意欠陥多動性障害の治療のための、請求項3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13または14のいずれか1つに記載の結晶性化合物、または請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13または14のいずれか1つに記載の共結晶、または、請求項15記載の医薬組成物であって、任意に、前記対象は、代謝型グルタミン酸受容体(mGluR)ネットワーク遺伝子において少なくとも1つのコピー数変動(CNV)を有する、結晶性化合物、共結晶、または、医薬組成物
  17. R-ファソラセタム:尿素共結晶形態Bを調製するための方法であって、前記方法は、
    適切な溶媒においてR-ファソラセタムを尿素と結合して、R-ファソラセタムに対する尿素のモル量が約0.7~約1.2の範囲である溶液を形成する工程と、
    溶液を冷却して、R-ファソラセタム:尿素共結晶形態Bの共結晶を形成する工程と、
    を有し、
    任意に、前記R-ファソラセタムは、R-ファソラセタム形態I、R-ファソラセタム形態II、R-ファソラセタムのアモルファス、無水物R-ファソラセタム、および、R-ファソラセタムの形態混合物からなる群から選択され、
    任意に、前記適切な溶媒は、酢酸エチルおよび酢酸イソプロピルから選択され、
    任意に、R-ファソラセタム形態Iの各グラムに対する前記適切な溶媒の比が、約2.5ml~約6mlの範囲、または、R-ファソラセタム形態Iの各グラムに対する前記適切な溶媒の比が、約3.0ml~約5.0mlの範囲であり、
    任意に、R-ファソラセタム形態IIの各グラムに対する前記適切な溶媒の比が、約3.8ml~約4.6mlの範囲であり、
    任意に、前記溶媒の温度範囲は約10℃~約15℃、約15℃~約20℃、約20℃~約25℃、約25℃~約30℃、約30℃~約35℃、約35℃~約40℃、約40℃~約45℃、約45℃~約50℃、約50℃~約55℃、約55℃~約60℃、約60℃~約65℃、または、約65℃~約70℃であり、
    任意に、前記尿素は段階的に、または、すべて一度に添加されるものであり、
    任意に、前記R-ファソラセタムに対する前記尿素のモル量は、約0.70、約0.71、約0.72、約0.73、約0.74、約0.75、約0.76、約0.77、約0.78、約0.79、約0.80、約0.81、約0.82、約0.83、約0.84、約0.85、約0.86、約0.87、約0.88、約0.89、約0.90、約0.91、約0.92、約0.93、約0.94、約0.95、約0.96、約0.97、約0.98、約0.99、約1.0、約1.1、または約1.2であり、
    任意に、前記R-ファソラセタムに対する前記尿素のモル量は、約0.95~約1.0の範囲であり、
    任意に、前記R-ファソラセタム:尿素共結晶形態Bの種が前記溶液に添加されるものであり、
    任意に、前記R-ファソラセタム:尿素共結晶形態Bの得られた共結晶は冷却後に洗浄されるものであり、
    任意に、前記R-ファソラセタム:尿素共結晶形態Bの得られた共結晶は乾燥されるものである、
    方法
  18. 請求項17記載の方法によって調製されたR-ファソラセタム:尿素共結晶形態B。
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