JPWO2019142440A1 - 管理装置、通信制御装置、制御方法、及びプログラム - Google Patents

管理装置、通信制御装置、制御方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】RANシェアリングと周波数シェアリングとの両立をより好適な態様で実現する。【解決手段】1以上の端末装置と無線通信を行う通信装置ごとに固有の第1の識別情報と、前記無線通信に2次利用が可能な周波数帯の割り当ての対象となるユーザに固有の第2の識別情報と、を通信制御装置から取得する取得部と、前記通信装置及び前記ユーザの少なくともいずれかに対して前記周波数帯を割り当てるための、取得した前記第1の識別情報と前記第2の識別情報との組み合わせに固有の第3の識別情報を生成する生成部と、生成した前記第3の識別情報を前記通信制御装置に通知する通知部と、を備える、管理装置。【選択図】図1

Description

本開示は、管理装置、通信制御装置、制御方法、及びプログラムに関する。
近年、ネットワークのソフトウェア化(SDN:Software Defined Network)が進み、これに伴って、ネットワーク機能を仮想化(NFV:Network Function Virtualization)されるようになり、従来よりも柔軟にネットワークを構成することが可能となってきている。このような背景から、基地局、アンテナ、光回線網等のような物理的なインフラストラクチャリソースを複数のネットワーク事業者間で共有するための、インフラシェアリングやRAN(Radio Access Network)シェアリングの技術の導入も検討されている。
また、標準化団体WinnForum(Wireless Innovation Forum)はCBRS(Citizens Broadband Radio Service)における周波数帯の共用を実現するために、周波数管理データベースとインフラストラクチャ(基地局、ネットワーク)との間のプロトコルを定めている。このようなプロトコルに基づきメッセージのやり取りにより、例えば、基地局等の無線通信装置は共用の電波を無線通信に利用することも可能となる。なお、周波数帯の共用を実現するための技術としては、例えば、特許文献1に一例が開示されている。
特許第5679033号公報
一方、5G等のようなLTEに次ぐ新たな通信規格においては、ミリ波等のような高周波数帯の利用も検討されている。そのため、例えば、アンテナ装置等の物理的なインフラストラクチャリソースが多数設置されるような状況が想定され、システムを構築するための投資費用の増大のみに限らず、構築されたシステムの運用費用の増大も想定され得る。また、近年では、多様な無線システムが混在する無線環境や、無線を介したコンテンツ量等の増加及び多様化に伴い、無線システムに割り当て可能な電波資源(周波数)が枯渇するという問題が表面化してきている。このような背景から、物理的なインフラストラクチャリソースを複数のネットワーク事業者間で共有する技術(以降では、単に「RANシェアリング」とも称する)や、周波数帯を複数のネットワーク事業者間で共有する技術(以降では、単に「周波数シェアリング」とも称する)の導入が求められている。
そこで、本開示では、RANシェアリングと周波数シェアリングとの両立をより好適な態様で実現することが可能な技術について提案する。
本開示によれば、1以上の端末装置と無線通信を行う通信装置ごとに固有の第1の識別情報と、前記無線通信に2次利用が可能な周波数帯の割り当ての対象となるユーザに固有の第2の識別情報と、を通信制御装置から取得する取得部と、前記通信装置及び前記ユーザの少なくともいずれかに対して前記周波数帯を割り当てるための、取得した前記第1の識別情報と前記第2の識別情報との組み合わせに固有の第3の識別情報を生成する生成部と、生成した前記第3の識別情報を前記通信制御装置に通知する通知部と、を備える、管理装置が提供される。
また、本開示によれば、1以上の端末装置と無線通信を行う通信装置ごとに固有の第1の識別情報と、前記無線通信に2次利用が可能な周波数帯の割り当ての対象となるユーザに固有の第2の識別情報と、を管理装置に通知する通知部と、前記通信装置及び前記ユーザの少なくともいずれかに対して前記周波数帯を割り当てるための、前記第1の識別情報と前記第2の識別情報との組み合わせに固有の第3の識別情報を前記管理装置から取得する取得部と、取得された前記第3の識別情報に基づき、当該第3の識別情報に対応する前記通信装置と、1以上の前記端末装置と、の間の前記無線通信に関する設定を制御する制御部と、を備える、通信制御装置が提供される。
また、本開示によれば、コンピュータが、1以上の端末装置と無線通信を行う通信装置ごとに固有の第1の識別情報と、前記無線通信に2次利用が可能な周波数帯の割り当ての対象となるユーザに固有の第2の識別情報と、を通信制御装置から取得することと、前記通信装置及び前記ユーザの少なくともいずれかに対して前記周波数帯を割り当てるための、取得した前記第1の識別情報と前記第2の識別情報との組み合わせに固有の第3の識別情報を生成すること、生成した前記第3の識別情報を前記通信制御装置に通知することと、を含む、制御方法が提供される。
また、本開示によれば、コンピュータが、1以上の端末装置と無線通信を行う通信装置ごとに固有の第1の識別情報と、前記無線通信に2次利用が可能な周波数帯の割り当ての対象となるユーザに固有の第2の識別情報と、を管理装置に通知することと、前記通信装置及び前記ユーザの少なくともいずれかに対して前記周波数帯を割り当てるための、前記第1の識別情報と前記第2の識別情報との組み合わせに固有の第3の識別情報を前記管理装置から取得することと、取得された前記第3の識別情報に基づき、当該第3の識別情報に対応する前記通信装置と、1以上の前記端末装置と、の間の前記無線通信に関する設定を制御することと、を含む、制御方法が提供される。
また、本開示によれば、コンピュータに、1以上の端末装置と無線通信を行う通信装置ごとに固有の第1の識別情報と、前記無線通信に2次利用が可能な周波数帯の割り当ての対象となるユーザに固有の第2の識別情報と、を通信制御装置から取得することと、前記通信装置及び前記ユーザの少なくともいずれかに対して前記周波数帯を割り当てるための、取得した前記第1の識別情報と前記第2の識別情報との組み合わせに固有の第3の識別情報を生成すること、生成した前記第3の識別情報を前記通信制御装置に通知することと、を実行させる、プログラムが提供される。
また、本開示によれば、コンピュータに、1以上の端末装置と無線通信を行う通信装置ごとに固有の第1の識別情報と、前記無線通信に2次利用が可能な周波数帯の割り当ての対象となるユーザに固有の第2の識別情報と、を管理装置に通知することと、前記通信装置及び前記ユーザの少なくともいずれかに対して前記周波数帯を割り当てるための、前記第1の識別情報と前記第2の識別情報との組み合わせに固有の第3の識別情報を前記管理装置から取得することと、取得された前記第3の識別情報に基づき、当該第3の識別情報に対応する前記通信装置と、1以上の前記端末装置と、の間の前記無線通信に関する設定を制御することと、を実行させる、プログラムが提供される。
以上説明したように本開示によれば、RANシェアリングと周波数シェアリングとの両立をより好適な態様で実現することが可能な技術が提供される。
なお、上記の効果は必ずしも限定的なものではなく、上記の効果とともに、または上記の効果に代えて、本明細書に示されたいずれかの効果、または本明細書から把握され得る他の効果が奏されてもよい。
本開示の一実施形態に係るシステムの概略的な構成の一例について説明するための説明図である。 同実施形態に係る基地局の構成の一例を示すブロック図である。 同実施形態に係る端末装置の構成の一例を示すブロック図である。 周波数共用を実現するための周波数管理データベースとインフラストラクチャとの間のプロトコルで規定された識別子情報の紐づけの一例について示した図である。 RANシェアリングにおいて想定される、周波数管理データベースとインフラストラクチャとの間のプロトコルで規定される識別子情報の紐づけの一例について説明するための説明図である。 デバイスの設置位置の変化に伴うデータベースへのデバイスの再登録の手続きの一例について示したシーケンス図である。 同実施形態に係るシステムで想定されるシナリオの一例について説明するための説明図である。 同実施形態に係るシステムで想定されるシナリオの一例について説明するための説明図である。 同実施形態に係る周波数管理データベースの機能構成の一例を示すブロック図である。 同実施形態に係るネットワークマネージャの機能構成の一例を示すブロック図である。 同実施形態に係るシステムの処理の流れの一例について説明するためのシーケンス図である。 同実施形態に係るシステムの処理の流れの他の一例について説明するためのシーケンス図である。 同実施形態に係るシステムおける、周波数管理データベースとインフラストラクチャとの間のプロトコルで規定される識別子情報の紐づけの一例について説明するための説明図である。 同実施形態に係るシステムの処理の流れの他の一例について説明するためのシーケンス図である。 変形例1に係るシステムの処理の流れの一例について説明するためのシーケンス図である。 変形例1に係るシステムの処理の流れの他の一例について説明するためのシーケンス図である。 変形例1に係るシステムの処理の流れの他の一例について説明するためのシーケンス図である。 変形例1に係るシステムの処理の流れの他の一例について説明するためのシーケンス図である。 変形例2に係るシステムの概要について説明するための説明図である。 変形例2に係るシステムの一連の処理の流れの一例について示したシーケンス図である。 変形例2に係るシステムの一連の処理の流れの一例について示したシーケンス図である。 変形例2に係るシステムの一連の処理の流れの他の一例について示したシーケンス図である。 変形例2に係るシステムの一連の処理の流れの他の一例について示したシーケンス図である。 変形例3に係るシステムの概要について説明するための説明図である。 変形例3に係るシステムの一連の処理の流れの一例について示したシーケンス図である。 変形例3に係るシステムの一連の処理の流れの他の一例について示したシーケンス図である。 サーバの概略的な構成の一例を示すブロック図である。 eNBの概略的な構成の第1の例を示すブロック図である。 eNBの概略的な構成の第2の例を示すブロック図である。 スマートフォンの概略的な構成の一例を示すブロック図である。 カーナビゲーション装置の概略的な構成の一例を示すブロック図である。
以下に添付図面を参照しながら、本開示の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
なお、説明は以下の順序で行うものとする。
1.概略構成
1.1.システムの構成例
1.2.基地局の構成例
1.3.端末装置の構成例
2.ネットワークリソース
3.ネットワークリソースの共用に関する検討
4.技術的特徴
4.1.想定するシナリオ
4.2.機能構成
4.3.処理
4.3.1.デバイスの登録手続き
4.3.2.デバイスの再登録手続き
4.4.変形例
4.4.1.変形例1:デバイス登録IDのグループ
4.4.2.変形例2:周波数管理データベース間の協調
4.4.3.変形例3:デバイス登録IDを利用した制御の一例
4.5.補足
5.応用例
5.1.サーバに関する応用例
5.2.基地局に関する応用例
5.3.端末装置に関する応用例
6.むすび
<<1.概略構成>>
<1.1.システムの構成例>
まず、図1を参照して、本開示の一実施形態に係るシステム1の概略的な構成の一例について説明する。図1は、本開示の一実施形態に係るシステム1の概略的な構成の一例について説明するための説明図である。図1に示すように、システム1は、無線通信装置100及び端末装置200を含む。また、システム1は、MECサーバ300を含んでもよい。ここでは、端末装置200は、ユーザとも呼ばれる。当該ユーザは、UEとも呼ばれ得る。即ち、前述したUE200は、図1に示す端末装置200に相当し得る。無線通信装置100Cは、UE−Relayとも呼ばれる。ここでのUEは、LTE又はLTE−Aにおいて定義されているUEであってもよく、UE−Relayは、3GPPで議論されているProse UE to Network Relayであってもよく、より一般的に通信機器を意味してもよい。
(1)無線通信装置100
無線通信装置100は、配下の装置に無線通信サービスを提供する装置である。例えば、無線通信装置100Aは、セルラーシステム(又は移動体通信システム)の基地局である。基地局100Aは、基地局100Aのセル10Aの内部に位置する装置(例えば、端末装置200A)との無線通信を行う。例えば、基地局100Aは、端末装置200Aへのダウンリンク信号を送信し、端末装置200Aからのアップリンク信号を受信する。
基地局100Aは、他の基地局と例えばX2インタフェースにより論理的に接続されており、制御情報等の送受信が可能である。また、基地局100Aは、コアネットワーク40と例えばS1インタフェースにより論理的に接続されており、制御情報等の送受信が可能である。なお、これらの装置間の通信は、物理的には多様な装置により中継され得る。
ここで、図1に示した無線通信装置100Aは、マクロセル基地局であり、セル10はマクロセルである。一方で、無線通信装置100B及び100Cは、スモールセル10B及び10Cをそれぞれ運用するマスタデバイスである。一例として、マスタデバイス100Bは、固定的に設置されるスモールセル基地局である。スモールセル基地局100Bは、マクロセル基地局100Aとの間で無線バックホールリンクを、スモールセル10B内の1つ以上の端末装置(例えば、端末装置200B)との間でアクセスリンクをそれぞれ確立する。なお、無線通信装置100Bは、3GPPで定義されるリレーノードであってもよい。マスタデバイス100Cは、ダイナミックAP(アクセスポイント)である。ダイナミックAP100Cは、スモールセル10Cを動的に運用する移動デバイスである。ダイナミックAP100Cは、マクロセル基地局100Aとの間で無線バックホールリンクを、スモールセル10C内の1つ以上の端末装置(例えば、端末装置200C)との間でアクセスリンクをそれぞれ確立する。ダイナミックAP100Cは、例えば、基地局又は無線アクセスポイントとして動作可能なハードウェア又はソフトウェアが搭載された端末装置であってよい。この場合のスモールセル10Cは、動的に形成される局所的なネットワーク(Localized Network/Virtual cell)である。
セル10は、例えば、LTE、LTE−A(LTE-Advanced)、GSM(登録商標)、UMTS、5G NR(New Radio)、W−CDMA、CDMA2000、WiMAX、WiMAX2又はIEEE802.16などの任意の無線通信方式に従って運用されてよい。
なお、スモールセルは、マクロセルと重複して又は重複せずに配置される、マクロセルよりも小さい様々な種類のセル(例えば、フェムトセル、ナノセル、ピコセル及びマイクロセルなど)を含み得る概念である。ある例では、スモールセルは、専用の基地局によって運用される。別の例では、スモールセルは、マスタデバイスとなる端末がスモールセル基地局として一時的に動作することにより運用される。いわゆるリレーノードもまた、スモールセル基地局の一形態であると見なすことができる。リレーノードの親局として機能する無線通信装置は、ドナー基地局とも称される。ドナー基地局は、LTEにおけるDeNBを意味してもよく、より一般的にリレーノードの親局を意味してもよい。
(2)端末装置200
端末装置200は、セルラーシステム(又は移動体通信システム)において通信可能である。端末装置200は、セルラーシステムの無線通信装置(例えば、基地局100A、マスタデバイス100B又は100C)との無線通信を行う。例えば、端末装置200Aは、基地局100Aからのダウンリンク信号を受信し、基地局100Aへのアップリンク信号を送信する。
(3)アプリケーションサーバ60
アプリケーションサーバ60は、ユーザへサービスを提供する装置である。アプリケーションサーバ60は、パケットデータネットワーク(PDN)50に接続される。他方、基地局100は、コアネットワーク40に接続される。コアネットワーク40は、ゲートウェイ装置を介してPDN50に接続される。このため、無線通信装置100は、アプリケーションサーバ60により提供されるサービスを、パケットデータネットワーク50、コアネットワーク40及び無線通信路を介してMECサーバ300、及びユーザへ提供する。
(4)MECサーバ300
MECサーバ300は、ユーザへサービス(アプリケーション又はコンテンツ等)を提供するサービス提供装置である。MECサーバ300は、無線通信装置100に設けられ得る。その場合、無線通信装置100は、MECサーバ300により提供されるサービスを、無線通信路を介してユーザへ提供する。MECサーバ300は、論理的な機能エンティティとして実現されてもよく、図1に示すように無線通信装置100等と一体的に形成されてもよい。
例えば、基地局100Aは、MECサーバ300Aにより提供されるサービスを、マクロセル10に接続する端末装置200Aへ提供する。また、基地局100Aは、MECサーバ300Aにより提供されるサービスを、マスタデバイス100Bを介して、スモールセル10Bに接続する端末装置200Bへ提供する。
また、マスタデバイス100Bは、MECサーバ300Bにより提供されるサービスを、スモールセル10Bに接続する端末装置200Bへ提供する。同様に、マスタデバイス100Cは、MECサーバ300Cにより提供されるサービスを、スモールセル10Cに接続する端末装置200Cへ提供する。
(5)補足
以上、システム1の概略的な構成を示したが、本技術は図1に示した例に限定されない。例えば、システム1の構成として、マスタデバイスを含まない構成、SCE(Small Cell Enhancement)、HetNet(Heterogeneous Network)、MTC(Machine Type Communication)ネットワーク等が採用され得る。
<1.2.基地局の構成例>
次いで、図2を参照して、本開示の一実施形態に係る基地局100の構成を説明する。図2は、本開示の一実施形態に係る基地局100の構成の一例を示すブロック図である。図2を参照すると、基地局100は、アンテナ部110と、無線通信部120と、ネットワーク通信部130と、記憶部140と、処理部150とを含む。
(1)アンテナ部110
アンテナ部110は、無線通信部120により出力される信号を電波として空間に放射する。また、アンテナ部110は、空間の電波を信号に変換し、当該信号を無線通信部120へ出力する。
(2)無線通信部120
無線通信部120は、信号を送受信する。例えば、無線通信部120は、端末装置へのダウンリンク信号を送信し、端末装置からのアップリンク信号を受信する。
(3)ネットワーク通信部130
ネットワーク通信部130は、情報を送受信する。例えば、ネットワーク通信部130は、他のノードへの情報を送信し、他のノードからの情報を受信する。例えば、上記他のノードは、他の基地局及びコアネットワークノードを含む。
なお、前述したように、本実施形態に係るシステム1においては、端末装置がリレー端末として動作し、リモート端末と基地局との間の通信を中継する場合がある。このような場合には、例えば、当該リレー端末に相当する無線通信装置100Cは、ネットワーク通信部130を備えていなくてもよい。
(4)記憶部140
記憶部140は、基地局100の動作のためのプログラム及び様々なデータを一時的に又は恒久的に記憶する。
(5)処理部150
処理部150は、基地局100の様々な機能を提供する。処理部150は、通信制御部151と、情報取得部153と、通知部155とを含む。なお、処理部150は、これらの構成要素以外の他の構成要素をさらに含み得る。即ち、処理部150は、これらの構成要素の動作以外の動作も行い得る。
通信制御部151、情報取得部153、及び通知部155の動作は、後に詳細に説明する。
<1.3.端末装置の構成例>
次に、図3を参照して、本開示の実施形態に係る端末装置200の構成の一例を説明する。図3は、本開示の実施形態に係る端末装置200の構成の一例を示すブロック図である。図3に示すように、端末装置200は、アンテナ部210と、無線通信部220と、記憶部230と、処理部240とを含む。
(1)アンテナ部210
アンテナ部210は、無線通信部220により出力される信号を電波として空間に放射する。また、アンテナ部210は、空間の電波を信号に変換し、当該信号を無線通信部220へ出力する。
(2)無線通信部220
無線通信部220は、信号を送受信する。例えば、無線通信部220は、基地局からのダウンリンク信号を受信し、基地局へのアップリンク信号を送信する。
また、前述したように、本実施形態に係るシステム1においては、端末装置がリレー端末として動作し、リモート端末と基地局との間の通信を中継してもよい。このような場合には、例えば、リモート端末として動作する端末装置200Cにおける無線通信部220は、リレー端末との間でサイドリンク信号を送受信してもよい。
(3)記憶部230
記憶部230は、端末装置200の動作のためのプログラム及び様々なデータを一時的に又は恒久的に記憶する。
(4)処理部240
処理部240は、端末装置200の様々な機能を提供する。例えば、処理部240は、通信制御部241と、情報取得部243と、測定部245と、通知部247とを含む。なお、処理部240は、これらの構成要素以外の他の構成要素をさらに含み得る。即ち、処理部240は、これらの構成要素の動作以外の動作も行い得る。
通信制御部241は、基地局100との間の無線通信に係る各種動作を制御する。例えば、通信制御部241は、基地局100から割り当てられたリソース(例えば、周波数及び時間のリソース)を利用して各種情報が当該基地局100に送信されるように制御してもよい。また、通信制御部241は、基地局100からの指示に基づき、当該基地局100との間の無線通信のコンフィギュレーション(例えば、送信電力等)を制御してもよい。
情報取得部243は、基地局100から無線通信を介して各種情報を取得する。
測定部245は、基地局100との間の無線通信の通信品質を測定する。具体的な一例として、測定部245は、基地局100から送信される所定のリファレンスシグナルの受信電力を測定することで、基地局100との間の無線通信の通信品質を測定してもよい。もちろん、測定部245が基地局100との間の無線通信の通信品質を測定することが可能であれば、その方法は特に限定されない。
通知部247は、基地局100に対して各種情報を通知する。例えば、通知部247は、測定部245による基地局100との間の無線通信の通信品質の測定結果に応じた情報を、当該基地局100に通知してもよい。
<<2.ネットワークリソース>>
ここで、ネットワークリソースの概要について説明する。前述したように、近年、ネットワークのソフトウェア化(SDN)が進み、ネットワーク機能を仮想化することで、より柔軟なネットワークの構築が可能となってきている。一方で、より柔軟なネットワークを構成するためには、必要なネットワークリソースを動的に確保できることや、確保したネットワークリソースに基づいて動的にネットワークパラメータを調整可能であることが求められる。そこで、柔軟なネットワーク構成のために考慮すべきネットワークリソースの一例について説明する。
(1)物理的なインフラストラクチャリソース
物理的なインフラストラクチャリソースとしては、基地局、アンテナ、光回線網等が挙げられる。また、5G等のようなLTEに次ぐ新たな通信規格においては、ミリ波等のような高周波数帯の利用も検討されている。そのため、例えば、アンテナ装置等の物理的なインフラストラクチャリソースが多数設置されるような状況が想定され、システムを構築するための投資費用の増大のみに限らず、構築されたシステムの運用費用の増大も想定され得る。このような背景から、インフラストラクチャのシェアリングやRANシェアリングを行うための技術の利用が検討されている。
(2)仮想コアネットワークリソース
近年、LTEに対する次世代の無線アクセス方式としてNR(New Radio)の検討が進められている。NR及び次世代コア網においては、eMBB(Enhanced Mobile Broadband)、mMTC(Massive Machine Type Communications)、及びURLLC(Ultra Reliable and Low Latency Communications)を含む様々なユースケースを想定した複数形態の通信をひとつのネットワークで収容するためのスライシング技術(Network Slicing)が検討されている。スライシング技術によれば、スライス又はネットワークスライスと呼ばれる論理ネットワークをひとつの物理ネットワークにおいて共存させることが可能である。これにより、ユーザが利用するサービスの要求条件に合わせて効率的にネットワークを提供することが可能となる。
(3)無線周波数リソース
近年における、多様な無線システムが混在する無線環境と、無線を介したコンテンツ量と、の増加及び多様化により、無線システムに割り当て可能な電波資源(周波数帯)が枯渇するという問題が表面化している。しかしながら、どの電波帯域も既存の無線システムにすでに利用されているため、新規の電波資源割り当てが困難であることが分かっている。そこで、必要な電波資源を捻出するために、コグニティブ無線技術の活用による、既存無線システムの時間的・空間的な空き電波(White Space)の利活用(動的周波数共用(DSA: Dynamic Spectrum Access))が求められ始めた。近年米国においては、
3.55−3.70GHzの官民共用による一般開放を目指し、周波数共用技術を活用するCBRS(Citizens Broadband Radio Service)の法制化・標準化が加速している。
また、コグニティブ無線技術は、動的周波数共用のみならず、無線システムによる周波数利用効率の向上にも寄与する。例えば、ETSI EN 303 387やIEEE 802.19.1−2014においては、White Spaceを利用する無線システム間の共存技術が規定されている。
(4)計算機リソース
上述したさまざまなリソースに基づいて柔軟にネットワークを構成するためには、ネットワークが具備する計算機のリソースそのものも適切に確保される必要がある。
計算機リソースに寄与しうる技術として、例えば、MEC(Multimedia Edge Computing)が挙げられる。MECは、基地局などのコアネットワークのエッジ側にローカルサーバを設けることで、例えば、ユーザに対して低遅延でアプリケーションを提供できる。また、多数のデバイスに対するアプリケーションサービスをローカルサーバで収容できるようになるため、計算に係る負荷を分散することも可能となる。また、近年は、エッジコンピューティングを包含するフォグコンピューティングと呼ばれる概念も提唱されており、コンピューティングリソースの最適化を図る技術として利用され得る。
<<3.ネットワークリソースの共用に関する検討>>
ここで、上述したネットワークリソースの共用について検討することで、本開示に係るシステムの技術的課題について整理する。
標準化団体Wireless Innovation Forum(WinnForum)はCBRSにおける周波数共用を実現するために、周波数管理データベースとインフラストラクチャ(基地局、ネットワーク)との間のプロトコルを定めている。このプロトコルによるメッセージのやりとりによって基地局は共用電波の利用が可能となる。
本プロトコルにおいては、一意にデバイスを特定できるよう、また一意にデバイスが利用している周波数帯に関する情報(以下、「周波数情報」とも称する)を特定できるよう、識別子情報の紐づけが行われている。例えば、図4は、周波数共用を実現するための周波数管理データベースとインフラストラクチャとの間のプロトコルで規定された識別子情報の紐づけの一例について示した図である。
図4に示す例において、認証IDとは、認証機関が発行するIDである。CBRSでは、FCC IDが該当する。他国であれば、日本の技術基準適合証明番号、工事設計認証番号、技術基準適合自己確認の届出番号等が相当し得る。
シリアル番号は、デバイス個体に製造者が割り振る番号である。当該デバイスとしては、例えば、基地局やアクセスポイント等が挙げられる。
デバイス登録IDとは、データベースがデバイス管理用に独自に割り振るIDである。WinnForumプロトコルにおいては、当該デバイス登録IDは、CBSD IDと呼ばれている。デバイス登録IDの登録には、認証IDとシリアル番号とユーザIDが必要とされており、当該デバイス登録IDが認証IDとシリアル番号とに1対1で対応するように決定することが定められている。当該デバイス登録IDは、デバイスに通知される。デバイスは、データベースへのアクセス等の各種手続きにおいて、上記デバイス登録IDを当該データベースに通知することとなる。
周波数グラントIDとは、デバイスが利用する周波数の情報に割り振られるIDに相当する。周波数グラントIDは、データベースにより上記周波数の情報に対して割り振られる。
ユーザIDとは、デバイスを利用する個人や事業者を特定するIDである。当該ユーザIDは、例えば、データベース利用に先立って、事前に利用者情報をデータベースに登録することによって発行されるものであってもよい(例:ユーザアカウントID)。また、当該ユーザIDは、Call signのようなものであってもよい。また、図4に示す例では、1のデバイスを1の利用者が利用するようなシナリオを想定している。なお、本開示において「利用者」とは、基地局やアクセスポイント等のデバイス(無線通信装置)の共用の対象となる利用者に相当し、例えば、通信事業者等が該当する。そこで、以降では、「利用者」と記載した場合には、特に説明が無い限りは、上記デバイスの共用の対象となる利用者を示すものとする。
なお、従来の通信事業者等による利用を想定すると、図4に示すようなIDの紐づけ方法であっても問題はない。しかしながら、上記プロトコルの性質上、RANシェアリングが行われるような場合においては、問題が生じる場合がある。
上記プロトコルでは、デバイスの設置位置情報が変わる場合、または測定値がFCC既定の精度を超える場合に再度位置情報を登録しなおすことが義務付けられている。当該プロトコルにおいては、再度位置情報を登録しなおす場合に、データベースとデバイスとのそれぞれに対して、当該デバイスが利用中の周波数情報を全て無効化することが義務付けられている。
なお、本開示において「デバイスの設置位置情報」とは、デバイスの設置位置等のように当該デバイスの設置条件に関する情報に相当する。また、デバイスの設置位置情報は、例えば、デバイスの設置位置のみに限らず、当該デバイスが通信可能な領域や範囲に関連し得るような情報等も含まれてもよい。具体的な一例として、当該デバイスが、ビームフォーミング技術に基づき指向性ビームを形成し、当該ビームを通信に利用するような場合には、デバイスの設置位置情報として無線通信に利用されるアンテナの高さ、ゲイン、向き等の情報(以下、「アンテナ情報」とも称する)が含まれていてもよい。
ここで、複数のデバイス利用者が同一のデバイスを共用するようなRANシェアリングにおいて想定される識別子情報の紐づけの一例について説明する。例えば、図5は、RANシェアリングにおいて想定される、周波数管理データベースとインフラストラクチャとの間のプロトコルで規定される識別子情報の紐づけの一例について説明するための説明図である。
図5に示す例では、複数の利用者が利用する同一のデバイス内においては、当該複数の利用者それぞれが互いに異なる周波数帯を利用することで、デバイスシェアリングが実現されている。LTEであれば、例えば、1のコンポーネントキャリアに対して1の利用者が割り当てられることとなり得る。
一方で、デバイスの設置位置情報には、前述の通り、アンテナ情報(高さ、ゲイン、向き等)も含まれ得る。そのため、例えば、特定の利用者のコンポーネントキャリアに係る特定のビームの向きを変えると、デバイスの再登録が必要となる。このとき、当該デバイスには、複数の利用者が紐づけられているため、当該複数の利用者のうち一部の利用者について再登録が行われることで、他の利用者のコンポーネントキャリアの利用についても無効化されることとなる。
ここで、図6を参照して、上記したデータベースへのデバイスの再登録に係る手続きの一例について、RANシェアリングを想定した場合に着目して説明する。図6は、デバイスの設置位置の変化に伴うデータベースへのデバイスの再登録の手続きの一例について示したシーケンス図である。なお、図6において、無線通信装置100は、基地局(例えば、図1に示す基地局100)やアクセスポイントに相当する。また、周波数管理データベース500は、上述したデータベースに相当し、基地局やアクセスポイント等のデバイスへの周波数帯の割り当てを管理する。
図6に示すように、無線通信装置100は、例えば、アンテナ情報等のようなデバイスの設置位置情報が変化した場合に、利用中の全周波数について情報の破棄及び無効化を行う(S101)。そのうえで、無線通信装置100は、変化後の上記設置位置情報に基づきデバイスの再登録の手続きに関するリクエストを周波数管理データベース500に送信する(S103)。
周波数管理データベース500は、無線通信装置100からデバイスの再登録の手続きに関するリクエストを受けると、再登録がリクエストされたデバイス(この場合には、無線通信装置100)について登録されている、全周波数帯の情報の破棄及び無効化を行う(S105)。そのうえで、周波数管理データベース500は、当該デバイスについて、認証ID、シリアル番号、及びユーザIDに1対1で対応するデバイス登録IDを生成し(S107)、生成した当該デバイス登録IDに基づき改めて上記デバイスの登録処理を行う(S109)。そして、周波数管理データベース500は、登録処理の結果に応じて、当該デバイス登録IDを、上記リクエストの送信元となる無線通信装置100に通知する(S111)。
上述の通り、デバイスの設置位置情報に変化があると、無線通信装置100及び周波数管理データベース500のそれぞれにおいて、当該無線通信装置100で利用中の全周波数帯について情報の破棄及び無効化が行われる(S101、S105)。このとき、無線通信装置100が複数の利用者間で共用されている場合には、一部の利用者についてのみデバイスの設置位置情報に変化があった場合においても、当該利用者のみに限らず他の利用者についても情報が破棄及び無効化されることとなる。
このような背景から、現状は、WinnForumプロトコルとRANシェアリングとの相性が悪いと言える。上述のような事象は、CBRSに限らず、他の周波数帯の共用に係るプロトコルおいても起こり得る。このような状況を鑑み、本開示では、RANシェアリングと周波数シェアリングとの両立をより好適な態様(例えば、利便性のより高い態様)で実現し、ネットワークリソースをより柔軟に利用可能とする技術について提案する。
<<4.技術的特徴>>
続いて、本開示の一実施形態に係るシステムの技術的特徴について説明する。
<4.1.想定するシナリオ>
まず、図7及び図8を参照して、本開示の一実施形態に係るシステムで想定されるシナリオの一例について説明する。図7及び図8は、本開示の一実施形態に係るシステムで想定されるシナリオの一例について説明するための説明図である。
図7及び図8に示す例において、無線通信装置100は、基地局やアクセスポイントに相当し、端末装置200と無線通信を行う。また、無線通信装置100は、複数のRFユニットを備えていたり、複数ビームを形成可能である等の構成に基づき、複数のコンポーネントキャリアを同時に利用することが可能であり、各コンポーネントキャリアが利用者に割り当てられている(RANシェアリング)。また、各コンポーネントキャリアは、周波数管理データベース500の許可及び割り当てに基づいて利用が可能となる(周波数シェアリング)。
例えば、図7は、無線通信装置100が周波数管理データベース500に対して周波数の利用に関するリクエスト(例えば、利用者の登録や、当該利用者への周波数の割り当て等に関するリクエスト)を直接行う場合の一例に相当する。具体的には、図7に示す例では、利用者U1及びU2のそれぞれに対して互いに異なるキャリアF1及びF2が割り当てられている。即ち、図7に示す例では、利用者U1のサービスを利用する端末装置200aは、無線通信装置100との通信にキャリアF1を利用することとなる。また、利用者U2のサービスを利用する端末装置200bは、無線通信装置100との通信にキャリアF2を利用することとなる。
また、図8に示す例は、1以上の無線通信装置100を管理するネットワークマネージャ400が設けられている場合の一例を示している。この場合には、ネットワークマネージャ400が周波数管理データベース500に対して、管理対象となる無線通信装置100について、周波数の利用に関するリクエストを行うこととなる。また、無線通信装置100が、ビームフォーミング技術に基づきアンテナから放射される無線の電波を所定の方向に収束させて指向性ビームを形成することで、複数の端末装置200それぞれとの通信を空間的に分離するような状況も想定され得る。このような場合には、同一の周波数帯であっても、互いに異なるビームに対して、それぞれ異なる利用者が割り当てられてもよい。例えば、図8に示す例では、無線通信装置100aが端末装置200a及び200bそれぞれとの通信に利用するキャリアF1について、互いに異なるビームB1及びB2のうち、ビームB1が利用者U1に割り当てられ、ビームB2が利用者U2に割り当てられている。同様に、無線通信装置100bが端末装置200c及び200dそれぞれとの通信に利用するキャリアF3について、互いに異なるビームB1及びB2のうち、ビームB1が利用者U1に割り当てられ、ビームB2が利用者U3に割り当てられている。
以上、図7及び図8を参照して、本開示の一実施形態に係るシステムで想定されるシナリオの一例について説明した。
<4.2.機能構成>
続いて、本開示の一実施形態に係るシステムの機能構成の一例として、上述した周波数管理データベース500と、ネットワークマネージャ400と、についてそれぞれ説明する。なお、基地局100及び端末装置200の機能構成については、図2及び図3を参照して前述した通りのため詳細な説明は省略する。
<4.2.1.周波数管理データベースの構成例>
まず、図9を参照して、本開示の実施形態に係る周波数管理データベース500の機能構成の一例について説明する。図9は、本開示の実施形態に係る周波数管理データベース500の機能構成の一例を示すブロック図である。図9に示すように、周波数管理データベース500は、ネットワーク通信部510と、記憶部530と、処理部550とを含む。
(1)ネットワーク通信部510
ネットワーク通信部510は、情報を送受信する。例えば、ネットワーク通信部510は、他のノードへの情報を送信し、他のノードからの情報を受信する。例えば、上記他のノードは、基地局やアクセスポイント等のような無線通信装置100や、ネットワークマネージャ400等のようなコアネットワークノードを含む。
(2)記憶部530
記憶部530は、周波数管理データベース500の動作のためのプログラム及び様々なデータを一時的に又は恒久的に記憶する。また、記憶部530は、周波数管理データベース500が管理する各種情報(例えば、デバイス登録IDや各無線通信装置100への周波数帯の割り当てに関する情報等)を記憶してもよい。
(5)処理部550
処理部550は、周波数管理データベース500の様々な機能を提供する。処理部550は、情報取得部551と、登録処理部553と、制御部555と、通知部557とを含む。なお、処理部550は、これらの構成要素以外の他の構成要素をさらに含み得る。即ち、処理部550は、これらの構成要素の動作以外の動作も行い得る。
情報取得部551、登録処理部553、制御部555、及び通知部557の動作は、後に詳細に説明する。
<4.2.2.ネットワークマネージャの構成例>
次いで、図10を参照して、本開示の実施形態に係るネットワークマネージャ400の機能構成の一例について説明する。図10は、本開示の実施形態に係るネットワークマネージャ400の機能構成の一例を示すブロック図である。図10に示すように、ネットワークマネージャ400は、ネットワーク通信部410と、記憶部430と、処理部450とを含む。
(1)ネットワーク通信部410
ネットワーク通信部410は、情報を送受信する。例えば、ネットワーク通信部410は、他のノードへの情報を送信し、他のノードからの情報を受信する。例えば、上記他のノードは、基地局やアクセスポイント等のような無線通信装置100、他のネットワークマネージャ等のコアネットワークノード、及び周波数管理データベース500を含む。
(2)記憶部430
記憶部430は、ネットワークマネージャ400の動作のためのプログラム及び様々なデータを一時的に又は恒久的に記憶する。
(5)処理部450
処理部450は、ネットワークマネージャ400の様々な機能を提供する。処理部450は、通信制御部451と、情報取得部453と、通知部455とを含む。なお、処理部450は、これらの構成要素以外の他の構成要素をさらに含み得る。即ち、処理部450は、これらの構成要素の動作以外の動作も行い得る。
通信制御部451、情報取得部453、及び通知部455の動作は、後に詳細に説明する。
以上、本開示の一実施形態に係るシステムの機能構成の一例として、図9及び図10を参照して、上述した周波数管理データベース500と、ネットワークマネージャ400と、についてそれぞれ説明した。
<4.3.処理>
続いて、本開示の一実施形態に係るシステムの処理の一例について説明する。
<4.3.1.デバイスの登録手続き>
まず、図11及び図12を参照して、周波数管理データベース500に対する基地局やアクセスポイント等のデバイス(即ち、無線通信装置100)の登録に係る手続きの流れの一例について説明する。なお、以降では、特に説明が無い限りは、無線通信装置100が図2を参照して説明した基地局100として構成されているものとして説明するが、当該無線通信装置100は所謂アクセスポイントとしても構成され得るものとする。即ち、無線通信装置100がアクセスポイントとして構成される場合においても、周波数管理データベース500に対する各種手続きについては、無線通信装置100が基地局として構成されている場合と実質的に同様となる。
まず、図11に示す例について説明する。図11は、本開示の一実施形態に係るシステムの処理の流れの一例について説明するためのシーケンス図であり、周波数管理データベース500に対するデバイスの登録に係る手続きの流れの一例について示している。なお、図11に示す例は、図7を参照して説明したシナリオのように、無線通信装置100が周波数管理データベース500に対してデバイスの登録に係るリクエストを直接行う場合の一例を示している。
図11に示すように、無線通信装置100(通知部155)は、周波数管理データベース500に登録するための情報として、認証ID、シリアル番号、ユーザID、及び設置位置情報を周波数管理データベース500に送信する(S121)。なお、シリアル番号、または認証ID及びシリアル番号が、無線通信を行う通信装置(即ち、基地局やアクセスポイント等)に固有の「第1の識別情報」の一例に相当する。また、シリアル番号自体が、「第1の識別情報」の一例に相当してもよい。また、ユーザIDが、無線通信に2次利用が可能な周波数帯の割り当ての対象となるユーザに固有の「第2の識別情報」の一例に相当する。
周波数管理データベース500(情報取得部551)は、無線通信装置100からデバイスの登録に関する情報として、当該無線通信装置100に対応する認証ID、シリアル番号、ユーザID、及び設置位置情報を取得する(S121)。周波数管理データベース500(登録処理部553)は、無線通信装置100から取得した認証ID、シリアル番号、及びユーザIDの組み合わせに1対1で対応する識別情報(即ち、当該組み合わせに固有の識別情報)として、当該無線通信装置100に対応するデバイス登録IDを生成する(S123)。なお、デバイス登録IDが、「第3の識別情報」の一例に相当する。即ち、周波数管理データベース500の各構成のうち、デバイス登録IDの生成に係る部分(例えば、登録処理部553)が、「生成部」の一例に相当する。
周波数管理データベース500(登録処理部553)は、生成したデバイス登録IDと、無線通信装置100から取得した設置位置情報とを関連付けて、当該無線通信装置100に関する情報として登録する(S125)。また、周波数管理データベース500(通知部557)は、当該デバイス登録IDを、当該無線通信装置100に通知する(S127)。これにより、以降において、無線通信装置100は、周波数管理データベース500に対して当該デバイス登録IDを通知することで、当該デバイス登録IDに対応するデバイス(即ち、当該無線通信装置100)に関する各種処理を、当該周波数管理データベース500にリクエストすることが可能となる。
なお、図11に示す例のように、無線通信装置100が周波数管理データベース500に対してデバイスの登録に係るリクエストを直接行う場合には、当該無線通信装置100が、「通信制御装置」の一例に相当し、かつ登録の対象となる「通信装置」の一例にも相当し得る。また、周波数管理データベース500が、「管理装置」の一例に相当する。
続いて、図12に示す例について説明する。図12は、本開示の一実施形態に係るシステムの処理の流れの他の一例について説明するためのシーケンス図であり、周波数管理データベース500に対するデバイスの登録に係る手続きの流れの一例について示している。なお、図12に示す例は、図8を参照して説明したシナリオのように、複数の無線通信装置100を管理するネットワークマネージャ400が設けられている場合の一例を示している。なお、図12に示す例では、ネットワークマネージャ400が、管理対象となる無線通信装置100について、周波数管理データベース500に対するデバイスの登録に係るリクエストを行うこととなる。
図12に示すように、無線通信装置100(通知部155)は、周波数管理データベース500への登録の対象となる、自身に関する各種情報(例えば、認証ID、シリアル番号、ユーザID、及び設置位置情報等)を、登録情報としてネットワークマネージャ400に送信する。即ち、ネットワークマネージャ400(情報取得部453)は、管理対象となる各無線通信装置100から、周波数管理データベース500への登録の対象となる当該無線通信装置100に関する登録情報を取得することとなる(S141)。そして、ネットワークマネージャ400(通知部455)は、無線通信装置100から登録情報を取得すると、当該登録情報(即ち、認証ID、シリアル番号、ユーザID、及び設置位置情報等)を周波数管理データベース500に送信する(S143)。
周波数管理データベース500(情報取得部551)は、ネットワークマネージャ400からデバイスの登録に関する情報として、ネットワークマネージャ400が管理対象とする無線通信装置100に対応する登録情報(即ち、認証ID、シリアル番号、ユーザID、及び設置位置情報等)を取得する(S143)。周波数管理データベース500(登録処理部553)は、ネットワークマネージャ400から取得した認証ID、シリアル番号、及びユーザIDの組み合わせに1対1で対応する識別情報として、上記登録の対象となる無線通信装置100に対応するデバイス登録IDを生成する(S145)。
周波数管理データベース500(登録処理部553)は、生成したデバイス登録IDと、ネットワークマネージャ400から取得した登録の対象となる無線通信装置100の設置位置情報とを関連付けて、当該無線通信装置100に関する情報として登録する(S147)。また、周波数管理データベース500(通知部557)は、当該デバイス登録IDを、当該ネットワークマネージャ400に通知する(S149)。
ネットワークマネージャ400(通知部455)は、送信した登録情報に対する応答としてデバイス登録IDを周波数管理データベース500から取得すると、当該登録情報の取得元となる無線通信装置100に当該デバイス登録IDを通知する(S151)。これにより、以降において、無線通信装置100は、ネットワークマネージャ400を介して周波数管理データベース500に対して当該デバイス登録IDを通知することで、当該デバイス登録IDに対応するデバイス(即ち、当該無線通信装置100)に関する各種処理を、当該周波数管理データベース500にリクエストすることが可能となる。
なお、図12に示す例のように、ネットワークマネージャ400が、管理対象となる無線通信装置100について、周波数管理データベース500に対するデバイスの登録に係るリクエストを行う場合には、当該ネットワークマネージャ400が、「通信制御装置」の一例に相当する。また、当該ネットワークマネージャ400が管理対象とする無線通信装置100が、登録の対象となる「通信装置」の一例にも相当する。また、周波数管理データベース500が、「管理装置」の一例に相当する。
以上、図11及び図12を参照して、周波数管理データベース500に対する基地局やアクセスポイント等のデバイス(即ち、無線通信装置100)の登録に係る手続きの流れの一例について説明した。
なお、前述したように、無線通信装置100が、同一周波数帯を利用した複数のビームを形成することで空間的な多重を行うような状況も想定され得る。このような場合には、設置位置情報の一種に含まれるアンテナ情報として、ビームパターン情報及び当該ビームパターンの識別子(以下、「ビーム識別子」とも称する)が周波数管理データベース500に通知されてもよい。この場合には、周波数管理データベースは、認証ID、シリアル番号、ユーザID、及びビーム識別子の組み合わせに対して1対1で対応するようにデバイス登録IDを生成してもよい。なお、ビーム識別子が、「第4の識別情報」の一例に相当する。
本実施形態に係るシステムでは、各利用者や各デバイスに対する周波数帯の割り当てが、上記のようにして生成されたデバイス登録ID単位で行われることとなる。上記を踏まえ、図13に、本開示の一実施形態に係るシステムおける、周波数管理データベースとインフラストラクチャとの間のプロトコルで規定される識別子情報の紐づけの一例について示す。図13において、周波数グラントIDは、利用者に対して割り当てた周波数帯それぞれを識別するためのIDに相当する。即ち、図13に示す例では、デバイス登録IDごとに周波数グラントIDが関連付けられており、このことからも周波数帯の割り当てがデバイス登録ID単位で行われることがわかる。
以上のように、本開示の一実施形態に係るシステムに依れば、RANシェアリングのように無線通信装置100が複数の利用者により共有されるような場合においても、利用者ごとに異なるデバイス登録IDが生成されることとなる。そのため、例えば、一部の利用者について設置位置情報が変化し、周波数管理データベース500に登録されている情報の更新が必要となった場合においても、当該利用者に対応するデバイス登録IDに関連付けられた周波数情報のみを更新することが可能となる。即ち、一部の利用者について情報の更新が行われる場合において、情報の破棄及び無効化の対象を当該利用者に制限し、他の利用者についてはサービスの提供を継続することが可能となる。
特に、ビームフォーミング技術に基づき指向性ビームを形成するような状況下では、設置位置情報のうち、当該ビームの形成に係る情報が比較的高い頻度で更新されるような状況(例えば、その時々の状態に応じて動的または準静的にビームを制御する等の状況)も想定され得る。このような場合においても、本実施形態に係るシステムに依れば、当該更新ごとにデバイス(基地局やアクセスポイント)が利用する周波数の情報を無効化する必要がなくなるため、ネットワークリソースをより柔軟に利用することが可能となる。
<4.3.2.デバイスの再登録手続き>
ここで、図14を参照して、周波数管理データベース500に対する基地局やアクセスポイント等のデバイス(即ち、無線通信装置100)の再登録に係る手続きの流れの一例について説明する。
図14は、本開示の一実施形態に係るシステムの処理の流れの他の一例について説明するためのシーケンス図であり、周波数管理データベース500に対するデバイスの再登録に係る手続きの流れの一例について示している。なお、図14に示す例は、図7を参照して説明したシナリオのように、無線通信装置100が周波数管理データベース500に対してデバイスの登録に係るリクエストを直接行う場合の一例を示している。また、図14に示す例では、無線通信装置100が、同一周波数帯を利用した複数のビームを形成することで空間的な多重を実現しており、当該ビームの形成に係るアンテナ及びビームに関する情報(以下、「アンテナ・ビーム情報」とも称する)が変化したものとする。
図14に示すように、無線通信装置100(通信制御部151)は、デバイス設置位置情報のうちアンテナ・ビーム情報が変化すると、関連する周波数情報の破棄及び無効化を行う(S161)。このとき、無線通信装置100は、変化したアンテナ・ビーム情報に対応するデバイス登録IDに関連付けられた周波数情報のみを破棄及び無効化することとなる。そして、無線通信装置100(通知部155)は、周波数管理データベース500に対して、アンテナ・ビーム情報が変化したビームに対応するデバイス登録IDと、変化後のアンテナ・ビーム情報を含むデバイス設置位置情報とを送信することで、デバイスの再登録の手続きに関するリクエストを送信する(S163)。
周波数管理データベース500(登録処理部553)は、無線通信装置100からデバイスの再登録の手続きに関するリクエストを受けると(S163)、当該無線通信装置100から通知されたデバイス登録IDに関連付けられた周波数情報の破棄及び無効化を行う(S165)。これにより、当該無線通信装置100に割り当てられた周波数帯のうち、当該デバイス登録IDに関連付けられた周波数情報に対応する周波数帯の割り当てのみが無効化される。
続いて、周波数管理データベース500(登録処理部553)は、再登録の対象となる認証ID、シリアル番号、ユーザID、及びビーム識別子の組み合わせに1対1で対応するデバイス登録IDを生成する。なお、このとき周波数管理データベース500(情報取得部551)は、再登録の対象となる認証ID、シリアル番号、ユーザID、及びビーム識別子を、上記無線通信装置100から改めて取得してもよい。周波数管理データベース500(登録処理部553)は、生成したデバイス登録IDと、無線通信装置100から取得した設置位置情報とを関連付けて、当該無線通信装置100に関する情報として登録する(S169)。そして、周波数管理データベース500(通知部557)は、当該デバイス登録IDを、当該無線通信装置100に通知する(S171)。なお、このとき通知されるデバイス登録IDは、アンテナ・ビーム情報が変化したビームのビーム識別子と、当該ビームを利用する利用者のユーザIDと、上記無線通信装置100に対応するシリアル番号及び認証IDと、の組み合わせに1対1で対応することとなる。
なお、登録情報の更新については、図8を参照して説明したシナリオのように、1以上の無線通信装置100を管理するネットワークマネージャ400が設けられている場合についても同様に行うことが可能である。この場合にはおいては、周波数管理データベース500に対するデバイスの再登録に係るリクエストの主体がネットワークマネージャ400となる点で、図14に示す例と異なる。しかしながら、ネットワークマネージャ400と周波数管理データベース500との間の手続きの流れは、図14に示す例における無線通信装置100と周波数管理データベース500との間の手続きの流れと実質的に同様である。そのため、ネットワークマネージャ400が設けられている場合については詳細な説明は省略する。
以上、図14を参照して、周波数管理データベース500に対する基地局やアクセスポイント等のデバイスの再登録に係る手続きの流れの一例について説明した。
<4.4.変形例>
続いて、本開示の一実施形態に係るシステムの変形例について説明する。
<4.4.1.変形例1:デバイス登録IDのグループ>
まず、変形例1として、所定の条件に基づき複数のデバイス登録IDを1つのグループとして扱うことで、周波数管理データベース500に対する各種手続き(情報の登録、情報の更新、周波数帯の割り当て等の手続き)を実現するための技術の一例について説明する。
図4及び図5を参照して説明した例では、周波数管理データベース500に対するデバイスの登録に関する手続きがデバイス単位で実施されていた。そのため、RANシェアリングにおいては、図4及び図5に示すように、複数の利用者が1つのデバイス登録IDを共有することとなっていた。
これに対して、本開示の一実施形態に係るシステムにおいては、1つのデバイスを複数の利用者がシェアリングしている場合には、利用者ごとにデバイスの登録に関する手続きが行われる。即ち、1つのデバイスに対して利用者の数と同数またはそれ以上の数のデバイス登録IDが生成されることとなる。
一方で、本実施形態に係るシステムに依れば、周波数管理データベース500側において、どのデバイス登録IDが共通のデバイスに関連するものであるかを判断し、当該判断の結果を、当該デバイスを利用する利用者への周波数帯の割り当てに活用することも可能である。しかしながら、実装や運用形態等の自由度を考慮すると、ネットワーク側(例えば、通信装置100やネットワークマネージャ400)が管理の単位に応じて複数のデバイス登録IDをグルーピングしたうえで、デバイス登録IDのグループを周波数管理データベース500に申告する手段があるとなおよい。そこで、本変形例では、デバイス登録IDのグループに関する情報(以下、「デバイス登録IDのグループ情報」または単に「グループ情報」とも称する)の生成と、デバイス登録IDのグループ情報の登録とのそれぞれの手続きを、周波数管理データベース500へのデバイスの登録に係る手続きに組み込む方法の一例について説明する。
まず、図15及び図16を参照して、周波数管理データベース500に対する基地局やアクセスポイント等のデバイス(即ち、無線通信装置100)の登録に係る手続きの流れの一例について説明する。
例えば、図15は、変形例1に係るシステムの処理の流れの一例について説明するためのシーケンス図であり、周波数管理データベース500に対するデバイスの登録に係る手続きの流れの一例について示している。なお、図15に示す例は、図7を参照して説明したシナリオのように、無線通信装置100が周波数管理データベース500に対してデバイスの登録に係るリクエストを直接行う場合の一例を示している。また、図15に示すでは、無線通信装置100が、同一周波数帯を利用した複数のビームを形成することで空間的な多重を実現しているものとする。
図15に示すように、無線通信装置100(通信制御部151)は、所定の条件に基づき複数のデバイス登録IDをグルーピングするための情報として、デバイス登録IDのグループ情報を生成する(S181)。具体的な一例として、デバイス登録IDのグループ情報には、例えば、周波数管理データベース500にデバイスを登録することで新たに発行されるデバイス登録IDと、共通のグループに割り当てる他のデバイス登録ID(例えば、既に発行されているデバイス登録ID)に関する情報が含まれ得る。
デバイス登録IDのグループ情報を規定するための条件として、例えば、「同一デバイスを共有する利用者に紐づくデバイス登録ID」、「同一デバイスを共有し、かつ同一周波数を共有する利用者に関連するデバイス登録ID」等が設定されてもよい。また、後述する図16に示す例のように、ネットワークマネージャ400が1以上の無線通信装置100を管理するようなシナリオにおいては、デバイス登録IDのグループ情報を規定するための条件として、例えば、「異なるデバイス間で、同一利用者に関連するデバイス登録ID」等が設定されてもよい。また、1のデバイス(即ち、基地局やアクセスポイント等の無線通信装置100)の情報が複数の周波数管理データベース500のそれぞれに登録されるようなケースも想定され得る。このような場合には、デバイス登録IDのグループ情報を規定するための条件として、「1のデバイスが他の周波数管理データベースそれぞれから取得したデバイス登録ID」等が設定されてもよい。もちろん、これらの条件はあくまで一例であり、RANシェアリングと周波数シェアリングとを両立させる場合において、運用上想定され得る条件であれば、必ずしも上記した例のみには限定されない。
次いで、無線通信装置100(通知部155)は、周波数管理データベース500に登録するための情報として、認証ID、シリアル番号、ユーザID、及びビーム識別子等のデバイス登録IDの生成に係る情報と、生成したデバイス登録IDのグループ情報とを、周波数管理データベース500に送信する(S183)。
周波数管理データベース500(登録処理部553)は、無線通信装置100から取得した認証ID、シリアル番号、ユーザID、及びビーム識別子等の情報に基づきデバイス登録IDを生成する(S123)。このとき生成されるデバイス登録IDは、無線通信装置100から取得された認証ID、シリアル番号、ユーザID、及びビーム識別子等の情報の組み合わせに1対1で対応する識別情報となる。
周波数管理データベース500(登録処理部553)は、生成したデバイス登録IDに基づき対応するデバイス(即ち、無線通信装置100)の登録を行う(S187)。また、このとき周波数管理データベース500は、無線通信装置100から取得したデバイス登録IDのグループ情報に基づき、生成したデバイス登録IDと、当該グループ情報が示す他のデバイス登録IDとをグループとして管理する。
そして、周波数管理データベース500(通知部557)は、生成したデバイス登録IDを、上記無線通信装置100に通知する(S189)。
続いて、図16に示す例について説明する。図16は、変形例1に係るシステムの処理の流れの他の一例について説明するためのシーケンス図であり、周波数管理データベース500に対するデバイスの登録に係る手続きの流れの一例について示している。なお、図16に示す例は、図8を参照して説明したシナリオのように、複数の無線通信装置100を管理するネットワークマネージャ400が設けられている場合の一例を示している。即ち、図16に示す例では、ネットワークマネージャ400が、管理対象となる無線通信装置100について、周波数管理データベース500に対するデバイスの登録に係るリクエストを行うこととなる。
図16に示すように、無線通信装置100(通知部155)は、周波数管理データベース500に登録する、自身に関する各種情報(例えば、認証ID、シリアル番号、ユーザID、ビーム識別子等)を、登録情報としてネットワークマネージャ400に送信する。即ち、ネットワークマネージャ400(情報取得部453)は、管理対象となる各無線通信装置100から、周波数管理データベース500に登録する、当該無線通信装置100に関する登録情報を取得することとなる(S201)。
次いで、ネットワークマネージャ400(通信制御部451)は、所定の条件に基づき複数のデバイス登録IDをグルーピングするための情報として、デバイス登録IDのグループ情報を生成する(S203)。なお、デバイス登録IDのグループ情報については前述した通りのため詳細な説明は省略する。そして、ネットワークマネージャ400(通知部455)は、無線通信装置100から取得した登録情報(即ち、認証ID、シリアル番号、ユーザID、ビーム識別子等)と、生成したデバイス登録IDのグループ情報とを、周波数管理データベース500に送信する(S205)。
周波数管理データベース500(情報取得部551)は、ネットワークマネージャ400から取得した認証ID、シリアル番号、ユーザID、及びビーム識別子等の情報に基づきデバイス登録IDを生成する(S207)。このとき生成されるデバイス登録IDは、無線通信装置100から取得された認証ID、シリアル番号、ユーザID、及びビーム識別子等の情報の組み合わせに1対1で対応する識別情報となる。
周波数管理データベース500(登録処理部553)は、生成したデバイス登録IDに基づき対応するデバイス(即ち、ネットワークマネージャ400の管理下にある無線通信装置100)の登録を行う(S209)。また、このとき周波数管理データベース500は、ネットワークマネージャ400から取得したデバイス登録IDのグループ情報に基づき、生成したデバイス登録IDと、当該グループ情報が示す他のデバイス登録IDとをグループとして管理する。そして、周波数管理データベース500(通知部557)は、生成したデバイス登録IDを、上記ネットワークマネージャ400に通知する(S211)。
ネットワークマネージャ400(通知部455)は、送信した登録情報に対する応答としてデバイス登録IDを周波数管理データベース500から取得すると、当該登録情報の取得元となる無線通信装置100に当該デバイス登録IDを通知する(S213)。
以上、図15及び図16を参照して、周波数管理データベース500に対する基地局やアクセスポイント等のデバイス(即ち、無線通信装置100)の登録に係る手続きの流れの一例について説明した。
続いて、図17及び図18を参照して、周波数管理データベース500によるデバイス登録IDのグループ情報を利用した各デバイスや各利用者に対する周波数帯の割り当てに係る手続きの流れの一例について説明する。
例えば、図17は、変形例1に係るシステムの処理の流れの他の一例について説明するためのシーケンス図であり、周波数管理データベース500による各デバイスや各利用者に対する周波数帯の割り当てに係る手続きの流れの一例について示している。なお、図17に示す例は、図7を参照して説明したシナリオのように、無線通信装置100が周波数管理データベース500に対してデバイスの登録に係るリクエストを直接行う場合の一例を示している。即ち、図17に示す手続きは、例えば、図15に示す手続きが実行された後に実行され得る。
図17に示すように、無線通信装置100(通信制御部151)は、周波数管理データベース500に対して周波数帯の利用を申請するための情報(以下、「周波数利用リクエスト」とも称する)を生成する(S221)。そして、無線通信装置100(通知部155)は、生成した周波数利用リクエストに対して、周波数帯の割り当ての対象に応じたデバイス登録IDを関連付けて、当該周波数利用リクエストを周波数管理データベース500に送信する(S223)。
周波数管理データベース500(制御部555)は、無線通信装置100からの周波数利用リクエストを受けて、当該周波数利用リクエストに関連付けられたデバイス登録IDに応じて、周波数帯の割り当てや、当該周波数帯を利用した無線通信に係る動作パラメータの決定を行う。なお、このとき周波数管理データベース500は、当該デバイス登録IDが、従前に取得したデバイス登録IDのグループ情報に基づきグループに割り当てられている場合には、当該グループ情報に基づき、上記周波数帯の割り当てや、上記動作パラメータの決定を行ってもよい(S225)。
そして、周波数管理データベース500(通知部557)は、上記周波数利用リクエストの送信元である無線通信装置100に対して、上記周波数帯の割り当て結果や上記動作パラメータの決定結果に関する情報を通知する(S227)。これにより、無線通信装置100は、周波数管理データベース500により割り当てられた周波数帯や、当該周波数帯を利用した無線通信に係る動作パラメータを認識することが可能となる。即ち、当該通知以降においては、無線通信装置100は、周波数管理データベース500により割り当てられた周波数帯を利用して無線通信を行うことが可能となる。
ここで、デバイス登録IDのグループ情報に基づく周波数帯の割り当ての一例について、上述したデバイス登録IDのグループ情報を規定するための条件ごとに以下に説明する。
具体的な一例として、「同一デバイスを共有する利用者に紐づくデバイス登録ID」についてデバイス登録IDのグループ情報が生成されている場合が挙げられる。この場合には、例えば、周波数管理データベース500は、グループに属するデバイス登録IDそれぞれに対応する利用者(以下、単に「グループに属する利用者」とも称する)に対して、当該グループに属する利用者間で互いに異なる周波数帯を割り当てることが可能となる。
また、他の一例として、「同一デバイスを共有し、かつ同一周波数を共有する利用者に関連するデバイス登録ID」についてデバイス登録IDのグループ情報が生成されている場合が挙げられる。この場合には、例えば、周波数管理データベース500は、グループに属する利用者それぞれに対して、各利用者が利用するビームが互いに干渉しないように(即ち、デバイスの自己干渉が起こらないように)、同一の周波数帯を割り当てることが可能となる。また、周波数管理データベース500は、同一の周波数帯の割り当てに伴いグループに属する利用者間で干渉が生じることが推定される場合には、グループに属する利用者のうちの少なくとも一部の利用者に対して他の周波数帯の利用を推奨することも可能となる。
また、他の一例として、「異なるデバイス間で、同一利用者に関連するデバイス登録ID」についてデバイス登録IDのグループ情報が生成されている場合が挙げられる。この場合には、例えば、周波数管理データベース500は、特定の利用者について周波数利用効率(例えば、ネットワークキャパシティ等)が最大化されるように、当該利用者に対して周波数帯を割り当てることが可能となる。また、他の一例として、周波数管理データベース500は、特定の利用者の要求するネットワークプランニングやセル設計が達成されるように、当該利用者に対して周波数帯を割り当てることも可能となる。なお、この場合には、当該利用者が要求する条件に関する情報が、あらかじめ上記グループ情報に関連付けられていてもよい。
また、他の一例として、「1のデバイスが他の周波数管理データベースそれぞれから取得したデバイス登録ID」についてデバイス登録IDのグループ情報が生成されている場合が挙げられる。この場合には、例えば、周波数管理データベース500は、対象となるデバイスに対して、他の周波数管理データベースが当該デバイスに割り当てている周波数帯とは異なる周波数帯を割り当てることが可能となる。また、他の一例として、周波数管理データベース500は、対象となるデバイスに対して、他の周波数管理データベースが当該デバイスに割り当てている周波数帯と同じ周波数帯を割り当てることも可能である。なお、この場合には、周波数管理データベース500は、対象となるデバイスに対して、他の周波数管理データベースが当該デバイスに割り当てるビームとは異なるビームを割り当ててもよい。なお、対象となるデバイスに対して、複数の周波数管理データベース間で異なる周波数帯を割り当てるか、同じ周波数帯を割り当てるかを示す情報が、あらかじめ上記グループ情報に関連付けられていてもよい。
なお、デバイス登録IDのグループ情報が提供されない場合には、周波数管理データベース500は、互いに異なるデバイス登録IDそれぞれに対して、互いに異なる周波数帯や、互いに異なるビームを割り当ててもよい。
続いて、図18に示す例について説明する。図18は、変形例1に係るシステムの処理の流れの他の一例について説明するためのシーケンス図であり、周波数管理データベース500による各デバイスや各利用者に対する周波数帯の割り当てに係る手続きの流れの一例について示している。なお、図18に示す例は、図8を参照して説明したシナリオのように、複数の無線通信装置100を管理するネットワークマネージャ400が設けられている場合の一例を示している。即ち、図18に示す手続きは、例えば、図16に示す手続きが実行された後に実行され得る。
図18に示すように、ネットワークマネージャ400(通信制御部451)は、管理下にあるデバイス(即ち、無線通信装置100)について、周波数管理データベース500に対して周波数帯の利用を申請するための周波数利用リクエストを生成する(S241)。そして、ネットワークマネージャ400(通知部455)は、生成した周波数利用リクエストに対して、周波数帯の割り当ての対象に応じたデバイス登録IDを関連付けて、当該周波数利用リクエストを周波数管理データベース500に送信する(S243)。
周波数管理データベース500(制御部555)は、ネットワークマネージャ400からの周波数利用リクエストを受けて、当該周波数利用リクエストに関連付けられたデバイス登録IDに応じて、周波数帯の割り当てや、当該周波数帯を利用した無線通信に係る動作パラメータの決定を行う。なお、このとき周波数管理データベース500は、当該デバイス登録IDが、従前に取得したデバイス登録IDのグループ情報に基づきグループに割り当てられている場合には、当該グループ情報に基づき、上記周波数帯の割り当てや、上記動作パラメータの決定を行ってもよい(S245)。
そして、周波数管理データベース500(通知部557)は、上記周波数利用リクエストの送信元であるネットワークマネージャ400に対して、上記周波数帯の割り当て結果や上記動作パラメータの決定結果に関する情報を通知する(S247)。また、ネットワークマネージャ400(通知部455)は、周波数管理データベース500から通知された上記周波数帯の割り当て結果や上記動作パラメータの決定結果に関する情報を、自身の管理下にある無線通信装置100のうち、上記周波数帯の割り当ての対象となる無線通信装置100に通知する。これにより、当該無線通信装置100は、周波数管理データベース500により割り当てられた周波数帯や、当該周波数帯を利用した無線通信に係る動作パラメータを認識することが可能となる。即ち、当該通知以降においては、無線通信装置100は、周波数管理データベース500により割り当てられた周波数帯を利用して無線通信を行うことが可能となる。
以上、図17及び図18を参照して、周波数管理データベース500によるデバイス登録IDのグループ情報を利用した各デバイスや各利用者に対する周波数帯の割り当てに係る手続きの流れの一例について説明した。
<4.4.2.変形例2:周波数管理データベース間の協調>
続いて、変形例2として、複数の周波数管理データベース500が協調して動作する場合の一例について説明する。
例えば、図19は、変形例2に係るシステムの概要について説明するための説明図である。本変形例では、便宜上、図19に示すように周波数管理データベース500a及び500bが協調して動作する場合を例に説明する。なお、CBRSにおいては、複数の周波数管理データベース500が異なる事業者によって運用されることも許容されている。そのため、例えば、図19に示す例において、周波数管理データベース500a及び500bが互いに異なる事業者によって運用されることも想定され得る。
ここで、複数の周波数管理データベース500間の協調動作について以下に具体的な例を挙げて説明する。複数の周波数管理データベース500が運用されるような状況下においては、当該複数の周波数管理データベース500それぞれにおいて、互いに異なる無線通信装置100(即ち、基地局やアクセスポイント)が管理される場合もある。このような場合には、複数の周波数管理データベース500それぞれが管理する無線通信装置100が互いに干渉するような状況も想定され得るため、当該複数の周波数管理データベース500が協調して干渉制御を行う仕組みが必要となる場合がある。
例えば、図20は、変形例2に係るシステムの一連の処理の流れの一例について示したシーケンス図であり、周波数管理データベース500a及び500bが協調して干渉制御を行う場合における概略的な処理の流れの一例を示している。
図20に示すように、周波数管理データベース500a及び500bは、それぞれが管理するデバイスに関する情報(例えば、デバイス登録IDやデバイスの設置位置情報)を相互に交換することで、それぞれが他の周波数管理データベース500が管理するデバイスに関する情報を認識する(S261)。そして、周波数管理データベース500aは、取得した周波数管理データベース500bが管理するデバイスに関する情報(例えば、設置位置等)に応じて、自身が管理するデバイスに対する周波数帯の割り当てや干渉制御を行えばよい(S263)。同様に、周波数管理データベース500bは、取得した周波数管理データベース500aが管理するデバイスに関する情報(例えば、設置位置等)に応じて、自身が管理するデバイスに対する周波数帯の割り当てや干渉制御を行えばよい(S265)。
次いで、図21〜図23を参照して、複数の周波数管理データベース500間の協調動作の一例についてより具体的に説明する。
まず、図21に示す例について説明する。図21は、変形例2に係るシステムの一連の処理の流れの一例について示したシーケンス図である。具体的には、図21は、利用者U1が周波数管理データベース500a及び500bそれぞれが個別に管理するデバイス(即ち、無線通信装置100a及び100b)を利用している場合において、当該デバイスそれぞれに対して同一の周波数帯が割り当てられる場合の手続きの流れの一例について示している。
図21に示すように、まず、周波数管理データベース500bと無線通信装置100bとの間で、当該無線通信装置100bを利用する利用者U1の情報の登録に係る手続きが行われ、デバイス登録IDが発行される(S301)。なお、このとき発行されるデバイス登録ID(換言すると、生成されるデバイス登録ID)を、便宜上、「デバイス登録ID(ID22)」とも称する。次いで、周波数管理データベース500bと無線通信装置100bとの間で、当該無線通信装置100bを利用する利用者U1に対する周波数帯の割り当てや、当該周波数帯を利用した無線通信に係る動作パラメータの決定に係る手続きが行われる(S303)。なお、参照符号S301及びS303で示した手続きについては、上述した実施形態や他の変形例と実質的に同様のため、詳細な説明は省略する。
次いで、周波数管理データベース500bと周波数管理データベース500aとの間で、それぞれが管理するデバイスに関する情報の交換が行われる(S305)。これにより、周波数管理データベース500aは、周波数管理データベース500bに登録された、無線通信装置100b及び利用者U1に関する情報(例えば、デバイス登録ID(ID22))を認識することが可能となる。
次いで、無線通信装置100aから周波数管理データベース500aに対して、デバイス登録ID(ID22)を指定したグループ情報が関連付けられた、当該無線通信装置100aを利用する利用者U1の情報の登録に係るリクエストが送信されたものとする(S307)。周波数管理データベース500aは、無線通信装置100aから通知される情報(例えば、認証ID、シリアル番号、ユーザID、及びビーム識別子等)に基づき、当該無線通信装置100aを利用する利用者U1に関する情報の登録に係る手続きを行い、デバイス登録IDを発行する(S309)。なお、このとき発行されるデバイス登録ID(換言すると、生成されるデバイス登録ID)を、便宜上、「デバイス登録ID(ID11)」とも称する。また、このとき周波数管理データベース500aは、無線通信装置100aから取得した上記グループ情報に基づき、デバイス登録ID(ID22)とデバイス登録ID(ID11)とをグループとして管理する。そして、周波数管理データベース500aは、無線通信装置100aに対して、発行したデバイス登録ID(ID11)を通知する(S311)。
次いで、無線通信装置100aから周波数管理データベース500aに対して、利用者U1に対する周波数帯の割り当てに係るリクエストが送信されたものとする(S313)。この場合には、周波数管理データベース500aは、従前に取得した上記グループ情報に基づき、当該利用者U1に対応するデバイス登録ID(ID11)に対して、デバイス登録ID(ID22)に割り当てられた周波数帯と同一の周波数帯を割り当てる(S315)。そして、周波数管理データベース500aは、無線通信装置100aに対して、デバイス登録ID(ID11)に割り当てた周波数帯に関する情報を通知する(S317)。
なお、周波数管理データベース500は、利用者に対して周波数帯を割り当てる場合に、当該利用者のネットワークプランニングやセル設計等の要求を考慮してもよい。このような利用者の要求に関する情報については、例えば、デバイス登録IDのグループ情報に関連付けられることで、周波数管理データベース500に通知されてもよい。
また、ネットワークプランニングやセル設計等の要求に関する情報としては、例えば、「サービスエリア情報」、「動作可能周波数情報」、「送信電力情報」、「アンテナ情報」等が挙げられる。サービスエリア情報として、例えば、エリア端を示す位置情報の集合、中心と半径、特定エリアを示す識別子、エリア端を定める基準情報(無線デバイスの電波の受信電力レベル)等の情報が挙げられる。動作可能周波数情報としては、例えば、帯域、上限下限のセット、中心周波数・帯域幅のセット、チャネル番号のリスト、3GPPバンド番号、IEEE 802.11チャネル番号等の情報が挙げられる。送信電力情報としては、例えば、最低限保証が望まれる送信電力、最大送信電力(デバイス許容値、公的機関の認証値)、スペクトラムマスク、送信電力ステップサイズ、送信電力ステップ値等の情報が挙げられる。アンテナ情報としては、例えば、エレメント数、向き、高さ、ビームパターン等の情報が挙げられる。なお、上述した各種情報については、必ずしも周波数管理データベース500への登録時に全てが通知される必要はなく、例えば、周波数帯の割り当てに係るリクエスト等のような他のリクエストに関連付けられて通知されてもよい。
なお、図21に示す例における無線通信装置100a及び100bのうち、一方が「第1の通信装置」の一例に相当し、他方が「第2の通信装置」の一例に相当する。
続いて、図22に示す例について説明する。図22は、変形例2に係るシステムの一連の処理の流れの他の一例について示したシーケンス図である。具体的には、図22は、1の利用者が複数の周波数管理データベース500を跨いで同一のデバイス(無線通信装置100)を利用している場合における処理の流れの一例について示している。なお、図22では、利用者U1が無線通信装置100aを利用している場合において、当該無線通信装置100aに対して、周波数管理データベース500a及び500bそれぞれにより同一の周波数帯が割り当てられる場合の手続きの流れの一例について示している。
例えば、図22に示すように、無線通信装置100aから周波数管理データベース500bに対して、当該無線通信装置100aを利用する利用者U1の情報の登録に係るリクエストが送信されたものとする(S341)。周波数管理データベース500bは、無線通信装置100aから通知される情報(例えば、認証ID、シリアル番号、ユーザID、及びビーム識別子等)に基づき、当該無線通信装置100aを利用する利用者U1に関する情報の登録に係る手続きを行い、デバイス登録IDを発行する。なお、このとき発行されるデバイス登録ID(換言すると、生成されるデバイス登録ID)を、便宜上、「デバイス登録ID(ID21)」とも称する。そして、周波数管理データベース500bは、無線通信装置100aに対して、発行したデバイス登録ID(ID21)を通知する(S343)。
次いで、無線通信装置100aから周波数管理データベース500bに対して、利用者U1に対応するデバイス登録ID(ID21)を指定して、周波数帯の割り当てや動作パラメータの設定に係るリクエストが送信されたものとする(S345)。周波数管理データベース500bは、当該リクエストを受けて、当該デバイス登録ID(ID21)に対して、周波数帯F及びビームBを割り当て、当該周波数帯F及びビームBに関する情報を無線通信装置100aに通知する(S347)。
次いで、周波数管理データベース500bと周波数管理データベース500aとの間で、それぞれが管理するデバイスに関する情報の交換が行われる(S349)。これにより、周波数管理データベース500aは、周波数管理データベース500bに登録された、無線通信装置100a及び利用者U1に関する情報(例えば、デバイス登録ID(ID21))を認識することが可能となる。
次いで、無線通信装置100aから周波数管理データベース500aに対して、デバイス登録ID(ID21)を指定したグループ情報が関連付けられた、当該無線通信装置100aを利用する利用者U1の情報の登録に係るリクエストが送信されたものとする(S351)。周波数管理データベース500aは、無線通信装置100aから通知される情報(例えば、認証ID、シリアル番号、ユーザID、及びビーム識別子等)に基づき、当該無線通信装置100aを利用する利用者U1に関する情報の登録に係る手続きを行い、デバイス登録IDを発行する(S309)。なお、このとき発行されるデバイス登録ID(換言すると、生成されるデバイス登録ID)を、便宜上、「デバイス登録ID(ID11)」とも称する。また、このとき周波数管理データベース500aは、無線通信装置100aから取得した上記グループ情報に基づき、デバイス登録ID(ID21)とデバイス登録ID(ID11)とをグループとして管理する。そして、周波数管理データベース500aは、無線通信装置100aに対して、発行したデバイス登録ID(ID11)を通知する(S355)。
次いで、無線通信装置100aから周波数管理データベース500aに対して、利用者U1に対する周波数帯の割り当てや動作パラメータの設定に係るリクエストが送信されたものとする(S357)。この場合には、周波数管理データベース500aは、従前に取得した上記グループ情報に基づき、当該利用者U1に対応するデバイス登録ID(ID11)に対して、デバイス登録ID(ID21)に割り当てられた周波数帯と同一の周波数帯Fを割り当てる。また、このとき周波数管理データベース500aは、当該デバイス登録ID(ID11)に対して、デバイス登録ID(ID21)に割り当てられたビームBとは異なるビームBを割り当てる(S359)。そして、周波数管理データベース500aは、無線通信装置100aに対して、デバイス登録ID(ID11)に割り当てた当該周波数帯F及びビームBに関する情報を通知する(S361)。
なお、図22に示す例において、周波数管理データベース500aに対する各種リクエスト(例えば、情報の登録に係るリクエスト、周波数帯の割り当てや動作パラメータの設定に係るリクエスト等)には、例えば、「サービスエリア情報」、「動作可能周波数情報」、「送信電力情報」、「アンテナ情報」、「ビーム情報」等が含まれ得る。サービスエリア情報として、例えば、エリア端を示す位置情報の集合、中心と半径、特定エリアを示す識別子、エリア端を定める基準情報(無線デバイスの電波の受信電力レベル)等の情報が挙げられる。動作可能周波数情報としては、例えば、帯域、上限下限のセット、中心周波数・帯域幅のセット、チャネル番号のリスト、3GPPバンド番号、IEEE 802.11チャネル番号等の情報が挙げられる。送信電力情報としては、例えば、最低限保証が望まれる送信電力、最大送信電力(デバイス許容値、公的機関の認証値)、スペクトラムマスク、送信電力ステップサイズ、送信電力ステップ値等の情報が挙げられる。アンテナ情報としては、例えば、エレメント数、向き、高さ、ビームパターン等の情報が挙げられる。ビーム情報としては、例えば、アナログビームケイパビリティ、デジタルビームケイパビリティ、ビーム可動域(Elevation、Horizontal等)、ピークゲイン値、空間多重最大数、プリコーダコードブック情報等が挙げられる。なお、上述した各種情報については、必ずしも周波数管理データベース500への登録時に全てが通知される必要はなく、例えば、周波数帯の割り当てに係るリクエスト等のような他のリクエストに関連付けられて通知されてもよい。
周波数管理データベース500aは、周波数割り当てや動作パラメータの決定に係る処理において、ビーム情報を考慮して、無線通信装置100aに対して、周波数管理データベース500bと同じ周波数帯を割り当てるか否かを決定してもよい。具体的な一例として、周波数管理データベース500aは、周波数管理データベース500bから取得するデバイス情報(例えば、周波数割り当て情報に含まれうる適用ビーム情報)に基づき、周波数管理データベース500b側において利用されるビームと同一チャネル干渉を起こさないようなビームを割り当てられるか否かを判断してもよい。例えば、図22に示す例は、同一チャネル干渉を起こさないようにビームの割り当てる場合のシーケンスとなる。一方で、同一チャネル干渉を起こさないようにビームの割り当てが困難な場合には、周波数管理データベース500aは、無線通信装置100aからの周波数帯の割り当てに係るリクエストを拒絶するか、または他の周波数帯の割り当ての推奨を行ってもよい。
なお、図22に示す例における無線通信装置100aが「第3の通信装置」の一例に相当する。
続いて、図23に示す例について説明する。図23は、変形例2に係るシステムの一連の処理の流れの他の一例について示したシーケンス図である。具体的には、図23は、1の利用者が複数の周波数管理データベース500を跨いで同一のデバイス(無線通信装置100)を利用しており、かつ当該デバイスがビームフォーミング能力を有していない場合における処理の流れの一例について示している。より具体的には、図23では、1の利用者が無線通信装置100を利用している場合において、当該無線通信装置100に対して、周波数管理データベース500a及び500bそれぞれにより互いに異なる周波数帯が割り当てられる場合の手続きの流れの一例について示している。なお、図23に示す例では、周波数管理データベース500aがマスタとして動作し、周波数管理データベース500bがスレーブとして動作するものとして説明する。
図23に示すように、周波数管理データベース500a及び500bは、それぞれが管理するデバイスに関する情報(例えば、デバイスの設置位置情報)を相互に交換することで、それぞれが他の周波数管理データベース500が管理するデバイスに関する情報を認識する(S381)。
次いで、周波数管理データベース500aが、取得した周波数管理データベース500bが管理するデバイスに関する情報(例えば、設置位置等)に応じて、自身が管理する無線通信装置100に対する周波数帯の割り当てや干渉制御を行う(S383)。そして、周波数管理データベース500aは、上記周波数帯の割り当てや上記干渉制御の結果に応じて、周波数管理データベース500bに対して、当該無線通信装置100に対する周波数帯の割り当てや動作パラメータの変更を指示する(S385)。
周波数管理データベース500bは、周波数管理データベース500aからの上記指示に応じて、上記無線通信装置100に対する周波数帯の割り当てや動作パラメータの設定を行うか否かを判定する。そして、周波数管理データベース500bは、当該判定の結果に応じて、周波数管理データベース500aに対してAckまたはNackを返信する(S387)。なお、周波数管理データベース500bは、周波数管理データベース500aからの上記指示に従う場合には、当該指示に基づき、上記無線通信装置100に対して周波数帯の割り当てや動作パラメータの設定を行うこととなる。
なお、上記では、無線通信装置100がビームフォーミング能力を有していない場合を例に説明した。一方で、当該無線通信装置100がビームフォーミング能力を有している場合においても、周波数管理データベース500は、利用者や無線通信装置100からのリクエストに応じて、図23に示すように、他の周波数管理データベース500とは異なる周波数帯を無線通信装置100に割り当ててもよい。また、図23に示す例では、周波数管理データベース500aがマスタとなって動作する場合の一例について説明したが、図20に示す例のように、各周波数管理データベース500が相互に交換したデバイス情報に基づき個別に各種制御を行ってもよい。
<4.4.3.変形例3:デバイス登録IDを利用した制御の一例>
続いて、変形例3として、無線通信装置100が、端末装置200や他の無線通信装置100等のような他の装置にデバイス登録IDを通知することで、当該デバイス登録IDを利用して実現可能な制御の一例について説明する。
まず、図24を参照して、変形例3に係るシステムにおいて想定されるシナリオの一例について説明する。図24は、変形例3に係るシステムの概要について説明するための説明図である。
図24に示す例では、端末装置200は、利用者U1が運用するアクセスポイント(以下、「無線通信装置100a」とする)を介してネットワークに接続している。なお、無線通信装置100aは、EPC等のような管理システム490の管理下にあってもよい。また、端末装置200の周辺には、複数の利用者間で共有されるアクセスポイント(以下、「無線通信装置100b」とする)が存在し、利用者U2、U3、及びU4が当該無線通信装置100bを利用して無線通信のサービスエリアを展開している。このような前提の基で、例えば、利用者U1が、利用者U2、U3、及びU4のうちの少なくともいずれかの利用者とローミング契約等の所定の提携関係を結んでいるものとする。
図24に示す例では、例えば、無線通信装置100aが、デバイス登録IDのグループ情報に対して、利用者U1や当該利用者U1と提携関係にある他の利用者に対応するデバイス登録IDを関連付けて、当該グループ情報を端末装置200に通知してもよい。これにより、端末装置200は、当該グループ情報に関連付けられたデバイス登録IDを利用することで、例えば、当該利用者U1の提携先となる他の利用者のネットワークに接続することも可能となる。
より具体的な一例として、無線通信装置100bが、利用者U1のネットワークによりカバーされていないエリアをサービスエリアとして包含している場合も想定され得る。このような場合において、端末装置200は、通知されたグループ情報に関連付けられたデバイス登録IDを利用することで、スムーズに当該無線通信装置100bにアクセス可能となる効果が期待できる。また、端末装置200がスマートフォン等のような情報処理端末であれば、例えば、画面上に利用者U1の提携先となる他の利用者のネットワークへの接続を促すメッセージを提示することで、当該端末装置200のユーザに、接続先となるネットワークの選択をゆだねることも可能となる。
例えば、図25は、変形例3に係るシステムの一連の処理の流れの一例について示したシーケンス図であり、デバイス登録IDを利用した端末装置200の接続先の変更に係る手続きの流れの一例について示している。なお、図25に示す例では、図24を参照して説明した例と同様に、無線通信装置100aに接続している端末装置200が、当該無線通信装置100aから通知されるデバイス登録IDのグループ情報に基づき、接続先を無線通信装置100bに変更する場合の一例について示している。
具体的には、図25に示すように、無線通信装置100aは、デバイス登録IDのグループ情報に対して、利用者U1や当該利用者U1と提携関係にある他の利用者に対応するデバイス登録IDを関連付けて、当該グループ情報を端末装置200に通知する(S401)。端末装置200は、無線通信装置100aから通知される上記グループ情報に関連付けられたデバイス登録IDに基づき、利用者U1と提携関係にあり、かつ無線通信装置100bを利用する他の利用者のネットワークのうち、新たな接続先とするネットワークを選定する(S403)。そして、端末装置200は、新たな接続先とするネットワークに対応するデバイス登録ID(即ち、当該ネットワークを運用する他の利用者に対応するデバイス登録ID)を利用して、無線通信装置100bとの間で接続手続きを行う(S405)。これにより、端末装置200は、接続先を無線通信装置100aから無線通信装置100bに変更することが可能となる。
なお、この場合においては、デバイス登録IDのグループ情報には、例えば、端末装置200の位置情報に基づいて、当該端末装置200の周辺に位置する無線通信装置100(例えば、基地局やアクセスポイント)の利用者に関連するデバイス登録IDが関連付けられてもよい。
続いて、図26を参照して、デバイス登録IDを利用することで、当該デバイス登録IDに対応する利用者に関する複数の無線通信装置100間のインタフェースを動的に形成する場合の手続きの一例について説明する。図26は、変形例3に係るシステムの一連の処理の流れの他の一例について示したシーケンス図であり、デバイス登録IDを利用した複数の無線通信装置100間のインタフェースの形成に係る手続きの流れの一例を示している。
例えば、スモールセルにおいては、SON(Self Organized Network)技術に基づき、動作パラメータの自己構成が行われる場合がある。周波数共用においてはSONを拡張し、X2インタフェースのような基地局間のインタフェースを動的に形成して、端末装置200のハンドオーバ等に備える、といった機能強化が図られることが望ましい。
具体的な一例として、図26に示す例では、1のデバイス、例えば、1のスモールセル基地局が複数の事業者(即ち、利用者)によって利用されるシナリオを想定している。そのため、図26に示す例では、複数の無線通信装置100(即ち、無線通信装置100a及び100b)のそれぞれが基地局として構成されているものとする。このようなシナリオにおいては、例えば、複数の基地局間(例えば、無線通信装置100a及び100b間)のインタフェースが、複数の事業者間において論理的に分離されていることが望ましい。このような状況を鑑み、図26を参照して説明する例では、デバイス登録IDを利用することで、上述のような事業者(利用者)ごとの複数の基地局間のインタフェースを動的に形成するための仕組みの一例について説明する。
具体的には、図26に示すように、まず無線通信装置100a及び100bは、それぞれに対応するデバイス登録IDを相互に交換する(S421)。なお、無線通信装置100a及び100b間で相互にデバイス登録IDを交換する方法については特に限定されない。例えば、無線通信装置100a及び100bは、X2インタフェース等の基地局間インタフェースを利用して、デバイス登録IDを交換してもよい。なお、このとき利用される当該インタフェースは、利用者ごとに設定されたインタフェースである必要はない。
続いて、無線通信装置100aは、自身の保持するデバイス登録IDと、無線通信装置100bから取得したデバイス登録IDとを比較することで、無線通信装置100bとの間で共通の利用者に対応するデバイス登録IDの関連付けを行う。そして、無線通信装置100aは、無線通信装置100bとの間でデバイス登録IDの関連付けが行われた共通の利用者について、基地局間インタフェースの構築を無線通信装置100bにリクエストする(S423)。無線通信装置100bは、無線通信装置100aから当該リクエストを受けて、当該無線通信装置100aとの間で基地局間インタフェースを構築するか否かを判定し、当該判定の結果に応じて、無線通信装置100aに対してAckまたはNackを返信する(S425)。
そして、無線通信装置100bが無線通信装置100aに対してAckを返信した場合には、無線通信装置100a及び100b間において、上記共通の利用者に対応するデバイス登録IDに基づき、当該利用者に固有の基地局間インタフェースの構築が行われる(S427)。
以上、図26を参照して、デバイス登録IDを利用することで、当該デバイス登録IDに対応する利用者に関する複数の無線通信装置100間のインタフェースを動的に形成する場合の手続きの一例について説明した。なお、図26に示す手続きについては、Network slicing技術の一部として実施されてもよい。
<4.5.補足>
本開示では、周波数管理データベース、ネットワークマネージャ、基地局、アクセスポイント、端末装置といった表現を用いて説明してきたが、実施の際にはこれらに限られる必要はない。
例えば、周波数共用が行われる周波数帯域に限定される必要はなく、その場合には、本開示における周波数管理データベースの機能をネットワークマネージャが具備してもよい。ネットワークマネージャは、Centralized RANと呼ばれるネットワーク構成のCentralized BBU(Base Band Unit)またはこれを備える装置であってもよい。また、本開示におけるネットワークマネージャの機能を基地局やアクセスポイントが具備してもよい。端末装置に係る一例も示したが、これは、無線バックホールを要する基地局やアクセスポイントであってもよい。
また、一般的には周波数共用において、対象帯域を利用する既存システムをプライマリシステム、二次利用者をセカンダリシステムと呼ぶ場合があるが、本開示の一実施形態に係る技術の実施に際しては、別の用語に置き換えて実施されてもよい。例えば、HetNetにおけるマクロセルをプライマリシステム、スモールセルやリレー局をセカンダリシステムとしてもよい。また、基地局をプライマリシステム、そのカバレッジ内に存在するD2DやV2Xを実現するRelay UEやVehicle UEをセカンダリシステムとしてもよい。基地局は固定型に限らず、可搬型/移動型であってもよい。
<<5.応用例>>
本開示に係る技術は、様々な製品へ応用可能である。例えば、アプリケーションサーバ60、ネットワークマネージャ400、及び周波数管理データベース500は、タワーサーバ、ラックサーバ、又はブレードサーバなどのいずれかの種類のサーバとして実現されてもよい。また、アプリケーションサーバ60、ネットワークマネージャ400、及び周波数管理データベース500の少なくとも一部の構成要素は、サーバに搭載されるモジュール(例えば、1つのダイで構成される集積回路モジュール、又はブレードサーバのスロットに挿入されるカード若しくはブレード)において実現されてもよい。
また、例えば、基地局100は、マクロeNB又はスモールeNBなどのいずれかの種類のeNB(evolved Node B)として実現されてもよい。スモールeNBは、ピコeNB、マイクロeNB又はホーム(フェムト)eNBなどの、マクロセルよりも小さいセルをカバーするeNBであってよい。その代わりに、基地局100は、NodeB又はBTS(Base Transceiver Station)などの他の種類の基地局として実現されてもよい。基地局100は、無線通信を制御する本体(基地局装置ともいう)と、本体とは別の場所に配置される1つ以上のRRH(Remote Radio Head)とを含んでもよい。また、後述する様々な種類の端末が一時的に又は半永続的に基地局機能を実行することにより基地局100として動作してもよい。
また、例えば、端末装置200は、スマートフォン、タブレットPC(Personal Computer)、ノートPC、携帯型ゲーム端末、携帯型/ドングル型のモバイルルータ若しくはデジタルカメラなどのモバイル端末、又はカーナビゲーション装置などの車載端末として実現されてもよい。また、端末装置200は、M2M(Machine To Machine)通信を行う端末(MTC(Machine Type Communication)端末ともいう)として、監視カメラ、各種センサーデバイスのゲートウェイ端末、車、バス、電車、航空機などの移動手段を実現する乗り物等において実現されてもよい。さらに、端末装置200の少なくとも一部の構成要素は、これら端末に搭載されるモジュール(例えば、1つのダイで構成される集積回路モジュール)において実現されてもよい。
<5.1.サーバに関する応用例>
図27は、本開示に係る技術が適用され得るサーバ700の概略的な構成の一例を示すブロック図である。サーバ700は、プロセッサ701、メモリ702、ストレージ703、ネットワークインタフェース704及びバス706を備える。
プロセッサ701は、例えばCPU(Central Processing Unit)又はDSP(Digital Signal Processor)であってよく、サーバ700の各種機能を制御する。メモリ702は、RAM(Random Access Memory)及びROM(Read Only Memory)を含み、プロセッサ701により実行されるプログラム及びデータを記憶する。ストレージ703は、半導体メモリ又はハードディスクなどの記憶媒体を含み得る。
ネットワークインタフェース704は、サーバ700を有線通信ネットワーク705に接続するための有線通信インタフェースである。有線通信ネットワーク705は、EPC(Evolved Packet Core)などのコアネットワークであってもよく、又はインターネットなどのPDN(Packet Data Network)であってもよい。
バス706は、プロセッサ701、メモリ702、ストレージ703及びネットワークインタフェース704を互いに接続する。バス706は、速度の異なる2つ以上のバス(例えば、高速バス及び低速バス)を含んでもよい。
図27に示したサーバ700において、図10を参照して説明したネットワークマネージャ400に含まれる1つ以上の構成要素(通信制御部451、情報取得部453、及び/又は通知部455)は、プロセッサ701において実装されてもよい。一例として、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラム(換言すると、プロセッサに上記1つ以上の構成要素の動作を実行させるためのプログラム)がサーバ700にインストールされ、プロセッサ701が当該プログラムを実行してもよい。別の例として、サーバ700は、プロセッサ701及びメモリ702を含むモジュールを搭載し、当該モジュールにおいて上記1つ以上の構成要素が実装されてもよい。この場合に、上記モジュールは、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラムをメモリ702に記憶し、当該プログラムをプロセッサ701により実行してもよい。以上のように、上記1つ以上の構成要素を備える装置としてサーバ700又は上記モジュールが提供されてもよく、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるための上記プログラムが提供されてもよい。また、上記プログラムを記録した読み取り可能な記録媒体が提供されてもよい。
図27に示したサーバ700において、図9を参照して説明した周波数管理データベース500に含まれる1つ以上の構成要素(情報取得部551、登録処理部553、制御部555、及び/又は通知部557)は、プロセッサ701において実装されてもよい。一例として、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラム(換言すると、プロセッサに上記1つ以上の構成要素の動作を実行させるためのプログラム)がサーバ700にインストールされ、プロセッサ701が当該プログラムを実行してもよい。別の例として、サーバ700は、プロセッサ701及びメモリ702を含むモジュールを搭載し、当該モジュールにおいて上記1つ以上の構成要素が実装されてもよい。この場合に、上記モジュールは、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラムをメモリ702に記憶し、当該プログラムをプロセッサ701により実行してもよい。以上のように、上記1つ以上の構成要素を備える装置としてサーバ700又は上記モジュールが提供されてもよく、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるための上記プログラムが提供されてもよい。また、上記プログラムを記録した読み取り可能な記録媒体が提供されてもよい。
<5.2.基地局に関する応用例>
(第1の応用例)
図28は、本開示に係る技術が適用され得るeNBの概略的な構成の第1の例を示すブロック図である。eNB800は、1つ以上のアンテナ810、及び基地局装置820を有する。各アンテナ810及び基地局装置820は、RFケーブルを介して互いに接続され得る。
アンテナ810の各々は、単一の又は複数のアンテナ素子(例えば、MIMOアンテナを構成する複数のアンテナ素子)を有し、基地局装置820による無線信号の送受信のために使用される。eNB800は、図28に示したように複数のアンテナ810を有し、複数のアンテナ810は、例えばeNB800が使用する複数の周波数帯域にそれぞれ対応してもよい。なお、図28にはeNB800が複数のアンテナ810を有する例を示したが、eNB800は単一のアンテナ810を有してもよい。
基地局装置820は、コントローラ821、メモリ822、ネットワークインタフェース823及び無線通信インタフェース825を備える。
コントローラ821は、例えばCPU又はDSPであってよく、基地局装置820の上位レイヤの様々な機能を動作させる。例えば、コントローラ821は、無線通信インタフェース825により処理された信号内のデータからデータパケットを生成し、生成したパケットをネットワークインタフェース823を介して転送する。コントローラ821は、複数のベースバンドプロセッサからのデータをバンドリングすることによりバンドルドパケットを生成し、生成したバンドルドパケットを転送してもよい。また、コントローラ821は、無線リソース管理(Radio Resource Control)、無線ベアラ制御(Radio Bearer Control)、移動性管理(Mobility Management)、流入制御(Admission Control)又はスケジューリング(Scheduling)などの制御を実行する論理的な機能を有してもよい。また、当該制御は、周辺のeNB又はコアネットワークノードと連携して実行されてもよい。メモリ822は、RAM及びROMを含み、コントローラ821により実行されるプログラム、及び様々な制御データ(例えば、端末リスト、送信電力データ及びスケジューリングデータなど)を記憶する。
ネットワークインタフェース823は、基地局装置820をコアネットワーク824に接続するための通信インタフェースである。コントローラ821は、ネットワークインタフェース823を介して、コアネットワークノード又は他のeNBと通信してもよい。その場合に、eNB800と、コアネットワークノード又は他のeNBとは、論理的なインタフェース(例えば、S1インタフェース又はX2インタフェース)により互いに接続されてもよい。ネットワークインタフェース823は、有線通信インタフェースであってもよく、又は無線バックホールのための無線通信インタフェースであってもよい。ネットワークインタフェース823が無線通信インタフェースである場合、ネットワークインタフェース823は、無線通信インタフェース825により使用される周波数帯域よりもより高い周波数帯域を無線通信に使用してもよい。
無線通信インタフェース825は、LTE(Long Term Evolution)又はLTE−Advancedなどのいずれかのセルラー通信方式をサポートし、アンテナ810を介して、eNB800のセル内に位置する端末に無線接続を提供する。無線通信インタフェース825は、典型的には、ベースバンド(BB)プロセッサ826及びRF回路827などを含み得る。BBプロセッサ826は、例えば、符号化/復号、変調/復調及び多重化/逆多重化などを行なってよく、各レイヤ(例えば、L1、MAC(Medium Access Control)、RLC(Radio Link Control)及びPDCP(Packet Data Convergence Protocol))の様々な信号処理を実行する。BBプロセッサ826は、コントローラ821の代わりに、上述した論理的な機能の一部又は全部を有してもよい。BBプロセッサ826は、通信制御プログラムを記憶するメモリ、当該プログラムを実行するプロセッサ及び関連する回路を含むモジュールであってもよく、BBプロセッサ826の機能は、上記プログラムのアップデートにより変更可能であってもよい。また、上記モジュールは、基地局装置820のスロットに挿入されるカード若しくはブレードであってもよく、又は上記カード若しくは上記ブレードに搭載されるチップであってもよい。一方、RF回路827は、ミキサ、フィルタ及びアンプなどを含んでもよく、アンテナ810を介して無線信号を送受信する。
無線通信インタフェース825は、図28に示したように複数のBBプロセッサ826を含み、複数のBBプロセッサ826は、例えばeNB800が使用する複数の周波数帯域にそれぞれ対応してもよい。また、無線通信インタフェース825は、図28に示したように複数のRF回路827を含み、複数のRF回路827は、例えば複数のアンテナ素子にそれぞれ対応してもよい。なお、図28には無線通信インタフェース825が複数のBBプロセッサ826及び複数のRF回路827を含む例を示したが、無線通信インタフェース825は単一のBBプロセッサ826又は単一のRF回路827を含んでもよい。
図28に示した図2を参照して説明した処理部150に含まれる1つ以上の構成要素(通信制御部151、情報取得部153、及び通知部155のうち少なくともいずれか)は、無線通信インタフェース825において実装されてもよい。あるいは、これらの構成要素の少なくとも一部は、コントローラ821において実装されてもよい。一例として、eNB800は、無線通信インタフェース825の一部(例えば、BBプロセッサ826)若しくは全部、及び/又はコントローラ821を含むモジュールを搭載し、当該モジュールにおいて上記1つ以上の構成要素が実装されてもよい。この場合に、上記モジュールは、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラム(換言すると、プロセッサに上記1つ以上の構成要素の動作を実行させるためのプログラム)を記憶し、当該プログラムを実行してもよい。別の例として、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラムがeNB800にインストールされ、無線通信インタフェース825(例えば、BBプロセッサ826)及び/又はコントローラ821が当該プログラムを実行してもよい。以上のように、上記1つ以上の構成要素を備える装置としてeNB800、基地局装置820又は上記モジュールが提供されてもよく、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラムが提供されてもよい。また、上記プログラムを記録した読み取り可能な記録媒体が提供されてもよい。
また、図28に示したeNB800において、図2を参照して説明した無線通信部120は、無線通信インタフェース825(例えば、RF回路827)において実装されてもよい。また、アンテナ部110は、アンテナ810において実装されてもよい。また、ネットワーク通信部130は、コントローラ821及び/又はネットワークインタフェース823において実装されてもよい。また、記憶部140は、メモリ822において実装されてもよい。
(第2の応用例)
図29は、本開示に係る技術が適用され得るeNBの概略的な構成の第2の例を示すブロック図である。eNB830は、1つ以上のアンテナ840、基地局装置850、及びRRH860を有する。各アンテナ840及びRRH860は、RFケーブルを介して互いに接続され得る。また、基地局装置850及びRRH860は、光ファイバケーブルなどの高速回線で互いに接続され得る。
アンテナ840の各々は、単一の又は複数のアンテナ素子(例えば、MIMOアンテナを構成する複数のアンテナ素子)を有し、RRH860による無線信号の送受信のために使用される。eNB830は、図29に示したように複数のアンテナ840を有し、複数のアンテナ840は、例えばeNB830が使用する複数の周波数帯域にそれぞれ対応してもよい。なお、図29にはeNB830が複数のアンテナ840を有する例を示したが、eNB830は単一のアンテナ840を有してもよい。
基地局装置850は、コントローラ851、メモリ852、ネットワークインタフェース853、無線通信インタフェース855及び接続インタフェース857を備える。コントローラ851、メモリ852及びネットワークインタフェース853は、図28を参照して説明したコントローラ821、メモリ822及びネットワークインタフェース823と同様のものである。
無線通信インタフェース855は、LTE又はLTE−Advancedなどのいずれかのセルラー通信方式をサポートし、RRH860及びアンテナ840を介して、RRH860に対応するセクタ内に位置する端末に無線接続を提供する。無線通信インタフェース855は、典型的には、BBプロセッサ856などを含み得る。BBプロセッサ856は、接続インタフェース857を介してRRH860のRF回路864と接続されることを除き、図28を参照して説明したBBプロセッサ826と同様のものである。無線通信インタフェース855は、図29に示したように複数のBBプロセッサ856を含み、複数のBBプロセッサ856は、例えばeNB830が使用する複数の周波数帯域にそれぞれ対応してもよい。なお、図29には無線通信インタフェース855が複数のBBプロセッサ856を含む例を示したが、無線通信インタフェース855は単一のBBプロセッサ856を含んでもよい。
接続インタフェース857は、基地局装置850(無線通信インタフェース855)をRRH860と接続するためのインタフェースである。接続インタフェース857は、基地局装置850(無線通信インタフェース855)とRRH860とを接続する上記高速回線での通信のための通信モジュールであってもよい。
また、RRH860は、接続インタフェース861及び無線通信インタフェース863を備える。
接続インタフェース861は、RRH860(無線通信インタフェース863)を基地局装置850と接続するためのインタフェースである。接続インタフェース861は、上記高速回線での通信のための通信モジュールであってもよい。
無線通信インタフェース863は、アンテナ840を介して無線信号を送受信する。無線通信インタフェース863は、典型的には、RF回路864などを含み得る。RF回路864は、ミキサ、フィルタ及びアンプなどを含んでもよく、アンテナ840を介して無線信号を送受信する。無線通信インタフェース863は、図29に示したように複数のRF回路864を含み、複数のRF回路864は、例えば複数のアンテナ素子にそれぞれ対応してもよい。なお、図29には無線通信インタフェース863が複数のRF回路864を含む例を示したが、無線通信インタフェース863は単一のRF回路864を含んでもよい。
図29に示したeNB830において、図2を参照して説明した処理部150に含まれる1つ以上の構成要素(通信制御部151、情報取得部153、及び通知部155のうち少なくともいずれか)は、無線通信インタフェース855及び/又は無線通信インタフェース863において実装されてもよい。あるいは、これらの構成要素の少なくとも一部は、コントローラ851において実装されてもよい。一例として、eNB830は、無線通信インタフェース855の一部(例えば、BBプロセッサ856)若しくは全部、及び/又はコントローラ851を含むモジュールを搭載し、当該モジュールにおいて上記1つ以上の構成要素が実装されてもよい。この場合に、上記モジュールは、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラム(換言すると、プロセッサに上記1つ以上の構成要素の動作を実行させるためのプログラム)を記憶し、当該プログラムを実行してもよい。別の例として、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラムがeNB830にインストールされ、無線通信インタフェース855(例えば、BBプロセッサ856)及び/又はコントローラ851が当該プログラムを実行してもよい。以上のように、上記1つ以上の構成要素を備える装置としてeNB830、基地局装置850又は上記モジュールが提供されてもよく、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラムが提供されてもよい。また、上記プログラムを記録した読み取り可能な記録媒体が提供されてもよい。
また、図29に示したeNB830において、例えば、図2を参照して説明した無線通信部120は、無線通信インタフェース863(例えば、RF回路864)において実装されてもよい。また、アンテナ部110は、アンテナ840において実装されてもよい。また、ネットワーク通信部130は、コントローラ851及び/又はネットワークインタフェース853において実装されてもよい。また、記憶部140は、メモリ852において実装されてもよい。
<5.3.端末装置に関する応用例>
(第1の応用例)
図30は、本開示に係る技術が適用され得るスマートフォン900の概略的な構成の一例を示すブロック図である。スマートフォン900は、プロセッサ901、メモリ902、ストレージ903、外部接続インタフェース904、カメラ906、センサ907、マイクロフォン908、入力デバイス909、表示デバイス910、スピーカ911、無線通信インタフェース912、1つ以上のアンテナスイッチ915、1つ以上のアンテナ916、バス917、バッテリー918及び補助コントローラ919を備える。
プロセッサ901は、例えばCPU又はSoC(System on Chip)であってよく、スマートフォン900のアプリケーションレイヤ及びその他のレイヤの機能を制御する。メモリ902は、RAM及びROMを含み、プロセッサ901により実行されるプログラム及びデータを記憶する。ストレージ903は、半導体メモリ又はハードディスクなどの記憶媒体を含み得る。外部接続インタフェース904は、メモリーカード又はUSB(Universal Serial Bus)デバイスなどの外付けデバイスをスマートフォン900へ接続するためのインタフェースである。
カメラ906は、例えば、CCD(Charge Coupled Device)又はCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)などの撮像素子を有し、撮像画像を生成する。センサ907は、例えば、測位センサ、ジャイロセンサ、地磁気センサ及び加速度センサなどのセンサ群を含み得る。マイクロフォン908は、スマートフォン900へ入力される音声を音声信号へ変換する。入力デバイス909は、例えば、表示デバイス910の画面上へのタッチを検出するタッチセンサ、キーパッド、キーボード、ボタン又はスイッチなどを含み、ユーザからの操作又は情報入力を受け付ける。表示デバイス910は、液晶ディスプレイ(LCD)又は有機発光ダイオード(OLED)ディスプレイなどの画面を有し、スマートフォン900の出力画像を表示する。スピーカ911は、スマートフォン900から出力される音声信号を音声に変換する。
無線通信インタフェース912は、LTE又はLTE−Advancedなどのいずれかのセルラー通信方式をサポートし、無線通信を実行する。無線通信インタフェース912は、典型的には、BBプロセッサ913及びRF回路914などを含み得る。BBプロセッサ913は、例えば、符号化/復号、変調/復調及び多重化/逆多重化などを行なってよく、無線通信のための様々な信号処理を実行する。一方、RF回路914は、ミキサ、フィルタ及びアンプなどを含んでもよく、アンテナ916を介して無線信号を送受信する。無線通信インタフェース912は、BBプロセッサ913及びRF回路914を集積したワンチップのモジュールであってもよい。無線通信インタフェース912は、図30に示したように複数のBBプロセッサ913及び複数のRF回路914を含んでもよい。なお、図30には無線通信インタフェース912が複数のBBプロセッサ913及び複数のRF回路914を含む例を示したが、無線通信インタフェース912は単一のBBプロセッサ913又は単一のRF回路914を含んでもよい。
さらに、無線通信インタフェース912は、セルラー通信方式に加えて、近距離無線通信方式、近接無線通信方式又は無線LAN(Local Area Network)方式などの他の種類の無線通信方式をサポートしてもよく、その場合に、無線通信方式ごとのBBプロセッサ913及びRF回路914を含んでもよい。
アンテナスイッチ915の各々は、無線通信インタフェース912に含まれる複数の回路(例えば、異なる無線通信方式のための回路)の間でアンテナ916の接続先を切り替える。
アンテナ916の各々は、単一の又は複数のアンテナ素子(例えば、MIMOアンテナを構成する複数のアンテナ素子)を有し、無線通信インタフェース912による無線信号の送受信のために使用される。スマートフォン900は、図30に示したように複数のアンテナ916を有してもよい。なお、図30にはスマートフォン900が複数のアンテナ916を有する例を示したが、スマートフォン900は単一のアンテナ916を有してもよい。
さらに、スマートフォン900は、無線通信方式ごとにアンテナ916を備えてもよい。その場合に、アンテナスイッチ915は、スマートフォン900の構成から省略されてもよい。
バス917は、プロセッサ901、メモリ902、ストレージ903、外部接続インタフェース904、カメラ906、センサ907、マイクロフォン908、入力デバイス909、表示デバイス910、スピーカ911、無線通信インタフェース912及び補助コントローラ919を互いに接続する。バッテリー918は、図中に破線で部分的に示した給電ラインを介して、図30に示したスマートフォン900の各ブロックへ電力を供給する。補助コントローラ919は、例えば、スリープモードにおいて、スマートフォン900の必要最低限の機能を動作させる。
図30に示したスマートフォン900において、図3を参照して説明した処理部240に含まれる1つ以上の構成要素(通信制御部241、情報取得部243、測定部245、及び通知部247のうち少なくともいずれか)は、無線通信インタフェース912において実装されてもよい。あるいは、これらの構成要素の少なくとも一部は、プロセッサ901又は補助コントローラ919において実装されてもよい。一例として、スマートフォン900は、無線通信インタフェース912の一部(例えば、BBプロセッサ913)若しくは全部、プロセッサ901、及び/又は補助コントローラ919を含むモジュールを搭載し、当該モジュールにおいて上記1つ以上の構成要素が実装されてもよい。この場合に、上記モジュールは、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラム(換言すると、プロセッサに上記1つ以上の構成要素の動作を実行させるためのプログラム)を記憶し、当該プログラムを実行してもよい。別の例として、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラムがスマートフォン900にインストールされ、無線通信インタフェース912(例えば、BBプロセッサ913)、プロセッサ901、及び/又は補助コントローラ919が当該プログラムを実行してもよい。以上のように、上記1つ以上の構成要素を備える装置としてスマートフォン900又は上記モジュールが提供されてもよく、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラムが提供されてもよい。また、上記プログラムを記録した読み取り可能な記録媒体が提供されてもよい。
また、図30に示したスマートフォン900において、例えば、図3を参照して説明した無線通信部220は、無線通信インタフェース912(例えば、RF回路914)において実装されてもよい。また、アンテナ部210は、アンテナ916において実装されてもよい。また、記憶部230は、メモリ902において実装されてもよい。
(第2の応用例)
図31は、本開示に係る技術が適用され得るカーナビゲーション装置920の概略的な構成の一例を示すブロック図である。カーナビゲーション装置920は、プロセッサ921、メモリ922、GPS(Global Positioning System)モジュール924、センサ925、データインタフェース926、コンテンツプレーヤ927、記憶媒体インタフェース928、入力デバイス929、表示デバイス930、スピーカ931、無線通信インタフェース933、1つ以上のアンテナスイッチ936、1つ以上のアンテナ937及びバッテリー938を備える。
プロセッサ921は、例えばCPU又はSoCであってよく、カーナビゲーション装置920のナビゲーション機能及びその他の機能を制御する。メモリ922は、RAM及びROMを含み、プロセッサ921により実行されるプログラム及びデータを記憶する。
GPSモジュール924は、GPS衛星から受信されるGPS信号を用いて、カーナビゲーション装置920の位置(例えば、緯度、経度及び高度)を測定する。センサ925は、例えば、ジャイロセンサ、地磁気センサ及び気圧センサなどのセンサ群を含み得る。データインタフェース926は、例えば、図示しない端子を介して車載ネットワーク941に接続され、車速データなどの車両側で生成されるデータを取得する。
コンテンツプレーヤ927は、記憶媒体インタフェース928に挿入される記憶媒体(例えば、CD又はDVD)に記憶されているコンテンツを再生する。入力デバイス929は、例えば、表示デバイス930の画面上へのタッチを検出するタッチセンサ、ボタン又はスイッチなどを含み、ユーザからの操作又は情報入力を受け付ける。表示デバイス930は、LCD又はOLEDディスプレイなどの画面を有し、ナビゲーション機能又は再生されるコンテンツの画像を表示する。スピーカ931は、ナビゲーション機能又は再生されるコンテンツの音声を出力する。
無線通信インタフェース933は、LTE又はLTE−Advancedなどのいずれかのセルラー通信方式をサポートし、無線通信を実行する。無線通信インタフェース933は、典型的には、BBプロセッサ934及びRF回路935などを含み得る。BBプロセッサ934は、例えば、符号化/復号、変調/復調及び多重化/逆多重化などを行なってよく、無線通信のための様々な信号処理を実行する。一方、RF回路935は、ミキサ、フィルタ及びアンプなどを含んでもよく、アンテナ937を介して無線信号を送受信する。無線通信インタフェース933は、BBプロセッサ934及びRF回路935を集積したワンチップのモジュールであってもよい。無線通信インタフェース933は、図31に示したように複数のBBプロセッサ934及び複数のRF回路935を含んでもよい。なお、図31には無線通信インタフェース933が複数のBBプロセッサ934及び複数のRF回路935を含む例を示したが、無線通信インタフェース933は単一のBBプロセッサ934又は単一のRF回路935を含んでもよい。
さらに、無線通信インタフェース933は、セルラー通信方式に加えて、近距離無線通信方式、近接無線通信方式又は無線LAN方式などの他の種類の無線通信方式をサポートしてもよく、その場合に、無線通信方式ごとのBBプロセッサ934及びRF回路935を含んでもよい。
アンテナスイッチ936の各々は、無線通信インタフェース933に含まれる複数の回路(例えば、異なる無線通信方式のための回路)の間でアンテナ937の接続先を切り替える。
アンテナ937の各々は、単一の又は複数のアンテナ素子(例えば、MIMOアンテナを構成する複数のアンテナ素子)を有し、無線通信インタフェース933による無線信号の送受信のために使用される。カーナビゲーション装置920は、図31に示したように複数のアンテナ937を有してもよい。なお、図31にはカーナビゲーション装置920が複数のアンテナ937を有する例を示したが、カーナビゲーション装置920は単一のアンテナ937を有してもよい。
さらに、カーナビゲーション装置920は、無線通信方式ごとにアンテナ937を備えてもよい。その場合に、アンテナスイッチ936は、カーナビゲーション装置920の構成から省略されてもよい。
バッテリー938は、図中に破線で部分的に示した給電ラインを介して、図31に示したカーナビゲーション装置920の各ブロックへ電力を供給する。また、バッテリー938は、車両側から給電される電力を蓄積する。
図31に示したカーナビゲーション装置920において、図3を参照して説明した処理部240に含まれる1つ以上の構成要素(通信制御部241、情報取得部243、測定部245、及び通知部247のうち少なくともいずれか)は、無線通信インタフェース933において実装されてもよい。あるいは、これらの構成要素の少なくとも一部は、プロセッサ921において実装されてもよい。一例として、カーナビゲーション装置920は、無線通信インタフェース933の一部(例えば、BBプロセッサ934)若しくは全部及び/又はプロセッサ921を含むモジュールを搭載し、当該モジュールにおいて上記1つ以上の構成要素が実装されてもよい。この場合に、上記モジュールは、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラム(換言すると、プロセッサに上記1つ以上の構成要素の動作を実行させるためのプログラム)を記憶し、当該プログラムを実行してもよい。別の例として、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラムがカーナビゲーション装置920にインストールされ、無線通信インタフェース933(例えば、BBプロセッサ934)及び/又はプロセッサ921が当該プログラムを実行してもよい。以上のように、上記1つ以上の構成要素を備える装置としてカーナビゲーション装置920又は上記モジュールが提供されてもよく、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラムが提供されてもよい。また、上記プログラムを記録した読み取り可能な記録媒体が提供されてもよい。
また、図31に示したカーナビゲーション装置920において、例えば、図3を参照して説明した無線通信部220は、無線通信インタフェース933(例えば、RF回路935)において実装されてもよい。また、アンテナ部210は、アンテナ937において実装されてもよい。また、記憶部230は、メモリ922において実装されてもよい。
また、本開示に係る技術は、上述したカーナビゲーション装置920の1つ以上のブロックと、車載ネットワーク941と、車両側モジュール942とを含む車載システム(又は車両)940として実現されてもよい。即ち、通信制御部241、情報取得部243、測定部245、及び通知部247のうち少なくともいずれかを備える装置として車載システム(又は車両)940が提供されてもよい。車両側モジュール942は、車速、エンジン回転数又は故障情報などの車両側データを生成し、生成したデータを車載ネットワーク941へ出力する。
<<6.むすび>>
以上説明したように、本開示の一実施形態に係るシステムにおいて、管理装置(例えば、周波数管理データベース500)は、無線通信装置ごとに固有の第1の識別情報と、当該無線通信に2次利用が可能な周波数帯の割り当ての対象となる利用者に固有の第2の識別情報と、を通信制御装置(例えば、無線通信装置100やネットワークマネージャ400)から取得する。また、管理装置は、上記無線通信装置及び上記利用者の少なくともいずれかに対して周波数帯を割り当てるための上記第1の識別情報と上記第2の識別情報との組み合わせに固有の第3の識別情報(例えば、デバイス登録ID)を生成する。そして、管理装置は、生成した上記第3の識別情報を上記通信制御装置に通知する。また、通信制御装置は、管理装置から取得した上記第3の識別情報に基づき、当該第3の識別情報に対応する無線通信装置と、1以上の端末装置と、の間の無線通信に関する設定を制御する。
以上のような構成により、本開示の一実施形態に係るシステムに依れば、周波数帯の割り当てを、無線通信装置を利用する利用者単位で制御することが可能となる。これにより、例えば、無線通信装置が複数の利用者間で共用される状況下で、一部の利用者についてのみ利用中の周波数帯に関する情報の更新が必要となった場合においても、当該更新に伴う情報の破棄や無効化の対象を、当該利用者のみに制限することが可能となる。即ち、本実施形態に係るシステムに依れば、RANシェアリングと周波数シェアリングとの両立をより好適な態様(例えば、利便性のより高い態様)で実現し、ネットワークリソースをより柔軟に利用することが可能となる。
以上、添付図面を参照しながら本開示の好適な実施形態について詳細に説明したが、本開示の技術的範囲はかかる例に限定されない。本開示の技術分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
また、本明細書に記載された効果は、あくまで説明的または例示的なものであって限定的ではない。つまり、本開示に係る技術は、上記の効果とともに、または上記の効果に代えて、本明細書の記載から当業者には明らかな他の効果を奏しうる。
なお、以下のような構成も本開示の技術的範囲に属する。
(1)
1以上の端末装置と無線通信を行う通信装置ごとに固有の第1の識別情報と、前記無線通信に2次利用が可能な周波数帯の割り当ての対象となるユーザに固有の第2の識別情報と、を通信制御装置から取得する取得部と、
前記通信装置及び前記ユーザの少なくともいずれかに対して前記周波数帯を割り当てるための、取得した前記第1の識別情報と前記第2の識別情報との組み合わせに固有の第3の識別情報を生成する生成部と、
生成した前記第3の識別情報を前記通信制御装置に通知する通知部と、
を備える、管理装置。
(2)
前記通信制御装置からのリクエストに応じて、2次利用可能な前記周波数帯を利用した前記通信装置と1以上の前記端末装置との間の前記無線通信に関する設定を前記第3の識別情報に基づき制御する制御部を備える、前記(1)に記載の管理装置。
(3)
前記制御部は、2次利用可能な前記周波数帯の割り当てを前記第3の識別情報単位で制御する、前記(2)に記載の管理装置。
(4)
前記制御部は、2次利用可能な前記周波数帯の割り当ての変更を前記第3の識別情報単位で制御する、前記(3)に記載の管理装置。
(5)
前記制御部は、前記第3の識別情報に基づき、前記通信装置を利用する複数の前記ユーザそれぞれに対して、2次利用可能な前記周波数帯のうち互いに異なる周波数帯を割り当てる、前記(2)〜(4)のいずれか一項に記載の管理装置。
(6)
前記生成部は、前記通信装置が前記端末装置との前記無線通信に複数のビームを利用可能な場合に、前記第1の識別情報と、前記第2の識別情報と、前記複数のビームそれぞれに固有の第4の識別情報と、の組み合わせに固有となるように前記第3の識別情報を生成する、前記(2)〜(5)のいずれか一項に記載の管理装置。
(7)
前記制御部は、前記第3の識別情報に基づき、前記通信装置を利用する複数の前記ユーザそれぞれに対して、前記複数のビームのうち互いに異なるビームを割り当てる、前記(6)に記載の管理装置。
(8)
前記取得部は、前記第1の識別情報と前記第2の識別情報との少なくともいずれかの識別情報が複数関連付けられたグループ情報を、前記通信制御装置から取得し、
前記制御部は、2次利用可能な前記周波数帯を利用した前記通信装置と1以上の前記端末装置との間の前記無線通信に関する設定を前記グループ情報に基づき制御する、
前記(2)〜(7)のいずれか一項に記載の管理装置。
(9)
前記グループ情報は、共通の前記通信装置を利用する複数の前記ユーザそれぞれに対応する前記第2の識別情報が関連付けられる、前記(8)に記載の管理装置。
(10)
前記グループ情報は、1以上の前記ユーザが利用する複数の前記通信装置それぞれに対応する前記第1の識別情報が関連付けられる、前記(8)に記載の管理装置。
(11)
前記取得部は、他の管理装置から当該他の管理装置が管理する通信装置に関する情報を取得し、
前記制御部は、前記他の管理装置から取得された当該他の管理装置が管理する通信装置に関する情報に基づき、管理下にある前記通信装置と、1以上の前記端末装置と、の間の前記無線通信に関する設定を制御する、
前記(2)〜(10)のいずれか一項に記載の管理装置。
(12)
前記取得部は、前記他の管理装置が管理する通信装置に関する情報として、前記第3の識別情報に対応する前記ユーザが利用する、当該第3の識別情報に対応する第1の通信装置とは異なる第2の通信装置に関する情報を取得し、
前記制御部は、前記他の管理装置から取得された前記第2の通信装置に関する情報に基づき、前記第1の通信装置と、1以上の前記端末装置と、の間の前記無線通信に関する設定を制御する、
前記(11)に記載の管理装置。
(13)
前記制御部は、前記第1の通信装置を利用する前記ユーザに割り当てる前記周波数帯を、前記他の管理装置の管理下において前記第2の通信装置を利用するために当該他の管理装置から当該ユーザに割り当てられている前記周波数帯に応じて制御する、前記(12)に記載の管理装置。
(14)
前記取得部は、前記他の管理装置が管理する前記通信装置に関する情報として、管理下にある第3の通信装置に関する情報を取得し、
前記制御部は、前記他の管理装置から取得された前記第3の通信装置に関する情報に基づき、当該第3の通信装置と、1以上の前記端末装置と、の間の前記無線通信に関する設定を制御する、
前記(11)に記載の管理装置。
(15)
前記制御部は、前記第3の通信装置を利用する前記ユーザに割り当てる前記周波数帯を、前記他の管理装置の管理下において当該第3の通信装置を利用するために当該他の管理装置から当該ユーザに割り当てられた前記周波数帯に応じて制御する、前記(14)に記載の管理装置。
(16)
前記通知部は、管理下にある前記通信装置に関する情報を前記他の管理装置に通知する、前記(11)〜(15)のいずれか一項に記載の管理装置。
(17)
前記通信装置に関する情報は、
当該通信装置のサービスエリアに関する情報、
当該通信装置が利用可能な周波数帯に関する情報、
当該通信装置の送信電力に関する情報、
当該通信装置が利用可能なアンテナに関する情報、及び
当該通信装置が前記無線通信に利用可能なビームに関する情報、
のうちの少なくともいずれかを含む、
前記(11)〜(16)のいずれか一項に記載の管理装置。
(18)
前記第1の識別情報は、所定の認証局に固有の識別情報を含む、前記(1)〜(17)のいずれか一項に記載の管理装置。
(19)
1以上の端末装置と無線通信を行う通信装置ごとに固有の第1の識別情報と、前記無線通信に2次利用が可能な周波数帯の割り当ての対象となるユーザに固有の第2の識別情報と、を管理装置に通知する通知部と、
前記通信装置及び前記ユーザの少なくともいずれかに対して前記周波数帯を割り当てるための、前記第1の識別情報と前記第2の識別情報との組み合わせに固有の第3の識別情報を前記管理装置から取得する取得部と、
取得された前記第3の識別情報に基づき、当該第3の識別情報に対応する前記通信装置と、1以上の前記端末装置と、の間の前記無線通信に関する設定を制御する制御部と、
を備える、通信制御装置。
(20)
前記通知部は、取得された前記第3の識別情報に基づき、前記管理装置に対して、当該第3の識別情報に対応する前記ユーザが、当該第3の識別情報に対応する前記通信装置を利用するための前記周波数帯の割り当てに関するリクエストを通知し、
前記制御部は、前記管理装置から割り当てられた前記周波数帯に応じて、当該通信装置と1以上の前記端末装置との間の前記無線通信に関する設定を制御する、
前記(19)に記載の通信制御装置。
(21)
前記通知部は、前記通信装置が1以上の前記端末装置との前記無線通信に利用可能な複数のビームそれぞれに固有の第4の識別情報と、前記第1の識別情報と、前記第2の識別情報と、を前記管理装置に通知し、
前記取得部は、前記第1の識別情報と前記第2の識別情報と前記第4の識別情報との組み合わせに固有の前記第3の識別情報を取得する、
前記(19)または(20)に記載の通信制御装置。
(22)
前記通知部は、取得された前記第3の識別情報に基づき、前記管理装置に対して、当該第3の識別情報に対応する前記ユーザが、当該第3の識別情報に対応する前記通信装置を利用するための前記ビームの割り当てに関するリクエストを通知し、
前記制御部は、前記管理装置から割り当てられた前記ビームに応じて、当該通信装置と1以上の前記端末装置との間の前記無線通信に関する設定を制御する、
前記(21)に記載の通信制御装置。
(23)
前記通知部は、取得された前記第3の識別情報を、当該第3の識別情報に対応する前記通信装置に通知する、前記(19)〜(22)のいずれか一項に記載の通信制御装置。
(24)
1以上の前記端末装置と前記無線通信を行う通信部を備える前記通信装置であり、
前記制御部は、前記管理装置から取得された前記第3の識別情報に基づき、1以上の前記端末装置との前記無線通信を制御する、
前記(19)〜(22)のいずれか一項に記載の通信制御装置。
(25)
前記取得部は、前記第3の識別情報に対応する前記ユーザと、他の通信装置と、に対応する他の第3の識別情報を、当該他の通信装置から取得し、
前記制御部は、取得された前記他の第3の識別情報に基づき、1以上の前記端末装置との前記無線通信を制御する、
前記(24)に記載の通信制御装置。
(26)
前記通知部は、前記管理装置から取得された前記第3の識別情報を、前記他の通信装置に通知する、前記(25)に記載の通信制御装置。
(27)
コンピュータが、
1以上の端末装置と無線通信を行う通信装置ごとに固有の第1の識別情報と、前記無線通信に2次利用が可能な周波数帯の割り当ての対象となるユーザに固有の第2の識別情報と、を通信制御装置から取得することと、
前記通信装置及び前記ユーザの少なくともいずれかに対して前記周波数帯を割り当てるための、取得した前記第1の識別情報と前記第2の識別情報との組み合わせに固有の第3の識別情報を生成すること、
生成した前記第3の識別情報を前記通信制御装置に通知することと、
を含む、制御方法。
(28)
コンピュータが、
1以上の端末装置と無線通信を行う通信装置ごとに固有の第1の識別情報と、前記無線通信に2次利用が可能な周波数帯の割り当ての対象となるユーザに固有の第2の識別情報と、を管理装置に通知することと、
前記通信装置及び前記ユーザの少なくともいずれかに対して前記周波数帯を割り当てるための、前記第1の識別情報と前記第2の識別情報との組み合わせに固有の第3の識別情報を前記管理装置から取得することと、
取得された前記第3の識別情報に基づき、当該第3の識別情報に対応する前記通信装置と、1以上の前記端末装置と、の間の前記無線通信に関する設定を制御することと、
を含む、制御方法。
(29)
コンピュータに、
1以上の端末装置と無線通信を行う通信装置ごとに固有の第1の識別情報と、前記無線通信に2次利用が可能な周波数帯の割り当ての対象となるユーザに固有の第2の識別情報と、を通信制御装置から取得することと、
前記通信装置及び前記ユーザの少なくともいずれかに対して前記周波数帯を割り当てるための、取得した前記第1の識別情報と前記第2の識別情報との組み合わせに固有の第3の識別情報を生成すること、
生成した前記第3の識別情報を前記通信制御装置に通知することと、
を実行させる、プログラム。
(30)
コンピュータに、
1以上の端末装置と無線通信を行う通信装置ごとに固有の第1の識別情報と、前記無線通信に2次利用が可能な周波数帯の割り当ての対象となるユーザに固有の第2の識別情報と、を管理装置に通知することと、
前記通信装置及び前記ユーザの少なくともいずれかに対して前記周波数帯を割り当てるための、前記第1の識別情報と前記第2の識別情報との組み合わせに固有の第3の識別情報を前記管理装置から取得することと、
取得された前記第3の識別情報に基づき、当該第3の識別情報に対応する前記通信装置と、1以上の前記端末装置と、の間の前記無線通信に関する設定を制御することと、
を実行させる、プログラム。
1 システム
10 セル
40 コアネットワーク
50 パケットデータネットワーク
60 アプリケーションサーバ
100 無線通信装置
110 アンテナ部
120 無線通信部
130 ネットワーク通信部
140 記憶部
150 処理部
151 通信制御部
153 情報取得部
155 通知部
200 端末装置
400 ネットワークマネージャ
410 ネットワーク通信部
430 記憶部
450 処理部
451 通信制御部
453 情報取得部
455 通知部
500 周波数管理データベース
510 ネットワーク通信部
530 記憶部
550 処理部
551 情報取得部
553 登録処理部
555 制御部
557 通知部

Claims (26)

  1. 1以上の端末装置と無線通信を行う通信装置ごとに固有の第1の識別情報と、前記無線通信に2次利用が可能な周波数帯の割り当ての対象となるユーザに固有の第2の識別情報と、を通信制御装置から取得する取得部と、
    前記通信装置及び前記ユーザの少なくともいずれかに対して前記周波数帯を割り当てるための、取得した前記第1の識別情報と前記第2の識別情報との組み合わせに固有の第3の識別情報を生成する生成部と、
    生成した前記第3の識別情報を前記通信制御装置に通知する通知部と、
    を備える、管理装置。
  2. 前記通信制御装置からのリクエストに応じて、2次利用可能な前記周波数帯を利用した前記通信装置と1以上の前記端末装置との間の前記無線通信に関する設定を前記第3の識別情報に基づき制御する制御部を備える、請求項1に記載の管理装置。
  3. 前記制御部は、2次利用可能な前記周波数帯の割り当てを前記第3の識別情報単位で制御する、請求項2に記載の管理装置。
  4. 前記制御部は、2次利用可能な前記周波数帯の割り当ての変更を前記第3の識別情報単位で制御する、請求項3に記載の管理装置。
  5. 前記制御部は、前記第3の識別情報に基づき、前記通信装置を利用する複数の前記ユーザそれぞれに対して、2次利用可能な前記周波数帯のうち互いに異なる周波数帯を割り当てる、請求項2に記載の管理装置。
  6. 前記生成部は、前記通信装置が前記端末装置との前記無線通信に複数のビームを利用可能な場合に、前記第1の識別情報と、前記第2の識別情報と、前記複数のビームそれぞれに固有の第4の識別情報と、の組み合わせに固有となるように前記第3の識別情報を生成する、請求項2に記載の管理装置。
  7. 前記制御部は、前記第3の識別情報に基づき、前記通信装置を利用する複数の前記ユーザそれぞれに対して、前記複数のビームのうち互いに異なるビームを割り当てる、請求項6に記載の管理装置。
  8. 前記取得部は、前記第1の識別情報と前記第2の識別情報との少なくともいずれかの識別情報が複数関連付けられたグループ情報を、前記通信制御装置から取得し、
    前記制御部は、2次利用可能な前記周波数帯を利用した前記通信装置と1以上の前記端末装置との間の前記無線通信に関する設定を前記グループ情報に基づき制御する、
    請求項2に記載の管理装置。
  9. 前記グループ情報は、共通の前記通信装置を利用する複数の前記ユーザそれぞれに対応する前記第2の識別情報が関連付けられる、請求項8に記載の管理装置。
  10. 前記グループ情報は、1以上の前記ユーザが利用する複数の前記通信装置それぞれに対応する前記第1の識別情報が関連付けられる、請求項8に記載の管理装置。
  11. 前記取得部は、他の管理装置から当該他の管理装置が管理する通信装置に関する情報を取得し、
    前記制御部は、前記他の管理装置から取得された当該他の管理装置が管理する通信装置に関する情報に基づき、管理下にある前記通信装置と、1以上の前記端末装置と、の間の前記無線通信に関する設定を制御する、
    請求項2に記載の管理装置。
  12. 前記取得部は、前記他の管理装置が管理する通信装置に関する情報として、前記第3の識別情報に対応する前記ユーザが利用する、当該第3の識別情報に対応する第1の通信装置とは異なる第2の通信装置に関する情報を取得し、
    前記制御部は、前記他の管理装置から取得された前記第2の通信装置に関する情報に基づき、前記第1の通信装置と、1以上の前記端末装置と、の間の前記無線通信に関する設定を制御する、
    請求項11に記載の管理装置。
  13. 前記制御部は、前記第1の通信装置を利用する前記ユーザに割り当てる前記周波数帯を、前記他の管理装置の管理下において前記第2の通信装置を利用するために当該他の管理装置から当該ユーザに割り当てられている前記周波数帯に応じて制御する、請求項12に記載の管理装置。
  14. 前記取得部は、前記他の管理装置が管理する前記通信装置に関する情報として、管理下にある第3の通信装置に関する情報を取得し、
    前記制御部は、前記他の管理装置から取得された前記第3の通信装置に関する情報に基づき、当該第3の通信装置と、1以上の前記端末装置と、の間の前記無線通信に関する設定を制御する、
    請求項11に記載の管理装置。
  15. 前記制御部は、前記第3の通信装置を利用する前記ユーザに割り当てる前記周波数帯を、前記他の管理装置の管理下において当該第3の通信装置を利用するために当該他の管理装置から当該ユーザに割り当てられた前記周波数帯に応じて制御する、請求項14に記載の管理装置。
  16. 前記通知部は、管理下にある前記通信装置に関する情報を前記他の管理装置に通知する、請求項11に記載の管理装置。
  17. 前記通信装置に関する情報は、
    当該通信装置のサービスエリアに関する情報、
    当該通信装置が利用可能な周波数帯に関する情報、
    当該通信装置の送信電力に関する情報、
    当該通信装置が利用可能なアンテナに関する情報、及び
    当該通信装置が前記無線通信に利用可能なビームに関する情報、
    のうちの少なくともいずれかを含む、
    請求項11に記載の管理装置。
  18. 前記第1の識別情報は、所定の認証局に固有の識別情報を含む、請求項1に記載の管理装置。
  19. 1以上の端末装置と無線通信を行う通信装置ごとに固有の第1の識別情報と、前記無線通信に2次利用が可能な周波数帯の割り当ての対象となるユーザに固有の第2の識別情報と、を管理装置に通知する通知部と、
    前記通信装置及び前記ユーザの少なくともいずれかに対して前記周波数帯を割り当てるための、前記第1の識別情報と前記第2の識別情報との組み合わせに固有の第3の識別情報を前記管理装置から取得する取得部と、
    取得された前記第3の識別情報に基づき、当該第3の識別情報に対応する前記通信装置と、1以上の前記端末装置と、の間の前記無線通信に関する設定を制御する制御部と、
    を備える、通信制御装置。
  20. 前記通知部は、取得された前記第3の識別情報に基づき、前記管理装置に対して、当該第3の識別情報に対応する前記ユーザが、当該第3の識別情報に対応する前記通信装置を利用するための前記周波数帯の割り当てに関するリクエストを通知し、
    前記制御部は、前記管理装置から割り当てられた前記周波数帯に応じて、当該通信装置と1以上の前記端末装置との間の前記無線通信に関する設定を制御する、
    請求項19に記載の通信制御装置。
  21. 前記通知部は、前記通信装置が1以上の前記端末装置との前記無線通信に利用可能な複数のビームそれぞれに固有の第4の識別情報と、前記第1の識別情報と、前記第2の識別情報と、を前記管理装置に通知し、
    前記取得部は、前記第1の識別情報と前記第2の識別情報と前記第4の識別情報との組み合わせに固有の前記第3の識別情報を取得する、
    請求項19に記載の通信制御装置。
  22. 前記通知部は、取得された前記第3の識別情報に基づき、前記管理装置に対して、当該第3の識別情報に対応する前記ユーザが、当該第3の識別情報に対応する前記通信装置を利用するための前記ビームの割り当てに関するリクエストを通知し、
    前記制御部は、前記管理装置から割り当てられた前記ビームに応じて、当該通信装置と1以上の前記端末装置との間の前記無線通信に関する設定を制御する、
    請求項21に記載の通信制御装置。
  23. 前記通知部は、取得された前記第3の識別情報を、当該第3の識別情報に対応する前記通信装置に通知する、請求項19に記載の通信制御装置。
  24. 1以上の前記端末装置と前記無線通信を行う通信部を備える前記通信装置であり、
    前記制御部は、前記管理装置から取得された前記第3の識別情報に基づき、1以上の前記端末装置との前記無線通信を制御する、
    請求項19に記載の通信制御装置。
  25. 前記取得部は、前記第3の識別情報に対応する前記ユーザと、他の通信装置と、に対応する他の第3の識別情報を、当該他の通信装置から取得し、
    前記制御部は、取得された前記他の第3の識別情報に基づき、1以上の前記端末装置との前記無線通信を制御する、
    請求項24に記載の通信制御装置。
  26. 前記通知部は、前記管理装置から取得された前記第3の識別情報を、前記他の通信装置に通知する、請求項25に記載の通信制御装置。
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