JP7074134B2 - 制御装置、基地局、端末装置、方法及び記録媒体 - Google Patents

制御装置、基地局、端末装置、方法及び記録媒体 Download PDF

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Description

本開示は、制御装置、基地局、端末装置、方法及び記録媒体に関する。
近年、セルラーネットワーク、無線LAN(Local Area Network)、TV放送システム、衛星通信システム、及びPMSE(Program Making Special Events)等の、多種多様な無線システムが普及している。各々の無線システムを正常に動作させるために、各々の無線システム間で干渉が生じないよう、利用する周波数リソースが管理されることが望ましい。このことは、ひとつの無線システムに含まれる局所的なネットワーク間に関しても同様である。
周波数リソースの管理に関して、将来の周波数リソースの枯渇を緩和するための対策の1つとして、周波数共用が検討されている。例えば、ある無線システムに割り当てられた周波数チャネルを、他の無線システムに一時的に利用させるための仕組みが検討されている。このような仕組みは、周波数の二次利用とも称される場合がある。一般的に、周波数チャネルが優先的に割り当てられているシステムは一次システム(Primary System)、当該周波数チャネルを二次利用するシステムは二次システム(Secondary System)と呼ばれる。
周波数の二次利用に関する取り組みの一例としては、下記非特許文献1に、欧州のデジタルテレビ周波数帯の二次利用に関する法規制が記載されている。欧州のデジタルテレビ周波数帯470-790MHzは、8MHz幅の計60チャネルに分割されている(Channelization)。当該周波数チャネルを2次利用するWhite Space Device(WSD)は、下記非特許文献1に記載された要件を満たすことが求められる。
周波数リソースの管理を適切に行うための技術は多数開発されている。例えば、下記特許文献1では、基地局の位置に応じて周波数を割り当てることにより、基地局による通信が干渉の原因となる場合を抑制する技術が開示されている。
特許第5679033号公報
上記非特許文献1によれば、8MHz幅を分割した計60チャネルが定義されている。しかし、IoT(Internet of Things)デバイスの登場に伴う通信装置の爆発的な増加、及び様々な無線アクセス技術(Radio Access Technology:RAT)が共存し得ること等を考慮すれば、周波数チャネルの二次利用をより柔軟に実施可能であることが好ましい。上記特許文献1では、この点に貢献する技術の提案は不十分であった。
そこで、本開示では、狭帯域の周波数チャネルの二次利用が可能な仕組みを提案する。
本開示によれば、周波数監理データベースにより少なくともひとつの通信ノードが利用可能な周波数帯域として指示された第1の周波数帯域を、前記通信ノードのケイパビリティ情報及び前記通信ノードによる測定結果を示す情報に基づいて、複数の第2の周波数帯域に分割する分割処理を行う制御部、を備える制御装置が提供される。
また、本開示によれば、端末装置と通信する基地局であって、前記端末装置のケイパビリティ情報を制御装置に通知し、周波数監理データベースにより前記基地局が利用可能な周波数帯域として指示された第1の周波数帯域を複数の第2の周波数帯域に分割する分割処理の結果を示す情報を前記制御装置から取得して前記端末装置に通知する制御部、を備える基地局が提供される。
また、本開示によれば、基地局と通信する端末装置であって、周波数監理データベースにより前記基地局が利用可能な周波数帯域として指示された第1の周波数帯域を複数の第2の周波数帯域に分割する分割処理の結果を示す情報を取得し、前記複数の第2の周波数帯域の少なくともいずれかを対象に測定処理を行い、測定結果を示す情報を前記基地局へ報告する制御部、を備える端末装置が提供される。
また、本開示によれば、周波数監理データベースにより少なくともひとつの通信ノードが利用可能な周波数帯域として指示された第1の周波数帯域を、前記通信ノードのケイパビリティ情報及び前記通信ノードによる測定結果を示す情報に基づいて、複数の第2の周波数帯域に分割する分割処理を行うこと、を含むプロセッサにより実行される方法が提供される。
また、本開示によれば、端末装置と通信する基地局により実行される方法であって、前記端末装置のケイパビリティ情報を制御装置に通知し、周波数監理データベースにより前記基地局が利用可能な周波数帯域として指示された第1の周波数帯域を複数の第2の周波数帯域に分割する分割処理の結果を示す情報を前記制御装置から取得して前記端末装置に通知すること、を含む方法が提供される。
また、本開示によれば、基地局と通信する端末装置により実行される方法であって、周波数監理データベースにより前記基地局が利用可能な周波数帯域として指示された第1の周波数帯域を複数の第2の周波数帯域に分割する分割処理の結果を示す情報を取得し、前記複数の第2の周波数帯域の少なくともいずれかを対象に測定処理を行い、測定結果を示す情報を前記基地局へ報告すること、を含む方法が提供される。
また、本開示によれば、コンピュータを、周波数監理データベースにより少なくともひとつの通信ノードが利用可能な周波数帯域として指示された第1の周波数帯域を、前記通信ノードのケイパビリティ情報及び前記通信ノードによる測定結果を示す情報に基づいて、複数の第2の周波数帯域に分割する分割処理を行う制御部、として機能させるためのプログラムが記録された記録媒体が提供される。
また、本開示によれば、コンピュータを、端末装置のケイパビリティ情報を制御装置に通知し、周波数監理データベースにより前記端末装置と通信する基地局が利用可能な周波数帯域として指示された第1の周波数帯域を複数の第2の周波数帯域に分割する分割処理の結果を示す情報を前記制御装置から取得して、前記端末装置に通知する制御部、として機能させるためのプログラムが記録された記録媒体が提供される。
また、本開示によれば、コンピュータを周波数監理データベースにより基地局が利用可能な周波数帯域として指示された第1の周波数帯域を複数の第2の周波数帯域に分割する分割処理の結果を示す情報を取得し、前記複数の第2の周波数帯域の少なくともいずれかを対象に測定処理を行い、測定結果を示す情報を前記基地局へ報告する制御部、として機能させるためのプログラムが記録された記録媒体が提供される。
以上説明したように本開示によれば、狭帯域の周波数チャネルの二次利用が可能な仕組みが提供される。なお、上記の効果は必ずしも限定的なものではなく、上記の効果とともに、または上記の効果に代えて、本明細書に示されたいずれかの効果、または本明細書から把握され得る他の効果が奏されてもよい。
本開示の一実施形態に係る狭帯域WSDを説明するための図である。 本実施形態に係るシステムの論理的な構成の一例を説明するための図である。 本実施形態に係るシステムの物理的な構成の一例を説明するための図である。 本実施形態に係るネットワークマネージャの構成の一例を示すブロック図である。 本実施形態に係る基地局の構成の一例を示すブロック図である。 本実施形態に係る端末装置の構成の一例を示すブロック図である。 本実施形態に係るシステムの論理的な機能構成の一例を説明するための図である。 本実施形態に係るシステムのリファレンスポイントAの構成の一例を示す図である。 本実施形態に係るシステムのリファレンスポイントBの構成の一例を示す図である。 本実施形態に係るシステムのリファレンスポイントCの構成の一例を示す図である。 本実施形態に係るシステムのリファレンスポイントDの構成の一例を示す図である。 本実施形態に係るシステムのリファレンスポイントEの構成の一例を示す図である。 本実施形態に係るサブチャネライゼーションの一例を説明するための図である。 本実施形態に係るシステムにおいて実行される基本的な二次利用処理の流れの一例を示すシーケンス図である。 本実施形態に係るシステムにおいて実行されるサブチャネライゼーション処理の流れの一例を示すシーケンス図である。 本実施形態に係るシステムにおいて実行されるサブチャネライゼーション処理の流れの一例を示すシーケンス図である。 本実施形態に係るシステムにおいて実行されるサブチャネライゼーション処理の流れの一例を示すシーケンス図である。 本実施形態に係る論理機能エンティティの他の実装例を説明するための図である。 本実施形態に係る論理機能エンティティの他の実装例を説明するための図である。 本実施形態に係る論理機能エンティティの他の実装例を説明するための図である。 サーバの概略的な構成の一例を示すブロック図である。 eNBの概略的な構成の第1の例を示すブロック図である。 eNBの概略的な構成の第2の例を示すブロック図である。 スマートフォンの概略的な構成の一例を示すブロック図である。 カーナビゲーション装置の概略的な構成の一例を示すブロック図である。
以下に添付図面を参照しながら、本開示の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
また、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する要素を、同一の符号の後に異なるアルファベットを付して区別する場合もある。例えば、実質的に同一の機能構成を有する複数の要素を、必要に応じてCRS300A、300B及び300Cのように区別する。ただし、実質的に同一の機能構成を有する複数の要素の各々を特に区別する必要がない場合、同一符号のみを付する。例えば、CRS300A、300B及び300Cを特に区別する必要が無い場合には、単にCRS300と称する。
なお、説明は以下の順序で行うものとする。
1.はじめに
1.1.狭帯域の周波チャネル
1.2.用語の定義
2.構成例
2.1.論理的な構成例
2.2.物理的な構成例
2.3.論理機能構成
3.技術的特徴
3.1.サブチャネライゼーション
3.2.処理の流れ
4.実装例
5.応用例
6.まとめ
<<1.はじめに>>
<1.1.狭帯域の周波チャネル>
上記非特許文献1によれば、欧州のデジタルテレビ周波数帯470-790MHzは、8MHz幅の計60チャネルに分割されている(Channelization)。当該周波数チャネルを2次利用するWSDは、上記非特許文献1に記載された要件を満たすことが求められる。要件のひとつに、スペクトラムマスクの規定がある。かかる規定によれば、8MHzよりも狭帯域で動作するWSD(以下、狭帯域WSD)であっても、同じ要件を満たせばよい。
図1は、本開示の一実施形態に係る狭帯域WSDを説明するための図である。狭帯域WSDが8MHzで動作するWSD(以下、通常帯域WSDとも称する)と同じ要件を満たす場合、狭帯域WSDが利用するスペクトラムの中心周波数は、予め規定されている60チャネルのいずれとも中心周波数と一致する必要はない。したがって、図1に示すような、8MHzの周波数チャネルの1チャネルに複数の狭帯域WSDのスペクトラムが存在するシナリオが想定され得る。
しかしながら、現状、このような狭帯域WSDを考慮した周波数チャネル割り当ての仕組みは、法制及び標準規格の双方において定められていない。狭帯域WSDを考慮した周波数チャネル割り当ての仕組みとは、具体的には、狭帯域WSDのためのチャネライゼーション(以下、サブチャネライゼーションとも称する)の仕組み、及びサブチャネライゼーションに基づく利用可能周波数情報の提供の仕組みである。
サブチャネライゼーションの仕組みについては、8MHz帯域幅内のチャネライゼーションを固定的に定める手段も実施可能であると考えられる。しかし、狭帯域WSDの動作帯域幅は、狭帯域WSDが具備するRATに依存するため、さまざまなRATをサポートするために、サブチャネライゼーションを柔軟に実施できる仕組みが提供されることが望ましい。
サブチャネライゼーションに基づく利用可能周波数情報の提供の仕組みについては、サブチャネライゼーションに対応した利用可能周波数情報が提供されることが望ましい。現状、通常帯域WSD向けに提供される利用可能周波数情報は、サブチャネライゼーションに対応していない。そのため、狭帯域WSDに通常帯域WSD向けの利用可能周波数情報が提供されると仮定すると、複数の狭帯域WSDの各々が任意に中心周波数を決定することとなり、狭帯域WSD間で致命的な干渉が頻発するおそれがある。そこで、このような致命的な干渉の発生頻度を抑制するために、サブチャネライゼーションに対応した利用可能周波数情報が提供されることが望ましい。
本開示では、サブチャネライゼーションの仕組み、及びサブチャネライゼーションに基づく利用可能周波数情報の提供の仕組みを提供する。
<1.2.用語の定義>
周波数チャネルを一次的に割り当てられる無線システムを、一次システムと称する。一次システムは、例えばセルラーネットワーク、無線LAN、TV放送システム、衛星通信システム、又はPMSE等である。ここで、無線システムは、単方向に無線を送信するシステムと、双方向に無線を送信(即ち、通信)するシステムとを含む概念である。一次システムは、Incumbent systemとも称される場合がある。
周波数を二次利用して動作する無線システムを、二次システムとも称する。二次システムは、例えば、WSD等である。または例えば、セルラーネットワークにおけるマクロセルを一次システムとし、そのカバレッジの内又は外で同一周波数を利用するスモールセルを、二次システムと称してもよい。
周波数を二次利用して動作する通信装置を、通信ノードと称する。通信ノードには、例えば、基地局及び基地局と通信する端末装置が含まれる。後述する通常帯域ノードと狭帯域ノードとを特に区別する必要がない場合、通信ノードとも総称する。本実施形態に係る通信ノードは、典型的にはCRS(Cognitive Radio System)に含まれる。CRSは、無線環境に基づいて送受信に用いるパラメータ(例えば、周波数)を制御するシステムであり、ヘテロジニアス型と周波数共用型とに分類される。ヘテロジニアス型のCRSでは、通信ノードは、電波品質の測定等を行い、その結果に基づいてパラメータの制御を行う。周波数共用型のCRSでは、通信ノードは、後述する周波数監理サーバによる制御に基づき、場所又は時間に対応する利用可能なパラメータから、利用するパラメータを選択する。本実施形態に係る通信ノードは、周波数共用型のCRSに含まれるものとする。本実施形態に係る通信ノードは、後述する周波数監理サーバによる制御に基づいて動作するものであれば、CRS以外に分類されるものであってもよい。
二次利用を行う周波数帯において、法制又は標準規格等によって規定されるチャネライゼーションにより定義される周波数チャネル(以下、通常帯域チャネルとも称する)を用いて動作する通信ノードを、通常帯域ノードとする。例えば、欧州のTV周波数帯チャネル幅8MHzで動作するWSD、及び米国のTV周波数帯チャネル幅6MHzで動作するWSDが、通常帯域ノードに含まれる。
二次利用を行う周波数帯域において、サブチャネライゼーションにより定義される周波数チャネル(以下、狭帯域チャネル又はサブチャネルとも称する)を用いて動作する通信ノードを、狭帯域ノードとする。なお、狭帯域チャネルの帯域幅は、通常帯域チャネルの帯域幅未満である。
周波数二次利用の監理を行うデータベースを、周波数監理データベースとする。英国におけるTVWS(Television White Space frequency spectrum)用データベースであるWSDB(White Space Database)は、周波数監理データベースの一例である。また、米国FCC(Federal Communications Commission)が施行した47 C.F.R Part 96 CBRS(Citizens Broadband Radio Service)におけるデータベースSAS(Spectrum Access System)も、周波数監理データベースの一例である。マクロセルを一次システム、スモールセルを二次システムとする場合に、マクロセルに致命的な干渉を与えないようにスモールセルを制御する装置も、周波数監理データベースの一例としてよい。
<<2.構成例>>
<2.1.論理的な構成例>
図2は、本実施形態に係るシステム1の論理的な構成の一例を説明するための図である。図2に示すように、本実施形態に係るシステム1は、GLDB(Geolocation Database)100、SC(Spectrum Coordinator)200、及びCRS300を含む。これらのエンティティは、互いに異なる物理的な装置にマッピングされていてもよいし、同一の装置にマッピングされてもよい。GLDB100は、SC200又はCRS300の少なくともいずれかと接続される。SC200は、GLDB100、他のSC200又はCRS300の少なくともいずれかと接続される。CRS300は、GLDB100、SC200又は他のCRS300の少なくともいずれかと接続される。
GLDB100は、CRS300に含まれる通信ノードに、利用可能周波数情報を提供するエンティティである。利用可能周波数情報は、少なくともひとつの利用可能周波数(即ち、利用可能な通常帯域チャネル)を示す情報、当該利用可能周波数に対応付けられた最大許容送信電力を示す情報、及び当該利用可能周波数のスペクトラムマスクを示す情報等を含む。利用可能周波数情報によって、一次システムの保護が実現される。GLDB100が提供する利用可能周波数情報は、通常帯域チャネルに関する利用可能周波数情報であり、以下では第1の利用可能周波数情報とも称する場合がある。
SC200は、GLDB100から提供される情報、及びCRS300から提供される周波数利用情報に基づいて、CRS300による周波数利用を調整するエンティティである。SC200は、周波数利用の調整のために、他のSC200と通信する場合がある。
CRS300は、通信ノード、又は複数の通信ノードから成るネットワークを表すエンティティである。複数の通信ノードから成るネットワークとしては、例えばマスタWSDと複数のスレーブWSDから成るネットワーク、及びRAN(Radio Access Network)等が挙げられる。CRS300は、直接的に、又はSC200を介して間接的に、GLDB100から第1の利用可能周波数情報を取得し、第1の利用可能周波数情報に基づいて周波数の二次利用を行う。また、CRS300は、二次利用する周波数に関する情報である周波数利用情報を、SC200に提供する。なお、CRS300のうち、GLDB100又はSC200並びに他のCRS300と接続するCRS300をマスタCRS、いずれとも接続せずマスタCRSに接続するCRS300をスレーブCRSとも称する場合がある。図2に示した例では、CRS300BはマスタCRSであり、CRS300CはスレーブCRSである。
各エンティティ間の接点は、リファレンスポイントとも称される。詳しくは、GLDB100とCRS300との接点は、リファレンスポイントAとも称される。SC200とCRS300との接点は、リファレンスポイントBとも称される。SC200同士の節点は、リファレンスポイントCとも称される。GLDB100とSC200との接点は、リファレンスポイントDとも称される。CRS300同士の節点は、リファレンスポイントEとも称される。
<2.2.物理的な構成例>
(1)全体構成例
図3は、本実施形態に係るシステム1の物理的な構成の一例を説明するための図である。図3に示すように、本実施形態に係るシステム1は、周波数監理データベース1000、ネットワークマネージャ2000、複数の基地局3000(3000A~3000E)及び複数の端末装置4000(4000A~4000E)を含む。
周波数監理データベース1000は、周波数二次利用の監理を行う制御装置である。周波数監理データベース1000は、上述したGLDB100に対応する。ネットワークマネージャ2000は、管理下のネットワークを管理する制御装置である。基地局3000は、端末装置4000に無線通信サービスを提供し、端末装置4000と通信する通信装置である。端末装置4000は、基地局3000からの無線通信サービスを享受し、基地局3000と通信する通信装置である。基地局3000及び端末装置4000は、上述したCRS300に対応する。さらに言えば、基地局3000は、マスタCRS300に対応し、端末装置4000はスレーブCRS300に対応する。
基本的には、基地局3000(3000A~3000C)は、ネットワークマネージャ2000よる制御に基づいて動作する。この場合、基地局3000は、ネットワークマネージャ2000を介して、又はネットワークマネージャ2000が基地局3000の代理で、周波数監理データベース1000にアクセスする。ネットワークマネージャ2000は、上述したSC200に対応する。なお、ネットワークマネージャ2000は、CRS300に対応するものとして捉えられてもよい。
例外的に、基地局3000(3000D及び3000E)は、ネットワークマネージャ2000による制御を受けずに動作する場合、直接的に周波数監理データベース1000にアクセスする。
(2)ネットワークマネージャ2000の構成例
図4は、本実施形態に係るネットワークマネージャ2000の構成の一例を示すブロック図である。図4に示すように、ネットワークマネージャ2000は、ネットワーク通信部2010、記憶部2020及び制御部2030を備える。
ネットワーク通信部2010は、情報を送受信する。例えば、ネットワーク通信部2010は、他のノードへの情報を送信し、他のノードからの情報を受信する。例えば、上記他のノードは、周波数監理データベース1000、他のネットワークマネージャ2000、及び基地局3000を含む。
記憶部2020は、ネットワークマネージャ2000の動作のためのプログラム及び様々なデータを一時的に又は恒久的に記憶する。
制御部2030は、ネットワークマネージャ2000の様々な機能を提供する。制御部2030は、SC200としての機能を備え、サブチャネライゼーション、及びサブチャネライゼーションに基づく利用可能周波数情報の計算、及び基地局3000への提供を行う。なお、制御部2030は、GLDB100としての機能を備えていてもよく、その場合、第1の利用可能周波数情報の計算及び提供を行う。ネットワークマネージャ2000がGLDB100としての機能を備えることは、ネットワークマネージャ2000(即ち、SC200)が周波数監理データベース100に含まれることで実現されてもよい。
(3)基地局3000の構成例
図5は、本実施形態に係る基地局3000の構成の一例を示すブロック図である。図5を参照すると、基地局3000は、アンテナ部3010、無線通信部3020、ネットワーク通信部3030、記憶部3040及び制御部3050を備える。
アンテナ部3010は、無線通信部3020により出力される信号を電波として空間に放射する。また、アンテナ部3010は、空間の電波を信号に変換し、当該信号を無線通信部3020へ出力する。
無線通信部3020は、信号を送受信する。例えば、無線通信部3020は、端末装置へのダウンリンク信号を送信し、端末装置からのアップリンク信号を受信する。
ネットワーク通信部3030は、情報を送受信する。例えば、ネットワーク通信部3030は、他のノードへの情報を送信し、他のノードからの情報を受信する。例えば、上記他のノードは、他の基地局3000、ネットワークマネージャ2000、及び周波数監理データベース1000を含む。
記憶部3040は、基地局3000の動作のためのプログラム及び様々なデータを一時的に又は恒久的に記憶する。
制御部3050は、基地局3000の様々な機能を提供する。制御部3050は、マスタCRS300としての機能を備え、サブチャネライゼーションに基づく利用可能周波数情報の取得、及びかかる利用可能周波数情報に基づく無線サービスの提供を行う。制御部3050は、SC200としての機能を備える場合もあり、その場合は、サブチャネライゼーション、及びサブチャネライゼーションに基づく利用可能周波数情報の計算を行う。
(4)端末装置4000の構成例
図6は、本実施形態に係る端末装置4000の構成の一例を示すブロック図である。図6を参照すると、端末装置4000は、アンテナ部4010、無線通信部4020、記憶部4030及び制御部4040を備える。
アンテナ部4010は、無線通信部4020により出力される信号を電波として空間に放射する。また、アンテナ部4010は、空間の電波を信号に変換し、当該信号を無線通信部4020へ出力する。
無線通信部4020は、信号を送受信する。例えば、無線通信部4020は、基地局からのダウンリンク信号を受信し、基地局へのアップリンク信号を送信する。
記憶部4030は、端末装置4000の動作のためのプログラム及び様々なデータを一時的に又は恒久的に記憶する。
制御部4040は、端末装置4000の様々な機能を提供する。制御部4040は、スレーブCRS300としての機能を備え、メジャメントを行い、メジャメント結果を示す情報(即ち、メジャメントレポート)を基地局3000へ通知する。
<2.3.論理機能構成>
以下、図7~図12を参照して、本実施形態に係るシステム1の各装置において実装される論理機能構成を説明する。
(1)論理的な機能構成
図7は、本実施形態に係るシステム1の論理的な機能構成の一例を説明するための図である。図7に示したように、システム1は、7つの論理機能エンティティと、5つのサービスアクセスポイント(SAP:Service Access Point)により構成される。7つの論理機能エンティティは、制御機能(Control function)10、測定機能(Measurement function)20、スペクトラム調整機能(Spectrum Coordination function)30、地理位置機能(Geo-location function)40、データベース機能(Database function)50、インタフェース機能(Interface function)60、及び通信機能(Communication function)70を含む。5つのサービスアクセスポイントは、C(Control)-SAP11、M(Measurement)-SAP21、SC(Spectrum Coordination)-SAP31、GL(Geo-location)-SAP41、DB(Database)-SAP51、及びCom(Communication)-SAP71を含む。
データベース機能50は、通信ノードの登録情報及び動作パラメータ情報、並びに通信ノードの第1の利用可能周波数情報を計算するための情報を記憶する機能を有する、ソフトウェア又はハードウェアモジュールである。データベース機能50のサービスアクセスポイントがDB-SAP51である。DB-SAP51は、通信ノードの登録、一次システムの情報の提供といった、データベース機能50が提供するサービスにアクセスするために、インタフェース機能60によって利用される。
地理位置機能40は、法制に基づいて、通信ノードの地理位置に応じた通信ノードの第1の利用可能周波数情報を計算する機能を有する、ソフトウェア又はハードウェアモジュールである。地理位置機能40のサービスアクセスポイントがGL-SAP41である。GL-SAP41は、第1の利用可能周波数情報の計算といった地理位置機能40が提供するサービスにアクセスするために、インタフェース機能60によって利用される。
スペクトラム調整機能30は、サブチャネライゼーション、及びサブチャネライゼーションに基づく利用可能周波数情報の計算を実施する機能を有する、ソフトウェア又はハードウェアモジュールである。スペクトラム調整機能30は、サブチャネライゼーション及びサブチャネライゼーションに基づく利用可能周波数情報の計算のために用いる情報の取得のために、測定機能20、地理位置機能40又はデータベース機能50等とインタラクションを行う機能も有する。サブチャネライゼーションに基づく利用可能周波数情報を、以下では第2の利用可能周波数情報とも称する。なお、第1の利用可能周波数情報と第2の利用可能周波数情報とを特に区別する必要がない場合、これらを利用可能周波数情報とも総称する。スペクトラム調整機能30のサービスアクセスポイントがSC-SAP31である。SC-SAP31は、周波数帯域のサブチャネライゼーションといったスペクトラム調整機能30が提供するサービスにアクセスするために、インタフェース機能60によって利用される。
測定機能20は、メジャメント(即ち、測定)を行う機能を有する、ソフトウェア又はハードウェアモジュールである。測定機能20のサービスアクセスポイントがM-SAP21である。M-SAP21は、メジャメントレポート(即ち、測定結果を示す情報)の取得といった測定機能20が提供するサービスにアクセスするために、インタフェース機能60によって利用される。
制御機能10は、スペクトラム調整機能30による調整に基づいて狭帯域チャネルの無線サービスの提供又は享受を行う機能を有する、ソフトウェア又はハードウェアモジュールである。制御機能10のサービスアクセスポイントがC-SAP11である。C-SAP11は、無線サービスの提供又は享受といった制御機能10が提供するサービスにアクセスするために、インタフェース機能60によって利用される。
通信機能70は、論理機能エンティティ間のインタフェースに要求される通信プロトコルスタック、及びその他の通信役務を提供するための、ソフトウェア又はハードウェアモジュールである。通信機能70のサービスアクセスポイントがCom-SAP71である。Com-SAP71は、利用可能周波数情報、測定結果を示す情報、補助情報及びその他の関連情報を、通信機能70とインタフェース機能60との間で交換する。また、Com-SAP71は、Generic primitiveの集合の定義と、これらPrimitiveの転送プロトコルへのマッピングによって、リファレンスポイント間で通信機能70を利用するために、通信メカニズムを抽象化する役割を持つ。従って、実装上適用される通信メカニズムは、例えば、PHY/MAC層に関しては、GSM(Global System for Mobile communications、登録商標)、UMTS(Universal Mobile Telecommunications System)、LTE(Long Term Evolution)、5Gで検討されているNR(New Radio)若しくはそれ以降のセルラシステムの技術、IEEE 802.11 WG(Working Group)で策定済みの無線LAN(Local Area Network)規格(IEEE 802.11a, b, n, g, ac, ad, af, ah)若しくは将来的に策定される見込みの規格(IEEE 802.11ax, ay等)、又はIEEE 802.16 WG若しくはIEEE 802.15 WGの規格であってもよい。上位レイヤの通信手段としては、例えば、HTTP(Hypertext Transfer Protocol)プロトコルに基づいて通信が実施されてもよい。
インタフェース機能60は、リファレンスポイントを実現するための機能ブロック間の完全性の抽象化である。インタフェース機能60については、上述した全てのSAPがサービスアクセスポイントとなる。
以上、システム1の論理的な機能構成を説明した。続いて、図8~図12を参照して、各々のリファレンスポイントの構成例を説明する。
(2)リファレンスポイントAの構成例
図8は、本実施形態に係るシステム1のリファレンスポイントAの構成の一例を示す図である。図8に示すように、リファレンスポイントAに通信機能70がマッピングされる。そして、リファレンスポイントAを挟んで左側の通信機能70、データベース機能50、インタフェース機能60及び地理位置機能40がGLDB100にマッピングされる。また、リファレンスポイントAを挟んで右側の通信機能70、インタフェース機能60及び制御機能10がCRS300にマッピングされる。
図9は、本実施形態に係るシステム1のリファレンスポイントBの構成の一例を示す図である。図9に示すように、リファレンスポイントBに通信機能70がマッピングされる。そして、リファレンスポイントBを挟んで左側の通信機能70、インタフェース機能60及びスペクトラム調整機能30がSC200にマッピングされる。また、リファレンスポイントBを挟んで右側の通信機能70、インタフェース機能60及び制御機能10がCRS300にマッピングされる。
図10は、本実施形態に係るシステム1のリファレンスポイントCの構成の一例を示す図である。図10に示すように、リファレンスポイントCに通信機能70がマッピングされる。そして、リファレンスポイントCを挟んで左側の通信機能70、インタフェース機能60及びスペクトラム調整機能30がSC200にマッピングされる。また、リファレンスポイントCを挟んで右側の通信機能70、インタフェース機能60及びスペクトラム調整機能30が他のSC200にマッピングされる。
図11は、本実施形態に係るシステム1のリファレンスポイントDの構成の一例を示す図である。図11に示すように、リファレンスポイントDに通信機能70がマッピングされる。そして、リファレンスポイントDを挟んで左側の通信機能70、データベース機能50、インタフェース機能60及び地理位置機能40がGLDB100にマッピングされる。また、リファレンスポイントDを挟んで右側の通信機能70、インタフェース機能60及びスペクトラム調整機能30がSC200にマッピングされる。
図12は、本実施形態に係るシステム1のリファレンスポイントEの構成の一例を示す図である。図12に示すように、リファレンスポイントEに通信機能70がマッピングされる。そして、リファレンスポイントEを挟んで左側の通信機能70、インタフェース機能60及び制御機能10がマスタCRS300にマッピングされる。また、リファレンスポイントDを挟んで右側の通信機能70、インタフェース機能60、制御機能10及び測定機能20がスレーブCRS300にマッピングされる。
<<3.技術的特徴>>
<3.1.サブチャネライゼーション>
(1)概要
SC200は、周波数監理データベース1000(即ち、GLDB100)によりCRS300に含まれる少なくともひとつの通信ノード(例えば、基地局3000)が利用可能な周波数帯域として指示された第1の周波数帯域を、複数の第2の周波数帯域に分割する分割処理(即ち、サブチャネライゼーション)を行う。第1の周波数帯域は、上述した通常帯域チャネルに相当し、例えば欧州のTV周波数帯における8MHz幅のチャネル、又は米国のTV周波数帯における6MHz幅のチャネルである。第2の周波数帯域は、上述した狭帯域チャネルに相当する。SC200は、例えば、8MHz幅の通常帯域チャネルを、複数の狭帯域チャネルに分割する。
図13は、本実施形態に係るサブチャネライゼーションの一例を説明するための図である。図13に示した例では、8MHz幅の通常帯域チャネルが、8つの1MHz幅の狭帯域チャネルに等分に分割されている。狭帯域チャネルのサイズ(即ち、帯域幅)及びチャネル数は本例に限定されず、任意である。また、通常帯域のチャネルを分割した複数の狭帯域チャネルは、互いにサイズ等(中心周波数及びチャネル間隔)が同一であってもよいし、異なっていてもよい。
SC200は、一次システムの帯域幅に応じて狭帯域チャネルのサイズを決定してもよい。例えば、SC200は、一次システムの帯域幅と同一の帯域幅、一次システムの帯域幅の倍数の帯域幅、又は一次システムの帯域幅を等分する帯域幅を、狭帯域チャネルのサイズとして決定してもよい。TV周波数帯における一次システムとして想定される、PMSEによるワイヤレスマイクの利用について言えば、ワイヤレスマイクの帯域幅は100kHzであるので、SC200は、例えば狭帯域チャネルのサイズを100kHzとする。このように、一次システムの帯域幅に合わせたサイズが決定されることで、一次システム保護のための計算を容易にすることが可能となる。
(2)第2の利用可能周波数情報
SC200は、サブチャネライゼーションにより、第2の利用可能周波数情報を生成(即ち、決定)する。
決定される第2の利用可能周波数情報は、少なくともひとつの利用可能な狭帯域チャネルを示す情報を含む。即ち、SC200は、利用可能な通常帯域チャネルを分割した、複数の狭帯域チャネルを決定する。狭帯域チャネルを示す情報は、各々の狭帯域チャネルの帯域幅及び中心周波数、各々の狭帯域チャネルの下限周波数及び上限周波数、又は隣接する狭帯域チャネル同士の間隔(即ち、チャネル間隔(Channel Spacing))の少なくともいずれかを含む。
さらに、SC200は、CRS300ごと、又はCRS300に含まれる通信ノードごとに、どの狭帯域チャネルを利用すべきかを決定してもよい。
決定される第2の利用可能周波数情報は、さらに、狭帯域チャネルごとのスペクトラムマスクを含んでいてもよい。即ち、SC200は、各々の狭帯域チャネルのスペクトラムマスクを決定してもよい。例えば、SC200は、狭帯域チャネルごとのACLR(Adjacent Channel Leakage Ratio)を決定する。これは、ワイヤレスマイク等の狭帯域で動作する一次システムが動作している場合、特定の狭帯域チャネルが、一次システムが利用するチャネルと隣接となって、一次システムに干渉を与える可能性があるためである。SC200は、通信ノードに応じたACLRを決定してもよい。例えば、非特許文献1では、通信ノードのデバイスクラスとACLRの関係が下記の表1のように規定されており、SC200は、これと同様のテーブルを決定してもよい。
Figure 0007074134000001
決定される第2の利用可能周波数情報は、狭帯域チャネルに対応付けられる最大許容送信電力を含んでいてもよい。即ち、SC200は、各々の狭帯域チャネルにおいて許容される最大の送信電力を決定してもよい。
なお、第2の利用可能周波数情報のうち、狭帯域チャネルを示す情報以外の情報、即ちスペクトラムマスク及び最大許容送信電力は、二次利用情報とも称される場合がある。
サブチャネライゼーションが本格的に採用され運用される前の段階、又は一台も狭帯域で動作する通信ノードが存在しない場合には、狭帯域チャネルが存在しない。従って、狭帯域チャネルにおけるメジャメントが実施されていないので、メジャメントレポートに基づいてサブチャネライゼーションを行うことが困難である。そこで、SC200は、メジャメントを行うための仮の狭帯域チャネルを設定するために、デフォルトの方法でサブチャネライゼーションを実施してもよい。デフォルトの方法とは、例えば、所定のチャネル数又は所定の帯域幅、及び所定のチャネル間隔でサブチャネライゼーションを行うことを指す。SC200は、最大許容送信電力又はスペクトラムマスクにも、デフォルト値を採用してもよい。
SC200は、複数のサブチャネライゼーションのパターンから、通信ノードの周波数利用状況に応じて適用するサブチャネライゼーションのパターンを選択してもよい。複数のサブチャネライゼーションのパターンは、分割数、サイズ、又はチャネル間隔の少なくともいずれかが互いに異なる。このような選択により、通信ノードのハードウェア又はソフトウェアの制約に応じたサブチャネライゼーションの実施が可能となる。
(3)サブチャネライゼーションに用いる情報
SC200は、多様な情報に基づいてサブチャネライゼーションを行う。例えば、SC200は、以下に挙げる情報のひとつ又は複数を組み合わせてサブチャネライゼーションを行う。
SC200は、CRS300に含まれる通信ノードの位置における第1の利用可能周波数情報に基づいてサブチャネライゼーションを行う。第1の利用可能周波数情報は、利用可能な通常帯域チャネルを示す情報を含み、SC200は、これに基づいて分割対象の通常帯域チャネルを認識し、サブチャネライゼーションを行う。また、第1の利用可能周波数情報は、利用可能な通常帯域チャネルに対応付けられた最大許容送信電力を示す情報等を含み、SC200は、これに基づいてサブチャネライゼーションを行ってもよい。利用可能周波数のスペクトラムマスクを示す情報を含み、SC200は、これに基づいてサブチャネライゼーションを行ってもよい。第1の利用可能周波数情報は、GLDB100により提供される。
SC200は、CRS300に含まれる通信ノード(とりわけ、端末装置4000)のケイパビリティ情報に基づいてサブチャネライゼーションを行ってもよい。ケイパビリティ情報は、通信ノードのデバイスクラス、又は通信ノードがサポートする通信モードの少なくともいずれかを含む。デバイスクラスは、例えば送信スペクトルのケイパビリティであり、表1に示したように法制により複数が定義され得る。通信モードとしては、例えば広帯域チャネルを用いて通信するモード、及び狭帯域チャネルを用いて通信するモード等が挙げられる。ケイパビリティ情報は、登録(registration)手続きにおいて、通信ノードからSC200へ通知される。とりわけ、マスタCRS300に含まれる通信ノード(例えば、基地局3000)は、自身のケイパビリティ情報をSC200へ通知する。また、マスタCRS300に含まれる通信ノードは、スレーブCRS300に含まれる通信ノード(例えば、端末装置4000)のケイパビリティ情報もSC200へ通知する。
SC200は、CRS300に含まれる通信ノードの登録情報に基づいてサブチャネライゼーションを行ってもよい。登録情報は、識別情報又は位置情報の少なくともいずれかを含む。識別情報は、例えば通信ノードのシリアル番号、モデル番号、製造者識別子、又は法的認証情報(FCC ID等)の少なくともいずれかを含む。位置情報は、例えば緯度、経度、又は属する領域を示す情報(例えば、建物名又は住所区画を示す識別子)の少なくともいずれかを含む。登録情報は、登録手続きにおいて、通信ノードからSC200へ通知される。
SC200は、CRS300に含まれる通信ノードによる測定結果を示す情報に基づいてサブチャネライゼーションを行ってもよい。測定結果を示す情報は、いわゆるメジャメントレポートである。測定は、基地局3000から端末装置4000へのダウンリンク参照信号に基づく測定、端末装置4000から基地局3000へのアップリンク参照信号に基づく測定、又は端末装置4000同士のサイドリンク参照信号に基づく測定であってもよい。測定は、複数の狭帯域チャネルの少なくともいずれかを対象に行われる。測定結果を示す情報は、例えばRSRP(Reference Signal Received Power)、RSSI(Received Signal Strength Indicator)、RSRQ(Reference Signal Received Quality)、又は狭帯域チャネルあたりの干渉電力の少なくともいずれかを含む。測定結果を示す情報は、通信ノードからSC200へ通知される。とりわけ、スレーブCRS300Bに含まれる通信ノード(例えば、端末装置4000)は、複数の狭帯域チャネルの少なくともいずれかを対象に測定処理(即ち、メジャメント)を行う。そして、スレーブCRS300Bに含まれる通信ノードは、メジャメントレポートをマスタCRS300Aに含まれる通信ノード(例えば、基地局3000)へ報告する。
SC200は、CRS300に含まれる通信ノードの利用周波数情報に基づいてサブチャネライゼーションを行ってもよい。利用周波数情報は、通信ノードが利用して動作中の周波数を示す動作周波数情報、又は通信ノードが利用中の送信電力を示す情報の少なくともいずれかを含む。動作周波数情報は、中心周波数及び帯域幅、又は下限周波数及び上限周波数等を含み得る。利用周波数情報は、通信ノードからSC200へ通知される。
SC200は、第2の利用可能周波数情報を再計算する場合には、現在適用されている第2の利用可能周波数情報に基づいて、サブチャネライゼーションを行ってもよい。
以上、サブチャネライゼーションに用いられ得る情報の一例を説明した。
(4)サブチャネライゼーションの適応的実行
サブチャネライゼーションが一度行われた後、通信ノードの周波数利用状況に応じてサブチャネライゼーションが適応的に実行されてもよい。即ち、第2の利用可能周波数情報は、通信ノードの周波数利用状況に応じて更新(即ち、再計算)されてもよい。これにより、SC200は、サブチャネライゼーションを常に最適化し続けることが可能となる。
例えば、SC200は、新たにメジャメントレポートを取得した場合に、サブチャネライゼーションを再度行う。例えば、通信ノードの移動又は干渉状況の変化等に応じて、サブチャネライゼーションが再度行われる。これにより、周波数の利用効率を向上させることが可能である。
例えば、SC200は、GLDB100から提供される情報が更新された場合に、サブチャネライゼーションを再度行う。GLDB100から提供される情報としては、例えば第1の利用可能周波数情報、又は各種動作パラメータが挙げられる。例えば、一次システムによる周波数利用状況の変化に応じてサブチャネライゼーションが再度行われる。これにより、一次システムの保護を確実に遂行することが可能となる。
(5)第2の利用可能周波数の情報の通知
SC200は、サブチャネライゼーションの結果を示す情報、即ち第2の利用可能周波数情報を、通信ノードに通知する。CRS300は、SC200から第2の利用可能周波数情報を取得する。とりわけ、マスタCRS300に含まれる通信ノード(例えば、基地局3000)は、SC200から第2の利用可能周波数情報を取得して、スレーブCRS300に含まれる通信ノード(例えば、端末装置4000)に通知する。これにより、CRS300に含まれる通信ノードは、狭帯域チャネルを用いた通信が可能となる。
<3.2.処理の流れ>
以下、図14~図17を参照して、本実施形態に係るシステム1における処理の流れの一例を説明する。ここでは一例として、TV周波数帯での二次利用を想定し、上記非特許文献1で規定される用語を用いて説明する。もちろん、他の周波数帯であっても本技術は適用可能であり、非特許文献1における用語は他の類似の用語に置き換えられてもよい。
(1)基本的な二次利用処理
まず、図14を参照して、基本的な二次利用処理の流れを説明する。
図14は、本実施形態に係るシステム1において実行される基本的な二次利用処理の流れの一例を示すシーケンス図である。本シーケンスには、CRS300(より正確には、CRS300に含まれる通信ノード)、SC200及びGLDB100が関与する。
図14に示すように、まず、GLDB100、SC200及びCRS300は、登録(Registration)処理を行う(ステップS102)。具体的には、CRS300に含まれる通信ノードは、登録リクエスト(Registration Request)をSC200に送信する。登録リクエストには、例えば上記非特許文献1において、デバイスパラメータとして規定されている情報が含まれる。具体的には、登録リクエストには、通信ノードの技術的特徴を特定するための情報(例えば、ケイパビリティ情報)、及び通信ノードの位置情報が含まれる。SC200は、受信した登録リクエストを、GLDB100へ転送する。
次いで、GLDB100、SC200及びCRS300は、個別動作パラメータの問い合わせ(Specific Operational Parameters Inquiry)処理を行う(ステップS104)。具体的には、上記登録処理が完了した後、CRS300に含まれる通信ノードは、個別動作パラメータの問い合わせリクエストをSC200へ送信する。SC200は、受信した問い合わせリクエストをGLDB100へ転送する。SC200は、GLDB100から個別動作パラメータを取得すると、取得した個別動作パラメータをCRS300へ転送する。なお、個別動作パラメータは、各々の通信ノードに個別の動作パラメータであり、上述した第1の利用可能周波数情報に相当する。
次に、GLDB100、SC200及びCRS300は、チャネル利用パラメータの通知(Channel usage parameters notification)処理を行う(ステップS106)。CRS300に含まれる通信ノードは、取得した個別動作パラメータに基づいて、チャネル利用パラメータを決定する。より詳しくは、CRS300に含まれる通信ノードは、ひとつ以上の利用可能な通常帯域チャネルのうち、どの通常帯域チャネルを利用するか、及び当該通常帯域チャネルを利用する際の送信電力を決定する。チャネル利用パラメータは、上述した周波数利用情報に相当する。CRS300に含まれる通信ノードは、決定したチャネル利用パラメータをSC200へ送信する。SC200は、受信したチャネル利用パラメータを、GLDB100へ転送する。
そして、CRS300は、動作を開始する(ステップS108)。具体的には、CRS300に含まれる通信ノードは、チャネル利用パラメータに関する肯定応答(Acknowledgment)をGLDB100から受けると、自身が決定したチャネル利用パラメータに基づく動作を開始する。
(2)初回のサブチャネライゼーション処理
続いて、図15を参照して、サブチャネライゼーション処理の流れの一例を説明する。サブチャネライゼーション処理は、上記ステップS106におけるチャネル利用パラメータの決定前又は決定後に行われる。即ち、通常帯域チャネルの二次利用を開始する前にサブチャネライゼーション処理が行われ、始めから狭帯域チャネルの二次利用が開始されてもよいし、通常帯域チャネルの二次利用が一旦開始された後に、狭帯域チャネルに切り替えられてもよい。
図15は、本実施形態に係るシステム1において実行されるサブチャネライゼーション処理の流れの一例を示すシーケンス図である。本シーケンスには、スレーブCRS300B、マスタCRS300A、SC200及びGLDB100が関与する。なお、マスタCRS300Aに含まれる通信ノードは、例えば基地局3000である。スレーブCRS300Bに含まれる通信ノードは、例えば端末装置4000である。
マスタCRS300Aに含まれる通信ノードは、スレーブCRS300Bに含まれる通信ノードへの無線サービスの提供のために、一般動作パラメータ(Generic Operational Parameters)のリクエストを、SC200を介してGLDB100へ送信する(ステップS202)。ここで、一般動作パラメータは、マスタCRS300Aに含まれる通信ノードのカバレッジ内では場所を問わずに利用可能な周波数に関する情報である。一般動作パラメータは、主に、モビリティを有する端末によって利用される。
次いで、GLDB100は、一般動作パラメータをSC200へ送信する(ステップS204)。
次に、SC200は、サブチャネライゼーションを行う(ステップS206)。SC200は、このときスレーブCRS300Bの周波数利用状況が未知であるので、デフォルトの方法でサブチャネライゼーションを行い、第2の利用可能周波数情報を生成する。即ち、SC200は、通常帯域チャネルを、ひとつ以上の狭帯域チャネルにデフォルトの方法で分割する。SC200は、最大許容送信電力又はスペクトラムマスクも決定してもよい。なお、デフォルトの方法に基づくサブチャネライゼーションは、CRS300からSC200へチャネル利用パラメータが通知された場合に実施されてもよい。その場合、SC200は、チャネル利用パラメータ通知へのレスポンスとして、第2の利用可能周波数情報をCRS300に提供する。
次いで、SC200は、サブチャネライゼーション結果(即ち、第2の利用可能周波数情報)を一般動作パラメータと共にマスタCRS300Aに含まれる通信ノードへ送信する(S208)。
CRS300Aに含まれる通信ノードは、報知信号をブロードキャストする(ステップS210)。報知信号には、SC200から受信した、一般動作パラメータ及び第2の利用可能周波数情報が含まれる。また、報知信号には、メジャメントのためのメジャメントコンフィギュレーション情報が含まれる。
スレーブCRS300Bに含まれる通信ノードは、報知信号を取得すると、第2の利用可能周波数情報、及びメジャメントコンフィギュレーション情報に基づいて、メジャメントを行う(ステップS212)。例えば、スレーブCRS300Bに含まれる通信ノードは、各々の狭帯域チャネルにおける干渉電力を測定する。
次いで、スレーブCRS300Bに含まれる通信ノードは、メジャメント結果に基づいて、チャネル利用パラメータを選択する(ステップS214)。とりわけ、スレーブCRS300Bに含まれる通信ノードは、利用可能な1つ以上の狭帯域チャネルのうち、1つ以上の利用する狭帯域チャネルを選択する。
次に、スレーブCRS300Bに含まれる通信ノードは、選択した狭帯域チャネルにおいて、チャネル利用パラメータ通知(Channel Usage Parameter Notification)を、マスタCRS300Aに含まれる通信ノードへ送信し、マスタCRS300AはSC200へ転送する(ステップS216)。チャネル利用パラメータ通知には、メジャメントレポートが含まれる。
次いで、SC200は、受信したチャネル利用パラメータ通知からメジャメントレポートを除外してGLDB100へ転送する(ステップS218)。SC200は、メジャメントレポートもGLDB100へ転送してもよい。
(3)2回目以降のサブチャネライゼーション処理
続いて、サブチャネライゼーションが再実行される場合の処理の流れの一例を説明する。
・新たにメジャメントレポートが取得した場合
図16は、本実施形態に係るシステム1において実行されるサブチャネライゼーション処理の流れの一例を示すシーケンス図である。本シーケンスには、スレーブCRS300B、マスタCRS300A、SC200及びGLDB100が関与する。なお、マスタCRS300Aに含まれる通信ノードは、例えば基地局3000である。スレーブCRS300Bに含まれる通信ノードは、例えば端末装置4000である。
図16に示すように、まず、スレーブCRS300Bに含まれる通信ノードは、チャネル利用パラメータ通知をマスタCRS300Aに含まれる通信ノードへ送信し、マスタCRS300AはSC200へ転送する(ステップS302)。チャネル利用パラメータ通知には、メジャメントレポートが含まれる。
次いで、SC200は、受信したチャネル利用パラメータ通知からメジャメントレポートを除外してGLDB100へ転送する(ステップS304)。SC200は、メジャメントレポートもGLDB100へ転送してもよい。
次に、SC200は、受信したチャネル利用パラメータ通知に含まれるメジャメントレポートに基づいて、サブチャネライゼーションを行う(ステップS306)。
次いで、マスタCRS300Aに含まれる通信ノードは、一般動作パラメータのリクエストを、SC200を介してGLDB100へ送信する(ステップS308)。
次に、GLDB100は、一般動作パラメータをSC200へ送信する(ステップS310)。
そして、SC200は、GLDB100から受信した一般動作パラメータを、ステップS306におけるサブチャネライゼーション結果に基づいて更新する(ステップS312)。例えば、S306においては、通常帯域チャネルから狭帯域チャネルへの再分割が行われ、ステップS312においては、狭帯域チャネルにおける最大許容送信電力及びスペクトラムマスクが更新されてもよい。
次いで、SC200は、更新された一般動作パラメータをマスタCRS300Aに含まれる通信ノードへ送信する(ステップS314)。
次に、マスタCRS300Aに含まれる通信ノードは、更新された一般動作パラメータを含む報知信号をブロードキャストする(ステップS316)。
・GLDB100から提供される情報が更新された場合
図17は、本実施形態に係るシステム1において実行されるサブチャネライゼーション処理の流れの一例を示すシーケンス図である。本シーケンスには、スレーブCRS300B、マスタCRS300A、SC200及びGLDB100が関与する。なお、マスタCRS300Aに含まれる通信ノードは、例えば基地局3000である。スレーブCRS300Bに含まれる通信ノードは、例えば端末装置4000である。
図17に示すように、まず、マスタCRS300Aに含まれる通信ノードは、一般動作パラメータのリクエストを、SC200を介してGLDB100へ送信する(ステップS402)。
次いで、GLDB100は、一般動作パラメータをSC200へ送信する(ステップS404)。
次に、SC200は、受信した一般動作パラメータに基づいて、サブチャネライゼーションを行う(ステップ406)。ここで受信した一般動作パラメータは、以前受信したものと異なるものとする。
そして、SC200は、GLDB100から受信した一般動作パラメータを、ステップS406におけるサブチャネライゼーション結果に基づいて更新する(ステップS408)。例えば、S406においては、通常帯域チャネルから狭帯域チャネルへの再分割が行われ、ステップS408においては、狭帯域チャネルにおける最大許容送信電力及びスペクトラムマスクが更新されてもよい。
次いで、SC200は、更新された一般動作パラメータをマスタCRS300Aに含まれる通信ノードへ送信する(ステップS410)。
次に、マスタCRS300Aに含まれる通信ノードは、更新された一般動作パラメータを含む報知信号をブロードキャストする(ステップS412)。
<<4.実装例>>
図7に一例を示したシステム1の論理機能エンティティは、多様に実装され得る。以下、図18~図20を参照して、他の実装例に係るアーキテクチャを説明する。
・アドバンスドCRS
図18は、本実施形態に係る論理機能エンティティの他の実装例を説明するための図である。図18に示したアーキテクチャでは、システム1の論理機能エンティティが、GLDB100、アドバンスドCRS300A及びスレーブCRS300Bにマッピングされる。ここで、アドバンスドCRSとは、SC200としての機能を有するCRS300である。
GLDB100には、地理位置機能40、データベース機能50、インタフェース機能60及び通信機能70がマッピングされる。アドバンスドCRS300Aには、制御機能10、スペクトラム調整機能30、インタフェース機能60及び通信機能70がマッピングされる。スレーブCRS300Bには、制御機能10、測定機能20、インタフェース機能60及び通信機能70がマッピングされる。また、GLDB100とアドバンスドCRS300Aとの間に、リファレンスポイントA及びリファレンスポイントDがマッピングされる。アドバンスドCRS300AとスレーブCRS300Bとの間に、リファレンスポイントEがマッピングされる。
ここで、図18を参照すると、アドバンスドCRS300Aの内部で、制御機能10とスペクトラム調整機能30との間にインタフェース機能60及び通信機能70が介している。アドバンスドCRS300Aの構成は、かかる例に限定されず、図19に示すように、制御機能10とスペクトラム調整機能30との間にインタフェース機能60のみが介していてもよい。
図19は、本実施形態に係る論理機能エンティティの他の実装例を説明するための図である。図19に示したアーキテクチャは、アドバンスドCRS300Aの構成が制御機能10とスペクトラム調整機能30との間にインタフェース機能60のみが介する点で、図18に示したアーキテクチャと異なる。その他の構成は同様であるので、ここでの詳細な説明は省略する。
・サードパーティデータベース
例えば、規制得局(Regulatory)が一次システムの情報(Incumbent情報)を提供するレギュラトリーデータベースを管理し、サードパーティがCRS300に対して利用可能周波数情報を提供するWSDB(White Space Database)を運用する仕組みが実施され得る。このような場合、WSDBの独自機能として、SC200を実装することが可能である。即ち、SC200が周波数監理データベースに含まれて実装されてもよい。この場合のアーキテクチャの一例を、図20を参照して説明する。
図20は、本実施形態に係る論理機能エンティティの他の実装例を説明するための図である。図20に示したアーキテクチャでは、システム1の論理機能エンティティが、レギュラトリーデータベース500、WSDB400及びCRS300にマッピングされる。
レギュラトリーデータベース500には、データベース機能50、インタフェース機能60及び通信機能70がマッピングされる。WSDB400には、スペクトラム調整機能30、地理位置機能40、インタフェース機能60及び通信機能70がマッピングされる。CRS300には、制御機能10、インタフェース機能60及び通信機能70がマッピングされる。
<<5.応用例>>
本開示に係る技術は、様々な製品へ応用可能である。例えば、ネットワークマネージャ2000は、タワーサーバ、ラックサーバ、又はブレードサーバなどのいずれかの種類のサーバとして実現されてもよい。また、ネットワークマネージャ2000は、サーバに搭載される制御モジュール(例えば、1つのダイで構成される集積回路モジュール、又はブレードサーバのスロットに挿入されるカード若しくはブレード)であってもよい。
また、例えば、基地局3000は、マクロeNB又はスモールeNBなどのいずれかの種類のeNB(evolved Node B)として実現されてもよい。スモールeNBは、ピコeNB、マイクロeNB又はホーム(フェムト)eNBなどの、マクロセルよりも小さいセルをカバーするeNBであってよい。その代わりに、基地局3000は、NodeB又はBTS(Base Transceiver Station)などの他の種類の基地局として実現されてもよい。基地局3000は、無線通信を制御する本体(基地局装置ともいう)と、本体とは別の場所に配置される1つ以上のRRH(Remote Radio Head)とを含んでもよい。また、後述する様々な種類の端末が一時的に又は半永続的に基地局機能を実行することにより、基地局3000として動作してもよい。
また、例えば、端末装置4000は、スマートフォン、タブレットPC(Personal Computer)、ノートPC、携帯型ゲーム端末、携帯型/ドングル型のモバイルルータ若しくはデジタルカメラなどのモバイル端末、又はカーナビゲーション装置などの車載端末として実現されてもよい。また、端末装置4000は、M2M(Machine To Machine)通信を行う端末(MTC(Machine Type Communication)端末ともいう)として実現されてもよい。さらに、端末装置4000は、これら端末に搭載される無線通信モジュール(例えば、1つのダイで構成される集積回路モジュール)であってもよい。
<5.1.ネットワークマネージャに関する応用例>
図21は、本開示に係る技術が適用され得るサーバ700の概略的な構成の一例を示すブロック図である。サーバ700は、プロセッサ701、メモリ702、ストレージ703、ネットワークインタフェース704及びバス706を備える。
プロセッサ701は、例えばCPU(Central Processing Unit)又はDSP(Digital Signal Processor)であってよく、サーバ700の各種機能を制御する。メモリ702は、RAM(Random Access Memory)及びROM(Read Only Memory)を含み、プロセッサ701により実行されるプログラム及びデータを記憶する。ストレージ703は、半導体メモリ又はハードディスクなどの記憶媒体を含み得る。
ネットワークインタフェース704は、サーバ700を有線通信ネットワーク705に接続するための有線通信インタフェースである。有線通信ネットワーク705は、EPC(Evolved Packet Core)などのコアネットワークであってもよく、又はインターネットなどのPDN(Packet Data Network)であってもよい。
バス706は、プロセッサ701、メモリ702、ストレージ703及びネットワークインタフェース704を互いに接続する。バス706は、速度の異なる2つ以上のバス(例えば、高速バス及び低速バス)を含んでもよい。
図21に示したサーバ700において、図4を参照して説明したネットワークマネージャ2000に含まれる1つ以上の構成要素(制御部2030)は、プロセッサ701において実装されてもよい。一例として、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラム(換言すると、プロセッサに上記1つ以上の構成要素の動作を実行させるためのプログラム)がサーバ700にインストールされ、プロセッサ701が当該プログラムを実行してもよい。別の例として、サーバ700は、プロセッサ701及びメモリ702を含むモジュールを搭載し、当該モジュールにおいて上記1つ以上の構成要素が実装されてもよい。この場合に、上記モジュールは、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラムをメモリ702に記憶し、当該プログラムをプロセッサ701により実行してもよい。以上のように、上記1つ以上の構成要素を備える装置としてサーバ700又は上記モジュールが提供されてもよく、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるための上記プログラムが提供されてもよい。また、上記プログラムを記録した読み取り可能な記録媒体が提供されてもよい。
また、図21に示したサーバ700において、例えば、図4を参照して説明したネットワーク通信部2010は、ネットワークインタフェース704において実装されてもよい。また、記憶部2020は、メモリ702及び/又はストレージ703において実装されてもよい。
<5.2.基地局に関する応用例>
(第1の応用例)
図22は、本開示に係る技術が適用され得るeNBの概略的な構成の第1の例を示すブロック図である。eNB800は、1つ以上のアンテナ810、及び基地局装置820を有する。各アンテナ810及び基地局装置820は、RFケーブルを介して互いに接続され得る。
アンテナ810の各々は、単一の又は複数のアンテナ素子(例えば、MIMOアンテナを構成する複数のアンテナ素子)を有し、基地局装置820による無線信号の送受信のために使用される。eNB800は、図22に示したように複数のアンテナ810を有し、複数のアンテナ810は、例えばeNB800が使用する複数の周波数帯域にそれぞれ対応してもよい。なお、図22にはeNB800が複数のアンテナ810を有する例を示したが、eNB800は単一のアンテナ810を有してもよい。
基地局装置820は、コントローラ821、メモリ822、ネットワークインタフェース823及び無線通信インタフェース825を備える。
コントローラ821は、例えばCPU又はDSPであってよく、基地局装置820の上位レイヤの様々な機能を動作させる。例えば、コントローラ821は、無線通信インタフェース825により処理された信号内のデータからデータパケットを生成し、生成したパケットをネットワークインタフェース823を介して転送する。コントローラ821は、複数のベースバンドプロセッサからのデータをバンドリングすることによりバンドルドパケットを生成し、生成したバンドルドパケットを転送してもよい。また、コントローラ821は、無線リソース管理(Radio Resource Control)、無線ベアラ制御(Radio Bearer Control)、移動性管理(Mobility Management)、流入制御(Admission Control)又はスケジューリング(Scheduling)などの制御を実行する論理的な機能を有してもよい。また、当該制御は、周辺のeNB又はコアネットワークノードと連携して実行されてもよい。メモリ822は、RAM及びROMを含み、コントローラ821により実行されるプログラム、及び様々な制御データ(例えば、端末リスト、送信電力データ及びスケジューリングデータなど)を記憶する。
ネットワークインタフェース823は、基地局装置820をコアネットワーク824に接続するための通信インタフェースである。コントローラ821は、ネットワークインタフェース823を介して、コアネットワークノード又は他のeNBと通信してもよい。その場合に、eNB800と、コアネットワークノード又は他のeNBとは、論理的なインタフェース(例えば、S1インタフェース又はX2インタフェース)により互いに接続されてもよい。ネットワークインタフェース823は、有線通信インタフェースであってもよく、又は無線バックホールのための無線通信インタフェースであってもよい。ネットワークインタフェース823が無線通信インタフェースである場合、ネットワークインタフェース823は、無線通信インタフェース825により使用される周波数帯域よりもより高い周波数帯域を無線通信に使用してもよい。
無線通信インタフェース825は、LTE(Long Term Evolution)又はLTE-Advancedなどのいずれかのセルラー通信方式をサポートし、アンテナ810を介して、eNB800のセル内に位置する端末に無線接続を提供する。無線通信インタフェース825は、典型的には、ベースバンド(BB)プロセッサ826及びRF回路827などを含み得る。BBプロセッサ826は、例えば、符号化/復号、変調/復調及び多重化/逆多重化などを行なってよく、各レイヤ(例えば、L1、MAC(Medium Access Control)、RLC(Radio Link Control)及びPDCP(Packet Data Convergence Protocol))の様々な信号処理を実行する。BBプロセッサ826は、コントローラ821の代わりに、上述した論理的な機能の一部又は全部を有してもよい。BBプロセッサ826は、通信制御プログラムを記憶するメモリ、当該プログラムを実行するプロセッサ及び関連する回路を含むモジュールであってもよく、BBプロセッサ826の機能は、上記プログラムのアップデートにより変更可能であってもよい。また、上記モジュールは、基地局装置820のスロットに挿入されるカード若しくはブレードであってもよく、又は上記カード若しくは上記ブレードに搭載されるチップであってもよい。一方、RF回路827は、ミキサ、フィルタ及びアンプなどを含んでもよく、アンテナ810を介して無線信号を送受信する。
無線通信インタフェース825は、図22に示したように複数のBBプロセッサ826を含み、複数のBBプロセッサ826は、例えばeNB800が使用する複数の周波数帯域にそれぞれ対応してもよい。また、無線通信インタフェース825は、図22に示したように複数のRF回路827を含み、複数のRF回路827は、例えば複数のアンテナ素子にそれぞれ対応してもよい。なお、図22には無線通信インタフェース825が複数のBBプロセッサ826及び複数のRF回路827を含む例を示したが、無線通信インタフェース825は単一のBBプロセッサ826又は単一のRF回路827を含んでもよい。
図22に示したeNB800において、図5を参照して説明した基地局3000に含まれる1つ以上の構成要素(制御部3050)は、無線通信インタフェース825において実装されてもよい。あるいは、これらの構成要素の少なくとも一部は、コントローラ821において実装されてもよい。一例として、eNB800は、無線通信インタフェース825の一部(例えば、BBプロセッサ826)若しくは全部、及び/又はコントローラ821を含むモジュールを搭載し、当該モジュールにおいて上記1つ以上の構成要素が実装されてもよい。この場合に、上記モジュールは、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラム(換言すると、プロセッサに上記1つ以上の構成要素の動作を実行させるためのプログラム)を記憶し、当該プログラムを実行してもよい。別の例として、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラムがeNB800にインストールされ、無線通信インタフェース825(例えば、BBプロセッサ826)及び/又はコントローラ821が当該プログラムを実行してもよい。以上のように、上記1つ以上の構成要素を備える装置としてeNB800、基地局装置820又は上記モジュールが提供されてもよく、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラムが提供されてもよい。また、上記プログラムを記録した読み取り可能な記録媒体が提供されてもよい。
また、図22に示したeNB800において、図5を参照して説明した無線通信部3020は、無線通信インタフェース825(例えば、RF回路827)において実装されてもよい。また、アンテナ部3010は、アンテナ810において実装されてもよい。また、ネットワーク通信部3030は、コントローラ821及び/又はネットワークインタフェース823において実装されてもよい。また、記憶部3040は、メモリ822において実装されてもよい。
(第2の応用例)
図23は、本開示に係る技術が適用され得るeNBの概略的な構成の第2の例を示すブロック図である。eNB830は、1つ以上のアンテナ840、基地局装置850、及びRRH860を有する。各アンテナ840及びRRH860は、RFケーブルを介して互いに接続され得る。また、基地局装置850及びRRH860は、光ファイバケーブルなどの高速回線で互いに接続され得る。
アンテナ840の各々は、単一の又は複数のアンテナ素子(例えば、MIMOアンテナを構成する複数のアンテナ素子)を有し、RRH860による無線信号の送受信のために使用される。eNB830は、図23に示したように複数のアンテナ840を有し、複数のアンテナ840は、例えばeNB830が使用する複数の周波数帯域にそれぞれ対応してもよい。なお、図23にはeNB830が複数のアンテナ840を有する例を示したが、eNB830は単一のアンテナ840を有してもよい。
基地局装置850は、コントローラ851、メモリ852、ネットワークインタフェース853、無線通信インタフェース855及び接続インタフェース857を備える。コントローラ851、メモリ852及びネットワークインタフェース853は、図22を参照して説明したコントローラ821、メモリ822及びネットワークインタフェース823と同様のものである。
無線通信インタフェース855は、LTE又はLTE-Advancedなどのいずれかのセルラー通信方式をサポートし、RRH860及びアンテナ840を介して、RRH860に対応するセクタ内に位置する端末に無線接続を提供する。無線通信インタフェース855は、典型的には、BBプロセッサ856などを含み得る。BBプロセッサ856は、接続インタフェース857を介してRRH860のRF回路864と接続されることを除き、図22を参照して説明したBBプロセッサ826と同様のものである。無線通信インタフェース855は、図23に示したように複数のBBプロセッサ856を含み、複数のBBプロセッサ856は、例えばeNB830が使用する複数の周波数帯域にそれぞれ対応してもよい。なお、図23には無線通信インタフェース855が複数のBBプロセッサ856を含む例を示したが、無線通信インタフェース855は単一のBBプロセッサ856を含んでもよい。
接続インタフェース857は、基地局装置850(無線通信インタフェース855)をRRH860と接続するためのインタフェースである。接続インタフェース857は、基地局装置850(無線通信インタフェース855)とRRH860とを接続する上記高速回線での通信のための通信モジュールであってもよい。
また、RRH860は、接続インタフェース861及び無線通信インタフェース863を備える。
接続インタフェース861は、RRH860(無線通信インタフェース863)を基地局装置850と接続するためのインタフェースである。接続インタフェース861は、上記高速回線での通信のための通信モジュールであってもよい。
無線通信インタフェース863は、アンテナ840を介して無線信号を送受信する。無線通信インタフェース863は、典型的には、RF回路864などを含み得る。RF回路864は、ミキサ、フィルタ及びアンプなどを含んでもよく、アンテナ840を介して無線信号を送受信する。無線通信インタフェース863は、図23に示したように複数のRF回路864を含み、複数のRF回路864は、例えば複数のアンテナ素子にそれぞれ対応してもよい。なお、図23には無線通信インタフェース863が複数のRF回路864を含む例を示したが、無線通信インタフェース863は単一のRF回路864を含んでもよい。
図23に示したeNB830において、図5を参照して説明した基地局3000に含まれる1つ以上の構成要素(制御部3050)は、無線通信インタフェース855及び/又は無線通信インタフェース863において実装されてもよい。あるいは、これらの構成要素の少なくとも一部は、コントローラ851において実装されてもよい。一例として、eNB830は、無線通信インタフェース855の一部(例えば、BBプロセッサ856)若しくは全部、及び/又はコントローラ851を含むモジュールを搭載し、当該モジュールにおいて上記1つ以上の構成要素が実装されてもよい。この場合に、上記モジュールは、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラム(換言すると、プロセッサに上記1つ以上の構成要素の動作を実行させるためのプログラム)を記憶し、当該プログラムを実行してもよい。別の例として、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラムがeNB830にインストールされ、無線通信インタフェース855(例えば、BBプロセッサ856)及び/又はコントローラ851が当該プログラムを実行してもよい。以上のように、上記1つ以上の構成要素を備える装置としてeNB830、基地局装置850又は上記モジュールが提供されてもよく、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラムが提供されてもよい。また、上記プログラムを記録した読み取り可能な記録媒体が提供されてもよい。
また、図23に示したeNB830において、例えば、図5を参照して説明した無線通信部3020は、無線通信インタフェース863(例えば、RF回路864)において実装されてもよい。また、アンテナ部3010は、アンテナ840において実装されてもよい。また、ネットワーク通信部3030は、コントローラ851及び/又はネットワークインタフェース853において実装されてもよい。また、記憶部3040は、メモリ852において実装されてもよい。
<5.3.端末装置に関する応用例>
(第1の応用例)
図24は、本開示に係る技術が適用され得るスマートフォン900の概略的な構成の一例を示すブロック図である。スマートフォン900は、プロセッサ901、メモリ902、ストレージ903、外部接続インタフェース904、カメラ906、センサ907、マイクロフォン908、入力デバイス909、表示デバイス910、スピーカ911、無線通信インタフェース912、1つ以上のアンテナスイッチ915、1つ以上のアンテナ916、バス917、バッテリー918及び補助コントローラ919を備える。
プロセッサ901は、例えばCPU又はSoC(System on Chip)であってよく、スマートフォン900のアプリケーションレイヤ及びその他のレイヤの機能を制御する。メモリ902は、RAM及びROMを含み、プロセッサ901により実行されるプログラム及びデータを記憶する。ストレージ903は、半導体メモリ又はハードディスクなどの記憶媒体を含み得る。外部接続インタフェース904は、メモリーカード又はUSB(Universal Serial Bus)デバイスなどの外付けデバイスをスマートフォン900へ接続するためのインタフェースである。
カメラ906は、例えば、CCD(Charge Coupled Device)又はCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)などの撮像素子を有し、撮像画像を生成する。センサ907は、例えば、測位センサ、ジャイロセンサ、地磁気センサ及び加速度センサなどのセンサ群を含み得る。マイクロフォン908は、スマートフォン900へ入力される音声を音声信号へ変換する。入力デバイス909は、例えば、表示デバイス910の画面上へのタッチを検出するタッチセンサ、キーパッド、キーボード、ボタン又はスイッチなどを含み、ユーザからの操作又は情報入力を受け付ける。表示デバイス910は、液晶ディスプレイ(LCD)又は有機発光ダイオード(OLED)ディスプレイなどの画面を有し、スマートフォン900の出力画像を表示する。スピーカ911は、スマートフォン900から出力される音声信号を音声に変換する。
無線通信インタフェース912は、LTE又はLTE-Advancedなどのいずれかのセルラー通信方式をサポートし、無線通信を実行する。無線通信インタフェース912は、典型的には、BBプロセッサ913及びRF回路914などを含み得る。BBプロセッサ913は、例えば、符号化/復号、変調/復調及び多重化/逆多重化などを行なってよく、無線通信のための様々な信号処理を実行する。一方、RF回路914は、ミキサ、フィルタ及びアンプなどを含んでもよく、アンテナ916を介して無線信号を送受信する。無線通信インタフェース912は、BBプロセッサ913及びRF回路914を集積したワンチップのモジュールであってもよい。無線通信インタフェース912は、図24に示したように複数のBBプロセッサ913及び複数のRF回路914を含んでもよい。なお、図24には無線通信インタフェース912が複数のBBプロセッサ913及び複数のRF回路914を含む例を示したが、無線通信インタフェース912は単一のBBプロセッサ913又は単一のRF回路914を含んでもよい。
さらに、無線通信インタフェース912は、セルラー通信方式に加えて、近距離無線通信方式、近接無線通信方式又は無線LAN(Local Area Network)方式などの他の種類の無線通信方式をサポートしてもよく、その場合に、無線通信方式ごとのBBプロセッサ913及びRF回路914を含んでもよい。
アンテナスイッチ915の各々は、無線通信インタフェース912に含まれる複数の回路(例えば、異なる無線通信方式のための回路)の間でアンテナ916の接続先を切り替える。
アンテナ916の各々は、単一の又は複数のアンテナ素子(例えば、MIMOアンテナを構成する複数のアンテナ素子)を有し、無線通信インタフェース912による無線信号の送受信のために使用される。スマートフォン900は、図24に示したように複数のアンテナ916を有してもよい。なお、図24にはスマートフォン900が複数のアンテナ916を有する例を示したが、スマートフォン900は単一のアンテナ916を有してもよい。
さらに、スマートフォン900は、無線通信方式ごとにアンテナ916を備えてもよい。その場合に、アンテナスイッチ915は、スマートフォン900の構成から省略されてもよい。
バス917は、プロセッサ901、メモリ902、ストレージ903、外部接続インタフェース904、カメラ906、センサ907、マイクロフォン908、入力デバイス909、表示デバイス910、スピーカ911、無線通信インタフェース912及び補助コントローラ919を互いに接続する。バッテリー918は、図中に破線で部分的に示した給電ラインを介して、図24に示したスマートフォン900の各ブロックへ電力を供給する。補助コントローラ919は、例えば、スリープモードにおいて、スマートフォン900の必要最低限の機能を動作させる。
図24に示したスマートフォン900において、図6を参照して説明した端末装置4000に含まれる1つ以上の構成要素(制御部4040)は、無線通信インタフェース912において実装されてもよい。あるいは、これらの構成要素の少なくとも一部は、プロセッサ901又は補助コントローラ919において実装されてもよい。一例として、スマートフォン900は、無線通信インタフェース912の一部(例えば、BBプロセッサ913)若しくは全部、プロセッサ901、及び/又は補助コントローラ919を含むモジュールを搭載し、当該モジュールにおいて上記1つ以上の構成要素が実装されてもよい。この場合に、上記モジュールは、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラム(換言すると、プロセッサに上記1つ以上の構成要素の動作を実行させるためのプログラム)を記憶し、当該プログラムを実行してもよい。別の例として、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラムがスマートフォン900にインストールされ、無線通信インタフェース912(例えば、BBプロセッサ913)、プロセッサ901、及び/又は補助コントローラ919が当該プログラムを実行してもよい。以上のように、上記1つ以上の構成要素を備える装置としてスマートフォン900又は上記モジュールが提供されてもよく、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラムが提供されてもよい。また、上記プログラムを記録した読み取り可能な記録媒体が提供されてもよい。
また、図24に示したスマートフォン900において、例えば、図6を参照して説明した無線通信部4020は、無線通信インタフェース912(例えば、RF回路914)において実装されてもよい。また、アンテナ部4010は、アンテナ916において実装されてもよい。また、記憶部4030は、メモリ902において実装されてもよい。
(第2の応用例)
図25は、本開示に係る技術が適用され得るカーナビゲーション装置920の概略的な構成の一例を示すブロック図である。カーナビゲーション装置920は、プロセッサ921、メモリ922、GPS(Global Positioning System)モジュール924、センサ925、データインタフェース926、コンテンツプレーヤ927、記憶媒体インタフェース928、入力デバイス929、表示デバイス930、スピーカ931、無線通信インタフェース933、1つ以上のアンテナスイッチ936、1つ以上のアンテナ937及びバッテリー938を備える。
プロセッサ921は、例えばCPU又はSoCであってよく、カーナビゲーション装置920のナビゲーション機能及びその他の機能を制御する。メモリ922は、RAM及びROMを含み、プロセッサ921により実行されるプログラム及びデータを記憶する。
GPSモジュール924は、GPS衛星から受信されるGPS信号を用いて、カーナビゲーション装置920の位置(例えば、緯度、経度及び高度)を測定する。センサ925は、例えば、ジャイロセンサ、地磁気センサ及び気圧センサなどのセンサ群を含み得る。データインタフェース926は、例えば、図示しない端子を介して車載ネットワーク941に接続され、車速データなどの車両側で生成されるデータを取得する。
コンテンツプレーヤ927は、記憶媒体インタフェース928に挿入される記憶媒体(例えば、CD又はDVD)に記憶されているコンテンツを再生する。入力デバイス929は、例えば、表示デバイス930の画面上へのタッチを検出するタッチセンサ、ボタン又はスイッチなどを含み、ユーザからの操作又は情報入力を受け付ける。表示デバイス930は、LCD又はOLEDディスプレイなどの画面を有し、ナビゲーション機能又は再生されるコンテンツの画像を表示する。スピーカ931は、ナビゲーション機能又は再生されるコンテンツの音声を出力する。
無線通信インタフェース933は、LTE又はLTE-Advancedなどのいずれかのセルラー通信方式をサポートし、無線通信を実行する。無線通信インタフェース933は、典型的には、BBプロセッサ934及びRF回路935などを含み得る。BBプロセッサ934は、例えば、符号化/復号、変調/復調及び多重化/逆多重化などを行なってよく、無線通信のための様々な信号処理を実行する。一方、RF回路935は、ミキサ、フィルタ及びアンプなどを含んでもよく、アンテナ937を介して無線信号を送受信する。無線通信インタフェース933は、BBプロセッサ934及びRF回路935を集積したワンチップのモジュールであってもよい。無線通信インタフェース933は、図25に示したように複数のBBプロセッサ934及び複数のRF回路935を含んでもよい。なお、図25には無線通信インタフェース933が複数のBBプロセッサ934及び複数のRF回路935を含む例を示したが、無線通信インタフェース933は単一のBBプロセッサ934又は単一のRF回路935を含んでもよい。
さらに、無線通信インタフェース933は、セルラー通信方式に加えて、近距離無線通信方式、近接無線通信方式又は無線LAN方式などの他の種類の無線通信方式をサポートしてもよく、その場合に、無線通信方式ごとのBBプロセッサ934及びRF回路935を含んでもよい。
アンテナスイッチ936の各々は、無線通信インタフェース933に含まれる複数の回路(例えば、異なる無線通信方式のための回路)の間でアンテナ937の接続先を切り替える。
アンテナ937の各々は、単一の又は複数のアンテナ素子(例えば、MIMOアンテナを構成する複数のアンテナ素子)を有し、無線通信インタフェース933による無線信号の送受信のために使用される。カーナビゲーション装置920は、図25に示したように複数のアンテナ937を有してもよい。なお、図25にはカーナビゲーション装置920が複数のアンテナ937を有する例を示したが、カーナビゲーション装置920は単一のアンテナ937を有してもよい。
さらに、カーナビゲーション装置920は、無線通信方式ごとにアンテナ937を備えてもよい。その場合に、アンテナスイッチ936は、カーナビゲーション装置920の構成から省略されてもよい。
バッテリー938は、図中に破線で部分的に示した給電ラインを介して、図25に示したカーナビゲーション装置920の各ブロックへ電力を供給する。また、バッテリー938は、車両側から給電される電力を蓄積する。
図25に示したカーナビゲーション装置920において、図6を参照して説明した端末装置4000に含まれる1つ以上の構成要素(制御部4040)は、無線通信インタフェース933において実装されてもよい。あるいは、これらの構成要素の少なくとも一部は、プロセッサ921において実装されてもよい。一例として、カーナビゲーション装置920は、無線通信インタフェース933の一部(例えば、BBプロセッサ934)若しくは全部及び/又はプロセッサ921を含むモジュールを搭載し、当該モジュールにおいて上記1つ以上の構成要素が実装されてもよい。この場合に、上記モジュールは、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラム(換言すると、プロセッサに上記1つ以上の構成要素の動作を実行させるためのプログラム)を記憶し、当該プログラムを実行してもよい。別の例として、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラムがカーナビゲーション装置920にインストールされ、無線通信インタフェース933(例えば、BBプロセッサ934)及び/又はプロセッサ921が当該プログラムを実行してもよい。以上のように、上記1つ以上の構成要素を備える装置としてカーナビゲーション装置920又は上記モジュールが提供されてもよく、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラムが提供されてもよい。また、上記プログラムを記録した読み取り可能な記録媒体が提供されてもよい。
また、図25に示したカーナビゲーション装置920において、例えば、図6を参照して説明した無線通信部4020は、無線通信インタフェース933(例えば、RF回路935)において実装されてもよい。また、アンテナ部4010は、アンテナ937において実装されてもよい。また、記憶部4030は、メモリ922において実装されてもよい。
また、本開示に係る技術は、上述したカーナビゲーション装置920の1つ以上のブロックと、車載ネットワーク941と、車両側モジュール942とを含む車載システム(又は車両)940として実現されてもよい。車両側モジュール942は、車速、エンジン回転数又は故障情報などの車両側データを生成し、生成したデータを車載ネットワーク941へ出力する。
<<6.まとめ>>
以上、図1~図25を参照して、本開示の一実施形態について詳細に説明した。上記説明したように、本実施形態に係るSC200は、周波数監理データベースによりCRSに含まれる少なくともひとつの通信ノードが利用可能な周波数帯域として指示された第1の周波数帯域を、通信ノードのケイパビリティ情報及び通信ノードによる測定結果を示す情報に基づいて、複数の第2の周波数帯域に分割する分割処理を行う。これにより、通信ノードは、周波数監理データベースから利用可能な周波数帯域として指示される通常帯域チャネルよりもより狭い帯域幅を有する、狭帯域チャネルを二次利用することが可能になる。よって、例えば狭帯域WSDへのチャネル割り当ての自由度が向上し、それに伴い、システム干渉低減、及び周波数利用効率の向上といった効果が期待される。
以上、添付図面を参照しながら本開示の好適な実施形態について詳細に説明したが、本開示の技術的範囲はかかる例に限定されない。本開示の技術分野における通常の知識を有する者であれば、請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
また、本明細書においてフローチャート及びシーケンス図を用いて説明した処理は、必ずしも図示された順序で実行されなくてもよい。いくつかの処理ステップは、並列的に実行されてもよい。また、追加的な処理ステップが採用されてもよく、一部の処理ステップが省略されてもよい。
また、本明細書に記載された効果は、あくまで説明的または例示的なものであって限定的ではない。つまり、本開示に係る技術は、上記の効果とともに、または上記の効果に代えて、本明細書の記載から当業者には明らかな他の効果を奏しうる。
なお、以下のような構成も本開示の技術的範囲に属する。
(1)
周波数監理データベースにより少なくともひとつの通信ノードが利用可能な周波数帯域として指示された第1の周波数帯域を、前記通信ノードのケイパビリティ情報及び前記通信ノードによる測定結果を示す情報に基づいて、複数の第2の周波数帯域に分割する分割処理を行う制御部、
を備える制御装置。
(2)
前記制御部は、前記分割処理として、各々の前記第2の周波数帯域の帯域幅及び中心周波数、下限周波数及び上限周波数、又は隣接する前記第2の周波数帯域同士の間隔の少なくともいずれかを決定する、前記(1)に記載の制御装置。
(3)
前記制御部は、前記分割処理として、前記第2の周波数帯域のスペクトラムマスクを決定する、前記(2)に記載の制御装置。
(4)
前記制御部は、前記分割処理として、前記第2の周波数帯域に対応付けられる最大許容送信電力を決定する、前記(3)に記載の制御装置。
(5)
前記制御部は、前記通信ノードの位置情報に基づいて前記分割処理を行う、前記(1)~(4)のいずれか一項に記載の制御装置。
(6)
前記制御部は、前記第1の周波数帯域に対応付けられた最大許容送信電力を示す情報に基づいて前記分割処理を行う、前記(1)~(5)のいずれか一項に記載の制御装置。
(7)
前記制御部は、前記分割処理の結果を示す情報を前記通信ノードに通知する、前記(1)~(6)のいずれか一項に記載の制御装置。
(8)
前記制御部は、新たに前記測定結果を示す情報を取得した場合に、前記分割処理を再度行う、前記(1)~(7)のいずれか一項に記載の制御装置。
(9)
前記制御部は、前記周波数監理データベースから提供される情報が更新された場合に、前記分割処理を再度行う、前記(1)~(8)のいずれか一項に記載の制御装置。
(10)
前記制御装置は、前記周波数監理データベースに含まれる、前記(1)~(9)のいずれか一項に記載の制御装置。
(11)
端末装置と通信する基地局であって、
前記端末装置のケイパビリティ情報を制御装置に通知し、周波数監理データベースにより前記基地局が利用可能な周波数帯域として指示された第1の周波数帯域を複数の第2の周波数帯域に分割する分割処理の結果を示す情報を前記制御装置から取得して前記端末装置に通知する制御部、
を備える基地局。
(12)
前記制御部は、前記基地局のケイパビリティ情報を前記制御装置に通知する、前記(11)に記載の基地局。
(13)
前記制御部は、前記分割処理を行う、前記(11)又は(12)に記載の基地局。
(14)
基地局と通信する端末装置であって、
周波数監理データベースにより前記基地局が利用可能な周波数帯域として指示された第1の周波数帯域を複数の第2の周波数帯域に分割する分割処理の結果を示す情報を取得し、前記複数の第2の周波数帯域の少なくともいずれかを対象に測定処理を行い、測定結果を示す情報を前記基地局へ報告する制御部、
を備える端末装置。
(15)
周波数監理データベースにより少なくともひとつの通信ノードが利用可能な周波数帯域として指示された第1の周波数帯域を、前記通信ノードのケイパビリティ情報及び前記通信ノードによる測定結果を示す情報に基づいて、複数の第2の周波数帯域に分割する分割処理を行うこと、
を含むプロセッサにより実行される方法。
(16)
端末装置と通信する基地局により実行される方法であって、
前記端末装置のケイパビリティ情報を制御装置に通知し、周波数監理データベースにより前記基地局が利用可能な周波数帯域として指示された第1の周波数帯域を複数の第2の周波数帯域に分割する分割処理の結果を示す情報を前記制御装置から取得して前記端末装置に通知すること、
を含む方法。
(17)
基地局と通信する端末装置により実行される方法であって、
周波数監理データベースにより前記基地局が利用可能な周波数帯域として指示された第1の周波数帯域を複数の第2の周波数帯域に分割する分割処理の結果を示す情報を取得し、前記複数の第2の周波数帯域の少なくともいずれかを対象に測定処理を行い、測定結果を示す情報を前記基地局へ報告すること、
を含む方法。
(18)
コンピュータを、
周波数監理データベースにより少なくともひとつの通信ノードが利用可能な周波数帯域として指示された第1の周波数帯域を、前記通信ノードのケイパビリティ情報及び前記通信ノードによる測定結果を示す情報に基づいて、複数の第2の周波数帯域に分割する分割処理を行う制御部、
として機能させるためのプログラムが記録された記録媒体。
(19)
コンピュータを、
端末装置のケイパビリティ情報を制御装置に通知し、周波数監理データベースにより前記端末装置と通信する基地局が利用可能な周波数帯域として指示された第1の周波数帯域を複数の第2の周波数帯域に分割する分割処理の結果を示す情報を前記制御装置から取得して、前記端末装置に通知する制御部、
として機能させるためのプログラムが記録された記録媒体。
(20)
コンピュータを
周波数監理データベースにより基地局が利用可能な周波数帯域として指示された第1の周波数帯域を複数の第2の周波数帯域に分割する分割処理の結果を示す情報を取得し、前記複数の第2の周波数帯域の少なくともいずれかを対象に測定処理を行い、測定結果を示す情報を前記基地局へ報告する制御部、
として機能させるためのプログラムが記録された記録媒体。
1 システム
10 制御機能
20 測定機能
30 スペクトラム調整機能
40 地理位置機能
50 データベース機能
60 インタフェース機能
70 通信機能
100 GLDB(Geolocation Database)
200 SC(Spectrum Coordinator)
300 CRS(Cognitive Radio System)
1000 周波数監理データベース
2000 ネットワークマネージャ
3000 基地局
4000 端末装置

Claims (20)

  1. 周波数監理データベースにより少なくともひとつの通信ノードが利用可能な周波数帯域として指示された第1の周波数帯域を、前記通信ノードのケイパビリティ情報及び前記通信ノードによる測定結果を示す情報に基づいて、複数の第2の周波数帯域に分割する分割処理を行う制御部、
    を備える制御装置。
  2. 前記制御部は、前記分割処理として、各々の前記第2の周波数帯域の帯域幅及び中心周波数、下限周波数及び上限周波数、又は隣接する前記第2の周波数帯域同士の間隔の少なくともいずれかを決定する、請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記制御部は、前記分割処理として、前記第2の周波数帯域のスペクトラムマスクを決定する、請求項2に記載の制御装置。
  4. 前記制御部は、前記分割処理として、前記第2の周波数帯域に対応付けられる最大許容送信電力を決定する、請求項3に記載の制御装置。
  5. 前記制御部は、前記通信ノードの位置情報に基づいて前記分割処理を行う、請求項1に記載の制御装置。
  6. 前記制御部は、前記第1の周波数帯域に対応付けられた最大許容送信電力を示す情報に基づいて前記分割処理を行う、請求項1に記載の制御装置。
  7. 前記制御部は、前記分割処理の結果を示す情報を前記通信ノードに通知する、請求項1に記載の制御装置。
  8. 前記制御部は、新たに前記測定結果を示す情報を取得した場合に、前記分割処理を再度行う、請求項1に記載の制御装置。
  9. 前記制御部は、前記周波数監理データベースから提供される情報が更新された場合に、前記分割処理を再度行う、請求項1に記載の制御装置。
  10. 前記制御装置は、前記周波数監理データベースに含まれる、請求項1に記載の制御装置。
  11. 端末装置と通信する基地局であって、
    前記端末装置のケイパビリティ情報を制御装置に通知し、周波数監理データベースにより前記基地局が利用可能な周波数帯域として指示された第1の周波数帯域を複数の第2の周波数帯域に分割する分割処理の結果を示す情報を前記制御装置から取得して前記端末装置に通知する制御部、
    を備える基地局。
  12. 前記制御部は、前記基地局のケイパビリティ情報を前記制御装置に通知する、請求項11に記載の基地局。
  13. 前記制御部は、前記分割処理を行う、請求項11に記載の基地局。
  14. 基地局と通信する端末装置であって、
    周波数監理データベースにより前記基地局が利用可能な周波数帯域として指示された第1の周波数帯域を複数の第2の周波数帯域に分割する分割処理の結果を示す情報を取得し、前記複数の第2の周波数帯域の少なくともいずれかを対象に測定処理を行い、測定結果を示す情報を前記基地局へ報告する制御部、
    を備える端末装置。
  15. 周波数監理データベースにより少なくともひとつの通信ノードが利用可能な周波数帯域として指示された第1の周波数帯域を、前記通信ノードのケイパビリティ情報及び前記通信ノードによる測定結果を示す情報に基づいて、複数の第2の周波数帯域に分割する分割処理を行うこと、
    を含むプロセッサにより実行される方法。
  16. 端末装置と通信する基地局により実行される方法であって、
    前記端末装置のケイパビリティ情報を制御装置に通知し、周波数監理データベースにより前記基地局が利用可能な周波数帯域として指示された第1の周波数帯域を複数の第2の周波数帯域に分割する分割処理の結果を示す情報を前記制御装置から取得して前記端末装置に通知すること、
    を含む方法。
  17. 基地局と通信する端末装置により実行される方法であって、
    周波数監理データベースにより前記基地局が利用可能な周波数帯域として指示された第1の周波数帯域を複数の第2の周波数帯域に分割する分割処理の結果を示す情報を取得し、前記複数の第2の周波数帯域の少なくともいずれかを対象に測定処理を行い、測定結果を示す情報を前記基地局へ報告すること、
    を含む方法。
  18. コンピュータを、
    周波数監理データベースにより少なくともひとつの通信ノードが利用可能な周波数帯域として指示された第1の周波数帯域を、前記通信ノードのケイパビリティ情報及び前記通信ノードによる測定結果を示す情報に基づいて、複数の第2の周波数帯域に分割する分割処理を行う制御部、
    として機能させるためのプログラムが記録された記録媒体。
  19. コンピュータを、
    端末装置のケイパビリティ情報を制御装置に通知し、周波数監理データベースにより前記端末装置と通信する基地局が利用可能な周波数帯域として指示された第1の周波数帯域を複数の第2の周波数帯域に分割する分割処理の結果を示す情報を前記制御装置から取得して、前記端末装置に通知する制御部、
    として機能させるためのプログラムが記録された記録媒体。
  20. コンピュータを
    周波数監理データベースにより基地局が利用可能な周波数帯域として指示された第1の周波数帯域を複数の第2の周波数帯域に分割する分割処理の結果を示す情報を取得し、前記複数の第2の周波数帯域の少なくともいずれかを対象に測定処理を行い、測定結果を示す情報を前記基地局へ報告する制御部、
    として機能させるためのプログラムが記録された記録媒体。
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