JPWO2019132012A1 - 物品取りまとめ装置、物品積み込み装置及び物品収容装置 - Google Patents

物品取りまとめ装置、物品積み込み装置及び物品収容装置 Download PDF

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Abstract

箱詰め作業等を支援し、作業者の労力を軽減することができる物品取りまとめ装置及び物品積み込み装置を提案する。収容箱39の形状に関連する情報を記憶する搬入先情報記憶手段と、各物品Mの形状に関連する情報を取得する物品情報取得手段と、物品選定手段と、物品を並べ替える並べ替え手段51を有する。並べ替え手段51は、面状に広がる物品載置面32を有し、物品載置面32上の物品Mを移動させることが可能である。物品選定手段は、搬入先情報記憶手段に記憶された収容箱39の形状と、物品情報取得手段で取得された情報に基づいて求められた各物品の形状から、収容箱39により多くの物品Mを詰め込むことができる様に物品Mを選定する。並べ替え手段51によって選定された物品Mを集める。

Description

本発明は、複数の物品を箱に収容したりパレット等に載せる際に、空間や平面になるべく無駄ができない様に物品を取りまとめる物品取りまとめ装置に関するものである。
また本発明は、箱やパレット等に物品を積み込む物品積み込み装置及び物品収容装置に関するものである。
近年、通信販売による商品取引が盛んである。
通信販売において需要者は、インターネット等を経由して、販売元に商品を発注する。一回に発注する商品が多数であることも珍しくない。
販売元は、雑多の商品を箱に梱包して発送する場合がある。この様な場合、販売元の作業者は、より多くの物品を一つの箱に詰め込める様に工夫する。
また雑多の物品や多くの物品をパレットに載せて移動する場合がある。
特開2017−171430号公報
雑多な物品の箱詰め作業や、パレットへの載置は、作業者の手によって行われてきた。またその作業には多大な労力と時間を要していた。
本発明は、箱詰め作業等を支援し、作業者の労力を軽減することができる物品取りまとめ装置と、物品積み込み装置及び物品収容装置を提案するものである。
上記した課題を解決するための態様は、収容容器又は載置台を物品搬入部材とし、複数の物品を前記物品搬入部材に収容する際に物品を取りまとめる物品取りまとめ装置であって、物品搬入部材の形状に関連する情報を記憶する搬入先情報記憶手段と、各物品の形状に関連する情報を取得する物品情報取得手段と、物品選定手段と、物品を並べ替える並べ替え手段を有し、前記並べ替え手段は、面状に広がる物品載置面を有し、物品載置面上の物品を移動させることが可能であり、物品選定手段は、搬入先情報記憶手段に記憶された物品搬入部材の形状と、物品情報取得手段で取得された情報に基づいて求められた各物品の形状から、物品搬入部材により多くの物品を詰め込むことができる様に物品を選定し、並べ替え手段によって選定された物品を集めることが可能であることを特徴とする物品取りまとめ装置である。
収容容器には、例えばダンボール箱やケース等が含まれる。載置台には、パレットが含まれる。
本態様によると、集められた物品を箱等に入れることにより、箱やパレットの無駄な空間を少なくすることができる。またより小さい箱を使用することができ、輸送コストを低減することができる。
上記した態様において、並べ替え手段によって、複数の物品が物品搬入部材に合ったレイアウトに並べられることが望ましい。
本態様によると、並べられたレイアウトのままで箱等に収容することができる。
同様の課題を解決するもうひとつの態様は、収容容器又は載置台を物品搬入部材とし、複数の物品を前記物品搬入部材に収容する際に物品を取りまとめる物品取りまとめ装置であって、物品搬入部材の形状に関連する情報を記憶する搬入先情報記憶手段と、各物品の形状に関連する情報を取得する物品情報取得手段と、物品を並べ替える並べ替え手段を有し、前記並べ替え手段は、面状に広がる物品載置面を有し、物品載置面上の物品を移動させることが可能であり、搬入先情報記憶手段に記憶された物品搬入部材の形状と、物品情報取得手段で取得された情報に基づいて求められた各物品の形状から、複数の物品が物品搬入部材に合ったレイアウトに並べられることを特徴とする物品取りまとめ装置である。
上記した各態様において、並べ替え手段によって、物品搬入部材に入れる順に物品が並べられることが望ましい。
上記した各態様において、物品載置面は複数の搬送セルが配置されたものであり、前記搬送セルには、搬送物を移動させる移動機能と、搬送方向を変更する搬送方向変更機能を有するものが含まれていることが望ましい。
上記した各態様において、空間演算機能を備え、当該空間演算機能によって物品搬入部材に複数の物品を収容するのに際して隙間が少なくなる物品の組み合わせ及び/又はレイアウトが演算されることが望ましい。
上記した各態様において、物品搬入部材を選定する物品搬入部材選定手段を有することが望ましい。
上記した各態様において、物品搬入部材に物品を複数段に積み重ねて収容するために、物品を各段ごとに一まとめに集め、一まとめに集められた物品を下段側から順番に排出することが望ましい。
同様の課題を解決するためのもう一つの態様は、物品搬入部材を配置する搬入部材配置部と、上記各態様のいずれかの物品取りまとめ装置を有し、物品取りまとめ装置から直接的に、または他の搬送手段を介在して、物品搬入部材に自動的に複数の物品を収容することが可能であることを特徴とする物品積み込み装置である。
上記した態様において、物品搬入部材の内部に昇降部材があることが望ましい。
上記した態様において、物品搬入部材に物品を収容する際には、昇降部材を上昇して昇降部材を物品搬入部材の上端近傍に置き、昇降部材上に物品を移動させた後、昇降部材を降下することが望ましい。
上記した態様において、物品搬入部材に物品を複数段に積み重ねて収容する際には、収容済みの物品の上部が、物品搬入部材の上端近傍の位置となる様に昇降部材の高さを調整し、その後に、次の段を構成する物品を物品搬入部材に収容することが望ましい。
上記した態様において、物品搬入部材の上部を覆うシャッターを有し、当該シャッターに物品を移動させ、その後にシャッターを開いて物品を物品搬入部材に収容することが望ましい。
上記した態様において、物品搬入部材は収容箱であり、搬入部材配置部に物品収容装置があり、物品収容装置は、収容箱と昇降装置を有し、前記収容箱は側壁と昇降部材を有し、ローラコンベヤ装置で搬送されるものであり、前記昇降装置は、前記ローラコンベヤ装置の下方に設置されており、昇降装置によって収容箱の昇降部材を側壁に沿って昇降させると共に、収容箱の上部から物品を出し入れする物品収容装置であって、前記昇降部材は板部材であって、下面側の複数箇所に受け部を有しており、前記昇降装置は、ローラコンベヤ装置の搬送方向に隣接するローラの間を通って上下移動する押上部材を有しており、前記押上部材が昇降部材の受け部と係合することが望ましい。
上記した態様において、前記受け部と押上部材の一方が凹部を有し、他方が凸部を有し、互いに凹凸で係合することが望ましい。
上記した各態様において、前記受け部と押上部材の少なくとも一方には磁石が設けられており、前記受け部と押上部材が前記磁石によって引き寄せられることが望ましい。
上記した各態様において、前記ローラコンベヤ装置の各ローラの一方側端部と他方側端部の高さが相違していて前記ローラコンベヤ装置が傾斜しており、前記傾斜したローラコンベヤ装置の下方に配置されることが望ましい。
上記した各態様において、物品取りまとめ装置に上流側搬送装置を有し、上流側搬送装置は、物品取りまとめ装置に投入する物品を収容箱に入れて搬送するものであり、搬送方向に対して交差する方向に傾斜する方向に収容箱を支持することが可能であり、収容箱の底を昇降させる底部昇降手段を有し、収容箱を傾斜姿勢で保持しつつ、前記底部昇降手段で収容箱の底を段階的に及び/又はゆっくりと上昇させ、収容箱内で積み重なった物品を上段側から順次排出することができることが望ましい。
同様の課題を解決するためのもう一つの態様は、収容箱と昇降装置を有し、前記収容箱は、側壁と昇降部材を有し、ローラコンベヤ装置で搬送されるものであり、前記昇降装置は、前記ローラコンベヤ装置の下方に設置されており、昇降装置によって収容箱の昇降部材を側壁に沿って昇降させると共に、収容箱の上部から物品を出し入れする物品収容装置であって、前記昇降部材は板部材であって、下面側の複数箇所に受け部を有しており、前記昇降装置は、ローラコンベヤ装置の搬送方向に隣接するローラの間を通って上下移動する押上部材を有しており、前記押上部材が昇降部材の受け部と係合することを特徴とする物品収容装置である。
本発明の物品取りまとめ装置、物品積み込み装置、物品収容装置によると、箱詰等を行う際の仕分け作業等を自動化することができ、作業者の労力を軽減することができる。
本発明の実施形態の物品積み込み装置の斜視図である。 図1の物品積み込み装置を構成する繋ぎコンベヤと、箱の斜視図である。 本発明の実施形態の物品取りまとめ装置の平面図及び制御装置の構成図である。 図3の物品取りまとめ装置の斜視図である。 搬送セルユニットの斜視図である。 図4の物品取りまとめ装置から搬送セルユニットの表面板を除いた状態の斜視図である。 図4の物品取りまとめ装置及び搬送セルユニットを構成する搬送セルの斜視図である。 図7の搬送セルの動力系統を示すスケルトン図である。 (a)(b)は、物品取りまとめ装置上における物品の動きを示す平面図である。 (a)は、上位制御装置の演算により、仮想的に、箱に物品を詰めた状態を示す想像図であり、(b)は箱内の一段目の物品群であり、(c)は箱内の二段目の物品群であり、(d)は箱内の三段目の物品群である。 物品積み込み装置の変形例であって、繋ぎコンベヤと箱搬送コンベヤ付近を示す斜視図であり、(a)〜(f)は、物品が繋ぎコンベヤ側から箱側へ移動する状態を示している。 繋ぎコンベヤと箱搬送コンベヤ付近を示す斜視図であり、(a)〜(e)は、図11(f)に続き、後続の物品が繋ぎコンベヤ側から箱側へ移動する状態を示し、(f)は、収容するべき物品が全て収容された収容箱が箱搬送コンベヤに沿って搬送されている状態を示す。 物品積み込み装置の変形例であって、上流側コンベヤ及び導入コンベヤを示す斜視図であり、(a)〜(f)は、上流側コンベヤ上の上流側収容箱から複数段に重なった物品が、上段側から順に導入コンベヤへ排出される状態を示している。 物品収容装置の斜視図であり、昇降部材が下降している状態を示す。 物品収容装置の斜視図であり、昇降部材が上昇している状態を示す。 本実施形態に係る物品収容装置の分解斜視図である。 (a)は、図16の昇降装置の拡大斜視図であり、(b)は、押上部材の上端部付近の拡大斜視図であり、(c)は、押上部材の上端部付近の拡大断面図である。 図16の収容箱の一部を切り欠いて示す斜視図である。 上流側コンベヤ装置によって上流側収容箱が昇降装置上に移動する途中の状態を示す上流側物品収容装置の横断面図である。 図19の上流側収容箱が、物品排出位置にある昇降装置上で停止した状態を示す上流側物品収容装置の横断面図である。 図20に続き、昇降装置の押上部材が上昇し、上流側収容箱内の昇降部材の受け部に係合した状態を示す上流側物品収容装置の横断面図である。 図21に続き、押上部材によって昇降部材が上流側収容箱内を上昇し、物品が上流側収容箱の上部開口から露出し、上流側収容箱から排出可能になった状態を示す上流側物品収容装置の横断面図である。 図22に続き、昇降部材上の物品が排出された状態を示す上流側物品収容装置の横断面図である。 図23に続き、昇降部材が上流側収容箱内を下降すると共に、押上部材と昇降部材の受け部の係合が外れた状態を示す上流側物品収容装置の横断面図である。 図24に続き、上流側収容箱が昇降装置上から移動する状態を示す上流側物品収容装置の横断面図である。 下流側収容箱が物品搬入位置にある昇降装置上で停止した状態を示す下流側物品収容装置の横断面図である。 下流側収容箱が物品搬入位置にある昇降装置上で停止し、昇降部材がシャッター部材付近まで上昇した状態の下流側物品収容装置の横断面図である。 図27の状態でシャッター部材上に物品が載置された状態を示す下流側物品収容装置の横断面図である。 図28の状態からシャッター部材が開き、物品が昇降部材上に載置された状態を示す下流側物品収容装置の横断面図である。 図29の状態から昇降部材が下降している途中の状態を示す下流側物品収容装置の横断面図である。 図30の状態に続き、昇降部材が下降して下流側収容箱の底壁に達し、物品が下流側収容箱内に収容された状態を示す下流側物品収容装置の横断面図である。 図31の状態に続き、押上部材がさらに下降し、受け部から離れた状態を示す下流側物品収容装置の横断面図である。
以下さらに本発明の実施形態について説明する。本実施形態の物品積み込み装置100は、図1の様に上流側コンベヤ60と、導入コンベヤ50と、物品取りまとめ装置51と、繋ぎコンベヤ52及び箱搬送コンベヤ(搬入部材配置部)53によって構成されている。作図の都合上、物品取りまとめ装置51は実際よりも小さく描かれている。
物品積み込み装置100は、箱詰めする物品を取りまとめて収容箱39(収容容器、物品搬入部材)に入れやすい形(レイアウト)に揃え、自動的に箱詰めする装置である。
即ち物品積み込み装置100は、導入コンベヤ50によって物品取りまとめ装置51に物品M(搬送物)を投入し、物品取りまとめ装置51で箱詰めする物品Mを取りまとめると共に、収容箱39に収容できるレイアウトに揃える。そしてそのレイアウトの形状に纏められたままの状態で、繋ぎコンベヤ52を移動し、そのままの形で収容箱39に収容するものである。
本実施形態では、物品搬入部材として段ボール箱等の収容箱39(収容容器)を使用しているが、代わりに、パレット(載置台)を使用することもできる。
物品積み込み装置100の中で、最も特徴的な装置は、物品取りまとめ装置51である。
物品取りまとめ装置51は、図3の様に並べ替え装置2(並べ替え手段)と、物品情報取得手段56及び上位制御装置57によって構成されている。
本実施形態の並べ替え装置2は、図4に示す構造の装置によって実現されている。なお作図の都合上、図4、図6は並べ替え装置2の一部を図示しており、実際の並べ替え装置2は、図4、図6のものよりも搬送セル1の数が多い。実際の搬送セル1の数は、図3に近い。
並べ替え装置2は、物品Mを載置する物品載置面32を有している。物品載置面32は、図4の様に搬送セル1を面状に多数配列したものである。即ち多数の搬送セル1が面状に敷きつめられて物品載置面32を有する並べ替え装置2が構成されている。
後記する様に、搬送セル1は、搬送ローラ3と搬送ローラ3を旋回させる旋回台6(図5、図6)を有している。搬送セル1は、物品Mを付勢する付勢手段として機能する。付勢手段たる搬送セル1は、物品Mの底と接触して物品Mを移動させる搬送ローラ3を有し、さらに旋回台6によって搬送ローラ3の向きを変え、物品Mの付勢方向を変更することができる。すなわち、物品Mの付勢方向を変更することにより、物品Mの搬送方向を変更することができる。複数の搬送セル1の搬送ローラ3で物品Mを付勢することにより、物品Mの搬送方向や物品Mの向きを変更したり、物品Mを回転させることができる。具体的には、各搬送ローラ3による付勢方向を違えることにより、物品の向きを変更しながら搬送方向を変更したり、物品を回転(その場での回転や円軌道を描く回転)させることができる。
搬送セル1は、搬送ローラ3が物品Mを付勢して移動させる移動機能を発揮し、旋回台6は、付勢方向変更機能を発揮する。すなわち、各搬送ローラ3が、それぞれ付勢方向変更機能を発揮することにより、物品Mの搬送方向を変更する搬送方向変更機能を発揮することができる。
本実施形態では、図5の様に、4個の搬送セル1が一枚の表面板33で組み合わされてユニット化されている。そして当該搬送セルユニット28が面状に敷きつめられて並べ替え装置2が構成されている。
搬送セルユニット28では、表面板33から各搬送セル1の旋回台6の先端部及び搬送ローラ3の一部が露出している。物品Mの底は搬送ローラ3と接触し、搬送ローラ3が回転することによって物品Mは搬送ローラ3から付勢力を受ける。また搬送セル1は、旋回用モータ8(図6〜図8)によって旋回台6を回転することによって物品Mの付勢方向を変更可能である。
搬送セル1の外観は図7の通りである。
搬送セル1は、搬送ローラ3によって物品Mを付勢して移動させる移動機能を有している。搬送セル1は、物品Mの付勢方向を変更する付勢方向変更手段を備えている。具体的には、搬送セル1は、搬送ローラ3を有しており、搬送ローラ3に物品Mが載置される。搬送ローラ3は、走行用モータ9によって回転し、搬送ローラ3が回転することによって搬送ローラ3上の物品Mの底が付勢されて物品Mを移動させる。
また搬送セル1は、旋回台6を有しており、搬送ローラ3の向きを変えることができ、物品Mの付勢方向を変更することができる。
搬送セル1は、図7に示す様に、上から順に、走行部5、旋回台6、筐体7、旋回用モータ8、走行用モータ9等を有している。
筐体7は、並べ替え装置2の図示しない固定用構造物に固定されている。
筐体7には旋回用モータ8が固定されている。さらに旋回用モータ8の下に走行用モータ9が固定されている。
走行部5は、旋回台6に装着されている。旋回台6は、旋回用モータ8に回転駆動可能に装着されている。
走行部5は、図7、図8に示す様に、2つの搬送ローラ3(回転体)を有している。2つの搬送ローラ3は、旋回台6に回転可能に支持されている。また搬送ローラ3は、駆動ローラ4と係合している。
駆動ローラ4は、走行用モータ9の駆動軸14から、傘歯車部15及び傘歯車部23を経由して動力伝導されて回転し、駆動ローラ4が回転することによって搬送ローラ3が回転する。
即ち走行部5の搬送ローラ3は、走行用モータ9から動力伝導を受けて回転する。
旋回台6は、筒状の部材であり、内部には、内歯車18が設けられている。旋回台6は、旋回用モータ8から歯車12、歯車13及び内歯車18を経由して回転力が伝導される。従って旋回台6は、旋回用モータ8によって回転する。
前記した様に走行部5は、旋回台6に装着されている。そのため旋回台6が回転すると走行部5の向きが変わり、物品Mを付勢する付勢方向が変化する。
この様に、搬送セル1は、走行用モータ9の回転力が搬送ローラ3に伝導され、搬送ローラ3が回転することによって搬送ローラ3上の物品Mを付勢し、物品Mを移動させることができる。
また旋回用モータ8を駆動することによって旋回台6が回転し、搬送ローラ3の向きが変化して物品Mの付勢方向を任意に変えることができる。
この様に搬送セル1は、物品Mを移動させる移動機能と、付勢方向を変更する付勢方向変更機能を有している。
また並べ替え装置2は、搬送セルユニット28の表面板33及び搬送セル1の旋回台6の先端によって構成される物品載置面32を有し、当該物品載置面32に搬送セル1の搬送ローラ3が露出している。そのため搬送ローラ3を回転することによって物品載置面32上の物品Mを移動させることができ、且つ旋回台6が回転することによってその付勢方向を任意に変更することができる。
また搬送セル1には、在荷センサー16が設けられている。在荷センサー16は、物品Mの存在又は通過を検出する機能を有する。さらに搬送セル1は図示しない相互通信手段を有し、在荷センサー16の信号及び走行モータの駆動状況が隣接する搬送セル1に送信される。
本実施形態では、並べ替え装置2を構成する搬送セル1を間欠運転モードで運転することができる。間欠運転モードでは、物品Mの載置状態と周囲の搬送セル1の駆動状態に応じて自己の搬送セル1の搬送ローラ3が起動・停止する。
間欠運転モードでは、自己の搬送セル1上に物品Mがあり、且つ進行方向前方の搬送セル1に物品Mが無い場合に自己の搬送セル1の走行用モータ9が駆動して自己の搬送セル1上の物品Mを移動させる。また進行方向前方の搬送セル1が物品Mを搬送する状況にある場合であって、進行方向前方の搬送セル1が動かない時は、自己の搬送セル1は停止し、進行方向前方の搬送セル1が動く時には、自己の搬送セル1は駆動して自己の搬送セル1上の物品Mを移動させる。
また本実施形態では、並べ替え装置2を構成する搬送セル1を連続運転モードで運転することもできる。連続運転モードでは、物品Mの載置状態等に関係なく、搬送ローラ3が駆動する。
本実施形態の並べ替え装置2は、前記した搬送セル1が多数敷きつめられて構成されている。
本実施形態の並べ替え装置2は、平面視が長方形である。
並べ替え装置2の近傍には、物品情報取得手段56が設けられている。物品情報取得手段56は、バーコードリーダや、RFIDリーダ等の非接触で情報を読み取る装置である。本実施形態では、物品情報取得手段56としてバーコードリーダが採用されている。
また物品取りまとめ装置51は、上位制御装置57を有している。
上位制御装置57には、CPU及びメモリーを有するコンピュータが内蔵されている。上位制御装置57のメモリーには、収容箱39の形状に関連する情報が記憶されている。具体的には、収容箱39の縦、横、高さの数値が情報として記憶されている。
現実には大、中、小、縦長、高さの高い物、低い物と言うように複数の箱があり、使用する全ての箱に関して形状に関する情報が記憶されている。
またメモリーには、各物品Mの形状に関する情報がバーコード等の物品Mに付された情報に関連付けて記憶されている。本実施形態では、物品Mのバーコードで物品を特定し、さらにその物品の形状がメモリーから読み出される。本実施形態では、物品に付されたバーコードによって間接的に物品Mの形状を知ることができ、バーコードが物品の形状に関連する情報を記録している。
物品の形状に関する情報には、直方体、立方体、円柱状、錐形、板状といった外観形状に関する情報と、縦、横、高さの数値が情報として記憶されている。また横積み禁止とか、積み重ね禁止といった特殊情報についても記憶されている。
この様に、上位制御装置57のメモリーは、搬入先情報記憶手段と、物品形状記憶手段として機能する。
また上位制御装置57は、注文を受けた複数の物品Mを、どの様に組み合わせて収容箱39に詰めれば無駄な空間が少なくなるかを演算する空間演算機能を備えている。そして組み合わせに必要な物品を選び出す物品選定機能を有している。すなわち、上位制御装置57は、物品選定手段として機能する。
さらに上位制御装置57は、搬送セル1の在荷センサー16の信号及び走行モータの駆動状況が入力され、各物品Mが物品載置面32のどの位置にあるかを把握している。
導入コンベヤ50は、公知のコンベヤ装置であり、収容箱39に詰めるべき物品Mを並べ替え装置2に供給するものである。
繋ぎコンベヤ52は、並べ替え装置2と収容箱39の間を繋ぐコンベヤである。
箱搬送コンベヤ(搬入部材配置部)53は、図示しない箱置き場と繋がっていて空箱を繋ぎコンベヤ52の下端に移動し、物品Mが収容された箱を図示しない配送場に送りだすものである。
次に、物品積み込み装置100の機能について説明する。
例えば通信販売の購入者に、物品a乃至lまでの12の物品Mを発送する場合を想定する。各物品Mには、当該物品を特定するバーコードが付されている。
図示しない倉庫から、物品a乃至lまでの12の物品が取り出され、図9(a)に示すように導入コンベヤ50によって並べ替え装置2に導入される。ここで並べ替え装置2への導入に先立って、物品情報取得手段56によって各物品Mのバーコードが読みだされ、上位制御装置57にその情報が送られる。また上位制御装置57には、当該物品Mが並べ替え装置2のどの位置の搬送セル1に最初に載せられたかが通知される。
また上位制御装置57では、取得されたバーコードに基づいて各物品Mの形状が把握される。従って、上位制御装置57によって、どの形状の物品Mが並べ替え装置2のどの位置にあるかが監視される。
各物品Mは、並べ替え装置2の物品載置面32をX・Y方向や斜め方向に移動する。各物品Mは、搬送セル1の間で受け渡されることとなるが、搬送セル1の在荷センサー16の信号及び走行モータの駆動状況に基づいて、各物品Mの位置が追跡され、上位制御装置57で把握される。
発送すべき全ての物品Mが、並べ替え装置2に導入されたことが確認されると、上位制御装置57は、全ての物品を収容するのに最も適した収容箱39を選定する。そして上位制御装置57の指令により、選定された収容箱39が、箱搬送コンベヤ53によって繋ぎコンベヤ52の末端に移動する。
これと並行して、上位制御装置57は、空間演算機能によって、仮想的に収容箱39に物品Mを詰め込み、最も隙間が小さくなる組み合わせを演算する。例えば物品Mを3層に積み重ねた場合が最も隙間が小さくなると判定する。すなわち、図10の様に、一段目にc,f,h,lの4個を四角形にくみ合わせ、2段目に、a,d,g,iを四角形にくみ合わせ、最上段にb,j,e,kを載せると、収容箱39内に全ての物品Mが納まる。
上位制御装置は、一段目を構成する物品c,f,h,lを選定し、物品載置面32上の物品c,f,h,lを移動させて、図9(b)の様に、想定された四角形のレイアウトに並べる。具体的には、物品c,f,h,lが載置された搬送セル1の搬送ローラ3を駆動すると共に、旋回台6を所定の方向に回転し、物品c,f,h,lをそれぞれ隣の搬送セル1に受け渡し、これを繰り返して、物品c,f,h,lを繋ぎコンベヤ52側に寄せ集める。さらに位置を微調整して、想定された四角形を構成する様にレイアウトを整える。
続いて二段目を構成する物品a,d,g,iを選定し、物品載置面32上の物品a,d,g,iを移動させて、図9(b)の様に、想定された四角形に並べる。
さらに続いて最上段に載せられるb,e,j,kを選定し、図9(b)の様に、b,e,j,kを所定の位置に集める。
なお物品の選定順と各段に相当する並べ替えの順序は不同であり、全ての物品を一度に移動させてもよく、前に配置する物順や横に配置する物順に移動させてもよい。
収容箱39の形状に合わせて一塊の形状となった物品群は、図1、図2、図11、図12の様に順次、繋ぎコンベヤ52に排出され、収容箱39に積み込まれて行く。なお図1、図11、図12では、作図の関係上、物品群を実際よりも小さく図示している。物品群は、理想的には図2の様な大きさに纏められる。
また収容箱39に多段に物品を積み重ねる場合は、繋ぎコンベヤ52から収容箱39に円滑に移動する様に、収容箱39や、収容箱39の底板を昇降させ、繋ぎコンベヤ52の高さと、収容箱39の底面や先に積み込まれた物品の天面の高さとを一致させることが推奨される。
以上説明した実施形態では、物品Mを多段に積んだ状態で収容箱39に詰めたが、平積み状態で収容箱39に入れてもよい。
本実施形態では、物品取りまとめ装置51と収容箱39(物品搬入部材)の間に、繋ぎコンベヤ52(他の搬送手段)を介在させているが、繋ぎコンベヤ52を省略し、物品取りまとめ装置51から直接的に収容箱39(物品搬入部材)に自動的に複数の物品を収容するようにしてもよい。
また繋ぎコンベヤ52を略し、作業者の手によって物品Mを収容箱39に入れてもよい。
以上説明した実施形態では、物品Mを収容箱39の形状と合致する様に並べたが、作業者の手によって物品Mを箱に入れる場合には、収容箱39に入れる順に物品Mを並べるだけでもよい。
各物品Mの位置を把握する方法としては、上記した方策の他、例えば物品載置面32の全面を撮影領域に含むカメラを設置し、当該カメラによって動画撮影し、その映像を解析することによって実現することができる。
或いは、各搬送セル1の制御装置に一時記憶手段を設け、自己の搬送セル1上の物品Mがどの物品であるかを教示する。そして物品Mが移動するたびに、物品Mの情報を移動先の搬送セル1に受け渡して行くことによっても物品Mの位置を把握することができる。物品Mの移動は、在荷センサー16によって検知する。
以上説明した実施形態は、搬送セル1が面状に多数配列されて物品載置面32が構成されており、各搬送セル1は、いずれも物品Mを移動させる移動機能と、付勢方向を変更する付勢方向変更機能を備えているが、必ずしも全てのセルがこの機能を備えている必要はなく、移動機能だけを有するセルや、付勢方向変更機能だけを有するセルが含まれていてもよい。
次に、図1に示す物品積み込み装置100において、繋ぎコンベヤ52側から箱搬送コンベヤ53側へ物品Mを移動させる際の変形例について説明する。
図11(a)に示す繋ぎコンベヤ52は、図1に示すものと同様であるが、箱搬送コンベヤ53には、収容ガイド部材70が設けられている。収容ガイド部材70は、略コの字形の枠状の部材であり、外側から内側へ下り勾配となるように傾斜する傾斜面70a、70b、70cを有している。
収容ガイド部材70は、箱搬送コンベヤ53上を移動する後述の物品収容装置40の収容箱39よりも若干高い高さ位置であって、繋ぎコンベヤ52の下流側に配置されている。収容ガイド部材70の傾斜面70aの上端は、繋ぎコンベヤ52に近接しており、繋ぎコンベヤ52の搬送面よりも若干低い高さ位置にある。また、傾斜面70aの下端は、
箱搬送コンベヤ53上を移動する収容箱39の上向きの開口44(図11(c)〜図11(e))の上方であって、開口44よりも若干高い高さ位置にある。すなわち、傾斜面70aは、繋ぎコンベヤ52から収容箱39の開口44に至るまで下り勾配である。
物品収容装置40の収容箱(物品搬入部材)39は、箱搬送コンベヤ53のローラ53a上に載置されており、ローラ53aが回転すると箱搬送コンベヤ53に沿って搬送される。収容箱39の開口44の高さ位置は、収容ガイド部材70よりも若干低い。また、収容箱39の開口44と収容ガイド部材70の間には、水平移動する板体であるシャッター71が介在することができる。
図11(c)に示す様に、収容ガイド部材70の下方であって、収容箱39の開口よりも若干高い高さ位置には、シャッター71が設けられている。シャッター71は、水平移動する板状の部材であり、収容箱39の開口44を開閉する機能を有する。収容箱39の開口44を開く際には、シャッター71は、繋ぎコンベヤ52の下方へ退避(移動)する。
図14、図15に示す様に、物品収容装置40は、収容箱39と昇降装置41を有している。すなわち物品収容装置40は、収容箱39と昇降装置41で構成されている。
収容箱39は、外観が四角柱形状の筐体であり、四つの側壁42a〜42dと、底壁80を有している。収容箱39の上部は開放されており、収容箱39の上部は開口44を構成している。底壁80の四隅付近には、貫通孔が設けられている。
収容箱39の内部には、昇降部材45が配置されている。
昇降部材45は四角形の板状の部材であり、剛性を有していて変形しにくい素材で構成されている。また、昇降部材45の上面の摩擦係数は小さい。すなわち、昇降部材45の上面は、摩擦係数が小さくなるように加工(研磨、油成分等のコーティング等)されている。さらに、昇降部材45は、収容箱39内にちょうど収容することができる大きさを有しており、収容箱39の側壁42a〜42dの内面に沿って収容箱39内を円滑に昇降することができる。
昇降部材45を、強磁性の金属素材で構成し、接近した磁石を引き寄せるようにしてもよい。
また、昇降部材45の下面側の四隅には、円錐状に凹んだ受け部材18a〜18dが固定されている。各受け部材18a〜18dは、収容箱39の底壁80の貫通孔に対応する位置に取り付けられている。すなわち、昇降部材45を収容箱39内に収容すると、各受け部材18a〜18dは、収容箱39の各貫通孔16a〜16dと一致する。よって、下方から見ると、昇降部材45の受け部材は、収容箱39の底壁80の貫通孔16a〜16dを介して見える。
次に物品収容装置40の昇降装置41について簡単に説明する。
昇降装置41は、図14〜図16に示すように、四つの押上部材46a〜46dと、駆動部47を有している。
押上部材46a〜46dは、鉛直姿勢の直線状のシャフト部材である。押上部材46a〜46dの上端部分(上端部23a〜23d)は、円錐状に尖っていて凸部を構成している。この上端部23a〜23d(凸部)と受け部材18a〜18d(凹部)は、軸心が一致すると面接触し、押上部材46a〜46dによる昇降部材45の支持が安定する。
また、押上部材46a〜46dの上端部よりも下の部位には、ラック部48a〜48dが設けられている。ラック部48a〜48dは、押上部材46a〜46dの軸芯と平行な方向に沿って、押上部材46a〜46dの表面に形成されている。
駆動部47は、駆動モータ65とピニオン(ギヤ)67a〜67d等を有している。
駆動モータ65はギヤードモータであり、出力軸65aを有している。
出力軸65aとピニオン67a〜67dは、動力伝達ベルト、プーリー、中間ギヤ等を介して動力伝達可能に接続されている。各ピニオン67a〜67dには、駆動モータ65の動力が同様に伝達され、駆動モータ65が駆動されると同期して回転する。
ピニオン67a〜67dは、それぞれ押上部材46a〜46dのラック部48a〜48dと係合している。そのため、駆動モータ65を駆動すると、ピニオン67a〜67dとそれぞれ係合する押上部材46a〜46dは、同期して昇降する。
物品収容装置40の昇降装置41は、繋ぎコンベヤ52の搬送方向の下流側であって、箱搬送コンベヤ53のローラ53aの下方に配置されている。押上部材46a〜46dは、隣接するローラ53aの間からローラ53aよりも上方へ突出したり、ローラ53aよりも下方へ退避することができる。
図14に示す様に、押上部材46a〜46dは、四角形の四隅の位置関係にある。また、収容箱39は、昇降装置41の上方で停止しており、平面視すると、押上部材46a〜46dは、図16に示す収容箱39の貫通孔16a〜16d及び受け部材18a〜18dと一致している。
押上部材46a〜46dが上昇すると、押上部材46a〜46dは、箱搬送コンベヤ53の隣接するローラ53aの間を通過して収容箱39の下部に達し、図15に示す様に、収容箱39内の昇降部材45を押し上げる。また、昇降部材45を押し上げている押上部材46a〜46dが下降すると、図14に示す様に、収容箱39内の昇降部材45が下降する。収容箱39内における昇降部材45の高さ位置は、図示しない制御装置で制御することができる。すなわち、図示しない制御装置は、収容箱39内における昇降部材45の高さ位置が、所望する高さ位置となるように、駆動部47を駆動することができる。また、押上部材46a〜46dが下降して、収容箱39の底壁80よりも低い高さ位置まで移動すると、収容箱39は、箱搬送コンベヤ53に沿って移動可能になる。
次に、図11(a)〜図11(f)、図12(a)〜図12(e)を参照しながら、物品収容装置40の収容箱39への物品の収容の仕方について説明する。
物品収容装置40の収容箱39の開口44(図11(c))が、図11(a)に示す様に、シャッター71によって閉塞されている。また、このとき、昇降部材45(図11(c))は、シャッター71に近い高さ位置まで上昇している。
この状態で、繋ぎコンベヤ52上の物品群P1(複数の物品)が、収容ガイド部材70の傾斜面70a上を滑り落ち、図11(b)に示す様にシャッター71上に載置される。すなわち、物品群P1は、繋ぎコンベヤ52からシャッター71へ傾斜面70aに沿って移動する。物品群P1は、繋ぎコンベヤ52から傾斜面70aを介してシャッター71上に移動するため、物品群P1が受ける衝撃は小さい、又は物品群P1はほとんど衝撃を受けない。
次に、図11(c)に示す様に、シャッター71が繋ぎコンベヤ52側へ移動して開口44を開く。シャッター71が開くと、シャッター71上の物品群P1は、繋ぎコンベヤ52側にある傾斜面70aに当接し、シャッター71のみが繋ぎコンベヤ52の下方へ退避する。そのため、物品群P1は開口44の上方に取り残され、シャッター71が開くと、図11(d)に示す様に、物品群P1は昇降部材45上に落下する。ここで、昇降部材45は、シャッター71に近接する高さ位置まで上昇しているため、物品群P1がシャッター71から昇降部材45に落下しても、物品群P1が受ける衝撃は極めて小さい。
物品群P1が昇降部材45上に載ると、図示しない制御装置は、駆動部47を駆動し、昇降部材45を下降させる。すなわち、図11(e)に示す様に、昇降部材45上の物品群P1が、シャッター71よりも若干低い高さ位置となるように、昇降部材45は下降する。そして、図11(f)に示す様に、シャッター71が物品群P1に衝突または接触することなく開口44を閉じる。
そして、繋ぎコンベヤ52上の後続の物品群P2が、収容ガイド部材70の傾斜面70aに沿ってシャッター71上に滑り落ち、シャッター71上に載置される(図12(a))。その後、シャッター71が開口44を開き、シャッター71上の物品群P2は、図12(b)に示す様に、昇降部材45上(物品群P1上)に落下する。その際の物品群P2の落下高さも、極力低くなるように設定されている。そのため、落下する物品群P2及び、落下した物品群P2と衝突する物品群P1が受ける衝撃は小さい。図12(b)に示す様に、昇降部材45上では、先に落下した物品群P1と後から落下した物品群P2が重なっている。
物品群P2がシャッター71から昇降部材45上に落下すると、図示しない制御装置は、昇降部材45を下降させ、さらに、シャッター71で開口44を閉じる(図12(c))。
さらに、繋ぎコンベヤ52上の物品群P3が、シャッター71上に載置され(図12(d))、その後、図示しない制御装置はシャッター71を開き、シャッター71上の物品群P3は昇降部材45上(物品群P1、P2上)に落下する(図12(e))。その際、物品群P3の落下高さは極力低くなるように調整されており、先に落下した物品群P1、P2と、後から落下した物品群P3が受ける衝撃は小さい。
すなわち、各物品群P1、P2、P3がシャッター71側から昇降部材45側へ移動する際における落下距離が極力小さくなるように、図示しない制御装置は、昇降部材45の高さ位置を調整する。換言すると、昇降部材45上に物品(各物品群P1、P2を構成する物品)を受け入れてから、物品の高さ情報を元に昇降部材45を下降させる。
具体的には、図示しない制御装置は、図示しないセンサーによって検出された、各物品群P1、P2、P3を構成する各物品の高さ情報を取得する。又は、図示しない制御装置は、図示しないセンサーによって検出された、昇降部材45上に先に載置された物品群P1及び/又はP2の最も高い部位の高さ位置を取得する。そして、図示しない制御装置は、当該高さ位置が、開閉動作するシャッター71と接触又は衝突しない高さ位置となるように、昇降部材45の高さ位置を調整する。すなわち、図示しない制御装置は、物品群P1及び/又はP2が昇降部材45上に載置された後に、物品群P1及び/又はP2を構成する各物品の高さ情報を元に、昇降部材45を下降させる。そのため、各物品群P1、P2、P3を構成する各物品の、シャッター71側から昇降部材45側への落下距離は略一様である。
収容箱39に収容するべき全ての物品(物品群P1、P2、P3)が収容箱39内に収容されると、図示しない制御装置は、押上部材46a〜46dを収容箱39の底壁80よりも低い高さ位置まで下降させ、箱搬送コンベヤ53を駆動する。すなわち、押上部材46a〜46dが収容箱39から離れ、収容箱39は、箱搬送コンベヤ53によって搬送可能な状態になる。そして、複数の物品(物品群P1、P2、P3)を収容した収容箱39は、回転するローラ53aによって搬送先へ搬送される。
さらに、箱搬送コンベヤ53の上流側から、別の収容箱39が搬送され、昇降装置41上で停止する。そして、シャッター71がこの別の収容箱39の開口44を閉じ、上述のように、繋ぎコンベヤ52上の後続の物品を収容箱39内に収容する。
次に、図1に示す物品積み込み装置100において、上流側コンベヤ60上の収容箱(上流側収容箱と称する場合もある)61から導入コンベヤ50へ物品を排出する際、上流側収容箱61内に複数の物品が多段に重なって収容されている場合について説明する。
本実施形態では、上流側コンベヤ60にも物品収容装置(上流側物品収容装置と称する場合もある)40aが設置されている。
上流側物品収容装置40aは、箱搬送コンベヤ53に設置された物品収容装置40aと同じ構造である。すなわち上流側収容箱61の構造及び、その下部に設置された(上流側昇降装置と称する場合もある)昇降装置62は、前記した箱搬送コンベヤ53上の収容箱39及び昇降装置41と基本的に同じである。
上流側の収容箱61は、前述の収容箱39と同様の構造を有しており、ここでは重複する説明は省略する。また、上流側コンベヤ60における、導入コンベヤ50との接続部分には、上流側昇降装置62が設けられている。上流側コンベヤ60は、水平面に対して傾斜しており、上流側昇降装置62もこの傾斜に合わせて傾斜姿勢で設置されている。
上流側収容箱61内には、昇降装置62によって昇降する昇降部材(上流側昇降部材と称する場合もある)45aが配置されている。昇降部材63上には、物品が複数段に重なって載置されている。図13(a)〜図13(f)に示す例では、3つの物品T1、T2、T3が上下に重なって上流側収容箱61内に収容され、上流側昇降部材63上に載置されている。すなわち、昇降部材63上に、上から順に物品T1、T2、T3が載置されている(図13(a))。
上流側収容箱61は、上流側コンベヤ60上を移動するため、上流側コンベヤ60と同じ傾斜で傾いている。すなわち、上流側収容箱61は、導入コンベヤ50側の側壁61aが低くなるように傾斜している。そのため、上流側収容箱61内の各物品T1、T2、T3は、側壁61a側に偏り、側壁61aの内面に当接している。
図示しない制御装置が昇降装置62を駆動し、昇降部材63が上昇すると、まず最初に物品T1のみが側壁61aの縁よりも高い位置まで移動する(図13(b))。側壁61aによる支えを失った物品T1は、図13(c)に示す様に、導入コンベヤ50上に落下し、導入コンベヤ50によって下流側へ搬送される。
さらに昇降部材63が上昇すると、物品T2が側壁61aの縁よりも高い位置まで移動し(図13(d))、側壁61aによる支えを失った物品T2は導入コンベヤ50上に落下し、導入コンベヤ50によって搬送される(図13(e))。
同様に、物品T3も、側壁61aの縁よりも高い位置まで移動したとき、側壁61aによる支えを失って導入コンベヤ50上に落下し、導入コンベヤ50によって搬送される(図13(f))。このとき、昇降部材63は、上流側収容箱61の開口まで上昇している。
この様に、上流側収容箱61内で積層された各物品T1〜T3は、順に個別に導入コンベヤ50に排出される。さらに、導入コンベヤ50が駆動されているため、後から導入コンベヤ50上に落下した物品T2と、先に導入コンベヤ50上に落下した物品T1は、重ならない。すなわち、上流側収容箱61内で上下に重なっていた各物品同士は、導入コンベヤ50上では、互いに重なった状態が解消される。そのため、導入コンベヤ50の下流側の物品取りまとめ装置51(図1)では、個々の物品T1〜T3を仕分けし易い。
次に、本発明に係る物品収容装置40、40aの構造について補足説明する。以下に示す例では、両開きのシャッター部材11を備えている。
物品収容装置40(40a)は、前記した様に収容箱39(61)と昇降装置41(62)で構成されている。前記した様に上流側コンベヤ60の物品収容装置40aの上流側収容箱61及び昇降装置62の構造は、収容箱39及び昇降装置41と同じであるから代表して物品収容装置40について説明する。
図16に示すように、昇降部材45の下面側には、強磁性の金属素材で形成された受け部材18a〜18d(受け部)が固定されている。受け部材18a〜18dは、中央に近づくほど深く凹んだ円錐状(すり鉢状)の凹部(凹状の曲面)22a〜22dを構成している。また、受け部材18a〜18dの中央部分には孔19a〜19dが設けられている すなわち、受け部材18a〜18dは、貫通している。
これらの受け部材18a〜18dは、収容箱39の貫通孔16a〜16dに対応する位置に取り付けられている。すなわち、昇降部材45を収容箱39内に収容すると、各受け部材18a〜18dは、収容箱39の各貫通孔16a〜16dと一致する。そのため、昇降部材45を収容した収容箱39を下方から見ると、貫通孔16a〜16dを介して昇降部材45の受け部材18a〜18dが見える。本実施形態では、受け部材18a〜18dの直径が、貫通孔16a〜16dよりも小さいため、受け部材18a〜18dが貫通孔16a〜16dに嵌まり込み、昇降部材45の下面が収容箱39の底壁80上に載る。
受け部材18a〜18dは、収容箱39の底壁80の貫通孔16a〜16dに対応する位置であって、本実施形態では、四角形の位置関係となるように四カ所に設けられている。すなわち、収容箱39の底壁80の複数箇所に貫通孔(16a〜16d)が設けられており、昇降部材45の下面の複数箇所に受け部材(18a〜18d)が設けられている。
次に物品収容装置40の昇降装置41について説明する。
図17(a)に示すように昇降装置41は、四つの押上部材46a〜46dと、駆動部47を有している。
押上部材46a〜46dは、鉛直姿勢の直線状のシャフト部材である。押上部材46a〜46dの上端部23a〜23dは、円錐形状に尖っている。押上部材46a〜46dの上端部分の円錐の傾斜曲面は、昇降部材45の受け部材18a〜18dの凹状(すり鉢状)の曲面である凹部22a〜22dの傾斜と一致する凸状の曲面である。すなわち、押上部材46a〜46dの上端部分(凸部)と受け部材18a〜18d(凹部)は、軸心が一致すると面接触し、押上部材46a〜46dによる昇降部材45の支持が安定する。
図17(b)、図17(c)に示すように、上端部23a〜23dの中心部分には鉄心36a〜36dが設けられており、鉄心36a〜36dは、押上部材46a〜46dの長手方向(軸方向)に沿ってのびている。鉄心36a〜36dの周囲にはコイル38a〜38dが配置されている。コイル38a〜38dの両端にはリード線75a〜75d、49a〜49dがつながっている。コイル38a〜38dの外側(外周)には、鉄等の磁性体金属で形成された環状部材76a〜76dが配置されている。リード線75a〜75d、49a〜49dを介してコイル38a〜38dに電流(交流)が通電されると、鉄心36a〜36d及び環状部材76a〜76dは電磁石として機能する。
また、上端部23a〜23dの円錐曲面には、非磁性部材37a〜37dが設けられている。すなわち、非磁性部材37a〜37dは、鉄心36a〜36dの周囲における上端部23a〜23dの露出部分に設けられている。鉄心36a〜36dと非磁性部材37a〜37dは、同一の円錐曲面上にあり、内周側に鉄心36a〜36dがあり、外周側に非磁性部材37a〜37dがあり、両者は段差なく滑らかに連続している。非磁性部材37a〜37dは、例えば樹脂で構成されている。図17(c)に示すように、押上部材46a〜46dの鉄心36a〜36dの周囲には、内周側から順に非磁性部材37a〜37d、コイル38a〜38dが配置されている。
また、押上部材46a〜46dの上端部23a〜23dよりも下の部位には、ラック部48a〜48dが設けられている。ラック部48a〜48dは、押上部材46a〜46dの軸芯方向に沿って形成されている。
前記した様に、駆動部47は、駆動モータ65、動力伝達軸26a、26b、ピニオン(ギヤ)67a〜67d、中間軸25等を有している。
駆動モータ65はギャードモータであり、出力軸65aを有している。出力軸65aには、プーリー30、31が取り付けられている。
動力伝達軸26aの両端にはピニオン67a、67bが固定されている。動力伝達軸26bの両端にはピニオン67c、67dが固定されている。動力伝達軸26a、26bは平行に配置されている。ピニオン67a〜67dは、それぞれ押上部材46a〜46dのラック部48a〜48dと係合している。また、動力伝達軸26aの一方側の端部付近(ピニオン67bを固定した側の端部付近)には、プーリー72が固定されている。
駆動モータ65の出力軸65aのプーリー30と、動力伝達軸26aのプーリー72は、ベルト34によって動力伝達可能に接続されている。すなわち、駆動モータ65の出力軸65aは、ピニオン67bと動力伝達可能に接続されている。ここでピニオン67bとピニオン67aは、動力伝達軸26aで一体化されており、駆動モータ65の動力はピニオン67a、67bに伝達される。
また、駆動モータ65と動力伝達軸26bの間には、中間軸25が設けられている。中間軸25は、プーリー29とギヤ35を有している。すなわち、プーリー29とギヤ35は、中間軸25と一体である。駆動モータ65の出力軸65aのプーリー31と、中間軸25のプーリー29は、ベルト73によって動力伝達可能に接続されている。また、中間軸25のギヤ35は、ピニオン67cと係合している。すなわち、駆動モータ65の出力軸65aは、中間軸25を介してピニオン67cと動力伝達可能に接続されている。ここでピニオン67cとピニオン67dは、動力伝達軸26bで一体化されており、駆動モータ65の動力はピニオン67c、67dに伝達される。
次に、物品収容装置40(上流側物品収容装置40a)の動作について説明する。
図14〜図16に示す物品収容装置40の収容箱39と昇降装置41は別部材である。そのため物品収容装置40においては、収容箱39はローラコンベヤ装置である箱搬送コンベヤ53上を移動するが、昇降装置41は、箱搬送コンベヤ53の下部に設置されている。
また上流側コンベヤ60に設けられた上流側物品収容装置40aの構造についても同様であり、上流側収容箱61は、上流側コンベヤ60上を移動するが、昇降装置62は、上流側コンベヤ60の下部に設置されている。
上流側物品収容装置40aと物品収容装置40は、同じ構造であるが、上流側物品収容装置40aは、物品を上流側収容箱61の外に排出する用途に使用され、箱搬送コンベヤ53の物品収容装置40は、収容箱39の内部に物品を導入する用途に使用される。
上流側コンベヤ60では、上流側昇降装置62は、傾斜した姿勢で上流側コンベヤ装置60の下方に設置されている。すなわち、昇降装置62の押上部材46a〜46dの軸芯方向(移動方向)と、傾斜した搬送面S1(図1)は直交している。また、当然ながら昇降装置62の昇降部材63も同様に水平面に対して傾斜している。
図19に示すように、上流側収容箱61内には、物品P1〜P4が収容されており、上流側収容箱61は上流側コンベヤ60上を移動し、図示しない制御装置によって、昇降装置62の上方で停止する(図20)。上流側収容箱61が上流側コンベヤ60によって搬送されているとき、昇降装置62の押上部材46a〜46dは、図19、図20に示すように、上流側コンベヤ60の搬送面S1よりも低い位置に退避している。
上流側収容箱61が昇降装置62の上方で停止すると、昇降装置62の駆動モータ65が駆動され、押上部材46a〜46dが上昇して収容箱61の底壁80の貫通孔16a〜16dを貫通し、さらに押上部材46a〜46dの上端部23a〜23dが昇降部材45の受け部材18a〜18dに係合する(図21)。そして図22に示すように、駆動部47の駆動モータ65を駆動し、押上部材46a〜46dで昇降部材63を押し上げる。すなわち、昇降部材63を側壁13a〜13dに沿って上昇させる。図22では、昇降部材63は、収容箱61の上部の開口44まで上昇している。
ここで、押上部材46a〜46dの上端部23a〜23dのコイル38a〜38d(図17(c))には電流(交流)が通電されており、鉄心36a〜36dと環状部材76a〜76dが電磁石となり、磁力を帯びている。そのため、鉄心36a〜36dが磁性体である受け部材18a〜18dに引き寄せられる。そして、上端部23a〜23dの非磁性部材37a〜37dの円錐曲面(凸形状)が受け部材18a〜18dの凹部22a〜22dに当接する。上端部23a〜23dに非磁性部材37a〜37dが存在する分だけ円錐曲面同士の吸引力は小さい。
円錐曲面同士が当接した状態で、押上部材46a〜46dが上昇すると、両円錐曲面の軸芯(中心)が一致するように昇降部材63の位置が修正される。すなわち、昇降部材63自身の重量と、昇降部材63上に載置された物品P1〜P2の重量が、受け部材18a〜18dの凹部22a〜22dを介して押上部材46a〜46dの上端部23a〜23dに作用し、両円錐曲面の軸芯が一致するまで摺動する。そして、両円錐曲面の軸芯が一致することにより、鉄心36a〜36d(上端部23a〜23dの中心)が受け部材18a〜18dの孔19a〜19dに嵌まり込む。このとき、電磁石化した環状部材76a〜76dも強磁性の受け部材18a〜18d(凹部22a〜22d)と環状に接触(密着)する。
すなわち、押上部材46a〜46dの上端部23a〜23dと受け部材18a〜18dの凹部22a〜22d(凹形状の円錐曲面)の軸芯がずれている場合には、両者は適切に位置合わせされて軸芯が一致する。そして、昇降部材63の受け部材18a〜18dと昇降装置41aの押上部材46a〜46dの上端部23a〜23dとが凹凸形状で係合している上に、昇降部材63側の受け部材18a〜18dと押上部材46a〜46dの中心の鉄心36a〜36d(電磁石)、及び環状部材76a〜76dが吸着しているため、昇降部材63や物品P1〜P4に外力が作用しても、昇降部材63が押上部材46a〜46dから外れる懸念はない。すなわち、押上部材46a〜46dによる昇降部材63の支持は安定している。
このとき、各押上部材46a〜46dのうち、押上部材46a、46bは、搬送方向に隣接するローラ53c、53dの間を通って上下移動し、押上部材46c、46dが、搬送方向に隣接するローラ53a、53bの間を通って上下移動する。そして、昇降部材63は、搬送方向に隣接するローラの間を通って上昇した押上部材46a〜46dによってシャッター部材11付近の高さ位置まで上昇している(図22)。
図22に示すように、上流側収容箱61の開口44まで昇降部材63が上昇すると、昇降部材63上の物品P1〜P4が排出可能な状態となる。図1に示すように、上流側コンベヤ60は、側壁61a側が低くなるように傾斜しているため、昇降部材63上の物品P1〜P4は、導入コンベヤ50へ排出される。ここで、昇降部材63の上面の摩擦係数は小さく、傾斜面である昇降部材63の上面から導入コンベヤ50上へ物品P1〜P4が自重で滑り落ちる。
その結果、昇降部材63上から物品P1〜P4がなくなり、図23に示す状態になる。
そして、図示しない制御装置は、押上部材46a〜46dを搬送面S1よりも下方へ退避させる(図24)。図24に示す状態では、上流側収容箱61(受け部材18a〜18d)と昇降装置62の押上部材46a〜46d(上端部23a〜23d)の係合が外れており、上流側収容箱61は、上流側コンベヤ60上を移動することができる(図25)。
そして、図示しない制御装置は、押上部材46a〜46dを搬送面S1よりも下方へ退避させる(図24)。図24に示す状態では、収容箱61(受け部材18a〜18d)と昇降装置62の押上部材46a〜46d(上端部23a〜23d)の係合が外れており、収容箱61は、上流側コンベヤ60上を移動することができる(図25)。
次に、箱搬送コンベヤ53上の収容箱39に繋ぎコンベヤ52上の物品Pが、収容箱39内に収容される手順を説明する。
図1、図26に示すように、収容箱39は、箱搬送コンベヤ53におけるシャッター部材11の下方で停止している。また、シャッター部材11は閉じている。
図示しない制御装置が、駆動モータ65を駆動して、昇降装置41の押上部材46a〜46dを上昇させる。その結果、押上部材46a〜46dの上端部23a〜23d(鉄心36a〜36d)が、昇降部材45の受け部材18a〜18dの孔19a〜19dに嵌まり、鉄心36a〜36dが昇降部材45の下面に当接する。このとき、鉄心36a〜36dは電磁石となっており、鉄心36a〜36dは昇降部材45側の受け部材18a〜18dの孔19a〜19dの内周面に吸着しており、押上部材46a〜46は昇降部材45を支持し、さらに押上部材46a〜46dは昇降部材45をシャッター部材11付近の高さ位置まで押し上げる(図27)。
繋ぎコンベヤ52上の物品Pがシャッター部材11上に載ると(図28)、シャッター部材11が開き、物品Pが昇降部材45上に載置される(図29)。図1では、一つの物品Pしか描写していないが、図29では、四つの物品P1〜P4が昇降部材45上に載置されている状態が示されている。
そして、図示しない制御装置が駆動モータ65を駆動すると、昇降部材45が側壁13a〜13dに沿って下降し(図30)、昇降部材45は収容箱39の底壁80上に到達する(図31)。すなわち、物品P1〜P4が収容箱39内に収容される。押上部材46a〜46dは、さらに下降し、上端部23a〜23dが搬送面S2よりも低い高さ位置に退避する(図32)。図32では、次の物品の搬入作業に備えて、シャッター部材11が閉じた状態が描写されている。
そして、収容箱39は、箱搬送コンベヤ53上を移動し、搬送先へ搬送される。
ここで、受け部材18a〜18d側に凸状部を設け、押上部材46a〜46d側に凹状部を設け、互いに係合するように構成してもよい。
また、受け部材18a〜18dに円錐状(テーパ状)の凹部22a〜22dを設け、押上部材46a〜46dの上端部23a〜23dを円錐状(テーパ状)に尖った形状に構成する代わりに、押上部材46a〜46dの上端部23a〜23dを、二つの傾斜面(法線が斜め上向きの二つの傾斜面)が交差した凸部とし、受け部材18a〜18dは、この押上部材46a〜46dの凸部を収容する傾斜面(法線が斜め下向きの傾斜面)を構成する凹部としてもよい。
以上、説明したように物品収容装置40、40aは構成されており、各物品は、両収容装置40、40aの収容箱39、61に対して衝撃を受けることなく出し入れされ、搬送路に沿って円滑に搬送される。
上述の実施形態では、昇降部材45、63の受け部材18a〜18d、及び押上部材46a〜46dの数が四組の場合を説明したが、同期して上下移動することができれば、押上部材は最低三組あればよく、五組以上であっても差し支えない。その際、各押上部材は、昇降部材及び物品をバランスよく支持することができるように配置(レイアウト)する。
本実施形態に係る上流側物品収容装置40a及び下流側の物品収容装置40では、シャフト形状の押上部材46a〜46dを、ローラコンベヤ装置の搬送方向に隣接するローラ間を通過させて上下移動させるので、既設のコンベヤに対して、任意の位置に設置することができる。すなわち、搬送路を構成する上で自由度が高い。
上述の実施形態では、収容箱39、61の底部に底壁80を有し、底壁80に貫通孔16a〜16dを設けた例を示したが、底壁80を省略し、昇降部材45、63を底壁80の代わりにすることもできる。すなわち、収容箱39、61の側壁13a〜13dの下端付近に、昇降部材45、63を係止する部位(例えば突起、内向きフランジ等)を設け、昇降部材45、63を収容箱39、61及び収容箱39、61の下端付近で支持し、底壁80の代わりにすることもできる。
上述の実施形態では、箱搬送コンベヤ53の上方にシャッター部材11を設けた例を示したが、シャッター部材11は省略することもできる。すなわち、繋ぎコンベヤ52から収容箱39内の昇降部材45上に直接物品を排出することもできる。
また、上述の実施形態では、押上部材46a〜46dの上端部23a〜23dに電磁石として機能する鉄心36a〜36d等を設けたが、代わりに永久磁石を使用することもできる。ただし、電磁石を使用すると、押上部材46a〜46d(上端部23a〜23d)を受け部材18a〜18dに係合させる際にはコイル38a〜38dに通電して電磁石として機能させ、押上部材46a〜46dと受け部材18a〜18dが係合し易くなる。また、両者間に電磁石による吸引力(吸着力)が作用すると、昇降部材45(63)又は昇降部材45(63)上の物品Pに外力が作用しても、押上部材46a〜46dと受け部材18a〜18dの係合は外れにくい。逆に、受け部材18a〜18dと押上部材46a〜46dの係合を外す際には、コイル38a〜38dへの通電を遮断(停止)して電磁石を無効にすることにより、両者の吸引力(吸着力)をなくし、両者の係合を外し易くすることができる。
上述の実施形態では、押上部材46a〜46dのみを磁石(電磁石)としたが、さらに受け部材18a〜18d側にも磁石を設けてもよい。また、押上部材46a〜46dを単に強磁性の金属材料で形成し、受け部材18a〜18d側に磁石を設けてもよい。
また、押上部材46a〜46dの上端部23a〜23dと受け部材18a〜18dの凹部22a〜22dのいずれにも磁石(電磁石を含む)を設けず、互いの接触部分を単に円錐面又は傾斜面とするだけでもよい。
以上説明した物品収容装置は、収容箱と昇降装置を有し、前記収容箱は側壁と昇降部材を有し、ローラコンベヤ装置で搬送されるものであり、前記昇降装置は、前記ローラコンベヤ装置の下方に設置されており、昇降装置によって収容箱の昇降部材を側壁に沿って昇降させると共に、収容箱の上部から物品を出し入れする物品収容装置であって、前記昇降部材は板部材であって、下面側の複数箇所に受け部を有しており、前記昇降装置は、ローラコンベヤ装置の搬送方向に隣接するローラの間を通って上下移動する押上部材を有しており、前記押上部材が昇降部材の受け部と係合することを特徴とする物品収容装置である。
上記した態様では、収容箱には昇降部材として機能する板部材が設けられており、昇降部材は下面側の複数箇所に受け部を有しており、昇降装置は、ローラコンベヤ装置の搬送方向に隣接するローラの間を通って上下移動する押上部材を有しており、押上部材が昇降部材の受け部と係合する。
そのため、押上部材が昇降部材の受け部と係合し、受け部を押し上げる。その結果、昇降部材が押上部材によって支持されて昇降する。
押上部材は、ローラコンベヤ装置の搬送方向に隣接するローラの間を通って上下移動するので、既設のローラコンベヤ装置にも本発明の物品収容装置を設置することができる。
前記受け部と押上部材の一方が凹部を有し、他方が凸部を有し、互いに凹凸で係合することが望ましい。
本態様では、受け部と押上部材の一方が凹部を有し、他方が凸部を有し、互いに凹凸で係合する。換言すると、例えば、受け部が凹部であり、押上部材が受け部に嵌まる凸部である。そのため、昇降部材の受け部と押上部材とが係合し易い。すなわち、昇降部材に対する押上部材の位置合わせが容易である。また、昇降部材に外力が作用しても、昇降部材と押上部材の係合が外れにくい。
前記受け部と押上部材の少なくとも一方には磁石が設けられており、前記受け部と押上部材が前記磁石によって引き寄せられることが望ましい。
本態様では、受け部と押上部材の少なくとも一方には磁石が設けられており、前記受け部と押上部材が前記磁石によって引き寄せられるので、昇降部材の受け部と押上部材とが係合し易い。すなわち、昇降部材に対する押上部材の位置合わせが容易である。また、昇降部材に外力が作用しても、昇降部材と押上部材の係合が外れにくい。ここで、磁石は、電磁石であるのが好ましい。すなわち、受け部と押上部材が係合する際には通電して電磁石としての機能を発揮して両者を係合し易くし、受け部と押上部材の係合を外す際には、通電を停止して電磁石を無効にすることによって両者の係合を外れ易くするのが好ましい。
物品収容装置を、前記ローラコンベヤ装置の各ローラの一方側端部と他方側端部の高さが相違していて前記ローラコンベヤ装置が傾斜しており、前記傾斜したローラコンベヤ装置の下方に配置することもできる。
1 搬送セル
2 並べ替え装置(並べ替え手段)
32 物品載置面
50 導入コンベヤ
51 物品取りまとめ装置
52、繋ぎコンベヤ
53 箱搬送コンベヤ(搬入部材配置部)
55 箱(物品搬入部材)
56 物品情報取得手段
57 上位制御装置(物品選定手段)
100 物品積み込み装置

Claims (19)

  1. 収容容器又は載置台を物品搬入部材とし、複数の物品を前記物品搬入部材に収容する際に物品を取りまとめる物品取りまとめ装置であって、
    物品搬入部材の形状に関連する情報を記憶する搬入先情報記憶手段と、各物品の形状に関連する情報を取得する物品情報取得手段と、物品選定手段と、物品を並べ替える並べ替え手段を有し、
    前記並べ替え手段は、面状に広がる物品載置面を有し、物品載置面上の物品を移動させることが可能であり、
    物品選定手段は、搬入先情報記憶手段に記憶された物品搬入部材の形状と、物品情報取得手段で取得された情報に基づいて求められた各物品の形状から、物品搬入部材により多くの物品を詰め込むことができる様に物品を選定し、
    並べ替え手段によって選定された物品を集めることが可能であることを特徴とする物品取りまとめ装置。
  2. 並べ替え手段によって、複数の物品が物品搬入部材に合ったレイアウトに並べられることを特徴とする請求項1に記載の物品取りまとめ装置。
  3. 収容容器又は載置台を物品搬入部材とし、複数の物品を前記物品搬入部材に収容する際に物品を取りまとめる物品取りまとめ装置であって、
    物品搬入部材の形状に関連する情報を記憶する搬入先情報記憶手段と、各物品の形状に関連する情報を取得する物品情報取得手段と、物品を並べ替える並べ替え手段を有し、
    前記並べ替え手段は、面状に広がる物品載置面を有し、物品載置面上の物品を移動させることが可能であり、
    搬入先情報記憶手段に記憶された物品搬入部材の形状と、物品情報取得手段で取得された情報に基づいて求められた各物品の形状から、複数の物品が物品搬入部材に合ったレイアウトに並べられることを特徴とする物品取りまとめ装置。
  4. 並べ替え手段によって、物品搬入部材に入れる順に物品が並べられることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の物品取りまとめ装置。
  5. 物品載置面は複数の搬送セルが配置されたものであり、前記搬送セルには、搬送物を移動させる移動機能と、搬送方向を変更する搬送方向変更機能を有するものが含まれていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の物品取りまとめ装置。
  6. 空間演算機能を備え、当該空間演算機能によって物品搬入部材に複数の物品を収容するのに際して隙間が少なくなる物品の組み合わせ及び/又はレイアウトが演算されることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の物品取りまとめ装置。
  7. 物品搬入部材を選定する物品搬入部材選定手段を有することを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の物品取りまとめ装置。
  8. 物品搬入部材に物品を複数段に積み重ねて収容するために、物品を各段ごとに一まとめに集め、一まとめに集められた物品を下段側から順番に排出することを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の物品取りまとめ装置。
  9. 物品搬入部材を配置する搬入部材配置部と、請求項1乃至8のいずれかに記載の物品取りまとめ装置を有し、物品取りまとめ装置から直接的に、または他の搬送手段を介在して、物品搬入部材に自動的に複数の物品を収容することが可能であることを特徴とする物品積み込み装置。
  10. 物品搬入部材の内部に昇降部材があることを特徴とする請求項9に記載の物品積み込み装置。
  11. 物品搬入部材に物品を収容する際には、昇降部材を上昇して昇降部材を物品搬入部材の上端近傍に置き、昇降部材上に物品を移動させた後、昇降部材を降下することを特徴とする請求項10に記載の物品積み込み装置。
  12. 物品搬入部材に物品を複数段に積み重ねて収容する際には、収容済みの物品の上部が、物品搬入部材の上端近傍の位置となる様に昇降部材の高さを調整し、その後に、次の段を構成する物品を物品搬入部材に収容することを特徴とする請求項11に記載の物品積み込み装置。
  13. 物品搬入部材の上部を覆うシャッターを有し、当該シャッターに物品を移動させ、その後にシャッターを開いて物品を物品搬入部材に収容することを特徴とする請求項9乃至12のいずれかに記載の物品積み込み装置。
  14. 物品搬入部材は収容箱であり、
    搬入部材配置部に物品収容装置があり、
    物品収容装置は、
    収容箱と昇降装置を有し、
    前記収容箱は側壁と昇降部材を有し、ローラコンベヤ装置で搬送されるものであり、
    前記昇降装置は、前記ローラコンベヤ装置の下方に設置されており、
    昇降装置によって収容箱の昇降部材を側壁に沿って昇降させると共に、収容箱の上部から物品を出し入れする物品収容装置であって、
    前記昇降部材は板部材であって、下面側の複数箇所に受け部を有しており、
    前記昇降装置は、ローラコンベヤ装置の搬送方向に隣接するローラの間を通って上下移動する押上部材を有しており、
    前記押上部材が昇降部材の受け部と係合することを特徴とする請求項9乃至13のいずれかに記載の物品積み込み装置。
  15. 前記受け部と押上部材の一方が凹部を有し、他方が凸部を有し、互いに凹凸で係合することを特徴とする請求項14に記載の物品積み込み装置。
  16. 前記受け部と押上部材の少なくとも一方には磁石が設けられており、前記受け部と押上部材が前記磁石によって引き寄せられることを特徴とする請求項14又は15に記載の物品積み込み装置。
  17. 前記ローラコンベヤ装置の各ローラの一方側端部と他方側端部の高さが相違していて前記ローラコンベヤ装置が傾斜しており、前記傾斜したローラコンベヤ装置の下方に配置されたことを特徴とする請求項14乃至16のいずれかに記載の物品積み込み装置。
  18. 物品取りまとめ装置に上流側搬送装置を有し、
    上流側搬送装置は、物品取りまとめ装置に投入する物品を収容箱に入れて搬送するものであり、
    搬送方向に対して交差する方向に傾斜する方向に収容箱を支持することが可能であり、収容箱の底を昇降させる底部昇降手段を有し、
    収容箱を傾斜姿勢で保持しつつ、前記底部昇降手段で収容箱の底を段階的に及び/又はゆっくりと上昇させ、収容箱内で積み重なった物品を上段側から順次排出することができることを特徴とする請求項9乃至17のいずれかに記載の物品積み込み装置。。
  19. 収容箱と昇降装置を有し、
    前記収容箱は、側壁と昇降部材を有し、ローラコンベヤ装置で搬送されるものであり、
    前記昇降装置は、前記ローラコンベヤ装置の下方に設置されており、
    昇降装置によって収容箱の昇降部材を側壁に沿って昇降させると共に、収容箱の上部から物品を出し入れする物品収容装置であって、
    前記昇降部材は板部材であって、下面側の複数箇所に受け部を有しており、
    前記昇降装置は、ローラコンベヤ装置の搬送方向に隣接するローラの間を通って上下移動する押上部材を有しており、
    前記押上部材が昇降部材の受け部と係合することを特徴とする物品収容装置。
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