JPWO2019117283A1 - 光学素子および光学系装置 - Google Patents
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Abstract
光の照射方向だけでなく照度の制御も行うことができる光学素子およびそれを用いた光学系装置を提供することを目的とする。所定位置からの光を所定方向と平行な光に変換する基準平面形状1を回転して得られる回転体又は平行移動して得られる平行移動体の少なくとも一部を有する光学素子10であって、基準平面形状1は照度調節部2と出射方向調節部3とからなり、照度調節部2は、出射方向調節部3における照度が均一になるように所定位置9から入射した光の方向を変換する形状であり、出射方向調節部3は、屈折により光の方向を所定方向に変換する形状である。
Description
本発明は、光学素子およびそれを用いた光学系装置に関するものである。
近年、照明用の光源としてLEDが用いられている。それに応じて、光を無駄なく前方へ導く光学系装置の開発も進んでいる。例えば、屈折レンズ部と複数の反射体部とを有する光学装置が提案されている(例えば、特許文献1)。
しかしながら、LED等の一般的な面発光光源の配光特性はランバーシアン配光であり、単純に光を前方に導くだけでは、照度が不均一になるという問題があった。
そこで本発明は、光の照射方向だけでなく照度の制御も可能な光学素子およびそれを用いた光学系装置を提供することを目的とする。
本発明の光学素子は、所定位置からの光を所定方向と平行な光に変換する基準平面形状を回転して得られる回転体又は平行移動して得られる平行移動体の少なくとも一部を有するものであって、前記基準平面形状は照度調節部と出射方向調節部とからなり、前記照度調節部は、前記出射方向調節部における照度が均一になるように前記所定位置から入射した光の方向を変換する形状であり、前記出射方向調節部は、屈折により光の方向を前記所定方向に変換する形状であることを特徴とする。
この場合、前記照度調節部は、前記出射方向調節部との前記所定方向における距離が100μm以内である基準線上における照度が均一になるように前記所定位置から入射した光を屈折させる形状である第1入射部を有する。また、前記照度調節部は、前記所定位置からの光を入射させる第2入射部と、前記出射方向調節部との前記所定方向における距離が100μm以内である基準線上における照度が均一になるように前記第2入射部を通過した光を反射させる反射部と、を有するようにしても良い。前記第2入射部は、前記所定位置を中心とする円弧である方が好ましい。また、前記反射部は、前記第2入射部を通過した光を全反射させる形状である方が好ましいが、金属反射を利用したものとすることもできる。
また、前記出射方向調節部は、回折が生じない大きさの凹凸構造からなるようにしても良い。
また、前記照度調節部は、前記基準線上における照度が均一になるように所定位置からランバーシアン配光で入射した光の方向を変換するものとすることができる。
また、本発明の光学系装置は、前記所定位置に配置される光源と、上述した本発明の光学素子と、を具備することを特徴とする。
また、前記光学系装置は、前記光学素子から出射された平行光を集光する第1レンズと、前記集光レンズで集光された光の幅より小さい開口を有するアパーチャと、前記アパーチャの開口を通過した光を平行光に戻す第2レンズと、を有するようにしてもよい。
また、前記光学系装置は、前記光源と前記光学素子の間に配置され、前記光源から出射された光の幅より小さい開口を有するアパーチャを有するようにしてもよい。
本発明は、光学素子およびそれを用いた光学系装置は、光の照度を制御する照度調節部と、光の方向を制御する出射方向調節部とで構成するので、光の照射方向だけでなく照度の制御も行うことができる。
以下に、本発明の光学素子10について説明する。本発明の光学素子10は、基準となる平面形状(以下、基準平面形状1という。例えば、図1参照)を回転して得られる回転体(例えば、図2、図3参照)又は平行移動して得られる平行移動体(図4〜図6参照)であって、所定位置からの光を所定方向(図1ではy軸方向)と平行な光に変換するためのものである。ここで、当該光学素子10は、基準平面形状1の回転体又は平行移動体の少なくとも一部を有するものであれば良い。例えば、光学素子10を射出成型で形成する場合、樹脂の注入口であるゲートが必要となるため完成品には、ゲートを切り離したカット面ができるが、このようなカット面があっても本発明の光学素子10に含まれる。
当該光学素子10の材質は、制御したい光に対し透明であればどのようなものでも良く、例えば、透明な誘電体を用いることができる。具体的には、ガラス等の無機物やシクロオレフィンポリマー(COP)等の樹脂等が該当する。
基準平面形状1は、所定位置からの光を所定方向(図1ではy軸方向)と平行な光に変換するもので、図1に示すように、少なくとも照度調節部2と出射方向調節部3とからなる。なお、図1では、便宜状、所定位置9を原点Oとし、原点Oから紙面右方向をx軸、上方向をy軸、奥行き方向をz軸とする。
照度調節部2は、出射方向調節部3もしくは出射方向調節部3との所定方向における距離が100μm以内である基準線上における照度が均一になるように所定位置9から入射した光の方向を変換する部分である。所定位置9から入射した光の方向を変換する際には、所定位置9に配置される光源の配光も考慮される。例えば、LEDは、その配光がランバーシアン配光となることが知られている。したがって、本発明の光学素子10をLEDと共に用いる場合には、出射方向調節部3もしくは出射方向調節部3との所定方向における距離が100μm以内である基準線上における照度が均一になるように所定位置9からランバーシアン配光で入射した光の方向を変換する形状とすれば良い。
このような照度調節部2としては、出射方向調節部3もしくは出射方向調節部3との所定方向における距離が100μm以内である基準線上における照度が均一になるように所定位置9から入射した光を屈折させる形状である第1入射部21を用いることができる。この場合、第1入射部21の形状は、出射方向調節部3もしくは出射方向調節部3との所定方向(図1ではy軸方向)における距離が100μm以内である基準線上の照度が一定になるように形成されれば、どのようなものでも良い。もちろん、所定位置9に配置される光源の配光を考慮して、出射方向調節部3もしくは出射方向調節部3との所定方向における距離が100μm以内である基準線上における照度が均一になるように光の方向を変換する形状が好ましい。
また、所定位置9から第1入射部21に入射する光の角度が大きくなると反射する光が多くなり無駄が生じる。その場合には、照度調節部2を、所定位置9からの光を入射させる第2入射部22と、出射方向調節部3もしくは出射方向調節部3との所定方向における距離が100μm以内である基準線上における照度が均一になるように第2入射部22を通過した光を反射させる反射部23と、で構成しても良い。もちろん、照度調節部2は、第1入射部21と、第2入射部22および反射部23と、の両方で構成することも可能である。
第2入射部22の形状は、所定位置9からの光を反射部23に導くことができればどのような形状でも良いが、所定位置9からの光をなるべく反射しない形状が良い。したがって、第2入射部22の形状は、所定位置9を中心とする円弧が最も好ましい。これにより、所定位置9からの光は、第2入射部22へ垂直に入射するので、反射を最も抑制することができる。
反射部23の形状は、出射方向調節部3もしくは出射方向調節部3との所定方向における距離が100μm以内である基準線上の照度が一定になるように形成されれば、どのようなものでも良い。もちろん、所定位置9に配置される光源の配光を考慮して、出射方向調節部3もしくは出射方向調節部3との所定方向における距離が100μm以内である基準線上における照度が均一になるように第2入射部22を通過した光の方向を変換する形状が好ましい。
また、反射部23は、金属反射を利用したものでも良いが、光エネルギーの吸収による損失が生じる。したがって、反射部23は、第2入射部22を通過した光を全反射させるものである方が好ましい。所定位置9から第2入射部22を介して受けた光の入射角が臨界角以上となるような反射部23であれば全反射が利用できる。例えば、光学素子10を構成する透明誘電体をシクロオレフィンポリマー(COP)とすると、屈折率が1.41であるため、臨界角は約45度となる。
なお、照度が均一であるか否かは出射方向調節部3にて判定するが、フレネルレンズのような凹凸形状をした出射方向調節部3の照度が均一であるか否かは下記の方法によって判定しても良い。
まず、基準平面形状1を決定する。当該基準平面形状1は、例えば、光学素子10が回転体である場合には、当該回転体において、中心線(回転軸)を含む断面が基準平面形状1となる。また、光学素子10が平行移動体である場合には、当該平行移動体において、平行移動した方向に垂直な平面による断面が基準平面形状1となる。
次に、当該基準平面形状1を光学シミュレーションソフトに取り込む。光学シミュレーションソフトとしては、例えば、LightTools(Synopsys社製)を用いれば良い。
次に、基準平面形状1上に所定方向(y軸)と垂直な基準線25を決定する。基準線25は、図7に示すように、出射方向調節部3の凹凸構造31の谷底の点32(照度調節部2側の点)から最小自乗法により計算して求めれば良い。この際、極端に異なる特異な点は除いても良い。
次に、所定位置9に当該光学素子10に用いられる光源を配置した場合の基準線25上の位置と照度の関係を計算する。そして、当該照度分布のグラフから最小自乗法で計算した照度平均線と、その照度むらIaを計算する。Iaは、図8に示すように、照度分布のグラフからその照度平均線の方向に基準長さL1だけを抜き取り、この抜き取り部分の平均線の方向にx軸を、縦倍率の方向にy軸を取り、照度分布のグラフをy=f(x)で表したときに、次の式によって求められる値をワット毎平方ミリメートル(W/mm2)で表した下記式を用いる。なお、基準長さL1は、少なくとも照度平均線の長さの50%以上の長さとする。
ただし、簡易的には、図9に示すように、Iaの代わりに照度分布の照度平均線の方向に基準長さL1だけを抜き取り、この抜き取り部分の照度平均線から縦倍率の方向に測定した、最も高い山頂から5番目までの山頂の標高(Zp)の絶対値の平均値と、最も低い谷底から5番目までの谷底の標高(Zv)の絶対値の平均値との和を求め、この値をワット毎平方ミリメートル(W/mm2)で表した下記十点平均照度Izの式を用いても良い。
このように計算したIa又はIzは、0.001(W/mm2)以下、好ましくは、0.0005(W/mm2)以下であれば、照度が均一であるとみなせる。
出射方向調節部3は、屈折により光の方向を所定方向に変換する部分である。例えば、基準平面形状のy軸方向に屈折させる形状とすれば良い。
また、出射方向調節部3は、出射する光の照度が均一になるようにするためには、基準線25になるべく近い方が好ましい。したがって、出射方向調節部3は、基準線25からの距離hが100μm以内、好ましくは50μm以内となる凹凸構造31とするのが好ましい(図10参照)。また、出射方向調節部3の形状を凹凸構造31とする場合、基準線25上に設ける凹凸構造31のピッチpは、所定位置9に配置する光源の光に対し回折が生じない大きさである方が好ましい。具体的には、凹凸構造31のピッチpを50μm以上、好ましくは100μm以上とするのが良い。
なお、出射方向調節部3は、凹凸構造31のようなフレネル状のものに限定されるものではなく、例えば、図11、図12に示すように、曲線であっても勿論構わない。この場合、実際の製造で、凹凸構造31の角が丸くなって効率が落ちるという問題がない。また、凹凸構造の場合と比較して金型の製造コストを低く抑えることができる。更に、凹凸構造31は、大きさを小さくすると回折を起こすという問題があるが、曲線の場合、回折の問題を回避できるという利点もある。
また、照度調節部2と射出方向調節部3を接続する接続部4はどのようなものでも良いが、光路を妨げないものが好ましい。
また、本発明の光学系装置100は、図13に示すように、上述した本発明の光学素子10と、当該光学素子10の所定位置9に配置される光源5とで構成される。
この場合、光学素子10の照度調節部2は、出射方向調節部3もしくは出射方向調節部3との所定方向における距離が100μm以内である基準線上における照度が均一になるように、光源5の配光を考慮して、光源5の光の方向を変換するものである。したがって、光源5の配光がランバーシアン配光である場合には、照度調節部2は、出射方向調節部3もしくは出射方向調節部3との所定方向における距離が100μm以内である基準線上における照度が均一になるように所定位置9からランバーシアン配光で入射した光の方向を変換する形状となる。
また、本発明の別の光学系装置110は、図14に示すように、上述した本発明の光学素子10と光学素子10から出射された平行光を集光する第1レンズ60と、第1レンズ60で集光された光の幅より小さい開口を有するアパーチャ70と、アパーチャ70の開口を通過した光を平行光に戻す第2レンズ80と、を有する。これにより、照射する光のエッジをシャープにすることができる。
また、本発明のさらに別の光学系装置120は、図15に示すように、光源5と光学素子10の間に配置され、光源5から出射された光の幅より小さい開口を有するアパーチャ90を有するものである。これにより、照射する光のエッジをシャープにすることができる。
次に、本発明の光学素子10の実施例について説明する。本発明の光学素子10は、図2、図3に示すように、(1)基準平面形状1を、所定位置を通る直線を中心線として回転させた回転体として形成したり、図4〜図6に示すように(2)基準平面形状1を、当該基準平面形状1の法線方向に平行移動した形体として形成したりすることができる。逆の表現をすると、(1)の回転体において、中心線を含む断面は、基準平面形状1と同形となる。また、(2)の平行移動体において、平行移動した方向に垂直な平面による断面は、基準平面形状1と同形となる。
また、本発明のさらに別の光学系装置120は、図15に示すように、光源5と光学素子10の間に配置され、光源5から出射された光の幅より小さい開口を有するアパーチャ90を有するものである。これにより、照射する光のエッジをシャープにすることができる。
次に、本発明の光学素子10の実施例について説明する。本発明の光学素子10は、図2、図3に示すように、(1)基準平面形状1を、所定位置を通る直線を中心線として回転させた回転体として形成したり、図4〜図6に示すように(2)基準平面形状1を、当該基準平面形状1の法線方向に平行移動した形体として形成したりすることができる。逆の表現をすると、(1)の回転体において、中心線を含む断面は、基準平面形状1と同形となる。また、(2)の平行移動体において、平行移動した方向に垂直な平面による断面は、基準平面形状1と同形となる。
まず、この場合の基準平面形状1について説明する。当該基準平面形状1は、図1に示すように、照度調節部2である第1入射部21、第2入射部22、反射部23と、出射方向調節部3とからなり、所定位置9から入射した光をy軸方向に平行光として出射させる形状とする。基準平面形状1の作成方法は以下の通りとなる。
まず、第1入射部21を反射する光が多くならない程度の領域に曲線ABとして作成する。曲線ABの形状は曲線AB上の任意の点で屈折した光が出射方向調節部3もしくは出射方向調節部3との所定方向における距離が100μm以内である基準線上の直線FGで照度が均一になるように設計すれば良い。具体的には、出射方向調節部3もしくは出射方向調節部3との所定方向における距離が100μm以内である基準線上の直線FGの任意の点における照度が、曲線AB上の照度の積算値をその長さで除算した値と同じになるように計算すれば良い。当該計算は、ニュートンラプソン法等の解析法を用いることができる。また、当該計算は、コンピューターを用いて行うことができる。
次に第2入射部として、中心がO、直線OBを半径rとする円弧を作成する。当該円弧は、下記式で表わされる。
次に第2入射部22を通過した光が反射部23で反射され通過する出射方向調節部3もしくは出射方向調節部3との所定方向における距離が100μm以内である基準線上の直線GEの長さを計算する。直線GEの長さは、反射部23の反射が全反射である場合には、円弧BC上の照度の積算値を前記直線FG上の照度で除算してやれば計算できる。もちろん、反射部23の反射が金属反射である場合には、吸収による損失を考慮する必要がある。
次に、反射部23として曲線CDを作成する。曲線CDの形状は曲線CD上の任意の点で屈折した光が出射方向調節部3もしくは出射方向調節部3との所定方向における距離が100μm以内である基準線上の直線GEで照度が均一になるように設計すれば良い。当該計算は、ニュートンラプソン法等の解析法を用いることができる。また、当該計算は、コンピューターを用いて行うことができる。
次に、出射方向調節部3として曲線FEを作成する。曲線FEは第1入射部21からの光及び、反射部23からの光をy軸に平行光となるように屈折する形状に設計すればよい。
最後に照度調節部2と出射方向調節部3を接続する接続部4をEDとして作成する。ED部は光路を妨げなければどのような形状でも良い。
本発明の光学素子は、この様にして作成した基準平面形状1を、y軸を中心線として回転させれば、図2、図3の様に回転体となる。
また、本発明の光学素子は、基準平面形状1をz軸方向に平行移動させれば図4の様な平行移動体となる。この場合、当該光学素子は、図5、6に示すように、基準平面形状1がy軸に対して鏡面対称なものである方が好ましい。
次に、図11示す光学系装置100を用いて光を制御した場合の照度分布をシミュレーションした。ここで、光学素子としては、図2、図3に示すように、図1に示す基準平面形状1を回転して得られた回転体であって、所定位置9から入射した光をy軸方向に平行光として出射させるものを用いた。当該光学素子10の所定位置9とy軸上の第1入射部までの距離(OA)は4mmとした。また、当該光学素子10の所定位置9から第2入射部までの距離(半径OC)は5.86mmとし、第2入射部である円弧の角度(∠BOC)は35度とした。また、所定位置9と基準線25の距離(OF)は10mmとし、光学素子10の出射方向調節部側の半径(FE)は10mmとした。また、所定位置9に配置される光源5は、放射パワー1Wのランバーシアン配光の光を出射する直径0.01mmのものを用いた。照度分布は、出射方向調節部から50mm離れた場所のものを計算した。なお、シミュレーションには、光学シミュレーションソフトLightTools(Synopsys社製)を用いた。
当該シミュレーション結果を図16に示す。照度むらは、0.0005(W/mm2)以下であった。
1 基準平面形状
2 照度調節部
3 出射方向調節部
5 光源
9 所定位置
10 光学素子
21 第1入射部
22 第2入射部
23 反射部
25 基準線
31 凹凸構造
60 第1レンズ
70 アパーチャ
80 第2レンズ
90 アパーチャ
100 光学系装置
110 光学系装置
120 光学系装置
2 照度調節部
3 出射方向調節部
5 光源
9 所定位置
10 光学素子
21 第1入射部
22 第2入射部
23 反射部
25 基準線
31 凹凸構造
60 第1レンズ
70 アパーチャ
80 第2レンズ
90 アパーチャ
100 光学系装置
110 光学系装置
120 光学系装置
Claims (11)
- 所定位置からの光を所定方向と平行な光に変換する基準平面形状を回転して得られる回転体又は平行移動して得られる平行移動体の少なくとも一部を有する光学素子であって、
前記基準平面形状は照度調節部と出射方向調節部とからなり、
前記照度調節部は、前記出射方向調節部における照度が均一になるように前記所定位置から入射した光の方向を変換する形状であり、
前記出射方向調節部は、屈折により光の方向を前記所定方向に変換する形状であることを特徴とする光学素子。 - 前記照度調節部は、
前記出射方向調節部との前記所定方向における距離が100μm以内である基準線上における照度が均一になるように前記所定位置から入射した光を屈折させる形状である第1入射部を有することを特徴とする請求項1記載の光学素子。 - 前記照度調節部は、
前記所定位置からの光を入射させる第2入射部と、
前記出射方向調節部との前記所定方向における距離が100μm以内である基準線上における照度が均一になるように前記第2入射部を通過した光を反射させる反射部と、
を有することを特徴とする請求項1又は2記載の光学素子。 - 前記第2入射部は、前記所定位置を中心とする円弧であることを特徴とする請求項3記載の光学素子。
- 前記反射部は、前記第2入射部を通過した光を全反射させる形状であることを特徴とする請求項3又は4記載の光学素子。
- 前記反射部は、金属反射を利用したものであることを特徴とする請求項3又は4記載の光学素子。
- 前記出射方向調節部は、回折が生じない大きさの凹凸構造からなることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の光学素子。
- 前記照度調節部は、前記基準線上における照度が均一になるように所定位置からランバーシアン配光で入射した光の方向を変換するものであることを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載の光学素子。
- 請求項1ないし8のいずれかに記載の光学素子と、
前記所定位置に配置される光源と、
を具備することを特徴とする光学系装置。 - 前記光学素子から出射された平行光を集光する第1レンズと、
前記集光レンズで集光された光の幅より小さい開口を有するアパーチャと、
前記アパーチャの開口を通過した光を平行光に戻す第2レンズと、
を具備することを特徴とする請求項9記載の光学系装置。 - 前記光源と前記光学素子の間に配置され、前記光源から出射された光の幅より小さい開口を有するアパーチャを具備することを特徴とする請求項9記載の光学系装置。
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