JPWO2019116690A1 - 情報処理装置、情報処理方法、およびシステム - Google Patents
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Abstract
Description
1.本開示の一実施形態による情報処理システムの概要
2.構成
2−1.端末装置1の構成
2−2.サーバ2の構成
(2−2−1.コミュニケーション特性について)
(2−2−2.コミュニケーション特性の判別手法について)
3.動作処理
4.提示情報例
4−1.医療従事者向けの提示情報例
4−2.患者向けの提示情報例
4−3.応用例
5.補足
6.ハードウェア構成例
7.まとめ
図1は、本開示の一実施形態による情報処理システムの概要について説明する図である。図1に示すように、本実施形態による情報処理システムは、ユーザ(患者)が所有する端末装置1と、サーバ2と、医療従事者が利用する情報処理端末4と、を含む。端末装置1および情報処理端末4は、ネットワーク3を介してサーバ2と通信接続し、互いにデータの送受信を行い得る。
上述したように、医療現場において、近年では「コンコーダンス」という考えが提唱され、患者側にもある程度の知識や理解が求められるが、医療に伴うコミュニケーションでは、「専門家と非専門家」という非対称性があり、対等なコミュニケーションを取ることが難しい。例えば、患者側に開示したくない情報があったり、患者の情報提示の好み(以下、「情報処理性向」とも称す)に医療従事者側が合致していない場合は、コミュニケーションに悪影響を及ぼす場合がある。特に医療に関しては、継続的なコミュニケーションによって互いの信頼関係を積み上げていくことも大事な要素である。
<2−1.端末装置1の構成>
図2は、本実施形態による端末装置1の構成の一例を示すブロック図である。図2に示すように、端末装置1は、制御部10、通信部11、操作入力部12、表示部13、および記憶部14を有する。
通信部11は、有線または無線によりネットワーク3と接続し、ネットワーク上のサーバ2とデータの送受信を行う。通信部11は、例えば有線/無線LAN(Local Area Network)、またはWi−Fi(登録商標)、携帯通信網(LTE(Long Term Evolution)、3G(第3世代の移動体通信方式))等によりネットワーク3と通信接続する。
操作入力部12は、ユーザによる操作指示を受付け、その操作内容を制御部10に出力する。操作入力部12は、タッチセンサ、圧力センサ、若しくは近接センサであってもよい。あるいは、操作入力部12は、ボタン、スイッチ、およびレバーなど、物理的構成であってもよい。
表示部13は、医療情報の提示画面等を出力する表示装置である。この表示部13は、例えば、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)、又は有機EL((Electro Luminescence)ディスプレイなどの表示装置であってもよい。
記憶部14は、制御部10の処理に用いられるプログラムや演算パラメータ等を記憶するROM(Read Only Memory)、および適宜変化するパラメータ等を一時記憶するRAM(Random Access Memory)により実現される。
図3は、本実施形態によるサーバ2の構成の一例を示すブロック図である。図3に示すように、サーバ2(情報処理装置)は、制御部20、通信部21、および記憶部22を有する。
制御部20は、演算処理装置および制御装置として機能し、各種プログラムに従ってサーバ2内の動作全般を制御する。制御部20は、例えばCPU(Central Processing Unit)、マイクロプロセッサ等の電子回路によって実現される。また、制御部20は、使用するプログラムや演算パラメータ等を記憶するROM(Read Only Memory)、及び適宜変化するパラメータ等を一時記憶するRAM(Random Access Memory)を含んでいてもよい。
通信部21は、有線または無線によりネットワーク3と接続し、ネットワーク3を介して端末装置1や情報処理端末4とデータの送受信を行う。通信部21は、例えば有線/無線LAN(Local Area Network)、またはWi−Fi(Wireless Fidelity、登録商標)等によりネットワーク3と通信接続する。
記憶部22は、制御部20の処理に用いられるプログラムや演算パラメータ等を記憶するROM、および適宜変化するパラメータ等を一時記憶するRAMにより実現される。例えば本実施形態による記憶部22は、患者毎の医療情報や、各患者のコミュニケーション特性を記憶する。
次に、本実施形態によるコミュニケーション特性について詳細な説明を行う。コミュニケーション特性は、行動心理学に基づく2軸モデルを用いて判別してもよい。定量的な調査を行う心理学の範囲においては、各種のコミュニケーション方法が提案されている。特に、心理学者ウィリアム・M・マーストン博士によって発表された、「普通の人々の感情」という論文に基づく理論では、人の典型的な行動スタイルが4つに分類されている。近年では、かかる4つの分類に基づいて、どのようなコミュニケーションを取るべきかといったコミュニケーション方法が様々提案されている。具体的には、例えば、「DiSC理論」、「タイプ分け」(登録商標)、「4タイプ」といった各種の技法が提案されている。「DiSC理論」は、人の行動スタイルを、「D‐Dominance(優越、支配)」、「i‐Influence(影響)」、「S‐Steadiness(堅実)」、「C‐Conscientious(注意深い、慎重)」の4つに分類する理論である。また、「タイプ分け」は、人の行動スタイルを、「人や物事を支配していくコントローラー」「分析や戦略を立てていくアナライザー」「人や物事を促進していくプロモーター」「全体を支持していくサポーター」の4つに分類する理論である。また、「4タイプ」は、人間を欲求タイプに応じて4つに分類する理論である。具体的には、人間の欲求方向が外向的か内向的か、及び欲求の認識が抽象的か具体的かの組み合わせで、人の行動スタイルを、「司令型(外向的・具体的)」、「注目型(外向的・抽象的)」、「法則型(内向的・具体的)」、「理想型(内向的・抽象的)」の4つに分類している。また、他にも4種の鳥になぞらえたり、歴史上の4人の偉人になぞらえたり、多くの応用パターンが存在する。
・・自ら命令・制御・主導して主導することを好む(D:主導、コントローラー、司令型)。
・・制御に適した(必要最小限の)短いコミュニケーションを好む。
・・伝達内容は、結論・目的のみなど、必要最小限のコミュニケーションを優先する。
・・自分が入手した情報でなるべく多くの人に影響を与えることを好む(I:感化、プロモーター、注目型)
・・なるべく多くの人に発信できる/受信されるコミュニケーションを好む。
・・伝達内容においては、発信の機会を増やすこと、及び「受信された」と感じられる伝達内容を優先する。
・・現在の良い状況を維持できるよう見つけて自助努力することを好む(S:安定、サポーター、理想型)
・・自己が理想とした状況(良い点を見つける点がうまいので、現状は理想に近い)安定した状態を好む
・・伝達内容としては、なるべくそれまでと同じ伝達方法を保つ
・・事態の悪化に対応できるよう、常に情報を分析できる状況を好む(C:慎重、アナライザー、法則型)
・・相手に合わせるよりも自分のペースで十分な情報に対して分析できるコミュニケーションを好む
・・伝達内容に置いては信憑性のある情報を大量に与えられる状況(ただし、それでいて大枠は捉えられる状況)を好む。
type1:結論・目的のみなど、必要最小限のコミュニケーションを好む
type2:情報内容よりも相手とのコミュニケーションそのもの(特に発信ができること)を好む
type3:相手とのなるべく変わらないコミュニケーションや法則を好み、変化を嫌う
type4:相手のいるコミュニケーションよりも、大量の文献を自分のペースで読む方を好む
といった特徴があると考えられる。
type1:結論と自分が次にやるべきことのみを好む(事実と結論の優先志向)
type2:その情報を知ることがいかに、自分が後で発信できるか(インフルエンサーとなれるか)、有名な人が絡んでいるかを好む(影響の大きさや視覚効果の優先志向)
type3:前回の情報とどこが変わっているのか、変わっていないかを確認したい(前回との差分の優先志向)
type4:大枠が示された上で、膨大でもなるべく多くの情報量が欲しい(事実と情報量の優先志向)
といった特徴があると考えられる。
type1向け:薬剤の名称と、患者が行うべきこと(用法)のみが示されること。残りの情報は、リンク先において用法優先でコンパクトにまとめられていればよい。
type2向け:薬剤や用法の内容と共に興味/拡散系のコンテンツの提供、また、患者が情報をきちんと確認したことや患者の服薬の姿勢に対する賞賛が含まれること(賞賛要素は、type1,type4には逆効果となる)。
type3向け:前回の処方と同じ個所や異なる個所がハイライトされ、どこが変わっているのが一目で分かるようになっていること。但し毎回同じ画面フォーマットで提示した方が良い。また、同じ患者団体へのリンクや薬の実績など、安心できる情報が提示されていること。
type4向け:各薬剤に関し、なるべく多くの詳細な情報や、専門的な情報へのリンクが提示されていること。
続いて、判別部201によるコミュニケーション特性の判別手法について具体的に説明する。
判別部201は、所定のアンケートや診断テストへの患者の回答に基づいて、コミュニケーション特性を判別する。コミュニケーション特性を判別するための診断手法は、各種の理論と共に開発され得る。アンケートや診断テストへの回答は、端末装置1において患者により入力されてもよい。また、他の場所で行った診断結果を他者がサーバ2に入力してもよい。
判別部201は、医療情報の提示画面に対する患者の操作挙動に基づいて、コミュニケーション特性を判別することが可能である。
判別部201は、予め用意したデフォルトの提示画面(以下、デフォルトUIと称す)を端末装置1において患者に提示し、当該デフォルトUIに対するユーザの操作挙動に基づいてtypeを判別する。より具体的には、判別部201は、デフォルトUIには、typeを判別できるような選択肢を予め設けておき、その操作頻度に基づいてtypeを判別してもよい。ここで、図4に、本実施例によるデフォルトUIの一例を示す。
患者と医療従事者とのコミュニケーションにおいて、必要な情報を患者向けのアプリケーションで入力してもらう場合がある。判別部201は、このような患者による情報入力の状況に基づいてコミュニケーション特性のtypeを判別することも可能である。図6は、患者情報の一例として患者の職業(薬によっては運転に影響を与えることがあるため必要となる情報)を入力してもらう情報入力画面34の一例を示す図である。
また、患者と医療従事者とのコミュニケーションにおいて、患者のお薬手帳に貼付された薬歴等を医療従事者に提示し、医療従事者による薬剤の併用に関する安全のチェックや患者に対する服薬指導等が行われる場合がある。この際、患者によっては、他の医療機関にかかっていることを開示したくないなど、個別に開示したくない情報が含まれることが想定される。口頭のコミュニケーションであれば、患者は自己の情報のうちを何を相手に伝えるかを任意に制御することができるが、従来の薬局で配布された薬剤情報票が貼り付けられているお薬手帳の提示や、電子機器でお薬手帳アプリケーションにより薬歴を表示させる場合には、全ての情報を対象に開示することが前提になっている。したがって、患者は、一部の開示したくない情報のためにお薬手帳の提示を拒否する等、医療従事者とのコミュニケーションに悪影響となる行動を取ることが見受けられる。
また、本実施形態による判別部201は、type別に好む傾向にある表示方式の医療情報提示画面を順次提示し、患者に好みの提示画面を選択させることで、患者のコミュニケーション特性を判別することも可能である。患者に提示する表示形態の選択肢の提示順は特に限定しないが、type1向け、type2向け、type3向け、及びtype4向けの順で行うことが好ましい。type1が最も最小限のコミュニケーションを好むためtype1向けの表示態様の提示画面を最初に提示した方がよく、type4は全ての情報を見て分析してから判断する傾向にあるためtype4向けの表示態様の提示画面は最後に提示する方がよいためである。また、残るtype2とtype3では、type3の方がより我慢強いため、type2よりも後に提示するようにすることが好ましい。このように、選択肢の提示順もtypeの傾向に応じて決定することで、ストレス無く選択できるようにする。
また、判別部201は、患者が何かを選択する際の挙動に基づいて、患者のコミュニケーション特性を判別することも可能である。すなわち、例えばtype1およびtype2の人間は、しゃべるスピードや動作スピード、及び決断までが速く、type3はややゆっくり、type4は特にゆっくりであるとした場合、選択肢を示した時点から、実際の選択肢を選ぶまでの時間を計測し、その平均値や最頻値、中央値などを算出してtypeを判別し得る。
「好きなフルーツは?」
(選択肢)
・いちご
・グレープフルーツ
・かんきつ類
・上記には含まれていないもの
・おいしいもの
・やわらかいもの
また、本実施形態による判別部201は、患者の会話内容に基づいてtypeを判別することも可能である。判別部201は、患者の会話音声の音声認識結果に基づいて、患者のtypeを判別し得る。
続いて、本実施形態による情報処理システムの動作処理について図10を用いて具体的に説明する。図10は、本実施形態による情報処理システムの動作処理の全体の流れの一例を示すフローチャートである。
続いて、本実施形態による画面生成部202により生成される、患者または医療従事者向けの患者type別提示情報の具体例について、図面を用いて順次説明する。
図11は、本実施形態による患者のコミュニケーション特性に応じた医療従事者向けの情報提示画面の一例を示す図である。図11に示す提示画面40には、患者情報が表示され、医療従事者は、患者と対話する前に提示画面40を閲覧して患者情報を把握する。提示画面40は、患者のコミュニケーション特性のタイプ及びタイプに応じたコミュニケーションのポイント(すなわち、説明方針)を示す表示401が表示されている。例えば患者が「Type1」の場合は「簡潔、端的」に説明することが推奨され、患者が「Type2」の場合は「明るく、対話」を心掛けることが推奨され、患者が「Type3」の場合は「安心、安定」を与える説明を行うことが推奨され、患者が「Type4」の場合は「詳細、緻密」に説明を行うことが推奨される。医療従事者は、これらのアドバイスを参考に患者と対話を行い、より良好なコミュニケーションを取ることが可能となる。例えば患者が「Type3」であることが分れば、「1つ目のお薬は前回と同じです。2つ目のお薬は、○○さんは初めてですが、既に8年前から使われていて、この薬局でもよく調剤されています。」というように、前回の処方との比較や薬の実績を説明することで「Type3」の患者が好む「安心、安定」を与え、より良好なコミュニケーションを取ることを可能とする。
次に、患者向けの提示情報例について説明する。画面生成部202は、患者のコミュニケーション特性のタイプ別に好む傾向にある(すなわち、コミュニケーション特性のタイプ別の情報伝達における優先志向を考慮した)表示態様で医療情報を提示する画面を生成する。生成された画面は、患者の端末装置1において表示される。医療情報の提示画面を患者のコミュニケーション特性のタイプに応じた(患者の好む)表示態様で表示することで、患者の医療情報への興味を促し、患者の理解を深め、また、医療情報をより確実に患者に伝えることが可能となる。
本実施形態による判別されたコミュニケーションタイプに対応した提示画面の生成は、上述した医療情報の提示画面の生成に限定されず、例えば患者に対しての医薬品の適正使用ならびに健康増進といったコンテンツ(ならびにそういったコンテンツへのリンク情報)を通知する画面の生成も考えられる。また、その通知内容やコンテンツ自体も、コミュニケーションタイプに対応したものにしてもよい。具体的には、例えば図16Aおよび図16Bに示すような患者type別のコンテンツ通知画面が考えられる。図16Aおよび図16Bは、本実施形態によるType別コンテンツ通知画面の一例を示す図である。
・薬の適正使用に関しての情報、薬を継続的に飲むためのヒントとなる情報(正しく噴射するための服用方法、苦みを軽減する服用方法、悪化した時のデメリット情報など被治療者(特に子供)に治療の重要性を自覚させるための情報、経済的負担を抑えるための各種補助金についての情報、薬の製剤に関しての情報など)
・健康でありつづけるための運動方法、快適に過ごすための温度設定、湿度設定、エアコン他各種家電の設定方法。
・血圧計や血糖値計、その他の自身や家族、生活環境をセンシングする機械の紹介・利用方法の説明・販売。
・自覚症状が出た時に行うべき対応、若しくは自覚症状が無くてもチェックリストや問診によって無自覚症状から病気の兆候を自覚するための方法。
・疾患を啓発する情報、治療者・治療を行える人の検索ができる情報、精神的な悩みを解決するための相談相手のマッチング、若しくは探し方の紹介、具体的な体の動かし方(ヨガや運動、体操方法など)。
・上記種々の手法に関してその重要性を紹介、啓蒙するサイトの情報、若しくは、良い手法に関してキュレーションして紹介するサイトの紹介。
・上記の情報について、通知するだけでなく、アンケート形式などによって情報を取得したり、インスタントメッセージ形式でやりとりしたり、センシング結果の入力を促したり、各種の入力を促すことも含まれる。
続いて、本実施形態による情報処理システムについて補足する。
患者のコミュニケーション特性のタイプに対応した提示画面の生成は、医療情報の提示画面の生成に限定されず、例えば患者との会話や、各種アプリケーションにおける設定ウィザードにおける応答において、患者に何らかの情報入力をさせる情報入力画面の生成にも応用することが可能である。
本実施形態によれば、医療や健康に関わる情報をはじめとした「正確さを期するにはある程度の文章量が必要」なコミュニケーションについて、発信者から受信者へ情報伝達率がより向上し、受信者の満足度が高まる。
以上説明した実施形態では、電子お薬手帳など、処方された薬剤情報を含む医療情報の提示を例に用いて、医療情報に関するコミュニケーションの改善について言及したが、本開示はこれに限定されず、本開示による情報処理システムは、「ある程度の情報量を持った伝達コミュニケーション」において一般的に用いることができる。
最後に、図19を参照して、本実施形態に係る情報処理装置のハードウェア構成について説明する。図19は、本実施形態に係る情報処理装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。なお、図19に示す情報処理装置800は、例えば、図2に示した端末装置1、図3に示したサーバ2、又は図1に示した情報処理端末4を実現し得る。本実施形態に係る端末装置1、サーバ2、または情報処理端末4による情報処理は、ソフトウェアと、以下に説明するハードウェアとの協働により実現される。
CPU871は、例えば、演算処理装置又は制御装置として機能し、ROM872、RAM873、ストレージ880、又はリムーバブル記録媒体901に記録された各種プログラムに基づいて各構成要素の動作全般又はその一部を制御する。
ROM872は、CPU871に読み込まれるプログラムや演算に用いるデータ等を格納する手段である。RAM873には、例えば、CPU871に読み込まれるプログラムや、そのプログラムを実行する際に適宜変化する各種パラメータ等が一時的又は永続的に格納される。
CPU871、ROM872、RAM873は、例えば、高速なデータ伝送が可能なホストバス874を介して相互に接続される。一方、ホストバス874は、例えば、ブリッジ875を介して比較的データ伝送速度が低速な外部バス876に接続される。また、外部バス876は、インターフェース877を介して種々の構成要素と接続される。
入力装置878には、例えば、マウス、キーボード、タッチパネル、ボタン、スイッチ、及びレバー等が用いられる。さらに、入力装置878としては、赤外線やその他の電波を利用して制御信号を送信することが可能なリモートコントローラ(以下、リモコン)が用いられることもある。また、入力装置878には、マイクロフォンなどの音声入力装置が含まれる。
出力装置879は、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)、LCD、又は有機EL等のディスプレイ装置、スピーカ、ヘッドホン等のオーディオ出力装置、プリンタ、携帯電話、又はファクシミリ等、取得した情報を利用者に対して視覚的又は聴覚的に通知することが可能な装置である。また、本開示に係る出力装置879は、触覚刺激を出力することが可能な種々の振動デバイスを含む。
ストレージ880は、各種のデータを格納するための装置である。ストレージ880としては、例えば、ハードディスクドライブ(HDD)等の磁気記憶デバイス、半導体記憶デバイス、光記憶デバイス、又は光磁気記憶デバイス等が用いられる。
ドライブ881は、例えば、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、又は半導体メモリ等のリムーバブル記録媒体901に記録された情報を読み出し、又はリムーバブル記録媒体901に情報を書き込む装置である。
リムーバブル記録媒体901は、例えば、DVDメディア、Blu−ray(登録商標)メディア、HD DVDメディア、各種の半導体記憶メディア等である。もちろん、リムーバブル記録媒体901は、例えば、非接触型ICチップを搭載したICカード、又は電子機器等であってもよい。
接続ポート882は、例えば、USB(Universal Serial Bus)ポート、IEEE1394ポート、SCSI(Small Computer System Interface)、RS−232Cポート、又は光オーディオ端子等のような外部接続機器902を接続するためのポートである。
外部接続機器902は、例えば、プリンタ、携帯音楽プレーヤ、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、又はICレコーダ等である。
通信装置883は、ネットワークに接続するための通信デバイスであり、例えば、有線又は無線LAN、Wi−Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、又はWUSB(Wireless USB)用の通信カード、光通信用のルータ、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)用のルータ、又は各種通信用のモデム等である。
以上、添付図面を参照しながら本開示の好適な実施形態について詳細に説明したが、本技術はかかる例に限定されない。本開示の技術分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
(1)
ユーザのコミュニケーション特性を判別する処理と、
前記コミュニケーション特性に応じた、医療情報または健康に関わる情報の提示に関する提示情報を出力する処理と、を行う制御部を備える、情報処理装置。
(2)
前記医療情報は、前記ユーザに処方する薬剤に関わる説明を含む、前記(1)に記載の情報処理装置。
(3)
前記制御部は、前記コミュニケーション特性に応じた表示形式で前記提示情報を表示するよう制御する、前記(1)または(2)に記載の情報処理装置。
(4)
前記制御部は、前記コミュニケーション特性に応じて前記提示情報の遷移を制御する、前記(1)〜(3)のいずれか1項に記載の情報処理装置。
(5)
前記制御部は、前記ユーザの前記コミュニケーション特性に応じて、医療情報提示画面を生成する、前記(1)〜(4)のいずれか1項に記載の情報処理装置。
(6)
前記制御部は、前記コミュニケーション特性に応じて、
要点を重視する第1の画面タイプと、
視覚的効果を重視する第2の画面タイプと、
実績を重視する第3の画面タイプと、
情報量の多さを重視する第4の画面タイプと、
のいずれかのタイプの前記医療情報提示画面を生成する、前記(5)に記載の情報処理装置。
(7)
前記第1の画面タイプは、薬剤の服用に関する最低限のテキスト情報を表示する画面タイプであり、
前記第2の画面タイプは、イラスト又は写真を含むヴィジュアル情報を表示する画面タイプであり、
前記第3の画面タイプは、前記ユーザの過去の薬歴との比較又は前記薬剤の実績情報へのリンクを表示する画面タイプであり、
前記第4の画面タイプは、前記薬剤の詳細な情報又は専門的な情報へのリンクを表示する画面タイプである、前記(6)に記載の情報処理装置。
(8)
前記制御部は、前記ユーザによる操作入力情報に基づいて、前記コミュニケーション特性を判別する、前記(1)〜(7)のいずれか1項に記載の情報処理装置。
(9)
前記制御部は、前記ユーザにより入力されたアンケート結果に基づいて、前記コミュニケーション特性を判別する、前記(8)に記載の情報処理装置。
(10)
前記制御部は、
前記コミュニケーション特性ごとの画面タイプを前記ユーザに提示し、
前記ユーザによる画面タイプの選択結果に基づいて、前記ユーザの前記コミュニケーション特性を判別する、前記(8)に記載の情報処理装置。
(11)
前記制御部は、
前記ユーザに処方された薬剤に関する情報を含む医療情報提示画面のデフォルト画面を前記ユーザに提示し、
前記デフォルト画面に対する前記ユーザの操作挙動に基づいて、前記ユーザの前記コミュニケーション特性を判別する、前記(8)に記載の情報処理装置。
(12)
前記制御部は、
前記ユーザによる指示に従って、前記ユーザに処方された薬剤に関する情報を含む医療情報提示画面のうち、前記ユーザに指定された情報を秘匿する制御を行うと共に、
前記秘匿のレベルに基づいて、前記コミュニケーション特性を判別する、前記(8)に記載の情報処理装置。
(13)
前記制御部は、
前記ユーザの会話内容に基づいて、前記ユーザの前記コミュニケーション特性を判別する、前記(8)に記載の情報処理装置。
(14)
前記制御部は、
前記ユーザの会話に含まれる沈黙の長さ又は頻度に基づいて、前記ユーザの前記コミュニケーション特性を判別する、前記(13)に記載の情報処理装置。
(15)
前記制御部は、
前記ユーザの会話の量の相手との比率、前記会話における話題の一貫性、前記会話で頻繁に用いられる表現、又は前記会話における前記ユーザの応答反応に基づいて、前記ユーザの前記コミュニケーション特性を判別する、前記(13)に記載の情報処理装置。
(16)
プロセッサが、
ユーザのコミュニケーション特性を判別することと、
前記コミュニケーション特性に応じた、医療情報または健康に関わる情報の提示に関する提示情報を出力することと、
を含む、情報処理方法。
(17)
ユーザのコミュニケーション特性を判別する処理と、
前記コミュニケーション特性に応じた、医療情報または健康に関わる情報の提示に関する提示情報を情報処理端末に出力する処理と、を行う制御部を有する、情報処理装置と、
前記提示情報を出力する出力部を有する前記情報処理端末と、
を備える、システム。
2 サーバ
3 ネットワーク
4 情報処理端末
10 制御部
11 通信部
12 操作入力部
13 表示部
14 記憶部
20 制御部
201 判別部
202 画面生成部
203 出力制御部
21 通信部
22 記憶部
34 情報入力画面
35 隠蔽画面
36、42、43、44、45 医療情報提示画面
Claims (17)
- ユーザのコミュニケーション特性を判別する処理と、
前記コミュニケーション特性に応じた、医療情報または健康に関わる情報の提示に関する提示情報を出力する処理と、を行う制御部を備える、情報処理装置。 - 前記医療情報は、前記ユーザに処方する薬剤に関わる説明を含む、請求項1に記載の情報処理装置。
- 前記制御部は、前記コミュニケーション特性に応じた表示形式で前記提示情報を表示するよう制御する、請求項1に記載の情報処理装置。
- 前記制御部は、前記コミュニケーション特性に応じて前記提示情報の遷移を制御する、請求項1に記載の情報処理装置。
- 前記制御部は、前記ユーザの前記コミュニケーション特性に応じて、医療情報提示画面を生成する、請求項1に記載の情報処理装置。
- 前記制御部は、前記コミュニケーション特性に応じて、
要点を重視する第1の画面タイプと、
視覚的効果を重視する第2の画面タイプと、
実績を重視する第3の画面タイプと、
情報量の多さを重視する第4の画面タイプと、
のいずれかのタイプの前記医療情報提示画面を生成する、請求項5に記載の情報処理装置。 - 前記第1の画面タイプは、薬剤の服用に関する最低限のテキスト情報を表示する画面タイプであり、
前記第2の画面タイプは、イラスト又は写真を含むヴィジュアル情報を表示する画面タイプであり、
前記第3の画面タイプは、前記ユーザの過去の薬歴との比較又は前記薬剤の実績情報へのリンクを表示する画面タイプであり、
前記第4の画面タイプは、前記薬剤の詳細な情報又は専門的な情報へのリンクを表示する画面タイプである、請求項6に記載の情報処理装置。 - 前記制御部は、前記ユーザによる操作入力情報に基づいて、前記コミュニケーション特性を判別する、請求項1に記載の情報処理装置。
- 前記制御部は、前記ユーザにより入力されたアンケート結果に基づいて、前記コミュニケーション特性を判別する、請求項8に記載の情報処理装置。
- 前記制御部は、
前記コミュニケーション特性ごとの画面タイプを前記ユーザに提示し、
前記ユーザによる画面タイプの選択結果に基づいて、前記ユーザの前記コミュニケーション特性を判別する、請求項8に記載の情報処理装置。 - 前記制御部は、
前記ユーザに処方された薬剤に関する情報を含む医療情報提示画面のデフォルト画面を前記ユーザに提示し、
前記デフォルト画面に対する前記ユーザの操作挙動に基づいて、前記ユーザの前記コミュニケーション特性を判別する、請求項8に記載の情報処理装置。 - 前記制御部は、
前記ユーザによる指示に従って、前記ユーザに処方された薬剤に関する情報を含む医療情報提示画面のうち、前記ユーザに指定された情報を秘匿する制御を行うと共に、
前記秘匿のレベルに基づいて、前記コミュニケーション特性を判別する、請求項8に記載の情報処理装置。 - 前記制御部は、
前記ユーザの会話内容に基づいて、前記ユーザの前記コミュニケーション特性を判別する、請求項8に記載の情報処理装置。 - 前記制御部は、
前記ユーザの会話に含まれる沈黙の長さ又は頻度に基づいて、前記ユーザの前記コミュニケーション特性を判別する、請求項13に記載の情報処理装置。 - 前記制御部は、
前記ユーザの会話の量の相手との比率、前記会話における話題の一貫性、前記会話で頻繁に用いられる表現、又は前記会話における前記ユーザの応答反応に基づいて、前記ユーザの前記コミュニケーション特性を判別する、請求項13に記載の情報処理装置。 - プロセッサが、
ユーザのコミュニケーション特性を判別することと、
前記コミュニケーション特性に応じた、医療情報または健康に関わる情報の提示に関する提示情報を出力することと、
を含む、情報処理方法。 - ユーザのコミュニケーション特性を判別する処理と、
前記コミュニケーション特性に応じた、医療情報または健康に関わる情報の提示に関する提示情報を情報処理端末に出力する処理と、を行う制御部を有する、情報処理装置と、
前記提示情報を出力する出力部を有する前記情報処理端末と、
を備える、システム。
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