JPWO2019111611A1 - 接着剤組成物 - Google Patents

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Abstract

本発明の目的は、変色性、保存安定性および相溶性に優れる接着剤組成物を提供することである。接着剤組成物は、アクリルブロックコポリマーと、界面活性剤と、呈色試薬と、pH調整剤と、を含有する。

Description

本発明は、湿り度を指示する接着剤組成物に関する。
pHの変化に反応して変色する、呈色試薬等を含む接着剤組成物が、おむつ等の使い捨て不織布吸水性物品において用いられている。当該接着剤組成物は、尿または水が浸入した際のpHの変化に反応して変色するため、水分の存在を知らせる指標として有用である。当該接着剤組成物として、水溶性ポリマーまたは非水溶性ポリマーに、呈色試薬等を添加した接着剤組成物が知られている。
例えば、特許文献1には、ビニルピロリドン/酢酸ビニルコポリマー等の感水性ポリマーを含む接着剤組成物調合物が開示されている。
特許文献2には、水溶性ポリマー、または、エチレン酢酸ビニル(EVA)、スチレン−イソプレン−スチレン(SIS)ブロックコポリマー、スチレン−ブタジエン−スチレン(SBS)ブロックコポリマー、スチレン−エチレン−ブチレン−スチレン(SEBS)ブロックコポリマー、スチレン−エチレン/エチレン−プロピレン−スチレン(SEEPS)ブロックコポリマー、高密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、化学修飾ポリエチレン、非晶質ポリアルファオレフィン(APAO)、エチレン/スチレンインターポリマー(ESI)およびメタロセン触媒を用いたAPAOといった非水溶性ポリマーを含有する熱溶融型湿潤性指示接着剤組成物が開示されている。
日本国公開特許公報「特開昭64−31884号公報」(1989年2月2日公開) 日本国公表特許公報「特表2012−506915号公報」(2012年3月22日公表)
しかしながら、特許文献1に開示の感水性ポリマーを含む接着剤調合物は、耐水性、耐熱性および保油性に乏しいため、保存安定性が不十分であると考えられる。それゆえ、このような接着剤組成物を用いたおむつが運搬時または在庫保管時に高温・高湿環境下に長時間さらされた場合、成分の染み出しが起こることにより、指示薬としての性能を損なったり、おむつの意匠性を損なったりするおそれがある。
また、特許文献2に開示の非水溶性ポリマーを含む接着剤組成物は、主成分である非水溶性ポリマーの極性が低いため、当該非水溶性ポリマーと、親水性を付与する界面活性剤、pHを調整する酸性材料(脂肪酸およびロジン酸等)との相溶性が悪いと考えられる。そのため、特許文献2の接着剤組成物を保管している際に、有効成分が漏出するおそれ、および、塗布された接着剤組成物が不均一になり十分な性能を発揮できないおそれがある。
本発明の一態様は、前記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、高温・高湿環境下においても長期間の安定性を発揮し、輸出入に伴う苛酷な環境下および長期在庫期間による経時変化に強い、品質の維持に優れる接着剤組成物を実現することにある。
前記の課題を解決するために、本発明者は、接着剤組成物を構成する成分について鋭意検討し、接着剤組成物がアクリルブロックコポリマーと、界面活性剤と、呈色試薬と、pH調整剤と、を含有することによって上記課題を解決可能であることを見出し、本発明を完成するに至った。すなわち本発明は、以下の構成を含むものである。
〔1〕湿り度を指示する接着剤組成物であって、アクリルブロックコポリマーと、界面活性剤と、呈色試薬と、pH調整剤と、を含有することを特徴とする接着剤組成物。
〔2〕前記アクリルブロックコポリマーの主鎖は、40℃より高いガラス転移温度を有するポリマーブロックと、20℃より低いガラス転移温度を有するポリマーブロックと、を有することを特徴とする〔1〕に記載の接着剤組成物。
〔3〕前記アクリルブロックコポリマーの主鎖は、[A1]−[B]−[A2]または[A]−[B]で示される構造を有し、前記[A1]、[A2]および[A]は、40℃より高いガラス転移温度を有するポリマーブロックであり、前記[B]は、20℃より低いガラス転移温度を有するポリマーブロックであることを特徴とする〔2〕に記載の接着剤組成物。
〔4〕前記[A1]、[A2]および[A]は、メチルメタクリレート由来のポリマーブロックであり、前記[B]は、アルキル基の炭素数が2〜12であるアルキル(メタ)アクリレート由来のポリマーブロックであることを特徴とする〔3〕に記載の接着剤組成物。
〔5〕前記接着剤組成物100重量%に対して、前記アクリルブロックコポリマーの割合は、5〜75重量%であることを特徴とする〔1〕〜〔4〕のいずれか1つに記載の接着剤組成物。
〔6〕前記界面活性剤のHLB値は、3〜20であることを特徴とする〔1〕〜〔5〕のいずれか1つに記載の接着剤組成物。
〔7〕前記接着剤組成物100重量%に対して、前記界面活性剤の割合は、3〜30重量%であることを特徴とする〔1〕〜〔6〕のいずれか1つに記載の接着剤組成物。
〔8〕前記呈色試薬は、pH3〜8に変色領域を有することを特徴とする〔1〕〜〔7〕のいずれか1つに記載の接着剤組成物。
〔9〕前記呈色試薬は、メチルレッド、ブロモフェノールブルー、ブロモクレゾールグリーン、ブロモクレゾールパープル、メチルイエロー、コンゴーレッド、メチルオレンジ、リトマス、ブロモチモールブルー、コチニール色素およびアントシアニン色素からなる群より選択される少なくとも1種類であることを特徴とする〔1〕〜〔8〕のいずれか1つに記載の接着剤組成物。
〔10〕前記接着剤組成物の100重量%に対して、前記呈色試薬の割合は、0.01重量%以上であることを特徴とする〔1〕〜〔9〕のいずれか1つに記載の接着剤組成物。〔11〕前記pH調整剤は、酸性材料であることを特徴とする〔1〕〜〔10〕のいずれか1つに記載の接着剤組成物。
〔12〕〔1〕〜〔11〕のいずれか1つに記載の接着剤組成物によって少なくとも一部をコーティングされている吸水性物品。
本発明の一態様によれば、変色性、保存安定性および相溶性に優れる接着剤組成物を提供することができる。
本発明の実施例に係る接着剤組成物の色相変化試験装置の構成を示す概略図である。
本発明の一実施形態について以下に説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。本発明は、以下に説明する各構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態や実施例にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態や実施例についても本発明の技術的範囲に含まれる。また、本明細書中に記載された学術文献及び特許文献の全てが、本明細書中において参考文献として援用される。
また、本明細書において特記しない限り、数値範囲を表す「A〜B」は、「A以上B以下」を意図する。また、「質量」と「重量」は同義語であると見なす。また、「アクリル」および「メタクリル」のいずれをも意味する場合「(メタ)アクリル」と表記し、「アクリレート」および「メタクリレート」のいずれをも意味する場合「(メタ)アクリレート」と表記する。
〔1.接着剤組成物〕
本発明の一実施形態に係る接着剤組成物は、湿り度を指示する接着剤組成物であって、(a)アクリルブロックコポリマーと、(b)界面活性剤と、(c)呈色試薬と、(d)pH調整剤と、を含有する構成を備えている。これにより、当該接着剤組成物は、変色性、保存安定性および相溶性に優れる。具体的には、前記アクリルブロックコポリマーを含有することにより、前記接着剤組成物は、界面活性剤、呈色試薬およびpH調整剤等の他の添加剤との相溶性に優れ、溶融時に分離を生じにくい。これは、前記アクリルブロックコポリマーの極性が高いためである。また、前記アクリルブロックコポリマーを含有することにより、前記接着剤組成物は、保存安定性を発揮する。これは、前記アクリルブロックコポリマーが前記接着剤組成物全体の凝集力を向上させて、形状安定性を前記接着剤組成物に持たせることができるため、および、耐水性、耐熱性および保油性に優れるためである。前記界面活性剤を含有することにより、前記接着剤組成物は、親水性を有し、水分の存在に反応することができる。前記呈色試薬を含有することにより、前記接着剤組成物は、変色性を有する。前記pH調整剤を含有することにより、前記接着剤組成物において、水分との反応前後における色の変化の差がより大きくなる。なお、本明細書において、「湿り度を指示する接着剤組成物」とは、水分の存在に反応して変色する接着剤組成物を意図する。
前記接着剤組成物は、180℃以下、より好ましくは120℃以下、さらに好ましくは100℃以下で粘度が150,000mPa・s以下、より好ましくは30,000mPa・s以下、さらに好ましくは5,000mPa・s以下であることが好ましい。当該構成により、接着剤組成物を紙おむつの構成材料であるポリエチレンフィルム等の耐熱性の低い物質に直接塗布することができる。即ち、当該接着剤組成物は、優れた塗工性を発揮する。
前記接着剤組成物は、180℃で溶解液の分離、並びに沈殿物および不溶成分(スラッジ)の発生が無い状態であることが好ましい。当該構成により、品質にバラつきが生じず、歩留まりを高めることができる。
<1−1.アクリルブロックコポリマー>
本明細書において、「アクリルブロックコポリマー」とは、アルキル(メタ)アクリレートモノマーを含有するブロック構造を、少なくとも1つ有するポリマーを意図する。即ち、前記アクリルブロックコポリマーは、1つのブロック構造を有するアクリルブロックコポリマーであってもよいし、ジブロック構造、トリブロック構造、または4つ以上のマルチブロック構造を有するアクリルブロックコポリマーであってもよい。アクリルブロックコポリマーは、単独であってもよいし、2種類以上を組み合わせてもよい。なお、以下では、「アルキル(メタ)アクリレートモノマーを含有するブロック構造」を「アルキル(メタ)アクリレート由来のポリマーブロック」とも称する。アルキル(メタ)アクリレートモノマーは、アルキル基の炭素数が1〜12であるアルキル(メタ)アクリレートモノマーであることが好ましい。前記アクリルブロックコポリマーは、2種類以上のアクリルポリマーブロックを有していればよく、アクリルポリマーブロック以外のポリマーブロックを含有していてもよいが、アクリルポリマーブロックのみで構成されることが好ましい。
前記アクリルブロックコポリマーの主鎖は、40℃より高いガラス転移温度を有するポリマーブロックと、20℃より低いガラス転移温度を有するポリマーブロックと、を有することが好ましい。当該構成であれば、前記接着剤組成物は、低温(例えば、100〜120℃)で低粘度の性質を有するため、塗工性に優れる。なお、本明細書中では、40℃より高いガラス転移温度を有するポリマーブロックを「硬質ブロック」、20℃より低いガラス転移温度を有するポリマーブロックを「軟質ブロック」と称する。硬質ブロックは、100〜120℃のガラス転移温度を有することがより好ましい。軟質ブロックは、−80〜−40℃のガラス転移温度を有することがより好ましい。
前記アクリルブロックコポリマーの総量に対して、硬質ブロックの割合が7〜50重量%であり、軟質ブロックの割合が50〜93重量%であることが好ましく、硬質ブロックの割合が15〜35重量%であり、軟質ブロックの割合が65〜85重量%であることがより好ましい。硬質ブロックの割合が7重量%以上であれば、接着剤組成物は、高温(50℃)・高湿(60%RH)環境下においても染み抜けおよびブリードを生じ難いため、より優れた保存安定性を発揮する。また、前記硬質ブロックの割合が50重量%以下であることにより、優れた塗工性をも兼ね備える接着剤組成物を実現できる。
前記アクリルブロックコポリマーの分子量は、10,000〜400,000であることが好ましく、40,000〜200,000であることがより好ましく、40,000〜120,000であることがさらに好ましい。前記分子量が10,000以上であることにより、接着剤組成物は、高温(50℃)・高湿(60%RH)環境下においても染み抜けおよびブリードが生じない、優れた保存安定性を発揮する。前記分子量が400,000以下であることにより、接着剤組成物は、優れた塗工性をも兼ね備える。
前記アクリルブロックコポリマーの主鎖は、[A1]−[B]−[A2]または[A]−[B]で示される構造を有することが好ましく、[A1]−[B]−[A2]で示される構造を有することがより好ましい。ここで、前記[A1]、[A2]および[A]は、40℃より高いガラス転移温度を有するポリマーブロック(硬質ブロック)であり、前記[B]は、20℃より低いガラス転移温度を有するポリマーブロック(軟質ブロック)である。当該アクリルブロックコポリマーは、非水溶性で、かつ、ジブロック構造またはトリブロック構造であるため、前記接着剤組成物は、耐水性、耐熱性、保油性に優れ、高温(50℃)・高湿(60%RH)環境下での保存安定性に優れる。なお、[A1]および[A2]は、上記範囲のガラス転移温度を有するポリマーブロックであれば、同一のポリマーブロックであっても異なるポリマーブロックであってもよい。前記アクリルブロックコポリマーは、上述した構造を有するものであれば、シランカップリング剤等の多官能価カップリング剤を含んでいてもよいが、前記アクリルブロックコポリマーは直鎖状であることが好ましい。
前記[A1]、[A2]および[A]としては、上記範囲のガラス転移温度を有するポリマーブロックであれば特に限定されないが、例えば、メチルメタクリレート、エチルメタクリレート、アクリロニトリル、アクリルアミド、アクリル酸、およびそれらの組み合わせ等由来のポリマーブロックが挙げられる。ガラス転移温度が高い硬質ブロックであることから、前記[A1]、[A2]および[A]は、メチルメタクリレート由来のポリマーブロックであることが好ましい。
前記[B]としては、上記範囲のガラス転移温度を有するポリマーブロックであれば特に限定されないが、前記[B]は、アルキル基の炭素数が2〜12であるアルキル(メタ)アクリレート由来のポリマーブロックであることが好ましい。前記アルキル(メタ)アクリレート由来のポリマーブロックとしては、例えば、エチルアクリレート、n−プロピルアクリレート、イソプロピルアクリレート、n−ブチルアクリレート、イソブチルアクリレート、s−ブチルアクリレート、t−ブチルアクリレート、アミルアクリレート、イソアミルアクリレート、n−ヘキシル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、ラウリルアクリレート、i−オクチルアクリレート、デシルメチルアクリレート、シクロヘキシルアクリレート、ノニルアクリレート、n−オクチル(メタ)アクリレート、n−デシルメタクリレート、n−ドデシルメタクリレート、n−テトラデシルメタクリレート、イソボルニルメタクリレート、およびそれらの組み合わせ等由来のポリマーブロックが挙げられる。ガラス転移温度が低い軟質ブロックであることから、前記[B]は、n−ブチルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、およびそれらの組み合わせ由来のポリマーブロックであることが好ましい。
同一のアルキル(メタ)アクリレートモノマーが硬質ブロックおよび軟質ブロックの両方に含まれていてもよい。前記アクリルブロックコポリマーは、冷却時に硬質ブロックと軟質ブロックとの間の完全な相分離を妨げない限り、硬質ブロックおよび軟質ブロックを構成するモノマー以外の1種類以上の他のモノマーが、硬質ブロックおよび軟質ブロックに含まれていてもよい。前記他のモノマーとしては、例えば、ビニルモノマーが挙げられる。なお、本明細書においては、前記ビニルモノマーには、例えば、(メタ)アクリレート、ビニルエステル、ビニルエーテル、スチレンモノマーおよび(メタ)アクリルアミド等も包含され得る。前記他のモノマーは、メチルメタクリレート、ブチルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレートであることが好ましい。
なお、アルキル(メタ)アクリレート由来のポリマーブロックのガラス転移温度(Tg)とは、アルキル(メタ)アクリレート由来のポリマーブロックを構成する各モノマーの単独ポリマーのガラス転移温度およびそのモノマーの含有割合(重量分率)に基づいて、フォックス(FOX)の式から求められる値を意図する。単独ポリマーのガラス転移温度は、例えば、日刊工業新聞社の「粘着技術ハンドブック」に記載されているガラス転移点を採用することができる。
前記アクリルブロックコポリマーは、ISO 1133に従って測定した190℃、荷重2.16kgにおけるMFRの値が0g/10min〜150g/10minであることが好ましく、1g/10min〜100g/10minであることがより好ましい。前記アクリルブロックコポリマーの190℃ 2.16kgにおけるMFRの値が0g/10min〜150g/10minであることにより、高温(50℃)・高湿(60%RH)環境下においても染み抜けおよびブリードが生じない、優れた保存安定性を発揮する。
前記接着剤組成物100重量%に対して、前記アクリルブロックコポリマーの割合は、5〜75重量%であることが好ましく、10〜40重量%であることがより好ましい。前記アクリルブロックコポリマーの割合が5重量%以上であることにより、接着剤組成物は、高温(50℃)・高湿(60%RH)環境下においても染み抜けおよびブリードが生じない、優れた保存安定性を発揮する。前記アクリルブロックコポリマーの割合が75重量%以下であることにより、接着剤組成物は、優れた塗工性をも兼ね備える。
<1−2.界面活性剤>
前記界面活性剤のHLB値は、3〜20であることが好ましく、5〜19であることがより好ましい。当該構成であれば、より相溶性に優れる接着剤組成物を提供できる。なお、本明細書において、HLB値は、以下に示すグリフィンの式によって算出された値を意図する。
Figure 2019111611
前記界面活性剤としては、非イオン性界面活性剤、イオン性界面活性剤および両性界面活性剤が挙げられる。
前記非イオン性界面活性剤としては、例えば、エステル型、エーテル型、エステルエーテル型、アルカノールアミド型、フッ素型が挙げられる。前記エステル型としては、例えば、グリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステルおよびショ糖脂肪酸エステル等が挙げられる。前記エーテル型としては、例えば、ポリジメチルシロキサン基とアルキレンオキシド付加物の縮重合体、ポリシロキサン−ポリオキシアルキレン共重合体、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルエーテルおよびポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックポリマー等が挙げられる。前記エステルエーテル型としては、例えば、ポリエチレングリコール脂肪酸エステルおよびポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル等が挙げられる。前記アルカノールアミド型としては、例えば、脂肪族アルカノールアミド等が挙げられる。前記フッ素型としては、例えば、パーフルオロデカン酸−ジグリセリンエステルおよびパーフルオロアルキルアルキレンオキサイド化合物等が挙げられる。
前記イオン性界面活性剤としては、アニオン性界面活性剤およびカチオン性界面活性剤が挙げられる。
前記アニオン性界面活性剤としては、例えば、炭化水素系アニオン性界面活性剤、フッ素系アニオン性界面活性剤および陰イオン性基を有するシリコーン系アニオン性界面活性剤等が挙げられる。前記炭化水素系アニオン性界面活性剤としては、例えば、カルボン酸型、スルホン酸型、硫酸エステル型、リン酸エステル型およびホウ酸エステル型等が挙げられる。前記カルボン酸型としては、例えば、脂肪族モノカルボン酸塩およびN−アシロイルグルタミン酸塩等が挙げられる。前記スルホン酸型としては、例えば、アルキルベンゼンスルホン酸塩、ナフタレンスルホン酸塩−ホルムアルデヒド縮合物およびスルホこはく酸ジアルキルエステル等が挙げられる。前記硫酸エステル型としては、例えば、硫酸アルキル塩および硫酸アルキルポリオキシエチレン塩等が挙げられる。前記リン酸エステル型としては、例えば、リン酸アルキル塩等が挙げられる。前記ホウ酸エステル型としては、例えば、ホウ酸アルキル塩等が挙げられる。前記フッ素系アニオン性界面活性剤としては、例えば、パーフルオロデカン酸ナトリウムおよびパーフルオロオクチルスルホン酸ナトリウム等が挙げられる。前記陰イオン性基を有するシリコーン系アニオン性界面活性剤としては、例えば、ポリジメチルシロキサン基とカルボン酸金属塩とを有する重合体等が挙げられる。
前記カチオン性界面活性剤としては、例えば、アミン塩型および第四級アンモニウム塩型等が挙げられる。前記アミン塩型としては、例えば、アルキルアミン塩等が挙げられる。前記第四級アンモニウム塩型としては、例えば、アルキルトリメチルアンモニウム塩、ジアルキルジメチルアンモニウム塩およびアルキルジメチルベンジルアンモニウム塩等が挙げられる。
前記両性界面活性剤としては、ベタイン型およびイミダゾリン型等が挙げられる。前記ベタイン型としては、例えば、ジメチルステアリルベタイン、ジメチルラウリルベタインおよびジヒドロキシラウリルベタイン等が挙げられる。前記イミダゾリン型としては、例えば、ジ−ナトリウムN−ラウリル−p−イミノジプロピオネート等が挙げられる。
前記接着剤組成物100重量%に対して、前記界面活性剤の割合は、3〜30重量%であることが好ましく、5〜15重量%であることがより好ましい。前記界面活性剤の割合が3重量%以上であることにより、水分による明らかな色の変化を確認することができる、優れた変色性を有する。前記界面活性剤の割合が30重量%以下である場合、当該接着剤組成物は、高温(50℃)・高湿(60%RH)環境下においても染み抜けおよびブリードが生じない、優れた保存安定性を発揮する。
<1−3.呈色試薬>
本明細書において、呈色試薬とは、pHの変化に反応して変色可能な指示薬であるpH指示薬等、化学変化に伴い色相が変化する薬剤を意図する。前記呈色試薬は、pH3〜8に変色領域を有することが好ましく、pH3〜7に変色領域を有することがより好ましい。当該構成により、前記接着剤組成物が酸性である場合、水分と反応すると、酸性から中性への色の変化が起こる。具体的には、前記呈色試薬は、pH指示薬であることが好ましく、当該pH指示薬は、メチルレッド、ブロモフェノールブルー、ブロモクレゾールグリーン、ブロモクレゾールパープル、メチルイエロー、コンゴーレッド、メチルオレンジ、リトマス、ブロモチモールブルー、コチニール色素およびアントシアニン色素からなる群より選択される少なくとも1種類であることが好ましい。
前記接着剤組成物の100重量%に対して、前記呈色試薬の割合は、0.01重量%以上であることが好ましく、0.1重量%以上であることがより好ましい。当該構成であれば、前記呈色試薬の色の変化を目視確認できる。呈色試薬の含有割合の上限は、特に限定されないが、熱安定性、臭気性、相溶性および接着性等の他性能の維持、並びに、コストの観点からは、前記接着剤組成物の100重量%に対して、3重量%以下であることが好ましい。
<1−4.pH調整剤>
前記pH調整剤は、酸性材料であることが好ましい。前記酸性材料としては、前記接着剤組成物のpHを7より小さくすることができるものであれば特に限定されないが、酸解離乗数(pKa)が2〜6であることが好ましく、カルボキシル基、リン酸基、亜リン酸基、スルホン酸基、またはフェノール性水酸基等の酸性基を分子内に有する材料であることがより好ましい。当該構成であれば、前記接着剤組成物のpHが酸性になり、水分と反応したときに、pHが中性寄りになり、水分との反応前後でpHの差が大きくなるため、水分との反応による色の変化が大きくなる。前記酸性材料としては、例えば、脂肪酸、ヒドロキシ酸、芳香族カルボン酸、ジカルボン酸、トリカルボン酸、ロジン酸、マレイン酸、フタル酸、リンゴ酸等が挙げられる。前記脂肪酸としては、例えば、ステアリン酸、カプロン酸、カプリル酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、12−ヒドロキシステアリン酸、イソステアリン酸、ウンデシン酸、トール酸、エイコサペンタエン酸、ドコサヘキサエン酸等が挙げられる。前記pH調整剤は、粘着付与剤および軟化剤等の他の添加剤としての機能を兼ね備える材料であってもよい。
前記pH調整剤の割合は前記接着剤組成物を目的のpHに調整することができれば特に限定されないが、前記接着剤組成物の100重量%に対して、3〜90重量%であることが好ましい。
<1−5.その他の添加剤>
前記接着剤組成物は、変色性、保存安定性、相溶性および塗工性等を損なわない範囲であれば、必要に応じて、上述した成分以外の添加剤をさらに含有していてもよい。当該添加剤としては、例えば、粘着付与剤、軟化剤、安定剤、充填剤、蛍光剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤および着色剤等が挙げられる。
前記粘着付与剤としては、天然系、石油系およびそれらの組み合わせであってもよく、例えば、ロジン酸、ロジンエステル、炭化水素樹脂、合成ポリテルペン樹脂、天然テルペン樹脂およびそれらの組み合わせ等が挙げられる。
また、前記粘着付与剤としては、例えば、ロジンアルコール、メチルエステルロジン、ジエチレングリコールエステルロジン、グリセリンエステルロジンおよびこれらの部分水添ロジン、完全水添ロジンまたは重合ロジン、ペンタエリスリトールエステルおよびこれらの部分水添ロジン、完全水添ロジンまたは重合ロジン等からなるロジンおよび変性ロジンの誘導体;ガムロジン、ウッドロジン、トール油ロジン等の商品名で市販されている天然樹脂;重合ロジン、部分水添ロジン等の変性ロジン;α−ピネンの重合体、β−ピネンの重合体、ジペンテン重合体等のポリテルペン系樹脂;テルペン−フェノール共重体、α−ピネン−フェノール共重体等のテルペン変性体;脂肪族系石油樹脂;脂環族系石油樹脂;シクロペンタジエン樹脂;芳香族系石油樹脂;フェノール系樹脂;アルキルフェノール−アセチレン系樹脂;スチレン系樹脂;キシレン系樹脂;クマロンインデン樹脂;ビニルトルエンとα−メチルスチレンとの共重体等が挙げられる。前記粘着付与剤が酸性官能基を有する場合、pH調整剤としての機能も果たす。
前記粘着付与剤の割合は特に限定されないが、前記接着剤組成物の100重量%に対して、90重量%以下であることが好ましい。
前記軟化剤は、融点が100℃以下であり、かつ、軟化点が90℃以下のものであることが好ましく、80℃以下であることがより好ましく、70℃以下であることがさらに好ましく、60℃以下であることが最も好ましい。当該構成により、接着剤組成物を紙おむつの構成材料であるポリエチレンフィルム等の耐熱性の低い物質に直接塗布することができる、優れた塗工性を発揮する。前記軟化剤は、前記アクリルブロックコポリマーとの相溶性の良い、極性の高いものであることが好ましい。前記軟化剤としては、例えば、脂肪酸およびその誘導体、ワックス類、および、油類等が挙げられる。前記脂肪酸としては、例えば、前記酸性材料として上述した脂肪酸を用いることができる。前記ワックス類としては、例えば、カルナバワックス、キャンデリラワックス、木蝋、ライスワックスおよび蜜蝋といった植物由来のワックス類が好適に用いられる。前記油類としては、例えば、植物油、動物油、エステル油、アルコール、アルケニル無水コハク酸、塩素化パラフィンおよびそれらの誘導体(硬化油を含む)が挙げられる。前記植物油としては、例えば、ヒマシ油およびヒマシ硬化油等が挙げられる。前記エステル油としては、例えば、パーム脂肪族エステル、フタル酸エステル、アジピン酸エステル、セバシン酸エステルおよびアゼライン酸エステル等が挙げられる。前記アルコールとしては、例えば、ポリエチレングリコールおよびポリプロピレングリコール等のポリアルキレングリコール、および、グリセリンジアセトモノラウレートが挙げられる。前記軟化剤が脂肪酸である場合、官能基にカルボキシル基を有しているため、pH調整剤としての機能も果たす。
前記安定剤としては、1,3,5−トリメチル2,4,6−トリス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)ベンゼン、ペンタエリトリチルテトラキス−3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート、ペンタエリトリトールテトラキス(3−ラウリルチオジプロピオネート)、n−オクタデシル−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェノール)プロピオネート、4,4’−メチレンビス(2,6−t−ブチルフェノール)、4,4’−チオビス(6−t−ブチル−o−クレゾール)、2,6−ジ−t−ブチルフェノール、6−(4−ヒドロキシフェノキシ)−2,4−ビス(n−オクチル−チオ)−1,3,5−トリアジン、ジ−n−オクタデシル3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシ−ベンジル−ホスホネート、2−(n−オクチルチオ)エチル3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシ−ベンゾエートおよびソルビトールヘキサ[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)−プロピオネート]等が挙げられる。
前記充填剤としては、例えば、タルク、炭酸カルシウム、クレイシリカ、雲母、ウォラストナイト、長石、ケイ酸アルミニウム、アルミナ、アルミナ水和物、ガラスミクロスフェア、セラミックミクロスフェア、熱可塑性ミクロスフェア、重晶石および木粉等が挙げられる。
<1−6.接着剤組成物の製造方法>
前記接着剤組成物の製造手段は、特に限定されるものではないが、例えば、上記各材料を、溶融槽、ロール、バンバリーミキサー、ニーダー、押出機等を用いて加熱捏和することにより混合する方法が挙げられる。
〔2.吸水性物品〕
本発明の一実施形態に係る接着剤組成物は、尿等の水分に反応して色が変化することから、吸水性物品に好適に用いることができる。それゆえ、本発明の一実施形態に係る接着剤組成物を含む吸水性物品も本発明に含まれる。本発明の一実施形態に係る吸水性物品は、アクリルブロックコポリマーと、界面活性剤と、呈色試薬と、pH調整剤と、を含有する湿り度を指示する接着剤組成物によって少なくとも一部をコーティングされている。前記接着剤組成物については、〔1.接着剤組成物〕において説明した内容と重複する内容に関しては、その説明を省略する。
本発明の一実施形態に係る吸水性物品は、上述した接着剤組成物によって少なくとも一部をコーティングされている。そのため、当該吸水性物品は、変色性および保存安定性に優れる。具体的には、前記接着剤組成物が耐水性、耐熱性および保油性に優れる前記アクリルブロックコポリマーを含有することにより、当該吸水性物品は、保存安定性を発揮する。前記接着剤組成物が前記界面活性剤を含有することにより、前記吸水性物品は、親水性を有する。これにより、接着剤組成物中に迅速に水分を拡散させる事ができるため、前記呈色試薬が水分の存在に反応することができる。前記接着剤組成物が前記呈色試薬を含有することにより、当該吸水性物品は、変色性を有する。前記接着剤組成物が前記pH調整剤を含有することにより、当該吸水性物品は、微量な大気中の水分との反応が抑制されつつ、大量の尿等の水分と反応するため、水分との反応前後における色の変化の差がより大きくなる。
前記吸水性物品としては、例えば、使い捨て不織布吸水性物品等が挙げられる。前記使い捨て不織布吸水性物品としては、例えば、子供用または大人用使い捨て紙おむつ、およびペットシート等が挙げられる。尿等の水分により、吸水性物品の一部にコーティングされている前記接着剤組成物のpHが変化する。当該接着剤組成物が変色することにより、水分の存在を示すことができる。
前記使い捨て不織布吸水性物品としては、特に限定されるものではないが、例えば、疎水性の不織布、ポリエチレン等のバックシート、ティッシュペーパー、吸収体、ティッシュペーパー、親水性の不織布の順で積層されたものであってよい。前記接着剤組成物は、バックシートの少なくとも一部にコーティングされることが好ましい。当該接着剤組成物がコーティングされる範囲としては、目視で色の変化を確認できる面積であることが好ましい。子供用または大人用おむつ、およびペットシートに用いる場合、直接肌に触れる側が親水性の不織布であることが好ましい。当該構成により、前記使い捨て不織布吸水性物品は、肌に刺激を与えずに尿等の水分を吸収し、当該使い捨て不織布吸水性物品の吸収量を超えない範囲で漏れが生じない。
前記pH調整剤としては、肌に刺激を与えにくいものを適宜選択することが好ましい。
前記接着剤組成物を前記使い捨て不織布吸水性物品に塗布する方法としては、特に限定されるものではないが、一般的なホットメルト型接着剤の塗布方法を利用できる。例えば、ダイコーター、スプレー塗布、ビード、ロールコーターおよびフレキソ印刷方式等が挙げられる。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
以下、実施例により、本発明をさらに詳細に説明する。なお、本発明は、以下の実施例に限定されるものではない。
〔実施例1〕
20重量%の、ポリn−ブチルアクリレート(PnBA)と、ポリメチルメタクリレート(PMMA)とのトリブロックコポリマー(以下、PMMA−PnBA−PMMAと称する)(クラリティLA2140、株式会社クラレ製、MFR(190℃、2.16kg):31g/10min)、8重量%のポリオキシエチレンラウリルエーテル(DKS NL−80、第一工業製薬株式会社製、HLB値:12.9)、0.15重量%のブロモクレゾールグリーン(和光純薬工業株式会社製、変色範囲:pH3.8〜5.4)、7重量%のステアリン酸(ステアリン酸48、ミヨシ油脂株式会社製、酸価:207mg KOH/g)、14重量%のロジン酸(中国ロジンX、荒川化学工業株式会社製、酸価:168mg KOH/g)、25重量%のヒマシ硬化油(水添ヒマシ油、伊藤製油株式会社製)、25.85重量%のロジンエステル(スーパーエステルA−75、荒川化学工業株式会社製)を、加熱混練機内にて180℃で混合し、100重量%の接着剤組成物を作製した。
〔実施例2〕
PMMA−PnBA−PMMA(MFR(190℃、2.16kg):31g/10min)の代わりに、PMMA−PnBA−PMMA(クラリティLA4285、株式会社クラレ製、MFR(190℃、2.16kg):1.5g/10min)を用いた以外は、実施例1と同様にして接着剤組成物を作製した。
〔実施例3〕
PMMA−PnBA−PMMAを70.85重量%とし、ヒマシ硬化油およびロジンエステルを添加しなかった以外は、実施例1と同様にして接着剤組成物を作製した。
〔実施例4〕
PMMA−PnBA−PMMAを5重量%とし、ロジンエステルを40.85重量%とした以外は、実施例1と同様にして接着剤組成物を作製した。
〔実施例5〕
PMMA−PnBA−PMMAを30重量%とし、40.85重量%の、PnBAとPMMAとのジブロックコポリマー(以下、PnBA−PMMAと称する)(クラリティLA1114、株式会社クラレ製、粘度(160℃):5,000mPa・s)をさらに添加し、ヒマシ硬化油およびロジンエステルを添加しなかった以外は、実施例1と同様にして接着剤組成物を作製した。
〔実施例6〕
ポリオキシエチレンラウリルエーテルを3重量%とし、ロジンエステルを30.85重量%とした以外は、実施例1と同様にして接着剤組成物を作製した。
〔実施例7〕
ポリオキシエチレンラウリルエーテルを30重量%とし、ロジンエステルを3.85重量%とした以外は、実施例1と同様にして接着剤組成物を作製した。
〔実施例8〕
PMMA−PnBA−PMMAの代わりに、PnBA−PMMA(MFR(190℃、2.16kg):11.4g/10min)を用いた以外は、実施例1と同様にして接着剤組成物を作製した。
〔実施例9〕
PMMA−PnBA−PMMAの代わりに、2−エチルヘキシルアクリレート(2EHA)とn−ブチルアクリレート(nBA)とがランダム共重合されたポリマーブロック(P(2EHA−co−nBA))と、PMMAとのトリブロックコポリマー(以下、PMMA−P(2EHA−co−nBA)−PMMAと称する)(MFR(190℃、2.16kg):3.8g/10min)を用いた以外は、実施例1と同様にして接着剤組成物を作製した。
〔実施例10〕
ポリオキシエチレンラウリルエーテル(HLB値:12.9)の代わりに、ポリオキシエチレンラウリルエーテル(DKS NL−15、第一工業製薬株式会社製、HLB値:5.1)を用いた以外は、実施例1と同様にして接着剤組成物を作製した。
〔実施例11〕
ポリオキシエチレンラウリルエーテル(HLB値:12.9)の代わりに、ポリオキシエチレンラウリルエーテル(DKS NL−600F、第一工業製薬株式会社製、HLB値:18.6)を用いた以外は、実施例1と同様にして接着剤組成物を作製した。
〔実施例12〕
ブロモクレゾールグリーンの代わりに、ブロモフェノールブルー(和光純薬工業株式会社製、変色範囲:pH 3.0〜4.6)を用いた以外は、実施例1と同様にして接着剤組成物を作製した。
〔実施例13〕
ブロモクレゾールグリーンの代わりに、メチルレッド(和光純薬工業株式会社製、変色範囲:pH 4.4〜6.2)を用いた以外は、実施例1と同様にして接着剤組成物を作製した。
〔比較例1〕
PMMA−PnBA−PMMAの代わりに、ポリエチレングリコール(PEG)(PEG20000、キシダ化学株式会社製)を用いた以外は、実施例1と同様にして接着剤組成物を作製した。
〔比較例2〕
PMMA−PnBA−PMMAの代わりに、スチレンとブタジエンとのトリブロックコポリマー(SBS)(アサプレンT−420、旭化成株式会社製、スチレン:30重量%、MFR(190℃、2.16kg):1.1g/10min)を用いた以外は、実施例1と同様にして接着剤組成物を作製した。
〔比較例3〕
PMMA−PnBA−PMMAの代わりに、PnBA(アルフォンUP1000、東亜合成株式会社製)を用いた以外は、実施例1と同様にして接着剤組成物を作製した。
〔比較例4〕
PMMA−PnBA−PMMAの代わりに、エチレンとメチルメタクリレートとのランダムコポリマー(EMMA)(アクリフトCM5022、住友化学株式会社製、MFR(190℃、2.16kg):450g/10min)を用いた以外は、実施例1と同様にして接着剤組成物を作製した。
〔比較例5〕
ロジンエステルを33.85重量%とし、ポリオキシエチレンラウリルエーテルを添加しなかった以外は、実施例1と同様にして接着剤組成物を作製した。
〔比較例6〕
ロジンエステルを26重量%とし、ブロモクレゾールグリーンを添加しなかった以外は、実施例1と同様にして接着剤組成物を作製した。
実施例1〜13および比較例1〜6で作製した各接着剤組成物の組成を表1および2に示す。
Figure 2019111611
Figure 2019111611
〔試験方法〕
<1.変色性>
図1は、接着剤組成物の変色性を評価するための、色相変化試験装置の構成の断面図を示している。図1に示すように、ガラス板、厚さ20μmのポリエチレン(PE)フィルム、厚さ20〜30μmの接着剤組成物、コットンパフ(コットン・ラボ株式会社製)を下からこの順に設置する。コットンパフの上から200μLの純水を滴下し、1分後および2分後に、ガラス板およびPEフィルム越しの接着剤組成物の色の変化を目視確認し、以下の基準で評価した。
◎:1分後に接着剤組成物の色が全体的に元の色から異なる色に変化している状態。
○:2分後に接着剤組成物の色が全体的に元の色から異なる色に変化している状態。
×:2分後に接着剤組成物の色が元の色から変化していない状態。
<2.保存安定性>
<1.変色性>の評価にて用いた装置を用いて、温度50℃、湿度60RH%の環境下で静置し、24時間経過後に状態を目視確認し、以下の基準で評価した。
◎:24時間経過後、温度を60℃に上げても、コットンパフ面への接着剤組成物成分の転着、PEフィルムの油染み、および、PEフィルムを通過した接着剤組成物成分の染み抜けのない状態。
○:コットンパフ面への接着剤組成物成分の転着、PEフィルムの油染み、および、PEフィルムを通過した接着剤組成物成分の染み抜けのない状態。
×:コットンパフ面への接着剤組成物成分の転着、PEフィルムの油染み、および、PEフィルムを通過した接着剤組成物成分の少なくともいずれか1つがある状態。
<3.相溶性>
100mLビーカーに接着剤組成物を50g投入し、180℃に加熱した恒温槽内に静置した。2時間経過後、目視にて接着剤組成物の溶融状態を確認し、以下の基準で評価した。
○:溶解液の分離、沈殿物およびスラッジの発生がない状態。
×:溶解液の分離、沈殿物およびスラッジの発生の少なくともいずれか1つがある状態。
〔結果〕
実施例1〜13および比較例1〜6で作製した各試料の試験結果を以下の表3に示す。
Figure 2019111611
以上の結果より、各実施例の接着剤組成物は、変色性、保存安定性および相溶性に優れていることが認められた。実施例3および5の接着剤組成物は、アクリルブロックコポリマーの割合が高く、保油力が高いため、他の接着剤組成物よりも保存安定性により優れていることが認められた。また、実施例2および9の接着剤組成物は、アクリルブロックコポリマーのMFRの値が小さいため、他の実施例の接着剤組成物よりも保存安定性により優れていることが認められた。実施例7の接着剤組成物は、界面活性剤の割合が高く、親水性が高いため、他の接着剤組成物よりも変色性により優れていることが認められた。
比較例5および6の接着剤組成物は、滴下2分後に変色が見られなかった。比較例1〜4の接着剤組成物は、24時間経過後、PEフィルムへのブリードおよび染み抜けのある状態が確認された。比較例2の接着剤組成物は、溶解液の分離も認められた。特に、比較例4は、MFRの値が大きいランダムコポリマーを用いているため、保存安定性に劣ると考えられる。
本発明は、子供用または大人用紙おむつ、ペットシート等の使い捨て不織布吸収性物品に好適に利用することができる。

Claims (12)

  1. 湿り度を指示する接着剤組成物であって、アクリルブロックコポリマーと、界面活性剤と、呈色試薬と、pH調整剤と、を含有することを特徴とする接着剤組成物。
  2. 前記アクリルブロックコポリマーの主鎖は、
    40℃より高いガラス転移温度を有するポリマーブロックと、
    20℃より低いガラス転移温度を有するポリマーブロックと、
    を有することを特徴とする請求項1に記載の接着剤組成物。
  3. 前記アクリルブロックコポリマーの主鎖は、
    [A1]−[B]−[A2]または[A]−[B]
    で示される構造を有し、
    前記[A1]、[A2]および[A]は、40℃より高いガラス転移温度を有するポリマーブロックであり、
    前記[B]は、20℃より低いガラス転移温度を有するポリマーブロックであることを特徴とする請求項2に記載の接着剤組成物。
  4. 前記[A1]、[A2]および[A]は、メチルメタクリレート由来のポリマーブロックであり、
    前記[B]は、アルキル基の炭素数が2〜12であるアルキル(メタ)アクリレート由来のポリマーブロックであることを特徴とする請求項3に記載の接着剤組成物。
  5. 前記接着剤組成物100重量%に対して、前記アクリルブロックコポリマーの割合は、5〜75重量%であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の接着剤組成物。
  6. 前記界面活性剤のHLB値は、3〜20であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の接着剤組成物。
  7. 前記接着剤組成物100重量%に対して、前記界面活性剤の割合は、3〜30重量%であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の接着剤組成物。
  8. 前記呈色試薬は、pH3〜8に変色領域を有することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の接着剤組成物。
  9. 前記呈色試薬は、メチルレッド、ブロモフェノールブルー、ブロモクレゾールグリーン、ブロモクレゾールパープル、メチルイエロー、コンゴーレッド、メチルオレンジ、リトマス、ブロモチモールブルー、コチニール色素およびアントシアニン色素からなる群より選択される少なくとも1種類であることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の接着剤組成物。
  10. 前記接着剤組成物100重量%に対して、前記呈色試薬の割合は、0.01重量%以上であることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の接着剤組成物。
  11. 前記pH調整剤は、酸性材料であることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の接着剤組成物。
  12. 請求項1〜11のいずれか1項に記載の接着剤組成物によって少なくとも一部をコーティングされている吸水性物品。
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