JPWO2019107347A1 - 航空機用化粧室ユニットの便座構造 - Google Patents

航空機用化粧室ユニットの便座構造 Download PDF

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Abstract

便座の破損を防止する上で有利で、かつ、便座の下面の清掃の効率を高める上で有利な航空機用化粧室ユニットの便器構造を提供すること。クッションブロック26は、便座22の周方向の全周に所定の幅をもって帯状に延在する単一の帯状体42Aで形成されている。帯状体42Aは、その延在方向と直交する平面で切断した断面形状が細長形状を呈し、平坦な上面4202と、平坦な下面4204と、その幅方向の両側に設けられた傾斜面4206とを有している。帯状体42Aは、上面4202が接着剤により本体板部36の下面3602に取着され、傾斜面4206は本体板部36の下面3602に対して鈍角θをなしている。

Description

本発明は、航空機用化粧室ユニットの便座構造に関する。
航空機用化粧室ユニットに設置される便器は、便器本体内の汚物を負圧により排出管に吸い込む方式が採用されており、便器本体の形状は、居住用のボウル部を有する便器本体と大きく異なっており、単にボウル状を呈し金属製または樹脂製である。
そのため、航空機用化粧室ユニットに設置される便器では、ボウル状の便器本体を支持部により床上で支持し、さらに、便器本体および支持部を覆うシュラウドが設けられる。
シュラウドは、便器本体および支持部の周囲を覆う周壁部および便器本体の上端外周板部に載置される環板状のフランジとを有し、便座はこのフランジの上に載置される。
そして、飛行中の便座のがたつき音や、便座をあけた状態から下げた時の音を防止するため、便座の下面にはフランジの上面に弾接する複数のクッションブロックが便座の周方向に間隔をおいて取着されている。
特開2016−169004号公報
近年、便座の破損の頻度が多くなっている。
これは、航空機用化粧室ユニットの利用者が靴を履いたまま便座に足を掛ける、あるいは、利用者や清掃員が靴を履いたまま便座上に立ち上がる等に起因していると考えられている。
また、便座の下面に取着されるクッションブロックは円柱状または箱状を呈しており、クッションブロックの基端は便座の下面に対して角部となるため、清掃時、クッションブロックの基端の角部の近傍の汚れが落としにくく、清掃作業の効率を高める上で何らかの改善が求められていた。
本発明は前記事情に鑑み案出されたものであって、本発明の目的は、便座の破損を防止する上で有利で、かつ、便座の下面の清掃の効率を高める上で有利な航空機用化粧室ユニットの便座構造を提供することにある。
上述の目的を達成するため、本発明は、ボウル部を有する便器本体と、前記便器本体を床上で支持する支持部と、前記便器本体および前記支持部の周囲を覆う周壁部および前記ボウル部の上端外周に載置される環板状のフランジとを有するシュラウドと、前記フランジの上に載置される環板状の便座とを備え、前記便座の下面にクッションブロックが取着された航空機用化粧室ユニットの便座構造であって、前記クッションブロックは帯状を呈しその上面が前記便座の下面に取着されて前記便座の周方向のほぼ全域に位置しており、前記クッションブロックが前記便座の下面に取着された状態で、前記クッションブロックの外表面で前記便座の下面に接触する箇所は、前記便座の下面に対して鈍角θをなす傾斜面をなしていることを特徴とする。
また、本発明は、前記クッションブロックは、前記便座の周方向の全周に所定の幅をもって帯状に延在する単一の帯状体で形成され、前記傾斜面は、前記帯状体の幅方向の両側部に設けられていることを特徴とする。
また、本発明は、便座は、幅をもって環状に延在し前記フランジに対向する本体板部と、前記本体板部の内周端から下方に突出しつつ前記本体板部に沿って延在する内側板部と、前記本体板部の外周端から下方に突出しつつ前記本体板部に沿って延在する外側板部とを有し、前記便座の下面は、前記本体部の下面と、前記内側板部の内面と、前記外側板部の内面とを含んで構成され、前記クッションブロックは、前記便座の周方向の全周に帯状に延在する単一の帯状体で形成され、前記帯状体は、前記本体板部の下面に取着される平坦な上面と、前記内側板部の内面に取着される内側傾斜面と、前記外側板部の内面に取着される外側傾斜面と、平坦な下面とを有し、前記帯状体の下面は、前記便座の前記内側板部の内面と前記外側板部の内面に対して鈍角θをなす前記傾斜面を構成していることを特徴とする。
また、本発明は、前記クッションブロックは、前記便座の周方向に間隔をおいて配置された複数の分割帯状体を含んで構成され、前記分割帯状体は、前記便座の周方向に沿って延在する長さと、前記長さと直交する方向で前記長さよりも小さい寸法の幅とを有する細長形状を呈し、前記便座の周方向における前記複数の分割帯状体の間隔は前記幅よりも小さい寸法となっており、前記傾斜面は、前記分割帯状体が前記便座の下面に接触する前記分割帯状体の周囲全周に設けられていることを特徴とする。
また、本発明は、前記分割帯状体の長さ方向の一方の端部に突起部が、他方の端部に溝部が設けられ、前記便座の周方向に隣り合う分割帯状体のうちの一方の分割帯状体の溝部の内側に、他方の分割帯状体の突起部が位置していることを特徴とする。
また、本発明は、前記クッションブロックは前記便座の下面の内周寄りの箇所で帯状に延在する内側帯状体と、前記便座の下面の外周寄りの箇所で帯状に延在する外側帯状体とを含んで構成され、前記内側帯状体と前記外側帯状体は、それら帯状体が延在する方向と直交する方向の幅を有し、前記傾斜面は、前記内側帯状体の幅方向の両側部と前記外側帯状体の幅方向の両側部に設けられていることを特徴とする。
また、本発明は、前記外側帯状体の延在方向の両端は、前記弁座が前記シュラウドの取り付け部に揺動可能に取着される箇所寄りの部分において、離間し対向しており、前記傾斜面は、前記外側帯状体の幅方向の両側部に加え、前記外側帯状体の延在方向の両端にも設けられていることを特徴とする。
また、本発明は、前記便座の下面と、前記下面に取着される前記クッションブロックの上面に、前記便座の周方向に延在し互いに係合する凹凸部が設けられていることを特徴とする。
また、本発明は、前記便座の下面に前記便座の周方向に延在し前記クッションブロックの上部が挿入される下方に開放状の凹部が設けられ、前記便座の下面は、前記凹部の底面を含んで構成され、前記傾斜面が鈍角θをなす前記便座の下面は、前記凹部が設けられていない前記便座の下面であることを特徴とする。
また、本発明は、前記鈍角θは、115度以上145度以下であることを特徴とする。
また、本発明は、前記鈍角θは、125度以上135度以下であることを特徴とする。
本発明によれば、航空機用化粧室ユニットの利用者が足により便座を踏みつけた場合であっても、クッションブロックは便座の本体板部の周方向のほぼ全域に位置しており、その荷重をクッションブロックにより直接受けることができるため、便座の破損を防止する上で有利となる。
また、清掃時、従来のようにクッションブロックの基端と本体板部の下面との間に形成される角部はなくなり、クッションブロックの外表面で便座の下面に接触する箇所は、便座の下面に対して鈍角θをなす傾斜面をなしているため、汚れが付着しにくくなると共に、付着した汚れを落とし易くなり、清掃作業の効率を高める上で有利となる。
また、本発明によれば、便座の下面とクッションブロックの上面に、互いに係合する凹凸部が設け、あるいは、便座の下面にクッションブロックの上部が挿入される凹部を設けると、便座とクッションブロックの接着面積を大きくでき、また、クッションブロックの部分と便座の部分とが機械的に係合する構造であるため、便座の幅方向に力が掛かった場合に、便座とクッションブロックの接着面に加え、機械的に係合するクッションブロックの部分と便座の部分とによってもその力を受けることができ、クッションブロックの剥がれを防止し、クッションブロックの耐久性を高める上で有利となる。
また、本発明ではクッションブロックの外表面で便座の下面に接触する傾斜面が便座の下面に対する鈍角θを特定の範囲に限定すると、クッションブロックの外表面と便座の下面との境の箇所を清掃し易く、付着した汚れを落とし易くなり、同時に、クッションブロックの成型上、取り扱い上、耐久性上好ましい。
便器の側面図で周壁部の一部を取り除いた便器の説明図である。 周壁部の一部と便座の外側板部を取り除いた便器の側面図で便座に使用者が座った状態の図である。 蓋を取り除いた便器の平面図である。 蓋と便座とシュラウドの斜視図である。 第1の実施の形態の便座を下方から見た図である。 図5のBB断面図である。 第2の実施の形態の便座を下方から見た図である。 図7のBB断面図である。 第3の実施の形態の便座を下方から見た図である。 第4の実施の形態の便座を下方から見た図である。 第1、第3、第4の実施の形態の変形例の説明図である。 第1、第3、第4の実施の形態の変形例の説明図である。 第1の実施の形態の変形例の説明図で便座を下方から見た図である。 第3の実施の形態の変形例の説明図で便座を下方から見た図である。 第4の実施の形態の変形例の説明図で便座を下方から見た図である。 第1、第3、第4の実施の形態の別の変形例の説明図である。 第5の実施の形態の便座を下方から見た図である。 図17のBB断面図である。 第5の実施の形態の変形例の説明図である。 第5の実施の形態の別の変形例の説明図である。 第5の実施の形態の別の変形例の説明図である。 第5の実施の形態の変形例の説明図で便座を下方から見た図である。 第5の実施の形態のさらに別の変形例の説明図である。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
まず、図1〜図6を参照して第1の実施の形態から説明する。
図1〜図4に示すように、航空機用化粧室ユニット10の化粧室12に配置される便器14は、便器本体16と支持部18とシュラウド20と便座22と蓋24とクッションブロック26とを含んで構成されている。
便器本体16は金属製で、ボウル部1602と、このボウル部1602の上端でボウル部1602の上端外周に沿って一定の幅でボウル部1602の外側に延在する環板状の上端外周板部1604とを有している。
ボウル部1602の底部には、ボウル部1602内の汚物を負圧によりボウル部1602外に排出する排出管1606が接続されている。
支持部18は便器本体16を化粧室12の床1204上で支持し、本実施の形態では、化粧室12の背面壁1202寄りの箇所で便器本体16を支持している。
シュラウド20は合成樹脂製で、図4に示すように、便器本体16および支持部18の周囲を覆う周壁部28と、周壁部28の上端に接続され上端外周板部1604に載置されるフランジ30と、背面壁1202寄りに位置するフランジ30の後端から起立する上壁部32とを有し、上壁部32には便座22と蓋24の取り付け部3202が設けられている。
シュラウド20は、周壁部28の下端両側のボルト挿通孔2802に挿通したボルトにより周壁部28の下端が化粧室12の床1204の取り付け片1206に取着され、上壁部32の両側のボルト挿通孔2804に挿通したボルトにより上壁部32が背面壁1202に取着されることで化粧室12に設置されている。
フランジ30の下面には、フランジ30の周方向に間隔をおいて複数のクッションブロック34が取着されている。
クッションブロック34は所定の厚さを有し、上端外周板部1604に載置され、ボウル部の上端外周板部1604とフランジ30の下面との間でそれらクッションブロック34の間に、ボウル部1602の内側空間と外側空間とを連通する複数の空気通路35が形成されている。
航空機用化粧室ユニット10では、便器本体16内の汚物を排出管1606の負圧で吸い込む方式であるため、負圧に対して何ら対策を施さないと、便座22に座った際に、汚物の排出時の負圧が人体着座部に便器本体16内に引き込むように作用する。そこで、このような空気通路35を設けることで、人体着座部に便器本体16内に引き込む負圧が作用しないようにしている。
便座22と蓋24はそれらの二股部2202、2402がそれぞれ取り付け部3202に支軸3204(図1、図2参照)を介して揺動可能に取着されている。
図5、図6に示すように、便座22は、本体板部36と内側板部38と外側板部40とを有している。
本体板部36は、幅をもって環状に延在している。
内側板部38は、本体板部36の内周端から下方に突出しつつ本体板部36に沿って延在しており、内側板部38の内面3802は、本体板部36の下面3602に対して鈍角をなしている。
外側板部40は、本体板部36の外周端から下方に突出しつつ本体板部36に沿って延在しており、外側板部40の内面4002は、本体板部36の下面3602に対して鈍角をなしている。
なお、本発明において便座22の下面2210とは、本体板部36の下面3602と、内側板部38の内面3802と、外側板部40の内面4002とを含む。
クッションブロック26は、図5に斜線で示すように、帯状を呈し、本体板部36の下面3602の周方向のほぼ全域に位置している。
便座22は、クッションブロック26がフランジ30の上面に載置されることでフランジ30上に配置される。
クッションブロック26には、飛行中の振動による便座22のがたつきや便座22を下げたときの音の発生を防止する材料が使用され、例えば、ゴムや合成樹脂材料など従来公知の様々な材料が使用可能である。
本実施の形態では、クッションブロック26は、便座22の周方向の全周に所定の幅をもって帯状に延在する単一の帯状体42Aで形成されている。
帯状体42Aは、その延在方向と直交する平面で切断した断面形状が細長形状を呈し、平坦な上面4202と、平坦な下面4204と、その幅方向の両側に設けられた傾斜面4206とを有している。
帯状体42Aは、上面4202が接着剤により本体板部36の下面3602に取着され、傾斜面4206は本体板部36の下面3602に対して鈍角θをなしている。
すなわち、本体板部36の下面3602に接触する帯状体42Aの幅方向の両側部に、本体板部36の下面3602に対して鈍角θをなす傾斜面4206が設けられ、クッションブロック26が便座22の下面2210に取着された状態で、外部から見えるクッションブロック26の外表面で便座22の下面2210に接触する箇所は、便座22の下面2210に対して鈍角θをなす傾斜面4206をなしている。
本実施の形態によれば、航空機用化粧室ユニット10の利用者が便座22に足を掛けた場合、あるいは、図3、図5に靴を符号Fで示すように、利用者や清掃員が便座22上で立ち上がった場合、すなわち、足により便座22を踏みつけた場合であっても、クッションブロック26は便座22の本体板部36の周方向のほぼ全域に位置しており、その荷重をクッションブロック26により直接受けることができるため、便座22の破損を防止する上で有利となる。
また、航空機用化粧室ユニット10の清掃時、従来のようにクッションブロック26の基端と本体板部36の下面3602との間に形成される角部はなくなり、クッションブロック26の外表面で便座22の下面2210に接触する箇所は、便座22の下面2210に対して鈍角θをなす傾斜面4206をなしているため、本体板部36の下面3602とクッションブロック26との境の箇所の汚れが付着しにくくなると共に、付着した汚れを落とし易くなり、清掃作業の効率を高める上で有利となる。
なお、鈍角θの値を大きくすればするほど、クッションブロック26の外表面(傾斜面4206)と便座22の下面2210(本体板部36の下面3602)との境の箇所を清掃し易くなり、付着した汚れを落とし易くなる。
一方、鈍角θの値を大きくすればするほど、クッションブロックの外周縁が薄くなることから、簡単に成型する上で不利となり、また、簡単に取り扱う上で不利となり、さらに、便座22に掛かった荷重を支えるクッションブロック26の体積が減少し、クッションブロック26の耐久性上好ましくない。
本発明者は鋭意研究の結果、鈍角θが115度以上145度以下の場合に、クッションブロック26の外表面(傾斜面4206)と便座22の下面2210(本体板部36の下面3602)との境の箇所を清掃し易く、付着した汚れを落とし易くなり、同時に、クッションブロック26の成型上、取り扱い上、耐久性上好ましいことを判明するに至った。
また、特に、鈍角θが125度以上135度以下の場合に、クッションブロック26の外表面(傾斜面4206)と便座22の下面2210(本体板部36の下面3602)との境の箇所を清掃し易く、付着した汚れを落とし易くなり、同時に、クッションブロック26の成型上、取り扱い上、耐久性上より好ましいことを判明するに至った。
第1の実施の形態では、図6に示す鈍角θを135度とし、クッションブロック26の外表面と便座22の下面2210との境の箇所を清掃し易く、付着した汚れを落とし易くなり、同時に、クッションブロック26の成型上、取り扱い上、耐久性上有利となっている。
(第2の実施の形態)
次に、図7、図8を参照して第2の実施の形態について説明する。
なお、以下の実施の形態では、第1の実施の形態と同様な箇所、部材に同一の符号を付してその説明を省略し、異なった点を重点的に説明する。
第2の実施の形態は、クッションブロック26の断面形状が第1の実施の形態と異なっている。
クッションブロック26を構成する帯状体42Bは、本体板部36の下面3602から内側板部38の内面3802と外側板部40の内面4002とにわたって設けられている。
すなわち、帯状体42Bは、本体板部36の下面3602に取着される平坦な上面4202と、内側板部38の内面3802に接着剤で取着される内側傾斜面4210と、外側板部40の内面4002に接着剤で取着される外側傾斜面4212と、平坦な下面4204とを有している。
第2の実施の形態では、流動状態にあるゴム材料を便座22の下面2210に流し込み硬化させることでクッションブロック26を形成してもよく、あるいは、型により成形したクッションブロック26の上面を接着剤により本体板部36の下面3602に接着してもよい。
上面4202と下面4204間の寸法であるクッションブロック26の厚さtは、下面4204が内側板部38と外側板部40の高さ方向の中間に位置する寸法で形成されている。
内側板部38の内面3802は、本体板部36の下面3602に対して鈍角をなしており、外側板部40の内面4002は、本体板部36の下面3602に対して鈍角をなしている。
クッションブロック26の表面(平坦な下面4204)で内側板部38の内面3802(便座22の下面2210)に接触する箇所は、内側板部38の内面3802(便座22の下面2210)に対して鈍角θをなす傾斜面をなしている。
また、クッションブロック26の表面(平坦な下面4204)で外側板部40の内面4002(便座22の下面2210)に接触する箇所は、外側板部40の内面4002(便座22の下面2210)に対して鈍角θをなす傾斜面をなしている。
第2の実施の形態によっても、第1の実施の形態と同様に、便座22の破損を防止する上で有利となり、また、内側板部38の内面3802および外側板部40の内面4002と、クッションブロック26との境の箇所の汚れが付着しにくくなると共に、付着した汚れを落とし易くなり、清掃作業の効率を高める上で有利となるという効果が奏される。
さらに、足により便座22を踏みつけた際や便座22に座る際、便座22に座った状態で便座22の幅方向に力が掛かった場合に、便座22とクッションブロック26の接着面に加え、機械的に係合する内側板部38とクッションブロック26の部分、および外側板部40とクッションブロック26の部分とによってもその力を受けることができ、クッションブロック26の剥がれを防止し、クッションブロック26の耐久性を高める上で有利となる。
第2の実施の形態では、図8に示すように、クッションブロック26の外表面(帯状体42Bの下面4204)と便座22の下面2210(内側板部38の内面3802および外側板部40の内面4002)とがなす鈍角θを115度とし、クッションブロック26の外表面(帯状体42Bの下面4204)と便座22の下面2210(内側板部38の内面3802および外側板部40の内面4002)との境の箇所を清掃し易く、付着した汚れを落とし易くなり、同時に、クッションブロック26の成型上、取り扱い上、耐久性上有利となっている。
(第3の実施の形態)
次に、図9を参照して第3の実施の形態について説明する。
クッションブロック26は、便座22の本体板部36の下面3602で周方向に間隔をおいて配置された複数の分割帯状体42Cを含んで構成されている。
分割帯状体42Cは、便座22の周方向に沿って延在する長さLと、長さと直交する方向で長さよりも小さい寸法の幅Wとを有する細長形状を呈している。
便座22の周方向における複数の分割帯状体42Cの間隔Dは、幅Wよりも小さい寸法で形成され、したがって、クッションブロック26は便座22の下面2210の周方向のほぼ全域に位置している。
分割帯状体42Cは、第1の実施の形態と同様に、その延在方向と直交する平面で切断した断面形状が細長形状を呈している。
したがって、第1の実施の形態と同様に、分割帯状体42Cは、図6に示すように、本体板部36の下面3602に接着剤で取着される平坦な上面4202と、平坦な下面4204と、上面4202の周囲全周と下面4204の周囲全周を接続する傾斜面4206とを有している。
すなわち、傾斜面4206は、分割帯状体42Cが便座22の下面2210に接触する分割帯状体42Cの周囲全周に設けられ、傾斜面4206は第1の実施の形態と同様に、便座22の下面2210に対して鈍角θをなしている。
また、便座22の周方向における複数の分割帯状体42Cの間隔Dは、分割帯状体42Cの幅Wよりも小さい寸法で形成され、したがって、クッションブロック26は便座22の下面2210の周方向のほぼ全域に位置している。
第3の実施の形態によっても、第1の実施の形態と同様に、便座22の破損を防止する上で有利となり、また、本体板部36の下面3602とクッションブロック26との境の箇所の汚れが付着しにくくなると共に、付着した汚れをブラシなどにより落とし易くなり、清掃作業の効率を高める上で有利となるという効果が奏される。
また、第3の実施の形態では、便座22がクッションブロック26を介してシュラウド20のフランジ30に載置された状態で、便座22の本体板部36とシュラウド20のフランジ30との間で周方向に間隔をおいた複数箇所に、便座22の周方向において隣り合う分割帯状体42Cの端部間に、ボウル部1602の内側と外側とを連通する空気通路44Aが形成される。
そのため、それら複数の空気通路44Aは、シュラウド20の空気通路35と共に人体着座部に便器本体16内に引き込む負圧が作用しないように機能し、汚物の排出時の負圧が人体着座部を便器本体16内に引き込むことを防止する上で有利となる。
(第4の実施の形態)
次に、図10を参照して第4の実施の形態について説明する。
第4の実施の形態は、第3の実施の形態の変形例であり、分割帯状体42Dの長さ方向の一方の端部に突起部4220を、他方の端部に溝部4222を設けたものである。
傾斜面4206は、それら突起部4220と溝部4222を含む分割帯状体42Dの周囲全周に設けられ、傾斜面4206は第1の実施の形態と同様に、便座22の下面2210に対して鈍角θをなしている。
そして、複数の分割帯状体42Dの上面が本体板部36の下面3602に取着された状態で、便座22の周方向に隣り合う分割帯状体42Dにおいて、一方の分割帯状体42Dの溝部4222の内側に、他方の分割帯状体42Dの突起部4220が位置し、溝部4222と突起部4220との間にボウル部1602の内側と外側とを連通する屈曲状の空気通路44Bが形成されている。
便座22の周方向における複数の分割帯状体42Dの突起部4220と溝部4222との間の間隔Dは、分割帯状体42Dの幅Wよりも小さい寸法で形成され、したがって、クッションブロック26は便座22の下面2210の周方向のほぼ全域に位置している。
このような第4の実施の形態によっても第3の実施の形態と同様な効果が奏される。
次に、図11、図12を参照して第1、第3、第4の実施の形態の変形例について説明する。
この変形例では、便座22の下面と、この下面に取着されるクッションブロック26(帯状体42A、分割帯状体42C、42D)の上面に、便座22の周方向に延在し互いに係合する凹凸部43を設けたものである。
図11に示す変形例では、凹凸部43として、本体板部36の下面3602に本体板部36の周方向に沿って延在する凹溝3610を、本体板部36の幅方向に間隔をおいて複数設け、クッションブロック26(帯状体42A、分割帯状体42C、42D)の上面4202に凹溝3610に係合可能でクッションブロック26の延在方向に延在する凸条4230を設けたものである。
また、図12に示す変形例では、凹凸部43として、本体板部36の下面3602に本体板部36の周方向に沿って延在する凸条3620を、本体板部36の幅方向に間隔をおいて複数設け、クッションブロック26(帯状体42、分割帯状体42C、42D)の上面4202に凸条3620に係合可能でクッションブロック26の延在方向に延在する凹溝4240を設けたものである。
この場合、凹凸部43は、図13〜図15に示すように、クッションブロック26(帯状体42A、分割帯状体42C、42D)が本体板部36の下面3602に取着された状態で、平面視した場合に、それぞれクッションブロック26(帯状体42A、分割帯状体42C、42D)の輪郭の内側に位置する寸法で形成され、言い換えると、それぞれクッションブロック26(帯状体42A、分割帯状体42C、42D)により隠される寸法で形成されている。
このような変形例によれば、それら凹凸部43を係合させることでクッションブロック26(帯状体42A、分割帯状体42C、42D)の本体板部36の下面3602に対する位置決めを簡単に行なえ、クッションブロック26(帯状体42A、分割帯状体42C、42D)の取り付け作業を簡単に行なう上で有利となる。
また、便座22の本体板部36の下面3602に対するクッションブロック26の接着面積を大きくでき、また、クッションブロック26の部分と便座22の部分とが機械的に係合する構造であるため、足により便座22を踏みつけた際や便座22に座る際、便座22に座った状態で便座22の幅方向に力が掛かった場合に、本体板部36とクッションブロック26の接着面に加え、機械的に係合するクッションブロック26の部分と便座22の部分とによってもその力を受けることができ、クッションブロック26の剥がれを防止し、クッションブロック26の耐久性を高める上で有利となる。
また、図11に示す変形例では、クッションブロック26の外表面(帯状体42A、分割帯状体42C、42Dの傾斜面4206)と便座22の下面2210(本体板部36の下面3602)とがなす鈍角θを135度とし、図12に示す変形例では、鈍角θを125度とし、クッションブロック26の外表面(帯状体42A、分割帯状体42C、42Dの傾斜面4206)と便座22の下面2210(本体板部36の下面3602)との境の箇所を清掃し易く、付着した汚れを落とし易くなり、同時に、クッションブロック26の成型上、取り扱い上、耐久性上有利となっている。
次に、図16を参照して第1、第3、第4の実施の形態の別の変形例について説明する。
図16に示す変形例では、便座22の下面2210に便座22の周方向に延在しクッションブロック26(帯状体42A、分割帯状体42C、42D)の上部が挿入される下方に開放状の凹部3630を設けたものである。
この変形例では便座22の下面2210は、凹部3630の底面3632を含んで構成されることになる。
凹部3630の寸法は、クッションブロック26(帯状体42A、分割帯状体42C、42D)の上部が、がたつくことなく嵌まり込む寸法で形成されている。
そして、図5、図6に示す第1の実施の形態の変形例では、クッションブロック26(帯状体42A)の上部の上面2602(帯状体42Aの上面4202)が凹部3630の底面3632に接着剤により取着されると共に、クッションブロック26(帯状体42A)の上部の両側の側面2604が凹部3630の側面3634に接着剤により取着される。
また、図9に示す第3の実施の形態の変形例、図10に示す第4の実施の形態の変形例では、クッションブロック26(分割帯状体42C、42D)の上部の上面2602(帯状体42Aの上面4202)が凹部3630の底面3632に接着剤により取着されると共に、クッションブロック26(分割帯状体42C、42D)の上部の周囲全域が凹部3630の側面3634に接着剤により取着される。
このような変形例によっても、凹部3630にクッションブロック26(帯状体42A、分割帯状体42C、42D)の上部を挿入することでクッションブロック26(帯状体42A、分割帯状体42C、42D)の本体板部36の下面3602に対する位置決めを簡単に行なえ、クッションブロック26(帯状体42A、分割帯状体42C、42D)の取り付け作業を簡単に行なう上で有利となる。
また、便座22の本体板部36の下面3602に対するクッションブロック26の接着面積を大きくでき、また、クッションブロック26の部分と便座22の部分とが機械的に係合する構造であるため、足により便座22を踏みつけた際や便座22に座る際、便座22に座った状態で便座22の幅方向に力が掛かった場合に、本体板部36とクッションブロック26の接着面に加え、機械的に係合するクッションブロック26の部分と便座22の部分とによってもその力を受けることができ、クッションブロック26の剥がれを防止し、クッションブロック26の耐久性を高める上で有利となる。
また、クッションブロック26の外表面(帯状体42A、分割帯状体42C、42Dの傾斜面4206)と便座22の下面2210(凹部3630が形成されていない本体板部36の下面3602)とがなす鈍角θを135度とし、クッションブロック26の外表面(帯状体42A、分割帯状体42C、42Dの傾斜面4206)と便座22の下面2210(凹部3630が形成されていない本体板部36の下面3602)との境の箇所を清掃し易く、付着した汚れを落とし易くなり、同時に、クッションブロック26の成型上、取り扱い上、耐久性上有利となっている。
(第5の実施の形態)
次に、図17、図18を参照して第5の実施の形態について説明する。
第5の実施の形態は、第1の実施の形態の変形例であり、クッションブロック26は内側帯状体42Eと外側帯状体42Fとを含んで構成されている。
内側帯状体42Eは、クッションブロック26は本体板部36の下面3602の内周寄りの箇所で帯状に延在し、外側帯状体42Fは、本体板部36の下面3602の外周寄りの箇所で帯状に延在している。
内側帯状体42Eと外側帯状体42Fは、それら帯状体42E、42Fが延在する方向と直交する方向の幅を有している。
内側帯状体42Eは、環状に延在し、本体板部36の下面3602に接着剤で取着される平坦な上面4202と、平坦な下面4204と、幅方向の両側部に設けられた傾斜面4206とを有している。
外側帯状体42Fは、本体板部36の幅方向で内側帯状体42Eの外側で環状に延在し、二股部2202寄りの箇所で、すなわち、便座22がシュラウド20の取り付け部3202に揺動可能に取着される箇所寄りの部分において、外側帯状体42Fの延在方向の両端は離間し対向している。
外側帯状体42Fは、本体板部36の下面3602に接着剤で取着される平坦な上面4202と、平坦な下面4204と、幅方向の両側部の傾斜面4206とを有し、さらに、外側帯状体42Fの延在方向の両端にも傾斜面4206Aを有している。外側帯状体42Fの延在方向の両端の傾斜面4206Aは、傾斜面4206に連続状に設けられている。
第5の実施の形態では、内側帯状体42Eが本体板部36の下面3602の全周に位置し、その外側で外側帯状体42Fが延在することから、便座22の周方向の如何なる位置においても便座22の幅方向にクッションブロック26が位置することになり、足により便座22を踏みつけた場合であっても、第1の実施の形態と同様に、その荷重をクッションブロック26により直接受けることができるため、便座22の破損を防止する上で有利となり、また、本体板部36の下面3602とクッションブロック26との境の箇所の汚れが付着しにくくなると共に、付着した汚れをブラシなどにより落とし易くなり、清掃作業の効率を高める上で有利となるという効果が奏される。
また、図18に示すように、クッションブロック26の外表面(内側帯状体42E、外側帯状体42Fの傾斜面4206)と便座22の下面2210(本体板部36の下面3602)とがなす鈍角θを135度とし、クッションブロック26の外表面(内側帯状体42E、外側帯状体42Fの傾斜面4206)と便座22の下面2210(本体板部36の下面3602)との境の箇所を清掃し易く、付着した汚れを落とし易くなり、同時に、クッションブロック26の成型上、取り扱い上、耐久性上有利となっている。
なお、第5の実施の形態では、クッションブロック26が内側帯状体42Eと外側帯状体42Fとの2つの帯状体で構成されている場合について説明したが、内側帯状体42Eと外側帯状体42Fの間にさらに中間帯状体を1つあるいは2つ以上設けることも可能である。
次に、図19を参照して第5の実施の形態の変形例について説明する。
この変形例では、内側帯状体42Eと外側帯状体42Fとをそれらの延在方向と直交する平面で切断した場合に、内側帯状体42Eと外側帯状体42Fとが下方に凸の湾曲面4250で形成されている点が第5の実施の形態と異なっている。
この変形例においても、内側帯状体42Eの幅方向の両側部と、外側帯状体42Fの幅方向の両側部と、外側帯状体42Fの延在方向の両端は、本体板部36の下面3602に対して鈍角θをなす傾斜面4206、4206Aを有しており、第5の実施の形態と同様な効果が奏される。
この変形例では、クッションブロック26の外表面(内側帯状体42E、外側帯状体42Fの傾斜面4206を構成する湾曲面4250)と便座22の下面2210(本体板部36の下面3602)とがなす鈍角θを145度とし、クッションブロック26の外表面(内側帯状体42E、外側帯状体42Fの傾斜面を構成する湾曲面4250)と便座22の下面2210(本体板部36の下面3602)との境の箇所を清掃し易く、付着した汚れを落とし易くなり、同時に、クッションブロック26の成型上、取り扱い上、耐久性上有利となっている。なお、この場合には、鈍角θは、クッションブロック26の外表面(内側帯状体42E、外側帯状体42Fの傾斜面4206を構成する湾曲面4250)と便座22の下面2210(本体板部36の下面3602)との交点における湾曲面4250の接線と、便座22の下面2210(本体板部36の下面3602)とがなす角度である。
次に、図20、図21を参照して第5の実施の形態の別の変形例について説明する。
この変形例では、便座22の下面と、この下面に取着されるクッションブロック26(内側帯状体42Eと外側帯状体42F)の上面に、便座22の周方向に延在し互いに係合する凹凸部43を設けたものである。
図20に示す変形例では、凹凸部43として、本体板部36の下面3602に本体板部36の周方向に沿って延在する凹溝3610を、本体板部36の幅方向に間隔をおいて複数設け、内側帯状体42Eと外側帯状体42Fの下面4204に凹溝3610に係合可能でクッションブロック26の延在方向に延在する凸条4230を複数設けたものである。
また、図21に示す変形例では、凹凸部43として、本体板部36の下面3602に本体板部36の周方向に沿って延在する凸条3620を、本体板部36の幅方向に間隔をおいて複数設け、内側帯状体42Eと外側帯状体42Fの下面4204に凸条3620に係合可能でクッションブロック26の延在方向に延在する凹溝4240を複数設けたものである。
この場合、凹凸部43は、図22に示すように、クッションブロック26(内側帯状体42Eと外側帯状体42F)が本体板部36の下面3602に取着された状態で、平面視した場合に、それぞれクッションブロック26(内側帯状体42Eと外側帯状体42F)の輪郭の内側に位置する寸法で形成され、言い換えると、それぞれクッションブロック26(内側帯状体42Eと外側帯状体42F)により隠される寸法で形成されている。
このような変形例によれば、それら凹凸部43を係合させることでクッションブロック26(内側帯状体42Eと外側帯状体42F)の本体板部36の下面3602に対する位置決めを簡単に行なえ、クッションブロック26(内側帯状体42Eと外側帯状体42F)の取り付け作業を簡単に行なう上で有利となる。
また、便座22の本体板部36の下面3602に対する内側帯状体42Eと外側帯状体42Fの接着面積を大きくでき、また、内側帯状体42Eと外側帯状体42Fの部分と便座22の部分とが機械的に係合する構造であるため、足により便座22を踏みつけた際や便座22に座る際、便座22に座った状態で便座22の幅方向に力が掛かった場合に、本体板部36と内側帯状体42E、外側帯状体42Fの接着面に加え、機械的に係合する内側帯状体42E、外側帯状体42Fの部分と便座22の部分とによってもその力を受けることができ、内側帯状体42Eと外側帯状体42Fの剥がれを防止し、クッションブロック26の耐久性を高める上で有利となる。
また、図20に示す変形例では、クッションブロック26の外表面(内側帯状体42E、外側帯状体42Fの傾斜面4206)と便座22の下面2210(本体板部36の下面3602)とがなす鈍角θを135度とし、図21に示す変形例では、鈍角θを135度とし、クッションブロック26の外表面(内側帯状体42E、外側帯状体42Fの傾斜面4206)と便座22の下面2210(本体板部36の下面3602)との境の箇所を清掃し易く、付着した汚れを落とし易くなり、同時に、クッションブロック26の成型上、取り扱い上、耐久性上有利となっている。
次に、図23を参照して第5の実施の形態のさらに別の変形例について説明する。
図23に示す変形例では、便座22の下面2210に便座22の幅方向に間隔をおき便座22の周方向に延在し内側帯状体42Eの上部と外側帯状体42Fの上部が挿入される下方に開放状の凹部3630を複数設けたものである。
凹部3630の寸法は、クッションブロック26(内側帯状体42Eと外側帯状体42F)の上部が、がたつくことなく嵌まり込む寸法で形成されている。
この変形例では便座22の下面2210は、凹部3630の底面3632を含んで構成されることになる。
そして、内側帯状体42Eと外側帯状体42Fの上部の上面2602(上面4202)が凹部3630の底面3632に接着剤により取着されると共に、内側帯状体42Eと外側帯状体42Fの上部の両側の側面2604が凹部3630の側面3634に接着剤により取着される。
このような変形例によっても、凹部3630にクッションブロック26(内側帯状体42Eと外側帯状体42F)の上部を挿入することでクッションブロック26(内側帯状体42Eと外側帯状体42F)の本体板部36の下面3602に対する位置決めを簡単に行なえ、クッションブロック26(内側帯状体42Eと外側帯状体42F)の取り付け作業を簡単に行なう上で有利となる。
また、便座22の本体板部36の下面3602に対する内側帯状体42Eと外側帯状体42Fの接着面積を大きくでき、また、内側帯状体42E、外側帯状体42Fの部分と便座22の部分とが機械的に係合する構造であるため、足により便座22を踏みつけた際や便座22に座る際、便座22に座った状態で便座22の幅方向に力が掛かった場合に、本体板部36と内側帯状体42E、外側帯状体42Fの接着面に加え、機械的に係合する内側帯状体42Eの部分、外側帯状体42Fの部分と便座22の部分とによってもその力を受けることができ、クッションブロック26の剥がれを防止し、クッションブロック26の耐久性を高める上で有利となる。
また、クッションブロック26の外表面(内側帯状体42E、外側帯状体42Fの傾斜面4206)と便座22の下面2210(凹部3630が形成されていない本体板部36の下面3602)とがなす鈍角θを130度とし、クッションブロック26の外表面(内側帯状体42E、外側帯状体42Fの傾斜面4206)と便座22の下面2210(凹部3630が形成されていない本体板部36の下面3602)との境の箇所を清掃し易く、付着した汚れを落とし易くなり、同時に、クッションブロック26の成型上、取り扱い上、耐久性上有利となっている。
10 航空機用化粧室ユニット
12 化粧室
14 便器
16 便器本体
1602 ボウル部
18 支持部
20 シュラウド
22 便座
2210 下面
26 クッションブロック
2602 上面
28 周壁部
30 フランジ
36 本体板部
3602 下面
3610 凹溝
3620 凸状
3630 凹部
3632 底面
38 内側板部
3802 内面
40 外側板部
4002 内面
42A 帯状体
42B 帯状体
42C 分割帯状体
42D 分割帯状体
42E 内側帯状体
42F 外側帯状体
4202 上面
4204 下面
4206 傾斜面
4210 内側傾斜面
4212 外側傾斜面
4220 突起部
4222 溝部
4230 凸条
4240 凹溝
43 凹凸部

Claims (11)

  1. ボウル部を有する便器本体と、前記便器本体を床上で支持する支持部と、前記便器本体および前記支持部の周囲を覆う周壁部および前記ボウル部の上端外周に載置される環板状のフランジとを有するシュラウドと、前記フランジの上に載置される環板状の便座とを備え、
    前記便座の下面にクッションブロックが取着された航空機用化粧室ユニットの便座構造であって、
    前記クッションブロックは帯状を呈しその上面が前記便座の下面に取着されて前記便座の周方向のほぼ全域に位置しており、
    前記クッションブロックが前記便座の下面に取着された状態で、前記クッションブロックの外表面で前記便座の下面に接触する箇所は、前記便座の下面に対して鈍角θをなす傾斜面をなしている、
    ことを特徴とする航空機用化粧室ユニットの便座構造。
  2. 前記クッションブロックは、前記便座の周方向の全周に所定の幅をもって帯状に延在する単一の帯状体で形成され、
    前記傾斜面は、前記帯状体の幅方向の両側部に設けられている、
    ことを特徴とする請求項1記載の航空機用化粧室ユニットの便座構造。
  3. 便座は、幅をもって環状に延在し前記フランジに対向する本体板部と、前記本体板部の内周端から下方に突出しつつ前記本体板部に沿って延在する内側板部と、前記本体板部の外周端から下方に突出しつつ前記本体板部に沿って延在する外側板部とを有し、
    前記便座の下面は、前記本体部の下面と、前記内側板部の内面と、前記外側板部の内面とを含んで構成され、
    前記クッションブロックは、前記便座の周方向の全周に帯状に延在する単一の帯状体で形成され、
    前記帯状体は、前記本体板部の下面に取着される平坦な上面と、前記内側板部の内面に取着される内側傾斜面と、前記外側板部の内面に取着される外側傾斜面と、平坦な下面とを有し、
    前記帯状体の下面は、前記便座の前記内側板部の内面と前記外側板部の内面に対して鈍角θをなす前記傾斜面を構成している、
    ことを特徴とする請求項1記載の航空機用化粧室ユニットの便座構造。
  4. 前記クッションブロックは、前記便座の周方向に間隔をおいて配置された複数の分割帯状体を含んで構成され、
    前記分割帯状体は、前記便座の周方向に沿って延在する長さと、前記長さと直交する方向で前記長さよりも小さい寸法の幅とを有する細長形状を呈し、
    前記便座の周方向における前記複数の分割帯状体の間隔は前記幅よりも小さい寸法となっており、
    前記傾斜面は、前記分割帯状体が前記便座の下面に接触する前記分割帯状体の周囲全周に設けられている、
    ことを特徴とする請求項1記載の航空機用化粧室ユニットの便座構造。
  5. 前記分割帯状体の長さ方向の一方の端部に突起部が、他方の端部に溝部が設けられ、
    前記便座の周方向に隣り合う分割帯状体のうちの一方の分割帯状体の溝部の内側に、他方の分割帯状体の突起部が位置している、
    ことを特徴とする請求項4記載の航空機用化粧室ユニットの便座構造。
  6. 前記クッションブロックは前記便座の下面の内周寄りの箇所で帯状に延在する内側帯状体と、前記便座の下面の外周寄りの箇所で帯状に延在する外側帯状体とを含んで構成され、
    前記内側帯状体と前記外側帯状体は、それら帯状体が延在する方向と直交する方向の幅を有し、
    前記傾斜面は、前記内側帯状体の幅方向の両側部と前記外側帯状体の幅方向の両側部に設けられている、
    ことを特徴とする請求項1記載の航空機用化粧室ユニットの便座構造。
  7. 前記外側帯状体の延在方向の両端は、前記弁座が前記シュラウドの取り付け部に揺動可能に取着される箇所寄りの部分において、離間し対向しており、
    前記傾斜面は、前記外側帯状体の幅方向の両側部に加え、前記外側帯状体の延在方向の両端にも設けられている、
    ことを特徴とする請求項6記載の航空機用化粧室ユニットの弁座構造。
  8. 前記弁座の下面と、前記下面に取着される前記クッションブロックの上面に、前記弁座の周方向に延在し互いに係合する凹凸部が設けられている、
    ことを特徴とする請求項1〜7の何れか1項記載の航空機用化粧室ユニットの弁座構造。
  9. 前記弁座の下面に前記弁座の周方向に延在し前記クッションブロックの上部が挿入される下方に開放状の凹部が設けられ、
    前記弁座の下面は、前記凹部の底面を含んで構成され、
    前記傾斜面が鈍角θをなす前記便座の下面は、前記凹部が設けられていない前記便座の下面である、
    ことを特徴とする請求項1〜7の何れか1項記載の航空機用化粧室ユニットの弁座構造。
  10. 前記鈍角θは、115度以上145度以下である、
    ことを特徴とする請求項1〜9の何れか1項記載の航空機用化粧室ユニットの弁座構造。
  11. 前記鈍角θは、125度以上135度以下である、
    ことを特徴とする請求項1〜9の何れか1項記載の航空機用化粧室ユニットの弁座構造。
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