JPWO2019082756A1 - 循環流動層ボイラ及びその運転方法 - Google Patents

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Abstract

アルカリ塩を多く含有した燃料を用いても、燃焼により排ガスに拡散されたアルカリ塩を効率的に化学反応させ、過熱器へのアルカリ塩の付着及びこれによる過熱器の腐食を抑制できる循環流動層ボイラ及びその運転方法を提供する。この循環流動層ボイラは、火炉と、火炉から排出された固体粒子を捕集する固気分離装置と、固気分離装置で捕集された固体粒子が、火炉内に戻される前に滞留されるリターン部(122)と、リターン部へ硫黄元素含有化合物を導入する導入部(125)とを備える。

Description

本発明は、循環流動層ボイラ及びその運転方法に関する。
近年、ボイラ設備においてバイオマス燃料などの新エネルギー燃料を使用することが多く要求される。
特許文献1には、バイオマス燃料を使用するボイラ設備において、過熱器の塩化物の堆積を軽減するため、硫酸塩分を含む化合物をスチームボイラ内又は過熱器領域内に供給する技術が開示されている。
また、特許文献2には、伝熱管の表面に付着した塩化物を剥離するため、燃焼炉内にSOガスを間欠的に共存させて可燃物を燃焼させる技術が開示されている。また、特許文献2の図2には、層内循環流動層炉の流動化空気供給管にSOガス供給管を接続した構成が開示されている。
国際公開第2006/134227 特開平9−303743号公報
バイオマス燃料などの多くはアルカリ塩を多く含有しており、燃料として使用することで過熱器へのアルカリ塩の付着及びこれによる過熱器の腐食が問題となる。
一方、特許文献1の技術では、過熱器領域内に硫酸塩分を含む化合物を供給することで、過熱器の塩化物の堆積を軽減することを図っている。また、特許文献2の技術では、SOガスを共存させて可燃物を燃焼させることで、伝熱管の表面に付着した塩化物を剥離させることを図っている。しかしながら、これらの方法では、アルカリ塩を多く含有する燃料を使用し、排ガスに非常に多くのアルカリ塩が含まれる場合に、排ガス中のアルカリ塩を効率的に化学反応させることが難しいという課題があった。
本発明は、アルカリ塩を多く含有した燃料を用いても、排ガスに含まれるアルカリ塩を効率的に除去し、過熱器へのアルカリ塩の付着及びこれによる過熱器の腐食を抑制できる循環流動層ボイラ及びその運転方法を提供することを目的とする。
本発明に係る循環流動層ボイラは、
火炉と、
前記火炉から排出された固体粒子を捕集する固気分離装置と、
前記固気分離装置で捕集された固体粒子が、前記火炉内に戻される前に滞留されるリターン部と、
前記リターン部へ硫黄元素含有化合物を導入する導入部と、
を備える構成とした。
本発明に係る循環流動層ボイラの運転方法は、
火炉と、前記火炉から排出された固体粒子を捕集する固気分離装置と、前記固気分離装置で捕集された固体粒子が前記火炉内に戻される前に滞留されるリターン部とを備える循環流動層ボイラの運転方法であって、
前記リターン部へ硫黄元素含有化合物を導入する方法とした。
本発明によれば、アルカリ塩を多く含有した燃料を用いても、排ガスに含まれるアルカリ塩を効率的に除去し、過熱器へのアルカリ塩の付着及びこれによる過熱器の腐食を抑制できるという効果が得られる。
本発明の実施形態1に係る循環流動層ボイラを示す構成図である。 図1の流動材のリターン部の周辺詳細を示す構成図である。 制御部により実行されるSOガスの導入処理の手順を示すフローチャートである。 制御部により実行されるSOガスの導入処理を説明するタイムチャートである。 本発明の実施形態2に係る循環流動層ボイラを示す構成図である。 本発明の実施形態3に係る循環流動層ボイラを示す構成図である。
以下、本発明の各実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
(実施形態1)
図1は、本発明の実施形態1に係る循環流動層ボイラを示す構成図である。図2は、図1の流動材のリターン部の周辺詳細を示す構成図である。
本発明の実施形態1に係る循環流動層ボイラ1は、図1に示すように、火炉10、固気分離装置11、固気分離装置11により捕集された流動材を火炉10に戻す循環部12、及び煙道13を備える。循環部12には、SOガスが導入される導入部125と、SOガスの濃度を計測する第1計測部126と、HCl濃度を計測する第2計測部127とが設けられる。さらに、循環流動層ボイラ1は、過熱器14a、14b、SOタンク15、流量可変弁16、集塵機17、ポンプ18、煙突19及び制御部20を備える。
火炉10は、循環流動床燃焼炉であり、ケイ砂等を流動材(「流動砂」、「ベット材」とも言う)として、バイオマス燃料、低品位炭、スラッジ、廃プラスチック、廃タイヤなどの燃料を燃焼させる。
固気分離装置11は、例えばサイクロンであり、火炉10から排出された排ガスと固体粒子(流動材など)とを分離させる。分離された排ガスは煙道13に送られ、分離された固体粒子は捕集されて循環部12へ送られる。
循環部12は、図2にも示すように、ダウンカマー121と、リターン部122と、仕切り123と、リターンシュート124と備える。ダウンカマー121は、固気分離装置11とリターン部122とを結ぶ通路であり、固気分離装置11により捕集された固体粒子を重力によりリターン部122へ降下させる。リターンシュート124は、リターン部122と火炉10とを結ぶ通路であり、リターン部122から火炉10へ重力によって固体粒子を戻す。リターン部122は、捕集された固体粒子が火炉10へ戻される前に滞留される空間である。
仕切り123は、リターン部122の空間においてダウンカマー121とリターンシュート124との間を仕切る。仕切り123は、リターン部122の空間のうち少なくとも中段より上方部分を仕切り、下方部分は開放される。仕切り123によって開放された下方部分は常に固体粒子(流動材)によって埋められた状態にされる。この固体粒子によって埋められた部分と仕切り123とは、ループシールを構成し、循環部12において火炉10から煙道13への気体の流れを遮断し、固体粒子のみを火炉10へ戻すことを可能にする。
SOガスをリターン部122に導入する導入部125は、例えば、リターン部122の下部に配置される。導入部125は、特に制限されないが、固体粒子を流動させるために流動エアを導入する導入部を兼ねており、SOガスは流動エアに加えられてリターン部122へ導入される。具体的には、SOガスが蓄積又は生成されるSOタンク15から流量可変弁16を介して流動エアの配管21へSOが供給される。そして、この流動エアが導入部125を介してリターン部122へ送られることで、リターン部122へSOガスが供給される。リターン部122へ導入されたSOガス及び流動エアは、固体粒子を流動させてリターンシュート124から火炉10へ送る作用を及ぼす。また、リターン部122へ導入されたSOガス及び流動エアは、火炉10の排ガスよりも圧力が低いため、火炉10へは流れることはなく、ダウンカマー121を上昇して煙道13へ流れる。
第1計測部126及び第2計測部127は、ダウンカマー121に配置されて、ダウンカマー121を通過するガス中のSOガスの濃度とHClガスの濃度とを計測する。第1計測部126及び第2計測部127のうち、ダウンカマー121内に配置される計測用の素子の周囲には気体成分のみを通すフィルタが設けられ、第1計測部126及び第2計測部127は固体成分の影響を排してガスの濃度を計測できる。なお、第1計測部126及び第2計測部127は、直接にガスの濃度を計測する構成でなく、別の物理量を計測し、計測された物理量を変換してガスの濃度を求める構成としてもよい。
制御部20は、第1計測部126及び第2計測部127の計測結果を入力し、また、流量可変弁16を制御してリターン部122へのSOガスの導入量を制御する。
一方の過熱器14aは、煙道13に設けられ、高温の排ガスの熱を受けて蒸気を過熱する。もう一方の過熱器14bは、循環部12のリターン部122に設けられ、高温の流動材の熱を受けて蒸気を過熱する。
なお、煙道13の過熱器14aよりも後段には、排ガスの余熱を利用して温水を予熱するエコノマイザ、また、排ガスの余熱を利用して燃焼用空気を予熱する空気予熱器が設けられていてもよい。
集塵機17は、バグフィルタ及び電気集塵機等であり、低温の排ガスからダストを捕集する。
ポンプ18及び煙突19は排ガスを空中に排出させる。
<燃焼動作>
上記構成の循環流動層ボイラ1においては、アルカリ塩を多く含有するバイオマス燃料等の燃料が火炉10に投入される一方、燃焼用空気が火炉10に供給されて燃料が燃焼される。燃料の燃焼時、アルカリ塩であるガス状のMCl(Mは、K(カリウム)、Na(ナトリウム)等)が多く発生し、排ガスと一緒に火炉10から排出される。また、排ガスの力によって固体粒子の一部が火炉10から排出される。固気分離装置11では、火炉10から排出された排ガスと固体粒子とが分離され、固体粒子が捕集される。固体粒子と排ガスとが分離される際、固体粒子は排ガスに晒され、固体粒子にはMClが多く付着される。固体粒子の多くは流動材であり、循環部12へ戻される。固体粒子に付着されなかった残りのMClは煙道13に送られる。
MClが多く付着した流動材はリターン部122で滞留されかつ導入されたSOガスに晒される。リターン部122に滞留された流動材は、流動エアによって流動されながら一様にSOガスに晒される。この際、例えば反応式(1)に示す化学反応が生じて、流動材に付着したMClが、HCl(塩化水素)及び、MSO(Mは、K(カリウム)、Na(ナトリウム等)に変わる。一般に、ガス対ガスの反応よりも固体対ガスの反応の方が効率的に化学反応を促進できる。リターン部122においては、固体対ガスの反応により、効率的に反応式(1)の化学反応が得られる。
MCl+SO+HO → HCl+MSO (1)
リターン部122で生成されたHClガスは、ダウンカマー121を通って煙道13に流れ、リターン部122で生成されたMSOは、例えば流動材と一緒に火炉10に戻されて粉流体として火炉10から回収される。
さらに、リターン部122に導入され、化学反応しなかったSOガスの一部はダウンカマー121を通って煙道13に流れる。その際、このSOガスは、煙道13に排出されたMClと化学反応して、煙道13の排ガスのMClを削減する作用を及ぼす。
<SOガス導入処理>
バイオマス燃料等の燃料はアルカリ塩(MCl)の含有量にバラツキがある。そこで、制御部20は、アルカリ塩の含有量に応じてSOガスの導入量が最適になるよう制御を行う。続いて、制御部20によるSOガスの導入量の制御処理について説明する。
図3は、制御部により実行されるSOガスの導入処理の手順を示すフローチャートである。図4は、制御部により実行されるSOガスの導入処理を説明するタイムチャートである。図4中、「MCl混入量」とは燃料に混入されるアルカリ塩の量を示す。「SO計測量」及び「HCl計測量」とは、第1計測部126及び第2計測部127により計測されるSOの濃度及びHClの濃度を示す。「SO導入量」は、リターン部122へのSOの導入量を示す。図4において、「SO計測量」のスケールは、「HCl計測量」のスケールよりも拡大して示している。
図3に示すように、SOガス導入処理において制御部20は、アルカリ塩を含む燃料が投入される期間中、短いサイクルでステップS1〜S8のループ処理を繰り返し実行する。このループ処理において、先ず、制御部20は、ダウンカマー121中のSOガスの濃度及びHClガスの濃度を取得する(ステップS1、S2)。ダウンカマー121に流れる気体の流量は一定であり、SOガスの濃度及びHClガスの濃度は、ダウンカマー121を流れるSOガスの流量及びHClガスの流量に略比例する。このため、制御部20は、濃度に比例定数を乗算することでSOガス及びHClガスの流量へ換算できる。
なお、ダウンカマー121を通過する気体の流量が一定でない場合には、ステップS1、S2において制御部20は、気体の流量に濃度を乗算し、ダウンカマー121を通過するSOガスの流量、HClガスの流量を計算してもよい。そして、制御部20は、続く判別のステップ(S3、S5、S7)を、濃度に基づいて判別する代わりに、流量に基づいて判別するように構成してもよい。
ステップS1〜S8のループ処理において、制御部20は、ステップS1で取得されたSOガスの濃度が設定下限値以下か(ステップS3)、あるいは、設定上限値以上か(ステップS5)を判別する。ここで、設定下限値とは、導入したSOガスの量に対してアルカリ塩が十分に豊富であるときに、ダウンカマー121で計測されるSOガスの濃度を下限値とし、この下限値よりも少し大きい値として予め設定された値である。また、設定上限値とは、アルカリ塩の量に対して導入したSOガスがやや豊富となったときに、ダウンカマー121で計測されるSOガスの濃度を示すように、予め設定された値である。図4の「SO計測量」のタイムチャートに示すように、ダウンカマー121のSOガスの濃度が設定上限値以下かつ設定下限値以上であれば、SOガスの導入量はリターン部122のアルカリ塩と化学反応するのに適した量であると見なすことができる。
制御部20は、ステップS3の判別結果がYESとなれば、SOガスの導入量を増加する(ステップS4、図4の期間T1、T3を参照)。また、制御部20は、ステップS4の判別結果がYESとなれば、SOガス導入量を減少させる(ステップS6、図4の期間T2を参照)。
また、制御部20は、ステップS3、S4の判別結果が共にNOであれば、ステップS2で取得されたHClガスの濃度が減少したか判別する(ステップS7)。具体的には、制御部20は、複数回のループ処理においてステップS2で取得された一連のHClガスの濃度変化から、例えば誤差成分を除去して、変化率を閾値と比較することで、HClガスの濃度が減少したか否かを判別することができる。その結果、HClガスの濃度が減少したと判別された場合には、制御部20は、SOガスの導入量を減少させる(ステップS8、図4の期間T2を参照)。
ループ処理において、ステップS3、S5、S7の判別結果が全てNOである場合、制御部20は、SOガスの現在の導入量を維持したまま、処理をステップS1に戻す。
以上のSOガス導入処理によれば、図4に示したように、燃料のアルカリ塩の含有量が増加したり減少したりした場合に、これらに追従するように、SOガスの導入量が増加あるいは減少するように制御される。さらに、上記のSOガス導入処理によれば、リターン部122においてMClとSOガスとの化学反応が飽和するように、SOガスが少し多めに導入されるように制御される。例えば、図4の期間T1、T3の各終端部に示されるように、SOガスの導入量が多くなって化学反応量が飽和すると、HClの計測量が飽和し、その直後に、SOガスの導入量が維持される。また、図4の期間T2の終端部に示されるように、MClの減少に追従してSOガスの導入量が減少されて化学反応量が飽和すると、HClの計測量が飽和し、その直後に、SOガスの導入量が維持される。
このような制御により、リターン部122において、循環材に付着したMClが大きな割合でSOガスと化学反応させることができ、反応しきらなかったSOガスがダウンカマー121を通って煙道13に送られるようになっている。そして、煙道13に送られたSOガスは、煙道13の排ガス中に含まれるMClと化学反応し、煙道13中のMClを薄める作用を及ぼすことができる。
なお、図3の処理においては、ステップS5の条件又はステップS7の条件を満たした場合に、SOガスの導入量が減少される構成を示したが、何れか一方の条件を満たした場合にのみ、SOガスの導入量を減少させるように構成してもよい。また、別の条件として、制御部20は、SOガスの導入量を増加している期間、HClガスの量が平衡(飽和)になったか否かを判断するように構成してもよい。そして、平衡になったと判断した場合、制御部20は、SOガスの導入量の増加を停止し、SOガスの導入量を維持するように構成してもよい。平衡を判別する条件としては、例えばSOガスの増加率に対するHClガスの増加率の比率が閾値を下回った場合など、誤差変動分を差し引いて飽和を識別できる条件を適用すればよい。
以上のように、実施形態1の循環流動層ボイラ1及びその運転方法によれば、固気分離装置11で捕集された流動材が滞留されるリターン部122に、SOガスが導入される。これにより、火炉10で排ガスにガス状のMClが多く排出されても、固気分離装置11においてMClを大きな割合で流動材へ付着させ、リターン部122において流動材に付着したMClとSOガスとを効率的に化学反応させることができる。すなわち、煙道13の前段で多くのMClを排ガスから除去することができる。したがって、リターン部122からMClが付着した流動材が火炉10に戻され、燃焼によってMClが再び融解されて、排ガスに排出されてしまうといった現象が、顕著に低減され、排ガス中のMCl濃度を顕著に低減できる。これらにより、リターン部122に設けられた過熱器14b及び煙道13に設けられた過熱器14aへのアルカリ塩の付着及びアルカリ塩による過熱器14a、14bの腐食を大幅に抑制することができる。
特に、リターン部122に配置された過熱器14bにアルカリ塩が付着すると、アルカリ塩が付着し腐食した部分に流動材の摩擦が生じることで、減肉されやすいが、上記のMClの低減作用により、過熱器14bが減肉されることを顕著に抑制できる。
また、実施形態1の循環流動層ボイラ1によれば、リターン部122に導入されたSOガスの一部は、ダウンカマー121を通って煙道13に流れる。このため、煙道13を流れる排ガス中のMClもSOガスと反応し、排ガス中のMClの濃度をより低減することができる。これによっても、煙道13に設けられる過熱器14aへのアルカリ塩の付着及びアルカリ塩による過熱器14aの腐食を更に抑制できる。
また、実施形態1の循環流動層ボイラ1及びその運転方法によれば、SOガスの濃度とHClガスの濃度とをそれぞれ計測する第1計測部126と第2計測部127とが、ダウンカマー121に配置される。そして、これらの計測結果に基づいてSOガスの導入量が制御される。ダウンカマー121では、火炉10から排ガスが入ってこないので、排ガスの影響が少ない状態で、リターン部122から送られてくるSOガスの濃度とHClガスの濃度とを計測できる。したがって、リターン部122における化学反応後のSOガスの濃度とHClガスの濃度とを正確に計測することができ、これらに基づきSOガスの導入量を正確に制御できる。
また、実施形態1の循環流動層ボイラ1及びその運転方法によれば、図3のステップS3、S5、S7の判別結果に基づくSOガスの導入量の増減処理により、安定的に最適な量のSOガスを導入することができる。
(実施形態2)
図5は、本発明の実施形態2に係る循環流動層ボイラを示す構成図である。
実施形態2の循環流動層ボイラ1Aは、実施形態1の構成からリターン部122に配置される過熱器14bを除いた構成であり、その他は実施形態1と同様である。
リターン部122におけるSOガスの導入処理は、上述したように、煙道13に流れていくMClを大幅に低減させる効果を奏する。したがって、この導入処理により、煙道13に配置される過熱器14aへのアルカリ塩の付着及びアルカリ塩による過熱器14aの腐食を大幅に抑制できるという効果を奏する。
(実施形態3)
図6は、本発明の実施形態3に係る循環流動層ボイラを示す構成図である。
実施形態3の循環流動層ボイラ1Bは、煙突19へ送られる排ガスの一部に、SOタンク15のSOガスを混ぜてリターン部122へ導入するように構成したものであり、その他は実施形態1と同様である。
煙突19から排出される排ガスには、SOが僅かに含まれる。これを有効活用するため、実施形態3では、煙突19の前段からリターン部122まで配管171が通され、煙突19へ送られる排ガスの一部が配管171へ流され、かつ、配管171へSOタンク15からSOガスが加えられるように構成される。そして、配管171からリターン部122へ導入部125を介してガスが導入されるように構成される。
排ガスに含まれるSOガスの濃度が略一定であれば、制御部20は、図3と同様の制御によりSOガスの導入処理により、リターン部122に供給されるSOガスを最適量に調整できる。一方、排ガスに含まれるSOガスの濃度が変化するのであれば、この濃度を計測し、制御部20が合計のSOガスの導入量を制御することで、リターン部122に供給されるSOガスを最適量に調整できる。
以上、本発明の各実施形態について説明した。しかし、本発明は上記実施形態に限られない。例えば、上記実施形態では、リターン部122に導入する硫黄元素含有化合物としてSOガスを適用した構成を一例として説明した。しかし、硫黄元素含有化合物としては、硫酸、あるいは、黄鉄鉱等の硫化鉱物など、アルカリ塩を硫化水素と硫化物とに置換できる化合物であれば、いずれの硫黄元素含有化合物を用いてもよい。硫酸を用いる場合、リターン部122へは液体として導入され、導入後、リターン部122においてガスに転移する。また、黄鉄鉱を用いる場合、リターン部122へは粒状の固体として導入され、導入後、加熱により次式(2)の反応が生じて、硫黄酸化物をリターン部122で発生させることができる。なお、リターン部へ硫黄元素含有化合物を導入する導入部は、流動材が滞留する領域よりも上方の位置でかつループシールよりも上流に設けてもよい。
4FeS+ 11O → 2Fe +8SO (2)
また、上記実施形態では、リターン部122の導入部125は、SOガスと流動エアとを一緒に導入する構成としたが、流動エアの導入部とSOガスの導入部とが別々に設けられていてもよい。なお、ガス又は流体をリターン部へ導入する導入部は、ガス又は流体をリターン部へ注入する注入部と呼んでもよい。
また、上記実施形態では、第1計測部126と第2計測部127との計測結果に基づき、計測結果が所定の条件を満たした直後に制御部20がSOガスの増減又は維持を切り替える制御方法を示した。しかし、制御部20は、例えばPID(Proportional-Integral-Differential )制御により、計測結果に基づきSOガスの導入量を制御してもよい。また、制御部20は、第1計測部126の計測結果のみを用いて、あるいは、第1計測部126の計測結果とHCl以外の物質の濃度計測結果とを用いて、SOガスの導入量を制御してもよい。その他、実施形態で示した細部は、発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
本発明は、循環流動層ボイラ及びその運転方法に利用できる。
1、1A、1B 循環流動層ボイラ
10 火炉
11 固気分離装置
12 循環部
13 煙道
14a、14b 過熱器
15 SOタンク
16 流量可変弁
19 煙突
20 制御部
121 ダウンカマー
122 リターン部
123 仕切り
124 リターンシュート
125 導入部
126 第1計測部
127 第2計測部
171 配管

Claims (8)

  1. 火炉と、
    前記火炉から排出された固体粒子を捕集する固気分離装置と、
    前記固気分離装置で捕集された固体粒子が、前記火炉内に戻される前に滞留されるリターン部と、
    前記リターン部へ硫黄元素含有化合物を導入する導入部と、
    を備える循環流動層ボイラ。
  2. 前記固気分離装置と前記リターン部との間の通路で前記硫黄元素含有化合物の濃度を計測する第1計測部と、
    前記第1計測部の計測結果を用いて前記硫黄元素含有化合物の導入量を制御する制御部と、
    を更に備える請求項1記載の循環流動層ボイラ。
  3. 前記通路で塩化水素の濃度を計測する第2計測部を更に備え、
    前記制御部は、前記第1計測部の計測結果と前記第2計測部の計測結果とを用いて前記硫黄元素含有化合物の導入量を制御する、
    請求項2記載の循環流動層ボイラ。
  4. 前記制御部は、
    前記硫黄元素含有化合物の導入量の増加中に前記通路の塩化水素の量が平衡になったと判断した場合、あるいは、前記通路の前記硫黄元素含有化合物の量が予め設定された設定下限値から設定上限値の間にあると判断した場合に、前記硫黄元素含有化合物の導入量を維持し、
    前記通路の前記硫黄元素含有化合物の量が前記設定下限値より低くなったと判断した場合に、前記硫黄元素含有化合物の導入量を増加し、
    前記通路の前記硫黄元素含有化合物の量が前記設定上限値より高くなったと判断した場合、あるいは、前記通路の前記塩化水素の量が減少したと判断した場合に、前記硫黄元素含有化合物の導入量を減少させる、
    請求項3記載の循環流動層ボイラ。
  5. 火炉と、前記火炉から排出された固体粒子を捕集する固気分離装置と、前記固気分離装置で捕集された固体粒子が前記火炉内に戻される前に滞留されるリターン部とを備える循環流動層ボイラの運転方法であって、
    前記リターン部へ硫黄元素含有化合物を導入する循環流動層ボイラの運転方法。
  6. 前記固気分離装置と前記リターン部との間の通路で前記硫黄元素含有化合物の濃度を計測し、
    前記硫黄元素含有化合物の濃度の計測結果を用いて前記硫黄元素含有化合物の導入量を制御する、
    請求項5記載の循環流動層ボイラの運転方法。
  7. 前記通路で塩化水素の濃度を計測し、
    前記硫黄元素含有化合物の濃度の計測結果と塩化水素の濃度の計測結果とを用いて前記硫黄元素含有化合物の導入量を制御する、
    請求項6記載の循環流動層ボイラの運転方法。
  8. 前記硫黄元素含有化合物の導入量の増加中に前記通路の塩化水素の量が平衡になった場合、あるいは、前記通路の前記硫黄元素含有化合物の量が予め設定された設定下限値から設定上限値の間にある場合に、前記硫黄元素含有化合物の導入量を維持し、
    前記通路の前記硫黄元素含有化合物の量が前記設定下限値より低くなった場合に、前記硫黄元素含有化合物の導入量を増加し、
    前記通路の前記硫黄元素含有化合物の量が前記設定上限値より高くなった場合、あるいは、前記通路の前記塩化水素の量が減少した場合に、前記硫黄元素含有化合物の導入量を減少させる、
    請求項7記載の循環流動層ボイラの運転方法。
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