JPWO2019082633A1 - 鞍乗り型車両 - Google Patents

鞍乗り型車両 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2019082633A1
JPWO2019082633A1 JP2019550948A JP2019550948A JPWO2019082633A1 JP WO2019082633 A1 JPWO2019082633 A1 JP WO2019082633A1 JP 2019550948 A JP2019550948 A JP 2019550948A JP 2019550948 A JP2019550948 A JP 2019550948A JP WO2019082633 A1 JPWO2019082633 A1 JP WO2019082633A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
backrest
state
saddle
passenger
type vehicle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2019550948A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6755413B2 (ja
Inventor
ニティン クマール
ニティン クマール
ディーパック クマール
ディーパック クマール
アジーム カーン
アジーム カーン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Publication of JPWO2019082633A1 publication Critical patent/JPWO2019082633A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6755413B2 publication Critical patent/JP6755413B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62JCYCLE SADDLES OR SEATS; AUXILIARY DEVICES OR ACCESSORIES SPECIALLY ADAPTED TO CYCLES AND NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, e.g. ARTICLE CARRIERS OR CYCLE PROTECTORS
    • B62J1/00Saddles or other seats for cycles; Arrangement thereof; Component parts
    • B62J1/28Other additional equipment, e.g. back-rests for children

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Automatic Cycles, And Cycles In General (AREA)

Abstract

自動二輪車(1)は、同乗者(B)が着座する後部座席(22)に、サイドバックレスト(23)を備え、サイドバックレスト(23)は、後部座席(22)上に着座面を形成する第一状態(M1)と、第一状態(M1)から左右一側方に展開して着座面よりも上方に立ち上がる第二状態(M2)と、の間で可変である。

Description

本発明は、鞍乗り型車両に関する。
本願は、2017年10月27日に出願されたインド特許出願第201741038166号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。
鞍乗り型車両では、運転手席の後方に、同乗者が着席する後部座席を備えたものがある。例えば、特許文献1に示される自動二輪車(鞍乗り型車両)は、後部座席の車両前後方向の後方に背もたれを備え、背もたれ部の車両左右方向(車幅方向)の両側には前方に向けて延びる左右一対の肘掛けを備えている。運転者および同乗者は、それぞれ車両前後方向の前方を向き、互いに車両前後方向に並んで、運転手席および後部座席に着座する。このとき、背もたれは、同乗者の背中を車両前後方向の後方から支持する。肘掛けは、同乗者が載せた肘を下方から支持する。
実開昭60−158982号公報
特許文献1に示される自動二輪車では、同乗者が車両左右方向の一側に両足を出すように横向き乗車する場合には、背もたれが同乗者の側方に位置することとなる。この場合、背もたれは、同乗者の背中を車両左右方向(ロール方向)で支持することができない。その結果、同乗者が長時間乗車した場合等に、同乗者に疲労が生じやすい。一方、後部座席に横向きの背もたれを固設した場合、同乗者の前向き乗車や乗降の邪魔になりやすい。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、同乗者が横向き乗車した場合および前向き乗車した場合の何れにおいても、居住性および乗降性を向上させることができる鞍乗り型車両を提供することを目的とする。
上記課題の解決手段として、本発明の第一の態様は、前後の座席(21,22)に運転者及び同乗者が並んで乗車する鞍乗り型車両(1)において、同乗者が着座する後部座席(22)に、サイドバックレスト(23,30,32,33)を備え、前記サイドバックレスト(23,30,32,33)は、前記後部座席(22)上に着座面を形成する第一状態(M1)と、前記第一状態(M1)から左右一側方に展開して着座面よりも上方に立ち上がって配置される第二状態(M2)と、の間で可変である。
本発明の第二の態様は、上記第一の態様において、前記サイドバックレスト(23)は、前記第一状態(M1)では、前記後部座席(22)の座面部(22A)の周囲を囲う格納位置にあり、前記第二状態(M2)では、前記座面部(22A)の上方に立ち上がった展開位置にある。
本発明の第三の態様は、上記第一の態様において、前記後部座席(22)は、互いに上下方向で重なる上層(31A)および下層(31B)に分割され、前記サイドバックレスト(30)は、前記後部座席(22)の上層(31A)で構成されている。
本発明の第四の態様は、上記第一の態様において、前記後部座席(22)は、車幅方向で一対の分割体(32A,33A)に分割され、前記サイドバックレスト(32,33)は、前記分割体(32A,33A)の一方で構成されている。
本発明の第五の態様は、上記第一から第四の態様の何れか一つにおいて、車幅方向一側に排気装置(9)を備え、前記サイドバックレスト(23,30,32,33)は、前記第二状態(M2)では、前記後部座席(22)の車幅方向一側で立ち上がる。
本発明の第六の態様は、上記第一から第五の態様の何れか一つにおいて、車体を車幅方向一側に傾けた状態で支持するサイドスタンド(19)を備え、前記サイドバックレスト(23,30,32,33)は、前記第二状態(M2)では、前記後部座席(22)の車幅方向他側で立ち上がる。
本発明の第七の態様は、上記第一から第六の態様の何れか一つにおいて、前記後部座席(22)の車両前後方向後側に、着座面よりも上方に立ち上がるリアバックレスト(17)を備えている。
本発明の第八の態様は、上記第七の態様において、前記リアバックレスト(17)は、根元(17a)が側面視で前記サイドバックレスト(23)の後部と重なる位置にあり、前記リアバックレスト(17)は、前記根元(17a)から後方に変位して上方に延びている。
本発明の第九の態様は、上記第一から第八の態様の何れか一つにおいて、前記第二状態(M2)にある前記サイドバックレスト(23,30,32,33)と車幅方向の反対側に、同乗者が把持するサポート部材(50)を備えている。
本発明の第十の態様は、上記第九の態様において、前記サポート部材(50)は、着座面より上方に起立した使用位置と、着座面より下方に収容された格納位置と、の間で可変である。
本発明の第十一の態様は、上記第一から第十の態様の何れか一つにおいて、前記第二状態(M2)にある前記サイドバックレスト(23,30,32,33)を起立姿勢に保持する係止部(60)を備えている。
本発明の第十二の態様は、上記第十一の態様において、前記係止部(60)は、前記サイドバックレスト(23,30,32,33)の起立角度を調節可能とする角度調節手段(61,62)を備えている。
上記第一の態様によれば、サイドバックレストを第一状態として着座面を形成することで、サイドバックレストが同乗者の前向き乗車や乗降の邪魔にならない。また、サイドバックレストを第二状態として後部座席の左右一側方で上方に立ち上げることで、同乗者が後部座席に横向き乗車した際に、サイドバックレストが同乗者の背中を車両左右方向(ロール方向)で支持可能となる。これにより、同乗者が横向き乗車した際の姿勢安定性の確保および疲労の軽減が可能となる。
このように、同乗者が横向き乗車した場合および前向き乗車した場合の何れにいても、居住性および乗降性を向上させることができる。
上記第二の態様によれば、サイドバックレストが第一状態および第二状態の何れにあっても、後部座席の中央部に座面部を確保可能となる。すなわち、サイドバックレストを展開するか否かに係わらず、後部座席の中央部に座面部を確保し、安定した座り心地を得ることができる。
また、サイドバックレストが後部座席の外周を囲うように形成されるので、サイドバックレストの高さおよび幅が確保され、背もたれとしての安定を確保することができる。
また、サイドバックレストが後部座席の座面部の周囲を囲うように形成されていることから、サイドバックレストが格納位置にあるとき(非展開時)にも、サイドバックレストを違和感なく配置することができる。
上記第三の態様によれば、サイドバックレストが後部座席の上層で構成されることで、サイドバックレストが第一状態および第二状態の何れにあっても、後部座席上に同サイズの座面部を確保可能となる。すなわち、サイドバックレストを展開するか否かに係わらず、後部座席の上面に同サイズの座面部を確保し、安定した座り心地を得ることができる。
また、サイドバックレストが後部座席の平面視形状と同サイズに形成されるので、サイドバックレストの高さおよび幅が確保され、バックレストとしての安定を確保することができる。
また、サイドバックレストが後部座席の上面全体を覆うので、サイドバックレストが格納位置にあるとき(非展開時)にも、サイドバックレストを違和感なく配置することができる。
上記第四の態様によれば、サイドバックレストが後部座席の左右分割体の一方で構成されることで、同乗者の姿勢安定性を異なる設定にすることが可能となる。すなわち、サイドバックレストが立ち上がる側の分割体で構成される場合、サイドバックレストが立ち上がった状態で後部座席上に形成される凹部に、同乗者の臀部が収まり、他方の分割体には大腿部が乗り上がる。これにより、同乗者の姿勢安定性を確保することができる。また、サイドバックレストが立ち上がる側と反対側の分割体で構成される場合、サイドバックレストが他方の分割体を乗り越えるように立ち上がるので、サイドバックレストの高さが確保される。これにより、同乗者の姿勢安定性を確保することができる。
上記第五の態様によれば、車幅方向一側に位置する排気装置と同側にサイドバックレストが展開することから、同乗者がサイドバックレストに背を向けて横向き乗車した際、同乗者の足は排気装置と反対側に位置することとなる。これにより、同乗者の足に対する排気装置の熱の影響を緩和し、快適性を向上させることができる。
上記第六の態様によれば、サイドスタンドを用いて車体を車幅方向一側に傾けた状態で支持した際、車幅方向他側にサイドバックレストが展開する。このため、同乗者がサイドバックレストに背を向けて横向き乗車した際、同乗者の足は車体が傾いた側に位置することとなる。これにより、サイドスタンド使用時に車体が傾いた側から同乗者が乗降することができ、乗降性を向上させることができる。
上記第七の態様によれば、後部座席にサイドバックレストとリアバックレストとが備えられる。これにより、同乗者の前向き乗車時および横向き乗車時の何れにおいても、車両が加減速した際の車両前後方向の荷重を支持し、姿勢安定性を確保することができる。また、横向き乗車時には、リアバックレストが乗員の把持部としても機能し、乗降性を向上させることができる。
上記第八の態様によれば、可動式のサイドバックレストの後部とリアバックレストとの干渉を避けることができる。
上記第九の態様によれば、サイドバックレストと反対側に同乗者が把持するサポート部材が備えられる。これにより、同乗者に対する車幅方向(ロール方向)の何れの側への荷重も、サイドバックレストとサポート部材とで支持可能となり、姿勢安定性を向上させることができる。
上記第十の態様によれば、サポート部材を格納可能とすることで、サイドバックレストと反対側から同乗者が乗降する際にサポート部材が邪魔にならず、乗降性を確保することができる。また、サポート部材の使用時にはサポート部材を大きく起立させることが可能となり、同乗者が把持しやすくすることができる。
上記第十一の態様によれば、サイドバックレストを所定の起立姿勢で保持可能とすることで、サイドバックレストで同乗者の背側を車両左右方向(ロール方向)で支持することができる。
上記第十二の態様によれば、サイドバックレストの起立角度を調節可能とすることで、同乗者の好みや体格に応じてサイドバックレストの起立角度を調節し、横向き乗車時の居住性をより向上させることができる。
本発明の第一実施形態における自動二輪車の斜視図である。 上記自動二輪車の後部座席のサイドバックレストを展開した状態の斜視図である。 上記サイドバックレストを展開する前の後部座席周辺を略上方から見た斜視図である。 上記サイドバックレストを展開した状態の後部座席周辺を略上方から見た斜視図である。 上記サイドバックレストを展開する前の自動二輪車の側面図である。 上記サイドバックレストを展開する前の自動二輪車の後面図である。 上記サイドバックレストを展開した状態の自動二輪車の側面図である。 上記サイドバックレストを展開した状態の自動二輪車の後面図である。 上記サイドバックレストを展開した状態の自動二輪車に運転者および同乗者が乗車した状態の後面図である。 図9の自動二輪車を斜め後方から見た斜視図である。 上記自動二輪車がサイドスタンドを使用して起立した場合の後面図である。 本発明の第二実施形態における自動二輪車の後部座席周辺を斜め上方から見た斜視図である。 図12の後部座席のサイドバックレストを展開した状態の斜視図である。 本発明の第三実施形態における自動二輪車の後部座席周辺を斜め上方から見た斜視図である。 図14の後部座席のサイドバックレストを展開した状態の斜視図である。 本発明の第四実施形態における自動二輪車の後部座席周辺の斜視図である。 図16の後部座席のサイドバックレストを展開した状態の斜視図である。 上記サイドバックレストのヒンジ部を斜め後方から見た斜視図である。 上記ヒンジ部を軸方向から見た説明図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下の説明における前後左右等の向きは、特に記載が無ければ以下に説明する車両における向きと同一とする。また以下の説明に用いる図中適所には、車両前方を示す矢印FR、車両左方を示す矢印LH、車両上方を示す矢印UPが示されている。
<第一実施形態>
図1、図2には、鞍乗り型車両の一例として、スクータ型の自動二輪車1が示されている。自動二輪車1は、操向輪である前輪3と、駆動輪である後輪4と、を備えている。前輪3は、フロントフォーク2aに支持され、バーハンドル2によって操向可能である。後輪4は、スイング式のパワーユニット10に支持され、パワーユニット10によって駆動可能である。
バーハンドル2、フロントフォーク2a及び前輪3を含むステアリング系部品は、車体フレーム(不図示)の前端部に操向可能に支持されている。パワーユニット10および後輪4は、車体フレームの下部に上下揺動可能に支持されている。
前輪3と後輪4との間には、運転者Aが足を置くステップフロア6が設けられている。ステップフロア6は、低床部の左右幅に渡って平坦状をなし、低床部の略水平な上面(フロア面)を形成している。ステップフロア6の前方には、レッグシールド14が設けられている。ステップフロア6の後方には、リアボディ15が設けられている。リアボディ15上には、乗員が着座するシート20が支持されている。バーハンドル2とシート20との間の空間(ステップフロア6の上方空間)は、運転者Aが車体を跨ぐ際の跨ぎ空間7とされている。
図10を併せて参照し、パワーユニット10は、内燃機関であるエンジン8と、エンジン8で生じた駆動力を後輪4に伝達する伝動装置(例えばベルト式無段変速機)8Aと、を一体に備えている。
エンジン8の排ガスは、排気管に導かれ、排気マフラー9から排気される。排気マフラー9は、後輪4の右側に配置されている。
図11を併せて参照し、車体下部左側には、車体を左側に傾斜させた起立状態で支持可能な可倒式のサイドスタンド19が設けられている。
図1、図2に戻り、自動二輪車1の車体は、車体カバー11で覆われている。車体カバー11は、車体フレームの前部を前方から覆うフロントカバー11aと、車体フレームの前部を後方から覆うインナーカバー11bと、車体フレームの下部を上方から覆うステップフロア6と、車体フレームの後部を前方、側方及び後方から覆うリアボディカバー11dと、を備えている。
フロントカバー11aおよびインナーカバー11bは、レッグシールド14を構成している。リアボディカバー11dは、リアボディ15の外面を形成している。リアボディカバー11dの内側には、上方に開放する容器形状の物品収納部13が配置されている。物品収納部13は、シート20の回動により上部開口が開閉される。
リアボディ15の後上部の左右両側には、左右サイドグリップ16が配置されている。シート20の後方には、リアボディ15の後上部を上方から跨ぐようにリアバックレスト17が配置されている。リアバックレスト17の左右下端部(根元)17aおよび左右サイドグリップ16は、リアボディカバー11d内で車体フレームに固定されている。リアバックレスト17の左右下端部17aは、側面視でサイドバックレスト23の後部(後述する後辺部23b)と重なる位置(同一の前後方向位置)にある。リアバックレスト17は、側面視で左右下端部17aから後上方に斜めに延びた後に、上方に屈曲して延びている。
リアバックレスト17は、同乗者Bが前向き乗車した際には、同乗者Bの背中や腰を後方から支持する。リアバックレスト17の上部には、同乗者Bの身体に接触するパッド18が設けられている。
リアバックレスト17は、同乗者Bが横向き乗車した際(図9、図10参照)には、同乗者Bの身体を後方から支持する他、パッド18を含めて同乗者Bが把持するグリップとして機能する。
リアボディ15の左右一側(例えば左側)には、ドレスガード40が配置されている。ドレスガード40は、例えば小径の鋼管等により格子状に形成されている。ドレスガード40は、後部座席22に横向き乗車した同乗者Bの衣服が車体に接触することを防止する。ドレスガード40の下端部には、同乗者Bの足を乗せる足置き部41が設けられている。
次に、自動二輪車1のリアシート構造について説明する。
図1〜図8を参照し、シート20は、運転者Aが着座する前部座席21と、同乗者Bが着座する後部座席22と、を備えている。例えば、前部座席21および後部座席22は、互いに別体をなし、車両前後方向で互いに隣接して配置されている。前部座席21の上面を形成する座面部21A、および後部座席22の上面を形成する座面部22Aは、それぞれ弾性を有するクッション層を有している。
後部座席22は、サイドバックレスト23を備えている。サイドバックレスト23は、全体形状がU字型に形成されている。サイドバックレスト23は、後部座席22上に平坦な着座面を形成する第一状態M1(図1、図3、図5、図6参照)と、第一状態M1から左右一側方に展開して着座面よりも上方に立ち上がって配置される第二状態M2(図2、図4、図7、図8参照)と、の間で可変である。
サイドバックレスト23は、第一状態M1では、後部座席22の座面部22Aの周囲を囲う格納位置にある。サイドバックレスト23は、格納位置で座面部22Aの前部に沿う前辺部23aと、格納位置で座面部22Aの後部に沿う後辺部23bと、格納位置で座面部22Aの左側部に沿う側辺部23cと、を有している。
前後辺部23a,23bの右端部(サイドバックレスト23の基端部)は、後部座席22の右側で、回動支持機構24(図4参照)を介して車体フレームに支持されている。回動支持機構24は、車両前後方向に沿う回動軸24Aを有している。なお、回動軸24Aが車両前後方向に対して角度を有してもよい。
サイドバックレスト23は、回動軸24Aを中心として、先端側(側辺部23c側)を上下に移動させるように回動する。サイドバックレスト23は、格納位置から上方に回動して第二状態M2となる。サイドバックレスト23は、第二状態M2では、座面部22Aの上方に立ち上がった展開位置となる。サイドバックレスト23の回動時、サイドバックレスト23の後辺部23bとリアバックレスト17とは干渉しない。すなわち、リアバックレスト17は、根元がサイドバックレスト23の後辺部23bと同一の前後方向位置にありながら、側面視で根元から斜め上後方に延びた後に屈曲して上方へ延びている。これにより、リアバックレスト17がサイドバックレスト23の後辺部23bを避けている。
図18、図19を併せて参照し、サイドバックレスト23は、第二状態M2では、回動支持機構24に設けた係止部60によって起立姿勢に保持される。これにより、同乗者Bが後部座席22に横向き乗車した際、サイドバックレスト23が同乗者Bの背中や腰を車両左右方向(ロール方向)で支持することが可能である。
図9、図10を参照し、第二状態にあるサイドバックレスト23は、後部座席22の車幅方向右側で立ち上がる。すなわち、第二状態にあるサイドバックレスト23は、排気マフラー9と車幅方向同側で立ち上がる。このとき、同乗者Bは、起立したサイドバックレスト23と車幅方向の反対側から乗降するので、乗降時に排気マフラー9の熱を感じ難い。また、横向き乗車した同乗者Bは、起立したサイドバックレスト23と車幅方向の反対側に両脚を出すので、乗車時にも排気マフラー9の熱を感じ難い。
図11を参照し、サイドスタンド19は、車体下部左側に位置し、車体を左側に傾けて支持する。すなわち、サイドスタンド19は、起立したサイドバックレスト23と車幅方向の反対側に位置し、起立したサイドバックレスト23と車幅方向の反対側に車体を傾けて支持する。同乗者Bは、起立したサイドバックレスト23と車幅方向の反対側から乗降する。このため、同乗者Bは、車幅方向で車体が傾いた側から乗降することとなり、乗降がしやすくなる。
図1を参照し、サイドバックレスト23を第一状態M1とすれば、後部座席22上が平坦になる。これにより、同乗者Bが後部座席22に前向き乗車した際、サイドバックレスト23が同乗者Bの身体に干渉しなくなる。また、第一状態M1のサイドバックレスト23が、後部座席22の一体的な外観を形成するものであれば、後部座席22の外観上の違和感も抑えられる。
図18、図19を参照し、係止部60は、例えば回動支持機構24の回動軸24A周辺に設けられている。係止部60は、サイドバックレスト23の起立角度を調節可能とする手段として、回動軸24A中心の周方向に並ぶ複数の係止溝61と、複数の係止溝61の何れかに係止する可動ピン62と、を有している。
係止溝61および可動ピン62の一方は、車体フレームおよびサイドバックレスト23の一方に設けられ、係止溝61および可動ピン62の他方は、車体フレームおよびサイドバックレスト23の他方に設けられる。これにより、複数の係止溝61の何れかに可動ピン62を係止させることで、サイドバックレスト23を所定の傾斜角度に保持可能である。また、係止溝61への可動ピン62の係止を解除することで、サイドバックレスト23を回動させて傾斜角度を変化させることが可能である。
図9、図10を参照し、リアボディ15の後上部の左右両側には、左右サイドグリップ16が配置されている。シート20の後方には、リアボディ15の後上部を上方から跨ぐようにリアバックレスト17が配置されている。リアバックレスト17の左右下端部および左右サイドグリップ16は、リアボディカバー11d内で車体フレームに固定されている。
リアバックレスト17は、同乗者Bが前向き乗車した際には、同乗者Bの背中や腰を後方から支持する。リアバックレスト17の上部には、同乗者Bの身体に接触するパッド18が設けられている。
リアバックレスト17は、同乗者Bが横向き乗車した際には、同乗者Bの身体を後方から支持する他、パッド18を含めて同乗者Bが把持するグリップとして機能する。
後部座席22に横向き乗車した同乗者Bは、サイドバックレスト23にもたれるとともに、車両後方側の手でリアバックレスト17を把持する。横向き乗車した同乗者Bは、車両後方側の手がリアバックレスト17の近傍にあるので、自然にリアバックレスト17を掴むことができる。これにより、横向き乗車した同乗者Bの姿勢が安定しやすく、かつ乗降動作もアシストされる。
図1、図2を参照し、自動二輪車1は、第二状態M2にあるサイドバックレスト23と車幅方向の反対側(左側)に、可倒式のアシストグリップ50を備えている。アシストグリップ50は、後部座席22の左側において、例えば前方に倒れた格納位置(図1参照)と、上方に起立した使用位置(図2参照)と、の間で可変である。アシストグリップ50は、使用位置にあるとき、例えば横向き乗車の両脚の間に位置し、同乗者Bにより把持可能となる。これにより、アシストグリップ50によっても、同乗者Bに作用する車両左右方向(ロール方向)の荷重を支持可能である。
以上説明したように、本実施形態の自動二輪車1は、同乗者Bが着座する後部座席22に、サイドバックレスト23を備え、サイドバックレスト23は、後部座席22上に平坦な着座面を形成する第一状態M1と、第一状態M1から左右一側方に展開して着座面よりも上方に立ち上がる第二状態M2と、の間で可変である。
この構成によれば、サイドバックレスト23を第一状態とすることで、サイドバックレスト23が同乗者Bの前向き乗車や乗降の邪魔にならない。サイドバックレスト23を第二状態M2とすることで、同乗者Bが後部座席22に横向き乗車した際に、サイドバックレスト23が同乗者Bの背中を車両左右方向(ロール方向)で支持する。これにより、同乗者Bが横向き乗車した際の姿勢安定性の確保および疲労の軽減が可能となる。
このように、同乗者Bが横向き乗車した場合および前向き乗車した場合の何れにいても、居住性および乗降性を向上させることができる。
また、本実施形態の自動二輪車1において、サイドバックレスト23は、第一状態M1では、後部座席22の座面部22Aの周囲を囲う格納位置にあり、第二状態M2では、座面部22Aの上方に立ち上がった展開位置にある。
この構成によれば、サイドバックレスト23が第一状態M1および第二状態M2の何れにあっても、後部座席22の中央部に座面部22Aを確保可能となる。すなわち、サイドバックレスト23を展開するか否かに係わらず、後部座席22の中央部に座面部22Aを確保し、安定した座り心地を得ることができる。
また、サイドバックレスト23が後部座席22の外周を囲うように形成されるので、サイドバックレスト23の高さおよび幅が確保され、背もたれとしての安定を確保することができる。
また、サイドバックレスト23が後部座席22の座面部22Aの周囲を囲うように形成されていることから、サイドバックレスト23が格納位置にあるとき(非展開時)にも、サイドバックレスト23を違和感なく配置することができる。
また、本実施形態の自動二輪車1において、車幅方向右側に排気マフラー9を備え、サイドバックレスト23は、第二状態M2では、後部座席22の車幅方向右側で立ち上がる。
この構成によれば、車幅方向右側に位置する排気マフラー9と同側にサイドバックレスト23が展開することから、同乗者Bがサイドバックレスト23に背を向けて横向き乗車した際、同乗者Bの足は排気装置と反対側(左側)に位置することとなる。これにより、同乗者Bの足に対する排気装置の熱の影響を緩和し、快適性を向上させることができる。
また、本実施形態の自動二輪車1において、車体を車幅方向左側に傾けた状態で支持するサイドスタンド19を備え、サイドバックレスト23は、第二状態M2では、後部座席22の車幅方向右側で立ち上がる。
この構成によれば、サイドスタンド19を用いて車体を車幅方向左側に傾けた状態で支持した際、車幅方向右側にサイドバックレスト23が展開する。このため、同乗者Bがサイドバックレスト23に背を向けて横向き乗車した際、同乗者Bの足は車体が傾いた側に位置することとなる。これにより、サイドスタンド19使用時に車体が傾いた側から同乗者Bが乗降することができ、乗降性を向上させることができる。
また、本実施形態の自動二輪車1は、後部座席22の車両前後方向後側に、着座面よりも上方に立ち上がるリアバックレスト17を備えている。
この構成によれば、後部座席22にサイドバックレスト23とリアバックレスト17とが備えられる。これにより、同乗者Bの前向き乗車時および横向き乗車時の何れにおいても、車両が加減速した際の車両前後方向の荷重を支持し、姿勢安定性を確保することができる。また、横向き乗車時には、リアバックレスト17が乗員の把持部としても機能し、乗降性を向上させることができる。
また、本実施形態の自動二輪車1は、第二状態M2にあるサイドバックレスト23と車幅方向の反対側に、同乗者Bが把持するアシストグリップ50を備えている。
この構成によれば、同乗者Bに対する車幅方向(ロール方向)の何れの側への荷重も、サイドバックレスト23とサポート部材とで支持可能となり、姿勢安定性を向上させることができる。
また、アシストグリップ50を格納可能とすることで、サイドバックレスト23と反対側から同乗者Bが乗降する際にアシストグリップ50が邪魔にならず、乗降性を確保することができる。また、アシストグリップ50の使用時にはアシストグリップ50を大きく起立させることが可能となり、同乗者Bが把持しやすくすることができる。
なお、同乗者が把持するサポート部材として、例えばアシストベルトを設けてもよい。
本実施形態の自動二輪車1は、第二状態M2にあるサイドバックレスト23を起立姿勢に保持する係止部60を備えている。
この構成によれば、サイドバックレスト23を所定の起立姿勢で保持可能とすることで、サイドバックレスト23で同乗者Bの背側を車両左右方向(ロール方向)で支持することができる。
本実施形態の自動二輪車1において、係止部60は、サイドバックレスト23の起立角度を調節可能とする角度調節手段(係止溝61および可動ピン62)を備えている。
この構成によれば、同乗者Bの好みや体格に応じてサイドバックレスト23の起立角度を調節し、横向き乗車時の居住性をより向上させることができる。
なお、本実施形態では、サイドバックレスト23を、車幅方向一側となる車幅方向右側に展開可能とした。しかし、車幅方向他側となる車幅方向左側に展開可能とすることも可能である。その際、サイドスタンド19は車幅方向右側に設置し、かつマフラー9は車幅方向左側に設置することで、同乗者Bの快適性および乗降性を確保することが可能である。
<第二実施形態>
次に、本発明の第二実施形態について説明する。
図12、図13に示すように、第二実施形態は、第一実施形態に対し、後部座席22が上層31Aおよび下層31Bに分割され、サイドバックレスト30が後部座席22の上層31Aで構成されている点で特に異なる。その他、第一実施形態と同一構成には同一符号を付している。
サイドバックレスト30は、後部座席22上に平坦な着座面を形成する第一状態M1と、第一状態M1から左右一側方に展開して着座面よりも上方に立ち上がって配置される第二状態M2と、の間で可変である。
サイドバックレスト30は、第一状態M1では、下層31B上に積層されるように重なる格納位置にある。このとき、サイドバックレスト30(上層31A)の上面が着座面を形成する。
サイドバックレスト30の右側辺部(基端部)は、後部座席22の右側で、第一実施形態と同様の回動支持機構を介して車体フレームに支持されている。回動支持機構は、車両前後方向に沿う回動軸30Aを有している。
サイドバックレスト30は、回動軸30Aを中心として、先端側(左側辺部側)を上下に移動させるように回動する。サイドバックレスト30は、格納位置から上方に回動して第二状態M2となる。このとき、下層31Bの上面が着座面を形成する。上層31Aおよび下層31Bは、それぞれ弾性を有するクッション層を有している。サイドバックレスト30は、第二状態M2では、下層31Bの着座面の上方に立ち上がった展開位置となる。
サイドバックレスト30は、第二状態M2では、第一実施形態と同様の係止部によって起立姿勢に保持され、かつ起立角度を調節可能である。サイドバックレスト30の展開方向と排気マフラー9およびサイドスタンド19の配置との関係も第一実施形態と同様である。
以上説明したように、第二実施形態の自動二輪車1も第一実施形態と同様、同乗者Bが横向き乗車した場合および前向き乗車した場合の何れにいても、居住性および乗降性を向上させることができる。
また、サイドバックレスト30が後部座席22の上層31Aで構成されることで、サイドバックレスト30が第一状態M1および第二状態M2の何れにあっても、後部座席22上に同サイズの座面部を確保可能となる。すなわち、サイドバックレスト30を展開するか否かに係わらず、後部座席22の上面に同サイズの座面部を確保し、安定した座り心地を得ることができる。
また、サイドバックレスト30が後部座席22の平面視形状と同サイズに形成されるので、サイドバックレスト30の高さおよび幅が確保され、バックレストとしての安定を確保することができる。
また、サイドバックレスト30が後部座席22の上面全体を覆うので、サイドバックレスト30が格納位置にあるとき(非展開時)にも、サイドバックレスト30を違和感なく配置することができる。
<第三実施形態>
次に、本発明の第三実施形態について説明する。
図14、図15に示すように、第三実施形態は、第一実施形態に対し、後部座席22が車幅方向で一対の分割体32A,33Aに分割され、サイドバックレスト32が分割体32A,33Aの一方(例えば左分割体32A)で構成されている点で特に異なる。その他、第一実施形態と同一構成には同一符号を付している。
サイドバックレスト32は、後部座席22上に平坦な着座面を形成する第一状態M1と、第一状態M1から左右一側方に展開して着座面よりも上方に立ち上がって配置される第二状態M2と、の間で可変である。
サイドバックレスト32(左分割体32A)は、第一状態M1では、右分割体33Aの左側に隣接する格納位置にある。このとき、左右分割体32A,33Aの上面が面一状の着座面を形成する。
サイドバックレスト32は、例えば前後一対のアーム部材32Cを有している。前後アーム部材32Cの右端部(サイドバックレスト32の基端部)は、後部座席22の右側で、第一実施形態と同様の回動支持機構を介して車体フレームに支持されている。回動支持機構は、車両前後方向に沿う回動軸32Bを有している。
サイドバックレスト32は、回動軸32Bを中心として、先端側(左側辺部側)を上下に移動させるように回動する。サイドバックレスト32は、格納位置から上方に回動して第二状態M2となる。このとき、右分割体33Aの上面が着座面を形成する。左右分割体32A,33Aは、それぞれ弾性を有するクッション層を有している。左分割体32Aが立ち上がった後の部位の上面に別途クッション層を有してもよい。サイドバックレスト32は、第二状態M2では、右分割体33Aの着座面の上方に立ち上がった展開位置となる。
サイドバックレスト32は、第二状態M2では、第一実施形態と同様の係止部によって起立姿勢に保持され、かつ起立角度を調節可能である。サイドバックレスト32の展開方向と排気マフラー9およびサイドスタンド19の配置との関係も第一実施形態と同様である。
以上説明したように、第三実施形態の自動二輪車1も第一実施形態と同様、同乗者Bが横向き乗車した場合および前向き乗車した場合の何れにいても、居住性および乗降性を向上させることができる。サイドバックレスト32が立ち上がる側と反対側の左分割体32Aで構成されるので、アーム部材32Cを介してサイドバックレスト32が右分割体33Aを乗り越えるように立ち上がるので、サイドバックレスト32の高さが確保される。これにより、同乗者Bの姿勢安定性を確保することができる。
<第四実施形態>
次に、本発明の第四実施形態について説明する。
図16、図17に示すように、第四実施形態は、第三実施形態に対し、サイドバックレスト33が右分割体33Aで構成されている点で特に異なる。その他、第三実施形態と同一構成には同一符号を付している。
サイドバックレスト33は、後部座席22上に平坦な着座面を形成する第一状態M1と、第一状態M1から左右一側方に展開して着座面よりも上方に立ち上がって配置される第二状態M2と、の間で可変である。
サイドバックレスト33(右分割体33A)は、第一状態M1では、左分割体32Aの右側に隣接する格納位置にある。このとき、左右分割体32A,33Aの上面が面一状の着座面を形成する。
サイドバックレスト33の右端部(基端部)は、後部座席22の右側で、第一実施形態と同様の回動支持機構を介して車体フレームに支持されている。回動支持機構は、車両前後方向に沿う回動軸33Bを有している。
サイドバックレスト33は、回動軸33Bを中心として、先端側(中央辺部側)を上下に移動させるように回動する。サイドバックレスト33は、格納位置から上方に回動して第二状態M2となる。このとき、左分割体32Aの上面が着座面を形成する。左右分割体32A,33Aは、それぞれ弾性を有するクッション層を有している。右分割体33Aが立ち上がった後の部位の上面に別途クッション層を有してもよい。サイドバックレスト33は、第二状態M2では、左分割体32Aの着座面の上方に立ち上がった展開位置となる。
サイドバックレスト33は、第二状態M2では、第一実施形態と同様の係止部によって起立姿勢に保持され、かつ起立角度を調節可能である。サイドバックレスト33の展開方向と排気マフラー9およびサイドスタンド19の配置との関係も第一実施形態と同様である。
以上説明したように、第四実施形態の自動二輪車1も第一実施形態と同様、同乗者Bが横向き乗車した場合および前向き乗車した場合の何れにいても、居住性および乗降性を向上させることができる。サイドバックレスト33が立ち上がる側の右分割体33Aで構成されるので、サイドバックレスト33が立ち上がった状態で後部座席22上に形成される凹部に、同乗者Bの臀部が収まり、左分割体32Aには大腿部が乗り上がる。これにより、同乗者Bの姿勢安定性を確保することができる。
なお、本発明は上記実施形態に限られるものではなく、例えば、鞍乗り型車両には、運転者が車体を跨いで乗車する車両全般が含まれ、自動二輪車(原動機付自転車及びスクータ型車両を含む)のみならず、三輪(前一輪かつ後二輪の他に、前二輪かつ後一輪の車両も含む)又は四輪の車両も含まれる。
そして、上記実施形態における構成は本発明の一例であり、実施形態の構成要素を周知の構成要素に置き換える等、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
上記した鞍乗り型車両によれば、同乗者が横向き乗車した場合および前向き乗車した場合の何れにおいても、居住性および乗降性を向上させることができる。
1 自動二輪車(鞍乗り型車両)
9 排気マフラー(排気装置)
17 リアバックレスト
19 サイドスタンド
20 シート
21 前部座席
22 後部座席
22A 座面部
23,30,32,33 サイドバックレスト
31A 上層
31B 下層
32A 左分割体
33A 右分割体
50 アシストグリップ(サポート部材)
60 係止部
61 係止溝(角度調節手段)
62 可動ピン(角度調節手段)
M1 第一状態
M2 第二状態

Claims (12)

  1. 前後の座席(21,22)に運転者及び同乗者が並んで乗車する鞍乗り型車両(1)において、
    同乗者が着座する後部座席(22)に、サイドバックレスト(23,30,32,33)を備え、
    前記サイドバックレスト(23,30,32,33)は、前記後部座席(22)上に着座面を形成する第一状態(M1)と、前記第一状態(M1)から左右一側方に展開して着座面よりも上方に立ち上がって配置される第二状態(M2)と、の間で可変である鞍乗り型車両。
  2. 前記サイドバックレスト(23)は、前記第一状態(M1)では、前記後部座席(22)の座面部(22A)の周囲を囲う格納位置にあり、前記第二状態(M2)では、前記座面部(22A)の上方に立ち上がった展開位置にある請求項1に記載の鞍乗り型車両。
  3. 前記後部座席(22)は、互いに上下方向で重なる上層(31A)および下層(31B)に分割され、
    前記サイドバックレスト(30)は、前記後部座席(22)の上層(31A)で構成されている請求項1に記載の鞍乗り型車両。
  4. 前記後部座席(22)は、車幅方向で一対の分割体(32A,33A)に分割され、
    前記サイドバックレスト(32,33)は、前記分割体(32A,33A)の一方で構成されている請求項1に記載の鞍乗り型車両。
  5. 車幅方向一側に排気装置(9)を備え、
    前記サイドバックレスト(23,30,32,33)は、前記第二状態(M2)では、前記後部座席(22)の車幅方向一側で立ち上がる請求項1から4の何れか一項に記載の鞍乗り型車両。
  6. 車体を車幅方向一側に傾けた状態で支持するサイドスタンド(19)を備え、
    前記サイドバックレスト(23,30,32,33)は、前記第二状態(M2)では、前記後部座席(22)の車幅方向他側で立ち上がる請求項1から5の何れか一項に記載の鞍乗り型車両。
  7. 前記後部座席(22)の車両前後方向後側に、着座面よりも上方に立ち上がるリアバックレスト(17)を備えている請求項1から6の何れか1項に記載の鞍乗り型車両。
  8. 前記リアバックレスト(17)は、根元(17a)が側面視で前記サイドバックレスト(23)の後部と重なる位置にあり、前記リアバックレスト(17)は、前記根元(17a)から後方に変位してから上方に延びている請求項7に記載の鞍乗り型車両。
  9. 前記第二状態(M2)にある前記サイドバックレスト(23,30,32,33)と車幅方向の反対側に、同乗者が把持するサポート部材(50)を備えている請求項1から8の何れか1項に記載の鞍乗り型車両。
  10. 前記サポート部材(50)は、着座面より上方に起立した使用位置と、着座面より下方に収容された格納位置と、の間で可変である請求項9に記載の鞍乗り型車両。
  11. 前記第二状態(M2)にある前記サイドバックレスト(23,30,32,33)を起立姿勢に保持する係止部(60)を備えている請求項1から10の何れか一項に記載の鞍乗り型車両。
  12. 前記係止部(60)は、前記サイドバックレスト(23,30,32,33)の起立角度を調節可能とする角度調節手段(61,62)を備えている請求項11に記載の鞍乗り型車両。
JP2019550948A 2017-10-27 2018-10-09 鞍乗り型車両 Active JP6755413B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
IN201741038166 2017-10-27
IN201741038166 2017-10-27
PCT/JP2018/037530 WO2019082633A1 (ja) 2017-10-27 2018-10-09 鞍乗り型車両

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2019082633A1 true JPWO2019082633A1 (ja) 2020-04-16
JP6755413B2 JP6755413B2 (ja) 2020-09-16

Family

ID=66246863

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019550948A Active JP6755413B2 (ja) 2017-10-27 2018-10-09 鞍乗り型車両

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6755413B2 (ja)
WO (1) WO2019082633A1 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002002568A (ja) * 2000-06-16 2002-01-09 Kazuyoshi Hasegawa 自動二輪車の後部搭乗者用背もたれ
JP2005350034A (ja) * 2004-06-14 2005-12-22 Honda Access Corp 自動二輪車のバックレスト装置
JP2007118877A (ja) * 2005-10-31 2007-05-17 Honda Motor Co Ltd 自動二輪車のシート構造
JP2009051229A (ja) * 2007-08-23 2009-03-12 Honda Motor Co Ltd 自動2輪車

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
IN188617B (ja) * 1993-12-29 2002-10-19 Lml Ltd

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002002568A (ja) * 2000-06-16 2002-01-09 Kazuyoshi Hasegawa 自動二輪車の後部搭乗者用背もたれ
JP2005350034A (ja) * 2004-06-14 2005-12-22 Honda Access Corp 自動二輪車のバックレスト装置
JP2007118877A (ja) * 2005-10-31 2007-05-17 Honda Motor Co Ltd 自動二輪車のシート構造
JP2009051229A (ja) * 2007-08-23 2009-03-12 Honda Motor Co Ltd 自動2輪車

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
IN 188617 B, JPN7019000065, 19 October 2002 (2002-10-19), IN, pages 全文、全図, ISSN: 0004317670 *

Also Published As

Publication number Publication date
WO2019082633A1 (ja) 2019-05-02
JP6755413B2 (ja) 2020-09-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4884244B2 (ja) 歩行車
TWI265109B (en) Wheeled vehicle with foot guide
JP4722778B2 (ja) 車両用シート
US7654549B2 (en) Semi-recumbent bicycle
JP2013018363A (ja) 鞍乗型車両
JP5915625B2 (ja) 乗り物
JP6654530B2 (ja) 鞍乗り型車両
JP6755413B2 (ja) 鞍乗り型車両
JP2007276548A (ja) 自動二輪車
JP5410772B2 (ja) 自転車用幼児同乗座席
JP2002337780A (ja) 鞍乗型車両における折り畳み式車体構造
JP6756773B2 (ja) 車椅子
JP2022066070A (ja) 鞍乗型車両
JPH11310176A (ja) 膝当て装置つきオートバイ
JP2011148446A (ja) 鞍乗り型車両の後部構造
TWI557010B (zh) 跨坐型車輛
JP6283544B2 (ja) リヤグリップを備える鞍乗り型車両
JP7118196B2 (ja) 鞍乗り型車両
JP2006001412A (ja) 自動二輪車の構造
JP7201348B2 (ja) 車椅子
JP2022025455A (ja) 自転車
JP2015189344A (ja) 自動二輪車における可動シート構造
JP2024074716A (ja) 自転車用サドル及び自転車
KR20140033530A (ko) 운동과 여가용 자전거(약칭: s.l.b)
JPH0535573U (ja) 自転車用サドル

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20191218

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200804

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200825

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6755413

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150