JPWO2019065784A1 - 画像処理装置、画像処理方法、及びプログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

画像処理装置10は、複数の画像から三次元形状を構築するための装置である。画像処理装置10は、画像それぞれから、対応する特徴点の組合せを抽出する、特徴点抽出部11と、少なくとも2つの画像上に、互いに対応する2以上の線分又は2以上の点が指定された場合に、互いに対応する2以上の線分間の幾何学的関係、又は互いに対応する2以上の点間の幾何学的関係を特定し、幾何学的関係を表現する数値行列を算出する、行列算出部12と、数値行列を用いて、抽出された特徴点の組合せのうち、特徴点間の幾何学的関係が矛盾する特徴点の組合せを特定し、特定した特徴点の組合せ以外の特徴点の組合せを用いて、三次元形状を構築する、形状構築部13と、を備えている。

Description

本発明は、複数の画像からの三次元形状の構築を可能にするための、画像処理装置、及び画像処理方法に関し、更には、これらを実現するためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関する。
近年、画像に写っている対象の三次元形状を構築する技術が注目されている。このような技術の代表例としては、SfM(Structure from Motion)が知られている。SfMでは、特定の対象をカメラの視点を変えながら複数回撮影し、得られた複数枚の画像から、特定の対象の三次元形状が復元される。
具体的には、まず、SfMでは、画像毎に、その特徴量(例えば、SIFT特徴量、SURF特徴量)が計算され、画像の拡大縮小、回転、及び照度変化に強いロバストネスな特徴点が抽出される。次に、画像間で、抽出した特徴点のマッチングが実行され、一致する特徴点のペアが抽出される。次に、例えば、ロバスト推定(Robust Estimation)によって、特徴点ペアの幾何学的な関係が計算され、誤った特徴点ペアが除外される。
その後、幾つかの特徴点ペア毎に、これらの幾何学的な関係に基づいて、Fundamental行列が算出され、算出された各Fundamental行列間での差が最も少なくなるように、特徴点ペア毎の幾何学的な関係が調整される。そして、調整後の幾何学的な関係に基づいて、三次元形状(点群)が再構築される。なお、この時の誤差の調整方法としては、Bundle Adjustmentと呼ばれる処理手法が挙げられる。
ところで、上述のSfMでは、マッチングに間違いが発生する場合があり、この場合、異なる特徴点間でペアが抽出されてしまい、復元される三次元形状の精度が低下してしまう。また、抽出された特徴点のペアが少なかったり、マッチングがうまく行かなかったりして、特徴点ペアが少ない領域が発生する場合がある。この場合も、復元される三次元形状の精度が低下してしまう。
これに対して、特許文献1は、対応する特徴点の位置を補正するシステムを開示している。具体的には、特許文献1に開示されたシステムは、まず、2枚の画像をそれぞれのエピポーラ線が走査線に平行となるよう配置し、走査線毎に、各画像から対応する特徴点を抽出する。
次に、このシステムは、ユーザーによる各画像上への対応する箇所を指定する線分の入力を受け付ける。そして、システムは、走査線上の対応する各特徴点が、この走査線と入力された線分との交点に一致しているかどうかを判定し、一致していない場合は、各特徴点の位置を交点の位置に補正する。その後、システムは、位置が補正された特徴点を用いて、三次元形状の再構築を実行する。
このように、特許文献1に開示されたシステムによれば、間違った特徴点ペアが抽出されてしまうという問題、及び特徴点ペアが少ない領域が発生するという問題が解消されるので、復元される三次元形状の精度が低下するという問題が解消される。
特許第5311465号公報
しかしながら、特許文献1に開示されたシステムでは、特徴点の位置の補正は、2枚の画像のエピポーラ線に沿った走査線上でしか行われないので、同一の走査線上にない間違った特徴点ペアについて補正されることはない。このため、特許文献1に開示されたシステムでは、間違った特徴点ペアの修正が不十分であり、復元される三次元形状の精度の低下を抑制することが困難となる。
本発明の目的の一例は、上記問題を解消し、複数の画像から対応する特徴点の組合せを抽出するに際して、間違った特徴点の組合せの抽出を抑制しうる、画像処理装置、画像処理方法、及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の一側面における画像処理装置は、複数の画像から三次元形状を構築するための装置であって、
前記複数の画像それぞれから、対応する特徴点の組合せを抽出する、特徴点抽出部と、
前記複数の画像のうちの少なくとも2つの画像上に、互いに対応する2以上の線分又は2以上の点が指定された場合に、互いに対応する2以上の線分間の幾何学的関係、又は互いに対応する2以上の点間の幾何学的関係を特定し、特定した前記幾何学的関係を表現する数値行列を算出する、行列算出部と、
前記数値行列を用いて、抽出された前記特徴点の組合せのうち、特徴点間の幾何学的関係が矛盾する前記特徴点の組合せを特定し、特定した前記特徴点の組合せ以外の前記特徴点の組合せを用いて、前記三次元形状を構築する、形状構築部と、
を備えている、ことを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、本発明の一側面における画像処理方法は、複数の画像から三次元形状を構築するための方法であって、
(a)前記複数の画像それぞれから、対応する特徴点の組合せを抽出する、ステップと、
(b)前記複数の画像のうちの少なくとも2つの画像上に、互いに対応する2以上の線分又は2以上の点が指定された場合に、互いに対応する2以上の線分間の幾何学的関係、又は互いに対応する2以上の点間の幾何学的関係を特定し、特定した前記幾何学的関係を表現する数値行列を算出する、ステップと、
(c)前記数値行列を用いて、抽出された前記特徴点の組合せのうち、特徴点間の幾何学的関係が矛盾する前記特徴点の組合せを特定し、特定した前記特徴点の組合せ以外の前記特徴点の組合せを用いて、前記三次元形状を構築する、ステップと、
を有する、ことを特徴とする。
更に、上記目的を達成するため、本発明の一側面におけるコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、コンピュータによって、複数の画像から三次元形状を構築するためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
前記コンピュータに、
(a)前記複数の画像それぞれから、対応する特徴点の組合せを抽出する、ステップと、
(b)前記複数の画像のうちの少なくとも2つの画像上に、互いに対応する2以上の線分又は2以上の点が指定された場合に、互いに対応する2以上の線分間の幾何学的関係、又は互いに対応する2以上の点間の幾何学的関係を特定し、特定した前記幾何学的関係を表現する数値行列を算出する、ステップと、
(c)前記数値行列を用いて、抽出された前記特徴点の組合せのうち、特徴点間の幾何学的関係が矛盾する前記特徴点の組合せを特定し、特定した前記特徴点の組合せ以外の前記特徴点の組合せを用いて、前記三次元形状を構築する、ステップと、
を実行させる命令を含む、プログラムを記録していることを特徴とする。
以上のように、本発明によれば、複数の画像から対応する特徴点の組合せを抽出するに際して、間違った特徴点の組合せの抽出を抑制することができる。
図1は、本発明の実施の形態における画像処理装置の概略構成を示すブロック図である。 図2は、本発明の実施の形態における画像処理装置の具体的構成を示すブロック図である。 図3は、本実施の形態で処理対象となる複数の画像の一例を示す図である。 図4は、本発明の実施の形態における行列算出部による処理を説明する図である。 図5は、本発明の実施の形態における形状構築部による処理を説明する図である。 図6は、本発明の実施の形態における画像処理装置動作を示すフロー図である。 図7は、本発明の実施の形態における画像処理装置を実現するコンピュータの一例を示すブロック図である。
(実施の形態)
以下、本発明の実施の形態における、画像処理装置、画像処理方法、及びプログラムについて、図1〜図7を参照しながら説明する。
[装置構成]
最初に、図1を用いて、本実施の形態における画像処理装置の概略構成について説明する。図1は、本発明の実施の形態における画像処理装置の概略構成を示すブロック図である。
図1に示すように、本実施の形態における画像処理装置10は、複数の画像から三次元形状を構築する装置である。画像処理装置10には、処理対象となる複数枚の画像の画像データが入力される。
また、図1に示すように、画像処理装置10は、特徴点抽出部11と、行列算出部12と、形状構築部13とを備えている。このうち、特徴点抽出部11は、複数の画像それぞれから、対応する特徴点の組合せを抽出する。
行列算出部12は、複数の画像のうちの少なくとも2つの画像上に、互いに対応する2以上の線分又は2以上の点が指定された場合に、互いに対応する2以上の線分間の幾何学的関係、又は互いに対応する2以上の点間の幾何学的関係を特定する。そして、行列算出部12は、特定した幾何学的関係を表現する数値行列を算出する。
形状構築部13は、行列算出部12によって算出された数値行列を用いて、抽出された特徴点の組合せのうち、特徴点間の幾何学的関係が矛盾する特徴点の組合せを特定する。そして、形状構築部13は、特定した特徴点の組合せ以外の特徴点の組合せを用いて、三次元形状を構築する。
このように、本実施の形態では、指定された2以上の線分又は点から特定された幾何学的関係から、間違った特徴点の組合せが特定されるので、同一の走査線上にない間違った特徴点の組合せも排除できる。本実施の形態によれば、複数の画像から対応する特徴点の組合せを抽出するに際して、間違った特徴点の組合せの抽出を抑制でき、復元される三次元形状の精度を向上させることができる。
続いて、図2〜図5を用いて、本実施の形態における画像処理装置10の構成についてより具体的に説明する。図2は、本発明の実施の形態における画像処理装置の具体的構成を示すブロック図である。
図2に示すように、画像処理装置10は、本実施の形態では、特徴点抽出部11、行列算出部12、及び形状構築部13に加えて、画像取得部14と、フィルタリング部15と、入力受付部16と、表示部17とを更に備えている。
画像取得部14は、外部の装置、例えば、撮像装置、端末装置、画像データを保持している記憶装置等から、三次元形状の構築対象が写った複数の画像それぞれの画像データを取得する。図3は、本実施の形態で処理対象となる複数の画像の一例を示す図である。図3の例では、ペア画像が例示されているが、本実施の形態において対象となる画像の枚数は特に限定されるものではない。
特徴点抽出部11は、本実施の形態では、画像毎に、例えば、SIFT特徴量、又はSURF特徴量を計算して特徴点を特定し、更に、画像間で対応する特徴点同士を、対応する特徴点の組合せとして抽出する。なお、図3の例では、画像が2枚であるため、特徴点の組合せは、特徴点ペアである。また、図3において、丸で囲まれた部分が特徴点の一つである。
フィルタリング部15は、特徴点の組合せ毎に、特徴点間の幾何学的な関係を計算し、計算結果に基づいて、誤った特徴点の組合せを特定し、特定した特徴点の組合せを排除する。フィルタリング部15によるフィルタリング処理は、従来と同様に、ロバスト推定を用いて行われる。本実施の形態では、後述する形状構築部13によるフィルタリングに加えて、フィルタリング部15によるフィルタリングも行われるので、より確実に間違った特徴点の組合せが排除される。
入力受付部16は、処理対象となる各画像上において互いに対応する線分又は点が指定されると、指定された線分又は点の入力を受け付ける。また、入力受付部16は、各画像上で互いに対応する線分の入力を受け付けた場合は各線分の情報(始点及び終点の座標)を、互いに対応する点の入力を受け付けた場合は各点の情報(座標)を、行列算出部12に通知する。なお、線分又は点の指定は、画像処理装置10のユーザーによって行われても良いし、別の計算機によって行われても良い。
行列算出部12は、入力受付部16から各画像上の線分又は点の情報が通知されると、通知された情報に基づいて、線分間又は点間の幾何学的関係を特定し、特定した幾何学的関係を表現する数値行列を算出し、この数値行列を絶対的数値行列として定義する。行列算出部12は、入力受付部16から通知された各画像上の線分又は点の情報から数値行列が算出出来ない、または画像によっては線分又は点の情報が存在しない場合には、特徴点抽出部11で抽出されフィルタリング部15で残った誤差の少ない特徴点の組み合わせから数値行列を算出することも出来る。ただし、この場合算出される数値行列は従来と同様の数値行列であり、絶対的数値行列ではない。
ここで、図4を用いて、行列算出部12における処理についてより具体的に説明する。図4は、本発明の実施の形態における行列算出部による処理を説明する図である。図4において、Eはエピポーラ面を示し、Oは一方の画像のカメラの中心位置を示し、O’は他方の画像のカメラの中心位置を示している。また、図4において、左右に示された並行四辺形はそれぞれ画像のフレームを示している。
また、図4の例では、一方の画像において線分Lが指定され、他方の画像において線分L’が指定されており、両線分は対応している。この場合において、線分Lにおいて、その始点と交わるエピポーラ線lと、終点で交わるエピポーラ線ln+mとを絶対的エピポーラ線として定義し、線分L‘においても、その始点と交わるエピポーラ線l’と、終点で交わるエピポーラ線l’n+mとを絶対的エピポーラ線として定義する。
更に、線分Lと絶対的エピポーラ線lとの交点xと、線分Lと絶対的エピポーラ線l’との交点x’とは、絶対的な特徴点の組合せとして定義する。また、線分Lと絶対的エピポーラ線ln+mとの交点xと、線分L’と絶対的エピポーラ線l’n+mとの交点x’も、絶対的な特徴点の組合せとして定義する。
なお、図4に示すように、エピポーラ線lとエピポーラ線ln+mとの間に、任意のエピポーラ線ln+1及びln+2が設定されていても良い。この場合、同様に、エピポーラ線l’とエピポーラ線l’n+mとの間にも、任意のエピポーラ線l’n+1及びl’n+2が設定される。また、この場合、線分Lと新たに設定されたエピポーラ線ln+1及びln+2それぞれとの交点は、線分L’と新たに設定されたエピポーラ線l’n+1及びl’n+2それぞれとの交点との間で、絶対的な特徴点の組合せとなる。なお、エピポーラ線間の間隔は任意の値に設定される。
従って、図4の例においては、行列算出部12は、線分間の幾何学的関係として、絶対的な特徴点の組合せを求め、求めた特徴点の組合せを用いて、下記の数1の関係式から、絶対的数値行列として、Fundamental行列(参照文献)を算出する。なお、下記の数1において、「x」は、三次元空間における点Xを一方の画像上に射影することによって得られた二次元上の点である。「x’」は、三次元空間における点Xを他方の画像上に射影することによって得られた二次元上の点である。Tは転置行列である。また、FはFundamental行列である。また、本実施の形態において数値行列は、Fundamental行列に限定されるものではなく、幾何学的関係を表現できる行列であれば良い。
(数1)
x’Fx=0
参照文献:Richard Hartley and Andrew Zisserman, “Multiple View Geometry in Computer Vision Second Edition”,Cambridge University Press, March 2004.
形状構築部13は、本実施の形態では、まず、行列算出部12によって算出された数値行列(Fundamental行列)を用いて、特徴点抽出部11で抽出された特徴点の組合せ(フィルタリング部15で除外されたものを除く)から、幾何学的関係が矛盾する特徴点の組合せを排除する。その後、形状構築部13は、幾何学的関係が矛盾する特徴点の組合せが排除された特徴点の組合せを用いて、三次元形状を構築するが、その際、入力受付部16によって受け付けられた、対応する点、又は対応する線分上の点も、特徴点の組合せとして用いることができる。
また、形状構築部13は、特徴点抽出部11で抽出された特徴点の組合せ(フィルタリング部15で除外されたものを除く)の中から、指定された線分又は点に重なる特徴点を特定し、特定した特徴点を含む特徴点の組合せも排除することができる。これは、一方の線分又は点に重なる特徴点に対応する特徴点が、他方の線分又は点の上にないときは、この特徴点の組合せは間違っている可能性が高いからである。その後、形状構築部13は、残った特徴点の組合せを用いて、三次元形状を構築する。
ここで、図5を用いて、形状構築部13における処理についてより具体的に説明する。図5は、本発明の実施の形態における形状構築部による処理を説明する図である。図5において、図4示された符号が付されたものは、図4で同じ記号が付与されたものを示している。そして、図5においては、特徴点pと特徴点p’との組合せが間違っているかどうかの判断対象であるとする。
図5の例において、形状構築部13は、エピポーラ線についての下記の数2に示す関係を用いて、特徴点pが存在しているエピポーラ線lに対応するエピポーラ線l’を算出する。
(数2)
l’=Fx
そして、形状構築部13は、算出したエピポーラ線l’と特徴点p’との距離dが、閾値以上となっているかどうかを判定し、距離dが閾値以上となっている場合は、特徴点pと特徴点p’との組合せは間違っていると判定する。この場合、形状構築部13は、特徴点pと特徴点p’との組合せを排除して、三次元形状を構築する。
また、本実施の形態においては、形状構築部13は、フィルタリング部15によるフィルタリングが済んだ特徴点の組合せを用いて、一旦、仮の三次元形状を構築しても良い。この場合は、ユーザーは、仮の三次元形状に基づいて、三次元形状の復元が不十分な箇所を特定できるので、適切な線分又は点を指定することが可能となる。その後、形状構築部13は、三次元形状を再構築する。
また、表示部17は、形状構築部13によって構築された三次元形状を、表示装置20の画面上に表示させる。具体的には、表示部17は、構築された三次元形状を二次元画面上に表示するための画像データを作成し、作成した画像データを表示装置20に出力する。更に、表示部17は、形状構築部13が仮の三次元形状を構築した場合も、この仮の三次元形状を表示装置20の画面上に表示させる。
[装置動作]
次に、本発明の実施の形態における画像処理装置10の動作について図6を用いて説明する。図6は、本発明の実施の形態における画像処理装置動作を示すフロー図である。以下の説明においては、適宜図1〜図5を参酌する。また、本実施の形態では、画像処理装置10を動作させることによって、画像処理方法が実施される。よって、本実施の形態における画像処理方法の説明は、以下の画像処理装置10の動作説明に代える。
図6に示すように、最初に、画像取得部14は、外部の装置から、三次元形状の構築対象が写った複数の画像それぞれの画像データを取得する(ステップA1)
次に、特徴点抽出部11は、ステップA1で取得された画像データの画像毎に、特徴量を計算して特徴点を特定し、画像間で対応する特徴点同士を、対応する特徴点の組合せとして抽出する(ステップA2)。
次に、フィルタリング部15は、ステップA2で抽出された特徴点の組合せ毎に、特徴点間の幾何学的な関係を計算し、計算結果に基づいて、誤った特徴点の組合せを特定し、特定した特徴点の組合せを排除する(ステップA3)。
次に、形状構築部13は、ステップA3によるフィルタリング処理が行われた後の特徴点の組合せを用いて、仮の三次元形状を構築する(ステップA4)。また、ステップA4が実行されると、表示部17は、ステップA4で構築された仮の三次元形状を表示装置20の画面上に表示させる。
ステップA4が実行され、仮の三次元形状が表示装置20の画面上に表示されると、ユーザーは、入力装置(図2において図示せず)を介して、各画像上において互いに対応する線分又は点を指定する。これにより、入力受付部16は、指定された線分又は点の入力を受け付ける(ステップA5)。また、入力受付部16は、指定された各線分の情報又は各点の情報を、行列算出部12に通知する。
次に、行列算出部12は、ステップA5が実行されると、各線分の情報又は各点の情報に基づいて、線分間又は点間の幾何学的関係を特定し、特定した幾何学的関係を表現する数値行列を算出する(ステップA6)。
次に、形状構築部13は、ステップA6で算出された数値行列を用いて、ステップA3の処理の適用後の特徴点の組合せから、幾何学的関係が矛盾する特徴点の組合せを排除する(ステップA7)。
次に、形状構築部13は、残った特徴点の組合せを用いて、再度、三次元形状を構築する(ステップA8)。その後、表示部17は、ステップA8で構築された三次元形状を表示装置20の画面上に表示させる(ステップA9)。
[実施の形態の効果]
以上のように本実施の形態によれば、同一の走査線上にない間違った特徴点の組合せも排除して、三次元形状を構築することができる。このため、本実施の形態によれば、複数の画像から対応する特徴点の組合せを抽出するに際して、間違った特徴点の組合せの抽出を抑制できる。また、その結果、復元される三次元形状の精度が向上することになる。
[プログラム]
本実施の形態におけるプログラムは、コンピュータに、図6に示すステップA1〜A9を実行させるプログラムであれば良い。このプログラムをコンピュータにインストールし、実行することによって、本実施の形態における画像処理装置10と画像処理方法とを実現することができる。この場合、コンピュータのプロセッサは、特徴点抽出部11、行列算出部12、形状構築部13、画像取得部14、フィルタリング部15、入力受付部16、及び表示部17として機能し、処理を行なう。
また、本実施の形態におけるプログラムは、複数のコンピュータによって構築されたコンピュータシステムによって実行されても良い。この場合は、例えば、各コンピュータが、それぞれ、特徴点抽出部11、行列算出部12、形状構築部13、画像取得部14、フィルタリング部15、入力受付部16、及び表示部17のいずれかとして機能しても良い。
ここで、本実施の形態におけるプログラムを実行することによって、画像処理装置10を実現するコンピュータについて図7を用いて説明する。図7は、本発明の実施の形態における画像処理装置を実現するコンピュータの一例を示すブロック図である。
図7に示すように、コンピュータ110は、CPU111と、メインメモリ112と、記憶装置113と、入力インターフェイス114と、表示コントローラ115と、データリーダ/ライタ116と、通信インターフェイス117とを備える。これらの各部は、バス121を介して、互いにデータ通信可能に接続される。なお、コンピュータ110は、CPU111に加えて、又はCPU111に代えて、GPU(Graphics Processing Unit)、又はFPGA(Field-Programmable Gate Array)を備えていても良い。
CPU111は、記憶装置113に格納された、本実施の形態におけるプログラム(コード)をメインメモリ112に展開し、これらを所定順序で実行することにより、各種の演算を実施する。メインメモリ112は、典型的には、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等の揮発性の記憶装置である。また、本実施の形態におけるプログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体120に格納された状態で提供される。なお、本実施の形態におけるプログラムは、通信インターフェイス117を介して接続されたインターネット上で流通するものであっても良い。
また、記憶装置113の具体例としては、ハードディスクドライブの他、フラッシュメモリ等の半導体記憶装置が挙げられる。入力インターフェイス114は、CPU111と、キーボード及びマウスといった入力機器118との間のデータ伝送を仲介する。表示コントローラ115は、ディスプレイ装置119と接続され、ディスプレイ装置119での表示を制御する。
データリーダ/ライタ116は、CPU111と記録媒体120との間のデータ伝送を仲介し、記録媒体120からのプログラムの読み出し、及びコンピュータ110における処理結果の記録媒体120への書き込みを実行する。通信インターフェイス117は、CPU111と、他のコンピュータとの間のデータ伝送を仲介する。
また、記録媒体120の具体例としては、CF(Compact Flash(登録商標))及びSD(Secure Digital)等の汎用的な半導体記憶デバイス、フレキシブルディスク(Flexible Disk)等の磁気記録媒体、又はCD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)などの光学記録媒体が挙げられる。
なお、本実施の形態における画像処理装置10は、プログラムがインストールされたコンピュータではなく、各部に対応したハードウェアを用いることによっても実現可能である。更に、画像処理装置10は、一部がプログラムで実現され、残りの部分がハードウェアで実現されていてもよい。
上述した実施の形態の一部又は全部は、以下に記載する(付記1)〜(付記12)によって表現することができるが、以下の記載に限定されるものではない。
(付記1)
複数の画像から三次元形状を構築するための装置であって、
前記複数の画像それぞれから、対応する特徴点の組合せを抽出する、特徴点抽出部と、
前記複数の画像のうちの少なくとも2つの画像上に、互いに対応する2以上の線分又は2以上の点が指定された場合に、互いに対応する2以上の線分間の幾何学的関係、又は互いに対応する2以上の点間の幾何学的関係を特定し、特定した前記幾何学的関係を表現する数値行列を算出する、行列算出部と、
前記数値行列を用いて、抽出された前記特徴点の組合せのうち、特徴点間の幾何学的関係が矛盾する前記特徴点の組合せを特定し、特定した前記特徴点の組合せ以外の前記特徴点の組合せを用いて、前記三次元形状を構築する、形状構築部と、
を備えている、ことを特徴とする画像処理装置。
(付記2)
前記形状構築部が、抽出された前記特徴点の組合せを構成している特徴点のうち、指定された、互いに対応する2以上の線分又は2以上の点に重なる特徴点を特定し、特定した特徴点を含む前記特徴点の組合せを排除して、前記三次元形状を構築する、
付記1に記載の画像処理装置。
(付記3)
前記形状構築部によって構築された前記三次元形状を画面上に表示する、表示部を更に備えている、
付記1または2に記載の画像処理装置。
(付記4)
前記形状構築部が、前記特徴点抽出部によって抽出された前記特徴点の組合せを用いて、仮の三次元形状を構築し、
前記表示部が、更に、前記仮の三次元形状を画面上に表示する、
付記3に記載の画像処理装置。
(付記5)
複数の画像から三次元形状を構築するための方法であって、
(a)前記複数の画像それぞれから、対応する特徴点の組合せを抽出する、ステップと、
(b)前記複数の画像のうちの少なくとも2つの画像上に、互いに対応する2以上の線分又は2以上の点が指定された場合に、互いに対応する2以上の線分間の幾何学的関係、又は互いに対応する2以上の点間の幾何学的関係を特定し、特定した前記幾何学的関係を表現する数値行列を算出する、ステップと、
(c)前記数値行列を用いて、抽出された前記特徴点の組合せのうち、特徴点間の幾何学的関係が矛盾する前記特徴点の組合せを特定し、特定した前記特徴点の組合せ以外の前記特徴点の組合せを用いて、前記三次元形状を構築する、ステップと、
を有する、ことを特徴とする画像処理方法。
(付記6)
前記(c)のステップにおいて、
前記ステップ(a)で抽出された前記特徴点の組合せを構成している特徴点のうち、指定された、互いに対応する2以上の線分又は2以上の点に重なる特徴点を特定し、特定した特徴点を含む前記特徴点の組合せを排除して、前記三次元形状を構築する、
付記5に記載の画像処理方法。
(付記7)
(d)前記(c)のステップによって構築された前記三次元形状を画面上に表示する、ステップを更に有する、
付記5または6に記載の画像処理方法。
(付記8)
(e)前記(a)のステップによって抽出された前記特徴点の組合せを用いて、仮の三次元形状を構築する、ステップと、
(f)前記(e)のステップで構築された前記仮の三次元形状を画面上に表示する、ステップと、
を更に有する付記7に記載の画像処理方法。
(付記9)
コンピュータによって、複数の画像から三次元形状を構築するためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
前記コンピュータに、
(a)前記複数の画像それぞれから、対応する特徴点の組合せを抽出する、ステップと、
(b)前記複数の画像のうちの少なくとも2つの画像上に、互いに対応する2以上の線分又は2以上の点が指定された場合に、互いに対応する2以上の線分間の幾何学的関係、又は互いに対応する2以上の点間の幾何学的関係を特定し、特定した前記幾何学的関係を表現する数値行列を算出する、ステップと、
(c)前記数値行列を用いて、抽出された前記特徴点の組合せのうち、特徴点間の幾何学的関係が矛盾する前記特徴点の組合せを特定し、特定した前記特徴点の組合せ以外の前記特徴点の組合せを用いて、前記三次元形状を構築する、ステップと、
を実行させる命令を含む、プログラムを記録しているコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
(付記10)
前記(c)のステップにおいて、
前記ステップ(a)で抽出された前記特徴点の組合せを構成している特徴点のうち、指定された、互いに対応する2以上の線分又は2以上の点に重なる特徴点を特定し、特定した特徴点を含む前記特徴点の組合せを排除して、前記三次元形状を構築する、
付記9に記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
(付記11)
前記プログラムが、前記コンピュータに、
(d)前記(c)のステップによって構築された前記三次元形状を画面上に表示する、ステップを実行させる命令を更に含む、
付記9または10に記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
(付記12)
前記プログラムが、前記コンピュータに、
(e)前記(a)のステップによって抽出された前記特徴点の組合せを用いて、仮の三次元形状を構築する、ステップと、
(f)前記(e)のステップで構築された前記仮の三次元形状を画面上に表示する、ステップと、
を実行させる命令を更に含む、
付記11に記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
以上、実施の形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施の形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
この出願は、2017年9月29日に出願された日本出願特願2017−190377を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
以上のように、本発明によれば、複数の画像から対応する特徴点の組合せを抽出するに際して、間違った特徴点の組合せの抽出を抑制することができる。本発明は、SfMといった複数の画像から三次元形状を構築する技術に有用である。
10 画像処理装置
11 特徴点抽出部
12 行列算出部
13 形状構築部
14 画像取得部
15 フィルタリング部
16 入力受付部
17 表示部
110 コンピュータ
111 CPU
112 メインメモリ
113 記憶装置
114 入力インターフェイス
115 表示コントローラ
116 データリーダ/ライタ
117 通信インターフェイス
118 入力機器
119 ディスプレイ装置
120 記録媒体
121 バス
本発明は、複数の画像からの三次元形状の構築を可能にするための、画像処理装置、及び画像処理方法に関し、更には、これらを実現させるためのプログラムに関する。
本発明の目的の一例は、上記問題を解消し、複数の画像から対応する特徴点の組合せを抽出するに際して、間違った特徴点の組合せの抽出を抑制しうる、画像処理装置、画像処理方法、及びプログラムを提供することにある。
更に、上記目的を達成するため、本発明の一側面におけるプログラムは、コンピュータによって、複数の画像から三次元形状を構築するためのプログラムであって、
前記コンピュータに、
(a)前記複数の画像それぞれから、対応する特徴点の組合せを抽出する、ステップと、
(b)前記複数の画像のうちの少なくとも2つの画像上に、互いに対応する2以上の線分又は2以上の点が指定された場合に、互いに対応する2以上の線分間の幾何学的関係、又は互いに対応する2以上の点間の幾何学的関係を特定し、特定した前記幾何学的関係を表現する数値行列を算出する、ステップと、
(c)前記数値行列を用いて、抽出された前記特徴点の組合せのうち、特徴点間の幾何学的関係が矛盾する前記特徴点の組合せを特定し、特定した前記特徴点の組合せ以外の前記特徴点の組合せを用いて、前記三次元形状を構築する、ステップと、
を実行させることを特徴とする。
(付記9)
コンピュータによって、複数の画像から三次元形状を構築するためのプログラムであって、
前記コンピュータに、
(a)前記複数の画像それぞれから、対応する特徴点の組合せを抽出する、ステップと、
(b)前記複数の画像のうちの少なくとも2つの画像上に、互いに対応する2以上の線分又は2以上の点が指定された場合に、互いに対応する2以上の線分間の幾何学的関係、又は互いに対応する2以上の点間の幾何学的関係を特定し、特定した前記幾何学的関係を表現する数値行列を算出する、ステップと、
(c)前記数値行列を用いて、抽出された前記特徴点の組合せのうち、特徴点間の幾何学的関係が矛盾する前記特徴点の組合せを特定し、特定した前記特徴点の組合せ以外の前記特徴点の組合せを用いて、前記三次元形状を構築する、ステップと、
を実行させる命令を含むプログラム。
(付記10)
前記(c)のステップにおいて、
前記ステップ(a)で抽出された前記特徴点の組合せを構成している特徴点のうち、指定された、互いに対応する2以上の線分又は2以上の点に重なる特徴点を特定し、特定した特徴点を含む前記特徴点の組合せを排除して、前記三次元形状を構築する、
付記9に記載のプログラム
(付記11)
前記プログラムが、前記コンピュータに、
(d)前記(c)のステップによって構築された前記三次元形状を画面上に表示する、ステップを実行させる命令を更に含む、
付記9または10に記載のプログラム
(付記12)
前記プログラムが、前記コンピュータに、
(e)前記(a)のステップによって抽出された前記特徴点の組合せを用いて、仮の三次元形状を構築する、ステップと、
(f)前記(e)のステップで構築された前記仮の三次元形状を画面上に表示する、ステップと、
を実行させる命令を更に含む、
付記11に記載のプログラム

Claims (12)

  1. 複数の画像から三次元形状を構築するための装置であって、
    前記複数の画像それぞれから、対応する特徴点の組合せを抽出する、特徴点抽出部と、
    前記複数の画像のうちの少なくとも2つの画像上に、互いに対応する2以上の線分又は2以上の点が指定された場合に、互いに対応する2以上の線分間の幾何学的関係、又は互いに対応する2以上の点間の幾何学的関係を特定し、特定した前記幾何学的関係を表現する数値行列を算出する、行列算出部と、
    前記数値行列を用いて、抽出された前記特徴点の組合せのうち、特徴点間の幾何学的関係が矛盾する前記特徴点の組合せを特定し、特定した前記特徴点の組合せ以外の前記特徴点の組合せを用いて、前記三次元形状を構築する、形状構築部と、
    を備えている、ことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記形状構築部が、抽出された前記特徴点の組合せを構成している特徴点のうち、指定された、互いに対応する2以上の線分又は2以上の点に重なる特徴点を特定し、特定した特徴点を含む前記特徴点の組合せを排除して、前記三次元形状を構築する、
    請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記形状構築部によって構築された前記三次元形状を画面上に表示する、表示部を更に備えている、
    請求項1または2に記載の画像処理装置。
  4. 前記形状構築部が、前記特徴点抽出部によって抽出された前記特徴点の組合せを用いて、仮の三次元形状を構築し、
    前記表示部が、更に、前記仮の三次元形状を画面上に表示する、
    請求項3に記載の画像処理装置。
  5. 複数の画像から三次元形状を構築するための方法であって、
    (a)前記複数の画像それぞれから、対応する特徴点の組合せを抽出する、ステップと、
    (b)前記複数の画像のうちの少なくとも2つの画像上に、互いに対応する2以上の線分又は2以上の点が指定された場合に、互いに対応する2以上の線分間の幾何学的関係、又は互いに対応する2以上の点間の幾何学的関係を特定し、特定した前記幾何学的関係を表現する数値行列を算出する、ステップと、
    (c)前記数値行列を用いて、抽出された前記特徴点の組合せのうち、特徴点間の幾何学的関係が矛盾する前記特徴点の組合せを特定し、特定した前記特徴点の組合せ以外の前記特徴点の組合せを用いて、前記三次元形状を構築する、ステップと、
    を有する、ことを特徴とする画像処理方法。
  6. 前記(c)のステップにおいて、
    前記ステップ(a)で抽出された前記特徴点の組合せを構成している特徴点のうち、指定された、互いに対応する2以上の線分又は2以上の点に重なる特徴点を特定し、特定した特徴点を含む前記特徴点の組合せを排除して、前記三次元形状を構築する、
    請求項5に記載の画像処理方法。
  7. (d)前記(c)のステップによって構築された前記三次元形状を画面上に表示する、ステップを更に有する、
    請求項5または6に記載の画像処理方法。
  8. (e)前記(a)のステップによって抽出された前記特徴点の組合せを用いて、仮の三次元形状を構築する、ステップと、
    (f)前記(e)のステップで構築された前記仮の三次元形状を画面上に表示する、ステップと、
    を更に有する請求項7に記載の画像処理方法。
  9. コンピュータによって、複数の画像から三次元形状を構築するためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
    前記コンピュータに、
    (a)前記複数の画像それぞれから、対応する特徴点の組合せを抽出する、ステップと、
    (b)前記複数の画像のうちの少なくとも2つの画像上に、互いに対応する2以上の線分又は2以上の点が指定された場合に、互いに対応する2以上の線分間の幾何学的関係、又は互いに対応する2以上の点間の幾何学的関係を特定し、特定した前記幾何学的関係を表現する数値行列を算出する、ステップと、
    (c)前記数値行列を用いて、抽出された前記特徴点の組合せのうち、特徴点間の幾何学的関係が矛盾する前記特徴点の組合せを特定し、特定した前記特徴点の組合せ以外の前記特徴点の組合せを用いて、前記三次元形状を構築する、ステップと、
    を実行させる命令を含む、プログラムを記録しているコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  10. 前記(c)のステップにおいて、
    前記ステップ(a)で抽出された前記特徴点の組合せを構成している特徴点のうち、指定された、互いに対応する2以上の線分又は2以上の点に重なる特徴点を特定し、特定した特徴点を含む前記特徴点の組合せを排除して、前記三次元形状を構築する、
    請求項9に記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  11. 前記プログラムが、前記コンピュータに、
    (d)前記(c)のステップによって構築された前記三次元形状を画面上に表示する、ステップを実行させる命令を更に含む、
    請求項9または10に記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  12. 前記プログラムが、前記コンピュータに、
    (e)前記(a)のステップによって抽出された前記特徴点の組合せを用いて、仮の三次元形状を構築する、ステップと、
    (f)前記(e)のステップで構築された前記仮の三次元形状を画面上に表示する、ステップと、
    を実行させる命令を更に含む、
    請求項11に記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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