JP6962450B2 - 画像処理装置、画像処理方法、及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、画像上の欠損部分の補間を行うための、画像処理装置、及び画像処理方法に関し、更には、これらを実現するためのプログラムに関する。
近年、カメラ及び計算機の性能の向上により、カメラで撮影された映像から特定の人物を検出し、検出した人物に対して、個人の特定、及び行動の分析等を行う技術が開発されている。また、このような技術は、例えば、監視システムにおける不審者の検出に用いられている。
ところで、検出対象となる人物とカメラとの間に物体があると、この物体により、検出対象となる人物が遮蔽されてしまい、映像上、人物の一部又は全部が欠損した状態となる。また、遮蔽する物体としては、霧、ガラスといった透過性の物体も含まれる。この場合、人物の一部又は全部は、遮蔽されるわけではないが、映像において不明瞭となるので、この場合も人物の一部又は全部が欠損した状態となる。
また、物体によって遮蔽された場合だけでなく、検出対象となる人物に、日光等の強い光があたった場合も、映像上、人物の光が当たった部分が真白となり、この部分が欠損した状態となる。一方、逆に、検出対象となる人物以外の部分が明るく、人物の一部の露出が過剰に低くなることがある。この場合、映像上、露出が過剰に低くなった部分は真黒くになり、欠損した状態となる。
そして、人物の一部が欠損した状態では、上述した個人の特定、及び行動の分析等において、精度が大きく低下してしまう。このため、画像の欠損部分を補間する技術が提案されている(例えば、非特許文献1及び2参照)。
具体的には、非特許文献1は、画像の欠損部分に、欠損していない部分のテクスチャを組み込むと共に、両部分の境界領域のテクスチャが不連続にならないように、画像を補間する技術を開示している。また、非特許文献1に開示された技術では、テクスチャの連続性がエネルギー関数として表現され、このエネルギー関数が最大化するように最適化を行うことによって、適切な補間が実現されている。
また、非特許文献2は、機械学習を利用して、画像の欠損部分を補間する技術を開示している。非特許文献2に開示された技術では、予め、損失が存在する入力画像と、損失がない目標画像とのペア画像が多数用意され、学習モデルに入力画像を適用した場合に、目標画像が出力されるように、機械学習が行われて、学習モデルが構築される。
C.Guillemot, et.al, "Image Inpainting Overview and Recent Advances", IEEEJournals and Magazine, 2014 P. Isola, et.al.,"Image-to-Image Translationith Conditional Adversarial Networks", 2017 IEEE ConferenceVision and Pattern Recognition, 2017
しかしながら、上記非特許文献1に開示された技術では、局所領域が連続するように補間が行われるに過ぎず、欠損している部分の領域が大きくなるほど、欠損部分を正確に補間することが困難となる。
これに対して、上記非特許文献2に開示された技術では、欠損部分について学習が行われるので、欠損部分の領域が大きくなっても、欠損部分を補間することができる。しかしながら、上記非特許文献2に開示された技術では、入力画像が目標画像となるように機械学習が行われているに過ぎず、補間対象となる人物の姿勢について何ら考慮はされていない。このため、上記非特許文献2に開示された技術においては、欠損部分の補間後において、人物の姿勢が不自然なものとなる場合がある。この場合、人物の行動の分析において、精度が大きく低下する可能性がある。
本発明の目的の一例は、上記問題を解消し、一部が欠損している人物の画像をその人物の姿勢を考慮して補間を行うためのモデルを構築し得る、画像処理装置、画像処理方法、及びプログラムを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の一側面における画像処理装置は、
人物の一部が欠損している画像データを入力画像として、前記人物の欠損している一部が補間された画像を生成するための、画像生成モデルを構築する、画像生成モデル構築部を備え、
前記画像生成モデル構築部は、人物の画像を含む第1のサンプル画像と、前記第1のサンプル画像中の人物の一部が欠損している第2のサンプル画像と、前記第1のサンプル画像中の人物の姿勢を特定する人体情報と、を用いた機械学習によって、前記画像生成モデルを構築する、
ことを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、本発明の一側面における画像処理方法は、
(a)人物の一部が欠損している画像データを入力画像として、前記人物の欠損している一部が補間された画像を生成するための、画像生成モデルを構築する、ステップを有し、
前記(a)のステップにおいて、人物の画像を含む第1のサンプル画像と、前記第1のサンプル画像中の人物の一部が欠損している第2のサンプル画像と、前記第1のサンプル画像中の人物の姿勢を特定する人体情報と、を用いた機械学習によって、前記画像生成モデルを構築する、
ことを特徴とする。
更に、上記目的を達成するため、本発明の一側面におけるプログラムは、
コンピュータに、
(a)人物の一部が欠損している画像データを入力画像として、前記人物の欠損している一部が補間された画像を生成するための、画像生成モデルを構築する、ステップを実行させ、
前記(a)のステップにおいて、人物の画像を含む第1のサンプル画像と、前記第1のサンプル画像中の人物の一部が欠損している第2のサンプル画像と、前記第1のサンプル画像中の人物の姿勢を特定する人体情報と、を用いた機械学習によって、前記画像生成モデルを構築する、
ことを特徴とする。
以上のように、本発明によれば、一部が欠損している人物の画像をその人物の姿勢を考慮して補間を行うためのモデルを構築することができる。
図1は、本発明の実施の形態1における画像処理装置の概略構成を示すブロック図である。 図2は、本発明の実施の形態1における画像処理装置の構成をより具体的に示すブロック図である。 図3(a)及び(b)は、それぞれ、人体情報の概念を示す図である。 図4は、本発明の実施の形態1における画像処理装置の画像生成モデルの生成及び更新処理時の動作を示すフロー図である。 図5(a)は、従来の手法によって一部が欠損している人物の画像を補間した例を示し、図5(b)は、本発明の実施の形態1における画像処理装置によって一部が欠損している人物の画像を補間した例を示している。 図6は、本発明の実施の形態2における画像処理装置の構成を示すブロック図である。 図7は、本発明の実施の形態2における画像処理装置の画像生成モデルの生成及び更新処理時の動作を示すフロー図である。 図8は、本発明の実施の形態3における画像処理装置の構成を示すブロック図である。 図9は、本発明の実施の形態3における画像処理装置の画像生成モデルの生成及び更新処理時の動作を示すフロー図である。 図10は、本発明の実施の形態1〜3における画像処理装置を実現するコンピュータの一例を示すブロック図である。
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態1における、画像処理装置、画像処理方法、及びプログラムについて、図1〜図5を参照しながら説明する。
[装置構成]
最初に、図1を用いて、本実施の形態1における画像処理装置の概略構成について説明する。図1は、本発明の実施の形態1における画像処理装置の概略構成を示すブロック図である。
図1に示す、本実施の形態1における画像処理装置10は、画像に写っている人物の一部が欠損している場合に、画像処理によって、欠損している部分を補間するための、モデルを構築する装置である。図1に示すように、画像処理装置10は、画像生成モデル構築部11を備えている。
画像生成モデル構築部11は、人物の画像を含む第1のサンプル画像と、第1のサンプル画像中の人物の一部が欠損している第2のサンプル画像と、第1のサンプル画像中の人物の姿勢を特定する人体情報と、を用いて機械学習を実行する。画像生成モデル構築部11は、この機械学習によって、画像生成モデル12の作成及び更新を行う。
このように、本実施の形態1では、人物の一部が欠損していない画像と、人物の一部が欠損している画像とに加えて、画像中の人物の人体情報を用いて、機械学習が行われて、画像生成モデルが構築されている。つまり、本実施の形態1によれば、一部が欠損している人物の画像をその人物の姿勢を考慮して補間を行うためのモデルが構築される。そして、この結果、本実施の形態1で構築された画像生成モデルを用いれば、人物の一部が欠損している画像を補間した際に、人物の姿勢を考慮した補間が行われ、補間後の人物の姿勢が不自然なることが解消される。
続いて、図2〜図3を用いて、本実施の形態1における画像処理装置10の構成についてより具体的に説明する。図2は、本発明の実施の形態1における画像処理装置の構成をより具体的に示すブロック図である。
図2に示すように、本実施の形態1では、画像処理装置10は、上述した画像生成モデル構築部11に加えて、画像生成部13を備えている。画像生成部13は、第2のサンプル画像を画像生成モデル12に適用して、人物の欠損している一部が補間された画像を生成する。
画像生成モデル12としては、本実施形態1では、例えば、CNN(Convolutional Neural Network)が挙げられる。この場合、画像生成モデル12は、機械学習によって設定された多数のパラメータ群で構成される。これらのパラメータは、CNNにおける重み及びネットワーク構造を決定する。
また、CNNは、ニューラルネットワークの一種であり、ニューロンとも呼ばれるユニットが集まった層を、複数の層状に組み合わせることによって得られている。パラメータとしては、ユニット同士の結合度合いを表現する重みパラメータがある。更に、CNNは、複数あるネットワークの中間層に、Convolution(畳み込み)演算を行う中間層が含まれている点を特徴としている。
また、このように画像を入力とし、画像を出力とする場合のネットワーク構造は、入力層と出力層とが広く(ニューラルネットワークのユニット数が多い)、中間層が狭い(ユニット数が少ない)、という特性を有している。このため、本実施の形態1では、CNNとしては、砂時計型が利用される。
なお、本実施の形態1においては、画像生成モデルとしては、上述したCNN以外のニューラルネットワークが用いられても良いし、別の機械学習によって構築された機械学習モデルが用いられても良い。
また、画像生成モデル構築部11は、図2に示すように、本実施の形態1では、人体情報推定部14と、損失算出部15と、パラメータ更新部16とを備えている。
人体情報推定部14は、第2のサンプル画像を入力画像として、画像生成部13によって生成された画像(以下「補間画像」とも表記する)から、この画像中の人物の姿勢を特定する人体情報を推定する。また、人体情報推定部14は、第1のサンプル画像中の人物の姿勢を特定する人体情報を推定することもできる。
本実施の形態1において、「人体情報」は、画像中の人物の姿勢を特定する情報、具体的には、その人物の体のスケルトン(骨格)情報である。具体的には、人体情報としては、人体を構成する各関節の座標で構成された情報が挙げられる。また、人体情報として用いられる関節としては、首、肩関節、肘、手首、腰(脚の付け根)、膝、足首等が挙げられる、本実施の形態では、少なくとも3つの以上の関節が用いられる。
具体的には、図3(a)及び(b)に示すように、人体情報推定部14は、画像から、人物の各関節を検出する。図3(a)及び(b)において抽出された関節は円形で示されている。そして、人体情報推定部14は、抽出した関節の位置を、画像平面に設定された座標系の座標として算出し、算出した各関節の座標の値を用いて、人体情報を作成する。図3(a)及び(b)は、それぞれ、人体情報の概念を示す図である。
また、人体情報推定部14は、本実施の形態1では、隣接する関節間の座標を結ぶベクトルを設定し、設定した各ベクトルによって人体情報を作成することもできる。更に、各関節の奥行(深度)を検出できる場合は、人体情報推定部14は、各関節の3次元空間での座標を算出し、算出した各関節の3次元空間での座標の値を用いて、人体情報を作成することもできる。
更に、人体情報推定部14は、画像から、各関節の角度を抽出し、抽出した角度を用いて、人体情報を作成することもできる。また、人体情報推定部14は、人体のシルエット画像を抽出し、このシルエット画像を人体情報とすることもできる。
損失算出部15は、第1のサンプル画像中の人物の姿勢を特定する人体情報に対する、第2の人体情報における損失を、人体損失として算出する。また、損失算出部15は、第1のサンプル画像に対する、第2のサンプル画像を入力画像として画像生成部13によって生成された画像における損失を、画像損失として算出することもできる。この場合、損失算出部15は、人体損失に、画像損失を加算して、統合損失を算出する。
例えば、損失算出部15は、第2のサンプル画像から推定された人体情報h’と、第1のサンプル画像から得られた人体情報hとが、類似する程、値が小さくなり、両者が乖離する程、値が大きくなるようにして、人体損失L_bodyを算出する。具体的には、多数の人体情報を学習データとして機械学習を行うことによって得られたモデルを使うことで、損失算出部15は、人体損失L_bodyを算出することができる。また、損失算出部15は、人体の部分毎に損失を算出し、得られた各損失の総和を、人体損失L_bodyとすることもできる。
また、損失算出部15は、第2のサンプル画像を入力画像としたときに画像生成部13が生成した画像x’と、第1のサンプル画像yとが、類似する程、値が小さく、両者が乖離する程、値が大きくなるようにして、画像損失L_diffを算出する。具体的には、多数の画像を学習データとして機械学習を行うことによって得られたモデルを使うことで、損失算出部15は、画像損失L_diffを算出することができる。また、損失算出部15は、画像x’と画像yとの複数の組それぞれについて、画像損失を算出し、得られた画像損失の総和を、L_diffとすることもできる。
更に、損失算出部15は、人体損失L_bodyと、画像損失L_diffとを加算して、統合損失Lgを算出する。具体的には、係数をλ_diff及びλ_bodyとすると、損失算出部15は、下記の数1を用いて、統合損失Lgを算出することができる。また、学習を安定させるための正則化項として、下記数1に対して、「λ_reg×L_reg」が付与されていても良い。
(数1)
統合損失L_g=λ_diff×L_diff+λ_body×L_body
パラメータ更新部16は、損失算出部15が算出した損失に基づいて、画像生成モデル12を更新する。また、パラメータ更新部16は、損失算出部15が統合損失を算出している場合は、統合損失に基づいて、画像生成モデル12を更新する。具体的には、後述する繰り返しの処理によって、統合損失が段々と小さくなるように、画像生成モデル12を構成するCNNのパラメータ群を更新する。
具体的には、画像生成モデル12がニューラルネットワークである場合は、パラメータ更新部16は、例えば、誤差逆伝播法を利用することによって、ニューラルネットワークを構成する各種パラメータを更新することができる。
また、本実施の形態1においては、画像生成部13による、第2のサンプル画像を入力画像とした画像の生成、人体情報推定部14による人体情報の推定、損失算出部15による損失の算出、パラメータ更新部16によるパラメータの更新は、繰り返し実行される。このような繰り返しの処理が行われることにより、損失の値が低減され、パラメータの値が適切な値となる。
[装置動作]
次に、本実施の形態1における画像処理装置10の動作について図4〜図6を用いて説明する。以下の説明においては、適宜図1〜図3を参照する。また、本実施の形態1では、画像処理装置10を動作させることによって、画像処理方法が実施される。よって、本実施の形態1における画像処理方法の説明は、以下の画像処理装置10の動作説明に代える。
まず、画像生成モデルの生成及び更新処理について説明する。図4は、本発明の実施の形態1における画像処理装置の画像生成モデルの生成及び更新処理時の動作を示すフロー図である。
図4に示すように、最初に、画像生成モデル構築部11は、画像生成モデル12となるCNNのパラメータ群に初期値を設定して、初期状態の画像生成モデル12を生成する(ステップA1)。
次に、画像生成モデル構築部11は、学習データとして、人物の画像を含む第1のサンプル画像と、第1のサンプル画像中の人物の一部が欠損している第2のサンプル画像とを取得する(ステップA2)。
次に、画像生成モデル構築部11は、ステップA2で取得した第2のサンプル画像を、画像生成部13に送り、画像生成部13に、第2のサンプル画像の欠損している部分の補間を指示する。これにより、画像生成部13は、画像生成モデル12を用いて、第2のサンプル画像に補間を行い、新たな画像を生成する(ステップA3)。また、画像生成部13は、生成した新たな画像を画像生成モデル構築部11に送る。
次に、画像生成モデル構築部11において、人体情報推定部14は、ステップA3で生成された新たな画像を対象にして、この画像中の人物の姿勢を特定する人体情報を推定する(ステップA4)。また、人体情報推定部14は、ステップA2で取得された第1のサンプル画像について予め人体情報が推定されていない場合は、第1のサンプル画像中の人物の姿勢を特定する人体情報も推定する。
次に、損失算出部15は、ステップA2で取得した第1のサンプル画像及び第2のサンプル画像を用いて、画像損失を算出し、更に、第1のサンプル画像及び第2のサンプル画像それぞれにおける人体情報を用いて、人体損失も算出する(ステップA5)。
次に、損失算出部15は、ステップA5で算出した画像損失と人体損失とを、上記数1に適用して、統合損失を算出する(ステップA6)。
次に、パラメータ更新部16は、ステップA6で算出された統合損失に基づいて、画像生成モデル12を更新する(ステップA7)。具体的には、パラメータ更新部16は、後述するA2〜A7の繰り返しによって、統合損失が段々と小さくなるように、画像生成モデル12を構成するCNNのパラメータ群を更新する。
次に、画像生成モデル構築部11は、ステップA7が実行されると、終了条件が満たされているかどうかを判定する(ステップA8)。ステップA8の判定の結果、終了条件が満たされていない場合は、画像生成モデル構築部11は、再度ステップA2を実行する。一方、ステップA8の判定の結果、終了条件が満たされている場合は、画像生成モデル構築部11は、処理を終了する。
ステップA8における終了条件としては、ステップA2〜A8の繰り返し回数が、予め設定された回数に到達したこと、ステップA6で算出される統合損失の減少幅が閾値より小さくなったこと、等が挙げられる。
また、上述したように、ステップA6では、上記数1が用いられるが、上記数1における係数λ_diff及びλ_bodyの値は、0から開始し、繰り返し回数が増加するにつれて大きく設定されるのが良い。これは、繰り返しが初期の段階では、ステップA3で生成される画像の補間精度が低いためである。また、係数λ_diff及びλ_bodyは、sigmoid関数等の単調増加関数を使って表すことができる。
また、ステップA2において取得される第1のサンプル画像及び第2のサンプル画像は、それぞれ単数であっても良いし、複数枚であっても良い。後者の場合は、各ステップは、複数枚毎に行われる。この場合、ステップA5では、損失算出部15は、対応するサンプル画像の組毎に算出した画像損失の総和を求め、得られた値を画像損失とする。損失算出部15は、人体損失についても同様に総和を求め、得られた値を人体損失とする。
[実施の形態1による効果]
ここで、図5を用いて、本実施の形態1における効果について説明する。図5(a)は、従来の手法によって一部が欠損している人物の画像を補間した例を示し、図5(b)は、本発明の実施の形態1における画像処理装置によって一部が欠損している人物の画像を補間した例を示している。
図5(a)及び(b)において、100は、処理対象となる人物の画像を示している。人物100の体の一部は別の人物によって遮蔽され、欠損している。この場合において、従来の手法では、画像生成モデルの構築において人体情報は用いられないので、図5(a)に示すように、補間後の人物101の姿勢は不自然なものとなる。これに対して、本実施の形態1における画像処理装置10によれば、画像生成モデル12の構築において人体情報が用いられるので、図5(b)に示すように、補間後の人物102の姿勢は自然なものとなる。
以上のように本実施の形態1では、一部が欠損している人物の画像を補間するに際して、人物の姿勢を考慮して画像生成モデル12が構築される。また、画像生成モデル12は、学習用の画像による機械学習によって更新されるので、補間精度の向上が図られる。この結果、本実施の形態1によって構築された画像生成モデルを用いれば、補間後の人物の姿勢が不自然になるという問題が解消されるので、監視システム等の性能向上が図られることになる。
[プログラム]
本実施の形態1におけるプログラムは、コンピュータに、図4に示すステップA1〜A8を実行させるプログラムであれば良い。このプログラムをコンピュータにインストールし、実行することによって、本実施の形態1における画像処理装置10と画像処理方法とを実現することができる。この場合、コンピュータのプロセッサは、画像生成モデル構築部11、及び画像生成部13として機能し、処理を行なう。
また、本実施の形態におけるプログラムは、複数のコンピュータによって構築されたコンピュータシステムによって実行されても良い。この場合は、例えば、各コンピュータが、それぞれ、画像生成モデル構築部11、及び画像生成部13のいずれかとして機能しても良い。
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2における、画像処理装置、画像処理方法、及びプログラムについて、図6及び図7を参照しながら説明する。
[装置構成]
最初に、図6を用いて、本実施の形態2における画像処理装置の構成について説明する。図6は、本発明の実施の形態2における画像処理装置の構成を示すブロック図である。
図6に示すように、本実施の形態2における画像処理装置20は、図2に示した実施の形態1における画像処理装置10の構成に加えて、サンプル画像作成部21を備えている。これ以外については、画像処理装置20は、実施の形態1における画像処理装置10と同様に構成されている。以下、実施の形態1との相違点を中心に説明する。
まず、サンプル画像作成部21は、第1のサンプル画像から、第2のサンプル画像を作成する機能を備えている。また、サンプル画像作成部21は、損失算出部15による算出結果に基づいて、作成する第2のサンプル画像における人物の欠損の程度を設定する。
具体的には、サンプル画像作成部21は、人体の一部が欠損していない第1のサンプル画像から、人体の部分を検出し、検出した人体の部分の一部が遮蔽されるように、第1のサンプル画像に遮蔽物の画像を付加する。そして、サンプル画像作成部21によって作成された画像は、画像生成モデルの作成及び更新において、第2のサンプル画像として扱われる。
[装置動作]
次に、本実施の形態2における画像処理装置20の動作について図7を用いて説明する。以下の説明においては、適宜図6を参照する。図7は、本発明の実施の形態2における画像処理装置の画像生成モデルの生成及び更新処理時の動作を示すフロー図である。また、本実施の形態2でも、画像処理装置20を動作させることによって、画像処理方法が実施される。よって、本実施の形態2における画像処理方法の説明は、以下の画像処理装置20の動作説明に代える。
図7に示すように、最初に、画像生成モデル構築部11は、画像生成モデル12となるCNNのパラメータ群に初期値を設定して、画像生成モデル12を生成する(ステップA11)。ステップA11は、図4に示したステップA1と同様のステップである。
次に、サンプル画像作成部21は、学習データとして、人物の画像を含む第1のサンプル画像を取得する(ステップA12)。また、サンプル画像作成部21は、取得した第1のサンプル画像を画像生成モデル構築部11に渡す。
次に、サンプル画像作成部21は、ステップA12で取得した第1のサンプル画像から、第1のサンプル画像中の人物の一部が欠損している第2のサンプル画像を作成する(ステップA13)。
また、ステップA13では、ステップA17が既に実行されている場合は、サンプル画像作成部21は、ステップ17での算出結果に基づいて、作成する第2のサンプル画像における人物の欠損の程度を設定する。例えば、サンプル画像作成部21は、損失が大きい程、欠損の程度を小さくする。
次に、画像生成モデル構築部11は、ステップA13で作成した第2のサンプル画像を、画像生成部13に送り、画像生成部13に、第2のサンプル画像の欠損している部分の補間を指示する。これにより、画像生成部13は、第2のサンプル画像に補間を行い、新たな画像を生成する(ステップA14)。ステップA14は、図4に示したステップA3と同様のステップである。
次に、画像生成モデル構築部11において、人体情報推定部14は、ステップA14で生成された新たな画像を対象にして、この画像中の人物の姿勢を特定する人体情報を推定する(ステップA15)。ステップA15は、図4に示したステップA4と同様のステップである。
次に、損失算出部15は、ステップA12で取得した第1のサンプル画像、及びステップA13で作成した第2のサンプル画像を用いて、画像損失を算出し、更に、第1のサンプル画像及び第2のサンプル画像それぞれにおける人体情報を用いて、人体損失も算出する(ステップA16)。ステップA16は、図4に示したステップA5と同様のステップである。
次に、損失算出部15は、ステップA16で算出した画像損失と人体損失とを、上記数1に適用して、統合損失を算出する(ステップA17)。ステップA17は、図4に示したステップA6と同様のステップである。
次に、パラメータ更新部16は、ステップA17で算出された統合損失に基づいて、画像生成モデル12を更新する(ステップA18)。ステップA18は、図4に示したステップA7と同様のステップである。
次に、画像生成モデル構築部11は、ステップA18が実行されると、終了条件が満たされているかどうかを判定する(ステップA19)。ステップA19の判定の結果、終了条件が満たされていない場合は、画像生成モデル構築部11は、再度ステップA12を実行する。一方、ステップA19の判定の結果、終了条件が満たされている場合は、画像生成モデル構築部11は、処理を終了する。ステップA19は、図4に示したステップA8と同様のステップである。
[実施の形態2による効果]
このように、本実施の形態2によれば、画像中の人物の一部が欠損している画像を、サンプル画像として用意する必要がないため、実施の形態1に比べて、画像生成モデル12の構築が容易となり、これらにかかるコストを低減できる。また、本実施の形態2においても、実施の形態1で述べた効果を得ることができる。
[プログラム]
本実施の形態2におけるプログラムは、コンピュータに、図7に示すステップA11〜A19を実行させるプログラムであれば良い。このプログラムをコンピュータにインストールし、実行することによって、本実施の形態2における画像処理装置20と画像処理方法とを実現することができる。この場合、コンピュータのプロセッサは、画像生成モデル構築部11、画像生成部13、及びサンプル画像作成部21として機能し、処理を行なう。
また、本実施の形態におけるプログラムは、複数のコンピュータによって構築されたコンピュータシステムによって実行されても良い。この場合は、例えば、各コンピュータが、それぞれ、画像生成モデル構築部11、画像生成部13、及びサンプル画像作成部21のいずれかとして機能しても良い。
(実施の形態3)
次に、本発明の実施の形3における、画像処理装置、画像処理方法、及びプログラムについて、図8及び図9を参照しながら説明する。
[装置構成]
最初に、図8を用いて、本実施の形態3における画像処理装置の構成について説明する。図8は、本発明の実施の形態3における画像処理装置の構成を示すブロック図である。
図8に示すように、本実施の形態3における画像処理装置30は、図2に示した実施の形態1における画像処理装置10の構成に加えて、真偽判別部31を備えている。また、このため、損失算出部15における機能も、実施の形態1と異なっている。これ以外については、画像処理装置30は、実施の形態1における画像処理装置10と同様に構成されている。以下、実施の形態1との相違点を中心に説明する。
真偽判別部31は、第1のサンプル画像と、第2のサンプル画像を入力画像として画像生成部13によって生成された画像(補間画像)との、相違の程度を判別する。具体的には、真偽判別部31は、補間画像x’と第1のサンプル画像yとが入力されると、機械学習によって構築された真偽判別モデルを用いて、相違の程度、具体的には、真偽損失L_advを算出する。また、第1のサンプル画像と補間画像との組が複数ある場合は、真偽判別部31は、組毎に算出した損失の総和を、真偽損失L_advとする。
真偽判別モデルとしては、例えば、画像生成モデル12と同様に、CNNが挙げられる。具体的には、真偽判別部31は、学習データとなる画像Aを真偽判別した結果と、画像Aが画像生成部13によって作成された補間画像であるかどうかを示す真偽情報とを用いて、真偽判別モデルを構築する。
また、真偽判別部31は、第1のサンプル画像と補間画像との判別の結果と、判別に対する正解情報に基づいて、真偽判別モデルのパラメータ群を更新することができる。具体的には、真偽判別部31は、真偽損失L_advが小さくなるように、パラメータ群を更新する。また、正解情報は、予め管理者等によって用意される。
また、真偽判別モデルがニューラルネットワークである場合は、真偽判別部31は、例えば、誤差逆伝播法を利用することによって、ニューラルネットワークを構成する各種パラメータを更新することもできる。
また、本実施の形態3では、損失算出部15は、更に、真偽判別部31による判別の結果に基づいて、第1のサンプル画像に対する、第2のサンプル画像から得られた補間画像における損失を真偽損失として算出する。また、損失算出部15は、本実施の形態3では、人体損失に、真偽損失を加算して、統合損失を算出する。
具体的には、本実施の形態では、損失算出部15は、真偽判別部31によって算出された真偽損失L_advと、画像損失L_diffとを加算して、統合損失Lgを算出することができる。具体的には、係数をλ_diff及びλ_advとすると、損失算出部15は、下記の数2を用いて、統合損失Lgを算出することができる。また、学習を安定させるため下記数2には、正則化項として、「λ_reg×L_reg」が付与されている。
(数2)
統合損失L_g=λ_diff×L_diff−λ_adv×L_adv
+λ_body×L_body+λ_reg×L_reg
パラメータ更新部16は、本実施の形態3では、上記数2によって算出された統合損失に基づいて、画像生成モデル12のパラメータを更新する。
[装置動作]
次に、本実施の形態3における画像処理装置30の動作について図9を用いて説明する。以下の説明においては、適宜図8を参照する。図9は、本発明の実施の形態3における画像処理装置の画像生成モデルの生成及び更新処理時の動作を示すフロー図である。また、本実施の形態3でも、画像処理装置30を動作させることによって、画像処理方法が実施される。よって、本実施の形態3における画像処理方法の説明は、以下の画像処理装置30の動作説明に代える。
に示すように、最初に、画像生成モデル構築部11は、画像生成モデル12となるCNNのパラメータ群に初期値を設定して、画像生成モデル12を生成する(ステップA21)。ステップA21は、図4に示したステップA1と同様のステップである。
次に、真偽判別部31は、真偽判別モデルとなるCNNのパラメータ群に初期値を設定して、真偽判別モデルを生成する(ステップA22)。
次に、画像生成モデル構築部11は、人物の画像を含む第1のサンプル画像と、第1のサンプル画像中の人物の一部が欠損している第2のサンプル画像とを取得する(ステップA23)。ステップA23は、図4に示したステップA2と同様のステップである。
次に、画像生成モデル構築部11は、ステップA22で取得した第2のサンプル画像を、画像生成部13に送り、画像生成部13に、第2のサンプル画像の欠損している部分の補間を指示する。これにより、画像生成部13は、第2のサンプル画像に補間を行い、新たな画像を生成する(ステップA24)。また、画像生成部13は、生成した新たな画像を画像生成モデル構築部11に送る。ステップA24は、図4に示したステップA3と同様のステップである。
次に、画像生成モデル構築部11において、人体情報推定部14は、ステップA4で生成された新たな画像を対象にして、この画像中の人物の姿勢を特定する人体情報を推定する(ステップA25)。ステップA25は、図4に示したステップA4と同様のステップである。
次に、損失算出部15は、ステップA23で取得した第1のサンプル画像及び第2のサンプル画像それぞれにおける人体情報を用いて、人体損失を算出する(ステップA26)。ステップA26は、図4に示したステップA5と同様のステップである。
次に、真偽判別部31は、ステップA23で取得した第1のサンプル画像と、ステップA24で生成された補間画像との、相違の程度を判別して、真偽損失L_advを算出する(ステップA27)。
次に、損失算出部15は、ステップA26で算出された人体損失と、ステップA27で算出された真偽損失とを、上記数2に適用して、統合損失を算出する(ステップA28)。
次に、パラメータ更新部16は、ステップA28で算出された統合損失に基づいて、画像生成モデル12を更新する(ステップA29)。ステップA29は、図4に示したステップA7と同様のステップである。
次に、真偽判別部31は、ステップA27で行った判別に対して予め用意されている正解情報と、ステップA27で算出した真偽損失とを用いて、真偽判別モデルのパラメータ群を更新する(ステップA30)。
次に、画像生成モデル構築部11は、ステップA30が実行されると、終了条件が満たされているかどうかを判定する(ステップA31)。ステップA31の判定の結果、終了条件が満たされていない場合は、画像生成モデル構築部11は、再度ステップA23を実行する。一方、ステップA31の判定の結果、終了条件が満たされている場合は、画像生成モデル構築部11は、処理を終了する。ステップA31は、図4に示したステップA8と同様のステップである。
[実施の形態3による効果]
このように、本実施の形態3によれば、補間画像が補間されたものかどうかの判定結果に基づいて、画像生成モデルのパラメータが更新される。このため、本実施の形態3においても、実施の形態1で述べた効果を得ることができる。
[プログラム]
本実施の形態3におけるプログラムは、コンピュータに、図9に示すステップA21〜A31を実行させるプログラムであれば良い。このプログラムをコンピュータにインストールし、実行することによって、本実施の形態3における画像処理装置30と画像処理方法とを実現することができる。この場合、コンピュータのプロセッサは、画像生成モデル構築部11、画像生成部13、及び真偽判別部31として機能し、処理を行なう。
また、本実施の形態におけるプログラムは、複数のコンピュータによって構築されたコンピュータシステムによって実行されても良い。この場合は、例えば、各コンピュータが、それぞれ、画像生成モデル構築部11、画像生成部13、及び真偽判別部31のいずれかとして機能しても良い。
(物理構成)
ここで、実施の形態1〜3におけるプログラムを実行することによって、画像処理装置を実現するコンピュータについて図10を用いて説明する。図10は、本発明の実施の形態1〜3における画像処理装置を実現するコンピュータの一例を示すブロック図である。
図10に示すように、コンピュータ110は、CPU111と、メインメモリ112と、記憶装置113と、入力インターフェイス114と、表示コントローラ115と、データリーダ/ライタ116と、通信インターフェイス117とを備える。これらの各部は、バス121を介して、互いにデータ通信可能に接続される。なお、コンピュータ110は、CPU111に加えて、又はCPU111に代えて、GPU(Graphics Processing Unit)、又はFPGA(Field-Programmable Gate Array)を備えていても良い。
CPU111は、記憶装置113に格納された、本実施の形態におけるプログラム(コード)をメインメモリ112に展開し、これらを所定順序で実行することにより、各種の演算を実施する。メインメモリ112は、典型的には、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等の揮発性の記憶装置である。また、本実施の形態におけるプログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体120に格納された状態で提供される。なお、本実施の形態におけるプログラムは、通信インターフェイス117を介して接続されたインターネット上で流通するものであっても良い。
また、記憶装置113の具体例としては、ハードディスクドライブの他、フラッシュメモリ等の半導体記憶装置が挙げられる。入力インターフェイス114は、CPU111と、キーボード及びマウスといった入力機器118との間のデータ伝送を仲介する。表示コントローラ115は、ディスプレイ装置119と接続され、ディスプレイ装置119での表示を制御する。
データリーダ/ライタ116は、CPU111と記録媒体120との間のデータ伝送を仲介し、記録媒体120からのプログラムの読み出し、及びコンピュータ110における処理結果の記録媒体120への書き込みを実行する。通信インターフェイス117は、CPU111と、他のコンピュータとの間のデータ伝送を仲介する。
また、記録媒体120の具体例としては、CF(Compact Flash(登録商標))及びSD(Secure Digital)等の汎用的な半導体記憶デバイス、フレキシブルディスク(Flexible Disk)等の磁気記録媒体、又はCD−ROM(Compact DiskRead Only Memory)などの光学記録媒体が挙げられる。
なお、実施の形態1〜3における画像処理装置は、プログラムがインストールされたコンピュータではなく、各部に対応したハードウェアを用いることによっても実現可能である。更に、実施の形態1〜3における画像処理装置は、一部がプログラムで実現され、残りの部分がハードウェアで実現されていてもよい。
上述した実施の形態の一部又は全部は、以下に記載する(付記1)〜(付記15)によって表現することができるが、以下の記載に限定されるものではない。
(付記1)
人物の一部が欠損している画像データを入力画像として、前記人物の欠損している一部が補間された画像を生成するための、画像生成モデルを構築する、画像生成モデル構築部を備え、
前記画像生成モデル構築部は、人物の画像を含む第1のサンプル画像と、前記第1のサンプル画像中の人物の一部が欠損している第2のサンプル画像と、前記第1のサンプル画像中の人物の姿勢を特定する人体情報と、を用いた機械学習によって、前記画像生成モデルを構築する、
ことを特徴とする画像処理装置。
(付記2)
付記1に記載の画像処理装置であって、
前記第2のサンプル画像を、前記画像生成モデルに適用して、前記人物の欠損している一部が補間された画像を生成する、画像生成部を更に備え、
前記画像生成モデル構築部が、
前記画像生成部によって生成された画像から、当該画像中の人物の姿勢を特定する第2の人体情報を推定する、人体情報推定部と、
前記第1のサンプル画像中の人物の姿勢を特定する前記人体情報に対する、前記第2の人体情報における損失を、人体損失として算出する、損失算出部と、
算出された前記損失に基づいて、前記画像生成モデルを更新する、パラメータ更新部と、
を備えている、ことを特徴とする画像処理装置。
(付記3)
付記2に記載の画像処理装置であって、
前記損失算出部が、
更に、前記第1のサンプル画像に対する、前記画像生成部によって生成された画像における損失を、画像損失として算出し、そして、
前記人体損失に、前記画像損失を加算して、統合損失を算出し、
前記パラメータ更新部が、算出された前記統合損失に基づいて、前記画像生成モデルのパラメータを更新する、
ことを特徴とする画像処理装置。
(付記4)
付記2に記載の画像処理装置であって、
前記第1のサンプル画像と、前記画像生成部によって生成された画像との、相違の程度を判別する、真偽判別部を更に備え、
前記損失算出部は、更に、前記真偽判別部による判別の結果に基づいて、前記第1のサンプル画像に対する、前記画像生成部によって生成された画像における損失を真偽損失として算出し、そして、
前記人体損失に、前記真偽損失を加算して、統合損失を算出し、
前記パラメータ更新部が、算出された前記統合損失に基づいて、前記画像生成モデルのパラメータを更新する、
ことを特徴とする画像処理装置。
(付記5)
付記2〜4のいずれかに記載の画像処理装置であって、
前記第1のサンプル画像から、前記第2のサンプル画像を作成する、サンプル画像作成部を更に備え、
前記サンプル画像作成部は、前記損失算出部による算出結果に基づいて、作成する前記第2のサンプル画像における人物の欠損の程度を設定する、
ことを特徴とする画像処理装置。
(付記6)
(a)人物の一部が欠損している画像データを入力画像として、前記人物の欠損している一部が補間された画像を生成するための、画像生成モデルを構築する、ステップを有し、
前記(a)のステップにおいて、人物の画像を含む第1のサンプル画像と、前記第1のサンプル画像中の人物の一部が欠損している第2のサンプル画像と、前記第1のサンプル画像中の人物の姿勢を特定する人体情報と、を用いた機械学習によって、前記画像生成モデルを構築する、
ことを特徴とする画像処理方法。
(付記7)
付記6に記載の画像処理方法であって、
(b)前記第2のサンプル画像を、前記画像生成モデルに適用して、前記人物の欠損している一部が補間された画像を生成する、ステップを更に有し、
前記(a)のステップが、更に、
(a1)前記(b)のステップによって生成された画像から、当該画像中の人物の姿勢を特定する第2の人体情報を推定する、ステップと、
(a2)前記第1のサンプル画像中の人物の姿勢を特定する前記人体情報に対する、前記第2の人体情報における損失を、人体損失として算出する、ステップと、
(a3)算出された前記損失に基づいて、前記画像生成モデルを更新する、ステップと、
を有する、ことを特徴とする画像処理方法。
(付記8)
付記7に記載の画像処理方法であって、
前記(a)のステップが、更に、
(a4)前記第1のサンプル画像に対する、前記(b)のステップによって生成された画像における損失を、画像損失として算出し、そして、
前記人体損失に、前記画像損失を加算して、統合損失を算出する、ステップを有し、
前記(a3)のステップにおいて、算出された前記統合損失に基づいて、前記画像生成モデルのパラメータを更新する、
ことを特徴とする画像処理方法。
(付記9)
付記7に記載の画像処理方法であって、
(c)前記第1のサンプル画像と、前記(b)のステップによって生成された画像との、相違の程度を判別する、ステップを更に有し、
前記(a)のステップが、更に、
(a4)前記(c)のステップによる判別の結果に基づいて、前記第1のサンプル画像に対する、前記(b)のステップによって生成された画像における損失を真偽損失として算出し、そして、
前記人体損失に、前記真偽損失を加算して、統合損失を算出する、ステップを有し
前記(a3)のステップにおいて、算出された前記統合損失に基づいて、前記画像生成モデルのパラメータを更新する、
ことを特徴とする画像処理方法。
(付記10)
付記7〜9のいずれかに記載の画像処理方法であって、
(d)前記第1のサンプル画像から、前記第2のサンプル画像を作成し、その際、前記(a)のステップによる算出結果に基づいて、作成する前記第2のサンプル画像における人物の欠損の程度を設定する、ステップを更に有している、
ことを特徴とする画像処理方法。
(付記11)
コンピュータに、
(a)人物の一部が欠損している画像データを入力画像として、前記人物の欠損している一部が補間された画像を生成するための、画像生成モデルを構築する、ステップを実行させ、
前記(a)のステップにおいて、人物の画像を含む第1のサンプル画像と、前記第1のサンプル画像中の人物の一部が欠損している第2のサンプル画像と、前記第1のサンプル画像中の人物の姿勢を特定する人体情報と、を用いた機械学習によって、前記画像生成モデルを構築させる、
ことを特徴とするプログラム
(付記12)
付記11に記載のプログラムであって、
記コンピュータに、
(b)前記第2のサンプル画像を、前記画像生成モデルに適用して、前記人物の欠損している一部が補間された画像を生成する、ステップを更に実行させ、
前記(a)のステップにおいて、更に、
(a1)前記(b)のステップによって生成された画像から、当該画像中の人物の姿勢を特定する第2の人体情報を推定する、ステップと、
(a2)前記第1のサンプル画像中の人物の姿勢を特定する前記人体情報に対する、前記第2の人体情報における損失を、人体損失として算出する、ステップと、
(a3)算出された前記損失に基づいて、前記画像生成モデルを更新する、ステップと、
を実行させる、ことを特徴とするプログラム
(付記13)
付記12に記載のプログラムであって、
記コンピュータに、
前記(a)のステップにおいて、更に、
(a4)前記第1のサンプル画像に対する、前記(b)のステップによって生成された画像における損失を、画像損失として算出し、そして、
前記人体損失に、前記画像損失を加算して、統合損失を算出する、ステップを実行させ、
前記(a3)のステップにおいて、算出された前記統合損失に基づいて、前記画像生成モデルのパラメータを更新させる、
ことを特徴とするプログラム
(付記14)
付記12に記載のプログラムであって、
記コンピュータに、
(c)前記第1のサンプル画像と、前記(b)のステップによって生成された画像との、相違の程度を判別する、ステップを更に実行させ、
前記(a)のステップにおいて、更に、
(a4)前記(c)のステップによる判別の結果に基づいて、前記第1のサンプル画像に対する、前記(b)のステップによって生成された画像における損失を真偽損失として算出し、そして、
前記人体損失に、前記真偽損失を加算して、統合損失を算出する、ステップを実行させ、
前記(a3)のステップにおいて、算出された前記統合損失に基づいて、前記画像生成モデルのパラメータを更新させる、
ことを特徴とするプログラム
(付記15)
付記12〜14のいずれかに記載のプログラムであって、
記コンピュータに、
(d)前記第1のサンプル画像から、前記第2のサンプル画像を作成し、その際、前記(a)のステップによる算出結果に基づいて、作成する前記第2のサンプル画像における人物の欠損の程度を設定する、ステップを更に実行させる、
ことを特徴とするプログラム
以上、実施の形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施の形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
以上のように、本発明によれば、一部が欠損している人物の画像をその人物の姿勢を考慮して補間を行うためのモデルを構築することができる。本発明は、映像中の人物の隠蔽の除去が必要となる種々のシステム、例えば、監視システムに有用である。
10 画像処理装置(実施の形態1)
11 画像生成モデル構築部
12 画像生成モデル
13 画像生成部
14 人体情報推定部
15 損失算出部
16 パラメータ更新部
20 画像処理装置(実施の形態2)
21 サンプル画像作成部
30 画像処理装置(実施の形態3)
31 真偽判別部
110 コンピュータ
111 CPU
112 メインメモリ
113 記憶装置
114 入力インターフェイス
115 表示コントローラ
116 データリーダ/ライタ
117 通信インターフェイス
118 入力機器
119 ディスプレイ装置
120 記録媒体
121 バス

Claims (15)

  1. 人物の一部が欠損している画像データを入力画像として、前記人物の欠損している一部が補間された画像を生成するための、画像生成モデルを構築する、画像生成モデル構築部を備え、
    前記画像生成モデル構築部は、人物の画像を含む第1のサンプル画像と、前記第1のサンプル画像中の人物の一部が欠損している第2のサンプル画像と、前記第1のサンプル画像中の人物の姿勢を特定する人体情報と、を用いた機械学習によって、前記画像生成モデルを構築する、
    ことを特徴とする画像処理装置。
  2. 請求項1に記載の画像処理装置であって、
    前記第2のサンプル画像を、前記画像生成モデルに適用して、前記人物の欠損している一部が補間された画像を生成する、画像生成部を更に備え、
    前記画像生成モデル構築部が、
    前記画像生成部によって生成された画像から、当該画像中の人物の姿勢を特定する第2の人体情報を推定する、人体情報推定部と、
    前記第1のサンプル画像中の人物の姿勢を特定する前記人体情報に対する、前記第2の人体情報における損失を、人体損失として算出する、損失算出部と、
    算出された前記損失に基づいて、前記画像生成モデルを更新する、パラメータ更新部と、
    を備えている、ことを特徴とする画像処理装置。
  3. 請求項2に記載の画像処理装置であって、
    前記損失算出部が、
    更に、前記第1のサンプル画像に対する、前記画像生成部によって生成された画像における損失を、画像損失として算出し、そして、
    前記人体損失に、前記画像損失を加算して、統合損失を算出し、
    前記パラメータ更新部が、算出された前記統合損失に基づいて、前記画像生成モデルのパラメータを更新する、
    ことを特徴とする画像処理装置。
  4. 請求項2に記載の画像処理装置であって、
    前記第1のサンプル画像と、前記画像生成部によって生成された画像との、相違の程度を判別する、真偽判別部を更に備え、
    前記損失算出部は、更に、前記真偽判別部による判別の結果に基づいて、前記第1のサンプル画像に対する、前記画像生成部によって生成された画像における損失を真偽損失として算出し、そして、
    前記人体損失に、前記真偽損失を加算して、統合損失を算出し、
    前記パラメータ更新部が、算出された前記統合損失に基づいて、前記画像生成モデルのパラメータを更新する、
    ことを特徴とする画像処理装置。
  5. 請求項2〜4のいずれかに記載の画像処理装置であって、
    前記第1のサンプル画像から、前記第2のサンプル画像を作成する、サンプル画像作成部を更に備え、
    前記サンプル画像作成部は、前記損失算出部による算出結果に基づいて、作成する前記第2のサンプル画像における人物の欠損の程度を設定する、
    ことを特徴とする画像処理装置。
  6. (a)人物の一部が欠損している画像データを入力画像として、前記人物の欠損している一部が補間された画像を生成するための、画像生成モデルを構築する、ステップを有し、
    前記(a)のステップにおいて、人物の画像を含む第1のサンプル画像と、前記第1のサンプル画像中の人物の一部が欠損している第2のサンプル画像と、前記第1のサンプル画像中の人物の姿勢を特定する人体情報と、を用いた機械学習によって、前記画像生成モデルを構築する、
    ことを特徴とする画像処理方法。
  7. 請求項6に記載の画像処理方法であって、
    (b)前記第2のサンプル画像を、前記画像生成モデルに適用して、前記人物の欠損している一部が補間された画像を生成する、ステップを更に有し、
    前記(a)のステップが、更に、
    (a1)前記(b)のステップによって生成された画像から、当該画像中の人物の姿勢を特定する第2の人体情報を推定する、ステップと、
    (a2)前記第1のサンプル画像中の人物の姿勢を特定する前記人体情報に対する、前記第2の人体情報における損失を、人体損失として算出する、ステップと、
    (a3)算出された前記損失に基づいて、前記画像生成モデルを更新する、ステップと、
    を有する、ことを特徴とする画像処理方法。
  8. 請求項7に記載の画像処理方法であって、
    前記(a)のステップが、更に、
    (a4)前記第1のサンプル画像に対する、前記(b)のステップによって生成された画像における損失を、画像損失として算出し、そして、
    前記人体損失に、前記画像損失を加算して、統合損失を算出する、ステップを有し、
    前記(a3)のステップにおいて、算出された前記統合損失に基づいて、前記画像生成モデルのパラメータを更新する、
    ことを特徴とする画像処理方法。
  9. 請求項7に記載の画像処理方法であって、
    (c)前記第1のサンプル画像と、前記(b)のステップによって生成された画像との、相違の程度を判別する、ステップを更に有し、
    前記(a)のステップが、更に、
    (a4)前記(c)のステップによる判別の結果に基づいて、前記第1のサンプル画像に対する、前記(b)のステップによって生成された画像における損失を真偽損失として算出し、そして、
    前記人体損失に、前記真偽損失を加算して、統合損失を算出する、ステップを有し
    前記(a3)のステップにおいて、算出された前記統合損失に基づいて、前記画像生成モデルのパラメータを更新する、
    ことを特徴とする画像処理方法。
  10. 請求項7〜9のいずれかに記載の画像処理方法であって、
    (d)前記第1のサンプル画像から、前記第2のサンプル画像を作成し、その際、前記(a)のステップによる算出結果に基づいて、作成する前記第2のサンプル画像における人物の欠損の程度を設定する、ステップを更に有している、
    ことを特徴とする画像処理方法。
  11. コンピュータに、
    (a)人物の一部が欠損している画像データを入力画像として、前記人物の欠損している一部が補間された画像を生成するための、画像生成モデルを構築する、ステップを実行させ、
    前記(a)のステップにおいて、人物の画像を含む第1のサンプル画像と、前記第1のサンプル画像中の人物の一部が欠損している第2のサンプル画像と、前記第1のサンプル画像中の人物の姿勢を特定する人体情報と、を用いた機械学習によって、前記画像生成モデルを構築させる、
    ことを特徴とするプログラム
  12. 請求項11に記載のプログラムであって、
    記コンピュータに、
    (b)前記第2のサンプル画像を、前記画像生成モデルに適用して、前記人物の欠損している一部が補間された画像を生成する、ステップを更に実行させ、
    前記(a)のステップにおいて、更に、
    (a1)前記(b)のステップによって生成された画像から、当該画像中の人物の姿勢を特定する第2の人体情報を推定する、ステップと、
    (a2)前記第1のサンプル画像中の人物の姿勢を特定する前記人体情報に対する、前記第2の人体情報における損失を、人体損失として算出する、ステップと、
    (a3)算出された前記損失に基づいて、前記画像生成モデルを更新する、ステップと、
    を実行させる、
    ことを特徴とするプログラム
  13. 請求項12に記載のプログラムであって、
    記コンピュータに、
    前記(a)のステップにおいて、更に、
    (a4)前記第1のサンプル画像に対する、前記(b)のステップによって生成された画像における損失を、画像損失として算出し、そして、
    前記人体損失に、前記画像損失を加算して、統合損失を算出する、ステップを実行させ、
    前記(a3)のステップにおいて、算出された前記統合損失に基づいて、前記画像生成モデルのパラメータを更新させる、
    ことを特徴とするプログラム
  14. 請求項12に記載のプログラムであって、
    記コンピュータに、
    (c)前記第1のサンプル画像と、前記(b)のステップによって生成された画像との、相違の程度を判別する、ステップを更に実行させ、
    前記(a)のステップにおいて、更に、
    (a4)前記(c)のステップによる判別の結果に基づいて、前記第1のサンプル画像に対する、前記(b)のステップによって生成された画像における損失を真偽損失として算出し、そして、
    前記人体損失に、前記真偽損失を加算して、統合損失を算出する、ステップを実行させる命令と、を含み、
    前記(a3)のステップにおいて、算出された前記統合損失に基づいて、前記画像生成モデルのパラメータを更新させる、
    ことを特徴とするプログラム
  15. 請求項12〜14のいずれかに記載のプログラムであって、
    記コンピュータに、
    (d)前記第1のサンプル画像から、前記第2のサンプル画像を作成し、その際、前記(a)のステップによる算出結果に基づいて、作成する前記第2のサンプル画像における人物の欠損の程度を設定する、ステップを更に実行させる、
    ことを特徴とするプログラム
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