JPWO2019044476A1 - 含フッ素ビススルホニルイミド化合物及び界面活性剤 - Google Patents

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Abstract

この含フッ素ビススルホニルイミド化合物は、下記の一般式(1)で表される化合物である。下記の一般式(1)において、Rf1は、エーテル結合を有し、最も長い炭素鎖の炭素数が4以下であるエーテル結合含有ペルフルオロアルキル基を表し、Rf2は、炭素数が1〜4のペルフルオロアルキル基又はエーテル結合を有し、最も長い炭素鎖の炭素数が4以下であるエーテル結合含有ペルフルオロアルキル基を表し、nは、1又は2を表し、Mn+は、n価の陽イオンを表す。【化1】

Description

本発明は、含フッ素ビススルホニルイミド化合物及び界面活性剤に関する。
本願は、2017年9月1日に、日本に出願された特願2017−168942号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。
ペルフルオロアルキル基を有する含フッ素化合物は、優れた界面活性能を有することからフッ素系界面活性剤として広く用いられている。フッ素系界面活性剤としては、ペルフルオロオクタン酸(PFOA)、ペルフルオロオクタンスルホン酸(PFOS)が知られている。しかしながら、近年、炭素数が7以上の直鎖状ペルフルオロアルキル基を有する化合物は、毒性や生体蓄積性が高いことが明らかとなったため、PFOAやPFOSは、その使用が制限されてきている。そこで、PFOAやPFOSの代替材料となる界面活性剤を開発することが検討されている。
特許文献1には、アンモニウムビス(ペルフルオロブタンスルホニル)イミド:NH +−N(SOが開示されている。特許文献1によると、このアンモニウムビス(ペルフルオロブタンスルホニル)イミドは、ペルフルオロオクタン酸(PFOA)のアンモニウム塩と比較して表面張力を低下させる能力が高い。
特許第4080998号公報
特許文献1に開示されているアンモニウムビス(ペルフルオロブタンスルホニル)イミドは、表面張力を低下させる能力についてはPFOAを上回る特性を示す。しかしながら、本発明の発明者の検討によると、このアンモニウムビス(ペルフルオロブタンスルホニル)イミドは、PFOSと比べると表面張力低下能が低く、更なる特性の向上が望まれている。
この発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであって、炭素数が7以上の直鎖状ペルフルオロアルキル基を有せずに、高い表面張力低下能を有する新規な化合物及び界面活性剤を提供することを目的する。
上記の課題を解決するために、本発明の化合物は、下記の一般式(1)で表される含フッ素ビススルホニルイミド化合物にある。
Figure 2019044476
但し、上記の一般式(1)において、Rfは、エーテル結合を有し、最も長い炭素鎖の炭素数が4以下であるエーテル結合含有ペルフルオロアルキル基を表し、Rfは、炭素数が1〜4のペルフルオロアルキル基又はエーテル結合を有し、最も長い炭素鎖の炭素数が4以下であるエーテル結合含有ペルフルオロアルキル基を表し、nは、1又は2を表し、Mn+は、n価の陽イオンを表す。
本発明の含フッ素ビススルホニルイミド化合物は、イオン解離性の高いイミド構造を有するので、親水性が高い。また、スルホニル基に結合しているRfとRfがそれぞれ、ペルフルオロアルキル基を有するため疎水性も高い。このため、本発明の含フッ素ビススルホニルイミド化合物は、水性溶媒や有機溶媒に対する溶解性が高く、高い表面張力低下能を有する。
ここで、本発明の含フッ素ビススルホニルイミド化合物は、下記の一般式(2)で表される化合物であってもよい。
Figure 2019044476
但し、上記の一般式(2)において、Rf11及びRf21は、それぞれ独立して、炭素数が1〜4のペルフルオロアルキル基を表し、Rf12及びRf22は、それぞれ独立して、炭素数が1〜4のペルフルオロアルキレン基を表し、mは、0又は1を表し、nは、1又は2を表し、Mn+は、n価の陽イオンを表す。
この場合、上記の含フッ素ビススルホニルイミド化合物は、Rf11はRf12との間にエーテル結合を1つ有するので、確実に親水性が高くなり、高い表面張力低下能を有する。
本発明の界面活性剤は、上述の含フッ素ビススルホニルイミド化合物を含むことを特徴としている。
本発明の界面活性剤は、上述の含フッ素ビススルホニルイミド化合物を含むので、高い表面張力低下能を有する。
本発明によれば、炭素数が7以上の直鎖状ペルフルオロアルキル基を有せずに、高い表面張力低下能を有する新規な化合物及び界面活性剤を提供することができる。
以下、本発明の実施形態である含フッ素ビススルホニルイミド化合物及び界面活性剤について説明する。
<含フッ素ビススルホニルイミド化合物>
本実施形態の含フッ素ビススルホニルイミド化合物は、下記の一般式(1)で表される化合物である。
Figure 2019044476
但し、上記の一般式(1)において、Rfは、エーテル結合を有し、最も長い炭素鎖の炭素数が4以下であるエーテル結合含有ペルフルオロアルキル基を表す。エーテル結合含有ペルフルオロアルキル基は、直鎖状又は分枝状であってもよい。また、エーテル結合は1以上有していればよく、2以上有していてもよい。
Rfは、炭素数が1〜4のペルフルオロアルキル基又はエーテル結合を有し、最も長い炭素鎖の炭素数が4以下であるエーテル結合含有ペルフルオロアルキル基を表す。ペルフルオロアルキル基及びエーテル結合含有ペルフルオロアルキル基は、直鎖状又は分枝状であってもよい。また、エーテル結合含有ペルフルオロアルキル基は、エーテル結合は1以上有していればよく、2以上有していてもよい。
また、nは、1又は2を表し、Mn+は、n価の陽イオンを表す。すなわち、nが1の場合、Mn+は1価の陽イオンを表し、nが2の場合、Mn+は2価の陽イオンを表す。1価の陽イオンの例としては、水素イオン、NR(但し、R、R、R、Rはそれぞれ独立して、水素原子または炭素数が1〜10のアルキル基を示す)で表されるオニウムイオン、リチウムイオン、ナトリウムイオン、カリウムイオンを挙げることができる。2価の陽イオンの例としては、マグネシウムイオン、カルシウムイオンを挙げることができる。
本実施形態において、上記の一般式(1)で表される含フッ素ビススルホニルイミド化合物は、下記の一般式(2)で表される化合物であることが好ましい。
Figure 2019044476
但し、上記の一般式(2)において、Rf11及びRf21は、それぞれ独立して、炭素数が1〜4のペルフルオロアルキル基を表す。ペルフルオロアルキル基は、直鎖状又は分枝状であってもよい。
Rf12及びRf22は、それぞれ独立して、炭素数が1〜4のペルフルオロアルキレン基を表す。ペルフルオロアルキレン基は、直鎖状又は分枝状であってもよい。
mは、0又は1を表す。n及びMn+は、上述の一般式(1)の場合と同じである。
次に、一般式(2)で表される含フッ素ビススルホニルイミド化合物の製造方法を、mが0の場合と、mが1の場合とに分けて説明する。
mが0で、Mn+がn価の金属イオンである含フッ素ビススルホニルイミド化合物の金属塩は、例えば、下記の反応式(A)に示すように、エーテル結合含有ペルフルオロアルキルスルホニルフルオリド:Rf11−O−Rf12−SOFと、ペルフルオロアルキルスルホンアミド化合物の金属塩:[Rf21−SONH]n+とを、フッ化物:MFと溶媒の存在下で反応させる方法によって製造することができる。
Figure 2019044476
上記の反応式(A)において、Rf11、Rf12、Rf21及びnは、上述の一般式(2)の場合と同じである。Mn+は、n価の金属イオンを表す。すなわち、nが1の場合、Mn+は、水素イオン、NR(但し、R、R、R、Rはそれぞれ独立して、水素原子または炭素数が1〜10のアルキル基を示す)で表されるオニウムイオン、あるいはリチウムイオン、ナトリウムイオン、カリウムイオンなどの1価の金属イオンを表し、nが2の場合、Mn+はマグネシウムイオン、カルシウムイオンなどの2価の金属イオンを表す。Mは、1価の陽イオンを表す。1価の陽イオンの例としては、水素イオン、NR(但し、R、R、R、Rはそれぞれ独立して、水素原子または炭素数が1〜10のアルキル基を示す)で表されるオニウムイオン、リチウムイオン、ナトリウムイオン、カリウムイオンを挙げることができる。
エーテル結合含有ペルフルオロアルキルスルホニルフルオリド:Rf11−O−Rf12−SOFは、例えば、一般式R 11−O−R 12SOY(式中、R 11は、炭素数1〜4のアルキル基を、R 12は、炭素数1〜4のアルキレン基を、Yは、フッ素又は塩素を表す)で示されるスルホニルハライドを、ペルフルオロ化することによって製造することができる。スルホニルハライドをペルフルオロ化する方法としては、例えば、特許第5558067号公報に記載されている方法を用いることができる。
ペルフルオロアルキルスルホンアミド化合物の金属塩:[Rf21SONH]n+は、例えば、ペルフルオロアルキルスルホニルフルオリド(Rf21SOF)とアンモニアとを反応させて、ペルフルオロアルキルスルホンアミドのアンモニウム塩(Rf21SONH・NH)とフッ化アンモニウム(NHF)とを含む反応液を得る第1の工程と、この反応液と金属化合物とを反応させる第2の工程と、を備える方法によって製造することができる。金属化合物として、例えば、1価の金属(リチウム、ナトリウム、カリウム)あるいは2価の金属(マグネシウム、カルシウム)の、水酸化物、炭酸塩、及び重炭酸塩の中から選ばれた少なくとも1種の化合物を用いることができる。第1の工程及び第2の工程は、例えば、特許第5730513号公報に記載されている方法を用いて実施することができる。
フッ化物:MFは、エーテル結合含有ペルフルオロアルキルスルホニルフルオリドとペルフルオロアルキルスルホンアミド化合物の金属塩との反応によって生成するフッ酸を補足する作用を有する。
溶媒としては、有機溶媒を用いることができる。有機溶媒としては、上記の反応を阻害しないものであれば特に限定されないが、例えば、酢酸エチル、アセトニトリルを用いることができる。
反応式(A)の反応は、例えば、エーテル結合含有ペルフルオロアルキルスルホニルフルオリドとペルフルオロアルキルスルホンアミド化合物とを、フッ化物と溶媒の存在下で混合し、撹拌して反応させることによって行うことができる。エーテル結合含有ペルフルオロアルキルスルホニルフルオリドとペルフルオロアルキルスルホンアミド化合物との混合方法としては、ペルフルオロアルキルスルホンアミド化合物とフッ化物と溶媒を含む混合液に、エーテル結合含有ペルフルオロアルキルスルホニルフルオリドを滴下する方法を用いることができる。
反応温度は、特に制限はないが、室温以上であることが好ましく、20℃以上80℃以下の範囲にあることが特に好ましい。
反応終了後、反応液中に生成した含フッ素ビススルホニルイミド化合物は、例えば、抽出、濾過、濃縮などの公知の手法により単離、精製することができる。
mが0で、Mn+が水素イオンである含フッ素ビススルホニルイミド化合物は、上述の反応式(A)の反応によって得られた含フッ素ビススルホニルイミド化合物の金属塩を、硫酸又は塩酸を用いて酸分解することによって製造することができる。
mが0で、Mn+がオニウムイオンである含フッ素ビススルホニルイミド化合物のオニウム塩は、上記のMn+が水素イオンである含フッ素ビススルホニルイミド化合物を、アンモニアガス、アンモニア水またはNR(但し、R、R、Rはそれぞれ独立して、水素原子または炭素数が1〜10のアルキル基を示し、R、R及びRのうち少なくても1つは前記アルキル基である)で表されるアミン化合物を用いて中和することによって製造することができる。
mが1で、Mn+がn価の金属イオンである含フッ素ビススルホニルイミド化合物の金属塩は、例えば、下記の反応式(B)に示すように、エーテル結合含有ペルフルオロアルキルスルホニルフルオリド:Rf11−O−Rf12−SOFと、エーテル結合含有ペルフルオロアルキルスルホンアミド化合物の金属塩:[Rf21−O−Rf22−SONH]n+とを、フッ化物:MFと溶媒の存在下で反応させる方法によって製造することができる
Figure 2019044476
上記の反応式(B)において、Rf11、Rf12、Rf21、Rf22及びnは、上述の一般式(2)の場合と同じである。Mn+及びMは、上述の反応式(A)の場合と同様である。
上記反応式(B)の反応は、ペルフルオロアルキルスルホンアミド化合物の金属塩の代わりに、エーテル結合含有ペルフルオロアルキルスルホンアミド化合物の金属塩:[Rf21−O−Rf22−SONH]n+を用いること以外は、上述反応式(A)の反応と同様に実施することができる。
エーテル結合含有ペルフルオロアルキルスルホンアミド化合物の金属塩:[Rf21−O−Rf22−SONH]n+は、例えば、下記の反応式(C)の反応を行う第1の工程と、下記の反応式(D)の反応を行う第2の工程とを実施することよって製造することができる。第1の工程では、エーテル結合含有ペルフルオロアルキルスルホニルフルオリド:Rf21−O−Rf22−SOFとアンモニアとを反応させて、エーテル結合含有ペルフルオロアルキルスルホンアミドのアンモニウム塩:Rf21−O−Rf22−SONH・NHとフッ化アンモニウム:NHFとを含む反応液を得る。第2の工程では、得られた反応液と、1価の金属(リチウム、ナトリウム、カリウム)あるいは2価の金属(マグネシウム、カルシウム)の水酸化物:Mn+(OH)とを反応させる。第1の工程及び第2の工程は、例えば、特許第5730513号公報に記載されている方法を用いて実施することができる。
Figure 2019044476
mが1で、Mn+が水素イオンである含フッ素ビススルホニルイミド化合物は、上述の反応式(B)の反応によって得られた含フッ素ビススルホニルイミド化合物の金属塩を、硫酸又は塩酸を用いて酸分解することによって製造することができる。
mが1で、Mn+がオニウムイオンである含フッ素ビススルホニルイミド化合物のオニウム塩は、上記のMn+が水素イオンである含フッ素ビススルホニルイミド化合物を、アンモニアガス、アンモニア水またはNR(但し、R、R、Rはそれぞれ独立して、水素原子または炭素数が1〜10のアルキル基を示し、R、R及びRのうち少なくても1つは前記アルキル基である)で表されるアミン化合物を用いて中和することによって製造することができる。
上述の一般式(2)において、合成の容易さの観点から、mは、0であることが好ましい。この場合、表面張力低下能の観点からRf11及びRf21で表されるペルフルオロアルキル基と、Rf12で表されるペルフルオロアルキレン基の合計炭素数は、好ましくは6〜12の範囲であり、さらに好ましくは8〜12の範囲である。上述の一般式(2)で表される好ましい含フッ素ビススルホニルイミド化合物の例を以下に示す。
Figure 2019044476
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<界面活性剤>
本実施形態の界面活性剤は、上述の含フッ素ビススルホニルイミド化合物を含む。含フッ素ビススルホニルイミド化合物は1種を単独で使用してもよいし、2種以上を組合せて使用してもよい。本実施形態の界面活性剤は、上述の含フッ素ビススルホニルイミド化合物以外の化合物を含んでいてもよい。
本実施形態の界面活性剤は、水性溶媒や有機溶媒が用いられている塗料やインキ、床ワックスのレベリング性を得るためのレベリング剤や、フッ素樹脂の乳化重合剤、又は通常酸性であるめっき液やエッチング液の添加剤、高分散性による樹脂特性を向上させるための樹脂改質剤、離型性や帯電防止性能、防汚、防錆、殺菌機能を付与するためのコーティング添加剤や表面処理剤、高い浸透性による洗浄剤や繊維処理剤、消火薬剤、農業用フィルム防霧剤などの用途に好適に使用することができる。
特に、上述の一般式(1)及び一般式(2)において、Mが水素イオンもしくはオニウムイオンとされている含フッ素ビススルホニルイミド化合物は金属を含まないため、この含フッ素ビススルホニルイミド化合物を含む界面活性剤は、半導体製造工程、電子部品用のコーティング添加剤や表面処理剤に有利に使用することができる。
本実施形態の界面活性剤を溶解させる有機溶媒としては、特に制限はなく、例えば、メタノールやエタノールなどのアルコール、酢酸エチル等のエステル系溶媒、アセトンやN−メチル−2−ピロリドン(NMP)等のケトン系溶媒、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート(PGMEA)やプロピレングリコールモノメチルエーテル(PGME)等のエーテル系溶媒、トルエン等の芳香族炭化水素系溶媒、ヘキサン等の炭化水素系溶媒が挙げられる。
以上のような構成とされた上述の一般式(1)で表される本実施形態の含フッ素ビススルホニルイミド化合物は、イオン解離性の高いイミド構造を有するので、親水性が高い。また、スルホニル基に結合しているRfとRfがそれぞれ、ペルフルオロアルキル基を有するため疎水性も高い。このため、本発明の含フッ素ビススルホニルイミド化合物は、水性溶媒や有機溶媒に対する溶解性が高く、高い表面張力低下能を有する。さらに、ペルフルオロアルキル基は、最も長い炭素鎖の炭素数が4以下とされているので、毒性や生体蓄積性が低く、環境適応性に優れる。
また、上述の一般式(2)で表される本実施形態の含フッ素ビススルホニルイミド化合物は、Rf11はRf12との間にエーテル結合を1つ有するので、確実に親水性が高くなり、高い表面張力低下能を有する。
本実施形態の界面活性剤は、上述の含フッ素ビススルホニルイミド化合物を含むので、高い表面張力低下能を有する。また、実施形態の界面活性剤は、水性溶媒や有機溶媒に対する溶解性が高いので、種々の用途に利用することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されることはなく、その発明の技術的思想を逸脱しない範囲で適宜変更を加えることは可能である。
以下、本発明の作用効果を、実施例により説明する。本実施例において生成物の同定確認は、19F−NMRにより行った。
[本発明例1]
還流冷却器、温度計、撹拌機を備えたガラス製4口フラスコに、CFSONHKとKFの混合物11.7gと、アセトニトリル40mLとを投入し、撹拌してCFSONHKを溶解させて、KFが分散した混合液を調製した。なお、CFSONHKとKFの混合物は、特許第5730513号公報の段落0067に記載の方法を参考にして、ヘプタフルオロプロパンスルホニルフロライド(CSOF)の代わりに、トリフルオロメタンスルホニルフロライド(CFSOF)を用いて合成した。
次いで、調製した混合液を撹拌しながら、その混合液に、CFCFCFOCFCFCFCFSOF20.0gを1時間かけて滴下した。滴下後、ガラス製4口フラスコを加熱して、混合液の液温を50℃に昇温し、その後、混合液を、液温50℃に保温しながら12時間撹拌して反応させた。なお、CFCFCFOCFCFCFCFSOFは、特許第5558067号公報の段落0049〜0050に記載の方法を参考にして、メタノールの代わりにn−プロピルアルコールを用いて合成した。
反応液を室温まで冷却した後、濾過した。得られた濾液に、酢酸エチルを加えて、水洗浄を2回実施した。水洗浄後の酢酸エチル溶液を、エバポレーターを用いて濃縮し、下記の式(35)で表される含フッ素ビススルホニルイミド化合物のカリウム塩(20.2g、収率75%)を得た。
Figure 2019044476
19F−NMR(CDOD):δ −80.8(CF、3F)、−82.8(CF、3F)、−84.3(CF、2F)、−85.5(CF、2F)、−114.2(CF、2F)、−121.5(CF、2F)、−126.5(CF、2F)、−131.2(CF、2F)
[本発明例2]
CFSONHKとKFの混合物の代わりにCFCFSONHKとKFの混合物を13.7g用い、CFCFCFOCFCFCFCFSOFの代わりにCFCFCFOCFCFCFSOFを17.6g用いたこと以外は、本発明例1と同様にして、下記の式(36)で表される含フッ素ビススルホニルイミド化合物のカリウム塩(収率71%)を得た。
なお、CFCFSONHKとKFの混合物は、特許第5730513号公報の段落0067に記載の方法を参考にして、ヘプタフルオロプロパンスルホニルフロライド(CSOF)の代わりに、トリフルオロエタンスルホニルフロライド(CFCFSOF)を用いて合成した。また、CFCFCFOCFCFCFSOFは、特許第5558067号公報の段落0051〜0053に記載の方法により合成した。
Figure 2019044476
19F−NMR(CDOD):δ −80.7(CF、3F)、−82.8(CF、3F)、−84.3(CF、2F)、−85.5(CF、2F)、−114.4(CF、2F)、−118.8(CF、2F)、−125.0(CF、2F)、−131.2(CF、2F)
[本発明例3]
還流冷却器、温度計、撹拌機を備えたガラス製4口フラスコに、本発明例1で得られた含フッ素ビススルホニルイミド化合物のカリウム塩15.0gと濃硫酸20.0gとを投入し、撹拌しながら、減圧蒸留して、下記の式(37)で表される含フッ素ビススルホニルイミド化合物(12.6g、収率89%、沸点101−102℃/2−3Torr)を得た。
Figure 2019044476
19F−NMR(CDCN):δ −79.6(CF、3F)、−82.0(CF、3F)、−83.6(CF、2F)、−84.8(CF、2F)、−113.2(CF、2F)、−121.1(CF、2F)、−125.8(CF、2F)、−130.4(CF、2F)
[本発明例4]
還流冷却器、温度計、撹拌機を備えたガラス製4口フラスコに、本発明例2で得られた含フッ素ビススルホニルイミド化合物のカリウム塩12.2gと濃硫酸15.0gとを投入し、撹拌しながら、減圧蒸留して、下記の式(38)で表される含フッ素ビススルホニルイミド化合物(9.6g、収率84%、沸点94−97℃/3−4Torr)を得た。
Figure 2019044476
19F−NMR(CDCN):δ −79.7(CF、3F)、−82.0(CF、3F)、−83.5(CF、2F)、−84.8(CF、2F)、−112.4(CF、2F)、−116.6(CF、2F)、−124.4(CF、2F)、−130.4(CF、2F)
[本発明例5]
還流冷却器、温度計、撹拌機を備えたガラス製4口フラスコに、イオン交換水140g、25%アンモニア水8.8gを投入し、撹拌しながら本発明例3で得られた含フッ素ビススルホニルイミド化合物70.0gを滴下投入した。室温で1時間撹拌した後、反応液を120℃の乾燥機で濃縮し、下記の式(39)で表される含フッ素ビススルホニルイミド化合物のアンモニウム塩71.0g(収率99%)を得た。
Figure 2019044476
19F−NMR(CDCN):δ −81.0(CF、3F)、−82.6(CF、3F)、−84.3(CF、2F)、−85.8(CF、2F)、−114.1(CF、2F)、−121.6(CF、2F)、−126.5(CF、2F)、−131.5(CF、2F)
[本発明例6]
本発明例3で得られた含フッ素ビススルホニルイミド化合物の代わりに、本発明例4で得られた含フッ素ビススルホニルイミド化合物を用いたこと以外は、本発明例5と同様にして、下記の式(40)で表される含フッ素ビススルホニルイミド化合物のアンモニウム塩(収率99%)を得た。
Figure 2019044476
19F−NMR(CDCN):δ −79.9(CF、3F)、−82.0(CF、3F)、−83.6(CF、2F)、−84.8(CF、2F)、−114.1(CF、2F)、−118.3(CF、2F)、−124.5(CF、2F)、−130.4(CF、2F)
(本発明例7)
CFSONHKとKFの混合物の代わりにCFCFCFSONHKとKFの混合物を用いたこと以外は、本発明例1と同様にして、下記の式(41)で表される含フッ素ビススルホニルイミド化合物のカリウム塩(収率74%)を得た。
Figure 2019044476
19F−NMR(CDOD):δ −82.0(CF、3F)、−82.6(CF、3F)、−84.3(CF、2F)、−85.6(CF、2F)、−114.4(CF、2F)、−114.9(CF、2F)、−125.1(CF、2F)、−125.8(CF、2F)、−131.5(CF、2F)
[本発明例8]
本発明例1で得られた含フッ素ビススルホニルイミド化合物のカリウム塩の代わりに、本発明例7で得られた含フッ素ビススルホニルイミド化合物のカリウム塩を用いたこと以外は、本発明例3と同様にして、下記の式(42)で表される含フッ素ビススルホニルイミド化合物(収率85%、沸点108−110℃/2−3Torr)を得た。
Figure 2019044476
19F−NMR(CDCN):δ −81.0(CF、3F)、−81.8(CF、3F)、−83.5(CF、2F)、−84.9(CF、2F)、−112.4(CF、2F)、−112.6(CF、2F)、−124.5(CF、2F)、−125.1(CF、2F)、−130.7(CF、2F)
[本発明例9]
本発明例3で得られた含フッ素ビススルホニルイミド化合物の代わりに、本発明例8で得られた含フッ素ビススルホニルイミド化合物を用いたこと以外は、本発明例5と同様にして、下記の式(43)で表される含フッ素ビススルホニルイミド化合物のアンモニウム塩(収率99%)を得た。
Figure 2019044476
19F−NMR(CDCN):δ −81.2(CF、3F)、−81.9(CF、3F)、−83.5(CF、2F)、−84.8(CF、2F)、−114.1(CF、2F)、−114.6(CF、2F)、−124.6(CF、2F)、−125.3(CF、2F)、−130.7(CF、2F)
[本発明例10]
CFSONHKとKFの混合物の代わりにCFCFCFCFSONHKとKFの混合物を用いたこと以外は、本発明例1と同様にして、下記の式(44)で表される含フッ素ビススルホニルイミド化合物のカリウム塩(収率80%)を得た。
Figure 2019044476
19F−NMR(CDOD):δ −81.9(CF、3F)、−82.5(CF、3F)、−84.3(CF、2F)、−85.4(CF、2F)、−114.1(CF、2F)、−114.4(CF、2F)、−122.0(CF、2F)、−125.1(CF、2F)、−127.2(CF、2F)、−131.5(CF、2F)
(本発明例11)
本発明例1で得られた含フッ素ビススルホニルイミド化合物のカリウム塩の代わりに、本発明例10で得られた含フッ素ビススルホニルイミド化合物のカリウム塩を用いたこと以外は、本発明例3と同様にして、下記の式(45)で表される含フッ素ビススルホニルイミド化合物(収率80%、沸点120−123℃/2−3Torr)を得た。
Figure 2019044476
19F−NMR(CDCN):δ −80.8(CF、3F)、−81.7(CF、3F)、−83.5(CF、2F)、−84.7(CF、2F)、−112.0(CF、2F)、−112.2(CF、2F)、−121.4(CF、2F)、−124.4(CF、2F)、−126.5(CF、2F)、−130.7(CF、2F)
(本発明例12)
本発明例3で得られた含フッ素ビススルホニルイミド化合物の代わりに、本発明例11で得られた含フッ素ビススルホニルイミド化合物を用いたこと以外は、本発明例5と同様にして、下記の式(46)で表される含フッ素ビススルホニルイミド化合物のアンモニウム塩(収率98%)を得た。
Figure 2019044476
19F−NMR(CDCN):δ −81.2(CF、3F)、−81.7(CF、3F)、−83.6(CF、2F)、−84.7(CF、2F)、−113.8(CF、2F)、−114.0(CF、2F)、−121.5(CF、2F)、−124.6(CF、2F)、−126.7(CF、2F)、−130.7(CF、2F)
[比較例1]
市販のビス(ペルフルオロブタンスルホニル)イミドカリウム塩:K+−N(SO)(東京化成工業株式会社製)を用意した。
[比較例2]
市販のペルフルオロオクタンスルホン酸(PFOS)のカリウム塩(東京化成工業株式会社製)を用意した。
[評価]
本発明例1〜12及び比較例1〜2の各化合物について、界面活性能の評価を行った。
界面活性能の評価は、各化合物と水とを混合して、濃度が1000質量ppmの水溶液を調製し、この調製した水溶液の表面張力を測定することによって行った。表面張力の測定は、協和界面科学社製の自動表面張力計CBVP−Z型を用い、Wilhelmy法により実施した。測定結果を、下記の表1に示す。なお、比較例2のPFOSのカリウム塩は、水に全量溶解せず、飽和した。
Figure 2019044476
本発明例1〜12で得られた含フッ素ビススルホニルイミド化合物を含む水溶液は、比較例1及び比較例2の化合物を含む水溶液と比較して、表面張力が低い値を示した。この結果から、本発明の含フッ素ビススルホニルイミド化合物は、高い表面張力低下能を有しており、界面活性剤として有用であることが確認された。

Claims (3)

  1. 下記の一般式(1)で表される含フッ素ビススルホニルイミド化合物:
    Figure 2019044476
    但し、上記の一般式(1)において、Rfは、エーテル結合を有し、最も長い炭素鎖の炭素数が4以下であるエーテル結合含有ペルフルオロアルキル基を表し、Rfは、炭素数が1〜4のペルフルオロアルキル基又はエーテル結合を有し、最も長い炭素鎖の炭素数が4以下であるエーテル結合含有ペルフルオロアルキル基を表し、nは、1又は2を表し、Mn+は、n価の陽イオンを表す。
  2. 下記の一般式(2)で表される化合物であることを特徴とする請求項1に記載の含フッ素ビススルホニルイミド化合物:
    Figure 2019044476
    但し、上記の一般式(2)において、Rf11及びRf21は、それぞれ独立して、炭素数が1〜4のペルフルオロアルキル基を表し、Rf12及びRf22は、それぞれ独立して、炭素数が1〜4のペルフルオロアルキレン基を表し、mは、0又は1を表し、nは、1又は2を表し、Mn+は、n価の陽イオンを表す。
  3. 請求項1又は2に記載の含フッ素ビススルホニルイミド化合物を含む界面活性剤。
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