JPWO2019030862A1 - インデキサブル式切削工具 - Google Patents

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Abstract

【課題】びびり振動の発生を抑制しつつ、切削性能を確保できるインデキサブル式切削工具を提供すること。【解決手段】工具本体10に配設される外周刃22は、アキシャルレーキ角およびラジアルレーキ角が同一の角度に設定される。これにより、インデキサブル式切削工具1の切削性能を確保できる。また、複数の溝部11のうちの少なくとも第1溝部11aに配設される複数の外周刃22は、工具本体10の周方向における配置間隔が不均等に設定される。これにより、軸心O方向に隣り合う外周刃22が被切削物に当接する間隔を不均等にすることができ、切削加工時の周期的な振動が共振することを抑制して、びびり振動の発生を抑制できる。【選択図】図2

Description

本発明は、インデキサブル式切削工具に関し、特に、びびり振動の発生を抑制しつつ、切削性能を確保できるインデキサブル式切削工具に関する。
インデキサブル式切削工具の複数の外周刃のそれぞれにおいてアキシャルレーキ角やラジアルレーキ角を互いに異ならせて、切削加工時の周期的な振動が共振することを抑制して、びびり振動の発生を抑制する技術がある(特許文献1)。
特表2004−510594号公報(段落0024及び図4など)
しかしながら、上述した従来のインデキサブル式切削工具では、複数の外周刃のそれぞれにおいてアキシャルレーキ角やラジアルレーキ角を互いに異ならせる構成であるため、それぞれの外周刃における切削性能に相違が生じる。よって、その分、インデキサブル式切削工具の切削性能が低下するという問題点があった。
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、びびり振動の発生を抑制しつつ、切削性能を確保できるインデキサブル式切削工具を提供することを目的としている。
この目的を達成するために本発明のインデキサブル式切削工具は、軸回りに回転される工具本体と、その工具本体の外周面に沿って旋回しつつ軸方向に延びる溝状に凹設される複数の溝部と、切り刃が形成され、溝部のうち工具本体の軸方向一端に配設される複数の底刃と、切り刃が形成され、溝部のうち底刃よりも工具本体の軸方向他端側に配設される複数の外周刃と、を備えるものであり、複数の外周刃は、それぞれの外周刃においてアキシャルレーキ角およびラジアルレーキ角が同一の角度に設定され、複数の溝部は、少なくとも1の溝部が第1溝部として構成され、第1溝部に配設される複数の外周刃どうしの工具本体の回転方向における配置間隔が不均等に設定される。
請求項1記載のインデキサブル式切削工具によれば、複数の外周刃は、それぞれの外周刃においてアキシャルレーキ角およびラジアルレーキ角が同一の角度に設定され、複数の溝部は、少なくとも1の溝部が第1溝部として構成され、第1溝部に配設される複数の外周刃どうしの工具本体の回転方向における配置間隔が不均等に設定されるので、切削加工時に、第1溝部に配設される各外周刃が被切削物に当接するタイミングを不均等にすることができる。よって、第1溝部に配設される各外周刃での被切削物の切削加工時に工具本体に伝達される振動を不規則にすることができる。その結果、切削加工時の周期的な振動が共振することを抑制して、びびり振動の発生を抑制することができるという効果がある。
また、複数の外周刃は、アキシャルレーキ角およびラジアルレーキ角が同一の角度に設定されるので、それぞれの外周刃での切削性能を同一にできる。その結果、インデキサブル式切削工具の切削性能を確保できるという効果がある。
請求項2記載のインデキサブル式切削工具によれば、請求項1記載のインデキサブル式切削工具の奏する効果に加え、複数の溝部は、工具本体の外周面に対して旋回方向がそれぞれ同一に設定され、第1溝部に配設される複数の外周刃どうしの工具本体の回転方向における配置間隔は、少なくとも2種類の配置間隔に設定され、それらの配置間隔が工具本体の回転方向において順に繰り返されるので、複数の外周刃が配設される部分の工具本体の強度設定を簡易にできるという効果がある。
即ち、工具本体の回転方向における複数の外周刃の配置間隔がすべて異なる場合には、工具本体の回転方向において外周刃が配設される部分から隣合う溝部までの工具本体の厚みを外周刃が配設される部分毎に確保する必要がある。従って、工具本体の強度設定が外周刃が配設される部分毎に必要となる。
これに対し、工具本体の回転方向における外周刃の配置間隔を何種類かの所定の値に設定し、それらの値を工具本体の回転方向に順に繰り返すので、外周刃の配置間隔が異なる種類分の外周刃が配設される部分の工具本体の強度設定をすることで、第1溝部に配設される外周刃の全ての部分の工具本体の強度設定をすることができる。従って、複数の外周刃が配設される工具本体の強度設定を簡易にできる。
請求項3記載のインデキサブル式切削工具によれば、請求項1記載のインデキサブル式切削工具の奏する効果に加え、第1溝部に配設される複数の外周刃どうしの工具本体の回転方向における配置間隔が第1間隔および第2間隔の2種類の間隔に設定されるので、外周刃の配置間隔が第1間隔(又は第2間隔)に設定され工具本体の強度の高い部分と、外周刃の配置間隔が第2間隔(又は第1間隔)に設定され工具本体の強度の低い部分と、を交互に設定できる。従って、溝部の強度の低い部分が一部に集中することを抑制できる。その結果、工具本体の破損を抑制できるという効果がある。
請求項4記載のインデキサブル式切削工具によれば、請求項3記載のインデキサブル式切削工具の奏する効果に加え、複数の溝部は、少なくとも1の溝部が第2溝部として構成され、第2溝部に配設される複数の外周刃どうしの工具本体の回転方向における配置間隔は、第1間隔および第2間隔の2種類の間隔に設定され、工具本体の軸方向において同一の位置に配設される第1溝部の外周刃および第2溝部の外周刃は、工具本体の回転方向において隣合う外周刃までの配置間隔が第1溝部の外周刃と、第2溝部の外周刃と、で互いに反対の配置間隔に設定されるので、工具本体の軸方向において同一の列(位置)に配設される第1溝部および第2溝部の外周刃どうしの工具本体の回転方向における離間距離と、それらの外周刃の工具本体の軸方向において隣りの列(位置)に配設される第1溝部および第2溝部の外周刃どうしの工具本体の回転方向における離間距離と、を異ならせやすくできる。
これにより、切削加工時に第1溝部に配設される各外周刃と、第2溝部に配設される各外周刃と、が被切削物に当接するタイミングを不均等にすることができる。よって、第1溝部および第2溝部に配設される各外周刃での被切削物の切削加工時に工具本体に伝達される振動を不規則にすることができる。その結果、切削加工時の周期的な振動が共振することを抑制して、びびり振動の発生を抑制できるという効果がある。
請求項5記載のインデキサブル式切削工具によれば、請求項3又は4に記載のインデキサブル式切削工具の奏する効果に加え、複数の溝部は、少なくとも1の溝部が第3溝部として構成され、第3溝部に配設される複数の外周刃どうしの工具本体の回転方向における全ての配置間隔は、第1間隔および第2間隔と異なる第3間隔に設定されるので、工具本体の軸方向において同一の列(位置)に配設される第1溝部および第3溝部の外周刃どうしの工具本体の回転方向における離間距離と、それらの外周刃の工具本体の軸方向において隣りの列(位置)に配設される第1溝部および第3溝部の外周刃どうしの工具本体の回転方向における離間距離と、を異ならせやすくできる。
これにより、切削加工時に第1溝部に配設される各外周刃と、第3溝部に配設される各外周刃と、が被切削物に当接するタイミングを不均等にすることができる。よって、第1溝部および第3溝部に配設される各外周刃での被切削物の切削加工時に工具本体に伝達される振動を不規則にすることができる。その結果、切削加工時の周期的な振動が共振することを抑制して、びびり振動の発生を抑制できるという効果がある。
第3溝部には、複数の外周刃が工具本体の回転方向に等間隔に配設されるので、外周刃が配設される部分の工具本体の強度を均一に設定できる。これにより、工具本体の強度を確保できるという効果がある。
また、特に、請求項4に従属する請求項5によれば、工具本体の軸方向において同一の列(位置)に配設される第2溝部および第3溝部の外周刃どうしの工具本体の回転方向における離間距離と、それらの外周刃の工具本体の軸方向において隣りの列(位置)に配設される第2溝部および第3溝部の外周刃どうしの工具本体の回転方向における離間距離と、を異ならせやすくできる。
従って、切削加工時に第1溝部に配設される各外周刃と、第2溝部に配設される各外周刃と、第3溝部に配設される各外周刃と、が被切削物に当接するタイミングを不均等にすることができる。よって、第1溝部から第3溝部に配設される各外周刃での被切削物の切削加工時に工具本体に伝達される振動を不規則にすることができる。その結果、切削加工時の周期的な振動が共振することを抑制して、びびり振動の発生を抑制できるという効果がある。
請求項6記載のインデキサブル式切削工具によれば、請求項5記載のインデキサブル式切削工具の奏する効果に加え、第3間隔は、第1間隔と第2間隔との平均値に設定されるので、第1溝部に配設される外周刃の配設面から第1溝部と隣り合う溝部までの工具本体の体積と、第3溝部に配設される外周刃の配設面から第3溝部と隣り合う溝部までの工具本体の体積と、を均一にしやすくできる。よって、工具本体の回転方向に隣り合う各溝部どうしの間の工具本体の体積を均一にして、工具本体の剛性を確保することができるという効果ある。
請求項7記載のインデキサブル式切削工具によれば、請求項1から6のいずれかに記載のインデキサブル式切削工具の奏する効果に加え、底刃は、工具本体の回転方向における底刃どうしの配置間隔がそれぞれ異なる間隔に設定されるので、切削加工時に各溝部の底刃が被切削物に当接するタイミングを不均等にすることができる。よって、各溝部の底刃での被切削物の切削加工時に工具本体に伝達される振動を不規則にすることができる。その結果、切削加工時の周期的な振動が共振することを抑制して、びびり振動の発生を抑制することができるという効果がある。
請求項8記載のインデキサブル式切削工具によれば、請求項7記載のインデキサブル式切削工具の奏する効果に加え、底刃から底刃と工具本体の回転方向に隣り合う外周刃までの工具本体の回転方向における配置間隔は、工具本体の回転方向における複数の外周刃どうしの配置間隔よりも大きく設定されるので、工具本体の回転方向において底刃が配設される部分から隣合う溝部までの工具本体の厚みを外周刃が配設される部分よりも厚くして、底刃が配設される部分の工具本体の強度を確保しやすくできる。
従って、底刃には被切削物の切削底面との接触により工具本体の軸方向他側への背分力がかかるため、外周刃に比べて切削抵抗が大きくなりやすく、底刃が配設される部分が破損しやすいところ、底刃が配設される部分の工具本体の強度を確保することで、工具本体が破損することを抑制できるという効果がある。
(a)は、第1実施形態におけるインデキサブル式切削工具の正面図であり、(b)は、図1(a)のIb方向視におけるインデキサブル式切削工具の底面図である。 インデキサブル式切削工具の側面を周方向に展開した模式図である。 第2実施形態におけるインデキサブル式切削工具の側面を周方向に展開した模式図である。
以下、本発明の好ましい実施の形態について、添付図面を参照して説明する。まず、図1及び図2を参照して、本発明の第1実施形態におけるインデキサブル式切削工具1について説明する。図1(a)は、第1実施形態におけるインデキサブル式切削工具1の正面図であり、図1(b)は、図1(a)のIb方向視におけるインデキサブル式切削工具1の底面図である。図2は、インデキサブル式切削工具1の側面を周方向に展開した模式図である。
なお、以下の説明では、図1(a)に示す状態のインデキサブル式切削工具1に対して、紙面上側を上方側として、紙面下側を下方側としてそれぞれ説明する。さらに、図中の矢印U−Dは、インデキサブル式切削工具1の上下方向を示している。また、図1(a)及び図1(b)では、インデキサブル式切削工具1の回転軸が軸心Oの符号を付して図示される。
図1及び図2に示すように、インデキサブル式切削工具1は、マシニングセンタ等の加工機械(図示せず)から伝達される回転力によって金型などの切削加工を行う切削工具であり、工具本体10と、その工具本体10とは別体に構成され工具本体10にネジ止めされる複数(本実施形態では55個)のチップ20と、を主に備える。
工具本体10は、全体が略円環状の金属材料から形成され、その円環状の外周面に径方向内側に向かって凹設される複数箇所(本実施形態では5箇所)の溝部11と、それら複数の溝部の間に位置し工具本体10の外周面となる突出面12と、工具本体10の軸方向一側(図1(a)下側)の先端面13と、工具本体10の軸方向他側(図1(a)上側)に形成され、インデキサブル式切削工具1に回転力を付与する加工機械(図示せず)に連結される連結部16と、を主に備える。
なお、以下の説明では、5箇所の溝部11のそれぞれを工具本体10の周方向(軸心Oの軸回り)に凹設される順に、第1溝部11a,第2溝部11b,第3溝部11c,第4溝部11d,第5溝部11eと称して説明する。
第1溝部11aから第5溝部11eは、それぞれ工具本体10の周方向(軸心Oの軸回り)に右回転(旋回)しつつ、軸心O方向に延びる溝状に凹設される。なお、第1溝部11aから第5溝部11eの延びる方向は、それぞれ同一の方向に設定される(第1溝部11aから第5溝部11eのそれぞれのねじれ角は同一に設定される。)。
第1溝部11aから第5溝部11eは、工具本体10の周方向の一方側の側面にチップ20が配設される複数の座面14を備える。なお、本実施形態では、各溝部11(第1溝部11aから第5溝部11e)に座面14が11箇所形成される。即ち、1箇所の溝部11には、11個のチップ20が配設される。
また、以下の説明では、工具本体10の下方側(矢印D方向側)の端部に配設されるチップ20を底刃21と、その底刃21以外のチップ20を外周刃22と、それぞれ称して説明する。また、工具本体10の下方側に配設される5枚分の外周刃22を、それぞれ下端から上方側(矢印U方向側)に向かって第1外周刃22a,第2外周刃22b,第3外周刃22c,第4外周刃22d,第5外周刃22eと称して説明する。
座面14は、工具本体10の下方側(矢印D方向)の端部に形成される(底刃21が配設される)座面14を除く(外周刃22が配設される)座面14の軸心Oに対する傾斜角度がそれぞれ同一に設定される。これにより、工具本体10の下方側の端部に形成される座面14を除く座面14に配設される外周刃22も同様に、軸心Oに対する配設角度がそれぞれ同一に配設される。
即ち、それぞれの外周刃22は、アキシャルレーキ角およびラジアルレーキ角が互いに同一に設定される。従って、被切削物を切削加工時の切削性能をそれぞれの外周刃22で同一にできる。よって、全ての外周刃22のアキシャルレーキ角およびラジアルレーキ角を被切削物の切削に最適な角度に設定することができる。その結果、インデキサブル式切削工具1の切削性能を確保できる。
なお、底刃21は、切削加工時に底刃21の下方側(矢印D方向)の端面が被切削物の切削底面に当接することを抑制するために、アキシャルレーキ角が所定の角度に設定される。これにより、被切削物の切削底面と、底刃21の下方側の端面と、の間に隙間を設けて、切削加工時に底刃21の下方側の端面が被切削物の切削底面に当接することを抑制できる。一方、外周刃22は、底刃21のアキシャルレーキ角よりも大きいアキシャルレーキ角に設定される。これにより、外周刃22の切削性能を高めることができる。
第1溝部11aから第5溝部11eは、工具本体10の周方向において隣り合う溝部11との間隔がそれぞれ異なる値に設定される。従って、図1(b)に示すように、それぞれの第1溝部11aから第5溝部11eの工具本体10の下方側の端部に配設されるチップ20(底刃21)は、工具本体10の周方向に隣り合うチップ20との離間距離A1からA5がそれぞれ異なる値に設定される(A1≠A2≠A3≠A4≠A5(図1(b)参照))。
本実施形態では、A1が25.0mm(中心角約71度)に、A2が25.7mm(中心角約73度)に、A3が24.8mm(中心角約71度)に、A4が25.8mm(中心角約73度)に、A5が25.3mm(中心角約72度)に、それぞれ設定される。なお、中心角とは、軸心Oを中心とするA1からA5のそれぞれの両端の間の角度である。
次いで、第1溝部11aから第5溝部11eに配設されるチップ20について詳細な説明をする。
チップ20は、第1溝部11aから第5溝部11eの座面14に配設され、工具本体10よりも軸心Oの径方向外側に切り刃が突出した状態で配設される。また、1の溝部11に配設される複数のチップ20は、軸心O方向に所定の間隔で分散して配置され、他の溝部11に配設されるチップ20と軸心Oの軸方向に同一の位置に配置される。軸心O方向に隣り合うチップ20どうしは、隣り合う一方のチップ20の上方側と、隣り合う他方のチップ20の下方側と、が工具本体10の周方向において重なる位置に配置される。
底刃21は、工具本体10の先端面13の端部よりも刃先が下方(矢印D方向)に突出する位置に配設される。これにより、インデキサブル式切削工具1で被切削物を切削した場合に、被切削物が工具本体10に接触することを抑制できる。
また、工具本体10は、底刃21の上方側(矢印U方向側)の側面に当接する当接部17を備える。当接部17は、溝部11の凹設面から突設され、工具本体10の下方側(矢印D方向)の側面が底刃21の上方側の側面に当接される。
工具本体10の周方向における底刃21から第1外周刃22aまでの配置間隔B1(図2参照)は、各溝部11(第1溝部11aから第5溝部11e)で同一に設定される。工具本体10の周方向における各溝部11の底刃21どうしの配置間隔は、全て異なる値に設定される。従って、工具本体10の周方向における各溝部11の第1外周刃22aどうしの配置間隔は、工具本体の周方向における各溝部11の底刃21どうしの配置間隔と同一に設定される。よって、工具本体10の周方向における各溝部11の第1外周刃22aどうしの配置間隔は、それぞれ異なる値に設定される。
次いで、第1溝部11aに配設される外周刃22について説明する。図2に示すように、第1溝部11aに配設される外周刃22は、第1外周刃22aから第2外周刃22bまでの工具本体10の周方向における配置間隔B2(図2参照)が、底刃21から第1外周刃22aまでの工具本体10の周方向における配置間隔B1(図2参照)よりも小さい値に設定され(B1>B2)、第2外周刃22bから第3外周刃22cまでの工具本体10の周方向における配置間隔B3(図2参照)よりも小さい値に設定される(B3>B2)。
第1溝部11aの第3外周刃22cから第4外周刃22dまでの工具本体10の周方向における配置間隔は、第1溝部11aの第1外周刃22aから第2外周刃22bまでの工具本体10の周方向における配置間隔B2と同一に設定される。
第1溝部11aの第4外周刃22dから第5外周刃22eまでの工具本体10の周方向における配置間隔は、第1溝部11aの第2外周刃22bから第3外周刃22cまでの工具本体10の周方向における配置間隔B3と同一に設定される。
また、第1溝部11aの第5外周刃22eよりも上方側(矢印U方向側)では、軸心O方向に隣り合う外周刃22どうしの工具本体10の周方向における配置間隔が配置間隔B2と配置間隔B3とを工具本体10の周方向に順に繰り返した配置間隔に設定される。
即ち、第1溝部11aの軸心O方向に隣り合う外周刃22どうしの工具本体10の周方向における配置間隔は、第1外周刃22a側から順に配置間隔B2と配置間隔B3とを繰り返した配置間隔に設定される。
ここで、外周刃22は被切削物と接触しつつ被切削物を切削する箇所であるため、外周刃22が配設される座面14から工具本体10の周方向における隣の溝部11まで(バックメタル)の距離(工具本体10の周方向における突出面12の距離C(図2参照))を確保して、工具本体10の強度を確保する必要がある。
工具本体10の周方向における外周刃22の配置間隔が全て異なる場合には、各外周刃22が配設される部分のそれぞれで工具本体10の強度設定が必要となるところ、工具本体10の周方向における外周刃22の配置間隔を2種類の配置間隔で繰り返す(連続させる)ことで、2箇所分の外周刃22が配設される部分の工具本体10の強度設定をすることで、1の溝部11の外周刃22が配設される部分全ての工具本体10の強度設定を行うことができる。従って、複数の外周刃22が配設される工具本体10の強度設定を簡易にできる。
また、第1溝部11aは、軸心O方向に隣り合う外周刃22の工具本体10の周方向における配置間隔が配置間隔B2と配置間隔B3との2種類の配置間隔で形成されるので、配置間隔が大きく(バックメタルが薄く)されて工具本体10の強度が低く設定される部分と、配置間隔が小さく(バックメタルが厚く)されて工具本体10の強度が高く設定される部分と、が交互に設定される。従って、工具本体10の強度の低い部分が一部に集中することを抑制できる。その結果、工具本体10が破損することを抑制できる。
次いで、第2溝部11bに配設される外周刃22について説明する。第2溝部11bに配設される外周刃22は、第1外周刃22aから第2外周刃22bまでの工具本体10の周方向における配置間隔が、第1溝部11aに配設される第2外周刃22bから第3外周刃22cまでの工具本体10の周方向における配置間隔B3と同一に設定される。
第2溝部11bの第2外周刃22bから第3外周刃22cまでの工具本体10の周方向における配置間隔は、第2溝部11bの第1溝部11aに配設される第1外周刃22aから第2外周刃22bまでの工具本体10の周方向における配置間隔B2と同一に設定される。
第2溝部11bの第3外周刃22cから第4外周刃22dまでの工具本体10の周方向における配置間隔は、第2溝部11bの第1外周刃22aから第2外周刃22bまでの工具本体10の周方向における配置間隔B2と同一に設定される。
第2溝部11bの第4外周刃22dから第5外周刃22eまでの工具本体10の周方向における配置間隔は、第2外周刃22bから第3外周刃22cまでの工具本体10の周方向における配置間隔B3と同一に設定される。
また、第2溝部11bの第5外周刃22eよりも上方側(矢印U方向側)では、軸心O方向に隣り合う外周刃22どうしの工具本体10の周方向における配置間隔が配置間隔B3と配置間隔B2とを工具本体10の周方向に順に繰り返した配置間隔に設定される。
即ち、第2溝部11bの軸心O方向に隣り合う外周刃22どうしの工具本体10の周方向における配置間隔は、第1外周刃22a側から順に配置間隔B3と配置間隔B2とを繰り返した配置間隔に設定される。
次いで、第3溝部11cに配設される外周刃22について説明する。第3溝部11cに配設される外周刃22は、第1外周刃22aから第2外周刃22bまでの工具本体10の周方向における配置間隔B4が、第1溝部11aの第1外周刃22aから第2外周刃22bまでの工具本体10の周方向における配置間隔B2よりも小さく設定され、第2溝部11bの第1外周刃22aから第2外周刃22bまでの工具本体10の周方向における配置間隔B3よりも大きく設定される(B2>B4>B3)。
第3溝部11cの第2外周刃22bよりも上方側(矢印U方向側)の軸心O方向に隣り合う外周刃22どうしの工具本体10の周方向における配置間隔は、第1外周刃22aから第2外周刃22bまでの工具本体10の周方向における配置間隔B4に設定される。即ち、第3溝部11cに配設される外周刃22は、軸心O方向に隣り合う外周刃22どうしの工具本体10の周方向における配置間隔が同一に設定される。
また、配置間隔B4は、配置間隔B2と配置間隔B3とを合わせた間隔の半分の値(配置間隔B2と配置間隔B3との平均値)に設定される(B4=(B2+B3)/2)。これにより、下方側(矢印D方向側)から上方側(矢印U方向側)に向かうにつれて、第3溝部11cに配設される外周刃22が、第1溝部11a又は第2溝部11bに配設される外周刃22に比べて工具本体10の周方向にずれることを抑制できる。
本実施形態では、B1が6.9mm(中心角約20度)に、B2が4.8mm(中心角約14度)に、B3が6.2mm(中心角約18度)に、B4が5.5mm(中心角約16度)に、それぞれ設定される。なお、中心角とは、軸心Oを中心とするB1からB4のそれぞれの両端の間の角度である。
また、第4溝部11dの工具本体10の周方向における外周刃22どうしの配置間隔は、第1溝部11aの外周刃22どうしの配置間隔と同一に設定され、第5溝部11eの工具本体10の周方向における外周刃22どうしの配置間隔は、第2溝部11bの外周刃どうしの配置間隔と同一に設定されるので、詳しい説明は省略する。
以上のように構成されるインデキサブル式切削工具1によれば、第1溝部11a、第2溝部11b、第4溝部11d、及び、第5溝部11eに配設される外周刃22は、工具本体10の周方向における配置間隔が不均等に設定されるので、インデキサブル式切削工具1による切削加工時に、第1溝部11a、第2溝部11b、第4溝部11d、及び、第5溝部11eのそれぞれに配設され軸心O方向に隣り合う外周刃22どうしが被切削物に当接するタイミングを不均等にすることができる。よって、第1溝部11a、第2溝部11b、第4溝部11d、及び、第5溝部11eに配設される外周刃22での被切削物の切削加工時に工具本体10に伝達される振動を不規則にすることができる。その結果、切削加工時の周期的な振動が共振することを抑制して、びびり振動の発生を抑制できる。
第1溝部11aの工具本体10の周方向における外周刃22どうしの配置間隔の順番と、第2溝部11bの工具本体10の周方向における外周刃22どうしの配置間隔の順番と、が反対に設定されるので、第1溝部11a及び第2溝部11bの軸心O方向において同一の位置(列)に配置される第1外周刃22aの工具本体10の周方向における離間距離D1(図2参照)と、第2外周刃22bの工具本体10の周方向における離間距離D2(図2参照)と、の差を大きくすることができる。
これにより、切削加工時に第1溝部11aに配設される外周刃22と、第2溝部11bに配設される外周刃22と、が被切削物に当接するタイミングを不均等にしやすくできる。よって、第1溝部11a及び第2溝部11bに配設される外周刃22での被切削物の切削加工時に工具本体10に伝達される振動を不規則にすることができる。その結果、切削加工時の周期的な振動が共振することを抑制して、びびり振動の発生を抑制できる。
第3溝部11cに配設される外周刃22は、工具本体10の周方向における配置間隔が、第1溝部11a(及び第2溝部11b)の外周刃22の周方向における配置間隔と異なる値に設定され、工具本体10の周方向に等間隔に配設されるので、第1溝部11a及び第3溝部11cの軸心O方向において同一の位置に配置される第1外周刃22aの工具本体10の周方向における離間距離E1(図2参照)と、第2外周刃22bの工具本体10の周方向における離間距離E2(図2参照)と、を異ならせやすくできる。
これにより、切削加工時に第1溝部11aに配設される外周刃22と、第3溝部11cに配設される外周刃22と、が被切削物に当接するタイミングを不均等にすることができる。これにより、第1溝部11a及び第2溝部11bに配設される外周刃22での被切削物の切削加工時に工具本体10に伝達される振動を不規則にすることができる。その結果、切削加工時の周期的な振動が共振することを抑制して、びびり振動の発生を抑制できる。
工具本体10の周方向における第3溝部11cの外周刃22どうしの配置間隔B4は、工具本体10の周方向における第1溝部11aの外周刃どうしの配置間隔B2及び配置間隔B3の平均値に設定されるので、第1溝部11aの外周刃22が配設される座面14から第1溝部11aと隣り合う第2溝部11bまでの工具本体10の体積と、第2溝部11bの外周刃22が配設される座面14から第2溝部11bと隣り合う第3溝部11cまでの工具本体10の体積と、第3溝部11cの外周刃22が配設される座面14から第3溝部11cと隣り合う第4溝部11dまでの工具本体10の体積と、を均一にしやすくできる。よって、工具本体10の周方向に隣り合う各溝部11どうしの間の工具本体10の体積を均一にして、工具本体10の剛性を確保することができる。
また、工具本体10の周方向に隣り合う各溝部11どうしの間の工具本体10の体積を均一にできるので、工具本体10の重心を工具本体10の回転軸(軸心O)上に設定しやすくできる。これにより、インデキサブル式切削工具1を回転させた場合に工具本体10がぶれることを抑制できる。その結果、インデキサブル式切削工具1の切削性能が低下することを抑制できる。
第1溝部11aから第5溝部11eに配設されるそれぞれの底刃21は、工具本体10の周方向における底刃21どうしの距離がそれぞれ異なる値に設定されるので、切削加工時にそれぞれの底刃21が被切削物に当接するタイミングを不均等にすることができる。よって、それぞれの底刃21での被切削物の切削加工時に工具本体10に伝達される振動を不規則にすることができる。その結果、切削加工時の周期的な振動が共振することを抑制して、びびり振動の発生を抑制できる。
第1溝部11aから第5溝部11eに配設されるそれぞれのチップ20の底刃21から第1外周刃22aまでの工具本体10の周方向における配置間隔B1は、工具本体10の周方向における外周刃22の配置間隔(配置間隔B2から配置間隔B4)よりも大きく設定されるので、底刃21が配設される座面14から工具本体10の周方向における隣りの溝部11まで(バックメタル)の突出面12の距離C(図2参照)を確保できる。これにより、底刃21が配設される部分の工具本体10の強度を確保できる。
ここで、工具本体10は、上方側(矢印U方向側)がインデキサブル式切削工具1に回転力を付与する機械(図示しない)との連結側となるため、下方側(矢印D方向側)が振動等で揺れやすい。そのため、切削加工時に工具本体10が振動等で揺れると底刃21の被切削物への切込み深さが深くなり、底刃21の切削抵抗が大きくなりやすい。
これに対し、本実施形態では、底刃21の配設される箇所(バックメタル)の距離Cを大きくして工具本体10の強度を確保することで、底刃21の切削抵抗が大きくなる場合に工具本体10が破損することを抑制できる。
また、当接部17は、距離Cが大きく設定される底刃21の配設部分の周囲から突設されるので、工具本体10の周方向における第1外周刃22aとの間の距離を確保できる。従って、当接部17が第1外周刃22aの被切削物の切削の邪魔になる(例えば、被切削物の切りくずが溝部11から抜けにくくなる)ことを抑制できる。
工具本体10の周方向における各溝部11の底刃21どうしの配置間隔の最大の差(A4−A3)は、軸心O方向(矢印U−D方向)における同一の位置の第1溝部11a及び第2溝部11bの外周刃22どうしの工具本体10の周方向における配置間隔の差(D2−D1)よりも小さく設定される。これにより、第1溝部11a及び第2溝部11bの軸心O方向に隣り合う外周刃22どうしの工具本体10の周方向における配置間隔が同一になることを抑制できる。
次いで、図3を参照して、第2実施形態におけるインデキサブル式切削工具1について説明する。上記第1実施形態では、第1溝部11aと第2溝部11bとのそれぞれの外周刃22どうしの配置間隔が同一に設定され、その配置間隔の順が第1溝部11aと第2溝部11bとで反対に設定される場合について説明したが、第3実施形態では、第1溝部11aと第2溝部11bとのそれぞれの外周刃22どうしの配置間隔が異なる値に設定される場合について説明する。なお、上記第1実施形態と同一の部分には、同一の符号を付してその説明は省略する。
図3は、第2実施形態におけるインデキサブル式切削工具1の側面を周方向に展開した模式図である。
図3に示すように、第2実施形態における第1溝部11aに配設される外周刃22は、第1外周刃22aから第2外周刃22bまでの工具本体10の周方向における配置間隔B5(図3参照)が底刃21から第1外周刃22aまでの工具本体10の周方向における配置間隔B1(図3参照)よりも小さい値に設定され(B1>B5)、第2外周刃22bから第3外周刃22cまでの工具本体10の周方向における配置間隔B6(図3参照)よりも小さい値に設定される(B6>B5)。
第1溝部11aの第3外周刃22cよりも連結部16(図1参照)側(矢印U方向側)の軸心O方向に隣り合う外周刃22の工具本体10の周方向における配置間隔は、第1実施形態と同様に、第1溝部11aの第1外周刃22aから第2外周刃22bまでの配置間隔B5と、第1溝部11aの第2外周刃22bから第3外周刃22cまでの配置間隔B6と、を順に繰り返した間隔に設定される。
次いで、第2溝部11bに配設される外周刃22について説明する。第2溝部11bに配設される外周刃22は、第1外周刃22aから第2外周刃22bまでの工具本体10の周方向における配置間隔B7が、第1溝部11aの第1外周刃22aから第2外周刃22bまでの外周刃22の工具本体10の周方向における配置間隔B5よりも大きく設定され、第1溝部11aの第2外周刃22bから第3外周刃22cまでの外周刃の工具本体10の周方向における配置間隔B6よりも小さく設定される。
第2溝部11bの第2外周刃22bから第3外周刃22cまでの工具本体10の周方向における配置間隔B8(図3参照)は、第2溝部11bの第1外周刃22aから第2外周刃22bまでの工具本体10の周方向における配置間隔B7(図3参照)よりも小さく設定され、第1溝部11aの第1外周刃22aから第2外周刃22bまでの外周刃22の工具本体10の周方向における配置間隔B5よりも大きく設定され、第1溝部11aの第2外周刃22bから第3外周刃22cまでの外周刃の工具本体10の周方向における配置間隔B6よりも小さく設定される(B6>B7>B8>B5)。
第2溝部11bの第3外周刃22cよりも連結部16(図1参照)側(矢印U方向側)の軸心O方向に隣り合う外周刃22の工具本体10の周方向における配置間隔は、第1実施形態と同様に、第2溝部11bの第1外周刃22aから第2外周刃22bまでの配置間隔B7と、第2溝部11bの第2外周刃22bから第3外周刃22cまでの配置間隔B8と、を順に繰り返した間隔に設定される。
また、第1溝部11aの配置間隔B5と配置間隔B6を合わせた値は、第2溝部11bの配置間隔B7と配置間隔B8とを合わせた値に設定される。これにより、先端面13(図1参照)側(矢印D方向側)から連結部16(図1参照)側(矢印U方向側)に向かうにつれて、第1溝部11aの外周刃22と第2溝部11bの外周刃22との工具本体10の周方向における配置間隔が大きくなることを抑制できる。
以上のように構成されるインデキサブル式切削工具1によれば、第1溝部11a、第2溝部11b、第4溝部11d、及び、第5溝部11eに配設される外周刃22は、工具本体10の周方向における配置間隔が不均等に設定されるので、インデキサブル式切削工具1による切削加工時に、第1溝部11a、第2溝部11b、第4溝部11d、及び、第5溝部11eのそれぞれに配設され軸心O方向に隣り合う外周刃22が被切削物に当接するタイミングを不均等にすることができる。その結果、第1溝部11a、第2溝部11b、第4溝部11d、及び、第5溝部11eに配設される外周刃22での被切削物の切削加工時に工具本体10に伝達される振動を不規則にすることができる。その結果、切削加工時の周期的な振動が共振することを抑制して、びびり振動の発生を抑制できる。
また、第1溝部11aと、第2溝部11bと、の工具本体10の周方向における外周刃22の配置間隔が異なるので、それぞれの溝部11に配設される外周刃22の配置間隔により分散された振動が共振することを抑制できる。その結果、切削加工時の周期的な振動が共振することを抑制しやすくして、びびり振動の発生を抑制しやすくできる。
以上、上記実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上記形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の変形改良が可能であることは容易に推察できるものである。
例えば、上記実施形態で上げた数値は一例であり、他の数値を採用することは当然可能である。
上記第1及び第2実施形態では、溝部11が5箇所に凹設される場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。例えば、溝部11が2箇所に凹設されても、6箇所に凹設されてもよい。なお、これらの場合も第1実施形態と同様に、少なくとも1の溝部11に配設される外周刃22どうしの工具本体10の周方向における配置間隔が不均等に設定されることが好ましい。
上記第1及び第2実施形態では、第3溝部11cに配設される外周刃22が工具本体10の周方向において等間隔に設定される場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。例えば、第3溝部11cに配設される外周刃22は、工具本体10の周方向において不均等の間隔で配置してもよい。この場合、工具本体10の周方向における第3溝部11cの外周刃22の配置間隔は、第1溝部11aおよび第2溝部11bの外周刃22の工具本体10の周方向における配置間隔と異なる値に設定することが好ましい。
これによれば、軸心O方向における同一の位置の第1溝部11a及び第2溝部11bの外周刃22の配置間隔を異ならせやすくできる。よって、切削加工時に第1溝部11a及び第2溝部11bに配設される外周刃22と、第3溝部11cに配設される外周刃22と、が被切削物に当接するタイミングを不均等にしやすくできる。従って、第1溝部11a及び第2溝部11bに配設される外周刃22での被切削物の切削加工時に工具本体10に伝達される振動を不規則にすることができる。その結果、切削加工時の周期的な振動が共振することを抑制して、びびり振動の発生を抑制できる。
上記第1及び第2実施形態では、第1溝部11a及び第2溝部11bに配設される外周刃22どうしの工具本体10の周方向における配置間隔が2種類に設定される場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものでは無く、例えば3種類以上に設定してもよい。
上記第1及び第2実施形態では、底刃21のアキシャルレーキ角が外周刃22のアキシャルレーキ角よりも小さく設定される場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものでは無く、例えば、底刃21のアキシャルレーキ角が外周刃22のアキシャルレーキ角と同一に設定されてもよい。
1 インデキサブル式切削工具
10 工具本体
11 溝部(第1溝部、第2溝部、第3溝部、第4溝部、第5溝部)
11a 第1溝部(溝部)
11b 第2溝部(溝部)
11c 第3溝部(溝部)
11d 第4溝部(溝部)
11e 第5溝部(溝部)
17 当接部
20 チップ(底刃、外周刃)
21 底刃
22 外周刃
B2 配置間隔(第1間隔)
B3 配置間隔(第2間隔)
B4 配置間隔(第3間隔)
【0002】
に延びる溝状に凹設され前記工具本体の外周面に対して旋回方向がそれぞれ同一に設定される複数の溝部と、切り刃が形成され、前記溝部のうち前記工具本体の軸方向一端に配設される複数の底刃と、切り刃が形成され、前記溝部のうち前記底刃よりも前記工具本体の軸方向他端側に配設される複数の外周刃と、を備えるものであり、前記外周刃のアキシャルレーキ角は、前記複数の外周刃のそれぞれにおいて同一の角度に設定され、前記外周刃のラジアルレーキ角は、前記複数の外周刃のそれぞれにおいて同一の角度に設定され、前記複数の溝部は、少なくとも1の前記溝部が第1溝部として構成され、前記第1溝部に配設される前記複数の外周刃どうしの前記工具本体の回転方向における配置間隔は、第1間隔と、その第1間隔よりも大きい第2間隔との2種類の配置間隔に設定され、前記複数の溝部は、少なくとも1の前記溝部が第2溝部として構成され、前記第2溝部に配設される前記複数の外周刃どうしの前記工具本体の回転方向における配置間隔は、第3間隔と、その第3間隔よりも大きい第4間隔との2種類の配置間隔に設定され、前記第1溝部における前記外周刃の配置間隔は、前記第1溝部の軸方向一端に位置する前記外周刃から前記第1間隔、前記第2間隔の順に前記工具本体の回転方向に繰り返され、前記第2溝部における前記外周刃の配置間隔は、前記第2溝部の軸方向一端に位置する前記外周刃から前記第4間隔、前記第3間隔の順に前記工具本体の回転方向に繰り返される。
発明の効果
[0007]
請求項1記載のインデキサブル式切削工具によれば、複数の溝部は、少なくとも1の溝部が第1溝部として構成され、第1溝部に配設される複数の外周刃どうしの工具本体の回転方向における配置間隔が不均等に設定されるので、切削加工時に、第1溝部に配設される各外周刃が被切削物に当接するタイミングを不均等にすることができる。よって、第1溝部に配設される各外周刃での被切削物の切削加工時に工具本体に伝達される振動を不規則にすることができる。その結果、切削加工時の周期的な振動が共振することを抑制して、びびり振動の発生を抑制することができるという効果がある。
[0008]
また、複数の外周刃のアキシャルレーキ角は、複数の外周刃のそれぞれにおいて同一の角度に設定され、外周刃のラジアルレーキ角は、複数の外周刃のそれぞれにおいて同一の角度に設定されるので、それぞれの外周刃での切削性能を同一にできる。その結果、インデキサブル式切削工具の切削性能を確保できるという効果がある。
[0009]
また、複数の溝部は、工具本体の外周面に対して旋回方向がそれぞれ同一に設定され、第1溝部に配設される複数の外周刃どうしの工具本体の回転方向における配置間隔は、第1間隔と、その第1間隔よりも大きい第2間隔との2種類の配置間隔に設定され、それらの配置間隔が工具本体の回転方向において
【0003】
順に繰り返されるので、複数の外周刃が配設される部分の工具本体の強度設定を簡易にできるという効果がある。
[0010]
即ち、工具本体の回転方向における複数の外周刃の配置間隔がすべて異なる場合には、工具本体の回転方向において外周刃が配設される部分から隣合う溝部までの工具本体の厚みを外周刃が配設される部分毎に確保する必要がある。従って、工具本体の強度設定が外周刃が配設される部分毎に必要となる。
[0011]
これに対し、工具本体の回転方向における外周刃の配置間隔を2種類の値に設定し、それらの値を工具本体の回転方向に順に繰り返すので、2種類分の外周刃が配設される部分の工具本体の強度設定をすることで、第1溝部に配設される外周刃の全ての部分の工具本体の強度設定をすることができる。従って、複数の外周刃が配設される工具本体の強度設定を簡易にできる。
[0012]
また、第1溝部に配設される複数の外周刃どうしの工具本体の回転方向における配置間隔が第1間隔と、その第1間隔よりも大きい第2間隔の2種類の間隔に設定されるので、外周刃の配置間隔が第1間隔に設定され工具本体の強度の高い部分と、外周刃の配置間隔が第2間隔に設定され工具本体の強度の低い部分と、を交互に設定できる。従って、溝部の強度の低い部分が一部に集中することを抑制できる。その結果、工具本体の破損を抑制できるという効果がある。
[0013]
また、複数の溝部は、少なくとも1の溝部が第2溝部として構成され、第2溝部に配設される複数の外周刃どうしの工具本体の回転方向における配置間隔は、第3間隔と、その第3間隔よりも大きい第4間隔の2種類の配置間隔に設定され、第1溝部における外周刃の配置間隔は、第1溝部の軸方向一端に位置する外周刃から第1間隔、第2間隔の順に繰り返され、第2溝部における外周刃の配置間隔は、第2溝部の軸方向一端に位置する外周刃から第4間隔、第3間隔の順に繰り返されるので、工具本体の軸方向において同一の列(位置)に配設される第1溝部および第2溝部の外周刃どうしの工具本体の回転方向における離間距離と、それらの外周刃の工具本体の軸方向において隣りの列(位置)に配設される第1溝部および第2溝部の外周刃どうしの工具本体の回転方向における離間距離と、を異ならせやすくできる。
【0004】
[0014]
これにより、切削加工時に第1溝部に配設される各外周刃と、第2溝部に配設される各外周刃と、が被切削物に当接するタイミングを不均等にすることができる。よって、第1溝部および第2溝部に配設される各外周刃での被切削物の切削加工時に工具本体に伝達される振動を不規則にすることができる。その結果、切削加工時の周期的な振動が共振することを抑制して、びびり振動の発生を抑制できるという効果がある。
請求項2記載のインデキサブル式切削工具によれば、請求項1記載のインデキサブル式切削工具の奏する効果に加え、第1間隔と第2間隔とを足し合わせた値は、第3間隔と第4間隔とを足し合わせた値に設定されるので、第1溝部の外周刃と第2溝部の外周刃との工具本体の周方向における配置間隔が大きくなることを抑制できるという効果がある。
請求項3記載のインデキサブル式切削工具によれば、請求項2記載のインデキサブル式切削工具の奏する効果に加え、第1間隔は、第3間隔と異なる値に設定され、第2間隔は、第4間隔と異なる値に設定されるので、切削加工時の周期的な振動が共振することを抑制しやすくして、びびり振動の発生を抑制しやすくできるという効果がある。
請求項4記載のインデキサブル式切削工具によれば、請求項2記載のインデキサブル式切削工具の奏する効果に加え、第1間隔は、第3間隔と同一の値に設定され、第2間隔は、第4間隔と同一の値に設定されるので、切削加工時の周期的な振動が共振することを抑制して、びびり振動の発生を抑制できるという効果がある。
[0015]
請求項5記載のインデキサブル式切削工具によれば、請求項4記載のインデキサブル式切削工具の奏する効果に加え、複数の溝部は、少なくとも1の溝部が第3溝部として構成され、第3溝部に配設される複数の外周刃どうしの工具本体の回転方向における全ての配置間隔は、第1間隔および第2間隔と異なる第5間隔に設定されるので、工具本体の軸方向において同一の列(位置)に配設される第1溝部および第3溝部の外周刃どうしの工具本体の回転方向における離間距離と、それらの外周刃の工具本体の軸方向において隣りの列(位置)に配設される第1溝部および第3溝部の外周刃どうしの工具本体の回転方向における離間距離と、を異ならせやすくできる。
[0016]
これにより、切削加工時に第1溝部に配設される各外周刃と、第3溝部に配設される各外周刃と、が被切削物に当接するタイミングを不均等にすることができる。よって、第1溝部および第3溝部に配設される各外周刃での被切削物の切削加工時に工具本体に伝達される振動を不規則にすることができる。その結果、切削加工時の周期的な振動が共振することを抑制して、びびり振動の発生を抑制できるという効果がある。
[0017]
第3溝部には、複数の外周刃が工具本体の回転方向に等間隔に配設されるので、外周刃が配設される部分の工具本体の強度を均一に設定できる。これ
【0005】
により、工具本体の強度を確保できるという効果がある。
[0018]
また、請求項5によれば、工具本体の軸方向において同一の列(位置)に配設される第2溝部および第3溝部の外周刃どうしの工具本体の回転方向における離間距離と、それらの外周刃の工具本体の軸方向において隣りの列(位置)に配設される第2溝部および第3溝部の外周刃どうしの工具本体の回転方向における離間距離と、を異ならせやすくできる。
[0019]
従って、切削加工時に第1溝部に配設される各外周刃と、第2溝部に配設される各外周刃と、第3溝部に配設される各外周刃と、が被切削物に当接するタイミングを不均等にすることができる。よって、第1溝部から第3溝部に配設される各外周刃での被切削物の切削加工時に工具本体に伝達される振動を不規則にすることができる。その結果、切削加工時の周期的な振動が共振することを抑制して、びびり振動の発生を抑制できるという効果がある。
[0020]
請求項6記載のインデキサブル式切削工具によれば、請求項5記載のインデキサブル式切削工具の奏する効果に加え、第5間隔は、第1間隔と第2間隔との平均値に設定されるので、第1溝部に配設される外周刃の配設面から第1溝部と隣り合う溝部までの工具本体の体積と、第3溝部に配設される外周刃の配設面から第3溝部と隣り合う溝部までの工具本体の体積と、を均一にしやすくできる。よって、工具本体の回転方向に隣り合う各溝部どうしの間の工具本体の体積を均一にして、工具本体の剛性を確保することができるという効果ある。
[0021]
請求項7記載のインデキサブル式切削工具によれば、請求項1から6のいずれかに記載のインデキサブル式切削工具の奏する効果に加え、底刃は、工具本体の回転方向における底刃どうしの配置間隔がそれぞれ異なる間隔に設定されるので、切削加工時に各溝部の底刃が被切削物に当接するタイミングを不均等にすることができる。よって、各溝部の底刃での被切削物の切削加工時に工具本体に伝達される振動を不規則にすることができる。その結果、切削加工時の周期的な振動が共振することを抑制して、びびり振動の発生を
【0020】
[0090]
上記第1及び第2実施形態では、第1溝部11a及び第2溝部11bに配設される外周刃22どうしの工具本体10の周方向における配置間隔が2種類に設定される場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものでは無く、例えば3種類以上に設定してもよい。
[0091]
上記第1及び第2実施形態では、底刃21のアキシャルレーキ角が外周刃22のアキシャルレーキ角よりも小さく設定される場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものでは無く、例えば、底刃21のアキシャルレーキ角が外周刃22のアキシャルレーキ角と同一に設定されてもよい。
符号の説明
[0092]
1 インデキサブル式切削工具
10 工具本体
11 溝部(第1溝部、第2溝部、第3溝部、第4溝部、第5溝部)
11a 第1溝部(溝部)
11b 第2溝部(溝部)
11c 第3溝部(溝部)
11d 第4溝部(溝部)
11e 第5溝部(溝部)
20 チップ(底刃、外周刃)
21 底刃
22 外周刃
B2 配置間隔(第1間隔、第3間隔)
B3 配置間隔(第2間隔、第4間隔)
B4 配置間隔(第5間隔)
B5 配置間隔(第1間隔)
B6 配置間隔(第2間隔)
B7 配置間隔(第4間隔)
B8 配置間隔(第3間隔)

Claims (8)

  1. 軸回りに回転される工具本体と、その工具本体の外周面に沿って旋回しつつ軸方向に延びる溝状に凹設される複数の溝部と、切り刃が形成され、前記溝部のうち前記工具本体の軸方向一端に配設される複数の底刃と、切り刃が形成され、前記溝部のうち前記底刃よりも前記工具本体の軸方向他端側に配設される複数の外周刃と、を備えるインデキサブル式切削工具において、
    前記複数の外周刃は、それぞれの前記外周刃においてアキシャルレーキ角およびラジアルレーキ角が同一の角度に設定され、
    前記複数の溝部は、少なくとも1の前記溝部が第1溝部として構成され、
    前記第1溝部に配設される前記複数の外周刃どうしの前記工具本体の回転方向における配置間隔が不均等に設定されることを特徴とするインデキサブル式切削工具。
  2. 前記複数の溝部は、前記工具本体の外周面に対して旋回方向がそれぞれ同一に設定され、
    前記第1溝部に配設される前記複数の外周刃どうしの前記工具本体の回転方向における配置間隔は、少なくとも2種類の配置間隔に設定され、それらの配置間隔が前記工具本体の回転方向において順に繰り返されることを特徴とする請求項1記載のインデキサブル式切削工具。
  3. 前記第1溝部に配設される前記複数の外周刃どうしの前記工具本体の回転方向における配置間隔が第1間隔および第2間隔の2種類の間隔に設定されることを特徴とする請求項2記載のインデキサブル式切削工具。
  4. 前記複数の溝部は、少なくとも1の前記溝部が第2溝部として構成され、
    前記第2溝部に配設される前記複数の外周刃どうしの前記工具本体の回転方向における配置間隔は、前記第1間隔および前記第2間隔の2種類の間隔に設定され、
    前記工具本体の軸方向において同一の位置に配設される前記第1溝部の外周刃および前記第2溝部の外周刃は、前記工具本体の回転方向において隣合う外周刃までの配置間隔が前記第1溝部の前記外周刃と、前記第2溝部の前記外周刃と、で互いに反対の配置間隔に設定されることを特徴とする請求項3記載のインデキサブル式切削工具。
  5. 前記複数の溝部は、少なくとも1の前記溝部が第3溝部として構成され、
    前記第3溝部に配設される前記複数の外周刃どうしの前記工具本体の回転方向における全ての配置間隔は、前記第1間隔および前記第2間隔と異なる第3間隔に設定されることを特徴とする請求項3又は4に記載のインデキサブル式切削工具。
  6. 前記第3間隔は、前記第1間隔と前記第2間隔との平均値に設定されることを特徴とする請求項5記載のインデキサブル式切削工具。
  7. 前記底刃は、前記工具本体の回転方向における底刃どうしの配置間隔がそれぞれ異なる間隔に設定されることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載のインデキサブル式切削工具。
  8. 前記底刃から前記底刃と前記工具本体の回転方向に隣り合う前記外周刃までの前記工具本体の回転方向における配置間隔は、前記工具本体の回転方向における前記複数の外周刃どうしの配置間隔よりも大きく設定されることを特徴とする請求項7記載のインデキサブル式切削工具。
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