JPWO2019026797A1 - 凝集タンパク質の検出に適した化合物 - Google Patents

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Abstract

式(I)で表される化合物は、凝集タンパク質に対する選択的結合能が高い。【化1】(式中、R1はC1−6アルキル基、ハロゲン原子で置換されたC1−6アルキル基又は−11CH3を表し、R2は−CH3又は−11CH3を表すが、R1及びR2は同時に−11CH3を表さず、Ra、Rb、Rc及びRdのうちいずれか一つがハロゲン原子であり、残りの三つは水素原子である。)

Description

本発明は、凝集タンパク質の検出に適した化合物に関する。
アルツハイマー病では、アミロイドベータ(Aβ)の凝集及びタウタンパク質の凝集が認められる。これらの凝集タンパク質に結合するPETプローブをアルツハイマー病の診断に利用する試みがなされている。例えば、非特許文献1にはAβに選択的に結合する2-(4'-[11C]methylaminophenyl)-6-hydroxybenzothiazole(PiB)が開示され、特許文献1及び非特許文献2には、タウタンパク質に選択的に結合する2-((1E,3E)-4-(6-(11C-methylamino)pyridin-3-yl)buta-1,3-dienyl)benzo[d]thiazol-6-ol(11C−PBB3)が開示されている。
Figure 2019026797
凝集タンパク質はその種類に応じて蓄積する部位が異なることが知られている。したがって、凝集タンパク質を検出しアルツハイマー病の診断に利用する化合物は、凝集タンパク質への高い選択的結合能が求められる。したがって、本発明は、凝集タンパク質に対する選択的結合能が高い化合物を提供することを目的とする。
また、11C−PBB3は光に対して著しく不安定であるという問題点が指摘されている(非特許文献3)。光異性化により生じる11C−PBB3異性体はタウタンパク質への選択的結合能が低下するため、タウタンパク質の検出が困難となる。したがって、本発明は、光に対して安定かつ凝集タンパク質への選択的結合能が高い化合物を提供することをさらなる目的とする。
本発明者らは、凝集タンパク質に対する選択的結合能が高いPBB3誘導体を見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、下記式(I)で表される化合物を提供する。
Figure 2019026797
(式中、RはC1−6アルキル基、ハロゲン原子で置換されたC1−6アルキル基又は−11CHを表し、Rは−CH又は−11CHを表すが、R及びRは同時に−11CHを表さず、
、R、R及びRのうちいずれか一つはハロゲン原子であり、残りの三つは水素原子である。)
上記化合物は、凝集タンパク質と結合すると蛍光強度が増大するため、その蛍光を検出することで凝集タンパク質の検出が可能となる。したがって、上記化合物はタウタンパク質検出試薬、Aβ検出試薬及びアルツハイマー診断薬として利用可能である。
また、R又はRのいずれかが−11CHである上記化合物は、PETプローブとしても、Aβ及びタウタンパク質のイメージングが可能である。
上記化合物において、R、R及びRが水素原子であり、かつ、Rがハロゲン原子であってもよく、Rがフッ素原子又は塩素原子であってよい。
また、本発明は、下記式(II)で表される化合物を提供する。
Figure 2019026797
(式中、Rは水素原子を表し、Rは−CHを表すか、又は、RはC1−6アルキル基、ハロゲン原子で置換されたC1−6アルキル基を表し、Rは水素原子を表し、
、R、R及びRのうちいずれか一つはハロゲン原子であり、残りの三つは水素原子である。)
式(II)で表される化合物は、式(I)で表される化合物の前駆体であり、メチル化剤、特に[11C]メチル化剤と式(II)で表される化合物を反応させることで、式(I)で表される化合物を合成することが可能である。
上記化合物において、R、R及びRが水素原子であり、かつ、Rがハロゲン原子であってもよく、Rがフッ素原子又は塩素原子であってよい。
本発明に係る化合物は、所定の凝集タンパク質に対する選択的結合能が高い。
以下に、本明細書において使用する用語などを説明し、本発明を詳細に説明する。
本明細書において、「ハロゲン原子」とは、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子等を意味し、好ましくはフッ素原子、塩素原子である。
本明細書において、「C1−6アルキル基」とは、炭素数が1〜6個の直鎖又は分枝状のアルキル基を意味し、例えば、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、n−ペンチル基、イソペンチル基、ネオペンチル基、n−ヘキシル基などが挙げられる。C1−6アルキル基は、より好ましくは、メチル基、エチル基、n−プロピル基などの、炭素数が1〜3個のアルキル基であるC1−3アルキル基であり、最も好ましくはメチル基である。
本明細書において、「ハロゲン原子で置換されたC1−6アルキル基」とは、C1−6アルキル基における1個又は複数個の水素原子がハロゲン原子で置換された基を意味し、例えば、フルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、トリクロロメチル、1−フルオロエチル、2−フルオロエチル、2−クロロロエチル、1,2−ジフルオロエチル、2,2−ジフルオロエチル、2,2,2−トリフルオロエチル、1−フルオロプロピル、2−フルオロプロピル、3−フルオロプロピル、3−クロロプロピルなどが挙げられる。ハロゲン原子で置換されたC1−6アルキル基は、より好ましくは、ハロゲン原子で置換されたC1−3アルキル基である。
本発明の化合物は、式(I)で表される。以下、化合物(I)と表す場合もある。
Figure 2019026797
(式中、RはC1−6アルキル基、ハロゲン原子で置換されたC1−6アルキル基又は−11CHを表し、Rは−CH又は−11CHを表すが、R及びRは同時に−11CHを表さず、
、R、R及びRのうちいずれか一つはハロゲン原子であり、残りの三つは水素原子である。)
化合物(I)はAβ又はタウタンパク質への選択的結合能が高い。R、R、R又はRにおけるハロゲン原子が塩素原子である化合物(I)はタウタンパク質への選択的結合能が高く、R、R、R又はRにおけるハロゲン原子がフッ素原子である化合物(I)はAβへの選択的結合能が高い。
また、化合物(I)はPBB3と比べて、光安定性が向上している。特定の理論に拘泥するものではないが、PBB3は非局在化π電子系の高い平面性により分子内電荷移動が起こりやすいために光安定性が低いのに対し、化合物(I)は共役ジエンにハロゲン原子が導入されることでπ電子系の平面性が崩れ分子内電荷移動が起こりにくくなり光安定性が高いと、本発明者らは考えている。
化合物(I)は凝集タンパク質と結合することで蛍光強度が増大する特性がある。その特性を利用して、凝集タンパク質の検出が可能となる。また、R又はRのいずれかが−11CHである化合物(I)は、PETプローブとして凝集タンパク質のイメージングが可能となる。
及びRが−11CHでなく、Rがハロゲン原子である化合物(I)は、以下の反応スキームに従った合成可能である。
Figure 2019026797
及びRが−11CHでなく、Rがハロゲン原子である化合物(I)は、以下の反応スキームに従った合成可能である。
Figure 2019026797
Figure 2019026797
Figure 2019026797
及びRが−11CHでなく、Rがハロゲン原子である化合物(I)は、以下の反応スキームに従った合成可能である。
Figure 2019026797
Figure 2019026797
Figure 2019026797
及びRが−11CHでなく、Rがハロゲン原子である化合物(I)は、以下の反応スキームに従った合成可能である。
Figure 2019026797
が−11CHである化合物(I)を合成するため、まず、上記反応スキームにおいて、
Figure 2019026797
に代えて、
Figure 2019026797
とすることで、以下の化合物(IIa)を得ることができる。
Figure 2019026797
化合物(IIa)に[11C]ヨウ化メチル又は[11C]トリフルオロメタンスルホン酸メチルなどの[11C]メチル化剤を反応させることで、Rが−11CHである化合物(I)が得られる。
が−11CHである化合物(I)は、以下の反応スキームに従って合成可能である。
Figure 2019026797
化合物(Ia)は、R及びRが−CHである化合物(I)である。これを三臭化ホウ素などのルイス酸により脱メチル化することで化合物(IIb)が得られる。化合物(IIb)に[11C]ヨウ化メチル又は[11C]トリフルオロメタンスルホン酸メチルなどの[11C]メチル化剤を反応させることで、Rが−11CHである化合物(I)が得られる。
化合物(IIa)及び化合物(IIb)は、11C標識する前の化合物(I)の前駆体として有用である。
化合物(I)を生体に投与すると、凝集タンパク質(Aβ又はタウタンパク質)に選択的に結合し、蛍光強度が増大する。したがって、化合物(I)は、凝集タンパク質の標識化合物として使用できる。特に、R又はRのいずれかが−11CHである化合物(I)は、ポジトロンを放出することが可能になる。化合物(I)から放出されたポジトロンは、すぐに電子と結合してγ線を放出する。このγ線をPET法に用いられる装置で測定することによって、化合物(I)の体内分布を定量的に画像化することができる。したがって、化合物(I)を用いることで、被験者の生体内の凝集タンパク質が存在する部位を検出できる。
化合物(I)は、凝集タンパク質検出試薬として有用である。凝集タンパク質検出試薬は化合物(I)を含み、生体に投与されると、化合物(I)から放出される蛍光又はγ線を計測することによって、凝集タンパク質が存在する部位を効率良く検出できる。特に、ハロゲン原子が塩素原子である化合物(I)はタウタンパク質への選択的結合能が高いため、タウタンパク質検出試薬として有用であり、ハロゲン原子がフッ素原子である化合物(I)はAβへの選択的結合能が高いため、Aβ検出試薬として有用である。
化合物(I)は、アルツハイマー病診断薬としても有用である。上記診断薬によれば、生体中のAβ又はタウタンパク質が存在する部位を効率良く検出することによって、アルツハイマー病の診断が可能になる。アルツハイマー病が軽度の場合は海馬付近に、中度の場合は大脳辺縁系全体に、重度の場合は大脳皮質の広領域にタウタンパク質が蓄積されることが知られており、化合物(I)の検出部位に基づいて診断を行うことが可能である。また、アルツハイマー病が中度又は重度の場合は大脳皮質にAβが蓄積されることが知られており、化合物(I)の検出部位に基づいて診断を行うことが可能である。
凝集タンパク質検出試薬及びアルツハイマー病診断薬は、化合物(I)に加え薬学的に許容できる添加物を含有してもよい。凝集タンパク質検出試薬及びアルツハイマー病診断薬は、例えば、化合物(I)を緩衝液又は生理食塩水などに溶解することによって製造することができる。この場合、上記検出試薬及び診断薬は、溶液として提供され、上記緩衝成分の他、界面活性剤、防腐剤、安定化剤、溶解補助剤等のその他の成分を含有してもよい。投与方法は、通常、静脈内投与である。
凝集タンパク質検出試薬及びアルツハイマー病診断薬の対象としては、例えば、ヒト、サル、マウス及びラットが挙げられるがこれらに限定されるものではない。また、化合物(I)を用いてPET測定を行うに際し、その測定方法は特に制限されず、公知の方法に準じて実施することができる。
実施例1:2−((1E,3Z)−3−クロロ−4−(6−(メチルアミノ)ピリジン−3−イル)ブタ−1,3−ジエニル)−6−メトキシベンゾ[d]チアゾールの合成
Figure 2019026797
公知の方法(例えば、WO2008000729A1)に記載の方法に準じて、化合物1aから化合物1bを得た。
公知の方法(例えば、WO2008000729A1)に記載の方法に準じて化合物1bから化合物1cを得た。
化合物1c(636mg,5.04mmol)のジクロロメタン溶液(50.4mL)に二炭酸ジ−tert−ブチル(1.32g,6.05mmol)、N,N−ジメチル−4−アミノピリジン(62.0mg,0.504mmol)を添加し、混合液を45℃で1時間撹拌した。反応混合液に水を添加して希釈し、ジクロロメタンで抽出した。その後、有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させたのちに硫酸マグネシウムを濾過した。濾液を減圧濃縮して、濃縮残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=1:1)にて精製して、化合物1dを得た(1.16g,収率97%)。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ 1.57 (9H, s), 3.50 (3H, s), 7.99-8.15 (2H, m), 8.70-8.90 (1H, m), 10.0 (1H, s): LRMS (ESI), m/z calcd for C12H16N2O3 [M+H]+ 237, found 237.
窒素雰囲気下、化合物1d(1.18g,5.00mmol)のジメチルスルホキシド溶液(5.00mL)にヒドラジン(200μL,5.00mmol)を滴下し、室温で10分間撹拌した。次いで、反応混合液に塩化銅(I)(5.00mg,0.05mmol)、エチレンジアミン(1.67mL,25.0mmol)を添加して5分間撹拌したのちに、2−トリクロロメチル−1,3−ジオキソラン(4.79g,25.0mmol)を含むジメチルスルホキシド溶液(700μL)を滴下し、室温で3時間撹拌した。反応混合液に水を添加して希釈し、ジクロロメタン溶液で抽出した。その後、有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させたのちに硫酸マグネシウムを濾過した。濾液を減圧濃縮して、濃縮残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=5:1)にて精製して、化合物1fを得た(1.52g,収率89%)。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ 1.54 (9H, s), 3.42 (3H, s), 3.98-4.25 (4H, m), 5.54 (1H, s), 6.85 (1H, s), 7.77 (d, 2H, J = 9.0 Hz), 8.10 (1H, dd, J = 9.0, 3.0 Hz), 8.57 (1H, d, J = 3.0 Hz): LRMS (ESI), m/z calcd for C16H21ClN2O4 [M+H]+ 341, found 341.
窒素雰囲気下、化合物1f(167mg,0.490mmol)のジメチルスルホキシド溶液(490μL)に1M塩酸を滴下し、65℃で5時間撹拌した。その後、反応混合液に2M硫酸水溶液を添加して室温で1時間撹拌した。反応液に水を添加して希釈し、酢酸エチルで抽出した。その後、硫酸マグネシウムで乾燥させ、硫酸マグネシウムを濾過した。濾液を減圧濃縮して濃縮残渣(化合物1gを含む)を精製することなく、次の工程に用いた。
窒素雰囲気下、ホスホン酸エステルS−1(520mg,1.65mmol)のテトラヒドロフラン溶液(5.90mL)に水素化ナトリウム(92.4mg,2.31mmol)を0℃で添加した後に、室温で30分撹拌した。続いて、化合物1g(488mg,1.65mmol)のテトラヒドロフラン溶液(1.00mL)を滴下し、4時間撹拌した。反応混合液を飽和塩化アンモニウム水溶液で反応を停止させた後に、水を添加して希釈し、酢酸エチルで抽出した。その後、有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させたのちに硫酸マグネシウムを濾過した。濾液を減圧濃縮して、濃縮残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=7:1)にて精製して、化合物1hを得た(506mg,収率67%)。
なおS−1は、公知の方法(例えば、Bioorganic & Medicinal Chemistry Letters 2015, 25, 4587.)に記載の方法に準じて2−メチル−6−メトキシベンゾチアゾールから得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ 1.25 (9H, s), 3.44 (3H, s), 3.89 (3H, s), 7.02-7.16 (1H, m), 7.26-7.43 (2H, m), 7.63-8.02 (4H, m), 8.11-8.27 (1H, m), 8.60-8.75 (1H, m): LRMS (ESI), m/z calcd for C23H24ClN3O3S [M+H]+ 458, found 458.
化合物1h(103mg,0.225mmol)のジクロロメタン溶液(1.09mL)にトリフルオロ酢酸(1.09mL)を滴下して室温で3時間撹拌した。反応混合液を減圧濃縮して、濃縮残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=5:1)にて精製して、化合物1iを得た(78.5mg,収率86%)。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ 3.02 (3H, s), 3.88 (3H, s), 6.51-6.99 (3H, m), 7.02-7.23 (2H, m), 7.30 (1H, s), 7.72-8.02 (3H, m): LRMS (ESI), m/z calcd for C18H16ClN3OS [M+H]+ 358, found 358.
実施例2:2−((1E,3Z)−3−フルオロ−4−(6−(メチルアミノ)ピリジン−3−イル)ブタ−1,3−ジエニル)−6−メトキシベンゾ[d]チアゾールの合成
Figure 2019026797
窒素雰囲気下、二臭化マグネシウム(928mg,5.04mmol)のテトラヒドロフラン懸濁液(6.70mL)を氷冷した後に、ホスホン酸エステルS−2(1.02g,4.23mmol)とトリエチルアミン(661μL,4.74mmol)を添加し45分間撹拌した。続いて、反応混合液に化合物1d(709mg,3.00mmol)のテトラヒドロフラン溶液(8.30mL)を滴下し、0℃で3時間撹拌した。反応溶液を飽和塩化アンモニウム水溶液でクエンチし、酢酸エチルで抽出した後に、有機層を飽和食塩水で洗浄して硫化マグネシウムで乾燥させた。硫酸マグネシウムを濾過させた後に濾液を減圧濃縮し、濃縮残渣(化合物2aを含む)を精製することなく次の工程に用いた。
なおS−2は、公知の方法(例えば、e-EROS Encyclopedia of Reagents for Organic Synthesis, 2012, 1.)に記載の方法に準じてエチルブロモフルオロアセテートから得た。
窒素雰囲気下、化合物2a(977mg,3.02mmol)のテトラヒドロフラン溶液(12.5mL)に水素化ジイソブチルアルミニウムの1.00Mトルエン溶液(12.0mL,12.0mmol)を滴下し、−78℃で21時間撹拌した。反応混合溶液に飽和塩化アンモニウム水溶液でクエンチし、酢酸エチルで抽出した後に、有機層を飽和食塩水で洗浄して硫化マグネシウムで乾燥させた。硫酸マグネシウムを濾過させた後に濾液を減圧濃縮し、濃縮残渣(化合物2bを含む)を精製することなく次の工程に用いた。
窒素雰囲気下、化合物2b(290mg,1.03mmol)のジクロロメタン溶液(5.00mL)を氷冷した後に、デス・マーチン試薬(445mg,1.05mmol)を添加し2時間撹拌した。反応混合溶液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液でクエンチし、ジクロロメタンで抽出した後に、有機層を飽和食塩水で洗浄して硫化マグネシウムで乾燥させた。硫酸マグネシウムを濾過させた後に濾液を減圧濃縮し、濃縮残渣(化合物2cを含む)を精製することなく次の工程に用いた。
窒素雰囲気下、ホスホン酸エステルS−1(350mg,1.11mmol)のテトラヒドロフラン溶液(3.7mL)を氷冷した後に、水素化ナトリウム(60.8mg,1.57mmol)を添加し、室温まで昇温して30分撹拌した。反応混合液に化合物2c(288mg,1.03mmol)のテトラヒドロフラン溶液(1.00mL)を添加して室温で6時間撹拌した。反応液を飽和塩化アンモニウム水溶液でクエンチし、酢酸エチルで抽出した後に、有機層を飽和食塩水で洗浄して硫化マグネシウムで乾燥させた。硫酸マグネシウムを濾過させた後に濾液を減圧濃縮した。濃縮残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=5:1)にて精製して、化合物2dを得た(259mg,4工程収率57%)。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ 1.53 (9H, s), 3.43(3H, s), 3.88 (3H, s), 5.92 (1H, d, J = 39.0 Hz), 7.01-7.23(2H, m), 7.28-7.38 (1H, m), 7.47-8.04 (4H, m), 8.48 (1H, s): LRMS (ESI), m/z calcd for C23H24FN3O3S [M+H]+ 442, found 442.
化合物2d(284mg,0.644mmol)のジクロロメタン溶液(3.20mL)にトリフルオロ酢酸(3.20mL)を滴下して室温で3時間撹拌した。反応混合液を減圧濃縮して、濃縮残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=5:1)にて精製して、化合物2eを定量的に得た(219mg)。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ 2.84-3.04 (3H, m), 3.88 (3H, s), 6.25-6.61 (2H, m), 6.98-7.13 (2H, m), 7.16-7.24 (1H, m), 7.27-7.35 (1H, m), 7.41-7.50 (1H, m), 7.83-7.92 (1H, m), 8.05-8.14 (1H, m): LRMS (ESI), m/z calcd for C18H16ClN3OS [M+H]+ 342, found 342.
比較例2:2−((1E,3E)−4−(6−(メチルアミノ)ピリジン−3−イル)ブタ−1,3−ジエニル)−6−メトキシベンゾ[d]チアゾールの合成
Figure 2019026797
公知の方法(例えば、European Journal of Organic Chemistry, 2015, 19, 4214.)に記載の方法に準じて、化合物3aから化合物3bを得た。
公知の方法(例えば、Journal of Labelled Compounds & Radiopharmaceuticals, 2003, 11, 1055.)に記載の方法に準じて、化合物3bから化合物3cを得た。
窒素雰囲気下、化合物3c(4.60g,16.0mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド溶液(128mL)にアクロレインジエチルアセタール(7.30mL,48.1mmol)、炭酸ナトリウム(6.78g,64.0mmol),テトラキストリフェニルホスフィンパラジウム(740mg,0.64mmol)を添加して125℃まで昇温し、3時間撹拌した。反応液を室温まで冷ましたのちに、酢酸エチルを用いてセライト濾過を行い、炭酸ナトリウムおよびトラキストリフェニルホスフィンパラジウムを濾過した。
次いで、濾液を氷冷した後に1M塩酸(253mL)を滴下して室温で2時間撹拌した。その後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を添加して中和し、反応混合液に水を添加して希釈し、酢酸エチルで抽出した。有機層は飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させたのちに硫酸ナトリウムを濾過した。濾液を減圧濃縮し、濃縮残渣(化合物3eを含む)を精製することなく次の工程に用いた。
窒素雰囲気下、ホスホン酸エステルS−1(2.59g,8.20mmol)のテトラヒドロフラン溶液(29.3mL)を氷冷した後に、水素化ナトリウム(459mg,11.5mmol)を添加し、室温まで昇温して30分撹拌した。反応混合液に化合物3e(2.15g,8.20mmol)のテトラヒドロフラン溶液(5.00mL)を添加して室温で14時間撹拌した。反応液を飽和塩化アンモニウム水溶液でクエンチし、酢酸エチルで抽出した後に、有機層を飽和食塩水で洗浄して硫化マグネシウムで乾燥させた。硫酸マグネシウムを濾過させた後に濾液を減圧濃縮した。濃縮残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=5:1)にて精製して、化合物3fを得た(556mg,3工程収率16%)。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ 1.53 (3H, s), 3.41 (3H, s), 3.87 (3H,s), 6.65-7.22 (4H, m), 7.55-8.15 (4H, m), 8.39 (1H, s) : LRMS (ESI), m/z calcd for C18H17N3OS [M+H]+ 424, found 424.
化合物3f(931mg,2.20mmol)のジクロロメタン溶液(11.0mL)にトリフルオロ酢酸(11.0mL)を滴下して室温で3時間撹拌した。反応混合液を減圧濃縮して、濃縮残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=3:1)にて精製して、化合物3gを定量的に得た(712mg)。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ 2.94 (3H, s), 3.88 (3H, s), 6.82-7.20 (4H, m), 7.23-7.41 (1H, m), 7.58-7.74 (3H, m), 7.80-7.91 (1H, m), 7.98-8.15 (1H, m): LRMS (ESI), m/z calcd for C18H17N3OS [M+H]+ 324, found 324.
比較例2:2−((1E,3E)−3−メチル−4−(6−(メチルアミノ)ピリジン−3−イル)ブタ−1,3−ジエニル)−6−メトキシベンゾ[d]チアゾールの合成
Figure 2019026797
窒素雰囲気下、テトラブチルアンモニウムヘキサフルオロホスファイト(58.1mg,0.150mmol)と水酸化カリウム(5.60mg,0.100mmol)のトルエン懸濁液(10mL)に化合物1d(236.5mg,1.01mmol)とプロピオンアルデヒド(89.0μL,1.20mmol)を添加した後、室温で24時間撹拌した。反応混合液に水を添加して希釈し、酢酸エチル溶液で抽出した。その後、有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させたのちに硫酸マグネシウムを濾過した。濾液を減圧濃縮して、濃縮残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=5:1)にて精製して、化合物4aを得た(273mg,収率98%)。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ 1.56 (9H, s), 2.10 (3H, s), 3.46 (3H, s), 7.20 (1H, s), 7.82 (1H, dd, J = 9.0, 3.0 Hz), 7.92 (1H, d, J = 9.0 Hz), 8.55 (1H, d, J = 3.0 Hz), 9.60 (1H, s): LRMS (ESI), m/z calcd for C15H20N2O3 [M+H]+ 277, found 277.
窒素雰囲気下、ホスホン酸エステルS−1(178mg,0.562mmol)のテトラヒドロフラン溶液(2.00mL)を氷冷した後に、水素化ナトリウム(31.5mg,0.787mmol)を添加した後に、室温で30分撹拌した。続いて、化合物4a(155mg,0.562mmol)のテトラヒドロフラン溶液(1.00mL)を滴下し、1時間撹拌した。反応混合液を飽和塩化アンモニウム水溶液で反応を停止させた後に、水を添加して希釈し、酢酸エチルで抽出した。その後、有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させたのちに硫酸マグネシウムを濾過した。濾液を減圧濃縮して、濃縮残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=3:1)にて精製して、化合物4bを得た(167mg,収率68%)。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ 1.55 (9H, s), 2.16 (3H, s), 3.44 (3H, s), 3.89 (3H, s), 6.72 (1H, s), 6.88-7.03 (1H, m), 7.04-7.17 (1H, m), 7.26-7.39 (2H, m), 7.59-7.70 (1H, m), 7.71-7.81 (1H, m), 7.82-7.92 (1H, m), 8.40 (1H, s): LRMS (ESI), m/z calcd for C24H27N3O3S [M+H]+ 438, found 438.
化合物4b(1.01g,2.30mmol)のジクロロメタン溶液(11.5mL)にトリフルオロ酢酸(11.5mL)を滴下して室温で3時間撹拌した。反応混合液を減圧濃縮して、濃縮残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=5:1)にて精製して、化合物4cを得た(287mg)。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ 2.14 (3H, s), 2.10-3.04 (3H, m), 3.88 (3H, s), 6.83-6.45 (1H, m), 6.64 (1H, s), 6.81-6.92 (1H, m), 7.01-7.10 (1H, m), 7.22 (1H, s), 7.28-7.33 (1H, m), 7.48-7.59 (1H, m), 7.79-7.89 (1H, m), 8.17 (1H, s): LRMS (ESI), m/z calcd for C18H16ClN3OS [M+H]+ 338, found 338.
試験例1:凝集タンパク質への結合能の評価
実施例1〜2及び比較例1〜2で合成した化合物の凝集タンパク質への結合能を以下の方法により測定した。
(1)モデルペプチドに対する結合能評価
タウタンパク質の6残基モデルペプチド:Ac−Val−Gln−Ile−Val−Tyr−Lys−NH(AcPHF6;配列番号1)又はAβの7残基モデルペプチド:Ac−Lys−Leu−Val−Phe−Phe−Ala−Glu−NH(Ac−KLVFFAE−NH;配列番号2)の最終濃度を480μM、評価化合物(化合物1i、化合物2e、化合物3g又は化合物4c)の最終濃度を470μMとなるように0.5%のジメチルスルホキシドを含む3−morpholinopropane−1−sulfonic acid(MOPS)緩衝液を調製した。この緩衝液を37℃に維持し、蛍光上方・吸光測定プレートリーダー(製品名;infinite M200、テカンジャパン株式会社)にセットし348nmの励起光を照射し、627nmの蛍光強度を測定した。
なお、AcPHF6は、公知の方法(例えば、Biochemistry 2011, 50, 10876.)に記載の方法に準じて、Ac−KLVFFAE−NHは公知の方法(例えば、Molecular BioSystems 2011, 7, 486.)に記載の方法に準じて固相合成で合成した。
(2)全長タンパク質に対する結合能評価
2N3R型タウタンパク質(配列番号3)又はAβ42(配列番号4)の最終濃度を1.1μM又は42μM、評価化合物(化合物1i又は化合物3g)の最終濃度を152μMとなるように0.5%のジメチルスルホキシドを含む4−(2−hydroxyethyl)−1−piperazineethanesulfonic acid(HEPES)緩衝液を調製した。この緩衝液を37℃に維持し、蛍光上方・吸光測定プレートリーダーにセットし348nmの励起光を照射し、548nmの蛍光強度を測定した。
モデルペプチド又は全長タンパク質を添加していない緩衝液の蛍光強度を1として、モデルペプチド又は全長タンパク質を添加した時の蛍光強度の増大を調べた結果を以下の表にまとめた。
Figure 2019026797
表1から明らかなように、実施例1の化合物はタウタンパク質への選択的結合能が高く、実施例2の化合物はAβへの選択的結合能が高い。
試験例2:光安定性の評価
実施例1〜2及び比較例1〜2で合成した化合物の光安定性を以下の方法により測定した。
評価化合物(化合物1h、化合物2d、化合物3f又は化合物4b)をジメチルスルホキシドに溶解して、100μMのジメチルスルホキシド溶液を調製し、ジメチルスルホキシド溶液100μLを水とアセトニトリルの混合溶液(v/v=1:1)900μLでさらに希釈した。希釈液を石英試験管に入れ、光反応実験装置(製品名:RMR−600 Photochemical Reactor、Rayonet社製)にセットし、350nmの光(光源:RMR−2537A、Rayonet製)を照射した。
照射後の評価化合物の残存率を下記の条件で逆相HPLC装置(いずれも日本分光株式会社製):LC−NetII/ADC(JASCO)、Intelligent Sampler(AS−2055Plus)、Column Oven(CO−965)、マルチチャンネル検出器(MD−2010Plus)、Intelligent HPLC PUMP(PU−980)、Ternary Gradient Unit(LG−1580−02)、3−Line Degasser(DG−1580−53)を用いて測定した。
(条件)
カラム:YMC−Triart C18
溶出条件:20%アセトニトリル−80%水(0.1%トリフルオロ酢酸含有)
検出波長:365nm
流速:1.0mL/min
横軸に照射時間、縦軸に基質の残存率(%)をプロットし、基質が50%消費されるまでに要する時間(t50)を求め、基質の光安定性を速度論的に算出した。測定結果を表2にまとめた。
Figure 2019026797
表2から明らかなように、実施例1及び2の化合物は比較例1の化合物と比較して光安定性が高かった。

Claims (12)

  1. 式(I)で表される化合物。
    Figure 2019026797
    (式中、RはC1−6アルキル基、ハロゲン原子で置換されたC1−6アルキル基又は−11CHを表し、Rは−CH又は−11CHを表すが、R及びRは同時に−11CHを表さず、
    、R、R及びRのうちいずれか一つはハロゲン原子であり、残りの三つは水素原子である。)
  2. 、R及びRが水素原子であり、Rがハロゲン原子である、請求項1記載の化合物。
  3. 及びRが−CHである、請求項1又は2記載の化合物。
  4. 又はRのいずれかが−11CHである、請求項1又は2記載の化合物。
  5. が塩素原子である、請求項1〜4のいずれか一項記載の化合物。
  6. がフッ素原子である、請求項1〜4のいずれか一項記載の化合物。
  7. 請求項5記載の化合物を含有する、タウタンパク質検出試薬。
  8. 請求項6記載の化合物を含有する、アミロイドベータ検出試薬。
  9. 請求項1〜6のいずれか一項記載の化合物を含有する、アルツハイマー病診断薬。
  10. 式(II)で表される化合物。
    Figure 2019026797
    (式中、Rは水素原子を表し、Rは−CHを表すか、又は、RはC1−6アルキル基、ハロゲン原子で置換されたC1−6アルキル基を表し、Rは水素原子を表し、
    、R、R及びRのうちいずれか一つはハロゲン原子であり、残りの三つは水素原子である。)
  11. 、R及びRが水素原子であり、Rがハロゲン原子である、請求項9記載の化合物。
  12. がフッ素原子又は塩素原子である、請求項10記載の化合物。
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