JPWO2019012766A1 - Rfidタグ付きメガネおよびrfidタグ付き物品 - Google Patents

Rfidタグ付きメガネおよびrfidタグ付き物品 Download PDF

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Abstract

RFIDタグ付きメガネ(410)は、メガネレンズ(411)と金属製リム(412)とを有するメガネと、RFIDタグ(301)と、を備える。RFIDタグ(301)は、第1ダイポールエレメントおよび第2ダイポールエレメントで構成されるダイポール型アンテナを備える。RFIDタグは、第1ダイポールエレメントの第1側部が金属製リム(412)に沿うようにメガネレンズ(411)に貼着されている。

Description

本発明は、所定の物品の管理を行うためにRFIDタグが付された物品に関し、特に、RFIDタグの付与に適さない物品についても、RFIDタグを使用できるようにしたRFIDタグ付き物品に関する。
RFIDタグを用いて、装着者を顧客として管理できるようにしたRFIDタグ付きメガネが特許文献1に示されている。また、顧客の購入したメガネに関する情報を、RFIDタグを用いて管理できるようにしたRFIDタグ付きメガネが特許文献2に示されている。
特開2016−11970号公報 特開2005−215324号公報
特許文献1に示されているRFIDタグ付きメガネにおいては、メガネのテンプルにRFIDタグが貼着されている。この構造の場合、テンプルが絶縁樹脂であれば、RFIDタグの読取りが可能であるが、テンプルが金属であると、RFIDタグの読取りは困難となる。また、たとえ、テンプルが絶縁樹脂製であっても、リムが金属であれば、メガネに対するリーダライタの位置関係によっては、RFIDタグの読取りが難しいことがある。電磁気的にはリムは二つのループ状の導体であるので、UHF帯においては面状に拡がった導体板として作用する。そのため、例えばリムの正面側にリーダ/ライタを向けた場合に、リムがRFIDタグを電磁気的に遮蔽することになり、RFIDタグとの通信が困難になる。
特許文献2に示されているRFIDタグ付きメガネにおいては、レンズの凹部にRFIDタグが埋め込まれている。この構造であれば、リムが金属であってもその影響を受け難いが、RFIDタグのアンテナを大きくすることが難しく、十分な通信距離は得られない。そのため、リーダライタを近接させないとタグの読取りが難しく、RFIDタグの利用用途が限定される。
そこで、本発明の目的は、電磁気的にループ状導体が形成される物品についても、RFIDタグとの通信が可能なRFIDタグ付き物品、特にRFIDタグ付きメガネを提供することにある。
(1)本発明のRFIDタグ付きメガネは、メガネレンズと、当該メガネレンズを保持する金属製リムと、を有するメガネと、平面寸法が前記メガネレンズより小さなRFIDタグと、を備え、
前記RFIDタグは、
基材と、
前記基材に搭載され、第1入出力端子および第2入出力端子を有するRFIC素子と、
前記基材に形成され、一端が前記第1入出力端子に接続される第1接続端であり、他端が第1開放端である第1ダイポールエレメント、および、一端が前記第2入出力端子に接続される第2接続端であり、他端が第2開放端である第2ダイポールエレメントで構成されるダイポール型アンテナと、
で構成され、
前記ダイポール型アンテナの形成領域は、平面視で長手方向および短手方向をもち、前記長手方向の互いに対向する端部である第1端部および第2端部を有し、前記短手方向の互いに対向する側部である第1側部および第2側部を有し、
前記第1ダイポールエレメントは、前記第1接続端から前記第1端部方向へ延伸するとともに前記第1側部方向に向かってミアンダ状に蛇行する導体パターンであり、
前記第2ダイポールエレメントは、前記第2接続端から前記第2端部方向へ延伸するとともに前記第2側部方向に向かってミアンダ状に蛇行する導体パターンであり、
前記RFIDタグは、前記第1側部が前記金属製リムに沿うように前記メガネレンズに貼着された、
ことを特徴とする。
上記の構成により、第1ダイポールエレメントの開放端およびその近傍がリムに沿って配置されることになるので、リムがRFIDタグのアンテナの一部として作用する。すなわち、ループ状導体内にRFIDタグが配置されているにも拘わらず、ループ状導体が有効に利用され、RFIDタグはリーダ/ライタと通信可能となる。
(2)本発明のRFIDタグ付き物品は、絶縁体部と、当該絶縁体部の周縁の全部または一部を囲む金属部と、を有する物品と、平面寸法が前記絶縁体部より小さなRFIDタグと、を備え、
前記RFIDタグは、
基材と、
前記基材に搭載され、第1入出力端子および第2入出力端子を有するRFIC素子と、
前記基材に形成され、一端が前記第1入出力端子に接続される第1接続端であり、他端が第1開放端である第1ダイポールエレメント、および、一端が前記第2入出力端子に接続される第2接続端であり、他端が第2開放端である第2ダイポールエレメントで構成されるダイポール型アンテナと、
で構成され、
前記ダイポール型アンテナの形成領域は、平面視で長手方向および短手方向をもち、前記長手方向の互いに対向する端部である第1端部および第2端部を有し、前記短手方向の互いに対向する側部である第1側部および第2側部を有し、
前記第1ダイポールエレメントは、前記第1接続端から前記第1端部方向へ延伸するとともに前記第1側部方向に向かってミアンダ状に蛇行する導体パターンであり、
前記第2ダイポールエレメントは、前記第2接続端から前記第2端部方向へ延伸するとともに前記第2側部方向に向かってミアンダ状に蛇行する導体パターンであり、
前記RFIDタグは、前記第1側部が前記金属部に沿うように前記絶縁体部に貼着された、
ことを特徴とする。
上記の構成により、第1ダイポールエレメントの開放端およびその近傍が金属部に沿って配置されることになるので、金属部がRFIDタグのアンテナの一部として作用する。すなわち、ループ状導体内にRFIDタグが配置されているにも拘わらず、ループ状導体が有効に利用され、RFIDタグはリーダ/ライタと通信可能となる。
(3)前記第1開放端は前記第1側部寄りの位置にあることが好ましい。このことにより、第1開放端と金属部との間の電界結合度が大きくなり、金属部に誘導される電流が増大することで、金属部は放射体として効果的に作用する。
(4)前記RFIC素子は、RFICチップと、前記RFICチップと前記ダイポール型アンテナとのインピーダンスを整合させるインピーダンス整合回路とを一体化した素子であることが好ましい。この構成により、貼付などによりRFIDタグを設ける先である物品の誘電率や透磁率の影響を受けず、RFIDタグ単体での電気的特性を保てる。
(5)前記第1ダイポールエレメントの一部は前記RFIC素子と前記第1側部との間に配置されていて、前記第2ダイポールエレメントの一部は前記RFIC素子と前記第2側部との間に配置されていることが好ましい。この構造により、限られた面積の基材に所定線長の第1ダイポールエレメントおよび第2ダイポールエレメントを形成できる。
(6)前記ダイポール型アンテナは、前記長手方向の寸法が前記短手方向の寸法の2倍以上であることが好ましい。この構造により、第1開放端と金属部との間の電界結合度が大きくなり、金属部に誘導される電流が増大することで、金属部は放射体として効果的に作用する。また、RFIC素子から互いに概略反対方向へ延びる第1ダイポールエレメントおよび第2ダイポールエレメントの範囲を長く確保でき、アンテナの所定の利得が得やすい。
(7)前記RFIC素子は前記ダイポール型アンテナを介してUHF帯で通信することが好ましい。これにより、UHF帯を利用するRFIDシステムに適合できる。
本発明によれば、電磁気的にループ状導体が形成される物品についても、RFIDタグとの通信が可能なRFIDタグ付き物品が得られる。また、特にRFIDタグ付きメガネが得られる。
図1は第1の実施形態に係るRFIDタグ付きメガネ410の部分正面図である。 図2(A)はRFIDタグ301の平面図である。図2(B)はRFIDタグ301と、メガネレンズ411およびリム412との関係を示す正面図である。 図3(A)は、特にRFIDタグ301に流れる電流とリム412に流れる電流との関係を示す図である。図3(B)はRFIDタグ付きメガネのアンテナ部分の等価回路図である。 図4は、RFIC素子100の斜視図である。 図5は、図4に示すRFIC素子の縦断面図である。 図6Aは、多層基板120の上位の絶縁層を真上から見た状態を示す平面図である。 図6Bは、多層基板120の中位の絶縁層の平面図である。 図6Cは、多層基板120の下位の絶縁層の示す平面図である。 図7Aは、図6Aに示す絶縁層のB1−B1線断面図である。 図7Bは、図6Bに示す絶縁層のB2−B2線断面図である。 図7Cは、図6Cに示す絶縁層のB3−B3線断面図である。 図8は、RFIC素子100の等価回路を示す図である。 図9は、RFIC素子100のインダクタL1〜L4に生じる磁界の方向を示す図である。 図10は、RFIC素子100におけるリジッド領域およびフレキシブル領域の分布を示す図である。 図11は、RFIC素子100をランドLA1,LA2に取り付けたRFIDタグが撓んだ状態を示す図である。 図12は、図11のRFIDタグの等価回路を流れる電流の一例を示す図である。 図13は、図11のRFIDタグにおいて、RFICチップに接続される回路をRFICチップから視た反射損失の周波数特性を示す図である。 図14は第2の実施形態に係るRFIDタグ302Aの平面図である。 図15は第2の実施形態に係る別のRFIDタグ302Bの平面図である。 図16は第2の実施形態に係る別のRFIDタグ302Cの平面図である。 図17は第2の実施形態に係る別のRFIDタグ302Dの平面図である。 図18は第2の実施形態に係る別のRFIDタグ302Eの平面図である。 図19はRFIDタグ付き名札421の内部構造を示す平面図である。 図20はRFIDタグ付き携帯電子機器422の主要構成を示す図である。 図21はRFIDタグ付きクリップボード423の平面図である。 図22はRFIDタグ付き自動車424の斜視図である。
以降、図を参照して幾つかの具体的な例を挙げて、本発明を実施するための複数の形態を示す。各図中には同一箇所に同一符号を付している。要点の説明または理解の容易性を考慮して、便宜上実施形態を分けて示すが、異なる実施形態で示した構成の部分的な置換または組み合わせは可能である。第2の実施形態以降では第1の実施形態と共通の事柄についての記述を省略し、異なる点についてのみ説明する。特に、同様の構成による同様の作用効果については実施形態毎には逐次言及しない。
《第1の実施形態》
図1は第1の実施形態に係るRFIDタグ付きメガネ410の部分正面図である。このRFIDタグ付きメガネ410は、メガネレンズ411と、このメガネレンズ411を保持する金属製リム(以下、単に「リム」)412と、を有するメガネと、平面寸法がメガネレンズ411より小さなRFIDタグ301と、を備える。リム412はループ状導体である。上記メガネレンズ411は、例えばメガネフレームの展示用に予め嵌め込まれた、度数の無い樹脂製のレンズである。
図2(A)はRFIDタグ301の平面図である。このRFIDタグ301は、矩形板状の基材1、この基材1に形成された第1ダイポールエレメント10および第2ダイポールエレメント20、基材1に搭載されたRFIC素子100を備える。
基材1は、平面視で長手方向(図2(A)におけるX軸方向)および短手方向(図2(A)におけるY軸方向)をもち、長手方向の互いに対向する端部である第1端部E1および第2端部E2を有し、短手方向の互いに対向する側部である第1側部S1および第2側部S2を有する。本実施形態では、基材のほぼ全面が、ダイポール型アンテナの形成領域であるので、基材1の「長手方向」、「短手方向」、「第1端部E1」、「第2端部E2」、「第1側部S1」および「第2側部S2」は、本発明に係る「長手方向」、「短手方向」、「第1端部」、「第2端部」、「第1側部」および「第2側部」にそれぞれ対応する。
基材1の中央には、RFIC素子100を実装するためのランドLA1,LA2が形成されている。このランドLA1,LA2にRFIC素子100の第1入出力端子および第2入出力端子がそれぞれ接続される。
基材1には第1ダイポールエレメント10および第2ダイポールエレメント20が形成されている。この第1ダイポールエレメント10および第2ダイポールエレメント20で1つのダイポール型アンテナが構成される。このダイポール型アンテナは基本的に1/4波長共振を利用するが、後述するように、それに限るものではない。
第1ダイポールエレメント10は主導体パターン部11と先端部12とで構成される。第2ダイポールエレメント20は主導体パターン部21と先端部22とで構成される。
第1ダイポールエレメント10の主導体パターン部11は側部導体パターン11Sを含む。この側部導体パターン11SはRFIC素子100と先端部12との間に配置されている。同様に、第2ダイポールエレメント20の主導体パターン部21の一部である側部導体パターン21SはRFIC素子100と先端部22との間に配置されている。
第1ダイポールエレメント10の一端は、ランドLA1に接続される(RFIC素子の第1入出力端子に接続される)第1接続端CE1である。第1ダイポールエレメント10の他端は第1開放端OE1である。第2ダイポールエレメント20の一端は、ランドLA2に接続される(RFIC素子の第2入出力端子に接続される)第2接続端CE2である。第2ダイポールエレメント20の他端は第2開放端OE2である。
第1ダイポールエレメント10は、第1接続端CE1から第1端部E1方向へ延伸するとともに第1側部S1方向に向かってミアンダ状に蛇行する導体パターンである。同様に、第2ダイポールエレメント20は、第2接続端CE2から第2端部E2方向へ延伸するとともに第2側部S2方向に向かってミアンダ状に蛇行する導体パターンである。本実施形態では、RFIC素子100と先端部12,22との間に側部導体パターン11S,21Sが配置されているので、基材1の面積を、ダイポールエレメントを形成するためのスペースとして有効に利用でき、RFIDタグの小型化が図れる。また、同サイズであれば、高利得化が図れる。
第1開放端OE1は第1ダイポールエレメント10の形成領域のうち第1側部S1寄りの位置にある。同様に、第2開放端OE2は第2ダイポールエレメント20の形成領域のうち第2側部S2寄りの位置にある。
第1ダイポールエレメント10は、第1開放端OE1が、基材1の第1端部E1より第2端部E2方向へ折り返されている。同様に、第2ダイポールエレメント20は、第2開放端OE2が、基材1の第2端部E2より第1端部E1方向へ折り返されている。
本実施形態では、第1ダイポールエレメント10のうち、先端部12の線幅は主導体パターン部11の線幅より2倍以上太い。同様に、第2ダイポールエレメント20のうち、先端部22の線幅は主導体パターン部21の線幅より2倍以上太い。また、先端部12は側部導体パターン11Sの形成領域より第2端部E2方向へ更に延出している。同様に、先端部22は側部導体パターン21Sの形成領域より第1端部E1方向へ更に延出している。
第1ダイポールエレメント10の先端部12および第2ダイポールエレメント20の先端部22は、ダイポールエレメントの開放端およびその付近に容量を付加するための導体パターンである。この容量付加によって、ダイポールエレメントを短縮化している。
第1ダイポールエレメント10の主導体パターン部11のうち、第1側部S1に近接して沿う部分および先端部12は容量結合部CCを構成する。
本実施形態のRFIDタグ301は、長手方向の寸法は24mm、短手方向の寸法は8mmであり、短手方向と長手方向の寸法比は1:3である。すなわち長手方向の寸法は短手方向の寸法の2倍以上である(図2(B)参照)。
図2(B)はRFIDタグ301と、メガネレンズ411およびリム412との関係を示す正面図である。図3(A)は、特にRFIDタグ301に流れる電流とリム412に流れる電流との関係を示す図である。図3(A)においては、第1ダイポールエレメント10および第2ダイポールエレメント20のミアンダ状パターンの折り返し回数を簡略化して表している。図3(B)はRFIDタグ付きメガネのアンテナ部分の等価回路図である。
図2(B)における正面と、図2(A)における平面とは、同方向に視た面である。
図1、図2(B)、図3(A)に表れているように、RFIDタグ301は、第1側部S1(第1開放端)がリム412に沿うように、且つ、第2側部S2(第2開放端)が第1側部S1(第1開放端)よりもリム412の中央(メガネレンズ311の中央)寄りに位置するように、メガネレンズ411に貼着されている。このオフセット配置構造により、容量結合部CC(第1ダイポールエレメント10の開放端OE1およびその近傍)がリム412に沿って配置される。
容量結合部CCとリム412とが近接して沿うことにより、図2(B)、図3(A)中にキャパシタの回路記号で示すように、容量結合部CCとリム412との間に容量が生じる。この容量を介して、容量結合部CCとリム412とが容量結合する。これにより、図3(A)に示すように電流が誘導される。図3(A)において、例えば第1接続端CE1から第1開放端OE1方向へ電流が流れるとき、容量結合部CCに右向きの電流が流れ、リム412に右向きの電流が流れる。
なお、このとき、第2ダイポールエレメント20のうちリム412に近接して沿う部分には左向きの電流が流れるが、この部分は第2ダイポールエレメント20の第2開放端OE2から遠く、第2接続端CE2に近い位置であるので、電圧強度は低く、この部分とリム412との容量結合は殆ど無い。また、第2ダイポールエレメント20の第2開放端OE2およびその近傍はリム412から相対的に離れているので、第2開放端OE2およびその近傍とリム412との間には大きな容量は形成されない。したがって、第2ダイポールエレメント20とリム412との不要な結合は小さい。
上記リム412は図3(B)においてループ状導体で示すグランドGNDとして表すことができる。そして、第2ダイポールエレメント20はモノポールアンテナとして表すことができる。
以降、RFIC素子の構成と作用について説明する。
図4は、RFIC素子100の斜視図である。RFIC素子100は、例えば、900MHz帯、すなわちUHF帯の通信周波数に対応するRFIC素子である。RFIC素子100は、主面が矩形をなす多層基板120を有する。多層基板120は、可撓性を有している。多層基板120は、例えば、ポリイミドや液晶ポリマ等の可撓性を有する樹脂絶縁層を積層した積層体の構造を有する。これらの材料で構成される各絶縁層の誘電率は、LTCCに代表されるセラミック基材層の誘電率よりも小さい。
ここでは、多層基板120の長さ方向をX軸とし、多層基板120の幅方向をY軸とし、多層基板120の厚み方向をZ軸とする。
図5は、図4に示すRFIC素子の縦断面図である。図6Aは、多層基板120の上位の絶縁層を真上から見た状態を示す平面図である。図6Bは、多層基板120の中位の絶縁層の平面図である。図6Cは、多層基板120の下位の絶縁層の示す平面図である。図7Aは、図6Aに示す絶縁層のB1−B1線断面図である。図7Bは、図6Bに示す絶縁層のB2−B2線断面図である。図7Cは、図6Cに示す絶縁層のB3−B3線断面図である。
多層基板120には、図5に示すように、RFICチップ160およびインピーダンス整合回路180が内蔵されている。多層基板120の一方の主面には、第1端子電極140aおよび第2端子電極140bが形成されている。整合回路180はRFICチップ160と、第1ダイポールエレメント10および第2ダイポールエレメント20とをインピーダンス整合させるとともに、アンテナの共振周波数特性を定める。
RFICチップ160は、シリコン等の半導体を素材とする硬質の半導体基板に各種の素子を内蔵した構造を有している。RFICチップ160の両主面は正方形である。また、RFICチップ160の他方の主面には、図6Cに示すように、第1入出力端子160aおよび第2入出力端子160bが形成されている。多層基板120の内部において、RFICチップ160は、正方形の各辺がX軸またはY軸方向に沿って延び、且つ一方の主面および他方の主面がX−Y面に平行な状態で、X軸、Y軸、およびZ軸の各々における中央に位置する。
整合回路180は、コイル導体200および層間接続導体240a,240bによって構成されている。コイル導体200は、図6Bまたは図6Cに示すコイルパターン200a〜200cによって構成されている。コイルパターン200aの一部は、第1コイル部CIL1により構成されている。コイルパターン200bの一部は、第2コイル部CIL2により構成されている。コイルパターン200cの一部は、第3コイル部CIL3および第4コイル部CIL4により構成されている。
第1コイル部CIL1、第3コイル部CIL3、および層間接続導体240aは、Z軸方向に並ぶように配置されている。第2コイル部CIL2、第4コイル部CIL4、および層間接続導体240bも、Z軸方向に並ぶように配置されている。
RFICチップ160は、多層基板120をZ軸方向から見たとき、第1コイル部CIL1と第2コイル部CIL2との間に配置されている。また、RFICチップ160は、多層基板120をY軸方向から見たとき、第3コイル部CIL3と第4コイル部CIL4との間に配置されている。
第1端子電極140aおよび第2端子電極140bは、いずれも可撓性を有する銅箔を素材として短冊状に形成されている。第1端子電極140aおよび第2端子電極140bの各々の主面のサイズは、互いに一致する。第1端子電極140aおよび第2端子電極140bの短辺は、X軸方向に延びている。第1端子電極140aおよび第2端子電極140bの長辺は、Y軸方向に延びている。
従って、RFICチップ160は、多層基板120をY軸方向から見たとき、整合回路180の一部と整合回路180の他の一部とによって挟まれる。また、RFICチップ160は、多層基板120をX軸方向から見たとき、整合回路180と重なる。整合回路180は、多層基板120を平面視したとき、第1端子電極140aおよび第2端子電極140bの各々と部分的に重なる。
多層基板120は、図6A〜図6Cに示すように、積層された3つのシート状の絶縁層120a〜120cによって構成されている。絶縁層120aは上位に位置し、絶縁層120bは中位に位置し、絶縁層120cは下位に位置する。
絶縁層120aの一方の主面には、第1端子電極140aおよび第2端子電極140bが形成されている。絶縁層120bの一方の主面の中央位置には、他方主面に達する矩形の貫通孔HL1が形成されている。貫通孔HL1は、RFICチップ160を包含するサイズに形成されている。また、絶縁層120bの一方の主面のうち貫通孔HL1の周辺には、コイルパターン200cが形成されている。コイルパターン200cは、可撓性を有する銅箔を素材として構成されている。
コイルパターン200cの一端部は、平面視において、第1端子電極140aと重なる位置に配置され、Z軸方向に延びる層間接続導体220aによって第1端子電極140aと接続されている。また、コイルパターン200cの他端部は、平面視において、第2端子電極140bと重なる位置に配置され、Z軸方向に延びる層間接続導体220bによって第2端子電極140bと接続されている。層間接続導体220a,220bは、Snを主成分とする硬質の金属バルクで構成されている。
絶縁層120cの一方の主面には、コイルパターン200a,200bが形成されている。コイルパターン200a,200bは、可撓性を有する銅箔を素材として構成されている。
第1コイル端T1および第2コイル端T2は、いずれも、絶縁層120cを平面視したとき、矩形に形成されている。
コイルパターン200aの一端部は、Z軸方向に延びる層間接続導体240aによってコイルパターン200cの一端部と接続されている。コイルパターン200bの一端部は、Z軸方向に延びる層間接続導体240bによってコイルパターン200cの他端部と接続されている。層間接続導体240a,240bは、Snを主成分とする硬質の金属バルクで構成されている。
絶縁層120b,120cを平面視したとき、コイルパターン200aの一部の区間はコイルパターン200cの一部の区間と重なり、コイルパターン200bの一部の区間もコイルパターン200cの他の一部の区間と重なる。ここでは、コイルパターン200a,200cが重なり合う区間のうち、コイルパターン200a側の区間を“第1コイル部CIL1”といい、コイルパターン200c側の区間を“第3コイル部CIL3”という。また、コイルパターン200b,200cが重なり合う区間のうち、コイルパターン200b側の区間を“第2コイル部CIL2”といい、コイルパターン200c側の区間を“第4コイル部CIL4”という。さらに、コイルパターン200aの一端部またはコイルパターン200cの一端部の位置を“第1位置P1”といい、コイルパターン200bの一端部またはコイルパターン200cの他端部の位置を“第2位置P2”という。
絶縁層120cの一方の主面には、矩形のダミー導体260a,260bが形成されている。ダミー導体260a,260bは、可撓性を有する銅箔を素材として構成されている。絶縁層120b,120cを平面視したとき、ダミー導体260a,260bは、矩形の貫通孔HL1の4つのコーナー部のうち、2つのコーナー部にそれぞれ重なるように配置されている。
RFICチップ160は、他方の主面の4つのコーナー部が第1コイル端T1、第2コイル端T2、およびダミー導体260a,260bとそれぞれ対向するように、絶縁層120cに実装されている。第1入出力端子160aは、平面視において第1コイル端T1と重なるように、RFICチップ160の他方の主面に配置されている。同様に、第2入出力端子160bは、平面視において第2コイル端T2と重なるように、RFICチップ160の他方の主面に配置されている。
その結果、RFICチップ160は、第1入出力端子160aによって第1コイル端T1と接続され、第2入出力端子160bによって第2コイル端T2と接続されている。
なお、絶縁層120a〜120cの厚さは、10μm以上100μm以下である。このため、多層基板120に内蔵されたRFICチップ160および整合回路180は、外側から透けて見える。従って、RFICチップ160および整合回路180の接続状態(断線の有無)を容易に確認することができる。
図8は、上述したように構成されるRFIC素子100の等価回路を示す図である。図8において、インダクタL1は、第1コイル部CIL1に対応している。インダクタL2は、第2コイル部CIL2に対応している。インダクタL3は、第3コイル部CIL3に対応している。インダクタL4は、第4コイル部CIL4に対応している。整合回路180によるインピーダンス整合の特性は、インダクタL1〜L4の値によって規定される。
インダクタL1の一端部は、RFICチップ160に設けられた第1入出力端子160aに接続されている。インダクタL2の一端部は、RFICチップ160に設けられた第2入出力端子160bに接続されている。インダクタL1の他端部は、インダクタL3の一端部に接続されている。インダクタL2の他端部は、インダクタL4の一端部に接続されている。インダクタL3の他端部は、インダクタL4の他端部に接続されている。第1端子電極140aは、インダクタL1,L3の接続点に接続されている。第2端子電極140bは、インダクタL2,L4の接続点に接続されている。
図8に示す等価回路から分かるように、第1コイル部CIL1、第2コイル部CIL2、第3コイル部CIL3、および第4コイル部CIL4は、磁界が同相となるように巻回され且つ互いに直列接続されている。従って、磁界は、ある時点において、図9において矢印で示す方向に向くように発生する。一方、磁界は、別の時点において、図9において矢印で示す方向とは反対の方向に向くように発生する。
また、図6Bおよび図6Cから分かるように、第1コイル部CIL1および第3コイル部CIL3は、ほぼ同一のループ形状で且つ同一の第1巻回軸を有している。同様に、第2コイル部CIL2および第4コイル部CIL4は、ほぼ同一のループ形状で且つ同一の第2巻回軸を有している。第1巻回軸および第2巻回軸は、RFICチップ160を挟む位置に配置されている。
すなわち、第1コイル部CIL1および第3コイル部CIL3は、磁気的且つ容量的に結合している。同様に、第2コイル部CIL2および第4コイル部CIL4は、磁気的且つ容量的に結合している。
以上の説明から分かるように、RFICチップ160は、第1入出力端子160aおよび第2入出力端子160bを有し、多層基板120に内蔵されている。また、整合回路180は、コイルパターン200a〜200cを含んで多層基板120に内蔵されている。このうち、コイルパターン200aは第1入出力端子160aに接続された他端部(=第1コイル端T1)を有し、コイルパターン200bは第2入出力端子160bに接続された他方に端部(=第2コイル端T2)を有する。また、第1端子電極140aおよび第2端子電極140bは、多層基板120の一方の主面に設けられている。第1端子電極140aは、コイルパターン200aの一端部(=第1位置P1)に接続されている。第2端子電極140bは、コイルパターン200bの一端部(=第2位置P2)にそれぞれ接続されている。
また、第1コイル部CIL1は、第1コイル端T1から第1位置P1までの区間に存在し、多層基板120の一方の主面と交差する方向に第1巻回軸を有する。第2コイル部CIL2は、第2コイル端T2から第2位置P2までの区間に存在し、多層基板120の一方の主面と交差する方向に第2巻回軸を有する。第3コイル部CIL3は、平面視において第1コイル部CIL1と重なるように配置されている。第4コイル部CIL4は、平面視において第2コイル部CIL2と重なるように配置されている。第1コイル部CIL1,第3コイル部CIL3と第2コイル部CIL2,第4コイル部CIL4とは、RFICチップ160を挟む位置に配置されている。多層基板120には、整合回路180と、RFICチップ160とが内蔵されている。
RFICチップ160は、半導体基板で構成されている。このため、第1コイル部CIL1、第2コイル部CIL2、第3コイル部CIL3、および第4コイル部CIL4にとって、RFICチップ160は、グランドまたはシールドとして機能する。その結果、第1コイル部CIL1および第2コイル部CIL2、並びに、第3コイル部CIL3および第4コイル部CIL4は、磁気的にも容量的にも互いに結合し難くなる。これによって、通信信号の通過帯域の狭帯域化が抑制される。
次に、RFIC素子100をはんだ等の導電性接合材13a,13bによってランドLA1,LA2上に取り付けた例について説明する。図10は、RFIC素子100におけるリジッド領域およびフレキシブル領域の分布を示す図である。図11は、RFIC素子100をランドLA1,LA2に取り付けたRFIDタグが撓んだ状態を示す図である。
上述したように、多層基板120、コイルパターン200a〜200c、第1端子電極140a、および第2端子電極140bは、可撓性を有する部材で構成されている。一方、層間接続導体220a,220b,240a,240b、およびRFICチップ160は、硬質の部材で構成されている。また、第1端子電極140aおよび第2端子電極140bは、比較的サイズが大きいため、可撓性が低い。また、第1端子電極140aおよび第2端子電極140bにNi/AuやNi/Sn等のめっき膜を施した場合には、第1端子電極140aおよび第2端子電極140bの可撓性はさらに低くなる。
このため、RFIC素子100には、図10に示すように、リジッド領域およびフレキシブル領域が形成される。より具体的には、第1端子電極140a、第2端子電極140b、およびRFICチップ160が配置された領域はリジッド領域になり、他の領域はフレキシブル領域となる。特に、第1端子電極140aおよび第2端子電極140bはRFICチップ160から離れた位置に設けられるため、第1端子電極140aとRFICチップ160との間、および第2端子電極140bとRFICチップ160との間はフレキシブル領域になる。
このため、RFIC素子100が基材1のランドLA1,LA2に貼り付けたRFIDタグを曲面に貼り付けた場合、RFIC素子100は、例えば、図11に示すように撓む。
図12は、図11のRFIDタグの等価回路を流れる電流の一例を示す図である。図13は、図11のRFIDタグにおいて、RFICチップに接続される回路をRFICチップから視た反射損失の周波数特性を示す図である。
図12に示すように、第1入出力端子160aとび第2入出力端子160bとの間には、RFICチップ160が有する寄生容量(浮遊容量)Cpが存在する。このため、RFIC素子100では2つの共振が発生する。1つ目の共振は、第1ダイポールエレメント10、第2ダイポールエレメント20、インダクタL3,L4で構成される電流経路に生じる共振である。2つ目の共振は、インダクタL1〜L4および寄生容量Cpで構成される電流経路(電流ループ)に生じる共振である。これらの2つの共振は、各電流経路に共有されるインダクタL3〜L4によって結合される。2つの共振にそれぞれ対応する2つの電流I1およびI2は、図12において破線の矢印で示すように流れる。
また、1つ目の共振周波数および2つ目の共振周波数のいずれも、インダクタL3〜L4の影響を受ける。これにより、図13に示すように、1つ目の共振周波数f1と2つ目の共振周波数f2との間には、数10MHz(具体的には5MHz以上50MHz以下程度)の差が生じる。このように二つの共振を結合させることで、図13に示すような広帯域の共振周波数特性が得られる。
本実施形態によれば、リム412がループ状導体でありながらも、そのリム412がRFIDタグ301のアンテナの一部として作用する。すなわち、ループ状導体内にRFIDタグが配置されているにも拘わらず、ループ状導体が有効に利用され、RFIDタグはリーダ/ライタと通信可能となる。このようにループ状導体はRFIDタグのアンテナの一部として作用するので、つまり、RFIDタグのダイポール型アンテナだけで放射するのではないので、ダイポール型アンテナは1/4波長共振のための大きさでなくてもよい。特に、リムに相対的に近い第1ダイポールエレメントは、図3(A)、図3(B)に示したように、リムと相互に作用するので、1/4波長相当の長さでなくてもよい。
本実施形態のRFIDタグは、メガネフレームの展示用に予め嵌め込まれた、度数の無い樹脂製のレンズに貼り付けられた従来のメガネシールと同様に、メガネレンズに貼付するだけで、つまりメガネの意匠性を大きく損なうことなく、RFIDタグ付きメガネを構成できる。
このようにして、RFIDタグ付きメガネは、その在庫管理、店頭での管理、流通時の管理等に用いることができる。
なお、以上に示した例では、リムが閉ループのループ状導体を構成する例を示したが、いわゆるハーフリムタイプのメガネフレームやアンダーリムタイプのメガネフレームのように、リムが開ループのループ状導体であっても同様に適用できる。
また、本実施形態によれば、RFIC素子100内にRFICチップ160と、第1ダイポールエレメント10および第2ダイポールエレメント20とのインピーダンスを整合させるとともに、アンテナの共振周波数特性を定めるインピーダンス整合回路を設けたので、次のような作用効果を奏する。
先ず、インピーダンス整合および共振周波数特性設定用の回路を基材に形成する必要が無いので、基材の面積を、ダイポールエレメントを形成するためのスペースとして有効に利用でき、RFIDタグの小型化が図れる。また、同サイズであれば、高利得化が図れる。
また、RFIC素子100を実装するランドLA1,LA2は、平面視でRFIC素子100の第1コイル部CIL1、第2コイル部CIL2、第3コイル部CIL3、および第4コイル部CIL4と重なるので、コイル部CIL1〜CIL4はランドLA1,LA2で電磁気的に遮蔽される、このことにより、RFIDタグの貼付先の物品の電磁気的特性の影響を受けにくい。つまり、比誘電率や比透磁率の高い物品にRFIDタグ301を貼付する場合でも、その貼付した状態と貼付前の単体状態とで、RFIDタグの電磁気的特性の変化が少ない。
《第2の実施形態》
第2の実施形態ではダイポール型アンテナの形状が第1の実施形態で示したものとは異なる幾つかのRFIDタグについて示す。
図14は第2の実施形態に係るRFIDタグ302Aの平面図である。RFIDタグ302Aは、矩形板状の基材1、この基材1に形成された第1ダイポールエレメント10および第2ダイポールエレメント20、基材1に搭載されたRFIC素子100を備える。
図2(A)に示したRFIDタグ301とは、先端部12の形状、大きさ、位置が異なる。また、側部導体パターン11S,21Sを備えない点で異なる。この例では、先端部12,22の線幅は主導体パターン部11,21の線幅より3倍以上太い。また、主導体パターン部11,21の長手方向の形成領域の寸法より長い。第1ダイポールエレメント10の先端部12で容量結合部CCが構成されている。その他の構成は第1の実施形態で示したものと同じである。
このRFIDタグ302Aによれば、容量結合部CCの線幅が太いので、この容量結合部CCに近接して沿うリム(図3(A)のリム412参照)との容量結合が大きい。
図15は本実施形態に係る別のRFIDタグ302Bの平面図である。本実施形態のRFIDタグ302Bでは、第1ダイポールエレメント10は、第1開放端OE1が、基材1の第1端部E1に近接する位置にある。同様に、第2ダイポールエレメント20は、第2開放端OE2が、基材1の第2端部E2に近接する位置にある。その他の構成は第1の実施形態で示したものと同じである。
図16は本実施形態に係る別のRFIDタグ302Cの平面図である。本実施形態のRFIDタグ302Cでは、第1ダイポールエレメント10の一部である側部導体パターン10SはRFIC素子100と第1側部S1との間に配置されていて、第2ダイポールエレメント20の一部である側部導体パターン20SはRFIC素子100と第2側部S2との間に配置されていている。その他の構成は図15に示したRFIDタグ302Bと同じである。
図17は本実施形態に係る別のRFIDタグ302Dの平面図である。本実施形態のRFIDタグ302Dでは、第1ダイポールエレメント10の第1開放端OE1は第1端部E1寄りの位置ではなく、第1端部E1や第2端部E2よりも中央寄りの位置にある。同様に、第2ダイポールエレメント20の第2開放端OE2は第2端部E2寄りの位置ではなく、第1端部E1や第2端部E2よりも中央寄りの位置にある。
また、第1ダイポールエレメント10の側部導体パターン10Sは、ランドLA1とランドLA2との中間点よりも第2端部E2方向へ延出する位置まで形成されている。同様に、第2ダイポールエレメント20の側部導体パターン20Sは、ランドLA1とランドLA2との中間点よりも第1端部E1方向へ延出する位置まで形成されている。
その他の構成は図16に示したRFIDタグ302Cと同じである。
図18は本実施形態に係る別のRFIDタグ302Eの平面図である。第1ダイポールエレメント10の第1開放端OE1が側部導体パターン10Sの主要部より突出している。同様に、第2ダイポールエレメント20の第2開放端OE2が側部導体パターン20Sの主要部より突出している。その他の構成は図17に示したRFIDタグ302Dと同じである。
本実施形態で示したRFIDタグをリムに沿って貼ったときも、第1ダイポールエレメント10もしくは第2ダイポールエレメント20がリムと容量結合し、リムが放射に寄与する。したがって、リムによって電磁気的に遮蔽されていた電波到来方向からも通信可能となり、且つ、通信可能距離も向上する。
《第3の実施形態》
第3の実施形態では、RFIDタグ付きメガネ以外のRFIDタグ付き物品について示す。
図19はRFIDタグ付き名札421の内部構造を示す平面図である。RFIDタグ付き名札421は、基材91、コイルアンテナ92、HF帯のRFIC素子93、およびUHF帯のRFIDタグ301を備える。HF帯RFID用のコイルアンテナ92は基材91に形成されている。また、HF帯のRFIC素子93は基材91に実装され、コイルアンテナ92に接続される。そして、UHF帯のRFIDタグ301はコイルアンテナ92の内周に沿うように基材91に設けられている。UHF帯においてコイルアンテナ92はループ状導体として作用する。つまり、このコイルアンテナ92は本発明における「金属部」に相当する。
図20はRFIDタグ付き携帯電子機器422の主要構成を示す図である。RFIDタグ付き携帯電子機器422は、RFIDタグ301が設けられた回路基板95と、枠状の金属部94とを備える。RFIDタグ301は金属部94に近接して沿うように配置される。この構造により、金属部94はRFIDタグ301のアンテナの一部として作用する。
図21はRFIDタグ付きクリップボード423の平面図である。RFIDタグ付きクリップボード423は、そのベース部96の周囲に金属フレームが形成されていて、この金属フレームに近接して沿う位置にRFIDタグ301が設けられたものである。金属フレームはループ状導体を構成するので、この構造により、そのループ状導体はRFIDタグ301のダイポールエレメントと容量結合する。すなわち金属フレームはRFIDタグ301のアンテナの一部として作用する。
図21において、金属製のクリップ部97をループ状導体として利用してもよい。その場合には、クリップ部97に近接して沿う位置にRFIDタグ301を設ける。この構造により、そのループ状導体はRFIDタグ301のダイポールエレメントと容量結合する。すなわちクリップ部97はRFIDタグ301のアンテナの一部として作用する。
図22はRFIDタグ付き自動車424の斜視図である。RFIDタグ付き自動車424は、そのフロントガラス98にRFIDタグ301が貼付されている。RFIDタグ301はフロントガラス98の枠に近接して沿う位置に配置される。フロントガラス98の枠はループ状導体を構成するので、この構造により、そのループ状導体はRFIDタグ301のアンテナの一部として作用する。
これらの用途例においても、RFIDタグを、第1側部(または第1開放端)が絶縁体部の縁部分に設けられた金属部に沿うように、且つ、第2側部(または第2開放端)が第1側部(または第1開放端)よりも絶縁体部の中央寄り(金属部から離れた部分)に配置(オフセット配置)することにより、物品の意匠性を大きく損なうことなく、RFIDタグとの通信が可能なRFIDタグ付き物品が得られる。
RFIDタグ付き物品として、その他に、金属枠部を備える表示装置において、その金属枠部にRFIDタグを近接配置することで、RFIDタグ付き表示装置を構成することもできる。
また、以上の各実施形態で示したダイポール型アンテナは、各ダイポールエレメントの電気長が1/4波長相当で、第1開放端から第2開放端までの電気長が1/2波長相当のダイポールアンテナであるが、第1開放端から第2開放端までの電気長が1/2波長未満であってもよいし、第1ダイポールエレメントと第2ダイポールの電気長が異なる非対称ダイポール型アンテナであってもよい。
また、以上の各実施形態で示したRFIDタグでは、基材のほぼ全面にダイポール型アンテナを形成したが、基材の一部がダイポール型アンテナの形成領域であってもよい。また、基材の外形はダイポール型アンテナの形成領域の相似形でなくてもよい。
最後に、上述の実施形態の説明は、すべての点で例示であって、制限的なものではない。当業者にとって変形および変更が適宜可能である。本発明の範囲は、上述の実施形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。さらに、本発明の範囲には、特許請求の範囲内と均等の範囲内での実施形態からの変更が含まれる。
CC…容量結合部
CE1…第1接続端
CE2…第2接続端
E1…第1端部
E2…第2端部
GND…グランド
LA1,LA2…ランド
OE1…第1開放端
OE2…第2開放端
S1…第1側部
S2…第2側部
1…基材
10…第1ダイポールエレメント
10S,20S…側部導体パターン
11,21…主導体パターン部
11S,21S…側部導体パターン
12,22…先端部
13a,13b…導電性接合材
20…第2ダイポールエレメント
91…基材
92…コイルアンテナ
93…RFIC素子
94…金属部
95…回路基板
96…ベース部
97…クリップ部
98…フロントガラス
100…RFIC素子
120…多層基板
120a,120b,120c…絶縁層
140a…第1端子電極
140b…第2端子電極
160…RFICチップ
160a…第1入出力端子
160b…第2入出力端子
180…整合回路
200…コイル導体
200a,200b,200c…コイルパターン
220a,220b…層間接続導体
240a,240b…層間接続導体
260a,260b…ダミー導体
301,302A,302B,302C,302D,302E…RFIDタグ
410…RFIDタグ付きメガネ
411…メガネレンズ
412…金属製リム
421…RFIDタグ付き名札
422…RFIDタグ付き携帯電子機器
423…RFIDタグ付きクリップボード
424…RFIDタグ付き自動車

Claims (7)

  1. メガネレンズと、当該メガネレンズを保持する金属製リムと、を有するメガネと、平面寸法が前記メガネレンズより小さなRFIDタグと、を備え、
    前記RFIDタグは、
    基材と、
    前記基材に搭載され、第1入出力端子および第2入出力端子を有するRFIC素子と、
    前記基材に形成され、一端が前記第1入出力端子に接続される第1接続端であり、他端が第1開放端である第1ダイポールエレメント、および、一端が前記第2入出力端子に接続される第2接続端であり、他端が第2開放端である第2ダイポールエレメントで構成されるダイポール型アンテナと、
    で構成され、
    前記ダイポール型アンテナの形成領域は、平面視で長手方向および短手方向をもち、前記長手方向の互いに対向する端部である第1端部および第2端部を有し、前記短手方向の互いに対向する側部である第1側部および第2側部を有し、
    前記第1ダイポールエレメントは、前記第1接続端から前記第1端部方向へ延伸するとともに前記第1側部方向に向かってミアンダ状に蛇行する導体パターンであり、
    前記第2ダイポールエレメントは、前記第2接続端から前記第2端部方向へ延伸するとともに前記第2側部方向に向かってミアンダ状に蛇行する導体パターンであり、
    前記RFIDタグは、前記第1側部が前記金属製リムに沿うように前記メガネレンズに貼着された、
    ことを特徴とするRFIDタグ付きメガネ。
  2. 絶縁体部と、当該絶縁体部の周縁の全部または一部を囲む金属部と、を有する物品と、平面寸法が前記絶縁体部より小さなRFIDタグと、を備え、
    前記RFIDタグは、
    基材と、
    前記基材に搭載され、第1入出力端子および第2入出力端子を有するRFIC素子と、
    前記基材に形成され、一端が前記第1入出力端子に接続される第1接続端であり、他端が第1開放端である第1ダイポールエレメント、および、一端が前記第2入出力端子に接続される第2接続端であり、他端が第2開放端である第2ダイポールエレメントで構成されるダイポール型アンテナと、
    で構成され、
    前記ダイポール型アンテナの形成領域は、平面視で長手方向および短手方向をもち、前記長手方向の互いに対向する端部である第1端部および第2端部を有し、前記短手方向の互いに対向する側部である第1側部および第2側部を有し、
    前記第1ダイポールエレメントは、前記第1接続端から前記第1端部方向へ延伸するとともに前記第1側部方向に向かってミアンダ状に蛇行する導体パターンであり、
    前記第2ダイポールエレメントは、前記第2接続端から前記第2端部方向へ延伸するとともに前記第2側部方向に向かってミアンダ状に蛇行する導体パターンであり、
    前記RFIDタグは、前記第1側部が前記金属部に沿うように前記絶縁体部に貼着された、
    ことを特徴とするRFIDタグ付き物品。
  3. 前記第1開放端は前記第1ダイポールエレメントの形成領域のうち前記第1側部寄りの位置にある、請求項2に記載のRFIDタグ付き物品。
  4. 前記RFIC素子は、RFICチップと、前記RFICチップと前記ダイポール型アンテナとのインピーダンスを整合させるインピーダンス整合回路とを一体化した素子である、請求項2または3に記載のRFIDタグ付き物品。
  5. 前記第1ダイポールエレメントの一部は前記RFIC素子と前記第1側部との間に配置されていて、前記第2ダイポールエレメントの一部は前記RFIC素子と前記第2側部との間に配置されている、請求項2から4のいずれかに記載のRFIDタグ付き物品。
  6. 前記ダイポール型アンテナは、前記長手方向の寸法が前記短手方向の寸法の2倍以上である、請求項2から5のいずれかに記載のRFIDタグ付き物品。
  7. 前記RFIC素子は前記ダイポール型アンテナを介してUHF帯で通信する、請求項2から6のいずれかに記載のRFIDタグ付き物品。
JP2018545522A 2017-07-14 2018-04-12 Rfidタグ付きメガネおよびrfidタグ付き物品 Active JP6531873B1 (ja)

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