JPWO2019008657A1 - 情報処理装置、情報処理プログラム及び情報処理方法 - Google Patents

情報処理装置、情報処理プログラム及び情報処理方法 Download PDF

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Abstract

利用者の動作を定量化した利用者の動作情報を抽出する動作抽出部と、複数のリハビリ対象者の動作を定量化した複数のリハビリ対象者の動作情報を、該動作情報を評価した動作評価情報に対応付けて記録する記録部を参照して、前記利用者の体格情報が示す体格に分類されたリハビリ対象者の動作情報及び動作評価情報に基づき、前記利用者の動作情報に対応する特定のリハビリ対象者の動作情報及び動作評価情報から回復推移情報を推定する推定部と、推定した前記回復推移情報に基づき、前記利用者の目標となる動作情報を選択する選択部とを有する、情報処理装置が提供される。

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理プログラム及び情報処理方法に関する。
症状、年齢、性別の異なる各々の訓練対象者にとって適切、かつ、無理のない向上予想を行うとともに目標値を設定する目標達成度評価装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1によれば、複数の患者を症状、年齢、性別、障害重症度で分類した患者グループを作成し、利用者および患者グループの動作情報を分析する。その際、利用者のリハビリ目標動作情報は、利用者と同じ患者グループの動作情報の平均値とする。
特開2001−420号公報 特開2001−218746号公報
しかしながら、特許文献1のように、利用者の目標動作情報に、症例、性別、年齢、障害重症度等の属性でグルーピングした複数の患者の動作情報の平均値を用いると、平均値から外れる症状、つまり、平均値が目標動作とならない症状を持つ患者には向かず、リハビリ効果が低下するという課題がある。また、特許文献1では、グルーピングする分類項目が細く、利用者に合ったサンプル数を収集し難いため、平均値の信頼度が低い。
そこで、1つの側面では、本発明は、利用者に適切なリハビリの情報を提供することを目的とする。
1つの実施態様では、利用者の動作を定量化した利用者の動作情報を抽出する動作抽出部と、複数のリハビリ対象者の動作を定量化した複数のリハビリ対象者の動作情報を、該動作情報を評価した動作評価情報に対応付けて記録する記録部を参照して、前記利用者の体格情報が示す体格に分類されたリハビリ対象者の動作情報及び動作評価情報に基づき、前記利用者の動作情報に対応する特定のリハビリ対象者の動作情報及び動作評価情報から回復推移情報を推定する推定部と、推定した前記回復推移情報に基づき、前記利用者の目標となる動作情報を選択する選択部とを有する、情報処理装置が提供される。
1つの側面では、本発明は、利用者に適切なリハビリの情報を提供することができる。
一実施形態に係る情報処理システムのハードウェア構成の一例を示す図。 一実施形態に係る情報処理システムのハードウェア構成の一例を示す図。 一実施形態に係るPC4の機能構成の一例を示す図。 一実施形態に係る患者の動作情報収集処理の一例を示すフローチャート。 一実施形態に係る体格モデルテーブル、センサ管理テーブル、リハビリ時間管理テーブルの一例を示す図。 一実施形態に係るセンサ情報テーブルの一例を示す図。 一実施形態に係る動作管理テーブルの一例を示す図。 一実施形態に係る患者群動作データベース(DB)の一例を示す図。 一実施形態に係る体格群の分類及び回復推移を説明する図。 一実施形態に係る利用者の体格モデル作成処理の一例を示すフローチャート。 一実施形態に係る利用者の回復推移情報選択処理の一例を示すフローチャート。 一実施形態に係る回復推移情報選択処理時の各テーブルのデータを説明する図。 一実施形態に係る回復推移情報選択処理時の各テーブルのデータを説明する図。 一実施形態に係る利用者の回復推移情報選択処理を説明する図。 一実施形態に係る利用者への目標動作の提示を説明する図。 一実施形態に係る動作の比較期間及び更新期間の設定処理の一例を示すフローチャート。 一実施形態に係る動作の比較期間及び更新期間を説明する図。
以下、本発明の実施形態について添付の図面を参照しながら説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複した説明を省く。
[情報処理システムのハードウェア構成]
まず、本発明の一実施形態に係る情報処理システム10のハードウェア構成の一例について、図1を参照しながら説明する。本実施形態に係る情報処理システム10は、PC(Personal Computer)4と情報提示装置3とを有する。
PC4は、情報処理装置の一例であり、タブレット端末、スマートフォン、PDA(Personal Digital Assistants)、ウェアラブルデバイスに適用され得る。PC4は、CPU5(Central Processing Unit)及びメモリ6を有する。CPU5は、加速度センサやジャイロセンサ等のセンサ1から加速度や速度等のセンサデータを取得し、取得したセンサデータに基づき患者毎の動作を定量化(例えば、歩幅や歩行速度等)して患者群動作DB26に記録する。
メモリ6は、例えばRAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)から構成され、各種のテーブルや各種のプログラムを格納する。メモリ6には、基本プログラム、ネットワーク設定等のプログラム及びデータが格納されている。CPU5は、メモリ6に記録された情報処理プログラム、その他のプログラム及びデータを用いて患者の動作情報収集処理及び利用者の回復推移情報選択処理等の情報処理を実行する。これにより、CPU5は、装置全体の制御や搭載機能を実現する。PC4は、利用者のリハビリの目標となる動作を情報提示装置3に提示する。情報提示装置3は、利用者に装着したHMD(Head Mount Display)又はFMD(Face Mount Display)等のウェアラブル機器、スマートフォン、タブレット端末、PC等であり得る。本実施形態では、利用者に装着したHMDを例に挙げて情報提示装置3を説明する。
かかる構成の本実施形態に係る情報処理システム10では、例えば、麻痺の影響で正常動作ができない脳卒中患者向けのリハビリ支援サービスや、健常者並みの動作を取り戻すことを支援するリハビリ支援サービスを提供することができる。
なお、例えば、センサ1は、患者や利用者に取り付けられ、時間的に連続したセンサデータがセンサ1からPC4に転送される。センサ1から取得したセンサデータは、センサ1を取り付けた患者及び利用者の動作を推定するために使用される。利用者は、本システムを使用して目標となる適切なリハビリの情報の提供を受ける者である。患者は、事前にリハビリの動作情報を収集するリハビリ対象者である。利用者は、本システムからリハビリ情報の提供を受ける者であるとともに、リハビリの動作情報が収集されるリハビリ対象者ともなり得る。
[情報処理システムの他のハードウェア構成]
本実施形態に係る情報処理システム10の他のハードウェア構成の一例を図2に示す。図2の情報処理システム10では、PC4とサーバ9とがネットワークを介して接続される。利用者に装着されたセンサ1とサーバ9とは、無線送信装置8a及び無線受信装置8bを介して接続される。患者群動作DB26は、PC4の記録装置に記録されてもよいし、サーバ9の記録装置に記録されてもよいし、クラウド上の記録装置に記録されてもよい。
サーバ9は、センサ1が検出した加速度等のセンサデータを定量化した利用者及び患者の動作情報を蓄積するDB(データベース)9aを有する。DB9aは、サーバ9内の記録装置に記録されてもよいし、クラウド上の記録装置に記録されてもよい。なお、サーバ9は、クラウド上の演算装置であってもよい。
PC4は、CPU5及びメモリ6に加えて通信I/F7を有する。通信I/F7は、PC4をネットワークに接続するインターフェースである。これにより、PC4は、通信I/F7を介して、サーバ9、情報提示装置3等の他の機器とデータ通信を行う。PC4は、通信I/F7を介して利用者に装着されたHMDの情報提示装置3にリハビリの目標となる動作情報を提示する。
図2の情報処理システム10では、PC4及びサーバ9は情報処理装置の一例である。サーバ9が、メモリ6に記録されたプログラムやデータを用いて患者の動作情報収集処理及び利用者の回復推移情報選択処理等の情報処理を実行してもよいし、PC4が上記情報処理を実行してもよい。
[PCの機能構成]
次に、一実施形態に係る情報処理装置の一例であるPC4の機能構成について、図3を参照しながら説明する。PC4は、記録部11、動作抽出部12、動作評価取得部15、分類部16、回復推定部17、選択部18、表示制御部19及び体格モデル作成部20を有する。
記録部11は、体格モデルテーブル21、センサ管理テーブル22、リハビリ時間管理テーブル23、センサ情報テーブル24、動作管理テーブル25、患者群動作DB26及び回復推移テーブル28を記録する。また、記録部11は、情報処理プログラム29を記録する。
体格モデルテーブル21は、情報処理システム10の利用者の体格情報から作成された体格モデル及び複数の患者の体格情報から作成された体格モデルのそれぞれを記録する。センサ管理テーブル22は、センサ1の利用者又は患者への取付け位置を記録する。リハビリ時間管理テーブル23は、利用者のリハビリ開始からの経過日及び複数の患者のリハビリ開始からの経過日のそれぞれを記録する。リハビリ時間管理テーブル23は、利用者及び患者のリハビリ開始からの経過時間や経過日時を記録してもよい。センサ情報テーブル24は、センサ1から取得したセンサデータを記録する。
動作管理テーブル25は、センサ1のセンシング結果を人間の判る意味に定量化した利用者及び患者毎の動作情報を記録する。患者毎の動作情報を記録する場合、動作管理テーブル25は、該動作情報を医療従事者により評価した動作評価情報を動作情報に紐付けて記録する。動作管理テーブル25には、医療従事者は、患者がリハビリを行う現場に立ち合い、目視による医療従事者の動作評価をリハビリ経過日毎の動作情報に紐付けて記録してもよい。
定量化した動作情報の一例としては、全身の動作、歩幅、歩行速度、身体の関節を曲げる又はひねる等したときの関節毎の角度が挙げられる。リハビリ中の動きを理学療法士や医者等の医療従事者が評価する際、医療従事者が理解及び評価できるように、患者毎の動作情報を定量化する。利用者に取り付けたセンサ1から得たセンシングデータを定量化した情報を「利用者の動作情報」ともいい、患者に取り付けたセンサ1から得たセンシングデータを定量化した情報を「患者の動作情報」ともいう。
患者群動作DB26は、複数の患者のセンシングデータを定量化した各患者の動作情報と医療従事者がその動作を評価した動作評価情報とを記録する。回復推移テーブル28は、利用者の回復推移情報を記録する。
動作抽出部12は、検出部13及び動作定量化部14を有する。検出部13は、センサ1から取得した加速度等のセンサデータを検出する。
動作定量化部14は、検出部13が検出したセンサデータを定量化する。定量化した動作情報の一例としては、歩行速度や歩幅がある。
動作評価取得部15は、医療従事者が患者の動作を評価した動作評価情報を取得する。分類部16は、定量化した複数の患者の動作情報を複数の体格群に分類(グルーピング)する。
回復推定部17は、分類された体格群の複数の患者の動作情報のうち、利用者の体格情報が示す体格群の患者の動作情報から、利用者の動作情報に近似する特定の患者の動作情報と動作評価情報とリハビリ開始からの経過日とに基づき利用者の回復推移を推定する推定部の一例である。
回復推移情報は、複数の患者の動作情報を体格毎に分類したときに利用者の体格と同じ体格群の患者の動作情報及び動作評価に基づき、利用者の動作情報に対応する特定のリハビリ対象者の動作情報及び動作評価情報から推定される回復推移を示す。例えば、回復推移は、患者の数日間の医師の動作評価情報や動作情報とリハビリ開始からの経過日から算出される回復の傾き(速さ)であってもよい。
選択部18は、推定した回復推移情報に基づき、利用者の目標となる動作情報を選択する。表示制御部19は、選択した利用者の目標となる動作情報を情報提示装置3に表示させる。体格モデル作成部20は、利用者の体格情報から利用者の体格モデルを作成する。表示制御部19は、選択した目標となる動作情報を利用者の体格モデルのリハビリ動作に可視化し、利用者の動作情報から可視化した利用者の体格モデルの現在の動作に重畳して情報提示装置3に表示してもよい。
動作抽出部12、動作評価取得部15、分類部16、回復推定部17、選択部18、表示制御部19及び体格モデル作成部20の機能は、例えばメモリ6にインストールされた情報処理プログラム29が、CPU5に実行させる処理により実現される。記録部11の機能は、例えばメモリ6により実現される。
[事前処理:患者の動作情報収集処理]
次に、本実施形態に係る患者の動作情報収集処理の一例について、図4を参照して説明する。図4は、本実施形態に係る患者の動作を定量化し、患者の動作情報及び動作評価情報を収集する処理の一例を示すフローチャートである。以下のリハビリ対象者の動作の一例である患者の動作は、患者のリハビリ動作や日常動作である。本段階は図11に示す利用者の回復推移情報選択処理が実行される前に行われる情報収集の事前処理である。
なお、本処理が開始される前に、患者に取り付けられたセンサ1の位置を管理するセンサ管理テーブル22が作成されている。センサ管理テーブル22の一例を図5(b)に示す。例えば、患者の右足首、左足首、腰、右手首、左手首にセンサIDが1〜5の5つのセンサが取り付けられた場合、センサIDと取付け位置の情報がセンサ管理IDに対応付けて記録される。
センサ1の取付け位置は、全身にセンサ1を取り付けることが好ましい。患者の全身の動作をセンシングすれば、病気の種類によって動作が異なっていても、全ての利用者が、本実施形態に係る情報処理システム10を利用できるためである。
また、リハビリを行う身体の部位に応じてセンサ1の取付け位置を変えることができる。例えば全身にセンサ1を取り付け、更にリハビリを行う部位にセンサ1を取り付けることが好ましい。全身の動作をセンシングした上で、リハビリを行う部位の動作をセンシングすることで、身体の全体とリハビリ対象の部位の両方の動作を評価することができる。
更に、最初は全身の動作をセンシングし、その後、健康とみられる部分の動作はセンシングせずに、リハビリ対象の部位の動作のみをセンシングしてもよい。例えば、足のリハビリの場合、最初は全身にセンサ1を取り付け、その後は、足と腰にセンサ1を取り付けてもよい。これにより、評価したい身体の部分の動作を評価できると共に、処理の負荷を軽減することができる。
図4の本処理が開始されると、検出部13は、センサ1を取り付けた患者の識別情報である患者IDを患者毎に付与する(ステップS10)。次に、体格モデル作成部20は、患者IDと患者の体格情報を体格モデルテーブル21に記録する(ステップS12)。
体格モデルテーブル21の一例を図5(a−1)に示す。図5(a−1)の体格モデルテーブル21には、患者IDに対応させて患者の身長等の体格情報が記録されている。
図4に戻り、次に、体格モデル作成部20は、患者の体格情報から患者の体格モデルを作成する(ステップS14)。これにより、図5(a−2)に示すように、患者毎の身長等のサイズが反映された体格モデルが作成される。なお、図5(a−1)に示す体格情報及び図5(a−2)に示す体格モデルは一例であり、これに限らない。
図4に戻り、次に、検出部13は、リハビリ開始からの経過日をリハビリ時間管理テーブル23に記録する(ステップS16)。リハビリ時間管理テーブル23の一例を図5(c)に示す。リハビリ時間管理テーブル23には、センサ管理ID毎にリハビリ経過日数に紐付けてリハビリの実行日(Row ID)が記録される。リハビリ時間管理テーブル23は、リハビリの実行時間を管理してもよい。
図4に戻り、次に、リハビリが開始されると(ステップS18)、検出部13は、患者のリハビリ動作をセンシングし(ステップS20)、リハビリを終了する(ステップS22)。具体的には、検出部13は、患者が取り付けたセンサ1からのセンサデータを検出し、センサ情報テーブル24に記録する。センサ情報テーブル24の一例を図6(b)及び図6(c)に示す。センサ情報テーブル24には、患者IDと、リハビリ実行日と、センサIDで識別されるセンサ毎のセンサデータ(センサ加速度、センサ速度)とを記録する。センサデータが蓄積された状態の一例が、図6(c)に示されている。本実施形態では、x軸のセンサデータのみが記録されているが、y軸の及びz軸のセンサデータが記録されてもよい。
図4に戻り、次に、動作定量化部14は、センサデータから患者の動作を定量化した患者の動作情報を記録する(ステップS24)。図7(b)は、図7(a)の加速度及び速度のセンサデータを使用して、患者の動作を定量化した情報を記録した動作管理テーブル25の一例を示す。本実施形態では、患者の動作を定量化した動作情報として、歩行速度及び歩幅が算出される。しかしながら、これらの情報は一例であって、患者の動作を定量化した情報はこれに限定されず、例えば身体の傾き、関節の角度等であってもよい。例えば、動作定量化部14は、腰のセンサからの平均速度を歩行速度として算出する。また、動作定量化部14は、両足首のセンサの波形から移動距離を推定し、歩幅を算出する。
図4に戻り、次に、動作評価取得部15は、医療従事者による10段階の動作評価情報を取得し(ステップS26)、定量化した患者の動作情報と医療従事者による動作評価情報とを対応付けて動作管理テーブル25に記録する(ステップS28)。図7(b)の動作管理テーブル25の一例には、定量化した動作情報毎に医療従事者による10段階の動作評価情報が付与されている。ただし、動作評価を10段階で行うことは一例であって、これに限定されない。
図4に戻り、次に、分類部16は、対象の患者(患者ID)を動作評価情報及び体格で分類する(ステップS30)。例えば、分類部16は、体格の幅を、身長が5cmの間隔で分類してもよい。ただし、分類方法はこれに限らない。例えば、身長及びリハビリ対象の部位(腕を骨折した場合には、腕)を分類対象にして分類を行ってもよい。
次に、回復推定部17は、前回測定した定量化した患者の動作情報があるか否かを判定する(ステップS32)。回復推定部17は、前回測定した定量化した患者の動作情報がなかったと判定した場合、本処理を終了する。回復推定部17は、前回測定した定量化した患者の動作情報があったと判定した場合、前回と今回の定量化した患者の動作情報から回復推移の傾きを回復推移テーブル28に記録し(ステップS34)、本処理を終了する。
図4に示す処理は、複数の患者に対して患者毎に実行され、患者群動作DB26には、複数の患者の定量化した動作情報が記録される。
図8(c)には、複数の患者の動作管理テーブル25(図8(a))と、複数の患者の体格モデルテーブル21(図8(b))とから動作評価情報と体格とで対象の患者(患者ID)を分類した結果を記録した患者群動作DB26の一例が示されている。これによれば、体格群2に分類された患者は、動作評価1に患者ID「16」、動作評価2に患者ID「16」、動作評価3に患者ID「13」及び「16」、動作評価4に患者ID「13」及び「16」となっている。
また、例えば、図9には、体格群の分類例と回復推移の例が示されている。図9(a−1)及び図9(a−2)には、患者A、Bの動作情報、動作評価情報、リハビリ経過日から得られる回復推移情報が示されている。回復推移情報(つまり、患者A、Bの動作情報、動作評価情報、リハビリ経過日)は、患者群動作DB26に記録される。患者群動作DB26に記録された回復推移のリハビリ情報は、図9(c)に示すように、同じ体格群で分類後、図9(d)に示すように、利用者と同じ体格群5の患者毎の回復推移情報が動作評価及びリハビリ開始からの経過日数で展開される。図9(c)では、患者群を7つの体格群のグループに分類しているが、これに限らない。
[体格モデル作成処理]
次に、本実施形態に係る利用者の体格モデル作成処理の一例について図10を参照して説明する。図10は、一実施形態に係る体格モデル作成処理の一例を示したフローチャートである。
本処理が開始されると、検出部13は、センサ1を取り付けた利用者の識別情報である利用者IDを付与する(ステップS40)。次に、体格モデル作成部20は、利用者IDと利用者の体格情報とを体格モデルテーブル21に記録する(ステップS42)。
利用者の体格モデルテーブル21には、事前処理において患者の体格情報を記録した図5(a−1)の体格モデルテーブル21と同様に、利用者IDに対応させて利用者の身長等の体格情報が記録される。
図4に戻り、次に、体格モデル作成部20は、利用者の体格情報から利用者の体格モデルを作成する(ステップS44)。これにより、図5(a−2)に示すように、利用者毎の身長等のサイズが反映された体格モデルが作成される。
なお、体格モデルテーブル21には、利用者及び患者毎の体格に関するサイズ情報が記録される。例えば、体格モデル作成部20は、画像データやモーションキャプチャに基づき利用者及び患者毎の体格に関するサイズ情報を取得し、体格モデルテーブル21に記録してもよい。
図10に示す処理は、利用者毎に実行される。利用者の体格は変わらないと想定し、図10に示す処理は、各利用者が本情報処理システム10を実施する初回にのみ行えばよい。ただし、初回以外でも体格が変わった場合、利用者は自分の体格モデルを再作成してもよい。
[回復推移情報選択処理]
次に、本実施形態に係る利用者の回復推移情報選択処理の一例について図11を参照しながら説明する。図11は、一実施形態に係る回復推移情報選択処理の一例を示したフローチャートである。本処理では、利用者の動作を定量化し、定量化した利用者の動作情報と患者群動作DB26に蓄積された患者群の動作情報及び動作評価情報とを分析し、回復推移を推定して利用者に目標動作を提示する。
上記事前処理と同様に、本処理が開始される前に、利用者に取り付けられたセンサ1の位置を管理するセンサ管理テーブル22が作成されている(図5(b))。そして、リハビリ時間管理テーブル23によりセンサ管理ID毎にリハビリ経過日数に紐付けてリハビリ開始からの経過日(Row ID)が管理される(図5(c))。以下の実施形態では、回復推移を定めるために、事前に利用者の2日分の動作をセンシングしたセンサデータが取得されているものとする。
本処理にてリハビリが開始されると(ステップS50)、検出部13は、利用者のリハビリ動作をセンシングし(ステップS52)、リハビリを終了する(ステップS54)。具体的には、検出部13は、利用者が取り付けたセンサ1からのセンサデータを検出し、センサ情報テーブル24に記録する。センサ情報テーブル24の一例を図6(b)及び図6(c)に示す。センサ情報テーブル24には、利用者IDと、リハビリ経過日と、センサIDが示すセンサ毎のセンサデータとを記録する。センサデータが蓄積された状態の一例が、図6(c)に示されている。本実施形態では、x軸のセンサデータのみ表記するが、y軸及びz軸のセンサデータを加えて記録してもよい。
図11に戻り、次に、動作定量化部14は、センサ情報から利用者の動作を定量化した歩行速度等の利用者の動作情報を動作管理テーブル25に動作記録する(ステップS56)。ここでは、医療従事者の動作評価情報は不要であるため、動作管理テーブル25には記録されない。
次に、回復推定部17は、患者群動作DB26に記録された患者群の動作情報と、定量化された利用者の動作情報とを比較し、利用者の動作と同一又は近似する患者の動作情報を検索する(ステップS58)。次に、回復推定部17は、同一又は近似する患者の動作情報における医療従事者の動作評価を利用者の動作評価と仮定する(ステップS60)。
次に、回復推定部17は、体格毎に定量化した動作情報で患者群の動作情報を作成し、利用者の動作情報と作成した患者群の動作情報とを比較して利用者の動作評価のポジション、すなわち現在の動作状態を決定する(ステップS62)。次に、回復推定部17は、患者群の動作情報の中で利用者と同じ体格に属する患者群の動作情報を抽出する(ステップS64)。
例えば、図12(a)及び(c)に示すように、利用者IDに基づき利用者の動作管理テーブル25及び体格モデルテーブル21が特定される。これらのテーブルを用いて、図12(b)の複数の定量化された患者の動作情報から、利用者の動作情報と同一又は近似する患者の動作情報を抽出する。
抽出した患者の動作情報は、体格別に分類される。図12(d)には、体格別及び動作評価別に分類された患者ID及び利用者IDの一例が示されている。これにより、例えば、図12(d)では、利用者が属する体格群2の患者ID「16」の動作情報に対する動作評価1,2に利用者ID「00」の利用者の動作情報が対応することが分かる。これにより、図12(d)に示すように、体格群2の動作評価1の欄と、体格群2の動作評価2の欄とに利用者のポジションが決定される。以上のようにして、利用者と複数の患者を動作評価及び体格でマッピングすることができる。
例えば、回復推定部17は、利用者の体格モデルテーブル21を用いて、例えば、図9(c)に示す7つの体格にグルーピングされた患者群のうち、利用者と同じ又は近似する体格群5が選択された場合について説明する。この場合、図9(d)に示すように、選択された体格群5の患者群の動作情報の、リハビリ開始からの経過日数と動作評価を抽出し、事前に取得した利用者の2日分の動作情報をマッピングする。これにより、患者毎の回復推移に対する利用者の現状のポジションが決定される。図9(d)には、利用者の現状のポジションが「利用者の2日分の動作情報」が指す円で示されている。
図11に戻り、次に、回復推定部17は、比較期間n日と更新期間m日を設定する(ステップS66)。比較期間n日は1以上の整数であればよく、同様に、更新期間m日は1以上の整数であればよい。比較期間n日は、利用者と患者の動作を比較するのに必要な最低期間(例えば、日数)が設定される。更新期間m日は、利用者の目標動作を更新する最低期間(例えば、日数)が設定される。
次に、回復推定部17は、利用者の動作情報がn日以上のデータであるかを判定する(ステップS68)。回復推定部17は、利用者の動作情報がn日以上のデータでないと判定した場合、本処理を終了する。
一方、回復推定部17は、利用者の動作情報がn日以上のデータであると判定した場合、前回のデータ更新からm日以上経過したかを判定する(ステップS70)。回復推定部17は、前回のデータ更新からm日以上経過していないと判定した場合、本処理を終了する。
一方、回復推定部17は、前回のデータ更新からm日以上経過したと判定した場合、利用者と同じ体格群の患者群の動作評価及びリハビリ開始からの経過日に応じて、患者群の動作情報を患者群の回復推移情報として分類する(ステップS72)。
次に、回復推定部17は、変数MinにINT_MAXを入力する(ステップS74)。INT_MAXには、プログラム上の最大値が設定されている。次に、回復推定部17は、変数Sにn日間(本実施形態では2日間)の利用者の動作情報と、患者群の回復推移情報との差異を設定する(ステップS76)。次に、回復推定部17は、変数Sが変数Minよりも小さいかを判定する(ステップS78)。回復推定部17は、変数Sが変数Minよりも小さい場合、変数Sの値を変数Minに代入し(ステップS80)、ステップS82に進む。回復推定部17は、変数Sが変数Min以上である場合、直ちにステップS82に進む。
次に、回復推定部17は、抽出した体格が同じ全患者と比較したかを判定する(ステップS82)。回復推定部17は、体格が同じすべての患者のうち比較していない患者が存在すると判定した場合、ステップS76に戻り、比較していない患者に関し、ステップS76〜S80の処理を行う。ステップS76〜S80の処理を同じ体格の全患者の動作情報について比較することで、利用者の動作情報に最も近い特定の患者を定めることができる。
ステップS82において、回復推定部17が体格が同じ全患者と比較したと判定した場合、選択部18は、変数Minに格納された患者の回復推移情報を利用者の目標とする動作情報に選択し、記録する(ステップS84)。
次に、表示制御部19は、リハビリを継続するか否かを判定する(ステップS86)。表示制御部19は、リハビリを継続すると判定した場合、選択した目標動作の提示を行い(ステップS88)、ステップS50に戻り、再度リハビリを開始する。一方、表示制御部19は、リハビリを継続しないと判定した場合、本処理を終了する。
これにより、利用者と複数の患者を体格群及び動作評価でマッピングした図13(a)により、利用者IDが「00」の利用者に動作が近似する患者ID「16」の患者が特定の患者と定められる。図13(b)は体格群2の患者群の動作評価の結果と経過日数で展開した回復推移テーブル28の一例であり、患者ID「16」の患者は、リハビリ経過日数に従い、動作評価1、2、3の評価を得ていることがわかる。よって、図13(c)に示すように、利用者ID「00」の利用者の決定されたポジションに一致する患者ID「16」の患者の動作評価3の動作が、利用者の目標動作となる。
これにより、図14(a)の利用者の回復推移(2日分のリハビリ動作の結果)に対して、図14(b)の患者群動作DB26に記録されている複数の患者の回復推移情報の曲線のうち、図14(c)の最も近似する回復推移情報が選択されたとする。
つまり、図14(c)に示すように、利用者の2日分の回復推移に対して、利用者の次の目標は、患者ID「16」の患者の回復推移情報が示すリハビリ開始からの経過日数が3日目の動作情報が示す動作であることが特定される。
そこで、図15(b)に示す患者IDが「16」の患者の体格モデルを体格モデルテーブル21から抽出し、図15(c)に示す患者IDが「16」の患者のリハビリ3日目のセンサ加速度から、患者のリハビリ3日目の動作を再現し、目標となる動作として利用者へ提示する。
以上に説明したように、一実施形態に係る情報処理システム10によれば、利用者が行うリハビリにおいて、事前に収集した患者群の動作情報から動作目標を選択し、利用者に提示することができる。これにより、利用者に適切なリハビリ動作を保ちことを意識づけ、代償動作を減らすことができ、本来鍛えるべき筋肉を使用することが可能なリハビリ支援を提供できる。この結果、リハビリを効率よく実施することができる。
また、事前に収集した患者の動作情報の動作評価に基づき、利用者に適した動作目標を提示できるため、利用者のみのリハビリが可能となり、理学療法士等の医療従事者の存在を必要とせず、医療従事者によるサポートなどの作業コストを抑えることができる。
動作目標の提示は、図15に一例を示すように、目標となる動作の2次元又は3次元の動画像と、利用者の現在の動作の動画像とを重畳させて情報提示装置3の画面に表示することが好ましい。
動作フォームを画面に提示する方法については、2017年1月4日に出願された出願番号PCT/JP2017/000046の明細書に記載の方法を用いてもよいし、その他の方法を用いてもよい。
例えば、入院後の利用者の状態と、その利用者と同じ体格の患者であって、利用者よりも少し回復した患者の動作(選択された目標動作)を重畳させて画面に表示することで、利用者は、現在の動作と目標となる動作との差異を明確に理解することができる。これにより、利用者が、リハビリの専門家を必要とせずに一人で病気前の元の動作を取り戻すことを支援でき、利用者本人のリハビリに対する工夫や意欲、医療従事者とのリハビリ方針等の議論に役立てることが期待できる。
なお、本実施形態では、図9(d)に示すリハビリ開始から1日目及び2日目の利用者の動作情報に基づき、選択した患者のリハビリ開始から3日目の動作情報を、利用者の目標となる動作とした。しかしながら、目標となる動作情報の選択方法は、これに限らない。例えば、直前の1日の利用者の動作情報に応じて、目標となる患者の動作情報を選択してもよいし、直前のn日間(n≧2)の利用者の動作情報に応じて、目標となる患者の動作情報を選択してもよい。所定間隔のリハビリ実行日の利用者の動作情報に応じて、目標となる患者の動作情報を選択してもよい。
[比較期間及び更新期間]
回復推移は人によって異なる。このため、所定間隔で利用者の回復推移を再評価し、特定の患者の回復推移を動作目標として再設定することが好ましい。
ここで、動作目標として再設定するための更新期間m日及び比較期間n日の決定方法について、図16及び図17を参照しながら説明する。図16は、一実施形態に係る動作の比較期間及び更新期間の設定処理の一例を示すフローチャートである。図17は、一実施形態に係る動作の比較期間及び更新期間を説明する図である。
図17に示すように、リハビリによる動作の回復は、一次直線ではなく放物線を描くため、初期状態は回復し易く、徐々に回復し難くなる傾向がある。そこで、初期は目標動作の切り替えを早くし、後期は目標動作の切り替えを遅くするように設定する。
その一例として、図16に示すように回復曲線の式を用いた比較期間n及び更新期間mの設定について説明する。図16の処理が開始され、最初に、回復推定部17は、リハビリ開始からの経過日を取得する(ステップS90)。次に、回復推定部17は、リハビリによる動作の回復曲線の式R=log(経過日)×42に経過日を代入し(ステップS92)、回復曲線Rを求める。
次に、回復推定部17は、比較期間nにR/10の値を代入し(ステップS94)、更新期間mにR/10の値を代入し(ステップS96)、本処理を終了する。これにより、経過日によって変わる回復曲線Rに基づき、適切な比較期間n及び更新期間mを算出することができる。この結果、比較期間n及び更新期間mを、リハビリの初期は目標動作の切り替えを早くし、後期は目標動作の切り替えを遅くするように設定することができる。なお、本実施形態に係る回復曲線Rの式は回復曲線の一例であり、回復曲線は、それ以外により定めてもよい。
以上、情報処理装置、情報処理プログラム及び情報処理方法を上記実施形態により説明したが、本発明に係る情報処理装置、情報処理プログラム及び情報処理方法は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々の変形及び改良が可能である。また、上記実施形態及び変形例が複数存在する場合、矛盾しない範囲で組み合わせることができる。
例えば、上記実施形態に係る情報処理システムの構成は一例であり、本発明の範囲を限定するものではなく、用途や目的に応じて様々なシステム構成例があることは言うまでもない。例えば、事前に複数の患者についての動作情報の収集処理は、PC4で行われなくてもよく、他の機器で実行され、患者毎に定量化された動作情報(回復推移情報)が患者群動作DB26に記録されるようにしてもよい。PC4で行う処理の一部がクラウド上のサーバで実行され、他の処理がPC4で実行されるようなネットワークシステム内の複数のコンピュータが連携して一連の処理が行われてもよい。
例えば、実施形態では、リハビリ対象者として、患者のリハビリ動作をセンサにより収集したが、患者のリハビリ動作に限らず、患者の日常動作をセンサ1により収集してもよい。また、患者に限らず、高齢者の動作やスポーツ選手の動作をセンサ1により収集してもよい。本発明によれば、例えば、体操選手の場合には、体操ができる程に回復するための目標動作を提示することができる。例えば、高齢者の場合には、高齢者が一人で生活できる目標動作を提示することができる。
1 センサ
3 情報提示装置
4 PC
5 CPU
6 メモリ
7 通信I/F
8a 無線送信装置
8b 無線受信装置
9 サーバ
10 情報処理システム装置
11 記録部
12 動作抽出部
13 検出部
14 動作定量化部
15 動作評価取得部
16 分類部
17 回復推定部
18 選択部
19 表示制御部
20 体格モデル作成部
21 体格モデルテーブル
22 センサ管理テーブル
23 リハビリ時間管理テーブル
24 センサ情報テーブル
25 動作管理テーブル
26 患者群動作DB
28 回復推移テーブル
29 情報処理プログラム

Claims (15)

  1. 利用者の動作を定量化した利用者の動作情報を抽出する動作抽出部と、
    複数のリハビリ対象者の動作を定量化した複数のリハビリ対象者の動作情報を、該動作情報を評価した動作評価情報に対応付けて記録する記録部を参照して、前記利用者の体格情報が示す体格に分類されたリハビリ対象者の動作情報及び動作評価情報に基づき、前記利用者の動作情報に対応する特定のリハビリ対象者の動作情報及び動作評価情報から回復推移情報を推定する推定部と、
    推定した前記回復推移情報に基づき、前記利用者の目標となる動作情報を選択する選択部と、
    を有する、情報処理装置。
  2. 選択した前記目標となる動作情報を利用者に提示する表示制御部を有する、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記表示制御部は、選択した前記目標となる動作情報を利用者の体格モデルのリハビリ動作に可視化し、前記利用者の動作情報から可視化した前記体格モデルの動作に重畳して表示する、
    請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記推定部は、特定の更新期間毎に特定の比較期間、前記利用者の体格情報が示す体格に分類されたリハビリ対象者の動作情報と前記利用者の動作情報とを比較し、比較の結果に基づき前記特定のリハビリ対象者を定める、
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  5. 前記推定部は、特定の更新期間及び特定の比較期間を動作開始からの経過時間に応じて変更する、
    請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 利用者の動作を定量化した利用者の動作情報を抽出し、
    複数のリハビリ対象者の動作を定量化した複数のリハビリ対象者の動作情報を、該動作情報を評価した動作評価情報に対応付けて記録する記録部を参照して、前記利用者の体格情報が示す体格に分類されたリハビリ対象者の動作情報及び動作評価情報に基づき、前記利用者の動作情報に対応する特定のリハビリ対象者の動作情報及び動作評価情報から回復推移情報を推定し、
    推定した前記回復推移情報に基づき、前記利用者の目標となる動作情報を選択する、
    処理をコンピュータに実行させる情報処理プログラム。
  7. 選択した前記目標となる動作情報を利用者に提示する、
    請求項6に記載の情報処理プログラム。
  8. 選択した前記目標となる動作情報を利用者の体格モデルのリハビリ動作に可視化し、前記利用者の動作情報から可視化した前記体格モデルの動作に重畳して表示する、
    請求項7に記載の情報処理プログラム。
  9. 特定の更新期間毎に特定の比較期間、前記利用者の体格情報が示す体格に分類されたリハビリ対象者の動作情報と前記利用者の動作情報とを比較し、比較の結果に基づき前記特定のリハビリ対象者を定める、
    請求項6〜8のいずれか一項に記載の情報処理プログラム。
  10. 特定の更新期間及び特定の比較期間を動作開始からの経過時間に応じて変更する、
    請求項9に記載の情報処理プログラム。
  11. 利用者の動作を定量化した利用者の動作情報を抽出し、
    複数のリハビリ対象者の動作を定量化した複数のリハビリ対象者の動作情報を、該動作情報を評価した動作評価情報に対応付けて記録する記録部を参照して、前記利用者の体格情報が示す体格に分類されたリハビリ対象者の動作情報及び動作評価情報に基づき、前記利用者の動作情報に対応する特定のリハビリ対象者の動作情報及び動作評価情報から回復推移情報を推定し、
    推定した前記回復推移情報に基づき、前記利用者の目標となる動作情報を選択する、
    ことをコンピュータが実行する情報処理方法。
  12. 選択した前記目標となる動作情報を利用者に提示する、
    請求項11に記載の情報処理方法。
  13. 選択した前記目標となる動作情報を利用者の体格モデルのリハビリ動作に可視化し、前記利用者の動作情報から可視化した前記体格モデルの動作に重畳して表示する、
    請求項12に記載の情報処理方法。
  14. 特定の更新期間毎に特定の比較期間、前記利用者の体格情報が示す体格に分類されたリハビリ対象者の動作情報と前記利用者の動作情報とを比較し、比較の結果に基づき前記特定のリハビリ対象者を定める、
    請求項11〜13のいずれか一項に記載の情報処理方法。
  15. 特定の更新期間及び特定の比較期間を動作開始からの経過時間に応じて変更する、
    請求項14に記載の情報処理方法。
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