JPWO2018198171A1 - ホース構造体 - Google Patents

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Abstract

ホース構造体は、水を通す円筒状のインナー部材と、インナー部材を覆う弾性部材を含むアウター部材と、を備え、インナー部材は、延伸方向に沿って伸縮可能に構成されており、延伸方向に縮んだ状態において、径方向に突出した山部分と、該径方向に凹んだ谷部分とが延伸方向に沿って繰り返されている。

Description

本開示は、ホース構造体に関する。
特許文献1には、直線筒形状をした合成樹脂製細管素材から成形される蛇腹管(蛇腹ホース)が開示されている。
特公平6−43878号公報
特許文献1に記載されたような蛇腹ホースでは、蛇腹状の通水部材に液体が流され、延伸方向に伸縮可能に構成されている。このような蛇腹ホースにおいては、蛇腹状の通水部材が直接地面等に触れることとなる。このことで、通水部材が破損等するおそれがある。以上のことから、蛇腹ホースにおいては耐久性の向上が望まれている。一方で、蛇腹ホースの特徴である延伸方向への伸縮性を損なうことは回避する必要がある。以上より、伸縮性及び耐久性を両立する構成が望まれている。
そこで、本開示は、伸縮性及び耐久性を両立するホース構造体を提供することを目的とする。
本開示の一態様に係るホース構造体は、流体を通す円筒状のインナー部材と、インナー部材を覆う弾性部材を含むアウター部材と、を備え、インナー部材は、延伸方向に沿って伸縮可能に構成されており、延伸方向に縮んだ状態において、径方向に突出した山部分と、該径方向に凹んだ谷部分とが前記延伸方向に沿って繰り返されている。
本開示に係るホース構造体では、縮んだ状態において山部分と谷部分とが繰り返される例えば蛇腹状のインナー部材を、アウター部材が覆っている。このため、流体を通すインナー部材が地面等と直接接することがなく、インナー部材の耐久性を向上させることができる。また、インナー部材を覆うアウター部材が弾性部材を含んでいるので、アウター部材で覆った場合においても、インナー部材の伸縮性を損なうことがない。以上より、本開示に係るホース構造体によれば、インナー部材の伸縮性と耐久性を両立することができる。
上記ホース構造体において、アウター部材は、径方向に凹んだ溝部を有していてもよい。これにより、アウター部材において薄く形成された部分を設けることができ、アウター部材が伸縮し易くなるので、アウター部材に覆われたインナー部材の伸縮性をより担保することができる。
上記ホース構造体において、溝部は、インナー部材の谷部分に対応する位置に形成されていてもよい。山部分と谷部分とが繰り返される例えば蛇腹状のインナー部材においては、谷部分が主に伸縮することにより伸縮する。このため、当該谷部分に対応する位置に、薄く形成された(伸縮し易い)溝部が形成されていることにより、インナー部材の伸縮性をより担保することができる。また、アウター部材においては、インナー部材の山部分に対応する位置が主に地面等と接することとなるところ、地面等との接触が生じにくい、谷部分に対応する位置に溝部が形成されていることにより、上述した伸縮性の向上を図りながら、伸縮時の破損を抑制し、耐久性を担保することができる。
上記ホース構造体において、インナー部材は、山部分及び谷部分が延伸方向に拡張することにより延伸方向に伸び、山部分及び谷部分が延伸方向に縮小することにより延伸方向に縮み、アウター部材は、溝部が形成された薄肉部と、薄肉部よりも肉厚に形成された厚肉部と、を有し、薄肉部が延伸方向に拡張することにより延伸方向に伸び、薄肉部が延伸方向に縮小することにより延伸方向に縮む構成であってもよい。これにより、アウター部材の溝部によって延伸方向の伸縮性能を担保する構成を確実に実現することができる。
上記ホース構造体において、アウター部材は、弾性部材と、該弾性部材を覆うコーティング部と、を有していてもよい。アウター部材が、弾性部材だけでなく、該弾性部材を覆うコーティング部を含んで構成されていることにより、アウター部材及びインナー部材の耐久性をより向上させることができる。
本開示によれば、伸縮性及び耐久性を両立するホース構造体を提供することができる。
図1は、第1実施形態に係るホース構造体の斜視図である。 図2は、無通水状態のインナー部材及びアウター部材を模式的に示す図である。 図3は、第2実施形態に係るホース構造体における、無通水状態のインナー部材及びアウター部材を模式的に示す図である。 図4は、第3実施形態に係るホース構造体における、無通水状態のインナー部材及びアウター部材を模式的に示す図である。 図5は、第4実施形態に係るホース構造体における、無通水状態のインナー部材及びアウター部材を模式的に示す図である。
[第1実施形態]
以下、第1実施形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。説明において、同一要素又は同一機能を有する要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
(ホース構造体)
図1に示されるように、ホース構造体1は、ホース部10と、液体源コネクタ11と、ノズルコネクタ12と、ノズル部13と、を備えている。ホース構造体1は、持ち運び可能に構成されており、屋外又は屋内において、水などの液体(流体)を供給源(液体源)から供給する機能を有する。なお、本実施形態では、流体を供給するホース構造体1が、液体を供給するとして説明するが、気体を供給するものであってもよい。
ホース部10は、液体源から供給された液体を送るための長尺状の中空管である。ホース部10は、例えば水などの液体を送る。本実施形態では、ホース部10は水を送るものであるとして説明するが、これに限定されず、例えば他の液体を送るものであってもよい。ホース部10は、液体源コネクタ11を介して液体源である給水設備(例えば水道の蛇口)に接続されるものであるとして説明するが、これに限定されず、液体源コネクタ11だけでなく他のホース等を介して間接的に給水設備に接続されるものであってもよい。ホース部10は、通水状態(水が流れた状態)においては水圧によって伸びきった状態となり、無通水状態(水が流れていない状態)においては水圧が除されて縮んだ状態となる。このように、ホース部10は、自在に伸縮可能に構成されている。ホース部10の詳細については後述する。
液体源コネクタ11は、給水設備とホース部10とを連結するコネクタである。液体源コネクタ11は、ホース部10の基端側と連結される。すなわち、液体源コネクタ11は、給水設備からホース部10に送られる水の流入口である。
ノズルコネクタ12は、ホース部10とノズル部13とを連結するコネクタである。ノズルコネクタ12は、ホース部10の先端側と連結される。すなわち、ノズルコネクタ12は、ホース部10からノズル部13に送り出す水の流出口である。
ノズル部13は、ホース部10を介して給水設備から送られる水を給水先に撒く散水ノズルである。ノズル部13は、ガンレバー14と、ノズルスクリーン15とを有している。ノズル部13は、利用者によってガンレバー14が握られる(押し込まれる)ことにより、ノズルスクリーン15から放水を行う。
(ホース部の詳細)
次に、図2も参照しながら、ホース部10の詳細について説明する。ホース部10は、インナー部材16と、アウター部材17と、を備える。インナー部材16及びアウター部材17は、いずれも基端が液体源コネクタ11に連結され、先端がノズルコネクタ12(図1参照)に連結されている。
インナー部材16は、水を通す円筒状の通水路である。インナー部材16は、水圧に応じて、水を送る方向(延伸方向)に伸縮可能に構成された蛇腹状のホースである。すなわち、インナー部材16は、いわゆる山折と谷折りとを繰り返す構造(断面逆V字とV字とを繰り返す構造)とされており、延伸方向に縮んだ状態において、径方向に突出した山部分16aと、径方向に凹んだ谷部分16bとが延伸方向に繰り返されている。インナー部材16は、山部分16a及び谷部分16bが延伸方向に拡張することにより延伸方向に伸び、縮小することにより延伸方向に縮む。インナー部材16は、山部分16aにおいて、アウター部材17と密着している。インナー部材16は、通水状態においては、水圧により谷部分16bが径方向外側(山部分16a側)に広がり、これによって延伸方向に伸びる。一方、インナー部材16は、無通水状態においては、水圧が除されて谷部分16bが径方向内側に戻り、元の状態(図2に示す状態)に縮む。
インナー部材16は、例えばポリエチレン又はポリ塩化ビニル等の硬質の材料で構成されている。インナー部材16の延伸方向の長さは、伸びている状態において、例えば5m〜50m程度であり、例えば15mである。インナー部材16の延伸方向の長さは、縮んでいる状態において、例えば2.5m〜25m程度であり、例えば7.5mである。インナー部材16の内径(水を送る部分の内径)は、例えばφ7mm〜φ15mmとされる。インナー部材16の肉厚は、例えば0.3mm〜1.0mmとされる。
アウター部材17は、インナー部材16を覆う弾性部材である。アウター部材17は、例えば天然ゴム、合成ゴム、熱可塑性エラストマー等の材料で構成されている。アウター部材17の延伸方向の長さは、伸びている状態において、例えば5m〜50m程度であり、例えば15mである。アウター部材17の延伸方向の長さは、縮んでいる状態において、例えば2.5m〜25m程度であり、例えば7.5mである。アウター部材17の肉厚は、例えば0.5mm〜2.0mmとされる。
アウター部材17は、径方向に凹んだ(切り欠かれた)溝部17aを有する。溝部17aは、アウター部材17の外周の全周に亘って形成されており、アウター部材17の延伸方向において一定の間隔で連続的に複数配置されている。溝部17aは、径方向において対向するインナー部材16の谷部分16bに対応する位置に形成されている。すなわち、図2に示すように、インナー部材16が縮んだ状態において、溝部17aは、径方向において谷部分16bに対向している。図2に示す例では、溝部17aと谷部分16bとは1対1で対応しており、各谷部分16bに対応して、1つの溝部17aが設けられている。なお、谷部分16bと溝部17aとが、1対1で対応していなくてもよく、例えば、谷部分16bの数に対して溝部17aの数が半分程度とされていてもよい。
アウター部材17は、溝部17aが形成された薄肉部17xと、該薄肉部17xよりも肉厚に形成された(すなわち、溝部17aが形成されていない)厚肉部17yとを有する。アウター部材17は、主に薄肉部17xが延伸方向に拡張することにより延伸方向に伸び、主に薄肉部17xが延伸方向に縮小することにより延伸方向に縮む。
溝部17aの深さ(凹み長)は、例えばアウター部材17(より詳細には厚肉部17y)の肉厚の50%程度とされ、例えば0.25mm〜1.0mmとされる。溝部17aの幅は、例えば0.1mm〜1.0mmとされる。溝部17aの間隔(隣り合う溝部17aの延伸方向における間隔)は、例えば1.0mm〜5.0mmとされる。
(第1実施形態の作用効果)
上述したように、本実施形態に係るホース構造体1は、水を通す円筒状のインナー部材16と、インナー部材16を覆う弾性部材であるアウター部材17と、を備え、インナー部材16は、延伸方向に沿って伸縮可能に構成されており、延伸方向に縮んだ状態において、径方向に突出した山部分16aと径方向に凹んだ谷部分16bとが延伸方向に沿って繰り返さえた蛇腹状のホースである。
このようなホース構造体1では、縮んだ状態において山部分16aと谷部分16bとが繰り返される例えば蛇腹状のインナー部材16を、アウター部材17が覆っている。このため、水を通すインナー部材16が地面等と直接接することがなく、インナー部材16の耐久性を向上させることができる。
ここで、蛇腹状のホースをアウター部材で覆うことにより、ホースの耐久性を向上させることができるものの、アウター部材がホースの伸縮を妨げるおそれがある。すなわち、伸縮するホースをアウター部材が覆うことにより、水圧によって十分にホースを伸縮させることができなくなるおそれがある。
この点、本実施形態に係るホース構造体1では、インナー部材16を覆うアウター部材17が弾性部材を含んでいるため、アウター部材17で覆った場合においても、インナー部材16の伸縮性を損なうことがない。すなわち、水圧に応じてインナー部材16が伸縮する際には、弾性部材であるアウター部材17もインナー部材16に応じて伸縮可能であるため、アウター部材17がインナー部材16の伸縮を妨げることを抑制する構成とできる。以上より、ホース構造体1によれば、インナー部材16の伸縮性と耐久性を両立することができる。
更に、ホース構造体1では、アウター部材17が、径方向に凹んだ溝部17aを有する。これにより、アウター部材17において部分的に肉厚が薄くされた部分(溝部17a)が形成される。肉厚が薄くされた部分を有することにより、アウター部材17の延伸方向における伸縮性が向上する。このことで、アウター部材17に覆われたインナー部材16の伸縮性を担保し、低水圧域においても適切に伸縮させることができる。
更に、ホース構造体1では、溝部17aがインナー部材16の谷部分16bに対応する位置に形成されている。より詳細には、インナー部材16が縮んだ状態において、溝部17aは、径方向において谷部分16bに対向している(図2参照)。山部分16aと谷部分16bとが繰り返される蛇腹状のインナー部材16においては、水圧によって谷部分16bが径方向に広がることにより延伸方向に伸びる構造とされている。このため、当該谷部分16bに対応する位置に、薄く形成された(伸縮し易い)溝部17aが形成されていることにより、インナー部材16の伸縮性をより担保することができる。
また、アウター部材17においては、インナー部材16の山部分16aに密着する位置が、径方向外側に張り出し易く、主に地面等と接することとなるところ、地面等との接触が生じにくい、谷部分16bに対応する位置に薄肉の溝部17aが形成されていることにより、上述した伸縮性の向上を図りながら、伸縮時の破損を抑制し、耐久性を担保することができる。
[第2実施形態]
次に、図3を参照して、第2実施形態に係るホース構造体2について説明する。なお、本実施形態の説明では、上記第1実施形態と異なる点について主に説明する。
図3に示されるように、第2実施形態に係るホース構造体2のホース部20は、インナー部材26と、アウター部材27とを備える。インナー部材26は、例えば上述した第1実施形態に係るインナー部材16と同様の構成とされる。
アウター部材27は、構成する材料、延伸方向の長さ、及び肉厚について、上述したアウター部材17と同様である。アウター部材27は、径方向に凹んだ(切り欠かれた)溝部27aを有する。溝部27aは、アウター部材27の外周の全周に亘って形成されており、アウター部材27の延伸方向において所定の間隔で複数配置されている。溝部27aは、径方向において対向するインナー部材26の谷部分26bに対応する位置に形成されている。
ここで、第1実施形態のホース部10においては、溝部17aはアウター部材17の延伸方向において一定の間隔で連続的に複数配置されていたが、ホース部20においては、溝部27aがアウター部材27の延伸方向において一定でない間隔で複数配置されている(図3(参照))。そして、第1実施形態のホース部10においては、各谷部分16bに対して1つの溝部17aが設けられていたが、ホース部20においては、一部の谷部分26b(例えば図3に示す谷部分26x)に対して対応する溝部27aが設けられていない。
溝部27aの深さ(凹み長)及び幅は、例えば溝部17aと同程度とされる。隣り合う溝部27aの間隔は、例えば広い間隔と狭い間隔とが交互に繰り返され、広い間隔は例えば5.0mm〜10.0mmとされ、狭い間隔は例えば1.0mm〜5.0mmとされる。
上述したように、ホース構造体2のホース部20では、溝部27aがアウター部材27の延伸方向において一定でない間隔で複数配置されており、一部の谷部分26b(例えば図3に示す谷部分26x)に対しては対応する溝部27aが設けられていない。このように、溝部27aの形成箇所を限定することにより、地面等と接することによってもより破損しにくい構成とすることができ、耐久性を向上させることができる。また、溝部27aの形成箇所を限定することにより、製造容易性を向上させることができる。更に、限定して設けられた溝部27aが、谷部分26bに対応する位置に設けられていることにより、第1実施形態と同様に伸縮性を担保することができる。
[第3実施形態]
次に、図4を参照して、第3実施形態に係るホース構造体3について説明する。なお、本実施形態の説明では、上記第1実施形態と異なる点について主に説明する。
図4に示されるように、第3実施形態に係るホース構造体3のホース部30は、インナー部材36と、アウター部材37とを備える。インナー部材36は、例えば上述した第1実施形態に係るインナー部材16と同様の構成とされる。
アウター部材37は、弾性部材38と、コーティング部39とを備える。弾性部材38は、例えば上述した第1実施形態に係るアウター部材17と同様の構成であり、延伸方向において一定の間隔で連続的に複数配置された溝部38aを有する。すなわち、アウター部材37は、第1実施形態に係るアウター部材17(本実施形態における弾性部材38)に、コーティング部39を加えた構成である。
コーティング部39は、弾性部材38を覆う部材である。コーティング部39は、例えば、樹脂、ゴム、又は金属等の材料で構成されている。コーティング部39は、弾性部材38における、山部分36aに対応する位置に設けられている。すなわち、コーティング部39は、弾性部材38の溝部38aを除いた領域に設けられている。
このように、ホース部30では、弾性部材38において主に地面等と接することとなる、山部分36aに対応する位置に、コーティング部39が設けられている。これにより、アウター部材37における地面等との耐摩耗性が向上し、ホース部30の耐久性を向上させることができる。
[第4実施形態]
次に、図5を参照して、第4実施形態に係るホース構造体4について説明する。なお、本実施形態の説明では、上記第1実施形態と異なる点について主に説明する。
図5に示されるように、第4実施形態に係るホース構造体4のホース部40は、インナー部材46と、アウター部材47とを備える。インナー部材46は、例えば上述した第1実施形態に係るインナー部材16と同様の構成とされる。
アウター部材47は、構成する材料、延伸方向の長さ、及び肉厚について、上述したアウター部材17と同様である。ここで、第1実施形態のホース部10においては、アウター部材17には溝部17aが形成されていたが、ホース部40においては、アウター部材47に溝部が形成されていない。
このようなホース構造体4のホース部40では、蛇腹状のインナー部材46をアウター部材17が覆っている。このため、水を通すインナー部材46が地面等と直接接することがなく、インナー部材46の耐久性を向上させることができる。そして、当該アウター部材47には、第1実施形態のホース部10と異なり溝部が形成されていない。このため、アウター部材47における地面等との耐摩耗性が向上し、ホース部40の耐久性を更に向上させることができる。なお、アウター部材に溝部が形成されていない態様においても、アウター部材47が弾性部材であることにより、インナー部材の伸縮性が損なわれない構成を実現することができる。また、上述した溝部の形成等が不要となるため、製造容易性を向上させることができる。
[変形例]
以上、実施形態の一例について説明したが、本開示は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、インナー部材はいわゆる山折と谷折りとを繰り返す構造(断面逆V字とV字とを繰り返す構造)であるとして説明したがこれに限定されず、断面逆U字とU字とを繰り返す構造であってもよい。また、互いに隣り合う山部分及び谷部分の間に、凹凸を有さない平らな部分が挟まれており、互いに隣り合う山部分及び谷部分が連続していない構成とされていてもよい。また、インナー部材において、周方向に山部分と谷部分とが混在していてもよい。また、蛇腹状のインナー部材の径(蛇腹径)が長手方向において一定でなくてもよい。また、インナー部材は、蛇腹状のホースであるとして説明したがこれに限定されず、例えば電話コードのような螺旋状のホースであってもよい。この場合においても、螺旋状のホース(インナー部材)をアウター部材(アウターゴム)が被覆する構成とされてもよい。
また、アウター部材に形成される溝部がアウター部材の外周の全周に亘って形成されるとして説明したがこれに限定されず、例えばアウター部材の外周の一部(例えば半周等)にのみ形成されるものであってもよい。
また、溝部が延伸方向に沿って複数設けられているとして説明したがこれに限定されず、例えば1つの溝部がスパイラル状の軌跡を描くようにして延伸方向に沿って形成されていてもよい。
また、溝部がインナー部材の谷部分に対応する位置に形成されているとして説明したがこれに限定されず、インナー部材の山部分に対応する位置に形成されていてもよい。
また、アウター部材が弾性部材とコーティング部とを含んで構成される態様において、コーティング部が溝部を除いた領域に設けられているとして説明したがこれに限定されず、コーティング部が溝部に設けられていてもよい。
また、アウター部材が弾性部材とコーティング部とを含んで構成される態様において、弾性部材に溝部が設けられているとして説明したが、例えば弾性部材を凹凸がないフラットな形状とし、該弾性部材の一部にコーティング部を設ける構成を採用してもよい。この場合には、アウター部材のうち、コーティング部が設けられていない領域(弾性部材のみの領域)が、コーティング部が設けられた領域よりも肉薄となり、径方向に凹んだ溝部を形成する。
1,2,3,4…ホース構造体、16,26,36,46…インナー部材、16a,36a…山部分、16b,26b…谷部分、17,27,37,47…アウター部材、17a,27a,38a…溝部、17x…薄肉部、17y…厚肉部、38…弾性部材、39…コーティング部。

Claims (5)

  1. 流体を通す円筒状のインナー部材と、
    前記インナー部材を覆う弾性部材を含むアウター部材と、を備え、
    前記インナー部材は、
    延伸方向に沿って伸縮可能に構成されており、
    前記延伸方向に縮んだ状態において、径方向に突出した山部分と、該径方向に凹んだ谷部分とが前記延伸方向に沿って繰り返されている、ホース構造体。
  2. 前記アウター部材は、前記径方向に凹んだ溝部を有する、請求項1記載のホース構造体。
  3. 前記溝部は、前記インナー部材の前記谷部分に対応する位置に形成されている、請求項2記載のホース構造体。
  4. 前記インナー部材は、前記山部分及び前記谷部分が前記延伸方向に拡張することにより前記延伸方向に伸び、前記山部分及び前記谷部分が前記延伸方向に縮小することにより前記延伸方向に縮み、
    前記アウター部材は、前記溝部が形成された薄肉部と、前記薄肉部よりも肉厚に形成された厚肉部と、を有し、前記薄肉部が前記延伸方向に拡張することにより前記延伸方向に伸び、前記薄肉部が前記延伸方向に縮小することにより前記延伸方向に縮む、請求項3記載のホース構造体。
  5. 前記アウター部材は、前記弾性部材と、該弾性部材を覆うコーティング部と、を有する、請求項2〜4のいずれか一項記載のホース構造体。
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