JPWO2018150659A1 - 情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】所定の領域において、あるユーザのデバイスに対して別のユーザによる機能の提供を実現することが可能な、情報処理装置、情報処理方法、およびプログラムを提案する。【解決手段】実空間の所定の領域において第1のユーザによって提供される、第2のユーザのデバイスの第1の機能情報を取得する取得部と、前記第2のユーザのデバイスに対する前記第1の機能情報の送信を制御する送信制御部と、を備える、情報処理装置。【選択図】図1

Description

本開示は、情報処理装置、情報処理方法、およびプログラムに関する。
従来、例えばAR(Augmented Reality)など、実世界と仮想世界とを結び付けるヒューマン・インターフェースに関する技術が各種開発されている。
例えば、下記特許文献1には、眼鏡型のディスプレイを有する表示装置が、外界の状況を示す情報を外部機器から取得する技術が記載されている。また、下記特許文献2には、自由視点コンテンツをHMD(Head Mounted Display)に表示させる際に、当該HMDを装着するユーザの頭部の姿勢の検出結果に応じて、当該HMDに表示される映像の表示範囲を変更する技術が記載されている。
特開2015−46885号公報 特開2016−25633号公報
しかしながら、特許文献1および特許文献2に記載の技術では、所定の領域においてユーザのデバイスに対して機能が提供されることは考慮されていなかった。
そこで、本開示では、所定の領域において、あるユーザのデバイスに対して別のユーザによる機能の提供を実現することが可能な、新規かつ改良された情報処理装置、情報処理方法、およびプログラムを提案する。
本開示によれば、実空間の所定の領域において第1のユーザによって提供される、第2のユーザのデバイスの第1の機能情報を取得する取得部と、前記第2のユーザのデバイスに対する前記第1の機能情報の送信を制御する送信制御部と、を備える、情報処理装置が提供される。
また、本開示によれば、実空間の所定の領域において第1のユーザによって提供される、第2のユーザのデバイスの第1の機能情報を取得することと、前記第2のユーザのデバイスに対する前記第1の機能情報の送信をプロセッサが制御することと、を含む、情報処理方法が提供される。
また、本開示によれば、コンピュータを、実空間の所定の領域において第1のユーザによって提供される、第2のユーザのデバイスの第1の機能情報を取得する取得部と、前記第2のユーザのデバイスに対する前記第1の機能情報の送信を制御する送信制御部、として機能させるための、プログラムが提供される。
以上説明したように本開示によれば、所定の領域において、あるユーザのデバイスに対して別のユーザによる機能の提供を実現することができる。なお、ここに記載された効果は必ずしも限定されるものではなく、本開示中に記載されたいずれかの効果であってもよい。
本開示の実施形態による情報処理システムの構成例を示した説明図である。 同実施形態によるユーザデバイス20の構成例を示した機能ブロック図である。 同実施形態によるサーバ20の構成例を示した機能ブロック図である。 領域80内のサブエリア82同士が階層関係になっている例を示した図である。 図4に示した例における第1の機能情報の、設定情報DB124からの取得例を示した説明図である。 設定情報DB124の構成例を示した説明図である。 図6に示した機能設定1218の内容を示した説明図である。 図7に示した許可機能1222の内容を示した説明図である。 図7に示した付加機能1224の内容を示した説明図である。 図6に示した機能設定1268の内容を示した説明図である。 図10に示した許可機能1272の内容を示した説明図である。 図11に示した付加機能1274の内容を示した説明図である。 同実施形態によるユーザデバイス20の正当性の判定方法の例を示した説明図である。 同実施形態によるチケット価格テーブル40の一例を示した説明図である。 同実施形態によるチケット価格テーブル40の別の例を示した説明図である。 同実施形態によるチケット価格テーブル40の別の例を示した説明図である。 同実施形態による「ユーザデバイス20の正当性の判定時の処理の流れ」を示したシーケンス図である。 同実施形態による「第1の機能情報の送信時の処理の流れ」を示したシーケンス図である。 同実施形態による「第2の機能情報の送信時の処理の流れ」の一部を示したシーケンス図である。 同実施形態による「第2の機能情報の送信時の処理の流れ」の一部を示したシーケンス図である。 同実施形態による「遠隔ユーザ4に対する課金処理の流れ」を示したシーケンス図である。 同実施形態によるによるサーバ10のハードウェア構成を示した構成図である。
以下に添付図面を参照しながら、本開示の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
また、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素を、同一の符号の後に異なるアルファベットを付して区別する場合もある。例えば、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素を、必要に応じてユーザデバイス20aおよびユーザデバイス20bのように区別する。ただし、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素の各々を特に区別する必要がない場合、同一符号のみを付する。例えば、ユーザデバイス20aおよびユーザデバイス20bを特に区別する必要が無い場合には、単にユーザデバイス20と称する。
また、以下に示す項目順序に従って当該「発明を実施するための形態」を説明する。
1.情報処理システムの構成
2.実施形態の詳細な説明
3.ハードウェア構成
4.変形例
<<1.情報処理システムの構成>>
まず、本開示の実施形態による情報処理システムの構成について、図1を参照して説明する。図1に示すように、本実施形態による情報処理システムは、(実空間の)所定の領域80において適用され得る。ここで、領域80は、例えば所定の事業者が管理権限を有する領域であり得る。例えば、領域80は、テーマパーク、映画館、美術館、博物館、商業ビルディング、駅、または、空港などの建物である。また、図1に示したように、領域80は、建物だけでなく、当該建物の周囲の所定の敷地(例えば事業者が当該建物とともに管理する敷地、または、当該建物内に設置された無線LAN(Local Area Network)の通信圏内など)も含み得る。ここで、事業者は、本開示における第1のユーザの一例である。なお、以下では、領域80がテーマパークである例を中心として説明を行う。
また、領域80には、複数のサブエリア82が予め設定され得る。ここで、サブエリア82は、本開示におけるサブ領域の一例である。サブエリア82は、例えば、アトラクション(遊具など)、店舗、展示室、エントランスなどの空間ごとに定められてもよいし、領域80内のフロアごとに定められてもよい。なお、図1に示したように、例えば、あるサブエリア82b(「エリアB」)は別のサブエリア82a(「エリアA」)に含まれるように、複数のサブエリア82のうちの少なくとも一部の関係は、階層関係になるように設定され得る。
<1−1.背景>
ところで、領域80内で一般ユーザのデバイスの利用が無制限に許可されると、事業者の利益が損なわれ得る。例えば、一般ユーザによる特定のサブエリア82内の撮影(例えば、展示物の撮影など)を事業者が禁止したい場合がある。特に、ウェアラブルデバイスのような、ユーザが装着することを想定したデバイスの場合、領域80内で当該デバイスの使用状況を係員が確認することが困難であったり、負荷が大きいので、このようなニーズはさらに高い。
なお、領域80内の一般ユーザのデバイスの使用を全面的に禁止する方法も考えらえる。しかしながら、この方法では、ユーザの利便性が大きく損なわれる。そこで、事業者の利益を害することなく、一般ユーザの利便性を最大化するようなサービスが望まれる。
そこで、上記事情を一着眼点にして、本実施形態によるサーバ10を創作するに至った。本実施形態によるサーバ10は、領域80において事業者によって提供される、ユーザデバイス20の第1の機能情報を取得し、そして、ユーザデバイス20に対して当該第1の機能情報を送信することが可能である。これにより、領域80内のユーザデバイス20に対して、事業者の指定に沿った機能の実行を許可することができる。以下、本実施形態による情報処理システムの構成について引き続き説明を行う。
図1に示すように、当該情報処理システムは、サーバ10、ユーザデバイス20、遠隔ユーザデバイス22、付加サービスサーバ30、および、課金サーバ32、および、通信網34を含む。
<1−2.ユーザデバイス20>
ユーザデバイス20は、例えば、領域80を訪れるユーザ2が携帯するデバイスである。例えば、ユーザデバイス20は、ARグラスなどの頭部装着型のウェアラブルデバイスであってもよい。ここで、ユーザ2は、領域80の管理権限を有しない人物であり得る。例えば、ユーザ2は、一般ユーザである。なお、ユーザ2は、本開示における第2のユーザの一例である。なお、以下では、ユーザデバイス20がウェアラブルデバイスである例を中心として説明を行う。
ここで、図2を参照して、ユーザデバイス20の構成について説明する。図2に示したように、ユーザデバイス20は、制御部200、通信部220、位置情報受信部222、センサ部224、発光部226、表示部228、および、記憶部230を有する。
{1−2−1.制御部200}
制御部200は、ユーザデバイス20に内蔵される例えばCPU(Central Processing Unit)やRAM(Random Access Memory)などを用いて、ユーザデバイス20の動作を全般的に制御する。
例えば、制御部200は、後述する位置情報受信部222による受信結果などに基づいて、領域80内の複数のサブエリア82のうちユーザデバイス20が現在位置するサブエリア82を特定する。より具体的には、制御部200は、後述する「特定方法1」〜「特定方法6」のうちのいずれか二以上を組み合わせて用いることにより、現在位置するサブエリア82を特定する。これにより、ユーザデバイス20が現在位置するサブエリア82を精度高く特定することができる。但し、かかる例に限定されず、制御部200は、これらの特定方法のうちのいずれか一つのみを用いて、現在のサブエリア82を特定してもよい。
(1−2−1−1.特定方法1)
以下、「特定方法1」〜「特定方法6」の内容について説明する。例えば、制御部200は、後述する位置情報受信部222により受信される位置情報(緯度および経度など)に対応するサブエリア82を、現在のサブエリア82として特定してもよい。
(1−2−1−2.特定方法2)
また、制御部200は、領域80内に設置されている少なくとも一つの無線LANのアクセスポイントからSSID(Service Set Identifier)を受信し、そして、受信したSSIDに対応するサブエリア82を、現在のサブエリア82として特定してもよい。
(1−2−1−3.特定方法3)
また、制御部200は、携帯電話の基地局情報を取得したり、周囲の基地局からの電界強度を測定することが可能である。この場合、制御部200は、取得した基地局情報や周囲の基地局からの電界強度の測定結果に対応するサブエリア82を、現在のサブエリア82として特定してもよい。
(1−2−1−4.特定方法4)
また、受信可能なサブエリア82が限定された所定の放送(エリアワンセグ等)が例えばサブエリア82ごとに提供され得る。この場合、当該所定の放送が受信された場合には、制御部200は、当該所定の放送を受信可能なサブエリア82を、現在のサブエリア82として特定してもよい。
(1−2−1−5.特定方法5)
また、特定のサブエリア82に設置されている照明は、例えば当該サブエリア82と一意に関連付けられた所定の明滅パターン(例えば人間が知覚できない明滅間隔のパターンであり、かつ、当該サブエリア82の識別情報が重畳されたパターン)で発光し得る。この場合、制御部200は、後述するセンサ部224(撮像部)による撮影画像に基づいて当該所定の明滅パターンの有無を判定し、そして、当該所定の明滅パターンが検知された場合には、制御部200は、当該所定の明滅パターンに対応するサブエリア82を、現在のサブエリア82として特定してもよい。
(1−2−1−6.特定方法6)
また、特定のサブエリア82に設置されているスピーカーは、例えば当該サブエリア82と一意に関連付けられた所定の音声(例えば人間の可聴域を超える周波数の音声であり、かつ、当該サブエリア82の識別情報が重畳された音声)を出力し得る。この場合、センサ部224(マイクロフォン)により当該所定の音声が収音された場合には、制御部200は、当該所定の音声に対応するサブエリア82を、現在のサブエリア82として特定してもよい。
{1−2−2.位置情報受信部222}
位置情報受信部222は、例えばGPS(Global Positioning System)やGLONASS(Global Navigation Satellite System)などの測位衛星から測位信号を受信する受信機を含み得る。例えば、位置情報受信部222は、当該測位衛星から受信される測位信号に基づいてユーザデバイス20の位置情報(緯度および経度など)を特定する。
{1−2−3.センサ部224}
センサ部224は、例えば、撮像部およびマイクロフォンを有する。また、センサ部224は、加速度センサ、ジャイロセンサ、デプスセンサ、または、地磁気センサなどをさらに有してもよい。
例えば、撮像部は、ユーザデバイス20をユーザが装着した際の当該ユーザの周囲の映像(例えば、当該ユーザの前方の映像や全天球映像など)を撮影する。
{1−2−4.通信部220}
通信部220は、例えば無線通信により、後述する通信網34を介して他の装置と通信する。詳細については後述するが、例えば、通信部220は、事業者によって提供される第1の機能情報をサーバ10から受信する。ここで、第1の機能情報は、領域80においてユーザデバイス20による実行が許可される機能を示す情報であり得る。この場合、当該第1の機能情報が示す機能の実行が(領域80において)ユーザデバイス20に対して許可されるとともに、当該第1の機能情報が示す機能以外の機能の実行は(領域80において)ユーザデバイス20に対して制限され得る(例えば禁止され得る)。ここで、機能の種類は、例えば、撮影、収音、その他の種類のセンシング、データの保存、他の装置(遠隔ユーザデバイス22など)へのデータの送信(アップロードやストリーミングなど)、または、領域80に関連付けられているリンク先へのアクセスなどである。
例えば、第1の機能情報は、領域80内で提供されるコンテンツに関して、事業者によってユーザデバイス20に対して提供される機能を示す情報である。一例として、第1の機能情報は、領域80内でユーザ2が位置するサブエリア82に関連付けられているコンテンツに関してユーザデバイス20に対して許可される機能を示す情報を含む。ここで、コンテンツは、映像(例えば動画や、自由視点コンテンツなど)や音声などを含む。
また、通信部220は、制御部200の制御に従って、検出された現在の位置情報(例えば、現在のサブエリア82の識別情報など)をサーバ10へ送信する。また、通信部220は、制御部200の制御に従って、撮像部により撮影された映像を、当該ユーザデバイス20と所定の関係を有する遠隔ユーザデバイス22へ例えばリアルタイムに送信する。これにより、遠隔ユーザデバイス22は、領域80内で当該撮像部により撮影される映像をリアルタイムに表示(共有)することができる。なお、このようなユーザデバイス20と遠隔ユーザデバイス22との間での映像の伝送を実現するための具体的な方法として、例えば、国際公開第2015/122108号に記載されている技術が使用され得る。
ここで、当該所定の関係は、例えば、該当の遠隔ユーザデバイス22とユーザデバイス20とが通信中であることであってもよいし、または、領域80におけるユーザデバイス20によるセンシング結果(映像や音声など)が該当の遠隔ユーザデバイス22へ伝送可能な状態であること(伝送可能に設定されていることなど)であってもよい。
{1−2−5.表示部228}
表示部228は、制御部200の制御に従って、各種の情報を表示する。例えば、表示部228は、透過型の表示装置として構成され得る。この場合、表示部228は、ユーザデバイス20に含まれる右目用レンズおよび左目用レンズ(または、ゴーグル型レンズ)の各々の少なくとも一部の領域を投影面として映像を投影する。
または、表示部228は、非透過型の表示装置として構成されてもよい。例えば、表示部228は、LCD(Liquid Crystal Display)、または、OLED(Organic Light Emitting Diode)などを含んで構成され得る。なお、この場合、センサ部224(撮像部)により撮影される、ユーザの前方の映像が表示部228に逐次表示されてもよい。これにより、ユーザは、当該表示部に表示される映像を介して、ユーザの前方の風景を見ることができる。
<1−3.遠隔ユーザデバイス22>
遠隔ユーザデバイス22は、例えば領域80外の遠隔地に位置する遠隔ユーザ4が使用するデバイスである。例えば、遠隔ユーザデバイス22は、ARグラスやHMDなどの頭部装着型のデバイス、スマートフォンなどの携帯電話、タブレット端末、または、汎用PC(Personal Computer)などであってもよい。ここで、遠隔ユーザ4は、領域80の管理権限を有しない人物であり得る。例えば、遠隔ユーザ4は、一般ユーザである。なお、遠隔ユーザ4は、本開示における第3のユーザの一例である。
遠隔ユーザデバイス22は、通信網34を介して、他の装置と通信することが可能である。例えば、遠隔ユーザデバイス22は、上記所定の関係を有するユーザデバイス20による撮影に基づく映像を当該ユーザデバイス20から受信する。これにより、遠隔ユーザデバイス22は、領域80内で当該ユーザデバイス20により撮影される映像をリアルタイムに表示(共有)することができる。そして、遠隔ユーザ4は、当該映像を視聴することにより、あたかも領域80内に位置しているかのような体験をすることができる。
また、遠隔ユーザデバイス22は、事業者によって提供される第2の機能情報をサーバ10から受信する。例えば、遠隔ユーザデバイス22は、当該第2の機能情報をユーザデバイス20を介してサーバ10から受信してもよいし、サーバ10から直接受信してもよい。ここで、第2の機能情報は、例えば、遠隔ユーザデバイス22と上記所定の関係を有するユーザデバイス20が領域80内に位置する場合において、当該遠隔ユーザデバイス22による実行が許可される機能を示す情報であり得る。この場合、当該第2の機能情報が示す機能の実行が遠隔ユーザデバイス22に対して許可されるとともに、当該第2の機能情報が示す機能以外の機能の実行が遠隔ユーザデバイス22に対して制限され得る(例えば禁止され得る)。ここで、機能の種類は、例えば、表示、音声出力、データの保存、他の装置へのデータの送信などである。
例えば、第2の機能情報は、遠隔ユーザデバイス22と上記所定の関係を有するユーザデバイス20が領域80内に位置する場合において、領域80内のコンテンツに関して事業者によって遠隔ユーザデバイス22に対して提供される機能を示す情報である。一例として、第2の機能情報は、当該ユーザデバイス20を使用中のユーザ2が位置するサブエリア82に関連付けられているコンテンツに関して、遠隔ユーザデバイス22に対して許可される機能を示す情報を含む。
<1−4.サーバ10>
サーバ10は、本開示における情報処理装置の一例である。サーバ10は、領域80内のユーザデバイス20に対して提供される第1の機能情報、および、遠隔ユーザデバイス22に対して提供される第2の機能情報に関する設定情報を管理するための装置である。例えば、サーバ10は、後述する設定情報DB124に登録されている内容に応じた第1の機能情報をユーザデバイス20からの要求などに基づいて当該ユーザデバイス20へ送信する。また、サーバ10は、設定情報DB124に登録されている内容に応じた第2の機能情報を遠隔ユーザデバイス22からの要求などに基づいて当該遠隔ユーザデバイス22へ送信する。なお、設定情報DB124の登録内容は、事業者により管理され得る。
なお、図1では、サーバ10が一台だけ図示されているが、かかる例に限定されず、複数台のコンピュータが協同して動作することにより、本実施形態によるサーバ10の機能が実現されてもよい。
<1−5.付加サービスサーバ30>
付加サービスサーバ30は、ユーザデバイス20および遠隔ユーザデバイス22に対して付加機能を提供するための装置である。例えば、付加サービスサーバ30は、第1の機能情報が送信されたユーザデバイス20からの要求に基づいて、当該第1の機能情報が示す種類の機能を当該ユーザデバイス20に対して提供する。また、付加サービスサーバ30は、第2の機能情報が送信された遠隔ユーザデバイス22からの要求に基づいて、当該第2の機能情報が示す種類の機能を当該遠隔ユーザデバイス22に対して提供する。
例えば、展示物(絵画など)が配置されている所定のサブエリア82と関連付けて所定のコンテンツ(例えば、当該展示物の解説用のコンテンツや、関連商品の販売サイトへのリンク情報など)が登録され得る。この場合、付加サービスサーバ30は、当該所定のサブエリア82と関連付けて当該コンテンツのリンク情報(URLなど)を記憶し得る。また、付加サービスサーバ30は、ユーザデバイス20が当該所定のサブエリア82内に位置する場合に限り、当該コンテンツのアクセス情報(リンク情報など)をユーザデバイス20に提供し得る。
<1−6.課金サーバ32>
課金サーバ32は、各ユーザ2および各遠隔ユーザ4の所定のチケット購入状況または課金状況を管理するための装置である。なお、詳細については後述するが、例えば、所定のチケットを購入済みのユーザ2や遠隔ユーザ4が有するデバイスに対しては、当該所定のチケットを購入していないユーザ2や遠隔ユーザ4よりも多くの種類の機能が事業者により提供(または許可)され得る。
<1−7.通信網34>
通信網34は、通信網34に接続されている装置から送信される情報の有線、または無線の伝送路である。例えば、通信網34は、電話回線網、インターネット、衛星通信網などの公衆回線網や、Ethernet(登録商標)を含む各種のLAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)などを含んでもよい。また、通信網34は、IP−VPN(Internet Protocol−Virtual Private Network)などの専用回線網を含んでもよい。
<<2.実施形態の詳細な説明>>
<2−1.構成>
以上、本実施形態による情報処理システムの構成について説明した。次に、本実施形態の構成について詳細に説明する。図3は、本実施形態によるサーバ10の構成例を示した機能ブロック図である。図3に示すように、サーバ10は、制御部100、通信部120、および、記憶部122を有する。
{2−1−1.制御部100}
制御部100は、例えば、後述するCPU150などの処理回路を含んで構成され得る。制御部100は、サーバ10の動作を統括的に制御する。また、図3に示すように、制御部100は、情報取得部102、判定部104、課金処理部106、および、送信制御部108を有する。
{2−1−2.情報取得部102}
情報取得部102は、本開示における取得部の一例である。情報取得部102は、例えば領域80内のユーザデバイス20からの要求などに基づいて、当該ユーザデバイス20の第1の機能情報を、後述する設定情報DB124を参照することにより取得する。また、情報取得部102は、例えば領域80内のユーザデバイス20や遠隔ユーザデバイス22からの要求などに基づいて、遠隔ユーザデバイス22の第2の機能情報を設定情報DB124を参照することにより取得する。
(2−1−2−1.第1の機能情報の取得)
‐取得例1:位置
以下では、まず、情報取得部102による第1の機能情報の取得方法について詳細に説明する。例えば、ユーザデバイス20の位置の検出結果(サブエリア82の識別情報など)が受信された場合には、情報取得部102は、当該位置の検出結果に関連付けて設定情報DB124に登録されている機能情報をユーザデバイス20の第1の機能情報として取得する。
一例として、設定情報DB124では、サブエリア82の識別情報と関連付けて第1の機能情報が登録され得る。この場合、情報取得部102は、受信された位置の検出結果に対応するサブエリア82の識別情報に関連付けて設定情報DB124に登録されている第1の機能情報をユーザデバイス20の第1の機能情報として取得してもよい。例えば、ユーザデバイス20の位置の検出結果がユーザデバイス20から受信された場合には、情報取得部102は、当該位置の検出結果に対応するサブエリア82の識別情報を所定のデータベースを参照することにより特定することが可能である。
なお、当該位置の検出結果に対応するサブエリア82が複数存在する場合には、情報取得部102は、当該複数のサブエリア82の各々に関連付けられている優先度が最も大きいサブエリア82に関連付けて設定情報DB124に登録されている機能情報をユーザデバイス20の第1の機能情報として取得してもよい。
例えば、図4に示した例では、ユーザ2は、サブエリア82d(「エリアD」)に位置する。また、サブエリア82dはサブエリア82b(「エリアB」)に含まれており、かつ、サブエリア82bはサブエリア82a(「エリアA」、つまり領域80全体)に含まれている。つまり、この例では、ユーザ2の位置の検出結果に対応するサブエリア82は、サブエリア82a、サブエリア82b、および、サブエリア82dになり得る。
図5は、図4に示した例における第1の機能情報の、設定情報DB124からの取得例を示した説明図である。図5において破線で示したように、情報取得部102は、ユーザ2の位置の検出結果に対応する複数のサブエリア82のうち、階層1292の設定値(つまり優先度)が最も大きいサブエリア82である「エリアD」に関連付けて設定情報DB124に登録されている機能情報(図5に示した例では「glimitdesc_picture」(許可機能)および「gfuncdesc_picture」(付加機能))をユーザデバイス20の第1の機能情報として取得する。なお、設定情報DB124の具体的な内容については後述する。
‐取得例2:ユーザ2の識別情報
また、設定情報DB124では、ユーザ2に関する情報(ユーザ2の識別情報や年齢など)とさらに関連付けて第1の機能情報の内容が登録され得る。この場合、情報取得部102は、該当のユーザデバイス20を装着中のユーザ2の識別情報に関連付けて設定情報DB124に登録されている第1の機能情報を、ユーザデバイス20の第1の機能情報として取得してもよい。
‐取得例3:ユーザデバイス20の識別情報
また、設定情報DB124では、ユーザデバイス20の識別情報とさらに関連付けて第1の機能情報の内容が登録され得る。この場合、情報取得部102は、該当のユーザデバイス20の識別情報に関連付けて設定情報DB124に登録されている第1の機能情報を、ユーザデバイス20の第1の機能情報として取得してもよい。
‐取得例4:所定のチケットの購入状況または課金状況
また、設定情報DB124では、ユーザ2の所定のチケットの購入状況(所定のチケットの購入の有無や、購入しているチケットの種類など)または課金状況(例えば、ユーザ2に対して課金されている金額など)を示す情報とさらに関連付けて第1の機能情報の内容が登録され得る。この場合、情報取得部102は、該当のユーザデバイス20を使用中のユーザ2の所定のチケットの購入状況または課金状況を示す情報に関連付けて設定情報DB124に登録されている第1の機能情報を、ユーザデバイス20の第1の機能情報として取得してもよい。
例えば、情報取得部102は、まず、該当のユーザデバイス20を使用中のユーザ2の所定のチケットの購入状況または課金状況を示す情報の問い合わせを課金サーバ32へ、後述する通信部120に送信させる。そして、情報取得部102は、課金サーバ32から受信される、当該ユーザ2の所定のチケットの購入状況または課金状況を示す情報に関連付けて設定情報DB124に登録されている第1の機能情報を、ユーザデバイス20の第1の機能情報として取得する。
(2−1−2−2.第2の機能情報の取得)
次に、情報取得部102による第2の機能情報の取得方法について詳細に説明する。例えば、設定情報DB124では、第1の機能情報と関連付けて第2の機能情報が登録され得る。この場合、情報取得部102は、遠隔ユーザデバイス22と上記所定の関係を有するユーザデバイス20の第1の機能情報と関連付けて設定情報DB124に登録されている第2の機能情報を、遠隔ユーザデバイス22の第2の機能情報として取得する。
‐取得例1:遠隔ユーザ4の識別情報
また、設定情報DB124では、遠隔ユーザ4に関する情報(遠隔ユーザ4の識別情報や年齢など)とさらに関連付けて第2の機能情報の内容が登録され得る。この場合、情報取得部102は、遠隔ユーザデバイス22を使用中の遠隔ユーザ4の識別情報に関連付けて設定情報DB124に登録されている第2の機能情報を、遠隔ユーザデバイス22の第2の機能情報として取得してもよい。
‐取得例2:遠隔ユーザデバイス22の識別情報
また、設定情報DB124では、遠隔ユーザデバイス22の識別情報とさらに関連付けて第2の機能情報の内容が登録され得る。この場合、情報取得部102は、遠隔ユーザデバイス22の識別情報に関連付けて設定情報DB124に登録されている第2の機能情報を、遠隔ユーザデバイス22の第2の機能情報として取得してもよい。
‐取得例3:所定のチケットの購入状況または課金状況
また、設定情報DB124では、遠隔ユーザ4の所定のチケットの購入状況(所定のチケットの購入の有無や、購入しているチケットの種類など)または課金状況(例えば、遠隔ユーザ4に対して課金されている金額など)を示す情報とさらに関連付けて第2の機能情報の内容が登録され得る。この場合、情報取得部102は、遠隔ユーザデバイス22を使用中の遠隔ユーザ4の、所定のチケットの購入状況または課金状況を示す情報に関連付けて設定情報DB124に登録されている第2の機能情報を、遠隔ユーザデバイス22の第2の機能情報として取得してもよい。
例えば、情報取得部102は、まず、遠隔ユーザデバイス22を使用中の遠隔ユーザ4の、所定のチケットの購入状況または課金状況を示す情報の問い合わせを課金サーバ32へ通信部120に送信させる。そして、情報取得部102は、課金サーバ32から受信される、当該遠隔ユーザ4の所定のチケットの購入状況または課金状況を示す情報に関連付けて設定情報DB124に登録されている第2の機能情報を、当該遠隔ユーザデバイス22の第2の機能情報として取得してもよい。
‐取得例4:遠隔ユーザ4とユーザ2との関係性
また、設定情報DB124では、遠隔ユーザデバイス22を使用中の遠隔ユーザ4と、遠隔ユーザデバイス22と所定の関係を有するユーザデバイス20を使用中のユーザ2との関係性を示す情報(例えば、家族であるか否か、知人であるか否か、または、親密度など)と関連付けて第2の機能情報の内容が登録され得る。この場合、情報取得部102は、遠隔ユーザ4と該当のユーザ2との関係性を示す情報に関連付けて設定情報DB124に登録されている第2の機能情報を、遠隔ユーザデバイス22の第2の機能情報として取得してもよい。なお、例えば、人物同士の関係性(例えば親子や友人など)を示す情報が所定のデータベースに予め記録され得る。この場合、情報取得部102は、まず、当該所定のデータベースを参照することにより、該当の遠隔ユーザ4と該当のユーザ2との関係性を示す情報を特定し、そして、特定した関係性を示す情報に関連付けて設定情報DB124に登録されている第2の機能情報を、当該遠隔ユーザデバイス22の第2の機能情報として取得してもよい。
または、情報取得部102は、該当の遠隔ユーザ4と該当のユーザ2との親密度を示す情報に関連付けて設定情報DB124に登録されている第2の機能情報を、当該遠隔ユーザデバイス22の第2の機能情報として取得してもよい。なお、例えば、所定のSNS(Social Networking Service)や所定のソーシャルグラフなどにおいて、該当の遠隔ユーザ4と該当のユーザ2とをつなぐ経路におけるノードの数が少ないほど、該当の遠隔ユーザ4と該当のユーザ2との親密度はより高いと判定され得る。
(2−1−2−3.設定情報DB124)
‐ユーザデバイスに関する設定
ここで、図6を参照して、設定情報DB124の構成例について説明する。図6に示したように、設定情報DB124では、例えば、ユーザデバイスに関する設定1200と、遠隔ユーザデバイスに関する設定1250とが関連付けられる。ここで、ユーザデバイスに関する設定1200には、事業者によって指定された第1の機能情報に関する設定内容が記録される。また、遠隔ユーザデバイスに関する設定1250には、事業者によって指定された第2の機能情報に関する設定内容が記録される。
また、ユーザデバイスに関する設定1200は、ユーザID1210、名前1212、デバイスID1214、IPアドレス1216、および、機能設定1218を含む。ここで、ユーザID1210には、各ユーザ2の識別情報(ID)が記録される。また、名前1212には、該当のユーザ2の名前が記録される。また、デバイスID1214には、該当のユーザ2が使用するユーザデバイス20の識別情報(ID)が記録される。また、IPアドレス1216には、該当のユーザデバイス20と関連付けられているIPアドレスが記録される。また、機能設定1218には、該当のユーザデバイス20に対して許可または付加される機能に関する設定内容が記録される。
図7は、機能設定1218の具体的な内容を示した説明図である。図7に示したように、機能設定1218は、条件1220、許可機能1222、および、付加機能1224を含む。ここで、許可機能1222には、条件1220に記録されている条件を該当のユーザデバイス20が満たす場合に当該ユーザデバイス20に対して許可される種類の機能が記録される。なお、許可機能1222に記録されている種類の機能以外の機能の実行は、当該ユーザデバイス20に対して許可されない(制限され得る)。また、付加機能1224には、条件1220に記録されている条件を該当のユーザデバイス20が満たす場合に当該ユーザデバイス20に対して例えば付加サービスサーバ30により提供される機能や情報などが記録される。また、条件1220には、例えば、ユーザ2が位置するサブエリア82、ユーザ2の識別情報、ユーザデバイス22の識別情報や種類、または、ユーザ2の所定のチケットの購入状況(または課金状況)などに関する条件が記録される。
図7に示した例では、あるユーザデバイス20に関して条件1220aが満たされる場合には、「limitdesc1000」という許可機能の情報1222aが示す機能の実行が当該ユーザデバイス20に対して許可されるとともに、「funcdesc1000」という付加機能の情報1224aが示す機能や情報が当該ユーザデバイス20に対して提供される。
図8は、許可機能1222(より詳細には図7に示した「limitdesc1000」)の具体的な内容を示した説明図である。図8に示したように、許可機能1222は、操作情報1230、許可設定1236、および、制限1238を含む。また、操作情報1230は、アプリケーション1231、対象1233、および、操作1235を含む。ここで、操作情報1230は、アプリケーション1231に記録されている種類のアプリケーションの起動中に、対象1233に記録されている種類のデータに対して、操作1235に記録されている種類の操作(機能)が行われることを示す。また、許可設定1236には、該当のユーザデバイス20に関して、操作情報1230に記録されている操作内容(機能)の実行が許可されるか否かの設定内容が記録される。また、制限1238には、該当のユーザデバイス20に関して、操作情報1230に記録されている操作内容(機能)の実行が許可されることが設定されている場合における当該操作内容に関する制限の内容が記録される。例えば、図8に示した例では、任意のアプリケーションにおいて、RAW形式の写真に関しては「2000万」画素以下の写真データを保存することがユーザデバイス20に対して許可されることなどが設定されている。
また、図9は、付加機能1224(より詳細には図7に示した「funcdesc1000」)の具体的な内容を示した説明図である。図9に示したように、付加機能1224は、アプリケーション1240、タイプ1242、タイトル1244、および、コンテンツ1246を含む。ここで、アプリケーション1240には、当該コンテンツに関して実行可能なアプリケーションの種類が記録される。また、タイプ1242には、当該コンテンツの種類(データ種類など)が記録される。また、タイトル1244には、当該コンテンツのタイトルが記録される。また、コンテンツ1246には、当該コンテンツのリンク情報が記録される。例えば、図9に示した例では、任意のアプリケーションにおいて、「○○の解説」という動画に関する機能(表示など)の実行がユーザデバイス20に対して許可されることなどが設定されている。
‐遠隔ユーザデバイスに関する設定
また、図6に示したように、遠隔ユーザデバイスに関する設定1250は、ユーザID1260、名前1262、デバイスID1264、IPアドレス1266、および、機能設定1268を含む。なお、遠隔ユーザデバイスに関する設定1250の内容は、ユーザデバイスに関する設定1200と比較して、(ユーザ2ではなく)遠隔ユーザ4である点、および、(ユーザデバイス20ではなく)遠隔ユーザデバイス22である点が異なるが、その他の内容に関しては概略同様である。
図10は、機能設定1268の具体的な内容を示した説明図である。図10に示したように、機能設定1268は、条件1270、許可機能1272、および、付加機能1274を含む。ここで、許可機能1272および付加機能1274の内容はそれぞれ、図7に示した許可機能1222または付加機能1224と比較して、(ユーザ2ではなく)遠隔ユーザ4である点、および、(ユーザデバイス20ではなく)遠隔ユーザデバイス22である点が異なるが、その他の内容に関しては概略同様である。また、条件1270には、例えば、該当の遠隔ユーザデバイス22と上記所定の関係を有するユーザデバイス20を使用中のユーザ2が位置するサブエリア82、当該ユーザ2の識別情報、当該ユーザデバイス22の識別情報や種類、当該ユーザ2の所定のチケットの購入状況または課金状況、遠隔ユーザ4の識別情報、遠隔ユーザデバイス22の識別情報や種類、または、遠隔ユーザ4の所定のチケットの購入状況(または課金状況)などに関する条件が記録される。例えば、条件1270には、該当のサブエリア82に関してユーザ2と映像を共有可能な遠隔ユーザ4の上限数(定員)などが記録され得る。
また、図11は、許可機能1272(より詳細には図10に示した「glimitdesc2000」)の具体的な内容を示した説明図である。なお、許可機能1272の内容は、図8に示した許可機能1222と比較して、(ユーザ2ではなく)遠隔ユーザ4である点、および、(ユーザデバイス20ではなく)遠隔ユーザデバイス22である点が異なるが、その他の内容に関しては概略同様である。
また、図12は、付加機能1274(より詳細には図10に示した「gfuncdesc2000」)の具体的な内容を示した説明図である。なお、付加機能1274の内容は、図9に示した付加機能1224と比較して、(ユーザ2ではなく)遠隔ユーザ4である点、および、(ユーザデバイス20ではなく)遠隔ユーザデバイス22である点が異なるが、その他の内容に関しては概略同様である。
{2−1−3.判定部104}
判定部104は、ユーザデバイス20により発信される信号の検出結果に基づいて、ユーザデバイス20が正当なデバイスであるか否かを判定する。ここで、正当なデバイスとは、第1の機能情報の利用許可を有するデバイスであり得る。
例えば、領域80内に、所定の信号(例えば、所定の明滅パターンの光など)を出力するデバイス検出装置90が設置され得る。この場合、例えば、デバイス検出装置90が所定の信号を出力してから所定の時間以内に、当該所定の信号に対応する信号がユーザデバイス20により出力されたことの検出結果がデバイス検出装置90から受信された場合には、判定部104は、ユーザデバイス20が正当なデバイスであると判定する。また、デバイス検出装置90が所定の信号を出力してから当該所定の時間内に当該所定の信号に対応しない信号が出力されたこと、または、当該所定の時間内にユーザデバイス20から信号が出力されなかったことの検出結果がデバイス検出装置90から受信された場合には、判定部104は、ユーザデバイス20が正当なデバイスではないと判定する。なお、正当なデバイスではないと判定されたユーザデバイス20に関しては、例えば、領域80内の係員に通知されることにより、当該ユーザデバイス20の使用が人的に制限され得る(例えば没収され得る)。
例えば、図13に示したように、デバイス検出装置90は、例えば三色のLED(Light Emitting Diode)900を有し、かつ、ユーザデバイス20の発光部226は、三色のLEDを含み得る。この場合、デバイス検出装置90のLED900が所定の発光パターン(例えば、三色のLEDの各々の点灯状態(ON/OFFや、明るさなど)を時間的に変化させたパターンなど)で発光してから所定の時間以内に、当該所定の発光パターンと同じパターンでユーザデバイス20の発光部226が発光したことの検出結果がデバイス検出装置90から受信された場合には、判定部104は、ユーザデバイス20が正当なデバイスであると判定する。
あるいは、デバイス検出装置90が所定の発光パターンで不可視光(赤外光など)を発してから所定の時間以内に、当該所定の発光パターンと同じパターンでユーザデバイス20が不可視光を発したことがデバイス検出装置90により検出されたか否かに基づいて、判定部104は、ユーザデバイス20が正当なデバイスであるか否かを判定してもよい。この方法によれば、不可視光が利用されるので、領域80内の人間(正当なユーザデバイス20を使用中のユーザ2も含む)に発光パターンが知覚されないという利点がある。また、例えば映画の上映中などの場面で利用されても、ユーザの利便性を害さないという利点がある。
なお、デバイス検出装置90が出力する所定の信号に対応する信号を、正当なユーザデバイス20以外の装置が受信すること、または、当該所定の信号に対応する信号を出力することが不可能であることは、法的もしくはプロトコルにより確保(保護)され得る。
また、デバイス検出装置90が出力する信号が領域80内の広範囲に届くように、デバイス検出装置90は領域80内に設置され得る(例えばデバイス検出装置90は領域80内の各部屋の天井に設置されるなど)。この場合、デバイス検出装置90により出力される信号に基づいて、領域80内の複数のデバイスが正当なデバイスであるか否かを纏めて判定することができる。
(2−1−3−1.変形例)
‐変形例1
なお、上記の説明では、デバイス検出装置90が出力する信号に基づいてユーザデバイス20の発光部226に発光させる例について説明したが、かかる例に限定されない。例えば、領域80内(例えば入場ゲートなど)に設置されているLEDのみに発光させてもよい。この場合、ユーザデバイス20を装着中のユーザ2が、領域80内のLEDの設置場所付近を通過する際に、ユーザデバイス20が正当ではないことが検出された場合に限り、例えばデバイス検出装置90は、当該LEDに発光させてもよい。この例によれば、ユーザデバイス20は発光しないので、ユーザ2に気付かれることなく、例えば、領域80内の係員は、対象のユーザデバイス20が正当であるか否かを知ることができる。また、自分がチェックされている印象を各ユーザ2に与えることがない。
‐変形例2
または、領域80内の係員は、所定の信号を出力する、携帯型の所定の機材を利用することにより、領域80内の各ユーザ2が装着中のユーザデバイス20の正当性を確認可能であってもよい。例えば領域80の入場口などにおいて、各ユーザ2の手荷物確認する際に、当該係員は、当該所定の機材を用いて、当該ユーザ2が装着中のユーザデバイス20の正当性を確認してもよい。
{2−1−4.課金処理部106}
(2−1−4−1.チケット購入状況・課金状況の取得)
課金処理部106は、例えば領域80内に位置する各ユーザ2に関連付けられている所定のチケットの購入状況または課金状況を示す情報を課金サーバ32から取得する。また、課金処理部106は、領域80内の少なくとも一つのユーザデバイス20と上記所定の関係を有する個々の遠隔ユーザデバイス22を使用中の遠隔ユーザ4に関連付けられている所定のチケットの購入状況または課金状況を示す情報を課金サーバ32からそれぞれ取得する。例えば、課金処理部106は、各ユーザ2や各遠隔ユーザ4に関連付けられている所定のチケットの購入状況または課金状況を示す情報の取得要求を課金サーバ32へ通信部120に送信させることにより、当該所定のチケットの購入状況または課金状況を示す情報を課金サーバ32から取得する。
(2−1−4−2.チケットの購入処理)
また、課金処理部106は、ユーザデバイス20や遠隔ユーザデバイス22から受信されるチケット購入要求に基づいて、所定のチケットの購入処理(または課金処理)を行うことが可能である。例えば、あるユーザデバイス20、または、ある遠隔ユーザデバイス22からチケット購入要求が受信された場合には、課金処理部106は、まず、当該チケット購入要求が示す種類のチケットの料金の、当該チケット購入要求の送信元のユーザ2または遠隔ユーザ4に対する決済処理を行う。そして、課金処理部106は、当該ユーザ2または当該遠隔ユーザ4が当該チケットを購入したことを課金サーバ32に購入履歴として追加登録させる。
なお、例えば、ユーザデバイス20の表示部(図示省略)に表示される所定のUI(User Interface)(web画面など)に対するユーザ2の操作(例えばジェスチャー操作や音声コマンドなど)に基づいて当該チケット購入要求はユーザデバイス20からサーバ10へ送信され得る。また、遠隔ユーザデバイス22の表示部(図示省略)に表示される所定のUIに対する遠隔ユーザ4の操作(例えばジェスチャー操作や音声コマンドなど)に基づいて当該チケット購入要求は遠隔ユーザデバイス22からサーバ10へ送信され得る。
‐チケットの割引・返金
以下では、課金処理部106による「チケットの購入処理」の内容についてより詳細に説明を行う。例えば、チケットの種類ごとの価格やチケット割引条件などが事業者によって課金サーバ32(例えば、課金サーバ32内のチケット価格テーブル40)に登録され得る。この場合、ユーザデバイス20または遠隔ユーザデバイス22からチケット購入要求が受信された場合には、課金処理部106は、まず、当該チケット購入要求が示す種類のチケットの通常価格およびチケット割引条件を課金サーバ32に問い合わせることにより、購入対象のチケットの価格を決定してもよい。例えば、チケット割引条件が満たされる場合で、かつ、当該チケット割引条件がチケット価格の減額を示す場合には、課金処理部106は、当該チケット割引条件に基づいて当該チケットの通常価格から減額した価格を、当該チケットの(最終的な)価格として決定する。また、チケット割引条件が満たされる場合で、かつ、当該チケット割引条件が返金額を示す場合には、課金処理部106は、例えば当該チケットと同じ種類のチケットを購入済みの他のユーザ2または他の遠隔ユーザ4に対して、当該チケット割引条件が示す返金額を返金する処理を行う。これらの例によれば、特定の場合にはユーザ2や遠隔ユーザ4に対して利益を還元することができる。
‐‐変形例
なお、変形例として、チケット割引条件が満たされる場合には、返金の代わりに、該当のユーザ2または該当の遠隔ユーザ4に対して、コンテンツの特典(例えば、特別のコンテンツの閲覧権限など)が提供されてもよいし、所定のポイントが付与されてもよい。また、同じ種類のチケットを購入する遠隔ユーザ4の人数が所定の数に達した場合に限り、該当のユーザ2および該当の複数の遠隔ユーザ4全員に対して所定の機能が許可されたり、所定のサービスが提供されてもよい。
‐価格の諾否の問い合わせ
また、課金処理部106は、決定したチケットの価格に関する諾否を当該チケット購入要求の送信元のユーザ2または遠隔ユーザ4に問い合わせ、そして、当該問い合わせに対する回答に基づいて、当該チケットの決済処理を行ってもよい。例えば、当該チケットの価格を承諾する旨を当該回答が示す場合には、課金処理部106は、当該チケットの決済処理を行う。また、当該チケットの価格を承諾しない旨を当該回答が示す場合には、課金処理部106は、当該チケットの決済処理を行わない。
(2−1−4−3.チケット価格テーブル40)
‐チケット価格テーブル40の例1
ここで、図14〜図16を参照して、前述したチケット価格テーブル40の構成例について説明する。図14は、チケット価格テーブル40の一例(チケット価格テーブル40a)を示した説明図である。なお、図14では、一人のユーザ2、当該ユーザ2に関連付けられている個々の遠隔ユーザ4(つまり、当該ユーザ2のユーザデバイス20と上記所定の関係を有する個々の遠隔ユーザデバイス22を使用中の遠隔ユーザ4)、または、当該ユーザ2および当該遠隔ユーザ4の組が、所定の種類のチケットを購入する場合における当該チケットの価格の設定例を示している。また、図14に示したように、チケット価格テーブル40では、例えば、チケット種別400、価格402、適用条件404、対象者406、ユーザへのRefund408、および、遠隔ユーザへのRefund410が関連付けられている。ここで、チケット種別400には、チケットの(販売)種別が記録される。例えば、「Standard」は、ユーザ2一名分のチケットのみを販売する種別である。また、「Standard+遠隔ユーザ2」は、ユーザ2一名分のチケットと遠隔ユーザ4二名分のチケットとを一緒に販売する種別である。また、「遠隔ユーザ」は、遠隔ユーザ4一名分のチケットのみを販売する種別である。なお、「Standard」に対応するチケットは、例えば、領域80の入場券であってもよい。
また、価格402には、該当のチケット種別の(合計)価格が記録される。また、適用条件404には、該当のチケットを購入可能な条件が記録される。また、対象者406には、該当のチケットを購入可能なユーザの種類(ユーザ2または遠隔ユーザ4)が記録される。また、ユーザへのRefund408には、該当のチケットが購入される場合に該当のユーザ2に返金される金額が記録される。また、遠隔ユーザへのRefund410には、該当のチケットが購入される場合に、当該ユーザ2に関連付けられている特定の遠隔ユーザ4(例えば、同じ種類のチケットを購入済みの遠隔ユーザ4など)に返金される金額が記録される。
図14に示したように、チケット価格テーブル40aでは、遠隔ユーザ4に関して、当該チケットを購入する順番が後であるほどチケットの価格が安くなるように、価格が設定されている。より具体的には、チケット種別「遠隔ユーザ」の価格が、すでに当該チケットを購入済みの遠隔ユーザ4の数が「0人」のときは「500円」、「1人」のときは「300円」、「2人」のときは「200円」のように、当該チケットを購入済みの遠隔ユーザ4の数が多いほど、遠隔ユーザ4用のチケットが安くなるように、価格が設定されている。このチケット価格テーブル40aによれば、チケットを購入する順番が後である遠隔ユーザ4ほどチケットが割安になるので、より多数の遠隔ユーザ4が当該チケットを購入することが期待できる。
なお、変形例として、(図14に示した例とは反対に)遠隔ユーザ4に関して、当該チケットを購入する順番が後であるほどチケットの価格が高くなるように、価格が設定されてもよい。
‐チケット価格テーブル40の例2
また、図15は、チケット価格テーブル40の別の例(チケット価格テーブル40b)を示した説明図である。図15に示したように、チケット価格テーブル40bでは、当該チケットを購入済みの遠隔ユーザ4の人数が多いほど、該当のユーザ2により高額が返金されるように、価格が設定されている。より具体的には、一人目の遠隔ユーザ4がチケット種別「遠隔ユーザ」のチケットを購入したときは該当のユーザ2へ「100円」が返金される。また、二人目の遠隔ユーザ4がチケット種別「遠隔ユーザ」のチケットを購入したときは該当のユーザ2へさらに「100円」が返金される(つまり合計「200円」が返金される)。また、三人目の遠隔ユーザ4がチケット種別「遠隔ユーザ」のチケットを購入したときはさらに「100円」が返金される(つまり合計「300円」が返金される)。このチケット価格テーブル40bによれば、チケットを購入した遠隔ユーザ4の人数が多いほど該当のユーザ2に返金される金額が大きくなる。つまり、より多くの遠隔ユーザ4に対して映像(例えば領域80内でリアルタイムに撮影している映像など)を提供しているユーザ2ほど(最終的な)チケットの価格がより安くなる。このため、より多くの遠隔ユーザ4に対して映像を提供しているユーザ2に対して、より多くの利益を還元することができる。
‐チケット価格テーブル40の例3
また、図16は、チケット価格テーブル40の別の例(チケット価格テーブル40c)を示した説明図である。図16に示したように、チケット価格テーブル40cでは、当該チケットを未購入の遠隔ユーザ4が当該チケットを購入した場合に、該当のユーザ2、および、当該チケットを購入済みの遠隔ユーザ4に最大「100円」まで返金されるように、価格が設定されている。より具体的には、一人目の遠隔ユーザ4がチケット種別「遠隔ユーザ」のチケットを購入した際は該当のユーザ2に「100円」が返金される。また、二人目の遠隔ユーザ4がチケット種別「遠隔ユーザ」のチケットを購入した際は、当該チケットを一番目に購入した遠隔ユーザ4に「100円」が返金される。また、三人目の遠隔ユーザ4がチケット種別「遠隔ユーザ」のチケットを購入した際は、当該チケットを二番目に購入した遠隔ユーザ4に「100円」が返金される。このチケット価格テーブル40cによれば、チケットを未購入の遠隔ユーザ4が当該チケットを購入した場合に、該当のユーザ2、および、当該チケットを購入済みの遠隔ユーザ4に所定の金額内で返金される。このため、より多数の遠隔ユーザ4が当該チケットを購入することが期待できる。
‐その他の例
なお、別の例として、ユーザデバイス20の性能(例えば、撮像部の性能など)が高いほど、遠隔ユーザ4のチケットの価格が高くなるように、チケット価格テーブル40は構成されてもよい。一般的に、ユーザデバイス20の性能が高いほど、より鮮明な映像がユーザデバイス20により撮影され得る。また、遠隔ユーザ4は、より鮮明な映像の閲覧を希望することが考えられる。この変形例によれば、より多数の遠隔ユーザ4が購入することを希望するチケットの価格がより高く設定されるので、事業者の売り上げの増加が期待できる。
{2−1−5.送信制御部108}
送信制御部108は、他の装置に対する情報の送信を制御する。例えば、送信制御部108は、ユーザデバイス20に対する、当該ユーザデバイス20に関して情報取得部102により取得された第1の機能情報の送信を、判定部104による判定結果に基づいて制御する。一例として、ユーザデバイス20が正当なデバイスであると判定部104により判定された場合には、送信制御部108は、当該ユーザデバイス20に関して情報取得部102により取得された第1の機能情報を当該ユーザデバイス20へ通信部120に送信させる。また、ユーザデバイス20が正当なデバイスではないと判定部104により判定された場合には、送信制御部108は、当該ユーザデバイス20に対して第1の機能情報を通信部120に送信させない。
また、送信制御部108は、ユーザデバイス20または遠隔ユーザデバイス22に対する、当該遠隔ユーザデバイス22に関して情報取得部102により取得された第1の機能情報の送信を制御する。例えば、当該遠隔ユーザデバイス22と上記所定の関係を有するユーザデバイス20が正当なデバイスであると判定部104により判定された場合には、送信制御部108は、当該ユーザデバイス20または当該遠隔ユーザデバイス22へ第2の機能情報を通信部120に送信させる。また、当該遠隔ユーザデバイス22と上記所定の関係を有するユーザデバイス20が正当なデバイスではないと判定部104により判定された場合には、送信制御部108は、当該ユーザデバイス20および当該遠隔ユーザデバイス22へ第2の機能情報を通信部120に送信させない。
{2−1−6.通信部120}
通信部120は、例えば、後述する通信装置162を含んで構成され得る。通信部120は、他の装置との間で情報の送受信を行う。例えば、通信部120は、送信制御部108の制御に従って、第1の機能情報をユーザデバイス20へ送信したり、第2の機能情報をユーザデバイス20または遠隔ユーザデバイス22へ送信する。また、通信部120は、ユーザデバイス20の位置の検出結果(例えばユーザデバイス20が位置するサブエリア82の識別情報など)を個々のユーザデバイス20から受信する。
{2−1−7.記憶部122}
記憶部122は、例えば、後述するストレージ装置160を含んで構成され得る。記憶部122は、各種のデータ、および、各種のソフトウェアを記憶する。例えば、図3に示したように、記憶部122は、設定情報DB124を記憶する。
なお、本実施形態によるサーバ10の構成は、前述した例に限定されない。例えば、設定情報DB124は、記憶部122に記憶される代わりに、通信網34に接続された他の装置(図示省略)に記憶されてもよい。
<2−2.処理の流れ>
以上、本実施形態による構成について説明した。次に、本実施形態による処理の流れについて説明する。具体的には、「2−2−1.ユーザデバイス20の正当性の判定時の処理の流れ」、「2−2−2.第1の機能情報の送信時の処理の流れ」、「2−2−3.第2の機能情報の送信時の処理の流れ」、および、「2−2−4.遠隔ユーザ4に対する課金処理の流れ」の順に説明を行う。
{2−2−1.ユーザデバイス20の正当性の判定時の処理の流れ}
まず、図17を参照して、「ユーザデバイス20の正当性の判定時の処理の流れ」について説明する。なお、以下では、ユーザデバイス20が正当なデバイスである場合の処理の流れの例について説明する。
図17に示したように、まず、サーバ10の通信部120は、送信制御部108の制御に従って、所定の発光パターンで発光させるための指示情報を、領域80内に設置されているデバイス検出装置90へ送信する(S101)。
その後、デバイス検出装置90は、受信された指示情報が示す発光パターンで発光部(例えばLEDなど)に発光させる(S103)。
その後、ユーザデバイス20は、S103で発せられた光の発光パターンを検出する(S105)。そして、ユーザデバイス20は、検出された発光パターンに基づいて発光する。例えば、ユーザデバイス20は、検出された発光パターンと同じパターンで発光する(S107)。
その後、デバイス検出装置90は、S107で発せられた光の発光パターンを検出する(S109)。そして、デバイス検出装置90は、当該検出結果をサーバ10へ送信する(S111)。
その後、サーバ10の判定部104は、受信された検出結果が示す発光パターンと、S101で指示した発光パターンとが同一であるか否かを判定する(S113)。両者が同一である場合には(S113:Yes)、判定部104は、当該検出結果に対応するユーザデバイス20が正当なデバイスであると判定する(S115)。そして、当該処理は終了する。
一方、両者が異なる場合には(S113:No)、判定部104は、当該検出結果に対応するユーザデバイス20が正当なデバイスではないと判定する(S117)。そして、通信部120は、送信制御部108の制御に従って、エラー表示させるための指示情報をデバイス検出装置90へ送信する(S119)。
その後、デバイス検出装置90は、受信された指示情報に基づいて、エラーを示す表示を行う。これにより、例えば、領域80内の係員は、該当のユーザデバイス20を領域80内で使用させないように対応する(S121)。そして、当該処理は終了する。
(2−2−1−1.変形例)
なお、「ユーザデバイス20の正当性の判定時の処理の流れ」は、前述した例に限定されない。例えば、S101〜S103の変形例として、デバイス検出装置90は、所定の発光パターンで(自律的に)発光してもよい。また、S111〜S113の変形例として、サーバ10の代わりに、デバイス検出装置90が、ユーザデバイス20により発せられた光の発光パターンと、デバイス検出装置90により発せられた光の発光パターンとが同一であるか否かを判定してもよい。
{2−2−2.第1の機能情報の送信時の処理の流れ}
次に、図18を参照して、「第1の機能情報の送信時の処理の流れ」について説明する。なお、例えば図17に示した処理の流れにより、ユーザデバイス20が正当なデバイスであると判定された場合に、当該処理は実行され得る。また、当該処理は、例えば所定の時間間隔で繰り返し実行され得る。
図18に示したように、まず、ユーザデバイス20は、現在の位置情報を取得する(S201)。続いて、ユーザデバイス20は、取得した位置情報に対応するサブエリア82のエリアID(識別情報)を特定する(S203)。続いて、ユーザデバイス20は、特定したエリアID、ユーザデバイス20を装着中のユーザ2のユーザID、および、ユーザデバイス20のデバイスIDをサーバ10へ送信する(S205)。
その後、サーバ10の課金処理部106は、受信されたユーザIDを含む、所定のチケットの購入状況を示す情報の取得要求を生成する。そして、通信部120は、課金処理部106の制御に従って、当該取得要求を課金サーバ32へ送信する(S207)。
その後、課金サーバ32は、当該取得要求が示すユーザIDに関連付けて記憶されている、所定のチケットの購入状況を示す情報を抽出する。そして、課金サーバ32は、抽出した情報をサーバ10へ送信する(S209)。
その後、サーバ10の情報取得部102は、S205で受信されたエリアID、ユーザID、および、デバイスIDと、S209で受信された、所定のチケットの購入状況を示す情報とに関連付けて設定情報DB124に格納されている第1の機能情報を設定情報DB124から取得する(S211)。そして、通信部120は、送信制御部108の制御に従って、取得された第1の機能情報を該当のユーザデバイス20へ送信する。これにより、現在のサブエリア82において当該第1の機能情報が示す機能の実行が当該ユーザデバイス20に対して許可されるとともに、当該第1の機能情報が示す機能以外の機能の実行が当該ユーザデバイス20に対して制限され得る(S213)。
その後、例えば、受信された第1の機能情報によって許可される付加サービスの利用をユーザ2が希望する場合などに、該当のユーザデバイス20は、当該第1の機能情報によって許可される付加サービスの利用要求を付加サービスサーバ30へ送信する(S215)。
その後、付加サービスサーバ30は、受信された利用要求に基づいて、付加サービスの利用をユーザデバイス20に対して許可する(S217)。
{2−2−3.第2の機能情報の送信時の処理の流れ}
次に、図19および図20を参照して、「第2の機能情報の送信時の処理の流れ」について説明する。なお、例えば図17に示した処理の流れにより、ユーザデバイス20が正当なデバイスであると判定された場合に、当該処理は実行され得る。
図19に示したように、まず、遠隔ユーザ4は、領域80内に位置する複数のユーザデバイス20のうち、映像共有(つまり、該当のユーザデバイス20による撮影に基づく映像の視聴)を希望するユーザデバイス20を選択する。そして、遠隔ユーザデバイス22は、選択されたユーザデバイス20に対して映像共有の要求を例えば遠隔ユーザ4の操作に基づいて送信する。ここで、映像共有の要求は、遠隔ユーザ4のユーザID、および、遠隔ユーザデバイス22のデバイスIDを含む(S301)。なお、以下では、該当のユーザデバイス20を装着するユーザ2が当該映像共有の要求を承諾したものとして説明を行う。
その後、ユーザデバイス20は、現在の位置情報を取得する(S303)。続いて、ユーザデバイス20は、取得した位置情報に対応するサブエリア82のエリアIDを特定する(S305)。続いて、ユーザデバイス20は、特定したエリアID、S301で受信された遠隔ユーザ4のユーザID、および、遠隔ユーザデバイス22のデバイスIDなどの情報をサーバ10へ送信する(S307)。
その後、サーバ10の課金処理部106は、受信された遠隔ユーザ4のユーザIDを含む、所定のチケットの購入状況を示す情報の取得要求を生成する。そして、通信部120は、課金処理部106の制御に従って、当該取得要求を課金サーバ32へ送信する(S309)。
その後、課金サーバ32は、当該取得要求が示す、遠隔ユーザ4のユーザIDに関連付けて記憶されている、所定のチケットの購入状況を示す情報を抽出する。そして、課金サーバ32は、抽出した情報をサーバ10へ送信する(S311)。
その後、サーバ10の情報取得部102は、当該ユーザデバイス20に対して提供された第1の取得情報と、S307で受信されたエリアID、遠隔ユーザ4のユーザID、および、遠隔ユーザデバイス22のデバイスIDと、S311で受信された、所定のチケットの購入状況を示す情報とに関連付けて設定情報DB124に格納されている第2の機能情報を設定情報DB124から取得する(S313)。そして、通信部120は、送信制御部108の制御に従って、取得された第2の機能情報を該当のユーザデバイス20へ送信する(S315)。
ここで、図20を参照して、S315より後の処理の流れについて説明する。S315の後、ユーザデバイス20は、受信した第2の機能情報を遠隔ユーザデバイス22へ送信する。これにより、当該第2の機能情報が示す機能の実行が当該遠隔ユーザデバイス22に対して許可されるとともに、当該第2の機能情報が示す機能以外の機能の実行が当該遠隔ユーザデバイス22に対して制限され得る(S321)。
その後、例えば、受信された第2の機能情報によって許可される付加サービスの利用を遠隔ユーザ4が希望する場合などに、該当の遠隔ユーザデバイス22は、当該第2の機能情報によって許可される付加サービスの利用要求を付加サービスサーバ30へ送信する(S323)。
その後、付加サービスサーバ30は、受信された利用要求に基づいて、付加サービスの利用をユーザデバイス20に対して許可する(S325)。
また、S321の後に、ユーザデバイス20が領域80内で映像の撮影を開始した場合には(S327:Yes)、当該ユーザデバイス20は、該当の遠隔ユーザデバイス22へ当該映像をリアルタイムに送信する。そして、遠隔ユーザデバイス22は、受信された映像に関して、S321で受信された第2の機能情報によって許可される範囲内で、当該映像を逐次表示する(S329)。
(2−2−3−1.変形例)
なお、「第2の機能情報の送信時の処理の流れ」は、前述した例に限定されない。例えば、S301〜S307の変形例として、ユーザデバイス20の代わりに、遠隔ユーザデバイス22が、(例えば、該当のユーザ2のユーザID、遠隔ユーザ4のユーザID、および、遠隔ユーザデバイス22のデバイスIDなどを含む)第2の機能情報の取得要求をサーバ10へ(直接)送信してもよい。また、S315〜S321の変形例として、サーバ10は、第2の機能情報をユーザデバイス20の代わりに、遠隔ユーザデバイス22へ(直接)送信してもよい。
{2−2−4.遠隔ユーザ4に対する課金処理の流れ}
次に、図21を参照して、「遠隔ユーザ4に対する課金処理の流れ」について説明する。なお、以下では、ユーザ2に関連付けられている一人の遠隔ユーザ4の所定のチケットの購入を当該ユーザ2がサーバ10へ要求する例について説明する。
図21に示したように、まず、ユーザデバイス20を装着するユーザ2は、ユーザデバイス20に対して該当の遠隔ユーザ4のチケット購入のための操作を行う(S401)。その後、ユーザデバイス20は、チケット購入要求をサーバ10へ送信する。ここで、チケット購入要求は、例えば、当該ユーザ2のユーザID、購入対象のチケット種別、および、該当の遠隔ユーザ4のユーザIDなどを含む(S403)。
その後、サーバ10の課金処理部106は、受信されたチケット購入要求に基づいて、チケット割引条件の取得要求を課金サーバ32へ通信部120に送信させる(S405)。
その後、課金サーバ32は、チケット割引条件をサーバ10へ通知する(S407)。
その後、サーバ10の課金処理部106は、S403で受信されたチケット購入要求が示す購入対象のチケットの価格を、通知されたチケット割引条件に基づいて決定する(S409)。そして、通信部120は、課金処理部106の制御に従って、決定されたチケット価格を該当のユーザデバイス20へ送信する(S411)。
その後、ユーザデバイス20は、通知されたチケット価格をユーザ2に対して提示するとともに、当該価格に関する諾否をユーザ2に対して問い合わせる(S413)。当該チケット価格がユーザ2により承諾されなかった場合には(S413:No)、ユーザデバイス20は、チケットの購入処理を中止する(S415)。そして、当該処理は終了する。
一方、当該チケット価格がユーザ2により承諾された場合には(S413:Yes)、ユーザデバイス20は、当該チケット価格が承諾された旨をサーバ10へ通知する(S417)。
その後、サーバ10の通信部120は、課金処理部106の制御に従って、該当の遠隔ユーザ4が該当のチケットを購入したことの登録要求を課金サーバ32へ送信する(S419)。その後、課金サーバ32は、記憶している購入履歴を、受信された登録要求に基づいて更新する(S421)。
また、S419の後、課金処理部106は、例えば当該チケットが購入されたことにより、ユーザ2または(同じ種類のチケットを過去に購入した)遠隔ユーザ4に対するRefundが発生したか否かを確認する(S423)。Refundが発生しない場合には(S423:No)、当該処理は終了する。
一方、Refundが発生した場合には(S423:Yes)、課金処理部106は、当該Refundの返金処理を行う(S425)。そして、当該処理は終了する。
<2−3.効果>
{2−3−1.効果1}
以上説明したように、本実施形態によれば、サーバ10は、領域80において事業者によって提供される、ユーザデバイス20の第1の機能情報を取得し、そして、ユーザデバイス20に対して当該第1の機能情報を送信する。これにより、事業者の指定に沿って、領域80内のユーザデバイス20に対する機能の提供を実現することができる。例えば、領域80内のユーザデバイス20に対して、事業者により指定された機能の実行を許可することができる。
{2−3−2.効果2}
また、本実施形態によれば、各事業者が、領域80ごと、および、領域80内のサブエリア82ごとに、ユーザデバイス20および遠隔ユーザデバイス22に対して許可する機能や付加する機能の設定を柔軟に行うことができる。また、サブエリア82の識別情報だけでなく、各ユーザ2および各遠隔ユーザ4の所定のチケット購入状況または課金状況などの条件により、ユーザデバイス20および遠隔ユーザデバイス22に対して許可する機能や付加する機能の設定を柔軟に行うこともできる。このため、領域80内のサブエリア82、ユーザ2、遠隔ユーザ4、および、所定のチケット購入状況などに応じた細やかな機能制限またはサービスを提供することができる。つまり、事業者側のサービス提供のバリエーションが増加し得る。
{2−3−3.効果3}
また、サーバ10は、ユーザデバイス20により発信される信号の検出結果に基づいて、ユーザデバイス20が正当なデバイスであるか否かを判定することができる。これにより、領域内80内の係員は、領域80内での、正当でないデバイスの使用を排除することができるので、事業者の利益を適切に保護することができる。また、事業者は、(正当な)ユーザデバイス20に対して安心して各種機能を提供することができる。その結果、ユーザ2および遠隔ユーザ4の利便性の向上につながる。
{2−3−4.効果4}
また、サーバ10は、例えば遠隔ユーザ4と映像を共有しているユーザ2に対して、当該遠隔ユーザ4のチケットの購入状況に応じて、利益を還元することができる。例えば、サーバ10は、当該ユーザ2に対して領域80の入場料を割り引いたり、ポイントをユーザ2に付与することができる。このため、新たなプロモーションおよびサービスインフラストラクチャーを事業者に提供することができる。
{2−3−5.効果5}
また、本実施形態によれば、ユーザデバイス20に提供される第1の機能情報の内容、および、遠隔ユーザデバイス22に提供される第2の機能情報の内容を、ユーザデバイス20が位置するサブエリア82に応じて、事業者は階層的に設定することができる。従って、第1の機能情報および第2の機能情報の内容を、事業者は柔軟かつ簡潔に設定することができる。例えば、事業者は、領域80全体で特定の機能を制限したり、特定のサブエリア82(例えば人気のアトラクションや、人気のコンテンツが存在する場所など)でのみ一部の機能を制限することができる。また、事業者は、特定のサブエリア82(例えばレストランなど)に関してのみ、より多数の機能をユーザ2に対して許可することができる。
<2−4.適用例>
次に、本実施形態による適用例について、「2−4−1.適用例1」〜「2−4−3.適用例3」において説明する。
{2−4−1.適用例1}
まず、適用例1について説明する。適用例1では、領域80が美術館80aであることを想定する。また、ユーザデバイス20を装着したユーザ2が美術館80aへ見学に行き、そして、美術館80a内でユーザデバイス20により撮影される映像を遠隔ユーザ4が視聴する場面を想定する。
今、美術館80aの展示室内に展示されている絵の前にユーザ2が位置するとする。この場合、適用例1によるサーバ10は、所定のチケットを購入済みの遠隔ユーザ4の遠隔ユーザデバイス22に対してのみ、撮影した高解像度の映像を送信することをユーザデバイス20に対して許可する。また、サーバ10は、当該所定のチケットを購入していない遠隔ユーザ4の遠隔ユーザデバイス22に対しては、撮影した映像の解像度を低下させてから送信することをユーザデバイス20に対して許可する。これにより、所定のチケットを購入した遠隔ユーザ4のみが、当該展示室内の映像を高解像度で視聴することができる。
さらに、当該所定のチケットを購入済みの遠隔ユーザ4の遠隔ユーザデバイス22に対してのみ、サーバ10は、当該展示室における自由視点映像を提供してもよい。これにより、当該遠隔ユーザ4は、当該展示室内を自由に見て回るような体験をすることができる。
{2−4−2.適用例2}
次に、適用例2について説明する。適用例2では、領域80が映画館80bであることを想定する。また、ユーザデバイス20を装着したユーザ2が映画館80bで映画を鑑賞し、そして、ユーザデバイス20により撮影される当該映画の映像を遠隔ユーザ4が(同時に)視聴する場面を想定する。
適用例2によるサーバ10は、所定のチケットを購入済みの遠隔ユーザ4の遠隔ユーザデバイス22に対してのみ、ユーザデバイス20により撮影される高解像度の映像(つまり当該映画の映像)の表示を遠隔ユーザデバイス22に対して許可する。また、サーバ10は、当該所定のチケットを購入していない遠隔ユーザ4の遠隔ユーザデバイス22に対しては、ユーザデバイス20により撮影される映像の解像度が低下した状態で当該映像の表示を遠隔ユーザデバイス22に対して許可する。これにより、所定のチケットを購入した遠隔ユーザ4のみが、当該映画を高解像度で視聴することができる。
なお、適用例2では、運営者は、映画館80bへのユーザ2の入退場時にはユーザデバイス20が正当なデバイスであるか否かをチェックする。また、映画館80b内に設置されているデバイス検出装置90により、映画館80bにおける不正なデバイスの有無がチェックされる。具体的には、デバイス検出装置90が送信する信号(例えば不可視光など)が送信されると、(正当な)ユーザデバイス20は、不可視光で確認信号をデバイス検出装置90へ送信する。
{2−4−3.適用例3}
次に、適用例3について説明する。適用例3では、領域80がテーマパーク80cであることを想定する。また、ユーザデバイス20を装着したユーザ2がテーマパーク80cへ行き、そして、テーマパーク80c内でユーザデバイス20により撮影される映像を遠隔ユーザ4が視聴する場面を想定する。なお、適用例3では、運営者は、テーマパーク80cへのユーザ2の入退場時にはユーザデバイス20が正当なデバイスであるか否かをチェックする。
適用例3では、ユーザ2が標準チケット(例えばテーマパーク80cの入場券)を購入済みである場合には、サーバ10は、一般アトラクションにおいてユーザデバイス20により撮影される映像に関して、当該ユーザ2に関連付けられている全ての遠隔ユーザ4の遠隔ユーザデバイス22に対して当該映像の表示を許可する。また、遠隔ユーザ4用のチケットを購入済みの遠隔ユーザ4の遠隔ユーザデバイス22に対してのみ、サーバ10は、人気アトラクションにおいてユーザデバイス20により撮影される映像の表示を許可する。さらに、遠隔ユーザ4用のチケットを購入済みの遠隔ユーザ4に対してのみ、サーバ10は、特定のアトラクション(例えばホラー系のライドなど)においてユーザ2とともに写真を撮れる付加サービス(具体的には、実際に撮影されたユーザ2の写真内に、遠隔ユーザ4の画像を追加するサービスなど)の利用を許可する。
<<3.ハードウェア構成>>
次に、本実施形態によるサーバ10のハードウェア構成について、図22を参照して説明する。図22に示すように、サーバ10は、CPU150、ROM(Read Only Memory)152、RAM154、バス156、インターフェース158、ストレージ装置160、および通信装置162を備える。
CPU150は、演算処理装置および制御装置として機能し、各種プログラムに従ってサーバ10内の動作全般を制御する。なお、CPU150は、マイクロプロセッサなどのプロセッサにより構成される。CPU150は、サーバ10において制御部100として機能し得る。
ROM152は、CPU150が使用するプログラムや演算パラメータなどの制御用データなどを記憶する。
RAM154は、例えば、CPU150により実行されるプログラムなどを一時的に記憶する。
バス156は、CPUバスなどから構成される。このバス156は、CPU150、ROM152、およびRAM154を相互に接続する。
インターフェース158は、ストレージ装置160、および通信装置162を、バス156と接続する。
ストレージ装置160は、データ格納用の装置である。ストレージ装置160は、例えば、記憶媒体、記憶媒体にデータを記録する記録装置、記憶媒体からデータを読み出す読出し装置、または記憶媒体に記録されたデータを削除する削除装置などを含む。ストレージ装置160は、サーバ10において記憶部122として機能し得る。
通信装置162は、例えば通信網34などに接続するための通信デバイス等で構成された通信インターフェースである。また、通信装置162は、無線LAN対応通信装置、LTE(Long Term Evolution)対応通信装置、または有線による通信を行うワイヤー通信装置であってもよい。通信装置162は、サーバ10において通信部120として機能し得る。
<<4.変形例>>
以上、添付図面を参照しながら本開示の好適な実施形態について詳細に説明したが、本開示はかかる例に限定されない。本開示の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
<4−1.変形例1>
例えば、前述した実施形態では、基本的に、ユーザデバイス20や遠隔ユーザデバイス22に対して許可または付加される機能の内容がサーバ10(具体的には、設定情報DB124の登録内容)のみによって決定される例について説明したが、かかる例に限定されない。一例として、サーバ10により送信される第1の機能情報または第2の機能情報と、ユーザデバイス20または遠隔ユーザデバイス22に記憶されている情報との組み合わせにより、ユーザデバイス20や遠隔ユーザデバイス22に対して許可または付加される機能の内容が決定されてもよい。換言すれば、サーバ10と、ユーザデバイス20と、遠隔ユーザデバイス22との間で、ユーザデバイス20や遠隔ユーザデバイス22に対して許可または付加される機能の内容の決定処理を分担してもよい。例えば、ユーザデバイス20は、サーバ10から受信される第1の機能情報による機能の制限の内容を、ユーザデバイス20に記憶されている情報に基づいて緩和してもよい。また、ユーザデバイス20または遠隔ユーザデバイス22は、サーバ10から受信される第2の機能情報による機能の制限の内容を、ユーザデバイス20または遠隔ユーザデバイス22に記憶されている情報(例えば、遠隔ユーザ4が特別のチケットを購入済みであることを示す情報など)に基づいて緩和してもよい。
<4−2.変形例2>
また、別の変形例として、遠隔ユーザ4が特別のチケット(例えば、所定のイベントの参加チケットなど)を有している場合には、サーバ10は、(領域80内に位置する複数のユーザ2のうち)映像の共有相手のユーザ2を当該遠隔ユーザ4が切り替えることを許可してもよい。つまり、サーバ10は、領域80内に位置する複数のユーザデバイス20間で視点を切り替えることを当該遠隔ユーザ4に対して許可してもよい。例えば、当該遠隔ユーザ4は、所定のイベントにおいて、観客であるユーザ2aが装着するユーザデバイス20aと、演技者であるユーザ2bが装着するユーザデバイス20bとの間で視点を切り替え可能であってもよい。
一例として、設定情報DB124において、映像の共有相手のユーザ2の切り替え(視点の移動)を遠隔ユーザ4に対して許可するか否かがサブエリア82と関連付けて登録され得る。また、当該切り替えが許可される場合に関しては、当該切り替え後に遠隔ユーザ4に対して許可または付加される機能の内容が設定情報DB124に登録され得る。これにより、サーバ10は、遠隔ユーザ4に対して許可または付加される機能の内容を、視点の切り替え後に再評価することができる。
<4−3.変形例3>
また、本実施形態による情報処理システムの構成は、図1に示した例に限定されない。例えば、サーバ10、付加サービスサーバ30、および、課金サーバ32のうちのいずれか二以上は一体の装置として構成されてもよい。
<4−4.変形例4>
また、前述した実施形態では、本開示における情報処理装置がサーバ10である例について説明したが、かかる例に限定されない。例えば、当該情報処理装置は、汎用PC、タブレット型端末、ゲーム機、スマートフォンなどの携帯電話、携帯型音楽プレーヤ、ロボット、または、例えばHMDやAR(Augmented Reality)グラスなどのウェアラブルデバイスであってもよい。
<4−5.変形例5>
また、前述した実施形態の処理の流れにおける各ステップは、必ずしも記載された順序に沿って処理されなくてもよい。例えば、各ステップは、適宜順序が変更されて処理されてもよい。また、各ステップは、時系列的に処理される代わりに、一部並列的に又は個別的に処理されてもよい。また、記載されたステップのうちの一部が省略されたり、または、別のステップがさらに追加されてもよい。
<4−6.変形例6>
また、前述した実施形態によれば、CPU150、ROM152、およびRAM154などのハードウェアを、前述した実施形態によるサーバ10の各構成と同等の機能を発揮させるためのコンピュータプログラムも提供可能である。また、当該コンピュータプログラムが記録された記録媒体も提供される。
また、本明細書に記載された効果は、あくまで説明的または例示的なものであって限定的ではない。つまり、本開示に係る技術は、上記の効果とともに、または上記の効果に代えて、本明細書の記載から当業者には明らかな他の効果を奏しうる。
なお、以下のような構成も本開示の技術的範囲に属する。
(1)
実空間の所定の領域において第1のユーザによって提供される、第2のユーザのデバイスの第1の機能情報を取得する取得部と、
前記第2のユーザのデバイスに対する前記第1の機能情報の送信を制御する送信制御部と、
を備える、情報処理装置。
(2)
前記取得部は、前記第2のユーザの位置の検出結果に関連付けられている機能情報を前記第1の機能情報として取得する、前記(1)に記載の情報処理装置。
(3)
前記所定の領域は、複数のサブ領域を有し、
前記取得部は、前記複数のサブ領域のうち前記第2のユーザが位置するサブ領域に関連付けられている機能情報を前記第1の機能情報として取得する、前記(2)に記載の情報処理装置。
(4)
前記取得部は、前記第2のユーザの識別情報にさらに関連付けられている機能情報を前記第1の機能情報として取得する、前記(2)または(3)に記載の情報処理装置。
(5)
前記取得部は、前記第2のユーザのデバイスにさらに関連付けられている機能情報を前記第1の機能情報として取得する、前記(2)〜(4)のいずれか一項に記載の情報処理装置。
(6)
前記取得部は、前記第2のユーザの所定のチケットの購入状況または課金状況にさらに関連付けられている機能情報を前記第1の機能情報として取得する、前記(2)〜(5)のいずれか一項に記載の情報処理装置。
(7)
前記第1の機能情報は、前記第2のユーザのデバイスによる実行が許可される機能を示す情報である、前記(2)〜(6)のいずれか一項に記載の情報処理装置。
(8)
前記第1の機能情報は、前記所定の領域内で提供されるコンテンツに関して、前記第1のユーザによって前記第2のユーザのデバイスに対して提供される機能情報である、前記(7)に記載の情報処理装置。
(9)
前記所定の領域は、複数のサブ領域を有し、
前記コンテンツは、前記複数のサブ領域のうち前記第2のユーザが位置するサブ領域に関連付けられているコンテンツを含み、
前記第1の機能情報は、前記第2のユーザが位置するサブ領域に関連付けられているコンテンツに関して前記第2のユーザのデバイスに対して許可される機能を示す情報を含む、前記(8)に記載の情報処理装置。
(10)
前記取得部は、前記所定の領域に関して前記第1のユーザによって提供される、第3のユーザのデバイスの第2の機能情報をさらに取得し、
前記送信制御部は、前記第2のユーザのデバイスまたは前記第3のユーザのデバイスに対する前記第2の機能情報の送信をさらに制御し、
前記第3のユーザは、前記所定の領域外に位置し、
前記第2の機能情報は、前記第1の機能情報に関連付けられている、前記(2)〜(9)のいずれか一項に記載の情報処理装置。
(11)
前記取得部は、前記第3のユーザの識別情報または前記第3のユーザのデバイスにさらに関連付けられている機能情報を前記第2の機能情報として取得する、前記(10)に記載の情報処理装置。
(12)
前記取得部は、前記第3のユーザの所定のチケットの購入状況または課金状況にさらに関連付けられている機能情報を前記第2の機能情報として取得する、前記(10)または(11)に記載の情報処理装置。
(13)
前記第2の機能情報は、前記第3のユーザのデバイスによる実行が許可される機能を示す情報である、前記(10)〜(12)のいずれか一項に記載の情報処理装置。
(14)
前記第2の機能情報は、前記所定の領域内で提供されるコンテンツに関して、前記第1のユーザによって前記第3のユーザのデバイスに対して提供される機能情報である、前記(13)に記載の情報処理装置。
(15)
前記所定の領域は、複数のサブ領域を有し、
前記コンテンツは、前記複数のサブ領域のうち前記第2のユーザが位置するサブ領域に関連付けられているコンテンツを含み、
前記第2の機能情報は、前記第2のユーザが位置するサブ領域に関連付けられているコンテンツに関して前記第3のユーザのデバイスに対して許可される機能を示す情報を含む、前記(14)に記載の情報処理装置。
(16)
前記第2のユーザのデバイスは、撮像部を含むウェアラブルデバイスであり、
前記所定の領域における前記撮像部による撮像に応じた映像が前記第3のユーザのデバイスへ送信され、
前記第2の機能情報は、前記映像に関して前記第3のユーザのデバイスに対して許可される機能を示す情報を含む、前記(14)または(15)に記載の情報処理装置。
(17)
前記情報処理装置は、前記第2のユーザのデバイスにより発信される信号の検出結果に基づいて、前記第2のユーザのデバイスが前記第1の機能情報の利用許可を有するデバイスであるか否かを判定する判定部をさらに備え、
前記第2のユーザのデバイスが前記第1の機能情報の利用許可を有するデバイスではないと前記判定部により判定された場合には、前記送信制御部は、前記第1の機能情報を前記第2のユーザのデバイスへ通信部に送信させない、前記(2)〜(16)のいずれか一項に記載の情報処理装置。
(18)
前記第1のユーザは、前記所定の領域の管理権限を有し、
前記第2のユーザは、前記所定の領域の管理権限を有しない、前記(2)〜(17)のいずれか一項に記載の情報処理装置。
(19)
実空間の所定の領域において第1のユーザによって提供される、第2のユーザのデバイスの第1の機能情報を取得することと、
前記第2のユーザのデバイスに対する前記第1の機能情報の送信をプロセッサが制御することと、
を含む、情報処理方法。
(20)
コンピュータを、
実空間の所定の領域において第1のユーザによって提供される、第2のユーザのデバイスの第1の機能情報を取得する取得部と、
前記第2のユーザのデバイスに対する前記第1の機能情報の送信を制御する送信制御部、
として機能させるための、プログラム。
10 サーバ
20 ユーザデバイス
22 遠隔ユーザデバイス
30 付加サービスサーバ
32 課金サーバ
34 通信網
40 チケット価格テーブル
90 デバイス検出装置
100、200 制御部
102 情報取得部
104 判定部
106 課金処理部
108 送信制御部
120、220 通信部
122、230 記憶部
124 設定情報DB
222 位置情報受信部
224 センサ部
226 発光部
228 表示部

Claims (20)

  1. 実空間の所定の領域において第1のユーザによって提供される、第2のユーザのデバイスの第1の機能情報を取得する取得部と、
    前記第2のユーザのデバイスに対する前記第1の機能情報の送信を制御する送信制御部と、
    を備える、情報処理装置。
  2. 前記取得部は、前記第2のユーザの位置の検出結果に関連付けられている機能情報を前記第1の機能情報として取得する、請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記所定の領域は、複数のサブ領域を有し、
    前記取得部は、前記複数のサブ領域のうち前記第2のユーザが位置するサブ領域に関連付けられている機能情報を前記第1の機能情報として取得する、請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記取得部は、前記第2のユーザの識別情報にさらに関連付けられている機能情報を前記第1の機能情報として取得する、請求項2に記載の情報処理装置。
  5. 前記取得部は、前記第2のユーザのデバイスにさらに関連付けられている機能情報を前記第1の機能情報として取得する、請求項2に記載の情報処理装置。
  6. 前記取得部は、前記第2のユーザの所定のチケットの購入状況または課金状況にさらに関連付けられている機能情報を前記第1の機能情報として取得する、請求項2に記載の情報処理装置。
  7. 前記第1の機能情報は、前記第2のユーザのデバイスによる実行が許可される機能を示す情報である、請求項2に記載の情報処理装置。
  8. 前記第1の機能情報は、前記所定の領域内で提供されるコンテンツに関して、前記第1のユーザによって前記第2のユーザのデバイスに対して提供される機能情報である、請求項7に記載の情報処理装置。
  9. 前記所定の領域は、複数のサブ領域を有し、
    前記コンテンツは、前記複数のサブ領域のうち前記第2のユーザが位置するサブ領域に関連付けられているコンテンツを含み、
    前記第1の機能情報は、前記第2のユーザが位置するサブ領域に関連付けられているコンテンツに関して前記第2のユーザのデバイスに対して許可される機能を示す情報を含む、請求項8に記載の情報処理装置。
  10. 前記取得部は、前記所定の領域に関して前記第1のユーザによって提供される、第3のユーザのデバイスの第2の機能情報をさらに取得し、
    前記送信制御部は、前記第2のユーザのデバイスまたは前記第3のユーザのデバイスに対する前記第2の機能情報の送信をさらに制御し、
    前記第3のユーザは、前記所定の領域外に位置し、
    前記第2の機能情報は、前記第1の機能情報に関連付けられている、請求項2に記載の情報処理装置。
  11. 前記取得部は、前記第3のユーザの識別情報または前記第3のユーザのデバイスにさらに関連付けられている機能情報を前記第2の機能情報として取得する、請求項10に記載の情報処理装置。
  12. 前記取得部は、前記第3のユーザの所定のチケットの購入状況または課金状況にさらに関連付けられている機能情報を前記第2の機能情報として取得する、請求項10に記載の情報処理装置。
  13. 前記第2の機能情報は、前記第3のユーザのデバイスによる実行が許可される機能を示す情報である、請求項10に記載の情報処理装置。
  14. 前記第2の機能情報は、前記所定の領域内で提供されるコンテンツに関して、前記第1のユーザによって前記第3のユーザのデバイスに対して提供される機能情報である、請求項13に記載の情報処理装置。
  15. 前記所定の領域は、複数のサブ領域を有し、
    前記コンテンツは、前記複数のサブ領域のうち前記第2のユーザが位置するサブ領域に関連付けられているコンテンツを含み、
    前記第2の機能情報は、前記第2のユーザが位置するサブ領域に関連付けられているコンテンツに関して前記第3のユーザのデバイスに対して許可される機能を示す情報を含む、請求項14に記載の情報処理装置。
  16. 前記第2のユーザのデバイスは、撮像部を含むウェアラブルデバイスであり、
    前記所定の領域における前記撮像部による撮像に応じた映像が前記第3のユーザのデバイスへ送信され、
    前記第2の機能情報は、前記映像に関して前記第3のユーザのデバイスに対して許可される機能を示す情報を含む、請求項14に記載の情報処理装置。
  17. 前記情報処理装置は、前記第2のユーザのデバイスにより発信される信号の検出結果に基づいて、前記第2のユーザのデバイスが前記第1の機能情報の利用許可を有するデバイスであるか否かを判定する判定部をさらに備え、
    前記第2のユーザのデバイスが前記第1の機能情報の利用許可を有するデバイスではないと前記判定部により判定された場合には、前記送信制御部は、前記第1の機能情報を前記第2のユーザのデバイスへ通信部に送信させない、請求項2に記載の情報処理装置。
  18. 前記第1のユーザは、前記所定の領域の管理権限を有し、
    前記第2のユーザは、前記所定の領域の管理権限を有しない、請求項2に記載の情報処理装置。
  19. 実空間の所定の領域において第1のユーザによって提供される、第2のユーザのデバイスの第1の機能情報を取得することと、
    前記第2のユーザのデバイスに対する前記第1の機能情報の送信をプロセッサが制御することと、
    を含む、情報処理方法。
  20. コンピュータを、
    実空間の所定の領域において第1のユーザによって提供される、第2のユーザのデバイスの第1の機能情報を取得する取得部と、
    前記第2のユーザのデバイスに対する前記第1の機能情報の送信を制御する送信制御部、
    として機能させるための、プログラム。
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