JP2018166282A - 自動撮影システム及び発信機 - Google Patents

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光宏 柿沼
Mitsuhiro Kakinuma
光宏 柿沼
宮本 大輔
Daisuke Miyamoto
大輔 宮本
吉田 淳
Atsushi Yoshida
淳 吉田
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【課題】被写体を複数地点で自動撮影する。【解決手段】自動撮影システムは、発信機3から識別情報を含む信号を受信する受信部21、前記信号の受信に伴い撮影処理を行う撮影部22、及び前記識別情報と前記撮影処理により生成された画像データとを送信する通信部23を有する複数の撮影装置2と、前記複数の撮影装置2から前記識別情報及び前記画像データを受信する通信処理部11、及び前記識別情報を対応付けて前記画像データを保存する記憶部10を有するサーバ装置1と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、電波を発信する機器が特定の領域に入った際に自動的に撮影を行う自動撮影システム、及び電波を発信する発信機に関する。
テーマパーク等の娯楽施設では、利用者を撮影し、写真を販売するサービスが行われている。例えば、アミューズメントパークでは、アトラクションの入口でスタッフが利用者を撮影し、プリント出力した写真をアトラクションの出口で販売している。
また、マラソン大会においてコース上の複数地点にカメラマンを配置し、カメラマンがランナーを撮影した画像を販売するサービスが知られている。このサービスでは、カメラマンが撮影した画像を収集・解析し、各画像にゼッケン番号を紐付ける。ランナーが写真提供サイトにアクセスし、ゼッケン番号を入力すると、そのゼッケン番号に紐付いた画像が表示され、画像データを購入・ダウンロードすることができる。
従来の写真撮影・販売サービスは、スタッフ(カメラマン)が撮影を行い、写真を分類していたため、人的コストがかかっていた。
特開2002−123844公報
本発明は、被写体を複数地点で自動撮影する自動撮影システム、及びこの自動撮影システムで用いられる発信機を提供することを課題とする。
本発明による自動撮影システムは、発信機から識別情報を含む信号を受信する受信部、前記信号の受信に伴い撮影処理を行う撮影部、及び前記識別情報と前記撮影処理により生成された画像データとを送信する通信部を有する複数の撮影装置と、前記複数の撮影装置から前記識別情報及び前記画像データを受信する通信処理部、及び前記識別情報を対応付けて前記画像データを保存する記憶部を有するサーバ装置と、を備えるものである。
本発明の一態様では、前記サーバ装置は、外部端末から識別情報を含む画像要求を受け付けると、前記記憶部を検索し、前記画像要求に含まれる識別情報に対応する画像データを取り出し、取り出した画像データを前記外部端末へ送信する。
本発明の一態様では、前記発信機から前記識別情報を含む信号を受信し、前記サーバ装置に対し、受信した前記識別情報に対応する画像データを要求し、前記サーバ装置から画像データを取得するコンピュータと、前記コンピュータが取得した画像データに基づく画像をプリント出力するプリンタと、をさらに備える。
本発明の一態様では、前記複数の撮影装置は、テーマパークやマラソンコース上などの前記発信機を携帯する利用者が行動するエリアに間隔を空けて配置されており、利用者が携帯する前記発信機から前記識別情報を含む信号を受信する。
本発明の一態様では、前記複数の撮影装置は、所定の場所に設置される固定型撮影装置、又は受信する信号に応じて移動する移動型撮影装置である。
本発明の一態様では、前記サーバ装置は、前記画像データからゼッケン番号等の被写体を特定する被写体特定情報を抽出し、前記画像データと前記ゼッケン番号とを対応付けて前記記憶部に保存し、外部端末からゼッケン番号を含む画像要求を受け付けると、前記記憶部を検索し、前記画像要求に含まれるゼッケン番号に対応する画像データを取り出し、取り出した画像データを前記外部端末へ送信する。
本発明の一態様では、前記サーバ装置は、被写体を特定する被写体特定情報と前記発信機の前記識別情報とを対応付けたテーブルを保存し、外部端末から被写体特定情報を含む画像要求を受け付けると、前記テーブルを参照して前記画像要求に含まれる被写体特定情報に対応する識別情報を検出し、検出した識別情報に基づいて前記記憶部を検索して画像データを取り出し、取り出した画像データを前記外部端末へ送信する。
本発明による発信機は、本発明による自動撮影システムの前記撮影装置に対して、前記識別情報を含む信号を送信するものである。
本発明によれば、被写体を複数地点で自動撮影することができる。
本発明の実施形態に係る自動撮影システムの概念図である。 発信機が取り付けられたゼッケンの例を示す図である。 同実施形態に係る自動撮影システムのブロック図である。 別の実施形態に係る自動撮影システムの概念図である。 (a)(b)は表示画面の例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る自動撮影システムをマラソン大会で使用する場合を示している。図2は、利用者(マラソン大会に参加するランナーR)が身に着けるゼッケン4を示す。自動撮影システムは、サーバ装置1と、複数の撮影装置2と、電波を発信する複数の発信機3とを備える。発信機3は、各ランナーRのゼッケン4に取り付けたり、腕に巻き付けたりするなどの手段で、ランナーRが携帯する。以下の実施形態では、発信機3をゼッケン4に取り付けて携帯する場合を例にして説明を行う。
各発信機3には固有の識別情報が割り当てられている。発信機3は、識別情報を含む信号を、所定の電波強度で送信し続けている。撮影装置2は、発信機3との間の距離が近付くと、発信機3からの信号を検知して受信し、撮影を行う。撮影装置2は、マラソンコースの各所に間隔を空けて設けられている。これにより、発信機3が取り付けられたゼッケン4を装着するランナーRが撮影装置2の近くを通過する際に、このランナーRを撮影することができる。
発信機3は例えばビーコン端末を用いることができ、ビーコン端末に設定されているMACアドレスや各種ビーコンID(UUID、MAJOR値、MINOR値)などを識別情報として送信する。撮影装置2が発信機3からの信号を検知できる最大距離は、発信機3の出力強度により異なり、例えば、数メートルから100メートル程度である。
撮影装置2は、受信信号強度から発信機3までの距離を算出することができる。撮影装置2は、発信機3が所定距離にある、すなわちランナーRが所定の領域内に入った時に撮影を行ってもよい。
撮影装置2は、発信機3から受信した識別情報と共に、撮影画像データをサーバ装置1へ送信する。撮影装置2は動画を撮影し、識別情報と動画データとをサーバ装置1へ送信してもよい。また、撮影装置2は、日時情報や(GPS等を用いた)位置情報と、発信機3から受信した識別情報とを組み合わせて、サーバ装置1に送信することもできる
サーバ装置1は、各撮影装置2から受信した識別情報及び撮影画像データを受信し、識別情報毎に撮影画像データを分類して保存する。これにより、撮影画像データがランナーR毎に分類されて保存される。
マラソン大会の運営者は、ゴール地点に写真プリントコーナーを設置している。写真プリントコーナーには、コンピュータ5及びプリンタ6が設けられている。コンピュータ5は、ランナーRのゼッケン4に取り付けられた発信機3から識別情報を受信すると、受信した識別情報をサーバ装置1に送信し、この識別情報に対応する画像データを要求する。
サーバ装置1は、コンピュータ5から受信した識別情報に紐付けられた画像データを検索して抽出し、コンピュータ5へ送信する。コンピュータ5は、サーバ装置1から画像データを受信し、プリンタ6からプリント出力する。これにより、ランナーRは、大会当日に(ゴール直後に)、競技中の姿が撮影されたプリント物を取得することができる。
ランナーRは、自身の端末(ユーザ端末7)を用いて、サーバ装置1から、画像データを購入・ダウンロードすることができる。例えば、画像提供サイトにアクセスし、ゼッケン4に取り付けられた発信機3に印字されている識別情報を入力する。識別情報を示す二次元コードを発信機3の筐体表面に印字しておき、この二次元コードをユーザ端末7で読み取ることで識別情報を入力するようにしてもよい。ユーザ端末7は、入力された識別情報をサーバ装置1へ送信する。
サーバ装置1は、ユーザ端末7から受信した識別情報に紐付けられた画像データを検索して抽出し、ユーザ端末7に提示する。ランナーRが、提示された画像を確認し、決済処理を行うと、ユーザ端末7はサーバ装置1から画像データをダウンロードする。これにより、ランナーRは、競技中の姿が撮影された画像データを取得することができる。ユーザ端末7は、スマートフォン、タブレット端末、PC等である。
ランナーRは、画像提供サイトにおいて、画像データのダウンロードだけでなく、プリント注文を行うこともできる。例えば、ランナーRが選択した画像を、ポスターやカレンダーにプリントするプリント注文を行うことができる。プリント注文を行い、決済処理が行われると、サーバ装置1は、プリント注文内容を工場8に通知する。工場8で作製されたプリント物がランナーRの自宅等に配送される。プリント注文は、ユーザ端末7だけでなく、写真プリントコーナーのコンピュータ5から行えるようにしてもよい。
このように、ランナーRは、発信機3付きのゼッケン4を着けて走るだけで、コース上の各所で撮影装置2により自動撮影される。撮影画像データは、サーバ装置1において、発信機3の識別情報毎、すなわちランナーR毎に分類して保存される。ランナーRは、競技中の自身の姿が写った画像データやプリント物を容易に取得することができる。
図3は、自動撮影システムのブロック図である。サーバ装置1は、通信処理部11、画像処理部12、認証処理部13、画像検索部14、注文受付部15、決済処理部16及び画像記憶部10を備える。
通信処理部11は、複数の撮影装置2と通信を行い、撮影装置2が発信機3から受信した識別情報と、撮影画像データとを受信する。受信した撮影画像データは、識別情報毎に分類され、識別情報に対応付けて画像記憶部10に格納される。
通信処理部11は、コンピュータ5やユーザ端末7等の外部端末との通信処理を行う。通信処理部11は、コンピュータ5(又はユーザ端末7)から識別情報を含む画像要求を受け付けると、画像検索部14が画像記憶部10から取り出した画像データを、コンピュータ5(又はユーザ端末7)へ送信する。
画像処理部12は、撮影画像データと、スタンプやフレーム等のテンプレート画像とを合成してプリント用画像を生成することができる。また、サーバ装置1が撮影装置2から動画データを受信した場合、画像処理部12は、撮影装置2から静止画像を切り抜く処理を行うことができる。
認証処理部13は、コンピュータ5やユーザ端末7からアクセスされた際に、認証処理を行う。
画像検索部14は、コンピュータ5やユーザ端末7から受信した識別情報に基づいて画像記憶部10を検索し、この識別情報に対応する画像データを取り出す。通信処理部11は、画像検索部14が取り出した画像データ、又はこの画像データとテンプレート画像とを合成した画像データをコンピュータ5やユーザ端末7へ送信する。
注文受付部15は、コンピュータ5又はユーザ端末7から画像データのダウンロード注文や、画像データをポスターやカレンダーにプリントするプリント注文を受け付ける。
決済処理部16は、コンピュータ5又はユーザ端末7から受け付けた注文に応じた決済処理を行う。決済処理後、通信処理部11は、画像データをコンピュータ5又はユーザ端末7へ送信したり、プリント注文の注文内容を工場8へ送信したりする。
撮影装置2は、演算制御部20、受信部21、撮影部22、通信部23、及び表示部24を備え、例えばタブレット端末を用いることができる。受信部21は、ランナーRのゼッケン4に取り付けられた発信機3から識別情報を含む信号を受信する。
撮影部22は、デジタルカメラであり、例えばタブレット端末に設けられたカメラ機能を利用することができる。デジタル一眼レフカメラ等を別途接続し、撮影部22として用いてもよい。受信部21による信号受信に伴い、演算制御部20が撮影部22を制御して撮影を行う。撮影部22は、静止画や動画を撮影する。
通信部23は、受信部21が受信した識別情報と、撮影部22の撮影処理により生成された画像データ(動画データを含む)とを、インターネット等を介してサーバ装置1へ送信する。
表示部24は例えばタッチパネル液晶ディスプレイであり、撮影装置2を設置する際に、撮影部22による撮影画像を表示する。表示部24に表示された画像を見ながら、撮影部22のズーム倍率やアングルが設定され、撮影範囲が調整される。
コンピュータ5は、演算制御部50、受信部51、通信部52及び表示部53を備える。受信部51は、発信機3から識別情報を含む信号を受信する。
通信部52は、受信部51が受信した識別情報をサーバ装置1へ送信し、この識別情報に対応する画像データを要求する。通信部52は、要求に応じてサーバ装置1から送信された画像データを受信する。サーバ装置1から受信する画像データは、識別情報を発信した発信機3が取り付けられたゼッケン4を身に着けるランナーRを撮影した撮影画像データ、又は撮影画像とテンプレート画像とを合成した合成画像データである。
撮影画像とテンプレート画像との合成は、コンピュータ5において演算制御部50が行ってもよい。
表示部53は、例えば液晶ディスプレイであり、サーバ装置1から受信した画像を表示する。ランナーRは、表示部53に表示された画像を見て、自身が写っている画像か確認することができる。また、ランナーRが、表示部53に表示された画像を見て、プリント出力したい画像を選択してもよい。
演算制御部50は、プリンタ6を制御し、サーバ装置1から受信した画像をプリント出力させる。
コンピュータ5が、プリント注文を受け付ける注文受付部54、及び決済処理を行う決済処理部55を備えていてもよい。例えば、演算制御部50がこれらの機能を有する。注文受付部54がプリント注文を受け付け、決済処理部55が決済処理を行うと、通信部52が、プリント注文の注文内容をサーバ装置1へ送信する。サーバ装置1は、コンピュータ5から受け取った注文内容を工場8又はコンピュータ5へ転送する。工場8で受け取ったデータは工場にて製造され、注文者に出荷される。コンピュータ5で受け取ったデータはプリンタ6にて出力され注文者に提供される。コンピュータ5を操作し、ブラウザ経由でサーバ1の注文受付機能及び決済機能を用いて、プリント注文及び決済を行ってもよい。
このように、本実施形態によれば、ランナーRが携帯する発信機3から送信される信号により、撮影装置2は、ランナーRの接近を検知し、ランナーRを自動撮影することができる。撮影画像は、発信機3が送信する識別情報と共にサーバ装置1に収集され、ランナーR毎に分類し、保存することができる。各ランナーRの画像は、プリンタ6でプリント出力したり、ユーザ端末7で画像データを購入・取得(ダウンロード)したりすることができる。また、ポスターやカレンダー等にプリントする注文を行うこともできる。
上記実施形態において、サーバ装置1の画像処理部12が、撮影装置2から受信した撮影画像データから、ランナーRが装着するゼッケン4に印字されたゼッケン番号41(図2参照)を抽出してもよい。画像記憶部10は、画像データを、識別情報及びゼッケン番号と紐付けて保存する。
ゴール地点の写真プリントコーナーで写真をプリント出力する際や、ユーザ端末7を用いて画像の購入やプリント注文を行う際、識別情報の代わりにゼッケン番号を入力してもよい。コンピュータ5やユーザ端末7は、ゼッケン番号をサーバ装置1に送信する。画像検索部14は、ゼッケン番号に基づいて画像記憶部10を検索し、各ランナーRが写った画像を抽出することができる。
サーバ装置1が、ゼッケン番号と発信機3の識別情報とを対応付けたテーブルを有していてもよい。サーバ装置1は、コンピュータ5やユーザ端末7からゼッケン番号を受信すると、テーブルを参照し、ゼッケン番号に対応する識別情報を検出する。画像検索部14は、検出した識別情報に基づいて画像記憶部10を検索し、各ランナーRが写った画像を抽出することができる。
発信機3にゼッケン番号を登録し、発信機3がゼッケン番号を送信してもよい。撮影装置2は、撮影画像データと、発信機3から受信したゼッケン番号とをサーバ装置1へ送信する。サーバ装置1は、ゼッケン番号毎に画像データを分類して保存する。
撮影画像データから抽出する被写体特定情報はゼッケン番号に限らず、氏名や学校名などであってもよい。また、この被写体特定情報と発信機3の識別情報とを対応付けたテーブルをサーバ装置1に事前に準備しておいてもよいし、発信機3が被写体特定情報を送信してもよい。
サーバ装置1は、撮影画像データだけでなく、撮影時刻、すなわち各ランナーRが撮影装置2の設置場所を通過した時刻を保存してもよい。これにより、各ポイントの通過タイムの情報をプリンタ6からプリント出力したり、ユーザ端末7へ転送したりすることができる。
撮影装置2は、発信機3から識別情報を含む信号を受信し始めてからの信号強度の変化に基づいて、撮影部22のズーム倍率を調整し、撮影を行ってもよい。マラソンコースの道幅が広い場合、ランナーRの走る位置によって、撮影装置2からの距離が変わる。そのため、信号強度が徐々に大きくなり所定値以上になった場合は、撮影装置2の近くを走っていると判断することができる。一方、信号強度の変化が小さい場合は、撮影装置2から離れた場所を走っていると推定される。ランナーRの位置によってズーム倍率を調整することで、ランナーRを撮影画像内にうまく収めることができる。
撮影装置2は、受信した信号(電波)、及び撮影した画像等に応じて、ズーム、方向、シャッタースピード、フォーカスなどの撮影条件の調整を行ってもよい。例えば、受信強度の大きい信号を送信している発信機3の方に撮影方向を向けて撮影を行うことができる。撮影装置2は、受信した信号の強度だけでなく、信号を検出した回数、信号を検出している時間等に基づいて撮影条件を設定してもよい。
上記実施形態では、自動撮影システムをマラソン大会で使用する例について説明したが、マラソン大会に限らず、観光地やテーマパーク等に設置してもよい。図4は、自動撮影システムをテーマパークで利用する例を示す。コンピュータ5及びプリンタ6は、テーマパーク内の管理センタ9などに設けられる。管理センタ9はテーマパーク内に複数設けられていてもよい。撮影装置2は、テーマパーク内の様々な場所に設置される。
例えば、テーマパークは、複数のエリアに分けられており、各エリアに撮影装置2が設置される。図4は、花畑エリアA1、動物エリアA2、博物館エリアA3、アトラクションエリアA4を有するテーマパークの例を示し、エリアA1〜A4にそれぞれ1台以上の撮影装置2が設置される。
利用者(テーマパークを訪れた客)は、入場時に管理センタ9で発信機3を受け取る。発信機3は、入場券を入れたカードケースに取り付けられていてもよいし、リストバンドやキーホルダーになっていてもよい。利用者は、発信機3を携帯して、テーマパーク内を巡る。発信機3は、識別情報を含む信号を送信し続ける。
撮影装置2は、発信機3が近付き、発信機3が送信する信号を受信すると、自動撮影を開始したり、図5(a)に示すような、写真撮影の同意確認画面を表示部24に表示したりする。利用者が確認ボタンB1を押すと、撮影部22による撮影が行われる。撮影を行わない場合は、キャンセルボタンB2を押す。
撮影装置2は、発信機3から信号を受信すると、撮影を行うことを知らせる音声を出力し、撮影装置2へ誘導するようにしてもよい。また、撮影装置2は、発信機3からの受信信号強度が所定値以上になった際に、図5(a)に示す撮影同意確認画面を表示してもよい。
撮影装置2は、撮影処理後、図5(b)に示すように、撮影画像を表示部24に表示する。利用者が承諾ボタンB3を押すと、撮影装置2は、撮影画像データと、利用者が携帯する発信機3から受信した識別情報とをサーバ装置1へ送信する。利用者が撮り直しボタンB4を押した場合は、撮影装置2は再度、撮影処理を行う。
テーマパーク内の各所に設置された撮影装置2により、利用者の自動撮影が行われる。
サーバ装置1は、複数の撮影装置2から撮影画像データを受信し、識別情報毎に分類して保存する。
利用者は、管理センタ9のコンピュータ5に携帯していた発信機3をかざし、識別情報を読み取らせる。コンピュータ5は、識別情報をサーバ装置1に送信し、この識別情報に対応する画像データを要求する。
サーバ装置1は、コンピュータ5から受信した識別情報に紐付けられた画像データを検索して抽出し、コンピュータ5へ送信する。コンピュータ5は、サーバ装置1から画像データを受信し、プリンタ6からプリント出力する。これにより、利用者は、テーマパーク内を巡っている間に撮影された画像のプリント物を取得することができる。
サーバ装置1は、撮影装置2から受け取った日時情報や位置情報から、撮影画像の編集を行う際の推奨デザイン(撮影が夜なら星が入ったデザインなど)、文字情報(撮影場所の地名など)、ユーザ向け音声ガイド(「ジェットコースターで撮影した写真が良くとれているよ」など)を生成し、コンピュータ5やユーザ端末7に配信してもよい。
また、利用者は、自身が所有するユーザ端末を用いて、サーバ装置1から、画像データを購入・ダウンロードしたり、ポスターやカレンダーにプリントするプリント注文を行ったりすることができる。
混雑したテーマパーク、マラソン大会やイベント会場では、撮影装置2の近くに複数の利用者がおり、撮影装置2が複数の識別情報を受信することがある。この場合、撮影装置2は、撮影画像データと、受信信号強度の最も強い識別情報とをサーバ装置1へ送信してもよい。
撮影装置2が送信対象とする識別情報の条件を指定可能としてもよい。例えば、撮影装置2が、撮影画像データと、電波を受信している全ての識別情報とを関連付けてサーバ装置1へ送信するようにしてもよい。あるいはまた、受信信号強度が所定値以上である識別情報と、撮影画像データとをサーバ装置1へ送信してもよい。
上記実施形態では、撮影装置2を特定の場所に固定して設置する固定型撮影装置としたが、発信機3や他の送信機からの信号に応じて移動する移動型撮影装置であってもよい。例えば、ドローン(無人航空機)に撮影装置2を搭載し、遠隔操作や自律制御によって飛行させ、上空から撮影を行うなど、利用シーンに応じた撮影が可能になる。
サーバ装置1、複数の撮影装置2、及び発信機3を有する自動撮影システムを、建造物等の監視カメラとして使用してもよい。
この場合、発信機3が取り付けられた入館証が入館者に渡される。発信機3を入館者に郵送等により事前に送付しておいてもよい。入館者は、発信機3を持参して建物を訪れ、入館ゲート近辺に設置された撮影機に発信機3をかざすと、入館者が撮影される。入館者の顔画像が印画された入館証が発行され、入館者は顔写真入りの入館証と発信機3を携帯して入館する。
各発信機3が発信する識別情報はサーバ装置1に登録・保存されている。また、入館者にどの発信機3が貸与されたかも管理される。
建物内では、立ち入り禁止区域等の特定エリアに撮影装置2が設置される。入館者が特定エリアに近付くと、撮影装置2が発信機3から信号を受信し、撮影を行う。撮影画像データは、発信機3からの信号に含まれる識別情報と共に、サーバ装置1へ送信される。
従来の監視カメラシステムでは、カメラを長時間(例えば一日中)連続して撮影し、録画していた。そのため、膨大な録画データを保存しておく必要があった。また、実際に立ち入り禁止区域等への進入があった場合、膨大な録画データから、進入者、進入時刻のデータを抽出するには手間がかかっていた。
一方、本実施形態では、入館者が撮影装置2の近傍に来た時のみ撮影を行うため、サーバ装置1で保存するデータ量を削減することができる。また、撮影装置2が発信機3から受信した識別情報と、入館者に貸与した発信機3とから、どの入館者が特定エリアに接近(進入)したかを迅速かつ容易に把握することができる。
各実施形態において、発信機3はビーコンに限定されず、識別情報を含む信号を連続して送信できる機器であればよい。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
1 サーバ装置
2 撮影装置
3 発信機
4 ゼッケン
5 コンピュータ
6 プリンタ
7 ユーザ端末
8 工場
9 管理センタ
10 画像記憶部
11 通信処理部
12 画像処理部
13 認証処理部
14 画像検索部
15 注文受付部
16 決済処理部
20 演算制御部
21 受信部
22 撮影部
23 通信部
24 表示部

Claims (8)

  1. 発信機から識別情報を含む信号を受信する受信部、前記信号の受信に伴い撮影処理を行う撮影部、及び前記識別情報と前記撮影処理により生成された画像データとを送信する通信部を有する複数の撮影装置と、
    前記複数の撮影装置から前記識別情報及び前記画像データを受信する通信処理部、及び前記識別情報を対応付けて前記画像データを保存する記憶部を有するサーバ装置と、
    を備える自動撮影システム
  2. 前記サーバ装置は、外部端末から識別情報を含む画像要求を受け付けると、前記記憶部を検索し、前記画像要求に含まれる識別情報に対応する画像データを取り出し、取り出した画像データを前記外部端末へ送信することを特徴とする請求項1に記載の自動撮影システム。
  3. 前記発信機から前記識別情報を含む信号を受信し、前記サーバ装置に対し、受信した前記識別情報に対応する画像データを要求し、前記サーバ装置から画像データを取得するコンピュータと、
    前記コンピュータが取得した画像データに基づく画像をプリント出力するプリンタと、 をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の自動撮影システム。
  4. 前記複数の撮影装置は、前記発信機を携帯する利用者が行動するエリアに間隔を空けて配置されており、利用者が携帯する前記発信機から前記識別情報を含む信号を受信することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の自動撮影システム。
  5. 前記複数の撮影装置は、所定の場所に設置される固定型撮影装置、又は受信する信号に応じて移動する移動型撮影装置であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の自動撮影システム。
  6. 前記サーバ装置は、前記画像データから被写体を特定する被写体特定情報を抽出し、前記画像データと前記被写体特定情報とを対応付けて前記記憶部に保存し、外部端末から被写体特定情報を含む画像要求を受け付けると、前記記憶部を検索し、前記画像要求に含まれる被写体特定情報に対応する画像データを取り出し、取り出した画像データを前記外部端末へ送信することを特徴とする請求項4又は5に記載の自動撮影システム。
  7. 前記サーバ装置は、被写体を特定する被写体特定情報と前記発信機の前記識別情報とを対応付けたテーブルを保存し、外部端末から被写体特定情報を含む画像要求を受け付けると、前記テーブルを参照して前記画像要求に含まれる被写体特定情報に対応する識別情報を検出し、検出した識別情報に基づいて前記記憶部を検索して画像データを取り出し、取り出した画像データを前記外部端末へ送信することを特徴とする請求項4又は5に記載の自動撮影システム。
  8. 請求項1乃至7のいずれかに記載の自動撮影システムの前記撮影装置に対して、前記識別情報を含む信号を送信する発信機。
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