JPWO2018150534A1 - 回転機械 - Google Patents

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Abstract

回転機械は、軸線(C)回りに回転自在に設けられた回転軸(12)と、径方向(dr)の外側から回転軸(12)を覆い、周方向(Dr)に延びるガス流路(60)が形成されたケーシング(11)と、ケーシング(11)の鉛直方向の下部に接続され、ガス流路(60)と連通しているドレン配管(54)と、ドレン配管(53)に設けられ、ドレン配管(54)内の流体の流通状態を調整する調整弁(55)と、調整弁(55)よりもケーシング(11)とドレン配管(54)との接続部に近い位置でドレン配管(54)と接続され、前記シールガスが流通するガス流通配管(57)とを備える。

Description

この発明は、回転機械に関する。
遠心圧縮機等の回転機械は、ケーシングに回転可能に設けられた回転軸の回転を入力または出力するために、回転軸の端部がケーシングの外部に突出している場合がある。このような回転機械では、回転軸とケーシングとの隙間からケーシングの外部への作動流体の流出、および外部からケーシング内への異物等の侵入を防ぐ必要がある。そこで、回転機械では、回転軸とケーシングとの間にシール部を設ける構成が用いられている。特に、遠心圧縮機の場合、シール部として、ドライガスシールが用いられる。
ドライガスシールは、回転環と静止環とを備えている。回転環は、回転軸の外周部分に回転軸と一体に設けられている。静止環は、ケーシングに固定され、回転環に対して回転軸の軸方向において対向するよう設けられている。静止環は、コイルバネ等によって、回転環に向けて押圧されている。これにより、回転機械が停止している状態では、静止環と回転環とが互いに突き当たっている。
回転環の静止環に対向する表面には、螺旋状の溝が形成されている。回転機械が作動し、回転軸が回転すると、螺旋状の溝によって回転環と静止環との間にシールガスが導入される。このシールガスの圧力により、静止環が、コイルバネの付勢力に抗して回転軸の軸方向に沿って押圧される。これにより、回転環と静止環との間に微小な隙間が形成されることで、内部流体が機内側から機外側に漏れることを最少にしている。
特許文献1には、回転環と静止環とを有するドライガスシールを有する圧縮機が記載されている。この圧縮機は、シールガスを供給するシールガス流路と、ドレンを排出するドレンガス流路とを有している。このドレンガス流路は、回転環の下方でケーシングに接続され、圧縮機本体の吸込口に接続された吸込流路に繋がっている。この圧縮機では、ドレンガス流路によってドレンをシールガスとともに吸込流路に戻している。
特開2012−107609号公報
ところで、ケーシングにおいて、ドライガスシール部が設けられている部分には、シールガスを供給する配管、漏洩(リーク)ガスを排出する配管、及び、溜まったドレンを排出する配管のように複数の配管が接続されている。その結果、ケーシングの周辺の配管の経路が複雑になる可能性がある。そのため、ケーシングに直接接続される配管の数を低減したいという要望がある。
本発明は、ケーシングに直接接続される配管数を低減することが可能な回転機械を提供する。
本発明の第一態様の回転機械は、水平方向に延びる軸線回りに回転自在に設けられた回転軸と、前記回転軸の径方向の外側から前記回転軸を覆い、前記回転軸の周方向に延びるガス流路が形成されたケーシングと、前記回転軸と一体的に回転する回転環と、前記ケーシングに設けられ、前記回転軸の停止時に前記回転環と全周で突き当たり、前記回転軸の回転時に前記ガス流路を流通するシールガスによって前記回転環との間にシール隙間を形成する静止環と、前記ケーシングの鉛直方向の下部に接続され、前記ガス流路と連通しているドレン配管と、前記ドレン配管に設けられ、前記ドレン配管内の流体の流通状態を調整する調整弁と、前記調整弁よりも前記ケーシングと前記ドレン配管との接続部に近い位置で前記ドレン配管と接続され、前記シールガスが流通するガス流通配管とを備える。
このような構成によれば、気体であるシールガスを流通させるガス流通配管が、液体であるドレンを流通させるドレン配管を介してケーシングに接続されている。そのため、シールガス及びドレンの流通状態を損なうことなく、ドレン配管とガス流通配管を一つの接続部でケーシングに接続させることができる。
本発明の第二態様の回転機械では、第一態様において、前記ガス流路に供給する前記シールガスを流通させるシールガス供給管であってもよい。
本発明の第三態様の回転機械では、第一態様において、前記ガス流路から排出された前記シールガスを流通させるシールガス排出管であってもよい。
本発明の第四態様の回転機械では、第一態様から第三態様のいずれか一つにおいて、前記ガス流通配管は、前記ドレン配管から前記鉛直方向の上方を含む方向に延びていてもよい。
このような構成によれば、鉛直方向の下方に向かってドレン配管内を流れる液状のドレンは、ガス流通管との接続部に到達しても、鉛直方向の上方を含む方向に向かって流れることが無い。そのため、ガス流通配管の奥までドレンが流入してしまうことを防ぐことができる。
本発明の第五態様の回転機械では、第一態様から第四態様のいずれか一つにおいて、前記ガス流通配管は、逆止弁が設けられていてもよい。
このような構成によれば、ガス流通配管における流体の流れ方向が逆止弁で制限される。そのため、ドレン配管内を流れる液状のドレンがガス流通管の奥まで流入してしまうことを高い精度で防ぐことができる。
本発明の第六態様の回転機械では、第一態様から第五態様のいずれか一つにおいて、前記ドレン配管は、内部を確認可能な窓部を有していてもよい。
このような構成によれば、ドレン配管内のドレンの量を窓部で容易に確認することができる。したがって、ドレン配管内のドレンを適切に排出させることができる。
本発明によれば、ケーシングに直接接続される配管数を低減することができる。
本実施形態における回転機械の一例としての圧縮機を備えた回転機械システムの概略構成を示す図である。 本実施形態における圧縮機に設けられたガスシール部の構成を示す図である。 本実施形態おける圧縮機とドレン配管とを軸方向から見た構成を示す図である。
以下、図面を参照して、本発明の回転機械システムの実施形態を説明する。
図1に示すように、回転機械システム1は、圧縮機(回転機械)10と、圧縮機10を駆動する駆動源としてのタービン20と、を備えている。
圧縮機10は、例えば遠心圧縮機である。圧縮機10は、ケーシング11と、回転軸12と、シール部50と、を備えている。
ケーシング11は、回転軸12の径方向Drの外側から回転軸12を覆っている。回転軸12は、ケーシング11内で、水平方向に延びる軸線C回りに回転自在に設けられている。回転軸12には、作動流体であるプロセスガスを圧縮するインペラ(図示無し)が固定されている。なお、本実施形態で軸線Cが延びる水平方向は、鉛直方向に対して完全に直交する方向のみだけに限定されるものではなく、圧縮機10を設置させる際に許容可能な程度に僅かに傾いていてもよい。
なお、以下では、回転軸12の軸線Cが延びている方向を軸方向Daとする。軸線Cを基準にした回転軸12の径方向を単に径方向Drとする。また、軸線Cを中心とする回転軸12周りの方向を周方向Dcとする。
シール部50は、圧縮機10の吸込側(軸方向Daのタービン20側)に設けられている。シール部50は、回転軸12のケーシング11の端部を貫通して外側に突出している部分に設けられている。
図2に示すように、シール部50は、複数のドライガスシール部51と、複数のラビリンスシール部52と、セパレーションシール部53と、複数のドレン配管54と、複数の調整弁55と、複数のガス流通配管57と、を備える。
ドライガスシール部51は、シールガスが供給されることで、ケーシング11の内部側である機内A側と外部側である機外B側との間をシールしている。ドライガスシール部51は、回転環511と、静止環513と、を備えている。
回転環511は、回転軸12と一体的に回転する。回転環511は、回転軸12の外周面に固定されている。回転軸12の外周面には、筒状のシャフトスリーブ512が固定されている。回転環511は、円環状をなして、シャフトスリーブ512に嵌め込まれて保持されている。回転環511において、静止環513に対向する表面には、螺旋状の溝(図示無し)が設けられている。
静止環513は、ケーシング11に設けられている。静止環513は、回転軸12の停止時に回転環511と全周で突き当たり、回転軸12の回転時にガス流路60を流通するシールガスによって回転環511との間にシール隙間を形成する。
ケーシング11には、回転軸12の端部がケーシング11の内外を貫通して挿通される軸挿通孔111が設けられている。この軸挿通孔111の内周面に、円環状のリテーナ514が設けられている。リテーナ514に形成された凹部には、回転軸12の軸方向Daにスライド移動可能に静止環513が設けられている。静止環513は、回転環511に向かって付勢するコイルバネ515を介してリテーナ514に接続されている。
回転環511と静止環513とは、回転軸12の軸方向Daにおいて互いに対向するよう設けられている。静止環513は、コイルバネ515によって、回転環511に向けて押圧されている。
本実施形態のドライガスシール部51は、第一ドライガスシール部51aと、第二ドライガスシール部51bと、を有している。第一ドライガスシール部51aは、第二ドライガスシール部51bよりも回転軸12の軸方向Daに沿ってケーシング11の機内A側に配置されている。第一ドライガスシール部51aは、シールガスとして、圧縮機10において圧縮されたプロセスガスの一部がフィルタに通して供給される。第二ドライガスシール部51bは、シールガスとして、プロセスガスよりも圧力の低い窒素のような気体状態の不活性ガスが供給される。
ラビリンスシール部52は、回転軸12の外周面との間を複数のシールフィンによってシールしている。本実施形態のラビリンスシール部52は、第一ラビリンスシール部52aと、第二ラビリンスシール部52bと、を有している。第一ラビリンスシール部52aは、第二ドライガスシール部51bよりも軸方向Daの機内A側に配置されている。第二ラビリンスシール部52bは、軸方向Daにおいて、第一ドライガスシール部51aと第二ドライガスシール部51bとの間に配置されている。
セパレーションシール部53は、シールガスとして、気体状態のセパレーションガスを供給することで、セパレーションシール部53よりも機外B側にある軸受において使用される潤滑油がドライガスシール部51に混入することを防いでいる。セパレーションガスは、窒素のような不活性ガスであればよい。
本実施形態のシール部50では、第一ラビリンスシール部52a、第一ドライガスシール部51a、第二ラビリンスシール部52b、第二ドライガスシール部51b、及びセパレーションシール部53が、軸方向Daに沿ってケーシング11の機内A側から機外B側に順番に配列されている。
軸挿通孔111において、第一ラビリンスシール部52aと第一ドライガスシール部51aとの間には第一空間S1が形成されている。第一空間S1は、軸挿通孔111に回転軸12が挿通されていることで、軸方向Daから見た際に軸線Cを中心とする円周上に複数離間して形成されている。第一空間S1には、第一ドライガスシール部51aに流れ込むシールガスが流通する。
軸挿通孔111において、第一ドライガスシール部51aと第二ラビリンスシール部52bとの間には、第二空間S2が形成されている。第二空間S2は、軸挿通孔111に回転軸12が挿通されていることで、軸方向Daから見た際に軸線Cを中心とする円周上に複数離間して形成されている。第二空間S2には、第一ドライガスシール部51aから流れ出たシールガスが流通する。
軸挿通孔111において、第二ラビリンスシール部52bと第二ドライガスシール部51bとの間には第三空間S3が形成されている。第三空間S3は、軸挿通孔111に回転軸12が挿通されていることで、軸方向Daから見た際に軸線Cを中心とする円周上に複数離間して形成されている。第三空間S3には、第二ドライガスシール部51bに流れ込むシールガスが流通する。
軸挿通孔111において、第二ドライガスシール部51bとセパレーションシール部53の間には第四空間S4が形成されている。第四空間S4は、軸挿通孔111に回転軸12が挿通されていることで、軸方向Daから見た際に軸線Cを中心とする円周上に複数離間して形成されている。第四空間S4には、第二ドライガスシール部51bから流れ出たシールガスが流通する。
また、ケーシング11には、回転軸12の周方向Dcに延びるガス流路60が形成されている。本実施形態のガス流路60は、軸挿通孔111を径方向Drの外側から囲むように形成されている。ガス流路60は、軸線Cを中心とする円環状をなしている。本実施形態では、ガス流路60として、第一空間S1に連通する第一ガス流路60aと、第二空間S2に連通する第二ガス流路60bと、第三空間S3に連通する第三ガス流路60cと、第四空間S4に連通する第四ガス流路60dと、セパレーションシール部53に連通する第五ガス流路60eとが、ケーシング11に形成されている。
第一ガス流路60aは、第一空間S1を外周側から囲むように円環状をなしている。第一ガス流路60aは、軸挿通孔111の内周面の複数の箇所で開口している。即ち、第一ガス流路60aは、周方向Dcの複数箇所で第一空間S1と連通している。
第二ガス流路60bは、第一ガス流路60aよりも軸方向Daの機外B側において、第二空間S2を外周側から囲むように円環状をなしている。第二ガス流路60bは、軸挿通孔111の内周面の複数の箇所で開口している。即ち、第二ガス流路60bは、周方向Dcの複数箇所で第二空間S2と連通している。
第三ガス流路60cは、第二ガス流路60bよりも軸方向Daの機外B側において、第三空間S3を外周側から囲むように円環状をなしている。第三ガス流路60cは、軸挿通孔111の内周面の複数の箇所で開口している。即ち、第三ガス流路60cは、周方向Dcの複数箇所で第三空間S3と連通している。
第四ガス流路60dは、第三ガス流路60cよりも軸方向Daの機外B側において、第四空間S4を外周側から囲むように円環状をなしている。第四ガス流路60dは、軸挿通孔111の内周面の複数の箇所で開口している。即ち、第四ガス流路60dは、周方向Dcの複数箇所で第四空間S4と連通している。
第五ガス流路60eは、第四ガス流路60dよりも軸方向Daの機外B側において、セパレーションシール部53を外周側から囲むように円環状をなしている。第五ガス流路60eは、軸挿通孔111の内周面の複数の箇所で開口している。即ち、第五ガス流路60eは、周方向Dcの複数箇所でセパレーションシール部53と連通している。
ガス流路60には、ドレン配管54が接続されている。ドレン配管54は、ガス流路60内に溜まったドレンを外部に排出する。ドレンは、圧縮機10の運転が停止され、軸挿通孔111内の温度や圧力が低下することでシールガスが液化して生じる可能性がある。ドレン配管54は、図3に示すように、鉛直方向の下部でケーシング11に接続されている。ドレン配管54は、ケーシング11内でガス流路60と連通している。ドレン配管54は、ケーシング11に接続されていない側の端部が外部に繋がっている。ドレン配管54は、ケーシング11との接続部から鉛直方向の下方を含む方向に向かって真っすぐ延びている。ドレン配管54は、ケーシング11との接続部から水平方向よりも下方に延びていることが好ましい。ここで、鉛直方向の下部とは、鉛直方向の最下部のみではなく、鉛直方向の最下部を含む一定の領域である。なお、本実施形態のドレン配管54は、鉛直方向の最下部でケーシング11に接続されている。
ドレン配管54には、図2及び図3に示すように、調整弁55とサイトグラス(窓部)56とが設けられている。調整弁55は、ドレン配管54内の流体の流通状態を調整する。本実施形態の調整弁55は、閉塞された状態から手動で開放されることで、調整弁55よりも鉛直方向の下方である外部に向かうようにドレン配管54内でドレンを流通させる。
サイトグラス56は、ドレン配管54の内部を確認可能とされている。サイトグラス56は、調整弁55よりもケーシング11とドレン配管54との接続部に近い位置に設けられている。サイトグラス56は、調整弁55の開閉状態が確認可能な位置に設けられていることが好ましい。
本実施形態のドレン配管54は、図2に示すように、第一ドレン配管54aと、第二ドレン配管54bと、第三ドレン配管54cと、第四ドレン配管54dと、第五ドレン配管54eとを有している。
第一ドレン配管54aは、第一ガス流路60aに接続されている。第一ドレン配管54aは、ケーシング11の鉛直方向の最下部で第一ガス流路60aと連通している。第一ドレン配管54aは、鉛直方向の下方に向かって真っすぐ延びている。第一ドレン配管54aには、調整弁55として、第一調整弁55aが設けられている。第一ドレン配管54aには、サイトグラス56として、第一サイトグラス56aが設けられている。第一サイトグラス56aは、第一調整弁55aよりもケーシング11側に設けられている。
第二ドレン配管54bは、第二ガス流路60bに接続されている。第二ドレン配管54bは、ケーシング11の鉛直方向の最下部で第二ガス流路60bと連通している。第二ドレン配管54bは、鉛直方向の下方に向かって真っすぐ延びている。第二ドレン配管54bには、調整弁55として、第二調整弁55bが設けられている。第二ドレン配管54bには、サイトグラス56として、第二サイトグラス56bが設けられている。第二サイトグラス56bは、第二調整弁55bよりもケーシング11側に設けられている。
第三ドレン配管54cは、第三ガス流路60cに接続されている。第三ドレン配管54cは、ケーシング11の鉛直方向の最下部で第三ガス流路60cと連通している。第三ドレン配管54cは、鉛直方向の下方に向かって真っすぐ延びている。第三ドレン配管54cには、調整弁55として、第三調整弁55cが設けられている。第三ドレン配管54cには、サイトグラス56として、第三サイトグラス56cが設けられている。第三サイトグラス56cは、第三調整弁55cよりもケーシング11側に設けられている。
第四ドレン配管54dは、第四ガス流路60dに接続されている。第四ドレン配管54dは、ケーシング11の鉛直方向の最下部で第四ガス流路60dと連通している。第四ドレン配管54dは、鉛直方向の下方に向かって真っすぐ延びている。第四ドレン配管54dには、調整弁55として、第四調整弁55dが設けられている。第四ドレン配管54dには、サイトグラス56として、第四サイトグラス56dが設けられている。第四サイトグラス56dは、第四調整弁55dよりもケーシング11側に設けられている。
第五ドレン配管54eは、第五ガス流路60eに接続されている。第五ドレン配管54eは、ケーシング11の鉛直方向の最下部で第五ガス流路60eと連通している。第五ドレン配管54eは、鉛直方向の下方に向かって真っすぐ延びている。第五ドレン配管54eには、調整弁55として、第五調整弁55eが設けられている。第五ドレン配管54eには、サイトグラス56として、第五サイトグラス56eが設けられている。第五サイトグラス56eは、第五調整弁55eよりもケーシング11側に設けられている。
ドレン配管54には、図3に示すように、シールガスが流通するガス流通配管57が接続されている。ガス流通配管57は、ガス流路60に供給されるシールガス又はガス流路60から排出されたシールガスを流通させるための配管である。ガス流通配管57は、調整弁55よりもケーシング11とドレン配管54との接続部に近い位置で、ドレン配管54と接続されている。ガス流通配管57は、ドレン配管54から鉛直方向の上方を含む方向に延びている。具体的には、本実施形態のガス流通配管57は、ドレン配管54との接続部から水平方向よりも上方に向かうように傾斜して延びている。ガス流通配管57は、内部を流通するシールガスの流通方向を一方のみに制限する逆止弁58が設けられている。
本実施形態のシール部50は、図2に示すように、ガス流通配管57として、第一シールガス供給管57aと、第一シールガス排出管57bと、第二シールガス供給管57cと、第二シールガス排出管57dと、セパレーションガス供給管57eとを有している。
第一シールガス供給管57aは、第一ガス流路60aに供給するシールガスを流通させている。これにより、第一シールガス供給管57aは、シールガスを第一ドライガスシール部51aのシール隙間に供給している。第一シールガス供給管57aは、圧縮機10において圧縮されたプロセスガスの一部を、シールガスとして供給している。第一シールガス供給管57aは、第一ドレン配管54aに接続されている。本実施形態の第一シールガス供給管57aは、第一サイトグラス56a及び第一調整弁55aよりもケーシング11と第一ドレン配管54aとの接続部に近い位置で第一ドレン配管54aと接続されている。第一シールガス供給管57aは、第一ドレン配管54aから斜め上方に向かって傾斜して延びている。第一シールガス供給管57aは、第一ドレン配管54aに向かうシールガスの流通のみを許容する第一逆止弁58aが設けられている。第一シールガス供給管57aは、第一ドレン配管54a、第一ガス流路60a、及び第一空間S1を介して、第一ドライガスシール部51aにシールガスを供給している。
第一シールガス排出管57bは、第二ガス流路60bから排出されたシールガスを流通させている。これにより、第一シールガス排出管57bは、第一ドライガスシール部51aのシール隙間を流通したシールガスを排出している。第一シールガス排出管57bは、フレアスタック(不図示)に接続されている。なお、フレアスタックでは、シールガスは焼却されて外部に放出されている。第一シールガス排出管57bは、フレアスタックに接続されていない側の端部が第二ドレン配管54bに接続されている。本実施形態の第一シールガス排出管57bは、第二サイトグラス56b及び第二調整弁55bよりもケーシング11と第二ドレン配管54bとの接続部に近い位置で第二ドレン配管54bと接続されている。第一シールガス排出管57bは、第二ドレン配管54bから斜め上方に向かって傾斜して延びている。第一シールガス排出管57bは、第二ドレン配管54bからフレアスタックに向かうシールガスの流通のみを許容する第二逆止弁58bが設けられている。即ち、第二逆止弁58bは、第一逆止弁58aとは逆方向へのシールガスの流通を許容している。第一シールガス排出管57bは、第一ドライガスシール部51aから流れ出たシールガスを第二空間S2、第二ガス流路60b、及び第二ドレン配管54bを介して排出している。
第二シールガス供給管57cは、第三ガス流路60cに供給するシールガスを流通させている。これにより、第二シールガス供給管57cは、シールガスを第二ドライガスシール部51bのシール隙間に供給している。第二シールガス供給管57cは、不活性ガスを、シールガスとして供給している。第二シールガス供給管57cは、第三ドレン配管54cに接続されている。本実施形態の第二シールガス供給管57cは、第三サイトグラス56c及び第三調整弁55cよりもケーシング11と第三ドレン配管54cとの接続部に近い位置で、第三ドレン配管54cと接続されている。第二シールガス供給管57cは、第三ドレン配管54cから斜め上方に向かって傾斜して延びている。第二シールガス供給管57cは、第三ドレン配管54cに向かうシールガスの流通のみを許容する第三逆止弁58cが設けられている。第三逆止弁58cは、第一逆止弁58aと同方向へのシールガスの流通を許容している。第二シールガス供給管57cは、第三ドレン配管54c、第三ガス流路60c、及び第三空間S3を介して、第二ドライガスシール部51bにシールガスを供給している。
第二シールガス排出管57dは、第四ガス流路60dから排出されたシールガスを流通させている。これにより、第二シールガス排出管57dは、第二ドライガスシール部51bのシール隙間を流通したシールガスを排出している。第二シールガス排出管57dは、ベントに接続されている。第二シールガス排出管57dは、ベントに接続されていない側の端部が第四ドレン配管54dに接続されている。本実施形態の第二シールガス排出管57dは、第四サイトグラス56d及び第四調整弁55dよりもケーシング11と第四ドレン配管54dとの接続部に近い位置で第四ドレン配管54dと接続されている。第二シールガス排出管57dは、第四ドレン配管54dから斜め上方に向かって傾斜して延びている。第二シールガス排出管57dは、第四ドレン配管54dからベントに向かうシールガスの流通のみを許容する第四逆止弁58dが設けられている。第四逆止弁58dは、第二逆止弁58bと同方向へのシールガスの流通を許容している。第二シールガス排出管57dは、第二ドライガスシール部51bから流れ出たシールガスを第四空間S4、第四ガス流路60d、及び第四ドレン配管54dを介して排出している。
セパレーションガス供給管57eは、第五ガス流路60eに供給するシールガスを流通させている。これにより、セパレーションガス供給管57eは、シールガスをセパレーションシール部53に供給している。セパレーションガス供給管57eは、不活性ガスを、シールガスとして供給している。セパレーションガス供給管57eは、第五ドレン配管54eに接続されている。本実施形態のセパレーションガス供給管57eは、第五サイトグラス56e及び第五調整弁55eよりもケーシング11と第五ドレン配管54eとの接続部に近い位置で、第五ドレン配管54eと接続されている。セパレーションガス供給管57eは、第五ドレン配管54eから斜め上方に向かって傾斜して延びている。セパレーションガス供給管57eは、第五ドレン配管54eに向かうシールガスの流通のみを許容する第五逆止弁58eが設けられている。第五逆止弁58eは、第一逆止弁58aと同方向へのシールガスの流通を許容している。セパレーションガス供給管57eは、第五ドレン配管54e及び第五ガス流路60eを介して、セパレーションシール部53にシールガスを供給している。
上述したような圧縮機10では、第一ドライガスシール部51a及び第二ドライガスシール部51bにおいて、圧縮機10が停止している状態では、静止環513と回転環511とが互いに突き当たっている。圧縮機10が運転されることで、圧縮されたプロセスガスの一部がシールガスとして第一シールガス供給管57aに送られる。第一シールガス供給管57aを流通してきたシールガスは、第一調整弁55aが閉塞されていることで、第一ドレン配管54aを通って第一ガス流路60aに流入する。第一ガス流路60aに流入したシールガスは、第一空間S1を経由して第一ドライガスシール部51aに供給される。圧縮機10が作動し、回転軸12が回転すると、回転環511の表面に設けられた螺旋状の溝により、第一空間S1から回転環511と静止環513との間にシールガスが導入される。このシールガスの圧力により、静止環513が、コイルバネ515の付勢力に抗して回転軸12の軸方向Daに沿って機外B側に押圧される。これにより、回転環511と静止環513との間に微小なシール隙間が形成される。このように第一ドライガスシール部51aに微小な隙間が形成されることで、第一ドライガスシール部51aによって、回転軸12とケーシング11との間のシールがなされる。また、第一空間S1に流入したシールガスは、第一ラビンリンスシール部52aを通って機内A側に流れるとともに、シールガスの一部が第一ドライガスシール部51aを通り、機外Bに向かって流れる。第一ドライガスシール部51aを通ったシールガスの一部は、第二空間S2を介して、第二ガス流路60bに流入する。第二ガス流路60bに流入したシールガスは、第二ドレン配管54bに送られる。第二ドレン配管54bを流通するシールガスは、第二調整弁55bが閉塞されていることで、第一シールガス排出管57bを通ってフレアスタックに送られる。
同様に、不図示の供給源から不活性ガスがシールガスとして第二シールガス供給管57cに送られる。第二シールガス供給管57cを流通してきたシールガスは、第三調整弁55cが閉塞されていることで、第三ドレン配管54cを通って第三ガス流路60cに流入する。第三ガス流路60cに流入したシールガスは、第三空間S3を経由して第二ドライガスシール部51bに供給される。圧縮機10が作動し、回転軸12が回転すると、回転環511の表面に設けられた螺旋状の溝により、第三空間S3から回転環511と静止環513との間にシールガスが導入される。このシールガスの圧力により、静止環513が、コイルバネ515の付勢力に抗して回転軸12の軸方向Daに沿って機外B側に押圧される。これにより、回転環511と静止環513との間に微小なシール隙間が形成される。このようにて第二ドライガスシール部51bに微小な隙間が形成されることで、第二ドライガスシール部51bによって、回転軸12とケーシング11との間のシールがなされる。また、第三空間S3に流入したシールガスは、第二ラビンリンスシール部52bを通って機内A側出る第二空間S2に流れるとともに、シールガスの一部が第二ドライガスシール部51bを通り、機外Bに向かって流れる。第二空間S2に流れ込んだシールガスは、第二ドレン配管54bを介してフレアスタックに送られる。また、第二ドライガスシール部51bを通ったシールガスは、第四空間S4を介して、第四ガス流路60dに流入する。第四ガス流路60dに流入したシールガスは、第四ドレン配管54dに送られる。第四ドレン配管54dを流通するシールガスは、第四調整弁55dが閉塞されていることで、第二シールガス排出管57dを通ってベントに送られる。
また、不図示の供給源から不活性ガスがシールガスとしてセパレーションガス供給管57eに送られる。セパレーションガス供給管57eを流通してきたシールガスは、第五調整弁55eが閉塞されていることで、第五ドレン配管54eを通って第五ガス流路60eに流入する。第五ガス流路60eに流入したシールガスは、セパレーションシール部53に供給される。セパレーションシール部53に供給されたシールガスは、回転軸12とケーシング11との間のシールに用いられた後に、第四空間S4や機外B側に流出する。
また、圧縮機10が停止して軸挿通孔111内の温度や圧力が低下することでシールガスが液化してドレンが生じる。具体的には、第一空間S1を例に挙げて説明する。第一空間S1内で生じたドレンは、第一ガス流路60aに入り込む。その後、液状のドレンは、第一ガス流路60aの鉛直方向の下方に向かって集まる。集まったドレンは、第一ガス流路60aと鉛直方向の最下部で繋がれた第一ドレン配管54a内に流れ込む。第一ドレン配管54a内を鉛直方向の下方に向かって流れたドレンは、第一調整弁55aが閉塞されていることで、第一調整弁55a付近に溜まる。同様に、第二ガス流路60b、第三ガス流路60c、第四ガス流路60d、及び第五ガス流路60eに集まったドレンは、第二ドレン配管54b、第三ドレン配管54c、第四ドレン配管54d、及び第五ドレン配管54eにそれぞれ流れ込んで調整弁55付近に溜まる。この状態で、各調整弁55を開放されることで、ドレンが外部に排出されている。
上述したような圧縮機10によれば、ガス流通配管57がドレン配管54を介してケーシング11に接続されている。具体的には、第一シールガス供給管57aを例に挙げて説明する。気体であるシールガスを流通させる第一シールガス供給管57aが、液体であるドレンを流通させる第一ドレン配管54aを介してケーシング11に接続されている。第一ドレン配管54aがケーシング11の鉛直方向の下部に接続されていることで、第一ガス流路60aに溜まったドレンを、重力を利用して第一ドレン配管54aに流通させることができる。また、第一シールガス供給管57aを流通するシールガスは気体であるため、ケーシング11の鉛直方向の下部から供給されても影響を受けない。そのため、第一ガス流路60aに対するシールガス及びドレンの流通状態を損なうことなく、第一ドレン配管54aと第一シールガス供給管57aとを一つの接続部でケーシング11に接続させることができる。したがって、ケーシング11に直接接続される配管数を低減することができる。つまり、第一ドレン配管54aと第一シールガス供給管57aとが異なる位置でケーシング11にそれぞれ接続されて、ケーシング11における配管の接続部が増えてしまうことを防ぐことができる。また、第一シールガス排出管57b、第二シールガス供給管57c、第二シールガス排出管57d、及びセパレーションガス供給管57eでも同様の作用効果を奏する。
また、鉛直方向の下方に向かって延びているドレン配管54に対して、ガス流通配管57が水平方向よりも上方に向かって傾斜して延びている。具体的には、第一シールガス供給管57aを例に挙げて説明する。第一ドレン配管54a内を第一調整弁55aに向かって鉛直方向の下方に流れるドレンが、第一シールガス供給管57aとの接続部に到達しても、液体であるドレンは、斜め上方に向かって流れることが無い。これに対して、第一シールガス供給管57aは、鉛直方向の下方に向かって延びる第一ドレン配管54aから斜め上方に向かって傾斜して延びている。そのため、第一シールガス供給管57aの奥までドレンが流入してしまうことを防ぐことができる。一方、気体であるシールガスは、第一シールガス供給管57aが上方に向かって延びていても、その流通状態には影響を受けにくい。したがって、シールガスの流通状態を損なうことなく、効果的にドレンを排出することができる。また、第一シールガス排出管57b、第二シールガス供給管57c、第二シールガス排出管57d、及びセパレーションガス供給管57eでも同様の作用効果を奏する。これにより、シールガス及びドレンのいずれの流通状態も損なうことなく、ドレンがシールガスの供給源や排出先に流入してしまうことを防ぐことができる。
特に、シールガスを排出する第一シールガス排出管57bと第一ドレン配管54aとのように、ドレン及びシールガスの流通方向の同じ配管を接続した場合には、第一シールガス排出管57bが上方に向かって傾斜して延びていても、気体であるシールガスの流通は阻害されない。
また、ガス流通配管57にはそれぞれ逆止弁58が設けられている。具体的には、第一シールガス供給管57aを例に挙げて説明する。第一シールガス供給管57aには第一逆止弁58aが設けられている。そのため、仮に第一シールガス供給管57a内にドレンが流れ込んでしまっても、第一逆止弁58aよりも奥に流れ込むことを防ぐことができる。一方、第一逆止弁58aでは、第一ドレン配管54aに向かうシールガスの流れを阻害しない。同様に、第一シールガス排出管57b、第二シールガス供給管57c、第二シールガス排出管57d、及びセパレーションガス供給管57eでも同様の作用効果を奏する。したがって、シールガスの流通状態を阻害することなく、ドレン配管54内を流れる液状のドレンがガス流通管の奥まで流入してしまうことを高い精度で防ぐことができる。
また、ドレン配管54にはそれぞれサイトグラス56が設けられている。具体的には、第一ドレン配管54aを例に挙げて説明する。第一ドレン配管54aには第一サイトグラス56aが第一調整弁55aの近くに設けられている。そのため、第一調整弁55a付近に溜まる第一ドレン配管54a内のドレンの量をサイトグラス56によって視認し、容易に確認することができる。これにより、第一ドレン配管54a内のドレンの一定量溜まった状態で、第一調整弁55aを開放させることができる。また、第二ドレン配管54b、第三ドレン配管54c、第四ドレン配管54d、及び第五ドレン配管54eにもサイトグラス56が設けられており、同様の作用効果を奏する。したがって、ドレン配管54内のドレンを適切に排出することができる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、各実施形態における各構成及びそれらの組み合わせ等は一例であり、本発明の趣旨から逸脱しない範囲内で、構成の付加、省略、置換、およびその他の変更が可能である。また、本発明は実施形態によって限定されることはなく、特許請求の範囲によってのみ限定される。
また、上記実施形態では、回転機械として、圧縮機10を例示したが、本発明の回転機械はこれに限られるものではない。例えば、回転機械は、各種のタービン20や電動機であってもよい。
また、ドレン配管54は、ケーシング11の鉛直方向の最下部からまっすぐに伸びていることに限定されるものではない。ドレン配管54は、ケーシング11の鉛直方向の最下部からわずかにずれた位置から、水平方向及び鉛直方向に対して下方に向かって傾斜して延びていてもよい。
上記した圧縮機10によれば、ケーシング11に直接接続される配管数を低減することができる。
1 回転機械システム
10 圧縮機
11 ケーシング
111 軸挿通孔
60 ガス流路
60a 第一ガス流路
60b 第二ガス流路
60c 第三ガス流路
60d 第四ガス流路
60e 第五ガス流路
12 回転軸
C 軸線
50 シール部
51 ドライガスシール部
511 回転環
512 シャフトスリーブ
513 静止環
514 リテーナ
515 コイルバネ
51a 第一ドライガスシール部
51b 第二ドライガスシール部
52 ラビリンスシール部
52a 第一ラビリンスシール部
52b 第二ラビリンスシール部
53 セパレーションシール部
S1 第一空間
S2 第二空間
S3 第三空間
S4 第四空間
54 ドレン配管
54a 第一ドレン配管
54b 第二ドレン配管
54c 第三ドレン配管
54d 第四ドレン配管
54e 第五ドレン配管
55 調整弁
55a 第一調整弁
55b 第二調整弁
55c 第三調整弁
55d 第四調整弁
55e 第五調整弁
56 サイトグラス
56a 第一サイトグラス
56b 第二サイトグラス
56c 第三サイトグラス
56d 第四サイトグラス
56e 第五サイトグラス
57 ガス流通配管
58 逆止弁
57a 第一シールガス供給管
58a 第一逆止弁
57b 第一シールガス排出管
58b 第二逆止弁
57c 第二シールガス供給管
58c 第三逆止弁
57d 第二シールガス排出管
58d 第四逆止弁
57e セパレーションガス供給管
58e 第五逆止弁
20 タービン
Da 軸方向
Dr 径方向
Dc 周方向
A 機内
B 機外

Claims (6)

  1. 水平方向に延びる軸線回りに回転自在に設けられた回転軸と、
    前記回転軸の径方向の外側から前記回転軸を覆い、前記回転軸の周方向に延びるガス流路が形成されたケーシングと、
    前記回転軸と一体的に回転する回転環と、
    前記ケーシングに設けられ、前記回転軸の停止時に前記回転環と全周で突き当たり、前記回転軸の回転時に前記ガス流路を流通するシールガスによって前記回転環との間にシール隙間を形成する静止環と、
    前記ケーシングの鉛直方向の下部に接続され、前記ガス流路と連通しているドレン配管と、
    前記ドレン配管に設けられ、前記ドレン配管内の流体の流通状態を調整する調整弁と、
    前記調整弁よりも前記ケーシングと前記ドレン配管との接続部に近い位置で前記ドレン配管と接続され、前記シールガスが流通するガス流通配管とを備える回転機械。
  2. 前記ガス流通配管は、前記ガス流路に供給する前記シールガスを流通させるシールガス供給管である請求項1に記載の回転機械。
  3. 前記ガス流通配管は、前記ガス流路から排出された前記シールガスを流通させるシールガス排出管である請求項1に記載の回転機械。
  4. 前記ガス流通配管は、前記ドレン配管から前記鉛直方向の上方を含む方向に延びている請求項1から請求項3の何れか一項に記載の回転機械。
  5. 前記ガス流通配管は、逆止弁が設けられている請求項1から請求項4の何れか一項に記載の回転機械。
  6. 前記ドレン配管は、内部を確認可能な窓部を有する請求項1から請求項5の何れか一項に記載の回転機械。
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