JPWO2018142703A1 - 異常要因推定装置、異常要因推定方法及びプログラム - Google Patents

異常要因推定装置、異常要因推定方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

異常要因推定装置は、異常の検知対象が正常である場合に前記検知対象から得られる第1の数値ベクトルを学習した学習器と、前記検知対象から複数のタイミングで得られる第2の数値ベクトルとに基づいて、前記検知対象の異常を検知する検知部と、異常が検知された前記第2の数値ベクトルのメトリックごとに、当該メトリックの値から前記第1の数値ベクトルにおける当該メトリックの平均を差し引いた結果を、前記第1の数値ベクトルにおける当該メトリックの標準偏差で除することで得られる値を、当該異常の要因のメトリックを推定するための情報として算出する第1の算出部と、を有することで、異常の検知対象について異常が検知された場合の要因の推定を支援する。

Description

本発明は、異常要因推定装置、異常要因推定方法及びプログラムに関する。
様々なデータをリアルタイムで観測する機能が存在するシステムにおいて、データが正常時と異なる傾向を示した場合に、システムに異常が発生しているとみなすような異常検知を考える。
このような異常検知機能は、「正常時」の教師データを学習しておき、異常検知を行う「テスト時」には、テストデータが教師データとは異なる傾向を示した時に異常と判断する。
観測するデータのメトリック毎に正常時との比較を行うとすると、観測メトリック数が増加した場合に、少なくとも一つのメトリックが異常な傾向を示す確率が増加し、多くの時間帯において「異常」と検知されてしまう事態が生じる。例えば、全てのデータが正規分布に従うとした場合、観測値が平均からのずれが±3σに収まらない確率は約0.6%である(非特許文献1参照)。しかし、観測メトリック数がN個であるとすると、全てのメトリックの観測値が平均±3σに収まる確率は0.994であり、この確率はN=100で約54%にまで低減する。
Hodge, Victoria J., and Jim Austin. "A survey of outlier detection methodologies." Artificial intelligence review 22.2 (2004): 85-126. 櫻田 麻由 ・ 矢入 健久,"オートエンコーダを用いた次元削減による宇宙機の異常検知", 人工知能学会全国大会論文集 28, 1-3, 2014
一方で、メトリック毎の異常度ではなく、正常時におけるメトリック間の相関関係がテストデータにおいて崩れていた場合に、そのテストデータの「異常度」を出力するようなアルゴリズムが提案されている(例えば、非特許文献1、非特許文献2)。このようなアルゴリズムを用いることで、上記のような「異常」が頻発する問題は解決できる一方で、アルゴリズムの出力が「異常度」の一次元であるため、どの観測メトリックが異常の要因となっているかについての判別が困難である。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであって、異常の検知対象について異常が検知された場合の要因の推定を支援することを目的とする。
そこで上記課題を解決するため、異常要因推定装置は、異常の検知対象が正常である場合に前記検知対象から得られる第1の数値ベクトルを学習した学習器と、前記検知対象から複数のタイミングで得られる第2の数値ベクトルとに基づいて、前記検知対象の異常を検知する検知部と、異常が検知された前記第2の数値ベクトルのメトリックごとに、当該メトリックの値から前記第1の数値ベクトルにおける当該メトリックの平均を差し引いた結果を、前記第1の数値ベクトルにおける当該メトリックの標準偏差で除することで得られる値を、当該異常の要因のメトリックを推定するための情報として算出する第1の算出部と、を有する。
異常の検知対象について異常が検知された場合の要因の推定を支援することができる。
第1の実施の形態におけるシステム構成例を示す図である。 第1の実施の形態における異常検知装置10のハードウェア構成例を示す図である。 第1の実施の形態における異常検知装置10の機能構成例を示す図である。 第1の実施の形態における学習処理の処理手順の一例を説明するためのフローチャートである。 第1の実施の形態における検知処理の処理手順の一例を説明するためのフローチャートである。 オートエンコーダを説明するための図である。 第1の実施の形態において後処理部17が実行する処理手順の一例を説明するためのフローチャートである。 第2の実施の形態において後処理部17が実行する処理手順の一例を説明するためのフローチャートである。 第3の実施の形態において後処理部17が実行する処理手順の一例を説明するためのフローチャートである。 第4の実施の形態において後処理部17が実行する処理手順の一例を説明するためのフローチャートである。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。図1は、第1の実施の形態におけるシステム構成例を示す図である。図1において、ネットワークN1は、異常の検知対象とされるネットワークである。ネットワークN1は、ルータやサーバ装置等の複数のノードが相互に接続されることによって構成され、所定のサービスを提供するために任意のノード間においてパケットの送受信が行われる。
ネットワークN1の複数箇所には測定装置20が配置されている。測定装置20は、配置箇所を監視することで得られる観測データを複数のタイミングで採取する。収集される観測データの一例として、MIB(Management Information Base)データ、NetFlowによるフローデータ、CPU使用率等が挙げられる。
MIBは、ネットワーク機器を監視するためのメーカ間の共通ポリシーである。MIBデータは、例えば、5分単位で集約され、「時刻、ホスト名、インターフェース(IF)名、入力データ量(ibps)、出力データ量(obps)」等を含む。
NetFlowは、フロー単位でのネットワーク監視をおこなう技術であり、通信が終了した段階でそのフローに関する情報が出力される。また、フローとは、「何処」と「何処」が「どのような通信」を「どれだけの量」行っているかを把握するための単位をいい、通信の送り手側のIPアドレス(srcIP)、送り手側のポート番号(srcport)、受け手側のIPアドレス(dstIP)、受け手側のポート番号(dstport)、通信プロトコル(proto)の5属性によりまとめられる。フローデータは、「フロー開始時刻、srcIP、srcport、dstIP、dstport、proto、フロー継続時間、総送信パケット数、総送信バイト数」等を含む。
CPU使用率は、例えば、ネットワークN1に含まれるサーバ装置又はルータ等のCPUの使用率である。
測定装置20によって採取された観測データは、異常検知装置10によって収集される。異常検知装置10は、収集された観測データから、正常時の特徴を学習し、学習結果に基づいて、その後に入力される観測データについて、異常の発生を検知する(異常の有無を判定する)コンピュータである。なお、正常時の特徴の学習が行われる処理を「学習処理」という。学習処理において学習された結果に基づいて異常の検知が行われる処理を「テスト処理」という。
図2は、第1の実施の形態における異常検知装置10のハードウェア構成例を示す図である。図2の異常検知装置10は、それぞれバスBで相互に接続されているドライブ装置100、補助記憶装置102、メモリ装置103、CPU104、及びインタフェース装置105等を有する。
異常検知装置10での処理を実現するプログラムは、CD−ROM等の記録媒体101によって提供される。プログラムを記憶した記録媒体101がドライブ装置100にセットされると、プログラムが記録媒体101からドライブ装置100を介して補助記憶装置102にインストールされる。但し、プログラムのインストールは必ずしも記録媒体101より行う必要はなく、ネットワークを介して他のコンピュータよりダウンロードするようにしてもよい。補助記憶装置102は、インストールされたプログラムを格納すると共に、必要なファイルやデータ等を格納する。
メモリ装置103は、プログラムの起動指示があった場合に、補助記憶装置102からプログラムを読み出して格納する。CPU104は、メモリ装置103に格納されたプログラムに従って異常検知装置10に係る機能を実行する。インタフェース装置105は、ネットワークに接続するためのインタフェースとして用いられる。
図3は、第1の実施の形態における異常検知装置10の機能構成例を示す図である。図3において、異常検知装置10は、受信部11、学習処理制御部12、前処理部13、学習部14、検知処理制御部15、検知部16及び後処理部17等を有する。これら各部は、異常検知装置10にインストールされた1以上のプログラムが、CPU104に実行させる処理により実現される。異常検知装置10は、また、教師データ記憶部121、パラメータ記憶部122、観測データ記憶部123、学習結果記憶部124及び学習データ記憶部125等を利用する。これら各記憶部は、例えば、補助記憶装置102、又は異常検知装置10にネットワークを介して接続可能な記憶装置等を用いて実現可能である。
教師データ記憶部121には、予め正常時に収集されたことが確認されている観測データが教師データとして記憶されている。但し、教師データは、観測データから選別されるのではなく、人為的に作成されてもよい。
受信部11は、測定装置20から観測データを受信する。受信された観測データは、観測データ記憶部123に記憶される。
学習処理制御部12は、学習処理を制御する。
前処理部13は、教師データの集合、観測データの集合、又は学習データ記憶部125に記憶されている学習データの集合について前処理を実行する。前処理とは、データ集合からの単位時間ごとの特徴量の抽出や、抽出された特徴量の正規化等の処理である。特徴量は、数値ベクトルの形式で表現される。なお、1回目の学習時には、教師データ記憶部121に記憶されている教師データ群が前処理の対象とされる。受信部11によって観測データの受信が開始されると、観測データ群が前処理の対象とされる。更に、検知部16による異常の検知が開始され、正常であると判定され、学習データとして学習データ記憶部125に記憶された観測データが所定数に達すると、当該学習データ群が前処理の対象とされる。
前処理部13は、また、教師データ群又は学習データ群について前処理を実行する際に、観測データ又は学習データを正規化するためのパラメータ(以下、「正規化パラメータ」という。)を生成又は更新し、生成又は更新された正規化パラメータをパラメータ記憶部122に記憶する。
学習部14は、教師データ又は学習データに基づいて学習を実行する。学習部14による学習結果は、学習結果記憶部124に記憶される。
検知処理制御部15は、検知処理を制御する。
検知部16は、観測データ記憶部123に記憶されている観測データが前処理部13によって前処理されることで生成される数値ベクトルと、学習結果記憶部124に記憶されている学習結果とに基づいて異常の発生を検知する。具体的には、検知部16は、前処理された数値ベクトルについて、学習結果との違いを異常度として算出し、当該異常度を閾値と比較することで異常の発生を検知する。異常が検知されなかった数値ベクトルの正規化前の値は、学習データとして学習データ記憶部125に記憶される。
後処理部17は、異常が検知された際の数値ベクトルのメトリックごとの異常度に基づいて、異常の要因となっているメトリックの推定を行う。
以下、異常検知装置10が実行する処理手順について説明する。図4は、第1の実施の形態における学習処理の処理手順の一例を説明するためのフローチャートである。なお、以下においては、便宜上、フローデータが処理対象である例について示す。
学習処理が開始されると、学習処理制御部12は、教師データ記憶部121から教師データ群を取得し、当該教師データ群を前処理部13へ入力する(S101)。
続いて、前処理部13は、入力された教師データ群を、単位時間ごとの集合に分割する(S102)。なお、教師データ記憶部121には、単位時間×Uの期間(以下、「学習期間」という。)分の教師データが記憶されていることとする。したがって、教師データ群は、U個の集合に分割される。
続いて、前処理部13は、分割された集合ごとに、目的に応じた特徴量を抽出し、抽出された特徴量を各次元の要素とする多次元数値ベクトルを生成する(S103)。
例えば、単位時間が1分で、前処理部13が、1分間ごとの特徴量を抽出するとする。また、特徴量を、各プロトコル(TCP、UDP)の全送信バイト数であるとする。この場合、先頭の教師データのフロー開始時刻が12:00:00であるとすると、前処理部13は、全教師データのうち、フロー開始時刻tが11:59:00<=t<12:00:00であるような教師データ(フローデータ)の集合について、プロトコルがTCPである全フローの全送信バイト数、プロトコルがUDPである全フローの全送信バイト数等を計算し、それらの特徴量を各次元の要素とする2次元数値ベクトルを生成する。(U−1)個の他の集合についても同様に、数値ベクトルが生成される。
なお、特徴量の属性としては、「TCPかつ送信ポート番号が80」のような組合せとして指定することも可能である。また、各フローが「フロー数:1」のような値を持つと見なせば、各属性を持つフローの総フロー数についても同様に計算し、特徴量としてみなすことが可能である。
続いて、前処理部13は、各数値ベクトルにおける各メトリックi(各次元i)の最大値xmax_iを算出し、算出したxmax_iをパラメータ記憶部122に記憶する(S104)。すなわち、第1の実施の形態において、各メトリックiの最大値xmax_iが、正規化パラメータである。
ここで、U=3とする。また、ステップS103において生成された数値ベクトルが{{80,20},{90,35},{100,50}}であるとする。これは、或る3分におけるTCPの総送信バイト数及びUDPの総送信バイト数がそれぞれ「TCP:80byte,UDP:20byte」、「TCP:90byte,UDP:35byte」、「TCP:100byte,UDP:50byte」であったことを示す。この場合、これらの数値ベクトルの各メトリックの最大値xmax_iは、{100,50}である(すなわち、xmax_1=100,xmax_2=50である)。
続いて、前処理部13は、正規化パラメータに基づいて、各数値ベクトルを正規化する(S105)。正規化は、各数値ベクトルのメトリックiの値が最大値xmax_iによって除されることにより行われる。したがって、正規化された数値ベクトルは、{{0.8,0.4},{0.9,0.7},{1,1}}となる。
続いて、学習部14は、当該数値ベクトルについて学習器を利用して学習する(S106)。学習結果は、学習結果記憶部124に記憶される。
続いて、学習処理制御部12は、学習データ記憶部125に、学習期間分の学習データが記憶(蓄積)されるのを待機する(S107)。すなわち、U個の正規化前の数値ベクトルが学習データ記憶部125に記憶されるまで待機が継続する。なお、学習データ記憶部125には、検知部16によって正常である(異常が発生していない)と判定された数値ベクトルが記憶される。
学習期間分の数値ベクトルが学習データ記憶部125に記憶されると(S107でYes)、学習処理制御部12は、学習データ記憶部125から数値ベクトル群を取得し、当該数値ベクトル群を前処理部13へ入力する(S108)。なお、取得された数値ベクトル群は、学習データ記憶部125から削除される。続いて、当該数値ベクトル群について、ステップS104以降が実行される。したがって、次のステップS105では、新たに計算されるxmax_iに基づいて正規化が行われる。
図5は、第1の実施の形態における検知処理の処理手順の一例を説明するためのフローチャートである。図5の処理手順は、図4のステップS106が少なくとも1回実行された後であれば、いつ開始されてもよい。すなわち、図5の処理手順は、図4の処理手順と並行して実行される。
ステップS201において、検知処理制御部15は、単位時間の経過を待機する。当該単位時間は、図4の説明における単位時間と同じ時間長である。この待機中に、リアルタイムに収集され、受信部11によって受信された観測データは観測データ記憶部123に記憶される。
単位時間が経過すると(S201でYes)、検知処理制御部15は、直近の単位時間分の観測データ群を観測データ記憶部123から取得し、当該観測データ群を前処理部13へ入力する(S202)。
続いて、前処理部13は、当該観測データ群から目的に応じた特徴量を抽出し、抽出された特徴量を各次元の要素とする多次元数値ベクトルを生成する(S203)。例えば、プロトコルがTCPである全フローの全送信バイト数、プロトコルがUDPである全フローの全送信バイト数が抽出され、これらを各次元の要素とする2次元数値ベクトルが生成される。ここでは、1つの数値ベクトルが生成される。
続いて、前処理部13は、生成された数値ベクトルを、パラメータ記憶部122に記憶されている最大値xmax_iに基づいて正規化する(S204)。すなわち、当該数値ベクトルの各メトリックiが、最大値xmax_iによって除算される。
例えば、図4のステップS104が上記の教師データに基づいて1回のみ実行されている場合、最大値xmax_iは、{100,50}である。したがって、当該数値ベクトルが{60,40}である場合、当該数値ベクトルは、{0.6,0.8}に正規化される。
続いて、検知部16は、異常判定処理を実行する(S205)。異常判定処理では、正規化された数値ベクトルと、学習結果記憶部124に記憶されている最新の学習結果とに基づいて、ネットワークN1について異常の有無が判定される。
異常が無いと判定された場合(S206でYes)、検知処理制御部15は、当該数値ベクトルの正規化前の数値ベクトルを、学習データとして学習データ記憶部125に記憶する(S207)。異常が有ると判定された場合(S206でNo)、当該数値ベクトルの正規化前の数値ベクトルは、学習データ記憶部125に記憶されない。したがって、学習データ記憶部125には、正常時の数値ベクトルのみが記憶される。
続いて、ステップS201以降が繰り返される。なお、ステップS201以降が繰り返される過程において、ステップS204で利用される正規化パラメータは、並行して実行されている図4のステップS104において随時更新される。その結果、入力される観測データのトレンドを考慮して数値ベクトルを正規化することができる。
例えば、U=3である場合、ステップS207が3回実行されて、{{60,40},{45,20},{30,30}}が学習データ記憶部125に記憶されたとする。この場合、xmax_1=60、xmax_2=40に更新され、更新結果がパラメータ記憶部122に反映される。
なお、上記では、観測データがフローデータである例について説明したが、フローデータ、MIBデータ、及びCPU使用率が並列的に観測データとして受信されてもよい。この場合、図4及び図5の処理手順の各ステップでは、データ種別ごと(フローデータ、MIBデータ、及びCPU使用率ごと)に実行されればよい。
なお、例えば{hostID,interfaceID,ibps,obps}のような形式で与えられるMIBデータについては、「単位時間におけるホストIDaのibps」、「単位時間におけるホストIDaのobps」、「単位時間におけるホストIDbのibps」、「単位時間におけるホストIDbのobps」...「単位時間におけるinterfaceIDxのibps」、「単位時間におけるinterfaceIDxのobps」、「単位時間におけるinterfaceIDyのibps」、「単位時間におけるinterfaceIDyのobps」のように、数値ベクトルを抽出することが可能である。
続いて、図4のステップS106及び図5のステップS205の一例について説明する。ステップS106及びS205では、データ種別がラベルとして付与された数値ベクトル群が学習部14又は検知部16に入力される。本実施の形態において、ラベルは「フローデータ」、「MIBデータ」、及び「CPU使用率」のいずれかである。ラベルは、例えば、測定装置20又は受信部11によって教師データ及び観測データに付与される。すなわち、観測データの採取元に基づいて当該観測データに付与すべきラベルが特定可能である。当該ラベルは、前処理部13によって生成される数値ベクトルに引き継がれる。
図4のステップS106において、学習部14は、データ種別ごとに学習器を生成する。学習部14は、入力される数値ベクトルに付与されているラベルに基づいて数値ベクトルを分類し、分類結果に対応する学習器へ当該数値ベクトルを入力する。本実施の形態では「フローデータの学習器」、「MIBデータの学習器」、「CPU使用率の学習器」が生成される。学習器としては数値ベクトルのメトリック間の相関関係の学習による異常検知を行うオートエンコーダ(非特許文献2)や主成分分析等を用いることができる。主成分分析については、例えば、「Ringberg, Haakon, et al. "Sensitivity of PCA for traffic anomaly detection." ACM SIGMETRICS Performance Evaluation Review 35.1 (2007): 109-120.」に詳しい。本実施の形態では、学習器にオートエンコーダを用いる例について説明する。
図6は、オートエンコーダを説明するための図である。オートエンコーダは、ディープラーニングによる異常検知アルゴリズムである。オートエンコーダは、正常時の入力データがメトリック間で相関関係を持ち、低次元に圧縮可能であることを利用する。異常時には入力データの相関関係が崩れるため、圧縮が正しく行われず入力データと出力データとの差が大きくなる。
図6の(1)に示されるように、学習部14が生成する学習器(オートエンコーダ)は、出力層(Layer L)が入力層(Layer L)に近くなるように学習を行う。具体的には、学習部14は、数値ベクトルを2つに複製し、一方を入力層へ当てはめ、他方を出力層に当てはめて学習を行い、学習結果を出力する。学習結果は、学習結果記憶部124に記憶される。学習結果は、学習器に対するパラメータ群である。なお、学習器は、データ種別ごとに生成されるため、学習結果もデータ種別ごとに出力され、学習結果記憶部124に記憶される。
一方、検知部16も、学習部14と同様に、データ種別ごとに学習器を生成する。当該学習器には、学習部14によって生成される学習器と同様にオートエンコーダ又は主成分分析等のうち、学習部14が生成する学習器に対応する方法を用いることができる。
図5のステップS205において、検知部16は、学習結果記憶部124に記憶されている学習結果に基づいて、「フローデータの学習器」、「MIBデータの学習器」、「CPU使用率の学習器」を生成する。すなわち、検知部16によって生成される学習器は、当該学習結果の出力時において学習部14によって生成された学習器と同じである。検知部16は、図6の(2)に示されるように、ステップS205において入力されたデータ種別ごとの数値ベクトルを当該数値ベクトルのデータ種別に対応する学習器へ入力し、学習器に対する入力データと出力データとの距離(メトリック間の相関関係の崩れの程度を示す指標)を異常度として計算する。本実施の形態ではオートエンコーダの入力層と出力層との距離である平均二乗誤差(MSE:Mean Squared Error)が異常度として計算される。MSEの計算式は、以下の通りである。
Figure 2018142703
本実施の形態では、フローデータのMSE、MIBデータのMSE、CPU使用率のMSEの3種のMSEが得られる。検知部16は、得られたMSEの平均を、最終的な異常度として計算し、最終的な異常度が予め定められた閾値を超えていた場合に異常であると判定する。そうでない場合、検知部16は、正常とであると判定する。なお、検知部16は、異常であると判定した場合の数値ベクトル等を、後処理部17へ入力する。
続いて、検知部16から数値ベクトルが入力された場合に、後処理部17が実行する処理手順について説明する。
図7は、第1の実施の形態において後処理部17が実行する処理手順の一例を説明するためのフローチャートである。なお、第1の実施の形態では、教師データ記憶部121に記憶されている教師データ群に基づく正規化前の数値ベクトル群について、メトリックiごとの分布情報(平均μ_i及び標準偏差σ_i)が算出され、教師データ記憶部121に記憶されていることとする。
ステップS301において、後処理部17は、教師データ群に基づく数値ベクトル群のメトリックiごとの平均μ_i及び標準偏差σ_iを教師データ記憶部121から取得する。
続いて、後処理部17は、検知部16から入力された数値ベクトルのメトリックiごとに、教師データに基づく数値ベクトル群における当該メトリックの分布からの外れ度合いγ1_iを算出する(S302)。γ1_iの計算式は、以下の通りである。
γ1_i=(x_i−μ_i)/σ_i
続いて、後処理部17は、γ1_iの絶対値が予め定められた閾値を超えたメトリックiを抽出する(S303)。続いて、後処理部17は、抽出されたメトリックiを異常の要因候補として、当該メトリックiのID(識別子)と、当該メトリックiの外れ度合いγ1_iとの一覧を、異常の要因を推定するための情報として出力する(S304)。なお、出力順は、外れ度合いγ1_iの降順でもよい。
なお、ステップS301において取得される平均μ_i及び標準偏差σ_iは、学習データ記憶部125に学習期間分の学習データ群が記憶されていれば、当該学習データ群における各メトリックiの平均μ_i及び標準偏差σ_iであってもよい。
上述したように、第1の実施の形態によれば、異常が検知された場合の観測データに基づく数値ベクトルについて、メトリックごとに、教師データ群に基づく数値ベクトルの分布からの外れ度合いが算出され、当該外れ度合いが閾値を超えるメトリックが出力される。その結果、ユーザは、出力されたメトリックが異常の要因であると推定することができる。したがって、異常の検知対象について異常が検知された場合の要因の推定を支援することができる。
次に、第2の実施の形態について説明する。第2の実施の形態では第1の実施の形態と異なる点について説明する。第2の実施の形態において特に言及されない点については、第1の実施の形態と同様でもよい。第2の実施の形態では、図7の処理手順が図8の処理手順に置き換わる。
図8は、第2の実施の形態において後処理部17が実行する処理手順の一例を説明するためのフローチャートである。第2の実施の形態では、検知部16によって異常が検知された際に学習器に入力されていた数値ベクトルx(図6(2)の入力層の数値ベクトル)と、当該学習器から出力された数値ベクトルy(図6(2)の出力層の数値ベクトル)とが検知部16から後処理部17へ入力される。
ステップS401において、後処理部17は、数値ベクトルx=(x_1,x_2,…,x_N)と、数値ベクトルy=(y_1,y_2,…,y_N)とについて、メトリックiごとに外れ度合いγ2_iを算出する(S401)。第2の実施の形態において、外れ度合いγ2_iは、x_iとy_iとの距離(差分)である。
γ2_i=y_i−x_i
続いて、後処理部17は、γ2_iの絶対値が予め定められた閾値を超えたメトリックiを抽出する(S403)。続いて、後処理部17は、抽出されたメトリックiを異常の要因候補として、当該メトリックiのIDと、当該メトリックiの外れ度合いγ2_iとの一覧を、異常の要因を推定するための情報として出力する(S404)。なお、出力順は、外れ度合いγ2_iの降順でもよい。
上述したように、第2の実施の形態によれば、第1の実施の形態と同様に、異常の検知対象について異常が検知された場合の要因の推定を支援することができる。
次に、第3の実施の形態について説明する。第3の実施の形態では第1の実施の形態と異なる点について説明する。第3の実施の形態において特に言及されない点については、第1の実施の形態と同様でもよい。第3の実施の形態では、図7の処理手順が図9の処理手順に置き換わる。
ステップS501において、後処理部17は、検知部16から入力された数値ベクトル(以下、「入力ベクトル」という。)について、検知部16が異常を検知した学習器(関数)において、異常度が最小化される数値ベクトルを探索する。当該学習器(関数)の内部パラメータ(学習結果)を固定した状態で異常度が最小化されるような数値ベクトルを探索することで、異常の要因となっている次元が修正される。なお、斯かる探索には、例えば、最急降下法等、公知の方法を用いることができる。
続いて、後処理部17は、入力ベクトルと、探索された数値ベクトル(探索ベクトル)とについて、メトリックiごとに差分γ3_iを算出する。
続いて、後処理部17は、γ3_iの絶対値が予め定められた閾値を超えたメトリックiを抽出する(S503)。続いて、後処理部17は、抽出されたメトリックiを異常の要因候補として、当該メトリックiのIDと、当該メトリックiの差分γ3_iとの一覧を、異常の要因を推定するための情報として出力する(S504)。なお、出力順は、差分γ3_iの降順でもよい。
上述したように、第3の実施の形態によれば、第1又は第2の実施の形態と同様に、異常の検知対象について異常が検知された場合の要因の推定を支援することができる。
次に、第4の実施の形態について説明する。第4の実施の形態では第1の実施の形態と異なる点について説明する。第4の実施の形態において特に言及されない点については、第1の実施の形態と同様でもよい。第4の実施の形態は、第1、第2、及び第3の実施の形態を組み合わせたものである。第4の実施の形態では、図7の処理手順が図10の処理手順に置き換わる。
ステップS601において、後処理部17は、図7のステップS301及びS302を実行して、入力された数値ベクトルのメトリックごとに、外れ度合いγ1_iを算出する。
続いて、後処理部17は、図8のステップS401を実行して、入力された数値ベクトルのメトリックごとに、外れ度合いγ2_iを算出する(S602)。
続いて、後処理部17は、図9のステップS501及びS502を実行して、入力された数値ベクトルのメトリックごとに、差分γ3_iを算出する(S603)。
続いて、後処理部17は、γ1_i、γ2_i及びγ3_iを組み合わせて、メトリックiの統合的な外れ度合いγ_iを決定する(S604)。組み合せ方としては、単純な平均(γ_i=(γ1_i+γ2_i+γ3_i)/3)でもよいし、重み付け平均でもよいし、最大値が選択されてもよいし、中央値が選択されてもよいし、他の方法が採用されてもよい。
続いて、後処理部17は、γ_iの絶対値が予め定められた閾値を超えたメトリックiを抽出する(S605)。続いて、後処理部17は、抽出されたメトリックiを異常の要因候補として、当該メトリックiのID(識別子)と、当該メトリックiの差分γ_iとの一覧を、異常の要因を推定するための情報として出力する(S606)。なお、出力順は、差分γ_iの降順でもよい。
なお、ステップS601、S602及びS603のいずれか一つが省略されてもよい。
上述したように、第4の実施の形態によれば、第1、第2又は第3の実施の形態と同様に、異常の検知対象について異常が検知された場合の要因の推定を支援することができる。
なお、上記各実施の形態は、ネットワーク以外から収集されるデータに関して適用されてもよい。例えば、コンピュータシステムから収集されるデータに関して上記各実施の形態が適用されてもよい。
なお、上記各実施の形態において、異常検知装置10は、異常要因推定装置の一例である。後処理部17は、第1の算出部、第2の算出部、第3の算出部及び第4の算出部の一例である。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明は斯かる特定の実施形態に限定されるものではなく、請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
本出願は、2017年2月2日に出願された日本国特許出願第2017−017922号に基づきその優先権を主張するものであり、同日本国特許出願の全内容を参照することにより本願に援用する。
10 異常検知装置
11 受信部
12 学習処理制御部
13 前処理部
14 学習部
15 検知処理制御部
16 検知部
17 後処理部
20 測定装置
100 ドライブ装置
101 記録媒体
102 補助記憶装置
103 メモリ装置
104 CPU
105 インタフェース装置
121 教師データ記憶部
122 パラメータ記憶部
123 観測データ記憶部
124 学習結果記憶部
125 学習データ記憶部
B バス
N1 ネットワーク

Claims (8)

  1. 異常の検知対象が正常である場合に前記検知対象から得られる第1の数値ベクトルを学習した学習器と、前記検知対象から複数のタイミングで得られる第2の数値ベクトルとに基づいて、前記検知対象の異常を検知する検知部と、
    異常が検知された前記第2の数値ベクトルのメトリックごとに、当該メトリックの値から前記第1の数値ベクトルにおける当該メトリックの平均を差し引いた結果を、前記第1の数値ベクトルにおける当該メトリックの標準偏差で除することで得られる値を、当該異常の要因のメトリックを推定するための情報として算出する第1の算出部と、
    を有することを特徴とする異常要因推定装置。
  2. 異常の検知対象が正常である場合に前記検知対象から得られる第1の数値ベクトルを学習した学習器と、前記検知対象について複数のタイミングで得られる第2の数値ベクトルとに基づいて、前記検知対象の異常を検知する検知部と、
    異常が検知された前記第2の数値ベクトルのメトリックごとに、当該メトリックの値と、当該第2の数値ベクトルを前記学習器に入力して得られる数値ベクトルの当該メトリックの値との差分を、当該異常の要因のメトリックを推定するための情報として算出する第2の算出部と、
    を有することを特徴とする異常要因推定装置。
  3. 異常の検知対象が正常である場合に前記検知対象から得られる第1の数値ベクトルを学習した学習器と、前記検知対象について複数のタイミングで得られる第2の数値ベクトルとに基づいて、前記検知対象の異常を検知する検知部と、
    異常が検知された前記第2の数値ベクトルについて、前記検知部によって異常が検知されない第3の数値ベクトルを探索し、当該第2の数値ベクトルと前記第3の数値ベクトルとのメトリックごとの差分を、当該異常の要因のメトリックを推定するための情報として算出する第3の算出部と、
    を有することを特徴とする異常要因推定装置。
  4. 異常の検知対象が正常である場合に前記検知対象から得られる第1の数値ベクトルを学習した学習器と、前記検知対象について複数のタイミングで得られる第2の数値ベクトルとに基づいて、前記検知対象の異常を検知する検知部と、
    第1の算出部、第2の算出部及び第3の算出部のうちのいずれか2以上と、
    第4の算出部とを有し、
    前記第1の算出部は、異常が検知された前記第2の数値ベクトルのメトリックごとに、当該メトリックの値から前記第1の数値ベクトルにおける当該メトリックの平均を差し引いた結果を、前記第1の数値ベクトルにおける当該メトリックの標準偏差で除することで得られる値を算出し、
    前記第2の算出部は、異常が検知された前記第2の数値ベクトルのメトリックごとに、当該メトリックの値と、当該第2の数値ベクトルを前記学習器に入力して得られる数値ベクトルの当該メトリックの値との差分を算出し、
    前記第3の算出部は、異常が検知された前記第2の数値ベクトルについて、前記検知部によって異常が検知されない第3の数値ベクトルを探索し、当該第2の数値ベクトルと前記第3の数値ベクトルとのメトリックごとの差分を算出し、
    前記第4の算出部は、前記第1の算出部によって算出される値と、前記第2の算出部によって算出される差分と、前記第3の算出部によって算出される差分とのいずれか2以上に基づいて、前記異常の要因のメトリックを推定するための情報を算出する、
    ことを特徴とする異常要因推定装置。
  5. 異常の検知対象が正常である場合に前記検知対象から得られる第1の数値ベクトルを学習した学習器と、前記検知対象から複数のタイミングで得られる第2の数値ベクトルとに基づいて、前記検知対象の異常を検知する検知手順と、
    異常が検知された前記第2の数値ベクトルのメトリックごとに、当該メトリックの値から前記第1の数値ベクトルにおける当該メトリックの平均を差し引いた結果を、前記第1の数値ベクトルにおける当該メトリックの標準偏差で除することで得られる値を、当該異常の要因のメトリックを推定するための情報として算出する第1の算出手順と、
    をコンピュータが実行することを特徴とする異常要因推定方法。
  6. 異常の検知対象が正常である場合に前記検知対象から得られる第1の数値ベクトルを学習した学習器と、前記検知対象について複数のタイミングで得られる第2の数値ベクトルとに基づいて、前記検知対象の異常を検知する検知手順と、
    異常が検知された前記第2の数値ベクトルのメトリックごとに、当該メトリックの値と、当該第2の数値ベクトルを前記学習器に入力して得られる数値ベクトルの当該メトリックの値との差分を、当該異常の要因のメトリックを推定するための情報として算出する第2の算出手順と、
    をコンピュータが実行することを特徴とする異常要因推定方法。
  7. 異常の検知対象が正常である場合に前記検知対象から得られる第1の数値ベクトルを学習した学習器と、前記検知対象について複数のタイミングで得られる第2の数値ベクトルとに基づいて、前記検知対象の異常を検知する検知手順と、
    異常が検知された前記第2の数値ベクトルについて、前記検知手順において異常が検知されない第3の数値ベクトルを探索し、当該第2の数値ベクトルと前記第3の数値ベクトルとのメトリックごとの差分を、当該異常の要因のメトリックを推定するための情報として算出する第3の算出手順と、
    をコンピュータが実行することを特徴とする異常要因推定方法。
  8. 請求項1乃至4いずれか一項記載の各部としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
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