JP7056465B2 - 異常予兆検出システム - Google Patents

異常予兆検出システム Download PDF

Info

Publication number
JP7056465B2
JP7056465B2 JP2018155915A JP2018155915A JP7056465B2 JP 7056465 B2 JP7056465 B2 JP 7056465B2 JP 2018155915 A JP2018155915 A JP 2018155915A JP 2018155915 A JP2018155915 A JP 2018155915A JP 7056465 B2 JP7056465 B2 JP 7056465B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
abnormality
data
error
normal
detection system
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018155915A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020030111A5 (ja
JP2020030111A (ja
Inventor
浩二 中尾
孝則 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Meidensha Corp
Original Assignee
Meidensha Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Meidensha Corp filed Critical Meidensha Corp
Priority to JP2018155915A priority Critical patent/JP7056465B2/ja
Publication of JP2020030111A publication Critical patent/JP2020030111A/ja
Priority to JP2021098709A priority patent/JP7196954B2/ja
Publication of JP2020030111A5 publication Critical patent/JP2020030111A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7056465B2 publication Critical patent/JP7056465B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)

Description

本発明は、対象設備のセンシングデータに基づき異常の予兆を検出する技術に関する。
現在、人口減少により技術者が不足する一方、高度計経済成長期に製造された大量の電気設備が設計寿命を迎え、「ICT/IoT」を活用した設備診断システムの構築が求められている。
例えば特許文献1には、異常予兆のための判定基準となる正常パターンが複数存在するケースでも対応可能な異常予兆検出システムが記載されている。また、特許文献2には、正常クラス数および正常範囲が未知の場合でも適切なクラス集合を作成可能な異常予兆検出システムが記載されている。
特開2017-102765 特開2018-28845
特許文献1,2のシステムは、回転機の機械系の異常予兆を検出するため、振動の周波数成分から「One-class Support Vector Machine」(OCSVM)により正常時のデータのみを学習し、異常予兆を検出する手法を用いている。
しかしながら、「OCSVM」は、カーネル法により特徴空間上で分類を行うため、入力次元と直接対応付けができず、どの周波数成分が異常かを判断できず、異常要因を把握できないおそれがある。
本発明は、このような従来の問題を解決するためになされ、設備異常の予兆を検出する際に異常要因の特定を図ることを解決課題としている。
(1)本発明の一態様は、対象設備の振動波形データに基づき異常予兆を検出する異常予兆検出システムであって、
事前に前記対象設備の正常時に収集された前記振動波形データに基づき多次元特徴量を生成する多次元特徴量算出部と、
前記多次元特徴量を正常データとして学習することで入力を出力として再現する正常モデルを生成する正常モデル作成部と、
前記対象設備の前記振動波形データに基づき生成された多次元特徴量を診断データとし、前記診断データを前記正常モデルに入力したときの入出力の誤差分布を求める再構築誤差算出部と、
前記診断データの誤差分布が前記正常データの誤差分布を逸脱していれば、前記異常予兆を判定する異常判定部と、
前記診断データの周波数毎の誤差を算出し、算出された誤差の評価に応じて前記対象設備の異常要因を推定する異常要因推定部と、を備える。
(2)本発明の他の態様は、コンピュータにより対象設備の振動波形データに基づき異常予兆を検出する異常予兆検出方法であって、
事前に前記対象設備の正常時に収集された前記振動波形データに基づき多次元特徴量を生成する多次元特徴量算出ステップと、
前記多次元特徴量を正常データとして学習することで入力を出力として再現する正常モデルを生成する正常モデル作成ステップと、
前記対象設備の前記振動波形データに基づき生成された多次元特徴量を診断データとし、前記診断データを前記正常モデルに入力したときの入出力の誤差分布を求める再構築誤差算出ステップと、
前記診断データの誤差分布が前記正常データの誤差分布を逸脱していれば、前記異常予兆を判定する異常判定ステップと、
前記診断データの周波数毎の誤差を算出し、算出された誤差の評価に応じて前記対象設備の異常要因を推定する異常要因推定ステップと、を有する。
本発明によれば、設備異常の予兆を検出する際に異常要因を特定する事が可能となる。
本発明の実施形態に係る異常予兆検出システムの構成図。 同 オートエンコーダの概略図。 同 振動周波数と異常要因との関係図。 同 再構築誤差Eの推移を示すグラフ。 同 変数毎(周波数毎)の誤差eの推移を示すマップ。 実施例1に係る水車発電機Aの発電量を示すグラフ。 同 再構築誤差Eの推移を示すグラフ。 同 故障時の値を除いた図7の拡大図。 同 変数毎(周波数毎)の誤差eの推移を示すマップ。 実施例2に係る水車発電機Bの発電量を示すグラフ。 同 再構築誤差Eの推移を示すグラフ。 同 変数毎(周波数毎)の誤差eの推移を示すマップ。
以下、本発明の実施形態に係る異常予兆検出システムを説明する。この異常予兆検出システムは、電気設備などの対象設備に設置したセンサ(加速度センサ・音響センサなど)から継続的に振動波形データを収集し、収集された振動波形データに基づき対象設備の異常予兆を検出する。
この設備異常の予兆を捉えることで対象設備の故障前に対策を講じることが可能となり、インフラシステムなどのダウンタイムを低減することができる。このとき一般的に異常データを事前に入手することが困難な診断システムは、正常データを基準にした方法がよく、かつ設備異常の事前対処のため異常要因の特定に結び付く出力を行うことが望ましい。
そこで、前記異常予兆システムでは、ニューラルネットワークの一種であるオートエンコーダ(自己符号化器:Auto Encoder)の入力次元の再現性に着目し、対象設備の異常予兆検出と併せて異常要因を推定する。
≪システム構成例≫
図1に基づき前記異常予兆検出システムの構成例を説明する。図1の前記異常予兆検出システム1は回転設備(回転機)2を対象設備とする。ここでは回転機2に設置された振動センサ3の検出するセンシングデータ、即ち振動周波数に基づき該回転機2の異常予兆を検出する。
具体的には前記異常予兆検出システム1は、コンピュータにより構成され、通常のコンピュータのハードウェアリソース(例えばCPU,RAMやROMなどの主記憶装置,HDDやSSDなどの補助記憶装置)を備える。
このハードウェアリソースとソフトウェアリソース(OS,アプリケーションなど)との協働の結果、前記異常予兆検出システム1は、データ記録部4,周波数算出部5,正常データ記録部6,正常モデル算出部7,診断データ記録部8,再構築誤差算出部9,異常判定部10,変数誤差出力部11を実装する。この各記録部4,6,8は、それぞれ前記記憶装置にデータベースとして構築されている。
ここでデータ記録部4には、振動センサ3の取得した回転機2の振動をA/D変換した振動波形データが蓄積記録される。また、周波数算出部5は、データ記録部4に記録された振動波形データから必要に応じて多次元特徴量を算出する。
すなわち、周波数算出部5は、振動波形データを周波数スペクトルに変換し、変換された周波数スペクトルの各周波数を変数とした多次元特徴量データを生成する。例えば高速フーリエ変換(FFT)やケプストラム、定Q変換(Constant-Q Transform)などを用いて変換することができる。
この変換された多次元特徴量データに基づき前記各部6,7で学習ステージが実行される一方、前記各部8~11で診断ステージが実行される。この学習ステージでは、正常運転時の振動波形データを変換した多次元特徴量データをベースに正常モデルを生成する。また、診断ステージでは、診断対象の振動波形データを変換した多次元特徴量データをベースに回転機2の異常予兆の有無を診断する。
(1)学習ステージ
正常データ記録部6には、事前に収集された略大多数が正常であることが自明な多次元特徴量データが蓄積されている。すなわち、正常データ記録部6には、データ記録部4の記録データのうち回転機2の正常運転時に取得された振動波形データを変換した多次元特徴量データ(正常データ)が記録されている。
また、正常モデル算出部7は、正常データ記録部6の多次元特徴量データに基づきオートエンコーダで正常モデルを作成し、必要に応じて入力される多次元特徴量データの正規化(標準化,01範囲の正規化など)を行う。ここでオートエンコーダは、機械学習においてニューラルネットワークを使用した次元圧縮のためのアルゴリズムであって、入力を再現するように出力するパラメータを学習する。
このオートエンコーダは、3層のニューラルネットワークにおいて入力層と出力層とに同じデータを用いて教師あり学習させてものであり、中間層と出力層の活性化関数をそれぞれ任意に選択することできる。また、図2に示すように入力層と出力層とは同数のユニットを持ち、中間層が入力層のユニット数よりも小数(zd<xD)をとることで入力データが圧縮され、次元削減が行われる。
そして、入力データ「x」の次元を「D」とすると、中間層のユニット活性化度「z」は式(1)となる。
Figure 0007056465000001
ここで「z」の次元「d」は「D>d」であり、「W」と「b」とはそれぞれ結合荷重とバイアスパラメータを示している。また、F()は活性化関数を示し、「Relu関数」や「sigmoid関数」などを用いることができる。さらに
出力層「x‘」は、入力層と同じ次元へデコード(decode)され、式(2)で表現される。
Figure 0007056465000002
「W」と「b」と「W‘」と「b‘」とは、式(3)で表現される入力層と出力層との誤差Lが最小になるように、誤差逆伝播法などの最適化アルゴリズムを用いて決定する。
Figure 0007056465000003
ここで「||・||」はL1ノルムを示し、「m」はサンプル数(正常データ数)を示している。
(2)診断ステージ
まず、診断データ記録部8には、データ記録部4の記録データのうち診断対象となる診断波形データを変換した多次元特徴量データ(診断データ)が記録されている。例えば診断データ記録部8のレコードは、例えば回転機2の稼働日毎に診断データを記録することができる。
つぎに再構築誤差算出部9と異常判定部10とは、診断データ記録部8の診断データに対してオートエンコーダによる異常予兆の検出を実行する。このオートエンコーダによる異常予兆検出では、正常データで内部パラメータを学習し、それによって診断データを正しく再現できないことをもって異常予兆と判定する。
このとき再構築誤差算出部9は、正常モデル算出部7で作成した正常モデルに対して診断データ記録部8の診断データを入力し、式(4)の再構築誤差E(Reconstruction error)を求める。この式(4)中の「||・||2」は、L2ノルムを示している。
Figure 0007056465000004
一方、異常判定部10は、正常データの誤差分布(L1ノルム)をもとに適切な第1閾値を設定し、第1閾値に基づき診断データの異常を判定する。例えば正常データの誤差分布(L1ノルム)が「平均μ分散σ2」に従うと仮定し、第1閾値を「3σ」に設定することができる。
このとき式(4)の再構築誤差(L2ノルム)が第1閾値を越えていれば正常データの誤差分布(L1ノルム)を逸脱したものとし、診断データの異常判定、即ち異常予兆「有り」を判定する。この異常判定により回転機2の異常予兆が検出される。
また、変数誤差出力部11は、診断データのどの周波数が異常に寄与しているか否かを表すため、式(5)に示すように、「x」と「x‘」との差分ベクトルeを算出し、変数(周波数)毎の誤差を評価する。
Figure 0007056465000005
この差分ベクトル「e」が正常データの誤差に設定された第2閾値を越えた場合にその周波数を異常と評価し、異常と評価された周波数の領域から異常要因を推定する。以下、異常要因の推定方法を説明する。
すなわち、回転機2の機械系の故障は、固有の振動として表れることが知られている。図3は、振動周波数と回転機2との異常要因の関係図を示している。ここでは低周波領域の変調は回転周波数を含むことから、回転体のアンバランスやミスアンバランスなどの可能性が疑われる。一方、高周波領域では、衝撃系の波形が含まれていることが考えられ、軸受傷や回転体の局所異常などが疑われる。
そうすると、回転機2の異常を検出した際、どの変数(周波数)が異常を示しているのか判明すれば、回転機2の異常要因を推定することできる。この点につき前記異常予兆検出システム1によれば、差分ベクトル「e」が第2閾値を越えた場合、その周波数を異常と評価する。この異常と評価された周波数の領域を図3と照合すれば回転機2の異常要因を推定することができる。
例えば図4および図5は、実際に運用中のポンプ用電動機に加速度センサを取り付けて1時間おきに振動データを収集し、収集された時系列データに前記異常予兆検出システム1の診断を行った結果を示している。ここでは周波数変換に定Q変換を使用し、図4の学習期間Sに学習ステージが実行されている。
このシミュレーション中、ポンプ用電動機は計測開始から約100日後に異音の異常が発生した。ここで図4の横軸は時間を示し、縦軸は再構築誤差Eを示し、約100日後から再構築誤差Eが上昇傾向であったことが示されている。
また、図5は周波数ごとの誤差(差分ベクトル)eを示し、横軸が時間を表し、縦軸が周波数を示し、色が誤差eの大きさを表している。ここでは約100日後から2kHz以上の高周波で誤差eが大きくなっていることが分かる。これは図3によれば自励系異常/摩耗系異常が異常要因と推定される。
そして、推定された異常要因は、異常判定の結果と併せて出力され、ユーザに提示される。これによりユーザは回転機2の異常要因を特定把握でき、故障前に回転機2を修理することができる。この点で事前の故障の対策が可能となり、インフラシステムなどのダウンタイムの低減などに貢献することができる。
≪実施例≫
以下、前記異常予兆検出システム1の実施例を説明する。ここで実施例1,2は、それぞれ水車発電機A,Bを対象設備とする。この水車発電機A,Bは、共に実際に運用中であって、計測開始時点で異常は認められていない。
この水車発電機A,Bに加速センサを振動センサ3として取り付けて1時間おきに振動データを収集し、収集された時系列データに基づき異常予兆を診断した。このとき発電稼働中のデータのみを使用し、振動データは1時間毎に5秒間計測した。
また、周波数変換として定Q変換によるオクターブバンド分析を行い、1計測データにつき100フレームのスペクトルを算出している。さらに学習データ(正常データ)について各周波数で〔最大1,最小0〕になるように正規化している。なお、表1は、各実施例に使用したパラメータを示している。
Figure 0007056465000006
(1)実施例1
実施例1の水車発電機Aは、横軸の三相誘導発電機で最大出力「2500kW」であり、加速度センサを水車側の軸受付近に設置されている。ここで図6は、水車発電機Aの発電量の推移を示し、横軸に加速度センサの計測開始日からの経過日数を示し、縦軸に発電量〔kW〕を示している。この水車発電機Aは、計測開始日から約25日で実際に故障(軸受損傷)が発生した。
〔学習ステージ〕
学習ステージでは、あらかじめ水車発電機Aの診断前の正常状態のときに正常時のサンプルを作成し、それらを学習する。
〔診断ステージ〕
診断ステージでは、診断開始日から次の診断ステップ(S01~S09)を実行する。
S01,S02:水車発電機Aに加速度センサを取り付け、1時間おきに5秒間の振動データを収集する(S01)。ここで収集された5秒間の振動データを100分割する(S02)。
S03,S04:定Q変換によるオクターブバンド分析を行い、100フレームのスペクトルを算出する(S03)。ここで算出された周波数スペクトルを各周波数で〔最大1,最小0〕になるように正規化し、診断データとする(S04)。この結果、100個の診断データが作成される。
S05,S06:S04で正規化された周波数ベクトルを診断データとして、学習ステージで学習したオートエンコーダに入力する(S05)。その結果として、100個の再構築誤差Eおよび誤差eが出力される(S06)。ここで再構築誤差Eは、100個の平均を算出して最終結果とする。また、誤差eは、周波数ごとに100個の平均を算出して最終結果とする。
S07,S08,S09:再構築誤差Eが事前設定の第1閾値を越えていれば、水車発電機Aの異常判定がなされる(S07)。このとき誤差eが、事前設定の第2閾値を越えていれば、その周波数を異常と評価する(S08)。ここで異常と評価された周波数領域を、図3と照合して水車発電機Aの異常要因(故障原因)を推定する(S09)。
図7~図9に基づき実施例1の診断ステージの結果を説明する。図7は再構築誤差Eの推移を示し、図8は故障時の値を除いた図7の拡大図を示し、それぞれ縦軸に再構築誤差Eを示し、横軸に計測開始日からの日数を示している。また、図9は、周波数毎の誤差eの推移を示し、縦軸に周波数を示し、横軸にサンプルインデックスを示し、図5と同様に色が誤差eの大きさを表している。
ここで図7によれば、故障日(診断開始から25日目)の振動データは、それ以前とは明らかな違いを示しており、オートエンコーダの異常検知能力の高さが分かる。ところが、図8に示すように、故障時より前の段階では再構築誤差Eに大きな差異はなく、故障の予兆を確認できない。
一方、図9に示す周波数毎の誤差eに着目すれば、12日目から6kHz付近の高周波領域に誤差の変調を確認でき、これは図3によれば摩耗系異常と推定される。これにより前記異常予兆検出システム1は、構築誤差Eだけでは確認できない故障発生前の予兆を、周波数毎の誤差eの変調として検出することができる。
(2)実施例2
実施例2の水車発電機Bは、縦軸の三相自励交流発電機で最大出力「12MW」であり、計測から約120日間を正常に稼働している。ここで図10は、水車発電機Bの発電量の推移を示し、横軸に加速度センサの計測開始日からの経過日数を示し、縦軸に発電量〔MW〕を示している。
このような水車発電機Bに対して実施例1と同様に学習ステージおよび診断ステージを実行する。この診断ステージの結果を図11および図12に基づき説明する。ここで図11は、図7と同様に縦軸に再構築誤差Eを示し、横軸に計測開始日からの日数を示している。また、図12は、図9と同様に周波数毎の誤差eの推移を示し、縦軸に周波数を示し、横軸にサンプルインデックスを示し、色が誤差eの大きさを表している。
まず、図11によれば、正常に稼働しているデータ中に30日目付近に再構築誤差Eが大きくなるケースがあることが分かる。つぎに図12によれば、100Hz~300Hz付近にプラス側の誤差eが確認できる。これは低周波の異常なため、図3によれば構造系異常と推定され、この点でも故障発生前に異常予兆の異常要因を特定することができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、システム構成などは図1に限定されるものではなく、各請求項に記載された範囲内で変形して実施することができる。
また、本発明は、前記異常予兆検出システム1としてコンピュータを機能させるプログラムとして構成することもできる。このプログラムによれば、コンピュータが前記各部4~10として機能し、対象設備の異常予兆を検出することが可能となる。
1…異常予兆検出システム
2…回転設備(対象設備)
3…振動センサ
4…データ記録部
5…周波数算出部(多次元特徴量算出部)
6…正常データ記録部
7…正常モデル算出部(正常モデル作成部)
8…診断データ記録部
9…再構築誤差算出部
10…異常判定部
11…変数誤差出力部(異常要因推定部)

Claims (4)

  1. 対象設備の振動波形データに基づき異常予兆を検出する異常予兆検出システムであって、
    事前に前記対象設備の正常時に収集された前記振動波形データに基づき多次元特徴量を生成する多次元特徴量算出部と、
    前記多次元特徴量を正常データとして学習することで入力を出力として再現する正常モデルを生成する正常モデル作成部と、
    前記対象設備の前記振動波形データに基づき生成された多次元特徴量を診断データとし、前記診断データを前記正常モデルに入力したときの入出力の誤差分布を求める再構築誤差算出部と、
    前記診断データの誤差分布が前記正常データの誤差分布を逸脱していれば、前記異常予兆を判定する異常判定部と、
    前記診断データの周波数毎の誤差を算出し、算出された誤差の評価に応じて前記対象設備の異常要因を推定する異常要因推定部と、
    を備え、
    前記異常要因推定部は、前記診断データの前記誤差が事前設定の閾値を越えていれば、
    前記誤差の周波数領域を異常と評価し、異常と評価された周波数領域から前記異常要因を推定する
    ことを特徴とする異常予兆検出システム。
  2. 前記異常要因推定部は、異常と評価された周波数領域を前記対象設備の周波数領域ごとに異常要因を定めた関係図と照合することにより、
    前記異常要因を推定することを特徴とする請求項1記載の異常予兆検出システム。
  3. 前記正常モデル作成部は、ニューラルネットワークを使用した次元圧縮型のオートエンコーダにより前記正常モデルを作成する
    ことを特徴とする請求項1または2記載の異常予兆検出システム。
  4. 前記異常判定部は、
    前記診断データの誤差分布が事前設定の閾値を越えれば、前記正常データの誤差分布を逸脱していると判断する
    ことを特徴とする請求項1~3のいずれか記載の異常予兆検出システム。
JP2018155915A 2018-08-23 2018-08-23 異常予兆検出システム Active JP7056465B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018155915A JP7056465B2 (ja) 2018-08-23 2018-08-23 異常予兆検出システム
JP2021098709A JP7196954B2 (ja) 2018-08-23 2021-06-14 異常予兆検出方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018155915A JP7056465B2 (ja) 2018-08-23 2018-08-23 異常予兆検出システム

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021098709A Division JP7196954B2 (ja) 2018-08-23 2021-06-14 異常予兆検出方法

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2020030111A JP2020030111A (ja) 2020-02-27
JP2020030111A5 JP2020030111A5 (ja) 2021-07-26
JP7056465B2 true JP7056465B2 (ja) 2022-04-19

Family

ID=69624230

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018155915A Active JP7056465B2 (ja) 2018-08-23 2018-08-23 異常予兆検出システム
JP2021098709A Active JP7196954B2 (ja) 2018-08-23 2021-06-14 異常予兆検出方法

Family Applications After (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021098709A Active JP7196954B2 (ja) 2018-08-23 2021-06-14 異常予兆検出方法

Country Status (1)

Country Link
JP (2) JP7056465B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7438805B2 (ja) 2020-03-24 2024-02-27 大阪瓦斯株式会社 異常分析装置及び異常分析方法
US20230366729A1 (en) * 2020-09-24 2023-11-16 Si Synergy Technology Co., Ltd. Trained autoencoder, trained autoencoder generation method, non-stationary vibration detection method, non-stationary vibration detection device, and computer program
CN113572539B (zh) * 2021-06-24 2022-08-26 西安电子科技大学 存储增强的无监督频谱异常检测方法、系统、设备、介质

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005121639A (ja) 2003-09-22 2005-05-12 Omron Corp 検査方法および検査装置ならびに設備診断装置
JP2006292734A (ja) 2005-03-15 2006-10-26 Omron Corp 検査装置用の判定モデル作成支援装置および検査装置ならびに耐久試験装置および耐久試験方法
JP2017142153A (ja) 2016-02-10 2017-08-17 セイコーエプソン株式会社 寿命予測方法、寿命予測装置、および寿命予測システム
JP2018112852A (ja) 2017-01-11 2018-07-19 安川情報システム株式会社 故障予知方法、故障予知装置および故障予知プログラム

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06167385A (ja) * 1992-11-30 1994-06-14 Hitachi Ltd 音響診断方法
JP2000162035A (ja) * 1998-11-30 2000-06-16 Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd 回転機器の異常判定方法及びその装置
JP4744826B2 (ja) * 2004-08-18 2011-08-10 東芝エレベータ株式会社 エレベータの異常診断装置
JP6402541B2 (ja) * 2014-08-26 2018-10-10 株式会社豊田中央研究所 異常診断装置及びプログラム
WO2016132468A1 (ja) * 2015-02-18 2016-08-25 株式会社日立製作所 データ評価方法および装置、故障診断方法および装置
EP3385889A4 (en) * 2015-12-01 2019-07-10 Preferred Networks, Inc. ANOMALY DETECTION SYSTEM, ANOMALY DETECTION METHOD, ANOMALY DETECTION PROGRAM, AND APPRIS MODEL GENERATION METHOD
JP6450738B2 (ja) * 2016-12-14 2019-01-09 ファナック株式会社 工作機械における工具のビビり発生の予兆を検知する機械学習装置、cnc装置および機械学習方法
WO2018142703A1 (ja) * 2017-02-02 2018-08-09 日本電信電話株式会社 異常要因推定装置、異常要因推定方法及びプログラム
US11609115B2 (en) * 2017-02-15 2023-03-21 Nippon Telegraph And Telephone Corporation Anomalous sound detection apparatus, degree-of-anomaly calculation apparatus, anomalous sound generation apparatus, anomalous sound detection training apparatus, anomalous signal detection apparatus, anomalous signal detection training apparatus, and methods and programs therefor

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005121639A (ja) 2003-09-22 2005-05-12 Omron Corp 検査方法および検査装置ならびに設備診断装置
JP2006292734A (ja) 2005-03-15 2006-10-26 Omron Corp 検査装置用の判定モデル作成支援装置および検査装置ならびに耐久試験装置および耐久試験方法
JP2017142153A (ja) 2016-02-10 2017-08-17 セイコーエプソン株式会社 寿命予測方法、寿命予測装置、および寿命予測システム
JP2018112852A (ja) 2017-01-11 2018-07-19 安川情報システム株式会社 故障予知方法、故障予知装置および故障予知プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP7196954B2 (ja) 2022-12-27
JP2020030111A (ja) 2020-02-27
JP2021144054A (ja) 2021-09-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7196954B2 (ja) 異常予兆検出方法
US10725439B2 (en) Apparatus and method for monitoring a device having a movable part
US10520397B2 (en) Methods and apparatuses for defect diagnosis in a mechanical system
JP3321487B2 (ja) 機器/設備診断方法およびシステム
US20150160101A1 (en) Method and System for Testing Operational Integrity of a Drilling Rig
JP2010271073A (ja) 機器の異常診断装置
JP2002022617A (ja) 軸受診断装置
JP7238921B2 (ja) 設備診断方法
KR102393095B1 (ko) 진동, 음향, 이미지 데이터를 활용한 인공지능 기반의 회전설비 고장예지진단시스템
JP7188143B2 (ja) 異常予兆検出システム、異常予兆検出方法
CN113383160A (zh) 一种用于对风力涡轮机进行计算机实现的监控的方法
CN112711850A (zh) 一种基于大数据的机组在线监测方法
McCormick et al. Application of periodic time-varying autoregressive models to the detection of bearing faults
US20220236144A2 (en) Apparatus for equipment monitoring
Zhao et al. A novel nonlinear spectrum estimation method and its application in on-line condition assessment of bearing-rotor system
Thanagasundram et al. A fault detection tool using analysis from an autoregressive model pole trajectory
CN107702919A (zh) 基于声发射的滑动轴承润滑状态监测方法
JP5476413B2 (ja) 回転機械の健全性診断方法
WO2022059720A1 (ja) 構造物診断システム、構造物診断方法、および構造物診断プログラム
CN116226719A (zh) 基于多维稳态振动特征的轴承故障诊断方法及相关组件
CN112016800A (zh) 一种基于有效性指标的特征选择方法与系统
TWI386653B (zh) 動力設備耗能診斷方法
WO2024043051A1 (ja) 監視装置および監視方法
JP7334457B2 (ja) 異常検知システム、異常検知装置、異常検知方法およびプログラム
JP2004205215A (ja) 音源診断装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210203

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210610

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210614

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20211126

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20211207

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220202

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220308

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220321

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7056465

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150