JPWO2018135438A1 - 基地局、移動局、基地局の制御方法、プログラム - Google Patents

基地局、移動局、基地局の制御方法、プログラム Download PDF

Info

Publication number
JPWO2018135438A1
JPWO2018135438A1 JP2018563310A JP2018563310A JPWO2018135438A1 JP WO2018135438 A1 JPWO2018135438 A1 JP WO2018135438A1 JP 2018563310 A JP2018563310 A JP 2018563310A JP 2018563310 A JP2018563310 A JP 2018563310A JP WO2018135438 A1 JPWO2018135438 A1 JP WO2018135438A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
symbol
ofdm
ofdm symbol
base station
signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2018563310A
Other languages
English (en)
Inventor
憲治 小柳
憲治 小柳
次夫 丸
次夫 丸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Publication of JPWO2018135438A1 publication Critical patent/JPWO2018135438A1/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L27/00Modulated-carrier systems
    • H04L27/26Systems using multi-frequency codes
    • H04L27/2601Multicarrier modulation systems
    • H04L27/2626Arrangements specific to the transmitter only
    • H04L27/2627Modulators
    • H04L27/2628Inverse Fourier transform modulators, e.g. inverse fast Fourier transform [IFFT] or inverse discrete Fourier transform [IDFT] modulators
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L27/00Modulated-carrier systems
    • H04L27/26Systems using multi-frequency codes
    • H04L27/2601Multicarrier modulation systems
    • H04L27/2602Signal structure
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L27/00Modulated-carrier systems
    • H04L27/26Systems using multi-frequency codes
    • H04L27/2601Multicarrier modulation systems
    • H04L27/2602Signal structure
    • H04L27/2605Symbol extensions, e.g. Zero Tail, Unique Word [UW]
    • H04L27/2607Cyclic extensions
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L5/00Arrangements affording multiple use of the transmission path
    • H04L5/0001Arrangements for dividing the transmission path
    • H04L5/0003Two-dimensional division
    • H04L5/0005Time-frequency
    • H04L5/0007Time-frequency the frequencies being orthogonal, e.g. OFDM(A), DMT
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L5/00Arrangements affording multiple use of the transmission path
    • H04L5/003Arrangements for allocating sub-channels of the transmission path
    • H04L5/0044Arrangements for allocating sub-channels of the transmission path allocation of payload
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L5/00Arrangements affording multiple use of the transmission path
    • H04L5/003Arrangements for allocating sub-channels of the transmission path
    • H04L5/0048Allocation of pilot signals, i.e. of signals known to the receiver

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Discrete Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Mathematical Physics (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

マルチパスの遅延によって生じる干渉を低減できる新たな仕組みを提供するため、基地局はプロセッサと送信機を含む。プロセッサは、送信データから第1の変調シンボルを生成し、第1の変調シンボルに対して逆フーリエ変換を行うことによって、第1の変調シンボルを、周波数領域の信号から時間領域の信号である第1の有効シンボルに変換し、第1の有効シンボルに第1のガードインターバルを挿入し、挿入された信号を第1のOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)シンボルとして出力する。送信機は第1のOFDMシンボルに基づき生成された第1のOFDM信号を送信する。プロセッサは、第1のOFDMシンボルに隣接する第2のOFDMシンボル、又は、第1の有効シンボルを構成する複数のサブキャリアの少なくとも一つ、の少なくとも一方をブランクにする。

Description

本開示は、基地局、移動局、基地局の制御方法、記録媒体に関する。
無線通信システムにおいて、例えば、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplex:直交周波数分割多重)を用いたマルチキャリア伝送方式は、マルチキャリア化とガードインターバル(GI:Guard Interval)の挿入(特許文献1参照)によって、高速デジタル信号伝送におけるマルチパスフェージングの影響を軽減することができる。しかしながら、OFDMにおいて、ガードインターバル区間を超える遅延時間を持つ遅延波(遅延パス)が存在すると、前のシンボルが高速フーリエ変換(FFT:Fast Fourier Transform)区間に入り込むことにより生じるシンボル間干渉(ISI:Inter Symbol Interference)や、高速フーリエ変換区間にシンボルの切れ目、つまり信号の不連続区間が入ることによって生じるキャリア間干渉(ICI:InterCarrier Interference)が生じ、特性劣化の原因となる。
特開2002−374223号公報
したがって、例示的な実施形態は、上述した背景技術の問題点を解決するために提案されたものであり、その目的は、マルチパスの遅延によって生じる干渉を低減できる新たな仕組みを提供することにある。
例示的な実施形態における基地局は、プロセッサと、送信機を有する。プロセッサは、送信データから第1の変調シンボルを生成し、前記第1の変調シンボルに対して逆フーリエ変換を行うことによって、前記第1の変調シンボルを、周波数領域の信号から時間領域の信号である第1の有効シンボルに変換し、前記第1の有効シンボルに第1のガードインターバルを挿入し、挿入された信号を第1のOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)シンボルとして出力する。また、送信機は、前記第1のOFDMシンボルに基づき生成された第1のOFDM信号を送信する。前記プロセッサは、前記第1のOFDMシンボルに隣接する第2のOFDMシンボル、又は、前記第1の有効シンボルを構成する複数のサブキャリアの少なくとも一つ、の少なくとも一方をブランクにする。
他の例示的な実施形態における移動局は、受信機と、プロセッサを有する。受信機は、第1のOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)シンボルに基づき生成された第1のOFDM信号を受信する。プロセッサは、前記第1のOFDMシンボルから第1のガードインターバルを除去することによって、第1の有効シンボルを生成し、前記第1の有効シンボルに対してフーリエ変換を行うことによって、時間領域の信号である前記第1の有効シンボルを周波数領域の信号に変換し、前記周波数領域の信号に基づき復調処理を行うことで、送信データを生成する。前記第1のOFDMシンボルに隣接する第2のOFDMシンボル、又は、前記第1の有効シンボルを構成する複数のサブキャリアの少なくとも一つ、の少なくとも一方がブランクである。
他の例示的な実施形態における基地局の制御方法は、送信データから第1の変調シンボルを生成し、前記第1の変調シンボルに対して逆フーリエ変換を行うことによって、前記第1の変調シンボルを周波数領域の信号から時間領域の信号である第1の有効シンボルに変換し、前記第1の有効シンボルに第1のガードインターバルを挿入し、挿入された信号を第1のOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)シンボルとして出力し、前記第1のOFDMシンボルに基づき生成された第1のOFDM信号を送信、前記第1のOFDMシンボルに隣接する第2のOFDMシンボル、又は、前記第1の有効シンボルを構成する複数のサブキャリアの少なくとも一つ、の少なくとも一方をブランクにすることを含む。
他の例示的な実施形態におけるコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されたプログラムは、送信データから第1の変調シンボルを生成し、前記第1の変調シンボルに対して逆フーリエ変換を行うことによって、前記第1の変調シンボルを周波数領域の信号から時間領域の信号である第1の有効シンボルに変換し、前記第1の有効シンボルに第1のガードインターバルを挿入し、挿入された信号を第1のOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)シンボルとして出力し、前記第1のOFDMシンボルに基づき生成された第1のOFDM信号を送信し、前記第1のOFDMシンボルに隣接する第2のOFDMシンボル、又は、前記第1の有効シンボルを構成する複数のサブキャリアの少なくとも一つ、の少なくとも一方をブランクにする、ことをコンピュータに実行させる。
例示的な実施形態によれば、マルチパスの遅延によって生じる干渉を低減できる新たな仕組みを提供できる。
例示的な実施形態に係る移動通信システムを示す。 例示的な実施形態に係る送信信号の一例を示す。 例示的な実施形態に係る送信信号の一例を示す。 例示的な実施形態に係る送信信号の一例を示す。 第1の例示的な実施形態に係る送信信号の一例を示す。 第1の例示的な実施形態の基地局を示す。 第1の例示的な実施形態の移動局を示す。 第2の例示的な実施形態の移動局を示す。 第2の例示的な実施形態に係る受信信号の一例を示す。 第2の例示的な実施形態の移動局に係る動作の概略を示す。 第2の例示的な実施形態の移動局に係る動作の概略を示す。 第3の例示的な実施形態に係る送信信号の一例を示す。 第4の例示的な実施形態に係る基地局を示す。 第5の例示的な実施形態に係る複数の基地局を示す。 第5の例示的な実施形態に係る動作フローチャートを示す。 第6の例示的な実施形態に係る基地局を示す。 第6の例示的な実施形態に係る直接波と遅延波との合成波である受信波の一例を示す。 第7の例示的な実施形態に係る基地局を示す。 第7の例示的な実施形態に係る移動局を示す。
例示的な実施形態について、図面を参照して詳細が記述される。各図面において、同一又は対応する要素には同一の符号が付されており、記述の明確化のため、必要に応じて冗長な記述は省略される。
以下に説明される複数の例示的な実施形態は、独立に実施されることもできるし、適宜組み合わせて実施されることもできる。
(はじめに)
図1は、例示的な実施形態に係る移動通信システムを示す。
移動通信システムは、少なくとも一つの基地局10と移動局20とを含む。基地局10は、少なくとも1つのセル11を管理する。
図1において、基地局10は、セル11に存在する移動局20と通信している例を示す。この例において、基地局10は、メインパス40を介して、移動局20と通信する。また、基地局10は、遅延パス41を介して、移動局20と通信する。基地局10から送信された電波は、遅延パス41を介して反射物30にて反射される。反射された電波は、遅延パス41を介して、移動局20に到着する。
図2は、例示的な実施形態に係る送信信号の一例を示す。図2において、マルチパス環境を経て送信装置(基地局)から受信装置(移動局)に到達する信号の概要が示されている。
図2において、横方向は時間であり、左側から右側にかけて順次信号が送信されることを意味する。このため、図の左側を前、前側、前方、などと呼び、また、図の右側を後、後ろ側、後方、などと呼ぶことがある。その他の図でも同様である。
図2において、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)シンボルは、有効シンボルと、この有効シンボルの後半部分が複製されて当該有効シンボルの冒頭に配置された信号であるガードインターバル(GI:Guard Interval、またはサイクリックプレフィックス、巡回プレフィックス、CP:Cyclic Prefix)とにより構成されている。なお、ガードインターバルは、有効シンボルが複製されて当該有効シンボルの末尾に付加された信号であってもよい。以降、本稿では便宜上冒頭に付加する信号をガードインターバル:GIと呼び、また、末尾に付加する信号をサイクリックプレフィックス:CPと呼ぶ。
受信装置側では、OFDMシンボルからGIと同じ長さの信号を除くことにより、有効シンボルのみを切り出して受信処理を行う。
図3は、例示的な実施形態に係る送信信号の一例を示す。
図3に示す例では、最初に到来した搬送波(メインパス、直接波、p1)および反射などにより違う経路を通った結果、伝播遅延した搬送波(遅延パス、遅延波、p2,p3)について、メインパスp1と同期をとり、メインパスp1のGIを除く区間であるサンプリング区間(FFT区間50)でFFT処理を行った場合に、遅延パスp2および遅延パスp3の遅延時間がガードインターバル区間以内におさまっている。
図4は、例示的な実施形態に係る送信信号の一例を示す。
図4において、遅延パスp2は遅延時間がガードインターバル区間以内におさまっている。一方、遅延パスp4はガードインターバル区間を超える遅延が生じている。
このような、ガードインターバル区間を超える遅延が生じている遅延波p4については、所望OFDMシンボルの前のOFDMシンボル(直前OFDMシンボル)の一部がFFT区間50内に入っている。このため、遅延波p4については、直前OFDMシンボルの一部52を含めてFFT処理が行われる。つまり、シンボル間干渉(符号間干渉、記号間干渉、ISI:Inter−Symbol Interference)が生じる。
また、ガードインターバル区間を超える遅延が生じている遅延波p4では、FFT区間50に所望OFDMシンボルと直前OFDMシンボルとの切れ目、つまり信号の不連続区間が入る。このため、遅延波p4については、信号の不連続区間を含めてFFT処理が行われる。つまり、キャリア間干渉(ICI:Inter−Carrier Interference)が生じる。
このように、受信装置では、1つ前のシンボルの信号が混入することによって、「0」または「1」の信号判定の妨げになる。
例えば、LTE(Long Term Evolution)では、GI長やデータシンボル長などのフレームフォーマットは定められている。GI長は、セル半径の最大数km程度を想定して設計されている。
一方、LTE以外の無線通信システム(例えば、自営無線システム)では、セル半径が10kmを超える場合がある。仮に、LTEのシステムをそのまま自営無線システムに用いた場合、最大遅延時間がGI長を超えることによって、シンボル間干渉が発生するおそれがある。
この問題は、セル半径を縮小することによって解決されうる。しかし、セル半径を縮小することによって、通信エリアをカバーするために基地局がより多く必要となり、基地局および基地局設置のコストが増大する。
また、特許文献1に記載の方法のように、最大遅延にあわせてGI長を適応的に変更する方法も考えられるが、この場合、既存のLTE端末や基地局を使用することができないため、通信システム全体の開発費が必要となる。
以下の例示的な実施形態は、例えばLTEのフレームフォーマットを活用し、マルチパス遅延に因る干渉を低減するための新たな仕組みを提供する。
(第1の例示的な実施形態)
図5は、マルチパス環境を経て送信装置(基地局)から受信装置(移動局)に到達する信号の概要を示す図である。
本実施形態において、既存のLTEのフレームフォーマットがそのまま用いられる。本実施形態のフレームフォーマットは、データが多重されるOFDMシンボルとデータが多重されない(ブランクの)OFDMシンボルとを交互に含む。
図5に示す例では、N番目のOFDMシンボルとN+2番目のOFDMシンボルにデータが多重されている。一方、N+1番目のOFDMシンボルには、データが多重されていない。
メインパスのN番目のOFDMシンボルは、第1の有効シンボル102とGI101とから構成される。N番目のOFDMシンボルに隣接するN+1番目のOFDMシンボルは、データが多重されていないシンボルであるブランクシンボル103である。N+1番目のOFDMシンボルに隣接するN+2番目のOFDMシンボルは、第2の有効シンボル105とGI104とから構成される。
図5に示す例では、遅延パスの遅延時間は、メインパスのガードインターバル101を超えている。図5に示す例では、遅延パスにおいて、メインパスのN番目のOFDMシンボルに相当するOFDMシンボルは、GI107と第1の有効シンボル108から構成される。このOFDMシンボルの前に、ブランクシンボル106が隣接する。このOFDMシンボルの後ろには、ブランクシンボル109が隣接する。
受信装置(移動局)では、メインパスのN番目のOFDMシンボルからGI101と同じ長さの信号を除いた区間であるFFT区間110のシンボルのみを切り出して受信処理を行う。
図5に示す例では、送信装置が一つのOFDMシンボルをブランクシンボルとしているが、複数のOFDMシンボルをブランクとしてもよい。例えば、データが多重された一つのOFDMシンボルに対して、複数のOFDMシンボルをブランクにしてもよい。
図6は、第1の例示的な実施形態の基地局を示す。
基地局10は、プロセッサ12及び送信機13を含む。プロセッサ12は、変調部121、IFFT部122及びGI挿入部123を含む。
変調部121は、基地局10から移動局に送信する送信データから変調シンボルを生成する。変調部121には、MAC(Media Access Control、媒体アクセス制御)部等(図示されない。MAC部等とは、MAC層、ネットワーク層などの上位層に位置する機能をいう。)から入力された移動局に送信する送信データ(情報ビット)が入力される。尚、情報ビットとは圧縮符号化された音声信号、映像信号、その他のデータ信号を「0」、「1」で表した信号である。なお、この情報ビットに対して、ターボ符号、LDPC(Low Density Parity Check:低密度パリティ検査)、畳込み符号などの誤り訂正符号化処理が行われてもよい。
変調部121は、送信データ(情報ビット)に基づき、BPSK(Binary Phase Shift Keying:2相位相偏移変調)、QPSK(Quadrature Phase Shift Keying:4相位相偏移変調)、16QAM(16 Quadrature Amplitude Modulation:16値直交振幅変調)、64QAM(64 QuadratureAmplitude Modulation:64値直交振幅変調)などの変調シンボルを生成する。
IFFT部122は、MAC部等(図示しない)から通知される割当情報に基づいて、変調部121から入力される移動局あての変調シンボルをIFFT入力ポイントにマッピング(サブキャリアマッピング)する。この際、パイロットシンボル(リファレンスシンボル)もマッピングされてもよい。IFFT部122は、IFFT処理を行うことで、変調シンボルを周波数領域の信号から時間領域の信号(有効シンボル)に変換する。なお、説明の簡素化のため、IFFTポイント数とサブキャリア数が同一として説明するが、これに限定する趣旨ではない。サブキャリア数が、IFFTポイント数未満であってもよいし、サブキャリア数がIFFTポイント数以上であれば、IFFT部を複数個備えることができる。
ここで、変調シンボルをマッピングするリソースエレメント(1つのOFDMシンボルと1つのサブキャリアから構成)は割当情報により通知される。割当情報が通知するリソースエレメントは、基地局と移動局との間の伝搬路状況及び基地局が移動局へ送信するデータ量などに基づいて決定される。このデータ変調シンボルをマッピングするリソースエレメントを決定することをスケジューリングと呼ぶ。なお、割当情報は、変調シンボルが割当られたOFDMシンボルと同じOFDMシンボル、又は該変調シンボルが割当られた送信フレームと同じ送信フレームで移動局に通知してもよいし、異なるOFDMシンボル又は異なる送信フレームで通知しても良い。割当情報は、下りリンク物理リソースブロック(PRB)割り当て情報(例えば、周波数、時間など物理リソースブロック位置情報)、下りリンク物理リソースブロック(PRB)の各々に対応する変調方式および符号化方式(例えば、16QAM変調、2/3コーディングレート)などを含んでも良い。
なお、割当情報は、移動局に対する制御信号に含めてもよい。
GI挿入部123は、IFFT部122が変換した時間領域の信号にガードインターバル(GI)を付加する。例えば、IFFT部122が出力する時間領域の信号(有効シンボル)の後半の一部をコピーし、有効シンボルの先頭に付加する。GIを付加した有効シンボルをOFDMシンボルと呼ぶ(図5参照)。
送信機13は、GI挿入部123が出力するOFDMシンボルをアナログ信号に変換し(Digital to Analog変換し)、アナログ信号に変換された信号に対して帯域制限を行うフィルタリング処理を行い、さらにフィルタリング処理された信号を送信可能な周波数帯域にアップコンバートし、アンテナを介して送信する。この送信される信号をOFDM信号と呼ぶ。
図5で示された間欠送信を基地局10が行う場合(基地局10が間欠送信モードである場合)、プロセッサ12はブランクにすべきOFDMシンボルに対して送信データを割り当てない。
例えば、IFFT部122は、ブランクとすべき有効シンボルに対して、変調シンボルをマッピングしない。また、GI挿入部123は、データが割り当てられていない有効シンボルに基づいてGIを挿入する。このため、GI挿入部123が出力するOFDMシンボルは、ブランクシンボルとなる。
プロセッサ12は、間欠送信していることを示す情報(間欠送信情報)を生成する。送信機13は、この間欠送信情報を移動局に通知する。移動局は、通知を受けた情報に基づき、必要なOFDMシンボルのみを復調する。
図7は、第1の例示的な実施形態の受信装置(移動局)を示す。
受信装置(移動局)では、送信装置と逆操作により復調処理を行う。
移動局20は、受信機21及びプロセッサ22を有する。なお、受信機21及びプロセッサ22の一部あるいは全部をチップ化して集積回路となる場合、各機能ブロックに対して制御を行う少なくとも一つのプロセッサを設けてもよい。
受信機21は、アンテナ(図示しない)を介して送信装置(基地局)から送信されたOFDM信号を受信すると、信号処理を行い、プロセッサ22に送信する。例えば、受信機21は、受信した信号に対して信号検出処理などのデジタル信号処理が可能な周波数帯へダウンコンバートし、さらにスプリアスを除去するフィルタリング処理を行い、フィルタリング処理した信号をアナログ信号からデジタル信号に変換(Analog to Digital変換)を行う。これら処理が行われた信号は、プロセッサ22に送信する前に、一旦、メモリやバッファ等の記憶装置に記憶されてもよい。
図2に記載したOFDM信号を受信した場合、受信したOFDM信号を周波数領域に変換した信号であって、パイロットシンボルを割り当てたサブキャリアの信号(リソースエレメントのうち1または2以上の信号成分)を用いて周波数応答を算出する。
パイロットシンボルを配置したサブキャリア以外のサブキャリアの周波数応答は、パイロットシンボルを配置したサブキャリアの周波数応答を用いて、線形補間、FFT補間などの補間技術により算出することができる。
GI除去部221は、遅延波による歪を回避するために送信装置で付加されたガードインターバル区間を除去する。
FFT部222は、GI除去部221がガードインターバル区間を除去した信号(有効シンボル)を、FFT区間にて、時間領域信号から周波数領域信号に変換するフーリエ変換の処理を行う。
なお、FFT部222は、周波数領域信号に対して、デマッピング処理を行っても良い。具体的には、周波数領域信号のうち、所望ユーザ(移動局20)あてにマッピングされているサブキャリアの信号のみを抽出する。なお、プロセッサ22は、受信したOFDM信号のサブキャリアにマッピングされている所望ユーザの変調シンボル若しくはパイロット(リファレンス)シンボルの配置(割当情報)を、制御信号による通知などにより知ることができる。
復調部223は、FFT部222が出力する信号のうち、所望ユーザ(移動局20)がマッピングされているサブキャリアの信号(変調シンボルがマッピングされたリソースエレメント)のみを抽出し、復調処理を行い、移動局20の受信データ(情報ビット)を取得する。各サブキャリアは、変調シンボルを運搬するために用いられる。
受信機21は、間欠送信情報を受信してもよい。間欠送信情報は、間欠送信していることを示す情報を含む。間欠送信情報は、例えば、シンボル単位のデータの配置を知らせる情報を含む。この情報は、どのシンボルがブランクシンボルであるかを示す。また、間欠送信情報は、プロセッサ22がブランクシンボルをどのように処理すべきかを示す情報を含んでも良い。例えば、この情報は、ブランクシンボルにおいてデータがないものと解釈して、プロセッサ22が復調処理を行うことを指示することを示す。また、この情報は、ブランクシンボルにおいて、プロセッサ22がパンクチュアリング処理を行うことを指示することを示す。なお、間欠送信情報は、PDSCH(Physical Downlink Shared Channel)でHigher Layer Signalingの情報として送られても良いし、PDCCH(Physical Downlink Control Channel)やPBCH(Physical Broadcast CHannel)で制御信号として送られても良い。この場合、間欠送信情報は、復調部223の処理から出力される。
プロセッサ22は、この間欠送信情報に基づき、必要なOFDMシンボルのみに対して復調処理を行ってもよい。なお、プロセッサ22は、ダウンリンクにて間欠送信がなされていることを受信電力で判断することもできる。この場合、間欠送信情報は、プロセッサ22の処理において必須ではない。
本実施形態によれば、例えばLTEシスステムにおいて、ガードインターバル区間を超える遅延時間を持つ遅延波が発生するセル半径10km以上の環境においても、シンボル間干渉を低減することができる。
また、本実施形態によって、既存のLTEフレームフォーマットを利用し、LTE基地局のリソース割当の方法(スケジューリング方法)を変更することで実施できる。このため、干渉削減用の等化器を移動局や基地局に導入する場合や、新たなLTE通信規格を策定して全ての装置を開発する場合に比べ、コストを抑えることができる。
(第2の例示的な実施形態)
図8は、第2の例示的な実施形態の移動局を示す。
図8の移動局200は、第1の例示的な実施形態の移動局20の具体例の一つを示す。
移動局200は、受信機210及びプロセッサ220を含む。プロセッサ220は、GI除去部221、FFT部222、復調部223及び受信値制御部224を含む。GI除去部221、FFT部222、復調部223は、第1の例示的な実施形態と同様のため、説明の簡素化のため、その詳細は省略される。
受信値制御部224は、受信機210から受信したOFDMシンボルに対して、図9乃至11にて示される制御を行い、生成したOFDMシンボルをGI除去部221に送信する。
図9は、第2の例示的な実施形態に係る受信信号の一例を示す。図9の受信信号は図5の信号と同様である。
以降において、説明の簡素化のため、メインパスのOFDMシンボル(メインOFDMシンボル201)と、遅延パスのOFDMシンボル(遅延OFDMシンボル202)のみについて、その詳細が示される。
メインOFDMシンボル201は、第1の有効シンボルとそのGIから構成される。遅延OFDMシンボル202は、第1の有効シンボルとそのGIから構成される。
遅延パスの遅延波とメインパスの直接波は合成され、合成波203として、移動局200に到達する。本例の合成波203は、メインOFDMシンボル201と遅延OFDMシンボル202とが合成されたものである。
図10は、第2の例示的な実施形態の移動局に係る動作の概略を示す。
受信値制御部224は、合成波203をコピーし、コピーされた合成波204を生成する(S10)。
次に、受信値制御部224は、コピーされた合成波204を適切に復調できるように、合成波203とコピーされた合成波204との時間方向の位置関係を調整する。具体的には、メインOFDMシンボル201の直後にコピーされたメインOFDMシンボル205の先頭が位置するように、位置関係を調整する(S11、合成波203の後方から遅延時間207に相当する時間前の時間的位置に、合成波204が配置される)。
図11は、第2の例示的な実施形態の移動局に係る動作の概略を示す。図11は、図10に続く動作を示す。
プロセッサ220は、遅延OFDMシンボルに対応する区間208のみを用いて受信処理を行う(S13)。具体的には、プロセッサ220は、遅延OFDMシンボルに対応する区間208のOFDMシンボルに関し、GI除去部221がGIを除去し、第1の有効シンボルについて、FFT部222がフーリエ変換を行い、復調部223が復調処理を行う。
本実施形態によれば、遅延OFDMシンボルに対応する区間208において、メインOFDMシンボル201に隣接するブランクシンボルに相当する部分に、OFDMシンボル205の前半部が位置することになる。これによって、点線部208において、OFDMシンボル間の不連続区間がなくなり、相関性が高い二つのシンボルが処理されることになるため、第1の例示的な実施形態に比して、より干渉が低減できる。すなわち、遅延パスによる干渉の影響をより低減できる。
また、本実施形態は、基地局側の信号処理に負担をかけず、移動局の信号処理を変更するシンプルな処理で実現できる。例えば、移動局の受信バッファの値を制御するのみで実現できるため、新たなハードウェアの変更が不要である。
(第3の例示的な実施形態)
図12は、第3の例示的な実施形態に係る送信信号の一例を示す。
本実施形態における基地局及び移動局の構成は、第1の例示的な実施形態と同様である。
第1及び第2の例示的な実施形態において、データが多重されたOFDMシンボルに隣接するOFDMシンボルはブランクシンボルであった。第3の例示的な実施形態では、隣接するOFDMシンボルのうち、後のOFDMシンボルは、前のOFDMシンボルと同じである。本実施形態において、隣接するOFDMシンボルのうち、後のOFDMシンボルをブランクにすることとは、後のOFDMシンボルを、ブランクシンボルにすることのみならず、後のOFDMシンボルを、前のOFDMシンボルと同一に構成することを、含む。
第3の例示的な実施形態において、基地局10のプロセッサ12は、N番目のOFDMシンボルを生成した後に、N+1番目のOFDMシンボルを生成する。N番目のOFDMシンボルは、第1の有効シンボル102と、ガードインターバル101とを含む。N+1番目のOFDMシンボルは、第1の有効シンボル102の複製である複製有効シンボル301と、複製有効シンボル301から生成されるサイクリックプレフィックス302を含む。
具体的には、IFFT部122に供給される割当情報が、N番目のOFDMシンボルに含まれるデータと同じデータをN+1番目のOFDMシンボルに割当てることを示す場合、IFFT部122は、前の変調シンボルを用いて、IFFT部122における処理を行ってもよい。例えば、IFFTの入力ポイントに、N番目のシンボルの変調シンボルと同じ変調シンボルがマップされる。この場合、さらに、複製有効シンボル301の前半部分が複製された信号であるCP302が、複製有効シンボル301の末尾に付加される。
または、GI挿入部123がN番目のシンボルのGI101を挿入した後に、GI挿入部123またはプロセッサ12がN番目のOFDMシンボルから、第1の有効シンボル301とCP302を作成し、N+1番目のOFDMシンボルを生成してもよい。
受信装置(移動局)は、例えば、メインパスのN+1番目のシンボルに相当する区間305を用いて、復調処理を行う。復調に用いられる区間は305区間に限られない。例えば、遅延パスのGI107の先頭から区間305の終りまでの間におけるFFT区間分のシンボルを用いて、受信(復調)処理が行われてもよい。
また、移動局は第1の例示的な実施形態における間欠送信情報の代わりに、どのOFDMシンボルに同じデータが多重されているかをしめす情報を、基地局から受信してもよい。本例の場合、この情報は、次のN+1番目のシンボルがN番目のシンボルのコピーであることを示す。
また、第3の例示的な実施形態において、プロセッサ12は、N+2番目のOFDMシンボルを生成する。N+2番目のOFDMシンボルは、第1の有効シンボルとは異なる第2の有効シンボル105と、そのガードインターバル104を含む。
本実施形態によれば、前のOFDMシンボルに対してFFT周期の連続性を維持した信号を次のOFDMシンボルとして送信することによって、既存のLTEフレームフォーマットを利用しつつ、ガードインターバルを延長することができる。これによって、遅延によって生じる干渉を低減できる。
(第4の例示的な実施形態)
第4の例示的な実施形態は、上述の例示的な実施形態の具体例の一つを示す。
図13は、第4の例示的な実施形態に係る基地局を示す。
本実施形態の基地局400は、メモリ410、プロセッサ420及び送信機430を含む。プロセッサ420は、上述した実施形態のプロセッサ12と同様である。送信機430は、上述した実施形態の送信機13と同様である。
プロセッサ420は、メモリ410に記憶された制御情報に基づいて、OFDMシンボルをブランクにする決定を行ってもよい。プロセッサ420は、メモリ410に記憶された制御情報に基づいて、第1の有効シンボルを構成する複数のサブキャリアの少なくとも一つをブランクにする決定を行ってもよい。
また、プロセッサ420は、マルチパス環境において第1のOFDM信号が送信されたメインパスに対する遅延パスの遅延時間が、第1のガードインターバルを超えることを示すときに、ブランクにする決定を行ってもよい。
プロセッサ420は、セル半径に応じて、送信に使用するOFDMシンボルを決定してもよい。例えば、プロセッサ420は、セル半径が小さい場合(例:10km未満)、全OFDMシンボルで送信する通常送信モードで通信することを決定する。また例えば、プロセッサ420は、セル半径が大きい(例:10km以上)の場合、1OFDMシンボル毎に送信する間欠送信モードで通信することを決定する。
また、プロセッサ420は、基地局400のセル内に存在する移動局の数に基づき、送信に使用するOFDMシンボルを決定してもよい(間欠送信モードか通常送信モードかが決定されてもよい)。
また、プロセッサ420は、移動局の位置に基づき、間欠送信モードか通常送信モードかを決定してもよい。例えば、基地局400との距離がxkmを超える移動局の割合がy%以上のときには、1OFDMシンボル毎にデータを多重する間欠送信モードにて通信を行うことを、プロセッサ420が決定してもよい。
また、プロセッサ420は、遅延を判断する一つの指標である遅延スプレッドに基づき、間欠送信モードか通常送信モードかを決定してもよい。
例えば、基地局400と通信可能な移動局毎に遅延スプレッドを、プロセッサ420が測定してもよい。測定された遅延スプレッドがs秒を超える移動局の割合がz%以上のときには、1OFDMシンボル毎にデータを多重する間欠送信モードにて通信を行うことを、プロセッサ420が決定してもよい。
また、事前に行われる電波伝搬の調査のデータに基づき、遅延が大きいエリアを特定し、このエリアの場合、プロセッサ420は、1OFDMシンボル毎にデータを多重する間欠送信モードにて通信を行うことを決定してもよい。
なお、送信機430は、間欠送信モードの場合、使用するOFDMシンボルに電力を集中させてもよい。
メモリ410は、制御情報を記憶する。制御情報は、例えば、予め設定された情報、プロセッサ420等で取得された情報であってもよい。プロセッサ420は、制御情報に基づいて、ブランクにするか否かを決定する。例えば、プロセッサ420は、ブランクにするか否かの決定(例えば、OFDMシンボルの決定)のために、制御情報をメモリ410から取得できる。取得した制御情報に基づいて、プロセッサ420は、ブランクにするOFDMシンボルを決定する。
例えば、制御情報は、基地局400のセルの半径に関する情報を含んでもよい。セル半径に関する情報は、例えばオペレータ等によって予め設定されてもよいし、SON(Self Organizing Network)サーバ等の管理装置から取得されたものであってもよい。SONサーバは、基地局400が新たに設置される場合に、基地局400と既に在る基地局との関係を考慮して、セルの半径を決定した後、決定された情報を、基地局400に送信する。送信されたセル半径に関する情報は、メモリ410に記憶される。
例えば、制御情報は、基地局400のセル内に存在する移動局の数を含んでもよい。この移動局の数は、所定周期で更新され、移動局の数が所定の値の超えた場合に、間欠送信モードから通常送信モードに移行するように、プロセッサ420は決定してもよい。また、移動局の数が所定の値以下の場合に、間欠送信モードを行うようにプロセッサ420は決定してもよい。
制御情報は、移動局の位置を示す情報として、各移動局のGPS(Global Positioning System)情報を含んでもよい。なお、このGPS情報は、図示せぬ位置情報管理サーバから入手してもよい。移動局の位置情報は、アップリンク信号の遅延差から判断された基地局と移動局間の距離を推定可能な情報であってもよい。移動局の位置情報は、移動局にて測定されたダウンリンクの伝搬品質(例えば、SINR(Signal to Interference plus Noise Ratio)またはCQI(Channel Quality Indicator)等)などの基地局と移動局間の距離を推定可能な情報であってもよい。この場合、SINRやCQIが予め決めた値よりも低い場合に基地局と移動局間の距離が遠いと判断する。または、アップリンク信号の伝搬品質または受信品質に基づいて、アップリンク信号の送信元の移動局がセルのエッジにいるか否かが判断された結果が、移動局の位置を示す情報として、メモリ410に記憶されてもよい。
制御情報は、プロセッサ420にて得られた遅延スプレッドを含んでもよい。ここで、遅延スプレッドとは、基地局に到来する各電波の遅延時間の広がりを表す量である。一般的には、移動局周辺に多数の妨害物があり周囲の見通しがきかないエリアにおいて、遠方からの反射波等は、妨害物に遮られて移動局に届きにくいため、遅延スプレッドは小さい。他方、移動局周辺に妨害物が少なく周囲の見通しがきくエリアにおいて、比較的大きな遅延スプレッドとなる。
メモリ410は、接地後の基地局がカバーするカバレッジにおいて遅延が大きいか否かを予め調査し、その結果を、制御情報として記憶することができる。もし遅延が大きいエリアの場合、プロセッサ420は間欠送信モードを行うことを決定する。
本実施形態によれば、基地局が置かれた地理的・時間的な状況に応じて、基地局が間欠送信モードと通常送信モードの何れを行うかを柔軟に決定できる。このため、本実施形態によって、より柔軟な干渉低減の仕組みが提供される。
(第5の例示的な実施形態)
第5の例示的な実施形態は、上述の例示的な実施形態の具体例の一つを示す。
図14は、第5の例示的な実施形態に係る複数の基地局を示す。
本実施形態の通信システムは、少なくとも基地局510と基地局520を含む。
基地局510は、ネットワークインタフェース511、プロセッサ512、送信機513を含む。基地局520は、ネットワークインタフェース521、プロセッサ522、送信機523を含む。
ネットワークインタフェース521は、ネットワークインタフェース511に対して、通知情報を送信する。通知情報は、例えば、基地局520が間欠送信モードであることを示す情報を含む。例えば、基地局520が送信するOFDM信号を構成するOFDMシンボルに隣接する他のOFDMシンボルをブランクにする事が行われていることを示す情報を、通知情報は含んでもよい。
図15は、第5の例示的な実施形態に係る動作フローチャートを示す。
S51において、基地局510のネットワークインタフェース511は、基地局520から通知情報を受信する。
S52において、基地局510のプロセッサ512では、基地局510が間欠送信モードであるか否かが決定される。S52でYESの場合、すなわち、基地局510が間欠送信モードである場合、基地局510はS53の処理を実行する。
S53において、基地局520がユニキャスト送信中であることを通知情報が示す場合(S53においてYES)、プロセッサ512は、S54の処理を実行する。
S54において、基地局510は、間欠送信を行う隣接基地局(基地局520)と信号を多重するOFDMシンボルが重ならないように、間欠送信を実施する。
S53においてNOの場合、S55の処理が実行される。
S55において、SC−PTM(Single Cell point to Multi Point)を基地局520が実行中である場合(S55においてYES)、S54の処理を実行する。なお、SC−PTMとは、1セル内で複数端末へ同報することを示す。
S55においてNOの場合、S56の処理が実行される。
S56において、MBSFN(MBMS Single Frequency Network)を基地局520が実行中である場合(S56においてYES)、S57の処理を実行する。なお、MBSFNとは、複数の基地局(eNB:Evolved Node B)が同一信号を一斉同期送信することを示す。
S57において、基地局510は、間欠送信を行う隣接基地局(基地局520)と同じ送信タイミングで、間欠送信を実施する。
S56においてNOの場合及びS52においてNOの場合、図15の動作フローが終了する。
S53及びS54の動作において、間欠送信を行う隣接基地局と信号を多重するOFDMシンボルが重ならないように制御される。これによって、ユニキャスト送信時における、基地局510と基地局520との間の基地局間の干渉の発生を回避できる。
また、S55及びS54の動作も同様に、例えば、間欠送信を行う隣接基地局と送信タイミングを1OFDMシンボル分シフトすることによって、間欠送信を行う隣接基地局と信号を多重するOFDMシンボルが重ならないように制御される。これによって、SC−PTM時における、基地局510と基地局520との間の基地局間の干渉の発生を回避できる。
また、S56及びS57の動作によって、MBSFN時における、基地局510と基地局520との送信タイミングを合わせることによって、ダイバーシティ利得を得ることができる。
なお、上述した通知情報は、例えば、間欠送信モード状態を示す情報、ユニキャストまたはSC−PTMまたはMBSFNの状態を示す情報、同期要求または同期不要である事を示す情報、データを多重するタイミングに関する情報(絶対的な時間または相対的な時間)を含んでも良い。例えば、同期を要求することを示す情報は、送信タイミングをずらすためのシフト量(Nシンボル、Nはゼロ以上の整数)や、どのシンボルを送信のために使用すべきかを示す情報を含んでも良い。
なお、基地局510と基地局520の間のX2インタフェースを介して、通知情報が送信されてもよい。
(第6の例示的な実施形態)
図16は、第6の例示的な実施形態に係る基地局を示す。
図16において、基地局600は、送信機610とプロセッサ620とを含む。送信機610及びプロセッサ620は、第1の例示的な実施形態の基地局10と同様である。ただし、例えば、IFFT部122に異なる割当情報(第2の割当情報)が供給される。
IFFT部122は、第2の割当情報に基づいて、変調部121から入力される移動局あての変調シンボルをIFFT入力ポイントにマッピング(サブキャリアマッピング)する。
本実施形態によれば、所定の値より低い周波数の少なくとも一つのサブキャリアまたは複数のサブキャリアからなるリソースブロックに変調シンボルがマッピングされない(マップされない)ようにすることが、第2の割当情報に示されている(スケジューリング情報ともいう)。
なお、他の例示的な実施形態と同様に、OFDMシンボル単位でのブランキングが行われてもよい。この場合、プロセッサ620は間欠送信情報を生成し、送信機610がこの情報を送信する。
図17は、第6の例示的な実施形態に係る移動局に到達する合成波を示している。
直接波601は、有効シンボル、及び、有効シンボルの前に配置され当該有効シンボルの後半部分をコピーして付加したガードインターバル区間から構成される。遅延波602は、直接波601の遅延波である。受信波603は、直接波601と遅延波602とを合成した合成波であり、移動局に到達する受信波である。
直接波601において、記号F1、F2、F3、F4、F5は、それぞれサブキャリアを例示するものである。F1の周波数が低く、F5の周波数が高い。
遅延波602において、記号f1、f2、f3、f4、f5は、それぞれサブキャリアを例示するものである。f1の周波数が低く、f5の周波数が高い。
受信波603において、例えば、F1+f1は、F1とf1が合成されたサブキャリアを示す(F2+f2、F3+f3、F4+f4、F5+f5も同様である)。
記号910は、直接波601に対する遅延波602の回転フェーザを示す。回転フェーザには、f1〜f5の遅延波602のサブキャリアのそれぞれの位相が示されている。
例えば、直接波601のサブキャリアF1と遅延波602のサブキャリアf1とを合成する場合の回転フェーザが、記号920に示されている。この例では、F1+f1のサブキャリアは、F1に比べ位相が遅れ、振幅が大きくなる。
また、直接波601のサブキャリアF4と遅延波602のサブキャリアf4とを合成する場合の回転フェーザが、記号930に示されている。この例では、F4+f4のサブキャリアは、F4に比べ逆位相となり、振幅が小さくなる。他のF2+f2、F3+f3、F5+f5も同様の方法で、位相及び振幅が決まる。なお、直接波と合成後の受信波とでは、各サブキャリアの位相と振幅が変わるが、周波数は変わらない。
前のOFDMシンボルとの境界付近(640)には不連続区間が入る等の影響で干渉が生じる。このため、例えば、記号940付近に高調波成分が加わることで波形がひずみ正弦波を形成できなくなるサブキャリアが生じるおそれがある。例えば、有効シンボル(FFT区間)において、1周期分の正弦波が形成できない場合、そのサブキャリアを復調することは困難となる(有効シンボル長を取り出すことができない)。
例えば、F1+f1のサブキャリアは、記号940エリアの波形がひずみ1周期分の正弦波を形成できない。
本実施形態では、このような干渉の影響を受けるサブキャリアをブランクにする制御が行われる。本例の場合、F1+f1のサブキャリアに対して変調シンボルがマッピングされないようにすることを示す第2の割当情報(スケジューリング情報)が、プロセッサ620のIFFT部122にて考慮され、IFFT部122における処理が行われる。
本実施形態によれば、低いサブキャリア周波数のサブキャリアをブランキングして高いサブキャリア周波数のサブキャリアのみを用いることで、干渉の影響が低減できる。例えば、パブリックセーフティ(Public Safety:PS)向けのLTEであれば、セル内の移動局数が公衆無線通信よりも少ない可能性があり無線リソースに余裕がある可能性がある。この場合、例えばリソースブロック単位(12サブキャリア単位)でブランキングにしてもよい。
なお、低い周波数とは、有効シンボル長において、復調可能な1周期の正弦波が描ける周波数(サブキャリア)である。例えば、サブキャリアの1周期分の長さが有効シンボルの半分より大きいサブキャリアについて、ブランキングするように制御されてもよい。このブランキングは、例えば、1周期の正弦波を構成できなくなったサブキャリアに対して、送信データをマップしないことによって実現されてもよい。
(第7の例示的な実施形態)
図18は、第7の例示的な実施形態に係る基地局を示す。
図18において、基地局700は、プロセッサ710と、送信機720を含む。
プロセッサ710は、送信データから第1の変調シンボルを生成する。プロセッサ710は、第1の変調シンボルに対して逆フーリエ変換を行うことによって、第1の変調シンボルを周波数領域の信号から時間領域の信号である第1の有効シンボルに変換する。プロセッサ710は、第1の有効シンボルに第1のガードインターバルを挿入する。プロセッサ710は、挿入された信号を第1のOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)シンボルとして出力する。これら動作を行うように、プロセッサ710は構成されている。
また、送信機720は、第1のOFDMシンボルに基づき生成された第1のOFDM信号を送信するように構成されている。
プロセッサ710は、次の(a)及び(b)の少なくとも一方をブランクにする。
(a)第1のOFDMシンボルに隣接する第2のOFDMシンボル
(b)第1の有効シンボルを構成する複数のサブキャリアの少なくとも一つ
図19は、第7の例示的な実施形態に係る移動局を示す。
図19において、移動局800は、受信機810とプロセッサ820を含む。
受信機810は、第1のOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)シンボルに基づき生成された第1のOFDM信号を受信するように構成されている。
プロセッサ820は、第1のOFDMシンボルから第1のガードインターバルを除去することによって、第1の有効シンボルを生成する。プロセッサ820は、第1の有効シンボルに対してフーリエ変換を行うことによって、時間領域の信号である第1の有効シンボルを周波数領域の信号に変換する。プロセッサ820は、周波数領域の信号に基づき復調処理を行うことで、送信データを生成する。これら動作を行うように、プロセッサ810は構成されている。
ここで、次の(a)及び(b)の少なくとも一方がブランクである。
(a)第1のOFDMシンボルに隣接する第2のOFDMシンボル
(b)第1の有効シンボルを構成する複数のサブキャリアの少なくとも一つ
本実施形態によれば、マルチパスの遅延によって生じる干渉を低減できる新たな仕組みを提供できる。
(他の例示的な実施形態)
上記例示的な実施形態は、送信装置を基地局、受信装置を移動局とする、ダウンリンク通信について記述されている。例示的な実施形態は、これに限定されず、例えば、アップリンク通信にも適用できる。
アップリンク通信には、SC−FDMA(Single Carrier Frequency Division Multiple Access)と呼ばれる無線アクセス方式が使用される。SC−FDMAは、ダウンリンクのOFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)同様に、変調方式にOFDMが用いられ、サブキャリアの1RBは180kHzとなっている。このように同様の仕組みのため、上述の例示的な実施形態は、アップリンク通信に適用することができる。
上記において、基地局及び移動局の各構成要素が行う処理は、目的に応じてそれぞれ作製された論理回路で行うようにしても良い。
また、処理内容を手順として記述したコンピュータプログラム(以下、プログラムと称する)を、通信システムを構成する要素のそれぞれにて読取可能な記録媒体に記録し、この記録媒体に記録されたプログラムが無線通信システムの各構成要素それぞれに読み込まれ、実行されるものであっても良い。
この記録媒体に記録されたプログラムは、通信システムの各構成要素それぞれに設けられたCentral Processing Unit (CPU)にて読み込まれ、CPUの制御によって、上述したものと同様の処理が行われる。ここで、CPUは、プログラムが記録された記録媒体から読み込まれたプログラムを実行するコンピュータとして動作するものである。
上述の例において、プログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non−transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)、CD(Compact Disc)−ROM(Read Only Memory)、CD−R、CD−R/W、Digital Versatile Disk (DVD)、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(Random Access Memory))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
本発明は上述した実施の形態のみに限定されるものではなく、既に述べた本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能であることは勿論である。本明細書で説明したそれぞれの実施形態による機能またはステップおよび/または動作は特定の順序で実行しなくてもよい。さらに、本発明の要素は、単数形で説明または請求されていることがあるが、単数形に限定することが明示的に述べられていない限り、複数形であってもよい。
<付記>
前述の例示的な実施形態の一部または全部は、以下の各付記のようにも記載することができる。しかしながら、以下の各付記は、あくまでも、本発明の単なる例示に過ぎず、本発明は、かかる場合のみに限るものではない。
(付記1)
送信データから第1の変調シンボルを生成し、
前記第1の変調シンボルに対して逆フーリエ変換を行うことによって、前記第1の変調シンボルを周波数領域の信号から時間領域の信号である第1の有効シンボルに変換し、
前記第1の有効シンボルに第1のガードインターバルを挿入し、
挿入された信号を第1のOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)シンボルとして出力するように構成されたプロセッサと、
前記第1のOFDMシンボルに基づき生成された第1のOFDM信号を送信するように構成された送信機とを有し、
前記プロセッサは、
前記第1のOFDMシンボルに隣接する第2のOFDMシンボル、又は、
前記第1の有効シンボルを構成する複数のサブキャリアの少なくとも一つ、
の少なくとも一方をブランクにする、
基地局。
(付記2)
前記第2のOFDMシンボルをブランクにすることは、
前記第2のOFDMシンボルを構成する複数のサブキャリアの少なくとも一つに対して、送信データをマップしないこと、
を含む、
付記1記載の基地局。
(付記3)
前記第2のOFDMシンボルをブランクにすることは、
前記第2のOFDMシンボルを、前記第1のOFDMシンボルと同一に構成すること、
を含む、
付記1記載の基地局。
(付記4)
制御情報を記憶するメモリを有し、
前記プロセッサは、
前記ブランクにするか否かを、前記制御情報に基づいて、決定する、
付記3記載の基地局。
(付記5)
前記制御情報が、
マルチパス環境において前記第1のOFDM信号が送信されたメインパスに対する遅延パスの遅延時間が、前記第1のガードインターバルを超えることを示すときに、
前記プロセッサは、
前記ブランクにすることを決定する、
付記4記載の基地局。
(付記6)
第2の基地局から、通知情報を受信するインタフェースを更に有し、
前記通知情報は、
前記第2の基地局が送信する第3のOFDM信号を構成する第3のOFDMシンボルに隣接する第4のOFDMシンボルをブランクにする事が行われていることを示す、
付記1乃至5の何れか一項に記載の基地局。
(付記7)
前記第1の有効シンボルを構成する複数のサブキャリアの少なくとも一つをブランクにすることは、
1周期の正弦波を構成できなくなったサブキャリアに対して、送信データをマップしないこと、
を含む、
付記1乃至6の何れか一項に記載の基地局。
(付記8)
第1のOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)シンボルに基づき生成された第1のOFDM信号を受信するように構成された受信機と、
前記第1のOFDMシンボルから第1のガードインターバルを除去することによって、第1の有効シンボルを生成し、
前記第1の有効シンボルに対してフーリエ変換を行うことによって、時間領域の信号である前記第1の有効シンボルを周波数領域の信号に変換し、
前記周波数領域の信号に基づき復調処理を行うことで、送信データを生成するように構成されたプロセッサとを有し、
前記第1のOFDMシンボルに隣接する第2のOFDMシンボル、又は、
前記第1の有効シンボルを構成する複数のサブキャリアの少なくとも一つ、
の少なくとも一方がブランクである、
移動局。
(付記9)
前記第2のOFDMシンボルがブランクであるとき、
前記第2のOFDMシンボルを構成する複数のサブキャリアの少なくとも一つに対して、送信データがマップされていない、
付記8記載の移動局。
(付記10)
前記第2のOFDMシンボルがブランクである場合、
前記第2のOFDMシンボルが、前記第1のOFDMシンボルと同一に構成される、
付記8記載の移動局。
(付記11)
マルチパス環境において前記第1のOFDM信号が送信されたメインパスに対する遅延パスの遅延時間が、前記第1のガードインターバルを超えるときに、
前記第1のOFDMシンボルに隣接する前記第2のOFDMシンボルが、ブランクである、
付記8記載の移動局。
(付記12)
送信データから第1の変調シンボルを生成し、
前記第1の変調シンボルに対して逆フーリエ変換を行うことによって、前記第1の変調シンボルを周波数領域の信号から時間領域の信号である第1の有効シンボルに変換し、
前記第1の有効シンボルに第1のガードインターバルを挿入し、
挿入された信号を第1のOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)シンボルとして出力し、
前記第1のOFDMシンボルに基づき生成された第1のOFDM信号を送信し、
前記第1のOFDMシンボルに隣接する第2のOFDMシンボル、又は、
前記第1の有効シンボルを構成する複数のサブキャリアの少なくとも一つ、
の少なくとも一方をブランクにする、
基地局の制御方法。
(付記13)
前記第2のOFDMシンボルをブランクにすることは、
前記第2のOFDMシンボルを構成する複数のサブキャリアの少なくとも一つに対して、送信データをマップしないこと、
を含む、
付記12記載の基地局の制御方法。
(付記14)
前記第2のOFDMシンボルをブランクにすることは、
前記第2のOFDMシンボルを、前記第1のOFDMシンボルと同一に構成すること、
を含む、
付記12記載の基地局の制御方法。
(付記15)
制御情報を記憶し、
前記ブランクにするか否かを、前記制御情報に基づいて、決定する、
付記14記載の基地局の制御方法。
(付記16)
前記制御情報が、
マルチパス環境において前記第1のOFDM信号が送信されたメインパスに対する遅延パスの遅延時間が、前記第1のガードインターバルを超えることを示すときに、
前記ブランクにすることを決定する、
付記15記載の基地局の制御方法。
(付記17)
第2の基地局から、通知情報を受信し、
前記通知情報は、
前記第2の基地局が送信する第3のOFDM信号を構成する第3のOFDMシンボルに隣接する第4のOFDMシンボルをブランクにする事が行われていることを示す、
付記12乃至16の何れか一項に記載の基地局の制御方法。
(付記18)
前記第1の有効シンボルを構成する複数のサブキャリアの少なくとも一つをブランクにすることは、
1周期の正弦波を構成できなくなったサブキャリアに対して、送信データをマップしないこと、
を含む、
付記12乃至17の何れか一項に記載の基地局の制御方法。
(付記19)
第1のOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)シンボルに基づき生成された第1のOFDM信号を受信し、
前記第1のOFDMシンボルから第1のガードインターバルを除去することによって、第1の有効シンボルを生成し、
前記第1の有効シンボルに対してフーリエ変換を行うことによって、時間領域の信号である前記第1の有効シンボルを周波数領域の信号に変換し、
前記周波数領域の信号に基づき復調処理を行うことで、送信データを生成し、
前記第1のOFDMシンボルに隣接する第2のOFDMシンボル、又は、
前記第1の有効シンボルを構成する複数のサブキャリアの少なくとも一つ、
の少なくとも一方がブランクである、
移動局の制御方法。
(付記20)
前記第2のOFDMシンボルがブランクであるとき、
前記第2のOFDMシンボルを構成する複数のサブキャリアの少なくとも一つに対して、送信データがマップされていない、
付記19記載の移動局の制御方法。
(付記21)
前記第2のOFDMシンボルがブランクである場合、
前記第2のOFDMシンボルが、前記第1のOFDMシンボルと同一に構成される、
付記19記載の移動局の制御方法。
(付記22)
マルチパス環境において前記第1のOFDM信号が送信されたメインパスに対する遅延パスの遅延時間が、前記第1のガードインターバルを超えるときに、
前記第1のOFDMシンボルに隣接する前記第2のOFDMシンボルが、ブランクである、
付記19記載の移動局の制御方法。
(付記23)
コンピュータに、
送信データから第1の変調シンボルを生成し、
前記第1の変調シンボルに対して逆フーリエ変換を行うことによって、前記第1の変調シンボルを周波数領域の信号から時間領域の信号である第1の有効シンボルに変換し、
前記第1の有効シンボルに第1のガードインターバルを挿入し、
挿入された信号を第1のOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)シンボルとして出力し、
前記第1のOFDMシンボルに基づき生成された第1のOFDM信号を送信し、
前記第1のOFDMシンボルに隣接する第2のOFDMシンボル、又は、
前記第1の有効シンボルを構成する複数のサブキャリアの少なくとも一つ、
の少なくとも一方をブランクにする、
ことを実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
(付記24)
前記第2のOFDMシンボルをブランクにすることは、
前記第2のOFDMシンボルを構成する複数のサブキャリアの少なくとも一つに対して、送信データをマップしないこと、
を含む、
付記23記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
(付記25)
前記第2のOFDMシンボルをブランクにすることは、
前記第2のOFDMシンボルを、前記第1のOFDMシンボルと同一に構成すること、
を含む、
付記23記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
(付記26)
制御情報を記憶し、
前記ブランクにするか否かを、前記制御情報に基づいて、決定する、
付記25記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
(付記27)
前記制御情報が、
マルチパス環境において前記第1のOFDM信号が送信されたメインパスに対する遅延パスの遅延時間が、前記第1のガードインターバルを超えることを示すときに、
前記ブランクにすることを決定する、
付記26記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
(付記28)
第2の基地局から、通知情報を受信し、
前記通知情報は、
前記第2の基地局が送信する第3のOFDM信号を構成する第3のOFDMシンボルに隣接する第4のOFDMシンボルをブランクにする事が行われていることを示す、
付記23乃至27の何れか一項に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
(付記29)
前記第1の有効シンボルを構成する複数のサブキャリアの少なくとも一つをブランクにすることは、
1周期の正弦波を構成できなくなったサブキャリアに対して、送信データをマップしないこと、
を含む、
付記23乃至28の何れか一項に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
(付記30)
通信システムであって、
基地局と
移動局を有し、
前記基地局は、
送信データから第1の変調シンボルを生成し、
前記第1の変調シンボルに対して逆フーリエ変換を行うことによって、前記第1の変調シンボルを周波数領域の信号から時間領域の信号である第1の有効シンボルに変換し、
前記第1の有効シンボルに第1のガードインターバルを挿入し、
挿入された信号を第1のOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)シンボルとして出力し、
前記第1のOFDMシンボルに基づき生成された第1のOFDM信号を送信し、
前記第1のOFDMシンボルに隣接する第2のOFDMシンボル、又は、
前記第1の有効シンボルを構成する複数のサブキャリアの少なくとも一つ、
の少なくとも一方をブランクにする、
前記移動局は、
前記第1のOFDM信号を受信し、
前記第1のOFDM信号に含まれる前記第1のOFDMシンボルから前記第1のガードインターバルを除去することによって、前記第1の有効シンボルを生成し、
前記第1の有効シンボルに対してフーリエ変換を行うことによって、時間領域の信号である前記第1の有効シンボルを周波数領域の信号に変換し、
前記周波数領域の信号に基づき復調処理を行うことで、送信データを生成する、
通信システム。
(付記31)
前記第2のOFDMシンボルをブランクにすることは、
前記第2のOFDMシンボルを構成する複数のサブキャリアの少なくとも一つに対して、送信データをマップしないこと、
を含む、
付記30記載の通信システム。
(付記32)
前記第2のOFDMシンボルをブランクにすることは、
前記第2のOFDMシンボルを、前記第1のOFDMシンボルと同一に構成すること、
を含む、
付記30記載の通信システム。
(付記33)
前記基地局が
制御情報を記憶し、
前記ブランクにするか否かを、前記制御情報に基づいて、決定する、
付記32記載の通信システム。
(付記34)
前記制御情報が、
マルチパス環境において前記第1のOFDM信号が送信されたメインパスに対する遅延パスの遅延時間が、前記第1のガードインターバルを超えることを示すときに、
前記基地局が、前記ブランクにすることを決定する、
付記33記載の通信システム。
(付記35)
第2の基地局から前記基地局に対して、通知情報が送信され、
前記通知情報は、
前記第2の基地局が送信する第3のOFDM信号を構成する第3のOFDMシンボルに隣接する第4のOFDMシンボルをブランクにする事が行われていることを示す、
付記30乃至34の何れか一項に記載の通信システム。
(付記36)
前記第1の有効シンボルを構成する複数のサブキャリアの少なくとも一つをブランクにすることは、
1周期の正弦波を構成できなくなったサブキャリアに対して、送信データをマップしないこと、
を含む、
付記30乃至35の何れか一項に記載の通信システム。
以上、実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
この出願は、2017年1月19日に出願された日本出願特願2017−007205を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
p1 メインパス
p2、p3、p4 遅延パス(遅延波)
10 基地局
11 セル
12 プロセッサ
13 送信機
20 移動局
21 受信機
22 プロセッサ
30 反射物
40 メインパス
41 遅延パス
50 サンプリング区間(FFT区間)
52 直前OFDMシンボルの一部
101、104、107 ガードインターバル
102、108 第1の有効シンボル
103、106、109 ブランクシンボル
105 第2の有効シンボル
110 サンプリング区間(FFT区間)
121 変調部
122 IFFT部
123 GI挿入部
200 移動局
201 メインOFDMシンボル
202 遅延OFDMシンボル
203 合成波
204 コピーされた合成波
205 コピーされたメインOFDMシンボル
206 コピーされた遅延OFDMシンボル
208 遅延OFDMシンボルに対応する区間
210 受信機
220 プロセッサ
221 GI除去部
222 FFT部
223 復調部
224 受信値制御部
301、303 複製有効シンボル
302、304 サイクリックプレフィックス(CP)
305 メインパスのN+1番目のシンボルに相当する区間
400 基地局
410 メモリ
420 プロセッサ
430 送信機
510、520 基地局
511、521 ネットワークインタフェース
512、522 プロセッサ
513、523 送信機
600 基地局
610 送信機
620 プロセッサ
700 基地局
710 プロセッサ
720 送信機
800 移動局
810 受信機
820 プロセッサ
910、920、930 回転フェーザ
940 前のOFDMシンボルとの境界付近
F1、F2、F3、F4、F5、f1、f2、f3、f4、f5 サブキャリア
受信装置(移動局)は、例えば、メインパスのN+1番目のシンボルに相当する区間305を用いて、復調処理を行う。復調に用いられる区間は区間305に限られない。例えば、遅延パスのGI107の先頭から区間305の終りまでの間におけるFFT区間分のシンボルを用いて、受信(復調)処理が行われてもよい。
メモリ410は、設置後の基地局がカバーするカバレッジにおいて遅延が大きいか否かを予め調査し、その結果を、制御情報として記憶することができる。もし遅延が大きいエリアの場合、プロセッサ420は間欠送信モードを行うことを決定する。

Claims (36)

  1. 送信データから第1の変調シンボルを生成し、
    前記第1の変調シンボルに対して逆フーリエ変換を行うことによって、前記第1の変調シンボルを周波数領域の信号から時間領域の信号である第1の有効シンボルに変換し、
    前記第1の有効シンボルに第1のガードインターバルを挿入し、
    挿入された信号を第1のOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)シンボルとして出力するように構成されたプロセッサと、
    前記第1のOFDMシンボルに基づき生成された第1のOFDM信号を送信するように構成された送信機とを有し、
    前記プロセッサは、
    前記第1のOFDMシンボルに隣接する第2のOFDMシンボル、又は、
    前記第1の有効シンボルを構成する複数のサブキャリアの少なくとも一つ、
    の少なくとも一方をブランクにする、
    基地局。
  2. 前記第2のOFDMシンボルをブランクにすることは、
    前記第2のOFDMシンボルを構成する複数のサブキャリアの少なくとも一つに対して、送信データをマップしないこと、
    を含む、
    請求項1記載の基地局。
  3. 前記第2のOFDMシンボルをブランクにすることは、
    前記第2のOFDMシンボルを、前記第1のOFDMシンボルと同一に構成すること、
    を含む、
    請求項1記載の基地局。
  4. 制御情報を記憶するメモリを有し、
    前記プロセッサは、
    前記ブランクにするか否かを、前記制御情報に基づいて、決定する、
    請求項3記載の基地局。
  5. 前記制御情報が、
    マルチパス環境において前記第1のOFDM信号が送信されたメインパスに対する遅延パスの遅延時間が、前記第1のガードインターバルを超えることを示すときに、
    前記プロセッサは、
    前記ブランクにすることを決定する、
    請求項4記載の基地局。
  6. 第2の基地局から、通知情報を受信するインタフェースを更に有し、
    前記通知情報は、
    前記第2の基地局が送信する第3のOFDM信号を構成する第3のOFDMシンボルに隣接する第4のOFDMシンボルをブランクにする事が行われていることを示す、
    請求項1乃至5の何れか一項に記載の基地局。
  7. 前記第1の有効シンボルを構成する複数のサブキャリアの少なくとも一つをブランクにすることは、
    1周期の正弦波を構成できなくなったサブキャリアに対して、送信データをマップしないこと、
    を含む、
    請求項1乃至6の何れか一項に記載の基地局。
  8. 第1のOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)シンボルに基づき生成された第1のOFDM信号を受信するように構成された受信機と、
    前記第1のOFDMシンボルから第1のガードインターバルを除去することによって、第1の有効シンボルを生成し、
    前記第1の有効シンボルに対してフーリエ変換を行うことによって、時間領域の信号である前記第1の有効シンボルを周波数領域の信号に変換し、
    前記周波数領域の信号に基づき復調処理を行うことで、送信データを生成するように構成されたプロセッサとを有し、
    前記第1のOFDMシンボルに隣接する第2のOFDMシンボル、又は、
    前記第1の有効シンボルを構成する複数のサブキャリアの少なくとも一つ、
    の少なくとも一方がブランクである、
    移動局。
  9. 前記第2のOFDMシンボルがブランクであるとき、
    前記第2のOFDMシンボルを構成する複数のサブキャリアの少なくとも一つに対して、送信データがマップされていない、
    請求項8記載の移動局。
  10. 前記第2のOFDMシンボルがブランクである場合、
    前記第2のOFDMシンボルが、前記第1のOFDMシンボルと同一に構成される、
    請求項8記載の移動局。
  11. マルチパス環境において前記第1のOFDM信号が送信されたメインパスに対する遅延パスの遅延時間が、前記第1のガードインターバルを超えるときに、
    前記第1のOFDMシンボルに隣接する前記第2のOFDMシンボルが、ブランクである、
    請求項8記載の移動局。
  12. 送信データから第1の変調シンボルを生成し、
    前記第1の変調シンボルに対して逆フーリエ変換を行うことによって、前記第1の変調シンボルを周波数領域の信号から時間領域の信号である第1の有効シンボルに変換し、
    前記第1の有効シンボルに第1のガードインターバルを挿入し、
    挿入された信号を第1のOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)シンボルとして出力し、
    前記第1のOFDMシンボルに基づき生成された第1のOFDM信号を送信し、
    前記第1のOFDMシンボルに隣接する第2のOFDMシンボル、又は、
    前記第1の有効シンボルを構成する複数のサブキャリアの少なくとも一つ、
    の少なくとも一方をブランクにする、
    基地局の制御方法。
  13. 前記第2のOFDMシンボルをブランクにすることは、
    前記第2のOFDMシンボルを構成する複数のサブキャリアの少なくとも一つに対して、送信データをマップしないこと、
    を含む、
    請求項12記載の基地局の制御方法。
  14. 前記第2のOFDMシンボルをブランクにすることは、
    前記第2のOFDMシンボルを、前記第1のOFDMシンボルと同一に構成すること、
    を含む、
    請求項12記載の基地局の制御方法。
  15. 制御情報を記憶し、
    前記ブランクにするか否かを、前記制御情報に基づいて、決定する、
    請求項14記載の基地局の制御方法。
  16. 前記制御情報が、
    マルチパス環境において前記第1のOFDM信号が送信されたメインパスに対する遅延パスの遅延時間が、前記第1のガードインターバルを超えることを示すときに、
    前記ブランクにすることを決定する、
    請求項15記載の基地局の制御方法。
  17. 第2の基地局から、通知情報を受信し、
    前記通知情報は、
    前記第2の基地局が送信する第3のOFDM信号を構成する第3のOFDMシンボルに隣接する第4のOFDMシンボルをブランクにする事が行われていることを示す、
    請求項12乃至16の何れか一項に記載の基地局の制御方法。
  18. 前記第1の有効シンボルを構成する複数のサブキャリアの少なくとも一つをブランクにすることは、
    1周期の正弦波を構成できなくなったサブキャリアに対して、送信データをマップしないこと、
    を含む、
    請求項12乃至17の何れか一項に記載の基地局の制御方法。
  19. 第1のOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)シンボルに基づき生成された第1のOFDM信号を受信し、
    前記第1のOFDMシンボルから第1のガードインターバルを除去することによって、第1の有効シンボルを生成し、
    前記第1の有効シンボルに対してフーリエ変換を行うことによって、時間領域の信号である前記第1の有効シンボルを周波数領域の信号に変換し、
    前記周波数領域の信号に基づき復調処理を行うことで、送信データを生成し、
    前記第1のOFDMシンボルに隣接する第2のOFDMシンボル、又は、
    前記第1の有効シンボルを構成する複数のサブキャリアの少なくとも一つ、
    の少なくとも一方がブランクである、
    移動局の制御方法。
  20. 前記第2のOFDMシンボルがブランクであるとき、
    前記第2のOFDMシンボルを構成する複数のサブキャリアの少なくとも一つに対して、送信データがマップされていない、
    請求項19記載の移動局の制御方法。
  21. 前記第2のOFDMシンボルがブランクである場合、
    前記第2のOFDMシンボルが、前記第1のOFDMシンボルと同一に構成される、
    請求項19記載の移動局の制御方法。
  22. マルチパス環境において前記第1のOFDM信号が送信されたメインパスに対する遅延パスの遅延時間が、前記第1のガードインターバルを超えるときに、
    前記第1のOFDMシンボルに隣接する前記第2のOFDMシンボルが、ブランクである、
    請求項19記載の移動局の制御方法。
  23. コンピュータに、
    送信データから第1の変調シンボルを生成し、
    前記第1の変調シンボルに対して逆フーリエ変換を行うことによって、前記第1の変調シンボルを周波数領域の信号から時間領域の信号である第1の有効シンボルに変換し、
    前記第1の有効シンボルに第1のガードインターバルを挿入し、
    挿入された信号を第1のOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)シンボルとして出力し、
    前記第1のOFDMシンボルに基づき生成された第1のOFDM信号を送信し、
    前記第1のOFDMシンボルに隣接する第2のOFDMシンボル、又は、
    前記第1の有効シンボルを構成する複数のサブキャリアの少なくとも一つ、
    の少なくとも一方をブランクにする、
    ことを実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  24. 前記第2のOFDMシンボルをブランクにすることは、
    前記第2のOFDMシンボルを構成する複数のサブキャリアの少なくとも一つに対して、送信データをマップしないこと、
    を含む、
    請求項23記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  25. 前記第2のOFDMシンボルをブランクにすることは、
    前記第2のOFDMシンボルを、前記第1のOFDMシンボルと同一に構成すること、
    を含む、
    請求項23記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  26. 制御情報を記憶し、
    前記ブランクにするか否かを、前記制御情報に基づいて、決定する、
    請求項25記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  27. 前記制御情報が、
    マルチパス環境において前記第1のOFDM信号が送信されたメインパスに対する遅延パスの遅延時間が、前記第1のガードインターバルを超えることを示すときに、
    前記ブランクにすることを決定する、
    請求項26記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  28. 第2の基地局から、通知情報を受信し、
    前記通知情報は、
    前記第2の基地局が送信する第3のOFDM信号を構成する第3のOFDMシンボルに隣接する第4のOFDMシンボルをブランクにする事が行われていることを示す、
    請求項23乃至27の何れか一項に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  29. 前記第1の有効シンボルを構成する複数のサブキャリアの少なくとも一つをブランクにすることは、
    1周期の正弦波を構成できなくなったサブキャリアに対して、送信データをマップしないこと、
    を含む、
    請求項23乃至28の何れか一項に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  30. 通信システムであって、
    基地局と
    移動局を有し、
    前記基地局は、
    送信データから第1の変調シンボルを生成し、
    前記第1の変調シンボルに対して逆フーリエ変換を行うことによって、前記第1の変調シンボルを周波数領域の信号から時間領域の信号である第1の有効シンボルに変換し、
    前記第1の有効シンボルに第1のガードインターバルを挿入し、
    挿入された信号を第1のOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)シンボルとして出力し、
    前記第1のOFDMシンボルに基づき生成された第1のOFDM信号を送信し、
    前記第1のOFDMシンボルに隣接する第2のOFDMシンボル、又は、
    前記第1の有効シンボルを構成する複数のサブキャリアの少なくとも一つ、
    の少なくとも一方をブランクにする、
    前記移動局は、
    前記第1のOFDM信号を受信し、
    前記第1のOFDM信号に含まれる前記第1のOFDMシンボルから前記第1のガードインターバルを除去することによって、前記第1の有効シンボルを生成し、
    前記第1の有効シンボルに対してフーリエ変換を行うことによって、時間領域の信号である前記第1の有効シンボルを周波数領域の信号に変換し、
    前記周波数領域の信号に基づき復調処理を行うことで、送信データを生成する、
    通信システム。
  31. 前記第2のOFDMシンボルをブランクにすることは、
    前記第2のOFDMシンボルを構成する複数のサブキャリアの少なくとも一つに対して、送信データをマップしないこと、
    を含む、
    請求項30記載の通信システム。
  32. 前記第2のOFDMシンボルをブランクにすることは、
    前記第2のOFDMシンボルを、前記第1のOFDMシンボルと同一に構成すること、
    を含む、
    請求項30記載の通信システム。
  33. 前記基地局が
    制御情報を記憶し、
    前記ブランクにするか否かを、前記制御情報に基づいて、決定する、
    請求項32記載の通信システム。
  34. 前記制御情報が、
    マルチパス環境において前記第1のOFDM信号が送信されたメインパスに対する遅延パスの遅延時間が、前記第1のガードインターバルを超えることを示すときに、
    前記基地局が、前記ブランクにすることを決定する、
    請求項33記載の通信システム。
  35. 第2の基地局から前記基地局に対して、通知情報が送信され、
    前記通知情報は、
    前記第2の基地局が送信する第3のOFDM信号を構成する第3のOFDMシンボルに隣接する第4のOFDMシンボルをブランクにする事が行われていることを示す、
    請求項30乃至34の何れか一項に記載の通信システム。
  36. 前記第1の有効シンボルを構成する複数のサブキャリアの少なくとも一つをブランクにすることは、
    1周期の正弦波を構成できなくなったサブキャリアに対して、送信データをマップしないこと、
    を含む、
    請求項30乃至35の何れか一項に記載の通信システム。
JP2018563310A 2017-01-19 2018-01-15 基地局、移動局、基地局の制御方法、プログラム Pending JPWO2018135438A1 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017007205 2017-01-19
JP2017007205 2017-01-19
PCT/JP2018/000835 WO2018135438A1 (ja) 2017-01-19 2018-01-15 基地局、移動局、基地局の制御方法、記録媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPWO2018135438A1 true JPWO2018135438A1 (ja) 2019-12-12

Family

ID=62909126

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018563310A Pending JPWO2018135438A1 (ja) 2017-01-19 2018-01-15 基地局、移動局、基地局の制御方法、プログラム

Country Status (3)

Country Link
US (1) US20190379566A1 (ja)
JP (1) JPWO2018135438A1 (ja)
WO (1) WO2018135438A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11903008B2 (en) * 2020-08-14 2024-02-13 Qualcomm Incorporated Downlink resource blanking

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010079757A1 (ja) * 2009-01-08 2010-07-15 シャープ株式会社 送信装置、送信方法、通信システムおよび通信方法
US20100195566A1 (en) * 2009-02-03 2010-08-05 Krishnamurthy Sandeep H Apparatus and method for communicating and processing a positioning reference signal based on identifier associated with a base station
JP2016018928A (ja) * 2014-07-09 2016-02-01 株式会社村田製作所 電子部品内蔵モジュール

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
RU2372747C2 (ru) * 2004-07-16 2009-11-10 Панасоник Корпорэйшн Устройство подвижной станции, устройство базовой станции и способ поиска ячейки для передачи на нескольких несущих
EP1763166A4 (en) * 2004-08-06 2011-10-26 Panasonic Corp RADIO TRANSMISSION APPARATUS AND RADIO TRANSMISSION METHOD IN MULTIPLE CARRIER COMMUNICATION
FR2936122B1 (fr) * 2008-09-15 2010-10-15 Commissariat Energie Atomique Methode d'estimation aveugle de parametres de signal ofdm par filtrage adapte.
FR2945169B1 (fr) * 2009-04-29 2011-06-03 Commissariat Energie Atomique Methode d'identification d'un signal ofdm
KR101253197B1 (ko) * 2010-03-26 2013-04-10 엘지전자 주식회사 참조신호 수신 방법 및 사용자기기, 참조신호 전송 방법 및 기지국
WO2012070914A2 (ko) * 2010-11-25 2012-05-31 엘지전자 주식회사 무선 통신 시스템에서 제어 채널 및 데이터 채널 전송 방법 및 장치
US9232488B2 (en) * 2013-04-01 2016-01-05 Research In Motion Limited Aligning timing for direct communications
WO2015113499A1 (en) * 2014-01-28 2015-08-06 Mediatek Singapore Pte. Ltd. Time domain multiplexing ul transmission on multiple serving cells for a mobile station with single transmitter
US20160345348A1 (en) * 2014-01-28 2016-11-24 Lg Electronics Inc. Method and apparatus for device-to-device terminal for transmitting control channel in wireless communication system
US9584351B2 (en) * 2014-12-17 2017-02-28 Intel Corporation Symbol constellation design
CN108370360B (zh) * 2015-12-03 2021-02-02 Idac控股公司 基于零尾及唯一字的dft-s ofdm和ofdm波形
JP6288152B2 (ja) * 2016-04-26 2018-03-07 富士通株式会社 無線通信システム、無線基地局、無線端末、および無線通信方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010079757A1 (ja) * 2009-01-08 2010-07-15 シャープ株式会社 送信装置、送信方法、通信システムおよび通信方法
US20100195566A1 (en) * 2009-02-03 2010-08-05 Krishnamurthy Sandeep H Apparatus and method for communicating and processing a positioning reference signal based on identifier associated with a base station
JP2016018928A (ja) * 2014-07-09 2016-02-01 株式会社村田製作所 電子部品内蔵モジュール

Also Published As

Publication number Publication date
WO2018135438A1 (ja) 2018-07-26
US20190379566A1 (en) 2019-12-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU2018215316B2 (en) Base station apparatus, terminal apparatus, communication method, and integrated circuit
AU2012274232B2 (en) Method and apparatus for transmitting and receiving time division duplex frame configuration information in wireless communication system
US7978662B2 (en) Method and apparatus for transmitting/receiving downlink data for UE in soft handover region in an OFDM system
JP6962197B2 (ja) 装置及び方法
KR100918729B1 (ko) 단반송파 주파수 분할 다중 접속 시스템에서 역방향 제어정보와 데이터의 시간적 다중화 방법 및 장치
US20070211656A1 (en) Method and apparatus for time multiplexing uplink data and uplink signaling information in an SC-FDMA system
US8259559B2 (en) Method and apparatus for transmitting and receiving data in an orthogonal frequency multiplexing system
JP2020057827A (ja) 基地局装置、端末装置、通信方法、および、集積回路
CN106576008A (zh) 基站装置、终端装置以及集成电路
JP4809373B2 (ja) 通信制御方法、受信局装置、送信局装置および通信システム
US10523391B2 (en) Method and apparatus for generating reference signal in wireless communication system
KR20120138423A (ko) 전용 기준 신호를 위한 공통 제어 채널 자원 할당 방법 및 장치
JP2007174353A (ja) 無線通信システムおよび無線装置
US20160043845A1 (en) Method and device for sending and receiving a reference signal
JP2019537855A (ja) 位相雑音補償基準信号の伝送方法、送信機器および受信機器
WO2009151846A2 (en) Methods and systems for initial fch processing
JP5285769B2 (ja) 無線通信端末、基地局、無線通信方法および無線通信システム
CN111162806B (zh) 一种无线宽带系统的窄带干扰检测及消除方法和系统
WO2018135438A1 (ja) 基地局、移動局、基地局の制御方法、記録媒体
KR102081345B1 (ko) 송신 장치, 수신 장치 및 그 제어 방법
JP2012085084A (ja) Ofdm信号送信装置
CN108737304B (zh) 一种上行通信方法、装置、基站及用户设备
JP2011160330A (ja) 無線基地局および無線基地局システム
JP2008066896A (ja) パイロット信号の割り当て方法およびそれを利用した無線装置
JP2016213607A (ja) 送信装置および受信装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190702

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190702

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200609

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200730

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20201215

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20210720