JPWO2018078824A1 - 駆動装置、モータシステムおよび空気調和機 - Google Patents

駆動装置、モータシステムおよび空気調和機 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2018078824A1
JPWO2018078824A1 JP2018547051A JP2018547051A JPWO2018078824A1 JP WO2018078824 A1 JPWO2018078824 A1 JP WO2018078824A1 JP 2018547051 A JP2018547051 A JP 2018547051A JP 2018547051 A JP2018547051 A JP 2018547051A JP WO2018078824 A1 JPWO2018078824 A1 JP WO2018078824A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
motor
current detection
switching element
inverter circuit
current
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2018547051A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6605153B2 (ja
Inventor
酒井 顕
顕 酒井
有澤 浩一
浩一 有澤
慎也 豊留
慎也 豊留
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Publication of JPWO2018078824A1 publication Critical patent/JPWO2018078824A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6605153B2 publication Critical patent/JP6605153B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02MAPPARATUS FOR CONVERSION BETWEEN AC AND AC, BETWEEN AC AND DC, OR BETWEEN DC AND DC, AND FOR USE WITH MAINS OR SIMILAR POWER SUPPLY SYSTEMS; CONVERSION OF DC OR AC INPUT POWER INTO SURGE OUTPUT POWER; CONTROL OR REGULATION THEREOF
    • H02M7/00Conversion of ac power input into dc power output; Conversion of dc power input into ac power output
    • H02M7/42Conversion of dc power input into ac power output without possibility of reversal
    • H02M7/44Conversion of dc power input into ac power output without possibility of reversal by static converters
    • H02M7/48Conversion of dc power input into ac power output without possibility of reversal by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P27/00Arrangements or methods for the control of AC motors characterised by the kind of supply voltage
    • H02P27/04Arrangements or methods for the control of AC motors characterised by the kind of supply voltage using variable-frequency supply voltage, e.g. inverter or converter supply voltage
    • H02P27/06Arrangements or methods for the control of AC motors characterised by the kind of supply voltage using variable-frequency supply voltage, e.g. inverter or converter supply voltage using dc to ac converters or inverters

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Inverter Devices (AREA)
  • Control Of Ac Motors In General (AREA)

Abstract

本発明にかかる駆動装置は、並列に接続されるインバータユニット(101a,101b)と、インバータユニット(101a,101b)にそれぞれ並列に接続される整流器(3a,3b)と、を備え、インバータユニット(101a,101b)は、それぞれ平滑コンデンサ(4a,4b)と平滑コンデンサ(4a,4b)に並列に接続されるインバータ回路(18a,18b)とを備え、インバータユニット(101a)は、平滑コンデンサ(4a)の正電極とモータ(23)との間に接続される電流検出素子(20a)と、平滑コンデンサ(4a)の負電極とモータ(23)との間に接続される電流検出素子(21a)と、を備える。

Description

本発明は、負荷を駆動する駆動装置、モータシステムおよび空気調和機に関する。
従来のモータ駆動装置は、インバータ回路から平滑コンデンサのマイナス側すなわち平滑コンデンサの負の電極に流れ込む電流を計測して過電流を検出していた。
特開平05−111145号公報
従来のモータ駆動装置は、インバータ回路の上アームのスイッチング素子に流れる電流の総和である第1の総和と、下アームのスイッチング素子に流れる電流の総和である第2の総和とが等しい場合、上アームおよび下アームのスイッチング素子を、過電流から保護することができる。
しかしながら、第1の総和と第2の総和とが等しく無い場合、インバータ回路から平滑コンデンサの負極側に流れ込む電流を検出しても、上アームのスイッチング素子の過電流を正確に検出できない場合がある。特に、複数のインバータ回路を並列に接続して1つの負荷に電力を供給する場合、各インバータ回路間でのスイッチング素子のオンまたはオフのタイミングのずれおよび各スイッチング素子の特性のバラツキにより、各インバータ回路における第1の総和と第2の総和とは必ずしも等しくならない。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、インバータ回路を構成するスイッチング素子に生じる過電流の検出精度を向上させることができる駆動装置を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかる駆動装置は、負荷へ電力を出力する第1のインバータユニットと、第1のインバータユニットに並列に接続され、負荷へ電力を出力する第2のインバータユニットと、を備える。駆動装置は、さらに、第1のインバータユニットに並列に接続され、第1のインバータユニットに第1の直流電力を出力する第1の整流器と、第2のインバータユニットに並列に接続され、第2のインバータユニットに第2の直流電力を出力する第2の整流器と、を備える。第1のインバータユニットは、第1の整流器と並列に接続され、複数のスイッチング素子を備える第1のインバータ回路と、第1のインバータ回路と第1の整流器との間に配置され、第1のインバータ回路に並列に接続され、第1の正電極および第1の負電極を備える第1のコンデンサと、を備える。第1のインバータユニットは、さらに、第1の正電極と負荷との間に接続された第1の電流検出素子と、第1の負電極と負荷との間に接続された第2の電流検出素子と、を備える。
本発明にかかる駆動装置は、インバータ回路を構成するスイッチング素子に生じる過電流の検出精度を向上させることができるという効果を奏する。
実施の形態1にかかるモータシステムの構成例を示す図 スイッチング素子6a,6b,10a,10b,11a,11bがオンとなっている状態の電流の流れの一例を示す図 スイッチング素子10bが短絡故障している状態で、スイッチング素子7a,7b,9a,9b,11a,11bがオンとなっている状態の電流の流れの一例を示す図 実施の形態1の制御器におけるインバータ回路の異常判定処理の一例を示すフローチャート 実施の形態1の制御回路の構成例を示す図 実施の形態2にかかるモータシステムの構成例を示す図 実施の形態3にかかるモータシステムの構成例を示す図 実施の形態4の空気調和機の構成例を示す図
以下に、本発明の実施の形態にかかる駆動装置、モータシステムおよび空気調和機を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1にかかるモータシステムの構成例を示す図である。図1に示すように、本実施の形態のモータシステム50は、モータ23とモータ駆動装置100とを備える。駆動装置であるモータ駆動装置100は、交流電源1から供給される交流電力を用いてモータ23を駆動する。以下では、本実施の形態の駆動装置が負荷であるモータを駆動する例を説明するが、本実施の形態の駆動装置により駆動される負荷はモータに限定されない。
モータ駆動装置100は、モジュール102aと、モジュール102aに並列に接続されるモジュール102bとを備える。モジュール102aは、交流電源1に接続される3つのコイル2aと、3つのコイル2aに接続される整流器3aと、整流器3aに並列に接続されるコンデンサである平滑コンデンサ4aと、平滑コンデンサ4aに並列に接続されるインバータ回路18aとを備える。さらに、モジュール102aは、インバータ回路18aを制御する制御器19aと、電流検出素子20a,21aとを備える。電流検出素子20aは、平滑コンデンサ4aの正側すなわち正電極とインバータ回路18aとの間に配置され、平滑コンデンサ4aからインバータ回路18aへ流れ込む電流を検出する。電流検出素子21aは、平滑コンデンサ4aの負側すなわち負電極とインバータ回路18aとの間に配置され、インバータ回路18aから平滑コンデンサ4aの負側へ流れ込む電流を検出する。
モジュール102bは、交流電源1に接続される3つのコイル2bと、3つのコイル2bに接続される整流器3bと、整流器3bに並列に接続されるコンデンサである平滑コンデンサ4bと、平滑コンデンサ4bに並列に接続されるインバータ回路18bとを備える。さらに、モジュール102bは、インバータ回路18bを制御する制御器19bと、電流検出素子20b,21bとを備える。電流検出素子20bは、平滑コンデンサ4bの正側すなわち正電極とインバータ回路18bとの間に配置され、平滑コンデンサ4bからインバータ回路18bへ流れ込む電流を検出する。電流検出素子21bは、平滑コンデンサ4bの負側すなわち負電極とインバータ回路18bとの間に配置され、インバータ回路18bから平滑コンデンサ4bの負側へ流れ込む電流を検出する。
コイル2aは、整流器3aと交流電源1との間に配置されればよく、モジュール102a内ではなく、モジュール102a外であってもよい。同様に、コイル2bは、整流器3bと交流電源1との間に配置されればよく、モジュール102b内ではなく、モジュール102b外であってもよい。
また、モジュール102aのうち、コイル2aおよび整流器3aを除いた部分、すなわち平滑コンデンサ4a、インバータ回路18a、制御器19aおよび電流検出素子20a,21aは第1のインバータユニットであるインバータユニット101aを構成する。同様に、モジュール102bのうち、コイル2bおよび整流器3bを除いた部分、すなわち平滑コンデンサ4b、インバータ回路18b、制御器19bおよび電流検出素子20b,21bは、第2のインバータユニットであるインバータユニット101bを構成する。
整流器3aは、直列に接続された2つのダイオードを3組備える。直列に接続された2つのダイオードの各組は互いに並列に接続される。整流器3aを構成する各組のダイオードの間の接続点は、それぞれ異なるコイル2aに接続される。同様に、整流器3bは、直列に接続された2つのダイオードを3組備える。直列に接続された2つのダイオードの各組は互いに並列に接続される。整流器3bを構成する各組のダイオードの間の接続点は、それぞれ異なるコイル2bに接続される。なお、整流器3a,3bの構成は上述した例に限定されない。
インバータ回路18aは、直列接続されたスイッチング素子対であるスイッチング素子6a,9aと、直列接続されたスイッチング素子対であるスイッチング素子7a,10aと、直列接続されたスイッチング素子対であるスイッチング素子8a,11aとを備える。スイッチング素子6aおよびスイッチング素子9a、スイッチング素子7aおよびスイッチング素子10a、スイッチング素子8aおよびスイッチング素子11aの各スイッチング素子対をそれぞれアームと呼ぶ。各アームは並列に接続される。インバータ回路18aの各アームの中点は、モータ23の対応する相の端子にそれぞれ接続される。スイッチング素子6aとスイッチング素子9aとの間の中点はモータ23のU相の端子に接続され、スイッチング素子7aとスイッチング素子10aとの間の中点はモータ23のV相の端子に接続され、スイッチング素子8aとスイッチング素子11aとの間の中点はモータ23のW相の端子に接続される。
インバータ回路18bは、直列接続されたスイッチング素子対であるスイッチング素子6b,9bと、直列接続されたスイッチング素子対であるスイッチング素子7b,10bと、直列接続されたスイッチング素子対であるスイッチング素子8b,11bとを備える。スイッチング素子6bおよびスイッチング素子9b、スイッチング素子7bおよびスイッチング素子10b、スイッチング素子8bおよびスイッチング素子11bの各スイッチング素子対をそれぞれアームと呼ぶ。各アームは並列に接続される。インバータ回路18bの各アームの中点は、モータ23の対応する相の端子にそれぞれ接続される。スイッチング素子6bとスイッチング素子9bとの間の中点はモータ23のU相の端子に接続され、スイッチング素子7bとスイッチング素子10bとの間の中点はモータ23のV相の端子に接続され、スイッチング素子8bとスイッチング素子11bとの間の中点はモータ23のW相の端子に接続される。
スイッチング素子6a〜11a,6b〜11bは、例えば、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)またはMOSFET(Metal-Oxide-Semiconductor Field Effect Transistor)である。スイッチング素子6a〜11a,6b〜11bには、それぞれ並列に還流ダイオード12a〜17a,12b〜17bが接続される。
スイッチング素子6a〜11a,6b〜11bは、ワイドギャップ半導体により構成されてもよい。また、還流ダイオード12a〜17a,12b〜17bは、ワイドギャップ半導体により構成されてもよい。スイッチング素子6a〜11a,6b〜11b、および還流ダイオード12a〜17a,12b〜17bはワイドバンドギャップ半導体に限定されない。ワイドバンドギャップ半導体としては、GaN(窒化ガリウム)、SiC(シリコンカーバイド:炭化珪素)、ダイヤモンドなどのワイドバンドギャップ半導体を用いることができる。ワイドバンドギャップ半導体を用いることで耐電圧性が高く、許容電流密度も高くなるため、モジュールの小型化が可能となる。ワイドバンドギャップ半導体は、耐熱性も高いため、放熱部の放熱フィンの小型化も可能になる。
図1に示すように、スイッチング素子6aとスイッチング素子9aとの間の中点と、スイッチング素子6bとスイッチング素子9bとの間の中点とは接続されている。また、スイッチング素子7aとスイッチング素子10aとの間の中点と、スイッチング素子7bとスイッチング素子10bとの間の中点とは接続されている。また、スイッチング素子8aとスイッチング素子11aとの間の中点と、スイッチング素子8bとスイッチング素子11bとの間の中点とは接続されている。すなわち、インバータ回路18aから出力される信号を伝送する配線と、インバータ回路18bから出力される信号を伝送する配線とは接続されている。なお、インバータ回路18aから出力される信号を伝送する配線と、インバータ回路18bから出力される信号を伝送する配線との間にリアクタをはじめとした素子が接続されていてもよい。
以下では、各アームの正側のスイッチング素子、すなわち平滑コンデンサ4a,4bの正電極に接続されるスイッチング素子を上側スイッチング素子と呼び、各アームの負側のスイッチング素子、すなわち平滑コンデンサ4a,4bの負電極に接続されるスイッチング素子を下側スイッチング素子とも呼ぶ。
以上のように、モータ駆動装置100は、モータ23へ電力を出力するインバータユニット101aと、インバータユニット101aに並列に接続され、モータ23へ電力を出力するインバータユニット101bと、を備える。また、モータ駆動装置100は、インバータユニット101aに並列に接続され、インバータユニット101aに第1の直流電力を出力する第1の整流器である整流器3aと、インバータユニット101bに並列に接続され、インバータユニット101bに第2の直流電力を出力する第2の整流器である整流器3bと、を備える。
インバータユニット101aは、整流器3aと並列に接続され、複数のスイッチング素子を備える第1のインバータ回路であるインバータ回路18aと、インバータ回路18aと整流器3aとの間に配置され、インバータ回路18aに並列に接続され、第1の正電極および第1の負電極を備える第1のコンデンサである平滑コンデンサ4aと、を備える。インバータユニット101aは、さらに、第1の正電極とモータ23との間に接続された第1の電流検出素子である電流検出素子20aと、第1の負電極とモータ23との間に接続された第2の電流検出素子である電流検出素子21aと、を備える。
具体的には、本実施の形態では、電流検出素子20aは、平滑コンデンサ4aの正電極とインバータ回路18aとの間に接続され、電流検出素子21aは、平滑コンデンサ4aの負電極とインバータ回路18aとの間に接続される。また、本実施の形態では、モータ駆動装置100により駆動される負荷は複数の相端子を有するモータ23であり、インバータ回路18aは、モータ23の複数の相端子に接続される。
インバータ回路18a内のスイッチング素子6a〜11aは、制御器19aから出力されるPWM(Pulse Width Modulation)信号によりオンまたはオフとなるよう制御される。インバータ回路18b内のスイッチング素子6b〜11bは、制御器19bから出力されるPWM信号によりオンまたはオフとなるよう制御される。例えば、制御器19aは、図示しないモータ電流計測部により計測されたモータ電流と速度指令とに基づいてベクトル制御により出力電圧を算出し、算出した出力電圧と図示しない電圧計測部により計測された平滑コンデンサ4aの両端電圧とに基づいて各スイッチング素子に対応するPWM信号を生成する。制御器19bも同様にPWM信号を生成する。制御器19a,19bにおけるPWM信号の生成方法については、上述した方法に限らずどのような方法を用いてもよい。
ここで、インバータ回路における過電流の検出について説明する。本実施の形態では、制御器19aは、電流検出素子20a,21aによる電流の検出値に基づいてインバータ回路18aにおける過電流を検出する。同様に、制御器19bは、電流検出素子20b,21bによる電流の検出値に基づいてインバータ回路18bにおける過電流を検出する。図2は、スイッチング素子6a,6b,10a,10b,11a,11bがオンとなっている状態の電流の流れの一例を示す図である。電流検出素子20aを流れる電流をIa1とし、スイッチング素子6a,10a,11aを流れる電流をそれぞれIa2,Ia3,Ia4とし、電流検出素子21aを流れる電流をIa5とする。電流検出素子20bを流れる電流をIb1とし、スイッチング素子6b,10b,11bを流れる電流をそれぞれIb2,Ib3,Ib4とし、電流検出素子21bを流れる電流をIb5とする。
Ia2=Ia3+Ia4が成り立つ場合には、過電流検出のための電流検出素子に電流検出素子21aだけを用いても、スイッチング素子6aを過電流から保護することができる。しかしながら、スイッチング素子の特性バラツキおよび各スイッチング素子のオンおよびオフのタイミングのずれなどの影響により、Ia2≠Ia3+Ia4となることがある。Ia2>Ia3+Ia4となった場合、電流検出素子21aだけを用いて過電流を検出すると、スイッチング素子6aの保護ができないことがある。そこで、本実施の形態では、インバータ回路18aの過電流検出のために、インバータ回路18aに流れ込む電流を検出する電流検出素子20aとインバータ回路18aから流れ出す電流を検出する電流検出素子21aとを設けており、これにより過電流によるスイッチング素子の故障を防止する。
同様に、インバータ回路18bの過電流検出のために、インバータ回路18bに流れ込む電流を検出する電流検出素子20bとインバータ回路18bから流れ出す電流を検出する電流検出素子21bとを設け、過電流によるスイッチング素子の故障を防止する。
特に、本実施の形態のように、2つのインバータ回路18a,18bを並列に接続して駆動する場合、一方のインバータ回路から他方のインバータ回路へ電流が流れ込む場合がある。このような場合、インバータ回路から流れ出す電流を検出する電流検出素子だけでは過電流が検出できないことがある。
図3は、スイッチング素子10bが短絡故障している状態で、スイッチング素子7a,7b,9a,9b,11a,11bがオンとなっている状態の電流の流れの一例を示す図である。スイッチング素子7bを流れる電流は、本来はスイッチング素子9bおよびスイッチング素子11bに流れるはずであるが、スイッチング素子10bが短絡故障している場合、スイッチング素子10bへ流れる。また、スイッチング素子7aを流れる電流は、本来はスイッチング素子9aおよびスイッチング素子11aに流れるはずであるが、スイッチング素子10bが短絡故障している場合、インバータ回路18bへ回り込みスイッチング素子10bに流れる。このように、スイッチング素子10bが短絡故障している場合、スイッチング素子9a,11aがオンであるにも関わらず、スイッチング素子9a,11aには電流が流れない。したがって、インバータ回路18aの電流検出素子21aには電流が流れず、電流検出素子20aに電流が流れる。このため、電流検出素子20aがない場合、制御器19aは過電流を検出することができず、インバータ回路18aには過電流による故障が生じる。本実施の形態では、電流検出素子20aを設けることにより、上述した例においても、過電流を検出することができる。したがって、制御器19aは、過電流を検出するとインバータ回路18aを停止させることで過電流による破壊を防止することができる。ここで電流検出素子20a,20b,21a,21bの入力電流に対する、検出信号電圧の応答時間、すなわち電流を検出して検出値として電流値に対応する電圧の信号を出力するまでに時間は10μs以内とする。
また、図2に示した各スイッチング素子の状態においてスイッチング素子6aがオープン故障したとする。この場合の応急運転として、スイッチング素子6bを用いてモータの一相、この例ではU相の上アームを制御する場合、電流検出素子20bによってスイッチング素子6aの過電流保護を実施することができる。
図4は、本実施の形態の制御器19aにおけるインバータ回路18aの異常判定処理の一例を示すフローチャートである。制御器19aは、例えば、モータ駆動装置100の運転開始前に異常判定処理を実施する。また、制御器19aは、運転中に一定周期ごとに図4に示す異常判定処理を実施してもよい。一定周期は、例えば、制御器19aが用いる基準クロックのクロック周期とすることができる。制御器19aは、電流検出素子20aによる電流の検出値である第1の電流検出値が第1の閾値より大きいか否かを判断する(ステップS1)。第1の電流検出値が第1の閾値より大きい場合(ステップS1 Yes)、第1のインバータ回路であるインバータ回路18aを停止させ(ステップS3)、異常判定処理を終了する。具体的には、ステップS3では、制御器19aは、インバータ回路18aへのPWM信号の出力を停止させる。
第1の電流検出値が第1の閾値以下の場合(ステップS1 No)、制御器19aは、電流検出素子21aによる電流の検出値である第2の電流検出値が第2の閾値より大きいか否かを判断する(ステップS2)。第2の閾値は、第1の閾値と同じであってよいし、第1の閾値と異なっていてもよい。第2の電流検出値が第2の閾値より大きい場合(ステップS2 Yes)、制御器19aは、処理をステップS3へ進める。
第2の電流検出値が第2の閾値以下の場合(ステップS2 No)、第1の電流検出値および第2の電流検出値が第3の閾値未満であるか否かを判断する(ステップS4)。第1の電流検出値および第2の電流検出値が第3の閾値未満である場合、制御器19aは、第3の閾値は、第1の閾値より小さく、第2の閾値より小さい値であり、電流が流れていないことを示す小さい値に設定される。
第1の電流検出値および第2の電流検出値が第3の閾値未満である場合(ステップS4 Yes)、制御器19aは、各スイッチング素子の駆動信号すなわちPWM信号が、電流が流れる設定であるか否かを判断する(ステップS5)。電流が流れない設定とは、インバータ回路18aの全てのスイッチング素子のPWM信号がオフであることを示す値である場合である。電流が流れる設定とは、上側スイッチング素子のうちの1つ以上と下側スイッチング素子のうちの1つ以上とがオンとなるようにPWM信号が設定されている状態である。
各スイッチング素子の駆動信号すなわちPWM信号が、電流が流れる設定である場合(ステップS5 Yes)、制御器19aは、オンとなるべきスイッチング素子のいずれかがオープン故障であると判断し(ステップS6)、異常判定処理を終了する。オンとなるべきスイッチング素子とは、対応するPWM信号がオンの値を示しているスイッチング素子である。なお、オープン故障であると判断した後、制御器19aは、オンとするスイッチング素子を変更して第1の電流検出値および第2の電流検出値が第3の閾値未満であるか否かを判断することを繰り返してオープン故障しているスイッチング素子を特定するようにしてもよい。
第1の電流検出値および第2の電流検出値が第3の閾値以上の場合(ステップS4 No)、制御器19aは、異常判定処理を終了する。制御器19bも制御器19aと同様に、インバータ回路18bの異常判定処理を実施する。
また、制御器19aは、過電流を検出した場合、制御器19bへその旨通知してもよい。制御器19bは、この通知を受けるとインバータ回路18bを停止させてもよい。また、制御器19aは、オープン故障を検出した場合、制御器19bへその旨通知してもよい。制御器19bも同様に、過電流を検出した場合、制御器19aへその旨通知してもよく、オープン故障を検出した場合、制御器19aへその旨通知してもよい。
ここで、本実施の形態の制御器19a,19bのハードウェア構成について説明する。制御器19a,19bは、処理回路により実現される。この処理回路は、専用のハードウェアである処理回路であってもよいし、プロセッサを備える制御回路であってもよい。また、複数の処理回路により構成されてもよい。専用のハードウェアである場合、処理回路は、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、またはこれらを組み合わせたものである。
制御器19a,19bを実現する処理回路がプロセッサを備える制御回路で実現される場合、この制御回路は例えば図5に示す構成の制御回路200である。図5は、本実施の形態の制御回路200の構成例を示す図である。制御回路200は、プロセッサ201とメモリ202を備える。プロセッサは、CPU(Central Processing Unit、中央処理装置、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、プロセッサ、DSP(Digital Signal Processor)ともいう)等である。メモリは、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリー、等の、不揮発性または揮発性の半導体メモリ、磁気ディスク等が該当する。
制御器19a,19bを実現する処理回路がプロセッサを備える制御回路200である場合、プロセッサ201が、メモリ202に記憶された制御部12の処理が記述されたプログラムを読み出して実行することにより実現される。また、メモリ202は、プロセッサ201が実施する各処理における一時メモリとしても使用される。
なお、制御器19a,19bは1つの制御器により実現されてもよい。また、図1に示した構成例では、インバータユニット101aおよびインバータユニット101bが、それぞれ平滑コンデンサの正側と負側の両方に電流検出素子を備えるようにした。しかしながら、これに限定されず、インバータユニット101aおよびインバータユニット101bのうち一方が平滑コンデンサの正側と負側の両方に電流検出素子を備え、他方が平滑コンデンサの正側と負側のうちのいずれか一方を備えてもよい。また、以上の例では、3相のインバータ回路を例に説明したが、インバータ回路の相数は3相に限定されない。
なお、図1に示した例では、モジュールを2つとしているが、3つ以上のモジュールが並列に接続されていてもよい。3つ以上のモジュールの全てが、平滑コンデンサの正側とモータ23との間と、平滑コンデンサの負側とモータ23との間の両方に電流検出素子を備えていてもよいし、一部のモジュールが、平滑コンデンサの正側とモータ23との間と、平滑コンデンサの負側とモータ23との間うちいずれか一方に電流検出素子を備えていてもよい。例えば、モジュールが3つの場合、少なくとも2つのモジュールが、平滑コンデンサの正側とモータ23との間と、平滑コンデンサの負側とモータ23との間の両方に電流検出素子を備えていればよい。
本実施の形態では、整流器をインバータユニットごとに備えている。複数のインバータユニットで整流器を共用する場合、インバータユニットを増設した場合に整流器自体を交換する必要がある。本実施の形態では、インバータユニットごとに整流器を備えているため、インバータユニットを増設する場合、既存の整流器およびインバータユニットはそのまま用いて新たに整流器およびインバータユニットを追加すればよい。特に、整流器とインバータユニットをモジュール化しておけば、インバータユニットの増設が容易となる。また、インバータユニットが故障した場合、モジュール単位で新たなものを入れ替えればよいため、保守のための費用および工数を抑制することができる。
以上のように、本実施の形態では、並列に接続される複数のインバータユニットのうちの少なくとも1つが平滑コンデンサの正側とモータ23との間と、平滑コンデンサの負側とモータ23との間の両方に電流検出素子を備え、他のインバータユニットは平滑コンデンサの負側とモータ23との間または平滑コンデンサの正側とモータ23の間のうち少なくとも1か所に電流検出素子を備えるようにした。このため、インバータ回路を構成するスイッチング素子に生じる過電流の検出精度を向上させることができる。
実施の形態2.
図6は、本発明の実施の形態2にかかるモータシステム50aの構成例を示す図である。図6に示すように、モータシステム50aは、モータ駆動装置100aとモータ23とを備える。モータ駆動装置100aは、モジュール105aおよび105bを備える。モジュール105aは、整流器3aに並列に接続される。モジュール105aは、電流検出素子20aの替わりに電流検出素子26a,27a,28aを備え、制御器19aの替わりに制御器29aを備える以外は、実施の形態1のモジュール102bと同様である。モジュール105bは、電流検出素子20bの替わりに電流検出素子26b,27b,28bを備え、制御器19bの替わりに制御器29bを備える以外は、実施の形態1のモジュール102aと同様である。実施の形態1と同様の機能を有する構成要素は、実施の形態1と同一の符号を付して重複する説明を省略する。なお、図6ではモジュールを2つとしているが、3つ以上のモジュールが並列に接続されていてもよい。以下、実施の形態1と異なる点を説明する。
電流検出素子26aは、スイッチング素子6aとスイッチング素子9aとの間の中点とモータ23との間に設けられる。電流検出素子27aは、スイッチング素子7aとスイッチング素子10aとの間の中点とモータ23との間に設けられる。電流検出素子28aは、スイッチング素子8aとスイッチング素子11aとの間の中点とモータ23との間に設けられる。電流検出素子26bは、スイッチング素子6bとスイッチング素子9bとの間の中点とモータ23との間に設けられる。電流検出素子27bは、スイッチング素子7bとスイッチング素子10bとの間の中点とモータ23との間に設けられる。電流検出素子28bは、スイッチング素子8bとスイッチング素子11bとの間の中点とモータ23との間に設けられる。
すなわち、本実施の形態の第1の電流検出素子である電流検出素子26a,27a,28aは、インバータ回路18aとモータ23との間に接続され、第2の電流検出素子である電流検出素子21aは、平滑コンデンサ4aの負電極とインバータ回路18aとの間に接続される。
これにより、インバータ回路18aのスイッチング素子6aおよびスイッチング素子9aのいずれか一方とモータ23とに電流が流れる場合、電流検出素子26aにより電流を検出することができる。スイッチング素子7aおよびスイッチング素子10aのいずれか一方とモータ23とに電流が流れる場合、電流検出素子27aにより電流を検出することができる。スイッチング素子8aおよびスイッチング素子11aのいずれか一方とモータ23とに電流が流れる場合、電流検出素子28aにより電流を検出することができる。
同様に、インバータ回路18bのスイッチング素子6bおよびスイッチング素子9bのいずれか一方とモータ23とに電流が流れる場合、電流検出素子26bにより電流を検出することができる。スイッチング素子7bおよびスイッチング素子10bのいずれか一方とモータ23とに電流が流れる場合、電流検出素子27bにより電流を検出することができる。スイッチング素子8bおよびスイッチング素子11bのいずれか一方とモータ23とに電流が流れる場合、電流検出素子28bにより電流を検出することができる。
制御器29aは、実施の形態1の電流検出素子20aによる検出値の替わりに、電流検出素子26a,27a,28aによる検出値を用いて、実施の形態1の制御器19aと同様に異常検出処理を実施する。制御器29bは、実施の形態1の電流検出素子20bによる検出値の替わりに、電流検出素子26b,27b,28bによる検出値を用いて、実施の形態1の制御器19bと同様に異常検出処理を実施する。電流検出素子26a,27a,28aおよび電流検出素子26b,27b,28bをモータ側電流検出素子とも呼ぶ。
なお、インバータユニット104aおよびインバータユニット104bのうちの1つはモータ側電流検出素子を設けなくてもよい。その場合、モータ側電流検出素子を設けないインバータユニットは、平滑コンデンサの正側とモータ23との間と、平滑コンデンサの負側とモータ23との間のうちの少なくとも一方に電流検出素子を備える。また、インバータユニットが3つ以上の場合には、少なくとも2つは、モータ側電流検出素子と平滑コンデンサの正側とモータ23との間と、平滑コンデンサの負側とモータ23との間のうちの少なくとも一方に電流検出素子を備える。
インバータ回路18aのスイッチング素子6aおよびスイッチング素子9aの両方が同時にオンになると短絡電流が流れるため、制御器29aは、正常時においてはスイッチング素子6aおよびスイッチング素子9aが同時にオンとならないように制御する。しかしながら、スイッチング素子6aおよびスイッチング素子9aのうちいずれか一方が短絡故障した場合に、他方のスイッチング素子がオンとなった場合は過電流が流れることになる。この場合、電流検出素子26a,27a,28aにより過電流を検出することができないが、平滑コンデンサ4aの負側にインバータ回路18aから流れ込む電流を計測する電流検出素子21aにより過電流を検出することができる。図6では、平滑コンデンサ4aの負側にインバータ回路18aから流れ込む電流を計測する電流検出素子21aを設けているが、電流検出素子21aの替わりに図1の電流検出素子20aすなわち平滑コンデンサ4aの正側からインバータ回路18aへ流れる電流を検出する電流検出素子を備えてもよい。
また、制御器29a,29bが、モータ電流に基づいてPWM信号を生成する場合、モータ電流を計測する電流検出素子が電流検出素子26a,27a,28a、電流検出素子26b,27b,28bの機能を兼ねるようにしてもよい。過電流検出用の電流検出素子を兼ねることができる。ここで電流検出素子26a,27a,28a、電流検出素子26b,27b,28bの入力電流に対する、検出信号電圧の応答時間は10μs以内とする。制御器29a,29bのハードウェア構成は、実施の形態1の制御器19a,19bのハードウェア構成と同様である。
以上のように、本実施の形態では、インバータ回路の各アームの中点とモータ23との間に電流検出素子を設けるとともに、平滑コンデンサ4aの負側にインバータ回路18aから流れ込む電流を計測する電流検出素子を備えるようにした。これにより、実施の形態1と同様に、インバータ回路を構成するスイッチング素子に生じる過電流の検出精度を向上させることができる。
実施の形態3.
図7は、本発明の実施の形態2にかかるモータシステム50bの構成例を示す図である。図7に示すように、モータシステム50bは、モータ駆動装置100bとモータ23とを備える。図7に示すように、モータ駆動装置100bは、モジュール102a,102b,102cを備える。モジュール102cの構成は、モジュール102a、モジュール102bと同様である。実施の形態1と同様の機能を有する構成要素は、実施の形態1と同一の符号を付して重複する説明を省略する。以下、実施の形態1と異なる点を説明する。なお、図7では、制御器の図示を省略しているが、モータ駆動装置100bは制御器を備える。
図7に示すように、本実施の形態のモータシステム50bでは、インバータ回路18aの各アームの中点に接続される配線を短絡させて、モータ23のU相に接続し、インバータ回路18bの各アームの中点に接続される配線を短絡させて、モータ23のV相に接続し、インバータ回路18cの各アームの中点に接続される配線を短絡させて、モータ23のW相に接続する。
制御器は、U相に対応するPWM信号をインバータ回路18aのスイッチング素子へ出力し、V相に対応するPWM信号をインバータ回路18bのスイッチング素子へ出力し、W相に対応するPWM信号をインバータ回路18cのスイッチング素子へ出力する。
このような構成のモータ駆動装置100bにおいても、制御器は、実施の形態1と同様に、平滑コンデンサの正側とモータ23との間と、平滑コンデンサの負側とモータ23との間の両方に電流検出素子を備えることにより、インバータ回路を構成するスイッチング素子に生じる過電流の検出精度を向上させることができる。なお、3つのモジュールのうち、2つが実施の形態1と同様に、平滑コンデンサの正側とモータ23との間と、平滑コンデンサの負側とモータ23との間の両方に電流検出素子を備えればよく、他のモジュールは、平滑コンデンサの正側とモータ23との間と、平滑コンデンサの負側とモータ23との間のうち少なくとも1か所に電流検出素子を備えればよい。
実施の形態4.
図8は、本発明の実施の形態4の空気調和機の構成例を示す図である。本実施の形態の空気調和機は、実施の形態1で述べたモータ23およびモータ駆動装置100を備える。なお、空気調和機は、実施の形態1で述べたモータ駆動装置100の替わりに実施の形態2で述べたモータ駆動装置100aまたは実施の形態3で述べたモータ駆動装置100bを備えてもよい。本実施の形態の空気調和機は、実施の形態2のモータ23を内蔵した圧縮機81、四方弁82、室外熱交換器83、膨張弁84、室内熱交換器85が冷媒配管86を介して取り付けられた冷凍サイクルすなわち冷凍サイクル装置を有して、セパレート形空気調和機を構成している。モータ23は、モータ駆動装置100により制御される。
圧縮機81内部には冷媒を圧縮する圧縮機構87とこれを動作させるモータ23が設けられ、圧縮機81から室外熱交換器83と室内熱交換器85間を冷媒が循環することで冷暖房などを行う冷凍サイクルが構成されている。なお、図8に示した構成は、空気調和機だけでなく、冷蔵庫、冷凍庫等の冷凍サイクルを備える機器に適用可能である。
また、上述した実施の形態では、圧縮機のモータとしてモータ23を用い、モータ23をモータ駆動装置100により駆動する例を説明したが、空気調和機における送風機のモータとしてモータ23を用い、モータ23をモータ駆動装置100により駆動してもよい。また、送風機およびモータ駆動装置100の両方のモータとしてモータ23を用い、モータ23をモータ駆動装置100により駆動してもよい。
以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1 交流電源、2a,2b,2c コイル、3a,3b,3c 整流器、4a,4b,4c 平滑コンデンサ、6a〜11a,6b〜11b,6c〜11c スイッチング素子、12a〜17a,12b〜17b,12c〜17c 還流ダイオード、23 モータ、18a,18b,18c インバータ回路、19a,19b,29a,29b 制御器、20a,21a,20b,21b,20c,21c,26a〜28a,26b〜28b 電流検出素子、50,50a,50b モータシステム、100,100a,100b モータ駆動装置、102a,102b,102c,105a,105b モジュール、101a,101b,101c,104a,104b インバータユニット。

Claims (7)

  1. 負荷を駆動させる駆動装置であって、
    前記負荷へ電力を出力する第1のインバータユニットと、
    前記第1のインバータユニットに並列に接続され、前記負荷へ電力を出力する第2のインバータユニットと、
    前記第1のインバータユニットに並列に接続され、前記第1のインバータユニットに第1の直流電力を出力する第1の整流器と、
    前記第2のインバータユニットに並列に接続され、前記第2のインバータユニットに第2の直流電力を出力する第2の整流器と、
    を備え、
    前記第1のインバータユニットは、
    前記第1の整流器と並列に接続され、複数のスイッチング素子を備える第1のインバータ回路と、
    前記第1のインバータ回路と前記第1の整流器との間に配置され、前記第1のインバータ回路に並列に接続され、第1の正電極および第1の負電極を備える第1のコンデンサと、
    前記第1の正電極と前記負荷との間に接続された第1の電流検出素子と、
    前記第1の負電極と前記負荷との間に接続された第2の電流検出素子と、
    を備えた駆動装置。
  2. 前記負荷は、複数の相端子を有するモータであり、
    前記第1のインバータ回路は、前記モータの前記複数の相端子に接続される請求項1に記載の駆動装置。
  3. 前記第1の電流検出素子は、前記第1のコンデンサの正電極と前記第1のインバータ回路との間に接続され、
    前記第2の電流検出素子は、前記第1のコンデンサの負電極と前記第1のインバータ回路との間に接続される請求項1または2に記載の駆動装置。
  4. 前記第1の電流検出素子は、前記第1のインバータ回路と前記負荷との間に接続され、
    前記第2の電流検出素子は、前記第1のコンデンサの負電極と前記第1のインバータ回路との間に接続される請求項1または2に記載の駆動装置。
  5. 前記複数のスイッチング素子は、ワイドバンドギャップ素子により形成される請求項1から4のいずれか1つに記載の駆動装置。
  6. 請求項1から5のいずれか1つに記載の駆動装置と、
    前記駆動装置により駆動されるモータと、
    を備えるモータシステム。
  7. 請求項1から5のいずれか1つに記載の駆動装置と、
    前記駆動装置により駆動されるモータを備えた圧縮機と、
    を備える空気調和機。
JP2018547051A 2016-10-28 2016-10-28 駆動装置、モータシステムおよび空気調和機 Active JP6605153B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2016/082168 WO2018078824A1 (ja) 2016-10-28 2016-10-28 駆動装置、モータシステムおよび空気調和機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2018078824A1 true JPWO2018078824A1 (ja) 2019-03-22
JP6605153B2 JP6605153B2 (ja) 2019-11-13

Family

ID=62023297

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018547051A Active JP6605153B2 (ja) 2016-10-28 2016-10-28 駆動装置、モータシステムおよび空気調和機

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6605153B2 (ja)
WO (1) WO2018078824A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2024118081A (ja) * 2023-02-20 2024-08-30 シンフォニアテクノロジー株式会社 給電装置

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005102349A (ja) * 2003-09-22 2005-04-14 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電流検出装置
JP2005176565A (ja) * 2003-12-15 2005-06-30 Matsushita Electric Ind Co Ltd モータ駆動装置
JP2008086077A (ja) * 2006-09-26 2008-04-10 Toshiba Corp 鉄道車両駆動制御装置
JP2008219956A (ja) * 2007-02-28 2008-09-18 Mitsubishi Electric Corp 電動機駆動制御装置及び電動機
WO2014155622A1 (ja) * 2013-03-28 2014-10-02 三菱電機株式会社 ヒートポンプ装置、空気調和機及び冷凍機

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4906836B2 (ja) * 2008-04-07 2012-03-28 三菱電機株式会社 電動機駆動装置および冷凍空気調和装置ならびに電動機駆動方法
CN101269661B (zh) * 2008-04-22 2010-09-08 北京交通大学 100%低地板车独立轮牵引传动系统与控制方法
JP5733326B2 (ja) * 2013-02-21 2015-06-10 株式会社安川電機 電流形インバータ装置
FR3010594B1 (fr) * 2013-09-10 2015-08-14 Schneider Toshiba Inverter Procede de commande mis en œuvre dans un variateur de vitesse pour la deceleration d'un moteur electrique
JP2015167446A (ja) * 2014-03-04 2015-09-24 株式会社ジェイテクト 車載用モータ制御装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005102349A (ja) * 2003-09-22 2005-04-14 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電流検出装置
JP2005176565A (ja) * 2003-12-15 2005-06-30 Matsushita Electric Ind Co Ltd モータ駆動装置
JP2008086077A (ja) * 2006-09-26 2008-04-10 Toshiba Corp 鉄道車両駆動制御装置
JP2008219956A (ja) * 2007-02-28 2008-09-18 Mitsubishi Electric Corp 電動機駆動制御装置及び電動機
WO2014155622A1 (ja) * 2013-03-28 2014-10-02 三菱電機株式会社 ヒートポンプ装置、空気調和機及び冷凍機

Also Published As

Publication number Publication date
JP6605153B2 (ja) 2019-11-13
WO2018078824A1 (ja) 2018-05-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN107925374B (zh) 电动机驱动装置以及空气调节机
US10608570B2 (en) Power converter and refrigeration air conditioner
JP6333563B2 (ja) インバータ制御装置およびそれを用いた冷凍装置
JP6701366B2 (ja) 電動機駆動装置、電動機システムおよび冷凍サイクル装置
KR101961575B1 (ko) 전동기 구동 장치 및 공기 조화기
JP6038291B2 (ja) 電力変換装置、およびそれを備えたモータ駆動装置、およびそれを備えた送風機、圧縮機、およびそれらを備えた空気調和機、冷蔵庫、ならびに冷凍機
JP2022118033A (ja) 空気調和機
US10951140B2 (en) Synchronous motor drive device, air-sending device and air-conditioning device
JP2012060734A (ja) 温度検出装置および温度検出方法
US10067175B2 (en) Determining bond wire failures
JP2013123340A (ja) モータ制御装置および空気調和機
JP6605153B2 (ja) 駆動装置、モータシステムおよび空気調和機
JP6543872B2 (ja) 制御装置、制御方法及びプログラム
JP6966233B2 (ja) 三相モータの駆動装置およびそれを用いた電子機器、搬送機器
JP6717380B2 (ja) 半導体モジュール、及び半導体モジュールに使われるスイッチング素子のチップ設計方法
JP6656501B1 (ja) 電力変換装置、半導体チップの寿命診断装置、及び半導体チップの寿命診断方法
JPWO2018096614A1 (ja) 電動機駆動装置、冷凍サイクル装置及び空気調和機
JP6761466B2 (ja) 電動機駆動装置および空気調和機
JP6537712B2 (ja) モータ駆動装置、冷凍サイクル装置及び空気調和機
JP2015029395A (ja) 空気調和機
WO2017199303A1 (ja) 電力変換装置、冷凍サイクル装置および空気調和機
US20230145142A1 (en) Motor driver and heat pump
JPWO2018037457A1 (ja) モータ駆動装置、冷凍サイクル装置及び空気調和機
JP6469251B2 (ja) インバータ装置および空気調和機

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181129

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181129

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190917

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20191015

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6605153

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250