JPWO2018078774A1 - Icチップ対応型端末、icチップ設定方法、及びプログラム - Google Patents

Icチップ対応型端末、icチップ設定方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

複数のICチップ利用アプリの全てを利用可能にする確実性を高める。ICチップ対応型端末(10)の送信手段(101)は、無線通信可能なICチップ(16)を利用する複数のICチップ利用アプリにそれぞれ対応する複数のメモリ領域の各々の登録要求を、ICチップ管理サーバ(30)に送信する。受信手段(102)は、登録要求に応じてICチップ管理サーバ(30)により送信される、各メモリ領域の登録指示を受信する。登録手段(104)は、登録指示に基づいて、各メモリ領域をICチップ(16)に登録する処理を連続的に又は並行して実行する。初期設定手段(106)は、複数のメモリ領域の全てがICチップ(16)に登録された場合に、登録された各メモリ領域に対する初期設定を行う。

Description

本発明は、ICチップ対応型端末、ICチップ設定方法、及びプログラムに関する。
従来、無線通信可能なICチップを利用するICチップ利用アプリを実行するICチップ対応型端末が知られている。例えば、特許文献1には、電子マネーによる代金支払い処理を実行するために、電子マネーのデータを格納するためのメモリ領域の登録要求を、ICチップの発行事業者のサーバに送信し、サーバの指示に応じて、ICチップ内に電子マネー専用のメモリ領域を登録するシステムが記載されている。このようなシステムでは、登録されたメモリ領域には、電子マネーに関するデータ(例えば、暗号鍵や残高情報など)が書き込まれることによって、初期設定が実行される。
特開2007−052492号公報
上記のような技術では、複数のICチップ利用アプリをICチップ対応型端末にインストールすることがある。例えば、電子マネーに関するICチップ利用アプリAと、クーポンやポイントに関するICチップ利用アプリBと、を同時に利用可能にすると、これらを連携させることが可能になる。即ち、電子マネーで商品の決済をした場合にクーポンやポイントを発行したり、クーポンやポイントを使用しつつ電子マネーの決済をしたりすることが考えられる。これら複数のICチップ利用アプリを利用可能にするためには、各々に専用のメモリ領域をICチップに登録する必要がある。
この点、従来の技術では、ICチップに対するメモリ領域の登録と初期設定は、一連の処理として実行されるので、例えば、ICチップ利用アプリAのメモリ領域の登録と初期設定が終わった後に、ICチップ利用アプリBのメモリ領域の登録と初期設定が開始される。
しかしながら、ICチップ対応型端末は、これらの処理を、サーバと通信しながら実行するため、例えば通信の不具合などによって、ICチップ利用アプリBのメモリ領域の登録が完了する前に、処理が途中で終了する(落ちる)ことがある。この場合、ICチップ利用アプリBのメモリ領域がまだ登録されていないことにユーザが気付かず、別のICチップ利用アプリCをインストールしてメモリ領域を登録すると、ICチップのメモリ容量が足りなくなってしまい、ICチップ利用アプリBのメモリ領域を登録できないことがある。この場合、ICチップ利用アプリAだけしか利用することができないので、例えば、ICチップ利用アプリAとBを連携させることができなくなってしまう。このため、複数のICチップ利用アプリの全てを確実に利用可能にすることが求められている。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、複数のICチップ利用アプリの全てを利用可能にする確実性を高めることである。
上記課題を解決するために、本発明に係るICチップ対応型端末は、無線通信可能なICチップを利用する複数のICチップ利用アプリにそれぞれ対応する複数のメモリ領域の各々の登録要求を、ICチップ管理サーバに送信する送信手段と、前記登録要求に応じて前記ICチップ管理サーバにより送信される、各メモリ領域の登録指示を受信する受信手段と、前記登録指示に基づいて、各メモリ領域を前記ICチップに登録する処理を連続的に又は並行して実行する登録手段と、前記複数のメモリ領域の全てが前記ICチップに登録された場合に、登録された各メモリ領域に対する初期設定を行う初期設定手段と、を含むことを特徴とする。
本発明に係るICチップ設定方法は、無線通信可能なICチップを利用する複数のICチップ利用アプリにそれぞれ対応する複数のメモリ領域の各々の登録要求を、ICチップ管理サーバに送信する送信ステップと、前記登録要求に応じて前記ICチップ管理サーバにより送信される、各メモリ領域の登録指示を受信する受信ステップと、前記登録指示に基づいて、各メモリ領域を前記ICチップに登録する処理を連続的に又は並行して実行する登録ステップと、前記複数のメモリ領域の全てが前記ICチップに登録された場合に、登録された各メモリ領域に対する初期設定を行う初期設定ステップと、を含むことを特徴とする。
本発明に係るプログラムは、無線通信可能なICチップを利用する複数のICチップ利用アプリにそれぞれ対応する複数のメモリ領域の各々の登録要求を、ICチップ管理サーバに送信する送信手段、前記登録要求に応じて前記ICチップ管理サーバにより送信される、各メモリ領域の登録指示を受信する受信手段、前記登録指示に基づいて、各メモリ領域を前記ICチップに登録する処理を連続的に又は並行して実行する登録手段、前記複数のメモリ領域の全てが前記ICチップに登録された場合に、登録された各メモリ領域に対する初期設定を行う初期設定手段、としてコンピュータを機能させる。
また、本発明に係る情報記憶媒体は、上記のプログラムが記憶されたコンピュータ読み取り可能な情報記憶媒体である。
また、本発明の一態様では、前記送信手段は、各メモリ領域の前記登録要求を、連続的又は一度に前記ICチップ管理サーバに送信し、前記受信手段は、前記ICチップ管理サーバにより連続的又は一度に送信される、各メモリ領域の前記登録指示を連続的又は一度に受信し、前記登録手段は、連続的又は一度に受信される前記登録指示に基づいて、各メモリ領域を前記ICチップに登録する処理を、連続的に又は並行して実行する、ことを特徴とする。
また、本発明の一態様では、前記ICチップ対応型端末は、前記ICチップ管理サーバとの通信を確立する手段と、前記送信手段が何れかのメモリ領域の前記登録指示の送信を開始してから、前記受信手段が前記複数のメモリ領域の全ての前記登録指示を受信し終わるまでの間は、確立された前記通信を維持する手段と、を更に含むことを特徴とする。
また、本発明の一態様では、前記初期設定手段は、各ICチップ利用アプリに共通の共通サーバ又は前記管理サーバとの通信内容に基づいて初期設定を行い、前記ICチップ対応型端末は、前記共通サーバ又は前記管理サーバとの通信を確立する手段と、何れかのICチップ利用アプリの初期設定のための処理が開始されてから前記複数のICチップ利用アプリの全ての初期設定が終了するまでの間は、確立された前記通信を維持する手段と、を更に含むことを特徴とする。
また、本発明の一態様では、前記ICチップ対応型端末は、前記登録手段の処理の実行状況と、前記初期設定手段の処理の実行状況と、を取得する実行状況取得手段と、前記登録手段又は前記初期設定手段の処理が完了しなかった場合に、前記実行状況取得手段により取得された実行状況に基づいて処理を再開させる再開手段と、を更に含むことを特徴とする。
また、本発明の一態様では、前記ICチップ対応型端末は、前記登録手段の処理が完了しなかった場合に、前記ICチップの空き容量に基づいて、まだ登録されていないメモリ領域の登録が可能かを判定する判定手段と、前記判定手段により登録が不可能であると判定された場合に、ユーザにより選択された再開方法を取得する再開方法取得手段と、を更に含み、前記再開手段は、前記ユーザにより選択された再開方法に基づいて処理を再開させる、ことを特徴とする。
また、本発明の一態様では、前記ICチップ対応型端末は、前記登録手段の処理が完了しなかった場合に、前記ICチップの空き容量に基づいて、まだ登録されていないメモリ領域の登録が可能かを判定する判定手段を更に含み、前記再開手段は、前記判定手段により登録が不可能であると判定した場合は登録済みのメモリ領域を解放して前記登録手段の処理を再開させず、前記判定手段により登録が可能であると判定した場合は前記登録手段の処理を再開させる、ことを特徴とする。
また、本発明の一態様では、前記再開手段は、前記登録手段の処理が完了した後に、前記初期設定手段の処理が開始しなかった場合に、前記初期設定手段の処理から再開させる、ことを特徴とする。
また、本発明の一態様では、前記再開手段は、前記初期設定手段の処理が途中で終了した場合に、前記初期設定手段の当該処理から再開させる、ことを特徴とする。
本発明によれば、複数のICチップ利用アプリの全てを利用可能にする確実性を高めることが可能になる。
ICチップ管理システムのハードウェア構成を示す図である。 記憶部においてデータが格納される領域を示す図である。 ICチップ管理システムで実現される機能の一例を示す機能ブロック図である。 ICチップ利用アプリのメモリ領域が登録される様子を示す図である。 ICチップ管理システムにおいて実行される処理の一例を示すフロー図である。 実施形態2の機能ブロック図である。 実施形態2において実行される処理の一例を示すフロー図である。 実施形態2において実行される処理の一例を示すフロー図である。 実施形態2において実行される処理の一例を示すフロー図である。 実施形態2において実行される処理の一例を示すフロー図である。 S26において表示される選択画面の一例を示す図である。 S29において表示される選択画面の一例を示す図である。
[1.実施形態1]
以下、本発明に関わるICチップ対応型端末を含むICチップ管理システムの実施形態の例を説明する。
[1−1.ICチップ管理システムのハードウェア構成]
図1は、ICチップ管理システムのハードウェア構成を示す図である。図1に示すように、ICチップ管理システム1は、ICチップ対応型端末10、サービス提供者サーバ20、及びICチップ管理サーバ30を含み、これらは、インターネットなどのネットワークを介して互いにデータ送受信可能に接続されている。なお、図1では、これらを1台ずつ示しているが、複数台ずつあってもよい。
ICチップ対応型端末10は、ユーザが操作するコンピュータであり、例えば、携帯電話機(スマートフォンを含む)、携帯情報端末(タブレット型コンピュータを含む)、又はパーソナルコンピュータ等である。ICチップ対応型端末10は、制御部11、記憶部12、通信部13、操作部14、表示部15、及びICチップ16を含む。なお、ここでは、ICチップ16が、ICチップ対応型端末10に内蔵されている場合を説明するが、ICチップ16は、ICチップ対応型端末10の外部に備えられており、有線又は無線により接続されるようにしてもよい。
制御部11は、例えば、一又は複数のマイクロプロセッサを含む。制御部11は、記憶部12に記憶されたプログラムやデータに従って処理を実行する。記憶部12は、主記憶部及び補助記憶部を含む。例えば、主記憶部はRAMなどの揮発性メモリであり、補助記憶部は、ROM、EEPROM、フラッシュメモリ、又はハードディスクなどの不揮発性メモリである。通信部13は、有線通信又は無線通信用の通信インタフェースであり、ネットワークを介してデータ通信を行う。操作部14は、ユーザが操作を行うための入力デバイスであり、例えば、タッチパネルやマウス等のポインティングデバイス、キーボード、又はボタン等である。操作部14は、ユーザによる操作内容を制御部11に伝達する。表示部15は、例えば、液晶表示部又は有機EL表示部等である。表示部15は、制御部11の指示に従って画面を表示する。
ICチップ16は、いわゆるセキュアエレメントと呼ばれる半導体製品であり、制御部16A、記憶部16B、及び無線通信部16Cを含む。制御部16A及び記憶部16Bの物理的構成は、それぞれ制御部11及び12と同様であってよい。記憶部16Bに記憶されるデータは、原則として暗号化されており、外部からの攻撃に耐えうる状態となっている。例えば、暗号鍵は、記憶部16Bに記憶される。制御部16Aは、暗号鍵に基づいて外部機器(例えば、リーダ/ライタ端末)との認証処理やデータの暗号化/復号化などの処理を実行する。無線通信部16Cは、近距離無線通信が可能な通信インタフェースであり、例えば、外部機器が発する所定周波数の電磁波を受信するアンテナを含むようにしてよい。例えば、無線通信部16Cは、国際標準規格に基づく通信方式で通信を行う。
ICチップ利用アプリを利用可能にするためには、当該ICチップ利用アプリに対応するメモリ領域を、記憶部16Bに登録する必要がある。即ち、ICチップ利用アプリ専用のメモリ領域を、記憶部16B内に確保する必要がある。なお、ICチップ利用アプリは、ICチップ16を利用したサービスをユーザに提供するためのアプリケーションであり、例えば、電子決済、電子チケット、ポイント利用システム、クーポン利用システム、IC乗車券、航空搭乗券、又は身分証明書などの種々の目的でICチップ16を利用するためのアプリケーションである。
図2は、記憶部16Bにおいてデータが格納される領域を示す図である。図2に示すように、本実施形態では、記憶部16Bは、予め複数のブロックBに分割されている。ブロックBは、ICチップ16に対するメモリアクセスの単位である。本実施形態では、記憶部16Bは、4つのブロックB1〜B4を有する場合を説明するが、ブロックBの数は、記憶部16Bのメモリサイズに応じて定まればよく、任意の数であってよい。また、各ブロックBのデータサイズは、互いに同じであってもよいし異なってもよい。なお、記憶部16Bは、暗号鍵やデータの読み書きのためのプログラムなどが格納される管理用のメモリ領域なども有するが、図2では省略している。
各ICチップ利用アプリのメモリ領域としては、1つ以上のブロックBが割り当てられる。必要なブロック数は、全てのICチップ利用アプリで共通であってもよいし、ICチップ利用アプリに応じて異なってもよい。メモリ領域は、いわゆるエリアと呼ばれるものであり、一般的なファイルシステムにおけるフォルダやディレクトリに相当する。メモリ領域には、実データの格納部分(いわゆる、ユーザブロック)にアクセスするためのリンク又はショートカットに相当する論理アクセス子であるサービスを配置することが可能である。サービスは、一般的なファイルシステムにおけるファイルに相当する。メモリ領域は、エリア、サービス、及びユーザブロックを含むことが可能である。
サービス提供者サーバ20は、サービス提供者が管理するサーバコンピュータである。サービス提供者は、ICチップ16を利用してサービスを提供する事業者である。ICチップ管理サーバ30は、制御部21、記憶部22、及び通信部23を含む。制御部21、記憶部22、及び通信部23の物理的構成は、それぞれ制御部11、記憶部12、及び通信部13と同様であってよい。本実施形態では、サービス提供者サーバ20は、複数のICチップ利用アプリを1つのプログラム(以降、このプログラムを共通アプリと記載する。)にまとめて配信する。なお、各ICチップ利用アプリは、1つの共通アプリにまとめられている必要はなく、プログラムとして別々であってもよい。
ICチップ管理サーバ30は、ICチップ提供者が管理するサーバコンピュータである。ICチップ提供者は、ICチップ16を提供する事業者であり、いわゆるTSM(Trusted Service Manager)と呼ばれるものである。なお、ICチップ提供者は、サービス提供者と同じ事業者であってもよいし、異なる事業者であってもよい。ICチップ管理サーバ30は、制御部31、記憶部32、及び通信部33を含む。制御部31、記憶部32、及び通信部33の物理的構成は、それぞれ制御部11、記憶部12、及び通信部13と同様であってよい。
ICチップ管理サーバ30は、ICチップ提供者が提供する全てのICチップ16に関する処理及びデータを、統括的に管理する。このため、ICチップ16に対するデータの読み書きが行われると、その内容がICチップ対応型端末10又はリーダ/ライタ端末などのコンピュータから、ICチップ管理サーバ30に対して送信されるようにしてよい。
本実施形態では、サービス提供者は、ICチップ提供者に対して事前に申請を行い、自身が提供するサービス内容、使用するメモリ領域のデータサイズ(即ち、ブロック数)、及びICチップ16に書き込むデータの内容などの許諾を得ているものとする。また例えば、サービス提供者は、メモリ領域の登録処理の手順を、ICチップ提供者に対して事前に申請しており、どのような手順で登録処理を行い、初期設定として何のデータを書き込むかの許諾を得ているものとする。登録処理の内容を示すデータ(以降、リモート発行データと記載する。)は、記憶部32に記憶されているようにしてよい。例えば、ICチップ利用アプリごとに、リモート発行データが記憶部32に記憶される。このため、あるICチップ利用アプリのメモリ領域の登録処理は、当該ICチップ利用アプリのリモート発行データが示す処理手順に従って実行される。
なお、記憶部12,16B,22,32に記憶されるものとして説明するプログラム及びデータは、ネットワークを介して供給されるようにしてもよい。また、上記説明した各コンピュータのハードウェア構成は、上記の例に限られず、種々のハードウェアを適用可能である。例えば、コンピュータ読み取り可能な情報記憶媒体を読み取る読取部(例えば、光ディスクドライブやメモリカードスロット)や外部機器とデータの入出力をするための入出力部(例えば、USBポート)が含まれていてもよい。例えば、情報記憶媒体に記憶されたプログラムやデータが読取部や入出力部を介して、各コンピュータに供給されるようにしてもよい。
本実施形態のICチップ管理システム1では、電子マネー決済に関するICチップ利用アプリAと、ポイント利用に関するICチップ利用アプリBと、が共通アプリにまとめられているものとする。そして、共通アプリの初回起動時に、ICチップ利用アプリAのメモリ領域の登録処理と、ICチップ利用アプリBのメモリ領域の登録処理と、が連続的に又は並行して実行される。これにより、より早い段階でメモリ領域の登録を完了することが可能になり、例えば初期設定などが途中で終了してしまったとしても、他のICチップ利用アプリのせいでICチップ16の空き容量が足りなくなってしまうことを防止し、ICチップ利用アプリA及びBの両方とも利用可能にする確実性を高めるようになっている。以降、この技術の詳細を説明する。
[1−2.実施形態において実現される機能]
図3は、ICチップ管理システム1で実現される機能の一例を示す機能ブロック図である。ここでは、ICチップ管理システム1で実現される機能のうち、ICチップ対応型端末10で実現される機能を説明する。図3に示すように、本実施形態では、第1通信確立部100、送信部101、受信部102、第1通信維持部103、登録部104、第2通信確立部105、初期設定部106、及び第2通信維持部107が、ICチップ対応型端末10で実現される場合を説明する。
[1−2−1.第1通信確立部]
第1通信確立部100は、制御部11及び通信部13を主として実現される。第1通信確立部100は、ICチップ管理サーバ30との通信を確立する。ICチップ対応型端末10とICチップ管理サーバ30との通信は、任意の通信プロトコルを適用可能であり、例えば、ICチップ提供者が定めたサーバクライアント通信方式のプロトコルであってもよい。なお、第1通信確立部100は、ICチップ対応型端末10のブラウザを介して外部機器と通信するためのWebプラグインを利用して通信を確立してもよいし、特にブラウザを経由せずに通信を確立してもよい。
第1通信確立部100は、通信プロトコルで定められた手順に基づいて、ICチップ対応型端末10とICチップ管理サーバ30との通信を確立する。例えば、第1通信確立部100は、通信のバージョン情報の確認やホスト認証を実行する。そして、第1通信確立部100は、ホスト認証が成功した場合に通信を確立し、通信(セッション)を維持するためのセッションID(あるいは共通鍵)を生成する。セッションIDは、通信が確立されている間だけ有効な認証情報であり、例えば、ランダムな記号列であってよい。セッションIDは、公開鍵方式などを利用して、ICチップ管理サーバ30との間で交換されるようにすればよい。
なお、本実施形態では、第1通信確立部100が通信を確立した後は、所定の条件が満たされるまでの間は、ICチップ対応型端末10とICチップ管理サーバ30との通信が維持される場合を説明するが、送受信の対象となるデータの送受信が完了したら自動的に通信を切断してもよいし、接続状態を維持しないセッションレスな通信を適用してもよい。確立された通信が維持されている間は、ICチップ対応型端末10とICチップ管理サーバ30との間で通信開始手順を踏まなくても、セッションIDを利用することによって、ICチップ対応型端末10の正当性が証明される。
[1−2−2.送信部]
送信部101は、制御部11及び通信部13を主として実現される。送信部101は、無線通信可能なICチップ16を利用する複数のICチップ利用アプリにそれぞれ対応する複数のメモリ領域の各々の登録要求を、ICチップ管理サーバ30に送信する。登録要求は、登録処理の開始を要求することを識別する情報を含めばよく、所定形式のデータであればよい。本実施形態では、リモート発行データがICチップ管理サーバ30に予め登録されているので、登録要求は、リモート発行データに基づく登録処理の開始要求といえる。登録要求には、ICチップ利用アプリを識別する情報やサービス提供者を識別する情報が含まれているようにしてよい。
本実施形態では、送信部101は、各メモリ領域の登録要求を、連続的又は一度にICチップ管理サーバ30に送信する。例えば、複数のICチップ利用アプリにそれぞれ対応する複数の登録要求を、それぞれ別個のフレームに格納し、各フレームを順番に送信することが、登録要求を連続的に送信することに相当する。また例えば、複数の登録要求を1つのフレームに格納し、当該1つのフレームを送信することが、登録要求を一度に送信することに相当する。なお、ここでのフレームは、送受信の対象となるデータの単位のことである。例えば、フレームの始まりを示すフラグと、フレームの最後を示すフラグと、で挟まれた部分に送受信の対象となる実データが格納される。
例えば、送信部101は、登録要求を連続的に送信する場合、各登録要求を、1つずつ順番に送信することになる。例えば、送信部101は、ICチップ利用アプリAの登録要求を送信した後に、続けてICチップ利用アプリBの登録要求を送信する。別の言い方をすれば、送信部101は、ICチップ利用アプリAの登録要求を送信し終わったことに応じて、ICチップ利用アプリBの登録要求の送信を開始する。なお、これらの送信順は逆であってもよく、各ICチップ利用アプリの登録要求の送信順は、任意であってよい。
また例えば、送信部101は、登録要求を一度に送信する場合、複数のICチップ利用アプリにそれぞれ対応する複数の登録要求を一度にまとめて送信することになる。例えば、送信部101は、ICチップ利用アプリAの登録要求と、ICチップ利用アプリBの登録要求と、を1つのフレームに格納し、当該1つのフレームを送信する。即ち、送信部101は、ある1つのフレームの始まりを示すフラグと、最後を示すフラグと、の間に、複数のICチップ利用アプリの各々の登録要求を格納し、当該フレームを送信することになる。
なお、送信部101は、連続的又は一度に登録要求を送信せずに、ICチップ利用アプリAのメモリ領域の登録要求を送信し、一定時間が経過した後に、ICチップ利用アプリAのメモリ領域の登録要求を送信してもよい。他にも例えば、送信部101は、ICチップ利用アプリAのメモリ領域の登録要求を送信し、ICチップ利用アプリAのメモリ領域の登録が完了するまでの間に、ICチップ利用アプリBのメモリ領域の登録要求を送信してもよい。このようにすることでも、ある程度は早い段階でICチップ利用アプリBのメモリ領域の登録処理を実行することが可能となる。
[1−2−3.受信部]
受信部102は、制御部11及び通信部13を主として実現される。受信部102は、登録要求に応じてICチップ管理サーバ30により送信される、各メモリ領域の登録指示を受信する。登録指示は、メモリ領域の登録処理の開始を識別する情報を含めばよく、所定形式のデータであればよい。
ICチップ管理サーバ30は、あるICチップ利用アプリの登録要求を受信すると、その応答として、当該ICチップ利用アプリの登録指示を送信する。本実施形態では、リモート発行データがICチップ管理サーバ30に予め登録されているため、ICチップ管理サーバ30は、登録要求がなされたICチップ利用アプリのリモート発行データに基づいて、登録指示を送信する。例えば、リモート発行データに、必要なブロック数が記述されている場合には、ICチップ管理サーバ30は、当該ブロック数を識別する情報と、登録処理の開始コマンドと、を含む登録指示を送信するようにしてよい。
本実施形態では、送信部101が登録要求を連続的又は一度に送信するので、ICチップ管理サーバ30も、その応答として、登録指示を連続的又は一度に送信する。このため、受信部102は、ICチップ管理サーバ30により連続的又は一度に送信される、各メモリ領域の登録指示を連続的又は一度に受信することになる。例えば、複数のICチップ利用アプリにそれぞれ対応する複数の登録指示が、それぞれ別個のフレームに格納され、各フレームを順番に受信することが、登録指示を連続的に受信することに相当する。また例えば、複数の登録指示が1つのフレームに格納され、当該1つのフレームを受信することが、登録要求を一度に受信することに相当する。
例えば、受信部102は、登録指示を連続的に受信する場合、複数のICチップ利用アプリにそれぞれ対応する複数の登録指示を、1つずつ順番に受信する。例えば、受信部102は、ICチップ利用アプリAのメモリ領域の登録指示を受信した後に、続けてICチップ利用アプリBのメモリ領域の登録指示を受信する。別の言い方をすれば、受信部102は、ICチップ利用アプリAのメモリ領域の登録指示を受信し終わったことに応じて、ICチップ利用アプリBのメモリ領域の登録指示の受信を開始する。なお、これらの受信順は逆であってもよく、各ICチップ利用アプリの登録指示の受信順は、任意であってよい。
また例えば、受信部102は、登録要求を一度に受信する場合、複数のICチップ利用アプリにそれぞれ対応する複数の登録指示を一度にまとめて受信することになる。例えば、ICチップ管理サーバ30が、複数の登録指示を1つのフレームに格納して送信する場合には、受信部102は、ICチップ利用アプリAのメモリ領域の登録指示と、ICチップ利用アプリBのメモリ領域の登録指示と、が格納された1つのフレームを受信する。
なお、受信部102は、連続的又は一度に登録指示を受信せずに、ICチップ利用アプリAの登録指示を受信し、一定時間が経過した後に、ICチップ利用アプリAの登録指示を受信してもよい。他にも例えば、受信部102は、ICチップ利用アプリAの登録指示を受信し、ICチップ利用アプリAのメモリ領域の登録が完了するまでの間に、ICチップ利用アプリBの登録指示を受信してもよい。このようにすることでも、ある程度は早い段階でICチップ利用アプリBのメモリ領域の登録処理を実行することが可能となる。
[1−2−4.第1通信維持部]
第1通信維持部103は、制御部11及び通信部13を主として実現される。第1通信維持部103は、送信部101が何れかのメモリ領域の登録指示の送信を開始してから、受信部102が複数のメモリ領域の全ての登録指示を受信し終わるまでの間は、確立された通信を維持する。即ち、第1通信維持部103は、第1通信確立部100が確立した通信を切断することなく、ICチップ管理サーバ30と接続された状態を維持する。例えば、確立された通信は、タイムアウトなどによって終了するが、その他にも、通信を終了するためのメソッドが呼び出されることによって終了することができる。このため、第1通信維持部103は、全ての登録指示を受信し終わるまでの間は、当該メソッドを呼び出さず、生成したセッションIDを有効とするようにしてよい。なお、第1通信維持部103は省略してもよい。
[1−2−5.登録部]
登録部104は、制御部16Aを主として実現される。登録部104は、登録指示に基づいて、各メモリ領域をICチップに登録する登録処理を連続的に又は並行して実行する。例えば、ある登録処理が完了した直後又は所定時間以内に、次の登録処理を実行することが、登録処理を連続的に実行することに相当する。また例えば、ある登録処理の実行中に、他の登録処理を実行することが、登録処理を並行して実行することに相当する。
本実施形態では、あるICチップ利用アプリの登録指示が受信された場合、その後すぐに当該登録指示に基づく登録処理が開始される場合を説明するが、登録部104は、あるICチップ利用アプリの登録指示が受信されても、全てのICチップ利用アプリの登録指示を受信するまでは、登録処理の開始を待機するようにしてもよい。この場合、登録部104は、全てのICチップ利用アプリの登録指示を受信した後に、各ICチップ利用アプリの登録処理を順番に又は一斉に開始することになる。
なお、本実施形態では、必要なブロック数を識別する情報と、登録処理を開始することを示すコマンドと、が登録指示に含まれているので、登録部104は、登録指示に含まれるコマンドを実行し、登録指示に含まれる必要ブロック数のメモリ領域を登録することになる。例えば、登録処理では、メモリ領域を構成するブロックとICチップ利用アプリとを関連付ける処理が実行されたり、当該ブロックの物理アドレスと、ICチップ利用アプリを動作させるための論理アドレスと、の変換表を作成する処理が実行されたりするようにしてよい。
本実施形態では、登録部104は、連続的又は一度に受信される登録指示に基づいて、各メモリ領域をICチップに登録する処理を、連続的に又は並行して実行することになる。例えば、登録指示が連続的に受信される場合には、登録部104は、ICチップ利用アプリの登録指示を受信するたびに、当該ICチップ利用アプリの登録処理を実行する。一方、登録指示が一度に受信される場合には、登録部104は、一度に受信した各登録指示に基づいて、登録処理を実行する。
図4は、ICチップ利用アプリのメモリ領域が登録される様子を示す図である。ここでは、ICチップ利用アプリAが2つのブロックを使用し、ICチップ利用アプリBが1つのブロックを使用する場合を説明する。図4に示すように、例えば、登録部104は、ICチップ利用アプリAのメモリ領域(図4では、ブロックB1及びB2)の登録処理を完了した後に、続けてICチップ利用アプリBのメモリ領域(図4では、ブロックB3)の登録処理を開始する。別の言い方をすれば、登録部104は、ICチップ利用アプリAのメモリ領域の登録が完了したことに応じて、ICチップ利用アプリBのメモリ領域の登録処理を開始する。なお、これらの処理順は逆であってもよく、各ICチップ利用アプリの登録処理の順序は、任意であってよい。
また例えば、登録部104は、複数のICチップ利用アプリにそれぞれ対応する複数の登録処理を一度にまとめて実行するようにしてもよい。例えば、登録部104は、ICチップ利用アプリAのメモリ領域の登録処理と、ICチップ利用アプリBのメモリ領域の登録処理と、を同時並行で実行してもよい。この場合、これら2つの登録処理の開始タイミングと終了タイミングが一致する必要はなく、ICチップ利用アプリAのメモリ領域の登録処理が実行されている期間の一部と、ICチップ利用アプリBのメモリ領域の登録処理が実行されている期間の一部と、が重複していればよい。
なお、登録部104が連続的に登録処理を実行する場合、ある登録処理が完了してから次の登録処理が始まるまでの時間が空いてはいけないわけではなく、ある登録処理が完了した後に、一定時間以内に次の登録処理が続けて開始されるようにしてもよい。
[1−2−6.第2通信確立部]
第2通信確立部105は、制御部11及び通信部13を主として実現される。第2通信確立部105は、サービス提供者サーバ20との通信を確立する。ICチップ対応型端末10とサービス提供者サーバ20との通信は、任意の通信プロトコルを適用可能であり、例えば、HTTP、HTTPS、又はSSHであってもよいし、第1通信確立部100と同じ通信プロトコルであってもよい。通信プロトコルで定められた手順に基づいて通信を確立すればよい点は、第1通信確立部100と同様である。
なお、本実施形態では、第2通信確立部105が通信を確立した後は、所定の条件が満たされるまでの間は、ICチップ対応型端末10とサービス提供者サーバ20との通信が維持される場合を説明するが、データの送受信が完了したら自動的に通信を切断してもよい点やセッションレスな通信を適用してもよい点も、第1通信確立部100と同様である。また、セッションIDを利用することによって、ICチップ対応型端末10の正当性が証明される点も、第1通信確立部100と同様である。
[1−2−7.初期設定部]
初期設定部106は、制御部11及び制御部15Aを主として実現される。初期設定部106は、複数のメモリ領域の全てがICチップに登録された場合に、登録された各メモリ領域に対する初期設定を行う。初期設定は、ICチップ利用アプリがサービスの提供を開始するための設定処理であり、メモリ領域の有効化処理といえる。例えば、初期設定は、登録されたメモリ領域に、ICチップ利用アプリに関するデータの初期値、暗号鍵に関する情報、及びユーザに付与されたIDを書き込む処理であってよい。
初期設定部106は、全てのICチップ利用アプリのメモリ領域が登録された後に、各ICチップ利用アプリの初期設定を開始するようにしてもよいし、何れかのICチップ利用アプリのメモリ領域の登録が完了していなくても、そのICチップ利用アプリの登録処理が開始していれば、登録済みのICチップ利用アプリの初期設定を開始してもよい。
本実施形態では、初期設定部106は、各ICチップ利用アプリに共通のサービス提供者サーバ20との通信内容に基づいて初期設定を行う。例えば、初期設定部106は、サービス提供者サーバ20から初期設定に必要なデータを受信し、当該受信したデータに基づいて初期設定を実行する。また例えば、初期設定部106は、サービス提供者サーバ20から受信したコマンドに基づいて、初期設定を実行するようにしてもよい。
なお、各ICチップ利用アプリに対応するサービス提供者サーバ20は、互いに別々のサーバであってもよい。また、初期設定部106は、サービス提供者サーバ20と通信しなくても初期設定処理を実行してもよい。例えば、初期設定部106は、ICチップ管理サーバ30との通信内容に基づいて初期設定を行うようにしてもよい。この場合、ICチップ管理サーバ30が初期設定に必要なデータを生成してもよいし、このデータがリモート発行データに予め格納されているようにしてもよい。更に、初期設定部106は、ICチップ対応型端末10以外のコンピュータと通信することなく初期設定を実行してもよい。この場合、初期設定部106は、初期設定に必要なデータを自身で生成するようにしてよい。
[1−2−8.第2通信維持部]
第2通信維持部107は、何れかのICチップ利用アプリの初期設定のための処理が開始されてから複数のICチップ利用アプリの全ての初期設定が終了するまでの間は、確立された通信を維持する。即ち、第2通信維持部107は、第2通信確立部105が確立した通信を切断することなく維持する。第1通信維持部103と同様、例えば、第2通信確立部105により確立された通信は、タイムアウトなどによって終了するが、その他にも、所定のメソッドを呼び出すことによって、その時点で終了することができる。このため、第2通信維持部107は、全ての初期設定が終了するまでの間は、当該メソッドを呼び出さず、生成したセッションIDを有効とする。なお、第2通信維持部107は省略してもよい。
[1−3.本実施形態において実行される処理]
図5は、ICチップ管理システムにおいて実行される処理の一例を示すフロー図である。図5に示す処理は、制御部11,21,31が、それぞれ記憶部12,22,32に記憶されたプログラムに従って動作することによって実行される。下記に説明する処理のうち、ICチップ対応型端末10の処理は、図3に示す機能ブロックにより実行される処理の一例である。なお、図5に示す処理が実行されるにあたり、サービス提供者サーバ20から共通アプリが予めICチップ対応型端末10にダウンロードされており、記憶部12に共通アプリが記憶されているものとする。また、ブラウザを介して外部機器と通信するためのWebプラグイン(ICチップ管理者が提供するTSMクライアントソフトの一種)も予め記憶部12に記憶されているものとする。
図5に示すように、まず、ICチップ対応型端末10において、制御部11は、操作部14が検出したユーザの操作に基づいて、記憶部12に記憶された共通アプリを起動する(S1)。ここでは、共通アプリがダウンロードされた後、まだ起動されたことがない状態とする。即ち、以降の処理は、共通アプリの初回起動時に実行される。なお、ICチップ利用アプリA及びBの各々のメモリ領域が既に登録されており、初期設定まで完了している場合には、共通アプリが起動しても、以降の処理は実行されない。
制御部11は、記憶部12に記憶されたWebプラグインを利用して、サービス提供者サーバ20との通信を確立し、ICチップ対応型端末10とICチップ管理サーバ30との間で、ICチップ利用アプリAの登録前処理が実行され(S2)、その後に続けて、ICチップ利用アプリBの登録前処理を実行する(S3)。
登録前処理は、登録処理及び初期設定をするために事前に実行される処理である。登録前処理が開始されると、制御部11は、処理の実行状況を識別する実行状況情報を生成する。実行状況情報は、ICチップ利用アプリごとに生成され、例えば、「メモリ領域の登録前(登録処理が未完了)」、「メモリ領域の登録完了(登録処理が完了)」、「初期設定前(初期設定が未完了)」、又は「初期設定完了(初期設定が完了)」の何れかの値を取る。実行状況情報は、以降説明する処理が実行された場合に値が更新される。
また、登録前処理では、サービス提供者サーバ20の制御部21は、初期設定時に書き込むデータの生成処理を実行するようにしてよい。例えば、制御部21は、ICチップ利用アプリごとに、ユーザのID情報を生成し、ICチップ対応型端末10に送信する。ここでは、制御部21は、ICチップ利用アプリA用のID情報と、ICチップ利用アプリB用のID情報と、を生成することになる。なお、この時点では、まだICチップ利用アプリのメモリ領域が登録されておらず、ICチップ対応型端末10は、ICチップ16内の記憶部16BにID情報を書き込むことはできないので、受信したID情報を記憶部12に一時的に保持する。
制御部11は、記憶部12に記憶されたWebプラグインを利用して、ICチップ管理サーバ30との通信を確立し、ICチップ対応型端末10とICチップ管理サーバ30との間で、ICチップ利用アプリAの登録処理が実行され(S4)、その後に続けて、ICチップ利用アプリBの登録処理が実行される(S5)。S4及びS5の登録処理は、電子マネーやポイントなどの場合は発券処理ということができ、その詳細は、先述した通りであり、例えば、制御部11は、ICチップ利用アプリAの登録要求を送信し、続けてICチップ利用アプリBの登録要求を送信する。そして、ICチップ管理サーバ30は、ICチップ利用アプリAの登録指示を送信し、続けてICチップ利用アプリBの登録指示を送信する。ICチップ対応型端末10は、受信した登録指示に応じて、ICチップ利用アプリAの登録処理と、ICチップ利用アプリBの登録処理と、を実行する。S5の処理が完了した後は、ICチップ対応型端末10とICチップ管理サーバ30との通信を切断するメソッドが呼び出されてもよいし、そのままタイムアウトするまで待機されてもよい。
次いで、ICチップ対応型端末10とサービス提供者サーバ20との間で、ICチップ利用アプリAの初期設定処理が実行され(S6)、その後に続けて、ICチップ利用アプリBの初期設定処理が実行される(S7)。初期設定処理の詳細も先述した通りである。ここでは、サービス提供者サーバ20との通信がS2で既に確立されているので、それを維持したまま、制御部11は、初期設定の開始要求をサービス提供者サーバ20に送信する。サービス提供者サーバ20は、初期設定時に書き込むデータを送信し、ICチップ対応型端末10は、受信したデータや登録前処理で発行されたID情報の書き込みなどを実行する。
次いで、ICチップ対応型端末10とサービス提供者サーバ20との間で、ICチップ利用アプリAの登録後処理が実行され(S8)、その後に続けて、ICチップ利用アプリBの登録後処理が実行され(S9)、本処理は終了する。登録後処理では、ID情報や初期値などの書き込みの完了通知や記憶部12に一時的に記憶させたID情報の削除などが行われる。なお、登録後処理は省略してもよい。S9の処理が完了した後は、ICチップ対応型端末10とサービス提供者サーバ20との通信を切断するメソッドが呼び出されてもよいし、そのままタイムアウトするまで待機されてもよい。
以上説明したICチップ管理システム1によれば、ICチップ利用アプリAの登録処理と、ICチップ利用アプリの登録処理と、が連続的又は並行して実行され、より早い段階でメモリ領域の登録が完了するので、複数のICチップ利用アプリの全てを利用可能にする確実性を高めることができる。例えば、初期設定などが途中で終了してしまったとしても、先にメモリ領域が確保されているので、その後に他のICチップ利用アプリのせいでICチップ16のメモリ残量が足りなくなってしまうようなことを防止することが可能になる。
また、ICチップ対応型端末10は、ICチップ管理サーバ30に対して登録要求を連続的又は一度に送信することにより、登録指示を連続的又は一度に受信することができるので、より早い段階でメモリ領域の登録を完了することができる。その結果、複数のICチップ利用アプリの全てを利用可能にする確実性をより高めることができる。
また、ICチップ対応型端末10がICチップ管理サーバ30に対して登録要求の送信を開始してから、全てのICチップ利用アプリの登録指示を受信し終わるまでの間は通信を維持することによって、何度も通信の確立及び切断をする必要がなくなり、ICチップ対応型端末10及びICチップ管理サーバ30の処理負荷を軽減することができる。
また、ICチップ対応型端末10がメモリ領域に対する初期設定のための処理を開始してから初期設定を終了するまでの間は、サービス提供者サーバ20との通信を維持することによって、初期設定を完了するために何度も通信の確立及び切断をする必要がなくなり、ICチップ対応型端末10及びサービス提供者サーバ20の処理負荷を軽減することができる。
[2.実施形態2]
実施形態1では、複数のICチップ利用アプリの各々の登録処理が連続的又は並行して実行される場合を説明したが、このようにした場合であっても、通信の不具合などによって、初期設定が完了する前に、処理が途中で中断することもある。その場合、共通アプリの次回起動時などにおいて、中断した処理から再開するようにしてもよい。なお、ICチップ管理システム1の全体構成は、実施形態1と同様であり、以降説明する実施形態2では、実施形態1と同様の部分については説明を省略する。
[2−1.実施形態2の機能ブロック]
図6は、実施形態2の機能ブロック図である。図6に示すように、実施形態2では、実施形態1で説明した機能の他に、実行状況取得部108、判定部109、再開方法取得部110、及び再開部111が実現される。これら各機能は、制御部11を主として実現される。
実行状況取得部108は、登録部104の処理の実行状況と、初期設定部106の処理の実行状況と、を取得する。実行状況とは、処理のステータスであり、例えば、処理が未完了であるか完了しているかを識別可能な情報であればよい。例えば、実行状況取得部108は、実施形態1で説明した実行状況情報を取得する。なお、実行状況情報は、記憶部12に記憶されている場合を説明するが、記憶部16Bに記憶されていてもよい。
判定部109は、登録部104の処理が完了しなかった場合に、ICチップ16の空き容量に基づいて、まだ登録されていないメモリ領域の登録が可能かを判定する。なお、ICチップ16の空き容量は、ICチップ16に対して所定のコマンドを送ることで取得されるようにしてもよいし、記憶部12又は記憶部16Bに空き容量の情報が格納されているようにしてもよい。また、どのICチップ利用アプリがどのブロックを使用しているかを示す情報が、ICチップ16内の記憶部16Bに記憶されているようにしてもよい。更に、各ICチップ利用アプリに必要なデータサイズ(例えば、ブロック数)は、登録指示に含まれていてもよいし、共通アプリ内に定義されているようにしてもよい。
例えば、判定部109は、ICチップ16に対して記憶部16Bの空き容量(例えば、空きブロック数)の取得を要求し、メモリ領域が未登録のICチップ利用アプリに必要なデータサイズ(例えば、ブロック数)以上の空き容量があるかを判定する。判定部109は、必要なデータサイズ以上の空き容量があれば、メモリ領域の登録が可能と判定し、必要なデータサイズ以上の空き容量がなければ、メモリ領域の登録が不可能であると判定する。
再開方法取得部110は、判定部109により登録が不可能であると判定された場合に、ユーザにより選択された再開方法を取得する。ユーザは、複数の再開方法の中から選択可能であり、これら複数の再開方法は、後述する選択画面でユーザに選択可能に提示される。なお、再開方法とは、どの処理から再開するかのことである。
再開部111は、登録部104又は初期設定部106の処理が完了しなかった場合に、実行状況取得部108により取得された実行状況に基づいて処理を再開させる。例えば、再開部111は、実行状況情報が示す実行状況に基づいて、途中で終了した処理を特定し、当該特定した処理から再開するようにしてよい。
再開方法は、自動的に決定されるようにしてもよいが、例えば、再開部111は、ユーザにより選択された再開方法に基づいて処理を再開させるようにしてもよい。この場合、再開部111は、複数の再開方法の中からユーザが選択した再開方法に基づいて処理を再開させることになる。即ち、再開部111は、ユーザが選択した処理から再開することになる。
また例えば、再開部111は、判定部109により登録が不可能であると判定した場合は登録済みのメモリ領域を解放して登録部104の処理を再開させず、判定部109により登録が可能であると判定した場合は登録部104の処理を再開させるようにしてもよい。メモリ領域の解放とは、メモリ領域の削除ともいうことができ、ICチップ利用アプリとメモリ領域との関連付けを解除することである。別の言い方をすれば、メモリ領域の解放とは、当該メモリ領域内のブロックを、他のICチップ利用アプリによって登録可能な状態にすることであり、メモリ領域を、ICチップ利用アプリが登録される前の状態に戻すことである。
例えば、メモリ領域の解放は、ICチップ対応型端末10内の処理だけで実行されるようにしてもよいが、ここでは、ICチップ対応型端末10とICチップ管理サーバ30との間で実行されるものとする。例えば、リモート発行データに、メモリ領域の解放の手順が定義されているようにしてよい。この場合、再開部111は、ICチップ管理サーバ30に対して、メモリ領域の解放処理の開始要求を送信すると、ICチップ管理サーバ30は、リモート発行データに基づいて、メモリ領域の解放処理を実行する旨の解放指示をICチップ対応型端末10に送信する。再開部111は、受信した解放指示に基づいて、メモリ領域のユーザブロック内のデータ削除と、エリア及びサービスの削除と、を実行する。
また例えば、再開部111は、登録部104の処理が完了した後に、初期設定部106の処理が開始しなかった場合に、初期設定部106の処理から再開させるようにしてよい。この場合、各ICチップ利用アプリのメモリ領域は登録済みなので、再開部111は、登録済みのメモリ領域に対する初期設定から再開すればよい。
また例えば、再開部111は、初期設定部106の処理が途中で終了した場合に、初期設定部106の当該処理から再開させるようにしてよい。この場合、一部のメモリ領域に対する初期設定が完了していない状態なので、再開部111は、当該一部のメモリ領域に対する初期設定から再開すればよい。
[2−2.実施形態2において実行される処理]
図7〜図10は、実施形態2において実行される処理の一例を示すフロー図である。図7〜図10に示すように、実施形態2で実行される処理は、共通アプリの起動時に、どこまで処理が進んでいるかが判定され、その判定結果に応じて以降の処理が実行される点で、実施形態1で説明した処理と異なる。
まず、図7に示すように、S21〜S23は、それぞれS1〜S3と同様である。また、実施形態1と同様、ICチップ利用アプリA及びBの各々に対応するメモリ領域が既に登録されており、初期設定まで完了している場合には、S21において共通アプリが起動した後に、S22以降の処理は実行されないものとする。
S22及びS23の発券前処理が行われて実行状況情報が取得されると、制御部11は、実行状況情報に基づいて、どこまで処理が進んだかを判定する(S24)。共通アプリの初回起動時であれば、実行状況情報は、ICチップ利用アプリAの登録処理が完了していないことを示しており、前回起動時に処理が途中終了していれば、実行状況情報は、途中終了した処理が完了していないことを示している。
S24において、ICチップ利用アプリAの登録処理が完了していないと判定された場合(S24;A未完了)、制御部11は、ICチップ16の空き容量が十分にあるかを判定する(S25)。S25においては、制御部11は、ICチップ16の空き容量を取得し、ICチップ利用アプリAに必要なブロック数と、ICチップ利用アプリBに必要なブロック数と、の合計値以上のブロック数が空いているかを判定する。
空き容量が十分にあると判定された場合(S25;空き十分)、図8のS41の処理に移行し、ICチップ利用アプリAの登録処理から再開される。図8に示すように、S41〜S46の処理は、それぞれS4〜S9の処理と同様である。S41〜S46の処理が実行されることにより、ICチップ利用アプリA及びBの登録処理と初期設定が再開される。
一方、S25において、空き容量が十分にないと判定された場合(S25;空き不十分)、制御部11は、ユーザに再開方法を選択させるための選択画面を、表示部15に表示させる(S26)。
図11は、S26において表示される選択画面の一例を示す図である。図8に示すように、選択画面G1には、ICチップ16の空き容量が少ないことを示すメッセージG1Aが表示され、複数の再開方法の各々に対応するボタンG1B〜G1Dが表示される。ボタンG1Bは、ICチップ利用アプリAだけを登録するためのボタンである。ボタンG1Cは、ICチップ利用アプリBだけを登録するためのボタンである。ボタンG1Dは、何もせずにこのまま終了するためのボタンである。なお、ICチップ利用アプリAだけを登録するメモリ残量すらない場合は、ボタンG1Bが表示されなくてもよい。同様に、ICチップ利用アプリBだけを登録するメモリ残量すらない場合は、ボタンG1Cが表示されなくてもよい。
制御部11は、操作部14の検出信号に基づいて、ユーザがどのボタンを選択したかを判定する(S27)。ユーザがボタンG1Bを選択したと判定された場合(S27;G1B)、図9のS51の処理に移行する。S51〜S53の処理は、それぞれS4,S6,S8と同様である。S51〜S53の処理が実行されることにより、ICチップ利用アプリAの登録処理及び初期設定だけが再開され、ICチップ利用アプリBの登録処理及び初期設定は再開されない。
一方、S27において、ユーザがボタンG1Cを選択したと判定された場合(S27;G1C)、図10のS61の処理に移行する。S61〜S63の処理は、それぞれS5,S7,S9と同様である。S61〜S63の処理が実行されることにより、ICチップ利用アプリBの登録処理及び初期設定だけが再開され、ICチップ利用アプリAの登録処理及び初期設定は再開されない。
なお、S27において、ユーザがボタンG1Dを選択したと判定された場合(S27;G1D)、本処理は終了する。この場合、ICチップ16の記憶部16B内の状態は、現状のまま変化しないことになる。即ち、この場合、ICチップ利用アプリAもBも利用可能とはならない。
一方、S24において、ICチップ利用アプリAのメモリ領域の登録処理は完了したが、ICチップ利用アプリBのメモリ領域の登録処理が完了していないと判定された場合(S24;B未完了)、制御部11は、ICチップ16の空き容量が十分にあるかを判定する(S28)。S28においては、制御部11は、ICチップ16の空き容量を取得し、ICチップ利用アプリBに必要なブロック数以上のブロック数が空いているかを判定する。
空き容量が十分にあると判定された場合(S28;空き十分)、図8のS42の処理に移行する。この場合、ICチップ利用アプリBの登録処理から再開されることになる。
一方、S28において、空き容量が十分にないと判定された場合(S28;空き不十分)、制御部11は、ユーザに再開方法を選択させるための選択画面を、表示部15に表示させる(S29)。
図12は、S29において表示される選択画面の一例を示す図である。図12に示すように、選択画面G2には、ICチップ16の空き容量が少ないことを示すメッセージG2Aが表示され、複数の再開方法の各々に対応するボタンG2B〜G2Cが表示される。ボタンG2Bは、ICチップ利用アプリAだけを登録するためのボタンである。ボタンG2Cは、ICチップ利用アプリAを削除するためのボタンである。このように、選択画面G2は、選択画面G1と異なっていてよい。即ち、処理の実行状況に応じて、ユーザが選択可能な再開方法が異なっていてもよい。
制御部11は、操作部14の検出信号に基づいて、ユーザがどのボタンを選択したかを判定する(S30)。ユーザがボタンG2Bを選択したと判定された場合(S30;G2B)、図9のS52の処理に移行する。この場合、ICチップ利用アプリAの初期設定処理が再開され、ICチップ利用アプリBの登録処理及び初期設定は再開されない。
一方、S30において、ユーザがボタンG2Cを選択したと判定された場合(S27;G2C)、制御部11は、ICチップ利用アプリAのメモリ領域を削除し(S31)、本処理は終了する。S31では、制御部11は、ICチップ管理サーバ30に対してメモリ領域の解放要求を送信し、ICチップ管理サーバ30に記憶されたリモート発行データの手順のもと、ICチップ利用アプリAのメモリ領域が解放される。この場合、ICチップ利用アプリA及びBの両方とも、メモリ領域が登録されない。
なお、S24において、ICチップ利用アプリA及びBの両方のメモリ領域の登録処理が完了していると判定された場合(S24;登録完了)、制御部11は、途中で終了した処理から再開する(S32)。例えば、ICチップ利用アプリAの初期設定が未完了である場合(例えば、ICチップ利用アプリAもBも初期設定が開始されていない場合)には、S43の処理に移行し、ICチップ利用アプリAの初期設定から再開される。また例えば、ICICチップ利用アプリBの初期設定が未完了である場合には、S44の処理に移行し、ICチップ利用アプリBの初期設定から再開される。なお、実行状況情報には、登録後処理が完了したか否かを示す情報を含めてもよく、ICチップ利用アプリAの登録後処理が完了していなければ、S45の処理に移行し、ICチップ利用アプリBの登録後処理が完了していなければ、S46の処理に移行するようにしてもよい。
実施形態2のICチップ管理システム1によれば、登録処理又は初期設定が途中終了してしまったとしても、続きから処理を再開することができるので、複数のICチップ利用アプリの全てを利用可能にする確実性をより高めることができる。
また、ICチップ16のメモリ残量が少なく、一部のICチップ利用アプリの登録処理が不可能であった場合に、ユーザにより選択された再開方法で処理を再開することができる。例えば、選択画面G1,G2からユーザに再開方法を選択させることにより、ユーザにとって必要なICチップ利用アプリを選択させ、当該ICチップ利用アプリの登録をすることができる。
また、ICチップ16のメモリ残量が少なく、一部のICチップ利用アプリの登録処理が不可能であった場合に、登録済みのメモリ領域を解放することもできる。例えば、ユーザにとって、ICチップ利用アプリA及びBの両方とも利用可能とならなければならないような場合に、現時点で登録されてしまっている一部のICチップ利用アプリのメモリ領域を解放して、当該メモリ領域を他のICチップ利用アプリに利用させることができるので、メモリ領域の有効活用をすることができる。
また、全てのICチップ利用アプリの登録処理が完了した後に、初期設定が開始しなかった場合は、既にメモリ領域は確保済みであるので、残る初期設定から再開することにより、複数のICチップ利用アプリの全てを利用可能にすることができる。
また、一部のICチップ利用アプリの初期設定が完了しなかった場合も、既にメモリ領域は確保済みであるので、残る初期設定から再開することにより、複数のICチップ利用アプリの全てを利用可能にすることができる。
[3.変形例]
なお、本発明は、以上に説明した実施の形態に限定されるものではない。本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜変更可能である。
例えば、初期設定は、ICチップ対応型端末10とサービス提供者サーバ20との間で実行されるのではなく、ICチップ対応型端末10とICチップ管理サーバ30との間で実行されるようにしてもよい。この場合、リモート発行データに、初期設定の処理手順を定義しておくようにすればよい。
また例えば、ICチップ利用アプリのメモリ領域に書き込まれるデータは、当該ICチップ利用アプリ専用のコマンドやプログラムが含まれているようにしてもよい。また例えば、登録処理の手順がリモート発行データに定義されている場合を説明したが、リモート発行データ以外のデータに登録処理の手順が定義されているようにしてもよい。例えば、共通アプリや他のプログラムに登録処理の手順が定義されているようにしてもよい。また例えば、登録指示に必要なブロック数が含まれている場合を説明したが、あるICチップ利用アプリに対して、どのブロックを割り当てるかを示す情報が登録指示に含まれているようにしてもよい。また、ICチップ利用アプリにどのブロックを割り当てるかは、ICチップ利用アプリごとに予め定められているようにしてもよいし、所定の条件のもとで決まってもよい。
また例えば、複数のICチップ利用アプリが共通アプリにまとめられていない場合には、どのICチップ利用アプリを同時に利用可能にすべきかを識別する情報が記憶部12に記憶されているようにしてよい。この情報によって識別される複数のICチップ利用アプリの登録処理が連続的又は並行して実行されるようにすればよい。また例えば、実施形態1及び2では、2つのICチップ利用アプリのメモリ領域が登録される場合を説明したが、3つ以上のICチップ利用アプリのメモリ領域が登録される場合も、上記説明した処理を適用可能である。また例えば、ICチップ管理システム1に含まれるコンピュータは、図1の例に限られない。例えば、ICチップ管理サーバ30がICチップ利用アプリの配信及びメモリ領域に対する初期設定も管理する場合には、サービス提供者サーバ20は省略してもよい。

Claims (11)

  1. 無線通信可能なICチップを利用する複数のICチップ利用アプリにそれぞれ対応する複数のメモリ領域の各々の登録要求を、ICチップ管理サーバに送信する送信手段と、
    前記登録要求に応じて前記ICチップ管理サーバにより送信される、各メモリ領域の登録指示を受信する受信手段と、
    前記登録指示に基づいて、各メモリ領域を前記ICチップに登録する処理を連続的に又は並行して実行する登録手段と、
    前記複数のメモリ領域の全てが前記ICチップに登録された場合に、登録された各メモリ領域に対する初期設定を行う初期設定手段と、
    を含むことを特徴とするICチップ対応型端末。
  2. 前記送信手段は、各メモリ領域の前記登録要求を、連続的又は一度に前記ICチップ管理サーバに送信し、
    前記受信手段は、前記ICチップ管理サーバにより連続的又は一度に送信される、各メモリ領域の前記登録指示を連続的又は一度に受信し、
    前記登録手段は、連続的又は一度に受信される前記登録指示に基づいて、各メモリ領域を前記ICチップに登録する処理を、連続的に又は並行して実行する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のICチップ対応型端末。
  3. 前記ICチップ対応型端末は、
    前記ICチップ管理サーバとの通信を確立する手段と、
    前記送信手段が何れかのメモリ領域の前記登録指示の送信を開始してから、前記受信手段が前記複数のメモリ領域の全ての前記登録指示を受信し終わるまでの間は、確立された前記通信を維持する手段と、
    を更に含むことを特徴とする請求項1又は2に記載のICチップ対応型端末。
  4. 前記初期設定手段は、各ICチップ利用アプリに共通の共通サーバ又は前記管理サーバとの通信内容に基づいて初期設定を行い、
    前記ICチップ対応型端末は、
    前記共通サーバ又は前記管理サーバとの通信を確立する手段と、
    何れかのICチップ利用アプリの初期設定のための処理が開始されてから前記複数のICチップ利用アプリの全ての初期設定が終了するまでの間は、確立された前記通信を維持する手段と、
    を更に含むことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載のICチップ対応型端末。
  5. 前記ICチップ対応型端末は、
    前記登録手段の処理の実行状況と、前記初期設定手段の処理の実行状況と、を取得する実行状況取得手段と、
    前記登録手段又は前記初期設定手段の処理が完了しなかった場合に、前記実行状況取得手段により取得された実行状況に基づいて処理を再開させる再開手段と、
    を更に含むことを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載のICチップ対応型端末。
  6. 前記ICチップ対応型端末は、
    前記登録手段の処理が完了しなかった場合に、前記ICチップの空き容量に基づいて、まだ登録されていないメモリ領域の登録が可能かを判定する判定手段と、
    前記判定手段により登録が不可能であると判定された場合に、ユーザにより選択された再開方法を取得する再開方法取得手段と、
    を更に含み、
    前記再開手段は、前記ユーザにより選択された再開方法に基づいて処理を再開させる、
    ことを特徴とする請求項5に記載のICチップ対応型端末。
  7. 前記ICチップ対応型端末は、前記登録手段の処理が完了しなかった場合に、前記ICチップの空き容量に基づいて、まだ登録されていないメモリ領域の登録が可能かを判定する判定手段を更に含み、
    前記再開手段は、前記判定手段により登録が不可能であると判定した場合は登録済みのメモリ領域を解放して前記登録手段の処理を再開させず、前記判定手段により登録が可能であると判定した場合は前記登録手段の処理を再開させる、
    ことを特徴とする請求項5又は6に記載のICチップ対応型端末。
  8. 前記再開手段は、前記登録手段の処理が完了した後に、前記初期設定手段の処理が開始しなかった場合に、前記初期設定手段の処理から再開させる、
    ことを特徴とする請求項5〜7の何れかに記載のICチップ対応型端末。
  9. 前記再開手段は、前記初期設定手段の処理が途中で終了した場合に、前記初期設定手段の当該処理から再開させる、
    ことを特徴とする請求項5〜8の何れかに記載のICチップ対応型端末。
  10. 無線通信可能なICチップを利用する複数のICチップ利用アプリにそれぞれ対応する複数のメモリ領域の各々の登録要求を、ICチップ管理サーバに送信する送信ステップと、
    前記登録要求に応じて前記ICチップ管理サーバにより送信される、各メモリ領域の登録指示を受信する受信ステップと、
    前記登録指示に基づいて、各メモリ領域を前記ICチップに登録する処理を連続的に又は並行して実行する登録ステップと、
    前記複数のメモリ領域の全てが前記ICチップに登録された場合に、登録された各メモリ領域に対する初期設定を行う初期設定ステップと、
    を含むことを特徴とするICチップ設定方法。
  11. 無線通信可能なICチップを利用する複数のICチップ利用アプリにそれぞれ対応する複数のメモリ領域の各々の登録要求を、ICチップ管理サーバに送信する送信手段、
    前記登録要求に応じて前記ICチップ管理サーバにより送信される、各メモリ領域の登録指示を受信する受信手段、
    前記登録指示に基づいて、各メモリ領域を前記ICチップに登録する処理を連続的に又は並行して実行する登録手段、
    前記複数のメモリ領域の全てが前記ICチップに登録された場合に、登録された各メモリ領域に対する初期設定を行う初期設定手段、
    としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
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