JP7305047B1 - 通信システム、ライセンス管理システム、携帯端末、通信方法、携帯端末用通信プログラム及び制御装置 - Google Patents

通信システム、ライセンス管理システム、携帯端末、通信方法、携帯端末用通信プログラム及び制御装置 Download PDF

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Abstract

携帯端末(300)は、インターネットを介してライセンス管理サーバ(100)から取得した情報をNFC通信によってライセンス対象装置(200)に送信する。ライセンス対象装置(200)は、NFC通信によって携帯端末(300)から情報を受信する。携帯端末(300)のインターネット接続制御部(324)は、携帯端末(300)がライセンス対象装置(200)に近接してNFC通信によるライセンス対象装置(200)との接続が確立している場合にはインターネットとの接続を解除状態とする。

Description

本開示は、通信システム、ライセンス管理システム、携帯端末、制御装置、通信方法、携帯端末用通信プログラム及び制御装置に関する。
従来、例えば、コンピュータ装置、制御装置等の装置のユーザに有償のライセンスを購入させることで当該装置において付加価値の高い機能が使用可能となるシステムが知られている。特許文献1には、ユーザの携帯電話機がライセンス管理サーバからライセンス証明書を受信し、ユーザの使用端末が携帯電話機からライセンス証明書を受信することで、ユーザが取得したソフトウェアを使用端末において使用可能となるシステムが開示されている。
特開2004-139238号公報
特許文献1に記載された構成では、使用端末が通信ネットワークを介して外部の端末とデータを送受信可能であるため、使用端末が外部の端末から通信ネットワークを介して不正な操作が行われる虞がある。ここで、例えば、使用端末が工場の生産設備の制御、監視を行う装置であれば、外部の端末からの不正な操作を防止するために使用端末が通信ネットワークと接続されていないことも考えられる。しかしながら、特許文献1に記載された構成では、携帯電話機が通信ネットワークを介して外部の端末とデータを常に送受信可能であるため、使用端末が外部の端末から携帯電話機を介して不正な操作が行われる虞がある。
本開示は、上記実情に鑑みてなされたものであり、制御装置に第三者から不正な操作が行われ難くすることを目的とする。
上記目的を達成するため、本開示に係る通信システムは、ユーザが使用する携帯端末と、携帯端末と通信可能な制御装置とを備える。携帯端末は、通信網を介した外部の装置との情報の送受信が可能であるとともに、近接無線通信によって制御装置との情報の送受信が可能である。携帯端末は、通信網との接続を制御する通信網接続制御部と、近接無線通信による制御装置との接続を制御する装置接続制御部とを含む。制御装置は、近接無線通信によって携帯端末から情報を受信する情報受信部を含む。通信網接続制御部は、携帯端末が制御装置に近接して近接無線通信による制御装置との接続が確立した場合には、通信網との接続を解除状態とする。
本開示によれば、近接無線通信による携帯端末と制御装置との接続が確立している場合には携帯端末と通信網との接続が確立されず、第三者の持つ外部の端末が通信網を介して携帯端末に接続できない。このため、外部の端末は、携帯端末と制御装置との接続が確立している場合には携帯端末を介して制御装置に接続できない。したがって、本開示に係る通信システムでは、携帯端末と制御装置との接続が確立している場合に携帯端末と通信網との接続が常時確立している通信システムよりも制御装置に第三者から不正な操作が行われ難くなる。
実施の形態1に係るライセンス管理システムの構成を示すブロック図 実施の形態1に係るライセンス付与時の装置間の情報通信を示すシーケンス図 実施の形態1に係るライセンス管理システムの機能構成を示すブロック図 実施の形態1に係る各装置のハードウェア構成を示すブロック図 実施の形態1に係るライセンス情報の表示例を示す図 実施の形態1に係る紙媒体の一例を示す図 実施の形態1に係る装置識別情報の表示例を示す図 実施の形態1に係る発行要求情報の表示例を示す図 実施の形態1に係るライセンス管理情報の表示例を示す図 実施の形態1に係るインターネット接続制御処理のフローチャート 実施の形態2に係るライセンス付与時の装置間の情報通信を示すシーケンス図 実施の形態2に係るライセンス管理システムの構成を示すブロック図 実施の形態3に係るライセンス管理システムの構成を示すブロック図 実施の形態3に係るライセンス付与時の装置間の情報通信を示すシーケンス図 実施の形態3に係るライセンス管理システムの機能構成を示すブロック図 実施の形態3に係るプログラム認証処理のフローチャート
以下、本開示を実施するための形態に係る通信システム、ライセンス管理システム、携帯端末、通信方法、携帯端末用通信プログラム及び制御装置について図面を参照して詳細に説明する。なお、図中同一又は相当する部分には同じ符号を付す。
[実施の形態1]
(ライセンス管理システム1について)
本開示の実施の形態1に係るライセンス管理システム1は、例えば、工場の生産設備の制御、監視を行う装置のユーザに有償のライセンスを購入させることで当該制御装置において付加価値の高い機能が使用可能となる通信システムの一例である。
図1に示すように、ライセンス管理システム1は、ライセンスを管理するライセンス管理サーバ100、ライセンスが付与される対象となる制御装置の一例としてのライセンス対象装置200、ライセンス対象装置200のユーザが使用する携帯端末300を備える。外部の装置の一つであるライセンス管理サーバ100と携帯端末300とは、通信網の一例としてのインターネット400を介した情報の送受信が可能である。一方、ライセンス対象装置200は、インターネット400を介してライセンス管理サーバ100、携帯端末300との情報の送受信が基本的にはできない。但し、ライセンス対象装置200は、近接無線通信の一例としてのNFC(Near Field Communication)通信規格に適合した近距離無線通信によって携帯端末300と情報の送受信が可能である。以下、NFC通信規格に適合した近距離無線通信については、単に「NFC通信」と記載する。
図2に示すように、ライセンス管理システム1では、先ず、ユーザがライセンス対象装置200の特定の機能を使用するライセンスを購入したとき、携帯端末300は、ライセンス管理サーバ100にライセンスの発行に関する要求を示す情報である発行要求情報を送信する。次に、ライセンス管理サーバ100は、発行要求情報を受信した後、携帯端末300にライセンスが付与される旨を示す情報であるライセンス情報を発行する。次に、携帯端末300は、ライセンス情報を取得した後にユーザがライセンス対象装置200に携帯端末300を近接させてNFC通信が確立したとき、ライセンス対象装置200にライセンス情報を送信する。次に、ライセンス対象装置200は、ライセンス情報を受信した後、ライセンス情報に基づいて特定の機能の有効化、所謂アクティベーションを行う。この結果、ライセンス対象装置200は、ライセンス情報に基づいて特定される付加価値の高い機能が使用可能となる。
また、このとき、ライセンス対象装置200は、携帯端末300にライセンス対象装置200を識別可能な情報である装置識別情報を送信する。次に、携帯端末300は、装置識別情報を受信した後、装置識別情報とライセンス情報とを含むライセンス管理情報を生成し、ライセンス管理情報をライセンス管理サーバ100に送信する。そして、ライセンス管理サーバ100は、ライセンス管理情報を受信した後、ライセンス管理情報を記憶する。この結果、ライセンス管理サーバ100は、ライセンス管理情報を記憶することでライセンスを管理することができる。
(ライセンス管理サーバ100について)
ライセンス管理サーバ100は、例えば、所謂データベースサーバとしての機能を有するコンピュータ装置である。図3に示すように、ライセンス管理サーバ100は、ライセンスの管理に関する情報を記憶する記憶部110、ライセンスの管理に関する情報を処理する情報処理部120、インターネット400を介して外部の端末と通信を行う外部通信部130を含む。記憶部110は、ライセンス管理情報を記憶するライセンス管理情報記憶部111を含む。情報処理部120は、ライセンス情報を発行するライセンス情報発行部121を含む。外部通信部130は、発行要求情報を受信する発行要求情報受信部131、ライセンス情報を送信するライセンス情報送信部132、ライセンス管理情報を受信するライセンス管理情報受信部133を含む。
(ライセンス対象装置200について)
ライセンス対象装置200は、例えば、表示器の一例としてのGOT(登録商標)(Graphic Operation Terminal)である。なお、GOT(登録商標)は、例えば、工場の生産設備を制御する制御装置の一例としてのPLC(Programmable Logic Controller)に接続され、設備に設けられたスイッチ、センサの状態がタッチパネルの画面上に表示されてユーザが当該画面上でこれらの操作が可能な装置である。
図3に示すように、ライセンス対象装置200は、ライセンスの管理に関する情報を記憶する記憶部210、ライセンスの管理に関する情報を処理する情報処理部220、NFC通信によって外部の端末と通信を行うNFC通信部230を含む。記憶部210は、装置識別情報を記憶する装置識別情報記憶部211、ライセンス情報を記憶するライセンス情報記憶部212を含む。情報処理部220は、ライセンス情報に基づいて特定の機能の使用を有効化する機能有効化部221を含む。NFC通信部230は、ライセンス情報を受信する情報受信部の一例としてのライセンス情報受信部231、装置識別情報を送信する装置識別情報送信部232を含む。
(携帯端末300について)
携帯端末300は、例えば、ユーザが携帯可能なコンピュータ装置の一例としてのスマートフォンである。携帯端末300は、ライセンスの管理に関する情報を記憶する記憶部310、ライセンスの管理に関する情報を処理する情報処理部320、インターネット400を介して外部の端末と通信を行う外部通信部330を含む。また、携帯端末300は、NFC通信によって外部の端末と通信を行うNFC通信部340、紙媒体に印刷された二次元コードの画像を撮像する撮像部350を含む。
記憶部310は、ライセンス管理情報を記憶するライセンス管理情報記憶部311を含む。情報処理部320は、発行要求情報を生成する発行要求情報生成部321、ライセンス情報を取得する情報取得部の一例としてのライセンス情報取得部322、ライセンス管理情報を生成するライセンス管理情報生成部323を含む。また、情報処理部320は、インターネット400との接続を制御する通信網接続制御部の一例としてのインターネット接続制御部324、NFC通信によるライセンス対象装置200との接続を制御する装置接続制御部325を含む。情報送信部及び情報受信部の一例としての外部通信部330は、発行要求情報を送信する発行要求情報送信部331、ライセンス情報を受信するライセンス情報受信部332、ライセンス管理情報を送信するライセンス管理情報送信部333を含む。NFC通信部340は、ライセンス情報を送信するライセンス情報送信部341、装置識別情報を受信する装置識別情報受信部342を含む。
(ライセンス管理サーバ100のハードウェア構成について)
図4に示すように、ライセンス管理サーバ100は、制御プログラム59に従って処理を実行する制御部51を備える。制御部51は、CPU(Central Processing Unit)を備える。制御部51は、制御プログラム59に従って、図3に示すライセンス情報発行部121として機能する。
図4に戻り、ライセンス管理サーバ100は、制御プログラム59をロードし、制御部51の作業領域として用いられる主記憶部52を備える。主記憶部52は、RAM(Random Access Memory)を備える。
また、ライセンス管理サーバ100は、制御プログラム59を予め記憶する外部記憶部53を備える。外部記憶部53は、制御部51の指示に従って、このプログラムが記憶するデータを制御部51に供給し、制御部51から供給されたデータを記憶する。外部記憶部53は、フラッシュメモリ、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)等の不揮発性メモリを備える。外部記憶部53は、図3に示すライセンス管理情報記憶部111として機能する。
図4に戻り、ライセンス管理サーバ100は、ユーザに操作される操作部54を備える。操作部54を介して、入力された情報が制御部51に供給される。操作部54は、キーボード、マウス、タッチパネル等の情報入力部品を備える。
また、ライセンス管理サーバ100は、操作部54を介して入力された情報及び制御部51が出力した情報を表示する表示部55を備える。表示部55は、LCD(Liquid Crystal Display)、有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイ等の表示装置を備える。
また、ライセンス管理サーバ100は、情報を送受信する送受信部56を備える。送受信部56は、ネットワークに接続する通信網終端装置、無線通信装置等の情報通信部品を備える。送受信部56は、図3に示す、発行要求情報受信部131、ライセンス情報送信部132、ライセンス管理情報受信部133として機能する。
図4に戻り、ライセンス管理サーバ100では、主記憶部52、外部記憶部53、操作部54、表示部55及び送受信部56はいずれも内部バス50を介して制御部51に接続されている。
ライセンス管理サーバ100は、制御部51が主記憶部52、外部記憶部53、操作部54、表示部55及び送受信部56を資源として用いることによって、図3に示す上記の各部111、121、131~133の機能を実現する。例えば、ライセンス管理サーバ100は、ライセンス管理情報記憶部111が行うライセンス管理情報記憶ステップを実行する。また、例えば、ライセンス管理サーバ100は、ライセンス情報発行部121が行うライセンス情報発行ステップを実行する。また、例えば、ライセンス管理サーバ100は、発行要求情報受信部131が行う情報受信ステップの一例としての発行要求情報受信ステップ、ライセンス情報送信部132が行う情報送信ステップの一例としてのライセンス情報送信ステップ、ライセンス管理情報受信部133が行う情報受信ステップの一例としてのライセンス管理情報受信ステップを実行する。
(ライセンス対象装置200のハードウェア構成について)
また、図4に示すように、ライセンス対象装置200もライセンス管理サーバ100と同様に、制御部51、主記憶部52、外部記憶部53、操作部54、表示部55、送受信部56を備える。制御部51は、制御プログラム59に従って、図3に示す機能有効化部221として機能する。外部記憶部53は、装置識別情報記憶部211、ライセンス情報記憶部212として機能する。送受信部56は、ライセンス情報受信部231、装置識別情報送信部232として機能する。
図4に戻り、ライセンス対象装置200は、制御部51が主記憶部52、外部記憶部53、操作部54、表示部55及び送受信部56を資源として用いることによって、図3に示す上記の各部211、212、221、231、232の機能を実現する。例えば、ライセンス対象装置200は、装置識別情報記憶部211が行う装置識別情報記憶ステップ、ライセンス情報記憶部212が行うライセンス情報記憶ステップを実行する。また、例えば、ライセンス対象装置200は、機能有効化部221が行う機能有効化ステップを実行する。また、例えば、ライセンス対象装置200は、ライセンス情報受信部231が行う情報受信ステップの一例としてのライセンス情報受信ステップ、装置識別情報送信部232が行う情報送信ステップの一例としての装置識別情報送信ステップを実行する。
(携帯端末300のハードウェア構成について)
また、図4に示すように、携帯端末300もライセンス管理サーバ100及びライセンス対象装置200と同様に、制御部51、主記憶部52、外部記憶部53、操作部54、表示部55、送受信部56を備える。制御部51は、制御プログラム59に従って、図3に示す、発行要求情報生成部321、ライセンス情報取得部322、ライセンス管理情報生成部323、インターネット接続制御部324、装置接続制御部325として機能する。外部記憶部53は、図3に示すライセンス管理情報記憶部311として機能する。送受信部56は、図3に示す、発行要求情報送信部331、ライセンス情報受信部332、ライセンス管理情報送信部333、ライセンス情報送信部341、装置識別情報受信部342として機能する。
図4に戻り、携帯端末300は、制御部51が主記憶部52、外部記憶部53、操作部54、表示部55及び送受信部56を資源として用いることによって、図3に示す上記の各部311、321~325、331~333、341、342の機能を実現する。例えば、携帯端末300は、ライセンス管理情報記憶部311が行うライセンス管理情報記憶ステップを実行する。また、例えば、携帯端末300は、発行要求情報生成部321が行う発行要求情報生成ステップ、ライセンス情報取得部322が行う情報取得ステップの一例としてのライセンス情報取得ステップ、ライセンス管理情報生成部323が行うライセンス管理情報生成ステップを実行する。また、例えば、携帯端末300は、インターネット接続制御部324が行う通信網接続制御ステップの一例としてのインターネット接続制御ステップ、装置接続制御部325が行う装置接続制御ステップを実行する。
また、例えば、携帯端末300は、発行要求情報送信部331が行う発行要求情報送信ステップ、ライセンス情報受信部332が行う情報受信ステップの一例としてのライセンス情報受信ステップ、ライセンス管理情報送信部333が行う情報送信ステップの一例としてのライセンス管理情報送信ステップを実行する。また、例えば、携帯端末300は、ライセンス情報送信部341が行う情報送信ステップの一例としてのライセンス情報送信ステップ、装置識別情報受信部342が行う情報受信ステップの一例としての装置識別情報受信ステップを実行する。
(ライセンス管理サーバ100の機能構成の詳細について)
図3に戻り、ライセンス情報発行部121は、ユーザからの要求に応じてライセンス情報を発行する。具体的には、ライセンス情報発行部121は、携帯端末300から発行要求情報を受信したとき、記憶部110が記憶している情報と発行要求情報とに基づいてライセンス情報を生成する。なお、ライセンス情報は、特定の機能を有効化するときに必要となる情報である必要がある。例えば、ライセンス情報は、特定の機能を有効化するときのパスワードとなるライセンス番号を示す情報を含む情報である。例えば、ライセンス情報は、図5に示すように、「ライセンス番号:123-456-7890」との文字情報を含む情報である。
また、ライセンス情報発行部121は、ライセンス情報送信部132によって生成したライセンス情報を携帯端末300に送信することでライセンス情報を発行する。また、ライセンス情報発行部121は、生成したライセンス情報に基づいて当該ライセンス情報を特定可能な二次元コードを生成し、生成した二次元コードを紙媒体に印刷する。そして、ライセンス情報発行部121は、ライセンス管理サーバ100の管理者に図6に示す二次元コードが印刷された紙媒体をユーザに郵送させることでライセンス情報を発行する。なお、紙媒体には、例えば、図6に示すように、「下記の二次元コードを読み取ってライセンス情報を取得してください。」との文字とライセンス情報を特定可能な二次元コードとが記載されている。
発行要求情報受信部131は、インターネット400を介して携帯端末300から発行要求情報を受信する。なお、ライセンス情報発行部121は、発行要求情報受信部131が発行要求情報を受信したとき、ライセンス情報を発行する。
ライセンス情報送信部132は、インターネット400を介して携帯端末300にライセンス情報を送信する。なお、ライセンス情報発行部121は、ライセンス情報を発行したとき、ライセンス情報送信部132にライセンス情報を送信させる。
ライセンス管理情報受信部133は、インターネット400を介して携帯端末300からライセンス管理情報を受信する。なお、情報処理部120は、ライセンス管理情報受信部133がライセンス管理情報を受信したとき、ライセンス管理情報記憶部111にライセンス管理情報を記憶させる。
(ライセンス対象装置200の機能構成の詳細について)
機能有効化部221は、携帯端末300からライセンス情報を受信したとき、ライセンス情報に基づいて特定の機能の使用を有効化する。
ライセンス情報受信部231は、NFC通信によって携帯端末300からライセンス情報を受信する。なお、機能有効化部221は、ライセンス情報受信部231がライセンス情報を受信したとき、ライセンス情報記憶部212にライセンス情報を記憶させるとともに、特定の機能の使用を有効化する。
装置識別情報送信部232は、NFC通信によって携帯端末300に装置識別情報を送信する。なお、情報処理部220は、機能有効化部221が特定の機能の使用を有効化したとき、装置識別情報記憶部211が記憶している装置識別情報を装置識別情報送信部232に送信させる。ここで、装置識別情報は、ライセンス対象装置200の個体毎に異なる情報、すなわち、個体情報である必要がある。よって、装置識別情報として、例えば、ライセンス対象装置200の製造番号を示す情報、シリアル番号を示す情報、ハードウェア識別情報が使用可能である。例えば、装置識別情報は、図7に示すように、「製造番号:ABCD-123456」との文字情報を含む情報である。
(携帯端末300の機能構成の詳細について)
発行要求情報生成部321は、ユーザによってライセンス対象装置200においてユーザが要求する特定の機能の種類を示す情報が入力されたとき、当該情報に基づいて発行要求情報を生成する。なお、発行要求情報は、ライセンス管理サーバ100がライセンス情報を発行するときに必要となる情報、具体的には、ライセンスを購入した事実とライセンス対象装置200と有効化する特定の機能とを特定可能な情報である必要がある。例えば、発行要求情報は、ライセンスを購入したときにユーザが入力した情報を特定可能なライセンス購入番号を示す情報を含む情報である。例えば、発行要求情報は、図8に示すように、「ライセンス購入番号:XYZ-987654」との文字情報を含む情報である。
ライセンス情報取得部322は、ライセンス対象装置200からライセンス情報を受信したとき、受信したライセンス情報を取得する。また、ライセンス情報取得部322は、
紙媒体を受け取ったユーザが撮像部350を用いて紙媒体に印刷された二次元コードの画像を撮像したとき、撮像された画像からライセンス情報を特定することでライセンス情報を取得する。
ライセンス管理情報生成部323は、ライセンス対象装置200から装置識別情報を受信した後、受信した装置識別情報とライセンス管理情報記憶部311が一時記憶しているライセンス情報とを含むライセンス管理情報を生成する。なお、ライセンス管理情報は、ライセンス情報と装置識別情報とを単純に繋げた情報である。例えば、ライセンス管理情報は、図9に示すように、「ライセンス番号:123-456-7890」との文字情報と「製造番号:ABCD-123456」との文字情報と単純に繋げた情報である。また、ライセンス管理情報生成部323は、ライセンス管理情報記憶部311が一時記憶しているライセンス情報を生成したライセンス管理情報に更新することで、ライセンス管理情報をライセンス管理情報記憶部311に記憶させる。
インターネット接続制御部324は、インターネット400との接続を制御する。インターネット接続制御部324は、携帯端末300がライセンス対象装置200から離隔しているとき、インターネット400との接続を確立する。
装置接続制御部325は、携帯端末300がライセンス対象装置200に数cm程度まで近接しているとき、NFC通信によるライセンス対象装置200との接続を確立する。一方、装置接続制御部325は、携帯端末300がライセンス対象装置200から離隔しているとき、NFC通信によるライセンス対象装置200との接続を確立しない。なお、インターネット接続制御部324は、NFC通信によるライセンス対象装置200との接続が確立しているとき、インターネット400との接続を確立しない。具体的には、インターネット接続制御部324は、携帯端末300がライセンス対象装置200に近接したとき、NFC通信によるライセンス対象装置200との接続が確立される前にインターネット400との接続を解除する。また、インターネット接続制御部324は、携帯端末300がライセンス対象装置200から離隔したとき、NFC通信によるライセンス対象装置200との接続が解除された後にインターネット400との接続を確立する。
発行要求情報送信部331は、インターネット400を介してライセンス管理サーバ100に発行要求情報を送信する。なお、情報処理部320は、発行要求情報生成部321が発行要求情報を生成したとき、発行要求情報送信部331に発行要求情報を送信させる。
ライセンス情報受信部332は、インターネット400を介してライセンス管理サーバ100からライセンス情報を受信する。なお、ライセンス情報取得部322は、ライセンス情報受信部332がライセンス情報を受信したとき、ライセンス管理情報記憶部311にライセンス情報を一時記憶部させる。
ライセンス管理情報送信部333は、インターネット400を介してライセンス管理サーバ100にライセンス管理情報を送信する。なお、情報処理部320は、ライセンス管理情報生成部323がライセンス管理情報を生成したとき、ライセンス管理情報送信部333にライセンス管理情報を送信させる。
ライセンス情報送信部341は、NFC通信によりライセンス対象装置200にライセンス情報を送信する。なお、情報処理部320は、装置接続制御部325がNFC通信によるライセンス対象装置200との接続を確立した後、ライセンス情報送信部341にライセンス情報を送信させる。
装置識別情報受信部342は、NFC通信によりライセンス対象装置200から装置識別情報を受信する。なお、ライセンス管理情報生成部323は、装置識別情報受信部342が装置識別情報を受信したとき、ライセンス管理情報を生成し、生成したライセンス管理情報をライセンス管理情報記憶部311に記憶させる。
(インターネット接続制御処理について)
次に、フローチャートを用いて携帯端末300がインターネット400との接続を制御する動作について説明する。携帯端末300は、電源をオンにすると、図10に示すインターネット接続制御処理の実行を開始する。先ず、インターネット接続制御部324は、NFC通信によるライセンス対象装置200との接続が解除されているか否かを判定する(ステップS101)。インターネット接続制御部324は、ライセンス対象装置200との接続が解除されていない場合(ステップS101:N)、ライセンス対象装置200との接続が解除されるまでステップS101の処理を繰り返す。
一方、インターネット接続制御部324は、ライセンス対象装置200との接続が解除されている場合(ステップS101:Y)、インターネット400との接続を確立する(ステップS102)。また、インターネット接続制御部324は、携帯端末300がライセンス対象装置200に近接してNFC通信によるライセンス対象装置200との接続を確立する直前であるか否かを判定する(ステップS103)。インターネット接続制御部324は、携帯端末300がライセンス対象装置200から離隔している場合(ステップS103;N)、携帯端末300がライセンス対象装置200に近接するまでステップS103の処理を繰り返す。
一方、インターネット接続制御部324は、携帯端末300がライセンス対象装置200に近接した場合(ステップS103:Y)、インターネット400との接続を解除し(ステップS104)、NFC通信によるライセンス対象装置200との接続を確立したか否かを判定する(ステップS105)。インターネット接続制御部324は、NFC通信によるライセンス対象装置200との接続を確立していない場合(ステップS105;N)、ライセンス対象装置200との接続を確立するまでステップS105の処理を繰り返す。一方、インターネット接続制御部324は、NFC通信によるライセンス対象装置200との接続を確立した場合(ステップS105;Y)、ステップS101に戻る。そして、インターネット接続制御部324は、ステップS101~S105の処理を繰り返す。
以上説明したように、本実施の形態に係るライセンス管理システム1によれば、ライセンス管理サーバ100及び携帯端末300は、携帯端末300とライセンス対象装置200との間のNFC通信時を除き、インターネット400を介した情報の送受信が可能である。一方、ライセンス管理サーバ100及び携帯端末300は、インターネット400を介してライセンス対象装置200との情報の送受信ができない。また、携帯端末300は、NFC通信によってライセンス対象装置200との情報の送受信が可能である。このため、ライセンス管理サーバ100は、インターネット400を介して携帯端末300から発行要求情報を受信してライセンス情報を発行する。また、携帯端末300は、ライセンス管理サーバ100からライセンス情報を取得した後、ユーザが携帯端末300をライセンス対象装置200に近接させた場合にNFC通信によってライセンス対象装置200にライセンス情報を送信する。そして、ライセンス対象装置200は、NFC通信によって携帯端末300からライセンス情報を受信し、ライセンス情報に基づいて特定の機能の使用を有効化する。
このようにすることで、本実施の形態に係るライセンス管理システム1は、遠隔に設置された外部の装置、例えば、不正な第三者が使用するインターネットに接続されている端末からライセンス対象装置200に直接接続されることを防止できる。また、このようにすることで、本実施の形態に係るライセンス管理システム1では、ユーザが携帯端末300をライセンス対象装置200に近接させた場合、携帯端末300は外部の装置とインターネット接続を確立しない。この場合、携帯端末300はライセンス対象装置200とNFC通信によって接続を確立する。よって、本実施の形態に係るライセンス管理システム1は、NFC通信によって携帯端末とライセンス対象装置との接続を確立しないライセンス管理システムよりも外部の装置から携帯端末300を介してライセンス対象装置200に接続され難くなる。これらの結果、本実施の形態に係るライセンス管理システム1は、第三者が使用する外部の装置からライセンス対象装置200に不正な操作が行われ難くなる。ここで、ライセンス対象装置200への第三者からの不正な操作としては、例えば、ライセンス情報、装置識別情報等のライセンスの管理に関する情報の改ざん、盗用だけでなく、工場の生産設備に関する情報の改ざん、盗用、当該設備に対して悪意のある制御を行うこと等が考えられる。
また、このようにすることで、本実施の形態に係るライセンス管理システム1では、ユーザが携帯端末300をライセンス対象装置200に近接させた場合にライセンス対象装置200が携帯端末300からライセンス情報を自動的に取得して特定の機能を自動的に有効化する。したがって、本実施の形態に係るライセンス管理システム1は、携帯端末をライセンス対象装置に近接させた場合に特定の機能が自動的に有効化しないライセンス管理システムよりもユーザの直感的且つ簡易な操作でライセンス対象装置200の特定の機能を有効化できる。また、本実施の形態に係るライセンス管理システム1は、携帯端末が取得したライセンス情報をユーザがライセンス対象装置に直接手で入力するライセンス管理システムよりもユーザの負担を低減できる。また、本実施の形態に係るライセンス管理システム1は、携帯端末が取得したライセンス情報をユーザがライセンス対象装置に直接手で入力するライセンス管理システムよりもユーザがライセンス情報を取得してからライセンス対象装置200の特定の機能を有効化するまでのリードタイムを短縮できる。
また、このようにすることで、本実施の形態に係るライセンス管理システム1では、広く流通しているNFC通信が可能な携帯端末300を用いてライセンス対象装置200にライセンス情報を送信できる。よって、例えば、ユーザは、このような携帯端末300を既に所持している、又は、直ぐに入手することができる。この結果、本実施の形態に係るライセンス管理システム1は、NFC通信が可能な携帯端末を用いてライセンス対象装置にライセンス情報を送信しないライセンス管理システムよりも簡易に且つ安価でシステムを構築することができる。
また、本実施の形態に係るライセンス管理システム1によれば、携帯端末300は、インターネット400を介してライセンス管理サーバ100からライセンス情報を受信することでライセンス情報を取得可能である。
このようにすることで、本実施の形態に係るライセンス管理システム1は、ユーザが郵送された紙媒体からライセンス情報を取得するライセンス管理システムよりもライセンスを発注してからライセンス対象装置200の特定の機能を有効化するまでのリードタイムを短縮できる。また、このようにすることで、本実施の形態に係るライセンス管理システム1は、ユーザが郵送された紙媒体からライセンス情報を取得するライセンス管理システムよりもライセンスの管理者側およびユーザ側ともに簡易にライセンスの授受、管理を行うことができる。
特に、本実施の形態に係るライセンス管理システム1によれば、携帯端末300のインターネット接続制御部324は、携帯端末300がライセンス対象装置200に近接してNFC通信によるライセンス対象装置200との接続が確立している場合にインターネット400との接続を解除状態とする。
このようにすることで、本実施の形態に係るライセンス管理システム1は、NFC通信による接続が確立している場合には携帯端末300とインターネット400との接続が確立されず、外部の端末がインターネット400を介して携帯端末300に接続できない。よって、外部の端末は、携帯端末300とライセンス対象装置200とのNFC通信による接続が確立している場合には携帯端末300を介してライセンス対象装置200に接続できない。この結果、本実施の形態に係るライセンス管理システム1では、携帯端末とライセンス対象装置との接続が確立している場合に携帯端末と通信網との接続が確立しているライセンス管理システムよりもライセンス対象装置200に第三者からの不正な操作が行われ難くなる。
また、本実施の形態に係るライセンス管理システム1によれば、ライセンス対象装置200は、ライセンス情報を受信した場合にNFC通信によって携帯端末300に装置識別情報を送信する。また、携帯端末300は、NFC通信によってライセンス対象装置200から装置識別情報を受信してライセンス管理情報を生成し、インターネット400を介してライセンス管理サーバ100にライセンス管理情報を送信する。そして、ライセンス管理サーバ100は、インターネット400を介して携帯端末300からライセンス管理情報を受信して記憶する。
このようにすることで、本実施の形態に係るライセンス管理システム1は、ライセンス情報と装置識別情報とが紐付けられたライセンス管理情報を記憶することができる。よって、本実施の形態に係るライセンス管理システム1は、自ら発行したライセンスが付与されたライセンス対象装置200を識別可能な状態でライセンスを管理できる。この結果、本実施の形態に係るライセンス管理システム1は、ライセンス管理情報を用いてライセンスの管理を行わないライセンス管理システムよりもライセンスの不正使用を検出し易くなり、ライセンス対象装置200へのライセンスの消費、割当等の管理をする処理の負荷も低減できる。
また、このようにすることで、本実施の形態に係るライセンス管理システム1は、携帯端末300でライセンス管理情報を生成することができ、ライセンス管理サーバ100でライセンス情報と装置識別情報とを紐付けてライセンス管理情報を生成しなくてもよい。この結果、本実施の形態に係るライセンス管理システム1は、ライセンス管理サーバがライセンス管理情報を生成するライセンス管理システムよりもライセンス管理サーバ100がライセンスを管理する処理の負荷を低減できる。また、本実施の形態に係るライセンス管理システム1は、例えば、ユーザが複数種類のライセンス対象装置200を使用することに伴い複数種類のライセンスを管理する必要があるとき、携帯端末300で複数種類のライセンスをライセンス対象装置200の種類毎に管理できる。この結果、本実施の形態に係るライセンス管理システム1は、ユーザがライセンスの管理をする処理の負荷も低減できる。
また、本実施の形態に係るライセンス管理システム1によれば、携帯端末300のインターネット接続制御部324は、NFC通信による情報の送受信を行った後、携帯端末300がライセンス対象装置200から離隔して接続が解除された場合にインターネット400との接続を確立する。そして、携帯端末300は、ライセンス対象装置200から離隔してインターネット400との接続が確立された場合に生成されたライセンス管理情報をライセンス管理サーバ100に送信する。
このようにすることで、本実施の形態に係るライセンス管理システム1は、外部の端末がインターネット400を介して携帯端末300に接続可能となった場合にはNFC通信による携帯端末300とライセンス対象装置200との接続が解除されている。よって、外部の端末は、携帯端末300とライセンス対象装置200との接続が確立している場合には携帯端末300を介してライセンス対象装置200に接続できない。この結果、本実施の形態に係るライセンス管理システム1では、携帯端末とライセンス対象装置との接続が解除する前に携帯端末と通信網との接続が確立しているライセンス管理システムよりもライセンス対象装置200に第三者からの不正な操作が行われ難くなる。
[実施の形態2]
実施の形態1に係るライセンス管理システム1では、携帯端末300は、NFC通信によってライセンス対象装置200から送信された装置識別情報を用いてライセンス管理情報を生成している。しかしながら、本開示は、これに限定されず、携帯端末300は、NFC通信によってライセンス対象装置200から装置識別情報を受信しなくてもよい。実施の形態2に係るライセンス管理システム1では、携帯端末300は、ユーザによって入力されたライセンス対象装置200の装置識別情報を取得する。以下、図11、図12を参照して、実施の形態2に係るライセンス管理システム1について、詳細に説明する。なお、実施の形態2では、実施の形態1と異なる構成について説明し、実施の形態1と同一の構成については冗長であるため説明を省略する。
(ライセンス管理システム1について)
図11に示すように、ライセンス管理システム1では、携帯端末300は、ライセンス情報を取得した後、予め取得した装置識別情報とライセンス情報とを含むライセンス管理情報を生成し、ライセンス管理情報をライセンス管理サーバ100に送信する。このため、ライセンス管理サーバ100は、ライセンス管理情報を受信した後、ライセンス管理情報を記憶する。そして、携帯端末300は、ユーザがライセンス対象装置200に携帯端末300を近接させてNFC通信が確立したとき、ライセンス対象装置200にライセンス情報を送信する。次に、ライセンス対象装置200は、ライセンス情報を受信した後、ライセンス情報に基づいて特定の機能の有効化を行う。
(ライセンス対象装置200について)
図12に示すように、本実施の形態に係るライセンス対象装置200では、NFC通信部230から装置識別情報送信部232が省略されている。
(携帯端末300について)
また、本実施の形態に係る携帯端末300では、情報処理部320に装置識別情報を取得する情報取得部の一例としての装置識別情報取得部326を更に含む一方、NFC通信部340から装置識別情報受信部342が省略されている。
(携帯端末300のハードウェア構成について)
図4に戻り、携帯端末300の制御部51は、制御プログラム59に従って、図12に示す装置識別情報取得部326として機能する。携帯端末300は、制御部51が主記憶部52、外部記憶部53、操作部54、表示部55及び送受信部56を資源として用いることによって、図12に示す上記の各部311、321~326、331~333、341の機能を実現する。例えば、携帯端末300は、装置識別情報取得部326が行う情報取得ステップの一例としての装置識別情報取得ステップを実行する。
(携帯端末300の機能構成の詳細について)
図12に戻り、装置識別情報取得部326は、ユーザによって入力された装置識別情報を取得する。なお、装置識別情報は、例えば、ライセンス対象装置200に常時表示されていてもよく、ライセンス対象装置200の画面上に表示可能であってもよい。この場合、ユーザは、ライセンス対象装置200を確認することで携帯端末300の操作部54を用いて装置識別情報を入力できる。また、装置識別情報の表示についてはこれに限定されず、例えば、装置識別情報に基づいて生成された当該装置識別情報を特定可能な二次元コードがライセンス対象装置200に常時表示されていてもよく、当該二次元コードがライセンス対象装置200の画面上に表示可能であってもよい。この場合、装置識別情報取得部326は、ユーザが撮像部350を用いて二次元コードの画像を撮像したとき、撮像された画像から装置識別情報を特定することで装置識別情報を取得する。
ライセンス管理情報生成部323は、ライセンス管理サーバ100からライセンス情報を受信したとき、予め取得した装置識別情報と受信したライセンス情報とを含むライセンス管理情報を生成する。また、ライセンス管理情報生成部323は、生成したライセンス管理情報をライセンス管理情報記憶部311に記憶させるとともに、生成したライセンス管理情報をライセンス管理情報送信部333に送信させる。
以上説明したように、本実施の形態に係るライセンス管理システム1によれば、携帯端末300は、ライセンスの購入前に予め装置識別情報を取得している。よって、ライセンス対象装置200は、ライセンス情報を受信した場合にNFC通信によって携帯端末300に装置識別情報を送信しない。
このようにすることで、本実施の形態に係るライセンス管理システム1は、NFC通信によって携帯端末300がライセンス対象装置200から装置識別情報を受信しなくてもライセンス管理情報を生成できる。
また、本実施の形態に係るライセンス管理システム1によれば、携帯端末300は、ライセンス管理サーバ100からライセンス情報を受信したとき、生成したライセンス管理情報をライセンス管理サーバ100に送信する。すなわち、携帯端末300は、ライセンス情報を受信してから携帯端末300がライセンス対象装置200に接近して接続が確立する前に既に接続が確立しているインターネット400を介してライセンス管理サーバ100にライセンス管理情報を送信する。
このようにすることで、本実施の形態に係るライセンス管理システム1は、外部の端末がインターネット400を介して携帯端末300に接続可能となっている場合にはNFC通信による携帯端末300とライセンス対象装置200との接続が確立していない状態にすることができる。
その他、本実施の形態に係るライセンス管理システム1は、上記の実施の形態1に係るライセンス管理システム1と同様の作用効果を奏する。
[実施の形態3]
実施の形態1に係るライセンス管理システム1では、1台のライセンス対象装置200が携帯端末300からライセンス情報を取得して特定の機能を有効化しているが、ライセンス対象装置200の台数は1台に限定されず、複数台であってもよい。実施の形態3に係るライセンス管理システム1では、第1ライセンス対象装置201と第2ライセンス対象装置202とが携帯端末300からライセンス情報を取得して特定の機能を有効化する。
以下、図13~図16を参照して、実施の形態3に係るライセンス管理システム1について、詳細に説明する。なお、実施の形態3では、実施の形態2と異なる構成について説明し、実施の形態2と同一の構成については冗長であるため説明を省略する。
(ライセンス管理システム1について)
図13に示すように、ライセンス管理システム1は、ライセンス対象装置200に替えて制御装置の一例としての第1ライセンス対象装置201と第2ライセンス対象装置202とを備える。第1ライセンス対象装置201及び第2ライセンス対象装置202は、インターネット400を介してライセンス管理サーバ100、携帯端末300との情報の送受信が基本的にはできない。また、第1ライセンス対象装置201及び第2ライセンス対象装置202は、NFC通信によって携帯端末300と情報の送受信が可能である。また、第1ライセンス対象装置201と第2ライセンス対象装置202とは、インターネット400との接続が不能である閉域通信網としてのクローズドネットワーク500を介して情報の送受信が可能である。クローズドネットワーク500は、例えば、インターネット400と接続されていない工場内部の有線LAN(Local Area Network)又は無線LANによって構成されている。
本実施の形態に係るライセンス管理システム1では、ユーザが第1ライセンス対象装置201及び第2ライセンス対象装置202のライセンスを一括で購入することができる。また、図14に示すように、携帯端末300は、ライセンス情報を取得した後、予め取得した各ライセンス対象装置201、202の装置識別情報とライセンス情報とを含むライセンス管理情報を生成し、ライセンス管理情報をライセンス管理サーバ100に送信する。ライセンス管理サーバ100は、ライセンス管理情報を受信、記憶する。そして、携帯端末300は、ユーザが第1ライセンス対象装置201又は第2ライセンス対象装置202に携帯端末300を近接させてNFC通信が確立したとき、ライセンス情報を送信する。例えば、ユーザが第1ライセンス対象装置201に携帯端末300を近接させてNFC通信が確立したとき、携帯端末300は、第1ライセンス対象装置201にライセンス情報を送信する。
次に、ライセンス情報を受信した何れか一方のライセンス対象装置201、202は、他方のライセンス対象装置201、202とライセンス情報を共有する。例えば、第1ライセンス対象装置201がライセンス情報を受信したとき、第1ライセンス対象装置201は、クローズドネットワーク500を介して第2ライセンス対象装置202にライセンス情報を送信する。その後、各ライセンス対象装置201、202は、ライセンス情報に基づいて特定の機能の有効化を行う。この結果、各ライセンス対象装置201、202は、ライセンス情報に基づいて特定される付加価値の高い機能が使用可能となる。
(各ライセンス対象装置201、202について)
図15に示すように、各ライセンス対象装置201、202は、実施の形態2に係るライセンス対象装置200と同様に、各部210~212、220、221、230、231を含む。また、各ライセンス対象装置201、202は、クローズドネットワーク500を介して他方のライセンス対象装置201、202と通信を行う外部通信部240を更に含む。情報送信部及び情報受信部の一例としての外部通信部240は、ライセンス情報を送信するライセンス情報送信部241、ライセンス情報を受信するライセンス情報受信部242を含む。また、情報処理部220は、携帯端末300のプログラムを認証するプログラム認証部222、NFC通信による携帯端末300との接続を制御する装置接続制御部223を含む。
(各ライセンス対象装置201、202のハードウェア構成について)
また、図示は省略するが、各ライセンス対象装置201、202も実施の形態2に係るライセンス対象装置200と同様に、制御部51、主記憶部52、外部記憶部53、操作部54、表示部55、送受信部56を備える。制御部51は、制御プログラム59に従って、図15に示すプログラム認証部222、装置接続制御部223として機能する。送受信部56は、ライセンス情報送信部241、ライセンス情報受信部242として機能する。
各ライセンス対象装置201、202は、制御部51が主記憶部52、外部記憶部53、操作部54、表示部55及び送受信部56を資源として用いることによって、図15に示す上記の各部211、212、221~223、231、232、241、242の機能を実現する。例えば、各ライセンス対象装置201、202は、プログラム認証部222が行うプログラム認証ステップ、装置接続制御部223が行う装置接続制御ステップを実行する。また、例えば、ライセンス対象装置200は、ライセンス情報送信部241が行う情報送信ステップの一例としてのライセンス情報送信ステップ、ライセンス情報受信部242が行う情報受信ステップの一例としてのライセンス情報受信ステップを実行する。
(各ライセンス対象装置201、202の機能構成の詳細について)
プログラム認証部222は、図15に示す上記の各部311、321~326、331~333、341を含む携帯端末用通信プログラムを携帯端末300が有している旨を認証する。プログラム認証部222は、NFC通信による携帯端末300との接続を確立するときに携帯端末300から携帯端末用通信プログラムを有する旨を示す情報であるプログラム認証情報を取得したか否かによって携帯端末用通信プログラムを携帯端末300が有しているか否かを判断する。
装置接続制御部223は、携帯端末300がライセンス対象装置200に数cm程度まで近接しているとき、NFC通信による携帯端末300との接続を確立する。装置接続制御部223は、プログラム認証部222が携帯端末用通信プログラムを携帯端末300が有していないと判断した場合、NFC通信による携帯端末300との接続を確立しない。この場合、NFC通信による携帯端末300との接続は、解除状態となり、ライセンス情報受信部231は、ライセンス情報を受信しないことになる。
ライセンス情報送信部241は、ライセンス情報受信部231がNFC通信によって携帯端末300からライセンス情報を受信した後、クローズドネットワーク500を介して他方のライセンス対象装置201、202にライセンス情報を送信する。
ライセンス情報受信部242は、クローズドネットワーク500を介して他方のライセンス対象装置201、202からライセンス情報を受信する。なお、機能有効化部221は、ライセンス情報受信部242がライセンス情報を受信したとき、ライセンス情報記憶部212にライセンス情報を記憶させるとともに、特定の機能の使用を有効化する。
(携帯端末300の機能構成の詳細について)
ライセンス管理情報生成部323は、ライセンス管理サーバ100からライセンス情報を受信したとき、予め取得した各ライセンス対象装置201、202の装置識別情報と受信したライセンス情報とを含むライセンス管理情報を生成する。図示は省略するが、ライセンス管理情報は、例えば、「ライセンス番号:123-456-7890」との文字情報と「製造番号:ABCD-123456、ABCD-123457」との文字情報と繋げた情報である。なお、ライセンス管理情報生成部323は、例えば、「製造番号:ABCD-123456」である第1ライセンス対象装置201のライセンス管理情報と「製造番号:ABCD-123457」である第2ライセンス対象装置202のライセンス管理情報とを別々に生成してもよい。
装置接続制御部325は、NFC通信によるライセンス対象装置200との接続を確立するときに上述したプログラム認証情報をライセンス対象装置200に出力する。
(プログラム認証処理について)
次に、フローチャートを用いて各ライセンス対象装置201、202がプログラム認証をしてNFC通信による携帯端末300との接続を確立する動作について説明する。各ライセンス対象装置201、202は、電源をオンにすると、図16に示すプログラム認証処理の実行を開始する。先ず、プログラム認証部222は、NFC通信による携帯端末300との接続が解除されているか否かを判定する(ステップS201)。プログラム認証部222は、携帯端末300との接続が解除されていない場合(ステップS201:N)、携帯端末300との接続が解除されるまでステップS201の処理を繰り返す。
一方、プログラム認証部222は、携帯端末300との接続が解除されている場合(ステップS201:Y)、携帯端末300が近接してNFC通信による接続を確立する直前であるか否かを判定する(ステップS202)。プログラム認証部222は、携帯端末300が離隔している場合(ステップS202;N)、携帯端末300が近接するまでステップS202の処理を繰り返す。一方、プログラム認証部222は、携帯端末300が近接した場合(ステップS202:Y)、携帯端末300からプログラム認証情報を取得したか否かを判定する(ステップS203)。
プログラム認証部222は、プログラム認証情報を取得した場合(ステップS203;Y)、携帯端末用通信プログラムを携帯端末300が有していると判断し、装置接続制御部223は、NFC通信による携帯端末300との接続を確立し(ステップS204)、ステップS201に戻る。一方、プログラム認証部222は、プログラム認証情報を取得していない場合(ステップS203;N)、携帯端末用通信プログラムを携帯端末300が有していないと判断し、装置接続制御部223は、NFC通信による携帯端末300との接続を確立せずにステップS201に戻る。
以上説明したように、本実施の形態に係るライセンス管理システム1によれば、第1ライセンス対象装置201及び第2ライセンス対象装置202は、インターネット400との接続が不能であるクローズドネットワーク500を介して情報の送受信が可能である。また、第1ライセンス対象装置201と第2ライセンス対象装置202とのうちの一方のライセンス対象装置201、202のライセンス情報受信部231がNFC通信によって携帯端末300からライセンス情報を受信した場合、当該一方のライセンス対象装置201、202は、クローズドネットワーク500を介して他方のライセンス対象装置201、202にライセンス情報を送信することで、ライセンス情報を共有する。そして、各ライセンス対象装置201、202の機能有効化部221は、ライセンス情報に基づいて特定の機能の使用を有効化する。
このようにすることで、ユーザは、NFC通信によって携帯端末300と接続した1台のライセンス対象装置201、202にライセンス情報を送信するだけで残りのライセンス対象装置201、202もライセンス情報を共有できる。この結果、本実施の形態に係るライセンス管理システム1は、1台のライセンス対象装置にライセンス情報を送信するだけで全てのライセンス対象装置がライセンス情報を共有しないライセンス管理システムよりも複数台のライセンス対象装置201、202の特定の機能の使用を有効化するユーザの作業負担を低減でき、利便性が向上する。
なお、本実施の形態では、第1ライセンス対象装置201と第2ライセンス対象装置202との2台のライセンス対象装置としたが、3台以上のライセンス対象装置であってもよい。例えば、3台のライセンス対象装置であれば、第1ライセンス対象装置201と第2ライセンス対象装置202とに加えて第3ライセンス対象装置203を新たに設けてもよい。
また、本実施の形態に係るライセンス管理システム1によれば、プログラム認証部222は、携帯端末300から携帯端末用通信プログラムを携帯端末300が有しているか否かを判断する。そして、各ライセンス対象装置201、202のライセンス情報受信部231は、プログラム認証部222が携帯端末用通信プログラムを携帯端末300が有していないと判断した場合、NFC通信による携帯端末300との接続を解除状態とする。
このようにすることで、本実施の形態に係るライセンス管理システム1は、例えば、不正な第三者が使用する外部の装置の一つとしての携帯端末からライセンス対象装置200に直接接続されることを防止できる。この結果、本実施の形態に係るライセンス管理システム1は、第三者が使用する携帯端末からライセンス対象装置200に不正な操作が行われ難くなる。
その他、本実施の形態に係るライセンス管理システム1は、上記の実施の形態1、2に係るライセンス管理システム1と同様の作用効果を奏する。
なお、上記の実施の形態1~3のように、携帯端末300がライセンス管理情報を生成してライセンス管理サーバ100の負荷を低減することが好ましいが、これに限定されず、ライセンス管理サーバ100がライセンス管理情報を生成してもよい。この場合、携帯端末300がライセンス管理情報に替えて装置識別情報をライセンス管理サーバ100に送信する必要がある。なお、この場合、上記の実施の形態2では、携帯端末300がライセンス情報を受信する前に装置識別情報を予め取得できるので、例えば、携帯端末300は、発行要求情報を送信するときに装置識別情報を含む発行要求情報を送信してもよい。
なお、上記の実施の形態1では、携帯端末300がライセンス対象装置200から離隔してインターネット400との接続が確立されたときにライセンス管理情報をライセンス管理サーバ100に送信したが、ライセンス管理情報の送信タイミングについてはこれに限定されない。例えば、携帯端末300がライセンス対象装置200から離隔してインターネット400との接続が確立された後、予め定められた期間が経過したときにライセンス管理情報をライセンス管理サーバ100に送信してもよい。このようにすることで、携帯端末300がライセンス管理情報を生成する十分な期間を確保できる。
なお、上記の実施の形態2では、携帯端末300がライセンス対象装置200に近接してNFC通信が可能となる前にライセンス管理情報をライセンス管理サーバ100に送信したが、ライセンス管理情報の送信タイミングについてはこれに限定されない。例えば、携帯端末300がライセンス対象装置200から離隔してインターネット400との接続が再度確立された場合にライセンス管理情報をライセンス管理サーバ100に送信してもよい。このようにすることで、上記の実施の形態2と同様に、携帯端末300がライセンス対象装置200にライセンス情報を提供して特定の機能が有効化されたことを契機としてライセンス管理情報をライセンス管理サーバ100に送信できる。
なお、上記の実施の形態1~3では、通信システムの一例として、ライセンス管理サーバ100とライセンス対象装置200と携帯端末300とを備えたライセンス管理システム1を例示したが、通信システムはユーザが使用する携帯端末と制御装置とを備える限りにおいてこれに限定されない。例えば、通信システムの携帯端末は、インターネットを介した外部の装置の一例としての監視サーバと制御装置の監視情報の送受信が可能であるとともにNFC通信によって制御装置との制御情報の送受信が可能であってもよい。この場合であっても、NFC通信による携帯端末と制御装置との接続が確立している場合には携帯端末とインターネットとの接続が確立されず、第三者の持つ外部の端末が通信網を介して携帯端末に接続できない。このため、外部の端末は、携帯端末と制御装置との接続が確立している場合には携帯端末を介して制御装置に接続できない。したがって、通信システムでは、携帯端末と制御装置との接続が確立している場合に携帯端末とインターネットとの接続が常時確立している通信システムよりも制御装置に第三者から不正な操作が行われ難くなる。
なお、制御部51、主記憶部52、外部記憶部53、操作部54、送受信部56、内部バス50等を備えるライセンス管理サーバ100、ライセンス対象装置200及び携帯端末300が処理を行う中心となる部分は、例えば、前記の動作を実行するためのプログラムを、ライセンス管理サーバ100、ライセンス対象装置200及び携帯端末300が読み取り可能な記録媒体、例えば、フラッシュメモリに格納して配布し、当該プログラムをインストールすることにより、上記の処理を実行するライセンス管理サーバ100、ライセンス対象装置200及び携帯端末300を構成してもよい。
例えば、図3、図12、図15に示す上記の各部311、321~325、331~333、341、342を含む携帯端末用通信プログラムを記録媒体に格納してもよい。この場合、携帯端末300は、記録媒体から読み取った携帯端末用通信プログラムをインストールすることで、各部311、321~325、331~333、341、342の機能を実現できるようになる。
また、LAN、インターネット等の通信ネットワーク上の外部の装置の一つであるサーバ装置が有する記憶装置に当該プログラムを格納しておき、ライセンス管理サーバ100、ライセンス対象装置200及び携帯端末300がダウンロードすることでコンピュータを構成してもよい。
また、ライセンス管理サーバ100、ライセンス対象装置200及び携帯端末300の機能は、OS(Operating System)とアプリケーションプログラムの分担、又はOSとアプリケーションプログラムとの協働により実現する場合には、アプリケーションプログラム部分のみを記録媒体又は記憶装置に格納してもよい。
また、搬送波にプログラムを重畳し、通信ネットワークを介して提供することも可能である。例えば、通信ネットワーク上の掲示板(BBS、Bulletin Board System)にプログラムを掲示し、ネットワークを介してプログラムを提供してもよい。そして、プログラムを起動し、OSの制御下で、他のアプリケーションプログラムと同様に実行することにより、前記の処理を実行してもよい。
本開示は、本開示の広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施の形態及び変形が可能とされるものである。また、上述した実施の形態は、本開示を説明するためのものであり、本開示の範囲を限定するものではない。つまり、本開示の範囲は、実施の形態ではなく、請求の範囲によって示される。そして、請求の範囲内及びそれと同等の開示の意義の範囲内で施される様々な変形が、本開示の範囲内とみなされる。
1 ライセンス管理システム、50 内部バス、51 制御部、52 主記憶部、53 外部記憶部、54 操作部、55 表示部、56 送受信部、59 制御プログラム、100 ライセンス管理サーバ、110,210,310 記憶部、111 ライセンス管理情報記憶部、120,220,320 情報処理部、121 ライセンス情報発行部、130,330 外部通信部、131 発行要求情報受信部、132,241,341 ライセンス情報送信部、133 ライセンス管理情報受信部、200 ライセンス対象装置、201 第1ライセンス対象装置、202 第2ライセンス対象装置、211 装置識別情報記憶部、212 ライセンス情報記憶部、221 機能有効化部、222 プログラム認証部、223 装置接続制御部、230,340 NFC通信部、231,242 ライセンス情報受信部、232 装置識別情報送信部、300 携帯端末、311 ライセンス管理情報記憶部、321 発行要求情報生成部、322 ライセンス情報取得部、323 ライセンス管理情報生成部、324 インターネット接続制御部、325 装置接続制御部、326 装置識別情報取得部、331 発行要求情報送信部、332 ライセンス情報受信部、333 ライセンス管理情報送信部、342 装置識別情報受信部、350 撮像部、400 インターネット、500 クローズドネットワーク。

Claims (11)

  1. ユーザが使用する携帯端末と、前記携帯端末と通信可能な制御装置とを備えた通信システムであって、
    前記携帯端末は、通信網を介した外部の装置との情報の送受信が可能であるとともに、近接無線通信によって前記制御装置との情報の送受信が可能であり、
    前記携帯端末は、
    前記通信網との接続を制御する通信網接続制御部と、
    前記近接無線通信による前記制御装置との接続を制御する装置接続制御部と、
    を含み、
    前記制御装置は、
    前記近接無線通信によって前記携帯端末から前記情報を受信する情報受信部、
    を含み、
    前記通信網接続制御部は、前記携帯端末が前記制御装置に近接して前記近接無線通信による前記制御装置との接続が確立した場合には、前記通信網との接続を解除状態とする、
    通信システム。
  2. 請求項1に記載の前記携帯端末及び前記制御装置、並びに、ライセンスを管理するライセンス管理サーバを備えたライセンス管理システムであって、
    前記制御装置は、前記ライセンスが付与される対象となるライセンス対象装置であり、
    前記携帯端末は、前記ライセンス対象装置のユーザが使用する携帯端末であり、
    前記ライセンス管理サーバは、
    前記ユーザからの要求に応じて前記ライセンスが付与される旨を示す情報であるライセンス情報を発行するライセンス情報発行部、
    を含み、
    前記携帯端末は、
    前記ライセンス管理サーバから発行された前記ライセンス情報を取得するライセンス情報取得部と、
    前記近接無線通信によって前記ライセンス対象装置に前記ライセンス情報を送信するライセンス情報送信部と、
    を更に含み、
    前記ライセンス対象装置の前記情報受信部は、前記近接無線通信によって前記携帯端末から前記ライセンス情報を受信するライセンス情報受信部であり、
    前記ライセンス対象装置は、
    前記ライセンス情報に基づいて特定の機能の使用を有効化する機能有効化部、
    を更に含み、
    前記通信網接続制御部は、前記携帯端末が前記ライセンス対象装置に近接して前記近接無線通信による前記ライセンス対象装置との接続が確立した場合には、前記通信網との接続を解除状態とする、
    ライセンス管理システム。
  3. 前記ライセンス対象装置は、第1ライセンス対象装置と、前記第1ライセンス対象装置とは異なる第2ライセンス対象装置とを含み、
    前記第1ライセンス対象装置と前記第2ライセンス対象装置とは、前記通信網との接続が不能である閉域通信網を介して情報の送受信が可能であり、
    前記第1ライセンス対象装置と前記第2ライセンス対象装置とのうちの一方のライセンス対象装置の前記情報受信部が前記近接無線通信によって前記携帯端末から前記ライセンス情報を受信した場合、前記一方のライセンス対象装置は、前記閉域通信網を介して他方のライセンス対象装置と前記ライセンス情報を共有し、
    前記第1ライセンス対象装置及び前記第2ライセンス対象装置の前記機能有効化部は、前記ライセンス情報に基づいて特定の機能の使用を有効化する、
    請求項2に記載のライセンス管理システム。
  4. 前記ライセンス対象装置は、
    前記ライセンス情報を受信した場合に前記近接無線通信によって前記携帯端末に前記ライセンス対象装置を識別可能な情報である装置識別情報を送信する装置識別情報送信部、
    を更に含み、
    前記携帯端末は、
    前記近接無線通信によって前記ライセンス対象装置から前記装置識別情報を受信する装置識別情報受信部と、
    受信した前記装置識別情報と前記ライセンス情報とを含む情報であるライセンス管理情報を生成するライセンス管理情報生成部と、
    前記通信網を介して前記ライセンス管理サーバに前記ライセンス管理情報を送信するライセンス管理情報送信部と、
    を更に含み、
    前記ライセンス管理サーバは、
    前記通信網を介して前記携帯端末から前記ライセンス管理情報を受信するライセンス管理情報受信部と、
    前記ライセンス管理情報を記憶するライセンス管理情報記憶部と、
    を更に含む、
    請求項2又は3に記載のライセンス管理システム。
  5. 前記通信網接続制御部は、前記携帯端末が前記ライセンス対象装置から離隔して前記ライセンス対象装置との前記近接無線通信による接続が解除された場合、前記通信網との接続を確立し、
    前記ライセンス管理情報送信部は、前記通信網との接続が確立された場合には、生成された前記ライセンス管理情報を前記ライセンス管理サーバに送信する、
    請求項4に記載のライセンス管理システム。
  6. 前記携帯端末は、
    前記ライセンス対象装置を識別可能な情報である装置識別情報を取得する装置識別情報取得部と、
    前記装置識別情報と前記ライセンス情報とを含む情報であるライセンス管理情報を生成するライセンス管理情報生成部と、
    前記通信網を介して前記ライセンス管理サーバに前記ライセンス管理情報を送信するライセンス管理情報送信部と、
    を更に含み、
    前記ライセンス管理サーバは、
    前記通信網を介して前記携帯端末から前記ライセンス管理情報を受信するライセンス管理情報受信部と、
    前記ライセンス管理情報を記憶するライセンス管理情報記憶部と、
    を更に含む、
    請求項2又は3に記載のライセンス管理システム。
  7. 前記通信網接続制御部は、前記携帯端末が前記ライセンス対象装置に近接して前記近接無線通信による前記ライセンス対象装置との接続が確立する前に、前記通信網との接続を確立し、
    前記ライセンス管理情報送信部は、前記ライセンス管理サーバから発行された前記ライセンス情報を取得して生成された前記ライセンス管理情報を前記ライセンス管理サーバに送信する、
    請求項6に記載のライセンス管理システム。
  8. 外部の装置との情報の送受信が可能な通信網との接続を制御する通信網接続制御部と、
    制御装置との近接無線通信による接続を制御する装置接続制御部と、
    前記近接無線通信によって前記制御装置に前記情報を送信する情報送信部と、
    を備え、
    前記通信網接続制御部は、前記近接無線通信による前記制御装置との接続が確立した場合には、前記通信網との接続を解除状態とする、
    携帯端末。
  9. 携帯端末が、外部の装置との情報の送受信が可能な通信網との接続を確立して当該接続を制御する通信網接続制御ステップと、
    前記携帯端末が、前記通信網との接続を確立した後、前記外部の装置から前記通信網を介して情報を取得する情報取得ステップと、
    前記携帯端末が、前記情報を取得した後、近接無線通信による制御装置との接続を確立して当該接続を制御する装置接続制御ステップと、
    前記携帯端末が、前記近接無線通信による前記制御装置との接続を確立した後、前記近接無線通信によって前記制御装置に前記情報を送信する情報送信ステップと、
    を含み、
    前記装置接続制御ステップにおいて前記携帯端末が前記近接無線通信による前記制御装置との接続を確立した場合、前記携帯端末が前記通信網との接続を解除状態とする、
    通信方法。
  10. 携帯端末を、
    外部の装置との情報の送受信が可能な通信網を介して情報を取得する情報取得部、
    制御装置との近接無線通信による接続を制御する装置接続制御部、
    前記近接無線通信によって前記制御装置に前記情報を送信する情報送信部、
    前記通信網との接続を制御し、前記近接無線通信による前記制御装置との接続が確立した場合には、前記通信網との接続を解除状態とする通信網接続制御部、
    として機能させる携帯端末用通信プログラム。
  11. ユーザが使用し、通信網を介した外部の装置との情報の送受信が可能であるとともに近接無線通信によって情報の送受信が可能であり、前記通信網との接続を制御する通信網接続制御部と、前記近接無線通信による接続を制御する装置接続制御部と、を含む携帯端末を備えた通信システムで用いられる制御装置であって、
    前記近接無線通信によって前記携帯端末から前記情報を受信する情報受信部と、
    前記近接無線通信による前記携帯端末との接続を確立するときに前記携帯端末から請求項10に記載の前記携帯端末用通信プログラムを有する旨を示す情報であるプログラム認証情報を取得した場合、前記携帯端末用通信プログラムを前記携帯端末が有している旨を認証するプログラム認証部と、
    を含み、
    前記携帯端末が前記制御装置に近接して前記近接無線通信による前記制御装置との接続が確立した場合には、前記携帯端末と前記通信網との接続が解除状態とされ、
    前記情報受信部は、前記プログラム認証部が前記携帯端末用通信プログラムを前記携帯端末が有していないと判断した場合には、前記近接無線通信による前記携帯端末との接続を解除状態とする、
    制御装置。
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