JP6748700B2 - 携帯端末、プログラム、処理方法、情報処理装置 - Google Patents

携帯端末、プログラム、処理方法、情報処理装置 Download PDF

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Description

本発明は携帯端末、プログラム、電子マネー使用停止方法、情報処理装置に係り、電子マネーサービスで適用できる電子マネーの使用停止のための技術に関する。
例えばスマートフォンなどの携帯端末内に電子マネー使用のためのICチップが装備され、これによって携帯端末のユーザが電子マネーサービスを享受できるようにすることが従来行われている。
このような電子マネーサービスでは、ユーザがチャージした金額がICチップに残高として記憶され、使用に伴って残高が更新されていく。この場合、もし携帯端末を紛失したときは、ユーザにとっては残高として記憶されている金額をなくしたことと同様となり、また、残高として記憶されている金額を、他人によって不正使用される恐れがある。
このため携帯端末を紛失したときなどの補償や不正使用を防止するための技術が、例えば下記特許文献1などに提案されている。
特許第5351953号公報
上記特許文献1においては、ユーザが予め設定したPIN(Personal Identification Number:認証情報)コードを用いることによって、紛失した携帯端末内に内蔵されるICチップにロックをかけ、ロックをかけた直前からロック解除時までの残高を読み取ることでリアルタイムに残高を把握し、補償額を決定することについての記載がある。
また、不正使用防止については、例えばユーザの申請に応じて、店舗側で携帯端末を用いた決済を不可とする仕組みがある。例えば電子マネーサービスによる支払いができない携帯端末について、その電子マネーサービスで用いる識別情報(電子マネーID)を特定して店舗側に提供する。リーダ/ライタ側では該当する電子マネーIDの端末装置を検知した場合は支払い処理ができないものとする。
もちろん不正使用をより確実に防止するためには、店舗側だけでなく携帯端末側でも使用不可状態とすることが望ましく、このためにICチップにおいて当該電子マネーサービスに関する情報を全て消去することで、使用できないようにすることも行われている。
ここで、紛失時等における携帯端末側の処理を考えると、より迅速に使用停止のための処理を行うことが望ましい。さらには、ICチップを完全に当該電子マネーサービスで使用できないものとしてしまうことは資源の無駄に繋がる。例えば紛失した携帯端末がその後に見つかった場合などに、電子マネーサービスを再開できないことは適切とはいえない。
そこで本発明では、携帯端末側の処理として、迅速に使用停止状態とすることができ、かつICチップを再使用できるようにもしておく技術を提案する。
本発明に係る携帯端末は、電子マネーサービスにおける識別情報と、残高情報と、使用可否を示すステータス情報を記憶し、電子マネーによる支払いのための通信及び情報更新の処理を行うICチップと、外部の電子マネーサービス管理サーバからの停止指示を受信することに応じて、スリープ中に前記ICチップにおけるステータス情報を使用不可に書き換える第1停止処理を行う第1停止処理部と、前記ICチップにおける識別情報と残高情報を初期化する第2停止処理を行う第2停止処理部とを備える。
即ち第1停止処理では使用不可とするために単にステータス情報を更新するのみとし、第2停止処理において情報の初期化を行う。初期化とは記憶された情報を消去して再使用可能な初期の状態に戻すことである。
上記した携帯端末においては、前記停止指示は前記電子マネーサービス管理サーバ側からのプッシュ通知により送信されてくることが考えられる。
即ち電子マネーサービス管理サーバが例えばPNP(Push Notification Platform)を用いて該当する携帯端末にプッシュ通知を送信する。
上記した携帯端末においては、スリープ中に前記停止指示が受信された場合は前記第1停止処理を行い、スリープ中には前記第2停止処理は実行しないことが考えられる。
つまりスリープ中に停止指示があったら、取り急ぎ第1停止処理のみを行い、第2停止処理は、少なくともスリープ解除による電源オン後の処理として実行を待機する
上記した携帯端末においては、電子マネー用アプリケーションプログラムがインストールされることで前記第1停止処理部、前記第2停止処理部の一方又は両方が具備されるものとされ、前記第1停止処理は、前記電子マネー用アプリケーションプログラムがユーザ操作に応じて起動された状態でなくてもバックグラウンド処理により実行可能とされていることが考えられる。
例えばスリープ中や、電源オンで電子マネー用アプリケーションプログラムが起動されていない時であっても、少なくとも第1停止処理は実行されるようにする。
上記した携帯端末においては、前記第2停止処理は、前記電子マネー用アプリケーションプログラムがユーザ操作に応じて起動された状態で実行されることが考えられる。
例えばスリープ中などに第1停止処理が行われた後は、電子マネー用アプリケーションプログラムが起動されることで、第2停止処理が行われるようにする。
上記した携帯端末においては、前記電子マネー用アプリケーションプログラムがユーザ操作に応じて起動されているときに前記停止指示が受信された場合は、前記第1停止処理と前記第2停止処理を実行することが考えられる。
例えば第1停止処理と第2停止処理を連続して実行する。
本発明に係るプログラムは、電子マネーサービスにおける識別情報と、残高情報と、使用可否を示すステータス情報を記憶し、電子マネーによる支払いのための通信及び情報更新の処理を行うICチップが装備される携帯端末における制御部に、上記のように第1停止処理と第2停止処理を実行させるプログラムである。
このようなプログラムを例えば電子マネーサービスに用いるアプリケーションプログラムなどとして携帯端末に提供することで、携帯端末の紛失時等に適切な処理を実行させることができる。
本発明に係る電子マネー使用停止のための処理方法は、携帯端末における制御部が実行する電子マネー使用停止方法として、上記の第1停止処理としてのステップと第2停止処理としてのステップを行う。
例えば上述のプログラムに従って携帯端末の制御部が第1停止処理、第2停止処理を実行する。
本発明に係る情報処理装置は、電子マネーサービスの使用停止要請に応じて、使用停止の対象となる電子マネーサービスにおける識別情報を特定する特定部と、電子マネーサービスにおける識別情報と、残高情報と、使用可否を示すステータス情報を記憶し、電子マネーによる支払いのための通信及び情報更新の処理を行うICチップを備えた携帯端末であって、前記特定部が特定した識別情報が記憶された携帯端末に対して、停止指示を送信する停止指示送信部と、を備え、前記停止指示は、前記ICチップにおけるステータス情報を使用不可に書き換える第1停止処理と、前記ICチップにおける識別情報と残高情報を初期化する第2停止処理と、を指示する情報であるとする。
即ち電子マネーサービスを提供するサービス管理サーバとして、上述の携帯端末、プログラムに適切な停止指示を与える管理を行う。
本発明によれば、例えば携帯端末の紛失時などに、携帯端末側において迅速に使用停止状態とすることができ、かつICチップを再使用できる状態にしておくことができるという効果がある。
本発明の実施の形態の電子マネーサービスのシステム構成の説明図である。 実施の形態の携帯端末及びサービス管理サーバの機能構成のブロック図である。 実施の形態の携帯端末のハードウエア構成のブロック図である。 実施の形態のサービス管理サーバ及び店舗端末のハードウエア構成のブロック図である。 実施の形態のサービス管理サーバ及び携帯端末の処理のフローチャートである。 実施の形態のICチップ内の情報更新の説明図である。 実施の形態の携帯端末のスリープ中の処理のフローチャートである。 実施の形態の携帯端末の電源オンでアプリケーション未起動時の処理のフローチャートである。 実施の形態の携帯端末のアプリケーション起動時の処理のフローチャートである。
以下、実施の形態を説明するが、携帯端末とは、例えばスマートフォン等、ユーザが携帯して使用する機器であり、その携帯端末の状態として「スリープ」「電源オン」及びプログラム(アプリケーション)の「起動」の用語は次の意味で用いる。
「スリープ」とは、携帯端末が完全に電源オフとされずにいわゆるスリープモードの状態にあることを指す。例えば携帯端末の画面表示を停止させ、意図しないタッチ操作や、余計なバッテリー消費を抑える状態である。スリープ中でも、必要な処理や通信はバックグラウンドで継続して実行される。
「電源オン」は、上記のスリープを解除して通常の使用状態にすることを指すこととする。
プログラムの「起動」とは、ユーザがアプリケーションプログラムを使用するために行う起動操作や何らかのプログラムによる自動的な起動指示などに応じて当該プログラムによる処理が開始されることを言う。例えばアプリケーションプログラムによる画面表示や各種処理が実行される。スリープに移行する前に起動されていたことなどにより電源オンとされたときにすでに起動されている場合も含む。これは本明細書での説明上の区別のためのもので、バックグラウンド処理はプログラムがユーザの操作により「起動」されていなくても行われるという意味を明確にするための用語定義である。
<システム構成>
図1により実施の形態の電子マネーサービスシステムの構成を説明する。
電子マネーサービスシステムは、電子マネーサービス管理サーバ(以下「サービス管理サーバ」ともいう)1、ネットワーク2、店舗端末3、携帯端末5、各種データベース6(以下、データベースについては「DB」と表記する)を有する。
サービス管理サーバ1、店舗端末3、携帯端末5はネットワーク2により相互に通信可能とされている、
ネットワーク2の構成は多様な例が想定される。例えば、インターネット、イントラネット、エキストラネット、LAN(Local Area Network)、CATV(Community Antenna TeleVision)通信網、仮想専用網(Virtual Private Network)、電話回線網、移動体通信網、衛星通信網等が想定される。
またネットワーク2の全部又は一部を構成する伝送媒体についても多様な例が想定される。例えばIEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)1394、USB(Universal Serial Bus)、電力線搬送、電話線等の有線でも、IrDA(Infrared Data Association)のような赤外線、ブルートゥース(登録商標)、802.11無線、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網等の無線でも利用可能である。
サービス管理サーバ1は、例えば電子マネーサービスを提供する組織が運営するサーバであり、電子マネーサービスシステムを統括管理するための各種処理を行う情報処理装置である。
例えばサービス管理サーバ1は、電子マネーサービスに参加する店舗の管理や通信処理、電子マネーサービスを利用するユーザの申請等の受付や登録や管理のための処理、電子マネーにおける残高情報であるバリューの流通を管理する処理、各ユーザの電子マネーによる支払いに対応した決済のための処理などを行う。
本実施の形態の場合、サービス管理サーバ1は後述するように、携帯端末5を紛失等したユーザからの要請に応じて、携帯端末5による電子マネーの使用停止のための処理を行うことになる。
またサービス管理サーバ1は例えばPNPを用いてサービスを利用する携帯端末5にプッシュ通知を送信することができる。
サービス管理サーバ1は電子マネーサービスのための処理において、各種のDB6の情報の参照や更新を行う。図では管理DB6A、決済用DB6Bを例示している。
管理DB6Aは、電子マネーサービスの利用ユーザや参加店舗の情報を格納する。
本例の場合、電子マネーサービスにおいてユーザからの一の使用申し込み(一の使用エントリ)に対して固有に発行される識別情報として電子マネーID(Identification)が用いられるが、管理DB6Aには、この電子マネーIDとユーザIDを紐づける情報が記憶される。ユーザIDは、ユーザの個人情報を管理する識別情報である。個人情報とは、例えば氏名、住所、年齢、性別、連絡先(電話番号やメールアドレス等)、クレジットカード番号、口座番号、決済方法、使用する端末(携帯端末5や他の端末)の情報などである。これにより、例えば携帯端末5を紛失したユーザがユーザIDを用いて他の端末や電話連絡などにより使用停止を申請してきたときに、サービス管理サーバ1はユーザIDから、使用停止すべき電子マネーIDを特定することができる。
決済DB6Bは、電子マネーの使用に対する決済処理のために必要な情報を格納している。例えば決済DB6Bには、各ユーザや店舗に対応して、決済のための使用ログ、決済額、決済履歴、その他各種の必要な情報が格納され、サービス管理サーバ1が参照や更新できるようにしている。
図示以外にも各種の必要なDBが用いられる。例えばバリューの更新に関するDB、サービス管理サーバ1や店舗端末3側で使用停止処理を行った電子マネーIDの管理を行うDBなどである。
これらの各DB6は、サービス管理サーバ1がアクセス可能とされていればどのような形態で実現されていてもよい。例えばサービス管理サーバ1と同一システム内の記憶部に各DB6のすべてが形成されていてもよいし、各DB6の一部又は全部が別体、遠隔地等のコンピュータシステムに設けられていてもよい。もちろん各DB6が一つの装置(例えば一つのHDD(Hard Disk Drive)等)内に形成されている必要はない。また各DB6のそれぞれが、それぞれ1つのDBとして構成される必要もない。例えば管理DB6Aとして記憶される情報が、複数のDBにより記憶管理されてもよい。上記の各DB6は、実施の形態の処理に関連する情報の記憶部を、それぞれ1つのDBとして例示したものに過ぎない。
店舗端末3は、電子マネーサービスに参加する店舗(加盟店)の情報処理装置である。
加盟店は、小売店舗や飲食店等のユーザから対価を取って商品やサービスを提供する事業者である。これらの加盟店は、サービス管理サーバ1が提供する電子マネーサービスを利用する連合体に加盟しており、単数又は複数の店舗端末3を備えている。
店舗端末3には、携帯端末5に装備されている、後述するICチップ70と近距離無線通信を行い、電子マネーにより支払いのための処理を行うリーダ/ライタ31が装備又は接続されている。
携帯端末5を所持するユーザは、買い物や食事の際に、携帯端末5をレジ付近に置かれたリーダ/ライタ31に近接させることで、支払いを済ますことができる。この際、携帯端末5内のICチップ70に記憶された電子マネーIDやバリューがリーダ/ライタ31に読み取られ、また使用金額に応じてバリューが更新される。
携帯端末5は、例えばスマートフォン等の携帯型の情報処理装置であり、特に本実施の形態の場合、携帯端末5は後述のように電子マネーサービス用のICチップ70が内蔵され、サービス管理サーバ1への登録申請によって電子マネーIDが発行されることで、電子マネー媒体として用いることができる機器である。
携帯端末5は、ネットワーク6を通じてサービス管理サーバ1と通信を行うことができ、また内蔵のICチップ70により上述のようにリーダ/ライタ31との非接触近距離無線通信を行う。
図2に携帯端末5及びサービス管理サーバ1の機能構成を示す。
携帯端末5は、端末機能部10とICチップ機能部20を備える。
端末機能部10は、情報処理装置としての携帯端末5の主たる機能を包括的に示しており、OS(Operating System)や各種のアプリケーションプログラムに基づいて各種の処理を行う機能を示している。
特に本実施の形態の場合、電子マネー用アプリケーションプログラム11(以下、単に「アプリケーション11」と表記する)がインストールされており、端末機能部10はこのアプリケーション11に従った処理を行う。
ユーザは携帯端末5においてアプリケーション11を起動することで、電子マネーの残高(バリュー)を確認したり、チャージやポイント変換等の操作を行ったり、電子マネーに関する情報提供を受けたりすることができる。
また本実施の形態の場合、アプリケーション11により端末機能部10で発現される機能として、第1停止処理部11a、第2停止処理部11bとしての機能がある。これらは携帯端末5内でICチップ機能部20による電子マネーの支払いを不能とする処理を行う機能である。
即ち第1停止処理部11aは、サービス管理サーバ1からの停止指示を受信することに応じて、ICチップ機能部20に記憶されたステータスを使用不可に書き換える第1停止処理を行う機能である。
第2停止処理部11bは、ICチップ機能部20に記憶された電子マネーIDとバリューを初期化し、ステータスを使用可能に書き換える第2停止処理を行う機能である。
詳しい処理例は後述する。
なお第1停止処理部11aの機能は、ここではアプリケーション11により実現される機能として示しているが、携帯端末5のOSにより実現される機能とすることも考えられる。第2停止処理部11bも同様である。
ICチップ機能部20は、後に図3で説明するICチップ70により実現される機能を示すものである。
ICチップ機能部20はチップ処理部21、チップ記憶部22としての機能を有する。
チップ記憶部22には、電子マネーの使用に必要な情報が記憶される。具体的には例えば図6Aに示すように、固有の識別情報である電子マネーID、残高情報であるバリュー、使用可否の状態を示すフラグ情報であるステータスが記憶される。
チップ処理部21は、リーダ/ライタ31との通信において、電子マネーID、バリュー、ステータスを送信したり、リーダ/ライタ31によるバリューの更新要求に応じてバリューの更新処理を行う。またチップ処理部21はアプリケーション11の指示に応じてチップ記憶部22の情報を読み出したり、更新したり、管理する処理を行う。
携帯端末5にインストールされたアプリケーション11は、チップ記憶部22に記憶させた電子マネーIDを用いてサービス管理サーバ1と通信を行い、当該電子マネーIDで特定されるエントリ(ユーザ及び携帯端末5の組)について使用履歴やバリューの情報、ステータスの情報を逐次サービス管理サーバ1に送信することもできる。
図2においてサービス管理サーバ1については、受付部81、特定部82、停止指示送信部83としての機能を示している。
受付部81は携帯端末5のユーザからのサービス利用に関する各種申請等を受け付ける処理を行う。本実施の形態においては受付部81は、電子マネーの使用停止の申請を受け付ける処理を行う。例えば電子マネーサービスのウェブサイトを用いたユーザからの申請に応じて、申請内容の情報の取得やユーザIDの特定などの処理を行う。あるいは電話等によるオフラインの申請に関して、オペレータによる情報入力の受付処理を行う。
特定部82は、上記の申請により使用停止する電子マネーIDを特定する処理を行う。例えば管理DB6Aを参照して、使用停止申請に係るユーザIDに対応する電子マネーIDを取得する。
停止指示送信部83は、特定部82が特定する電子マネーIDが使用停止となるように、携帯端末5側での処理を実行させるための停止指示を、携帯端末5に送信する処理を行う。具体的にはPNPを用いてプッシュ通知を該当の携帯端末5に送信する。
図3には携帯端末5としてのハードウエア構成例を示している。
携帯端末5は、主な物理的な構成要素としてCPU(Central Processing Unit)51、RAM(Random Access Memory)52、ROM(Read Only Memory)53、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)54、入力部56、出力部57、無線通信部58、ICチップ70を有する。
これらの各部はバス60を介して通信可能とされている。
CPU51は、ROM52に記憶されているプログラム、またはEEP−ROM54等からRAM53にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM53にはまた、CPU51が各種の処理を実行する上において必要なデータなども適宜記憶される。
入力部56は携帯端末5に設けられたボタン操作子や表示画面に配置されたタッチパネルなどとして実現される。
出力部57は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)や有機EL(Electroluminescence)パネルなどよりなるディスプレイ、並びにスピーカなどにより構成される。
無線通信部58はネットワーク2を介しての通信処理や機器間通信を行う。
この携帯端末5では、無線通信部58による通信によりデータやプログラムのアップロード、ダウンロードが行われる。また図示していないがメモリカード等のリムーバブルメディアのスロットが設けられることで、メモリカードを介したデータやプログラムの受け渡しが可能である。
CPU51が各種のプログラムに基づいて処理動作を行うことで、図2に示した端末機能部10としての必要な情報処理や通信が実行される。
同様にアプリケーション11による機能もCPU51の処理として実現される。即ちインストールされたアプリケーション11が起動されてCPU51がアプリケーション11に基づく処理を実行することで、アプリケーション11で規定された必要な機能が実現される。また起動されていなくともCPU51によるバックグラウンド処理としてアプリケーション11で規定される処理が行われる場合もある。
図3に示すようにICチップ70は、CPU71、ROM72、RAM73、EEP−ROM74等を備えたコンピュータとしての機能を有している。
またICチップ70は近距離無線通信用のアンテナを含む非接触通信部75を有している。
例えば図2のチップ記憶部22は、例えば図3のEEP−ROM74の記憶領域を用いて実現される。
また図2のチップ処理部21は図3のCPU71による処理機能として実現される。
CPU71は非接触通信部75によりリーダ/ライタ31との無線通信を行い必要な情報の授受を行うとともに、EEP−ROM74におけるチップ記憶部22の情報の読出/書込(更新)を行う。
またICチップ70のCPU71はCPU51と通信することで各種の動作を行う。例えばCPU51からの指示に応じてEEP−ROM74におけるチップ記憶部22の情報の読出/書込(更新)を行う。
続いて図4はサービス管理サーバ1や店舗端末3として実現される情報処理装置(コンピュータ装置)のハードウエア構成例を示している。
図4において、情報処理装置のCPU101は、ROM102に記憶されているプログラム、または記憶部108からRAM103にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM103にはまた、CPU101が各種の処理を実行する上において必要なデータなども適宜記憶される。
CPU101、ROM102、およびRAM103は、バス104を介して相互に接続されている。このバス104には、入出力インタフェース105も接続されている。
入出力インタフェース105には、入力部106、出力部107、記憶部108、通信部109が接続されている。
入力部106はキーボード、マウス、タッチパネルなどにより構成される。
出力部107はLCD(Liquid Crystal Display)、CRT(Cathode Ray Tube)、有機EL(Electroluminescence)パネルなどよりなるディスプレイ、並びにスピーカなどにより構成される。
記憶部108はHDDやフラッシュメモリ装置などにより構成される。
通信部109はネットワーク2を介しての通信処理や機器間通信を行う。
入出力インタフェース105にはまた、必要に応じてメディアドライブ110が接続され、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、或いは半導体メモリなどのリムーバブルメディア111が適宜装着され、リムーバブルメディア111に対する情報の書込や読出が行われる。
なお店舗端末3としての情報処理装置の場合には、リーダ/ライタ31が内蔵又は接続される。リーダ/ライタ31は近距離無線通信により携帯端末5のICチップ70と通信可能とされる。
このような情報処理装置では、通信部109による通信によりデータやプログラムのアップロード、ダウンロードが行われる。またリムーバブルメディア111を介したデータやプログラムの受け渡しが可能である。
CPU101が各種のプログラムに基づいて処理動作を行うことで、サービス管理サーバ1や店舗端末3としての必要な情報処理や通信が実行される。
なお、サービス管理サーバ1や店舗端末3としては、図4のような構成の情報処理装置が単一で構成されることに限らず、複数の情報処理装置がシステム化されて構成されてもよい。複数の情報処理装置は、LAN等によりシステム化されていてもよいし、インターネット等を利用したVPN等により遠隔地に配置されたものでもよい。複数の情報処理装置には、クラウドコンピューティングサービスによって利用可能なサーバ群(クラウド)としての情報処理装置が含まれてもよい。
<電子マネー使用停止の処理>
本実施の形態の電子マネーサービスシステムでは、ユーザが携帯端末5を紛失した際などは、当該ユーザが申請することに応じて、その紛失した携帯端末5による電子マネーの使用ができなくなるようにする。
まず、この処理の概要を説明する。
サービス管理サーバ1は、ユーザからの申請に基づいて、ユーザIDを鍵に当該ユーザが有する電子マネーIDを特定する。そして当該電子マネーIDを有する携帯端末5に、PNPを用いてプッシュ通知を停止指示として送る。
携帯端末5では当該プッシュ通知に応じて、第1停止処理部11aの機能により、携帯端末5内のICチップ70に記憶されたステータスを使用不可の状態にする。
また何らかの方法により、紛失された携帯端末5内でアプリケーション11が起動されると、第2停止処理部11bの機能により、ICチップ70に記憶された電子マネーID及びバリューの情報を初期化し、ステータスを使用可能の状態に更新する。
これにより、当該携帯端末5(ICチップ70)は、新たな電子マネーIDを付与されることで、新たな電子マネーIDに紐付いた、残高0円のアクティブな電子マネー媒体として改めて使用することが可能となる。
なお携帯端末5を紛失したユーザが別の新たな携帯端末5で再度電子マネーサービスを利用する際には、新規の電子マネー媒体として新しく電子マネーIDを付与し、新しい電子マネーIDに対して、ユーザIDと旧電子マネーIDを照合し、当該ユーザの旧電子マネーIDに紐付いていた残高を充当することもできる。これによりユーザは紛失した携帯端末5に蓄積していた残高を引き継ぐことも可能である。
また、本実施の形態で停止指示としてプッシュ通知を送信するのは、携帯端末5内でICチップ機能部20の動作を不能とするためのものである。
これは携帯端末5の紛失等の際に、他人によって不正使用されることを、携帯端末5側で防止するためのものである。
紛失等に使用停止の申請があった場合、サービス管理サーバ1側では、例えば該当する電子マネーIDをネガティブリストに登録し、このリスト情報を店舗端末3等に配布したり、店舗端末3からの通信による問い合わせに応答することなどにより、店舗端末3側の処置もとられる。
このような店舗端末3側の対応だけでなく、携帯端末5側でも紛失に応じた措置を行うことで例えば携帯端末5を拾った第三者などによる不正使用を強固に防止できる。
以下では、携帯端末5側での不正使用防止、かつ再使用可能とするための処理に注目して説明を続ける。
図5はユーザから使用停止申請があった場合のサービス管理サーバ1の処理と、サービス管理サーバ1からのプッシュ通知に応じた携帯端末5の処理を示している。
サービス管理サーバ1はステップS100でユーザからの使用停止申請の受付処理を行う。例えば当該申請に係るユーザのユーザIDの取得、ユーザ認証、その他必要な処理を行う。
ステップS101でサービス管理サーバ1は電子マネーIDを特定する処理を行う。即ちユーザIDに紐づけられている電子マネーIDを例えば管理DB6aを参照して取得し、その電子マネーIDを使用停止の対象として特定する。
ステップS102でサービス管理サーバ1は当該特定した電子マネーIDを有する携帯端末5に対して、停止指示としてのプッシュ通知の送信をPNPにより行う。
プッシュ通知は、携帯端末5がスリープ状態であっても受信可能である。またPNPは、携帯端末5がプッシュ通知を受信した場合に送信してくる受信完了通知を確認できる。これによりサービス管理サーバ1側では、プッシュ通知が該当の携帯端末5に受信されたか否かを確認できる。
もし、プッシュ通知の受信が確認できない場合、サービス管理サーバ1はステップS103からS102に戻る。即ちサービス管理サーバ1側は、携帯端末5側での受信が確認されるまでプッシュ通知を繰り返し送信することになる。携帯端末5側での受信が確認できたらサービス管理サーバ1は処理を終える。
これにより、該当の携帯端末5にプッシュ通知を送信できる可能性を高める。
なお、プッシュ通知の受信確認及び再送信は、サービス管理サーバ1としての情報処理装置とは独立した情報処理装置に構成されるPNPが行うことも想定されるが、そのようなPNPもサービス管理サーバ1に含むものとして説明している。
プッシュ通知を送られた側の携帯端末5では、ステップS200でプッシュ通知の受信処理を行う。例えばCPU51(端末機能部10)はプッシュ通知の情報内容を取り込み、その通知内容が停止指示であることを確認する。
そして携帯端末5はステップS201で第1停止処理部11aの機能による第1停止処理を実行する。
この第1停止処理では、ICチップ70に記憶されたステータスの値を使用不可の状態に更新する。
例えば紛失時の情報が図6Aのように、電子マネーIDが「01234567」、バリューが例えば1505円を表す「1505」、ステータスが「1」であったとする。ステータスは「1」が使用可能、「0」が使用不可を示すフラグ情報であるとする。
第1停止処理では、このような情報のうちのステータスを「0」に更新して、図6Bの状態とすることになる。
この第1停止処理は、スリープ中であっても実行される。即ちスリープ中にプッシュ通知を受信することに応じて、OS又はアプリケーション11のバックグラウンド処理として、第1停止処理が実行される。
スリープが解除された電源オン状態であってアプリケーション11が起動されていない時にプッシュ通知を受信した場合でも同様に、OS又はアプリケーション11のバックグラウンド処理として、第1停止処理が実行される。
もちろんアプリケーション11が起動されているときにプッシュ通知を受信した場合は、アプリケーション11又はOSの機能として第1停止処理を行うことができる。
以上の第1停止処理を行った後に、ステップS202で携帯端末5は、第2停止処理部11bの機能による第2停止処理を実行する。
この第2停止処理は、ICチップ70に記憶された内容を初期化しつつ、再使用可能とする処理である。
例えば図6Bのようにステータスが「0」とされた状態から、図6Cのように、電子マネーIDを初期化し、バリューを初期化し、さらにステータスを初期化する。
電子マネーID、バリュー、ステータスが初期化されることで、元のユーザのバリューは当該携帯端末5上において当然使用できない状態となる。これにより引き続き不正使用できない状態が維持される。
その後、例えばユーザが紛失していた携帯端末5をその後に見つけたとする。ユーザは再登録の申請により新たに電子マネーIDをサービス管理サーバ1に発行してもらうことで、その携帯端末5による電子マネーの使用が可能となる。その場合、情報は図6Dのように更新される。例えば電子マネーIDが新たに付与された「76543210」とされ、バリューが「0」(あるいはクリアが「0」であればそのまま)とされる。ステータスは「1」とされる。これによりユーザがバリューをチャージすれば使用できる状態となる。
ステップS202の第2停止処理は、スリープ中にプッシュ通知を受信したときは行わないこととする。更新する項目が多く、スリープ中のバックグラウンド処理としての処理負担を過大にしないためである。例えばアプリケーション11が起動されたときに実行するものとする。
なお、例えば第2停止処理により図6Cの状態とするときに、ステータスを「1」としておき、ICチップ70を電子マネー媒体として使用可能な状態としておいてもよい。
プッシュ通知に応じては携帯端末5において以上のように第1停止処理、第2停止処理が行われる。
但し、より詳細に述べると、プッシュ通知が受信されたときの携帯端末5の状態により、処理手順が異なることになる。以下、スリープ中、電源オンでアプリケーション11が未起動のとき、アプリケーション11の起動中に分けて、より具体的な処理例を説明する。
図7はスリープ中にプッシュ通知が受信された場合の処理例を示している。
携帯端末5のCPU51はプッシュ通知の受信に応じて、処理をステップS301からS302に進め、プッシュ通知の受付処理を行う。即ちCPU51はプッシュ通知の情報内容を取り込み、その通知内容が停止指示であることの確認、及びそれらの情報の記憶処理を実行する。
そしてCPU51はステップS303で、バックグラウンド処理が可能であるか否かにより処理を分岐する。例えば携帯端末5の固有の事情、バッテリー状態、OSの事情、スリープ中の動作制限などの何らかの要因で、当該プッシュ通知を受け取った携帯端末5において、現在、第1停止処理部11aの機能をバックグラウンド処理として実行できるか否かを確認する。
バックグラウンド処理として実行できなければ、CPU51はプッシュ通知の受付処理のみで処理を終える。
バックグラウンド処理として第1停止処理が実行できるのであれば、CPU51はステップS304に進み、第1停止処理を実行する。そして図7の処理を終える。
図8はスリープが解除され電源オンとなっているがアプリケーション11が起動されていない時の処理例を示している。例えばCPU51は定期的に図8の処理を繰り返す。この場合、既にプッシュ通知が受信されている場合と、この状態でプッシュ通知を受信する場合が考えられる。
CPU51はステップS310では、過去(スリープ中)に受信されたプッシュ通知が存在するか否かを確認する。即ちスリープ中に図7のステップS302の受付処理が行われたか否かの確認である。
もし電源オンの前のスリープ中にプッシュ通知が受信されていたら、CPU51はステップS312に進み、第1停止処理をすでに実行していたか否かを確認する。
スリープ中にバックグラウンド処理で第1停止処理を実行していたのであれば、CPU51はそのまま図8の処理を終える。
一方、スリープ中にプッシュ通知があっても何らかの理由で第1停止処理が行われていなかったのであれば、CPU51はステップS314に進み、第1停止処理を実行する。アプリケーション11は起動していないため、バックグラウンド処理により第1停止処理を実行することになる。そして図8の処理を終える。
なお、実際には以上のステップS310、S312、S314の処理は電源オンとされたときに1回行えばよい。スリープ中のプッシュ通知の受信に対応する処理であるためである。
一方、スリープ中にプッシュ通知を受信していない場合は、図8の処理においてステップS311でプッシュ通知の受信を監視する。
プッシュ通知の受信が無ければ、特に処理は行われないが、プッシュ通知の受信があった場合、CPU51はステップS311からS313に処理を進め、プッシュ通知の受付処理を行う。図7のステップS302と同様の処理である。
そしてCPU51はステップS314に進み第1停止処理を実行する。アプリケーション11は起動していないため、バックグラウンド処理により第1停止処理を実行することになる。そして図8の処理を終える。
図9はアプリケーション11が起動されている時の処理例を示している。例えばCPU51はアプリケーション11による処理として定期的に図9の処理を繰り返す。
CPU51はステップS320では、過去(スリープ中もしくは電源オンでアプリケーション11が未起動のとき)に受信されたプッシュ通知が存在するか否かを確認する。
もしアプリケーション11が未起動のときにプッシュ通知が受信されていたら、CPU51はステップS324に進み、第1停止処理をすでに実行していたか否かを確認する。
プッシュ通知が受信済であるのに第1停止処理が行われていなかったら、CPU51はステップS323に進み第1停止処理を実行する。そしてCPU51は続いてステップS25に進み、第2停止処理を実行する。この場合、例えば起動中のアプリケーション11に基づく処理としてCPU51が第1停止処理及び第2停止処理を連続して実行することになる。そして図9の処理を終える。
スリープ中もしくは電源オンでアプリケーション11が未起動のときにバックグラウンド処理で第1停止処理を既に実行していたと、ステップS324で判定した場合は、CPU51はステップS325に進み、第2停止処理を実行する。即ち起動中のアプリケーション11に基づく処理としてCPU51が第2停止処理を実行する。そして図9の処理を終える。
なお、実際には以上のステップS320、S324、S325の処理は、電源オンでアプリケーション11が起動されている状態になったときに1回行えばよい。既に受信されているプッシュ通知の受信に対応する処理であるためである。
一方、これまでプッシュ通知を受信していない場合は、図9の処理においてCPU51はステップS321でプッシュ通知の受信を監視することになる。
プッシュ通知の受信が無ければ、特に処理は行われないが、プッシュ通知の受信があった場合、CPU51はステップS321からS322に処理を進め、プッシュ通知の受付処理を行う。図7のステップS302と同様の処理である。
そしてCPU51はステップS323に進み第1停止処理を実行する。さらにCPU51はステップS325に進み第2停止処理を実行する。これらの第1停止処理、第2停止処理は起動中のアプリケーション11に基づく処理としてCPU51が実行することになる。そして図9の処理を終える。
<まとめ及び変形例>
以上の実施の形態では次の効果が得られる。
実施の形態の携帯端末5は、電子マネーサービスにおける識別情報である電子マネーIDと、残高情報であるバリューと、使用可否を示す情報であるステータスを記憶し、電子マネーによる支払いのための通信及び情報更新の処理を行うICチップ70を備えている。そして携帯端末5は、外部サーバであるサービス管理サーバ1からの停止指示を受信することに応じて、ICチップ70におけるステータス情報を使用不可に書き換える第1停止処理を行う第1停止処理部11aと、ICチップ70における電子マネーIDとバリューとステータスを初期化する第2停止処理を行う第2停止処理部11aを備えている。この第1停止処理部11a、第2停止処理部11bとしての機能は例えばアプリケーション11によりCPU51において実現される。
そして、第1停止処理によっては、携帯端末5の状況としてアプリケーション11が起動されていない状態(スリープ中や電源オンでアプリケーション11の未起動時)でも、当該携帯端末5による電子マネーの使用ができない状態とすることができ、携帯端末5の紛失時等に迅速に電子マネーが不正使用できない状態にする処理として極めて有効である。
また実施の形態の場合、ステータスの更新は、例えばフラグの更新という簡易な処理としており、電力や時間をさほど要せずに可能である。従って携帯端末5の状態によらず迅速に電子マネーを使用不可状態とすることができる。例えば携帯端末5がスリープ中などでも十分に可能であり、不正使用防止のための緊急性を有する処置として非常に好適である。
また携帯端末5側で使用不可とする処理であるため、仮にリーダ/ライタ31側が使用停止に対応できていない場合(例えばサービス管理サーバ1によるネガティブリストの提供がまにあわなかった場合など)があったとしても不正使用を防止できることになる。
また第2停止処理によっては、識別情報である電子マネーIDと、残高情報であるバリューを初期化することで、完全に残高及び使用資格が抹消され、使用できないものとなるだけでなく、ICチップ70を再び使用可能とすることができる。
即ち、その後の新たな使用申し込みに応じて、電子マネーIDを書き込み、バリューを付与し、ステータスを更新することで、再使用ができる。つまり本実施の形態の処理は、ICチップ70を以後一切使用不能に情報を破壊するものではなく再使用できる状態にする処理である。
これにより、例えばユーザが携帯端末5を紛失して、一旦、電子マネーサービス会社に使用停止を申請し、これにより第1停止処理、第2停止処理が行われたとしても、その後、携帯端末5が見つかったような場合、再度のサービス利用申請で新たに電子マネーIDを取得することで、当該携帯端末5による電子マネーの使用を復活させることができる。
また携帯端末5が例えば中古端末として転売され、第三者が使用することとなった状況でも、当該第三者が電子マネーサービス会社に利用申請し、新たに電子マネーIDを取得することで、当該携帯端末5による電子マネーの使用が可能となる。
これらにより携帯端末5あるいはICチップ70としての資源が正当な使用において有効利用できるという効果ももたらすことになる。
なお第2停止処理については、アプリケーション11が起動されたときや起動状態にあるときに実行される例を挙げたが、この例に限らず、例えば何らかのユーザアクションをトリガとして開始されるものとしてもよい。
また第2停止処理部11aによる第2停止処理の際に、ステータス情報を使用可能に書き換えるようにしてもよい。即ち第2停止処理によっては、識別情報である電子マネーIDと、残高情報であるバリューを初期化し、さらにステータスを使用可能に書き換えるようにすることで、その後、新たな使用申し込みに応じて、電子マネーIDを書き込み、バリューを付与することで再使用できることになる。
実施の形態ではサービス管理サーバ1からの停止指示はプッシュ通知により送信されてくるものとした。
携帯端末5ではプッシュ通知を受信して停止指示を検知する。プッシュ通知によるものとすることで、携帯端末5がたとえスリープ中であっても、これを受信し、対応して少なくとも第1停止処理が実行できる。即ちアプリケーション起動時、電源オンでアプリケーション非起動時、スリープ時のいずれであっても受信し対応できるため、不正使用防止のための迅速な使用停止が可能となる。
なお、プッシュ通知以外の通信手法により停止指示を送信することも考えられる。スリープ中に通知を行うことのできる通信手法であれば好適である。但し、電源オン中、もしくはアプリケーション11の起動中にのみ通知を確認できる通信手法も、使用停止処理の迅速性の点では不利となるが、停止指示の送信手法として採用できないものではない。
また図5ではサービス管理サーバ1は、プッシュ通知を携帯端末5側の受信を確認するまで繰り返し行う例としたが、例えばプッシュ通知を1回のみ送信することも考えられる。その場合、サービス管理サーバ1側で第1停止処理の実行を制御するとよい。例えばプッシュ通知送信後においてサービス管理サーバ1は、当該携帯端末5においてアプリケーション11が起動されることを検知した場合に第1停止処理を実行するように指示を送信する。これにより何らかの事情でのプッシュ通知の未達もしくはプッシュ通知に応じた第1停止処理が実行されていない状況となっていても、第1停止処理を実行させることができる。
実施の形態では、スリープ中に停止指示が受信された場合は第1停止処理を行い、第2停止処理はスリープ中には実行しない例を述べた。即ち第2停止処理は少なくともスリープ解除による電源オン後の処理(より具体的にはアプリケーション11の起動中の処理)として実行する。
第1停止処理によるステータスの更新はフラグビットの書換という非常に容易かつ大きな電力消費を伴わない処理であるためスリープ中であっても実行するが、第2停止処理については、スリープ中は実行を待機する。これにより不正使用防止のための迅速な使用停止が可能となるとともにスリープ中の処理負担をむやみに増大させないことになる。
実施の形態の携帯端末5は、アプリケーション11がインストールされることで第1停止処理部、前記第2停止処理部の一方又は両方が具備されるものとされ、第1停止処理は、アプリケーション11がユーザ操作に応じて起動された状態でなくてもバックグラウンド処理により実行可能とされているものとした(図7、図8参照)。
例えばスリープ中などであっても、バックグラウンド処理により即座に第1停止処理を実行することで、不正使用防止のための迅速な使用停止が可能となる。上述のように第1停止処理によるステータスの更新は、単にフラグビットの書換という非常に容易かつ大きな電力消費を伴わない処理であることで、バックグラウンド処理にも適している。
また第1停止処理部11a、第2停止処理部11bとしての機能は、その両方がアプリケーション11のインストールにより携帯端末5に組み込まれることが考えられる。これによりユーザは手持ちの携帯端末に、電子マネーサービスの利用に伴ってアプリケーション11をインストールすることで、第1停止処理、第2停止処理が実行される実施の形態の携帯端末5とすることができる。
なお、例えば第1停止処理部11aとしての機能は携帯端末5のOSによる処理機能として予め組み込んでおくことも考えられる。また第1停止処理部11a、第2停止処理部11bとしての機能の一方又は両方をOSによる機能としたり、アプリケーション11をプリインストールした携帯端末5をユーザに提供するような形態も考えられる。
実施の形態では、第2停止処理は、アプリケーション11がユーザ操作に応じて起動された状態で実行されるものとした(図9参照)。
例えばスリープ中などであっても第1停止処理が実行されることで、緊急性を要する使用不可のための処理は完了していることになる。一方で第2停止処理は初期化の意味もあり、処理としては第1停止処理よりも複雑となるため、アプリケーション11の起動時に実行させることが携帯端末5の処理上、好適となる。
なお、第2停止処理はアプリケーション11の起動中に行う例を挙げたが、電源オンでアプリケーション11が未起動のときに行うようにすることも考えられる。
実施の形態では、アプリケーション11がユーザ操作に応じて起動されているときに停止指示が受信された場合は、第1停止処理と第2停止処理を実行する例を述べた(図9参照)。
アプリケーション11の起動中であれば、ICチップ70に対して各種のアクセスや更新が容易に実現できるが、第1停止処理を行うことで、例えばプッシュ通知受信後に極めて迅速に使用不可状態とし、その後に初期化することで、不正使用の防止により好適となる。
なお、アプリケーション11起動中にプッシュ通知により停止指示があった場合、第1停止処理を行わずに第2停止処理を行うようにする処理例も考えられる。第2停止処理であっても携帯端末5側での使用停止が実現できるためである。
またアプリケーション11の起動中の処理としては触れなかったが、実際には、第2停止処理を行う前の時点で、その時点のバリューを読み出し、サービス管理サーバ1に通知する処理を行うとよい。そしてその後に第2停止処理を行うようにする。
例えばCPU51は、図9のステップS323の後、及びステップS324の後には、第1停止処理後において消去されていない電子マネーIDとバリューを読み出して、サービス管理サーバ1に送信する処理を行い、その後、ステップS325の第2停止処理を実行するようにする。
これにより携帯端末5を紛失したユーザにバリューの補償のための情報をサービス管理サーバ1が取得できる。この処理を行う場合、迅速に第1停止処理を行い、その後、第2停止処理を段階的に行うことは非常に好適となる。
実施の形態のサービス管理サーバ1は、電子マネーサービスの使用停止要請に応じて、使用停止の対象となる電子マネーIDを特定する特定部82と、特定部82が特定した電子マネーIDが記憶された携帯端末5に対して、停止指示のプッシュ通知を送信する処理を行う停止指示送信部83とを備える。そして停止指示は、ICチップ70におけるステータスを使用不可に書き換える第1停止処理と、ICチップ70における電子マネーIDとバリューを初期化し、ステータスを使用可能に書き換える第2停止処理とを指示する情報である。
これにより、携帯端末5側での使用停止を指示することができ、不正使用の防止効果を高めることができる。またプッシュ通知を送信するという処理であり、処理負担が大きく増大するものでもない。
実施の形態では本発明のプログラムに相当するものとしてアプリケーション11を示した。このアプリケーション11は、電子マネーサービスにおける識別情報(電子マネーID)と、残高情報(バリュー)と、使用可否を示すステータス情報(ステータス)を記憶し、電子マネーによる支払いのための通信及び情報更新の処理を行うICチップ70が装備される携帯端末5における制御部(CPU51)に処理を実行させるプログラムである。そしてアプリケーション11は、CPU51に、サービス管理サーバからの停止指示を受信することに応じて、ICチップ70におけるステータスを使用不可に書き換える第1停止処理と、ICチップ70における電子マネーIDとバリューを初期化し、ステータスを使用可能に書き換える第2停止処理とを実行させるプログラムである。
即ちこのプログラムは、CPU51に対して図7,図8,図9で説明した処理を実行させるプログラムである。
このようなプログラムにより、汎用の携帯型情報処理装置において実施の形態の携帯端末5を実現できる。
そしてこのようなプログラムはコンピュータ装置等の機器に内蔵されている記憶媒体としてのHDDや、CPUを有するマイクロコンピュータ内のROM等に予め記憶しておくことができる。あるいはまた、半導体メモリ、メモリカード、光ディスク、光磁気ディスク、磁気ディスクなどのリムーバブル記憶媒体に、一時的あるいは永続的に格納(記憶)しておくことができる。またこのようなリムーバブル記憶媒体は、いわゆるパッケージソフトウェアとして提供することができる。
また、このようなプログラムは、リムーバブル記憶媒体から携帯型情報処理装置等にインストールする他、ダウンロードサイトから、LAN、インターネットなどのネットワークを介してダウンロードすることもできる。
1 サービス管理サーバ、2 ネットワーク、3 店舗端末、5 携帯端末、10 端末機能部、11 アプリケーション、11a 第1停止処理部、11b 第2停止処理部、20 ICチップ機能部、21 チップ処理部、22 チップ記憶部、31 リーダ/ライタ、51,71,101 CPU、52,72,102 ROM、53,73,103 RAM、54,74 EEP−ROM、75 非接触通信部

Claims (10)

  1. 電子マネーサービスにおける識別情報と、残高情報と、使用可否を示すステータス情報を記憶し、電子マネーによる支払いのための通信及び情報更新の処理を行うICチップと、
    外部の電子マネーサービス管理サーバからの停止指示を受信することに応じて、スリープ中に前記ICチップにおけるステータス情報を使用不可に書き換える第1停止処理を行う第1停止処理部と、
    前記ICチップにおける識別情報と残高情報を初期化する第2停止処理を行う第2停止処理部と、を備えた
    携帯端末。
  2. 前記停止指示は前記電子マネーサービス管理サーバ側からのプッシュ通知により送信されてくる
    請求項1に記載の携帯端末。
  3. スリープ中に前記停止指示が受信された場合は前記第1停止処理を行い、スリープ中には前記第2停止処理は実行しない
    請求項1又は請求項2に記載の携帯端末。
  4. 電子マネー用アプリケーションプログラムがインストールされることで前記第1停止処理部、前記第2停止処理部の一方又は両方が具備されるものとされ、
    前記第1停止処理は、前記電子マネー用アプリケーションプログラムがユーザ操作に応じて起動された状態でなくてもバックグラウンド処理により実行可能とされている
    請求項1から請求項3のいずれかに記載の携帯端末。
  5. 前記第2停止処理は、前記電子マネー用アプリケーションプログラムがユーザ操作に応じて起動された状態で実行される
    請求項4に記載の携帯端末。
  6. 前記電子マネー用アプリケーションプログラムがユーザ操作に応じて起動されているときに前記停止指示が受信された場合は、前記第1停止処理と前記第2停止処理を実行する
    請求項4又は請求項5に記載の携帯端末。
  7. 電子マネーサービスにおける識別情報と、残高情報と、使用可否を示すステータス情報を記憶し、電子マネーによる支払いのための通信及び情報更新の処理を行うICチップが装備される携帯端末における制御部に処理を実行させるプログラムとして、
    外部の電子マネーサービス管理サーバからの停止指示を受信することに応じて、スリープ中に前記ICチップにおけるステータス情報を使用不可に書き換える第1停止処理と、
    前記ICチップにおける識別情報と残高情報を初期化し、ステータス情報を使用可能に書き換える第2停止処理と、
    を実行させるプログラム。
  8. スリープ中に前記停止指示が受信された場合は、前記制御部に前記第1停止処理を実行させ、前記第2停止処理は少なくともスリープ解除による電源オン後の処理として実行を待機させる
    請求項7に記載のプログラム。
  9. 電子マネーサービスにおける識別情報と、残高情報と、使用可否を示すステータス情報を記憶し、電子マネーによる支払いのための通信及び情報更新の処理を行うICチップが装備される携帯端末における制御部が実行する電子マネー使用停止のための処理方法として、
    外部の電子マネーサービス管理サーバからの停止指示を受信することに応じて、スリープ中に前記ICチップにおけるステータス情報を使用不可に書き換える第1停止ステップと、
    前記ICチップにおける識別情報と残高情報を初期化する第2停止ステップと、
    を行う処理方法。
  10. 前記制御部は、スリープ中に前記停止指示が受信された場合は前記第1停止ステップを行い、スリープ中には前記第2停止ステップは実行しない
    請求項9に記載の処理方法。
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