JPWO2018074300A1 - スペーサ付きガラス板及びスペーサ付きガラス板の積層体並びにスペーサ付きガラス板の梱包体 - Google Patents

スペーサ付きガラス板及びスペーサ付きガラス板の積層体並びにスペーサ付きガラス板の梱包体 Download PDF

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Abstract

第1主面(40A)と第1主面(40A)に対向する第2主面(40B)とを有するガラス板(40)と、第1側面(44A)と第1側面(44A)に対向する第2側面(44B)とを有するスペーサ(44)であって、第1側面(44A)がガラス板(40)の第1主面(40A)にガラス板(40)の縁部に沿った第1シール材(42)により密着され、かつ第2側面(44B)に第2シール材(46)を備えたスペーサ(44)と、を有するスペーサ付きガラス板(20)において、ガラス板(40)の第1主面(40A)には、スペーサ(44)に沿って着脱自在に配置された固形部材(48)であって、第1主面(40A)に直交する方向の寸法の最大値が、第1シール材(42)とスペーサ(44)と第2シール材(46)の第1主面(40A)に直交する方向の各寸法の合計の最大値よりも大きい固形部材(48)が配置される。

Description

本発明は、スペーサ付きガラス板及びスペーサ付きガラス板の積層体並びにスペーサ付きガラス板の梱包体に関する。
特許文献1には、建物に施工されている既存のガラス窓に、新規のスペーサ付きガラス板を取り付けることによって、単板構成のガラス窓を複層ガラス窓に改築することが開示されている。このようなスペーサ付きガラス板を使用すれば、既存の単板構成のガラス窓を複層ガラス窓の一部として利用することができるので、該スペーサ付きガラス板には、施工費を削減できる、施工期間が短縮できる、既存のガラス窓の廃棄が不要になる、及びサッシの交換が不要になるという利点がある。
特許文献1のスペーサ付きガラス板は、矩形状のガラス板、第1ブチルゴム(第1シール材に相当)、スペーサ、第2ブチルゴム(第2シール材に相当)、及び離型紙テープから構成される。スペーサ付きガラス板の製造方法は、まず、ガラス板の表面(第1主面に相当)の縁部よりも内側において、ガラス板の縁部に沿って枠状に組み立てられたスペーサの一方の側面(第1側面に相当)を、該表面に第1ブチルゴムによって接着する。次に、スペーサの他方の側面(第2側面に相当)に第2ブチルゴムを塗布し、第2のブチルゴムに離型紙テープを接着する。このような製造過程によって、スペーサ付きガラス板が製造工場にて製造される。なお、離型紙テープは、スペーサ付きガラス板をガラス窓に取り付ける直前に第2ブチルゴムから取り外される。これにより、第2ブチルゴムは、スペーサ付きガラス板をガラス窓に取り付ける直前まで、その接着力が保持される。
スペーサ付きガラス板を製造工場から施工現場に搬送する場合には、スペーサ付きガラス板を1枚ずつ個別に梱包して搬送することも可能であるが、複数枚のスペーサ付きガラス板をガラス板の厚さ方向に積層し、積層体として搬送することが搬送効率の観点から好ましい。
スペーサ付きガラス板の積層体を梱包して搬送する方法として、例えば特許文献2、3に開示されたパレットを使用することが挙げられる。
特許文献2、3の開示するパレットは、主としてFPD(Flat Panel Display)に用いられるガラス板を梱包するパレットであるが、スペーサ付きガラス板にも使用できる。特許文献2の開示するパレットは、ガラス板を斜めに立て掛けた状態で梱包する縦積み型の容器であり、ガラス板が下縁において載置される底板、及びガラス板の主面を受ける背板等を備えて構成される。また、特許文献3の開示するパレットは、ガラス板を略水平状態に載置して梱包する平積み型の容器であり、台座、及び台座上に配置されてガラス板が載置される載置板等を備えて構成される。
なお、本明細書においては、複数枚のスペーサ付きガラス板がガラス板の厚さ方向に積層されたものを「スペーサ付きガラス板の積層体」と称し、「スペーサ付きガラス板の積層体」を梱包する容器を「パレット」と称し、「パレット」に「スペーサ付きガラス板の積層体」が梱包されたものを「スペーサ付きガラス板の梱包体」と称する。
特許第5887922号公報 特許第5408490号公報 WO2012/099070号公報
しかしながら、特許文献1のスペーサ付きガラス板には、ガラス板の厚さ方向への積層において、以下の問題がある。すなわち、積層体中の隣接する2枚のスペーサ付きガラス板において、一方のスペーサ付きガラス板のスペーサに塗布された第2ブチルゴムは、他方のスペーサ付きガラス板の裏面(第2主面に相当)に離型紙テープを介して当接する。この第2ブチルゴムは他方のスペーサ付きガラス板の重さによって変形する虞がある。第2ブチルゴムが変形するとガラス窓に対するスペーサ付きガラス板の密着力が低下し、複層ガラス窓の品質が変形の影響を受ける。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、スペーサの第2側面に備えられた第2シール材を変形させることなく、複数枚のスペーサ付きガラス板をガラス板の厚さ方向に積層することができるスペーサ付きガラス板及びスペーサ付きガラス板の積層体並びにスペーサ付きガラス板の梱包体を提供することを目的とする。
本発明のスペーサ付きガラス板は、本発明の目的を達成するために、第1主面と第1主面に対向する第2主面とを有するガラス板と、第1側面と第1側面に対向した第2側面とを有するスペーサであって、第1側面がガラス板の第1主面にガラス板の縁部に沿った第1シール材により密着され、かつ第2側面に第2シール材を備えたスペーサと、を有するスペーサ付きガラス板において、ガラス板の第1主面には、スペーサに沿って着脱自在に配置された固形部材であって、第1主面に直交する方向の寸法の最大値が、第1シール材とスペーサと第2シール材の第1主面に直交する方向の各寸法の合計の最大値よりも大きい固形部材が配置される。
本発明によれば、スペーサ付きガラス板をガラス板の厚さ方向に積層すると、隣接する一方のスペーサ付きガラス板の固形部材が、隣接する他方のスペーサ付きガラス板の第2主面に当接する。これにより、一方のスペーサ付きガラス板のスペーサの第2側面に備えられた第2シール材は、他方のスペーサ付きガラス板の第2主面に接触しない。よって、本発明によれば、第2シール材を変形させることなく、複数枚のスペーサ付きガラス板をガラス板の厚さ方向に積層することができる。
本発明の一態様は、固形部材は、スペーサと同じ材料により構成されることが好ましい。
本態様によれば、固形部材の熱膨張率はスペーサの熱膨張率に等しいので、温度変化の影響を受けることなく、第2シール材が第2主面に接触することを防止することができる。
本発明の一態様は、固形部材は、アルミニウム製であることが好ましい。
本態様によれば、スペーサ付きガラス板の軽量化を図ることができる。
本発明の一態様は、固形部材は、ガラス板の縁部とスペーサとの間に配置されることが好ましい。
本発明の一態様は、固形部材は、ガラス板の中央部とスペーサとの間に配置されることが好ましい。
また、間隔を空けて複数の固形部材が配置されることが好ましい。
これらの態様によれば、第2シール材を変形させることなく、複数枚のスペーサ付きガラス板をガラス板の厚さ方向に積層することができる。
本発明の一態様は、固形部材は、本体部と、本体部をガラス板に固定する接着シートとを有することが好ましい。
本態様によれば、固形部材の本体部をガラス板に接着シートにより固定したので、本体部がガラス板から離脱することを防止することができる。
本発明の一態様は、第2シール材に離型紙テープが貼り付けられることが好ましい。
本態様によれば、離型紙テープによって第2シール材の密着力を保持することができる。また、例えばスペーサ付きガラス板を搬送する時に、第2シール材が他の物品に密着することを離型紙テープによって防止することができる。
本発明の一態様は、固形部材は、スペーサの形状と相似の形状を有することが好ましい。
本態様によれば、スペーサ付きガラス板に用いられるスペーサの形状と相似の形状を有し且つ該スペーサより大きなサイズを有するスペーサを固形部材として適用することができる。これにより、スペーサ付きガラス板の製造の際に、固形部材の入手が容易になる。
本発明のスペーサ付きガラス板の積層体は、複数の本発明のスペーサ付きガラス板が、ガラス板の厚さ方向に積層されたスペーサ付きガラス板の積層体であって、隣接する2枚のスペーサ付きガラス板のうち一方のスペーサ付きガラス板の固形部材が、他方のスペーサ付きガラス板の第2主面に当接することにより、一方のスペーサ付きガラス板の第2シール材が、他方のスペーサ付きガラス板の第2主面から離間される。
本発明によれば、第2シール材の変形を防止した積層体を提供することができる。
また、本発明の一態様のスペーサ付きガラス板の積層体において、積層体のうち他方のスペーサ付きガラス板に積層される一方のスペーサ付きガラス板は、一方のスペーサ付きガラス板の固形部材が、他方のスペーサ付きガラス板の第2主面に保護シートを介して当接するようにして他方のスペーサ付きガラス板に積層される。
本態様によれば、固形部材が第2主面に直接当接した場合に生じる第2主面の疵付きを防止することができる。
本発明のスペーサ付きガラス板の梱包体は、本発明のスペーサ付きガラス板の積層体がパレットに梱包されてなる。
本発明によれば、第2シール材の変形を防止した積層体がパレットに梱包されてなる梱包体を提供することができる。
本発明によれば、スペーサの第2側面に備えられた第2シール材を変形させることなく、複数枚のスペーサ付きガラス板をガラス板の厚さ方向に積層することができる。
図1は、実施形態のスペーサ付きガラス板の梱包体の全体斜視図である。 図2は、図1に示した梱包体の右側面図である。 図3は、実施形態のスペーサ付きガラス板の斜視図である。 図4は、図3に示したスペーサ付きガラス板を積層した積層体の要部拡大断面図である。 図5は、他の実施形態のスペーサ付きガラス板の斜視図である。 図6は、他の実施形態のスペーサ付きガラス板の積層体の要部拡大断面図である。
以下、添付図面に従って、本発明に係るスペーサ付きガラス板及びスペーサ付きガラス板の積層体並びにスペーサ付きガラス板の梱包体の好ましい実施形態を説明する。
図1は、実施形態のスペーサ付きガラス板の梱包体(以下、「梱包体」という。)10の全体斜視図である。図1において、パレット12に搭載されたスペーサ付きガラス板の積層体(以下、「積層体」という。)14の前面から押さえ板16が離間して示される。図2は、図1に示した梱包体10の右側面図である。図2において、積層体14は縦断面で示される。
パレット12は、積層体14を斜めに立て掛けた状態で積層体14を梱包する縦積み型の容器である。パレット12に積層された積層体14の前面には、図1に示されるように樹脂製の押さえ板16が載置される。この押さえ板16によって、外部からの衝撃から積層体14が保護される。押さえ板16が前面に載置された積層体14は不図示の養生シートにより被覆され、積層体14は、養生シートによって押さえ板16とともにパレット12に固定された状態で搬送される。これにより、複数枚のスペーサ付きガラス板がガラス板の厚さ方向に積層された積層体14を、スペーサ付きガラス板20の製造工場から複層ガラス窓の施工現場に搬送することができる。
〔パレット12の構成〕
図1に示すように、パレット12は、基台としての台座18、積層体14のスペーサ付きガラス板20の各々の下縁部が載置される底受け板22、側面視三角形状のフレーム24、ダミーガラス板26が載置される平板状の背受け板28、及び壁体30等を備えて構成される。
底受け板22は、台座18の上面に形成された搭載面32上に、搭載面32に対して傾斜して設置される。
フレーム24は搭載面32上に立設される。フレーム24の前面は傾斜面として構成されている。フレーム24の傾斜面の傾斜角度は、底受け板22の傾斜した上面(スペーサ付きガラス板20の下縁部が載置される面)に対して90°〜100°、特に好ましくは約95°に設定されおり、この傾斜面に背受け板28が立て掛けられて固定される。また、底受け板22の傾斜した上面には、ゴム又は硬質の発泡性樹脂等のクッション材34が貼り付けられている。よって、スペーサ付きガラス板20の下縁部は、クッション材34を介して底受け板22に載置される。
壁体30は、搭載面32の後部に立設され、この壁体30にフレーム24が支持されている。また、台座18の前面にはフォークリフトの爪(不図示)が挿抜される一対の開口部36が備えられている。
前述の底受け板22は、搭載面32と底受け板22との間に配置された複数の三角形状の傾斜角度設定板38を介して搭載面32上に傾斜して設置される。傾斜角度設定板38による底受け板22の上面の傾斜角度は、搭載面32に対して5°〜25°、好ましくは10°〜20°に設定される。これにより、パレット12へのスペーサ付きガラス板20の積載時における、底受け板22に対するスペーサ付きガラス板20の位置決め作業が容易になる。また、底受け板22に載置されたスペーサ付きガラス板20の前後方向(図1の矢印X方向)及び側方(図1の矢印Y方向)へのずれを抑制することができるので、スペーサ付きガラス板20がパレット12に安定して積載される。
なお、図1、図2に示したパレット12は、縦積み型のパレットであるが、特許文献3に開示されたような平積み型のパレットに本発明を適用してもよい。
〔スペーサ付きガラス板20の構成〕
図3は、実施形態のスペーサ付きガラス板20の全体斜視図である。図4は、図3に示されたスペーサ付きガラス板20をガラス板40の厚さt方向に2枚積層した積層体14の要部拡大断面図である。
スペーサ付きガラス板20は、単板で構成された既存のガラス窓(不図示)の室内側面に、施工現場にて取り付けられ、ガラス窓と共に複層ガラス窓を構成する。
スペーサ付きガラス板20は、平面視矩形状のガラス板40、非透湿性のブチルゴム(第1シール材)42、スペーサ44、非透湿性のブチルゴム(第2シール材)46及び固形部材48等から構成される。なお、ガラス板40の形状は平面視矩形状に限定されるものではなく、例えば四角形を除く多角形状であってもよく、真円又は楕円等の円形であってもよい。また、実施形態では、ガラス板40として単板構成の普通板ガラスを例示するが、これに限定されるものではなく、ガラス板40は、例えば、合わせガラス、強化ガラス、倍強度ガラス、網入りガラス、熱線吸収ガラス又は熱線反射ガラスであってもよい。
ガラス板40は、第1主面40Aと第1主面40Aに対向する第2主面40Bとを有する。スペーサ44は、第1側面44Aと第1側面44Aに対向した第2側面44Bとを有する。第1側面44Aは、ガラス板40の第1主面40Aにガラス板40の4辺の縁部40Cに沿ってブチルゴム42により予め密着されており、第2側面44Bにブチルゴム46が塗布されている。固形部材48は、ガラス板40の第1主面40Aに、スペーサ44に沿って着脱自在に配置され、第1主面40Aに直交する方向の固形部材48の寸法aの最大値は、ブチルゴム42とスペーサ44とブチルゴム46の第1主面40Aに直交する方向の各寸法の合計bの最大値よりも大きい。
〔スペーサ付きガラス板20の製造方法〕
スペーサ付きガラス板20の製造方法は、以下の通りである。まず、ガラス板40の第1主面40Aの4辺の縁部40Cよりも内側に、枠状のスペーサ44の第1側面44Aを、ブチルゴム42によって密着するとともに、スペーサ44の第2側面44Bにブチルゴム46を塗布する。なお、ブチルゴム46には、離型紙テープ50を接着することが好ましい。ブチルゴム46には、ブチルゴム46の枠辺毎に離型紙テープ50を接着するが、枠状の離型紙テープ50を接着してもよい。離型紙テープ50は、スペーサ付きガラス板20を既存のガラス窓(不図示)に密着する直前にブチルゴム46から取り外される。これにより、ブチルゴム46は、スペーサ付きガラス板20を既存のガラス窓に密着する直前まで、その密着力が保持される。また、例えばスペーサ付きガラス板20を搬送する時に、ブチルゴム46が他の物品に密着することを離型紙テープ50によって防止することができる。離型紙テープ50としては、PET製のフィルムを例示できる。離型紙テープ50の厚さは1mm以下であり、この厚さは寸法aと寸法bとの関係(a>b)に影響を与えるものではない。また、一例として、寸法aは約16mmであり、寸法bは約12mmである。
寸法aと寸法bとの差(a−b)は、2mm以上が好ましい。a−bが2mm以上であれば、ガラス板40が自重により隣接するスペーサ44に向けて撓んだ際に、この差により隣接するガラス板40の第2主面40Bが離型紙テープ50に接触することを阻止することができる。a−bは4mm以上であってもよく、6mm以上であってもよい。
次に、固形部材48をガラス板40の第1主面40Aに、スペーサ44に沿って着脱自在に配置する。具体的には、ガラス板40の4辺の縁部40Cとスペーサ44との間に固形部材48を配置する。上記の工程によって、スペーサ付きガラス板20が製造工場にて製造される。
なお、スペーサ44と固形部材48との離間寸法(ガラス板40の厚さt方向に直交する方向の離間寸法)cは、ガラス板40が自重により隣接するスペーサ44に向けて撓んだ際に、隣接するガラス板40の第2主面40Bが離型紙テープ50に接触することを阻止する寸法に設定されている。つまり、離間寸法cを小さくするほど、そのような接触の問題の解消を容易にすることができる。cは、30mm以下が好ましく、20mm以下がより好ましく、10mm以下がさらに好ましい。
ここで、固形部材48は、本体部52と、この本体部52をガラス板40に固定する、マスキングテープ等の接着シート54を有する。なお、接着シート54を使用することなく本体部52を第1主面40Aに着脱自在に接着する形態の固形部材48の場合は、本体部52のみで固形部材48が構成される。
実施形態のスペーサ付きガラス板20においては、接着シート54が、本体部52と、ガラス板40の縁部40Cとに接着することにより、固形部材48の本体部52がガラス板40に固定されるが、これに限定されるものではない。例えば、固形部材48の本体部52がガラス板40の第1主面40Aの接着領域41Aに接着シート54を介して接着されることにより、固形部材48の本体部52がガラス板40に固定されてもよい。これにより、固形部材48の本体部52がガラス板40の第1主面40Aに直接接着された場合に生じる第1主面40Aの疵付きを防止することができる。
なお、接着シート54は、ガラス板40の縁部40Cの全周と本体部52の全周に亘って縁部40Cと本体部52に接着されていてもよいし、全周ではなく一部分にだけ接着されていてもよい。また、第1主面40Aの接着領域41Aに対向する第2主面40Bの接着領域41Bに、保護シート55を着脱自在に接着しておくことが好ましい。これにより、本体部52が、ガラス板40の第2主面40Bの接着領域41Bに保護シート55を介して接着されるので、本体部52をガラス板40の第2主面40Bに直接接着した場合に生じる第2主面40Bの疵付きを防止することができる。保護シート55としては、例えばマスキングテープが挙げられる。
また、固形部材48の本体部52は、スペーサ44と同じ材料によって構成されることが好ましい。具体的には、スペーサ44及び本体部52は、アルミニウム又はステンレス等の金属製又は合金製である。なお、本体部52のみで固形部材48が構成される形態では、固形部材48がスペーサ44と同じ材料によって構成される。
また、固形部材48の本体部52は、ゴム製又は樹脂製によって構成されてもよい。
固形部材48の本体部52は、ゴム製によって構成される場合、JIS K6253(2012)に従い測定されるゴム硬度が90度以上であることが好ましい。本体部52のゴム硬度が90度以上であれば、スペーサ付きガラス板20を積層した際に本体部52が変形しにくい。
固形部材48の本体部52は、第1主面40Aに直交する方向に本体部52の長さ方向の長さ1mmあたり10Nの力を加えた時に、第1主面40Aに直交する方向の変形量が1mm以下である材料によって構成されることが好ましい。このような材料によって構成されることにより、スペーサ付きガラス板20を積層した際に本体部52が変形しにくい。
実施形態のスペーサ付きガラス板20では、ガラス板40の4辺の縁部40Cに沿って、長尺状の4本の固形部材48を配置したが、これに限定されるものではない。例えば、図5のスペーサ付きガラス板20の如く、ガラス板40の各々の縁部40Cに沿って、複数本(図5の実施形態の場合には2本または3本)の短尺状の固形部材48を、間隔を空けて配置してもよい。また、ガラス板40の4辺の縁部40Cに沿って、枠形状の一体の固形部材48を配置してもよい。
また、実施形態の固形部材48の本体部52は、スペーサ44の形状と相似の形状を有している。つまり、本体部52として、スペーサ44の形状と相似の形状を有し且つスペーサ44よりも大きなサイズを有するスペーサが適用されている。なお、本体部52のみで固形部材48が構成される形態の場合は、固形部材48がスペーサ44の形状と相似の形状を有している。また、固形部材48は、上記の形態に限定されず、第1主面40Aに直交する方向の寸法aの最大値が、ブチルゴム42とスペーサ44とブチルゴム46の第1主面40Aに直交する方向の各寸法の合計bの最大値よりも大きいものであって、スペーサ付きガラス板20を積層した際に変形しない剛性を有するものであれば固形部材48に適用することができる。
更に、図3、図5のスペーサ付きガラス板20では、ガラス板40の縁部40Cとスペーサ44との間に固形部材48を配置したが、これに限定されるものではない。例えば、図6に示すスペーサ付きガラス板20の如く、ガラス板40の中央部とスペーサ44との間に固形部材48を配置してもよい。図6の固形部材48は、本体部52と帯状のマスキングテープ等の接着シート54Aを有する。また、ガラス板40の第2主面40Bで、隣接するスペーサ付きガラス板20の固形部材48が当接される位置には、マスキングテープ等の保護シート55Aが着脱自在に接着されている。上記の構成により、スペーサ付きガラス板20をガラス板40の厚さt方向に積層すると、固形部材48は、隣接するスペーサ付きガラス板20の第2主面40Bに保護シート55Aを介して当接される。また、図6に示した固形部材48を、図5の如く複数本の短尺状の固形部材48として、間隔を空けて配置してもよい。
更にまた、図4、図6の如く、ガラス板40の第1主面40Aのうち、スペーサ44によって囲まれた面には、複層ガラス窓の断熱性及び遮熱性の向上のために、Low−E(Low-Emissivity)膜56を形成することが好ましい。Low−E膜56としては、第1の酸化物膜、Ag膜、第2の酸化物膜がこの順に積層された積層膜の他、熱線遮蔽膜自身が酸化物や窒化物であるタイプの膜も適用できる。Low−E膜56を保護するために、離型紙テープ50の代わりにLow−E膜56の全体を覆い保護する矩形状の保護シートをブチルゴム46に接着してもよい。
実施形態のスペーサ44は、アルミニウム又はステンレス等の合金製の中空材によって構成され、その内部空間に粒状の乾燥剤であるシリカゲル58が封入されている。また、ガラス板40の4辺の縁部40Cに沿って配置された4本のスペーサ44(図3参照)同士の対向する面には吸湿窓60(図4参照)が開口されている。更に、吸湿窓60が接着テープ62によって封止されている。この接着テープ62は、施工現場にてスペーサ付きガラス板20をガラス窓に接着する直前にスペーサ44から取り外される。これにより、シリカゲル58は、スペーサ付きガラス板20が既存のガラス窓に接着されるまで、大気に晒されることなく新鮮な状態に保持される。
なお、実施形態のスペーサ44は、アルミニウム又はステンレス等の金属製又は合金製であるが、樹脂製であってもよい。樹脂製のスペーサ44として、シリコーンフォームに乾燥剤が練り込まれた中実品を例示することができる。また、樹脂製のスペーサ44として、上記の金属製又は合金製のスペーサ44と同様の中空の樹脂製スペーサを例示することもできる。
〔スペーサ付きガラス板20の積載方法〕
次に、実施形態のスペーサ付きガラス板20を、パレット12に積載する積載方法の一例を説明する。
まず、パレット12にスペーサ付きガラス板20を積載する前に、図2のダミーガラス板26を背受け板28に立て掛けて載置する。このダミーガラス板26の大きさは、図1の如く、スペーサ付きガラス板20のガラス板40の大きさよりも若干量大きいことが好ましい。
次に、1枚目のスペーサ付きガラス板20をパレット12に積載する。この場合、1枚目のスペーサ付きガラス板20の第1主面40Aをダミーガラス板26の前面に向けた状態で1枚目のスペーサ付きガラス板20をパレット12に積載する。これにより、1枚目のスペーサ付きガラス板20の4辺に沿って配置された固形部材48がダミーガラス板26の前面に当接する。このとき、図4に示したように、第1主面40Aに直交する方向の固形部材48の寸法aの最大値が、ブチルゴム42とスペーサ44とブチルゴム46の第1主面40Aに直交する方向の各寸法の合計bの最大値よりも大きいので、ブチルゴム46(ブチルゴム46に離型紙テープ50が接着されている場合には、離型紙テープ50。以下、同じ。)はダミーガラス板26の前面に接触しない。よって、1枚目のスペーサ付きガラス板20は、ブチルゴム46が変形することなく、ダミーガラス板26の前面に積載される。
次に、2枚目のスペーサ付きガラス板20をパレット12に積載する。この場合、2枚目のガラス板40の第1主面40Aを、1枚目のスペーサ付きガラス板20の第2主面40Bに向けた状態で2枚目のスペーサ付きガラス板20をパレット12に積載する。これにより、2枚目のスペーサ付きガラス板20の4辺に沿って配置された固形部材48が1枚目のスペーサ付きガラス板20の第2主面40Bに当接する。このとき、第1主面40Aに直交する方向の固形部材48の寸法aの最大値が、ブチルゴム42とスペーサ44とブチルゴム46第1主面40Aに直交する方向の各寸法の合計bの最大値よりも大きいので、2枚目のスペーサ付きガラス板20のブチルゴム46は、1枚目のスペーサ付きガラス板20の第2主面40Bに接触しない。よって、2枚目のスペーサ付きガラス板20は、ブチルゴム46が変形することなく、1枚目のスペーサ付きガラス板20の第2主面に積載される。この後、3枚目以降のスペーサ付きガラス板20も同様の手順で順次積載される。そして、規定枚数のスペーサ付きガラス板20がパレット12に積載された時点で、スペーサ付きガラス板20の積載作業が終了する。この後、積層体14の前面に押さえ板16を載置し、積層体14を押さえ板16及びパレット12とともに養生シートで被覆する。上記の工程によって、パレット12に積層体14が安定的に梱包された梱包体10が用意される。
1枚目のスペーサ付きガラス板20のガラス板40、2枚目のスペーサ付きガラス板20のガラス板40、および3枚目以降のスペーサ付きガラス板20のガラス板40は、同じ大きさであることが好ましいが、異なる大きさであってもよい。
以上の如く、実施形態のスペーサ付きガラス板20によれば、スペーサ付きガラス板20をガラス板40の厚さt方向に積層すると、固形部材48は、隣接するスペーサ付きガラス板20の第2主面40Bに当接する。これにより、スペーサ44の第2側面44Bに塗布されたブチルゴム46は、隣接するスペーサ付きガラス板20の第2主面40Bに接触しない。よって、スペーサ付きガラス板20によれば、ブチルゴム46を変形させることなく、スペーサ付きガラス板20をガラス板40の厚さt方向に積層することができる。
また、固形部材48は、スペーサ44と同じ材料であるアルミニウム又はステンレスで構成されているので、固形部材48はスペーサ44と熱膨張率が等しい。これにより、温度変化の影響を受けることなく、ブチルゴム46が第2主面40Bに接触することを防止することができる。
また、固形部材48をアルミニウム製とすることにより、スペーサ付きガラス板の軽量化を図ることができる。
また、固形部材48をガラス板40の4辺の縁部40Cとスペーサ44との間に配置することにより(図4参照)、固形部材48をガラス板40の中央部とスペーサ44との間に配置することにより(図6参照)、或いは、間隔を空けて複数の固形部材48を配置することにより(図5参照)、ブチルゴム46を変形させることなく、複数枚のスペーサ付きガラス板20をガラス板40の厚さt方向に積層することができる。また、図4の形態にて固形部材48を配置することにより、Low−E膜56に固形部材48が接触することを防止することができる。
また、固形部材48は、本体部52と、本体部52をガラス板40に固定する接着シート54とを含むので、本体部52をガラス板40に接着シート54により固定することができる。これにより、本体部52がガラス板40から離脱することを防止することができる。
また、ブチルゴム46には、離型紙テープ50が貼り付けられているので、離型紙テープ50によってブチルゴム46の接着力を保持することができる。
また、固形部材48として、スペーサ44の形状と相似の形状を有し且つ該スペーサ44より大きいサイズを有するスペーサを適用したので、スペーサ付きガラス板の製造の際に、固形部材48の入手が容易になる。
一方、実施形態の積層体14は、実施形態の複数枚のスペーサ付きガラス板20が、ガラス板40の厚さt方向に積層されたスペーサ付きガラス板20の積層体である。積層体14において、隣接する2枚のスペーサ付きガラス板20のうち一方のスペーサ付きガラス板20の固形部材48が、他方のスペーサ付きガラス板20の第2主面40Bに当接することにより、一方のスペーサ付きガラス板20のブチルゴム46が、他方のスペーサ付きガラス板20の第2主面40Bから離間された状態で、複数枚のスペーサ付きガラス板20が積層されている。上記の構成により、ブチルゴム46の変形を防止した積層体14を提供することができる。
また、積層体14において、積層体14のうち他方のスペーサ付きガラス板20に積層される一方のスペーサ付きガラス板20は、一方のスペーサ付きガラス板20の固形部材48が、他方のスペーサ付きガラス板20の第2主面40Bに保護シート55を介して当接された状態で、複数枚のスペーサ付きガラス板20が積層される。上記の構成により、固形部材48が第2主面40Bに直接当接した場合に生じる第2主面40Bの疵付きを防止することができる。
更に、実施形態の梱包体10は、実施形態のスペーサ付きガラス板20の積層体14がパレット12に梱包されてなる梱包体である。よって、実施形態によれば、ブチルゴム46の変形を防止した積層体14が、パレット12に梱包されてなる梱包体10を提供することができる。
以上、本発明の実施形態を図面により詳述してきたが、本発明は実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲での種々の設計変更等が可能である。
本発明は、スペーサ付きガラス板及びスペーサ付きガラス板の積層体並びにスペーサ付きガラス板の梱包体に関し、特に建物に施行されるガラス窓などに好適に用いられる。
本国際特許出願は、2016年10月17日に出願した日本国特許出願第2016−203598号に基づきその優先権を主張するものであり、日本国特許出願第2016−203598号の全内容を参照によりここに援用する。
10 梱包体
12 パレット
14 積層体
16 押さえ板
18 台座
20 スペーサ付きガラス板
22 底受け板
24 フレーム
26 ダミーガラス板
28 背受け板
30 壁体
32 搭載面
34 クッション材
36 開口部
38 傾斜角度設定板
40 ガラス板
42 ブチルゴム
44 スペーサ
46 ブチルゴム
48 固形部材
50 離型紙テープ
52 本体部
54、54A 接着シート
55、55A 保護シート
56 Low−E膜
58 シリカゲル
60 吸湿窓
62 接着テープ

Claims (12)

  1. 第1主面と前記第1主面に対向する第2主面とを有するガラス板と、
    第1側面と前記第1側面に対向した第2側面とを有するスペーサであって、前記第1側面が前記ガラス板の前記第1主面に前記ガラス板の縁部に沿った第1シール材により密着され、かつ前記第2側面に第2シール材を備えたスペーサと、
    を有するスペーサ付きガラス板において、
    前記ガラス板の前記第1主面には、前記スペーサに沿って着脱自在に配置された固形部材であって、前記第1主面に直交する方向の寸法の最大値が、前記第1シール材と前記スペーサと前記第2シール材の前記第1主面に直交する方向の各寸法の合計の最大値よりも大きい固形部材が配置される、スペーサ付きガラス板。
  2. 前記固形部材は、前記スペーサと同じ材料によって構成される、請求項1に記載のスペーサ付きガラス板。
  3. 前記固形部材は、アルミニウム製である、請求項1又は2に記載のスペーサ付きガラス板。
  4. 前記固形部材は、前記ガラス板の縁部と前記スペーサとの間に配置される、請求項1乃至3のいずれか1項に記載のスペーサ付きガラス板。
  5. 前記固形部材は、前記ガラス板の中央部と前記スペーサとの間に配置される、請求項1乃至3のいずれか1項に記載のスペーサ付きガラス板。
  6. 前記固形部材は、間隔を空けて複数配置される、請求項1から5のいずれか1項に記載のスペーサ付きガラス板。
  7. 前記固形部材は、本体部と、前記本体部を前記ガラス板に固定する接着シートを有する、請求項1から6のいずれか1項に記載のスペーサ付きガラス板。
  8. 前記第2シール材に離型紙テープが貼り付けられる、請求項1から7のいずれか1項に記載のスペーサ付きガラス板。
  9. 前記固形部材は、前記スペーサの形状と相似の形状を有する、請求項1から8のいずれか1項に記載のスペーサ付きガラス板。
  10. 請求項1から9のいずれか1項に記載のスペーサ付きガラス板が、ガラス板の厚さ方向に複数枚積層されたスペーサ付きガラス板の積層体であって、隣接する2枚のスペーサ付きガラス板のうち一方のスペーサ付きガラス板の固形部材が、他方のスペーサ付きガラス板の第2主面に当接することにより、前記一方のスペーサ付きガラス板の第2シール材が、前記他方のスペーサ付きガラス板の第2主面から離間された、スペーサ付きガラス板の積層体。
  11. 前記積層体のうち前記他方のスペーサ付きガラス板に積層される前記一方のスペーサ付きガラス板は、前記一方のスペーサ付きガラス板の固形部材が、前記他方のスペーサ付きガラス板の第2主面に保護シートを介して当接される、請求項10に記載のスペーサ付きガラス板の積層体。
  12. 請求項10又は11に記載のスペーサ付きガラス板の積層体がパレットに梱包されてなる、スペーサ付きガラス板の梱包体。
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