JP2004224365A - ガラス板の梱包方法及びガラス板梱包用スペーサ - Google Patents

ガラス板の梱包方法及びガラス板梱包用スペーサ Download PDF

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裕児 布施
Itsuro Watanabe
逸郎 渡邉
Hitoshi Nagano
整 長野
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Abstract

【課題】ガラス板及びスペーサを梱包する際の自動化が可能であり、大型のガラス板を容易に効率よく積載でき、スペーサの再利用が可能なガラス板の梱包方法及びガラス板梱包用スペーサを提供する。
【解決手段】1辺が1m以上で、厚さ3mm以下の矩形の大型ガラス板1を立てて並べて配置し、前記各ガラス板1間にガラス板同士の接触を防止するためのスペーサ3を配設して前記ガラス板1を梱包するガラス板の梱包方法において、前記スペーサ3は前記ガラス板の全面を覆い、JIS K 7203(1995年改正)材料試験規格に基づく曲げ弾性率が0.1MPa以上とした。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、フラットパネルディスプレイに用いる大型かつ薄型の液晶基板等の大型ガラス板の搬送方法及びガラス板梱包用スペーサに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、プラズマディスプレイや液晶ディスプレイ等のフラットパネルディスプレイには、大型かつ薄型のガラス板が構成基板として用いられている。この大型ガラス板を搬送する際、搬送中に液晶電極等が形成されるガラス板表面が損傷することがないように梱包することが必要である。
【0003】
建築用や自動車用等に用いられるガラス板では、従来よりガラス板間に紙のクッションシート(合紙)を挟んで梱包していた。しかしながら、合紙を用いると細かい紙粉等によりガラス板表面が汚染されるという問題を生じる。
【0004】
一方ガラス板の梱包方法として、ガラス板を横(水平)にして積み重ね、各ガラス板間に額縁状の型枠を配設する方法がある(例えば特許文献1)。しかしながら、この方法は横置きのため載置スペース上の制約が大きく積載効率が悪いとともに額縁状の型枠を用いて、ガラス板の周縁部のみを実質的に支持するため、ガラス板の大型化に伴うガラス板の撓みにより搬送中にガラス板が損傷するおそれがあった。また、額縁状型枠にガラス面を覆うフィルムを設けた場合であっても、型枠を覆うフィルムは剛性がないため、ロボットハンド等を用いて型枠を吸着して移動することが困難であり、積込み、積降しの作業工程を自動化する上で障害となる。さらに該額縁状型枠を洗浄して再利用することも困難であり、フィルムを交換する作業が必要となり作業が繁雑となる。
【0005】
他のガラス板の梱包方法として、パレットにガラス板を縦に並べて載置し、各ガラス板間にガラス板の周縁にのみ接する四角形の額縁状のスペーサを配設する方法がある(例えば特許文献2)。しかしながら、この方法も額縁状のスペーサを用いるため、搬送中に大型ガラス板が撓んで接触するおそれがあった。また、スペーサとともにこれと別のガラス面を覆う保護シートを配設した場合には、梱包や梱包解除作業が面倒になるとともに、保護シートは剛性がないため前述と同様、積込み、積降ろしや洗浄作業の自動化が図れなかった。
【0006】
この他、内側に溝部を形成し、この溝部に沿ってガラス板を差込んで収納する搬送箱を用いてガラス板を梱包する方法がある。しかし、1辺が1mを超える大型でかつ薄型のディスプレイ用ガラス基板に適用した場合、溝部へのガラス板の出し入れは極めて難しく、自動化の対応が困難である。また、搬送中のガラス板の撓みが大きく、ガラス板が破損する恐れも高い。さらに、溝を精度よく形成することも困難である。
【0007】
【特許文献1】
登録実用新案第3087740号公報
【特許文献2】
特開2000−203679号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記従来技術を考慮したものであって、ガラス板及びスペーサを梱包する際の自動化が可能であり、大型かつ薄型のガラス板を容易に効率よく積載でき、スペーサの再利用が可能なガラス板の梱包方法及びガラス板梱包用スペーサの提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本発明では、1辺が1m以上で、厚さ3mm以下の矩形の大型ガラス板を立てて並べて配置し、前記各ガラス板間にガラス板同士の接触を防止するためのスペーサを配設して前記ガラス板を梱包するガラス板の梱包方法において、前記スペーサは前記ガラス板の全面を覆い、JIS K 7203(1995年改正)材料試験規格に基づく曲げ弾性率が0.1MPa以上であることを特徴とするガラス板の梱包方法を提供する。
【0010】
この構成によれば、各ガラス板間に配設するスペーサはJIS K 7203(1995年改正)材料試験規格に基づく曲げ弾性率が0.1MPa以上の剛性を有するため、この剛性のあるスペーサがガラス板の全面を覆ってガラス板の撓みが防止され、ガラス板同士の接触が防止される。また、ロボットハンド等で吸着操作等により取扱っても、スペーサ自身の形状保持が可能であり、梱包の際の自動化が可能になる。また、洗浄用のローラコンベヤで水平搬送でき、洗浄にも耐えうる剛性であるので、スペーサの再利用が可能となる。なお、前記材料試験は、試験片を50mm幅とし、曲げ速度10mm/分、スパン間隔50mmとして行うものである。
【0011】
好ましい構成例においては、前記スペーサは前記曲げ弾性率を有する芯材を有し、前記ガラス板の面に接する該芯材の両表面は柔軟性を有することを特徴としている。
【0012】
この構成によれば、搬送中にガラス板が撓むことはなく、またガラス板の表面は、剛性の大きい芯材部分には直接触れず、その表面の柔軟性のある部分に接するためガラス板表面の損傷を防ぐことができる。
【0013】
好ましい構成例においては、前記芯材は樹脂からなることを特徴としている。
【0014】
この構成によれば、芯材を樹脂材料のモールド成型等により容易に形成でき、しかも材料選択により必要十分な剛性が得られる。よって前述のように、ロボットハンド等で吸着操作が可能な剛性(曲げ弾性)を得ることができ、作業の自動化が可能で、さらに洗浄作業も可能でスペーサの再利用ができる。
【0015】
好ましい構成例においては、前記芯材はプラスチック製ダンボールであることを特徴としている。
【0016】
この構成によれば、芯材を例えばポリプロピレンからなるプラスチック製ダンボールで形成することにより、必要十分な剛性とともに軽量化が図られ、取扱性が向上する。また、多量のガラス板を梱包するときの梱包体が軽量化し、梱包や搬送作業が容易にできる。
【0017】
好ましい構成例においては、前記芯材の両表面を柔軟性を有する樹脂フィルムで覆ったことを特徴としている。
【0018】
この構成によれば、剛性を有する芯材の表面が柔軟性を有する樹脂フィルムで覆われるため、フィルムを交換して芯材のみを再利用することができる。また前述のように、搬送中にガラス板が撓むことはなく、隣り合うガラス板同士が接触することを防ぎ、スペーサとガラス板が接触したとしてもフィルムの柔軟性によりガラス板の損傷を防ぐことができる。
【0019】
好ましい構成例においては、前記スペーサは前記芯材の両表面が前記樹脂フィルムで覆われ、前記芯材は上下が嵌め込み式で分割可能であり、該分割部分に前記樹脂フィルムを挟んで形成されたことを特徴としている。
【0020】
この構成によれば、フィルムを嵌め込み部分で確実に保持することができるとともに、フィルムが破損した場合に容易に交換することができる。
【0021】
さらに、本発明では、1辺が1m以上で、厚さ3mm以下の矩形の大型ガラス板間に配設されるスペーサであって前記ガラス板の全面を覆い、JIS K 7203(1995年改正)材料試験規格に基づく曲げ弾性率が0.1MPa以上であるとともに前記ガラス板と接する面が柔軟性を有することを特徴とするガラス板梱包用スペーサを提供する。
【0022】
この構成によれば、前述の本発明に係る大型かつ薄型のガラス板の梱包方法を好適に実施できる、すなわち、隣り合うガラス板が接触することがないため、接触することによる損傷を防ぐことができる。また、スペーサの芯材がある程度の剛性を有するため、ロボットハンド等で吸着操作等により取扱うことが可能となり、かつ表面の柔軟性のためガラス板表面が傷付くことはなく梱包の際の自動化が可能になる。また、洗浄も可能となり再利用できる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の好ましい実施形態を挙げて、本発明を詳細に説明する。
図1は、本発明に係るガラス板の梱包方法を用いた梱包体を側面方向から見た概略断面図である。なお、梱包するガラス板は、1辺が1m以上で厚さが3mm以下の大型の例えばディスプレイ基板用のガラス板であり、特に、1500mm×1500mm以上のサイズで厚さが0.7mm以下の例えば液晶基板用のガラス板が好適である。
【0024】
図示したように、ガラス板1は箱体状の梱包箱2の底板5上に立てて並べて載置される。各ガラス板1間にはガラス板1同士の接触を避けるためのスペーサ3が配設される。スペーサ3はガラス板1の全面を覆ってガラス板と接触する形状であり、これにより、ガラス板1同士の接触を避ける。底板5上の一番奥(図の右側)に載置されたガラス板1と梱包箱2の背板4との間にはほぼガラス板1と同形状の緩衝材6が配設される。この緩衝材6は例えば発泡ポリウレタンでありガラス板1と背板4の接触を防ぐ。なお、この緩衝材6は背板4部分だけでなく、梱包箱2を形成する底板5、天板7、前板8及びガラス板1の左右の側板(不図示)部分に配設してもよい。このようにしてガラス板1を収納した梱包箱2はパレット9に載置され、搬送される。パレット9に載置される際、背板4側が少し沈むように傾いた(例えば約6°)状態で載置される。これにより、搬送中のガラス板1を安定してパレット上に保持し、振動を抑えることができる。
【0025】
なお、ガラス板1を収納した梱包箱を載置したパレット9をフォークリフト等で搬送した場合、搬送停止の際の反動でガラス板1がぐらついて不安定となることがある。このようなぐらつきによりガラス板1が梱包箱2から脱することを防止するため、背板4の傾斜角を大きく(例えば約12°)することもできる。
【0026】
図2は本発明に係る梱包方法を用いた梱包体のスペーサ付近を上部から見た場合の水平方向の拡大断面図である。
図示したように、ガラス板1間にスペーサ3が配設される。スペーサ3はガラス板1とほぼ同形であり、表面が樹脂フィルム10で覆われた芯材11からなる。芯材11は例えばポリプロピレンからなる厚さ2.5mmのプラスチック製ダンボールであり、これにより、スペーサ3にある程度の剛性を与えるとともに軽量化を図り、取扱性を向上させる。
【0027】
プラスチック製ダンボール(例えば、住友化学プラスチック株式会社製 商品名:サンプライ)は、その断面がリブで区画された複数の中空部を有する構造であり、軽量であるが曲げ弾性等の機械的物性に優れるので、本発明のスペーサ3の芯材11として非常に適している。また、同じ厚さでも、リブ部の肉厚やピッチ、中空部の面積等を調整して密度を変更することで、機械的物性を比較的柔軟に調整できる。なお、リブは方向性があるため、通常はリブの方向が縦向きとなるように使用する。リブに沿う方向のJIS K 7203(1995年改正)材料試験規格に基づく曲げ弾性率は、例えば0.12MPaである。
【0028】
フィルム10は例えばポリエチレンフィルム(例えば、厚さ0.1mm)であり、これにより、スペーサ3の表面にある程度の柔軟性を与える。なお、有機物の転写が少ない観点からフィルム10にはシクロオレフィンポリマーを用いてもよい。フィルム10は芯材11に接着剤等を用いて貼り付けてもよいし、後述するように芯材の嵌め込み構造を利用して取付けてもよい。また、芯材11の表面がガラス板1に直接接触しても、ガラス板1を傷つけない程度の適度の柔軟性を有する材料で芯材11を構成した場合、必要とされるガラス板1の表面清浄度によっては、フィルム10を省略し、芯材11のみでスペーサ3を構成してもよい。
【0029】
なお、スペーサ3はガラス板1と必ずしも全面接触していなくてもよい。軽量化のため及びガラス板表面との接触面積をなるべく小さくするために、スペーサに部分的な開口を設けてもよい。ただし、開口面積はガラス板同士が接触しない程度の小さいものであり、スペーサはガラス板のほぼ前面を覆うことが必要である。
【0030】
スペーサ3を、JIS K 7203(1995年改正)材料試験規格に基づく曲げ弾性率が0.1MPa以上の剛性とすることにより、ロボットハンド等による吸着操作での取扱いが可能となり、スペーサ3配設の自動化が可能となり、作業性が向上する。スペーサ3に剛性があるため搬送中にガラス板1が撓むことはない。また、スペーサ3表面に柔軟性があるためこの柔軟性によりガラス板1を傷つけることはない。また、従来の紙のスペーサの場合と異なり、紙粉等の微細な異物が発生することなく、ガラス板1表面の汚染防止が図られる。
【0031】
ガラス板1を搬送後、スペーサ3は搬送箱2から取り出される。この梱包解除の時にも、梱包時と同様にスペーサ3はロボットによる自動取出し処理が可能である。取出されたスペーサ3は、その表面(樹脂フィルム10)を洗浄して再利用が可能である。スペーサ3には剛性を有する芯材11があるため、洗浄は人手による純水スクラブ洗浄はもちろん、ブラシ洗浄や乾燥機能をもった簡単な平流し洗浄機を用いた洗浄や超音波洗浄等の様々な洗浄機を用いて洗浄することができる。
【0032】
図3は本発明に係る別のスペーサを側面方向から見た概略断面図である。
図示したように、芯材11を芯材本体11a、上端部材11b及び下端部材11cとに3分割し、芯材本体11aに備わる上下の凹部11dと上端部材11b、下端部材11cにそれぞれ備わる凸部11eを嵌合する構造として芯材11の上下部分を分割嵌め込み式として表面の樹脂フィルム10をその嵌め込み部分に挟み込んでスペーサ3を形成してもよい。これによりフィルム10縁部が剥れることなく確実に芯材11の嵌め込み部分に保持されるとともに、フィルム10が破損した場合に芯材本体11aから上端部材11b及び下端部材11cを取外すことにより容易にフィルム10のみの交換が可能となる。
【0033】
なお、図示のように、上端部材11bおよび下端部材11cの表面には樹脂フィルム10を設けない構成とすることが可能であるが、その場合、上端部材11bおよび下端部材11cの表面がガラス板1に強く接触しないように、厚さを調整したり、その表面がガラス板1に接触してもガラス板1を傷つけない程度の適度の柔軟性を有する材料を選択して、上端部材11b及び下端部材11cを構成すればよい。また、上端部材11bおよび下端部材11cがガラス板1と接触しうる部分がガラス板1の不使用領域内となるように設定してもよい。
【0034】
なお、芯材11にプラスチック製ダンボールを用いた場合、プラスチック製ダンボールのリブに直交する方向の端縁部は、リブで区画された複数の中空部が外部に露出し、その中空部にほこりやごみ等の異物が侵入するおそれがある。清浄度が要求されるディスプレイ用ガラス基板に、このような異物が付着することは、致命的であるので、異物の混入を防ぐために、芯材11として使用するプラスチックダンボール端縁部に露出する中空部を覆う目的で、このような嵌め込み部材等を用いることは非常に有効である。このような目的を達成するためには、必ずしも嵌め込み式とする必要はなく、単に端縁部をフィルム等で覆ったり、シール材を中空部に充填するのみで対応することもできる。
【0035】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明では、各ガラス板間に配設するスペーサはJISK 7203(1995年改正)材料試験規格に基づく曲げ弾性率が0.1MPa以上の剛性を有するため、この剛性のあるスペーサがガラス板の全面を覆ってガラス板のたわみが防止され、ガラス板同士の接触が防止される。また、ロボットハンド等で吸着操作等により取扱うことが可能となり、梱包の際の自動化が可能になる。また、洗浄に耐えうる剛性にすることにより、再利用が可能となる。
【0036】
また、スペーサを剛性を有する芯材と柔軟性を有する樹脂フィルムで構成することにより、搬送中にガラス板が撓むことはなく、またガラス板の表面は、剛性の大きい芯材部分には直接触れず、その表面の柔軟性のある部分に接するためガラス板表面の損傷を防ぐことができる。
【0037】
さらに、剛性を有する芯材の表面が柔軟性を有する樹脂フィルムで覆われるため、フィルムを交換して芯材のみを再利用することができる。また前述のように、搬送中にガラス板が撓むことはなく隣り合うガラス板同士が接触することを防ぎ、スペーサとガラス板が接触してもフィルムの柔軟性によりガラス板の損傷を防ぐことができる。
【0038】
また、芯材を樹脂で成形することにより、芯材を樹脂材料のモールド成型や押出し成型等により容易に形成でき、しかも材料選択により必要十分な剛性が得られる。よって前述のように、ロボットハンド等で吸着操作が可能な剛性を得ることができ、作業の自動化が可能で、さらに洗浄作業も可能でスペーサの再利用ができる。
【0039】
また、芯材を例えばポリプロピレンからなるプラスチック製ダンボールで形成することにより、剛性とともに軽量化が図られ、取扱性が向上する。また、多量のガラス板を梱包するときの梱包体が軽量化し、梱包や搬送作業が容易にできる。
【0040】
また、スペーサを分割嵌め込み式に形成することにより、フィルムを嵌め込み部分で確実に保持することができるとともに、フィルムが破損した場合に容易に交換することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るガラス板の梱包方法を用いた梱包体を側面方向から見た概略断面図。
【図2】本発明に係る梱包方法を用いた梱包体のスペーサ付近を上部から見た場合の水平方向の拡大断面図。
【図3】本発明に係る別のスペーサを側面方向から見た概略断面図。
【符号の説明】
1:ガラス板、2:梱包箱、3:スペーサ、4:背板、5:底板、
6:緩衝材7:天板、8:前板、9:パレット、10:樹脂フィルム、
11:芯材、11a:芯材本体、11b:上端部材、11c:下端部材、
11d:凹部、11e:凸部。

Claims (7)

  1. 1辺が1m以上で、厚さ3mm以下の矩形の大型ガラス板を立てて並べて配置し、
    前記各ガラス板間にガラス板同士の接触を防止するためのスペーサを配設して前記ガラス板を梱包するガラス板の梱包方法において、
    前記スペーサは前記ガラス板の全面を覆い、JIS K 7203(1995年改正)材料試験規格に基づく曲げ弾性率が0.1MPa以上であることを特徴とするガラス板の梱包方法。
  2. 前記スペーサは前記曲げ弾性率を有する芯材を有し、前記ガラス板の面に接する該芯材の両表面は柔軟性を有することを特徴とする請求項1に記載のガラス板の梱包方法。
  3. 前記芯材は樹脂からなることを特徴とする請求項2に記載のガラス板の梱包方法。
  4. 前記芯材はプラスチック製ダンボールであることを特徴とする請求項2又は3に記載のガラス板の梱包方法。
  5. 前記芯材の両表面を柔軟性を有する樹脂フィルムで覆ったことを特徴とする請求項2,3又は4に記載のガラス板の梱包方法。
  6. 前記スペーサは前記芯材の両表面が前記樹脂フィルムで覆われ、前記芯材は上下が嵌め込み式で分割可能であり、該分割部分に前記樹脂フィルムを挟んで形成されたことを特徴とする請求項5に記載のガラス板の梱包方法。
  7. 1辺が1m以上で、厚さ3mm以下の矩形の大型ガラス板間に配設されるスペーサであって前記ガラス板の全面を覆い、JIS K 7203(1995年改正)材料試験規格に基づく曲げ弾性率が0.1MPa以上であるとともに前記ガラス板と接する面が柔軟性を有することを特徴とするガラス板梱包用スペーサ。
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