JP2018193122A - 組立および分解が可能な断熱容器 - Google Patents
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Abstract
【課題】組立および分解が可能な断熱容器を提供する。
【解決手段】組立および分解が可能な断熱容器10は、複数のパネル12〜17を備えている。各パネル12〜17は、隣接する他のパネル12〜17に対して取り外しおよび組立可能に設けられ、各パネル12〜17は、断熱部33を含む内側パネル12A〜17Aを有している。複数のパネル12〜17を組み付けた際、各パネル12〜17の内側パネル12A〜17Aが、隣接する他のパネル12〜17の内側パネル12A〜17Aに押し付けられることにより、当該内側パネル12A〜17A同士が互いに密着する。
【選択図】図2
【解決手段】組立および分解が可能な断熱容器10は、複数のパネル12〜17を備えている。各パネル12〜17は、隣接する他のパネル12〜17に対して取り外しおよび組立可能に設けられ、各パネル12〜17は、断熱部33を含む内側パネル12A〜17Aを有している。複数のパネル12〜17を組み付けた際、各パネル12〜17の内側パネル12A〜17Aが、隣接する他のパネル12〜17の内側パネル12A〜17Aに押し付けられることにより、当該内側パネル12A〜17A同士が互いに密着する。
【選択図】図2
Description
本実施の形態は、組立および分解が可能な断熱容器に関する。
真空断熱材は、芯材および外包材を有しており、外包材により構成された袋の内部は、芯材が配置されているとともに、大気圧よりも圧力が低い真空状態に保持されている。袋の内部の熱対流が抑制されるので、真空断熱材は、良好な断熱性能を発揮することができる。真空断熱材は、単位厚み当たりの断熱性能が一般的な発泡断熱材よりも高いので、所望の断熱性を確保しつつ、断熱材の厚みを薄くすることができる。したがって、真空断熱材を断熱容器に使用することによって、断熱容器の軽量化や省スペース化を図ることが可能になる。
真空断熱材が使用され、組立および分解が可能な断熱容器は、例えば特許文献1〜3に開示されている。
真空断熱材は、もし破損して内部の真空状態が破れた場合は、断熱性能が急激に低下してしまう。そのため、真空断熱材が使用された断熱容器は、一般的に、断熱容器を構成するパネルの外側に保護材が配置され、その内側に真空断熱材が配置されるように構成されている。仮に断熱容器の外側から力がかかった場合であっても、保護材により守られているため、真空断熱材は破損し難い。保護材は、一般的に、ダンボール、プラスチックダンボール、または板状の木材などの熱伝導性が低い有機高分子材料を主成分とするものが使用されている。金属材料を主成分とする金属製の部品が断熱容器の構成部品として使用された場合は、金属材料の熱伝導性が高いので、金属製の部品を通じて熱が伝わって、断熱容器の断熱性能が低下するおそれがある。
一方、断熱容器の内部には、断熱容器を構成する複数のパネルによって断熱空間が形成される。しかしながら、このパネル同士の密着性が十分でない場合、断熱空間の気密性を保つことが難しく、断熱容器の断熱性が低下してしまうおそれがある。
本開示は、組立および分解が可能な断熱容器において、断熱空間の気密性を保つことが可能な断熱容器を提供することを課題とする。
本実施の形態による断熱容器は、組立および分解が可能な断熱容器であって、天面パネルと、側面パネルと、底面パネルとを含む複数のパネルを備え、各パネルは、隣接する他のパネルに対して取り外しおよび組立可能に設けられ、各パネルは、断熱部を含む内側パネルを有し、前記複数のパネルを組み付けた際、各パネルの内側パネルが、隣接する他のパネルの内側パネルに押し付けられることにより、当該内側パネル同士が互いに密着するものである。
本実施の形態による断熱容器において、少なくとも1つのパネルは、外側パネルと、前記外側パネルの内側に配置された前記内側パネルとを有し、前記内側パネルは、前記外側パネルに着脱可能に取り付けられていてもよい。
本実施の形態による断熱容器において、前記内側パネルは、前記外側パネルに面ファスナーにより取り付けられていてもよい。
本実施の形態による断熱容器において、前記複数のパネルを組み付けた際、各パネルの内側パネルの側面が、隣接する他のパネルの内側パネルの内面に押し付けられることにより、当該内側パネル同士が互いに密着してもよい。
本実施の形態による断熱容器において、前記天面パネルおよび前記底面パネルの前記断熱部は、それぞれ外周に配置された緩衝材を有し、前記天面パネルおよび前記底面パネルの前記緩衝材は、それぞれ前記側面パネルの前記内側パネルへ押し付られてもよい。
本実施の形態による断熱容器において、前記側面パネルは、右面パネルと、左面パネルと、背面パネルと、正面パネルとを有し、前記複数のパネルを組み付けた際に直方体形状となってもよい。
本実施の形態による断熱容器において、前記底面パネルの前記内側パネルは、パレットに着脱可能に取り付けられていてもよい。
本実施の形態による断熱容器において、前記断熱部は、発泡断熱材と、前記発泡断熱材に取り付けられた真空断熱材とを有してもよい。
本実施の形態による断熱容器において、前記発泡断熱材および前記真空断熱材を取り囲むように遮熱シートが設けられていてもよい。
本実施の形態による断熱容器において、前記側面パネルの外側に、前記側面パネルを取り囲むように外袋が配置されていてもよい。
本実施の形態による断熱容器において、前記側面パネルを構成する1つのパネルと前記側面パネルを構成する他のパネルとは、接続部材によって互いに着脱可能に取り付けられていてもよい。
本実施の形態によれば、組立および分解が可能な断熱容器において、複数のパネルによって取り囲まれた断熱空間の気密性を保つことができる。
以下、図面を参照しながら一実施の形態について説明する。以下に示す各図は、模式的に示したものである。そのため、各部の大きさ、形状は理解を容易にするために、適宜誇張している。また、技術思想を逸脱しない範囲において適宜変更して実施することが可能である。なお、以下に示す各図において、同一部分には同一の符号を付しており、一部詳細な説明を省略する場合がある。また、本明細書中に記載する各部材の寸法等の数値および材料名は、実施形態としての一例であり、これに限定されるものではなく、適宜選択して使用することができる。本明細書において、形状や幾何学的条件を特定する用語、例えば平行や直交、垂直等の用語については、厳密に意味するところに加え、実質的に同じ状態も含むものとする。
(断熱容器の構成)
本実施の形態による断熱容器の構成について、図1〜図3を用いて説明する。図1は、本実施の形態による断熱容器の構造を示す図である。図2は、本実施の形態による断熱容器の各パネルを外している状態を示す図である。
本実施の形態による断熱容器の構成について、図1〜図3を用いて説明する。図1は、本実施の形態による断熱容器の構造を示す図である。図2は、本実施の形態による断熱容器の各パネルを外している状態を示す図である。
図1に示すように、本実施の形態による断熱容器10は、真空断熱材が使用され、組立および分解が可能なものとなっている。このような断熱容器10は、組み立てられた際に略直方体形状となり、天面パネル16と、右面パネル12と、左面パネル13と、背面パネル14と、正面パネル15と、底面パネル17とを含む、6つ(複数)のパネル12〜17を備えている。
この断熱容器10は、6つのパネル12〜17に取り囲まれた断熱空間30(図2参照)を形成することが可能である。また、6つのパネル12〜17は、それぞれ隣接する他のパネル12〜17に対して取り外しおよび組立可能に設けられている。これにより、断熱容器10は、断熱空間30が形成されている組立状態から断熱空間30が形成されていない分解状態に変更すること、および分解状態から組立状態に変更することが可能である。このため、断熱容器10は、使用しない場合には、分解して重ねることによって小さくした分解状態で保管や輸送することができる。
断熱容器10は、例えば物流分野において、保冷または保温が必要な物品の保管や輸送に使用される。このような断熱容器10は、一般的に、物品を収納することが可能な断熱空間30が6つのパネル12〜17によって取り囲まれていることにより、断熱容器10の内部の温度変化が極力抑制されるように構成されている。断熱性能を確保するために、6つのパネル12〜17には一定の厚さが必要とされる。このため、断熱容器10は、通常の容器と比べて容器内部の体積が小さくなる。そこで、断熱容器10を組立および分解が可能な構成にすることによって、温度管理が要求される荷物に対しては断熱容器10を組み立てて使用し、温度管理が要求されない荷物に対しては通常の容器を使用して断熱容器10は分解して保管する運用が可能である。
なお、本明細書において、理解を容易にするために、断熱容器10における方向や位置を下記のように記載する場合がある。
底面パネル17のパネル面に垂直な、底面パネル17から天面パネル16に向かう方向を+Z方向または上方向とし、+Z方向に対する反対方向を−Z方向または下方向とする。+Z方向および/または−Z方向を単にZ方向と称することもある。+Z方向に垂直な平面である水平面の内、背面パネル14のパネル面に垂直な、背面パネル14から正面パネル15に向かう方向を+X方向とし、+X方向に対する反対方向を−X方向とする。+X方向および/または−X方向を単にX方向と称することもある。+X方向に直行する右面パネル12のパネル面に垂直な、左面パネル13から右面パネル12に向かう方向を+Y方向とし、+Y方向に対する反対方向を−Y方向とする。+Y方向および/または−Y方向を単にY方向と称することもある。
各パネル12〜17の主面をパネル面とし、主面以外を端面とする。各パネル12〜17の断熱空間30側のパネル面側をパネル12〜17の内側、断熱空間30側のパネル面側と反対のパネル面側をパネル12〜17の外側とする。
図1および図2に示すように、右面パネル12と、左面パネル13と、背面パネル14と、正面パネル15とにより、側面パネル11が構成されている。
また、6つのパネル12〜17は、パレット50上に載置されている。パレット50の側面には、反対側側面に貫通する爪孔51が設けられている。爪孔51に図示しないフォークリフトの爪部を挿入することによって、パレット50とともに、物品が収納された断熱容器10を移動することができる。
6つのパネル12〜17は、後述するように、それぞれ真空断熱材41を含む断熱部33を有する断熱パネルを含んでいる。なお、本実施の形態では、天面パネル16および底面パネル17は、それぞれ真空断熱材41を含む断熱部33を備えているが、これを限定するものではない。天面パネル16および底面パネル17の断熱部33は、例えば発泡断熱材などの真空断熱材ではない断熱材を用いてもよい。
また、右面パネル12および左面パネル13は、金属支持部31およびフレーム部32を有している。この場合、縦枠としての金属支持部31と、横枠としてのフレーム部32とにより、各パネル12、13の外側パネル12B、13Bの枠の全体が構成されている。同様に、背面パネル14および正面パネル15も、金属支持部31およびフレーム部32を有している。なお、本実施の形態では、各パネル12〜17の外側パネル12B〜17Bの枠以外の領域は、後述する有機高分子材料を主成分とする保護材を備えているが、これを限定するものではない。例えば、外側パネル12B〜17Bの全体が金属支持部を構成していてもよく、外側パネル12B〜17Bの枠以外の領域に他の金属支持部が配置されていてもよい。
天面パネル16は、部分的に開閉可能な構造であり、図1では閉じた状態を示している。断熱容器10は、天面パネル16を閉じた状態にすることによって、四角柱構造の組立状態になり、パネル12〜17に囲まれた断熱空間30をその容器内部に形成することが可能である。
図2に示すように、断熱空間30が形成されている組立状態の断熱容器10は、右面パネル12、左面パネル13、背面パネル14、および正面パネル15、ならびに天面パネル16を、底面パネル17およびパレット50から分離することによって、断熱空間30が形成されていない分解状態にすることが可能である。明らかに、図2に示すのとは逆に、分解状態の断熱容器10の各パネル12〜17を連結することによって、組立状態の断熱容器10に変更することが可能である。
図2に示すように、正面パネル15、左面パネル13、背面パネル14、および右面パネル12は、それぞれ外側パネル15B、13B、14B、12Bと、内側パネル15A、13A、14A、12Aとを有している。天面パネル16は、外側パネル16Bと内側パネル16Aとを有している。底面パネル17は、内側パネル17Aを有している。図示しないが、内側パネル12A〜17Aの各々は、真空断熱材を含む断熱部33を有している。
なお、内側パネル17Aはパレット50で保護されるため、底面パネル17は、外側パネルを有していないが、これを限定するものではなく、底面パネル17は、外側パネルを有していてもよい。これによって、底面パネル17が荷物の荷重によりパレット50の表面の凹凸に押し付けられて、底面パネル17の内側パネル17Aの真空断熱材が破損することを抑制できる。また、本実施の形態では、天面パネル16は、外側パネル16Bを有しているが、これを限定するものではなく、天面パネルは、外側パネル16Bを有していなくてもよい。天面パネル16が、外側パネル16Bを備えることによって、断熱容器を二段積みしたときに、上段の保冷箱の底面によって、下段の保冷箱の天面パネル16の内側パネル16Aが有する真空断熱材が破損することを抑制できる。
図1および図2に示すように、右面パネル12、左面パネル13、および正面パネル15は、左側および右側の端部にそれぞれ金属製の金属支持部31を有している。金属支持部31はそれぞれ、天面パネル16側の端部から底面パネル17側の端部まで連続的に延びている。図示しないが、背面パネル14も同様である。金属製の金属支持部31は、パネルの自重や天面側からの荷重を支持する柱や壁としての役割を果たす。
図1および図2に示すように、断熱容器10の断熱空間30は、組立状態で、6つのパネル12〜17の内側のパネル面により形成される。各パネル12〜17の断熱空間30側のパネル面はそれぞれ、真空断熱材を有する内側パネル12A〜17Aの内面12C〜17Cにより構成されている。このため、金属支持部31が配置されている外側パネル12B〜15Bは、断熱空間30に接触しない。
フレーム部について補足する。図1および図2の断熱容器10では、右面パネル12、左面パネル13、背面パネル14および正面パネル15は、パネルの上側および下側の端部にそれぞれ、パネル12〜15の右側の端部からパネル12〜15の左側の端部まで連続的に延びる、金属製のフレーム部32を有している。さらに、天面パネル16は、天面パネル16の外周を構成する辺にそれぞれ、天面パネル16の一方の端部からもう一方の端部まで連続的に延びる、金属製のフレーム部32を有している。フレーム部は、断熱容器10の輸送や保管の際に横方向から加えられた場合に、その荷重を支えて、真空断熱材41の破損を抑制するために配置されている。さらに、天面側からの荷重を金属支持部31に伝える横梁としての役割を果たすこともできる。しかしながら、フレーム部の存在を限定するものではなく、フレーム部は設けなくてもよい。また、金属製のフレーム部の使用を限定するものではなく、有機高分子材料を主成分とする有機高分子製のフレーム部を使用してもよい。図1および図2に示すように、金属製のフレーム部32を外側パネルに配置することによって、金属製のフレーム部32が断熱空間30に接触しないので、断熱容器の断熱性能の低下を抑制できる。
とりわけ断熱容器10を二段積みする際に、金属支持部31が、上下方向に掛かる荷重を支えることにより、真空断熱材の変形や破損の危険性を低減することができる。金属支持部31は、金属材料の全般が適用可能であり、例えば鉄、ステンレス、アルミニウム、アルミニウム合金、銅、真鍮、亜鉛等を用いることができる。軽量化、加工適性、剛性の観点からはアルミニウムまたはアルミニウム合金が好ましい。
またフレーム部32の材料は、金属支持部31と同一部材を用いて設計、構造の簡略化を図っているが、必ずしも同じにする必要はなく、他の部材、例えばポリ塩化ビニル、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン(ABS)、ポリカーボネート、ポリアセタール、フェノール樹脂等の各種樹脂を用いてもよい。
本実施の形態による断熱容器10は、金属支持部31を備えることによって、側面パネル11の自重や、二段積みされた断熱容器の下段の断熱容器が受ける天面側からの荷重を支えることができ、真空断熱材が破損することを抑制できる。また、本実施の形態の断熱容器10は、真空断熱材41を有する内側パネル12A〜17Aのパネル面で断熱空間30を形成し、金属支持部31が断熱空間30に接触しないようにすることによって、断熱容器10の断熱性能が金属支持部31より低下することを抑制できる。
図3に示すように、本実施の形態の断熱容器10は、同じ仕様の断熱容器10Aを上側に積み上げた状態で保管や運送を行うことができる。断熱容器10、10Aの二段積み作業は、例えば、次の手順でおこなうことができる。まずパレット50の荷物が載せられる面を上にして作業場の床面に配置する。次に、断熱容器10の底面パネル17をパレット50の荷物が載せられる面にそれぞれ配置する。続いて、荷物を底面パネル17に載せる。その後、分解状態の断熱容器10を容器内部に荷物が収納されるように組み立てる。これにより、パレット50に載せられた荷物が内部に収納された組立状態の断熱容器10を得ることができる。なお、荷物を底面パネルに堆積する前に分解状態の断熱容器10の組立作業を開始して、荷物は組立後または/および組立途中で容器内部に収納してもよい。同様の手順で、パレット50Aに載せられた荷物が内部に収納された組立状態の断熱容器10Aを得ることができる。そして、例えばフォークリフトを使用して、断熱容器10Aを断熱容器10の上に積載する。
次に、本実施の形態による断熱容器10のパネル12〜17について、更に説明する。
図1および図2に示すように、正面パネル15は、背面パネル14に対してパネル面が平行な状態で対向し、天面パネル16、底面パネル17、左面パネル13および右面パネル12に対してパネル面が垂直な位置関係で隣接している。また、左面パネル13は、右面パネル12に対してパネル面が平行な状態で対向し、天面パネル16、底面パネル17、背面パネル14および正面パネル15に対してパネル面が垂直な位置関係で隣接している。また、背面パネル14は、天面パネル16、底面パネル17、右面パネル12および左面パネル13に対してパネル面が垂直な位置関係で隣接している。
側面パネル11の外側のパネル面の外周形状は、組立状態の断熱容器10を天面側すなわち+Z方向から平面視した場合に、縦幅および横幅がそれぞれ1000mm以上かつ1200mm以下の四辺形である。できるだけ、1辺の長さを長くできるほうが、ひとつの断熱容器への収納容積を増やす上で有利であるばかりでなく、トラック、鉄道、船舶、航空機などの輸送機械の荷台、コンテナ、倉庫などの限られたスペースに効率的に収納する上でも効率的である。断熱容器の側面パネルの1辺の長さは、一緒に使用するパレット50の寸法と近似させることが好ましい。本実施形態の断熱容器10は、JISの規格が縦幅および横幅が1100mmであるT11型平パレットに好適である。
(背面パネル)
次に、断熱容器10を構成する各パネルのうち、背面パネル14の構成について説明する。なお、側面パネル11は、4枚のパネルである正面パネル15、左面パネル13、背面パネル14、および右面パネル12から構成されるが、本実施の形態において、正面パネル15、左面パネル13、背面パネル14、および右面パネル12は互いに同一の構造を有するため、代表して背面パネル14の構成について説明する。図4(a)は、背面パネル14を断熱容器10の外側である−X方向側から見た図であり、図4(b)は、背面パネル14を断熱容器10の内側である+X方向側から見た図である。また、図5(a)は、背面パネル14の斜視図であり、図5(b)は、背面パネル14の分解斜視図である。
次に、断熱容器10を構成する各パネルのうち、背面パネル14の構成について説明する。なお、側面パネル11は、4枚のパネルである正面パネル15、左面パネル13、背面パネル14、および右面パネル12から構成されるが、本実施の形態において、正面パネル15、左面パネル13、背面パネル14、および右面パネル12は互いに同一の構造を有するため、代表して背面パネル14の構成について説明する。図4(a)は、背面パネル14を断熱容器10の外側である−X方向側から見た図であり、図4(b)は、背面パネル14を断熱容器10の内側である+X方向側から見た図である。また、図5(a)は、背面パネル14の斜視図であり、図5(b)は、背面パネル14の分解斜視図である。
図4(a)に示すように、背面パネル14を断熱容器10の外側から見た場合、外側パネル14Bが視認される。この外側パネル14Bは、保護材34と、2箇所の金属支持部31と、2箇所のフレーム部32とから構成されている。2箇所の金属支持部31および2箇所のフレーム部32は、保護材34の周囲を取り囲むように、外側パネル14Bの端部に沿って枠状に配置されている。また、図4(b)に示すように、背面パネル14を断熱容器10の内側から見た場合、内側パネル14Aが視認され、また、内側パネル14Aの外周の外側には、外側パネル14Bの端部に配置された2箇所の金属支持部31と2箇所のフレーム部32の一部とが視認される。内側パネル14Aは、主に後述する真空断熱材41を含む断熱部33から構成されている。
内側パネル14Aの外周の各寸法は、外側パネル14Bの外周の各寸法よりも小さく、内側パネル14Aは、外側パネル14Bのパネル面内に配置されている。内側パネル14Aの端部が外側パネル14Bの端部により保護されるので、内側パネル14Aの真空断熱材41が損傷することを防ぐことができる。さらに、パネルの厚みを考慮した寸法差にすることにより、背面パネル14の内側パネル14Aの一方の端部を左面パネル13の内側パネル13Aの端部に密着させ、もう一方の端部を右面パネル12の内側パネル12Aの端部に密着させたときに、各パネル12〜14の外側パネル12B〜14Bの端部も同様に密着するように構成することができ、組立状態の断熱容器10で断熱空間30の断熱性を向上させることができる。
図5(a)に示すように、内側パネル14Aは、外側パネル14Bに着脱可能に取り付けられている。具体的には、内側パネル14Aは、外側パネル14Bに対して複数の面ファスナー(着脱手段)35を用いて取り付けられている。図5(a)(b)において、面ファスナー35は、背面パネル14の天面側(+Z方向側)に2箇所、背面パネル14の底面側(−Z方向側)に2箇所の合計4箇所に設けられている。しかしながら、面ファスナー35は、内側パネル14Aを外側パネル14Bに着脱可能に保持できれば良く、その取り付け位置や個数はこれに限定されるものではない。なお、面ファスナー35の取付位置は、パネル12〜15の間で同一の位置としておくことが好ましい。この場合、内側パネル12A〜15Aや外側パネル12B〜15Bを共通化することができるので、パネル12〜15の組立作業の作業性や利便性を向上することができる。
図5(b)に示すように、各面ファスナー35は、フック部35Aと、ループ部35Bとから構成されている。このうちループ部35Bは、外側パネル14Bの内面(+X方向側の面)に取り付けられており、フック部35Aは、内側パネル14Aの外面(−X方向側の面)に取り付けられている。この場合、面ファスナー35のフック部35Aとループ部35Bとが互いに着脱可能となっているので、内側パネル14Aを外側パネル14Bに取り付けたり、内側パネル14Aを外側パネル14Bから取り外したりする作業を容易に行うことができる。また、面ファスナー35は一定の面積を持つため、内側パネル14Aを外側パネル14Bに対して厳密に位置合わせしなくても、内側パネル14Aを外側パネル14Bに取り付けることが可能となる。さらに、内側パネル14Aの面方向の位置ずれや寸法誤差を吸収することができ、内側パネル14Aの外側パネル14Bに対する取付位置を微調整することも容易である。なお、上記とは逆に、面ファスナー35のループ部35Bを内側パネル14Aの外面に取り付け、面ファスナー35のフック部35Aを外側パネル14Bの内面に取り付けても良い。
次に、内側パネル14Aの構造について説明する。図6は、内側パネル14Aの断熱部33を示す断面図である。図7(a)(b)は、断熱部33に含まれる真空断熱材41の断面図である。
図6に示すように、内側パネル14Aの断熱部33は、真空断熱材41と、発泡断熱材42と、断熱外囲部43と、断熱材保護部材44と、遮熱シート45とを有している。
このうち真空断熱材41は、発泡断熱材42に取り付けられている。この真空断熱材41は、芯材41aと、芯材41aの周囲に設けられた外装材41bとから構成されている。仮に外装材41bが破損した場合には、真空断熱材41の真空を維持することができなくなり、所望の断熱性を得ることができなくなる。このため、真空断熱材41の断熱空間30側(図6の下方側)に発泡断熱材42が配置されている。これにより、断熱空間30に入れた物品がぶつかったときに真空断熱材41が破損する危険性を低減することができる。
発泡断熱材42は、真空断熱材41の少なくとも断熱空間30側の主面に隣接して接合されるように配置することができる。発泡断熱材42には、公知の発泡性の断熱材を用いることができ、例えばポリウレタン発泡体であってもよい。
また、断熱外囲部43は、真空断熱材41を取り囲むように形成されている。この断熱外囲部43は、発泡断熱材42上に配置されており、発泡断熱材42に固定されている。断熱外囲部43が真空断熱材41を取り囲むように配置されていることにより、断熱外囲部43が配置されていない場合と比べて、断熱性能が向上する。なお、断熱外囲部43と真空断熱材41との間には若干の隙間が形成されており、真空断熱材41の大きさが多少変化した場合であっても、真空断熱材41を断熱外囲部43内に収容できるようになっている。
また、断熱材保護部材44は、断熱外囲部43上に設けられており、主として真空断熱材41を保護する役割を果たす。この断熱材保護部材44としては、例えば後述する外側パネル14Bを構成する有機高分子製の保護材を用いることができる。
遮熱シート45は、真空断熱材41、発泡断熱材42、断熱外囲部43および断熱材保護部材44の外周全体を包むように配置されている。この遮熱シート45は、真空断熱材41と発泡断熱材42との全体を覆って配置することができる。遮熱シート45としては、例えば金属箔を含む多層シートや、樹脂シートの片面に蒸着層が形成された蒸着シート等があげられる。
図6に示す断熱部33を形成する場合、真空断熱材41と発泡断熱材42とを互いに別個に製造し、その後、これらの真空断熱材41と発泡断熱材42とを接着剤等により接合しても良い。この場合、真空断熱材41だけを交換することが容易である等、メンテナンス性を高めることができる。また、真空断熱材41と発泡断熱材42とを接着剤を使用しないで嵌合させても良い。この場合、真空断熱材41は発泡断熱材42から取外し可能に構成することができる。弱粘着性の接着剤を使用することによっても、真空断熱材41を発泡断熱材42から取外し可能に構成することができる。
断熱部33は、外部から真空断熱材41が視認可能なように構成することができる。例えば、発泡断熱材42、遮熱シート45、断熱材保護部材44が存在しない領域を設けたりすること、それらの一部または全部を透明にすることが挙げられる。真空断熱材41が破損して表面に異常な変形が発生した場合に、内側パネル14Aを壊すことなく真空断熱材の破損状況を確認することができる。
次に、真空断熱材41について更に説明する。図7(a)に示すように、真空断熱材41は、芯材41aと、ガスバリア性を有する外装材41bとから構成されており、外装材41b内を減圧して得られる断熱材である。図7(b)は、真空断熱材41の他の一例である。図7(a)では、真空断熱材41の内部の両端に空隙が形成されているが、図7(b)では、空隙が形成されていない。空隙は、真空断熱材41の製造方法の違いにより形成されたり形成されなかったりする。
芯材41aは、従来から使用される公知の真空断熱材の芯材に用いられる材料を使用することができ、例えば、シリカ等の粉体、ウレタンポリマー等の発泡体、グラスウール等の繊維体等の多孔質体を使用してもよい。
外装材41bは、芯材41aの外周を覆う部材であり、芯材から熱溶着層、ガスバリア層が順に積層された可撓性を有するシートを使用してもよい。ガスバリア層は、金属箔、樹脂シートの片面に蒸着層が形成された蒸着シート等を使用してもよい。金属箔は、例えばアルミニウムを使用することができる。蒸着層は、例えば、アルミニウム、アルミニウム酸化物、ケイ素酸化物を使用することができる。
外装材41bのガスバリア性は、酸素透過度が0.5cc・m−2・day−1以下、中でも0.1cc・m−2・day−1以下であってもよい。また、水蒸気透過度が0.2cc・m−2・day−1以下、中でも0.1cc・m−2・day−1以下であってもよい。真空断熱材41の内部真空度は、例えば5Pa以下であってもよい。真空断熱材41の初期熱伝導率は、例えば25℃環境下で15mW・m−1・K−1以下、中でも10mW・m−1・K−1以下、特に5mW・m−1・K−1以下であってもよい。
次に、外側パネル14Bの構造について説明する。図4(a)に示すように、外側パネル14Bは、内側パネル14Aよりも外側に配置され、保護材34と、保護材34の周囲を取り囲むように外側パネル14Bの端面に沿って枠状に配置された、Z方向に平行な2箇所の金属支持部31およびY方向に平行な2箇所のフレーム部32と、から構成されている。
保護材34について説明する。保護材34は、外側パネル14Bの構成部材として使用された場合、内側パネル14Aの真空断熱材41を保護し、また、その端部に金属支持部31およびフレーム部32を配置して、外側パネル14B全体としての面としての剛性を持たせることができる。保護材34は、断熱性を高めるために、熱伝導率の低い材料により構成されていてもよい。例えば合板、発泡材、樹脂板、エンボス樹脂シート、板紙等の有機高分子材料や、セラミック部材などを用いることができる。軽量で比較的剛性のある材料として、プラスチックダンボールや養生された木材などを使用することができる。保護材34は、面ファスナー35を介して、内側すなわち断熱空間30側に隣接する内側パネル14A(断熱部33)と接合される。面ファスナー35により内側パネル14Aを着脱可能とすることにより、例えば真空断熱材41だけを交換したい場合に、パネル全体を断熱容器10から外す必要がなく、メンテナンス性が向上する。
次に、背面パネル14の周囲の構造について説明する。図8は、天面パネル16を取り外したときの、+Z方向から見た断熱容器10の平面図である。図9は、図8のB部付近について、背面パネル14と左面パネル13との隣接部を示す拡大平面図である。
図8に示すように、正面パネル15の内側パネル15Aは、断熱空間30側を向く内面15Cと、内面15Cに略直交するとともに内面15Cの外周に設けられた端面15Dとを有している。同様に、左面パネル13の内側パネル13Aは、内面13Cと端面13Dとを有し、右面パネル12の内側パネル12Aは、内面12Cと端面12Dとを有し、背面パネル14の内側パネル14Aは、内面14Cと端面14Dとを有している。
この場合、正面パネル15の内側パネル15Aの端面15Dと、左面パネル13の内側パネル13Aの内面13Cとが当接するように配置されている。また、左面パネル13の内側パネル13Aの端面13Dと、背面パネル14の内側パネル14Aの内面14Cとが当接するように配置されている。また、背面パネル14の内側パネル14Aの端面14Dと右面パネル12の内側パネル12Aの内面12Cとが当接するように配置されている。さらに、右面パネル12の内側パネル12Aの端面12Dと正面パネル15の内側パネル15Aの内面15Cとが当接するように配置されている。
各パネル12〜15の内側パネル12A〜15Aは、それぞれ面ファスナー35によって外側パネル12B〜15Bに取り付けられている。この面ファスナー35は、その面方向に沿ってある程度の弾力性を有する。このため、面ファスナー35により、内側パネル12A〜15Aの端面12D〜15Dを、隣接する内側パネル12A〜15Aの内面12C〜15Cに対して押し付ける力が生じる(図8の矢印参照)。これにより、内側パネル12A〜15Aの端面12D〜15Dと、隣接する内側パネル12A〜15Aの内面12C〜15Cとが強固に密着し、断熱空間30の断熱性及び気密性が高められている。なお、内側パネル12A〜15Aの端面12D〜15Dに押し付けられることにより、内側パネル12A〜15Aの内面12C〜15Cがわずかに凹んでいても良い。
このように、各パネル12〜15は、その内側パネル12A〜15Aが、端面12D〜15Dと内面12C〜15Cとの2箇所で、それぞれ隣接する2つのパネル12〜15と当接している。これにより、各パネル12〜15の寸法や配置、構造をすべて同一のものとすることができ、パネル12〜15を構成する部品の共通化をはかることができる。これにより、外側パネル12B〜15B、内側パネル12A〜15Aや、断熱部33、真空断熱材等の予備部品のストックを減らすことができ、部品交換や修理作業も容易となる。また、組立作業においても、例えば、左面パネル13、背面パネル14、および右面パネル12の相互の配置を間違えても、問題なく組み立てられ、機能的にも問題がなく、作業性や利便性を向上できる。
次に、背面パネル14と左面パネル13との隣接部の構成について説明する。図9に示すように、左面パネル13の保護材34の−X方向の先端には、金属支持部31の構成部材である、半円状の凸形状の雄型支持部31aが設けられている。また、背面パネル14の保護材34の−Y方向の先端には、金属支持部31の構成部材である、半円状の凹形状の雌型支持部31bが設けられている。さらに、雌型支持部31bの先端には、爪部31cが形成されている。この場合、左面パネル13の雄型支持部31aが背面パネル14の雌型支持部31bに収容されるとともに、爪部31cに嵌合して係止しているので、左面パネル13を背面パネル14に組み付けた状態で左面パネル13が背面パネル14から外れないようになっている。なお、雄型支持部31aおよび雌型支持部31bは、それぞれ各パネル13、14の高さ方向(Z方向)に沿って互いに間隔を空けて複数個配置されている(図17参照)。
左面パネル13を背面パネル14に取り付ける際は、図9の仮想線に示すように、左面パネル13の雄型支持部31aを背面パネル14の爪部31cに引っかけた状態で、左面パネル13を背面パネル14と並べて配置する。その後、左面パネル13をZ方向の軸周りに+Y方向(矢印R方向)に回転させることにより、左面パネル13の雄型支持部31aが背面パネル14の爪部31cに引っ掛かった状態のまま、左面パネル13の雄型支持部31aが背面パネル14の雌型支持部31bに収容される。これにより、左面パネル13を背面パネル14に対して確実に組み付けることができる。
一方、左面パネル13を背面パネル14から取り外す際は、上記とは逆に、左面パネル13の雄型支持部31aを背面パネル14の爪部31cに引っ掛けた状態のまま、左面パネル13をZ方向の軸周りに−Y方向(矢印Rの反対方向)に回転させる。これにより、左面パネル13の雄型支持部31aが背面パネル14の雌型支持部31bから離脱し、左面パネル13を背面パネル14から取り外すことができる。このように、左面パネル13を、雌型支持部31bを支点として、Z方向の軸周りに−Y方向側に一定角度になるまで回転させることにより、容易に係合状態を解消することができ、組立および分解の作業性を格段に向上させることができる。
(正面パネル、左面パネル、右面パネル)
正面パネル15、左面パネル13および右面パネル12は、上述したように、背面パネル14と同一の構造であるため、正面パネル15、左面パネル13および右面パネル12の説明は省略する。
正面パネル15、左面パネル13および右面パネル12は、上述したように、背面パネル14と同一の構造であるため、正面パネル15、左面パネル13および右面パネル12の説明は省略する。
(天面パネル)
天面パネル16の構造について説明する。図10(a)は、天面パネル16を断熱容器10の外側である+Z方向側から見た図であり、図10(b)は、天面パネル16を断熱容器10の内側である−Z方向側から見た図である。
天面パネル16の構造について説明する。図10(a)は、天面パネル16を断熱容器10の外側である+Z方向側から見た図であり、図10(b)は、天面パネル16を断熱容器10の内側である−Z方向側から見た図である。
図10(a)に示すように、天面パネル16は、蝶番21によって部分的に開閉が可能なパネルからなっている。すなわち天面パネル16は、Y方向に平行な直線nにおいて2分割されており、第1上板部22および第2上板部23を有している。第1上板部22および第2上板部23は、直線n上に配置される複数の蝶番21を介して、直線n軸周りに互いに回転可能に固定されている。
この場合、第1上板部22を側面パネル11に保持した状態で、直線n軸周りに第2上板部23を+Z方向側に回転させて開き、または元の位置に回転して閉じる開閉動作が可能である。あるいは、第2上板部23を側面パネル11に保持した状態で、第1上板部22の方を開閉動作することもできる。断熱容器10を組み立てた後でも、第2上板部23または第1上板部22を開けて、物品の出し入れができる。例えば、正面パネル15の前に荷物が積まれていて正面パネル15を開けることが困難な場合に、天面側から荷物の出し入れができる。
図10(a)に示すように、第1上板部22と第2上板部23とを断熱容器10の外側から見た場合、それぞれ、+X方向側に第2上板部23が位置し、−X方向側に第1上板部22が位置している。このうち第1上板部22は、保護材34と、保護材34の周囲を取り囲むように、第1上板部22の端部に沿って枠状に配置されたフレーム部32とから構成される。また、第2上板部23は、保護材34と、保護材34の周囲を取り囲むように、第2上板部23の端部に沿って枠状に配置されたフレーム部32とから構成される。
図10(b)では、天面パネル16は、内側から見た場合に、+X方向側に内側パネル23Aが設けられ、−X方向側に内側パネル22Aが設けられている。内側パネル22A、23Aは、真空断熱材41を含む断熱部33から構成されている。また、内側パネル22A、23Aの外周の外側には、外側パネル22B、23Bの端部に配置されたフレーム部32が視認される。内側パネル22A、23Aの外周の各寸法が、それぞれ外側パネル22B、23Bの外周の各寸法より小さい理由は、上記の背面パネル14の場合と同様である。なお、背面パネル14の場合と同様に、内側パネル22A、23Aは、それぞれ面ファスナー35によって外側パネル22B、23Bに対して着脱可能に取り付けられている。
なお、天面パネル16の内側パネルを内側パネル16Aと表すときは、本実施の形態の場合には、内側パネル22Aと内側パネル23Aとのいずれか、または両方含めたものを指す。同様に、天面パネル16の外側パネルを外側パネル16Bと表すときも、本実施形態の場合には、外側パネル22Bと外側パネル23Bとのいずれか、または両方含めたものを指す。
このように、天面パネル16を2分割することにより、断熱容器10を分解する際に、天面パネル16を折り畳んだ後に、天面パネル16をパネル12〜15から取り外すことができる。また、断熱容器10を組み立てる際に、折り畳まれた状態の天面パネル16をパネル12〜15に載せた後に、天面パネル16を開くことができる。天面パネル16を折り畳んだ状態で天面パネル16の上げ下ろしができるので、作業の効率性や安全性の向上を図ることができる。
次に、天面パネル16の内側パネル16Aの構造について説明する。図11は、内側パネル16Aの断熱部33を示す断面図である。
図11に示すように、内側パネル16Aの断熱部33は、真空断熱材41と、発泡断熱材42と、断熱外囲部43と、断熱材保護部材44と、遮熱シート45とを有している。また、遮熱シート45の内部であって、真空断熱材41の外周に、緩衝材46が配置されている。この緩衝材46は、発泡断熱材42および断熱外囲部43の周縁に取り付けられている。また緩衝材46は、内側パネル16Aの周縁全体に設けられていても良い。なお、天面パネル16が上述したように2分割されている場合は、緩衝材46は、内側パネル22Aと内側パネル23Aの周縁全体に設けられていても良く、あるいは、内側パネル22Aと内側パネル23Aとが対向する周縁以外の周縁全体に設けられていても良い。
このような緩衝材46は、スポンジ、ゴム管、パッキン用の断面U字のゴム等、容易に潰れ、かつ復元性の高いものを用いることが好ましい。とりわけ、緩衝材46としては、長期間圧縮した後も復元可能なものを用いることが好ましい。このように、真空断熱材41の周囲に緩衝材46を設けることにより、断熱容器10が組立られた際、内側パネル16Aの緩衝材46がパネル12〜15に対して押し付けられる。これにより内側パネル16Aと他の内側パネル12A〜15Aとの密着性を高め、断熱空間30の断熱性を向上させることができる。また、緩衝材46を遮熱シート45の内側に組み込むことにより、使用時に緩衝材46が磨耗したり、緩衝材46が脱落あるいは破損したりすることを抑制することができる。
なお、緩衝材46が設けられていることのほか、内側パネル16Aの構成は、上述した内側パネル14Aの構成と同様である。
天面パネル16が、上述した背面パネル14と異なる点は、天面パネル16が開閉可能であり、内側パネル16Aおよび外側パネル16Bが2分割されている点と、内側パネル16Aが緩衝材46を有する点であり、このほか、内側パネル23A、22Aおよび外側パネル23B、22Bの内部構造は、他のパネル12〜15の構造と同様である。
次に、天面パネル16がパネル12〜15の上に載置された状態について説明する。図12は、正面パネル15を外したときの、+X方向から見た断熱容器10を示す図である。
図12に示すように、左面パネル13の内側パネル13Aの内面13Cに、天面パネル16の内側パネル16Aの端面16Dと、底面パネル17の内側パネル17Aの端面17Dとが、それぞれ当接している。また、右面パネル12の内側パネル12Aの内面12Cに、天面パネル16の内側パネル16Aの端面16Dと、底面パネル17の内側パネル17Aの端面17Dとが、それぞれ当接している。なお、図12には示していないが、同様に、正面パネル15の内側パネル15Aの内面15Cに、天面パネル16の内側パネル16Aの端面16Dと、底面パネル17の内側パネルAの端面17Dとが、それぞれ当接している。さらに、背面パネル14の内側パネル14Aの内面14Cに、天面パネル16の内側パネル16Aの端面16Dと、底面パネル17の内側パネル17Aの端面17Dとが、それぞれ当接している。
上述したように、内側パネル16Aの真空断熱材41の外周縁に緩衝材46が配置されているので、天面パネル16の内側パネル16Aの端面16Dと、各パネル12〜15の内側パネル12A〜15Aの内面12C〜15Cとがそれぞれ密着し、断熱空間30の断熱性を向上させることができる。また、天面パネル16の面方向の位置ずれや寸法誤差を吸収することができる。
(底面パネル)
次に、底面パネル17について説明する。本実施形態における底面パネル17は、天面パネル16の内側パネル16Aと略同一の構造である内側パネル17Aによって構成されている。すなわち、内側パネル17Aは、内側パネル16Aと同様に、真空断熱材41の外周に設けられた緩衝材46を有している。これにより、図12に示すように、底面パネル17の内側パネル17Aの端面17Dと、各パネル12〜15の内側パネル12A〜15Aの内面12C〜15Cとが密着し、断熱空間30の断熱性を向上させることができる。
次に、底面パネル17について説明する。本実施形態における底面パネル17は、天面パネル16の内側パネル16Aと略同一の構造である内側パネル17Aによって構成されている。すなわち、内側パネル17Aは、内側パネル16Aと同様に、真空断熱材41の外周に設けられた緩衝材46を有している。これにより、図12に示すように、底面パネル17の内側パネル17Aの端面17Dと、各パネル12〜15の内側パネル12A〜15Aの内面12C〜15Cとが密着し、断熱空間30の断熱性を向上させることができる。
また、内側パネル17Aは、パレット50に対して面ファスナー35を用いて着脱可能に取り付けられている。これにより、内側パネル17Aをパレット50に取り付けたり、内側パネル17Aをパレット50から取り外したりする作業を容易に行うことができる。また、面ファスナー35は一定の面積を持つため、内側パネル17Aをパレット50に対して厳密に位置合わせをしなくても、内側パネル17Aをパレット50に取り付けることが可能となる。また、内側パネル17Aの面方向の位置ずれや寸法誤差を吸収することができる。さらに、内側パネル17Aのパレット50に対する取付位置を微調整することも容易である。このように、底面パネル17が、パネル12〜15の外側パネル12B〜15Bに相当する構造を備えないことにより、断熱容器10の軽量化を図ることができる。
(パレット)
次に、パレット50について説明する。パレット50としては、一般的なものを用いることができる。本実施形態の断熱容器10では、軽量で剛性があるプラスチック製のT11型平パレットを用いているが、特に限定されず、例えば、プラスチック製、アルミニウム、アルミニウム合金などの金属製、木製、ダンボール製などの各種サイズのパレットが挙げられる。
次に、パレット50について説明する。パレット50としては、一般的なものを用いることができる。本実施形態の断熱容器10では、軽量で剛性があるプラスチック製のT11型平パレットを用いているが、特に限定されず、例えば、プラスチック製、アルミニウム、アルミニウム合金などの金属製、木製、ダンボール製などの各種サイズのパレットが挙げられる。
(断熱空間)
6つのパネル12〜17は、それぞれ内側パネル12A〜17Aを有する。各内側パネル12A〜17Aは、真空断熱材41を含む断熱部33から構成される。これら各パネル12〜17を組立状態にすると、図2に示すように、各内側パネル12A〜17Aのパネル面によって略直方体形状の空間として、断熱空間30が形成される。断熱空間30は、周囲が断熱材で囲まれているため、外部との熱の流入や流出が制限され、断熱性を維持することができる。
6つのパネル12〜17は、それぞれ内側パネル12A〜17Aを有する。各内側パネル12A〜17Aは、真空断熱材41を含む断熱部33から構成される。これら各パネル12〜17を組立状態にすると、図2に示すように、各内側パネル12A〜17Aのパネル面によって略直方体形状の空間として、断熱空間30が形成される。断熱空間30は、周囲が断熱材で囲まれているため、外部との熱の流入や流出が制限され、断熱性を維持することができる。
(断熱容器の組立および分解)
次に、断熱容器10を組立ておよび分解する際の作用について説明する。
次に、断熱容器10を組立ておよび分解する際の作用について説明する。
(断熱容器の組立)
図13(a)−(d)は、断熱容器10を順番に組立てた場合の各々の組立工程を説明する図である。まず、図13(a)に示すように、パレット50の上に底面パネル17(内側パネル17A)を配置する。このとき、パレット50と底面パネル17とは、面ファスナー35によって互いに連結される。
図13(a)−(d)は、断熱容器10を順番に組立てた場合の各々の組立工程を説明する図である。まず、図13(a)に示すように、パレット50の上に底面パネル17(内側パネル17A)を配置する。このとき、パレット50と底面パネル17とは、面ファスナー35によって互いに連結される。
次に、背面パネル14を底面パネル17の−X方向側に立てて配置する。これにより、底面パネル17の内側パネル17Aの端面17Dが、背面パネル14の内側パネル14Aの内面14Cに当接し、内面14Cを押し付ける(図8参照)。このとき背面パネル14の内側パネル14Aは断熱空間30側である+X方向側に配置される。
次に、図13(b)に示すように、左面パネル13を底面パネル17の−Y方向側に立てて配置する。このとき、左面パネル13の背面パネル14側の側部13sを、背面パネル14の左面パネル13側の側部14sに嵌め込み、左面パネル13をYZ平面に平行な状態とする(図13(b)の仮想線参照)。具体的には、上述したように、左面パネル13の雄型支持部31aを背面パネル14の爪部31cに引っかけた状態で、左面パネル13を背面パネル14と並べるように配置する(図9参照)。
続いて、左面パネル13を+X方向側に回転させることにより、左面パネル13を底面パネル17の−Y方向側に配置する(図13(b)の矢印参照)。これにより、底面パネル17の内側パネル17Aの端面17Dが、左面パネル13の内側パネル13Aの内面13Cに当接し、内面13Cを押し付ける(図12参照)。具体的には、上述したように、左面パネル13を+Y方向に回転させることにより、左面パネル13の雄型支持部31aが背面パネル14の爪部31cに引っ掛かった状態のまま、左面パネル13の雄型支持部31aを背面パネル14の雌型支持部31bに収容する(図9参照)。このとき、左面パネル13の内側パネル13Aは断熱空間30側である−Y方向側に配置される。
また、左面パネル13が隣接する背面パネル14に組み付けられる際、左面パネル13の内側パネル13Aが、背面パネル14の内側パネル14Aに押し付けられ、内側パネル13Aと内側パネル14Aが互いに密着する。具体的には、左面パネル13が回転することにより、左面パネル13の内側パネル13Aの端面13Dが、背面パネル14の内側パネル14Aの内面14Cに当接し、内面14Cを押し付ける(図14(a)(b)参照)。これにより、左面パネル13と背面パネル14とを強く密着させることができる。この場合、左面パネル13を背面パネル14に対して組み付けるだけで、常時自然に、内側パネル13Aの端面13Dが、内側パネル14Aの内面14Cを押さえつける構造となっている。したがって、組み付け作業を行う作業者の技能等に左右されることなく、断熱空間30の断熱性及び気密性を安定して保持することができる。さらに、左面パネル13を背面パネル14に対して組み付けるだけで、内側パネル13Aの端面13Dが内側パネル14Aの内面14Cを押さえつける構造となっているため、左面パネル13や背面パネル14の端部に別途寸法調整材を設ける必要がなく、左面パネル13および背面パネル14を安価に作製することができる。
次に、図13(c)に示すように、右面パネル12を底面パネル17の+Y方向側に立てて配置する。このとき、右面パネル12の背面パネル14側の側部12tを、背面パネル14の左面パネル13側の側部14tに嵌め込み、右面パネル12をYZ平面に平行な状態とする(図13(c)の仮想線参照)。続いて、右面パネル12を+X方向側に回転させることにより(図13(c)の矢印参照)、右面パネル12を底面パネル17の+Y方向側に配置する。これにより、底面パネル17の内側パネル17Aの端面17Dが、右面パネル12の内側パネル12Aの内面12Cに当接し、内面12Cを押し付ける(図12参照)。このとき、右面パネル12の内側パネル12Aは断熱空間30側である−Y方向側に配置される。
また、右面パネル12を隣接する背面パネル14に組み付けられる際、背面パネル14の内側パネル14Aが、右面パネル12の内側パネル12Aに押し付けられる。これにより、内側パネル14Aと内側パネル12Aとが互いに密着する。具体的には、右面パネル12が回転することにより、背面パネル14の内側パネル14Aの端面14Dが、右面パネル12の内側パネル12Aの内面12Cに当接し、内面12Cを押し付ける(図15(a)(b)参照)。これにより、背面パネル14と右面パネル12とを強く密着させることができる。
次に、図13(d)に示すように、正面パネル15を底面パネル17の+X方向側に立てて配置する。このとき、正面パネル15の左面パネル13側の側部15uを、左面パネル13の正面パネル15側の側部13uに嵌め込み、正面パネル15をZX平面に平行な状態とする(図13(d)の仮想線参照)。続いて、正面パネル15を+Y方向側に回転させることにより(図13(d)の矢印参照)、正面パネル15を底面パネル17の+X方向側に配置する。これにより、底面パネル17の内側パネル17Aの端面17Dが、正面パネル15の内側パネル15Aの内面15Cに当接し、内面15Cを押し付ける(図8参照)。このとき、正面パネル15の内側パネル15Aは断熱空間30側である−X方向側に配置される。
正面パネル15が隣接する左面パネル13および右面パネル12に組み付けられる際、正面パネル15の内側パネル15Aが、左面パネル13の内側パネル13Aに押し付けられ、右面パネル12の内側パネル12Aが、正面パネル15の内側パネル15Aに押し付けられる。これにより、内側パネル15Aと内側パネル13Aとが互いに密着するとともに、内側パネル12Aと内側パネル15Aとが互いに密着する。具体的には、正面パネル15が回転することにより、正面パネル15の内側パネル15Aの端面15Dが、左面パネル13の内側パネル13Aの内面13Cに当接し、内面13Cを押し付ける(図16(a)(b)参照)。これにより、正面パネル15と左面パネル13とを強く密着させることができる。同様に、右面パネル12の内側パネル12Aの端面12Dが、正面パネル15の内側パネル15Aの内面15Cに当接し、内面15Cを押し付ける(図16(a)(b)参照)。これにより、右面パネル12と正面パネル15とを強く密着させることができる。
なお、正面パネル15の右面パネル12側の側部15vを、右面パネル12の正面パネル15側の側部12vに嵌め込む作業は次のようにして行う。すなわち図17に示すように、右面パネル12の側部12vには、Z方向に沿って複数の雄型支持部31aが互いに間隔を空けて配置されており、雄型支持部31a同士の間には、雄型支持部31aが形成されない中間部31dが設けられている。同様に、正面パネル15の側部15vには、Z方向に沿って複数の雌型支持部31bが互いに間隔を空けて配置されており、雌型支持部31b同士の間には、雌型支持部31bが形成されない中間部31dが設けられている。そして正面パネル15を右面パネル12に嵌め込む際、正面パネル15の複数の雌型支持部31bを、それぞれ右面パネル12の各中間部31dに合わせて配置する(図17の実線参照)。その後、正面パネル15を下方(−Z方向)に移動することにより、正面パネル15の各雌型支持部31bがそれぞれ右面パネル12の対応する雄型支持部31aに嵌合する(図17の仮想線参照)。このようにして、正面パネル15の側部15vが右面パネル12の側部12vに連結される。
最後に、図13(d)に示すように、4つのパネル12〜15の上方すなわち+Z方向側に、天面パネル16を載置して、断熱容器10の組立が完了する。
このように天面パネル16を4つのパネル12〜15に組み付けられる際、天面パネル16の内側パネル16Aが、4つのパネル12〜15の内側パネル12A〜15Aにそれぞれ押し付けられる。これにより、内側パネル16Aと内側パネル12A〜15Aとがそれぞれ互いに密着する。具体的には、天面パネル16の内側パネル16Aの端面16Dが、4つのパネル12〜15の内側パネル12A〜15Aの内面12C〜15Cにそれぞれ当接し、内面12C〜15Cを押し付ける(図12参照)。これにより、天面パネル16とパネル12〜15とを強く密着させることができる。
なお、上述の組立方法の説明では、4つのパネル12〜15の組立の順番について、背面パネル14、左面パネル13、右面パネル12、正面パネル15、の順で組立てる旨の説明をしたが、これ以外にも、背面パネル14、右面パネル12、左面パネル13、正面パネル15、の順で組立てることも可能であり、正面パネル15、左面パネル13、背面パネル14、右面パネル12の順で組み立てることも可能である。
(断熱容器の分解)
断熱容器10の分解方法は、基本的に組立方法の逆の順に行うことによってできる。まず、図13(d)の逆作業から始めることになるが、天面パネル16を取り外し、ついで図13(d)の逆作業として、正面パネル15を取り外し、次に、図13(c)の逆作業として、右面パネル12を取り外す。さらに、図13(b)の逆作業として、左面パネル13を取り外し、最後に、図13(a)の逆作業として、背面パネル14と底面パネル17とを取り外すことにより、分解作業が完了する。
断熱容器10の分解方法は、基本的に組立方法の逆の順に行うことによってできる。まず、図13(d)の逆作業から始めることになるが、天面パネル16を取り外し、ついで図13(d)の逆作業として、正面パネル15を取り外し、次に、図13(c)の逆作業として、右面パネル12を取り外す。さらに、図13(b)の逆作業として、左面パネル13を取り外し、最後に、図13(a)の逆作業として、背面パネル14と底面パネル17とを取り外すことにより、分解作業が完了する。
このように、断熱空間30に物品を入れた断熱容器として使用しない場合には、できる限り全体の体積を小さくして保管、輸送することが効果的である。
図18は、分解された各パネルを順番に重ねた状態を、側面から見た図である。図18に示すように、断熱容器10が分解されている状態では、例えば、パレット50に内側パネル17Aから構成される底面パネル17が取り付けられ、その上に、左面パネル13が、下側を内側パネル13A、上側を外側パネル13Bとなる向きで重ねられ、その上には背面パネル14が、下側を外側パネル14B、上側を内側パネル14Aとなる向きで重ねられる。その上には右面パネル12が、下側を内側パネル12A、上側を外側パネル12Bとなる向きで重ねられ、さらにその上には、正面パネル15が、下側を外側パネル15B、上側を内側パネル15Aとなる向きで重ねられ、最後に、天面パネル16が、下側を内側パネル16A、上側を外側パネル16Bとなる向きで重ねられている。分解状態でも、底面パネル17、側面パネル11、および天面パネル16を下側から上側に向かってこの順番で配置することによって、組み立てるときに作業者が理解しやすくなる。
このように、各パネルを、互いの内側パネル12A〜17A同士、外側パネル12B〜17B同士が隣接するように積み重ねることによって、内側パネル12A〜17Aの真空断熱材41を保護することができる。
このように本実施の形態によれば、断熱容器10の6つのパネル12〜17を組み付けた際、各パネル12〜17の内側パネル12A〜17Aが、隣接する他のパネル12〜17の内側パネル12A〜17Aに押し付けられることにより、内側パネル12A〜17A同士が互いに密着するようになっている。これにより、パネル12〜17同士の密着性が高められ、断熱空間30の気密性を高めることができる。この結果、断熱容器10の断熱性が低下することを抑えることができる。
また本実施の形態によれば、各内側パネル12A〜16Aは、それぞれ外側パネル12B〜16Bに着脱可能に取り付けられている。これにより、内側パネル12A〜17Aを交換したり、内側パネル12A〜17Aの位置決めをやり直したりする作業を容易に行うことができる。
また本実施の形態によれば、内側パネル12A〜16Aは、外側パネル12B〜16Bに対して面ファスナー35により取り付けられている。これにより、内側パネル12A〜16A同士を押し付けて密着させた際、内側パネル12A〜16Aのずれを防止することができる。また、面ファスナー35はある程度の弾力性を有するので、面ファスナー35によって内側パネル12A〜16Aの端面12D〜16Dを、隣接する他の内側パネル12A〜16Aの内面12C〜16Cに対して押しつけることができる。
また本実施の形態によれば、6つのパネル12〜17を組み付けた際、各パネル12〜17の内側パネル12A〜17Aの端面12D〜17Dが、隣接する他のパネル12〜17の内側パネル12A〜17Aの内面12C〜17Cに押し付けられることにより、当該内側パネル12A〜17A同士が互いに密着する。これにより、パネル12〜17同士の密着性が高められ、断熱空間30の気密性を高めることができる。
また本実施の形態によれば、内側パネル12A〜17Aは、真空断熱材41を含む断熱部33を有する。真空断熱材41は厚さが小さくても断熱性能が良好なので、真空断熱材41を使用することによって、パネル12〜17を軽量化することができ、組立状態の断熱容器10の収納容積を増やすことができ、また、分解状態の断熱容器10をコンパクト化することができる。
また本実施の形態によれば、パネル12〜15の外側パネル12B〜15Bは、組立状態で、パネル12〜15の天面パネル16側の端部から底面パネル17側の端部まで連続的に延びる、金属製の金属支持部31を有する。この金属支持部31が自重や天面側からの荷重を支えるので、断熱容器10の耐荷重性を良好にし、断熱容器10を大型化して、それを二段積みしようとした場合であっても、真空断熱材が破損する危険性を減らすことができる。この外側パネル12B〜15Bの金属支持部31は、組立状態で、パネル12〜17によって形成される断熱空間30に接触しない。このため、金属支持部31を通じて熱が伝わって、断熱容器10の断熱性能が低下することを抑制することができる。
上記より、本実施の形態による断熱容器10は、真空断熱材が使用され、組立および分解が可能な断熱容器10で、良好な耐荷重および断熱性能を得ることができる。
断熱容器10は、パレット50を備えていてもよく、パレット50は、断熱容器10の底面パネル17の断熱空間30とは反対側のパネル面に配置されていてもよい。この場合、フォークリフトやハンドリフトなどにより、断熱容器10を容易に移動することができる。
(変形例)
次に、断熱容器の各種変形例について説明する。図19および図20は、断熱容器の一変形例(ソフトタイプ)(変形例1)を示す図である。図19および図20において、図1乃至図18に示す実施の形態と同一部分には同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
次に、断熱容器の各種変形例について説明する。図19および図20は、断熱容器の一変形例(ソフトタイプ)(変形例1)を示す図である。図19および図20において、図1乃至図18に示す実施の形態と同一部分には同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
図19に示すように、本変形例(変形例1)による断熱容器10Bは、組立および分解が可能となっており、天面パネル16(仮想線)と、右面パネル12と、左面パネル13と、背面パネル14と、正面パネル15と、底面パネル17とを含む6つのパネル12〜17を備えている。各パネル12〜17は、隣接する他のパネル12〜17に対して取り外しおよび組立可能に設けられている。パネル12〜17は、それぞれ断熱部33を含む内側パネル12A〜17Aを有している。なお、本変形例において、図1乃至図18に示す実施の形態と異なり、パネル12〜17は外側パネルを有していない。
また、左面パネル13と背面パネル14とは、折曲自在な第1接続布(第1接続部材)61によって互いに着脱可能に取り付けられている。具体的には、第1接続布61は、面ファスナー35、35を介して、それぞれ左面パネル13および背面パネル14に取り付けられている。この場合、面ファスナー35による第1接続布61の取付位置を適宜調整することにより、左面パネル13を背面パネル14に対して直角に配置した際、第1接続布61に対して張力が加えられる。すなわち図20(a)(b)に示すように、左面パネル13が背面パネル14側に回転することにより、左面パネル13の内側パネル13Aの端面13Dが、背面パネル14の内側パネル14Aの内面14Cに当接し、内面14Cを押し付けるようになっている。
同様に、背面パネル14と右面パネル12とは、折曲自在な第2接続布(第2接続部材)62によって互いに着脱可能に取り付けられている。具体的には、第2接続布62は、面ファスナー35、35を介して、それぞれ背面パネル14および右面パネル12に取り付けられている。これにより、右面パネル12が背面パネル14側に回転した際、右面パネル12の内側パネル12Aの端面12Dが、背面パネル14の内側パネル14Aの内面14Cに当接し、内面14Cを押し付けるようになっている。
左面パネル13、背面パネル14、右面パネル12および正面パネル15の外側には、これらのパネル12〜15を取り囲むように折曲自在な外袋63が配置されている。また、正面パネル15は、左面パネル13側の左側部分15Lと、右面パネル12側の右側部分15Rとから構成されている。これら左側部分15Lと右側部分15Rとは、外袋63に一体的に取り付けられている。また外袋63と、パネル12〜14とは、それぞれ面ファスナー(着脱手段)36を用いて着脱可能に取り付けられている。
この場合、外袋63の外周の長さは、パネル12〜15の周囲の長さに対してやや短め(寸足らず)に設定されている。このため、外袋63によってパネル12〜15を取り囲み、正面パネル15の左側部分15Lと右側部分15Rとが互いに当接するように閉じた際、左面パネル13と正面パネル15との隣接部(図19のC部)において、左面パネル13の内側パネル13Aの端面13Dが、正面パネル15の内側パネル15Aの内面15Cに当接し、内面15Cを押し付けるようになっている。同様に、正面パネル15と右面パネル12との隣接部(図19のD部)において、右面パネル12の内側パネル12Aの端面12Dが、正面パネル15の内側パネル15Aの内面15Cに当接し、内面15Cを押し付けるようになっている。
このように、本変形例においても、パネル12〜17を組み付けた際、各パネル12〜17の内側パネル12A〜17Aが、隣接する他のパネル12〜17の内側パネル12A〜17Aに押し付けられ、当該内側パネル12A〜17A同士が互いに密着するようになっている。これにより、パネル12〜17同士の密着性が高められ、断熱空間30の気密性を高めることができる。この結果、断熱容器10Bの断熱性が低下することを抑えることができる。
次に、断熱容器の他の変形例(変形例2)について説明する。図21および図22は、断熱容器の他の変形例を示す図である。図21および図22において、図1乃至図18に示す実施の形態と同一部分には同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
図21および図22に示す断熱容器10Cにおいて、側面パネル11を構成するパネル12〜15は、折り畳み可能であるとともに、互いに繋がれて一体化されている。この場合、左面パネル13と背面パネル14とは、折曲自在な第1接続部材71によって互いに着脱可能に取り付けられ、背面パネル14と右面パネル12とは、折曲自在な第2接続部材72によって互いに着脱可能に取り付けられている。また、右面パネル12と正面パネル15とは、折曲自在な第3接続部材73によって互いに着脱可能に取り付けられ、正面パネル15と左面パネル13とは、折曲自在な第4接続部材74によって互いに着脱可能に取り付けられている。なお、接続部材71〜74としては、例えば面ファスナーが用いられても良い。
断熱容器10Cを組み立てる場合、図22に示すように、底面パネル17の背面側(−X方向側)に背面パネル14を立設する。なお、このとき左面パネル13と背面パネル14とは第1接続部材71によって接続され、背面パネル14と右面パネル12とは第2接続部材72によって接続され、右面パネル12と正面パネル15とは第3接続部材73によって接続されている。次に、底面パネル17を取り囲むように、左面パネル13、右面パネル12および正面パネル15を配置し(図22の矢印参照)、その後、正面パネル15と右面パネル12とを第4接続部材74によって接続することにより、4つのパネル12〜15が底面パネル17上に組み付けられる。
本変形例においても、パネル12〜17を組み付けた際、各パネル12〜17の内側パネル12A〜17Aが、隣接する他のパネル12〜17の内側パネル12A〜17Aに押し付けられ、当該内側パネル12A〜17A同士が互いに密着するようになっている。これにより、パネル12〜17同士の密着性が高められ、断熱空間30の気密性を高めることができる。この結果、断熱容器10Cの断熱性が低下することを抑えることができる。
次に、断熱容器の他の変形例(変形例3)について説明する。図23は、断熱容器の他の変形例を示す図である。図23において、図1乃至図18に示す実施の形態と同一部分には同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
図23に示す断熱容器10Dにおいて、側面パネル11は、複数(6つ)のパネル81〜86から構成され、全体として平面視円形状となっている。また、天面パネル87および底面パネル88は、それぞれ平面視円形状の内側パネル87A、88Aを有している。この場合、側面パネル11を構成する各パネル81〜86は、隣接する他のパネル81〜86に対してそれぞれ取り外しおよび組立可能に設けられている。また、各パネル81〜86は、それぞれ平面視円弧形状の外側パネル81B〜86Bと、平面視円弧形状の内側パネル81A〜86Aとを有している。内側パネル81A〜86Aは、それぞれ面ファスナー35によって外側パネル81B〜86Bに着脱可能に取り付けられている。
本変形例においても、パネル81〜88を組み付けた際、各パネル81〜88の内側パネル81A〜88Aが、隣接する他のパネル81〜88の内側パネル81A〜88Aに押し付けられ、当該内側パネル81A〜88A同士が互いに密着するようになっている。これにより、パネル81〜88同士の密着性が高められ、断熱空間30の気密性を高めることができる。この結果、断熱容器10Dの断熱性が低下することを抑えることができる。
上記実施の形態および変形例に開示されている複数の構成要素を必要に応じて適宜組合せることも可能である。あるいは、上記実施の形態および変形例に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。
10 断熱容器
11 側面パネル
12 右面パネル
12A〜17A 内側パネル
12B〜17B 外側パネル
13 左面パネル
14 背面パネル
15 正面パネル
16 天面パネル
17 底面パネル
30 断熱空間
33 断熱部
35 面ファスナー(着脱手段)
41 真空断熱材
42 発泡断熱材
43 断熱外囲部
44 保護材
45 遮熱シート
46 緩衝材
50 パレット
11 側面パネル
12 右面パネル
12A〜17A 内側パネル
12B〜17B 外側パネル
13 左面パネル
14 背面パネル
15 正面パネル
16 天面パネル
17 底面パネル
30 断熱空間
33 断熱部
35 面ファスナー(着脱手段)
41 真空断熱材
42 発泡断熱材
43 断熱外囲部
44 保護材
45 遮熱シート
46 緩衝材
50 パレット
Claims (11)
- 組立および分解が可能な断熱容器であって、
天面パネルと、側面パネルと、底面パネルとを含む複数のパネルを備え、
各パネルは、隣接する他のパネルに対して取り外しおよび組立可能に設けられ、
各パネルは、断熱部を含む内側パネルを有し、
前記複数のパネルを組み付けた際、各パネルの内側パネルが、隣接する他のパネルの内側パネルに押し付けられることにより、当該内側パネル同士が互いに密着する、断熱容器。 - 少なくとも1つのパネルは、外側パネルと、前記外側パネルの内側に配置された前記内側パネルとを有し、前記内側パネルは、前記外側パネルに着脱可能に取り付けられている、請求項1記載の断熱容器。
- 前記内側パネルは、前記外側パネルに面ファスナーにより取り付けられている、請求項2記載の断熱容器。
- 前記複数のパネルを組み付けた際、各パネルの内側パネルの側面が、隣接する他のパネルの内側パネルの内面に押し付けられることにより、当該内側パネル同士が互いに密着する、請求項1乃至3のいずれか一項記載の断熱容器。
- 前記天面パネルおよび前記底面パネルの前記断熱部は、それぞれ外周に配置された緩衝材を有し、前記天面パネルおよび前記底面パネルの前記緩衝材は、それぞれ前記側面パネルの前記内側パネルへ押し付られている、請求項1乃至4のいずれか一項記載の断熱容器。
- 前記側面パネルは、右面パネルと、左面パネルと、背面パネルと、正面パネルとを有し、前記複数のパネルを組み付けた際に直方体形状となる、請求項1乃至5のいずれか一項記載の断熱容器。
- 前記底面パネルの前記内側パネルは、パレットに着脱可能に取り付けられている、請求項1乃至6のいずれか一項記載の断熱容器。
- 前記断熱部は、発泡断熱材と、前記発泡断熱材に取り付けられた真空断熱材とを有する、請求項1乃至7のいずれか一項記載の断熱容器。
- 前記発泡断熱材および前記真空断熱材を取り囲むように遮熱シートが設けられている、請求項8記載の断熱容器。
- 前記側面パネルの外側に、前記側面パネルを取り囲むように外袋が配置されている、請求項1記載の断熱容器。
- 前記側面パネルを構成する1つのパネルと前記側面パネルを構成する他のパネルとは、接続部材によって互いに着脱可能に取り付けられている、請求項1乃至9のいずれか一項記載の断熱容器。
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR20210072407A (ko) * | 2019-12-09 | 2021-06-17 | 전주대학교 산학협력단 | 조립 장치 |
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KR102628319B1 (ko) * | 2023-02-20 | 2024-01-24 | 와이피 주식회사 | 특장차용 적재함 패널구조 |
-
2017
- 2017-05-22 JP JP2017101099A patent/JP2018193122A/ja active Pending
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KR102371221B1 (ko) | 2019-12-09 | 2022-03-07 | 전주대학교 산학협력단 | 조립 장치 |
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