JPWO2018066116A1 - 道路状態の管理プログラム、道路状態の管理装置、及び道路状態の管理方法 - Google Patents

道路状態の管理プログラム、道路状態の管理装置、及び道路状態の管理方法 Download PDF

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Abstract

道路状態の情報又は道路の路面下の状態の情報である、第1の情報と第2の情報とを取得し、取得した前記第1の情報と前記第2の情報とを、道路の管理単位として設定された同じ管理単位に対応する情報に変換する変換処理をコンピュータに実行させることを特徴とする道路状態の管理プログラムである。

Description

本発明は、道路状態の管理プログラム、道路状態の管理装置、及び道路状態の管理方法に関する。
道路の補修工事を行う時期の判断は、道路状態を示す指標として道路のひび割れなどの道路状態を測定した結果に基づいて行われる。すべての道路について前記道路状態を測定するには、膨大な時間と労力とコストが必要となり、地域によっては対応が難しいことがある。
そこで、簡易的に前記道路の平坦性を測定し、その結果が悪い箇所を選定して、膨大な時間やコストなどが必要となる前記道路状態の測定箇所を少なくした道路状態の測定方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
前記道路状態をより的確に判断するためには、前記道路の平坦性のみならず、道路の路面下の空洞、マンホールなどの道路に設置された付属物、交通量などの車両の運行情報、道路の補修履歴などの道路状態の情報又は道路の路面下の情報を取得し、考慮することが必要である。
しかし、前記道路状態の情報は、国、地方公共団体、企業などの組織によりそれぞれ取得する時期、地域、方法、及び取得した情報を保管する場所が異なり、前記道路状態を管理する単位である管理単位も異なる。このため、前記道路の補修工事の時期を判断する目的で、前記道路状態の情報又は道路の路面下の情報が記載されているそれぞれの書類、電子データによる資料を入手して、見比べながら検討することは、非常に手間がかかる上、各情報を時系列で確認しにくく、判断の精度が低くなるという問題がある。また、前記道路の補修工事について専門的な知識を有する者でなければ、容易に前記道路の補修工事を行う時期を判断できないという問題がある。
特開2015−176540号公報
一つの側面では、本発明は、複数の道路状態の情報又は道路の路面下の情報を管理できる道路状態の管理プログラムを提供することを目的とする。
1つの態様では、前記道路状態の管理プログラムは、道路状態の情報又は道路の路面下の状態の情報である、第1の情報と第2の情報とを取得し、取得した前記第1の情報と前記第2の情報とを、道路の管理単位として設定された同じ管理単位に対応する情報に変換する変換処理をコンピュータに実行させることを特徴とする。
1つの側面として、複数の道路状態の情報又は道路の路面下の情報を管理できる道路状態の管理プログラムを提供することができる。
図1は、本発明の一実施例に係る道路状態の管理装置を含むシステムの構成を示す説明図である。 図2は、道路状態の管理装置の機能構成の一例を示す説明図である。 図3は、道路地図上に管理単位を設定する際の一例を示す模式図である。 図4は、管理単位情報生成部が各種情報を管理単位ごとに割り振る一例を示す説明図である。 図5は、携帯端末のハードウェア構成の一例を示す説明図である。 図6は、携帯端末の機能構成の一例を示す説明図である。 図7は、加速度情報DBに記憶される加速度情報の一例を示す説明図である。 図8は、路面性状測定装置のハードウェア構成の一例を示す説明図である。 図9は、路面性状測定装置の機能構成の一例を示す説明図である。 図10は、ひび割れ情報DBに記憶されるひび割れ情報の一例を示す説明図である。 図11は、空洞情報DBに記憶される道路の路面下の空洞情報の一例を示す説明図である。 図12は、運行監視装置のハードウェア構成の一例を示す説明図である。 図13は、運行監視装置の機能構成の一例を示す説明図である。 図14は、運行情報DBに記憶される運行情報の一例を示す説明図である。 図15は、道路状態の管理装置のハードウェア構成の一例を示す説明図である。 図16は、道路状態の管理装置の機能構成の一例を示す説明図である。 図17は、管理単位DBに記憶される管理単位情報の一例を示す説明図である。 図18は、道路地図上に管理単位を設定する際の一例を示す模式図である。 図19は、付属物情報DBに記憶される付属物情報の一例を示す説明図である。 図20は、補修履歴情報DBに記憶される補修履歴情報の一例を示す説明図である。 図21は、DIIの算出方法の一例を示す説明図である。 図22は、測定結果DBの一例を示す説明図である。 図23は、所定の距離単位ごとの位置情報から緯度及び経度の位置情報を求める方法の一例を示す説明図である。 図24は、管理単位情報生成部が各種情報を管理単位ごとに割り振る一例を示す説明図である。 図25は、道路状態の情報又は道路の路面下の情報において相関の一例を示す説明図である。 図26は、表示制御部が道路状態の情報又は道路の路面下の情報を管理単位ごとに道路地図の道路上で表示させる制御を行う流れの一例を示すフローチャートである。 図27は、道路状態の情報又は道路の路面下の情報を表示した画面の一例を示す説明図である。
以下、本発明の一実施例を説明するが、本発明は、この実施例に何ら限定されるものではない。
なお、本発明の「道路状態の管理装置」(以下、「道路管理プラットフォーム」、「道路状態管理サーバ」などと称することがある)における制御手段の各部が行う制御は、本発明の「道路状態の管理方法」を実施することと同義であるので、本発明の「道路状態の管理装置」の説明を通じて本発明の「道路状態の管理方法」の詳細についても明らかにする。また、本発明の「道路状態の管理プログラム」は、ハードウェア資源としてのコンピュータ等を用いることにより、本発明の「道路状態の管理装置」として実現させることから、本発明の「道路状態の管理装置」の説明を通じて本発明の「道路状態の管理プログラム」の詳細についても明らかにする。
本発明の道路状態の管理プログラムにおける、道路状態の情報又は道路の路面下の情報である、前記第1の情報及び前記第2の情報としては、例えば、道路の平坦性情報、道路のひび割れ情報、道路の路面下の空洞情報、道路に設置された付属物情報、車両の運行情報、道路の補修履歴情報、などが挙げられるが、これらに限定されるものではなく、道路のわだち掘れ量などでもよい。
(道路状態の管理装置)
図1は、本発明の一実施例に係る道路状態の管理装置100を含むシステムの構成を示す説明図である。なお、道路状態の管理装置100には道路状態管理プログラムが内蔵されており、道路状態の管理装置100を実施すると道路状態の管理方法が実施される。
道路状態の管理装置100は、道路の補修工事の時期を容易にかつ的確に判断しやすくするため、異なる組織により異なる時期、地域、方法で収集され、異なる場所で保管などされ、かつ前記道路状態を管理する単位である管理単位も異なる、複数の道路状態の情報又は道路の路面下の情報であっても、それを管理できる装置である。
道路状態の管理装置100は、道路状態を管理する単位である管理単位の情報(以下、「管理単位情報」と称する)をベースとして前記道路管理プラットフォームを構築する。即ち、道路状態を表す情報としての、前記道路の平坦性情報、前記道路のひび割れ情報、前記道路の路面下の空洞情報、前記道路に設置された付属物情報、前記車両の運行情報、前記道路の補修履歴情報、などは、異なる単位で異なる時期等で異なる組織により収集され、異なる場所に保管されていることから、これらの道路状態を表す情報を管理するためには、前記道路状態の管理装置100における、前記管理単位ごとに割り振ることが必要となる。このような前記道路状態を表す情報を、図2に示す前記道路情報の管理装置100における管理単位情報生成部503が行うことにより、各種の前記道路状態を表す情報を前記管理単位ごとに管理する統合データベースを生成することができる。そして、この管理する統合データベースを最新の情報に更新しながら各種情報を蓄積して前記道路管理プラットフォームを構築することで、前記道路管理プラットフォームに基づいて各種情報を道路地図上に表示することもできるようになる。
道路状態の管理装置100における、前記複数の道路状態の情報又は道路の路面下の情報である、前記第1の情報及び前記第2の情報としては、本実施例では、走行車両の上下の加速度情報に基づいて算出される前記道路の「平坦性情報」、路面性状測定装置121から送信される道路の「ひび割れ情報」及び道路の路面下の「空洞情報」、トラックなどの多数の車両に搭載される車両監視端末により収集され、運行監視装置130から送信される車両の「運行情報」、並びに、道路状態の管理装置100から入力されるマンホールなどの道路に設置された「付属物情報」及び道路の「補修履歴情報」の少なくともいずれかであることが好ましい。道路状態の管理装置100は、これらの道路状態の情報又は道路の路面下の情報を前記管理単位ごとに割り振り、前記道路管理プラットフォームを構築する。
前記道路状態を表す情報、即ち、前記道路の平坦性情報、前記道路のひび割れ情報、前記道路の路面下の空洞情報、前記道路に設置された付属物情報、前記車両の運行情報、前記道路の補修履歴情報、などは、図1に示すように、ネットワーク140を介して、携帯端末111などから道路状態の管理装置100に送信させるようにしてもよく、道路状態の管理装置100のキーボードなどの入出力部から入力されるようにしてもよい。本実施例では、前記道路の平坦性情報はパトロール車両110が搭載する携帯端末111、「ひび割れ情報」及び「空洞情報」は路面性状測定車両120が搭載する路面性状測定装置121、「運行情報」は運行監視装置130、「付属物情報」及び「補修履歴情報」は道路管理者等により入力される。
なお、本実施例では、6種の道路状態を表す情報、即ち、前記道路の平坦性情報、前記道路のひび割れ情報、前記道路の路面下の空洞情報、前記道路に設置された付属物情報、前記車両の運行情報、前記道路の補修履歴情報を用いる例で説明したが、これに限定されるものではない。
ここで、前記管理単位とは、道路状態を管理する単位であって、図3に示すように道路地図の道路上に矩形に表現され、前記矩形における2点の対頂点(始点と終点)の緯度及び経度の位置情報を設定することにより定義される。これにより、道路状態を管理単位ごとに道路地図における道路に対応して表示することができるようになり、一見しただけで道路状態を把握することが可能となる。
前記矩形の範囲としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、工事発注単位が100mであれば、前記矩形の範囲の長辺の長さを100mに統一して設定してもよく、距離標(キロポスト)を基準に設定してもよい。道路に上下線が存在する場合、前記管理単位を上下線で分割して設定することが好ましい。
次に、これらの道路状態の情報又は道路の路面下の情報を処理する道路状態の管理装置100の概要について説明する。
図2は、道路状態の管理装置100の機能構成の一例を示す説明図である。道路状態の管理装置100は、制御手段500と、記憶手段530と、入出力手段540と、通信手段550とを有する。
次に、入力された道路状態の各種情報、あるいは受信した道路状態の各種情報を処理する制御手段500について説明する。
<<制御手段>>
制御手段500は、算出部501と、変換部502と、管理単位情報生成部503と、信頼性評価部504と、表示制御部505と、を有する。
次に、制御手段500の各部のうち、道路状態の各種情報を前記管理単位ごとに割り振る管理単位情報生成部503について説明する。
−管理単位情報生成部−
管理単位情報生成部503は、前記道路状態の情報又は道路の路面下の状態の情報である、第1の情報と第2の情報とを取得し、取得した前記第1の情報と前記第2の情報とを、道路の管理単位として設定された同じ管理単位に対応する情報に変換する変換処理を行う。換言すれば、前記道路の平坦性情報、前記道路のひび割れ情報などの前記道路状態を表す情報又は道路の路面下の情報が前記管理単位とは異なる単位で収集されていることも多く、このような場合には、前記管理単位情報生成部503が、前記管理単位とは異なる位置情報に対応付けられた前記第1の情報と前記第2の情報とを取得し、前記管理単位ごとに割り振り、前記管理単位ごとの情報を生成する処理を行う。
また、前記管理単位情報生成部503は、道路の指定を受け付け、指定された該道路を道路の管理単位として指定された単位で区分して得られる複数の道路区間について、道路の状態又は道路の路面下の情報の入力を要求し、入力された道路の状態の情報又は道路の路面下の状態の情報を前記複数の道路区間のうちの対応する道路区間に対応づけて記憶手段に記憶する処理を行う。なお、この場合において、情報の入力を行う管理単位は、予め設定されたものでもよいし、その都度設定したものでもよく、また、情報の入力の要求は、所定の画面への入力要求であってもよいし、エクセルデータ等への入力要求であってもよく、目的に応じて自由な形式を採用することができる。
なお、以下においては、前記道路の平坦性情報、前記道路のひび割れ情報などの前記道路状態を表す情報が前記管理単位とは異なる単位で収集されている場合において、これらの道路状態を表す情報又は道路の路面下の情報に対応付けられた位置情報に基づき、これらの道路状態を表す情報を前記管理単位情報生成部503が前記管理単位ごとに割り振る処理、即ち、取得した前記第1の情報と前記第2の情報とを、道路の管理単位として設定された同じ管理単位に対応する情報に変換する変換処理を行う場合について説明する。この場合、管理単位情報生成部503は、変換部502により緯度及び経度の位置情報に変換して位置情報を一致させた各種の前記道路状態を表す情報を、緯度及び経度の「始点及び終点」で定義された前記管理単位ごとに割り振る。
図4は、管理単位情報生成部503が各種の道路状態を表す情報を前記管理単位ごとに割り振る一例を示す説明図である。図4の下段が、本実施例に係る道路状態の管理装置100における前記管理単位を表す。図4の中段が、前記管理単位とは異なる、100mごとの道路単位で収集された前記道路のひび割れ情報などである。図4の上段が、交差点から交差点までの範囲などの単位での前記車両の運行情報などである。図4からも明らかなとおり、前記中段の前記道路のひび割れ情報などや、前記上段の前記車両の運行情報などは、本実施例に係る道路状態の管理装置100における前記管理単位とは異なる単位での情報として存在する。そこで、図2に表すように、変換部502により、位置情報を緯度及び経度の位置情報に変換した上で、管理単位情報生成部503が、緯度及び経度の位置情報に基づいて前記管理単位ごとに前記情報を割り振ることができる。
このように、異なる組織により異なる時期、地域、方法で収集され、異なる場所で保管などされ、かつ前記道路状態を管理する単位である管理単位も異なる、複数の道路状態の情報又は道路の路面下の情報であっても、前記管理単位ごとに割り振ることにより、それぞれ異なる位置情報に対応付けられた複数の道路状態の情報又は道路の路面下の情報であっても、道路状態の情報又は道路の路面下の情報を管理できる。
ここで、管理単位情報生成部503が、前記管理単位ごとに割り振る、前記道路状態を表す情報としては、前記道路の平坦性情報、前記道路のひび割れ情報、前記道路の路面下の空洞情報、前記道路に設置された付属物情報、前記車両の運行情報、前記道路の補修履歴情報、などがあるが、これらの情報がどのように入手されるのかについて説明する。
前記道路の平坦性情報は、パトロール車両110に搭載された携帯端末111などにより、前記道路のひび割れ情報及び前記道路の路面下の空洞情報は、路面性状測定車両120に搭載された路面性状測定装置121などにより、前記車両の運行情報は、運行監視装置130などにより、それぞれ収集される。以下、これらについても説明をする。
<パトロール車両>
パトロール車両110は、道路状態を巡視するための車両であり、巡視の対象となる道路も含めたあらゆる道路を日常的に走行する。パトロール車両110に搭載される携帯端末111は、道路のへこみ、轍、ひび割れなどの路面の劣化に起因して生じるパトロール車両110の振動を捉える目的で、3軸(上下、左右、前後)の加速度を測定する。
携帯端末111は、前記加速度の測定に同期させて緯度及び経度の位置情報を取得し、前記位置情報と前記加速度の測定値を対応付けて道路状態の管理装置100に送信する。
したがって、本実施例では、パトロール車両110に搭載される携帯端末111により得られる前記加速度の測定値は、緯度及び経度の位置情報に対応付けて取得される。
携帯端末111としては、例えば、加速度センサユニット及びGPS(Global Positioning System)ユニットを有するスマートフォンやタブレット等のスマートデバイスなどが挙げられる。
なお、本実施例では、パトロール車両110に搭載される携帯端末111により前記加速度の測定値及び緯度及び経度の位置情報を取得するとしたが、これに限られることなく、前記道路を走行して前記加速度の測定値及び緯度及び経度の位置情報を取得可能な機器であればよい。
<路面性状測定車両>
路面性状測定車両120は、前記道路のひび割れ及び前記道路の路面下の空洞の道路状態を測定するための車両であり、数年に一度ぐらいの頻度で点検対象となる道路を走行する。
路面性状測定車両120に搭載される路面性状測定装置121は、デジタルビデオカメラなどを用いて撮影した路面画像を100mごとに区切って画像処理することにより、ひび割れ情報を取得する。また、路面性状測定装置121は、路面下を探査し、得られた探査画像を100mごとに区切って画像処理することにより、前記道路の路面下の空洞情報を取得する。路面性状測定装置121は、100mごとに区切った道路の始点及び終点における緯度及び経度の位置情報を取得し、前記道路のひび割れ情報及び前記道路の路面下の空洞情報に対応付けて道路状態の管理装置100に送信する。
したがって、本実施例では、路面性状測定車両120により得られる前記道路のひび割れ情報及び前記道路の路面下の空洞情報を100mごとに管理している。
なお、本実施例では、路面性状測定車両120は、前記道路のひび割れ情報及び前記道路の路面下の空洞情報を取得するとしたが、これに限られることなく、前記道路の路面下の空洞情報をマイクロ波による探査機器を搭載した車両で別個に取得してもよい。また、前記道路のひび割れ情報及び前記道路の路面下の空洞情報は、100mごとに管理されているとしたが、これに限られることなく、それぞれ別の距離や指標により管理されていてもよい。
<運行監視装置>
運行監視装置130は、車両監視端末が搭載されたトラックなどの多数の車両の運行情報を日々収集し、各車両の運行状態を監視する装置である。運行監視装置130は、デジタルタコグラフを搭載する車両から、交差点から交差点までの範囲ごとに送信されたプローブ情報を受信する。前記プローブ情報には、前記車両の速度、加速度などの情報が含まれており、運行監視装置130は、前記車両監視端末から受信した前記プローブ情報に基づいて、平均速度、急ブレーキの回数などの運行情報を生成し、前記運行情報を交差点から交差点までの範囲ごとに運行情報データベース431に記憶させる。以下、データベースを「DB」と称することもある。
したがって、本実施例では、運行監視装置130が有する運行情報DB431は、前記運行情報を交差点から交差点までの範囲ごとに管理している。
なお、交差点から交差点までの範囲を示す情報を「リンク情報」と称することもある。
次に、本実施例の道路状態の管理システムの詳細について説明する。
<<携帯端末のハードウェア構成>>
図5は、携帯端末111のハードウェア構成の一例を示す説明図である。図5に示すように、携帯端末111は、制御手段200と、加速度センサユニット210と、GPSユニット220と、記憶手段230と、通信手段240とを有する。
加速度センサユニット210は、制御手段200の指示に基づき、加速度を測定する。
加速度センサユニット210としては、上下の加速度を測定できれば特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、3軸の加速度を測定できるものが好ましい。加速度センサユニット210が3軸の加速度を測定できると、前後及び左右の加速度の測定値から速度変化やカーブによる上下の加速度の測定値に対する変動分を求めることができる。そして、前記変動分を用いて補正した上下の加速度の測定値は、前記路面の劣化に起因して生じる振動だけを捉えた上下の加速度の測定値に近づけることができる。
GPSユニット220は、制御手段200の指示に基づき、携帯端末111の緯度及び経度の位置情報を取得する。
記憶手段230は、制御手段200の指示に基づき、加速度センサユニット210及びGPSユニット220により取得した前記加速度情報を記憶する。
通信手段240は、制御手段200の指示に基づき、記憶手段230に記憶された前記加速度情報を道路状態の管理装置100に送信する。
制御手段200は、記憶手段230に記憶された各種プログラムを実行し、携帯端末111全体を制御する。制御手段200としては、例えば、CPU(Central Processing Unit)などが挙げられる。
<<携帯端末の機能構成>>
図6は、携帯端末111の機能構成の一例を示す説明図である。図6に示すように、携帯端末111は、制御手段200と、記憶手段230と、通信手段240とを有する。
制御手段200は、加速度取得部201と、位置情報取得部202と、記憶制御部203とを有する。
加速度取得部201及び位置情報取得部202は、所定の周期で同期しながら、加速度センサユニット210に3軸の加速度を測定させ、GPSユニット220に緯度及び経度の位置情報を取得させる。
記憶制御部203は、3軸の加速度の測定値と、加速度の測定に同期させて取得した緯度及び経度の位置情報と、取得した日付とを対応付けた加速度情報を記憶手段230の加速度情報DB231に記憶させる。
通信手段240は、制御手段200の指示に基づき、加速度情報DB231に記憶された前記加速度情報を道路状態の管理装置100に送信する。
図7は、加速度情報DBに記憶される加速度情報の一例を示す説明図である。図7に示すように、加速度情報DB231に記憶される加速度情報は、「取得日、緯度の位置情報、経度の位置情報、上下の加速度、前後の加速度、左右の加速度」の項目を含む。
「取得日」は、携帯端末111を搭載させたパトロール車両110を巡回させ、加速度センサユニット210により及びGPSユニット220により前記加速度情報を取得した日である。
「緯度の位置情報」及び「経度の位置情報」は、GPSユニット220により取得した緯度及び経度の位置情報である。
「上下の加速度」は、加速度センサユニット210により測定された鉛直方向における加速度の測定値である。
「前後の加速度」は、加速度センサユニット210により測定されたパトロール車両110の進行方向における加速度の測定値である。
「左右の加速度」は、加速度センサユニット210により測定されたパトロール車両110の進行方向と直交する方向における加速度の測定値である。
<<路面性状測定装置のハードウェア構成>>
図8は、路面性状測定装置121のハードウェア構成の一例を示す説明図である。図8に示すように、路面性状測定装置121は、制御手段300と、路面撮影ユニット310と、空洞探査ユニット320と、GPSユニット330と、記憶手段340と、通信手段350とを有する。
なお、制御手段300、GPSユニット330、記憶手段340、及び通信手段350は、図5に示した携帯端末111の制御手段200、GPSユニット220、記憶手段230、及び通信手段240と同様であるため、その説明を省略する。
路面撮影ユニット310は、制御手段300の指示に基づき、デジタルビデオカメラなどを用いて前記路面画像を撮影する。
空洞探査ユニット320は、制御手段300の指示に基づき、マイクロ波などを用いて路面下の探査画像を撮影する。
<<路面性状測定装置の機能構成>>
図9は、路面性状測定装置121の機能構成の一例を示す説明図である。図9に示すように、路面性状測定装置121は、制御手段300と、記憶手段340と、通信手段350とを有する。
制御手段300は、ひび割れ解析部301と、空洞解析部302と、位置情報取得部303と、記憶制御部304とを有する。
ひび割れ解析部301は、路面撮影ユニット310により撮影された前記路面画像を画像解析し、ひび割れの有無、ひび割れ率、亀甲ひび割れ有無、及び亀甲ひび割れ率の情報を得る。
空洞解析部302は、空洞探査ユニット320により撮影された前記探査画像を画像解析し、空洞の有無、空洞の最大径、空洞の最大深さ、及び空洞の個数の情報を得る。
位置情報取得部303は、GPSユニット330により100mごとに区切った道路の始点及び終点における緯度及び経度の位置情報を取得する。
記憶制御部304は、ひび割れ解析部301が画像解析により得た情報に、100mごとに区切った道路の始点及び終点における緯度及び経度の位置情報と、撮影した日付及び解析した日付とを対応付けたひび割れ情報を、記憶手段340のひび割れ情報DB341に記憶させる。
また、記憶制御部304は、前記道路のひび割れ情報と同様に、空洞解析部302が画像解析により得た前記情報に、100mごとに区切った道路の始点及び終点における緯度及び経度の位置情報と、撮影した日付及び解析した日付とを対応付けた前記道路の路面下の空洞情報を、記憶手段340の空洞情報DB342に記憶させる。
通信手段350は、制御手段300の指示に基づき、ひび割れ情報DB341に記憶された前記加速度情報を道路状態の管理装置100に送信する。通信手段350は、制御手段300の指示に基づき、空洞情報DB342に記憶された前記道路の路面下の空洞情報を道路状態の管理装置100に送信する。
図10は、ひび割れ情報DBに記憶されるひび割れ情報の一例を示す説明図である。図10に示すように、ひび割れ情報DBに記憶される前記道路のひび割れ情報は、「撮影日、解析日、緯度の位置情報、経度の位置情報、ひび割れ有無、ひび割れ率、亀甲ひび割れ有無、亀甲ひび割れ率」の項目を含む。
「撮影日」は、路面撮影ユニット310により前記路面画像を撮影した日である。
「解析日」は、ひび割れ解析部301により前記路面画像を画像処理して解析した日である。
「緯度の位置情報」及び「経度の位置情報」は、100mごとに区切った道路の始点及び終点における緯度及び経度の位置情報である。
「ひび割れ有無」は、ひび割れ解析部301により前記路面画像を画像処理した結果、前記路面にひび割れが存在するか否かであり、存在する場合には「1」、存在しない場合には「0」が入力される。
「ひび割れ率」は、ひび割れ解析部301により前記路面画像を画像処理した結果から、従来から用いられているMCI(Maintenance Control Index:舗装の維持管理指数)の基準により得られた値である。
「亀甲ひび割れ有無」は、ひび割れ解析部301により前記路面画像を画像処理した結果、路面に亀甲ひび割れが存在するか否かであり、存在する場合には「1」、存在しない場合には「0」が入力される。なお、亀甲ひび割れとは、初期に発生する線状のひび割れが発展して互いに接合し、亀甲状に閉合状態になったひび割れを意味する。
「亀甲ひび割れ率」は、ひび割れ解析部301により前記路面画像を画像処理した結果から、前記MCIの基準を亀甲ひび割れに限定して得られた値である。
図11は、空洞情報DBに記憶される前記道路の路面下の空洞情報の一例を示す説明図である。図11に示すように、空洞情報DB342に記憶される前記道路の路面下の空洞情報は、「撮影日、解析日、緯度の位置情報、経度の位置情報、空洞有無、空洞の最大径、空洞の最大深さ、空洞の個数」の項目を含む。
「撮影日」は、空洞探査ユニット320により前記探査画像を撮影した日である。
「解析日」は、空洞解析部302により前記探査画像を画像処理して解析した日である。
「緯度の位置情報」及び「経度の位置情報」は、GPSユニット330により取得した100mごとに区切った道路の始点及び終点における緯度及び経度の位置情報である。
「空洞有無」は、空洞解析部302により前記探査画像を画像処理した結果、前記路面に空洞が存在するか否かであり、存在する場合には「1」、存在しない場合には「0」が入力される。
「空洞の最大径」、「空洞の最大深さ」、及び「空洞の個数」は、空洞解析部302により前記探査画像を画像処理した結果から得られた値である。
<<運行監視装置のハードウェア構成>>
図12は、運行監視装置130のハードウェア構成の一例を示す説明図である。図12に示すように、運行監視装置130は、制御手段400と、ROM(Read Only Memory)410と、RAM(Random Access Memory)420と、記憶手段430と、入出力手段440と、通信手段450とを有する。なお、運行監視装置130の各手段は、バス460を介してそれぞれ通信可能に接続されている。
ROM410は、記憶手段430に記憶された各種プログラムを制御手段400が実行するために必要な各種プログラム、データ等を記憶する。具体的には、BIOS(Basic Input/Output System)やEFI(Extensible Firmware Interface)等のブートプログラムなどを記憶する。
RAM420は、主記憶装置であり、記憶手段430に記憶された各種プログラムが制御手段400によって実行される際に展開される作業領域として機能する。RAM420としては、例えば、DRAM(Dynamic Random Access Memory)、SRAM(Static Random Access Memory)などが挙げられる。
記憶手段430は、運行情報DB431を有し、制御手段400の指示に基づき、運行監視装置130にインストールされた各種プログラムや、プログラムを実行することにより生成されるデータ等を記憶する。
入出力手段440は、運行監視装置130に対する各種指示を受け付ける。また、入出力手段440は、運行監視装置130の内部状態の表示を行う。
通信手段450は、制御手段400の指示に基づき、各トラックに搭載されている運行監視端末から無線により運行情報を受信する。また、通信手段450は、制御手段400の指示に基づき、ネットワーク140を介して道路状態の管理装置100に運行情報を送信する。
制御手段400は、記憶手段430に記憶された各種プログラムを実行し、運行監視装置130全体を制御する。
制御手段400としては、例えば、CPUなどが挙げられる。
<<運行監視装置の機能構成>>
図13は、運行監視装置130の機能構成の一例を示す説明図である。図13に示すように、運行監視装置130は、制御手段400と、記憶手段430と、通信手段450とを有する。
通信手段450は、各車両に搭載された車両監視端末からの運行情報を受信する。制御手段400は、通信手段450が受信した前記運行情報を記憶手段430が有する運行情報DB431に記憶させる。
前記運行情報は、前記リンク情報が示す範囲ごとの各車両の通行履歴、平均速度、及び急ブレーキ回数の項目を含み、前記リンク情報を位置情報として対応付けられた情報である。
図14は、運行情報DB431に記憶される運行情報の一例を示す説明図である。図14に示すように、運行監視装置130は、前記運行情報として「測定期間、リンク情報、交通量、平均速度、急ブレーキ回数」を対応付けて取得する。前記運行情報は、特大車から小型車までの車種区分により分けて取得することが好ましい。図14では、例として特大車の前記運行情報を示した。
「測定期間」においては、「開始日」は測定を開始した日であり、「終了日」は測定を終了した日である。
「リンク情報」は、交差点から交差点までの範囲を示す情報であり、道路地図上で、矩形で示される範囲における2点の対頂点の位置情報(緯度及び経度)である。
「交通量」は、前記リンク情報で示す範囲を前記測定期間に通行した台数である。
「平均速度」は、前記リンク情報で示す範囲を前記測定期間に通行した車両の平均速度である。
「急ブレーキ回数」は、前記リンク情報で示す範囲において前記測定期間に急ブレーキをかけた回数である。
<道路状態の管理装置のハードウェア構成>
図15は、道路状態の管理装置100のハードウェア構成の一例を示す説明図である。図15に示すように、道路状態の管理装置100は、制御手段500と、ROM510と、RAM520と、記憶手段530と、入出力手段540と、通信手段550とを有する。なお、道路状態の管理装置100の各手段は、バス560を介してそれぞれ通信可能に接続されている。
ROM510は、記憶手段530に記憶された各種プログラムを制御手段500が実行するために必要な各種プログラム、データ等を記憶する。
RAM520は、主記憶装置であり、記憶手段530に記憶された各種プログラムが制御手段500によって実行される際に展開される作業領域として機能する。RAM520としては、例えば、DRAM、SRAMなどが挙げられる。
記憶手段530は、制御手段500の指示に基づき、道路状態の管理装置100にインストールされた各種プログラムや、プログラムを実行することにより生成されるデータ等を記憶する。
入出力手段540は、道路状態の管理装置100に対する各種指示を受け付ける。また、入出力手段540は、道路状態の管理装置100の内部状態の表示を行う。
通信手段550は、制御手段500の指示に基づき、携帯端末111、路面性状測定装置121、運行監視装置130、及び道路状態の管理装置100から各種情報を受信する。
なお、本実施例では、通信手段450は制御手段500の指示に基づき各種情報を受信するとしたが、ネットワーク140を介して各手段から各種情報を送信する指示を出力してもよい。
制御手段500は、記憶手段530に記憶された各種プログラムを実行し、道路状態の管理装置100全体を制御する。制御手段500としては、例えば、CPUなどが挙げられる。
<道路状態の管理装置の機能構成>
図16は、道路状態の管理装置100の機能構成の一例を示す説明図である。図16に示すように、道路状態の管理装置100は、制御手段500と、記憶手段530と、入出力手段540と、通信手段550とを有する。
また、記憶手段530は、管理単位DB531と、管理単位情報生成結果DB532と、測定結果DB533と、変換結果DB534と、信頼性評価結果DB535と、付属物情報DB536と、補修履歴情報DB537とを有する。各DBに記憶させる情報については、道路状態の管理装置100における各手段について説明しながら言及する。
<<入出力手段>>
入出力手段540は、各種情報を入力することができる。本実施例では、入出力手段540により、前記管理単位情報、前記道路に設置された付属物情報、及び前記道路の補修履歴情報が入力される。
図17は、管理単位DBに記憶される管理単位情報の一例を示す説明図である。図17に示すように、管理単位DB531は、前記管理単位情報として「道路管理者識別ID、路線番号、2点の対頂点の緯度及び経度の位置情報」を対応付けて記憶する。
「道路管理者識別ID」は、道路管理者を特定する識別子である。前記道路管理者としては、例えば、国道事務所や県などの道路管理者などが挙げられる。
「路線番号」は、道路を一意に特定する識別子である。
「2点の対頂点の緯度及び経度の位置情報」は、「始点」及び「終点」を設定することにより、前記管理単位の範囲を定義するものである。2点の対頂点の緯度及び経度の位置情報の設定として、「始点」は、管理単位の開始位置を示す位置情報であり、緯度及び経度により特定する。「終点」は、管理単位の終了位置を示す位置情報であり、緯度及び経度により特定する。
このように前記管理単位情報を設定することにより、図17の「道路管理者識別ID=M1」の「路線番号=M2」で識別される道路上の管理単位は、図18に示すように、始点(緯度M3、経度M4)と終点(緯度M5、経度M6)との矩形の範囲である。
前記管理単位情報の設定は、道路地図情報に基づいて行うことが好ましい。
図19は、付属物情報DBに記憶される付属物情報の一例を示す説明図である。図19に示すように、付属物情報DB536は、前記道路に設置された付属物情報として「付属物番号、設置日、設置者コード、付属物名称、付属物種類別コード、付属物属性」を対応付けて記憶する。
「付属物番号」は、前記管理単位にかかる道路に設置した付属物の通し番号である。
「設置日」は、前記付属物を設置した日である。
「設置者コード」は、前記付属物を設置した者を識別子である。
「付属物名称」は、マンホールなどの前記付属物の名称である。
「付属物種類別コード」は、前記付属物の種類を識別するための識別子である。
「付属物属性」は、前記付属物の長さ、大きさなどである。
図20は、補修履歴情報DBに記憶される補修履歴情報の一例を示す説明図である。図20に示すように、補修履歴情報DB537は、前記補修履歴情報として「補修完了日、補修対象コード、実施工法種類コード、工事受託者コード、使用素材コード、使用素材メーカコード」を対応付けて記憶する。
「補修完了日」は、道路の補修が完了した日である。
「補修対象コード」とは、補修した層の識別子である。
「実施工法種類コード」は、補修を実施した工法の種類の識別子である。
「工事受託者コード」は、工事を受託した者の識別子である。
「使用素材コード」は、補修に使用した素材の識別子である。
「使用素材メーカコード」は、補修に使用した素材メーカの識別子である。
<<通信手段>>
通信手段550は、制御手段500の指示に基づき、携帯端末111、路面性状測定装置121、及び運行監視装置130から前記加速度情報、前記道路のひび割れ情報、前記道路の路面下の空洞情報、及び前記運行情報を受信する。
これらの情報を受信する際に、発生源を特定するため、受信する際に公知の電子署名技術等を用いて、正しい情報作成者であること、及び情報の改ざんが行われていないことの少なくともいずれかを確認することが好ましく、情報の授受期限についても管理し、所定の期限経過後の情報は受け付けないことが更に好ましい。
なお、通信手段550は、これらの情報を随時受信してもよく、ユーザ等が手動で携帯端末111、路面性状測定装置121、及び運行監視装置130から収集してもよい。
<<制御手段>>
制御手段500は、算出部501と、変換部502と、管理単位情報生成部503と、信頼性評価部504と、表示制御部505とを有する。制御手段500としては、例えば、CPUなどのプロセッサが挙げられ、道路状態の管理装置100全体の処理を実行する。ソフトウェアを実行するプロセッサはハードウェアである。
−算出部−
算出部501は、携帯端末111により取得した前記加速度情報に基づき、前記道路の平坦性情報を算出する。算出部501は、算出した前記道路の平坦性情報を前記管理単位ごとに管理単位情報生成結果DB532に記憶させる。
前記道路の平坦性情報とは、パトロール車両110に搭載された携帯端末111により日々測定される前記加速度情報に基づいて算出され、道路の平坦性を指標化した情報であれば特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、前記MCI、IRI(International Roughness Index)、DII(Deterioration Information Index)(登録商標、富士通株式会社)などが挙げられる。
本実施例では、算出部501は、前記道路の平坦性情報として前記DIIを算出する。
−−DII−−
前記DIIは、携帯端末111の3軸の加速度センサにより加速度を測定した場合、上下の加速度の変動が大きい地点では、パトロール車両110の揺れが大きく、路面性状が悪化しているという考え方に基づいて算出される。
前記DIIの算出方法は、まず、上下の加速度の測定値の変動が大きな地点を抽出する。次に、抽出した地点における前後及び左右の加速度を参照して速度変化やカーブによる変動を補正し、上下の加速度の測定値の変動について点数化する。そして、加速度は簡易的に測定していることから情報としての信頼性を確保するため、複数回の加速度の測定による点数から前記管理単位ごとの点数平均を求め、前記DIIを算出する。
図21は、DIIの算出方法の一例を示す説明図である。図20では、管理単位1〜5における上下の加速度の変動について1回目〜N回目までの測定結果を示しており、点線で囲った四角の記号の位置は、加速度の変動が大きな地点を表している。また、前記記号の濃淡は、加速度の変動レベルを表しており、前記変動レベルに応じて点数化される。
前記DIIは、1回目〜N回目までの測定結果を前記管理単位ごとに点数化して平均を算出したものである。このため、加速度の変動レベルが大きい前記記号が多く存在する前記管理単位は、前記DIIが大きくなる。
本実施例では、算出部501は、算出した前記DIIを前記管理単位ごとに管理単位割振り結果DB532に記憶させる。
−変換部−
変換部502は、前記管理単位とは異なる位置情報を、緯度及び経度の位置情報に変換する。具体的には、変換部502は、前記管理単位と異なる定義の位置情報で管理される情報を受け付けて、図22に示すように、測定結果DB533に記憶させ、緯度及び経度の位置情報以外の位置情報で対応付けられた情報を緯度及び経度の位置情報に変換して、変換結果DB534に記憶させる。例えば、変換部502は、運行情報DB431が記憶する前記運行情報については、位置情報が前記リンク情報であることから、前記リンク情報を緯度及び経度の位置情報に変換した後に、変換結果DB534に記憶させる。
なお、変換部502は、前記管理単位ごとの情報であれば、測定結果DB533に記憶させた後、緯度及び経度の位置情報への変換を行わずに、そのまま変換結果DB534に記憶させる。
より詳細には、変換部502は、緯度及び経度の位置情報以外の位置情報を緯度及び経度の位置情報に変換し、その位置情報に対応付けられる測定結果を分割又は結合して、緯度及び経度の位置情報に対応付けられた情報に変換する。例えば、変換部502は、前記リンク情報で特定される交差点から交差点の間のうち中央の緯度及び経度の位置情報を特定し、特定した緯度及び経度の位置情報に変換する。
変換部502は、前記リンク情報ではなく、ある程度長い距離単位であって、例えば、路面性状測定装置121により測定された100mごとの前記道路のひび割れ情報を変換する場合、前記管理単位情報における始点終点の緯度及び経度の位置情報に基づき、任意の長さで分割し、その緯度及び経度の位置情報で記憶させる。
図23は、所定の距離単位ごとの位置情報から緯度及び経度の位置情報を求める方法の一例を示す説明図である。図23に示すように、位置情報が始点(x1、y1)から終点(x2、y2)までの座標(緯度及び経度)で管理されている場合、変換部502は、緯度上における始点と終点の距離を緯度xdごとに分割し、始点から終点までの測定結果も緯度による分割数で分割する。図22は、当該距離を11個に分割した例であり、例えば、図23中の(a)の位置情報(x、y)を求めると、(x1+xd×3、y1+(y2−y1)/10×3)となる。また、緯度xdで当該距離を11個に分割した場合、変換部502は、測定結果も11個に分割し、分割で得られた各緯度及び経度の位置情報と分割した測定結果とを対応付けた情報に変換する。
例えば、急ブレーキ回数などの累計数である場合は単純に分割することができるが、画像などの場合は分割することができない。この場合、位置座標で撮像された画像を、分割した各位置情報(緯度及び経度の位置情報)に対応付ける。例えば、図23においては、分割した11個の位置情報(緯度及び経度の位置情報)それぞれに、始点から終点まで撮像された画像を対応付ける。
−管理単位情報生成部−
図2に戻り、管理単位情報生成部503は、前記管理単位とは異なる位置情報に対応付けられた複数の道路状態の情報を、前記管理単位ごとに割り振る。具体的には、管理単位情報生成部503は、変換部502により緯度及び経度の位置情報に変換して位置情報を一致させた各種情報を、緯度及び経度の「始点及び終点」で定義された前記管理単位ごとに割り振り、管理単位情報生成結果DB532に記憶させる。
図24は、管理単位情報生成部503が各種情報を管理単位ごとに割り振る一例を示す説明図である。図24に示すように、管理単位情報生成部503は、交差点から交差点までの範囲の前記リンク範囲ごとの位置情報を有する情報であっても、100mごとの位置情報を有する情報であっても、変換部502により位置情報を緯度及び経度の位置情報に変換されていることにより、緯度及び経度の位置情報に基づいて前記管理単位ごとに前記情報を割り振ることができる。
このように、前記管理単位と異なる定義の位置情報で管理される複数の道路状態の情報又は道路の路面下の情報を受け付けた場合であっても、前記複数の道路状態の情報又は道路の路面下の情報を前記管理単位ごとに割り振ることにより、それぞれ異なる位置情報に対応付けられた複数の道路状態の情報又は道路の路面下の情報であっても、道路状態の情報又は道路の路面下の情報を管理できる。
−信頼性評価部−
信頼性評価部504は、複数の道路状態の情報又は道路の路面下の情報のうち、互いに相関する情報については、一の情報に基づき、他の情報の信頼性を評価する。
図25は、道路状態の情報又は道路の路面下の情報において相関の一例を示す説明図である。図25に示すように、前記道路のひび割れ情報は、前記道路の平坦性情報、前記道路に設置された付属物情報、及び前記道路の補修履歴情報に対して、それぞれ相関を有している。前記道路の路面下の空洞情報は、前記道路の補修履歴情報に対して相関を有している。以下に、具体的な各情報の相関について説明する。
前記道路のひび割れ情報と前記道路の平坦性情報との相関について説明する。
ひび割れは進行していくため、新たに加速度情報を取得して前記DIIを算出した場合、最新の前記DIIが直前の前記DIIの値より小さいと何かが変更されたと考えられる。このとき、前記道路の補修履歴情報を確認する指示を出すなどのアラームを発することにより、前記道路のひび割れ情報の信頼性の低下を抑制できる。
前記道路のひび割れ情報と前記道路に設置された付属物情報との相関について説明する。
マンホールなどが新設されて前記道路に設置された付属物情報が更新された場合、前記路面にあるひび割れも補修されるときもあるため、前記道路のひび割れ情報の信頼性が低下してしまう場合がある。このため、マンホールなどが新設された日以後の前記道路のひび割れ情報を、道路管理者の承認に基づいて信頼性評価結果DB535に記憶させる処理を行い、信頼性が低い情報は用いないようにすることが好ましい。
前記道路のひび割れ情報と前記道路の補修履歴情報との相関について説明する。
ひび割れが補修された場合、補修日より前の前記道路のひび割れ情報を含めると、補修されているにも関わらず、ひび割れの状態が悪い評価となり、前記道路のひび割れ情報の信頼性が低下してしまう。このため、前記道路の補修履歴情報を参照し、補修日以後の前記道路のひび割れ情報を、前記道路管理者の承認に基づいて信頼性評価結果DB535に記憶させる処理を行い、信頼性が低い情報を用いないようにすることが好ましい。
前記道路の路面下の空洞情報と前記道路の補修履歴情報との相関について説明する。
前記道路の路面下の空洞情報は、路盤が補修されて前記道路の補修履歴情報が更新された場合、路盤にある空洞も補修されることがあるため、前記道路の路面下の空洞情報の信頼性が低下してしまう場合がある。このため、マンホールなどが新設された日時以後の前記道路の路面下の空洞情報を、前記道路管理者の承認に基づいて信頼性評価結果DB535に記憶させる処理を行い、信頼性が低い情報を用いないようにすることが好ましい。
なお、信頼性が低い情報は用いないようにしたが、記憶手段530の各DBに記憶されている信頼性が低い情報を削除してもよく、信頼性が低い情報を表示しないようにしてもよく、情報の信頼性の程度を表示するようにしてもよい。また、データが良くなった根拠を示せるようにしてもよい。また、信頼性が低い情報を削除などした際に、新たな情報を求める警告を道路管理者などに発するようにし、前記道路管理プラットフォームに前記ひび割れ情報などが随時更新されるようにしてもよい。
このように、最新の前記道路のひび割れ情報の取得日時の前後で前記道路の平坦性情報が有意に変化しているか否か、及び/又は、最新の前記道路のひび割れ情報の取得日時よりも後に、前記道路に設置された付属物情報及び前記道路の補修履歴情報の少なくともいずれかが取得されているか否かを判定し、最新の前記道路のひび割れ情報の信頼性を評価し、最新の前記道路のひび割れ情報の信頼性が低いと評価した場合、最新の前記道路に設置された付属物情報及び前記道路の補修履歴情報の少なくともいずれかの取得日時より前に取得した前記道路のひび割れ情報を用いないようにすることで、道路状態を管理する情報の信頼性を高めることができる。
また、最新の前記道路の路面下の空洞情報の取得日時よりも後に、前記道路の補修履歴情報が取得されているか否かを判定し、最新の前記道路の路面下の空洞情報の信頼性を評価し、最新の前記道路の路面下の空洞情報の信頼性が低いと評価した場合、最新の前記道路の補修履歴情報の取得日時より前に取得した前記道路の路面下の空洞情報を用いないようにすることで、道路状態の情報又は道路の路面下の情報を管理する情報の信頼性を高めることができる。
−表示制御部−
表示制御部505は、道路状態の情報又は道路の路面下の情報を前記管理単位ごとに道路地図上に表示させる制御を行う。また、表示制御部505は、ユーザ端末や運転管理サーバ上で経時変化を表示させることもでき、前記管理単位を走行する車両に、前記管理単位にかかる情報を送信して車載装置上で表示させることもできる。
図26は、表示制御部505が道路状態の情報を管理単位ごとに道路地図の道路上で表示させる制御を行う流れの一例を示すフローチャートである。表示制御部505が道路状態の情報又は道路の路面下の情報を表示させる制御を、図26に示すフローチャートにしたがって説明する。
ステップS101では、表示制御部505は、前記道路の平坦性情報である前記DIIの値に基づき、前記管理単位ごとに背景色を指定する。本実施例では、前記DIIの値に基づき、道路地図上の前記管理単位を示す範囲を塗りつぶす色を5段階に分けて以下のように表示させ、処理をS102に移行する。
(1)DIIが0.0以上1.0未満 青色
(2)DIIが1.0以上3.0未満 緑色
(3)DIIが3.0以上7.0未満 オレンジ色
(4)DIIが7.0以上11.0未満 赤色
(5)DIIが11.0以上 紫色
なお、本実施例では、道路地図上の前記管理単位を示す範囲の色を5段階に分けて表示させたが、これに限られることなく、段階を増減させてもよい。また、色についても、色相、彩度、明度を調整することができる。
ステップS102では、表示制御部505は、前記道路のひび割れ情報が存在するか否かを判定する。表示制御部505は、前記道路のひび割れ情報が存在すると判定すると処理をS103に移行させ、前記道路のひび割れ情報が存在しないと判定すると処理をS104に移行させる。
ステップS103では、表示制御部505は、前記道路のひび割れ情報に基づき、ひび割れの状態を模様で表示する。本実施例では、前記道路のひび割れ情報に基づき、前記管理単位ごとを3段階に分けて以下のように表示させ、処理をS104に移行する。
(1)ひび割れなし 管理単位を塗りつぶさない
(2)非亀甲ひび割れ(線状ひび割れ) 管理単位を斜線で塗りつぶし
(3)亀甲ひび割れ 管理単位を交差線で塗りつぶし
ステップS104では、表示制御部505は、前記道路の路面下の空洞情報が存在するか否かを判定する。表示制御部505は、前記道路の路面下の空洞情報が存在すると判定すると処理をS105に移行させ、前記道路の路面下の空洞情報が存在しないと判定すると処理をS106に移行させる。
ステップS105では、表示制御部505は、前記道路の路面下の空洞情報に基づき、空洞の有無を表示させ、処理をS106に移行させる。本実施例では、空洞の有無の表示は、黒い丸を前記管理単位の表示に重ねて表示している。
ステップS106では、表示制御部505は、前記道路に設置された付属物情報が存在するか否かを判定する。表示制御部505は、前記道路に設置された付属物情報が存在すると判定すると処理をS107に移行させ、前記道路に設置された付属物情報が存在しないと判定すると処理をS108に移行させる。
ステップS107では、表示制御部505は、前記道路に設置された付属物情報に基づき、付属物の有無と種類を表示させ、処理をS108に移行させる。
ステップS108では、表示制御部505は、前記車両の運行情報が存在するか否かを判定する。表示制御部505は、前記車両の運行情報が存在すると判定すると処理をS109に移行させ、前記車両の運行情報が存在しないと判定すると処理をS110に移行させる。
ステップS109では、表示制御部505は、前記車両の運行情報を前記管理単位と対応付け、前記管理単位の表示に対してマウスオーバーされたと判定すると、前記車両の運行情報を表示させ、処理をS110に移行させる。
ステップS110では、表示制御部505は、前記道路の補修履歴情報が存在するか否かを判定する。表示制御部505は、前記補修履歴が存在すると判定すると処理をS111に移行させ、前記車両の運行情報が存在しないと判定すると本処理を終了させる。
ステップS111では、表示制御部505は、前記道路の補修履歴情報を前記管理単位と対応付け、前記管理単位の表示に対してマウスオーバーされたと判定すると、前記道路の補修履歴情報を表示させ、本処理を終了させる。
図27は、道路状態の情報又は道路の路面下の情報を表示した画面の一例を示す説明図である。図27に示すように、表示制御部505は、道路状態の情報又は道路の路面下の情報を表示した画面を表示させる。
なお、前記車両の運行情報、前記道路の補修履歴情報は、前記管理単位の表示に対してマウスオーバーしたときに表示してもよく、別画面に表示してもよい。
このように、前記道路の平坦性情報、前記道路のひび割れ情報、前記道路の路面下の空洞情報、前記道路に設置された付属物情報、前記車両の運行情報、及び前記道路の補修履歴情報の少なくともいずれかの情報を、前記管理単位ごとに、道路地図において道路上に表示する制御を行うことにより、ディスプレイなどの表示装置に複数の道路状態の情報又は道路の路面下の情報を表示させることができ、これにより道路状態の情報又は道路の路面下の情報を一見して把握することができるため、道路の補修工事の発注の要否を容易に判断することができる。
即ち、前記道路の平坦性情報と、前記道路のひび割れ情報、前記道路の路面下の空洞情報、前記道路に設置された付属物情報、前記車両の運行情報、及び前記道路の補修履歴情報の少なくともいずれかの情報とに対応するように、色彩、模様、図形、記号、文字等の表示要素を割り当て、これらの情報が道路地図上の道路上において管理単位ごとに表示するように制御を行うことにより、複数の道路状態の情報又は道路の路面下の情報を一見して把握しやすく表示させることができる。例えば、前記道路の平坦性情報を前記色彩で表示し、前記道路のひび割れ情報を前記模様で表示し、前記道路に設置された付属物情報を記号で表示する、などとすることにより、図27に示すように、道路地図における道路上に管理単位で区切られた形で、前記色彩、前記模様、前記記号等の情報が一元で表示されるように制御する。その結果、この道路地図における道路上に表示された情報を一見するだけでも、例えば、ある管理単位において、前記色彩と前記模様とが表示されている場合には、当該管理単位の道路区間では、前記道路の平坦性や前記道路のひび割れに問題があることなどが一見して容易にかつ専門的な知識を要することなく理解可能となる。
なお、本実施例では、表示制御部505により、前記道路の平坦性情報などの複数の道路状態の情報又は道路の路面下の情報を、前記管理単位上に重ねて表示する制御を行うが、これに限られることなく、前記複数の道路状態の情報又は道路の路面下の情報などの情報を、前記管理単位の範囲をその長さ方向に分割して道路地図上における道路上に表示する制御を行うようにしてもよい。この場合には、前記管理単位の長さ方向における分割数を一見すれば、前記道路の平坦性、前記道路ひび割れ等の道路状態を表す指標について、いくつの問題が前記管理単位に存在するのかを一見して把握することが可能となる。
100 道路状況の管理装置
500 制御手段
501 算出部
502 変換部
503 管理単位情報生成部
504 信頼性評価部
505 表示制御部
530 記憶手段
540 入出力手段
550 通信手段

Claims (15)

  1. 道路状態の情報又は道路の路面下の状態の情報である、第1の情報と第2の情報とを取得し、取得した前記第1の情報と前記第2の情報とを、道路の管理単位として設定された同じ管理単位に対応する情報に変換する変換処理をコンピュータに実行させることを特徴とする道路状態の管理プログラム。
  2. 道路の指定を受け付け、指定された該道路を道路の管理単位として指定された単位で区分して得られる複数の道路区間について、道路の状態又は道路の路面下の状態の入力を要求し、入力された道路の状態の情報又は道路の路面下の状態の情報を前記複数の道路区間のうちの対応する道路区間に対応づけて記憶手段に記憶する処理をコンピュータに実行させることを特徴とする道路状態の管理プログラム。
  3. 前記要求は、1又は複数の宛先に提示されることを特徴とする請求項2に記載の道路状態の管理プログラム。
  4. 前記第1の情報と前記第2の情報が、道路の平坦性情報、道路のひび割れ情報、道路の路面下の空洞情報、道路に設置された付属物情報、車両の運行情報、及び道路の補修履歴情報の少なくともいずれかである請求項1から3のいずれかに記載の道路状態の管理プログラム。
  5. 前記道路の平坦性情報が、車両に搭載された携帯端末から送信される請求項4に記載の道路状態の管理プログラム。
  6. 前記道路のひび割れ情報及び前記道路の路面下の空洞情報が、路面性状測定車両から送信される請求項4から5のいずれかに記載の道路状態の管理プログラム。
  7. 前記車両の運行情報が、運行監視装置から送信される請求項4から6のいずれかに記載の道路状態の管理プログラム。
  8. 道路状態の情報又は道路の路面下の状態の情報である、第1の情報と第2の情報とを取得し、取得した前記第1の情報と前記第2の情報とを、道路の管理単位として設定された同じ管理単位に対応する情報に変換する処理を行う管理単位情報生成部を有することを特徴とする道路状態の管理装置。
  9. 道路の指定を受け付け、指定された該道路を道路の管理単位として指定された単位で区分して得られる複数の道路区間について、道路の状態又は道路の路面下の状態の入力を要求し、入力された道路の状態の情報又は道路の路面下の状態の情報を前記複数の道路区間のうちの対応する道路区間に対応づけて記憶する記憶手段とを有することを特徴とする道路状態の管理装置。
  10. 前記要求は、1又は複数の宛先に提示されることを特徴とする請求項9に記載の道路の管理装置。
  11. 前記第1の情報と前記第2の情報が、道路の平坦性情報、道路のひび割れ情報、道路の路面下の空洞情報、道路に設置された付属物情報、車両の運行情報、及び道路の補修履歴情報の少なくともいずれかである請求項8から10のいずれかに記載の道路状態の管理装置。
  12. 道路状態の情報又は道路の路面下の状態の情報である、第1の情報と第2の情報とを取得し、取得した前記第1の情報と前記第2の情報とを、道路の管理単位として設定された同じ管理単位に対応する情報に変換する変換処理を含むことを特徴とする道路状態の管理方法。
  13. 道路の指定を受け付け、指定された該道路を道路の管理単位として指定された単位で区分して得られる複数の道路区間について、道路の状態又は道路の路面下の状態の入力を要求し、入力された道路の状態の情報又は道路の路面下の状態の情報を前記複数の道路区間のうちの対応する道路区間に対応づけて記憶手段に記憶する処理を含むことを特徴とする道路状態の管理方法。
  14. 前記要求は、1又は複数の宛先に提示されることを特徴とする請求項12に記載の道路状態の管理方法。
  15. 前記第1の情報と前記第2の情報が、道路の平坦性情報、道路のひび割れ情報、道路の路面下の空洞情報、道路に設置された付属物情報、車両の運行情報、及び道路の補修履歴情報の少なくともいずれかである請求項12から14のいずれかに記載の道路状態の管理方法。


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