JPWO2018047738A1 - 基地局装置、無線通信制御システム、無線通信制御方法、及び、基地局制御プログラムが格納された記録媒体 - Google Patents

基地局装置、無線通信制御システム、無線通信制御方法、及び、基地局制御プログラムが格納された記録媒体 Download PDF

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Abstract

無線通信において、ユーザ体感の品質を向上させる。基地局装置60は、無線端末装置70からの要求に応じてサーバ装置80が実行したアプリケーションによって、無線端末装置70に対して送信されたデータを、無線リソースを使用して無線端末装置70に送信する場合に、そのアプリケーションに関する情報に基づいて設定された無線端末装置70に対する送信完了期限までに、無線端末装置70に対する当該データの送信が完了可能となる、当該データの送信開始期限を算出する算出部63と、送信開始期限と現在時刻とに基づいて、無線端末装置70に対して当該データを送信するのに必要な無線リソースを割り当てる割り当て部64と、を備える。

Description

本願発明は、無線通信の基地局装置等において、無線端末装置との通信を行うための無線リソースを割り当てる技術に関する。
近年、スマートフォンやタブレット端末の普及によって、モバイル通信のデータトラフィックが急増している。加えて、Webページの閲覧、大容量の動画の視聴、SNS(Social Networking Service)、VoIP(Voice over IP (Internet Protocol))などモバイル通信のアプリケーションが多様化しており、トラフィックの量だけでなく、その質も変化してきている。
一方、ネットワークの価値を左右する指標として、ユーザ体感の品質を示すQoE(Quality of Experience)が、近年注目されている。ネットワークによって提供されるサービスの品質を示すQoS(Quality of Service)は、パケットロス、パケットの遅延、パケットの到着時間のゆらぎなど、通信事業者やサービス提供者から見たサービス品質の尺度を表す。これに対し、QoEは動画の中断時間やWebのダウンロード時間など、ユーザから見たアプリケーションのサービス品質の尺度を表す。このようにモバイル通信において、トラフィックが量的、質的に変化する中で、ユーザに無線リソースを柔軟に割り当てて、QoEを維持あるいは向上する技術に対する期待が高まってきている。
このような技術に関連する技術として、特許文献1には、複数のデータ蓄積部内に存在する送信待ち状態のデータを対象に、データ送信に関するスケジューリングを行う通信装置が開示されている。この通信装置における要求発生時刻付与部は、受け取ったデータに受信時刻を付与し、当該受信時刻付与後のデータを順にデータ蓄積部に蓄積する。そして、この通信装置におけるスケジュール部は、データ蓄積部毎に、送信待ち状態のデータの中から最も古いデータ(送信候補データ)の受信時刻を取得し、さらに、当該データ蓄積部毎に得られた受信時刻に各送信候補データに対して予め与えられている許容遅延時間を加算する。これにより、この通信装置は、各送信候補データの送信完了時刻を計算し、当該計算結果に基づいて判断した「送信完了時刻までに最も時間的余裕がない送信候補データ(送信対象データ)」に無線リソースを割り当てる。
また、特許文献2には、複数の無線通信装置へ送信されるデータが同時に存在する場合に、送信完了時刻を考慮したデータの送信制御を行う通信制御装置が開示されている。この通信制御装置は、複数の無線通信装置にデータを送信する送信開始時刻の複数の候補を定める。この通信制御装置は、それら複数の候補について、それぞれデータ送信を開始した場合のデータ送信の終了時刻を算出する。そしてこの通信制御装置は、終了時刻の関数を目的関数とする最適化問題を用いて、複数の無線通信装置5にデータを送信する送信開始時刻を決定する。
国際公開第2005/032075号 特開2014-45267号公報
一般的に、通信ネットワークが高負荷になるにつれて、所定のQoEを満足できないユーザの割合が増加する傾向がある。ここで、所定のQoEとは、ユーザがアプリケーションを継続して使用する基準となる品質とする。例えば、無線端末装置において、閲覧するWebページを構成するデータの受信が完了するまでに要する時間の要求値までに、当該データの受信が完了した場合、所定のQoEを満足することとする。
無線通信システムにおける基地局装置等において、無線端末装置との通信を行うための無線リソースを割り当てる一般的なスケジューラは、無線通信の信号品質に基づいて無線リソースを割り当てる。この場合、一般的なスケジューラは、所定のQoEを満足する送信完了時刻をふまえて無線リソースを割り当てるわけではないので、所定のQoEを満足できないユーザの割合が増加するという問題を解決することができない。特許文献1及び2には、この問題を解決できるような無線リソースの柔軟な割り当てを行う技術は開示されていない。本願発明の主たる目的は、この問題を解決する無線通信制御システム等を提供することである。
本願発明の一態様に係る基地局装置は、無線端末装置からの要求に応じてサーバ装置が実行したアプリケーションによって、前記無線端末装置に対して送信されたデータを、無線リソースを使用して前記無線端末装置に送信する場合に、前記アプリケーションに関する情報に基づいて設定された前記無線端末装置に対する送信完了期限までに、前記無線端末装置に対する前記データの送信が完了可能となる、前記データの送信開始期限を算出する算出手段と、前記送信開始期限と現在時刻とに基づいて、前記無線端末装置に対して前記データを送信するのに必要な前記無線リソースを割り当てる割り当て手段と、を備える。
上記目的を達成する他の見地において、本願発明の一態様に係る無線通信制御方法は、第一の情報処理装置によって、無線端末装置からの要求に応じてサーバ装置が実行したアプリケーションによって、前記無線端末装置に対して送信されたデータを、無線リソースを使用して前記無線端末装置に送信する場合に、前記無線端末装置に対する送信完了期限を前記アプリケーションに関する情報に基づいて設定し、第二の情報処理装置によって、前記無線端末装置に対する前記データの送信が前記送信完了期限までに完了可能となる、前記データの送信開始期限を算出し、第三の情報処理装置によって、前記送信開始期限と現在時刻とに基づいて、前記無線端末装置に対して前記データを送信するのに必要な前記無線リソースを割り当てるように基地局装置を制御する。
また、上記目的を達成する更なる見地において、本願発明の一態様に係る基地局制御プログラムは、無線端末装置からの要求に応じてサーバ装置が実行したアプリケーションによって、前記無線端末装置に対して送信されたデータを、無線リソースを使用して前記無線端末装置に送信する場合に、前記アプリケーションに関する情報に基づいて設定された前記無線端末装置に対する送信完了期限までに、前記無線端末装置に対する前記データの送信が完了可能となる、前記データの送信開始期限を算出する算出処理と、前記送信開始期限と現在時刻とに基づいて、前記無線端末装置に対して前記データを送信するのに必要な前記無線リソースを割り当てる割り当て処理と、をコンピュータに実行させるためのプログラムである。
更に、本願発明は、係る基地局制御プログラム(コンピュータプログラム)が格納された、コンピュータ読み取り可能な、不揮発性の記録媒体によっても実現可能である。
本願発明は、無線通信において、ユーザ体感の品質を向上させることを可能とする。
本願発明の第1の実施形態に係る無線通信制御システム1の構成を示すブロック図である。 本願発明の第1の実施形態に係る設定部21による送信完了期限の設定方法の一例を説明する図である。 本願発明の第1の実施形態に係る無線通信制御システム1が算出する送信優先度の時間推移を例示する図である。 本願発明の第1の実施形態に係る無線通信制御システム1の動作を示すフローチャートである。 本願発明の第3の実施形態に係る無線通信制御システム1Bの動作を示すフローチャートである。 本願発明の第4の実施形態に係る基地局装置60の構成を示すブロック図である。 本願発明の各実施形態に係る基地局装置を実行可能な情報処理装置900の構成を示すブロック図である。
以下、本願発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
<第1の実施形態>
図1は、本願発明の第1の実施の形態に係る無線通信制御システム1の構成を概念的に示すブロック図である。尚、後述する第2及び第3の実施形態に係る無線通信制御システム1A及び1Bにおいては、「算出部」及び「割り当て部」の少なくともいずれかの構成が本実施形態と異なるだけなので、説明の便宜上、これらの実施形態においても、図1を改めて参照することとする。無線通信制御システム1は、例えば通信方式としてLTE(Long Term Evolution)(登録商標)を使用した無線通信を制御するシステムである。本実施形態の無線通信制御システム1は、基地局装置10、中継装置20、n個(nは任意の自然数)の無線端末装置30−1乃至30−n、サーバ装置40、モバイル網51、及び、インターネット網52を含んでいる。
無線端末装置30−1乃至30−nは、例えば、スマートフォンやタブレット端末等のモバイル端末装置である。基地局装置10は、無線端末装置30−1乃至30−nを収容し、無線端末装置30−1乃至30−nに関する無線通信を制御する。基地局装置10は、マクロセル基地局であってもよいし、スモールセル基地局であってもよい。基地局装置10が使用する周波数帯域は、1つでも複数でもよい。基地局装置10は、通信ネットワークであるモバイル網51に接続されている。サーバ装置40は、無線端末装置30−1乃至30−nからの要求に応じて、Webや動画再生等の様々なアプリケーションを実行し、その実行結果を、無線端末装置30−1乃至30−nに提供する。サーバ装置40は、通信ネットワークであるインターネット網52に接続されている。中継装置20は、モバイル網51及びインターネット網52に接続され、モバイル網51とインターネット網52との間でトラフィックを中継する。尚、基地局装置10、中継装置20、サーバ装置40の個数は、図1に示す構成に限定されない。以下、無線通信制御システム1に含まれる各構成について詳細を説明する。
(無線端末装置30−1乃至30−n)
本実施形態に係る無線端末装置30−1乃至30−nは、基地局装置10との無線通信のための、無線送受信の基本機能を備える。無線端末装置30−1乃至30−nは、基本機能として、
1)上り回線の参照信号(例えば、無線端末装置30−1乃至30−nが基地局装置10との通信路の品質を測定するために用いる信号:以下、参照信号について同様)を含む制御信号やデータ信号を送信する機能、
2)下り回線の参照信号を含む基地局装置10からの制御信号やデータ信号を受信する機能、
3)接続中の基地局装置10との間の無線通信の信号品質(無線信号品質)を測定する機能、
などを備える。
上述した無線信号品質の例としては、無線リソースであるリソースブロック(PRB:Physical Resource Block)またはその群毎に下りデータ信号の受信品質を示す指示子を表すCQI(Channel Quality Indicator)がある。無線信号品質の例として、あるいは、下り参照信号の受信電力を表すRSRP(Reference Signal Received Power)や、下り参照信号の受信品質を表すRSRQ(Reference Signal Received Quality)がある。RSRQはRSRPが測定される周波数帯域と同一の周波数帯域における総受信電力(RSSI:Received Signal Strength Indicator)に対するRSRPの比率として定義される。
RSSIには、ある基地局が制御するセル(自セル)に位置する無線端末装置からの受信電力とともに、周辺の他の基地局が制御する無線端末装置が制御するセル(他セル)からの受信電力が含まれる。無線端末装置30−1乃至30−nは、自セルと他セルに対するRSRP及びRSRQを測定することができる。尚、無線端末装置30−1乃至30−nが備えるこれらの機能は当業者の周知事項であるので、各機能の詳細説明は省略する。
(中継装置20)
本実施形態に係る中継装置20は、設定部21を備えている。設定部21は、無線端末装置30−1乃至30−nからの要求に応じてサーバ装置40が実行しているWebや動画再生等のアプリケーション毎に、データの送信優先度を設定するために必要なアプリケーションに関する情報(アプリ情報)を作成する。設定部21は、このアプリ情報に基づいて、無線端末装置30−1乃至30−nに対するIPパケットデータ(以降、パケットと称する)の送信完了期限を設定し、基地局装置10に通知する。
LTEやLTE Advancedにおいて規定されるプロトコルは、OSI(Open Systems Interconnection)基本参照モデルにおけるレイヤ2(データリンク層)以下のプロトコルに該当する。そのため、LTEを使用する無線通信制御システムでは、無線端末装置とサーバ装置との間では、TCP(Transmission Control Protocol)など、OSI基本参照モデルにおけるレイヤ3(ネットワーク層)以上のプロトコルを用いて通信するのに対し、無線端末装置と基地局装置との間では、レイヤ2以下のプロトコルを用いて通信する。本実施形態に係る無線通信制御システム1では、レイヤ3以上のプロトコルを用いた通信を中継装置20が中継することによって、正確なアプリ情報を作成することができる。これにより基地局装置10は、後述する通り、正確なアプリ情報に基づく送信完了期限を用いて、無線リソースを割り当てることが可能となる。
次に、本実施形態に係る設定部21による、無線端末装置30−1乃至30−nに対するパケットの送信完了期限の設定方法の一例を、図2を用いて説明する。
図2に示すグラフにおける横軸は、時間を表す。縦軸は、無線端末装置30−1乃至30−nが受信済みである総受信データサイズ(中継装置20が無線端末装置30−1乃至30−n各々から確認応答を受信したパケットの無線端末装置毎の合計サイズ)を表す。そして、図2に示すグラフは、実際の総受信データサイズ、及び、固定レートでパケットが送受信された場合の総受信データサイズの時間推移を示している。
サーバ装置40において実行されるアプリケーションが例えばWebである場合、総受信データサイズは、Webを構成するファイルに関する受信データサイズを表す。サーバ装置40において実行されるアプリケーションが、例えば動画再生である場合、総受信データサイズは、チャンク(動画におけるひとまとまりのデータ)当たりの受信データサイズを表す。また、固定レートは、Webの場合ではファイル全体を所定の時間で受信した場合のレートを表し、動画再生の場合では再生レートを表す。本実施形態に係る設定部21は、例えば図2に示す通り、現在時刻における実際の総受信データサイズと等しいサイズのデータを固定レートで受信した場合にデータの受信が完了する時刻を、送信完了期限として設定する。現在時刻がこの送信完了期限を過ぎた場合、基地局装置10は、QoEを満たすために、固定レート以上のレートで、データを無線端末装置30−1乃至30−nに送信する必要がある。設定部21は、このように、無線端末装置30−1乃至30−nからの要求に応じてサーバ装置40が実行するアプリケーションごとに発生するトラフィック状態を表す値によって示される、アプリ情報に基づいて、送信完了期限を設定する。
中継装置20は、設定部21によって設定された送信完了期限を、対応するパケットのヘッダに含めることによって、モバイル網51を介して基地局装置10に転送する。パケットのヘッダは、そのパケットの宛先等を含む通信制御情報である。ただし、中継装置20は、各無線端末装置と基地局装置との接続関係(またはIPアドレスの対応関係)を示す情報を有しており、送信完了期限の通知先となる基地局装置を特定できることとする。
(基地局装置10)
本実施形態に係る基地局装置10は、無線端末装置30−1乃至30−nの個々に対して、無線リソース(PRB)を割り当てる(スケジューリングする)。無線リソースの割り当てに関して、LTEやLTE Advancedに代表される一般的なモバイル通信では、基地局装置は、割り当てられた無線周波数の帯域を複数のPRBに分割し、その基地局装置が備えるスケジューラがPRBの割当を行なう。基地局装置10は、割り当てられたPRBを用いて、無線端末装置30−1乃至30−nとデータの送受信を行う。
基地局装置10は、無線リソースであるPRBを割り当てる際に、PRB毎に無線端末装置30−1乃至30−nによって測定されて基地局装置10に通知された、無線信号品質を示す指示子であるCQIを用いる。基地局装置10は、無線信号品質に基づき、スケジューリング規範に従って、PRB毎に無線端末装置に対する割り当て順位を決定する。
代表的なスケジューリング規範としては、以下の4種類が知られている。
規範1)Round robin:無線信号品質によらず、順番に無線端末装置にPRBを割り当てる。
規範2)最小レート最大化:過去における所定の時刻から時刻(t−1)までのデータ送受信における平均通信レートが最小である無線端末装置にPRBを割り当てる。
規範3)Proportional Fairness (PF):(時刻tにおける瞬時通信レート)/( 過去における所定の時刻から時刻(t−1)までの平均通信レート)が最大の無線端末装置にPRBを割り当てる。(時刻t及び(t−1)については後述する。)但し、「/」は除算を表す演算子である。
規範4)Max C/I:時刻tにおける瞬時通信レートが最大である無線端末装置にPRBを割り当てる。
上述した規範4から規範1の順に、無線端末装置間の公平性が次第に高くなり、逆に規範1から規範4の順に、無線通信制御システム1における周波数利用効率(単位周波数当たりの送信ビットレート)が高くなる。
基地局装置10は、無線送受信部11、有線送受信部12、算出部13、及び、割り当て部14を備えている。以下、基地局装置10が備える各構成について詳細を説明する。
(無線送受信部11)
無線送受信部11は、無線端末装置30−1乃至30−nとの無線通信において、一般的な無線通信システムにおける基地局装置の無線送受信の基本機能を備える。基本機能として、例えば以下のような機能がある。
1)下り回線の参照信号を含む制御信号やデータ信号を送信する機能、
2)上り回線の参照信号を含む無線端末装置30−1乃至30−nからの制御信号やデータ信号を受信する機能、
3)下り回線のデータ送信の宛先となる無線端末装置30−i(iは1乃至nのいずれかの整数)を選択し、無線端末装置30−iにリソースブロック(PRB)やMCS(Modulation and Coding Schemes)などを割り当てるスケジューラ機能、
4)複数の送受信アンテナ素子による信号処理機能、
5)無線端末装置毎に各セル(基地局装置10が制御する無線通信のカバー範囲)の無線信号品質の報告条件を通知する機能、
6)無線端末装置毎に送信待ちパケットを格納するバッファ機能。
無線送受信部11は、サーバ装置40から送信された無線端末装置30−1乃至30−n宛のデータを、有線送受信部12を介して受信する。無線送受信部11は、有線送受信部12を介して受信したデータを、無線端末装置30−1乃至30−nの各々に紐付けされたバッファに蓄積し、蓄積されたデータを無線端末装置30−1乃至30−nへ無線回線を介して送信する。尚、無線送受信部11が備えるこれらの機能は当業者の周知事項であるので、これらの機能の詳細説明は省略する。
(有線送受信部12)
有線送受信部12は、無線端末装置30−1乃至30−nとの無線通信において、一般的な無線通信システムにおける基地局装置の有線送受信の基本機能を備える。有線送受信部12は、無線端末装置30−1乃至30−n宛のデータを、サーバ装置40からインターネット網52を介して受信するとともに、無線端末装置30−1乃至30−nから送信されたデータを、サーバ装置40へインターネット網52を介して送信する。尚、有線送受信部12が備える機能は当業者の周知事項であるので、有線送受信部12が備える各機能の詳細説明は省略する。
(算出部13)
算出部13は、有線送受信部12が中継装置20から受信したパケットについて、そのヘッダに含まれる送信完了期限の情報を取得する。算出部13は、基地局装置10に収容されている無線端末装置30−1乃至30−nに関して、受信したパケットの送信完了期限を保持する。
算出部13は、取得したパケットのうち送信完了期限までの時間が最短となるパケットを基準として、無線端末装置への送信データを格納するバッファ内に格納された、先頭のパケットから基準となるパケットまでのパケットの合計サイズSを算出する。算出部13は、無線端末装置30−1乃至30−nの個々について、Sを算出する。
算出部13は、基準となるパケット(送信完了期限が最短となるパケット)の送信を開始する限度となる時刻を表す送信開始期限を算出する。この送信開始期限は、これ以降の時刻に無線端末装置に対するパケットの送信を開始した場合は、送信完了期限までにそのパケットの送信が完了できない限度の時刻として算出する。算出部13は、具体的には、例えば数式1を用いて送信開始期限を算出する。
tstartlimit = tendlimit - (NHARQ * THARQ + TUE + Tresource) ・・・(数式1)
数式1において、「+」、「−」、「*」は、順に、加算、減算、乗算を表す演算子である。
数式1において、tstartlimitは送信開始期限を表し、tendlimitは送信完了期限を表す。NHARQは、HARQ(Hybrid Automatic Repeat Request)の送信回数の上限値を表す。NHARQは、具体的には、大半のHARQの送信が完了する回数を基準とし、例えば、99.99%のHARQが完了する回数として、1回の送信に対するスケジューラの誤り率の目標値を0.1とした場合は4回となる。なお、送信完了とは、無線端末装置30−1乃至30−nにおいてHARQの受信が成功したのち、その確認応答が基地局装置10に誤りなく届いたことを意味する。数式1において、THARQはHARQのRTT(Round Trip Time)を表す。THARQの典型的な値は8msec(ミリ秒)とされている。以上説明した通り、数式1における「NHARQ * THARQ」の部分は、無線端末装置30−1乃至30−nに対する無線通信におけるデータの総再送遅延時間の基準値である。
数式1において、TUEは、無線端末装置30−1乃至30−nにおける処理による遅延時間を表す。TUEは、具体的には、パケット処理時間、及び、上位レイヤへのデータの転送処理時間等を含んでいる。Tresourceは、算出部13によって算出された合計サイズSのデータを送信するのに必要なPRB数を確保するのに要する送信時間を表し、数式2を用いて算出される。
Tresource = (Sp / TBSperPRB) / NSys ・・・(数式2)
数式2において、TBSperPRBは、所定の直近の時間に通知された無線信号品質(CQI)から求められるPRB当たりのビット数を表す。LTEでは、通知されたCQIを基にMCSが決定され、MCSに対応する送信可能なビット数(TBS:Transport Block Size)が決定される。数式2において、NSysは、システム帯域を表すPRB数である。本実施形態に係る無線通信制御システム1では、送信開始期限を経過した無線端末装置には、TTI(Transmission Time Interval)当たり、最大でシステム帯域全体を割り当てることとする。数式2における分子(Sp / TBSperPRB)は、前述した必要なPRB数に相当する。例えば、必要なPRB数の値が100であり、システム帯域が50PRB(10MHz(メガヘルツ)の場合)である場合、Tresourceは2msecとなる。なお、数式1に示すtstartlimitは、TUEやTresourceに依存して、算出部13によって、動的に更新される。以上説明した通り、数式1における「TUE + Tresource」の部分は、無線端末装置30−1乃至30−nに対するデータの送信を完了するまでに必要な送信時間の推定値である。
算出部13は、無線リソース(PRB)をTTI毎に無線端末装置30−1乃至30−nの個々に対して割り当てる際の基準となる送信優先度の高さを表す値を算出する。後述する割り当て部14は、一例として、算出部13によって算出された値が大きいほど優先度が高いことを表す場合に、送信優先度の値が大きい端末装置から優先して、PRBを割り当てる。算出部13は、各無線端末装置に関する送信優先度の高さを表す値(以下、送信優先度P)を、例えば、数式3を用いて算出する。
P = Pquality + Ptime ・・・(数式3)
数式3において、Pqualityは、無線信号品質を用いて算出される送信優先度を表す値である。算出部13は、例えば、スケジューリング規範として上述した規範3(PF)を用いる場合、Pqualityを、数式4を用いて算出する。
Pquality = (時刻tにおける瞬時通信レート) / (時刻(t−1)までの平均通信レート) ・・・(数式4)
数式4において、時刻tは現在時刻(Pqualityを算出する時刻)を表し、時刻t−1は、時刻tに対してTTIが1つ前である時刻を表す。数式3において、Ptimeは、算出部13が現在時刻に基づいて算出する送信優先度を表す。
図3は、基準となるパケットの到着時刻を起点として、現在時刻、送信開始期限、送信完了期限の関係、及びこれらに依存して設定する時間に関する送信優先度Ptimeの一例を示すグラフである。図3には、参考のため、無線信号品質に基づく送信優先度Pqualityも併せて図示している。現在時刻が到着時刻から送信開始期限までの期間内の場合、基地局装置10は無線端末装置に対してパケットを優先して送信する必要がないので、算出部13は、送信優先度Ptimeを0として算出する。一方、現在時刻が送信開始期限を超えた(ただし送信完了期限は越えていない)場合、パケットの送信が開始されないと送信完了期限までに送信を完了することができなくなるので、算出部13は、送信優先度Ptimeを送信優先度Pqualityに比べて十分大きな値(Pqualityによる影響を無視可能な値)として算出する。算出部13は、算出した各無線端末装置に関する送信優先度Pを、割り当て部14へ通知する。
(割り当て部14)
割り当て部14は、算出部13から通知された送信優先度Pに従って、無線端末装置30−1乃至30−nに対してPRBを割り当てる。すなわち、割り当て部14は、送信優先度Pが、Pqualityと比較して十分大きな値に設定されている無線端末装置30−i(iは1乃至nのいずれかの整数)(即ち、現在時刻が送信開始期限を超えたパケットを受信する無線端末装置)に対して、優先的にPRBを割り当てる。割り当て部14は、この際、Tresourceに関して説明した通り、送信に必要なPRB数分のPRBを、1以上のTTIにおいて優先して割り当てる。割り当て部14は、無線端末装置30−iに対してPRBを割り当てた後、余っているPRBが存在する場合は、例えば、スケジューリング規範として上述した規範3(PF)を適用することによって、無線信号品質に基づいて、無線端末装置30−iを除く無線端末装置に、余っているPRBを割り当てる。
次に図4のフローチャートを参照して、本実施形態に係る無線通信制御システム1の動作(処理)について詳細に説明する。
中継装置20における設定部21は、サーバ装置40から受信した、無線端末装置30−1乃至30−nの少なくともいずれか宛のパケットに対して、送信完了期限tendlimitを設定する(ステップS101)。中継装置20は、送信完了期限をヘッダ部に含めたパケットを、基地局装置10へ送信する(ステップS102)。
基地局装置10における算出部13は、送信完了期限までの時間が最短であるパケットを基準として、先頭から基準までのパケットの合計サイズを算出する(ステップS103)。算出部13は、例えば前述した数式1に基づいて、当該パケットの送信開始期限tstartlimitを算出する(ステップS104)。
現在時刻が送信開始期限を過ぎている無線端末装置30−i(iは1乃至nのいずれかの整数)が存在しない場合(ステップS105でNo)、基地局装置10における割り当て部14は、無線端末装置30−1乃至30−nに対して、無線リソースを、無線通信の信号品質に基づいて割り当てて(ステップS106)、全体の処理は終了する。
現在時刻がステップS104にて算出された送信開始期限を過ぎている無線端末装置30−iが存在する場合(ステップS105でNo)、割り当て部14は、その特定の無線端末装置30−iに対して、優先して無線リソースを割り当てる(ステップS107)。割り当て部14は、その特定の無線端末装置30−iを除く無線端末装置に対して、余った無線リソースを、無線通信の信号品質に基づいて割り当てて(ステップS108)、全体の処理は終了する。
本実施形態にかかる無線通信制御システム1は、無線通信において、ユーザ体感の品質を向上させることができる。その理由は、無線通信制御システム1は、サーバ装置40から無線端末装置30−1乃至30−nに対して送信されたデータ(パケット)に送信完了期限を設定し、そのデータの送信が送信完了期限までに完了できるように送信開始期限を算出し、送信開始期限と現在時刻とに基づいて、無線リソースを割り当てるからである。
以下に、本実施形態に係る無線通信制御システム1によって実現される効果について、詳細に説明する。
一般的に、通信ネットワークが高負荷になるにつれて、所定のQoEを満足できないユーザの割合が増加する傾向がある。無線通信システムにおける基地局装置等において、無線端末装置との通信を行うための無線リソースを割り当てる一般的なスケジューラは、無線通信の信号品質に基づいて無線リソースを割り当てる。この場合、一般的なスケジューラは、所定のQoEを満足する送信完了時刻を踏まえて無線リソースを割り当てるわけではないので、所定のQoEを満足できないユーザの割合が増加することを回避できない問題がある。
このような問題に対して、本実施形態に係る無線通信制御システム1では、中継装置20における設定部21は、無線端末装置30−1乃至30−nからの要求に応じてサーバ装置40が実行したアプリケーションによって、それら無線端末装置に対して送信されたデータについて、無線端末装置に対する送信完了期限を、アプリケーションに関する情報に基づいて設定する。基地局装置10における算出部13は、そのデータの送信が送信完了期限までに完了可能となるような、無線端末装置に対するデータの送信開始期限を算出する。そして、基地局装置10における割り当て部14は、送信開始期限と現在時刻とに基づいて、無線端末装置に対してデータを送信するのに必要な無線リソースを割り当てる。これにより、本実施形態に係る無線通信制御システム1は、所定のQoEを満足するユーザを増加させることができる。
また、本実施形態に係る無線通信制御システム1では、割り当て部14は、送信開始期限と現在時刻とに基づく無線リソースの割り当てを行うとともに、無線通信の信号品質に基づく無線リソースの割り当ても併せて行う。これにより、本実施形態に係る無線通信制御システム1は、無線帯域の周波数利用効率を低下させることなく、所定のQoEを満足するユーザを増加させることができる。
また、上述した本実施形態に係る算出部13は、HARQの送信回数の上限値NHARQを、大半(99.99%)のHARQの送信が完了する回数を基準として、誤り率の目標値を用いて算出したが、算出部13は、これとは異なる方法によってNHARQを算出してもよい。算出部13は、例えば、送信の成功及び失敗(ACK(ACKnowledge)/NACK(Negative ACK))の実績に基づき、達成したい送信完了の割合(例:99.99%)となるようにNHARQを算出してもよいし、特定のアプリケーションや無線端末装置等に関する送信実績を対象として、NHARQを算出してもよい。
また、本実施形態に係る算出部13は、送信優先度Ptimeを、図3に示すように、送信開始期限を契機として、時間に対して急上昇する(矩形状に増加する)値として算出する。但し、算出部13は、例えば、送信開始期限の前後(送信開始期限を含む期間)において、時間に対して線形に緩やかに増加する、あるいは指数関数的に非線形に増加する値をとるPtimeを算出してもよい。また、算出部13は、送信開始期限を経過したアプリケーションが複数混在した場合に、それらのアプリケーションの間で優先度を付加するために、送信優先度Ptimeの最大値を、アプリケーションに依存して設定してもよい。
また、本実施形態に係る算出部13は、上述した数式2に示したTresourceを算出する際に、全てのPRBを一度に一つの無線端末装置に割り当てることを前提としても良いし、一部のPRBを割り当てることを前提としてもよいし、あるいは、複数の無線端末装置に対して均等にPRBを割り当てることを前提としてもよい。
また、上述した本実施形態に係る設定部21は、図2に示す通り、固定レートでパケットを受信した場合の総受信データサイズを基準として送信完了期限を設定するが、設定部21は、動的に変化するレートでパケットを受信した場合の総受信データサイズを基準として送信完了期限を設定してもよい。設定部21は、例えば、輻輳回避のために行われるTCPのスロースタートと連動するように、指数関数状のレートでパケットを受信した場合の総受信データサイズを基準として、送信完了期限を設定してもよい。
また、本実施形態に係る割り当て部14は、サーバ装置40において実行されるアプリケーションの実行状態に応じて、無線リソースを割り当てる対象とするデータを選択してもよい。例えば、サーバ装置40において、フォアグラウンドで実行されるアプリケーションとバックグラウンドで実行されるアプリケーションとが共存している場合、割り当て部14は、まず、リアルタイムに無線リソースを割り当てる必要があるフォアグラウンドのアプリケーションによって出力されたデータについて、無線リソースの割当対象とする。そして、無線通信制御システム1は、フォアグラウンドのアプリケーションに関する通信が終了した後に、バックグラウンドのアプリケーションによって出力されたデータについて、無線リソースを割り当てるようにしてもよい。この場合、例えば中継装置20がフォアグラウンドかバックグラウンドかの識別を行う。そして中継装置20における設定部21は、バックグラウンドのアプリケーションに関する送信完了期限を、フォアグラウンドのアプリケーションに関する送信完了期限よりも長い値に設定する。
また、上述した本実施形態に係る無線通信制御システム1では、中継装置20が設定部21を備えるが、設定部21に相当する構成を、中継装置20以外の装置が備えるようにしてもよい。例えば、基地局装置10が設定部21に相当する構成を備える場合、基地局装置10は、DPI(Deep Packet Inspection)機能を備え、サーバ装置40から受信した無線端末装置30−1乃至30−n宛のデータに対してDPIを行い、アプリケーションを識別することによって、アプリケーション毎に送信完了期限を設定してもよい。また、基地局装置10は、MEC(Mobile Edge Computing)機能を備えることによって、送信完了期限を設定するようにしてもよい。あるいは、サーバ装置40が設定部21に相当する構成を備えてもよい。
また、上述した本実施形態に係る無線通信制御システム1では、中継装置20は、設定した送信完了期限を示す情報を、IPパケットのヘッダに含めて基地局装置10に通知するが、中継装置20は、これとは異なる方法によって、送信完了期限を示す情報を基地局装置10に通知してもよい。例えば、無線通信制御システム1は、中継装置20と基地局装置10との間に専用インタフェースを備えてもよい。この場合、中継装置20は、送信完了期限を示す情報を通知するための専用パケットを作成し、当該専用インタフェースを介して、基地局装置10に送信完了期限を通知する。
また、上述した第1の実施形態の説明では、中継装置20と基地局装置10との間で、通信制御の信号処理に関する同期がとれていることを前提としているが、中継装置20と基地局装置10との間で同期がとれていない場合もある。この場合、通信制御の信号処理における、中継装置20と基地局装置10との間の同期関係(時間差)が事前に測定されていることによって、中継装置20は、その同期関係を踏まえた送信完了期限を設定する。
また、上述した本実施形態に係る無線通信制御システム1では、中継装置20と基地局装置10との間の信号の伝送遅延時間を無視しているが、実際には、回線の混雑度や回線の物理構成などに依存して、例えば数10msec程度の伝送遅延時間が発生する場合がある。この場合、設定部21は、伝送遅延時間を考慮して送信完了期限を設定すればよい。この場合、例えば、設定部21は、伝送遅延時間を、pingコマンド等を使用して事前に測定しておくことによって、その伝送遅延時間を踏まえた送信完了期限を設定する。
また、本実施形態に係る個々の無線端末装置は、サーバ装置40において並列に実行されている複数のアプリケーションに関するデータを、並列に受信してもよい。この場合、無線通信制御システム1は、例えば、それら複数のアプリケーションの中で、送信完了期限までの時間が最短であるデータに関するアプリケーションを基準に、送信開始期限、及び送信優先度を設定する。
なお、本実施形態に係る無線通信制御システム1が対象とする無線通信方式は、LTE方式に限定されない。無線通信制御システム1が対象とする無線通信方式は、例えば、LTE以前の通信方式であるUMTS(Universal Mobile Telecommunications System)方式でもよいし、上り回線と下り回線とで異なる周波数を同時に使用するFDD(Frequency Division Duplex)方式でもよい。あるいは、本実施形態に係る無線通信制御システム1は、上り回線と下り回線とで同一の周波数を異なる時間で使用するTDD(Time Division Duplex)方式を採用する無線通信システム(例えばWiFi(登録商標)、WiMAX(登録商標)、IEEE 802.16m)にも適用可能である。ここで、IEEEは、「The Institute of Electrical and Electronics Engineers, Inc」の」略称である。
<第2の実施形態>
次に、本願発明の第2の実施形態に係る無線通信制御システム1Aについて説明する。本実施形態に係る無線通信制御システム1Aは、図1に示す通り、基地局装置10A、中継装置20、n個(nは任意の自然数)の無線端末装置30−1乃至30−n、サーバ装置40、モバイル網51、及び、インターネット網52を含んでいる。本実施形態に係る無線通信制御システム1Aは、基地局装置10Aを除く構成については、第1の実施形態に係る無線通信制御システム1と同様であるので、その説明を省略する。
本実施形態に係る基地局装置10Aは、図1に示す通り、無線送受信部11、有線送受信部12、算出部13A、及び、割り当て部14を備えている。本実施形態に係る基地局装置10Aは、算出部13Aを除く構成については、第1の実施形態に係る基地局装置10と同様であるので、その説明を省略する。
第2の実施形態に係る算出部13Aは、送信開始期限の算出方法に関して、第1の実施形態に係る算出部13と異なる。すなわち、本実施形態に係る算出部13Aは、現在時刻に直近する所定期間における無線リソースの割当実績に基づく平均レートを算出する。そして、算出部13Aは、算出した平均レートでパケットを送信すると仮定した場合における見込み時間Testimateを算出して、送信開始期限tstartlimitを算出する。
本実施形態における算出部13Aは、送信完了期限を基準に、数式5を用いて送信開始期限を算出する。
tstartlimit = tendlimit - (NHARQ * THARQ + TUE + Testimate) ・・・(数式5)
数式5では、第1の実施形態に係る算出部13が用いる数式1におけるTresourceが、Testimateに置き換わっている。
算出部13Aは、数式6を用いて見込み時間Testimateを算出する。
Testimate = Sp / (STBS / T) ・・・(数式6)
数式6において、Tは、現在時刻に一番近い所定期間(例えば10TTI)を表し、STBSは、期間Tにおいて無線信号品質に基づいて無線端末装置30−1乃至30−nに割り当てられたPRBの送信ビット数(TBS)の合計値を表す。このとき、無線リソースの割当実績に基づく平均レートは、数式6の右辺の分母である(STBS / T)となる。すなわち、見込み時間Testimateは、送信完了期限までの時間が最短のパケットを基準に先頭から基準までのパケットの合計サイズSpを平均レートで除算することによって求められる。
直近における無線リソースの割当実績が少ない場合、数式6の右辺の分母である平均レートが減少することによって見込み時間Testimateが増加するので、数式5に示す通り、送信開始期限tstartlimitは短くなる。また、数式6の右辺の分子である合計サイズSpが大きい場合、見込み時間Testimateが増加するので、同様に送信開始期限tstartlimitは短くなる。算出部13Aは、見込み時間Testimateを、TTIの周期で更新する。
本実施形態にかかる無線通信制御システム1Aは、無線通信において、ユーザ体感の品質を向上させることができる。その理由は、第1の実施形態について説明した通りである。また、本実施形態にかかる無線通信制御システム1Aは、直近における無線リソースの割当実績と、送信すべきデータのサイズとを考慮した見込み時間を用いて送信開始期限を算出するので、実際の無線リソースのスケジューリング状況に見合った無線リソースの割当を行うことによって、ユーザ体感の品質を向上させる効果をさらに高めることができる。
<第3の実施形態>
次に、本願発明の第3の実施形態に係る無線通信制御システム1Bについて説明する。本実施形態に係る無線通信制御システム1Bは、図1に示す通り、基地局装置10B、中継装置20、n個(nは任意の自然数)の無線端末装置30−1乃至30−n、サーバ装置40、モバイル網51、及び、インターネット網52を含んでいる。本実施形態に係る無線通信制御システム1Bは、基地局装置10Bを除く構成については、第1の実施形態に係る無線通信制御システム1と同様であるので、その説明を省略する。
本実施形態に係る基地局装置10Bは、図1に示す通り、無線送受信部11、有線送受信部12、算出部13B、及び、割り当て部14Bを備えている。本実施形態に係る基地局装置10Bは、算出部13B及び割り当て部14Bを除く構成については、第1の実施形態に係る基地局装置10と同様であるので、その説明を省略する。
本実施形態に係る無線通信制御システム1Bは、現在時刻が送信開始期限を過ぎている無線端末装置が複数存在する場合において、それらの無線端末装置に対する無線リソースの割り当てを行う。また、無線通信制御システム1Bは、送信開始期限に加えて送信完了期限も踏まえて、無線リソースを割り当てる。
本実施形態に係る算出部13Bは、基地局装置10Bに収容された無線端末装置30−1乃至30−nのうち、現在時刻が送信完了期限を過ぎている無線端末装置が存在するかどうかを判定する。算出部13Bは、その判定結果を、割り当て部14Bに通知する。
本実施形態に係る割り当て部14Bは、現在時刻が送信完了期限を過ぎている無線端末装置30−j(jは1乃至nの少なくともいずれかの整数)に関して、送信完了期限が過ぎたパケットを破棄し、無線端末装置30−jを、無線リソースの割り当て対象から除外する。なぜなら、すでに送信完了期限を経過したパケットを送信するための無線リソースを割り当てたとしても、QoEを維持することは困難であるからである。
割り当て部14Bは、現在時刻が送信開始期限を過ぎている無線端末装置30−i(iはjを除く1乃至nの少なくともいずれかの整数)に対して、(送信完了期限−現在時刻)が示す値が小さい順に、送信が必要なPRB数分のPRBを割り当てる。なぜなら、(送信完了期限−現在時刻)が示す値が小さい無線端末装置ほど、送信開始期限を過ぎてからの経過時間が長いので、当該無線端末装置に対して早急に無線リソースを割り当てる必要があるとみなせるからである。
次に図5に示すフローチャートを参照して、本実施形態に係る無線通信制御システム1Bの動作(処理)について詳細に説明する。
無線通信制御システム1Bは、ステップS101乃至S104と同様の処理を行う(ステップS201)。現在時刻が送信完了期限を過ぎている無線端末装置30−j(jは1乃至nの少なくともいずれかの整数)が存在する場合(ステップS202でYes)、割り当て部14Bは、その特定の無線端末装置30−jを、無線リソースの割り当て対象から除外する(ステップS203)。現在時刻が送信完了期限を過ぎている無線端末装置30−jが存在しない場合(ステップS202でNo)、処理はステップS204へ進む。
現在時刻が送信開始期限を過ぎている無線端末装置30−i(iはjを除く1乃至nの少なくともいずれかの整数)が存在しない場合(ステップS204でNo)、割り当て部14Bは、無線端末装置30−1乃至30−nに対して(ただし、無線端末装置30−jを除く)、無線リソースを、無線通信の信号品質に基づいて割り当てて(ステップS205)、全体の処理は終了する。
現在時刻が送信開始期限を過ぎている無線端末装置30−iが存在する場合(ステップS204でYes)、割り当て部14Bは、その特定の無線端末装置30−iに対して、(送信完了期限−現在時刻)が小さい順に優先して無線リソースを割り当てる(ステップS206)。割り当て部14Bは、無線端末装置30−iを除く無線端末装置に対して(ただし、無線端末装置30−jを除く)、余った無線リソースを、無線通信の信号品質に基づいて割り当てて(ステップS207)、全体の処理は終了する。
本実施形態にかかる無線通信制御システム1Bは、無線通信において、ユーザ体感の品質を向上させることができる。その理由は、第1の実施形態について説明した通りである。また、本実施形態にかかる無線通信制御システム1Bは、送信完了期限を過ぎたパケットを破棄するとともに、送信開始期限を過ぎた端末装置には、緊急性の高い端末装置から順に無線リソースを必要な分を割り当てる。これにより、本実施形態にかかる無線通信制御システム1Bは、無線リソースを効率よく割り当てるので、ユーザ体感の品質を向上させる効果をさらに高めることができる。
また、本実施形態に係る算出部13Bは、例えば、現在時刻が送信完了期限を過ぎており、かつ、送信すべきパケットの合計サイズが所定値以上である無線端末装置が存在するか否かを判定してもよい。この場合、割り当て部14Bは、送信完了期限から一定の猶予期間を仮に設けたとしても送信完了の可能性が小さい場合に限って、パケットを破棄することができる。
また、本実施形態に係る割り当て部14Bは、ステップS203において、無線端末装置30−jを無線リソースの割当対象から除外する代わりに、例えば、無線端末装置30−jを収容する第1の基地局装置を、無線リソースに余裕のある第2の基地局装置に切り替える(LTEにおけるハンドオーバ機能に相当)ようにしてもよい。この場合、無線通信制御システム1Bは、例えば、所定の期間におけるPRBの使用率を測定し、その使用率が所定の閾値以下の場合、その基地局装置は無線リソースに余裕があると判定すればよい。
また、本実施形態に係る割り当て部14Bは、ステップS206において、無線端末装置30−iに対して、(送信完了期限−現在時刻)が示す値が小さい順に、無線リソースを割り当てるが、これとは逆に、(送信完了期限−現在時刻)が示す値が大きい順に、無線リソースを割り当ててもよい。この場合、無線通信制御システム1Bは、送信開始期限を過ぎてからの経過時間が短い無線端末装置ほど、無線リソースの割り当てによっては、送信完了期限までに送信が完了する可能性が高くなるというポリシーに従って、無線リソースの割り当て制御を行う。
<第4の実施形態>
図6は、本願発明の第4の実施形態に係る基地局装置60の構成を概念的に示すブロック図である。
本実施形態に係る基地局装置60は、算出部63、及び、割り当て部64を備えている。
算出部63は、無線端末装置70からの要求に応じてサーバ装置80が実行したアプリケーションによって、無線端末装置70に対して送信されたデータを、無線リソースを使用して無線端末装置70に送信する場合に、無線端末装置70に対する送信完了期限までに、無線端末装置70に対する当該データの送信が完了可能となる、当該データの送信開始期限を算出する。但し、当該送信完了期限は、そのアプリケーションに関する情報に基づいて設定されていることとする。
割り当て部64は、送信開始期限と現在時刻とに基づいて、無線端末装置70に対して当該データを送信するのに必要な無線リソースを割り当てる。
本実施形態にかかる基地局装置60は、無線通信において、ユーザ体感の品質を向上させることができる。その理由は、基地局装置60は、サーバ装置80から無線端末装置70に対して送信されたデータに対して設定された送信完了期限までにそのデータの送信が完了できるように送信開始期限を算出し、送信開始期限と現在時刻とに基づいて、無線リソースを割り当てるからである。
<ハードウェア構成例>
上述した各実施形態において図1、及び、図6に示した基地局装置10(10A、10B)、及び60、及び中継装置20における各部は、専用のHW(HardWare)(電子回路)によって実現することができる。また、図1、及び、図6において、少なくとも、下記構成は、ソフトウェアプログラムの機能(処理)単位(ソフトウェアモジュール)と捉えることができる。
・設定部21、
・算出部13、13A、13B、及び、63、
・割り当て部14、14B、及び64、
但し、これらの図面に示した各部の区分けは、説明の便宜上の構成であり、実装に際しては、様々な構成が想定され得る。この場合のハードウェア環境の一例を、図7を参照して説明する。
図7は、本願発明の各実施形態に係る基地局装置を実行可能な情報処理装置900(コンピュータ)の構成を例示的に説明する図である。即ち、図7は、図1、及び、図6に示した基地局装置或いはその一部を実現可能なコンピュータ(情報処理装置)の構成であって、上述した実施形態における各機能を実現可能なハードウェア環境を表す。図7に示した情報処理装置900は、構成要素として下記を備えている。
・CPU(Central_Processing_Unit)901、
・ROM(Read_Only_Memory)902、
・RAM(Random_Access_Memory)903、
・ハードディスク(記憶装置)904、
・無線送受信部等の外部装置との通信インタフェース905、
・バス906(通信線)、
・CD−ROM(Compact_Disc_Read_Only_Memory)等の記録媒体907に格納されたデータを読み書き可能なリーダライタ908、
・入出力インタフェース909。
即ち、上記構成要素を備える情報処理装置900は、これらの構成がバス906を介して接続された一般的なコンピュータである。情報処理装置900は、CPU901を複数備える場合もあれば、マルチコアにより構成されたCPU901を備える場合もある。
そして、上述した実施形態を例に説明した本願発明は、図7に示した情報処理装置900に対して、次の機能を実現可能なコンピュータプログラムを供給する。その機能とは、その実施形態の説明において参照したブロック構成図(図1及び図6)における上述した構成、或いはフローチャート(図4及び図5)の機能である。本願発明は、その後、そのコンピュータプログラムを、当該ハードウェアのCPU901に読み出して解釈し実行することによって達成される。また、当該装置内に供給されたコンピュータプログラムは、読み書き可能な揮発性のメモリ(RAM903)、または、ROM902やハードディスク904等の不揮発性の記憶デバイスに格納すれば良い。
また、前記の場合において、当該ハードウェア内へのコンピュータプログラムの供給方法は、現在では一般的な手順を採用することができる。その手順としては、例えば、CD−ROM等の各種記録媒体907を介して当該装置内にインストールする方法や、インターネット等の通信回線を介して外部よりダウンロードする方法等がある。そして、このような場合において、本願発明は、係るコンピュータプログラムを構成するコード或いは、そのコードが格納された記録媒体907によって構成されると捉えることができる。
また、上述した各実施形態に係る設定部、算出部、及び、割り当て部の一部機能は、順に、第1乃至第3の情報処理装置900によって実現されてもよい。
以上、上述した実施形態を模範的な例として本願発明を説明した。しかしながら、本願発明は、上述した実施形態には限定されない。即ち、本願発明は、本願発明のスコープ内において、当業者が理解し得る様々な態様を適用することができる。
尚、上述した各実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうる。しかしながら、上述した各実施形態により例示的に説明した本発明は、以下には限られない。
(付記1)
無線端末装置からの要求に応じてサーバ装置が実行したアプリケーションによって、前記無線端末装置に対して送信されたデータを、無線リソースを使用して前記無線端末装置に送信する場合に、前記アプリケーションに関する情報に基づいて設定された前記無線端末装置に対する送信完了期限までに、前記無線端末装置に対する前記データの送信が完了可能となる、前記データの送信開始期限を算出する算出手段と、
前記送信開始期限と現在時刻とに基づいて、前記無線端末装置に対して前記データを送信するのに必要な前記無線リソースを割り当てる割り当て手段と、
を備える基地局装置。
(付記2)
前記算出手段は、前記無線端末装置に対する無線通信における前記データの総再送遅延時間の基準値と、前記データの送信を完了するまでに必要な送信時間の推定値とに基づいて、前記送信完了期限を基準として、前記送信開始期限を算出する、
付記1に記載の基地局装置。
(付記3)
前記算出手段は、前記データに関するHARQについて、送信が成功あるいは失敗する割合に関する目標値あるいは実績値に基づく送信回数の基準値と、RTTとを用いて、前記総再送遅延時間の基準値を算出する、
付記2に記載の基地局装置。
(付記4)
前記算出手段は、前記データの大きさと、前記無線通信の信号品質を基に求められる通信可能サイズとを用いて、前記データの送信に必要とされる前記無線リソースの大きさを求め、求めた大きさの前記無線リソースを確保するのに要する時間を、前記送信時間の推定値として算出する、
付記2に記載の基地局装置。
(付記5)
前記算出手段は、現在時刻までの所定の時間において前記無線通信の信号品質に基づいて割り当てられた前記無線リソースに関する割り当て実績に基づいて、前記データが送信された際の平均通信レートを求め、求めた平均通信レートと前記データの大きさとに基づく前記送信時間の推定値を算出する、
付記2に記載の基地局装置。
(付記6)
前記割り当て手段は、複数の前記無線端末装置のうち、現在時刻が前記送信開始期限を過ぎた第一の前記無線端末装置に対して、当該現在時刻が前記送信開始期限を過ぎていない第二の前記無線端末装置よりも優先して、前記無線リソースを割り当てる、
付記1乃至5のいずれか一項に記載の基地局装置。
(付記7)
前記割り当て手段が前記無線端末装置に対して前記無線リソースを割り当てる際の優先度は、現在時刻が前記送信開始期限を過ぎたことを契機として時間に対して矩形状に増加する値、あるいは、送信開始期限を含む期間において時間に対して線形あるいは非線形に増加する値をとる、
付記6に記載の基地局装置。
(付記8)
前記割り当て手段が前記無線端末装置に対して前記無線リソースを割り当てる際の優先度は、前記データを送信した前記アプリケーションに依存する値をとる、
付記6に記載の基地局装置。
(付記9)
前記割り当て手段は、前記第一の無線端末装置に対して前記無線リソースを割り当てた後、余っている前記無線リソースを前記第二の無線端末装置に対して割り当てる、
付記6に記載の基地局装置。
(付記10)
前記割り当て手段は、複数の前記無線端末装置のうち、前記送信完了期限と現在時刻との差分が小さい前記無線端末装置から優先して、あるいは前記差分が大きい前記無線端末装置から優先して、前記無線リソースを割り当てる、
付記1乃至9のいずれか一項に記載の基地局装置。
(付記11)
前記割り当て手段は、現在時刻が前記送信完了期限を過ぎた前記データを受信する前記無線端末装置を、無線リソースの割り当て対象から除外し、現在時刻が前記送信完了期限を過ぎた前記データを破棄する、
付記1乃至10のいずれか一項に記載の基地局装置。
(付記12)
前記割り当て手段は、現在時刻が前記送信完了期限を過ぎており、かつ、合計サイズが所定値以上である前記データを受信する前記無線端末装置を、無線リソースの割り当て対象から除外し、現在時刻が前記送信完了期限を過ぎており、かつ、合計サイズが前記所定値以上である前記データを破棄する、
付記1乃至10のいずれか一項に記載の基地局装置。
(付記13)
前記割り当て手段は、前記サーバ装置における前記アプリケーションの実行状態に応じて、前記無線リソースを割り当てる対象とする前記データを選択する、
付記1乃至12のいずれか一項に記載の基地局装置。
(付記14)
前記アプリケーションに関する情報に基づいて、前記無線端末装置に対する前記送信完了期限を設定し、設定した前記送信完了期限を通知する設定手段を備える中継装置と、
付記1乃至13のいずれか一項に記載の基地局装置と、
を有する無線通信制御システム。
(付記15)
前記設定手段は、前記アプリケーションごとのトラフィックの値によって示される前記アプリケーションに関する情報に基づいて、前記送信完了期限を設定する、
付記14に記載の無線通信制御システム。
(付記16)
前記設定手段は、固定レートあるいは動的に変換するレートで前記データを受信した場合の総受信データサイズを基準として、前記送信完了期限を設定する、
付記14または15に記載の無線通信制御システム。
(付記17)
第一及び第二の前記基地局装置を有し、
前記割り当て手段は、現在時刻が前記送信完了期限を過ぎた前記データを受信する前記無線端末装置を収容する前記第一の基地局装置を、前記第二の基地局装置に切り替えるように制御する、
付記14乃至16のいずれか一項に記載の無線通信制御システム。
(付記18)
前記設定手段は、前記送信完了期限を、前記データに含まれるパケットのヘッダ情報として、あるいは、前記基地局装置と前記中継装置とを通信可能に接続する専用インタフェースによって送受信される専用パケットに含まれる情報として、前記算出手段へ通知する、
付記14乃至17のいずれか一項に記載の無線通信制御システム。
(付記19)
前記設定手段は、前記中継装置と前記基地局装置との間の、通信制御の信号処理に関する同期関係に基づいて、前記送信完了期限を設定する、
付記14乃至18のいずれか一項に記載の無線通信制御システム。
(付記20)
前記設定手段は、前記中継装置と前記基地局装置との間における信号の伝送遅延時間に基づいて、前記送信完了期限を設定する、
付記14乃至19のいずれか一項に記載の無線通信制御システム。
(付記21)
無線端末装置からの要求に応じてサーバ装置が実行したアプリケーションによって、前記無線端末装置に対して送信されたデータを、無線リソースを使用して前記無線端末装置に送信する場合に、前記無線端末装置に対する送信完了期限を前記アプリケーションに関する情報に基づいて設定する設定手段と、
前記無線端末装置に対する前記データの送信が前記送信完了期限までに完了可能となる、前記データの送信開始期限を算出する算出手段と、
前記送信開始期限と現在時刻とに基づいて、前記無線端末装置に対して前記データを送信するのに必要な前記無線リソースを割り当てる割り当て手段と、
を備える基地局装置。
(付記22)
第一の情報処理装置によって、
無線端末装置からの要求に応じてサーバ装置が実行したアプリケーションによって、前記無線端末装置に対して送信されたデータを、無線リソースを使用して前記無線端末装置に送信する場合に、前記無線端末装置に対する送信完了期限を前記アプリケーションに関する情報に基づいて設定し、
第二の情報処理装置によって、
前記無線端末装置に対する前記データの送信が前記送信完了期限までに完了可能となる、前記データの送信開始期限を算出し、
第三の情報処理装置によって、
前記送信開始期限と現在時刻とに基づいて、前記無線端末装置に対して前記データを送信するのに必要な前記無線リソースを割り当てるように基地局装置を制御する、
無線通信制御方法。
(付記23)
無線端末装置からの要求に応じてサーバ装置が実行したアプリケーションによって、前記無線端末装置に対して送信されたデータを、無線リソースを使用して前記無線端末装置に送信する場合に、前記アプリケーションに関する情報に基づいて設定された前記無線端末装置に対する送信完了期限までに前記無線端末装置に対する前記データの送信が完了可能となる、前記データの送信開始期限を算出する算出処理と、
前記送信開始期限と現在時刻とに基づいて、前記無線端末装置に対して前記データを送信するのに必要な前記無線リソースを割り当てる割り当て処理と、
をコンピュータに実行させるための基地局制御プログラムが格納された記録媒体。
この出願は、2016年9月8日に出願された日本出願特願2016−175566を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
1 無線通信制御システム
1A 無線通信制御システム
1B 無線通信制御システム
10 基地局装置
10A 基地局装置
10B 基地局装置
11 無線送受信部
12 有線送受信部
13 算出部
13A 算出部
13B 算出部
14 割り当て部
14B 割り当て部
20 中継装置
21 設定部
30−1乃至30−n 無線端末装置
40 サーバ装置
51 モバイル網
52 インターネット網
60 基地局装置
63 算出部
64 割り当て部
70 無線端末装置
80 サーバ装置
900 情報処理装置
901 CPU
902 ROM
903 RAM
904 ハードディスク(記憶装置)
905 通信インタフェース
906 バス
907 記録媒体
908 リーダライタ
909 入出力インタフェース

Claims (23)

  1. 無線端末装置からの要求に応じてサーバ装置が実行したアプリケーションによって、前記無線端末装置に対して送信されたデータを、無線リソースを使用して前記無線端末装置に送信する場合に、前記アプリケーションに関する情報に基づいて設定された前記無線端末装置に対する送信完了期限までに、前記無線端末装置に対する前記データの送信が完了可能となる、前記データの送信開始期限を算出する算出手段と、
    前記送信開始期限と現在時刻とに基づいて、前記無線端末装置に対して前記データを送信するのに必要な前記無線リソースを割り当てる割り当て手段と、
    を備える基地局装置。
  2. 前記算出手段は、前記無線端末装置に対する無線通信における前記データの総再送遅延時間の基準値と、前記データの送信を完了するまでに必要な送信時間の推定値とに基づいて、前記送信完了期限を基準として、前記送信開始期限を算出する、
    請求項1に記載の基地局装置。
  3. 前記算出手段は、前記データに関するHARQについて、送信が成功あるいは失敗する割合に関する目標値あるいは実績値に基づく送信回数の基準値と、RTTとを用いて、前記総再送遅延時間の基準値を算出する、
    請求項2に記載の基地局装置。
  4. 前記算出手段は、前記データの大きさと、前記無線通信の信号品質を基に求められる通信可能サイズとを用いて、前記データの送信に必要とされる前記無線リソースの大きさを求め、求めた大きさの前記無線リソースを確保するのに要する時間を、前記送信時間の推定値として算出する、
    請求項2に記載の基地局装置。
  5. 前記算出手段は、現在時刻までの所定の時間において前記無線通信の信号品質に基づいて割り当てられた前記無線リソースに関する割り当て実績に基づいて、前記データが送信された際の平均通信レートを求め、求めた平均通信レートと前記データの大きさとに基づく前記送信時間の推定値を算出する、
    請求項2に記載の基地局装置。
  6. 前記割り当て手段は、複数の前記無線端末装置のうち、現在時刻が前記送信開始期限を過ぎた第一の前記無線端末装置に対して、当該現在時刻が前記送信開始期限を過ぎていない第二の前記無線端末装置よりも優先して、前記無線リソースを割り当てる、
    請求項1乃至5のいずれか一項に記載の基地局装置。
  7. 前記割り当て手段が前記無線端末装置に対して前記無線リソースを割り当てる際の優先度は、現在時刻が前記送信開始期限を過ぎたことを契機として時間に対して矩形状に増加する値、あるいは、送信開始期限を含む期間において時間に対して線形あるいは非線形に増加する値をとる、
    請求項6に記載の基地局装置。
  8. 前記割り当て手段が前記無線端末装置に対して前記無線リソースを割り当てる際の優先度は、前記データを送信した前記アプリケーションに依存する値をとる、
    請求項6に記載の基地局装置。
  9. 前記割り当て手段は、前記第一の無線端末装置に対して前記無線リソースを割り当てた後、余っている前記無線リソースを前記第二の無線端末装置に対して割り当てる、
    請求項6に記載の基地局装置。
  10. 前記割り当て手段は、複数の前記無線端末装置のうち、前記送信完了期限と現在時刻との差分が小さい前記無線端末装置から優先して、あるいは前記差分が大きい前記無線端末装置から優先して、前記無線リソースを割り当てる、
    請求項1乃至9のいずれか一項に記載の基地局装置。
  11. 前記割り当て手段は、現在時刻が前記送信完了期限を過ぎた前記データを受信する前記無線端末装置を、無線リソースの割り当て対象から除外し、現在時刻が前記送信完了期限を過ぎた前記データを破棄する、
    請求項1乃至10のいずれか一項に記載の基地局装置。
  12. 前記割り当て手段は、現在時刻が前記送信完了期限を過ぎており、かつ、合計サイズが所定値以上である前記データを受信する前記無線端末装置を、無線リソースの割り当て対象から除外し、現在時刻が前記送信完了期限を過ぎており、かつ、合計サイズが前記所定値以上である前記データを破棄する、
    請求項1乃至10のいずれか一項に記載の基地局装置。
  13. 前記割り当て手段は、前記サーバ装置における前記アプリケーションの実行状態に応じて、前記無線リソースを割り当てる対象とする前記データを選択する、
    請求項1乃至12のいずれか一項に記載の基地局装置。
  14. 前記アプリケーションに関する情報に基づいて、前記無線端末装置に対する前記送信完了期限を設定し、設定した前記送信完了期限を通知する設定手段を備える中継装置と、
    請求項1乃至13のいずれか一項に記載の基地局装置と、
    を有する無線通信制御システム。
  15. 前記設定手段は、前記アプリケーションごとのトラフィックの値によって示される前記アプリケーションに関する情報に基づいて、前記送信完了期限を設定する、
    請求項14に記載の無線通信制御システム。
  16. 前記設定手段は、固定レートあるいは動的に変換するレートで前記データを受信した場合の総受信データサイズを基準として、前記送信完了期限を設定する、
    請求項14または15に記載の無線通信制御システム。
  17. 第一及び第二の前記基地局装置を有し、
    前記割り当て手段は、現在時刻が前記送信完了期限を過ぎた前記データを受信する前記無線端末装置を収容する前記第一の基地局装置を、前記第二の基地局装置に切り替えるように制御する、
    請求項14乃至16のいずれか一項に記載の無線通信制御システム。
  18. 前記設定手段は、前記送信完了期限を、前記データに含まれるパケットのヘッダ情報として、あるいは、前記基地局装置と前記中継装置とを通信可能に接続する専用インタフェースによって送受信される専用パケットに含まれる情報として、前記算出手段へ通知する、
    請求項14乃至17のいずれか一項に記載の無線通信制御システム。
  19. 前記設定手段は、前記中継装置と前記基地局装置との間の、通信制御の信号処理に関する同期関係に基づいて、前記送信完了期限を設定する、
    請求項14乃至18のいずれか一項に記載の無線通信制御システム。
  20. 前記設定手段は、前記中継装置と前記基地局装置との間における信号の伝送遅延時間に基づいて、前記送信完了期限を設定する、
    請求項14乃至19のいずれか一項に記載の無線通信制御システム。
  21. 無線端末装置からの要求に応じてサーバ装置が実行したアプリケーションによって、前記無線端末装置に対して送信されたデータを、無線リソースを使用して前記無線端末装置に送信する場合に、前記無線端末装置に対する送信完了期限を前記アプリケーションに関する情報に基づいて設定する設定手段と、
    前記無線端末装置に対する前記データの送信が前記送信完了期限までに完了可能となる、前記データの送信開始期限を算出する算出手段と、
    前記送信開始期限と現在時刻とに基づいて、前記無線端末装置に対して前記データを送信するのに必要な前記無線リソースを割り当てる割り当て手段と、
    を備える基地局装置。
  22. 第一の情報処理装置によって、
    無線端末装置からの要求に応じてサーバ装置が実行したアプリケーションによって、前記無線端末装置に対して送信されたデータを、無線リソースを使用して前記無線端末装置に送信する場合に、前記無線端末装置に対する送信完了期限を前記アプリケーションに関する情報に基づいて設定し、
    第二の情報処理装置によって、
    前記無線端末装置に対する前記データの送信が前記送信完了期限までに完了可能となる、前記データの送信開始期限を算出し、
    第三の情報処理装置によって、
    前記送信開始期限と現在時刻とに基づいて、前記無線端末装置に対して前記データを送信するのに必要な前記無線リソースを割り当てるように基地局装置を制御する、
    無線通信制御方法。
  23. 無線端末装置からの要求に応じてサーバ装置が実行したアプリケーションによって、前記無線端末装置に対して送信されたデータを、無線リソースを使用して前記無線端末装置に送信する場合に、前記アプリケーションに関する情報に基づいて設定された前記無線端末装置に対する送信完了期限までに、前記無線端末装置に対する前記データの送信が完了可能となる、前記データの送信開始期限を算出する算出処理と、
    前記送信開始期限と現在時刻とに基づいて、前記無線端末装置に対して前記データを送信するのに必要な前記無線リソースを割り当てる割り当て処理と、
    をコンピュータに実行させるための基地局制御プログラムが格納された記録媒体。
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