JP2018157490A - 基地局装置、無線パラメータ選択方法、無線通信システム、及び基地局制御プログラム - Google Patents

基地局装置、無線パラメータ選択方法、無線通信システム、及び基地局制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】要求遅延を満足できる端末装置の数を増加させる基地局装置を提供する。【解決手段】基地局装置は、端末装置との無線通信において送信するデータのサイズと、データの送信開始から完了までの遅延時間に対する要求値とを取得する手段と、サイズ、無線リソースの使用量、及び無線パラメータに基づいて遅延時間の推定値を算出する手段と、推定値が前記要求値以下となる条件で、無線リソースと無線パラメータの組み合わせの候補を算出する手段と、無線リソースの使用量に基づいて、候補の中からデータ送信に用いる組み合わせを選択する手段とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、基地局装置、無線パラメータ選択方法、無線通信システム、及び基地局制御プログラムに関する。
近年、スマートフォンやタブレット端末の普及によって、LTE(Long Term Evolution)やLTE Advancedに代表されるモバイル通信のデータトラフィックが急増している。また、Web(ウェブ)ページの閲覧、大容量動画の視聴、SNS(Social Networking Service)、VoIP(Voice over IP)など、モバイル通信のアプリケーションは多様化している。
一方、近年、モノのインターネットと呼ばれるIoT(Internet of Things)が注目されており、センサ、監視カメラ、自動車など、膨大な数のモノ(IoT端末)が、今後無線通信を介してネットワークに接続することが予想されている。膨大な数の端末が無線通信を必須とすることから、周波数ライセンスが自由な無線LANに加えて、周波数ライセンスが確保されているLTEなどのモバイル通信も利用して、ネットワークへの接続が必要となる。こうした傾向を踏まえて、将来の第5世代無線通信システムでは、従来からの要求条件である高速大容量の更なる進化に加えて、端末の多数同時接続が新たに求められている。
LTEなどのモバイル通信では、端末装置と通信する基地局装置において、無線周波数の帯域が複数のリソースブロック(PRB:Physical Resource Block)に分割され、基地局装置に備えられたスケジューラがPRBを端末装置に割り当てる。帯域幅に応じてPRBの総数には物理的な限界があることから、LTEでは、基地局装置が多数の端末装置を同時に収容するために、IoT端末当たりに割当可能なPRB数に制限を設けている。例えば、Cat.M1と呼ばれる端末カテゴリーは最大6PRB、NB−IoTと呼ばれる端末カテゴリーは最大1PRBに制限されている。これらの制限の下、割り当てられたPRBを用いて、無線信号品質(CQI:Channel Quality Indicator)に応じて1msecのTTI(Transmission Time Interval)当たりに送信可能なビット数(TBS:Transport Block Size)を決定し、送信ビットレートが決定される。
割り当てられたPRBに対するTBSの決定方法に関して、LTEでは、一般的には、まず、CQIに応じて、ブロック誤り率(BLER:Block Error Rate)が所定の目標値(e.g. 10%)となるように、変調方式と符号化率の組み合わせ(MCS:Modulation and Coding Scheme)を選択する(CQI−MCS変換を行う)。次に、MCSに対応するTBS indexを所定の第1のテーブルから選択する。第1のテーブルの一例は、非特許文献1のTable 7.1.7.1−1(Modulation and TBS index table for PDSCH)に記載されている。最後に、TBS indexと割り当てられたPRBの数とから、所定の第2のテーブルと対応させることでTBSを決定する。第2のテーブルの一例は、同じく非特許文献1のTable 7.1.7.2.1−1(Transport block size table (dimension 34×110))に記載されている。なお、依存関係を補足すると、MCSが大きいほど、BLERは高くなるとともに、TBSは大きくなる。また、PRB数が多いほど、TBSは大きくなる。
特許文献1には、無線通信システムにおいて、基地局が、端末との間の無線リンク上の送信可能データサイズに対する送信すべき実データサイズの相対的な大きさを伝送効率指標として計算し、少なくとも前記伝送効率指標に基づいて実データの送信に対する無線リソースの割当判定を行う、と記載されている。
特開2014−160940号公報
なお、上記先行技術文献の各開示を、本書に引用をもって繰り込むものとする。以下の分析は、本発明者らによってなされたものである。
IoT端末の提供するサービスに応じて、発生するデータのサイズと、その送信開始から完了までの遅延時間に対する要求値(以下、要求遅延と呼ぶ)が異なる。例えば、センサによるデータ収集は、測定情報のデータサイズは小さく、1時間に1回程度送信すればよいので要求遅延は大きい。監視カメラによる設備等の監視は、映像データを扱うため、センサと比べてデータサイズが大きい。また、自動車における自動運転補助のための制御情報は、データサイズは大きくないものの、リアルタイム性が要求されるため、要求遅延は100msec程度と小さい。このように、IoT端末の多数同時接続を実現するためには、多数のIoT端末から発生する各々のデータを、IoT端末の各サービスの要求遅延までに送信完了する必要がある。
しかしながら、従来技術のようにTBS(及び送信ビットレート)を決定すると、要求遅延を満たせないIoT端末が存在し、多数同時接続を実現できない場合がある。一例として、無線信号品質が一定で、MCSが一定の環境の場合、TBSはPRB数に依存して大きくなる。また、IoT端末当たりのPRB数を少なくすると、遅延が増加するため、多くのIoT端末が要求遅延を満たすことができなくなる。一方、IoT端末当たりのPRB数を多くすると、PRBの総数の上限により一度に送信可能なIoT端末数が制限されるため、後回しにされる一部の端末が要求遅延を満たすことができなくなる。
本発明は、上述した知見に基づいてなされたものであって、本発明の目的は、端末装置の多数同時接続を実現する基地局装置、無線パラメータ選択方法、無線通信システム、及び基地局制御プログラムを提供することである。
本発明の第1の視点によれば、端末装置と基地局装置との無線通信において、前記無線通信で送信するデータのサイズと、前記データの送信開始から完了までの遅延時間に対する要求値とを取得する取得部と、前記データのサイズ、無線リソースの使用量、及び無線パラメータに基づいて、前記遅延時間の推定値を算出する第1の算出部と、前記推定値が前記要求値以下となる条件で、前記無線リソースと前記無線パラメータの組み合わせの候補を算出する第2の算出部と、前記無線リソースの使用量に基づいて、前記候補の中からデータ送信に用いる前記無線リソースと無線パラメータの組み合わせを選択する選択部と、を備える基地局装置が提供される。
本発明の第2の視点によれば、端末装置と基地局装置との無線通信において、前記無線通信で送信するデータのサイズと、前記データの送信開始から完了までの遅延時間に対する要求値とを取得するステップと、前記データのサイズ、無線リソースの使用量、及び無線パラメータに基づいて前記遅延時間の要求値を算出するステップと、前記推定値が前記要求値以下となる条件で、前記無線リソースと前記無線パラメータの組み合わせの候補を算出するステップと、前記無線リソースの使用量に基づいて、前記候補の中からデータ送信に用いる前記無線リソースと無線パラメータの組み合わせを選択するステップと、を含む、無線パラメータ選択方法が提供される。
本発明の第3の視点によれば、端末装置と、前記端末装置と無線通信する基地局装置と、を含み、前記基地局装置は、前記端末装置との無線通信において、前記無線通信で送信するデータのサイズと、前記データの送信開始から完了までの遅延時間に対する要求値とを取得する取得部と、前記データのサイズ、無線リソースの使用量、及び無線パラメータに基づいて前記遅延時間の推定値を算出する第1の算出部と、前記推定値が前記要求値以下となる条件で、前記無線リソースと前記無線パラメータの組み合わせの候補を算出する第2の算出部と、前記無線リソースの使用量に基づいて、前記候補の中からデータ送信に用いる前記無線リソースと無線パラメータの組み合わせを選択する選択部と、を備える無線通信システムが提供される。
本発明の第4の視点によれば、端末装置と基地局装置との無線通信において、前記無線通信で送信するデータのサイズと、前記データの送信開始から完了までの遅延時間に対する要求値とを取得する処理と、前記データのサイズ、無線リソースの使用量、及び無線パラメータに基づいて前記遅延時間の推定値を算出する処理と、前記推定値が前記要求値以下となる条件で、前記無線リソースと前記無線パラメータの組み合わせの候補を算出する処理と、前記無線リソースの使用量に基づいて、前記候補の中からデータ送信に用いる前記無線リソースと無線パラメータの組み合わせを選択する処理と、をコンピュータに実行させる基地局制御プログラムが提供される。
なお、このプログラムは、コンピュータが読み取り可能な記憶媒体に記録することができる。記憶媒体は、半導体メモリ、ハードディスク、磁気記録媒体、光記録媒体等の非トランジェント(non-transient)なものとすることができる。本発明は、コンピュータプログラム製品として具現することも可能である。
本発明の各視点によれば、端末装置の多数同時接続を実現することに寄与する、基地局装置、無線パラメータ選択方法、無線通信システム、及び基地局制御プログラムが、提供される。
一実施形態の概要を説明するための図である。 第1の実施形態に係る無線通信システムの一構成例を示す図である。 第1の実施形態に係る基地局装置及び端末装置の内部構成の一例を示すブロック図である。 第1の実施形態に係る、無線パラメータを選択するための基地局装置の動作手順の一例を示すフローチャートである。 第1の実施形態に係るTBS選択部の処理構成の一例を示すブロック図である。 第1の実施形態に係る無線パラメータ選択動作を説明するための図である。 第1の実施形態に係る基地局装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
初めに、一実施形態の概要について説明する。なお、この概要に付記した図面参照符号は、理解を助けるための一例として各要素に便宜上付記したものであり、この概要の記載はなんらの限定を意図するものではない。また、各図におけるブロック間の接続線は、双方向及び単方向の双方を含む。一方向矢印については、主たる信号(データ)の流れを模式的に示すものであり、双方向性を排除するものではない。
一実施形態に係る基地局装置10は、取得部11と、第1の算出部12と、第2の算出部13と、選択部14と、を備える(図1参照)。取得部11は、端末装置と基地局装置との無線通信において、無線通信で送信するデータのサイズと、データの送信開始から完了までの遅延時間に対する要求値とを取得する。第1の算出部12は、データのサイズ、無線リソースの使用量、及び無線パラメータに基づいて、遅延時間の推定値を算出する。第2の算出部13は、推定値が要求値以下となる条件で、無線リソースと無線パラメータの組み合わせの候補を算出する。選択部14は、無線リソースの使用量に基づいて、候補の中からデータ送信に用いる無線リソースと無線パラメータの組み合わせを選択する。
上記基地局装置10は、低遅延を考慮しながら多数同時接続を実現する無線パラメータ選択方法を実行する。具体的には、基地局装置10は、データサイズと要求遅延に基づいて、要求遅延までに送信可能な無線リソースと無線パラメータの組み合わせ(例えば、PRB数とMCSの組み合わせ)の候補を算出する。基地局装置10は、算出された候補の中で、例えば、無線リソースの使用量が少ない組み合わせを選択する。その結果、要求遅延を満足できる端末装置の数を増加させることができる。即ち、基地局装置10は、要求遅延を満たす無線リソースと無線パラメータの組み合わせに関する候補を複数算出し、当該複数の組み合わせ候補のなかから無線リソース量が最小の組み合わせを選択することで、基地局に同時接続できる端末装置の数を最大化する。
[第1の実施形態]
以下、第1の実施形態に係る基地局装置について、図面を参照しながら詳細に説明する。各図面において、同一要素には同一の符号が付されており、説明の明確化のために必要な場合を除いて、重複説明は省略する。
本実施形態では、基地局装置が、各IoT端末で発生するデータのサイズと要求遅延を取得し、データが発生したIoT端末に連続してPRBを割り当てる場合に、要求遅延を満たすために必要なPRB数とMCSの組み合わせ(TBS)の候補を算出し、候補の中からPRB数が最小となるときのTBSを選択する。
図2に、第1の実施形態に係る無線通信システムの構成を示す。本実施形態では、無線通信システムとしてLTEの上り回線を適用した場合を説明する。本実施形態の無線通信システムは、TBSを選択する基地局装置1と、基地局装置1と通信する端末装置2とから構成される。図2には、基地局装置1に付随して、自身と通信可能なエリアを表すセルを図示している。
端末装置2は、さらにIoTの用途に使用されるIoT端末装置2−1と、一般ユーザが用いる通常のLTE端末装置2−2を含む。LTEにおける端末カテゴリーとしては、IoT端末装置2−1は、Cat.M1、またはNB−IoTとし、LTE端末装置2−2はそれ以外のカテゴリーとする。本実施形態を適用する対象は、IoT端末装置2−1とする。また、割当可能な周波数リソースの最小単位はPRBとする。なお、図2における基地局装置1や端末装置2の台数は一例であり、図2に限定されるものではない。
図3は、第1の実施形態に係る無線通信システムにおける基地局装置1、端末装置2の構成を示すブロック図である。本実施形態では、IoT端末装置2−1を適用対象とするので、以下では、特段の釈明がない限り、端末装置2はIoT端末装置2−1を示すものとする。IoT端末装置2−1には、システム全体の帯域に相当するPRBの総数のうち、所定の比率(例えば20%)に相当する分だけ割当可能とする。IoT端末装置2−1の台数が多い場合でもLTE端末装置2−2の品質をある程度確保する必要があるためである。なお、全ての端末装置2の構成は同一とすることができる。以下では、各装置の構成について順に説明する。
まず、基地局装置1の構成について説明する。基地局装置1は、基地局無線送受信部101、基地局有線送受信部102、端末情報取得部103、TBS選択部104、及び無線信号品質測定部105とから構成される。
基地局無線送受信部101は、端末装置2との無線通信において、一般的な無線通信システムにおける基地局装置の無線送受信の基本機能を備える。基本機能として、例えば以下のような機能が例示される。
(1)下り回線の参照信号(端末装置2が基地局装置1との無線通信の無線信号品質を測定するために用いる)を含む制御信号やデータ信号の送信機能、
(2)上り回線の参照信号を含む端末装置2からの制御信号やデータ信号の受信機能、
(3)下り回線のデータ送信の宛先となる端末装置2、及び上り回線のデータ送信の送信元となる端末装置2を選択し、各端末装置にPRBを割り当てるスケジューラ機能、
(4)複数の送受信アンテナ素子による信号処理機能、
(5)端末装置毎に送信待ちパケットを格納するバッファ機能、などである。
下り回線の場合、基地局無線送受信部101は、基地局有線送受信部102から受信したデータを端末装置毎のバッファに蓄積し、蓄積されたデータを各端末装置へ無線回線を介して送信する。尚、基地局無線送受信部101が備えるその他の機能は当業者の周知事項であるため、各機能の詳細説明は省略する。
基地局有線送受信部102は、端末装置2との無線通信において、一般的な無線通信システムにおける基地局装置1の有線通信による信号の送受信に関する基本機能を備える。基地局有線送受信部102は、下り回線では、端末装置宛のデータを上位ネットワークから有線回線を介して受信するとともに、上り回線では、端末装置からのデータを上位ネットワークへ有線回線を介して送信する。尚、基地局有線送受信部102が備える機能は当業者の周知事項であるため、各機能の詳細説明は省略する。
端末情報取得部103は、本実施形態においてTBSを選択するために必要な端末装置2毎の情報を、上位ネットワークや端末装置2から取得する。取得する情報の具体例として、以下が例示される。
(1)PRBの最大値を規定する端末カテゴリー、
(2)データサイズ、
(3)要求遅延、
(4)無線信号品質を示すCQI、
(5)BLERの目標値、
(6)TTIバンドリング(同一の信号を所定回数のTTIに渡って繰り返し送信する機能)の繰り返し回数。
このように、端末情報取得部103は、端末装置2と基地局装置1との無線通信において、少なくとも無線通信で送信するデータのサイズと、データの送信開始から完了までの遅延時間に対する要求値(要求遅延)を取得する。端末情報取得部103は、上述の取得部11に相当する。
(1)PRBの最大値を規定する端末カテゴリーは端末装置2から取得する。(2)データサイズと(3)要求遅延は端末装置2から取得する(但し、下り回線の場合は上位ネットワークから取得する)。(4)無線信号品質を示すCQIは基地局装置1が測定する(但し、下り回線の場合は端末装置2から取得する)。(5)BLERの目標値と(6)TTIバンドリングは端末カテゴリーに応じて基地局装置1が設定する。なお、各情報を取得する周期はそれぞれ異なっていてもよいこととし、端末情報取得部103は、取得した情報の最新の値をTBS選択部104に通知する。
TBS選択部104は、端末情報取得部103から通知される端末情報と、CQI―MCS変換関数と、MCS―TBS indexの対応を示す第1のテーブルと、TBS indexとPRB数とTBSの対応を示す第2のテーブルとを用いて、データを要求遅延までに送信完了するためのTBSを決定する。TBSの決定方法の詳細については、基地局装置1の動作と合わせて後述する。なお、CQI−MCS変換関数とは、パラメータとしてCQI及びBLERの目標値Ltargetを入力し、入力されたパラメータを満たすMCSを出力する関数である。あるいは、TBS選択部104は、CQI−MCS変換関数に替えて、CQI、BLERの目標値Ltarget、MCSの関係が対応付けられた変換テーブルを用いてもよい。また、第1及び第2のテーブルは上述の非特許文献1に記載されたテーブルを用いることができる。
無線信号品質測定部105は、通信中の端末装置2の無線信号品質として、PRB毎の受信品質を示すSINR(Signal to Interference plus Noise Ratio)、またはSNR(Signal to Noise Ratio)を測定する。測定したSINR(またはSNR)は、CQIに離散化される。
次に、端末装置2の構成について説明する。端末装置2は、端末無線送受信部201を含んで構成される。
端末無線送受信部201は、基地局装置1との無線通信のための、端末装置2の無線送受信の基本機能を備える。基本機能として、上り参照信号を含む制御信号やデータ信号の送信機能、下り参照信号を含む基地局装置からの制御信号やデータ信号の受信機能、が例示される。また、端末無線送受信部201は、同一の信号を所定回数のTTIに渡って繰り返し送信するTTIバンドリング機能を備える。なお、端末無線送受信部201が備える機能は当業者の周知事項であるため、各機能の詳細説明は省略する。
[動作の説明]
以下では、本願開示を適用した実施の形態における動作として、基地局装置1における各端末装置2に対するTBSの選択動作について、図4のフローチャートを参照して説明する。
ステップS101では、端末情報取得部103において、発生したデータに対するサイズD[bits]、要求遅延T[msec]を端末装置2から取得する。
ステップS102では、無線信号品質測定部105において、PRB毎に無線信号品質CQIを取得する。そして、各PRBにおけるCQIを用いて、CQIの代表値CQIを求める。以下の説明では、代表値として全PRBにおける平均値を用いるが、最小値やX%値(例えば50%値)であってもよい。
ステップS103では、端末情報取得部103において、端末カテゴリーに応じて、TTIバンドリングにおける繰り返し送信回数の代表値Nrep(例えば4回)と、BLERの目標値Ltargetを設定する(例えば10%)。
ステップS104では、TBS選択部104において、下記の式(1)を用いて、要求遅延を満たすMCSとPRB数の組み合わせ(TBS)を算出する。式(1)は、サイズDのデータを要求遅延T以内に送信完了するために満たすべき条件を表す。
Figure 2018157490
ここで、MCSは、CQIとLtargetからCQI―MCS変換関数を用いて算出可能である。NPRBは端末装置当たりのPRB数を表し、その最大値は端末カテゴリーに依存する。TBSは、MCSに対応するTBS index(第1のテーブルから抽出)とNPRBから第2のテーブルを用いて抽出する。
記号
Figure 2018157490
は切り上げを行う天井関数を表す(例えば、X=0.1のとき、1となる)。式(1)を用いることで、MCSを固定として連続送信した場合に、要求遅延を満たすNPRBの候補を求めることができる。
このように、TBS選択部104は、初めに、発生したデータのサイズDと、無線リソースの使用量であるPRB数と、無線パラメータであるMCSと、に基づいて、遅延時間の推定値(上記式(1)の左辺)を算出する。その後、TBS選択部104は、算出された推定値のなかから、推定値が要求値(上述の要求遅延T)以下となる条件で、無線リソースと無線パラメータの組み合わせの候補を算出する。つまり、TBS選択部104は、TBSを1msec当たりに送れるデータ量と解釈し、当該データ量とデータサイズの比を、当該データサイズを送るのに要する遅延時間と捉え、上記の比と繰り返し回数(Nrep)から算出される遅延時間の推定値と遅延時間の要求値と比較することで、要求値を満たすために必要な無線リソース量を算出している。
ステップS105では、TBS選択部104において、式(1)を満たすPRB数の中から、PRB数を最小にするMCSとPRB数の組み合わせをTBSとして選択する。つまり、TBS選択部104は、無線リソースの使用量であるPRB数に基づいて、上記算出された候補の中からデータ送信に用いる無線リソース(PRB数)と無線パラメータ(MCS)の組み合わせを選択する。
以上説明したように、TBS選択部104は、遅延時間の推定値を算出する機能、遅延時間の推定値が要求遅延を満たす無線リソースと無線パラメータの組み合わせ候補を算出する機能、算出された候補の中からデータ送信に用いる組み合わせを選択する機能を少なくとも備える。換言するならば、TBS選択部104は、図5に示すように、3つのサブモジュール(推定値算出部111、組み合わせ候補算出部112、組み合わせ選択部113)を含んで構成される。
式(1)を用いたPRB数及びTBSの選択の具体例について、図6を用いて説明する。図6では、IoT端末装置の台数を10とし、全てのIoT端末装置において、D=12kbits、T=100msecの報告用データが同時に発生するとする。IoT端末装置全体で使用可能な総PRB数を20、Nrep=4、MCS=15とする。IoT端末装置は静止しており、MCSは一定とする。このとき、全てのIoT端末装置に対して同一のNPRBを設定した場合に対する、要求遅延を満たすIoT端末装置の数を試算する。
図6(a)のようにNPRB=1のとき、非特許文献1の第2のテーブルより、TTI当たりのTBSは280 bits/msecとなることから、式(1)の左辺は172msecとなる。全IoT端末装置が使用するPRBの総数は10となり、上限値の20より小さいので、全IoT端末装置は同時に接続できる。しかしながら、全てのIoT端末装置において、要求遅延100msecを満足することができないので、式(1)を満たすIoT端末装置の数は0となる。
次に、図6(b)のようにNPRB=2のとき、TTI当たりのTBSは600 bits/msecとなることから、式(1)の左辺は80msecとなる。全IoT端末装置が使用するPRBの総数は20となり、上限値の20と等しいので、全IoT端末装置は同時に接続できる。以上から、全てのIoT端末装置において、要求遅延100msecを満足することができるので、式(1)を満たすIoT端末装置の数は10となる。
次に、図6(c)のようにNPRB=3のとき、TTI当たりのTBSは904 bits/msecとなることから、式(1)の左辺は56msecとなる。使用するPRBの総数の上限値が20なので、6台のIoT端末装置に対して式(1)を適用すると、要求遅延100msecを満足できる。しかしながら、残りの4台に対しては、要求遅延が100−56=44msecとなることから、式(1)を満足することができなくなる。従って、式(1)を満たすIoT端末装置の数は6となる。
以上から、全てのIoT端末装置に関して式(1)を満たすNPRBの中では、NPRB=2が最小となる。このとき、要求遅延を満たすIoT端末装置の数は最大の10となるので(瞬時の接続台数としても最大)、このときのTBSを選択することで多数同時接続が実現できる。
以上のように、本実施形態では、データサイズと要求遅延に基づいて、要求遅延までに送信可能なPRB数とMCSの組み合わせとなるTBSの候補を算出し、その中でPRB数が最小の組み合わせを選択する。この結果、要求遅延を満たすIoT端末の数を増加させることができ、多数同時接続を実現できる。
[ハードウェア構成]
図7は、第1の実施形態に係る基地局装置1のハードウェア構成の一例を示す図である。基地局装置1は図7に例示する構成を備える。例えば、基地局装置1は、内部バスにより相互に接続される、CPU(Central Processing Unit)21、メモリ22、無線信号送受信回路23及び通信インターフェイスであるNIC(Network Interface Card)24等を備える。
但し、図7に示す構成は、基地局装置1のハードウェア構成を限定する趣旨ではない。基地局装置1は、図示しないハードウェアを含んでもよい。基地局装置1に含まれるCPU等の数も図7の例示に限定する趣旨ではなく、例えば、複数のCPUが基地局装置1に含まれていてもよい。
メモリ22は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、補助記憶装置(ハードディスク等)等の1以上を含む。
無線信号送受信回路23は、アンテナ25に接続され、端末装置2と間で無線通信を実現する。
基地局装置1の機能は、上述の処理モジュールにより実現される。当該処理モジュールは、例えば、メモリ22に格納されたプログラムをCPU21が実行することで実現される。また、そのプログラムは、ネットワークを介してダウンロードするか、あるいは、プログラムを記憶した記憶媒体を用いて、更新することができる。さらに、上記処理モジュールは、半導体チップにより実現されてもよい。即ち、上記処理モジュールが行う機能は、何らかのハードウェア、或いはハードウェアを利用して実行されるソフトウェアにより実現できればよい。
また、図4に示した手順は、マイクロプロセッサ等のコンピュータに基地局装置を制御するためのプログラムを実行させることによって実現可能である。すなわち、基地局制御プログラムを実行するコンピュータ(基地局装置1に搭載されたコンピュータ)に、無線パラメータ(TBS)選択処理を実行させればよい。
なお、本実施形態では、IoT端末装置当たりに使用可能なPRB数が1より大きい場合を説明したが、IoT端末装置の台数が非常に多くなることでその数が1より小さくなる場合もあり得る。この場合、IoT端末装置当たりの送信頻度を考慮して、式(1)を補正する。例えば、接続端末数と総PRB数を用いて、使用可能な総PRB数が20のときに100台のIoT端末装置が接続している場合、各IoT端末装置が1PRBを使用すると、5TTIに1回の頻度で送信が可能となる。この頻度を式(1)の左辺に係数として(5をかける)考慮する。または、直近の送信頻度の実績値を係数として用いてもよい。
<その他の実施の形態>
上記実施形態にて説明した基地局装置1の構成及び動作は例示であって、種々の変形が可能である。以下、他の実施形態(変形例)を説明する。
実施形態1では、LTEの上り通信に本願開示を適用する場合を説明したが、LTEの下り通信に適用してもよい。この場合、端末装置2も無線信号品質測定部を備え、下り信号に対するCQIを測定し、端末無線送受信部201を介して基地局装置1に報告する。
実施形態1では、サイズDで発生したデータ全体に対して要求遅延が設定される場合を説明したが、データを細かく区切って、細分化された各データを対象に要求遅延を再設定してもよい。例えば、データを複数のIP(Internet Protocol)パケット(またはIPパケットの群)に分割する場合、実際のデータレートに応じて、各IPパケットに対して要求遅延を設定してもよい。
実施形態1では、通信の信頼性を確保するために、同一信号を繰り返し送信し受信時の品質を改善するTTIバンドリングを適用する場合を説明したが、送信に失敗した場合に再送を行うHARQ(Hybrid Automatic Repeat reQuest)を適用してもよい。この場合、式(1)の左辺において、Nrepの代わりに、再送回数の上限値を使用する。例えば、99.99%のHARQが完了する回数を上限値とすると、1回の送信に対する誤り率の目標値を0.1とした場合、4回と設定すればよい。また、TTIバンドリングとHARQを組み合わせてもよい。この場合、Nrepの単位でHARQを実施することとし、Nrepと再送回数をともに考慮する。
実施形態1では、Nrepを固定としたときのNPRBを求めるように式(1)を用いる場合を説明したが、NPRBが決まっている場合にNrepを求めるように式(1)を用いてもよい。例えば、NB−IoTカテゴリーの端末装置のように、NPRBが1と決まっている場合、式(1)から要求遅延を満たすNrepの条件を求めてもよい。さらに、NrepとのNPRBの組み合わせを求めるように式(1)を用いてもよい。なお、Nrepが十分大きければ、繰り返し送信により品質を確保できるので、Ltargetは設定しなくてもよい。このとき、式(1)におけるMCSはCQImのみの関数とすればよい。
実施形態1では、MCSが一定の場合を説明したが、MCSは時間的に変動してもよい。LTE端末装置のように、移動することでTTI単位にMCSが更新される場合、各TTIで式(1)を適用すればよい。MCSは、直近のCQImから決定される値を用いる。このとき、要求遅延Tは、経過した時間を引くことで残り時間を表すように更新し、データサイズDは、送信完了した分を引くことで残りのデータサイズを表すように更新する。
実施形態1では、周波数リソースの最小単位として、180kHzの幅を持つPRBを用いたが、さらに細かい15kHzの幅を持つサブキャリアと呼ばれる周波数単位を用いてもよい(サブキャリアが12個集まるとPRBとなる)。NB−IoTカテゴリーの端末装置は、サブキャリア単位での割当が可能なため、PRBをサブキャリアに置き換えて、使用サブキャリア数を最小にするTBSを選択するようにしてもよい。
実施形態1では、所定数のPRBを上限に、IoT端末装置にPRBを割り当てる場合を説明したが、これ以外の割当方法も可能である。例えば、LTE端末装置にPRBを先に割り当てて、余ったPRBをIoT端末装置に割り当てることも可能である。この場合、各IoT端末装置に対して、使用するPRBが最小になるようにMCSとPRBの組み合わせを選択することにより、余ったPRBが少ない場合でもIoT端末装置が接続できる確率を高めることができる。
実施形態1では、IoT端末装置が基地局装置と直接通信する場合を説明したが、IoT端末装置はLTE端末装置を介して間接的に基地局装置と通信してもよい。例えば、IoT端末装置がセンサの場合、Bluetooth(登録商標)などの近距離無線通信を用いてセンサからLTE端末装置にデータを送信し、受信したデータをLTE端末装置が基地局装置に送信する無線通信システムも可能である。
実施形態1では、LTE方式の無線通信システムに本願開示を適用する場合を説明したが、IoTを実現する無線通信システムとして、低消費電力で広範囲をカバーするLPWA(Low Power Wide Area)に本願開示を適用してもよい。
さらに、本発明は上述した実施の形態のみに限定されるものではなく、既に述べた本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能であることは勿論である。
本発明の活用例は、無線信号品質に応じて送信ビットレートを変更する無線通信システムにおいて、多数の端末装置の同時接続を可能とする無線パラメータ選択機能である。データサイズと要求遅延に基づいて、要求遅延までに送信可能なPRB数とMCSの組み合わせとなるTBSの候補を算出し、その中でPRB数が最小の組み合わせを選択することで、要求遅延を満たす端末装置の数を増加させる用途に有効である。
前述の実施形態の一部または全部は、以下の各付記のようにも記載することができる。しかしながら、以下の各付記は、あくまでも、本発明の単なる例示に過ぎず、本発明は、かかる場合のみに限るものではない。
(付記1)
端末装置と基地局装置との無線通信において、前記無線通信で送信するデータのサイズと、前記データの送信開始から完了までの遅延時間に対する要求値とを取得する手段と、
前記サイズ、無線リソースの使用量、及び無線パラメータに基づいて前記遅延時間の推定値を算出する手段と、
前記推定値が前記要求値以下となる条件で、前記無線リソースと前記無線パラメータの組み合わせの候補を算出する手段と、
前記無線リソースの使用量に基づいて、前記候補の中からデータ送信に用いる前記組み合わせを選択する手段と、
を備えた基地局装置。
(付記2)
前記無線パラメータは、変調方式と符号化率に関するパラメータ、または、所定の変調方式と符号化率での送信回数の少なくとも一方を表すことを特徴とする付記1に記載の基地局装置。
(付記3)
前記組み合わせを選択する手段は、前記無線リソースの使用量が最小となるように、前記組み合わせを選択することを特徴とする付記1記載の基地局装置。
(付記4)
前記無線リソースは、無線周波数帯域を表すことを特徴とする付記1に記載の基地局装置。
(付記5)
前記推定値を算出する手段は、前記データのパケット単位に算出することを特徴とする付記1に記載の基地局装置。
(付記6)
前記推定値を算出する手段は、前記端末装置当たりの送信頻度の推定値をさらに用いることを特徴とする付記1に記載の基地局装置。
(付記7)
前記推定値を算出する手段は、データ送信を継続するに従い、前記サイズと前記要求値を更新することを特徴とする付記1に記載の基地局装置。
(付記8)
前記送信回数は、TTI(Transission Time Interval)バンドリングにおける同一データの繰り返し送信回数、または、HARQ(Hybrid Automatic Repeat Request)における同一データの再送回数の少なくとも一方に対応することを特徴とする付記2に記載の基地局装置。
(付記9)
端末装置と基地局装置との無線通信において、前記無線通信で送信するデータのサイズと、前記データの送信開始から完了までの遅延時間に対する要求値とを取得するステップと、
前記サイズ、無線リソースの使用量、及び無線パラメータに基づいて前記遅延時間の推定値を算出するステップと、
前記推定値が前記要求値以下となる条件で、前記無線リソースと前記無線パラメータの組み合わせの候補を算出するステップと、
前記無線リソースの使用量に基づいて、前記候補の中からデータ送信に用いる前記組み合わせを選択するステップと、
を備えた無線パラメータ選択方法。
(付記10)
端末装置と基地局装置との無線通信において、前記無線通信で送信するデータのサイズと、前記データの送信開始から完了までの遅延時間に対する要求値とを取得する手段と、
前記サイズ、無線リソースの使用量、及び無線パラメータに基づいて前記遅延時間の推定値を算出する手段と、
前記推定値が前記要求値以下となる条件で、前記無線リソースと前記無線パラメータの組み合わせの候補を算出する手段と、
前記無線リソースの使用量に基づいて、前記候補の中からデータ送信に用いる前記組み合わせを選択する手段と、
を備えた無線通信システム。
(付記11)
前記端末装置は、IoT(Internet of Things)端末装置、及びLTE(Long Term Evolution)端末装置の少なくとも一方を表すことを特徴とする付記10に記載の無線通信システム。
(付記12)
前記IoT端末装置を対象に、一部の前記無線リソースの中から、前記無線リソースの使用量に基づいて前記組み合わせを選択することを特徴とする付記10に記載の無線通信システム。
(付記13)
前記IoT端末装置を対象に、前記LTE端末装置に割り当てた後に余った前記無線リソースの中から、前記無線リソースの使用量に基づいて前記組み合わせを選択することを特徴とする付記10に記載の無線通信システム。
(付記14)
前記IoT端末装置は、前記LTE端末装置を介して前記基地局装置と通信することを特徴とする付記11記載の無線通信システム。
(付記15)
端末装置と基地局装置との無線通信において、前記無線通信で送信するデータのサイズと、前記データの送信開始から完了までの遅延時間に対する要求値とを取得する処理と、
前記サイズ、無線リソースの使用量、及び無線パラメータに基づいて前記遅延時間の推定値を算出する処理と、
前記推定値が前記要求値以下となる条件で、前記無線リソースと前記無線パラメータの組み合わせの候補を算出する処理と、
前記無線リソースの使用量に基づいて、前記候補の中からデータ送信に用いる前記組み合わせを選択する処理と、
を備えた基地局制御プログラム。
なお、引用した上記の特許文献等の各開示は、本書に引用をもって繰り込むものとする。本発明の全開示(請求の範囲を含む)の枠内において、さらにその基本的技術思想に基づいて、実施形態ないし実施例の変更・調整が可能である。また、本発明の全開示の枠内において種々の開示要素(各請求項の各要素、各実施形態ないし実施例の各要素、各図面の各要素等を含む)の多様な組み合わせ、ないし、選択が可能である。すなわち、本発明は、請求の範囲を含む全開示、技術的思想にしたがって当業者であればなし得るであろう各種変形、修正を含むことは勿論である。特に、本書に記載した数値範囲については、当該範囲内に含まれる任意の数値ないし小範囲が、別段の記載のない場合でも具体的に記載されているものと解釈されるべきである。
1、10 基地局装置
2 端末装置
2−1 IoT端末装置
2−2 LTE端末装置
11 取得部
12 第1の算出部
13 第2の算出部
14 選択部
21 CPU
22 メモリ
23 無線信号送受信回路
24 NIC
25 アンテナ
101 基地局無線送受信部
102 基地局有線送受信部
103 端末情報取得部
104 TBS選択部
105 無線信号品質測定部
111 推定値算出部
112 組み合わせ候補算出部
113 組み合わせ選択部
201 端末無線送受信部

Claims (10)

  1. 端末装置と基地局装置との無線通信において、前記無線通信で送信するデータのサイズと、前記データの送信開始から完了までの遅延時間に対する要求値とを取得する取得部と、
    前記データのサイズ、無線リソースの使用量、及び無線パラメータに基づいて、前記遅延時間の推定値を算出する第1の算出部と、
    前記推定値が前記要求値以下となる条件で、前記無線リソースと前記無線パラメータの組み合わせの候補を算出する第2の算出部と、
    前記無線リソースの使用量に基づいて、前記候補の中からデータ送信に用いる前記無線リソースと無線パラメータの組み合わせを選択する選択部と、
    を備える基地局装置。
  2. 前記無線パラメータは、変調方式と符号化率に関するパラメータ、または、所定の変調方式と符号化率での送信回数の少なくとも一方を表す、請求項1に記載の基地局装置。
  3. 前記選択部は、前記無線リソースの使用量が最小となるように、前記無線リソースと無線パラメータの組み合わせを選択する、請求項1又は2に記載の基地局装置。
  4. 前記無線リソースは、無線周波数帯域を表す、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の基地局装置。
  5. 前記第1の算出部は、前記データのパケット単位で前記遅延時間の推定値を算出する、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の基地局装置。
  6. 前記第1の算出部は、前記端末装置当たりの送信頻度の推定値をさらに用いて前記遅延時間の推定値を算出する、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の基地局装置。
  7. 前記送信回数は、TTI(Transission Time Interval)バンドリングにおける同一データの繰り返し送信回数、または、HARQ(Hybrid Automatic Repeat Request)における同一データの再送回数の少なくとも一方に対応する、請求項2に記載の基地局装置。
  8. 端末装置と基地局装置との無線通信において、前記無線通信で送信するデータのサイズと、前記データの送信開始から完了までの遅延時間に対する要求値とを取得するステップと、
    前記データのサイズ、無線リソースの使用量、及び無線パラメータに基づいて前記遅延時間の要求値を算出するステップと、
    前記推定値が前記要求値以下となる条件で、前記無線リソースと前記無線パラメータの組み合わせの候補を算出するステップと、
    前記無線リソースの使用量に基づいて、前記候補の中からデータ送信に用いる前記無線リソースと無線パラメータの組み合わせを選択するステップと、
    を含む、無線パラメータ選択方法。
  9. 端末装置と、
    前記端末装置と無線通信する基地局装置と、
    を含み、
    前記基地局装置は、
    前記端末装置との無線通信において、前記無線通信で送信するデータのサイズと、前記データの送信開始から完了までの遅延時間に対する要求値とを取得する取得部と、
    前記データのサイズ、無線リソースの使用量、及び無線パラメータに基づいて前記遅延時間の推定値を算出する第1の算出部と、
    前記推定値が前記要求値以下となる条件で、前記無線リソースと前記無線パラメータの組み合わせの候補を算出する第2の算出部と、
    前記無線リソースの使用量に基づいて、前記候補の中からデータ送信に用いる前記無線リソースと無線パラメータの組み合わせを選択する選択部と、
    を備える無線通信システム。
  10. 端末装置と基地局装置との無線通信において、前記無線通信で送信するデータのサイズと、前記データの送信開始から完了までの遅延時間に対する要求値とを取得する処理と、
    前記データのサイズ、無線リソースの使用量、及び無線パラメータに基づいて前記遅延時間の推定値を算出する処理と、
    前記推定値が前記要求値以下となる条件で、前記無線リソースと前記無線パラメータの組み合わせの候補を算出する処理と、
    前記無線リソースの使用量に基づいて、前記候補の中からデータ送信に用いる前記無線リソースと無線パラメータの組み合わせを選択する処理と、
    をコンピュータに実行させる基地局制御プログラム。
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