JPWO2018042717A1 - 電子内視鏡、及び内視鏡システム - Google Patents

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Abstract

所定のガンマ特性を有するプロセッサ2に着脱自在に接続されるスコープ1において、被検体の光学像を撮像して撮像信号を生成するイメージセンサ11と、撮像信号を所定のゲインパラメータを用いて増幅するゲイン回路131と、プロセッサ2のガンマ特性を認識するガンマ特性認識部133と、プロセッサ2のガンマ特性に応じてゲインパラメータを設定するゲイン調整部132と、を有する。

Description

本発明の実施形態は、電子内視鏡及び内視鏡システムに関し、特に、プロセッサのレベルダイアグラムに応じて内視鏡の出力映像信号の増幅ゲインを自動的に調整することができる、電子内視鏡及び内視鏡システムに関する。
近年、電子内視鏡(以下、スコープともいう)は、医療分野における診断や処置具を用いた治療などに広く用いられるようになった。電荷結合素子(CCD)等の撮像素子を電子内視鏡の先端に設け、CCDを用いて撮像した観察像をビデオプロセッサ(以下、プロセッサと示す)によってモニタに映出する内視鏡システムが普及している。
撮像素子は、入射光量が所定量に達するまで、入射光量に比例した電圧が出力される。そして、入射光量が所定量を超えると、出力電圧は入射光量に対する線形性を失い、所定のレベルで飽和する。従来のスコープでは、線形性が保持される最大出力電圧(以下、線形飽和レベルと示す)が、スコープからの出力映像信号の最大値となるように、映像信号のゲインを調整していた。すなわち、線形飽和レベルを超え線形性を保てない領域については、スコープからプロセッサに出力していなかった。また、従来のプロセッサは、スコープから入力される映像信号の最大値が、モニタに表示可能な出力映像信号の最大値になるように、ガンマ特性(以下、ガンマカーブと示す)が設定されていた。
また、次世代のスコープから次世代のプロセッサに対して映像信号を出力する場合、スコープからの出力映像信号の線形飽和レベルが、モニタの有効階調領域の最大値となるように、スコープから出力される映像信号のゲインを調整する。すなわち、線形飽和レベルより高いレベルの電圧値まで出力することで、スコープから出力する映像信号に対するゲインが小さくなり、S/N比を改善することができる。
これに対し、次世代のスコープを従来のプロセッサに接続した場合、スコープから出力される映像信号の最大値が、モニタに出力する映像信号の最大値となるように、ガンマカーブが設定されているため、線形飽和レベルを超えて線形性を保てない領域がモニタの有効階調領域に表示されてしまい、画質が劣化する可能性がある。一方、接続されたプロセッサに応じて、映像信号の処理に関する設定値を切り替えることが可能なスコープが提案されている(例えば、日本国特開2004−181231号公報参照)。
しかしながら、日本国特開2004−181231号公報に記載されたスコープでは、映像信号のゲインの具体的な調整方法は開示されておらず、スコープから出力される映像信号において、線形飽和レベルを超えて線形性を保てない領域がモニタの有効階調領域に表示されてしまい、画質が劣化する問題を解決することができない。そこで、本発明は、スコープに接続されるプロセッサが変更された場合にも、ゲインを適切に調整することができ、モニタに表示する映像の画質の劣化を防ぐことができる、電子内視鏡、及び内視鏡システムを提供することを目的とする。
本発明の一態様の電子内視鏡は、所定のガンマ特性を有するプロセッサに着脱自在に接続される電子内視鏡において、被検体に挿入される挿入部の先端に設けられ、前記被検体の光学像を撮像して撮像信号を生成する撮像素子と、前記撮像信号を所定のゲインパラメータを用いて増幅するゲイン回路と、前記プロセッサの前記ガンマ特性を認識するガンマ特性識別部と、前記ゲインパラメータを、前記ガンマ特性に応じて設定するゲイン調整部と、を有する。
また、本発明の一態様の内視鏡システムは、被検体に挿入される挿入部の先端に設けられ、前記被検体の光学像を撮像して撮像信号を生成する撮像素子と、前記撮像信号を所定のゲインパラメータを用いて増幅するゲイン回路とを備えた電子内視鏡と、前記電子内視鏡に着脱自在に接続され、所定のガンマ特性を有するプロセッサと、を備えている。前記プロセッサは、前記電子内視鏡おける前記撮像信号の線形飽和レベルを取得して前記ガンマ特性を用いて前記ゲインパラメータを算出するゲイン算出部を有し、前記ゲイン回路は、前記ゲイン算出部で算出された前記ゲインパラメータを用いて前記撮像信号を増幅する。
本発明の第1の実施形態に係わる内視鏡システムの全体構成の一例を説明するブロック図。 従来の内視鏡システムにおける、スコープからの出力映像信号レベルとモニタへの出力映像信号レベルとの関係を説明する図。 本発明の内視鏡システムにおける、スコープからの出力映像信号レベルとモニタへの出力映像信号レベルとの関係を説明する図。 第2の実施形態に係わる内視鏡システムの全体構成の一例を説明するブロック図。 第3の実施形態に係わる内視鏡システムの全体構成の一例を説明するブロック図。
以下、図面を参照して実施形態を説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係わる内視鏡システムの全体構成の一例を説明するブロック図である。例えば図1に示すように、本実施形態の内視鏡システムは、体腔内に挿入し患部を観察あるいは処置するスコープ1と、スコープ1により撮像された映像信号に所定の信号処理を施すプロセッサ2とを有して構成されている。プロセッサ2には、信号処理が施された映像を表示するモニタ4と、スコープ1に照明光を供給する光源装置3とが接続されている。
スコープ1は、患者の体腔内等に挿入可能な細長の挿入部を有しており、挿入部の先端には撮像素子として、例えばCCD等のイメージセンサ11が配設されている。イメージセンサ11は、被検体の光学像を撮像して所定の映像信号を出力する。
挿入部の基端側にはコネクタ部12が設けられており、着脱自在にプロセッサ2に接続されるようになされている。コネクタ部12は、イメージセンサ駆動回路123と、映像信号受信回路121と、映像信号処理回路122と、FPGA13とを有する。
イメージセンサ駆動回路123は、後述するプロセッサ2のタイミング制御回路21において生成されたクロック及び同期信号を受けて、イメージセンサ11を駆動するための駆動信号を生成し、イメージセンサ11に出力する。映像信号受信回路121は、イメージセンサ11から出力される映像信号を受信する。
映像信号処理回路122は、映像信号受信回路121で受信した映像信号に対し、所定の前処理を施す。映像信号受信回路121では、例えば、プリアンプ処理や、相関2重サンプリング処理、A/D変換処理などの処理が行われる。なお、イメージセンサ11がCMOSイメージセンサの場合、イメージセンサ11内において、相関2重サンプリング処理やA/D変換処理がすでに行われている。従って、この場合、映像信号受信回路121ではこれらの処理は行わない。
FPGA13は、デジタルの映像信号に対して所定の信号処理を施すための回路や、プロセッサ2との間で信号を送受信するための回路が組み込まれている。FPGA13は、具体的には、タイミング制御回路134と、通信回路136と、ガンマ特性認識部133と、ゲイン調整部132と、ゲイン回路131と、映像信号送信回路135の各要素が組み込まれている。
タイミング制御回路134は、プロセッサ2のタイミング制御回路21において生成されたクロック及び同期信号を受信し、FPGA13内の各回路に所定の処理パルスを発生させる。また、受信したクロック及び同期信号を、イメージセンサ駆動回路123に出力する。
通信回路136は、プロセッサ2の通信回路25との間で種々の情報を通信するための回路である。具体的には、電気的もしくは機械的な判定手段により、スコープ1にプロセッサ2が接続されたことが検知されると、プロセッサ2に設定されているガンマカーブが、通信回路25から通信回路136に送信される。なお、プロセッサ2に複数のガンマカーブが設定されている場合、少なくとも、傾きが最も緩やかなガンマカーブ(スコープ1からの出力信号レベルに対するモニタ4への出力信号レベルとの比率が、最も低いガンマカーブ)が、プロセッサ2から通信回路136に送信される。例えば、モニタ4に表示させる画像のコントラスト設定に応じて、プロセッサ2に複数のガンマカーブが設定されている場合、少なくとも、コントラストが一番低い設定のときに用いられるガンマカーブが送信される。
ガンマ特性認識部133は、通信回路136で複数のガンマカーブを受信した場合に、ゲイン調整に用いるガンマカーブを抽出する。なお、ゲイン調整には、立ち上がりの傾きが最も緩やかなガンマカーブ(スコープ1からの出力信号レベルに対するモニタ4への出力信号レベルとの比率が、最も低いガンマカーブ)を用いる。
ゲイン調整部132は、ガンマ特性認識部133で抽出されたガンマカーブに基づき、ゲイン回路131で用いるゲインパラメータを設定する。具体的には、スコープ1から出力される映像信号における線形飽和レベルが、モニタ出力映像信号レベルにおいてモニタ4の有効階調領域の最大値となるように、ゲインパラメータを設定する。
ゲイン回路131は、ゲイン調整部132で設定されたゲインパラメータを用いて、映像信号処理回路122から受信した映像信号の出力レベルを調整する。
映像信号送信回路135は、ゲイン回路131でゲイン調整された映像信号を、プロセッサ2に送信する。
プロセッサ2は、スコープ1から入力された映像信号に所定の信号処理を施し、モニタ4に表示させる映像信号を生成し、モニタ4に出力する。プロセッサ2は、タイミング制御回路21と、映像信号受信回路24と、画像信号処理回路22と、画像信号送信回路23と、通信回路25とを有する。
タイミング制御回路21は、所定の周波数のクロック信号と、同期信号とを生成し、スコープ1のタイミング制御回路134に出力する。また、タイミング制御回路21で生成されたクロック信号と同期信号とは、光源装置3に出力される。映像信号受信回路24は、スコープ1のFPGA13でゲイン調整された映像信号を受信し、画像信号処理回路22に出力する。
画像信号処理回路22は、入力される映像信号に各種の処理を施して、モニタ4に表示させる映像信号を生成する。具体的には、入力された映像信号に対し、ホワイトバランス処理、色補正処理、歪み補正処理、強調処理などを施したり、選択されたガンマカーブを用いて、スコープ1から入力される映像信号のレベルを、モニタ4へ出力する映像信号のレベルに変換したりする。処理後の映像信号は、画像信号送信回路23を介してモニタ4へ出力される。
通信回路25は、スコープ1の通信回路136との間で種々の情報を通信するための回路である。具体的には、スコープ1とプロセッサ2とが接続されると、プロセッサ2に設定されているガンマカーブが、通信回路25から通信回路136に送信される。
光源装置3は、照明光を生成する例えばランプ31等の光源と、調光制御回路32とを有する。ランプ31から照射される照明光は、スコープ1のライトガイドの入射端面に集光される。なお、光源としては、図1に示すランプ31の他に、例えばLEDやレーザーダイオード(半導体光源)を用いてもよい。また、半導体光源を用いる場合、白色光を出射する半導体光源を用いてもよいし、R(赤)、G(緑)、B(青)の色成分ごとに半導体光源を設け、これらの半導体光源から出射される各色成分の光を合成して白色光を得るものであってもよい。または、時分割でR光、G光、B光の画像を撮像し、画像処理にて合成してもよい(同時化処理)。
調光制御回路32は、ランプ31から照明光を照射するタイミングや光量などを制御する。
次に、スコープ1のFPGA13におけるゲインパラメータの設定方法について、図2、図3を用いて説明する。図2は、従来の内視鏡システムにおける、スコープからの出力映像信号レベルとモニタへの出力映像信号レベルとの関係を説明する図である。また、図3は、本発明の内視鏡システムにおける、スコープからの出力映像信号レベルとモニタへの出力映像信号レベルとの関係を説明する図である。
なお、図2、図3の内視鏡システムは、共に、モニタの有効階調領域は0〜100IRE、モニタに表示可能な出力映像信号の最大値は109IREであるものとする。また、図2、図3の内視鏡システムは、共に、次世代のスコープ(線形飽和レベルを超える高いレベルの信号まで出力するタイプのスコープ)と、従来のプロセッサ(スコープから出力される映像信号の最大値が、モニタに出力する映像信号の最大値となるように、ガンマカーブが設定されているプロセッサ)とを組み合わせて構成されているものとする。
また、図2、図3の内視鏡システムのプロセッサには、共に、低コントラストの画像をモニタに表示させる際に用いるガンマカーブ(図中において、太線で示したコントラストLowのガンマカーブ)と、高コントラストの画像をモニタに表示させる際に用いるガンマカーブ(図中において、太破線で示したコントラストHighのガンマカーブ)の2種類のガンマカーブが設定されているものとする。
図2に示すように、従来の内視鏡システムでは、スコープから出力される映像信号の最大値が、モニタに出力する映像信号の最大値となるように、ガンマカーブが設定されている。すなわち、スコープから出力される映像信号の最大値が109IREになるように、ガンマカーブが設定されている。図2に示すように、立ち上がりが急峻である高コントラスト用のガンマカーブでは、スコープから出力される映像信号の線形飽和レベルが、モニタの有効階調領域外(100IREから109IREの間の値)になる。従って、モニタの有効階調領域には、必ず線形飽和レベル以下であり線形性が保たれた映像信号のみが表示される。
しかし、立ち上がりが緩やかである低コントラスト用のガンマカーブでは、スコープから出力される映像信号の線形飽和レベルが、モニタの有効階調領域内(例えば、95IRE)となってしまう。すなわち、モニタの有効階調領域に、スコープから出力される映像信号において、線形飽和レベルを超えて線形性を保てない領域も表示されてしまう。
そこで、図3に示すように、本実施形態の内視鏡システムは、映像信号に乗ずるゲインパラメータを大きくし、低コントラスト用のガンマカーブにおけるスコープ出力映像信号の線形飽和レベルが、モニタの有効階調領域の最大値(100IRE)以上になるように、ゲインパラメータを設定する。このようにゲインパラメータを調整することで、モニタの有効階調領域には、必ず線形飽和レベル以下であり線形性が保たれた映像信号のみが表示される。従って、モニタ4に表示する映像の画質の劣化を防ぐことができる。
このように、本実施形態によれば、スコープ1にプロセッサ2が接続されると、プロセッサ2に設定されているガンマカーブがスコープ1に送信される。スコープ1のゲイン調整部132は、受信したガンマカーブを参照し、スコープ出力映像信号レベルにおける線形飽和レベルの値が、モニタ出力映像信号レベルにおける有効階調領域の最大値以上の値に変換されるように、ゲインパラメータを設定する。ゲイン調整部132で設定されたゲインパラメータを用いて、映像信号処理回路122から受信した映像信号の出力レベルを調整することで、モニタの有効階調領域には、必ず線形飽和レベル以下であり線形性が保たれた映像信号のみを表示することができため、モニタ4に表示する映像の画質の劣化を防ぐことができる。
なお、上述の説明においては、ガンマカーブを送信するタイミングは、スコープ1とプロセッサ2とが接続された時にガンマカーブが自動的に送信されるようにしているが、ユーザの指示や、スコープ1からの要求を受信したときなど、任意のタイミングで送信可能に構成してもよい。
また、プロセッサ2に設定されているガンマカーブの種類は2種類に限定されず、1種類でもよいし、3種類以上設定されていてもよい。3種類以上設定されている場合も、スコープ出力映像信号レベルにおける線形飽和レベルが対応する、モニタ出力映像信号レベルの値が最も小さいガンマカーブを用いて、ゲイン調整を行う。
(第2の実施形態)
上述した第1の実施形態の電子内視鏡では、スコープ1はプロセッサ2からガンマカーブを受信し、ゲインパラメータを調整していた。これに対し、本実施形態においては、スコープ1´は接続されているプロセッサ2を識別する情報(IDなど)を受信し、概情報に基づきゲインパラメータを設定する点が異なっている。
図4は、第2の実施形態に係わる内視鏡システムの全体構成の一例を説明するブロック図である。本実施形態の内視鏡システムの構成は、スコープ1´にROM138が設けられている点と、ガンマ特性認識部133に換えてプロセッサ識別部137を有する点を除き、図1を用いて説明した第1の実施形態に係わる内視鏡システムと同様である。以下、同じ構成要素には同じ符号を付して説明を省略する。
プロセッサ識別部137は、スコープ1´に接続されているプロセッサ2の種別を識別する。例えば、プロセッサ2にIDが付与されており、概ID情報によってプロセッサ2の種別が識別可能である場合、スコープ1´にプロセッサ2が接続されると、プロセッサ識別部137は、通信回路25、136を介してプロセッサ2からID情報を受信する。なお、通信回路25は、プロセッサ2が有する図示しないCPU制御の下、所定のID情報を通信回路136に伝達するようにしてもよい。また、ID以外の情報によって、プロセッサ2の種別を識別するようにしてもよい。プロセッサ識別部137は、識別したプロセッサ2の種別を、ゲイン調整部132に出力する。
ROM138は、不揮発性のメモリで構成された記憶部であり、スコープ1´に接続される可能性のあるプロセッサ2の種別ごとに、映像信号に乗ずるゲインパラメータが登録されている。ROM138に登録されたゲインパラメータは、プロセッサ2の種別ごとに設定されているガンマカーブに基づき、スコープ出力映像信号レベルにおける線形飽和レベルの値が、モニタ出力映像信号レベルにおける有効階調領域の最大値以上の値に変換されるように、予め算出されたものである。
ゲイン調整部132は、プロセッサ識別部137からプロセッサ2の種別の情報が入力されると、ROM138を参照する。そして、ROM138から、受信したプロセッサ2の種別に対応するゲインパラメータを抽出し、ゲイン回路131へ出力する。ゲイン回路131は、ゲイン調整部132で設定されたゲインパラメータを用いて、映像信号処理回路122から受信した映像信号の出力レベルを調整する。
このように、本実施形態によれば、スコープ1´にプロセッサ2が接続されると、プロセッサのIDなど、プロセッサ2の種別を識別可能な情報スコープ1に送信される。スコープ1´のゲイン調整部132は、ROM138を参照し、受信したプロセッサ2の種別の情報に対応して登録されているゲインパラメータを抽出する。ゲイン調整部132で抽出されたゲインパラメータを用いて、映像信号処理回路122から受信した映像信号の出力レベルを調整することで、モニタの有効階調領域には、必ず線形飽和レベル以下であり線形性が保たれた映像信号のみを表示することができため、モニタ4に表示する映像の画質の劣化を防ぐことができる。
本実施形態によれば、プロセッサ2からスコープ1´に対し、プロセッサのIDなど、プロセッサの種別を識別可能な情報を送信すればよく、ガンマカーブそのものを送信する場合に比べて、送信する情報量を削減することができる。また、プロセッサ2に複数のガンマカーブが設定されている場合も、どのガンマカーブを用いてゲインパラメータを設定すべきかを判断する必要がないので、処理を簡素にすることができる。更に、プロセッサ2の種別ごとにゲインパラメータを予め算出してROM138に登録おくので、ゲイン調整部132ではゲインパラメータを算出する必要がなくなるため、処理をより簡素にすることができ、処理効率が向上する。
(第3の実施形態)
上述した第1の実施形態の内視鏡システムでは、プロセッサ2のガンマカーブをスコープ1に送信し、スコープ1側でゲインパラメータの算出を行っていた。これに対し、本実施形態においては、スコープ出力映像信号レベルにおける線形飽和レベルをスコープ1″からプロセッサ2´に送信し、プロセッサ2´側でゲインパラメータの算出を行う点が異なっている。
図5は、第3の実施形態に係わる内視鏡システムの全体構成の一例を説明するブロック図である。本実施形態の内視鏡システムの構成は、スコープ1″からガンマ特性認識部133が削除されている点と、プロセッサ2´にゲイン算出部26が設けられている点を除き、図1を用いて説明した第1の実施形態に係わる内視鏡システムと同様である。以下、同じ構成要素には同じ符号を付して説明を省略する。
ゲイン算出部26は、スコープ1″がプロセッサ2´に接続されると、スコープ1″から通信回路136、通信回路25を介して、スコープ1″から出力される映像信号の線形飽和レベルを受信する。そして、プロセッサ2´に設定されているガンマカーブを参照し、受信した線形飽和レベルが、モニタ出力映像信号レベルにおける有効階調領域の最大値以上の値に変換されるために必要となるゲインパラメータを算出する。なお、プロセッサ2´に複数のガンマカーブが設定されている場合、立ち上がりの傾きが最も緩やかなガンマカーブを用いてゲインパラメータを算出する。算出したゲインパラメータは、通信回路25、通信回路136を介して、スコープ1″のゲイン調整部132に出力される。
ゲイン調整部132は、プロセッサ2´から入力されたゲインパラメータを、ゲイン回路131へ出力する。ゲイン回路131は、ゲイン調整部132から入力ゲインパラメータを用いて、映像信号処理回路122から受信した映像信号の出力レベルを調整する。
このように、本実施形態によれば、プロセッサ2´側でスコープ1″の映像信号に乗ずるゲインパラメータを算出し、スコープ1″はプロセッサ2´から入力されたゲインパラメータを用いて映像信号の出力レベルを調整すればよい。従って、スコープ1″でゲインパラメータを算出する処理が不要となるため、回路規模を削減することができる。
本明細書における各「部」は、実施の形態の各機能に対応する概念的なもので、必ずしも特定のハードウェアやソフトウエア・ルーチンに1対1には対応しない。従って、本明細書では、実施の形態の各機能を有する仮想的回路ブロック(部)を想定して実施の形態を説明した。また、本実施の形態における各手順の各ステップは、その性質に反しない限り、実行順序を変更し、複数同時に実行し、あるいは実行毎に異なった順序で実行してもよい。さらに、本実施の形態における各手順の各ステップの全てあるいは一部をハードウェアにより実現してもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として例示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。

本出願は、2016年9月1日に日本国に出願された特願2016−170784号を優先権主張の基礎として出願するものであり、上記の開示内容は、本願明細書、請求の範囲に引用されるものとする。
本発明の一態様の電子内視鏡は、所定のガンマ特性を有するプロセッサに着脱自在に接続される電子内視鏡において、被検体に挿入される挿入部の先端に設けられ、前記被検体の光学像を撮像して撮像信号を生成する撮像素子と、前記撮像信号を所定のゲインパラメータを用いて増幅するゲイン回路と、前記プロセッサの前記ガンマ特性を認識するガンマ特性認識部と、前記ゲインパラメータを、前記ガンマ特性に応じて設定するゲイン調整部と、を有する。

Claims (7)

  1. 所定のガンマ特性を有するプロセッサに着脱自在に接続される電子内視鏡において、
    被検体に挿入される挿入部の先端に設けられ、前記被検体の光学像を撮像して撮像信号を生成する撮像素子と、
    前記撮像信号を所定のゲインパラメータを用いて増幅するゲイン回路と、
    前記プロセッサの前記ガンマ特性を認識するガンマ特性識別部と、
    前記ゲインパラメータを、前記ガンマ特性に応じて設定するゲイン調整部と、
    を有する電子内視鏡。
  2. 前記ガンマ特性識別部は、前記プロセッサから前記ガンマ特性を取得することを特徴とする、請求項1に記載の電子内視鏡。
  3. 前記ガンマ特性認識部は、前記プロセッサから前記プロセッサの種別を取得することを特徴とする、請求項1に記載の電子内視鏡。
  4. 前記プロセッサの種別または前記ガンマ特性に対応する前記ゲインパラメータを記録する記憶部を更に備え、前記ゲイン調整部は、前記ガンマ特性認識部の認識結果に対応する前記ゲインパラメータを抽出することを特徴とする、請求項3に記載の電子内視鏡。
  5. 前記ゲイン調整部は、前記プロセッサのガンマ特性において、前記撮像信号の線形飽和レベルが、前記プロセッサから映像信号を出力するモニタの有効階調領域の上限レベルに変換されるように、前記ゲインパラメータを設定することを特徴とする、請求項1乃至請求項4のいずれか1つに記載の電子内視鏡。
  6. 被検体に挿入される挿入部の先端に設けられ、前記被検体の光学像を撮像して撮像信号を生成する撮像素子と、前記撮像信号を所定のゲインパラメータを用いて増幅するゲイン回路とを備えた電子内視鏡と、
    前記電子内視鏡に着脱自在に接続され、所定のガンマ特性を有するプロセッサと、
    を備えた内視鏡システムにおいて、
    前記プロセッサは、前記電子内視鏡おける前記撮像信号の線形飽和レベルを取得し、前記ガンマ特性を用いて前記ゲインパラメータを算出するゲイン算出部を有し、前記ゲイン回路は、前記ゲイン算出部で算出された前記ゲインパラメータを用いて前記撮像信号を増幅することを特徴とする、内視鏡システム。
  7. 前記ゲイン算出部は、前記プロセッサのガンマ特性において、前記撮像信号の線形飽和レベルが、前記プロセッサから映像信号を出力するモニタの有効階調領域の上限レベルに変換されるように、前記ゲインパラメータを算出することを特徴とする、請求項6に記載の内視鏡システム。
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