JPWO2018025641A1 - 送受信装置、および送受信方法、並びにプログラム - Google Patents

送受信装置、および送受信方法、並びにプログラム Download PDF

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Abstract

本開示は、人体通信において同一の回路構成で、切り替えて2極構成および3極構成のいずれでも送受信できるようにする送受信装置、および送受信方法、並びにプログラムに関する。差動出力により信号を送信する送信ドライバの一方に接続される人体側電極との接続をオンまたはオフにより切り替える第1のスイッチと、他方に接続される空間側電極との接続をオンまたはオフにより切り替える第2のスイッチとを設けて、2極構成のときは、電極が接続されない方のスイッチをオフに固定して使用し、電極が接続されたスイッチを送信時にオンにし、受信時にオフにすると共に、受信部に接続される端子のうち、電極が接続されない端子を接地する。また、3極構成のときは、いずれのスイッチも送信時にオンにし、受信時にオフにする。本開示は、人体通信装置に適用することができる。

Description

本開示は、送受信装置、および送受信方法、並びにプログラムに関し、特に、人体通信において、必要とされる電極構成に適応的に対応して送受信できるようにした送受信装置、および送受信方法、並びにプログラムに関する。
BAN(Body Area Network)と呼ばれる人体通信網を介した、一般に人体通信と呼ばれる通信技術が一般に普及しつつある(例えば、特許文献1参照)。
BANは、人体の表面や内部に置いたセンサなどの情報をワイヤレスで収集することを想定した無線ネットワークである。
特開2006−324774号公報
ところで、BANと呼ばれる送受信装置の構成としては、差動電極(3極電極)からなる構成のものと、シングル電極(2極電極)からなる構成のものとがあり、送受信装置が搭載される装置の外観や機能の構成に応じて、採用される電極の構成が異なっている。
しかしながら、送受信装置が搭載される装置の外観や機能が変化すると、必要とされる電極構成が変化することがあるため、差動電極(3極電極)からなる構成の送受信装置と、シングル電極(2極電極)からなる構成の送受信装置とを交換する必要があった。
本開示は、このような状況に鑑みてなされたものであり、特に、人体通信における送受信装置の構成において、必要とされる電極構成に応じて、同一の回路構成を切り替えて使用できるようにするものである。
本開示の一側面の送受信装置は、人体を通信媒体とした、信号の送信時に使用する送信部と、前記人体を通信媒体とした、前記信号の受信時に使用する受信部と、電極構成に応じて、前記送信部および前記受信部の回路構成を切り替える切り替え部とを含む送受信装置である。
前記電極構成は、3極の電極からなる3極構成および2極の電極からなる2極構成のいずれかとすることができる。
前記送信部および前記受信部を構成する回路が設けられた回路基板の電極として機能するGndパターンを有する回路基板Gndと、前記送信部の動作により、差動出力により信号を送信する差動出力により信号を送信する送信ドライバの一方に接続される第1の電極との接続をオンまたはオフにより切り替える第1のスイッチと、前記送信ドライバの他方に接続される第2の電極との接続をオンまたはオフにより切り替える第2のスイッチとを含ませるようにすることができ、前記切り替え部には、前記第1の電極または前記第2の電極のいずれかが接続されない場合、前記2極構成であるものとみなさせ、前記第1の電極または前記第2の電極のいずれかが接続されない前記第1のスイッチまたは前記第2のスイッチを固定的にオフに設定させ、前記第1の電極または前記第2の電極のいずれかが接続された前記第1のスイッチまたは前記第2のスイッチは送信時にオンにさせ、受信時にオフにさせ、前記第1の電極および前記第2の電極のいずれもが接続された場合、前記3極構成であるものとみなさせ、前記第1のスイッチ、および前記第2のスイッチは送信時にオンにさせ、受信時にオフにさせるようにすることができる。
前記切り替え部には、外部の設定装置により動作が設定され、前記3極構成であり、前記設定装置により前記第1のスイッチおよび前記第2のスイッチがいずれも固定的にオフに設定されない場合、前記第1のスイッチ、および前記第2のスイッチを送信時にオンにさせ、受信時にオフにさせ、前記2極構成であり、前記設定装置により前記第1のスイッチまたは前記第2のスイッチが固定的にオフに設定された場合、前記オフに設定されない前記第1のスイッチまたは前記第2のスイッチを送信時にオンにさせ、受信時にオフにさせるようにすることができる。
前記切り替え部の動作を設定する設定部をさらに含ませるようにすることができ、前記3極構成であり、前記設定部により前記第1のスイッチおよび前記第2のスイッチがいずれも固定的にオフに設定されない場合、前記切り替え部には、前記第1のスイッチ、および前記第2のスイッチを送信時にオンにさせ、前記第1のスイッチ、および前記第2のスイッチを受信時にオフにさせ、前記2極構成であり、前記設定部により前記第1のスイッチまたは前記第2のスイッチが固定的にオフに設定された場合、前記切り替え部には、前記オフに設定されない前記第1のスイッチまたは前記第2のスイッチを送信時にオンにさせ、受信時にオフにさせるようにすることができる。
前記設定部には、前記送受信装置に着脱可能な、前記第1の電極および前記第2の電極のいずれかを含む構成が装着されたか否かにより、前記2極構成であるか、または、前記3極構成であるかを判定し、判定結果に応じて、前記切り替え部の動作を設定させるようにすることができる。
前記第1の電極および前記第2の電極のいずれかを含む構成には、前記送受信装置がスマートフォンであるときの、前記スマートフォンに装着されるジャケット、または、前記送受信装置が腕時計型であるときの、前記腕時計の蓋を含ませるようにすることができる。
前記送信部および前記受信部を構成する回路が設けられた回路基板の電極として機能するGndパターンを有する回路基板Gndと、前記回路基板Gndを除く、前記受信部に、前記第1の電極および前記第2の電極にそれぞれ接続可能な2個の端子とを含ませるようにすることができ、前記回路基板Gndと、前記第1の電極および前記第2の電極である場合、前記切り替え部には、前記2個の端子のうち、前記電極が接続されない端子を前記回路Gndに接地させるようにすることができる。
前記第1の電極、および前記第2の電極には、人体側電極、および空間側電極を含ませるようにすることができる。
本開示の一側面の送受信方法は、人体を通信媒体とした、信号の送信時に使用する送信部と、前記人体を通信媒体とした、前記信号の受信時に使用する受信部とを含む送受信装置の送受信方法であって、電極構成に応じて、前記送信部および前記受信部の回路構成を切り替えるステップを含む送受信方法である。
本開示の一側面のプログラムは、人体を通信媒体とした、信号の送信時に使用する送信部と、前記人体を通信媒体とした、前記信号の受信時に使用する受信部と、電極構成に応じて、前記送信部および前記受信部の回路構成を切り替える切り替え部としてコンピュータを機能させるプログラムである。
本開示の一側面よれば、人体を通信媒体とした、信号の送信時に使用する送信部と、前記人体を通信媒体とした、前記信号の受信時に使用する受信部との回路構成が電極構成に応じて切り替えられる。
本開示の一側面によれば、人体通信における送受信装置の構成において、必要とされる電極構成に応じて、同一の回路構成を切り替えて使用することが可能となる。
従来の送受信装置の構成を説明する図である。 図1の送受信装置における2極構成と3極構成とを説明する図である。 従来の送受信装置において接続端子が2個である場合の3極構成のときの構成例を説明するブロック図である。 従来の送受信装置において接続端子が2個である場合の2極構成のときの構成例を説明するブロック図である。 従来の送受信装置において接続端子が1個である場合の3極構成と2極構成のときの構成例を説明するブロック図である。 本開示の送受信装置の外観を説明する外観斜視図である。 図6の送受信装置の第1の実施の形態の3極構成のときの構成例を説明する図である。 図6の送受信装置の第1の実施の形態の2極構成のときの構成例を説明する図である。 図7,図8の送受信装置のスイッチ設定処理を説明するフローチャートである。 図7,図8の送受信装置のスイッチ制御処理を説明するフローチャートである。 図6の送受信装置の第2の実施の形態の3極構成のときの構成例を説明する図である。 図6の送受信装置の第2の実施の形態の2極構成のときの構成例を説明する図である。 図11,図12の送受信装置のスイッチ制御処理を説明するフローチャートである。 図6の送受信装置の第2の実施の形態の変形例の3極構成のときの構成例を説明する図である。 図6の送受信装置の第2の実施の形態の変形例の2極構成のときの構成例を説明する図である。 図14,図15の送受信装置のスイッチ制御処理を説明するフローチャートである。 本開示の第3の実施の形態の送受信装置の外観を説明する外観斜視図である。 図17の送受信装置の第3の実施の形態の3極構成のときの構成例を説明する図である。 図17の送受信装置の第3の実施の形態の2極構成のときの構成例を説明する図である。 図18,図19の送受信装置のスイッチ制御処理を説明するフローチャートである。 図17の送受信装置の第3の実施の形態の変形例の3極構成のときの構成例を説明する図である。 図17の送受信装置の第3の実施の形態の変形例の2極構成のときの構成例を説明する図である。 本開示の第4の実施の形態の送受信装置の外観を説明する外観斜視図である。 図23の送受信装置の第4の実施の形態の3極構成のときの構成例を説明する図である。 図23の送受信装置の第4の実施の形態の2極構成のときの構成例を説明する図である。 図24,図25の送受信装置のスイッチ制御処理を説明するフローチャートである。 汎用のパーソナルコンピュータの構成例を説明する図である。
以下に添付図面を参照しながら、本開示の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
<従来の人体通信を利用した通信システム>
図1は、本開示の技術を適用した人体通信を利用した通信システムの構成例を示す図である。
図1において、通信システム11は、送信装置31、受信装置32、および通信媒体33により構成され、送信装置31と受信装置32とが通信媒体33を介して信号を送受信するシステムである。つまり、通信システム11において、送信装置31より送信された信号は、通信媒体33を介して伝送され、受信装置32により受信される。
送信装置31は、送信基準電極51、送信信号電極52、および送信部53を有している。送信信号電極52は、通信媒体33を介して伝送させる信号を送信するために設けられた電極対の一方の電極であり、その電極対の他方の電極である送信基準電極51よりも通信媒体33に対して静電結合が強くなるように設けられる。送信部53は、送信信号電極52と送信基準電極51との間に設けられ、これらの電極間に受信装置32へ伝達したい電気信号(電位差)を与える。
受信装置32は、受信基準電極71、受信信号電極72、および受信部73を有している。受信信号電極72は、通信媒体33を介して伝送される信号を受信するために設けられた電極対の一方の電極であり、その電極対の他方の電極である受信基準電極71よりも通信媒体33に対して静電結合が強くなるように設けられる。受信部73は、受信信号電極72と受信基準電極71との間に設けられ、通信媒体33を介して伝送される信号によってこれらの電極間に生じた電気信号(電位差)を検知し、その電気信号を所望の電気信号に変換し、送信装置31の送信部53で生成された電気信号を復元する。
通信媒体33は、電気信号を伝達可能な物理的特性を有する物質、例えば、導電体や誘電体等により構成される。例えば、通信媒体33は、銅、鉄、またはアルミ等の金属に代表される導電体、純水、ゴム、ガラス等に代表される誘電体、または、これらの複合体である生体等や、食塩水等の電解液のように、導体としての性質と誘電体としての性質を併せ持つ素材により構成される。また、この通信媒体33の形状はどのようなものであってもよく、例えば、線状、板状、球状、角柱、または円柱等であってもよく、さらにこれら以外の任意の形状であってもよい。
このような構成により、送信装置31の送信信号電極52より通信媒体33である人体を経由して、受信装置32の受信信号電極72に微弱な電流が流れる。この信号が流れる経路を人体側経路と称するものとする。
また、人体側経路で送信装置31から受信装置32に流れた信号電流は、同じ量が受信装置32から送信装置31に戻る。通信媒体33である人体からみて離れた位置に設けられた受信基準電極71より、周辺空間の電界を変化せて、送信基準電極51により電気信号を伝達させる。この経路を空間側経路と称するものとする。
<送信装置および受信装置の構成>
送信装置31および受信装置32は、大きく2種類の構成が提案されており、一方が、図2の上段で示されるような2極構成(シングル電極)であり、他方が、図2の下段で示されるような3極構成(差動電極)である。
2極構成では、送信装置31が、電気信号を発生する送信部53より送信信号電極52を構成する電極と、送信基準電極51に対応する電極とから構成される。また、2極構成では、受信装置32が、電気信号を受信する受信部73より受信信号電極72を構成する電極と、受信基準電極71に対応する電極とから構成される。
これに対して、3極構成では、送信装置31が、電気信号を発生する送信部53より送信信号電極52を構成する電極、および、送信基準電極51に対応する電極に加えて、回路基板91からなる電極を加えた構成とされている。また、受信装置32が、電気信号を受信する受信部73より受信信号電極72を構成する電極、および受信基準電極71に対応する電極に加えて、回路基板101からなる電極を加えた構成とされている。
この2極構成と3極構成とにおいては、通信特性が異なり、送信時と受信時とにおける優位性が異なる。すなわち、送信時においては、3極構成である方が、2極構成よりも有利な通信特性となるが、受信時においては、2極構成である方が、3極構成よりも有利な通信特性となる。
<従来の送受信装置の構成例>
図3の機能ブロック図を参照して、従来の送受信装置111により実現される機能について説明する。
送受信装置111は、空間側電極121、人体側電極122、IC150よりなる回路基板(回路基板電極(回路基板Gnd))131を備えている。また、IC150は、ドライバ141a,141b、受信入力アンプ(LNA:Low Noise Amplifier)142、スイッチ(SW)151,152、送信信号処理部161、および受信信号処理部162を備えている。
送信信号処理部161は、送信信号をドライバ141a,141b、および、スイッチ(SW)151,152を制御して、空間側電極121、回路基板131、および人体側電極122の3極構成で送信する。
スイッチ151は、IC150上の接続端子171−2および回路基板131上の端子181を介した、ドライバ141aと空間側電極121との電気的な接続を切り替える。スイッチ152は、IC150上の接続端子172−2および回路基板131上の端子182を介した、ドライバ141bと人体側電極122との電気的な接続を切り替える。より詳細には、スイッチ151,152は、送信時にはオンに制御され、受信時にはオフに制御される。
受信入力アンプ142の一方の端子は、IC150上の接続端子171−1および端子181を介して空間側電極121に接続されており、他方の端子は、IC150上の接続端子172−1および端子182を介して人体側電極122に接続されている。受信信号処理部162は、受信入力アンプ142の出力信号を受信信号として信号処理する。受信信号処理部162は、空間側電極121、回路基板131、および人体側電極122の3極構成で受信する。
ところで、送受信装置111は、図3で示されるような3極構成が必要とされる場合のみではなく、2極構成が必要とされることもある。3極構成のものと、2極構成のものとを用途に応じてそれぞれ製造すると、生産ラインなどをそれぞれ設ける必要があり、結果として、コストアップになってしまう恐れがある。
そこで、図3の送受信装置111は、スイッチ等の切り替えにより2極構成にも、3極構成にもなり得る構成とされている。
すなわち、図3の送受信装置111については、例えば、図4で示されるように、人体側電極122を取り除くことで、2極構成とすることができる。
すなわち、図4で示されるように、図3の人体側電極122は、端子182と共に取り除かれた状態となり、接続端子172−1はGndに接地され、接続端子172−2は、開放状態とされる。
結果として、図3および図4で示されるように、送受信装置111は、3極構成としても、2極構成としても使用することが可能とされている。
ところで、図5の上段で示されるように、接続端子171−1,171−2、および、172−1,172−2が、それぞれ合体した接続端子171,172とされると、接続端子の数を減らすことができるので、コストを低減することが可能となる。
図5の上段の場合、送受信装置111は、3極構成の装置として機能することが可能となる。
しかしながら、図5の上段で示される送受信装置111を2極構成の送受信装置111として機能させようとした場合、いずれかの電極と接続されない状態となった接続端子の処置を考える必要がある。
例えば、図5の中段で示されるように、端子182および人体側電極122を取り外したのみの場合、接続端子172は開放状態となる。この場合、接続端子172がハイインピーダンスの状態となり、受信信号処理部162は、ノイズを拾いやすい状態となる。
また、図5の下段で示されるように、接続端子172を接地することも考えられる。この場合、ドライバ141bに対して出力電流が過大になる恐れがあり、ドライバ141bが破壊される恐れがある。
本開示の送受信装置111は、このように従来において、接続端子171−1,171−2、および、172−1,172−2が、それぞれ合体した接続端子171,172とされた場合でも、送受信装置111が搭載される装置の構成に応じて、適切に3極構成および2極構成を同一の回路構成で切り替えて使用できるようにするものである。以降において、本開示の送受信装置111について説明する。
<本開示の送受信装置の外観構成例>
図6は、本開示の3極構成および2極構成を同一の回路で切り替えて使用できるようにした送受信装置111の外観構成例を示したものである。
本開示の送受信装置111は、例えば、円盤状の外観構成とされており、図6の左上部における上面が人体からなる通信媒体33に非接触の空間側電極121とされ、図6の左上部における下面が人体からなる通信媒体33に接触する人体側電極122とされている。
さらに、図6の左下部からなる概略断面図で示されるように、空間側電極121と人体側電極122との間には、回路基板131が設けられている。尚、空間側電極121、人体側電極122、および、回路基板131は、それぞれ図2の送信装置31における、送信基準電極51、送信信号電極52、および、回路基板91であり、受信装置32の受信基準電極71、受信信号電極72、および、回路基板101に対応するものである。
このため、例えば、図6の右部で示されるように、送受信装置111は、ベルト112に腕時計のように取り付けられることで、人体に装着されるウェアラブル端末として機能させることもできる。すなわち、この場合、ベルト112を使用して、送受信装置111を装着した場合、人体側電極122は、ベルト112を装着した人体の腕に接触した状態となり、その反対面となる空間側電極121は、空間にさらされた状態となる。
<本開示の送受信装置の詳細な構成例>
次に、図7,図8を参照して、本開示の送受信装置111の詳細な構成例について説明する。
尚、図7,図8の送受信装置111の構成において、図5の送受信装置111の構成と同一の機能を備えた構成については、同一の符号、および同一の名称を付しており、その説明については適宜省略するものとする。
すなわち、図7,図8の送受信装置111において、図5の上段における送受信装置111と異なる点は、スイッチ(SW)制御部153を設けた点である。
スイッチ(SW)制御部153は、スイッチ(SW)151,152のオンまたはオフを制御するものである。スイッチ制御部153は、送受信動作時には自律動作し、図7の左部で示されるように、送信時には、スイッチ(SW)151,152をオンに制御し、受信時には、スイッチ(SW)151,152をオフに制御する。これにより、3極構成である場合には、送信時および受信時における動作を安定的に実現することができる。
また、スイッチ制御部153は、製造時にスイッチ設定装置221によりスイッチ152の固定的な動作が設定される。すなわち、スイッチ設定装置221は、送受信装置111の外部に設けられており、製造時において、ユーザにより操作される操作部222の操作内容に応じて、スイッチ制御部153の動作を設定する。
より詳細には、スイッチ設定装置221は、操作部222により操作され、送受信装置111が搭載される装置に適合する電極構成が、図7で示されるような3極構成の場合、スイッチ制御部153の自律動作をそのまま実行させるように設定する。すなわち、スイッチ設定装置221は、図7の左部で示されるように、送信時には、スイッチ(SW)151,152をオンに制御し、受信時にはスイッチ(SW)151,152をオフに制御するようにスイッチ制御部153の動作を設定する。
また、スイッチ設定装置221は、操作部222により操作され、送受信装置111が搭載される装置に適合する電極構成が、図8で示されるような2極構成の場合、スイッチ制御部153の自律動作の一部を規制し、スイッチ制御部153の動作を、図8の左部で示されるように、送信時には、スイッチ(SW)151をオンに制御し、受信時には、スイッチ(SW)151をオフに制御し、スイッチ152を固定的にオフに制御するように設定する。尚、図8の左部において、固定的に設定された設定については、白抜きの表示とされている。
尚、図8の2極構成においては、人体側電極122および端子182が取り除かれ、さらに、接続端子172が接地されている。
<図7,図8の送受信装置によるスイッチ設定処理>
次に、図9のフローチャートを参照し、図7,図8のスイッチ設定装置112による送受信装置111のスイッチ制御部153のスイッチ設定処理について説明する。
ステップS1において、スイッチ設定装置112は、送受信装置111が搭載される装置の電極構成が、2極構成であることを示す情報が、操作部222により操作されて入力されたか否かを判定し、2極構成であることを示す情報が入力された場合、処理は、ステップS2に進む。
ステップS2において、ユーザにより操作部222が操作され、操作内容に応じて、スイッチ設定装置112は、スイッチ152を固定的にオフの状態に設定する。この処理により、図8で示されるような2極構成である場合、スイッチ制御部153は、自律動作する際、送信時にスイッチ151をオンに制御し、受信時にスイッチ151をオフに制御し、スイッチ152を固定的にオフにする。ステップS1において、2極構成であることを示す情報が入力されない場合、ステップS2の処理は、スキップされる。
ステップS3において、スイッチ設定装置112は、送受信装置111が搭載される装置の電極構成が、3極構成であることを示す情報が、操作部222により操作されて入力されたか否かを判定し、3極構成であることを示す情報が入力された場合、処理は、ステップS4に進む。
ステップS4において、ユーザにより操作部222が操作され、操作内容に応じて、スイッチ設定装置112は、スイッチ152を自律動作させるように設定する。この処理により、図7で示されるような3極構成である場合、スイッチ制御部153は、スイッチ151,152を自律動作させる。また、ステップS3において、3極構成であることを示す情報が入力されない場合、ステップS4の処理は、スキップされる。この処理により、図7で示されるような3極構成である場合、スイッチ制御部153は、基本的な自律動作をそのまま動作するように設定し、送信時にスイッチ151,152をオンに制御し、受信時にスイッチ151,152をオフに制御する。
ステップS5においては、スイッチ設定装置112は、終了が操作部222により指示されたか否かを判定し、終了が指示されない場合、処理は、ステップS1に戻り、それ以降の処理が繰り返される。そして、ステップS5において、終了が指示された場合、処理は、終了する。
すなわち、終了が指示されるまで、スイッチ制御部153を2極構成および3極構成のいずれにも切り替えて設定することが可能となる。
<スイッチ制御処理>
次に、図10のフローチャートを参照して、スイッチ制御部153による自律動作であるスイッチ制御処理について説明する。
ステップS11において、スイッチ制御部153は、送信時であるか否かを判定し、送信時である場合、処理は、ステップS12に進む。
ステップS12において、スイッチ制御部153は、スイッチ151,152をオンに制御する。尚、ステップS11において、送信時ではないとみなされた場合、ステップS12の処理はスキップされる。
ステップS13において、スイッチ制御部153は、受信時であるか否かを判定し、受信時である場合、処理は、ステップS14に進む。
ステップS14において、スイッチ制御部153は、スイッチ151,152をオフに制御する。尚、ステップS13において、受信時ではないとみなされた場合、ステップS13の処理はスキップされる。
ステップS15において、スイッチ制御部153は、動作終了か否かを判定し、動作終了ではない場合、処理は、ステップS11に戻り、それ以降の処理が繰り返される。すなわち、送信時および受信時のそれぞれの状態に最適な状態になるようにスイッチ151,152の動作が制御される。そして、ステップS15において、動作終了が指示された場合、動作が終了する。
以上の動作により、3極構成の場合、スイッチ制御部153の自律動作により、スイッチ151,152の動作が、送信時および受信時のそれぞれに適切な状態に制御される。ただし、2極構成の場合、上述したスイッチ設定処理により、スイッチ152の動作が固定的にオフの状態に規制されることになるので、スイッチ制御部153の自律動作により、スイッチ151の動作のみが制御され、送信時にオンに制御され、受信時にオフに制御される。
すなわち、製造時のスイッチ設定処理により、3極構成である場合には、スイッチ制御処理で自律動作によりスイッチ151,152の動作が制御され、送信時にオンとされ、受信時にオフとされる。また、製造時のスイッチ設定処理により、2極構成である場合には、スイッチ152の動作が規制されて、固定的にオフとされ、スイッチ制御処理で自律動作によりスイッチ151のみの動作が制御され、送信時にオンとされ、受信時にオフとされる。
結果として、必要とされる電極構成に応じて、同一の送受信装置111の電極構成を切り替えて使用することが可能となる。
<第2の実施の形態>
以上においては、2極構成において、人体側電極122および端子182を取り除き、さらに、接続端子172を接地することで対応する例について説明してきたが、電極構成に応じて、2極構成の場合にスイッチにより接続端子172を接地電位に切り替えられるようにしてもよい。
図11,図12は、電極構成に応じて、2極構成の場合にスイッチにより接続端子172を接地電位に切り替えられるようにした送受信装置111の構成例を示している。尚、図11,図12の送受信装置111において、図7,図8の送受信装置111と同一の機能を備えた同一の構成については、同一の符号、および同一の名称を付しており、その説明は適宜省略するものとする。
すなわち、図11,図12の送受信装置111において、図7,図8の送受信装置111と異なる点は、接続端子172に接続された配線が、スイッチ201を介して接地され、スイッチ設定装置112および操作部222に代えて、スイッチ設定装置231および操作部232が設けられている点である。
すなわち、図11で示されるように、3極構成においては、スイッチ設定装置231によりスイッチ201が固定的にオフに制御されることで、接続端子172は、人体側電極122と同電位とされる。また、図12で示されるように、2極構成においては、スイッチ設定装置231によりスイッチ201が固定的にオンに制御されることで、接続端子172は、接地電位に設定される。尚、スイッチ設定装置231は、スイッチ設定装置112と同様に、スイッチ制御部153のスイッチ設定処理を実行するが、上述した処理と同様であるので、その説明は省略する。
<図11,図12の送受信装置によるスイッチ設定処理>
次に、図13のフローチャートを参照し、図11,図12の送受信装置111のスイッチ制御部231のスイッチ設定処理について説明する。
ステップS31において、スイッチ設定装置231は、送受信装置111が搭載される装置の電極構成が、3極構成であることを示す情報が、操作部232により操作されて入力されたか否かを判定し、3極構成であることを示す情報が入力された場合、処理は、ステップS32に進む。
ステップS32において、ユーザにより操作部222が操作され、操作内容に応じて、スイッチ設定装置231は、スイッチ201を固定的にオフの状態に設定する。また、スイッチ制御部231は、スイッチ制御部153を制御して、スイッチ152の固定的なオフを解除して、自律動作させるように設定する。この処理により、図11で示されるように、接続端子172は、人体側電極122と同電位の状態とされ、3極構成とされる。尚、ステップS31において、3極構成ではない場合、ステップS32の処理がスキップされる。
ステップS33において、スイッチ設定装置231は、送受信装置111が搭載される装置の電極構成が、2極構成であることを示す情報が、操作部232により操作されて入力されたか否かを判定し、2極構成であることを示す情報が入力された場合、処理は、ステップS34に進む。
ステップS34において、ユーザにより操作部232が操作され、操作内容に応じて、スイッチ設定装置231は、スイッチ201を固定的にオンの状態に設定する。また、スイッチ制御部231は、スイッチ制御部153を制御して、スイッチ152を固定的にオンにするように設定する。この処理により、図12で示されるように、接続端子172は、接地電位とされ、2極構成とされる。
ステップS35においては、スイッチ設定装置231は、終了が操作部232により指示されたか否かを判定し、終了が指示されない場合、処理は、ステップS31に戻り、それ以降の処理が繰り返される。そして、ステップS35において、終了が指示された場合、処理は、終了する。
すなわち、製造時等において、終了が指示されるまで、スイッチ制御部201を2極構成および3極構成のいずれにも切り替えて設定することが可能となる。
以上の処理により、3極構成から2極構成に変化させる際、接続端子172を接地電位にする手間を省略することが可能となる。
<第2の実施の形態の変形例>
以上においては、電極構成に応じて、電極構成に応じて、スイッチにより接続端子172を人体側電極122と等電位とするか接地電位とするかのいずれかに切り替えられるようにする例について説明してきた。しかしながら、接続端子172と受信入力アンプ142との配線上に、受信入力アンプ142と接続端子172とを接続するか、または、受信入力アンプ142を接地するかを切り替えるスイッチを設けるようにしてもよい。
図14,図15は、電極構成に応じて、受信入力アンプ142と接続端子172との配線上に、受信入力アンプ142と接続端子172とを接続するか、または、受信入力アンプ142を接地するかを切り替えるスイッチを設けるようにした送受信装置111の構成例を示している。尚、図14,図15の送受信装置111において、図11,図12の送受信装置111と同一の機能を備えた同一の構成については、同一の符号、および同一の名称を付しており、その説明は適宜省略するものとする。
すなわち、図14,図15の送受信装置111において、図11,図12の送受信装置111と異なる点は、受信入力アンプ142と接続端子172とを接続する配線上に、受信入力アンプ142と接続端子172とを接続するか、または、受信入力アンプ142を接地するかを切り替えるスイッチ211が設けられ、スイッチ設定装置231および操作部231に代えて、スイッチ設定装置241および操作部242が設けられている点である。
すなわち、図14で示されるように、3極構成においては、スイッチ設定装置241によりスイッチ211が、固定的に受信入力アンプ142と接続端子172とを接続するように制御されることで、接続端子172は、人体側電極122と同電位とされる。また、図15で示されるように、2極構成においては、スイッチ設定装置241によりスイッチ211が固定的に受信入力アンプ142を接地することで、受信入力アンプ142は、接地電位に設定される。
<図14,図15の送受信装置によるスイッチ設定処理>
次に、図16のフローチャートを参照し、図14,図15の送受信装置111のスイッチ制御部241のスイッチ設定処理について説明する。
ステップS51において、スイッチ設定装置241は、送受信装置111が搭載される装置の電極構成が、3極構成であることを示す情報が、操作部242により操作されて入力されたか否かを判定し、3極構成であることを示す情報が入力された場合、処理は、ステップS52に進む。
ステップS52において、ユーザにより操作部242が操作され、操作内容に応じて、スイッチ設定装置241は、スイッチ211を固定的に、受信入力アンプ142と接続端子172とを接続するように設定する。また、スイッチ制御部241は、スイッチ制御部153を制御して、スイッチ152の固定的なオフを解除して、自律動作させるように設定する。この処理により、図14で示されるような3極構成である場合、受信入力アンプ142は、人体側電極122と同電位の状態とされ、3極構成とされる。尚、ステップS51において、3極構成ではない場合、ステップS52の処理がスキップされる。
ステップS53において、スイッチ設定装置241は、送受信装置111が搭載される装置の電極構成が、2極構成であることを示す情報が、操作部242により操作されて入力されたか否かを判定し、2極構成であることを示す情報が入力された場合、処理は、ステップS54に進む。
ステップS54において、ユーザにより操作部242が操作され、操作内容に応じて、スイッチ設定装置241は、スイッチ211が固定的に受信入力アンプ142を接地するように設定する。また、スイッチ制御部241は、スイッチ制御部153を制御して、スイッチ152を固定的にオフにするように設定する。この処理により、図15で示されるような2極構成である場合、受信入力アンプ142は、接地電位とされ、2極構成とされる。
ステップS55においては、スイッチ設定装置241は、終了が操作部242により指示されたか否かを判定し、終了が指示されない場合、処理は、ステップS51に戻り、それ以降の処理が繰り返される。そして、ステップS55において、終了が指示された場合、処理は、終了する。
すなわち、終了が指示されるまで、スイッチ制御部211を2極構成および3極構成のいずれにも切り替えて設定することが可能となる。
以上の処理により、3極構成から2極構成に変化させる際、接続端子172を接地電位にする手間を省略することが可能となる。
<第3の実施の形態>
以上においては、図6を参照して説明したリストバンド型の送受信装置の構成例について説明してきたが、いわゆる、スマートフォン型のものであってもよく、スマートフォン型の送受信装置を2極構成とし、さらに、ジャケットと呼ばれる人体側電極122を内蔵したものをスマートフォン型の送受信装置に装着して、3極構成とするようにしてもよい。
図17は、スマートフォン型の送受信装置111の外観構成例を示している。
スマートフォン型の送受信装置111の前面部111aには、図示しないがタッチパネルや操作ボタンなどが設けられている。また、送受信装置111の背面部111bには、図中の下部に箱型のジャケット271設けられた人体側電極122と電気的に接続された配線ともなる凸状の端子281と、ジャケット271がスマートフォン型の送受信装置111と一体となったことを示す凸状の端子282とを、それぞれ挿通させることで接続される穴状の端子301,302が設けられている。スマートフォン型の送受信装置111は、上面端部に空間側電極121が設けられている。
ジャケット271は、人体側電極122を内蔵した箱状のものであり、スマートフォン型の送受信装置111の背面部111bの全体を覆い隠すように、かつ、送受信装置111を内包するようにスマートフォン型の送受信装置111に装着される。このとき、上述した凸状の端子281,282がそれぞれ穴状の端子301,302に挿通されて接続される。また、ジャケット271に内蔵される人体側電極122は、送受信装置111の上面部に設けられた空間側電極121を覆い隠さない構成とされ、このような構成により、ジャケット271が、送受信装置111に装着された状態でも、空間側電極121と人体側電極122とが干渉しない。
ジャケット271が送受信装置111に装着されると、背面部111bは、ジャケット271により覆い隠されて、ユーザは、ジャケット271を介して送受信装置111を把持することになる。結果として、ジャケット271が、人体側電極122として機能することになる。
<図17の送受信装置の構成例>
次に、図18,図19のブロック図を参照して、図17の送受信装置111の構成例について説明する。
図18,図19の送受信装置111において、図11,図12の送受信装置111における構成と、同一の機能を備えた構成については、同一の符号、および同一の名称を付しており、その説明は適宜省略するものとする。
すなわち、図18,図19の送受信装置111において、図11,図12の送受信装置111と異なる点は、送受信設定装置231、および操作部232に代えて、スイッチ(SW)設定部321を備えている点と、接続端子172が、人体側電極122と電気的に接続されるための、回路基板131上の端子351、および穴状の端子301、並びに、スイッチ設定部321が、ジャケット271の端子281と接続されるための、接続端子331、回路基板131上の端子352、および穴状の端子302が設けられている点である。
スイッチ設定部321は、ジャケット271がスマートフォン型の送受信装置111に装着されると端子282を介して接続されているか否かを判定し、判定結果に応じて、スイッチ201のオン、またはオフを設定する。
より詳細には、図18で示されるように、スイッチ設定部321は、端子331を介して、端子282が接続されていないことを認識すると、ジャケット271が送受信装置111に装着されていないものとみなし、全体として2極構成であることを認識する。このとき、スイッチ設定部321は、スイッチ201をオンに設定する。
また、図19で示されるように、スイッチ設定部321は、端子331を介して、端子282が接続されていることを認識すると、ジャケット271に内蔵される人体側電極122の端子281と端子301とが接続されて、ジャケット271が送受信装置111に装着されたものとみなし、全体として3極構成であることを認識する。このとき、スイッチ設定部321は、スイッチ201をオフに制御する。さらに、スイッチ設定部321は、2極構成であるときには、スイッチ153を固定的にオフとするように設定する。
<図18,図19の送受信装置によるスイッチ設定処理>
次に、図20のフローチャートを参照し、図18,図19の送受信装置111のスイッチ設定部321のスイッチ設定処理について説明する。
ステップS71において、スイッチ設定部321は、端子331が端子282と接続されているか否かを判定することで、人体側電極122を内蔵したジャケット271の端子281が端子301と接続し、3極構成であるか否かを判定する。ステップS71において、3極構成であると判定された場合、処理は、ステップS72に進む。
ステップS72において、スイッチ設定部321は、スイッチ201を固定的にオフの状態に設定する。また、スイッチ設定部321は、スイッチ制御部153を制御して、スイッチ152を固定的にオフにするように設定する。この処理により、図18で示されるようなジャケット271が送受信装置111に装着された3極構成である場合、接続端子172は、人体側電極122と同電位の状態とされ、3極構成とされる。尚、ステップS71において、3極構成ではない場合、ステップS72の処理がスキップされる。
ステップS73において、スイッチ設定部321は、端子321が端子282と接続されているか否かを判定することで、人体側電極122を内蔵したジャケット271の端子281が端子301と接続しておらず、2極構成であるか否かを判定する。ステップS73において、2極構成であると判定された場合、処理は、ステップS74に進む。
ステップS74において、スイッチ設定部321は、スイッチ201を固定的にオンの状態に設定する。また、スイッチ設定部321は、スイッチ制御部153を制御して、スイッチ152の固定的なオフを解除して、自律動作させるように設定する。この処理により、図19で示されるようなジャケット271が送受信装置111に装着されていない2極構成である場合、接続端子172は、接地電位の状態とされ、2極構成とされる。尚、ステップS73において、2極構成ではない場合、ステップS74の処理がスキップされる。
ステップS75においては、スイッチ設定部321は、終了が指示されたか否かを判定し、終了が指示されない場合、処理は、ステップS71に戻り、それ以降の処理が繰り返される。そして、ステップS75において、終了が指示された場合、処理は、終了する。
以上の処理により、ジャケット271がスマートフォン型の送受信装置111に対して装着されているか否かで、3極構成か2極構成であるかを判定し、切り替えて使用することが可能となる。また、この結果、ジャケット271が装着されることにより、3極構成とされ、送信処理時の感度を2倍程度まで向上させることが可能となる。
<第3の実施の形態の変形例>
以上においては、スイッチ設定部321が、端子331,352,302を介して、ジャケット282と接続されているか否かを判定し、判定結果に応じて、スイッチ201を制御する例について説明してきたが、例えば、具体的には、図21,図22で示されるような構成により、スイッチ設定部321’に入力されるHigh、またはLowの信号のいずれかにより動作を切り替えるようにしてもよい。
すなわち、端子331とスイッチ設定部321’との間に、抵抗381により設定される所定の電圧よりも低い所定のリファレンスが設定されたコンパレータ382と電源VDDとを抵抗381を介して接続すると共に、回路基板131の接地電位に接続された端子361および端子302の近傍に端子371を設けるようにし、凸状の端子282を備えたジャケット271に代えて端子371と端子302とを跨いで接続可能な端子282’を備えたジャケット271’を設けるようにする。
このような構成により、図21で示されるように、ジャケット271’が装着されていない場合、端子302が解放状態とされることにより、コンパレータ382には、電源VDDより抵抗381により設定される所定の電圧が印加されることによりHigh信号が出力されて、これにより、スイッチ設定部321’が、2極構成であることを認識して、スイッチ201をオンに設定する。
同様に、図22で示されるように、ジャケット271が装着された場合、端子302が接地状態とされることにより、コンパレータ382には、接地電位が印加されることによりLow信号が出力されて、これにより、スイッチ設定部321’が、3極構成であることを認識して、スイッチ201をオフに設定する。
このような構成により、ジャケット271’の装着の有無を検出して、スイッチ201のオンオフを制御するようにしてもよい。尚、スイッチ制御処理については、図20のフローチャートを参照して説明した処理と同様であるので、その説明は省略する。
<第4の実施の形態>
以上においては、スマートフォン型の送受信装置111について説明してきたが、例えば、図23の左部で示されるような腕時計型の送受信装置111を2極構成とするようにしてもよい。さらに、図23の右部で示されるように、表面となる液晶面403の上に、すなわち、空間側に、空間側電極122を内蔵する蓋421を設け、蓋421の有無で電極構成を切り替えるようにしてもよい。
図23は、腕時計型の送受信装置111の外観構成例を示している。
腕時計型の送受信装置111は、空間側電極121が設けられていない2極構成とされている。また、腕時計型の送受信装置111の側面には、図中の右部で示される蓋421に設けられた空間側電極121と電気的に接続された配線ともなる凸状の端子421a(図24,図25)と、蓋421が腕時計型の送受信装置111と一体となったことを示す凸状の端子421b(図24,図25)とを、それぞれ挿通させて接続する穴状の端子401,402が設けられている。腕時計型の送受信装置111は、下面端部に人体側電極122が設けられている。
蓋421は、空間側電極121を内蔵したものであり、腕時計型の送受信装置111の液晶面403を覆い隠すように腕時計型の送受信装置111に装着される。このとき、上述した凸状の端子421a,421bがそれぞれ穴状の端子401,402に挿通される。
<図23の送受信装置の構成例>
次に、図24,図25のブロック図を参照して、図23の送受信装置111の構成例について説明する。
図24,図25の送受信装置111において、図7,図8の送受信装置111における構成と、同一の機能を備えた構成については、同一の符号、および同一の名称を付しており、その説明は適宜省略するものとする。
すなわち、図24,図25の送受信装置111において、図7,図8の送受信装置111と異なる点は、スイッチ(SW)制御部421を備えている点と、接続端子171が、空間側電極121の端子421aと電気的に接続されるための、回路基板131上の端子181、および穴状の端子401、並びに、スイッチ設定部431が、蓋421の端子421bと接続されるための、接続端子441、回路基板131上の端子451、および穴状の端子402が設けられている点である。
すなわち、図24で示されるように、蓋421のない2極構成においては、スイッチ設定部431によりスイッチ471が固定的にオンに制御されることで、接続端子171は、接地電位とされる。また、図25で示されるように、蓋421が装着された3極構成においては、スイッチ設定部431によりスイッチ471が固定的にオフに制御されることで、接続端子171は、空間側電極121と等電位に設定される。
スイッチ設定部431は、蓋421が腕時計型の送受信装置111に装着されると端子421bを介して接続されているか否かを判定し、判定結果に応じて、スイッチ471のオン、またはオフを制御する。
より詳細には、図24で示されるように、スイッチ設定部431は、端子441を介して、端子421bが接続されていないことを認識すると、蓋421が送受信装置111に装着されていないものとみなし、全体として2極構成であることを認識する。このとき、スイッチ設定部431は、スイッチ471をオンに制御する。
また、図25で示されるように、スイッチ設定部431は、端子441を介して、端子421bが接続されていることを認識すると、蓋421に内蔵される空間側電極121の端子421aと端子401とが接続されて、蓋421が送受信装置111に装着されたものとみなし、全体として3極構成であることを認識する。このとき、スイッチ設定部431は、スイッチ471をオフに制御する。
すなわち、図24で示されるように、2極構成においては、スイッチ設定部431によりスイッチ471が固定的にオンに制御されることで、接続端子171は、接地電位に設定される。図25で示されるように、3極構成においては、スイッチ設定部431によりスイッチ471が固定的にオフに制御されることで、接続端子171は、空間側電極121と同電位とされる。
<図24,図25の送受信装置によるスイッチ設定処理>
次に、図26のフローチャートを参照し、図24,図25の送受信装置111のスイッチ設定部431のスイッチ設定処理について説明する。
ステップS91において、スイッチ設定部431は、端子441が端子421bと接続されているか否かを判定することで、空間側電極121を内蔵した蓋421の端子421aが端子401と接続し、3極構成であるか否かを判定する。ステップS91において、3極構成であると判定された場合、処理は、ステップS92に進む。
ステップS92において、スイッチ設定部431は、スイッチ471を固定的にオフの状態に設定する。また、スイッチ設定部431は、スイッチ制御部153を制御して、スイッチ151を自律動作するように設定する。ここでは、スイッチ471がスイッチ151側に設けられているので、スイッチ152ではなく、スイッチ151が自律動作するように設定される。この処理により、図25で示されるような蓋421が送受信装置111に装着された3極構成である場合、接続端子171は、空間側電極121と同電位の状態とされ、3極構成とされる。尚、ステップS91において、3極構成ではない場合、ステップS92の処理がスキップされる。
ステップS93において、スイッチ設定部431は、端子441が端子421bと接続されているか否かを判定することで、空間側電極121を内蔵した蓋421の端子421aが端子401と接続しおらず、2極構成であるか否かを判定する。ステップS93において、2極構成であると判定された場合、処理は、ステップS94に進む。
ステップS94において、スイッチ設定部431は、スイッチ471を固定的にオンの状態に設定する。また、スイッチ設定部431は、スイッチ制御部153を制御して、スイッチ151を固定的にオフにするように設定する。ここでは、スイッチ471がスイッチ151側に設けられているので、スイッチ152ではなく、スイッチ151がオフに設定される。この処理により、図24で示されるような蓋421が送受信装置111に装着されていない2極構成である場合、接続端子171は、接地電位の状態とされ、2極構成とされる。尚、ステップS93において、2極構成ではない場合、ステップS94の処理がスキップされる。
ステップS95においては、スイッチ設定部431は、終了が指示されたか否かを判定し、終了が指示されない場合、処理は、ステップS91に戻り、それ以降の処理が繰り返される。そして、ステップS95において、終了が指示された場合、処理は、終了する。
以上の処理により、蓋421が腕時計型の送受信装置111に対して装着されているか否かで、3極構成か2極構成であるかを判定し、切り替えて使用することが可能となる。また、この結果、蓋421が装着されることにより、3極構成とすることで送信処理時の感度を2倍程度まで向上させることが可能となる。
以上の如く、本開示の人体通信における送受信装置によれば、必要とされる電極構成の変化に応じて、同一の構成で、電極構成を切り替えて使用することが可能となる。
<ソフトウェアにより実行させる例>
ところで、上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるが、ソフトウェアにより実行させることもできる。一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどに、記録媒体からインストールされる。
図27は、汎用のパーソナルコンピュータの構成例を示している。このパーソナルコンピュータは、CPU(Central Processing Unit)1001を内蔵している。CPU1001にはバス1004を介して、入出力インタ-フェイス1005が接続されている。バス1004には、ROM(Read Only Memory)1002およびRAM(Random Access Memory)1003が接続されている。
入出力インタ-フェイス1005には、ユーザが操作コマンドを入力するキーボード、マウスなどの入力デバイスよりなる入力部1006、処理操作画面や処理結果の画像を表示デバイスに出力する出力部1007、プログラムや各種データを格納するハードディスクドライブなどよりなる記憶部1008、LAN(Local Area Network)アダプタなどよりなり、インターネットに代表されるネットワークを介した通信処理を実行する通信部1009が接続されている。また、磁気ディスク(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク(CD-ROM(Compact Disc-Read Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disc)を含む)、光磁気ディスク(MD(Mini Disc)を含む)、もしくは半導体メモリなどのリムーバブルメディア1011に対してデータを読み書きするドライブ1010が接続されている。
CPU1001は、ROM1002に記憶されているプログラム、または磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、もしくは半導体メモリ等のリムーバブルメディア1011ら読み出されて記憶部1008にインストールされ、記憶部1008からRAM1003にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM1003にはまた、CPU1001が各種の処理を実行する上において必要なデータなども適宜記憶される。
以上のように構成されるコンピュータでは、CPU1001が、例えば、記憶部1008に記憶されているプログラムを、入出力インタフェース1005及びバス1004を介して、RAM1003にロードして実行することにより、上述した一連の処理が行われる。
コンピュータ(CPU1001)が実行するプログラムは、例えば、パッケージメディア等としてのリムーバブルメディア1011に記録して提供することができる。また、プログラムは、ローカルエリアネットワーク、インターネット、デジタル衛星放送といった、有線または無線の伝送媒体を介して提供することができる。
コンピュータでは、プログラムは、リムーバブルメディア1011をドライブ1010に装着することにより、入出力インタフェース1005を介して、記憶部1008にインストールすることができる。また、プログラムは、有線または無線の伝送媒体を介して、通信部1009で受信し、記憶部1008にインストールすることができる。その他、プログラムは、ROM1002や記憶部1008に、あらかじめインストールしておくことができる。
なお、コンピュータが実行するプログラムは、本明細書で説明する順序に沿って時系列に処理が行われるプログラムであっても良いし、並列に、あるいは呼び出しが行われたとき等の必要なタイミングで処理が行われるプログラムであっても良い。
また、本明細書において、システムとは、複数の構成要素(装置、モジュール(部品)等)の集合を意味し、すべての構成要素が同一筐体中にあるか否かは問わない。したがって、別個の筐体に収納され、ネットワークを介して接続されている複数の装置、及び、1つの筐体の中に複数のモジュールが収納されている1つの装置は、いずれも、システムである。
なお、本開示の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本開示の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
例えば、本開示は、1つの機能をネットワークを介して複数の装置で分担、共同して処理するクラウドコンピューティングの構成をとることができる。
また、上述のフローチャートで説明した各ステップは、1つの装置で実行する他、複数の装置で分担して実行することができる。
さらに、1つのステップに複数の処理が含まれる場合には、その1つのステップに含まれる複数の処理は、1つの装置で実行する他、複数の装置で分担して実行することができる。
尚、本開示は、以下のような構成も取ることができる。
<1> 人体を通信媒体とした、信号の送信時に使用する送信部と、
前記人体を通信媒体とした、前記信号の受信時に使用する受信部と、
電極構成に応じて、前記送信部および前記受信部の回路構成を切り替える切り替え部と
を含む送受信装置。
<2> 前記電極構成は、3極の電極からなる3極構成および2極の電極からなる2極構成のいずれかである
<1>に記載の送受信装置。
<3> 前記送信部および前記受信部を構成する回路が設けられた回路基板の電極として機能するGndパターンを有する回路基板Gndと、
前記送信部の動作により、差動出力により信号を送信する差動出力により信号を送信する送信ドライバの一方に接続される第1の電極との接続をオンまたはオフにより切り替える第1のスイッチと、前記送信ドライバの他方に接続される第2の電極との接続をオンまたはオフにより切り替える第2のスイッチとを含み、
前記切り替え部は、
前記第1の電極または前記第2の電極のいずれかが接続されない場合、前記2極構成であるものとみなし、前記第1の電極または前記第2の電極のいずれかが接続されない前記第1のスイッチまたは前記第2のスイッチを固定的にオフに設定し、前記第1の電極または前記第2の電極のいずれかが接続された前記第1のスイッチまたは前記第2のスイッチは送信時にオンにさせ、受信時にオフにさせ、
前記第1の電極および前記第2の電極のいずれもが接続された場合、前記3極構成であるものとみなし、前記第1のスイッチ、および前記第2のスイッチは送信時にオンにさせ、受信時にオフにさせる
<2>に記載の送受信装置。
<4> 前記切り替え部は、外部の設定装置により動作が設定され、
前記3極構成であり、前記設定装置により前記第1のスイッチおよび前記第2のスイッチがいずれも固定的にオフに設定されない場合、前記第1のスイッチ、および前記第2のスイッチを送信時にオンにさせ、受信時にオフにさせ、
前記2極構成であり、前記設定装置により前記第1のスイッチまたは前記第2のスイッチが固定的にオフに設定された場合、前記オフに設定されない前記第1のスイッチまたは前記第2のスイッチを送信時にオンにさせ、受信時にオフにさせる
<3>に記載の送受信装置。
<5> 前記切り替え部の動作を設定する設定部をさらに含み、
前記3極構成であり、前記設定部により前記第1のスイッチおよび前記第2のスイッチがいずれも固定的にオフに設定されない場合、前記切り替え部は、前記第1のスイッチ、および前記第2のスイッチを送信時にオンにさせ、前記第1のスイッチ、および前記第2のスイッチを受信時にオフにさせ、
前記2極構成であり、前記設定部により前記第1のスイッチまたは前記第2のスイッチが固定的にオフに設定された場合、前記切り替え部は、前記オフに設定されない前記第1のスイッチまたは前記第2のスイッチを送信時にオンにさせ、受信時にオフにさせる
<3>に記載の送受信装置。
<6> 前記設定部は、前記送受信装置に着脱可能な、前記第1の電極および前記第2の電極のいずれかを含む構成が装着されたか否かにより、前記2極構成であるか、または、前記3極構成であるかを判定し、判定結果に応じて、前記切り替え部の動作を設定する
<5>に記載の送受信装置。
<7> 前記第1の電極および前記第2の電極のいずれかを含む構成は、前記送受信装置がスマートフォンであるときの、前記スマートフォンに装着されるジャケット、または、前記送受信装置が腕時計型であるときの、前記腕時計の蓋を含む
<6>に記載の送受信装置。
<8> 前記送信部および前記受信部を構成する回路が設けられた回路基板の電極として機能するGndパターンを有する回路基板Gndと、
前記回路基板Gndを除く、前記受信部に、前記第1の電極および前記第2の電極にそれぞれ接続可能な2個の端子とを含み、
前記回路基板Gndと、前記第1の電極および前記第2の電極である場合、前記切り替え部は、前記2個の端子のうち、前記電極が接続されない端子を前記回路Gndに接地する
<2>に記載の送受信装置。
<9> 前記第1の電極、および前記第2の電極は、人体側電極、および空間側電極を含む
<3>乃至<8>のいずれかに記載の送受信装置。
<10> 人体を通信媒体とした、信号の送信時に使用する送信部と、
前記人体を通信媒体とした、前記信号の受信時に使用する受信部とを含む送受信装置の送受信方法であって、
電極構成に応じて、前記送信部および前記受信部の回路構成を切り替えるステップを含む
送受信方法。
<11> 人体を通信媒体とした、信号の送信時に使用する送信部と、
前記人体を通信媒体とした、前記信号の受信時に使用する受信部と、
電極構成に応じて、前記送信部および前記受信部の回路構成を切り替える切り替え部と
してコンピュータを機能させるプログラム。
33 通信媒体(人体), 111 送受信装置, 112 ベルト, 121 空間側電極, 122 人体側電極, 131 回路基板, 132 バッテリ, 141,141a,141b 出力ドライバ, 142 受信入力アンプ, 143 スイッチ, 151,152 スイッチ, 153 スイッチ制御部, 154 インピーダンス, 161 送信信号処理部, 162 受信信号処理部, 171 スイッチ, 221 スイッチ設定装置, 222 操作部, 231 スイッチ設定装置, 232 操作部, 241 スイッチ設定装置, 242 操作部, 321,321’ スイッチ設定部, 431 スイッチ設定部

Claims (11)

  1. 人体を通信媒体とした、信号の送信時に使用する送信部と、
    前記人体を通信媒体とした、前記信号の受信時に使用する受信部と、
    電極構成に応じて、前記送信部および前記受信部の回路構成を切り替える切り替え部と
    を含む送受信装置。
  2. 前記電極構成は、3極の電極からなる3極構成および2極の電極からなる2極構成のいずれかである
    請求項1に記載の送受信装置。
  3. 前記送信部および前記受信部を構成する回路が設けられた回路基板の電極として機能するGndパターンを有する回路基板Gndと、
    前記送信部の動作により、差動出力により信号を送信する差動出力により信号を送信する送信ドライバの一方に接続される第1の電極との接続をオンまたはオフにより切り替える第1のスイッチと、前記送信ドライバの他方に接続される第2の電極との接続をオンまたはオフにより切り替える第2のスイッチとを含み、
    前記切り替え部は、
    前記第1の電極または前記第2の電極のいずれかが接続されない場合、前記2極構成であるものとみなし、前記第1の電極または前記第2の電極のいずれかが接続されない前記第1のスイッチまたは前記第2のスイッチを固定的にオフに設定し、前記第1の電極または前記第2の電極のいずれかが接続された前記第1のスイッチまたは前記第2のスイッチは送信時にオンにさせ、受信時にオフにさせ、
    前記第1の電極および前記第2の電極のいずれもが接続された場合、前記3極構成であるものとみなし、前記第1のスイッチ、および前記第2のスイッチは送信時にオンにさせ、受信時にオフにさせる
    請求項2に記載の送受信装置。
  4. 前記切り替え部は、外部の設定装置により動作が設定され、
    前記3極構成であり、前記設定装置により前記第1のスイッチおよび前記第2のスイッチがいずれも固定的にオフに設定されない場合、前記第1のスイッチ、および前記第2のスイッチを送信時にオンにさせ、受信時にオフにさせ、
    前記2極構成であり、前記設定装置により前記第1のスイッチまたは前記第2のスイッチが固定的にオフに設定された場合、前記オフに設定されない前記第1のスイッチまたは前記第2のスイッチを送信時にオンにさせ、受信時にオフにさせる
    請求項3に記載の送受信装置。
  5. 前記切り替え部の動作を設定する設定部をさらに含み、
    前記3極構成であり、前記設定部により前記第1のスイッチおよび前記第2のスイッチがいずれも固定的にオフに設定されない場合、前記切り替え部は、前記第1のスイッチ、および前記第2のスイッチを送信時にオンにさせ、前記第1のスイッチ、および前記第2のスイッチを受信時にオフにさせ、
    前記2極構成であり、前記設定部により前記第1のスイッチまたは前記第2のスイッチが固定的にオフに設定された場合、前記切り替え部は、前記オフに設定されない前記第1のスイッチまたは前記第2のスイッチを送信時にオンにさせ、受信時にオフにさせる
    請求項3に記載の送受信装置。
  6. 前記設定部は、前記送受信装置に着脱可能な、前記第1の電極および前記第2の電極のいずれかを含む構成が装着されたか否かにより、前記2極構成であるか、または、前記3極構成であるかを判定し、判定結果に応じて、前記切り替え部の動作を設定する
    請求項5に記載の送受信装置。
  7. 前記第1の電極および前記第2の電極のいずれかを含む構成は、前記送受信装置がスマートフォンであるときの、前記スマートフォンに装着されるジャケット、または、前記送受信装置が腕時計型であるときの、前記腕時計の蓋を含む
    請求項6に記載の送受信装置。
  8. 前記送信部および前記受信部を構成する回路が設けられた回路基板の電極として機能するGndパターンを有する回路基板Gndと、
    前記回路基板Gndを除く、前記受信部に、前記第1の電極および前記第2の電極にそれぞれ接続可能な2個の端子とを含み、
    前記回路基板Gndと、前記第1の電極および前記第2の電極である場合、前記切り替え部は、前記2個の端子のうち、前記電極が接続されない端子を前記回路Gndに接地する
    請求項3に記載の送受信装置。
  9. 前記第1の電極、および前記第2の電極は、人体側電極、および空間側電極を含む
    請求項3に記載の送受信装置。
  10. 人体を通信媒体とした、信号の送信時に使用する送信部と、
    前記人体を通信媒体とした、前記信号の受信時に使用する受信部とを含む送受信装置の送受信方法であって、
    電極構成に応じて、前記送信部および前記受信部の回路構成を切り替えるステップを含む
    送受信方法。
  11. 人体を通信媒体とした、信号の送信時に使用する送信部と、
    前記人体を通信媒体とした、前記信号の受信時に使用する受信部と、
    電極構成に応じて、前記送信部および前記受信部の回路構成を切り替える切り替え部と
    してコンピュータを機能させるプログラム。
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