JPWO2017221290A1 - アンテナ装置 - Google Patents

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Abstract

地導体5と、一端から他端へと、地導体5から鉛直に伸長し、所定の箇所で地導体5と水平になるように略90度折れ曲がり、長さが使用周波数の略1/4波長である第1の導体101、及び、地導体5に接続した一端から他端へと、地導体5から鉛直に伸長し、所定の箇所で地導体5と水平になるように略90度折れ曲がり、他端が、第1の導体101の他端と同一方向を向くよう、地導体5と第1の導体101との間に配置した第2の導体102、を有する部分アンテナ4つを、地導体5の鉛直方向から見て各々が正方形の各辺に重なる形状に配置し、隣接する部分アンテナの第1の導体の一端間が90度位相差をつけて発振回路により励振されるアンテナ放射部とを備えたことを特徴とするアンテナ装置。

Description

本発明は、小形で広帯域な円偏波放射を特徴とするアンテナ装置に関するものである。
衛星電話サービスや全地球測位システム(GPS)衛星を用いた位置情報サービスなどで用いられる端末は、利用者の動きに柔軟に対応すべく、偏波損が生じにくい円偏波放射アンテナが利用されている。
円偏波を特徴とするアンテナ方式として、スパイラルアンテナやパッチアンテナなどが挙げられる。しかし、これらのアンテナは大型であるため、小形化が求められている。
また、1つのアンテナで複数のシステムを共用したり、多機能化するにあたって、複数の周波数帯を用いたりするための広帯域化も求められている。
これに対し、特許文献1には、4個のL字励振プローブをキャビティ中心に対して周方向に90度毎の位相差をつけて励振することで小型化と薄型化が可能な円偏波放射が可能なアンテナ装置が示されている。
また、特許文献2には、逆Fアンテナと逆Lアンテナを組み合わせることで共振周波数の調整が容易にできる小形で広帯域なアンテナ装置が示されている。
特開2011−3984号公報 特開2003−124742号公報
しかしながら、特許文献1では、小形な円偏波放射が可能なアンテナ装置が開示されているが、広帯域化するための手段に関する記載はされていない。
特許文献2では、小形で広帯域なアンテナ装置が開示されているが、円偏波を放射するための手段に関する記載はされていない。
上記に鑑みて本発明の目的は、小形で広帯域な円偏波放射を可能とするアンテナ装置を提供する点である。
本発明は、上記のような課題を解消するためになされたもので、地導体と、一端から他端へと、前記地導体から鉛直に伸長し、所定の箇所で前記地導体と水平になるように略90度折れ曲がり、長さが使用周波数の略1/4波長である第1の導体、及び、前記地導体に接続した一端から他端へと、前記地導体から鉛直に伸長し、所定の箇所で前記地導体と水平になるように略90度折れ曲がり、前記他端が、前記第1の導体の他端と同一方向を向くよう、前記地導体と前記第1の導体との間に配置した第2の導体、を有する部分アンテナ4つを、前記地導体の鉛直方向から見て各々が正方形の各辺に重なる形状に配置し、隣接する部分アンテナの前記第1の導体の一端間が90度位相差をつけて発振回路により励振されるアンテナ放射部とを備えたことを特徴とするアンテナ装置を提供する。
本発明により、小形で広帯域な円偏波放射するアンテナ装置を提供できる。
本発明の実施形態1におけるアンテナ装置を示す構成図。 本発明の実施形態1における部分アンテナを示す構成図。 本発明の実施形態1におけるアンテナ装置を地導体上空から見た構成図。 本発明の実施形態2におけるアンテナ装置を示す構成図。 本発明の実施形態2における部分アンテナを示す構成図。 本発明の実施形態2におけるアンテナ装置の電気特性を示す図。 本発明の実施形態2におけるアンテナ装置の放射パターンを示す図。 本発明の実施形態3におけるアンテナ装置を示す構成図。 本発明の実施形態3における部分アンテナを示す構成図。 本発明の実施形態4におけるアンテナ装置を示す構成図。 本発明の実施形態4におけるアンテナ装置の電気特性を示す図。 本発明の実施形態4におけるアンテナ装置の放射パターンを示す図。 本発明の実施形態5におけるアンテナ装置を示す構成図。 本発明の実施形態5におけるアンテナ装置の電気特性を示す図。 本発明の実施形態6におけるアンテナ装置を示す構成図。 本発明の実施形態6におけるアンテナ装置の放射パターンを示す図。
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態1によるアンテナ装置を示す構成図である。
図1において、1は第1の部分アンテナ、2は第2の部分アンテナ、3は第3の部分アンテナ、4は第4の部分アンテナ、5は地導体である。
第1の部分アンテナ1、第2の部分アンテナ2、第3の部分アンテナ3と第4の部分アンテナ4は同じ構造をしており、図2を用いて第1の部分アンテナ1について説明する。
なお、第1の部分アンテナ1、第2の部分アンテナ2、第3の部分アンテナ3と第4の部分アンテナ4を合わせてアンテナ放射部と称する。
図2において、5は地導体、101は第1の導体、102は第2の導体、103は給電点である。
第1の導体101は、一端が地導体5から鉛直に伸長し、地導体5と垂直な部分と水平な部分で構成される。図2の例では、第1の導体101が逆L形のアンテナを形成した場合を示している。
第2の導体102は、第1の導体101と地導体5の間に配置され、地導体5と垂直な部分と平行な部分で構成される。第2の導体102は、地導体5と垂直部分の一端が地導体5に短絡され、地導体5と平行な部分の一端が第1の導体101と同一方向を向くように配置された無給電素子である。
なお、図2では、第2の導体102が逆L形のアンテナを形成した場合を示している。
給電点103は、アンテナ装置から放射される電磁波の元となる高周波電圧が印加される位置を示す。なお、図2では、模式的に給電点103を描画しているが、実装において、給電点103が物理的な構成要素として形成されるわけではない。
図1に示すように、部分アンテナ1〜4は、90度回転対称となるように配置されている。本実施の形態におけるアンテナ素子を、地導体5の上空から見ると、図3に示すように、部分アンテナ1〜4の第1の導体101の開放端である先端が反時計回りに、それぞれ正方形の一辺となるように配置されている。
さらに、本実施の形態では、各給電点103に同振幅で90度位相差をつけて励振するための分配回路(図示せず)を備えているものとする。本実施の形態では、この分配回路は、地導体5上空から見て時計回り方向に+90度位相差を与えるものとする。
なお、この分配回路は、新たに回路用の誘電体基板を用いて、銅箔パターンをエッチングすることで形成してもよい。
次に動作について説明する。
分配回路は、各部分アンテナの給電点103に対し、高周波電圧(信号)を出力する。なお、各部分アンテナの給電点103に対し出力される信号は、90度位相差がつけられており、例えば、部分アンテナ1の給電点103には0度、部分アンテナ2の給電点103には90度、部分アンテナ3の給電点103には180度、部分アンテナ4の給電点103には270度の位相差がつけられた信号が出力される。
各部分アンテナ内での動作について説明する。
第1の導体101からなるアンテナ素子に入力された信号は、線路上を伝わる際に共振現象により空間に放射される。その際、第1の導体101からなるアンテナ素子により、電界の強まる位置に第2の導体102からなるアンテナ素子を配置することで電磁界結合が発生し、第2の導体102の線路上に電流が流れる。
この第1の導体101からなるアンテナ素子と、第2の導体からなるアンテナ素子の全長は、共振周波数に対応する。第1の導体101からなるアンテナ素子と、第2の導体102からなるアンテナ素子の全長はそれぞれの共振周波数の1/4波長程度となる。
そのため、第1の導体101からなるアンテナ素子と、第2の導体102からなるアンテナ素子の全長が別の値となるようにすることで、第1の導体101からなるアンテナ素子の共振周波数と、第2の導体102からなるアンテナ素子の共振周波数をずらすことができる。
各部分アンテナの給電点103には、同振幅ではあるが、90度位相差がつけられた信号が入力されるため、アンテナ素子上に流れる電流にも90度の位相差が発生し、円偏波の放射が可能となる。
以上のように、第1の導体101からなるアンテナ素子と、第2の導体102からなるアンテナ素子の全長を別の値とし、第1の導体101からなるアンテナ素子の共振周波数と、第2の導体102からなるアンテナ素子の共振周波数をずらした部分アンテナを90度回転対称となるように配置することによって、多周波化および周波数帯域を広げる広帯域化が可能となる。
なお、本実施の形態で用いた図1の構成の場合では、第1の導体101からなる逆Lアンテナは第2の導体102からなる逆Lアンテナよりも全長が長いため、共振周波数は第2の導体102からなる逆Lアンテナよりも低くなる。
実施の形態2.
実施の形態1では、地導体5に一端が短絡され、地導体5と垂直な部分と平行な部分で構成される第1の導体101と、地導体5と垂直部分の一端が地導体5に短絡され、地導体5と平行な部分の一端が第1の導体101と同一方向を向くよう、第1の導体101と地導体5の間に配置された第2の導体102の全長を異なる値にした部分アンテナ1〜4を90度回転対称となるように配置することによって、円偏波を放射するアンテナ装置の多周波化および広帯域化する場合について説明した。
本実施の形態では、各部分アンテナに係る、第1の導体101からなるアンテナ素子と第2の導体102からなるアンテナ素子との間で共振周波数を調整する際のインピーダンス整合を取りやすくした場合について説明する。
図4は、本発明の実施の形態によるアンテナ装置を示す構成図である。実施の形態1と同様、図4において、第1の部分アンテナ1、第2の部分アンテナ2、第3の部分アンテナ3と第4の部分アンテナ4は同じ構造をしており、図5を用いて本実施の形態に係る第1の部分アンテナ1を代表例として説明する。図5において、図2と同一符号は同一または相当部分を示している。
本実施の形態によるアンテナ装置は、実施の形態1と基本的な構成は同じであるが、各部分アンテナが第3の導体104を有する点が異なる。
第3の導体104は、図5に示すよう、一端が地導体5に短絡され、地導体5と垂直な部分と平行な部分で構成され、もう一方の端が第1の導体101に接続する。
図5では、第1の導体101と第3の導体104が逆F形のアンテナを形成した場合を示している。
なお、実施の形態1と同様、本実施の形態では、部分アンテナ1〜4は90度回転対称となるように配置されているものとする。
また、実施の形態1と同様、本実施の形態では、各給電点103に同振幅で90度位相差をつけて励振するための分配回路を備えているものとする。
次に動作について説明する。
分配回路は、各部分アンテナの給電点103に対し、高周波電圧(信号)を出力する。なお、各部分アンテナの給電点103に対し出力される信号は、90度位相差がつけられており、例えば、部分アンテナ1の給電点103には0度、部分アンテナ2の給電点103には90度、部分アンテナ3の給電点103には180度、部分アンテナ4の給電点103には270度の位相差がつけられた信号が出力される。
給電点103に対し、例えば正弦波電圧源を印加することにより第1の導体101からなるアンテナ素子に高周波電圧(信号)が入力される。
各部分アンテナ内での動作について説明する。
第1の導体101からなるアンテナ素子に入力された信号は、線路上を伝わる際に共振現象により空間に放射される。その際、第1の導体101からなるアンテナ素子により、電界の強まる位置に第2の導体102からなるアンテナ素子を配置することで電磁界結合が発生し、第2の導体102の線路上に電流が流れる。
この時、第3の導体104は、先端が短絡しているショートスタブの効果により、第1の導体101のインピーダンスマッチングを行うコンデンサやコイルの代わりとなる。
例えば、本来の特性インピーダンスをZs、ショートスタブを付加した際の特性インピーダンスをZ、スタブ長をl、波数をβ=2π/λとした場合、ショートスタブは一般的に以下の式であらわされる。
Z=j*Zs*tan(βl)
従って、l<λ/4であれば並列インダクタとして動作し、λ/4<l<λ/2であれば並列キャパシタとして動作するため、ショートスタブの寸法を調整することでインピーダンスの調整が可能である。
図6は本実施の形態によるアンテナ装置の電気特性を示す図である。図6の横軸は、規格化周波数、縦軸は反射特性S11である。
図6を見てわかるように0.86f0、1.1f0付近で共振しており、2周波化していることがわかる。さらには、反射特性S11が−10dB以下であるため良好な特性であると言える。
図7は本実施の形態によるアンテナ装置の放射パターンを示す図である。図7の横軸は仰角、縦軸は指向性利得であり、主偏波成分であるRHCP(right−handed circularly polarized wave)を実線で示し、交差偏波成分であるLHCP(left−handed circularly polarized wave)を破線で示している。
図7を見て判るように、天頂角であるθ=0degにおいてRHCPがピーク利得であり、上記角度ではLHCPが−40dBi以下であり、軸比良好な円偏波特性が得られている。
以上のように、各部分アンテナの第3の導体104を有し、第3の導体104の寸法や太さを変化することにより、第1の導体101からなるアンテナ素子の共振周波数を調整することが可能となる。
実施の形態3.
本実施の形態では、各部分アンテナに係る、第1の導体101からなるアンテナ素子と第2の導体102からなるアンテナ素子を誘電体基板上のパターンとして形成した場合について説明する。
図8は、本実施の形態によるアンテナ装置を示す構成図である。実施の形態2と同様、図8において、第1の部分アンテナ1、第2の部分アンテナ2、第3の部分アンテナ3と第4の部分アンテナ4は同じ構造をしており、図9を用いて本実施の形態に係る第1の部分アンテナ1を代表例として説明する。図9において、図5と同一符号は同一または相当部分を示している。
本実施の形態によるアンテナ装置は、実施の形態2と基本的な構成は同じであるが、各部分アンテナが誘電体基板105を有する点が異なる。
誘電体基板105は、その一辺が地導体5に短絡されており、地導体5と垂直に接する一面に、第1の導体101、第2の導体102、給電点103と第3の導体104がパターンで実現される分布定数のインダクタンスや伝送線路等の分布定数素子として形成されている。本実施の形態では、誘電体基板105としてFlame Retardant Type 4(FR4)などのガラスエポキシ基板を想定しているが、誘電率が高く安定した材質であれば、セラミックや酸化アルミナなどを用いた基板でもよい。
なお、給電点103は、誘電体基板105のパターン上に形成されている必要はなく、誘電体基板105のパターンと誘電体100との接地点を用いてもよい。
誘電体基板105上のパターンとして形成された分布定数回路の大きさは、基板の誘電率で表せる短縮率で小型化が可能である。
以上のように、誘電体基板105上のパターンとして、第1の導体101からなるアンテナ素子、第2の導体102からなるアンテナ素子、第3の導体104を形成することにより、アンテナ装置の小型化が可能となる。
実施の形態4.
実施の形態1〜3では、地導体5の上空から見て、部分アンテナ1〜4の第1の導体101の開放端が反時計回りに、それぞれ正方形の一辺となるように配置した場合について説明した。
本実施の形態では、地導体5の上空から見て、部分アンテナ1〜4の第1の導体101の先端が時計回りに、それぞれ正方形の一辺となるように配置した場合について説明する。
図10は本実施の形態によるアンテナ装置を示す構成図である。実施の形態2同様、図10において、第1の部分アンテナ1、第2の部分アンテナ2、第3の部分アンテナ3と第4の部分アンテナ4は同じ構造をしている。
本実施の形態は、実施の形態2と基本的な構成は同じであり、第1の導体101と第3の導体104からなるアンテナ素子と、第2の導体102からなるアンテナ素子を地導体5上に90度回転対称となるように配置する時に、地導体5上空から見て第1の導体101の先端が時計回り方向を向いている点が異なる。
なお、分配回路については、実施の形態2と同様、地導体5上空から見て時計回り方向に+90度位相差を与えるものとする。
図11は本実施の形態のアンテナ装置の電気特性を示す図で、図12は本実施の形態によるアンテナ装置の放射パターンを示す図である。
本実施の形態のアンテナ装置の電気特性(図11)と、実施の形態2のアンテナ装置の電気特性(図6)とを比較すると、インピーダンス特性に大きな変化はないが、本実施の形態のアンテナ装置の放射パターン(図12)と実施の形態2のアンテナ装置の放射パターン(図7)とを比較すると、RHCPが天頂角0度方向(仰角90度方向)に最大となる軸比良好な円偏波を放射していることがわかる。また、本実施の形態のアンテナ装置の方が、RHCPを天頂角0度方向に強く放射しており、RHCPの利得が高くなっていることがわかる。
これは、4線巻きヘリカルアンテナと同様の動作原理で、アンテナ素子に流れる電流が右旋円偏波を放射しやすくなっているためである。
以上のように、地導体5の上空から見て、部分アンテナ1〜4の第1の導体101の先端が時計回りに、それぞれ正方形の一辺となるように配置することにより、RHCPが頂点方向において最大となる。
実施の形態5.
実施の形態1〜5では、各部分アンテナに係る、第1の導体101からなるアンテナ素子の幅が均等である場合について説明した。
本実施の形態では、各部分アンテナに係る、第1の導体101からなるアンテナ素子の幅を変更した場合について説明する。
図13は、本実施の形態によるアンテナ装置の部分アンテナを示す構成図である。図13において、図5と同一の符号は同一または相当部分を示している。
本実施の形態によるアンテナ装置は、実施の形態2と基本的な構成は同じであるが、各部分アンテナの第1の導体101の先端の幅が狭い点が異なる。
本実施の形態における第1の導体101は、図13に示すように、第1の導体101が第3の導体104との接続部から先端にかけて徐々に細く変化している。
なお、本実施の形態では、実施の形態2と比べて第2の導体102からなるアンテナ素子の寸法や位置は変えないこととする。
第1の導体101の先端部を徐々に細くすることにより、従来通り電流が流れる部分に、電流の流れる経路が長くなる部分が加わることで複数の経路が発生し、広帯域化が可能となる。
図14は本実施の形態の構成を用いた場合での電気特性を示す図である。第1の導体101の幅を先端にかけて細くした場合(図14)と第1の導体101の幅が均等の場合(図11)を比較すると、低周波帯の帯域が広帯域に変化していることが判る。
以上のように、各部分アンテナに係る、第1の導体101からなるアンテナ素子の幅を変更することにより、低周波帯の帯域を広帯域化することが可能となる。
実施の形態6.
本実施の形態では、部分アンテナ1〜4を90度回転対称となるように配置する際、更に歯車状となるように構成した場合について説明する。
図10は本実施の形態によるアンテナ装置を示す構成図である。
本実施の形態によるアンテナ装置は、実施の形態2と同じく、部分アンテナ1〜4を地導体5上に90度回転対称となるように配置するが、地導体5上空から見て部分アンテナ1〜4の先端が突出し、歯車状になるように配置した構成となっている。
図16は本実施の形態によるアンテナ装置の電気特性を示す図である。
主偏波成分であるRHCPを実線で示し、交差偏波成分であるLHCPを破線で示している。部分アンテナ1〜4を図15に示す構成とすることにより、実施の形態4での放射パターン図12と比べてLHCPを大幅に低減できていることがわかる。
本構成としたことにより、電界が強まる範囲を地導体5の中央付近に配置することができるため、地導体5の後方への放射を抑えることが可能となる。
以上のように、部分アンテナ1〜4を地導体5上に90度回転対称となるように配置する際、歯車状となるように構成したことにより、LHCPを大幅に低減することができたことでマルチパスの影響を受けにくくなり、衛星からの信号を誤りなく受信することが可能となる。
つまり、位置情報サービスで用いる端末等に本アンテナ装置を利用した場合、測位精度を向上させることが可能となる。
1 第1の部分アンテナ、2 第2の部分アンテナ、3 第3の部分アンテナ、4 第4の部分アンテナ、5 地導体、101 第1の導体、102 第2の導体、103 給電点、104 第3の導体、105 誘電体基板。

Claims (7)

  1. 地導体と、
    一端から他端へと、前記地導体から鉛直に伸長し、所定の箇所で前記地導体と水平になるように略90度折れ曲がり、長さが使用周波数の略1/4波長である第1の導体、及び、前記地導体に接続した一端から他端へと、前記地導体から鉛直に伸長し、所定の箇所で前記地導体と水平になるように略90度折れ曲がり、前記他端が、前記第1の導体の他端と同一方向を向くよう、前記地導体と前記第1の導体との間に配置した第2の導体、を有する部分アンテナ4つを、前記地導体の鉛直方向から見て各々が正方形の各辺に重なる形状に配置し、隣接する部分アンテナの前記第1の導体の一端間が90度位相差をつけて発振回路により励振されるアンテナ放射部と
    を備えたことを特徴とするアンテナ装置。
  2. 前記部分アンテナの少なくとも1つは、一辺が前記地導体と接し、面上に前記第1の導体、前記第2の導体を形成する誘電体基板を有することを特徴とする請求項1に記載のアンテナ装置。
  3. 前記部分アンテナの少なくとも1つは、前記地導体に接続した一端から他端へと、前記地導体から鉛直に伸長し、所定の箇所で前記地導体と水平になるように略90度折れ曲がり、他端が前記第1の導体の他端と同一方向を向くとともに前記第1の導体の折れ曲がり部と接続する第3の導体を有することを特徴とする請求項1に記載のアンテナ装置。
  4. 前記部分アンテナの少なくとも1つは、一辺が前記地導体と接し、面上に前記第1の導体、前記第2の導体、前記第3の導体を形成する誘電体基板を有することを特徴とする請求項3に記載のアンテナ装置。
  5. 前記部分アンテナ4つは、前記第1導体の他端が前記地導体上空から見て時計回り方向を向き、前記発振回路は前記地導体上空から見て時計回りに90度位相差をつけて励振することを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載のアンテナ装置。
  6. 前記第1の導体は前記折れ曲がり部から前記他端にかけて導体の太さが徐々に細くなることを特徴とする請求項3から5のいずれか一項に記載のアンテナ装置。
  7. 前記部分アンテナの少なくとも1つの前記第1の導体の他端は、前記地導体の鉛直方向から見て前記正方形の外にはみ出して配置されていることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載のアンテナ装置。
JP2017535842A 2016-06-20 2016-06-20 アンテナ装置 Active JP6456506B2 (ja)

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