JPWO2017212531A1 - 冷凍サイクル装置 - Google Patents

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Abstract

液面検出装置は、冷媒(15)が圧縮機(1)、凝縮器(4)、膨張装置(6)、蒸発器(7)の順に循環する冷凍サイクル装置において、液冷媒(15b)の液面を検出するものである。冷凍サイクル装置は、上面および下面を含み、液冷媒を貯留する液貯め容器(30)を備える。液面検出装置は、液貯め容器内の液面をモニタするためのモニタ容器(10)と、液貯め容器の上面とモニタ容器の上部との間に接続された第1の連通管(11)と、液貯め容器の下面とモニタ容器の下部との間に接続された第2の連通管(12)と、モニタ容器内の液面を検出する検出器(13,14)とを備える。

Description

この発明は冷凍サイクル装置に関し、特に、冷媒から分離された液体を貯留する液貯め容器を備えた冷凍サイクル装置とに関する。
特開2003−97443号公報(特許文献1)には、圧縮機のハウジングの上部および下部間に接続された連通管と、連通管を加熱するヒータと、連通管の中央部に設けられた温度センサとを備え、温度センサの検出結果に基づいてハウジング内の潤滑油の液面が温度センサよりも上方にあるか下方にあるかを判別する冷凍装置が開示されている。
特開2003−97443号公報
特許文献1では、冷凍装置の運転が停止されている場合には、ハウジング内の液面と連通管内の液面とが一致し、ハウジング内の潤滑油の液面を正確に検出することができる。しかし、冷凍装置が運転されると、連通管内の液面の高さが変動し、ハウジング内の潤滑油の液面を正確に検出することができないという問題があった。
それゆえに、この発明の主たる目的は、冷媒から分離された液体の液面を正確に検出することが可能な冷凍サイクル装置を提供することである。
この発明に係る冷凍サイクル装置は、冷媒が圧縮機、凝縮器、膨張装置、蒸発器の順に循環する冷凍サイクル装置であって、冷媒から分離された液体を貯留する第1の容器と、第1の容器と連通された第2の容器と、第2の容器内の液面を検出する検出器とを備えたものである。第1の容器は上面および下面を含み、上面の第1の位置には第1の孔が開けられ、第1の容器の第1の位置よりも下方の第2の位置には第2の孔が開けられている。第2の容器の第3の位置には第3の孔が開けられ、第2の容器の第3の位置よりも下方の第4の位置には第4の孔が開けられている。第1の孔と第3の孔とは互いに連通し、第2の孔と第4の孔とは互いに連通している。
この発明に係る他の冷凍サイクル装置は、冷媒が圧縮機、凝縮器、膨張装置、および蒸発器の順に循環する冷凍サイクル装置であって、冷媒から分離された液体を貯留する第1の容器と、第1の容器と連通された第2の容器と、第2の容器内の液面を検出する検出器とを備えたものである。第1の容器の第1の位置には第1の孔が開けられ、第1の容器の第1の位置よりも下方の第2の位置には第2の孔が開けられている。第2の容器の第3の位置には第3の孔が開けられ、第2の容器の第3の位置よりも下方の第4の位置には第4の孔が開けられている。第1の孔と第3の孔とは互いに連通し、第2の孔と第4の孔とは互いに連通している。冷凍サイクル装置は、さらに、第1の容器内に設けられ、第1および第2の孔の各々に流入する液体の速度を低下させる遮蔽部材を備える。
この発明に係るさらに他の冷凍サイクル装置は、冷媒が圧縮機、凝縮器、膨張装置、および蒸発器の順に循環する冷凍サイクル装置であって、冷媒から分離された液体を貯留する第1の容器と、第1の容器と連通された第2の容器と、第2の容器内の液面を検出する検出器とを備えたものである。第1の容器の第1の位置には第1の孔が開けられ、第1の容器の第1の位置よりも下方の第2の位置には第2の孔が開けられている。第2の容器の第3の位置には第3の孔が開けられ、第2の容器の第3の位置よりも下方の第4の位置には第4の孔が開けられている。冷凍サイクル装置は、さらに、第1の孔と第3の孔との間に接続された第1の連通管と、第2の孔と第4の孔との間に接続された第2の連通管とを備える。第1および第2の連通管の各々は第1および第2の部分を含み、第1の部分の内径は第2の部分の内径よりも小さい。
この発明に係る液面検出装置では、第1の容器の上面の第1の孔と第2の容器の第3の孔との間が互いに連通しているとともに、第1の容器の第1の孔よりも下方の第2の孔と第2の容器の第3の孔よりも下方の第4の孔との間が互いに連通している。したがって、冷凍サイクル装置が運転された場合でも、第1の容器内で発生する動圧が第2の容器内の液面の高さに及ぼす影響を抑制することができ、液面を正確に検出することができる。
この発明に係る他の液面検出装置では、第1の容器の第1および第2の孔がそれぞれ第2の容器の第3および第4の孔に連通しており、第1および第2の孔の各々に流入する液体の速度を低下させる遮蔽部材が第1の容器内に設けられる。したがって、冷凍サイクル装置が運転された場合でも、第1の容器内で発生する動圧が第2の容器内の液面の高さに及ぼす影響を抑制することができ、液面を正確に検出することができる。
この発明に係るさらに他の液面検出装置では、第1および第2の容器間が第1および第2の連通管によって接続され、第1および第2の連通管の各々が第1および第2の部分を含み、第1の部分の内径は第2の部分の内径よりも小さい。したがって、冷凍サイクル装置が運転された場合でも、第1の容器内で発生する動圧が第2の容器内の液面の高さに及ぼす影響を抑制することができ、液面を正確に検出することができる。
この発明の実施の形態1による冷凍サイクル装置の構成を示す図である。 図1に示した圧縮機の構成を示す断面図である。 図1に示したアキュムレータおよびモニタ容器の構成を示す断面図である。 図3に示した発熱センサの構成を示す断面図である。 図1に示した制御装置の要部を示す回路ブロック図である。 実施の形態1の比較例を示す断面図である。 実施の形態1の変更例を示す断面図である。 実施の形態1の他の変更例を示す断面図である。 実施の形態1のさらに他の変更例を示す断面図である。 実施の形態1のさらに他の変更例を示す断面図である。 実施の形態1のさらに他の変更例を示す断面図である。 この発明の実施の形態2による冷凍サイクル装置の要部を示す断面図である。 この発明の実施の形態3による冷凍サイクル装置の要部を示す断面図である。 この発明の実施の形態4による冷凍サイクル装置の要部を示す断面図である。 この発明の実施の形態5による冷凍サイクル装置の要部を示す断面図である。 この発明の実施の形態6による冷凍サイクル装置の要部を示す断面図である。 この発明の実施の形態7による冷凍サイクル装置の要部を示す断面図である。 この発明の実施の形態8による冷凍サイクル装置の要部を示す断面図である。 この発明の実施の形態9による冷凍サイクル装置の要部を示す断面図である。
[実施の形態1]
図1は、この発明の実施の形態1による冷凍サイクル装置の構成を示す図である。図1において、この冷凍サイクル装置は、圧縮機1、オイルセパレータ2、バイパス弁3、凝縮器4、送風機5,8、膨張装置6、蒸発器7、アキュムレータ9、モニタ容器10、連通管11,12、発熱センサ13、および制御装置14を備える。モニタ容器10、連通管11,12、発熱センサ13、および制御装置14は、液面検出装置を構成する。
圧縮機1、オイルセパレータ2、凝縮器4、膨張装置6、蒸発器7、およびアキュムレータ9は、冷媒配管P1〜P6によって環状に接続され、冷媒回路を構成する。冷媒回路には、冷媒15と、圧縮機1用の潤滑油16とが循環される。冷媒15は、ガス冷媒15aおよび液冷媒15bを含む。
圧縮機1の吸込口は冷媒配管P1を介してアキュムレータ9の流出管に接続され、圧縮機1の吐出口は冷媒配管P2を介してオイルセパレータ2の側面に接続される。圧縮機1は、制御装置14によって制御され、アキュムレータ9からのガス冷媒15aを吸込んで圧縮し、高温で高圧のガス冷媒15aを吐出する。圧縮機1は、たとえば、インバータ圧縮機などで構成される。
図2(a)は圧縮機1を上方から見た図であり、図2(b)は圧縮機1を正面から見た断面図である。図2(a)(b)において、圧縮機1は、中空の円柱状のハウジング20を備える。ハウジング20の側面には、ガス冷媒15aを吸込むための吸込口21が設けられる。ハウジング20の上端面には、圧縮したガス冷媒15aを吐出するための吐出口22が設けられる。ハウジング20内には、圧縮部23、モータ部24、油ポンプ部25が収容されている。ハウジング20の下端部は、油貯め部26として使用される。
モータ部24は、制御装置14によって制御され、圧縮部23を回転駆動させる。圧縮部23は、モータ部24によって回転駆動され、吸込口21からガス冷媒15aを吸込み、吸込んだガス冷媒15aを圧縮し、高温で高圧のガス冷媒15aを吐出口22から吐出する。油貯め部26には、圧縮部23の摩擦を軽減するための潤滑油16が貯留される。油ポンプ部25は、油貯め部26から圧縮部23に潤滑油16を供給する。圧縮部23で使用された潤滑油16の一部は、図中の矢印で示されるように、油貯め部26に落下する。
オイルセパレータ2は、圧縮機1によって生成された高温で高圧のガス冷媒15aから潤滑油16を分離する。オイルセパレータ2は、中空の円柱状の容器である。オイルセパレータ2の上面の孔は冷媒配管P3を介して凝縮器4の上流側開口部に接続される。潤滑油16が分離されたガス冷媒15aは、冷媒配管P3を介して凝縮器4に供給される。圧縮機1からのガス冷媒15aから分離された潤滑油16は、オイルセパレータ2の底に貯留される。オイルセパレータ2の底は、配管P7を介してバイパス弁3の一方端に接続される。
バイパス弁3の他方端は、配管P8を介して冷媒配管P1(すなわち圧縮機1の吸込口21)に接続される。バイパス弁3は、制御装置14によって制御され、オイルセパレータ2に貯留された潤滑油16のうちの適量の潤滑油16を圧縮機1の吸込口21に戻す。
凝縮器4の下流側開口部は冷媒配管P4を介して膨張装置6の一方端に接続される。凝縮器4は、送風機5から供給される空気と、圧縮機1で圧縮されてオイルセパレータ2を通過したガス冷媒15aとの熱交換を行ない、ガス冷媒15aを凝縮させて高圧の液冷媒15bを生成する。送風機5は、制御装置14によって制御され、凝縮器4に風を供給して熱交換を促進する。冷凍サイクル装置が冷房を行なう空気調和装置である場合には、凝縮器4および送風機5は屋外に設置される。
膨張装置6の他方端は、冷媒配管P5を介して蒸発器7の上流側開口部に接続されている。膨張装置6は、たとえばキャピラリーチューブ、開度を調整することが可能な絞り弁などで構成される。膨張装置6は、制御装置14によって制御され、凝縮器4からの高圧の液冷媒15bを減圧させる。
蒸発器7の下流側開口部は、冷媒配管P6を介してアキュムレータ9の流入管に接続される。蒸発器7は、送風機8から供給される空気と、膨張装置6によって減圧された液冷媒15bとの熱交換を行ない、液冷媒15bを蒸発させてガス冷媒15aを生成する。送風機8は、制御装置14によって制御され、蒸発器7に風を供給して熱交換を促進する。冷凍サイクル装置が冷房を行なう空気調和装置である場合には、蒸発器7および送風機8は室内に設置され、室内空気を冷やす。
アキュムレータ9は、蒸発器7を通過したガス冷媒15aから液冷媒15bを分離して貯える。アキュムレータ9を通過したガス冷媒15aは、冷媒配管P1を介して圧縮機1の吸込口に戻され、圧縮機1によって圧縮される。
図3(a)は、アキュムレータ9およびモニタ容器10の構成を示す断面図である。図3(a)において、アキュムレータ9は、液貯め容器30、流入管31、および流出管32を含む。液貯め容器30は、たとえば肉厚が4〜10mm程度の圧力容器で構成される。液貯め容器30は、円柱状の中空の容器を立てたもの(縦型容器)であってもよいし、円柱状の中空の容器を寝かしたもの(横型容器)であってもよい。ここでは、液貯め容器30が縦型容器である場合について説明する。冷凍サイクル装置の冷媒回路を冷媒15が循環している状態において、液貯め容器30の下部にはガス冷媒15aよりも重たい液冷媒15bが貯留され、液貯め容器30の上部には液冷媒15bよりも軽いガス冷媒15aが流れる。
流入管31は、冷媒配管をL字型に屈曲させたものである。L字型の流入管31の一方端部は、垂直方向に向けられ、液貯め容器30の上端面の孔を貫通している。流入管31の一方端部の外周部と液貯め容器30の孔の内周部とは接合されている。流入管31の一方端の開口部は、冷媒配管P6を介して蒸発器7の下流側開口部に接続されている。流入管31の他方端部31aは、略水平方向に向けられている。蒸発器7からのガス冷媒15aは、流入管31の他方端の噴射口から液貯め容器30の内周面に向けて略水平方向に噴射される。
図3(b)は、流入管31aと液貯め容器30を上方から見た図である。液貯め容器30の上端面は、円形である。液貯め容器30の中心軸をZ軸とし、Z軸と直交する水平面をXY平面とする。流入管31の他方端部31aは、噴射口をX軸とY軸の交点に向けて、X軸に沿うように配置されている。したがって、流入管31の噴射口は、上方から見ると、液貯め容器30の中心軸よりも液貯め容器30の内周面側に配置されている。
流入管31の噴射口から液貯め容器30内にガス冷媒15aが略水平方向に噴射されると、それにより液貯め容器30内においてガス冷媒15aおよび液冷媒15bの旋回流が発生し、液貯め容器30の内周面に垂直な方向の動圧F1が発生する。本実施の形態1では、流入管31の噴射口と液貯め容器30の内周面との間の距離を大きくしたので、ガス冷媒15aの旋回流を抑制し、液貯め容器30の内周面に垂直な方向の動圧F1を低減することができる。
流出管32は、冷媒配管をU字型に屈曲させたものである。U字型の流出管32の一方端部は略垂直方向に配置され、流出管32の一方端の開口部は液貯め容器30の天井面に対向している。流出管32の他方端部は垂直方向に向けられ、液貯め容器30の上端面の孔を貫通している。流出管32の他方端部の外周部と液貯め容器30の孔の内周部とは接合されている。流出管32の他方端の開口部は、冷媒配管P1を介して圧縮機1の吸込口21に接続されている。液貯め容器30内のガス冷媒15aは、流出管32および冷媒配管P1を介して圧縮機1に吸い込まれる。
モニタ容器10は、直方体状の中空の容器である。モニタ容器10の高さは、液貯め容器30の高さと略同じである。正面から見ると、モニタ容器10の幅は液貯め容器30の幅よりも十分に小さい。したがって、モニタ容器10の容積は、液貯め容器30の容積よりも十分に小さい。
連通管11,12の各々は、冷媒配管の一方端部を直角に屈曲させるとともに、冷媒配管の他方端部を一方端部と同方向に屈曲させたものである。連通管11,12の各々の中央部は水平方向に配置され、連通管11,12の各々の両端部は垂直方向(Z方向)に配置される。連通管11の一方端は液貯め容器30の上端面に開けられた孔に接続され、連通管11の他方端はモニタ容器10の上端面に開けられた孔に接続されている。液貯め容器30内の上端部は、連通管11を介してモニタ容器10内の上端部に連通している。液貯め容器30内の上端部のガス冷媒15aは、連通管11を介してモニタ容器10内の上端部に流入する。
連通管12の一方端は液貯め容器30の下端面に開けられた孔に接続され、連通管12の他方端はモニタ容器10の下端面に開けられた孔に接続されている。すなわち、連通管11の一方端は液貯め容器30の上端面の第1の位置に接続され、連通管12の一方端は液貯め容器30の、第1の位置よりも下方の第2の位置に接続されている。連通管11の他方端はモニタ容器10の第3の位置に接続され、連通管12の他方端はモニタ容器10の、第3の位置よりも下方の第4の位置に接続されている。液貯め容器30内の下端部は、連通管12を介してモニタ容器10内の下端部に連通している。液貯め容器30内の下部の液冷媒15bは、連通管11を介してモニタ容器10内の底部に流入する。
これにより、モニタ容器10内の液冷媒15bの液面の高さは、液貯め容器30の液冷媒15bの液面の高さと同じになる。本実施の形態1では、動圧F1の方向と連通管11,12の一方端部の方向とが直交するので、動圧F1がモニタ容器10内の液冷媒15bの液面に及ぼす影響を小さくすることができ、液冷媒15bの液面の高さを正確に検出することができる。
モニタ容器10内には、モニタ容器10内の液冷媒15bの液面の高さを検出するための発熱センサ13が収容されている。図4は、モニタ容器10を横方向から見た断面図である。図4において、発熱センサ13は、棒状の電極35,36と、発熱素子37とを含む。電極35,36は、絶縁部材(図示せず)によってモニタ容器10内に保持されている。電極35,36は、ともに垂直に配置され、互いに平行に配置されている。発熱素子37は、電極35の下端部と電極36の下端部との間に接続される。電極35,36の上端部の各々は、配線を介して制御装置14に接続されている。
制御装置14から電極35,36を介して発熱素子37に電力が供給されると、発熱素子37が発熱する。発熱素子37の温度Tと抵抗値Rの間には一定の関連性がある。発熱素子37は、PTC(positive temperature coefficient)素子でもよいし、NTC(negative temperature coefficient)素子でもよい。PTC素子は、それ自身の温度Tが上昇すると、それ自身の抵抗値Rが増加する素子である。NTC素子は、それ自身の温度Tが上昇すると、それ自身の抵抗値Rが減少する素子である。制御装置14は、発熱素子37に一定の電力を供給し、発熱素子37の温度Tを検出し、その検出値に基づいて、液冷媒15bの液面が発熱素子37よりも上か下かを判別する。
図5は、制御装置14の要部を示すブロック図である。図5において、制御装置14は、電源回路40、電圧検出器41、電流検出器42、演算回路43、および記憶部44を含む。電源回路40は、発熱素子37に一定の電力を供給する。電圧検出器41は、発熱素子37の端子間電圧Vを検出し、検出値を示す信号を出力する。電流検出器42は、発熱素子37に流れる電流Iを検出し、検出値を示す信号を出力する。
演算回路43は、電圧検出器41および電流検出器42の出力信号に基づいて、発熱素子37の抵抗値R=V/Iを求める。記憶部44には、発熱素子37の抵抗値Rと温度Tの関係を示すテーブルまたは数式が格納されている。演算回路43は、記憶部44に格納されたテーブルまたは数式に基づいて、求めた抵抗値Rに対応する温度Tを求め、求めた温度Tを示す信号φTを出力する。
液冷媒15bの液面が発熱素子37よりも上にある場合、発熱素子37から液冷媒15bに熱が伝導するので、発熱素子37の温度Tは比較的低くなる。逆に、液冷媒15bの液面が発熱素子37よりも下にある場合、発熱素子37から液冷媒15bに熱が伝導しないので、発熱素子37の温度Tは比較的高くなる。したがって、発熱素子37に一定の電力を供給した場合における発熱素子37の温度T(すなわち抵抗値R)を検出することにより、液冷媒15bの液面が発熱素子37よりも上にあるか下にあるかを判別することができる。
制御装置14は、演算回路43の出力信号φTによって示される発熱素子37の温度Tが予め定められたしきい値温度Tthよりも低い場合(T<Tth)、液冷媒15bの液面の位置が発熱素子37よりも上であると判別する。制御装置14は、演算回路43の出力信号φTによって示される発熱素子37の温度Tが予め定められたしきい値温度Tthよりも高い場合(T>Tth)、液冷媒15bの液面の位置が発熱素子37よりも下であると判別する。制御装置14は、その判別結果に基づいて冷凍サイクル装置全体を制御する。
たとえば制御装置14は、演算回路43の出力信号φTに基づいて、液冷媒15bが液溜め容器30からオーバーフローするか否かを判定したり、冷媒回路に充填されている冷媒15が漏洩しているか否かを判定したり、冷凍サイクル装置を設置した後に冷媒15を充填する場合に冷媒15の充填量を検出したりする。
ここで、冷凍サイクル装置の動作について説明する。図1において、冷凍サイクル装置の運転が開始されると、圧縮機1の運転が開始され、冷媒15が冷媒回路を矢印の方向に循環する。送風機5,8の運転が開始され、凝縮器4および蒸発器7における熱交換が促進される。
アキュムレータ9を通過したガス冷媒15aは、圧縮機1によって圧縮されて高温で高圧のガス冷媒15aとなる。圧縮機1からガス冷媒15aとともに吐出された潤滑油16は、オイルセパレータ2によって回収され、バイパス弁3を介して圧縮機1の吸込口に戻される。オイルセパレータ2を通過した高温で高圧のガス冷媒15aは、凝縮器4で凝縮されて高圧の液冷媒15bとなる。高圧の液冷媒15bは、膨張装置6によって減圧され、蒸発器7で蒸発してガス冷媒15aになる。
蒸発器7を通過した冷媒15のうちの液冷媒15bは、アキュムレータ9の液貯め容器30に貯留される。アキュムレータ9を通過したガス冷媒15aは、再び圧縮機1で圧縮される。アキュムレータ9の液貯め容器30に貯留された液冷媒15bは、連通管11,12を介してモニタ容器10に流れる。モニタ容器10内の液冷媒15bの液面の高さは、液貯め容器30内の液冷媒15bの液面の高さと同レベルになる。
制御装置14からモニタ容器10内の発熱素子37に一定の電力が供給され、発熱素子37の抵抗値Rに基づいて発熱素子37の温度Tが検出される。制御装置14は、発熱素子37の温度Tに基づいてモニタ容器10内の液冷媒15bの液面の高さを検出する。
図6は、本実施の形態1の比較例を示す断面図であって、図3と対比される図である。図6を参照して、比較例が実施の形態1と異なる点は、連通管11,12がそれぞれ連通管51,52で置換されている点である。発熱センサ13の図示は省略されている。連通管51,52の各々は、I型の配管である。連通管51は、水平方向に配置され、液貯め容器30の側面の上部とモニタ容器10の側面の上部との間に接続される。液貯め容器30内の上部は、連通管51を介してモニタ容器10内の上部に連通している。液貯め容器30内のガス冷媒15aは、連通管51を介してモニタ容器10内の上部に流入する。
連通管52は、水平方向に配置され、液貯め容器30の側面の下部とモニタ容器10の側面の下部との間に接続される。液貯め容器30内の下部の液冷媒15bは、連通管51を介してモニタ容器10内の下部に流入する。これにより、モニタ容器10内の液冷媒15bの液面の高さは、液貯め容器30の液冷媒15bの液面の高さと同じになる。すなわち、連通管51は、液貯め容器30の第1の位置とモニタ容器10の第3の位置との間に接続され、液貯め容器30の内部とモニタ容器10の内部とを連通させる。連通管52は、液貯め容器30の第1の位置よりも下方の第2の位置とモニタ容器10の第3の位置よりも下方の第4の位置との間に接続され、液貯め容器30の内部とモニタ容器10の内部とを連通させる。
冷凍サイクル装置が運転されると、流入管31の先端から液貯め容器30内にガス冷媒15aが水平方向に噴出され、それにより液貯め容器30内においてガス冷媒15aおよび液冷媒15bの旋回流が発生し、液貯め容器30の内周面に垂直な方向の動圧F1が発生する。この動圧F1の方向と連通管51が延在する方向とが同じであるので、動圧F1が連通管51を介してモニタ容器10内の液冷媒15bに伝わり、モニタ容器10内の液冷媒15bの液面が図中の矢印Aの方向(上下方向)に変動する。このため、液冷媒15bの液面の位置を正確に検出することはできない。
これに対して本実施の形態1では、図3に示すように、連通管11の一方端部が液貯め容器30の上面に対して垂直に設けられ、連通管12の一方端部が液貯め容器30の下面に対して垂直に設けられている。したがって、連通管11の一方端部の方向Bと動圧F1の方向とが直交し、連通管12の一方端部の方向と動圧F1の方向とが直交しているので、動圧F1が連通管11,12を介してモニタ容器10内の液冷媒15bの液面に及ぼす影響を小さくすることができる。このため、冷凍サイクル装置が運転された場合でも、モニタ容器10内の液冷媒15bの液面が変動することを防止することができ、液冷媒15bの液面の位置を正確に検出することができる。
液冷媒15bの液面の高さの検出結果は、たとえば、液貯め容器30において液冷媒15bの液面の高さが流出管32の吸込口よりも上昇することを防止するために使用される。液冷媒15bの液面の高さが流出管32の吸込口よりも上昇すると、液冷媒15bが圧縮機1に吸い込まれ、圧縮機1が故障してしまう。したがって、液冷媒15bの液面の高さを正確に検出することにより、圧縮機1の信頼性を高めることができる。
液冷媒15bの液面の高さの検出結果は、冷凍サイクル装置を建物などに設置した後に、冷媒15を冷媒回路内に充填するときに、液貯め容器30内の液冷媒15bの液量を検出するために使用される。したがって、液冷媒15bの液面の高さを正確に検出することにより、冷媒回路への冷媒15の過充填を防止することができる。
さらに、液冷媒15bの液面の高さの検出結果は、冷媒回路に充填された冷媒15の漏洩の有無を、冷凍サイクル装置の運転中に把握するために使用される。したがって、液冷媒15bの液面の高さを正確に検出することにより、冷媒15の漏洩を早期に検知し、地球温暖化を抑制することができる。冷媒15が可燃性である場合には、冷媒15の漏洩を早期に検出し、冷媒15に引火することを防止することができる。
液冷媒15bの液面の高さを誤って検出した場合には、冷凍サイクル装置を正常に運転することができないばかりか、機器の故障を発生してしまう。たとえば、液冷媒15bの液面の高さがしきい値高さを超えたと誤って検知した場合には、制御装置14は、液貯め容器30内の液冷媒15bを減らし凝縮器4内の液冷媒15bが増加するように、蒸発器7の出口過熱度を高めにして、過熱したガス冷媒15aを液貯め容器30に流入させる。しかし、誤検知により必要以上の液冷媒15bが凝縮器4に集まるため、凝縮器4における圧力が異常に高くなり、正常に運転することができなくなってしまう。
なお、本実施の形態1では、発熱する機能と温度Tに応じて抵抗値Rが変化する機能との両方を有する発熱素子37を用いた場合について説明したが、これに限るものではなく、発熱体(たとえば抵抗素子)と温度センサ(たとえばサーミスタ)を含む発熱素子を用いても構わない。
本実施の形態1では、発熱センサ13をモニタ容器10内に設けたが、発熱センサ13をモニタ容器10の外面に設けても、液冷媒15bの液面の高さを検出することは可能である。
本実施の形態1では、アキュムレータ9およびモニタ容器10を冷媒回路の低圧側に設けたが、アキュムレータ9およびモニタ容器10を冷媒回路の高圧側に設けてもよい。
本実施の形態1では、電源回路40、電圧検出器41、電流検出器42、演算回路43、および記憶部44を制御装置14内に設けたが、これに限るものではなく、電源回路40、電圧検出器41、電流検出器42、演算回路43、および記憶部44と制御装置14とを別々に設け、演算回路43の出力信号φTを制御装置14に無線で送信してもよい。
以下、本実施の形態1の種々の変更例について説明する。図7は、実施の形態1の変更例を示す断面図であって、図4と対比される図である。図7を参照して、この変更例では、モニタ容器10内に3つの発熱素子37A〜37Cが設けられる。モニタ容器10の底を基準とする発熱素子37A〜37Cの高さをそれぞれh1〜h3とすると、h1<h2<h3である。図7では、液冷媒15bの液面が発熱素子37Aと発熱素子37Bの間にある場合が示されている。
制御装置14は、発熱素子37A〜37Cの各々に一定の電力を供給し、発熱素子37A〜37Cの温度T1〜T3に基づいて、液冷媒15bの液面の高さhを求める。図7の例では、発熱素子37Aが液冷媒15b内にあり、発熱素子37B,37Cがガス冷媒15a内にあるので、発熱素子37Aの温度T1がしきい値温度Tthよりも低くなり、発熱素子37B,37Cの温度T2,T3がしきい値温度Tthよりも高くなる。この場合、制御装置14は、液冷媒15bの液面の高さhは、h1とh2の間にあると判別する。
この変更例では、高さの異なる複数の発熱素子37A〜37Cをモニタ容器10内に設けたので、実施の形態1よりも液冷媒15bの液面の高さhを正確に検出することができる。
なお、図7の例では、発熱素子37Aの温度T1が発熱素子37B,37Cの温度T2,T3よりも低くなる(T1<T2≒T3)。発熱素子37A〜37CがPTC素子である場合、発熱素子37Aの抵抗値R1が発熱素子37B,37Cの抵抗値R2,R3よりも小さくなる(R1<R2≒R3)。発熱素子37A〜37CがNTC素子である場合、発熱素子37Aの抵抗値R1が発熱素子37B,37Cの抵抗値R2,R3よりも大きくなる(R1>R2≒R3)。したがって、発熱素子37A〜37Cの抵抗値R1〜R3の大小関係を比較し、比較結果に基づいて液冷媒15bの液面の高さhを検出することも可能である。
図8は、実施の形態1の他の変更例を示す断面図であって、図4と対比される図である。図8を参照して、この変更例が実施の形態1と異なる点は、発熱センサ13が容量センサ55で置換されている点である。容量センサ55は、2つの電極56,57を含む。電極56,57は、モニタ容器10内に垂直に配置され、かつ一定の距離を開けて互いに平行に配置されており、コンデンサを構成する。電極56,57の下端が液冷媒15bに浸かっているか否かによって電極56,57間の容量値が変化する。たとえば、液冷媒15bの液面が電極56,57の下端よりも上にある場合の容量値は、液冷媒15bの液面が電極56,57の下端よりも下にある場合の容量値よりも大きくなる。制御装置14は、電極56,57間の容量値を検出し、その検出値に基づいて、液冷媒15bの液面が電極56,57の下端よりも上であるか下であるかを判別する。この変更例では、液冷媒15bの液面の高さhを容易に検出することができる。
図9は、実施の形態1のさらに他の変更例を示す断面図であって、図4と対比される図である。図9を参照して、この変更例が実施の形態1と異なる点は、発熱センサ13が振動センサ60で置換されている点である。振動センサ60は、モニタ容器10の底に設けられて制御装置14からの制御信号によって制御され、モニタ容器10内に振動波を出射し、液冷媒15bの液面で反射した振動波を受信し、受信した振動波を示す信号を制御装置14に出力する。振動波は、たとえば超音波である。
制御装置14は、振動センサ60から出射された振動波(すなわち振動センサ60に与えた制御信号)と、液冷媒15bの液面で反射して振動センサ60に入射した振動波(すなわち振動センサ60の出力信号)とに基づいて、振動センサ60から液冷媒15bの液面までの距離(すなわち液冷媒15bの液面の高さh)を求める。この変更例でも、液冷媒15bの液面の高さhを検出することができる。
図10は、実施の形態1のさらに他の変更例を示す断面図であって、図9と対比される図である。図10を参照して、この変更例が図9の変更例と異なる点は、振動センサ60が振動センサ65で置換されている点である。振動センサ65は、モニタ容器10の一方側側面に設けられた送波器66および受波器67を含む。送波器66は、制御装置14からの制御信号によって制御され、モニタ容器10内に振動波を出射する。受波器67は、モニタ容器10内で反射した振動波を受信し、受信した振動波を示す信号を制御装置14に出力する。振動波は、たとえば超音波である。液冷媒15b内における振動波の伝搬状態は、ガス冷媒15a内における振動波の伝搬状態と異なる。
制御装置14は、送波器66から出射された振動波(すなわち送波器66に与えた制御信号)と、モニタ容器10内で反射して受波器67に入射した振動波(すなわち受波器67の出力信号)とに基づいて、振動波が主に液冷媒15bの液面の上を通過したか下を通過したかを判別し、液冷媒15bの液面の高さhを求める。この変更例でも、液冷媒15bの液面の高さhを検出することができる。
図11は、実施の形態1のさらに他の変更例を示す断面図であって、図10と対比される図である。図11を参照して、この変更例が図10の変更例と異なる点は、振動センサ65が光センサ70で置換されている点である。光センサ70は、互いに対向して設けられた発光器71および受光器72を含む。発光器71は、モニタ容器10の一方側側面に設けられて制御装置14からの制御信号によって制御され、モニタ容器10内に光を出射する。受光器72は、モニタ容器10の他方側側面に設けられ、モニタ容器10内を通過した光を受け、受けた光を示す信号を制御装置14に出力する。液冷媒15b内における光の伝搬状態は、ガス冷媒15a内における光の伝搬状態と異なる。
制御装置14は、発光器71から出射された光(すなわち発光器71に与えた制御信号)と、モニタ容器10内を通過して受光器72に入射した光(すなわち受光器72の出力信号)とに基づいて、光が主に液冷媒15bの液面の上を通過したか下を通過したかを判別し、液冷媒15bの液面の高さhを求める。この変更例でも、液冷媒15bの液面の高さhを検出することができる。
なお、発光器71および受光器72の両方をモニタ容器10の一方側側面に設け、モニタ容器10の他方側側面に反射器を設けてもよい。この場合、発光器71および受光器72を含む1つの光センサを設けてもよい。
[実施の形態2]
図12(a)は、この発明の実施の形態2による冷凍サイクル装置の要部を示す断面図であって、図3(a)と対比される図である。図12(a)を参照して、この冷凍サイクル装置が実施の形態1の冷凍サイクル装置と異なる点は、連通管11,12が連通管75,76と置換されている点である。
連通管75,76の各々は、I型の冷媒配管の一方端部を直角に屈曲させるとともに、冷媒配管の他方端部を一方端部と同方向に屈曲させたものである。連通管75,76の各々の中央部は水平方向に配置され、連通管75,76の各々の両端部は垂直方向に配置される。液貯め容器30は、円柱状の中空の容器である。
連通管75の一方端は液貯め容器30の上端面の中央の孔に接続され、連通管75の他方端はモニタ容器10の上端面の孔に接続されている。液貯め容器30内の上端部は、連通管75を介してモニタ容器10内の上端部に連通している。液貯め容器30内の上端部のガス冷媒15aは、連通管75介してモニタ容器10内の上端部に流入する。
連通管76の一方端は液貯め容器30の下端面の孔に接続され、連通管76の他方端はモニタ容器10の下端面の孔に接続されている。液貯め容器30内の下端部は、連通管76を介してモニタ容器10内の下端部に連通している。液貯め容器30内の下端部の液冷媒15bは、連通管76を介してモニタ容器10内の下端部に流入する。これにより、モニタ容器10内の液冷媒15bの液面の高さは、液貯め容器30の液冷媒15bの液面の高さと同じになる。
図12(b)は、流入管31aと液貯め容器30を上方から見た図である。液貯め容器30の上端面は、円形である。液貯め容器30の中心軸をZ軸とし、Z軸と直交する水平面をXY平面とする。流入管31の他方端部31aは、噴射口をX軸とY軸の交点に向けて、X軸に沿うように配置されている。したがって、流入管31の噴射口は、上方から見ると、液貯め容器30の中心軸よりも液貯め容器30の内周面側に配置されている。
流入管31の噴射口から液貯め容器30内にガス冷媒15aが水平方向に噴出されると、それにより液貯め容器30内においてガス冷媒15aおよび液冷媒15bの旋回流が発生し、液貯め容器30の内周面に垂直な方向の動圧F1が発生する。本実施の形態2では、流入管31の噴射口と液貯め容器30の内周面との間の距離を大きくしたので、ガス冷媒15aおよび液冷媒15bの旋回流を抑制し、液貯め容器30の内周面に垂直な方向の動圧F1を低減することができる。
さらに、本実施の形態2では、連通管75の一方端部75aが液貯め容器30の上端面に対して垂直に設けられ、連通管76の一方端部76aが液貯め容器30の下端面に対して垂直に設けられている。したがって、連通管75の一方端部75aの方向Bと動圧F1の方向とが直交し、連通管76の一方端部76aの方向と動圧F1の方向とが直交している。さらに、連通管75の一方端を液貯め容器30の上端面の中心に接続し、連通管76の一方端を液貯め容器30の下端面の中心に接続したので、連通管75,76の一方端と動圧F1が加えられる液貯め容器30の内周面との距離を大きくすることができる。したがって、動圧F1が連通管75,76を介してモニタ容器10内の液冷媒15bの液面に及ぼす影響を小さくすることができ、モニタ容器10内の液冷媒15bの液面の変動を小さく抑制することができる。よって、液冷媒15bの液面の位置を正確に検出することができる。
[実施の形態3]
図13は、この発明の実施の形態3による冷凍サイクル装置の要部を示す断面図であって、図6と対比される図である。図13を参照して、この冷凍サイクル装置が図6の冷凍サイクル装置と異なる点は、遮蔽板81,82が追加されている点である。遮蔽板81,82は、遮蔽部材を構成する。
遮蔽板81,82は、液貯め容器30の内周面に設けられている。遮蔽板81の上端は連通管51の入口の上の内周面に固定され、遮蔽板81の下端は斜め下に向けられている。遮蔽板82の上端は連通管52の入口の上の内周面に固定され、遮蔽板82の下端は斜め下に向けられている。液貯め容器30の内側から見ると、遮蔽板81,82は、それぞれ連通管51,52の入口を覆うように設けられている。遮蔽板81は、液貯め容器30から連通管51に流入する冷媒15の速度を低減させる。遮蔽板82は、液貯め容器30から連通管52に流入する冷媒15の速度を低減させる。
本実施の形態3では、連通管51,52の入口に遮蔽板81,82を設けたので、ガス冷媒15aおよび液冷媒15bの旋回流によって発生する動圧F1が連通管51,52を介してモニタ容器10内の液冷媒15bの液面に及ぼす影響を小さくすることができる。したがって、モニタ容器10内の液冷媒15bの液面の変動を小さく抑制することができ、液冷媒15bの液面の位置を正確に検出することができる。
[実施の形態4]
図14は、この発明の実施の形態4による冷凍サイクル装置の要部を示す断面図であって、図6と対比される図である。図14を参照して、この冷凍サイクル装置が図6の冷凍サイクル装置と異なる点は、連通管51,52がそれぞれ連通管85,86で置換されている点である。
連通管85,86の各々は、I型に形成されている。連通管85の一方端部85aは毛細管で構成され、連通管85の他方端部85bは配管で構成されている。連通管85の一方端部85a(第1の部分)の内径は、流入管31の内径の1/3以下であり、他方端部85bの内径よりも小さい。連通管86の一方端部86aは毛細管で構成され、連通管86の他方端部86bは配管で構成されている。連通管86の一方端部86aの内径は、流入管31の内径の1/3以下であり、他方端部85bの内径よりも小さい。
連通管85,86の各々は、水平方向に配置される。連通管85の一方端部85aは、液貯め容器30の側面の上部を貫通している。連通管85の他方端部85bは、モニタ容器10の側面の上部に接続される。液貯め容器30内の上部は、連通管85を介してモニタ容器10内の上部に連通している。液貯め容器30内の上部のガス冷媒15aは、連通管85を介してモニタ容器10内の上部に流入する。
連通管86の一方端部86aは、液貯め容器30の側面の下部を貫通している。連通管86の他方端部86bは、モニタ容器10の側面の下部に接続される。液貯め容器30内の下部は、連通管86を介してモニタ容器10内の下部に連通している。液貯め容器30内の下部の液冷媒15bは、連通管86を介してモニタ容器10内の底部に流入する。これにより、モニタ容器10内の液冷媒15bの液面の高さは、液貯め容器30の液冷媒15bの液面の高さと同じになる。
本実施の形態4では、連通管85,86の各々の少なくとも一部を毛細管で構成したので、液貯め容器30から連通管85,86に流入する冷媒15の速度を低減させることができる。したがって、ガス冷媒15aおよび液冷媒15bの旋回流によって発生する動圧F1が連通管85,86を介してモニタ容器10内の液冷媒15bの液面に及ぼす影響を小さくすることができ、モニタ容器10内の液冷媒15bの液面の変動を小さく抑制することができる。このため、液冷媒15bの液面の位置を正確に検出することができる。
[実施の形態5]
図15は、この発明の実施の形態5による冷凍サイクル装置の要部を示す断面図であって、図13と対比される図である。図15を参照して、この冷凍サイクル装置が実施の形態3の冷凍サイクル装置と異なる点は、遮蔽板81,82、連通管51,52、モニタ容器10、および発熱センサ13が圧縮機1の油貯め部26に設けられている点である。本実施の形態5では、油貯め部26は潤滑油16を貯留する液貯め容器を構成する。
圧縮機1のハウジング20の下端部は油貯め部26を構成する。連通管51は、水平に配置され、油貯め部26の上部とモニタ容器10の上部との間に接続される。連通管52は、水平に配置され、油貯め部26の下部とモニタ容器10の下部との間に接続される。圧縮機1を運転すると、ハウジング20内のガス冷媒15aおよび潤滑油16に旋回流が発生し、水平方向の動圧F1が発生する。
遮蔽板81,82は、油貯め部26の内周面に設けられている。遮蔽板81の上端は連通管51の入口の上の内周面に固定され、遮蔽板81の下端は斜め下に向けられている。遮蔽板82の上端は連通管52の入口の上の内周面に固定され、遮蔽板82の下端は斜め下に向けられている。油貯め部26の内側から見ると、遮蔽板81,82は、それぞれ連通管51,52の入口を覆うように設けられている。遮蔽板81は、油貯め部26から連通管51に流入するガス冷媒15a(または潤滑油16)の速度を低減させる。遮蔽板82は、液貯め容器30から連通管52に流入する潤滑油16(またはガス冷媒15a)の速度を低減させる。
本実施の形態5では、連通管51,52の入口に遮蔽板81,82を設けたので、ガス冷媒15aおよび潤滑油16の旋回流によって発生する動圧F1が連通管51,52を介してモニタ容器10内の潤滑油16の液面に及ぼす影響を小さくすることができる。したがって、モニタ容器10内の潤滑油16の液面の変動を小さく抑制することができ、潤滑油16の液面の位置を正確に検出することができる。
なお、圧縮機1内の潤滑油16が多過ぎると、モータ部24が潤滑油16で満たされて効率が低下する。逆に、圧縮機1内の潤滑油16が少な過ぎると、圧縮部23に潤滑油16を供給することができず、摩擦が大きくなって故障が発生する。したがって、圧縮機1内の潤滑油16の量を適正量に調整する必要がある。
圧縮機1の油貯め部26における潤滑油16の液面が低過ぎるにもかかわらず潤滑油16の液面が高いと誤って検知した場合には、圧縮機1において潤滑油16が不足しているにもかかわらず潤滑油16が足りていると制御装置14が判別してしまう。このため、圧縮機1において潤滑油16が不足し、圧縮機1が故障する恐れがある。しかし、本実施の形態5では、圧縮機1の油貯め部26における潤滑油16の液面の高さ(すなわち潤滑油16の量)を正確に検知できるので、潤滑油16が不足して圧縮機1が故障することを防止することができる。
[実施の形態6]
図16は、この発明の実施の形態6による冷凍サイクル装置の要部を示す断面図であって、図14と対比される図である。図16を参照して、この冷凍サイクル装置が実施の形態4の冷凍サイクル装置と異なる点は、連通管85,86、モニタ容器10、および発熱センサ13が圧縮機1の油貯め部26に設けられている点である。本実施の形態6では、油貯め部26は潤滑油16を貯留する液貯め容器を構成する。
圧縮機1のハウジング20の下端部は、油貯め部26を構成する。連通管85,86の各々は、I型に形成されている。連通管85の一方端部85aは毛細管で構成され、連通管85の他方端部85bは配管で構成されている。連通管85の一方端部85aの内径は、流入管31の内径の1/3以下である。連通管86の一方端部86aは毛細管で構成され、連通管86の他方端部86bは配管で構成されている。連通管86の一方端部86aの内径は、流入管31の内径の1/3以下である。
連通管85,86の各々は、水平方向に配置される。連通管85の一方端部85aは、油貯め部26の側面の上部を貫通している。連通管85の他方端部85bは、モニタ容器10の側面の上部に接続される。油貯め部26内の上部は、連通管85を介してモニタ容器10内の上部に連通している。油貯め部26内の上部のガス冷媒15a(または潤滑油16)は、連通管85を介してモニタ容器10内の上部に流入する。
連通管86の一方端部86aは、油貯め部26の側面の下部を貫通している。連通管86の他方端部86bは、モニタ容器10の側面の下部に接続される。油貯め部26内の下部は、連通管86を介してモニタ容器10内の下部に連通している。油貯め部26内の下部の潤滑油16(またはガス冷媒15a)は、連通管86を介してモニタ容器10内の下部に流入する。これにより、モニタ容器10内の潤滑油16の液面の高さは、油貯め部26の潤滑油16の液面の高さと同じになる。
本実施の形態6では、連通管85,86の各々の少なくとも一部を毛細管で構成したので、油貯め部26から連通管85,86に流入するガス冷媒15aまたは潤滑油16の速度を低減させることができる。したがって、ガス冷媒15aおよび潤滑油16の旋回流によって発生する動圧F1が連通管85,86を介してモニタ容器10内の潤滑油16の液面に及ぼす影響を小さくすることができ、モニタ容器10内の潤滑油16の液面の変動を小さく抑制することができる。このため、潤滑油16の液面の位置を正確に検出することができる。
[実施の形態7]
図17(a)は、この発明の実施の形態7による冷凍サイクル装置の要部を示す断面図であって、図12(a)と対比される図である。図17(a)を参照して、この冷凍サイクル装置が実施の形態2の冷凍サイクル装置と異なる点は、連通管75,76、モニタ容器10、および発熱センサ13がオイルセパレータ2に設けられている点である。本実施の形態7では、オイルセパレータ2は、潤滑油16を貯留する液貯め容器を構成する。
オイルセパレータ2は、円柱状の中空の容器である。冷媒配管P2の端部が水平に配置され、その先端がオイルセパレータ2の側壁の中央部の孔に接続されている。冷媒配管P3の端部は、垂直に配置され、オイルセパレータ2の上端面の端部の孔に接続されている。配管P7の端部は、垂直に配置され、オイルセパレータ2の下端面の端部の孔に接続されている。
圧縮機1から吐出されたガス冷媒15aは、冷媒配管P2の先端からオイルセパレータ2内において略水平方向に噴射される。圧縮機1は、ガス冷媒15aとともに潤滑油16も噴射する。潤滑油16は、オイルセパレータ2の下部に貯留される。オイルセパレータ2を通過したガス冷媒15aは、冷媒配管P3を介して凝縮器4に供給される。オイルセパレータ2の下部に貯留された潤滑油16は、配管P7を介してバイパス弁3に供給される。
連通管75,76の各々は、I型の冷媒配管の一方端部を直角に屈曲させるとともに、冷媒配管の他方端部を一方端部と同方向に屈曲させたものである。連通管75,76の各々の中央部は水平方向に配置され、連通管75,76の各々の両端部は垂直方向に配置される。
連通管75の一方端はオイルセパレータ2の上端面の中央の孔に接続され、連通管75の他方端はモニタ容器10の上端面の孔に接続されている。オイルセパレータ2内の上端部は、連通管75を介してモニタ容器10内の上端部に連通している。オイルセパレータ2内の上端部のガス冷媒15a(または潤滑油16)は、連通管75介してモニタ容器10内の上端部に流入する。
連通管76の一方端はオイルセパレータ2の下端面の中央の孔に接続され、連通管76の他方端はモニタ容器10の下端面の孔に接続されている。オイルセパレータ2内の下端部は、連通管76を介してモニタ容器10内の下端部に連通している。オイルセパレータ2内の下端部の潤滑油16(またはガス冷媒15a)は、連通管76を介してモニタ容器10内の下端部に流入する。これにより、モニタ容器10内の潤滑油16の液面の高さは、オイルセパレータ2の潤滑油16の液面の高さと同じになる。
図17(b)は、オイルセパレータ2を上方から見た図である。オイルセパレータ2の上端面は、円形である。オイルセパレータ2の中心軸をZ軸とし、Z軸と直交する水平面をXY平面とする。冷媒配管P2の端部は、噴射口をX軸とY軸の交点に向けて、X軸に沿うように配置されている。
冷媒配管P2の噴射口からオイルセパレータ2内にガス冷媒15aが略水平方向に噴出されると、それによりオイルセパレータ2内においてガス冷媒15aおよび潤滑油16の旋回流が発生し、オイルセパレータ2の内周面に垂直な方向の動圧F1が発生する。本実施の形態7では、冷媒配管P2の噴射口とそれに対向するオイルセパレータ2の内周面との間の距離を大きくしたので、ガス冷媒15aおよび潤滑油16の旋回流を抑制し、オイルセパレータ2の内周面に垂直な方向の動圧F1を低減することができる。
さらに、本実施の形態7では、連通管75の一方端部75aがオイルセパレータ2の上端面に対して垂直に設けられ、連通管76の一方端部76aがオイルセパレータ2の下端面に対して垂直に設けられている。連通管75の一方端部75aの方向Bと動圧F1の方向とが直交し、連通管76の一方端部76aの方向と動圧F1の方向とが直交している。連通管75の一方端をオイルセパレータ2の上端面の中心に接続し、連通管76の一方端をオイルセパレータ2の下端面の中心に接続したので、連通管75,76の各々の一方端と動圧F1が加えられるオイルセパレータ2の内周面との距離を大きくすることができる。したがって、動圧F1が連通管75,76を介してモニタ容器10内の潤滑油16の液面に及ぼす影響を小さくすることができ、モニタ容器10内の潤滑油16の液面の変動を小さく抑制することができる。このため、潤滑油16の液面の位置を正確に検出することができる。
なお、オイルセパレータ2内の潤滑油16の液面が低いにもかかわらず高いと誤って検知した場合には、オイルセパレータ2内の潤滑油16が少ないにもかかわらずバイパス弁3を開けてしまう恐れがある。その場合は、圧縮されたガス冷媒15aが圧縮機1の吸込口に戻り、冷凍サイクル装置全体の効率が低下してしまう。さらに、圧縮機1の吸込過熱度が高くなり、吐出温度が異常に上昇し、圧縮機1が故障してしまう。しかし、本実施の形態7では、オイルセパレータ2内の潤滑油16の量を正確に検出することができるので、圧縮機1の故障を防止することができ、冷凍サイクル装置を高効率で運転することができる。
[実施の形態8]
図18は、この発明の実施の形態8による冷凍サイクル装置の要部を示す断面図であって、図13と対比される図である。図18を参照して、この冷凍サイクル装置が図13の冷凍サイクル装置と異なる点は、遮蔽板81,82、連通管51,52、モニタ容器10、および発熱センサ13がオイルセパレータ2に設けられている点である。
遮蔽板81,82は、オイルセパレータ2の内周面に設けられている。遮蔽板81の上端は連通管51の入口の上の内周面に固定され、遮蔽板81の下端は斜め下に向けられている。遮蔽板82の上端は連通管52の入口の上の内周面に固定され、遮蔽板82の下端は斜め下に向けられている。オイルセパレータ2の内側から見ると、遮蔽板81,82は、それぞれ連通管51,52の入口を覆うように設けられている。遮蔽板81は、オイルセパレータ2から連通管51に流入するガス冷媒15a(または潤滑油16)の速度を低減させる。遮蔽板82は、オイルセパレータ2から連通管52に流入する潤滑油16(またはガス冷媒15a)の速度を低減させる。
本実施の形態8では、連通管51,52の入口に遮蔽板81,82を設けたので、ガス冷媒15aおよび潤滑油16の旋回流によって発生する動圧F1が連通管51,52を介してオイルセパレータ2内の潤滑油16の液面に及ぼす影響を小さくすることができる。したがって、モニタ容器10内の潤滑油16の液面の変動を小さく抑制することができ、潤滑油16の液面の位置を正確に検出することができる。
[実施の形態9]
図19は、この発明の実施の形態9による冷凍サイクル装置の要部を示す断面図であって、図14と対比される図である。図19を参照して、この冷凍サイクル装置が図14の冷凍サイクル装置と異なる点は、連通管85,86、モニタ容器10、および発熱センサ13がオイルセパレータ2に設けられている点である。
連通管85,86の各々は、I型に形成されている。連通管85の一方端部85aは毛細管で構成され、連通管85の他方端部85bは配管で構成されている。連通管85の一方端部85aの内径は、冷媒配管P2の内径の1/3以下である。連通管86の一方端部86aは毛細管で構成され、連通管86の他方端部86bは配管で構成されている。連通管86の一方端部86aの内径は、冷媒配管P2の内径の1/3以下である。
連通管85,86の各々は、水平方向に配置される。連通管85の一方端部85aは、オイルセパレータ2の側面の上部を貫通している。連通管85の他方端部85bは、モニタ容器10の側面の上部に接続される。オイルセパレータ2の内部の上部は、連通管85を介してモニタ容器10の内部の上部に連通している。オイルセパレータ2内の上部のガス冷媒15a(または潤滑油16)は、連通管85を介してモニタ容器10内の上部に流入する。
連通管86の一方端部86aは、オイルセパレータ2の側面の下部を貫通している。連通管86の他方端部86bは、モニタ容器10の側面の下部に接続される。オイルセパレータ2内の下部は、連通管86を介してモニタ容器10内の下部に連通している。オイルセパレータ2内の下部の潤滑油16(またはガス冷媒15a)は、連通管86を介してモニタ容器10内の下部に流入する。これにより、モニタ容器10内の潤滑油16の液面の高さは、オイルセパレータ2の潤滑油16の液面の高さと同じになる。
本実施の形態9では、連通管85,86の各々の少なくとも一部を毛細管で構成したので、オイルセパレータ2から連通管85,86に流入するガス冷媒15aまたは潤滑油16の速度を低減させることができる。したがって、ガス冷媒15aおよび潤滑油16の旋回流によって発生する動圧F1が連通管85,86を介してモニタ容器10内の潤滑油16の液面に及ぼす影響を小さくすることができ、モニタ容器10内の潤滑油16の液面の変動を小さく抑制することができる。このため、潤滑油16の液面の位置を正確に検出することができる。
なお、以上の実施の形態1〜9および複数の変更例を適宜組み合わせてもよいことは言うまでもない。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明でなくて請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 圧縮機、2 オイルセパレータ、3 バイパス弁、4 凝縮器、5,8 送風機、6 膨張装置、7 蒸発器、9 アキュムレータ、10 モニタ容器、11,12,51,52,75,76,85,86 連通管、13 発熱センサ、14 制御装置、P1〜P6 冷媒配管、P7,P8 配管、15 冷媒、15a ガス冷媒、15b 液冷媒、16 潤滑油、20 ハウジング、21 吸込口、22 吐出口、23 圧縮部、24 モータ部、25 油ポンプ部、26 油貯め部、30 液貯め容器、31 流入管、32 流出管、35,36,56,57 電極、37,37A〜37C 発熱素子、40 電源回路、41 電圧検出器、42 電流検出器、43 演算回路、44 記憶部、55 容量センサ、60,65 振動センサ、66 送波器、67 受波器、70 光センサ、71 発光器、72 受光器、81,82 遮蔽板。

Claims (13)

  1. 冷媒が圧縮機、凝縮器、膨張装置、蒸発器の順に循環する冷凍サイクル装置であって、
    前記冷媒から分離された液体を貯留する第1の容器と、
    前記第1の容器と連通された第2の容器と、
    前記第2の容器内の液面を検出する検出器とを備え、
    前記第1の容器は上面および下面を含み、前記上面の第1の位置には第1の孔が開けられ、前記第1の容器の前記第1の位置よりも下方の第2の位置には第2の孔が開けられ、
    前記第2の容器の第3の位置には第3の孔が開けられ、前記第2の容器の前記第3の位置よりも下方の第4の位置には第4の孔が開けられ、
    前記第1の孔と前記第3の孔とは互いに連通し、前記第2の孔と前記第4の孔とは互いに連通している、冷凍サイクル装置。
  2. さらに、前記第1の孔と前記第3の孔との間に接続された第1の連通管と、
    前記第2の孔と前記第4の孔との間に接続された第2の連通管とを備える、請求項1に記載の冷凍サイクル装置。
  3. 冷媒が圧縮機、凝縮器、膨張装置、および蒸発器の順に循環する冷凍サイクル装置であって、
    前記冷媒から分離された液体を貯留する第1の容器と、
    前記第1の容器と連通された第2の容器と、
    前記第2の容器内の液面を検出する検出器とを備え、
    前記第1の容器の第1の位置には第1の孔が開けられ、前記第1の容器の前記第1の位置よりも下方の第2の位置には第2の孔が開けられ、
    前記第2の容器の第3の位置には第3の孔が開けられ、前記第2の容器の前記第3の位置よりも下方の第4の位置には第4の孔が開けられ、
    前記第1の孔と前記第3の孔とは互いに連通し、前記第2の孔と前記第4の孔とは互いに連通しており、
    前記冷凍サイクル装置は、
    さらに、前記第1の容器内に設けられ、前記第1および第2の孔の各々に流入する前記液体の速度を低下させる遮蔽部材を備える、冷凍サイクル装置。
  4. さらに、前記第1の孔と前記第3の孔との間に接続された第1の連通管と、
    前記第2の孔と前記第4の孔との間に接続された第2の連通管とを備える、請求項3に記載の冷凍サイクル装置。
  5. 冷媒が圧縮機、凝縮器、膨張装置、および蒸発器の順に循環する冷凍サイクル装置であって、
    前記冷媒から分離された液体を貯留する第1の容器と、
    前記第1の容器と連通された第2の容器と、
    前記第2の容器内の液面を検出する検出器とを備え、
    前記第1の容器の第1の位置には第1の孔が開けられ、前記第1の容器の前記第1の位置よりも下方の第2の位置には第2の孔が開けられ、
    前記第2の容器の第3の位置には第3の孔が開けられ、前記第2の容器の前記第3の位置よりも下方の第4の位置には第4の孔が開けられ、
    前記冷凍サイクル装置は、
    さらに、前記第1の孔と前記第3の孔との間に接続された第1の連通管と、
    前記第2の孔と前記第4の孔との間に接続された第2の連通管とを備え、
    前記第1および第2の連通管の各々は第1および第2の部分を含み、前記第1の部分の内径は前記第2の部分の内径よりも小さい、冷凍サイクル装置。
  6. 前記冷媒はガス冷媒と液冷媒を含み、前記液体は前記液冷媒であり、
    前記第1の容器は、前記冷媒から前記液冷媒を分離して貯留するアキュムレータであり、
    前記検出器は、前記第2の容器内の前記液冷媒の液面を検出する、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の冷凍サイクル装置。
  7. 前記液体は前記圧縮機用の潤滑油であり、
    前記圧縮機は、
    ハウジングと、
    前記ハウジング内に設けられ、前記冷媒を圧縮する圧縮部と、
    前記ハウジング内に設けられ、前記ハウジングの下端部に貯留された前記潤滑油を前記圧縮部に供給する油ポンプ部とを含み、
    前記ハウジングは前記第1の容器を構成し、
    前記検出器は、前記第2の容器内の前記潤滑油の液面を検出する、請求項3から請求項5のいずれか1項に記載の冷凍サイクル装置。
  8. 前記圧縮機から吐き出される前記冷媒には前記圧縮機用の潤滑油が含まれており、前記液体は前記圧縮機用の潤滑油であり、
    前記第1の容器は、前記圧縮機から吐出された前記冷媒から前記潤滑油を分離して貯留するオイルセパレータであり、
    前記検出器は、前記第2の容器内の前記潤滑油の液面を検出する、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の冷凍サイクル装置。
  9. 前記検出器は、
    前記第2の容器内に設けられた発熱素子と、
    前記発熱素子に一定の電力を供給して前記発熱素子を発熱させ、前記発熱素子の温度に基づいて前記第2の容器内の液面を検出する制御装置とを含む、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の冷凍サイクル装置。
  10. 前記検出器は、
    前記第2の容器内において互いに対向して設けられた第1および第2の電極と、
    前記第1および第2の電極間の容量値に基づいて前記第2の容器内の液面を検出する制御装置とを含む、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の冷凍サイクル装置。
  11. 前記検出器は、
    前記第2の容器内に振動波を送る送波器と、
    前記送波器から送られた振動波を受ける受波器と、
    前記送波器から送られて前記受波器によって受けられた振動波に基づいて前記第2の容器内の液面を検出する制御装置とを含む、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の冷凍サイクル装置。
  12. 前記検出器は、
    前記第2の容器内に光を出射する発光器と、
    前記発光器から出射された光を受ける受光器と、
    前記発光器から出射されて前記受光器に入射した光に基づいて前記第2の容器内の液面を検出する制御装置とを含む、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の冷凍サイクル装置。
  13. 前記検出器は、それぞれ前記第2の容器内の複数の高さに対応して設けられた複数の副検出器を含み、
    各副検出器は、前記第2の容器内の液面が対応の高さに到達したか否かを検出する、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の冷凍サイクル装置。
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