JPWO2017208491A1 - 送風装置 - Google Patents

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Abstract

空気の流入口20及び吹出口5を開口して送風機10を内装する筐体2と、流入口20を覆って筐体2に着脱可能に取り付けられるとともに空気の吸込口20を開口するカバー部材3と、筐体2とカバー部材3との間の空間内に着脱可能に設置されるとともに一面に粘着面51cを有して虫を捕獲する捕虫シート51と、捕虫シート51の一端を回転可能に支持して捕虫シート51を巻き取る巻取部40とを備えた。

Description

本発明は虫を捕獲する捕虫シートを備えた送風装置に関する。
特許文献1には従来の送風装置が開示されている。この送風装置は空気の流入口及び吹出口をそれぞれ背面及び上面に開口した筐体を有する。筐体は室内の床面等に設置され、送風機を内装する。流入口には空気中の塵埃を捕集するフィルタが配される。筐体の背面側には流入口を覆うカバー部材が筐体に対して着脱可能に取り付けられる。カバー部材は空気の吸込口を複数開口している。
上記構成の送風装置において、運転が開始されると、送風機が駆動されて吸込口から空気が吸い込まれる。吸込口から吸い込まれた空気は流入口に流入し、フィルタにより塵埃が捕集された後に吹出口から外部へ送出される。これにより、室内の空気を清浄することができる。また、筐体からカバー部材を取り外してフィルタを交換することができる。
上記特許文献1の送風装置によれば、空気中の塵埃を捕集するため、塵埃等による健康被害を低減することができる。また、近年の健康志向の高まりから、蚊等の虫を介した感染症等を低減するために捕虫機能を有する送風装置の要望が高くなっている。
特許文献2に記載の捕虫装置は、前面を扉により開閉して側面に開口部を開口した筐体と、筐体内に虫を誘引する誘引光を出射する誘引光源と、扉の背面に配されて虫を捕獲する粘着性の捕虫シートとを備えている。
扉を閉じて誘引光源を点灯すると、側面の開口部を介して誘引光が筐体の外部に向けて出射される。虫は側面の開口部を介して筐体内に進入し、捕虫シートにより捕虫される。そして、虫が付着した使用済の捕虫シートを扉から取り外し、未使用の捕虫シートを扉の所定位置に取り付ける。これにより、捕虫シートを交換することができる。
特開2009−66466号公報 特開2006−230258号公報
上記の捕虫シートにより、送風装置に捕虫機能を設けることができる。しかしながら、捕虫シートを設けると、捕虫シートを交換する際に虫が付着した粘着面が目に入るとともに粘着面に手が触れ、作業者の不快感を招く問題があった。
本発明は、捕虫シートの交換時の不快感を防止できる送風装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、空気の流入口及び吹出口を開口して送風機を内装する筐体と、前記流入口を覆って前記筐体に取り付けられるとともに空気の吸込口を開口するカバー部材と、前記筐体と前記カバー部材との間の空間内に着脱可能に設置されるとともに一面に粘着面を有して虫を捕獲する捕虫シートと、前記筐体又は前記カバー部材に設けられるとともに前記捕虫シートの一端を回転可能に支持して前記捕虫シートを巻き取る巻取部とを備えたことを特徴とする。
また本発明は、上記構成の送風装置において、前記捕虫シートが巻取方向の一端部に巻取方向の垂直方向に延びる第1芯材を有するとともに、前記巻取部が前記第1芯材の両端を支持して少なくとも一方が回転可能に配される一対の第1支持部と、一方の前記第1記支持部を回転させる駆動部とを有することを特徴とする。
また本発明は、上記構成の送風装置において、前記駆動部が一方の前記第1支持部と一体に設けられるハンドルから成り、前記ハンドルが前記カバー部材の外側に配されることを特徴とする。
また本発明は、上記構成の送風装置において、前記駆動部が一方の前記第1支持部に連結されるモータから成ることを特徴とする。
また本発明は、上記構成の送風装置において、前記モータを前記筐体に配して前記第1支持部を前記カバー部材に配し、前記筐体から突出して前記モータの駆動時に回転するシャフトと、前記第1支持部に設けられる第1傘歯車と、前記カバー部材に配されるとともに前記シャフトが嵌合して係止される係止孔を有して第1傘歯車に噛合する第2傘歯車とを設けたことを特徴とする。
また本発明は、上記構成の送風装置において、前記捕虫シートが第1芯材の反対側の端部に孔部を有するとともに、前記孔部に挿入して前記捕虫シートを係止する係止部を設け、前記孔部の巻取方向の反対側が開放されていることを特徴とする。
また本発明は、上記構成の送風装置において、前記筐体から突出して前記捕虫シートに当接するリブを設けたことを特徴とする。
また本発明は、上記構成の送風装置において、前記第1支持部の両方が回転可能に配されるとともに前記第1芯材の両端が前記第1支持部に係止され、前記第1芯材を押圧する方向に前記駆動部の反対側の前記第1支持部を付勢するバネを設けたことを特徴とする。
また本発明は、上記構成の送風装置において、前記捕虫シートが巻取方向の他端部に巻取方向の垂直方向に延びる第2芯材を有するとともに、前記巻取部が前記第2芯材の両端を支持する一対の第2支持部を有し、前記駆動部により前記捕虫シートが前記第1芯材に巻き取られるとともに前記第2芯材上から送り出されることを特徴とする。
また本発明は、上記構成の送風装置において、前記第2支持部の両方が回転可能に配されるとともに、前記第2芯材の両端が前記第2支持部に係止され、前記第2芯材を押圧する方向に片方の前記第2支持部を付勢するバネを設けたことを特徴とする。
また本発明は、上記構成の送風装置において、所定の周期毎に前記モータが駆動されることを特徴とする。
また本発明は、上記構成の送風装置において、前記捕虫シート上の捕虫量を検知する捕虫センサを設け、所定の捕虫量に到達した時に前記モータが駆動されることを特徴とする。
本発明によると、一面に粘着面を有して虫を捕獲する捕虫シートと捕虫シートの一端を回転可能に支持して捕虫シートを巻き取る巻取部とを備えた。これにより、虫が付着した使用済の捕虫シートを巻き取って交換することができる。このため、捕虫シートの交換のために取り外す際に虫の付着した粘着面が目に入らず、粘着面に手が触れることもない。したがって、送風装置の捕虫シートの交換時の不快感を防止することができる。
本発明の第1実施形態の送風装置を示す斜視図 本発明の第1実施形態の送風装置を示す側面断面図 本発明の第1実施形態の送風装置を示す背面断面図 本発明の第1実施形態の送風装置のカバー部材を示す斜視図 本発明の第2実施形態の送風装置のカバー部材を示す斜視図 本発明の第2実施形態の送風装置の捕虫シートを示す側面断面図 本発明の第3実施形態の送風装置を示す側面断面図
<第1実施形態>
以下に図面を参照して本発明の実施形態を説明する。図1及び図2は第1実施形態の送風装置のそれぞれ斜視図及び側面断面図を示している。なお、図1及び図2において白抜きの矢印は空気の流れを示している。送風装置1は居室内の床面等に設置されて水平断面形状が略楕円形の筐体2を有している。筐体2の背面側には着脱可能なカバー部材3が取り付けられている。
筐体2の上面の周縁部には透明な樹脂から成るスリーブ部12が設けられる。筐体2の上面前部には操作部6が設けられる。操作部6は複数のボタン(不図示)を有し、使用者の操作によって送風装置1の動作設定を行う。各ボタンの操作によって送風装置1の駆動オンオフ、送風機10の風量の変更、後述するイオン発生装置11のオンオフ等を指示することができる。
筐体2の背面及び上面にはそれぞれ流入口20及び吹出口5が開口している。吹出口5の中央部には上方に向かって突出する突出板13が設けられる。カバー部材3には複数の吸込口4が開口し、カバー部材3と筐体2の背面との間には吸込口4と流入口20とを連通させる捕虫空間25が形成される。捕虫空間25に面した筐体2の背面は黒色に形成される。
筐体2内には流入口20と吹出口5とを連結する送風通路7が設けられる。送風通路7内には流入口20から吹出口5に向かって(気流の上流から下流に向かって)順にプレフィルタ8、HEPAフィルタ9、送風機10及びイオン発生装置11が設けられる。
送風機10はモータ10aにより駆動されるシロッコファンにより形成され、軸方向に吸気して周方向に排気する。プレフィルタ8はABS等の合成樹脂で形成された複数段複数列の窓を有する矩形の枠8aにポリプロピレン製のメッシュ8bを溶着して形成される。メッシュ8bの目の大きさは蚊やハエ等の虫が通過できない大きさに形成される。プレフィルタ8によって空気中の大きな塵埃を捕集することができる。
HEPAフィルタ9は濾材9aを覆うように枠材9bがホットメルトにより溶着されている。HEPAフィルタ9によって、所定粒径(例えば3μm)よりも小さい粒径のPM2.5等の微小粒子状物質を含む空気中の微細な塵埃を捕集することができる。
なお、活性炭等の吸着材を有する脱臭フィルタをプレフィルタ8とHEPAフィルタ9との間に配置してもよい。これにより、空気中の臭気成分を吸着して空気を脱臭することができる。
イオン発生装置11は高圧電圧の印加によりイオンを発生する電極(不図示)を有し、電極は送風通路7内に面している。電極には交流波形またはインパルス波形から成る電圧が印加される。電極の印加電圧が正電圧の場合は主としてH(HO)mから成るプラスイオンを発生し、負電圧の場合は主としてO (HO)nから成るマイナスイオンを発生する。ここで、m、nは整数である。H(HO)m及びO (HO)nは空気中の浮遊菌や臭気成分の表面で凝集してこれらを取り囲む。
そして、式(1)〜(3)に示すように、衝突により活性種である[・OH](水酸基ラジカル)やH(過酸化水素)を微生物等の表面上で凝集生成して浮遊菌等を破壊する。ここで、m’、n’は整数である。したがって、プラスイオン及びマイナスイオンを発生して吹出口5から送出することにより居室内の除菌及び臭い除去を行うことができる。
(HO)m+O (HO)n→・OH+1/2O+(m+n)HO ・・・(1)
(HO)m+H(HO)m’+O (HO)n+O (HO)n’
→ 2・OH+O+(m+m'+n+n')HO ・・・(2)
(HO)m+H(HO)m’+O (HO)n+O (HO)n’
→ H+O+(m+m'+n+n')HO ・・・(3)
また、プラスイオン及びマイナスイオンが使用者の肌に接触すると、肌に水酸基(OH基)が付着して肌表面が親水化される。これにより、肌表面に水分子が付着しやすくなり、肌に潤いを与えることができる。
図3は送風装置1の筐体2の上部の背面断面図を示している。筐体2の背面上部には流入口20に対して外側(カバー部材3側)に突出した突出部28が設けられる。突出部28は左右方向に延びて形成され、突出部28の下面の左右方向の中央部には凹部28aが凹設される。
凹部28a内の左右端部にはそれぞれ出射面(不図示)が斜め下方を向くように誘引光源21が配される。これにより、誘引光源21は捕虫空間25の上部に面してカバー部材3の吸込口4の上方に配置される。誘引光源21は、蚊等の虫を誘引する約365nmの紫外線を出射する紫外線発光ダイオード(不図示)を有する。
凹部28aの左右方向の中央部には両面に反射面61aが形成された板状の反射部61が垂設される。反射面61aはシボ加工され、誘引光源21の出射面から出射された光P1は反射面61aで拡散反射する。反射面61aで拡散反射した光P2は吸込口4に向かう。これにより、使用者が誘引光源21を直視することを防止することができる。なお、誘引光源21及び反射部61を筐体2に替えてカバー部材3の内面に設けてもよく、筐体2及びカバー部材3に設けてもよい。
図4はカバー部材3を内側(筐体2側)から見た斜視図を示している。カバー部材3は筐体2に設けられた係合孔(不図示)に係合する係合爪(不図示)を有する。これにより、カバー部材3は筐体2に対して着脱可能に取り付けられる。カバー部材3は後方に凸になるように湾曲し、左右の両端部にはそれぞれ複数(本実施形態では5個)の吸込口4が上下に並設される。なお、吸込口4は1個でもよい。
カバー部材3の内面には虫を誘引する臭気物質を発生するニオイ発生部70が設けられる。臭気物質に特に限定はないが、例えば乳酸を挙げることができる。乳酸により蚊等の虫を捕虫空間25に容易に誘引することができる。なお、ニオイ発生部70の設置場所は捕虫空間25内であれば、カバー部材3の内面に限定されず筐体2の背面に設けてもよい。
捕虫空間25にはカバー部材3の内面に取り付けた捕虫シート51が配される。捕虫シート51は黒色に形成され、筐体2側の一面に粘着面51cを有している。粘着面51cにはアクリル系等の粘着剤(不図示)が設けられる。
捕虫シート51は一端に左右方向に延びる円筒状の芯材41(第1芯材)を有している。芯材41の両端面には軸方向に切り欠いた溝(不図示)が設けられる。
カバー部材3の上部には芯材41を支持して捕虫シート51を巻取方向A1に巻き取る巻取部40が設けられる。巻取部40はカバー部材3に回転可能に配される一対の支持部45(第1支持部)を有している。両方の支持部45は芯材41に嵌入されるとともに芯材41の溝に嵌合する突起部(不図示)を有する。これにより、支持部45は巻取方向A1の垂直方向に延びた芯材41の両端を係止して支持する。
図中、右側に配される一方の支持部45にはハンドル43(駆動部)が連結される。ハンドル43は開口部3aを介してカバー部材3の外側に配される。図中、左側に配される他方の支持部45はカバー部材3に設けたリブ57に取り付けられるバネ47により芯材41を押圧する方向に付勢される。
これにより、巻取部40はハンドル43の回転駆動によって芯材41が回転し、粘着面51cを内側に配して捕虫シート51を巻き取ることができる。なお、ハンドル43の回転方向を一方向に規制する規制部材を設けてもしてもよい。これにより、粘着面51cを外側に配して捕虫シート51が巻き取られることを防止できる。
捕虫シート51の芯材41の反対側の端部(図中下端部)には左右一対の孔部51aが設けられる。孔部51aはL字状に形成される。カバー部材3には筐体2側へ突出し、孔部51aに挿入して捕虫シート51を係止する左右一対の係止部56が設けられる。係止部56は孔部51aと同様にL字状に形成される。これにより、捕虫シート51が立設した状態を保持される。なお、係止部56及び孔部51aはL字状に形成されるが、それぞれが同じ形状であれば矩形状等、その他の形状でもよい。
捕虫シート51の下端には上下方向に延びるスリット51bが設けられる。スリット51bは孔部51aの下端と連続している。これにより、孔部51aの巻取方向A1の反対側が開放される。このため、ハンドル43を回動させると捕虫シート51がスリット51bにより係止部56から脱落して捕虫シート51を芯材41に巻き取ることができる。
上記構成の送風装置1において、操作部6の操作により送風装置1の運転が指示されると、送風機10が駆動されるとともに誘引光源21が点灯される。送風機10の駆動により、吸込口4を介して居室内の空気が捕虫空間25内に流入する。誘引光源21の出射光は反射面61aにより吸込口4に向けて拡散反射する。これにより、吸込口4を介して虫を捕虫空間25に誘引することができる。また、使用者が誘引光源21を直視することを防止して、誘引光源21の紫外線による使用者の健康に対する影響を低減することができる。
蚊等の虫は黒色を好むことが知られている。筐体2の背面(捕虫空間25に面した領域)を黒色に形成しているため、カバー部材3の近傍に誘引された虫を吸込口4から容易に捕虫空間25に誘引することができる。また、捕虫シート51を黒色に形成しているため、捕虫空間25に進入した虫は捕虫シート51に容易に誘引されて粘着面51c上に捕獲される。
この時、捕虫シート51をプレフィルタ8に対向してカバー部材3の内面に配置している。これにより、吸込口4から進入した虫が吸込気流により流入口20に向かって運ばれる際に、流入口20に対向した捕虫シート51に捕虫される。これにより、虫によるプレフィルタ8の目詰まりを低減することができる。また、吸込気流中の塵埃の捕虫シート51への付着を低減することができる。
捕虫空間25に流入した空気は筐体2の流入口20から送風通路7に流入する。この時、プレフィルタ8により空気中の大きな塵埃が捕集される。また、HEPAフィルタ9によりPM2.5等を含む空気中の微細な塵埃が捕集される。送風機10の排気側の送風通路7内を流通する空気にはイオン発生装置11で発生したイオンが含まれる。塵埃が捕集されてイオンを含む空気は吹出口5から送出される。これにより、居室内の空気を清浄することができる。
送風装置1の使用により粘着面51cに虫が付着した捕虫シート51はハンドル43の回転駆動によって係止部56から脱落し、芯材41に巻き取られる。捕虫シート51の巻き取りを終えるとカバー部材3が筐体2から取り外され、バネ47の付勢力に抗して芯材41を押圧して芯材41が取り外される。
これにより、ユーザは使用済の捕虫シート51の粘着面51cが目に入らず、粘着面51cに手が触れることもない。そして、新しい捕虫シート51の芯材41を支持部45に取り付けて芯材41から捕虫シート51を引き伸ばし、係止部56に捕虫シート51の下端を係止させる。これにより、捕虫シート51の交換が行われ、カバー部材3が装着される。
本実施形態によると、一面に粘着面51cを有して虫を捕獲する捕虫シート51と捕虫シート51の一端を回転可能に支持して捕虫シート51を巻き取る巻取部40とを備えた。これにより、虫が付着した使用済の捕虫シート51を巻き取って交換することができる。このため、捕虫シート51を交換のために取り外す際に虫の付着した粘着面51cが目に入らず、粘着面51cに手が触れることもない。したがって、送風装置1の捕虫シート51の交換時の不快感を防止することができる。
また、捕虫シート51が巻取方向A1の一端部に巻取方向A1の垂直方向に延びる芯材41(第1芯材)を有する。また、カバー部材3に設けた巻取部40が芯材41の両端を支持して少なくとも一方が回転可能に配される一対の支持部45と、一方の支持部45を回転させるハンドル43(駆動部)とを有する。これにより、ハンドル43の回転駆動により捕虫シート51を巻き取る巻取部40を容易に実現することができる。
また、一方の支持部45と一体に設けられるハンドル43がカバー部材3の外側に配されるので、カバー部材3を取り外すことなく捕虫シート51を巻き取ることができる。したがって、捕虫シート51を巻き取る際に虫の付着した粘着面51cが作業者の目に入らず、捕虫シート51の交換時の不快感をさらに防止することができる。
また、捕虫シート51が芯材41の反対側の端部に孔部51aを有し、孔部51aの巻取方向A1の反対側がスリット51bにより開放されている。そして、カバー部材3には孔部51aに挿入して捕虫シート51を係止する係止部56が設けられる。これにより、係止部56の係止により捕虫シート51の立設状態を保持できるとともに、巻取部40により捕虫シート51を容易に巻き取ることができる。
なお、孔部51a及び係止部56を省き、捕虫空間25内に捕虫シート51を垂下させてもよい。この時、吸込気流によって捕虫シート51が流入口20を塞ぐことを防止するため、筐体2の背面から突出して捕虫シート51に当接するリブを設けるとより望ましい。
また、一対の支持部45の両方が回転可能に配され、芯材41の両端が支持部45に係止される。そして、ハンドル43の反対側の支持部45が芯材41を押圧する方向にバネ47により付勢される。これにより、芯材41を容易に回転させることができるとともに、捕虫シート51を容易に着脱することができる。
なお、ハンドル43の反対側の支持部45(図4の左側の支持部45)は回転できないように配置されていてもよい。この時、芯材41は図4の左側の支持部45と摺動して右側の支持部45と一体に回転する。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態について説明する。図5、図6は第2実施形態の送風装置1のカバー部材3を示す斜視図、捕虫シート51の縦断面図を示している。説明の便宜上、前述の図1〜図4に示した第1実施形態と同様の部分には同一の符号を付している。本実施形態は第1実施形態と巻取部40及び捕虫シート51の構造が異なり、捕虫センサ(不図示)が設けられている。その他の部分は第1実施形態と同様である。
捕虫シート51は巻取方向A1の両端部に左右方向に延びる円筒状の芯材41(第1芯材)及び芯材42(第2芯材)を有している。使用前の状態で捕虫シート51は芯材42に巻回されている。芯材41及び芯材42の両端面には軸方向に切り欠いた溝(不図示)が設けられる。
巻取部40は芯材41を支持する一対の支持部45(第1支持部)及び芯材42を支持する一対の支持部46(第2支持部)を有している。両方の支持部45はカバー部材3の上部に回転可能に配され、両方の支持部46はカバー部材3に下部に回転可能に配される。
両方の支持部45は芯材41に嵌入されるとともに芯材41の溝に嵌合する突起部(不図示)を有する。これにより、支持部45は巻取方向A1の垂直方向に延びた芯材41の両端を係止して支持する。同様に、両方の支持部46は芯材42に嵌入されるとともに芯材42の溝に嵌合する突起部(不図示)を有する。これにより、支持部46は巻取方向A1の垂直方向に延びた芯材42の両端を係止して支持する。
図中、左側に配される支持部45はカバー部材3に設けたリブ57に取り付けられるバネ47により芯材41を押圧する方向に付勢される。図中、右側に配される支持部45には筐体2に配されるモータ44(駆動部)が連結される。
図中、右側に配される支持部45には傘歯車から成るギア48a(第1傘歯車)が取り付けられる。また、カバー部材3に軸方向を前後方向に軸支された傘歯車から成るギア48b(第2傘歯車)がギア48aに噛合する。モータ44の回転軸を形成するシャフト49は前後方向に延び、シャフト49の先端の周面には平面部が形成される。ギア48aにはシャフト49の先端が嵌合して平面部により回り止めされる係止孔48cが設けられる。カバー部材3を筐体2に取り付けることにより、シャフト49が係止孔48cに嵌合して係止され、モータ44の回転がギア48a、48bを介して支持部45に伝えられる。
また、筐体2には捕虫シート51の捕虫量を検知する捕虫センサ(不図示)が設けられる。捕虫センサは例えば捕虫シート51に光を投射して反射光または透過光の光量を監視し、虫の付着による光量の減少量によって捕虫量を検知することができる。
捕虫シート51が所定の捕虫量に到達するとモータ44が駆動される。これにより、捕虫シート51が芯材41に巻き取られるとともに芯材42から送り出される。したがって、第1実施形態と同様に、虫が付着した使用済の捕虫シート51を巻き取って交換することができる。なお、捕虫センサを設けずに所定の周期毎(例えば2週間毎)にモータ44を駆動してもよい。
本実施形態によると、第1実施形態と同様の効果を奏することができる。また、支持部45がモータ4により回転駆動されるため、捕虫シート51を巻き取る巻取部40を容易に実現することができる。
また、捕虫シート51が巻取方向A1の両端部に巻取方向A1に垂直方向に延びる芯材41(第1芯材)及び芯材42(第2芯材)を有し、芯材42の両端を支持する一対の支持部46(第2支持部)を備える。そして、モータ44の駆動により捕虫シート51芯材41に巻き取られ、芯材42から送り出される。これにより、捕虫シート51の粘着面51cに虫が付着すると虫の付着していない粘着面51cが露出して捕虫力が維持され、捕虫シート51を長期間使用することができる。したがって、捕虫シート51の交換頻度を削減し、送風装置1の利便性を向上することができる。
また、一対の支持部46の両方が回転可能に配され、芯材42の両端が支持部46に係止される。そして、一方の支持部46が芯材42を押圧する方向にバネ47により付勢される。これにより、芯材42を容易に回転させることができるとともに、捕虫シート51を容易に着脱することができる。
なお、一方または両方の支持部46を回転できないように配置されていてもよい。この時、芯材42は回転しない支持部46と摺動して回転する。
また、所定の周期毎にモータ44が駆動されるため、捕虫シート51を自動的に巻き取って捕虫シート51の捕虫力を容易に維持できる。
また、捕虫シート51上の捕虫量を検知する捕虫センサを設け、所定の捕虫量に到達した時にモータ44が駆動される。これにより、粘着面51cの虫の付着量が少ない場合に捕虫シート51の巻き取りが行われず、捕虫シート51の無駄を防止することができる。
また、筐体2にモータ44が配され、カバー部材3に支持部45、ギア48a(第1傘歯車)及びギア48b(第2傘歯車)が配される。そして、モータ44のシャフト49が嵌合して係止される係止孔48cがギア48bに設けられる。これにより、電気配線が接続されるモータ44を筐体2に配し、着脱可能なカバー部材3に配した支持部45と筐体2に配したモータ44とを容易に連結することができる。
本実施形態において、第1実施形態と同様に捕虫シート51の芯材42を省き、捕虫シート51の孔部51a及びカバー部材3の係止部56を設けてもよい。これにより、モータ44の巻き取りは一度だけになるが、第1実施形態と同様の効果を奏することができる。また、モータ44に替えて第1実施形態のハンドル43を設けてもよい。
また、モータ44及び支持部45を下方に配置し、支持部46を上方に配置してもよい。これにより、モータ44の重量によって送風装置1を安定して設置することができる。
また、操作部6にモータ44を駆動させるボタンを設け、使用者によるボタン操作によって捕虫シート51を巻き取ってもよい。
<第3実施形態>
次に、本発明の第3実施形態について説明する。図7は第3実施形態の送風装置1の側面断面図を示している。説明の便宜上、前述の図1〜図4に示した第1実施形態と同様の部分には同一の符号を付している。本実施形態では、巻取部40の設置場所が第1実施形態とは異なっている。その他の部分は第1実施形態と同様である。
巻取部40は筐体2に設けられ、芯材41の両端を支持して回転可能に配される一対の支持部45を有している。捕虫シート51の孔部51aに挿入される係止部56は筐体2の背面側に突出して設けられ、捕虫シート51を係止する。これにより、第1実施形態と同様の効果を奏することができる。
なお、孔部51a及び係止部56を省き、捕虫空間25内に捕虫シート51を垂下させてもよい。この時、吸込気流によって捕虫シート51が流入口20を塞ぐことを防止するため、筐体2の背面から突出して捕虫シート51に当接するリブを設けるとより望ましい。
本発明は虫を捕獲する捕虫シートを備えた送風装置に利用することができる。
1 送風装置
2 筐体
3 カバー部材
3a 開口部
4 吸込口
5 吹出口
6 操作部
7 送風通路
8 プレフィルタ
9 HEPAフィルタ
9a 濾材
9b 枠材
10 送風機
10a モータ
10b 羽根車
11 イオン発生装置
12 スリーブ部
13 突出板
20 流入口
21 誘引光源
28 突出部
28a 凹部
31 リブ
32 桟部
40 巻取部
41 芯材(第1芯材)
42 芯材(第2芯材)
43 ハンドル(駆動部)
44 モータ(駆動部)
45 支持部(第1支持部)
46 支持部(第2支持部)
47 バネ
48a ギア(第1傘歯車)
48b ギア(第2傘歯車)
48c 係止孔
49 シャフト
51 捕虫シート
51a 孔部
51b スリット
51c 粘着面
52 基材シート
54 切込み
55 取付板
55a 係合孔
55b 支持部
56 係止部
57 リブ
60 噴霧部
61 反射部
61a 反射面
A1 巻取方向

Claims (7)

  1. 空気の流入口及び吹出口を開口して送風機を内装する筐体と、前記流入口を覆って前記筐体に着脱可能に取り付けられるとともに空気の吸込口を開口するカバー部材と、前記筐体と前記カバー部材との間の空間内に着脱可能に設置されるとともに一面に粘着面を有して虫を捕獲する捕虫シートと、前記筐体又は前記カバー部材に設けられるとともに前記捕虫シートの一端を回転可能に支持して前記捕虫シートを巻き取る巻取部とを備えたことを特徴とする送風装置。
  2. 前記捕虫シートが巻取方向の一端部に巻取方向の垂直方向に延びる第1芯材を有するとともに、前記巻取部が前記第1芯材の両端を支持して少なくとも一方が回転可能に配される一対の第1支持部と、一方の前記第1記支持部を回転させる駆動部とを有することを特徴とする請求項1に記載の送風装置。
  3. 前記駆動部が一方の前記第1支持部と一体に設けられるハンドルから成り、前記ハンドルが前記カバー部材の外側に配されることを特徴とする請求項2に記載の送風装置。
  4. 前記駆動部が一方の前記第1支持部に連結されるモータから成ることを特徴とする請求項2に記載の送風装置。
  5. 前記モータを前記筐体に配して前記第1支持部を前記カバー部材に配し、前記筐体から突出して前記モータの駆動時に回転するシャフトと、前記第1支持部に設けられる第1傘歯車と、前記カバー部材に配されるとともに前記シャフトが嵌合して係止される係止孔を有して第1傘歯車に噛合する第2傘歯車とを設けたことを特徴とする請求項4に記載の送風装置。
  6. 前記捕虫シートが第1芯材の反対側の端部に孔部を有するとともに、前記孔部に挿入して前記捕虫シートを係止する係止部を設け、前記孔部の巻取方向の反対側が開放されていることを特徴とする請求項2〜請求項5のいずれかに記載の送風装置。
  7. 前記捕虫シートが巻取方向の他端部に巻取方向の垂直方向に延びる第2芯材を有するとともに、前記巻取部が前記第2芯材の両端を支持する一対の第2支持部を有し、前記駆動部により前記捕虫シートが前記第1芯材に巻き取られるとともに前記第2芯材上から送り出されることを特徴とする請求項2〜請求項5のいずれかに記載の送風装置。
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