JPWO2017195603A1 - 光学部品及びレーザ加工機 - Google Patents

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Abstract

Ge基板の少なくとも片面に、該Ge基板側から、フッ化物膜、Ge膜及びダイヤモンドライクカーボン膜(DLC膜)がこの順に積層されたことを特徴とする光学部品である。フッ化物膜の膜厚は500nm〜950nmであることが好ましく、Ge膜の膜厚は50nm〜150nmであることが好ましく、DLC膜の膜厚は50nm〜300nmであることが好ましい。フッ化物膜は、YF3、YbF3及びMgF2からなる群から選択される少なくとも一種からなることが好ましい。

Description

本発明は、光学部品及びそれを搭載したレーザ加工機に関するものである。
波長9μm〜11μmで発振されるCO2レーザは、高出力発振が可能であることや樹脂における吸収率が高いことから、スマートフォンに代表される電子デバイスに内蔵されたプリント配線板への穴あけ加工に用いられる。
穴あけ加工用のレーザ加工機では、集光レンズが加工エリアの上方に設置されているため、加工時に発生する樹脂の蒸気、樹脂スパッタや銅スパッタ等により集光レンズに汚れが付着するという問題がある。従来、これを防止するため、保護ウィンドウ(保護窓)と呼ばれる光学部品が集光レンズと被加工物との間に配置され、集光レンズの損傷・劣化を防止している。保護ウィンドウに要求される主な性能は、赤外光であるCO2レーザに対して高透過性であること及び付着した粉塵やスパッタ等の拭き取りに耐える耐摩耗性を有することである。
特許文献1には、ZnS製基板の表面側に、基板面から順に、第1のY23層、YF3層、第2のY23層及びダイヤモンド状炭素層が積層されている赤外線透過構造体、並びにZnS製基板の表面側に、基板面から順に、厚さ10〜200nmのZnS、Al23、Y23のいずれか1層、厚さ100〜750nmのGe層、厚さ500〜2000nmのダイヤモンド状炭素層が積層されている赤外線透過構造体が提案されている。
特許文献1では、それまでの赤外線透過構造体に比べ、優れた耐衝撃性と耐久性を有し、しかも耐剥離性と透過率が優れた赤外線透過構造体を実現したとされる。
特開2008−268277号公報
しかしながら、特許文献1で提案される赤外線透過構造体は、最表層にダイヤモンド状炭素層が形成されているので耐摩耗性が良好なものの、レーザ加工機の光学部品として用いた場合に十分な光学性能が得られないという問題があった。このような光学部品を搭載したレーザ加工機にてレーザ加工を実施する場合、光学部品が赤外光を吸収することでZnS製基板に温度分布が発生し、熱レンズ効果と呼ばれるレーザの伝送精度の低下が生じる。特に、光学部品を保護ウィンドウとして搭載した穴あけ加工用のレーザ加工機では、光学部品が赤外光を吸収することで熱レンズ効果が発生し、所望の穴位置及び穴形状の加工が実現できなくなり、規格外の不良品が生じるという問題があった。穴あけ加工用のレーザ加工機では、このような問題を防止するために、レーザ加工の速度を制限して必要な加工精度を実現しているが、加工速度の制限により、生産性が低下してしまう。
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたものであり、CO2レーザ光に対して高い透過率を有し且つ耐摩耗性に優れる光学部品を提供することを目的としている。
本発明は、Ge基板の少なくとも片面に、該Ge基板側から、フッ化物膜、Ge膜及びダイヤモンドライクカーボン膜(DLC膜)がこの順に積層されたことを特徴とする光学部品である。
本発明によれば、CO2レーザ光に対して高い透過率を有し且つ耐摩耗性に優れる光学部品を提供することができる。また、本発明の光学部品を搭載したレーザ加工機は、高速加工時においても高精度な加工が可能である。
実施の形態1に係る光学部品の構成を示す模式断面図である。 実施の形態1に係る光学部品の別の構成を示す模式断面図である。 実施の形態2に係る光学部品の構成を示す模式断面図である。 実施の形態3に係るレーザ加工機の構成を示す模式図である。 実施例1の光学部品における透過率の波長依存性を示す図である。 比較例1の光学部品における透過率の波長依存性を示す図である。 実施例3の光学部品における透過率の波長依存性を示す図である。 実施例4の光学部品における透過率の波長依存性を示す図である。 実施例5の光学部品における透過率の波長依存性を示す図である。 実施例6の光学部品における透過率の波長依存性を示す図である。 実施例7の光学部品における透過率の波長依存性を示す図である。 実施例8の光学部品における透過率の波長依存性を示す図である。
実施の形態1.
本発明の実施の形態1に係る光学部品は、Ge基板の少なくとも片面に、該Ge基板側から、フッ化物膜、Ge膜及びダイヤモンドライクカーボン膜(DLC膜)がこの順に積層されたことを特徴とするものである。
図1は、実施の形態1に係る光学部品の構成を示す模式断面図である。図1に示されるように、光学部品は、Ge基板10上に積層されたフッ化物膜11と、フッ化物膜11上に積層されたGe膜12と、Ge膜12上に積層されたDLC膜13とからなる多層膜14がGe基板10の両面に設けられている。図2は、実施の形態1に係る光学部品の別の構成を示す模式断面図である。図2に示されるように、光学部品は、Ge基板10上に積層されたフッ化物膜11と、フッ化物膜11上に積層されたGe膜12と、Ge膜12上に積層されたDLC膜13とからなる多層膜14がGe基板10の一方の面に設けられ、多層膜14とは異なる反射防止膜15がGe基板10の他方の面に設けられている。
特許文献1の光学部品では、ZnSを基板としているが、熱伝導率の低いZnSを基板として用いると、レーザ加工を連続的に行う際に、基板に温度分布が生じてしまう。このような温度分布が生じると熱レンズ効果により、加工精度が低下するため、ZnSはレーザ加工機用光学部品の基板としてふさわしくない。
そこで、本発明の光学部品では、熱伝導率が高いGeを基板に用いている。Ge基板10には、光学性能や機械特性に影響が出なければ、Ge以外の元素がドープされていてもよい。また、Ge基板10の形状は限定されるものではないが、例えばレーザ加工機用保護ウィンドウとしては、80mm〜140mmの直径及び2mm〜10mmの厚さを有する円板であることが好ましい。
Ge基板10上に積層されたフッ化物膜11は、例えばYF3、YbF3、MgF2、BaF2、CaF2などのフッ化物のうち少なくとも一種を含むものであればよく、赤外領域での透過性に優れるという点から、YF3、YbF3及びMgF2からなる群から選択される少なくとも一種からなることが好ましい。
フッ化物膜11は、膜厚が大きくなると引張応力が大きくなるため、膜厚が大き過ぎると、フッ化物膜11の成膜中にクラックが生じるなど膜の損傷が起こり、膜の密着性を確保することが困難になることがある。一方、フッ化物膜11の膜厚が小さくなり過ぎると、反射防止効果が得られ難くなり、赤外光の透過率が低下することがある。膜の密着性を確保しつつ、赤外光に対して高い透過率を実現するという点から、フッ化物膜11の膜厚は、500nm〜950nmの膜厚であることが好ましい。
フッ化物膜11上に積層されたGe膜12は、DLC膜13との付着性が良いため、Ge膜12を設けることでDLC膜13の密着性を確保することができる。圧縮応力を有するDLC膜13と、引張応力を有するフッ化物膜11との間にGe膜12を配置することで、多層膜14全体における応力の均衡が保たれ、付着力が弱い界面であるフッ化物膜11とGe膜12との間及びフッ化物膜11とGe基板10との間に負荷を与えることを防止する。
Ge膜12の膜厚が大き過ぎると、多層膜14全体における応力の均衡を保つことが難しくなり、フッ化物膜11とGe膜12との間及びフッ化物膜11とGe基板10との間で剥離が生じ易くなる。一方、Ge膜12の膜厚が小さくなり過ぎると、反射防止効果が得られ難くなり、赤外光の透過率が低下することがある。膜の密着性を確保しつつ、赤外光に対して高い透過率を実現するという点から、Ge膜12の膜厚は、50nm〜150nmであることが好ましく、100nm〜130nmであることがより好ましい。
Ge膜12上に積層されたDLC膜13は、物質としての安定性が高く且つ他材料との反応性が低いダイヤモンドライクカーボンからなる。このようなDLC膜13を光学部材の最表面に設けることで、プリント基板等の穴あけ加工時に発生する粉塵やスパッタにより、膜が損傷・腐食するのを防止することができる。更に、ダイヤモンドライクカーボンは高い硬度を有しており且つダイヤモンドライクカーボンに対するスパッタの付着力が弱いことから、キズの発生を気にせずに光学部材をクリーニングしてスパッタを容易に除去することができ、光学部品を簡単に再生・再利用することができる。
DLC膜13の膜厚が大き過ぎると、DLC膜13による赤外光の吸収が大きくなり、赤外光の透過率が低下する上に、圧縮応力が大きくなり、膜の密着力も低下することがある。一方、DLC膜13の膜厚が小さくなり過ぎると、摩耗時にDLC膜13の下地の影響を受けてDLC膜13本来の耐摩耗性を発揮することができなくなることがある。これらの点を考慮すると、DLC膜13の膜厚は、50nm〜300nmであることが好ましい。
多層膜14の光学性能や機械特性に影響が出なければ、上記した各膜には他元素がドープされていてもよく、また、上記した膜以外の薄膜が形成されていてもよい。
反射防止膜15は、限定されるものではないが、例えば、Ge基板10側から600nm〜800nmの膜厚を有するYF3膜、110nm〜180nmの膜厚を有するGe膜及び50nm〜800nmの膜厚を有するMgF2膜がこの順に積層されたものである。このような反射防止膜15を、レーザ光の入射面となるGe基板10の一方の面に設けることで、多層膜14をGe基板10の両面に設けた場合よりも、波長9.3μm又は波長10.6μmにおける透過率を向上させることができる。
本発明の光学部品における多層膜14及び反射防止膜15の形成方法としては、Ge基板10上に膜を形成できる手法であれば、その種別を問わない。一般的に知られた成膜手法としては、真空蒸着法、スパッタリング法等の物理的蒸着法(PVD法)、プラズマCVD法等の化学的蒸着法(CVD法)が挙げられる。本発明では、複数の材料を用いて成膜を行う場合の生産効率に優れるという点から、フッ化物膜11、Ge膜12及び反射防止膜15を真空蒸着法で形成することが好ましい。また、本発明では、膜の組成や厚みを精度よく調節できるという点から、DLC膜13をプラズマCVD法で形成することが好ましい。
実施の形態1によれば、波長9μm〜11μmのCO2レーザ光に対して高い透過率を有し且つ耐摩耗性に優れる光学部品を提供することができる。
実施の形態2.
実施の形態2に係る光学部品は、Ge基板の少なくとも片面に、該Ge基板側から、フッ化物膜、Ge膜及びDLC膜がこの順に積層されており、フッ化物膜及びGe膜が露出することなくDLC膜で覆われていることを特徴とするものである。
図3は、実施の形態2に係る光学部品の構成を示す模式断面図である。図3に示されるように、光学部品は、Ge基板10上に積層されたフッ化物膜11と、フッ化物膜11上に積層されたGe膜12と、フッ化物膜11及びGe膜12が露出しないようにフッ化物膜11及びGe膜12を覆うDLC膜13とからなる多層膜20がGe基板10の一方の面に設けられており、実施の形態1で説明した反射防止膜15がGe基板10の他方の面に設けられている。図3では、Ge基板10の一方の面に多層膜20が設けられているが、Ge基板10の両面に多層膜20を設けてもよい。
Ge基板10、フッ化物膜11、Ge膜12及び反射防止膜15に関しては、実施の形態1で説明したのと同様であるので、それらの説明は省略する。
Ge膜12の上面に形成されたDLC膜13の膜厚は、実施の形態1と同様に、50nm〜300nmであることが好ましい。フッ化物膜11の側面及びGe膜12の側面に、フッ化物膜11及びGe膜12が露出しないように形成されたDLC膜13の膜厚は、フッ化物膜11及びGe膜12が露出しない膜厚であればよい。このようなDLC膜13は、マスクを用いてスパッタリング法で成膜する際にマスクの開口部の大きさを調整することにより形成することができる。光学部品におけるフッ化物膜11及びGe膜12をDLC膜13で覆うことにより、加工時に発生するガスに対して優れた耐腐食性を発揮することができる。
実施の形態2によれば、CO2レーザ光に対して高い透過率を有し、且つ耐摩耗性に優れると共に加工時に発生するガスによって腐食しない光学部品を提供することができる。
実施の形態3.
実施の形態3に係るレーザ加工機は、上記した実施の形態1又は2による光学部品を備えることを特徴とするものである。
図4は、実施の形態3に係るレーザ加工機の構成を示す模式図である。図4に示されるように、レーザ加工機は、レーザ発振器30と、レーザ発振器30から出射されたレーザ光31を集光する集光レンズ32と、集光レンズ32とプリント配線板等の被加工物33との間のレーザ光31の光路途中に配置された保護ウィンドウ34とを備えおり、保護ウィンドウ34として、上記した実施の形態1又は2による光学部品が用いられている。ここで、保護ウィンドウ34は、実施の形態1で説明した多層膜14又は実施の形態2で説明した多層膜20が加工空間側(被加工物33側)に向くように設置されている。なお、図4に示すレーザ加工機の構成は一例であり、レーザ発振器と光学系とから構成されるものであれば、この構成に限定されない。
このように構成されたレーザ加工機において、レーザ発振器30から出射されたレーザ光31は集光レンズ32により集光され、保護ウィンドウ34を透過した後、被加工物33に照射されて、穴あけ加工が可能となる。
上記した実施の形態1又は2による光学部品はCO2レーザ光に対して高い透過率を有するので、これを保護ウィンドウ34として用いることによって、レーザの吸収が引き起こす熱レンズ効果を防止して、加工精度の低下を起こさずに高速加工できるレーザ加工機を実現することができる。また、保護ウィンドウ34は、最表面にDLC膜13が形成された多層膜14,20が加工空間側に向くように設置されているので、キズの発生を気にせずに長期使用により保護ウィンドウ34の表面に付着した粉塵やスパッタを容易に除去することができる。一般的に、保護ウィンドウ34は被加工物33から約100mm程度しか離すことができないため、保護ウィンドウ34は加工時に大量のスパッタや粉塵に曝されることになる。実施の形態2で説明した光学部品は耐腐食性にも優れるので、これを保護ウィンドウ34として用いることによって、レーザ加工機の光学部品の寿命を向上させることが可能である。
実施の形態3によれば、メンテナンス性が向上すると共に、加工精度の低下を起こさずに高速加工できるレーザ加工機を提供することができる。
以下、実施例及び比較例により本発明をより具体的に説明するが、本発明はこれらによって限定されるものではない。
[実施例1]
光学部品として、Ge基板の一方の面(レーザ光の出射面となる面)に多層膜(Ge基板側からMgF2膜(膜厚500nm)/Ge膜(膜厚80nm)/DLC膜(膜厚500nm))を形成し、他方の面(レーザ光の入射面となる面)に反射防止膜(Ge基板側からYF3膜(膜厚650nm)/Ge膜(膜厚130nm)/MgF2膜(膜厚200nm))を形成したレーザ加工機用保護ウィンドウを作製した。Ge基板としては、直径90mm及び厚さ5mmの円板を使用した。多層膜を構成するMgF2膜及びGe膜並びに反射防止膜は、真空蒸着法により形成し、多層膜を構成するDLC膜は、スパッタリング法により形成した。また、作製した光学部品の透過率は、フーリエ変換型赤外分光光度計を使用して評価した。
実施例1で作製した光学部品の構成は、DLC膜(膜厚500nm)/Ge膜(膜厚80nm)/MgF2膜(膜厚500nm)/Ge基板(厚さ5mm)/YF3膜(膜厚650nm)/Ge膜(膜厚130nm)/MgF2膜(膜厚200nm)であった。
図5は、実施例1の光学部品における透過率の波長依存性を示す図である。図5から分かるように、実施例1の光学部品では、レーザ波長である9.3μmにおいて、97.2%の透過率を実現できた。これは、97%以上の透過率を有することが望ましいレーザ加工機用保護ウィンドウとして、十分な光学性能である。
[実施例2]
光学部品として、Ge基板の一方の面(レーザ光の出射面となる面)に、Ge基板側から、MgF2膜、Ge膜及びDLC膜をこの順に形成し且つMgF2膜及びGe膜が露出することなくDLC膜で覆われていて、他方の面(レーザ光の入射面となる面)に反射防止膜(Ge基板側からYF3膜(膜厚650nm)/Ge膜(膜厚130nm)/MgF2膜(膜厚200nm))を形成したレーザ加工機用保護ウィンドウを作製した。Ge基板としては、直径90mm及び厚さ5mmの円板を使用した。多層膜を構成するMgF2膜及びGe膜は、真空蒸着法により形成し、多層膜を構成するDLC膜は、所定の開口部を有するマスクを用いてスパッタリング法により形成した。また、作製した光学部品の透過率は、フーリエ変換型赤外分光光度計を使用して評価した。
実施例2で作製した光学部品の構成は、DLC膜(膜厚500mm)/Ge膜(膜厚80nm)/MgF2膜(膜厚500nm)/Ge基板(厚さ5mm)/YF3膜(膜厚650nm)/Ge膜(膜厚130nm)/MgF2膜(膜厚200nm)であった。
実施例2の光学部品では、レーザ波長である9.3μmにおいて、97.2%の透過率を実現できた。これは、97%以上の透過率を有することが望ましいレーザ加工機用保護ウィンドウとして、十分な光学性能である。
次に、実施例1及び2の光学部品について、「摩耗試験(1)(MIL−C−675準拠SEVERE ABRASION)」及び「腐食試験(50%に希釈した塩酸水溶液に1時間浸漬)」を実施した。結果を表1に示す。摩耗試験(1)後に、多層膜の剥離が生じなかった場合を○、多層膜の剥離が生じた場合を×とした。また、腐食試験後に、多層膜の剥離が生じなかった場合を○、多層膜の剥離が生じた場合を×とした。
Figure 2017195603
表1に示されるように、実施例1及び2の光学部品では、摩耗試験(1)後に多層膜の剥離が生じることはなく、耐摩耗性に優れていた。また、腐食試験(1)の結果、実施例1の光学部品では、多層膜の剥離が生じたのに対して、実施例2の光学部品では、多層膜は剥離せず、多層膜の第3層目のDLC膜が第1層目のMgF2膜及び第2層目のGe膜を露出なく覆うことで、腐食環境下での光学部品の寿命を向上させることができた。
[比較例1]
比較例1では、特許文献1に対応する光学部品の光学解析を実施した。
比較例1の光学部品の構成は、DLC膜(膜厚300nm)/Ge膜(膜厚30nm)/Y23膜(膜厚30nm)/YF3膜(膜厚600nm)/Y23膜(膜厚30nm)/ZnS基板(厚さ5mm)/Y23膜(膜厚80nm)/YF3膜(1300nm)/MgF2膜(膜厚400nm)とした。
図6は、比較例1の光学部品について、光学薄膜設計ソフトEssential Macleodを使用して光学解析を実施した際の、透過率の波長依存性を示す図である。図6から分かるように、比較例1の光学部品では、レーザ波長である9.3μmにおいて、95%以下の透過率であった。この光学部品をレーザ加工機用保護ウィンドウとして適用した場合、熱レンズ効果が生じるため、高速加工時に加工精度が悪化するという問題が生じる。
[実施例3]
光学部品として、Ge基板の両面に、多層膜(Ge基板側からYF3膜(膜厚660nm)/Ge膜(膜厚120nm)/DLC膜(膜厚80nm))を形成したレーザ加工機用保護ウィンドウを作製した。Ge基板としては、直径110mm及び厚み5mmの円板を使用した。多層膜を構成するMgF2膜及びGe膜並びに反射防止膜は、真空蒸着法により形成し、多層膜を構成するDLC膜は、プラズマCVD法により形成した。また、作製した光学部品の透過率は、フーリエ変換型赤外分光光度計を使用して評価した。
実施例3で作製した光学部品の構成は、DLC膜(膜厚80nm)/Ge膜(膜厚120nm)/YF3膜(膜厚660nm)/Ge基板(厚さ5mm)/YF3膜(膜厚660nm)/Ge膜(膜厚120nm)/DLC膜(膜厚80nm)であった。
図7は、実施例3の光学部品における透過率の波長依存性を示す図である。図7から分かるように、実施例3の光学部品では、レーザ波長である9.3μmにおいて、99.0%の透過率を実現できた。これは、97%以上の透過率を有することが望ましいレーザ加工機用保護ウィンドウとして、十分な光学性能である。
[実施例4]
光学部品の構成を、DLC膜(膜厚130nm)/Ge膜(膜厚110nm)/YbF3膜(膜厚670nm)/Ge基板(厚さ5mm)/YbF3膜(膜厚670nm)/Ge膜(膜厚110nm)/DLC膜(膜厚130nm)に変更したこと以外は、実施例3と同様にして実施例4の光学部品を作製した。
図8は、実施例4の光学部品における透過率の波長依存性を示す図である。図8から分かるように、実施例4の光学部品では、レーザ波長である9.3μmにおいて、98.4%の透過率を実現できた。これは、97%以上の透過率を有することが望ましいレーザ加工機用保護ウィンドウとして、十分な光学性能である。
[実施例5]
光学部品の構成を、DLC膜(膜厚50nm)/Ge膜(膜厚130nm)/MgF2膜(膜厚640nm)/Ge基板(厚さ5mm)/MgF2膜(膜厚640nm)/Ge膜(膜厚130nm)/DLC膜(膜厚50nm)に変更したこと以外は、実施例3と同様にして実施例5の光学部品を作製した。
図9は、実施例5の光学部品における透過率の波長依存性を示す図である。図9から分かるように、実施例5の光学部品では、レーザ波長である9.3μmにおいて、99.3%の透過率を実現できた。これは、97%以上の透過率を有することが望ましいレーザ加工機用保護ウィンドウとして、十分な光学性能である。
[実施例6]
光学部品として、Ge基板の一方の面(レーザ光の出射面となる面)に多層膜(Ge基板側からYF3膜(膜厚700nm)/Ge膜(膜厚110nm)/DLC膜(膜厚300nm))を形成し、他方の面(レーザ光の入射面となる面)に反射防止膜(Ge基板側からYF3膜(膜厚750nm)/Ge膜(膜厚150nm)/MgF2膜(膜厚200nm))を形成したレーザ加工機用保護ウィンドウを作製した。Ge基板としては、直径110mm及び厚さ5mmの円板を使用した。多層膜を構成するYF3膜及びGe膜並びに反射防止膜は、真空蒸着法により形成し、多層膜を構成するDLC膜は、プラズマCVD法により形成した。また、作製した光学部品の透過率は、フーリエ変換型赤外分光光度計を使用して評価した。
実施例6で作製した光学部品の構成は、DLC膜(膜厚300nm)/Ge膜(膜厚110nm)/YF3膜(膜厚700nm)/Ge基板(厚さ5mm)/YF3膜(膜厚750nm)/Ge膜(膜厚150nm)/MgF2膜(膜厚200nm)であった。
図10は、実施例6の光学部品における透過率の波長依存性を示す図である。図10から分かるように、実施例6の光学部品では、レーザ波長である10.6μmにおいて、98.4%の透過率を実現できた。これは、97%以上の透過率を有することが望ましいレーザ加工機用保護ウィンドウとして、十分な光学性能である。
[実施例7]
光学部品の構成を、DLC膜(膜厚50nm)/Ge膜(膜厚110nm)/YbF3膜(膜厚950nm)/Ge基板(厚さ5mm)/YF3膜(膜厚750nm)/Ge膜(膜厚150nm)/MgF2膜(膜厚200nm)に変更したこと以外は、実施例6と同様にして実施例7の光学部品を作製した。
図11は、実施例7の光学部品における透過率の波長依存性を示す図である。図11から分かるように、実施例7の光学部品では、レーザ波長である10.6μmにおいて、98.2%の透過率を実現できた。これは、97%以上の透過率を有することが望ましいレーザ加工機用保護ウィンドウとして、十分な光学性能である。
[実施例8]
光学部品の構成を、DLC膜(膜厚170nm)/Ge膜(膜厚150nm)/MgF2膜(膜厚600nm)/Ge基板(厚さ5mm)/YF3膜(膜厚750nm)/Ge膜(膜厚150nm)/MgF2膜(膜厚200nm)に変更したこと以外は、実施例6と同様にして実施例8の光学部品を作製した。
図12は、実施例8の光学部品における透過率の波長依存性を示す図である。図12から分かるように、実施例8の光学部品では、レーザ波長である10.6μmにおいて、98.3%の透過率を実現できた。これは、97%以上の透過率を有することが望ましいレーザ加工機用保護ウィンドウとして、十分な光学性能である。
次に、実施例1及び実施例3〜8の光学部品について、「摩耗試験(1)(MIL−C−675準拠SEVERE ABRASION)」及び「摩耗試験(2)(3kgの荷重で砂消しゴムを50往復)」を実施した。結果を表2に示す。それぞれの摩耗試験後に、多層膜の剥離が生じなかった場合を○、多層膜の剥離が生じた場合を×とした。
Figure 2017195603
表2に示されるように、実施例1及び実施例3〜7の光学部品では、摩耗試験(1)後に多層膜の剥離が生じることはなかった。また、実施例1の光学部品では、摩耗試験(2)後に多層膜の剥離が生じたのに対して、実施例3〜7の光学部品では、摩耗試験(2)後に多層膜は剥離せず、多層膜を構成するフッ化物膜、Ge膜及びDLC膜の膜厚を調節することで、耐摩耗性をより向上させることができた。
なお、本国際出願は、2016年5月13日に出願した日本国特許出願第2016−096876号に基づく優先権を主張するものであり、この日本国特許出願の全内容を本国際出願に援用する。
10 Ge基板、11 フッ化物膜、12 Ge膜、13 DLC膜、14 多層膜、15 反射防止膜、20 多層膜、30 レーザ発振器、31 レーザ光、32 集光レンズ、33 被加工物、34 保護ウィンドウ。
表1に示されるように、実施例1及び2の光学部品では、摩耗試験(1)後に多層膜の剥離が生じることはなく、耐摩耗性に優れていた。また、腐食試験の結果、実施例1の光学部品では、多層膜の剥離が生じたのに対して、実施例2の光学部品では、多層膜は剥離せず、多層膜の第3層目のDLC膜が第1層目のMgF2膜及び第2層目のGe膜を露出なく覆うことで、腐食環境下での光学部品の寿命を向上させることができた。
[実施例3]
光学部品として、Ge基板の両面に、多層膜(Ge基板側からYF膜(膜厚660nm)/Ge膜(膜厚120nm)/DLC膜(膜厚80nm))を形成したレーザ加工機用保護ウィンドウを作製した。Ge基板としては、直径110mm及び厚み5mmの円板を使用した。多層膜を構成するYF 膜及びGe膜は、真空蒸着法により形成し、多層膜を構成するDLC膜は、プラズマCVD法により形成した。また、作製した光学部品の透過率は、フーリエ変換型赤外分光光度計を使用して評価した。
実施例3で作製した光学部品の構成は、DLC膜(膜厚80nm)/Ge膜(膜厚120nm)/YF膜(膜厚660nm)/Ge基板(厚さ5mm)/YF膜(膜厚660nm)/Ge膜(膜厚120nm)/DLC膜(膜厚80nm)であった。
表2に示されるように、実施例1及び実施例3〜の光学部品では、摩耗試験(1)後に多層膜の剥離が生じることはなかった。また、実施例1の光学部品では、摩耗試験(2)後に多層膜の剥離が生じたのに対して、実施例3〜の光学部品では、摩耗試験(2)後に多層膜は剥離せず、多層膜を構成するフッ化物膜、Ge膜及びDLC膜の膜厚を調節することで、耐摩耗性をより向上させることができた。

Claims (5)

  1. Ge基板の少なくとも片面に、該Ge基板側から、フッ化物膜、Ge膜及びダイヤモンドライクカーボン膜(DLC膜)がこの順に積層されたことを特徴とする光学部品。
  2. 前記フッ化物膜が、YF3、YbF3及びMgF2からなる群から選択される少なくとも一種からなることを特徴とする請求項1に記載の光学部品。
  3. 前記フッ化物膜及び前記Ge膜が露出することなく前記ダイヤモンドライクカーボン膜で覆われていることを特徴とする請求項1又は2に記載の光学部品。
  4. 前記フッ化物膜の膜厚が500nm〜950nmであり、前記Ge膜の膜厚が50nm〜150nmであり、前記DLC膜の膜厚が50nm〜300nmであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の光学部品。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の光学部品を備えることを特徴とするレーザ加工機。
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