JPWO2017187842A1 - 画像投影装置、投影撮像システムおよび補正方法 - Google Patents

画像投影装置、投影撮像システムおよび補正方法 Download PDF

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Abstract

この画像投影装置は、投影基本色となる複数の色同士の間の位置ずれを測定するための測定用画像と、測定用画像を投影面に向けて投射する投影部とを備え、測定用画像は、それぞれが複数の色の図形を含む複数のユニット画像を有し、各ユニット画像では、複数の色の図形の各重心位置が略一致するものである。

Description

本開示は、カラーの画像を投影する画像投影装置および投影撮像システム、ならびに投影用の画像を補正する補正方法に関する。
プロジェクタ等の画像投影装置では、レンズ特性、投影面の凹凸あるいは投影面に対する投射角度等に起因し、投影画像に幾何的な歪みが生じる。また、レンズの倍率色収差等により、投影基本色(例えば赤色、緑色および青色)同士の間で、投影位置のずれ(以下、色ずれという)が生じることがある。そこで、パターン画像を投影面に投射して投影画面を撮像し、その撮像画像に基づいて、画像の歪みや色ずれを補正する手法が提案されている(例えば、特許文献1〜3)。
特開2015−173339号公報 特開2006−162808号公報 特開2013−21674号公報
しかしながら、上記の手法では、パターン画像の投影時あるいは投影画面の撮像時において、ユーザの利便性が低く、改善が望まれる。
ユーザの利便性を向上することが可能な画像投影装置、投影撮像システムおよび補正方法の実現が望まれている。
本開示の一実施の形態の画像投影装置は、投影基本色となる複数の色同士の間の位置ずれを測定するための測定用画像と、測定用画像を投影面に向けて投射する投影部とを備え、測定用画像は、それぞれが複数の色の図形を含む複数のユニット画像を有し、各ユニット画像では、複数の色の図形の各重心位置が略一致するものである。
本開示の一実施の形態の画像投影装置では、投影部により投影面に向けて投射される測定用画像が、複数の色の図形を含むユニット画像を複数有し、このユニット画像では、複数の色の図形の各重心位置が略一致している。これにより、例えば複数の色毎に測定用画像を投影することなく、色ずれを測定することが可能となる。換言すると、測定用画像は、色毎に用意する必要がなく複数色に対して1種類を用意すればよい。
本開示の一実施の形態の投影撮像システムは、投影基本色となる複数の色同士の間の位置ずれを測定するための測定用画像を投影面に向けて投射する投影部と、測定用画像の投射された投影画面を撮像する撮像部とを備え、測定用画像は、それぞれが複数の色の図形を含む複数のユニット画像を有し、各ユニット画像では、複数の色の図形の各重心位置が略一致するものである。
本開示の一実施の形態の投影撮像システムでは、投影部により投影面に向けて投射される測定用画像が、複数の色の図形を含むユニット画像を複数有し、このユニット画像では、複数の色の図形の各重心位置が略一致している。これにより、例えば複数の色毎に測定用画像を投影することなく、また、色毎に撮像することなく、色ずれを測定することが可能となる。換言すると、測定用画像は、色毎に用意する必要がなく、複数色に対して1種類を用意すればよく、これにより撮像回数も削減される。
本開示の一実施の形態の補正方法は、投影基本色となる複数の色同士の間の位置ずれを測定するための測定用画像を投影面に向けて投射し、測定用画像の投射された投影画面を撮像し、投影画面の撮像画像に基づいて、投影対象の画像を補正するものである。測定用画像は、それぞれが複数の色の図形を含む複数のユニット画像を有し、各ユニット画像では、複数の色の図形の各重心位置が略一致する。
本開示の一実施の形態の補正方法では、投影面に向けて投射される測定用画像が、複数の色の図形を含むユニット画像を複数有し、このユニット画像では、複数の色の図形の各重心位置が略一致している。これにより、例えば複数の色毎に測定用画像を投影することなく、また、色毎に撮像することなく、色ずれを測定し、補正することが可能となる。換言すると、測定用画像は、色毎に用意する必要がなく、複数色に対して1種類を用意すればよく、これにより撮像回数も削減される。
本開示の一実施の形態の画像投影装置によれば、投影部により投影面に向けて投射される測定用画像が、複数の色の図形を含むユニット画像を複数有し、このユニット画像では、複数の色の図形の各重心位置が略一致している。これにより、例えば複数の色毎に測定用画像を投影することなく、色ずれを測定することが可能となる。よって、ユーザの利便性を向上させることが可能となる。
本開示の一実施の形態の投影撮像システムによれば、投影部により投影面に向けて投射される測定用画像が、複数の色の図形を含むユニット画像を複数有し、このユニット画像では、複数の色の図形の各重心位置が略一致している。これにより、例えば複数の色毎に測定用画像を投影することなく、また、色毎に撮像することなく、色ずれを測定することが可能となる。特に、色毎に投影画面の撮像を行う場合には、三脚等を用いて撮像部を固定しつつ撮像を行うこととなるため、利便性が低い。これに対し、上記のようなユニット画像を有する測定用画像を用いることにより、一度の撮像で色ずれを測定可能となる。よって、ユーザの利便性を向上させることが可能となる。
本開示の一実施の形態の補正方法によれば、投影面に向けて投射される測定用画像が、複数の色の図形を含むユニット画像を複数有し、このユニット画像では、複数の色の図形の各重心位置が略一致している。これにより、例えば複数の色毎に測定用画像を投影することなく、また、色毎に撮像することなく、色ずれを測定し、補正することが可能となる。特に、色毎に投影画面の撮像を行う場合には、三脚等を用いて撮像部を固定しつつ撮像することとなるため、利便性が低い。これに対し、上記のようなユニット画像を有する測定用画像を用いることにより、一度の撮像で色ずれを測定可能となる。よって、ユーザの利便性を向上させることが可能となる。
尚、上記内容は本開示の一例である。本開示の効果は、上述したものに限らず、他の異なる効果であってもよいし、更に他の効果を含んでいてもよい。
本開示の一実施の形態に係る画像投影装置を備えた投影撮像システムの全体構成の一例を示す構成図である。 測定用画像の一例を表す模式図である。 図2に示したユニット画像の詳細を説明するための模式図である。 図1に示した投影撮像システムにおける測定用画像の投影から補正処理までの流れを表す図である。 測定用画像の投影画面を撮像した画像(撮像画像)を説明するための模式図である。 図5の画像のうちの赤色に対応するグレースケール画像を表す模式図である。 図5の画像のうちの緑色に対応するグレースケール画像を表す模式図である。 図5の画像のうちの青色に対応するグレースケール画像を表す模式図である。 図6Aの画像の二値化処理後の画像を表す模式図である。 図6Bの画像の二値化処理後の画像を表す模式図である。 図6Cの画像の二値化処理後の画像を表す模式図である。 図3に示したユニット画像の効果を説明するための模式図である。 図3に示したユニット画像の効果を説明するための模式図である。 投影部における色調整について説明するための特性図である。 図10に示した青色の投影画像を表す模式図である。 図11に示した投影画像のRGB成分を表す特性図である。 図11に示した投影画像を撮像した画像(撮像画像)のRGB成分を表す特性図である。 撮像部における分光感度特性の一例を表す特性図である。 緑色に対応する投影画像を表す模式図である。 図14に示した投影画像のRGB成分を表す特性図である。 図14に示した投影画像を撮像した画像(撮像画像)のRGB成分を表す特性図である。 測定用画像の一例を表す模式図である。 図16に示した測定用画像の投影画面における色ずれを説明するための模式図である。 投影画像、投影画面および撮像画像における色毎の重心位置を説明するための模式図である。 投影面の歪みに起因する色ずれを説明するための模式図である。 比較例に係る測定用画像を表す模式図である。 図20に示した測定用画像の投影画面を説明するための模式図である。 図21に示した投影画面の撮像画像に基づく補間処理について説明するための模式図である。 輝度分布の補正処理を説明するための模式図である。 変形例1に係る測定用画像の構成を表す模式図である。 図24に示したユニット画像の詳細を説明するための模式図である。
以下、本開示の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。なお、説明は以下の順序で行う。
1.実施の形態(所定のユニット画像を含む測定用画像を投影する投影部を備えた画像投影装置の例)
2.変形例1(測定用画像の他の例)
<実施形態>
[構成]
図1は、本開示の一実施の形態に係る画像投影装置(画像投影装置1A)を備えた投影撮像システム(投影撮像システム1)の構成を表したものである。投影撮像システム1は、画像投影装置1Aと、撮像部20とを備えている。尚、ここで説明する構成は一例である。この例では、画像投影装置1Aが解析部30を有する(解析部30が画像投影装置1A内に設けられる)場合について説明するが、解析部30は、画像投影装置1Aではなく撮像部20内に設けられていてもよい。
画像投影装置1Aは、例えば、投影部10と、解析部30と、補正部40とを備えている。この画像投影装置1Aは、また、投影基本色としての複数の色同士の間の投影位置のずれ(色ずれ)を測定するための測定用画像(測定用画像Dcp)を保持している。但し、この測定用画像Dcpは、外部から入力されても構わない。この画像投影装置1Aは、例えば、図示しない制御部の制御により、測定用画像Dcp(および投影用の画像)が投影面200に向けて投射されると共に、撮像部20から供給される撮像画像D1に基づいて色ずれが測定(検出)され、この測定結果(色ずれ情報D2)に基づいて投影用の画像が補正されるように構成されている。測定用画像Dcpの構成については後述する。
投影部10は、例えば光源を有する照明部と、照明部から出射される照明光に基づいて画像を生成するライトバルブと、このライトバルブからの出射光を投影面200に向けて投射する投射レンズとを含むプロジェクタモジュールである。
この投影部10に用いられる投射レンズとしては、特に限定されないが、本実施の形態の測定用画像を用いた補正方法は、いわゆる超短焦点型のレンズが用いられる場合に特に有効である。超短焦点型のレンズのスローレシオ(Throw Ratio)は、例えば0.38以下である。ここで、スローレシオとは、投射レンズから投影面200までの距離と、投影面200上に形成される投影画面の幅との比率に相当する。
撮像部20は、例えば画像投影装置1Aへの撮像画像D1の送信を可能とする撮像装置である。撮像部20としては、望ましくは、ユーザが手持ちで投影画面を撮像することの可能なカメラを内蔵した電子機器、例えばスマートフォン、タブレット型パーソナルコンピュータ、携帯電話機、デジタルカメラ等が用いられる。尚、ここでは、撮像部20が、画像投影装置1A(投影部10)とは独立した電子機器であるものとして説明するが、撮像部20が画像投影装置1Aに内蔵され、1つの機器を構成していてもよい。また、撮像部20が解析部30を内蔵していていも構わない。
解析部30は、撮像画像D1に基づいて色ずれを測定する信号処理部である。詳細は後述するが、この解析部30では、撮像画像D1に基づいて、色毎に重心位置座標を算出し、これらの重心位置座標から各色間の位置ずれ量を算出するようになっている。
補正部40は、色ずれ情報D2に基づいて、投影用の画像を補正する信号処理部である。この補正部40は、また、必要に応じて、投影画面および撮像画像の輝度分布を補正する(輝度むらを抑制する)処理を行うものである。
尚、本実施の形態の投影撮像システムでは、これらの解析部30および補正部40による信号処理は、画像投影装置1A内のプロセッサにより実行される。但し、解析部30による信号処理は、撮像部20内のプロセッサにより実行されてもよい。また、これらの解析部30および補正部40による信号処理は、他の装置(例えばパーソナルコンピュータ等)において実行されてもよい。また、ユーザの要望に応じて、解析部30による色ずれの測定処理までを行い、補正部40による補正処理を行わない構成とされてもよい。
投影面200は、例えばスクリーン、壁、テーブル、床等とすることができる。投影部10の投射レンズとして超短焦点型のレンズを用いる場合には、例えば、画像投影装置1Aが投影面200の近傍に設置された状態で、投影面200に対して斜め方向から画像が投射される。
(測定用画像Dcp)
図2は、測定用画像Dcpの一例を表したものである。測定用画像Dcpは、投影基本色となる複数の色同士の間の位置ずれを測定するためのパターン画像である。ここでは、投影基本色として、赤色(R),緑色(G)および青色(B)の3色を例に挙げる。測定用画像Dcpは、例えばマトリクス状に配置された複数のユニット画像U1を有している。この例では、これらの複数のユニット画像U1が、敷き詰められて(互いに隣接して)配置されている。但し、ユニット画像U1同士は必ずしも隣接しなくともよい。
図3には、ユニット画像U1を拡大したものを示す。ユニット画像U1は、R,G,Bの各色の図形(赤色図形Sr,緑色図形Sg,青色図形Sb)を含んでいる。ユニット画像U1では、これらの赤色図形Sr、緑色図形Sgおよび青色図形Sbの各重心(Gr,Gg,Gb)の位置が略一致している。この例では、赤色図形Sr、緑色図形Sgおよび青色図形Sbのうちの一の図形(例えば、緑色図形Sg)が円形状を有し、他の色の図形(例えば赤色図形Srおよび青色図形Sb)が、その円形状を囲む円環状を有する。詳細には、円形状の緑色図形Sgの外周に沿って、円環状の赤色図形Srが配置され、この赤色図形Srの外周に沿って、円環状の青色図形Sbが配置されている。
このユニット画像U1は、赤色図形Sr、緑色図形Sgおよび青色図形Sbのうち、隣り合う図形同士の境界に、黒色領域(黒色領域bk)を有する。この例では、黒色領域bkは、緑色図形Sgと赤色図形Srとの境界と、赤色図形Srと青色図形Sbとの境界とにそれぞれ配置されている。また、測定用画像Dcpの背景(ユニット画像U1同士の間隙に相当する部分の画像)が、例えば白色である場合には、図3に示したように青色図形Sbの外縁部にも、黒色領域bkが配置されることが望ましい。尚、この例における緑色図形Sgおよび赤色図形Srの組み合わせと、赤色図形Srおよび青色図形Sbの組み合わせとが、本開示の「第1の図形」および「第2の図形」の組み合わせの一具体例に相当する。
黒色領域bkは、赤色図形Sr、緑色図形Sgおよび青色図形Sb同士の全ての境界に配置されてもよいが、選択的な色の図形同士の境界にのみ配置されていてもよい。選択的な色の図形同士の境界にのみ配置する場合には、特に、色ずれ測定過程で生じる各色間のクロストークが生じ易い組み合わせとなる色同士が隣り合う境界に、黒色領域bkが配置されることが有効である。例えば、詳細は後述するが、緑色図形Sgと赤色図形Srとの間では比較的クロストークが生じ易いことから、これらの緑色図形Sgと赤色図形Srとの境界に黒色領域bkを配置するとよい。一方で、例えば赤色図形Srと青色図形Sbとの境界において、クロストークが許容できる場合には、これらの赤色図形Srと青色図形Sbとの境界には黒色領域bkが配置されなくともよい。このように、黒色領域bkは必ずしも配置されている必要はなく、色間のクロストークの度合いに応じて配置されればよい。但し、本実施の形態のように、測定用画像Dcpに黒色領域bkを用いることにより、クロストークが生じた場合にも、各色の重心位置を精度良く算出することができる。また、投影時または撮像時に画像にぼけが生じた場合にも、各色の図形の輪郭を精度良く抽出することができる。これらのことから、黒色領域bkを配置することにより、色ずれの測定精度を高めることができる。
青色図形Sbの外縁部の黒色領域bkは、背景色とのクロストークを考慮して配置される。背景色が黒色の場合、あるいはクロストークが許容できる場合には、この青色図形Sbの外縁部の黒色領域bkは配置されなくともよい。
尚、色間のクロストークとは、例えば二値化処理後の図形同士が位置ずれによって接触あるいは部分的に重なることによって、判別がつかない状態を示している。
このユニット画像U1では、また、赤色図形Sr、緑色図形Sgおよび青色図形Sbのうち、クロストークが生じ易い色の組み合わせとなる図形同士の間の距離が相対的に大きくなるように配置されている。この例では、緑色および青色間のクロストークが、赤色および青色の間あるいは赤色および緑色の間のクロストークよりも生じ易い(大きい)場合を考慮した配置となっている。本実施の形態の緑色図形Sgおよび青色図形Sbが、本開示の「第3の図形」および「第4の図形」の組み合わせの一具体例に相当する。
上記のように、ユニット画像U1では、赤色図形Sr、緑色図形Sg、青色図形Sbおよび黒色領域bkのレイアウトが、各色間のクロストークの特性に応じて決定されることが望ましい。このクロストークの特性は、後述するように、投影部10、撮像部20あるいは投影面200等の使用環境や機器の特性に応じて異なるものである。したがって、例えば、このクロストーク特性に関する情報が、予め別手段により取得され、取得されたクロストーク情報に基づいて、測定用画像Dcpが決定されることが望ましい。あるいは、予め複数種類の測定用画像Dcpを用意しておき、取得されたクロストーク情報に基づいて、最適な測定用画像Dcpを選択するようしてもよい。更には、許容されるクロストーク範囲を予め設定しておき、各色の配置図形間の距離を予め定めても良い。
ユニット画像U1では、更に、赤色図形Sr、緑色図形Sgおよび青色図形Sbのそれぞれの少なくとも一部同士が、平行移動により一致しない、ように配置されることが望ましい。即ち、ユニット画像U1では、赤色図形Sr、緑色図形Sgおよび青色図形Sbの各一部の形状、サイズおよび向きが同一ではない。または、赤色図形Sr、緑色図形Sgおよび青色図形Sbのそれぞれの形状、サイズおよび向きが同一ではない。これは、特定の色の図形において位置ずれが生じた場合に、この位置ずれによって、他の色の図形と完全に一致してしまうと、あるいは一致する部分があると、重心位置を正確に算出することが難しいためである。
ユニット画像U1では、更に、赤色図形Sr、緑色図形Sgおよび青色図形Sbのうちの一の図形が他の図形に、平行移動により内包されない、ように配置されることが望ましい。これは、特定の色の図形において位置ずれが生じた場合に、この図形が、他の色の図形に内包されてしまうと、重心位置を正確に算出することが難しいためである。
[処理動作]
以下に、画像投影装置1Aおよび投影撮像システムの動作として、上記のような測定用画像Dcpを用いた色ずれ測定および補正処理のフローについて説明する。図4に、そのフローの一例を示す。
まず、画像投影装置1Aの投影部10が、投影面200に向けて、上述したようなユニット画像U1を有する測定用画像Dcpを投射する(ステップS11)。続いて、撮像部20が、投影面200に投射された測定用画像Dcpの画面(投影画面)を撮像することにより、撮像画像D1を取得する(ステップS12)。
図5に、撮像画像D1の一例を示す。尚、図5では、簡便化のため、撮像画像D1のうちの一部の領域(3×3のユニット画像を含む領域)のみを示している。このように、測定用画像Dcpの投影画面を撮像して得られた撮像画像D1は、ユニット画像U1に相当するユニット画像U2を有する。ユニット画像U2には、ユニット画像U1と同様、RGBで表された画像であり、赤色図形(赤色図形Sr1)、緑色図形(緑色図形Sg1)、青色図形(青色図形Sb1)および黒色領域(黒色領域bk1)を含む。この撮像画像D1は、画像投影装置1Aの解析部30へ供給される。
続いて、解析部30は、入力された撮像画像D1に基づいて、色毎のグレースケール画像を生成する(ステップS13)。具体的には、撮像画像D1をR,G,Bの各色成分の画像に分離した後、それぞれの画像の色成分に基づいて階調表現されたグレースケール画像に変換する。
一例として、図6Aに、赤色に対応するグレースケール画像(画像D11r)を、図6Bに、緑色に対応するグレースケール画像(画像D11g)を、図6Cに、青色に対応するグレースケール画像(画像D11b)を、それぞれ示す。図6Aに示した画像D11rでは、撮像画像D1のユニット画像U2のうちの赤色図形Sr1に相当する図形(図形Sr2)が白色で表され、その他の図形部分では、赤色成分の量に応じてグレーから黒色の階調で表されている。図6Bに示した画像D11gでは、撮像画像D1のユニット画像U2のうちの緑色図形Sg1に相当する図形(図形Sg2)が白色で表され、その他の図形部分では、緑色成分の量に応じてグレーから黒色の間の階調で表されている。図6Cに示した画像D11bでは、撮像画像D1のユニット画像U2のうちの青色図形Sb1に相当する図形(図形Sb2)が白色で表され、その他の図形部分では、青色成分の量に応じてグレーから黒色の間の階調で表されている。
続いて、解析部30は、これらのグレースケールの画像D11r,D11g,D11bのそれぞれに対して二値化処理を施す(ステップS14)。二値化処理としては、例えば所定の閾値を用いた適応的二値化処理が挙げられる。
一例として、図7Aに、画像D11rの二値化処理後の画像(画像D12r)を、図7Bに、画像D11gの二値化処理後の画像(画像D12g)を、図7Cに、画像D11bの二値化処理後の画像(画像D12b)を、それぞれ示す。図7Aに示した画像D12rでは、撮像画像D1の赤色図形Sr1(画像D11rの図形Sr2)に相当する図形(図形Sr3)が白色で表され、その他の図形部分は黒色で表されている。図7Bに示した画像D12gでは、撮像画像D1の緑色図形Sg1(画像D11gの図形Sg2)に相当する図形(図形Sg3)と、撮像画像D1の赤色図形Sr1に相当する図形部分(図形Sr3)とが白色で表され、その他の図形部分は黒色で表されている。図7Cに示した画像D12bでは、撮像画像D1の青色図形Sb1(画像D11bの図形Sb2)に相当する図形(図形Sb3)と、撮像画像D1の緑色図形Sg1に相当する図形部分(図形Sg3)とが白色で表され、その他の図形部分は黒色で表されている。
このように、二値化処理後には、例えば、緑色成分に基づいて生成された画像D12gにおいて、緑色図形Sgに対応する図形Sg3だけでなく、赤色図形Srに対応する図形Sr3も白色で表される。また、青色成分に基づいて生成された画像D12bでは、青色図形Sbに対応する図形Sb3だけでなく、緑色図形Sgに対応する図形Sg3も白色で表される。
続いて、解析部30は、これらの二値化処理後の画像D12r,D12g,D12bのそれぞれに基づいて輪郭(輪郭画素)を抽出する(ステップS15)。具体的には、各画像D12r,D12g,D12bにおける二値の境界を成す画素の集合を抽出する。
次に、解析部30は、ノイズ輪郭の除去を行う(ステップS16)。ここで、抽出された輪郭画素に中には、クロストーク等に起因するノイズにより構成される輪郭画素が含まれている。このようなノイズ輪郭を、各輪郭により囲まれた図形の面積や、形状、色情報(撮像画像D1を参照し取得した色情報)を用いて、除去する。これにより、各色成分の図形Sr3,Sg3,Sb3の輪郭が得られる。
このとき、測定用画像Dcpのユニット画像U1が各色の図形の境界に黒色領域bkを含んで構成されることにより、輪郭を特定し易く、ノイズ輪郭を除去し易くなる。ここで仮に、測定用画像が黒色領域bkを含まない場合、二値化処理後に異なる色の領域を判別することが困難になることがある。図8に、黒色領域bkを含まない測定用画像(図3に示したユニット画像において黒色領域bkが配置されていない場合の画像)の投影画面を撮像し、得られた撮像画像に対して上記のような二値化処理を行った後の緑色に対応する画像D100gを示す。この画像D100gでは、緑色図形Sgに対応する図形Sg3と、赤色図形Srに対応する図形Sr3とがいずれも白色で表され、それらの境界が判別しにくくなる。このため、ノイズ輪郭除去が困難である。これに対し、本実施の形態のように、測定用画像Dcpが黒色領域bkを含むことにより、二値化処理後の画像D12gにおいて、緑色図形Sgに対応する図形Sg3と、赤色図形Srに対応する図形Sr3との境界に黒色領域bk3が介在する。このため、図形Sg3,Sr3の判別が可能となり、ノイズ輪郭除去が容易となる。
続いて、解析部30は、各色成分の図形Sr3,Sg3,Sb3の輪郭の情報(位置情報)に基づいて、色毎の重心位置座標を算出する(ステップS17)。この後、算出した色毎の重心位置座標間のずれ量(色ずれ量)を算出する(ステップS18)。算出された色ずれ量に関する情報(色ずれ情報D2)は、補正部40へ供給される。
次に、補正部40は、入力された色ずれ情報D2に基づいて、投影用の画像を補正する(ステップS19)。具体的には、色毎の位置ずれが低減されるように補正係数を算出し、算出した補正係数を用いて画像補正を行う。補正係数としては、例えば、二次元的な補正ベクトルマップが用いられる。この補正後の画像(画像D3)は、投影部10へ供給される。これにより、投影部10は、補正部40から入力された、色ずれ補正後の画像D3に基づいて画像表示を行うことができる。
[効果]
以上のように、本実施の形態の投影撮像システム1では、投影部10により測定用画像Dcpが投影面200上に投影され、この投影画面が撮像部20により撮像される。この撮像画像D1に基づいて色ずれ量が解析部30により測定される。測定された色ずれ量に基づいて、補正部40により、投影用の画像が補正される。
ここで、一般的なプロジェクタ等の画像投影装置では、レンズ特性、投影面の凹凸あるいは投影面に対する投射角度等に起因し、投影画像に幾何的な歪みを生じる。また、レンズの倍率色収差等により、上記のような色ずれが生じる。そこで、これまでにも、測定用のパターン画像を投影面に投射して投影画面を撮像し、その撮像画像に基づいて、画像の歪みや色ずれを補正する手法が提案されている(例えば、上記特許文献1〜3)。
例えば、特許文献1の手法は、投影画面の幾何的な歪みを補正するために、2値から成る3重の同心円と、面積分すると同色となる背景とから構成されたパターンを有する測定用画像を用いる。この測定用画像の投影画面を撮像し、撮像画像の平滑化処理を行うことで、投影画面の歪み検出を行う。また、特許文献2の手法では、測定用画像の投影画面を撮像した画像を二値化処理することにより、各図形の重心座標を算出し、歪みを検出する。また、特許文献3の手法は、投影画面の歪みや色ずれを補正するために、投影基本色毎に測定用画像を投影し、色毎に撮像した画像を解析する。
しかしながら、これらの技術を用いて色ずれ量を測定するためには、色毎に(複数種類の)測定用画像を用意することとなる。また、撮像時には、これらの色毎の測定用画像をそれぞれ投影した画面を撮像することになる。このため、撮像位置間の校正ができない場合には、色毎に投影画面の撮像を行う間、撮像装置を三脚等で固定することとなる。このため、ユーザの利便性が低い。
これに対し、本実施の形態では、上述したような各色の図形同士の重心位置が一致したユニット画像U1を有する測定用画像Dcpを用いることで、例えば複数の色毎に測定用画像Dcpを投影することなく、また、色毎に撮像することなく、色ずれを測定することが可能となる。換言すると、測定用画像Dcpは、色毎に用意する必要がない(複数色に対して1種類を用意すればよい)。また、これにより撮像回数も削減される(1回の撮像で済む)。このように、本実施の形態では、1回の投影および撮像で色ずれ量を測定可能であり、例えば撮像装置(撮像部20)を手持ちで(手に持った状態で)、撮像を行って、色ずれ測定ないし画像補正を行うことが可能となる。
ここで、画像投影装置1A(投影部10)の投影基本色と、撮像部20の撮像基本色とが、例えば同じ赤色、緑色、青色であったとしても、投影した基本色がそのまま撮像画像側の基本色として撮像されるとは限らない。投影部10の光源スペクトル特性あるいは色調整による投影基本色の混色、あるいは撮像部20の分光感度特性により、各色間でクロストークが生じるからである。
図10は、投影部10における色調整について説明するための特性図である。例えば、青色光源の色度(b0)と、投影したい青色の色度(b1)が異なる場合、青色の描画時に、青色(色度b0)に、緑色(緑色光源の色度b0)を混色することにより(色調整により)、色度b1が調整される。このため、色調整後の青色(色度b1)の画像(図11)を投影した場合、青成分(B)で表される画像(図12A)が、撮像画像(図12B)では、緑成分(G)も含んで撮像される。尚、図12Aおよび図12Bは、図11におけるIA−IA線におけるRGB成分を模式的に表している。
図13は、撮像部20(撮像装置)における分光感度特性の一例を表す特性図である。緑色(波長域g1)の画像(図14)を投影した場合、緑成分(G)で表される画像(図15A)が、撮像画像(図15B)では、青成分(B)および赤成分(R)をも含んで撮像される。これは、図13の領域Aに示したように、緑色の波長域g1に対し、赤色および青色の感度が0(ゼロ)ではないことに起因する。尚、図15Aおよび図15Bは、図14におけるIB−IB線におけるRGB成分を模式的に表している。
これらの理由から、1回の投影および撮像にて色ずれ測定を行う場合には、各色の図形の位置座標を検出する際に、色のクロストークがノイズ要因となり得る。例えば、図16に示したように、円形状の赤色図形Srの周囲に、円環状の緑色図形Sgおよび青色図形Sbが順に配置された測定用画像を投影した場合について考える。この測定用画像では、重心(Gr,Gg,Gb)の位置は一致しているものとする。図17に示したように、投影画面において、緑色図形Sg1の投影位置が、他の図形(赤色図形Sr1,青色図形Sb1)に対して横にずれた場合、その投影画面を撮影した撮像画像では、位置ずれが生じ、色間でクロストークが生じ得る。図18には、図16の投影画像のIC−IC線におけるRGB成分と、図17の投影画面のID−ID線におけるRGB成分と、その投影画面を撮像して得られる撮像画像のRGB成分とを模式的に示す。このように、投影画面においてある色の図形の重心位置がずれると、撮像画像における重心(Gr1,Gg1,Gb1)の位置がずれ、これによりクロストークが生じて、各色の図形の位置座標の検出精度が低下してしまう。
これに対しては、本実施の形態の測定用画像Dcpでは、ユニット画像U1において、赤色図形Sr、緑色図形Sgおよび青色図形Sbの境界に黒色領域bkが配置されている。これにより、例えば投影部10、投影画面あるいは撮像部20の特性に起因して、特定の色の位置ずれによるクロストーク(一例としては、図7Bに示した図形Sg3,Sr3同士のクロストーク)が生じた場合にも、上述したようなノイズ輪郭除去等の処理によって、各色の図形の境界を容易に特定することが可能となる。
また、ユニット画像U1では、相対的にクロストークを生じ易い色の組み合わせの図形同士の間の距離が、相対的に大きくなるように構成される。これにより、例えば投影部10、投影画面あるいは撮像部20の特性に起因して特定の色の位置ずれが生じた場合にも、クロストークし易い色の図形同士(一例としては、図7Cに示した図形Sg3,Sb3同士)が接触あるいは部分的に重ならないようにすることができる。即ち、これらの図形Sg3,Sb3同士の間のクロストークを抑制することができる。
図19は、投影面200の歪みに起因する色ずれを説明するための模式図である。画像投影装置1Aには、超短焦点型のレンズが用いられている。画像投影装置1Aは、例えば床300に置かれた状態で、壁等の投影面200に対して、斜め方向から画像光Lを投射することができる。このような場合に、投影面200に凹凸があると、画像投影装置1Aによる投影画面に歪みが生じる。このような歪みを含む投影画面を撮像して、色ずれを測定する場合について述べる。
この場合、例えば図20に示したような測定用画像(赤色図形R100,緑色図形G100および青色図形B100が離散的に並べられたパターン画像)を用いる場合について考える。このような測定画像を投影した投影画面では、図21に示したように、各色の図形が離散的な位置に投影される。このため、各図形間の位置情報は補間処理によって求めることとなる。補間誤差がある場合には、投影画面内の図形位置が変化すると、補間によって求めた歪み検出結果も変化する。ここで、図22に示したように、投影面200が凹凸を有する場合、投影部10や撮像部20に起因する色ずれがない場合でも、投影画面において、各色の図形位置がずれてしまう。このため、補間誤差により誤った色ずれが測定されることとなる。
これに対しては、本実施の形態では、測定用画像Dcpのユニット画像U1において、各色の図形の各重心位置が略一致していることから、投影画面の略同じ位置に、赤色図形Sr、緑色図形Sgおよび青色図形Sbが描画される。このため、上記のように投影面200が凹凸を有し、投影画面に歪みが生じた場合にも、誤った色ずれが測定されることが抑制される。
加えて、レンズを通過する光は、そのレンズの光学的特性により、周辺光量が小さくなる傾向がある。従って、画像投影装置1A(投影部10)あるいは撮像部20内のレンズ特性に起因して、投影画面あるいは撮像画像に輝度むらが生じることがある。また、投影画面内では、画像投影装置1Aから投射される光線と、投影面200とを成す角度は一定ではない。このことも、輝度むらを生じる要因となる。このような輝度むらは、投影画面の歪みや色ずれを測定する精度の低下につながる。また、意図しない露出設定にて撮像されることを避けるため、自動ではなく、手動で最適な露出設定が行われる場合もある。これらのことから、投影画面や撮像画像上の輝度むらはできるだけ抑制されることが望まれる。
そこで、補正部40は、上述した色ずれ情報に基づく画像補正に加え、画像投影装置1A(投影部10)あるいは撮像部20内のレンズ特性に起因する輝度分布を補正することが望ましい。一例として、図23に、レンズ特性に起因して生じる輝度むらについて模式的に示す。補正により、このような輝度むらを低減することができ、色ずれの測定精度をより高めることができる。
以上のように本実施の形態では、投影部10により投影面200に向けて投射される測定用画像Dcpが、複数の色の図形を含むユニット画像U1を複数有し、このユニット画像U1では、複数の色の図形の各重心位置が略一致している。これにより、例えば複数の色毎に測定用画像Dcpを投影することなく、また、色毎に撮像することなく、色ずれを測定することが可能となる。特に、色毎に投影画面の撮像を行う場合には、三脚等を用いて撮像部20を固定しつつ撮像を行うこととなるため、利便性が低い。これに対し、上記のようなユニット画像U1を有する測定用画像Dcpを用いることにより、一度の撮像で色ずれを測定可能となる。よって、ユーザの利便性を向上させることが可能となる。
尚、上記実施の形態では、投影および撮像の基本色が互いに同一(R,G,B)である場合を想定しているが、これらの基本色は互いに異なっていてもよい。投影および撮像の基本色が異なる場合、色のクロストークが生じるが、図4のフローチャートにおけるノイズ輪郭除去(ステップS16)と同様の方法にて、各色の図形の輪郭を特定することが可能である。
以下、上記実施の形態の変形例として、測定用画像の他の例について説明する。尚、上記第1の実施の形態と同様の構成要素については、同一の符号を付し、適宜その説明を省略する。
<変形例1>
図24は、変形例1に係る測定用画像(測定用画像Dcp1)の構成を表したものである。図25は、図24に示したユニット画像(ユニット画像U3)の詳細構成を説明するためのものである。上記実施の形態では、測定用画像Dcpのユニット画像U1において、各色の図形が、円形状とこれを囲む円環状となるように配置された例を挙げたが、測定用画像は、他にも様々な構成を取り得る。例えば、本変形例のように、各色の図形が複数の図形を含んで配置されていてもよい。具体的には、ユニット画像U3は、2つの赤色図形Sr11,Sr12と、2つの緑色図形Sg11,Sg12と、2つの青色図形Sb11,Sb12とを含む。これらの赤色図形Sr11,Sr12、緑色図形Sg11,Sg12および青色図形Sb11,Sb12はそれぞれ、例えば矩形状を有している。赤色図形Sr11,Sr12における重心Gr、緑色図形Sg11,Sg12における重心Gg、および青色図形Sb11,Sb12における重心Gbは、略一致している。
また、本変形例においても、赤色図形Sr11,Sr12と、緑色図形Sg11,Sg12と、青色図形Sb11,Sb12とは、少なくとも一部同士が、平行移動により、一致しないように配置される。即ち、ユニット画像U3では、赤色図形Sr11,Sr12と、緑色図形Sg11,Sg12と、青色図形Sb11,Sb12のそれぞれの形状およびサイズは同じであるが、向きが同一ではない。これにより、特定の色の図形において位置ずれが生じた場合にも、重心位置を正確に算出して、色ずれを精度良く測定することが可能となる。また、このユニット画像U3では、赤色図形Sr11,Sr12と、緑色図形Sg11,Sg12と、青色図形Sb11,Sb12とのうちの一の図形が他の図形に、平行移動により内包されない、ように配置されている。
以上、実施の形態およびその変形例を挙げて説明したが、本開示は上記実施の形態等に限定されるものではなく、種々変形が可能である。また、本明細書中に記載された効果は一例であり、他の効果であってもよいし、更に他の効果を含んでいてもよい。
例えば、本開示は以下のような構成を取ることができる。
(1)
投影基本色となる複数の色同士の間の位置ずれを測定するための測定用画像と、
前記測定用画像を投影面に向けて投射する投影部と
を備え、
前記測定用画像は、それぞれが前記複数の色の図形を含む複数のユニット画像を有し、
各ユニット画像では、前記複数の色の図形の各重心位置が略一致する
画像投影装置。
(2)
前記測定用画像の投射された投影画面を撮像して得られる撮像画像に基づいて、前記複数の色同士の間の色ずれ量を算出する解析部を更に備えた
上記(1)に記載の画像投影装置。
(3)
前記解析部により算出された色ずれ量に基づいて、投影用の画像を補正する補正部を更に備えた
上記(2)に記載の画像投影装置。
(4)
前記ユニット画像は、
前記複数の色の図形のうち、隣り合う第1および第2の図形を有し、
前記第1の図形と前記第2の図形との境界に黒色領域を有する
上記(1)ないし(3)のいずれか1つに記載の画像投影装置。
(5)
前記ユニット画像は、前記複数の色の図形のうち、相対的にクロストークを生じ易い組み合わせとなる第3および第4の図形を有し、
前記第3の図形と前記第4の図形との間の距離が相対的に大きくなるように配置されている
上記(1)ないし(4)のいずれか1つに記載の画像投影装置。
(6)
前記ユニット画像では、前記複数の色の図形のそれぞれの少なくとも一部同士が、平行移動により一致しない
上記(1)ないし(5)のいずれか1つに記載の画像投影装置。
(7)
前記ユニット画像では、前記複数の色の図形のうちの一の図形が他の図形に、平行移動により内包されない
上記(1)ないし(6)のいずれか1つに記載の画像投影装置。
(8)
前記ユニット画像では、
前記複数の色のうちの一の色の図形が円形状を有し、
他の色の図形が、前記円形状を囲む円環状を有する。
上記(1)ないし(7)のいずれか1つに記載の画像投影装置。
(9)
前記測定用画像では、前記ユニット画像がマトリクス状に配置されている
上記(1)ないし(8)のいずれか1つに記載の画像投影装置。
(10)
前記補正部は、投影画面および撮像画像における輝度分布を補正する
上記(3)に記載の画像投影装置。
(11)
前記投影部は、短焦点型の投射レンズを含む
上記(1)ないし(10)のいずれか1つに記載の画像投影装置。
(12)
投影基本色となる複数の色同士の間の位置ずれを測定するための測定用画像を投影面に向けて投射する投影部と、
前記測定用画像の投射された投影画面を撮像する撮像部と
を備え、
前記測定用画像は、それぞれが前記複数の色の図形を含む複数のユニット画像を有し、
各ユニット画像では、前記複数の色の図形の各重心位置が略一致する
投影撮像システム。
(13)
前記撮像部により得られた撮像画像に基づいて、前記複数の色同士の間の色ずれ量を算出する解析部を更に備えた
上記(12)に記載の投影撮像システム。
(14)
前記解析部により算出された色ずれ量に基づいて、投影用の画像を補正する補正部を更に備えた
上記(13)に記載の投影撮像システム。
(15)
前記補正部は、投影画面および撮像画像における輝度分布を補正する
上記(14)に記載の投影撮像システム。
(16)
投影基本色となる複数の色同士の間の位置ずれを測定するための測定用画像を投影面に向けて投射し、
前記測定用画像の投射された投影画面を撮像し、
前記投影画面の撮像画像に基づいて、投影対象の画像を補正し、
前記測定用画像は、それぞれが前記複数の色の図形を含む複数のユニット画像を有し、
各ユニット画像では、前記複数の色の図形の各重心位置が略一致する
補正方法。
本出願は、日本国特許庁において2016年4月27日に出願された日本特許出願番号第2016−89058号を基礎として優先権を主張するものであり、この出願の全ての内容を参照によって本出願に援用する。
当業者であれば、設計上の要件や他の要因に応じて、種々の修正、コンビネーション、サブコンビネーション、および変更を想到し得るが、それらは添付の請求の範囲やその均等物の範囲に含まれるものであることが理解される。

Claims (16)

  1. 投影基本色となる複数の色同士の間の位置ずれを測定するための測定用画像と、
    前記測定用画像を投影面に向けて投射する投影部と
    を備え、
    前記測定用画像は、それぞれが前記複数の色の図形を含む複数のユニット画像を有し、
    各ユニット画像では、前記複数の色の図形の各重心位置が略一致する
    画像投影装置。
  2. 前記測定用画像の投射された投影画面を撮像して得られる撮像画像に基づいて、前記複数の色同士の間の色ずれ量を算出する解析部を更に備えた
    請求項1に記載の画像投影装置。
  3. 前記解析部により算出された色ずれ量に基づいて、投影用の画像を補正する補正部を更に備えた
    請求項2に記載の画像投影装置。
  4. 前記ユニット画像は、
    前記複数の色の図形のうち、隣り合う第1および第2の図形を有し、
    前記第1の図形と前記第2の図形との境界に黒色領域を有する
    請求項1に記載の画像投影装置。
  5. 前記ユニット画像は、前記複数の色の図形のうち、相対的にクロストークを生じ易い組み合わせとなる第3および第4の図形を有し、
    前記第3の図形と前記第4の図形との間の距離が相対的に大きくなるように配置されている
    請求項1に記載の画像投影装置。
  6. 前記ユニット画像では、前記複数の色の図形のそれぞれの少なくとも一部同士が、平行移動により一致しない
    請求項1に記載の画像投影装置。
  7. 前記ユニット画像では、前記複数の色の図形のうちの一の図形が他の図形に、平行移動により内包されない
    請求項1に記載の画像投影装置。
  8. 前記ユニット画像では、
    前記複数の色のうちの一の色の図形が円形状を有し、
    他の色の図形が、前記円形状を囲む円環状を有する。
    請求項1に記載の画像投影装置。
  9. 前記測定用画像では、前記ユニット画像がマトリクス状に配置されている
    請求項1に記載の画像投影装置。
  10. 前記補正部は、投影画面および撮像画像における輝度分布を補正する
    請求項3に記載の画像投影装置。
  11. 前記投影部は、短焦点型の投射レンズを含む
    請求項1に記載の画像投影装置。
  12. 投影基本色となる複数の色同士の間の位置ずれを測定するための測定用画像を投影面に向けて投射する投影部と、
    前記測定用画像の投射された投影画面を撮像する撮像部と
    を備え、
    前記測定用画像は、それぞれが前記複数の色の図形を含む複数のユニット画像を有し、
    各ユニット画像では、前記複数の色の図形の各重心位置が略一致する
    投影撮像システム。
  13. 前記撮像部により得られた撮像画像に基づいて、前記複数の色同士の間の色ずれ量を算出する解析部を更に備えた
    請求項12に記載の投影撮像システム。
  14. 前記解析部により算出された色ずれ量に基づいて、投影用の画像を補正する補正部を更に備えた
    請求項13に記載の投影撮像システム。
  15. 前記補正部は、投影画面および撮像画像における輝度分布を補正する
    請求項14に記載の投影撮像システム。
  16. 投影基本色となる複数の色同士の間の位置ずれを測定するための測定用画像を投影面に向けて投射し、
    前記測定用画像の投射された投影画面を撮像し、
    前記投影画面の撮像画像に基づいて、投影対象の画像を補正し、
    前記測定用画像は、それぞれが前記複数の色の図形を含む複数のユニット画像を有し、
    各ユニット画像では、前記複数の色の図形の各重心位置が略一致する
    補正方法。
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