JPWO2017183178A1 - データ処理装置、データ処理方法、プログラム及び記録媒体 - Google Patents
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Abstract
Description
そこで、本発明は、船舶に補給する燃料油の発注忘れ或いは緊急の発注を回避するための技術を提供することを目的とする。
このデータ処理装置において、前記航行において前記船舶が通過する水域における気象及び海象の少なくとも一方を示す気象海象データを取得する気象海象データ取得手段を備え、前記第1通知手段は、前記気象海象データを用いて前記第1の通知の要否の判定を行ってもよい。
このデータ処理装置において、前記航行において前記船舶が通過する水域における気象及び海象の少なくとも一方を示す気象海象データを取得する気象海象データ取得手段を備え、前記第2通知手段は、前記気象海象データを用いて前記第2の通知の要否の判定を行うってもよい。
このデータ処理装置において、前記航行において前記船舶が通過する水域における気象及び海象の少なくとも一方を示す気象海象データを取得する気象海象データ取得手段を備え、前記第3通知手段は、前記気象海象データを用いて前記第3の通知の要否の判定を行ってもよい。
このデータ処理装置において、前記航行において前記船舶が通過する水域における気象及び海象の少なくとも一方を示す気象海象データを取得する気象海象データ取得手段を備え、前記第4通知手段は、前記気象海象データを用いて前記第4の通知の要否の判定を行ってもよい。
図1は、本発明の実施形態に係る発注支援システム1の全体構成を示す図である。発注支援システム1は、陸に設置されたコンピュータ装置10と、船舶30(例えばコンテナ船)に設置されたコンピュータ装置20とを備える。
なお、図1には、船舶30が1隻だけ示されているが、実際には、コンピュータ装置10により運航が管理される船舶は複数存在する。
制御部110は、演算処理装置としてのCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)を有するプロセッサである。CPUは、ROM又は記憶部150に記憶されたプログラムをRAMに読み出して実行することにより、コンピュータ装置10の各部を制御する。操作部120は、例えばキーボード及びマウスを備え、運航管理者が行った操作を受け付ける。通信部130は、例えばモデムを備え、通信衛星100を介してコンピュータ装置20と通信したり、各種のサーバ装置と通信したりする。表示部140は、例えば液晶ディスプレイであり、各種の画面を表示する。
「船舶ID」は、船舶を一意に識別する識別情報である。図1で説明した船舶30の船舶IDを、本実施形態では「S001」と表す。「航行ID」は、船舶の航行計画データを一意に識別する識別情報である。船舶30に関する一の航行計画の航行IDを、本実施形態では「R001」と表す。
「航行予定期間」は、船舶の航行が予定されている期間を示し、例えば、出発地からの出港予定日から、目的地への到着予定日までの期間を示す。「寄港順」は、船舶の航路に含まれる2以上の寄港地の中で、各寄港地に立ち寄る順番を示す。「タイプ」は、寄港地の種別を示す。寄港地のタイプとして、本実施形態では、「出発地」及び「目的地」のほか、「補油港」がある。「補油港」は、船舶への補油が行われる寄港地を示す。図3の例では、「B港」、「C港」及び「D港」が補油港であることを示す。これに対し、「E港」は、寄港地ではあるが、補油が行われない港である。補油港は、多くの場合は荷役等の目的で立ち寄る本来の寄港地であるが、航路から近い寄港地であって船舶が補油の目的で立ち寄る寄港地であるタッチバンカーを含んでもよい。「積荷量」は、船舶に積載される積荷の重量を示す。
なお、航行計画データベース151には、前述したデータ以外にも、各港への着港日時、出港日時、港間の航行距離等の、航行計画に関する更に別のデータが格納されてもよい。
「補油港」は、燃料油が発注を行われる港を示す。「サプライヤ」は、燃料油の発注先であるサプライヤを示す。「油種」は、燃料油の種別のことで、例えば、燃料油の品質(例えば、高品質、中品質、低品質等)を示す。具体的な油種としては、例えば、HFO(Heavy Fuel Oil)、LSGO(Low Sulfur Gas Oil)、及びLSDO(Low Sulfur Diegel Oil)等がある。「発注量」は、発注される燃料油の量を示す。「発注価格」は、燃料油の発注に係る費用の価格を示す。
燃料価格データベース154には、複数の補油港の各々に関し、日時別の各油種の燃料価格、及び翌日以降の燃料価格(推定値)のデータが格納されている。補油港においては、その補油港で最低限補油すべき燃料油の量である最低補油量が定められていることが一般的である。そして、補油量が最低補油量に満たない場合には、燃料価格が割高になることがある。燃料価格データベース154においては、このような事情を踏まえた燃料価格のデータが格納されていることが望ましい。
航行計画データ取得部1111は、航行計画データベース151から航行計画データを取得する航行計画データ手段である。
発注データ取得部1112は、発注データベース152から発注データを取得する発注データ手段である。
残油量データ取得部1113は、残油量データベース153から残油量データを取得する残油量データ取得手段である。
燃料価格データ取得部1114は、燃料価格データベース154から燃料価格データを取得する燃料価格データ取得手段である。
<A:発注忘れ通知処理>
図8は、コンピュータ装置10が行う発注忘れ通知処理を示すフローチャートである。発注忘れ通知処理は、本発明の第1の通知の一例である。発注忘れ通知処理は、運航管理者が燃料油の発注を忘れている可能性がある場合に、その旨を当該運航管理者に通知する処理である。
コンピュータ装置10の制御部110は、まず、航行計画データベース151から航行計画データを取得する(ステップSA1)。ここでは、制御部110は、船舶30の船舶ID「S001」を含む航行計画データを取得する。次に、制御部110は、航行計画データが示す航行予定期間に基づいて、現時点が発注忘れ通知処理に基づく通知タイミングかどうかを判定する(ステップSA2)。通知タイミングは、船舶30の補油港への入港前、又は航行中の所定の又は任意のタイミングである。通知タイミングの一例として、船舶の出港日の所定時間(所定日数)前のタイミングがある。通知タイミングでないと判定した場合は(ステップSA2;NO)、制御部110は、発注忘れ通知処理を終了する。
ここで、ステップSA5の具体的な処理の一例を説明する。
まず、制御部110は、航行計画データに基づいて、寄港順が連続する2つの寄港地間を航行した場合の燃料消費量をそれぞれ推定する。次に、制御部110は、ステップSA4で取得した残油量データが示す残油量を現時点の残油量(出港前の場合は、出港時の残油量)として特定し、発注データで定められた次の補油港までの航行に必要な残油量が船舶30に確保されるかどうかを確認する。この際に、制御部110は、例えば積荷量、残油量、及びバラスト水量を勘案した船舶30の積載量に基づいて、燃料消費量を推定してもよい。更に、気象又は海象を原因として燃料消費量が増大しても船舶30の航行に支障がないように、制御部110は、推定した燃料消費量に対して残油量が或る程度余裕をもって確保されていること(例えば、燃料消費量に所定の係数を乗じた残油量が確保されること)を、確認することが望ましい。制御部110は、次の補油港までの航行に必要な残油量が確保されていることを確認すると、当該次の補油港に到着した時点の残油量の推定量に、当該次の補油港で補油が行われる燃料油の発注量を加算して、更に次の補油港までの航行に必要な残油量が確保されるかどうかを確認する。制御部110は、この確認を繰り返して、船舶30が目的地に到達できるかどうかを確認する。
なお、ステップSA5で説明した前述した処理はあくまで一例であり、別のアルゴリズムの処理であってもよい。
以上説明した発注忘れ通知処理により、運航管理者は、船舶30の航行中において燃料油不足となるような燃料油の発注忘れ或いは出港後の緊急の発注を回避することができる。
図10は、コンピュータ装置10が行う発注量通知処理を示すフローチャートである。発注量通知処理は、本発明の第2の通知の一例である。発注量通知処理は、船舶30に関する燃料油の発注量が過剰である場合、つまり船舶において確保される残油量が過剰となる場合に、その旨を運航管理者に通知する処理である。
コンピュータ装置10の制御部110は、まず、航行計画データベース151から航行計画データを取得する(ステップSB1)。ここでは、制御部110は、船舶30の船舶ID「S001」を含む航行計画データを取得する。次に、制御部110は、航行計画データが示す航行予定期間に基づいて、現時点が通知タイミングかどうかを判定する(ステップSB2)。通知タイミングは、船舶30の出港前、又は航行中の所定の又は任意のタイミングである。通知タイミングの一例として、ステップSB1で取得された航行計画データと同じ船舶ID及び航行IDに対応付けられた発注データが、発注データベース152に格納されたタイミングがある。通知タイミングでないと判定した場合は(ステップSB2;NO)、制御部110は、発注量通知処理を終了する。
ステップSB5で「YES」と判定した場合、制御部110は、発注量が過剰である旨を、表示部140に発注量通知画面を表示することにより、運航管理者に通知する(ステップSB6)。
以上説明した発注量通知処理により、運航管理者は、燃料油の発注量、つまり船舶の残油量が過剰になることによる補油に係る費用の増大を抑制し、また、船舶の燃費性能の悪化を抑制することができる。
図12は、コンピュータ装置10の処理例1の発注価格通知処理を示すフローチャートである。処理例1の発注価格通知処理は、本発明の第3の通知の一例である。発注価格通知処理は、船舶30の航行に用いられる燃料油の発注価格を低減できる場合に、その旨を運航管理者に通知する処理である。
コンピュータ装置10の制御部110は、まず、航行計画データベース151から航行計画データを取得する(ステップSC1)。ここでは、制御部110は、船舶30の船舶ID「S001」を含む航行計画データを取得する。次に、制御部110は、航行計画データが示す航行予定期間に基づいて、現時点が通知タイミングかどうかを判定する(ステップSC2)。通知タイミングは、船舶30の出港前、又は航行中の所定の又は任意のタイミングである。通知タイミングの一例として、ステップSB1で取得された航行計画データと同じ船舶ID及び航行IDに対応付けられた発注データが、発注データベース152に格納されたタイミングがある。通知タイミングでないと判定した場合は(ステップSC2;NO)、制御部110は、発注価格通知処理を終了する。
(1)船舶30の積荷のスペースを奪うロス
運賃(USD/MT)×必要最小限を上回る余分補油量(MT)
(2)燃費悪化のロス
必要最小限を上回る余分補油量(MT)×燃費悪化係数(USD/MT)
(3)安価な燃料油を購入することのメリット
必要最小限を上回る余分補油量(MT)×比較対象港間での値差(USD/MT)
なお、推奨発注内容データの作成においては、制御部110は、発注状況データが「確定済み」又は「確定待ち」のステータスを示す場合は発注データの発注内容データを変更せずに、「登録」になっている発注データの発注内容データを変更してもよい。これにより、サプライヤに対する手続きが開始された燃料油の発注に関しては、その変更の手続きが生じるのを回避することができる。
図15は、コンピュータ装置10の処理例2の発注価格通知処理を示すフローチャートである。処理例2の発注価格通知処理は、船舶30の航行に用いられる燃料油の発注価格を低減できる場合に、その旨を運航管理者に通知する処理である。以下の説明では、処理例1の発注価格通知処理と同じ処理が実行されるステップについては、同じ符号を付して表す。
コンピュータ装置10の制御部110は、ステップSC1〜SC4の処理ステップを実行すると、航行計画データが示す航路で指定された寄港地に、更に、当該航路に含まれないいずれかの寄港地を加えて、推奨発注内容データを作成する(ステップSC12)。ここにおいて、航路に含まれないいずれかの寄港地とは、タッチバンカーをいう。タッチバンカーは、ここでは、航行計画データで指定された航路に近い補油港であって航路上の地点から所定距離未満の補油港である。この場合、航行計画で指定されていないタッチバンカーを航路に含めても、船舶の航行距離や航行時間への影響がない、又はほとんどないものとする。ステップSC12では、制御部110は、寄港地に含まれていないタッチバンカーにおいて補油を行うことにより燃料油の費用が低減すると判定した場合には、そのタッチバンカーを含む推奨発注内容データを作成する。
制御部110は、ボタンB4を選択する操作を、操作部120を介して受け付けた場合、ステップSC9で「YES」と判定する。この場合、制御部110は、発注データベース152に格納された発注データを、推奨発注内容を示す発注内容データに置き換える修正を行う(ステップSC10)。
なお、処理例1及び処理例2の発注価格通知処理に関し、前述した説明では、推奨発注内容データの作成において、油種やサプライヤ、発注量の合計については、発注データベース152の発注内容データが示す発注内容から変更しないものとした。これに代えて、制御部110は、必要に応じて、これらのうちの少なくともいずれかを変更した推奨発注内容データを作成してもよい。
上述した実施形態は本発明の一実施形態であって、様々に変形されてもよい。以下に、上述した実施形態の変形例を示す。なお、以下に示す変形例は適宜、組み合わされてもよい。
(変形例1)
コンピュータ装置10は、上述した実施形態で説明した各通知を、船舶30の燃費性能、即ち船舶30の単位距離当たりの燃料消費量を用いて行ってもよい。船舶30の燃費性能は、例えば、事前にコンピュータ装置10に設定されていればよい。コンピュータ装置10は、船舶30の単位距離当たりの燃料消費量が多い場合ほど、航行に必要な燃料油の発注量を多く見積もる。
コンピュータ装置10は、上述した実施形態で説明した各通知を、船舶30の航路における気象及び海象の少なくとも一方(以下「気象海象」という。)を用いて行ってもよい。気象海象の状態としては、例えば、風向、風速、気温、湿度、気圧、雨量、潮速、潮高、波高、波周期等がある。この変形例において、コンピュータ装置10の制御部110は、上述した実施形態で説明した機能に加え、気象海象データ取得部1120に相当する機能を実現する。気象海象データ取得部1120は、通信部130を介して、航行において船舶30が通過する水域における気象及び海象の少なくとも一方を示す気象海象データを取得する気象海象データ取得手段である。そして、第1通知部1115、第2通知部1116、第3通知部1117、及び第4通知部1118は、取得された気象海象データを用いて通知を行う。
なお、以上説明した気象海象を用いた通知のアルゴリズムはあくまで一例であり、種々の変形が可能である。
コンピュータ装置10の制御部110は、上述した実施形態で推奨発注内容が採用されなかった場合において、推奨発注内容データと、採用された発注内容データとに基づいて、当該発注内容データが示す発注内容を評価してもよい。例えば、制御部110は、採用された発注内容データに基づいて、船舶における残油量の時系列変化を示す第1のデータ(例えばグラフ)を作成する。制御部110は、推奨発注内容データに基づいて、推奨発注内容を採用した場合の船舶における残油量の時系列変化を示す第2のデータ(例えばグラフ)を作成する。そして、制御部110は、作成した第1のデータと第2のデータとを関連付けて、評価データとして出力する。評価データには、「残油量が過剰に確保されています。」というような、採用された発注内容データの評価に関するコメントが含まれてもよい。
なお、評価データは、例えば、表示部140に評価結果を表示するためのデータであるが、通信部130を介して外部装置に出力するためのデータや、評価結果を印字した印刷物を出力するためのデータであってもよい。
この変形例によれば、海運会社で策定された発注内容の妥当性を、推奨発注内容に照らして評価することができる。
コンピュータ装置10は、発注忘れ通知処理、発注量通知処理、及び発注価格通知処理のうちの1つ以上について、油種毎の通知を行ってもよい。船舶においては、その船舶が航行するエリア(海域)に応じて、利用する燃料の油種が決定されることがある。例えば、排出規制海域(ECA:Emission Control Area)においては、燃料油中の硫黄分の上限が定められているため、油種としてLSGO又はLSDOを利用することはできるが、HFOを利用することができない。一方で、排出規制海域外においては、比較的安価に購入することのできるHFOが利用されることが多い。この変形例によれば、運航管理者は、油種毎に、発注忘れ、発注量(残油量)、発注価格(安い補油港)の関する情報を把握し、油種毎に補油に関する適切な対処をとりやすくなる。
コンピュータ装置10は、発注忘れ通知処理、発注量通知処理、及び発注価格通知処理の各通知を表示部140での画面の表示により行っていたが、通信部130を介したデータの出力や、印刷装置を介した印刷物の出力、音声の出力等を用いて、各通知を行ってもよい。また、発注忘れ通知処理、発注量通知処理、及び発注価格通知処理の各通知のタイミングは、上述した実施形態で説明したタイミングに限られない。
上述した実施形態で説明した構成及び動作の一部が省略されてもよい。例えば、コンピュータ装置10が、発注量通知処理又は発注価格通知処理を実行しない構成であってもよい。また、発注忘れ警告処理は、船舶30が目的地に到達するための残油量が確保されていることを確認する処理を含まず、発注状況データが示すステータスのみを確認する処理であってもよい。この場合、コンピュータ装置10は、残油量データを取得しなくとも、燃料油の発注忘れに関する通知を行うことができる。
本発明のデータ処理装置は、陸に設置された装置ではなく、船舶に搭載された装置(例えばコンピュータ装置20)で実現されてもよい。本発明のデータ処理装置は、これら以外にも様々なコンピュータ装置で実現しうる。
上述した実施形態のコンピュータ装置10の制御部110が実現する各機能は、1又は複数のハードウェア回路により実現されてもよいし、1又は複数のプログラムを実行することにより実現されてもよいし、これらの組み合わせにより実現されてもよい。制御部110の機能がプログラムを用いて実現される場合、このプログラムは、磁気記録媒体(磁気テープ、磁気ディスク(HDD(Hard Disk Drive)、FD(Flexible Disk))等)、光記録媒体(光ディスク等)、光磁気記録媒体、半導体メモリ等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶した状態で提供されてもよいし、ネットワークを介して配信されてもよい。また、本発明は、データ処理方法として把握することも可能である。
本願の発明は、上述した実施形態に限定されることなく、請求の範囲に記載した発明の範囲内で種々の変形が可能であり、それらも本発明の範囲内に含まれることはいうまでもない。
Claims (12)
- 船舶の航行の計画を示し、航路における1以上の補油可能な寄港地を当該計画に含む航行計画データを取得する航行計画データ取得手段と、
前記1以上の補油可能な寄港地の各々における前記船舶への燃料油の発注の要否を示す発注要否データと、当該燃料油の発注の状況を示す発注状況データとを含む発注データを取得する発注データ取得手段と、
前記航行計画データと前記発注データとに基づいて、燃料油の発注を促す第1の通知を行う第1通知手段と
を備えるデータ処理装置。 - 前記船舶の残油量を示す残油量データを取得する残油量データ取得手段を備え、
前記第1通知手段は、前記航行計画データと前記残油量データとに基づいて燃料油の発注の要否を判定し、当該発注が必要と判定したタイミングで当該発注が行われていない場合には、前記第1の通知を行う
ことを特徴とする請求項1に記載のデータ処理装置。 - 前記航行において前記船舶が通過する水域における気象及び海象の少なくとも一方を示す気象海象データを取得する気象海象データ取得手段を備え、
前記第1通知手段は、前記気象海象データを用いて前記第1の通知の要否の判定を行う
ことを特徴とする請求項2に記載のデータ処理装置。 - 前記発注データは、前記1以上の補油可能な寄港地のうちの1以上の寄港地の各々において発注する燃料油の量を示す発注量のデータを含み、
前記船舶の残油量を示す残油量データを取得する残油量データ取得手段と、
前記航行計画データと前記発注量のデータと前記残油量データとに基づいて、過剰な燃料油の発注であることを示す第2の通知を行う第2通知手段と
を備えることを特徴とする請求項1に記載のデータ処理装置。 - 前記航行において前記船舶が通過する水域における気象及び海象の少なくとも一方を示す気象海象データを取得する気象海象データ取得手段を備え、
前記第2通知手段は、前記気象海象データを用いて前記第2の通知の要否の判定を行う
ことを特徴とする請求項4に記載のデータ処理装置。 - 前記計画は2以上の補油可能な寄港地を含み、
前記発注データは、前記2以上の補油可能な寄港地のうちの1以上の寄港地の各々において発注する燃料油の量を示す発注量のデータを含み、
前記2以上の補油可能な寄港地のうちの2以上の寄港地の各々における燃料油の価格を示す燃料価格データを取得する燃料価格データ取得手段と、
前記航行計画データと前記発注量のデータと前記燃料価格データとに基づいて、2以上の寄港地の各々において発注する燃料油の配分の変更により燃料油の費用が低減すると判定した場合には、第3の通知を行う第3通知手段と
を備えることを特徴とする請求項1に記載のデータ処理装置。 - 前記航行において前記船舶が通過する水域における気象及び海象の少なくとも一方を示す気象海象データを取得する気象海象データ取得手段を備え、
前記第3通知手段は、前記気象海象データを用いて前記第3の通知の要否の判定を行う
ことを特徴とする請求項6に記載のデータ処理装置。 - 前記発注データは、前記1以上の補油可能な寄港地のうちの1以上の寄港地の各々において発注する燃料油の量を示す発注量のデータを含み、
前記航路に含まれる1以上の補油可能な寄港地、及び前記航路に含まれない1以上の補油可能な寄港地の各々における燃料油の価格を示す燃料価格データを取得する燃料価格データ取得手段と、
前記航行計画データと前記発注量のデータと前記燃料価格データとに基づいて、前記航路に含まれないいずれかの寄港地において補油を行うことにより燃料油の費用が低減すると判定した場合には、第4の通知を行う第4通知手段と
を備えることを特徴とする請求項1に記載のデータ処理装置。 - 前記航行において前記船舶が通過する水域における気象及び海象の少なくとも一方を示す気象海象データを取得する気象海象データ取得手段を備え、
前記第4通知手段は、前記気象海象データを用いて前記第4の通知の要否の判定を行う
ことを特徴とする請求項8に記載のデータ処理装置。 - 船舶の航行の計画を示し、航路における1以上の補油可能な寄港地を当該計画に含む航行計画データを取得するステップと、
前記1以上の補油可能な寄港地の各々における前記船舶への燃料油の発注の要否を示す発注要否データと、当該燃料油の発注の状況を示す発注状況データとを含む発注データを取得するステップと、
前記航行計画データと前記発注データとに基づいて、燃料油の発注を促す通知を行うステップと
を備えるデータ処理方法。 - コンピュータに、
船舶の航行の計画を示し、航路における1以上の補油可能な寄港地を当該計画に含む航行計画データを取得するステップと、
前記1以上の補油可能な寄港地の各々における前記船舶への燃料油の発注の要否を示す発注要否データと、当該燃料油の発注の状況を示す発注状況データとを含む発注データを取得するステップと、
前記航行計画データと前記発注データとに基づいて、燃料油の発注を促す通知を行うステップと
を実行させるためのプログラム。 - コンピュータに、
船舶の航行の計画を示し、航路における1以上の補油可能な寄港地を当該計画に含む航行計画データを取得するステップと、
前記1以上の補油可能な寄港地の各々における前記船舶への燃料油の発注の要否を示す発注要否データと、当該燃料油の発注の状況を示す発注状況データとを含む発注データを取得するステップと、
前記航行計画データと前記発注データとに基づいて、燃料油の発注を促す通知を行うステップと
を実行させるためのプログラムを持続的に記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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