JPWO2017183178A1 - データ処理装置、データ処理方法、プログラム及び記録媒体 - Google Patents

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Abstract

船舶の運航を陸で管理するコンピュータ装置は、船舶の航行の計画を示し、航路における1以上の補油可能な寄港地を当該計画に含む航行計画データと、1以上の寄港地の各々における船舶への燃料油の発注内容を示す発注内容データと、当該燃料油の発注の状況を示す発注状況データとを含む発注データと、船舶の残油量を示す残油量データとを取得する(SA1〜SA4)。コンピュータ装置は、航行計画データと発注データと残油量データとに基づいて、船舶への各補油高での燃料油の発注の要否を判定し、発注が必要と判定したタイミングでその発注が行われていない場合には、燃料油の発注忘れの可能性があることを運航管理者に通知する(SA5,SA6)。

Description

本発明は、寄港地において船舶に補給する燃料油の発注を支援する技術に関する。
海運会社においては、船舶の運航に関する業務の一つとして、燃料油の補給(補油)を行う港である補油港や、燃料油の補給量等の補油計画を策定する業務が行われる。特許文献1,2には、船舶の運航管理者や操船者等に対して、補油計画の策定に係る作業を容易にするための技術が記載されている。
特許第5591429号公報 特許第5591430号公報
海運会社においては、例えば、補油予定港への入港前に補油計画を策定し、その補油計画に基づいて燃料油供給事業者(以下「サプライヤ」という。)に対して燃料油の発注を行う。そして、海運会社とサプライヤとの間で行われる所定の手続きを経て、燃料油の発注が確定する。このような場合において、コンピュータへの燃料油の発注に係るデータの入力忘れ、或いは発注の確定忘れ、といった発注ミスが仮に発生した場合、船舶の運航に悪影響を及ぼす可能性がある。また、船舶が出港してから発注ミスに気付いた場合、本来であれば燃料価格の安いサプライヤから購入できていた燃料油を、割増料金を支払って緊急の発注を行うことで購入しなければならない場合がある。
そこで、本発明は、船舶に補給する燃料油の発注忘れ或いは緊急の発注を回避するための技術を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、船舶の航行の計画を示し、航路における1以上の補油可能な寄港地を当該計画に含む航行計画データを取得する航行計画データ取得手段と、前記1以上の補油可能な寄港地の各々における前記船舶への燃料油の発注の要否を示す発注要否データと、当該燃料油の発注の状況を示す発注状況データとを含む発注データを取得する発注データ取得手段と、前記航行計画データと前記発注データとに基づいて、燃料油の発注を促す第1の通知を行う第1通知手段とを備えるデータ処理装置を提供する。
本発明のデータ処理装置において、前記船舶の残油量を示す残油量データを取得する残油量データ取得手段を備え、前記第1通知手段は、前記航行計画データと前記残油量データとに基づいて燃料油の発注の要否を判定し、当該発注が必要と判定したタイミングで当該発注が行われていない場合には、前記第1の通知を行ってもよい。
このデータ処理装置において、前記航行において前記船舶が通過する水域における気象及び海象の少なくとも一方を示す気象海象データを取得する気象海象データ取得手段を備え、前記第1通知手段は、前記気象海象データを用いて前記第1の通知の要否の判定を行ってもよい。
本発明のデータ処理装置において、前記発注データは、前記1以上の補油可能な寄港地のうちの1以上の寄港地の各々において発注する燃料油の量を示す発注量のデータを含み、前記船舶の残油量を示す残油量データを取得する残油量データ取得手段と、前記航行計画データと前記発注量のデータと前記残油量データとに基づいて、過剰な燃料油の発注であることを示す第2の通知を行う第2通知手段とを備えてもよい。
このデータ処理装置において、前記航行において前記船舶が通過する水域における気象及び海象の少なくとも一方を示す気象海象データを取得する気象海象データ取得手段を備え、前記第2通知手段は、前記気象海象データを用いて前記第2の通知の要否の判定を行うってもよい。
本発明のデータ処理装置において、前記計画は2以上の補油可能な寄港地を含み、前記発注データは、前記2以上の補油可能な寄港地のうちの1以上の寄港地の各々において発注する燃料油の量を示す発注量のデータを含み、前記2以上の補油可能な寄港地のうちの2以上の寄港地の各々における燃料油の価格を示す燃料価格データを取得する燃料価格データ取得手段と、前記航行計画データと前記発注量のデータと前記燃料価格データとに基づいて、2以上の寄港地の各々において発注する燃料油の配分の変更により燃料油の費用が低減すると判定した場合には、第3の通知を行う第3通知手段とを備えてもよい。
このデータ処理装置において、前記航行において前記船舶が通過する水域における気象及び海象の少なくとも一方を示す気象海象データを取得する気象海象データ取得手段を備え、前記第3通知手段は、前記気象海象データを用いて前記第3の通知の要否の判定を行ってもよい。
本発明のデータ処理装置において、前記発注データは、前記1以上の補油可能な寄港地のうちの1以上の寄港地の各々において発注する燃料油の量を示す発注量のデータを含み、前記航路に含まれる1以上の補油可能な寄港地、及び前記航路に含まれない1以上の補油可能な寄港地の各々における燃料油の価格を示す燃料価格データを取得する燃料価格データ取得手段と、前記航行計画データと前記発注量のデータと前記燃料価格データとに基づいて、前記航路に含まれないいずれかの寄港地において補油を行うことにより燃料油の費用が低減すると判定した場合には、第4の通知を行う第4通知手段とを備えてもよい。
このデータ処理装置において、前記航行において前記船舶が通過する水域における気象及び海象の少なくとも一方を示す気象海象データを取得する気象海象データ取得手段を備え、前記第4通知手段は、前記気象海象データを用いて前記第4の通知の要否の判定を行ってもよい。
また、本発明は、船舶の航行の計画を示し、航路における1以上の補油可能な寄港地を当該計画に含む航行計画データを取得するステップと、前記1以上の補油可能な寄港地の各々における前記船舶への燃料油の発注の要否を示す発注要否データと、当該燃料油の発注の状況を示す発注状況データとを含む発注データを取得するステップと、前記航行計画データと前記発注データとに基づいて、燃料油の発注を促す通知を行うステップとを備えるデータ処理方法を提供する。
また、本発明は、コンピュータに、船舶の航行の計画を示し、航路における1以上の補油可能な寄港地を当該計画に含む航行計画データを取得するステップと、前記1以上の補油可能な寄港地の各々における前記船舶への燃料油の発注の要否を示す発注要否データと、当該燃料油の発注の状況を示す発注状況データとを含む発注データを取得するステップと、前記航行計画データと前記発注データとに基づいて、燃料油の発注を促す通知を行うステップとを実行させるためのプログラムを提供する。
また、本発明は、ココンピュータに、船舶の航行の計画を示し、航路における1以上の補油可能な寄港地を当該計画に含む航行計画データを取得するステップと、前記1以上の補油可能な寄港地の各々における前記船舶への燃料油の発注の要否を示す発注要否データと、当該燃料油の発注の状況を示す発注状況データとを含む発注データを取得するステップと、前記航行計画データと前記発注データとに基づいて、燃料油の発注を促す通知を行うステップとを実行させるためのプログラムを持続的に記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供する。
本発明によれば、船舶に補給する燃料油の発注忘れ或いは緊急の発注を回避するための技術を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る発注支援システムの全体構成を示す図。 同実施形態に係るコンピュータ装置のハードウェア構成を示すブロック図。 同実施形態に係る発注データベースの構成を示す図。 同実施形態に係る航行計画データベースの構成を示す図。 同実施形態に係る残油量データベースの構成を示す図。 同実施形態に係る燃料価格データベースの構成を示す図。 同実施形態に係るコンピュータ装置の制御部の機能構成を示すブロック図。 同実施形態に係る発注忘れ通知処理を示すフローチャート。 同実施形態に係る発注忘れ通知画面を示す図。 同実施形態に係る発注量通知処理を示すフローチャート。 同実施形態に係る発注量通知画面を示す図。 同実施形態に係る処理例1の発注価格通知処理を示すフローチャート。 同実施形態に係る発注価格通知画面を示す図(処理例1)。 同実施形態に係る推奨発注内容通知画面を示す図(処理例1)。 同実施形態に係る処理例2の発注価格通知処理を示すフローチャート。 同実施形態に係る発注価格通知画面を示す図(処理例2)。 同実施形態に係る推奨発注内容通知画面を示す図(処理例2)。
以下、本発明の一実施形態について図面を参照しつつ説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る発注支援システム1の全体構成を示す図である。発注支援システム1は、陸に設置されたコンピュータ装置10と、船舶30(例えばコンテナ船)に設置されたコンピュータ装置20とを備える。
コンピュータ装置10は、運航管理者に操作され、船舶30の運航を管理する。コンピュータ装置10は、本発明のデータ処理装置の一例である。コンピュータ装置20は、船舶30の操船者に操作される。コンピュータ装置10とコンピュータ装置20とは、通信衛星100を介して通信する。更に、コンピュータ装置10及びコンピュータ装置20は、運航に必要な燃料油を購入する際に判断材料となるデータを提供するサーバ装置(図示略)と通信する。このサーバ装置は、例えば、船舶に補油可能な世界中の港の各々における燃料価格のデータを提供する。
なお、図1には、船舶30が1隻だけ示されているが、実際には、コンピュータ装置10により運航が管理される船舶は複数存在する。
図2は、コンピュータ装置10のハードウェア構成を示すブロック図である。図2に示すように、コンピュータ装置10は、ハードウェア構成として、制御部110と、操作部120と、通信部130と、表示部140と、記憶部150とを備える。
制御部110は、演算処理装置としてのCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)を有するプロセッサである。CPUは、ROM又は記憶部150に記憶されたプログラムをRAMに読み出して実行することにより、コンピュータ装置10の各部を制御する。操作部120は、例えばキーボード及びマウスを備え、運航管理者が行った操作を受け付ける。通信部130は、例えばモデムを備え、通信衛星100を介してコンピュータ装置20と通信したり、各種のサーバ装置と通信したりする。表示部140は、例えば液晶ディスプレイであり、各種の画面を表示する。
記憶部150は、例えばハードディスク装置で、コンピュータ装置10を動作させるためのプログラムのほか、航行計画データベース151と、発注データベース152と、残油量データベース153と、燃料価格データベース154とを記憶する。
図3は、航行計画データベース151の構成を示す図である。航行計画データベース151は、船舶の航行計画を示す航行計画データを蓄積したデータベースである。航行計画は、船舶の航行の計画を示し、1以上の補油可能な寄港地を計画に含む。図3に示すように、航行計画データベース151では、「船舶ID」と、「航行ID」と、「航行計画データ」との各データが、レコード単位で対応付けられている。「航行計画データ」は、詳細には、「航行予定期間」、「寄港順」、「寄港地」、「タイプ」、及び「積荷量」を含む複数のデータで構成される。
「船舶ID」は、船舶を一意に識別する識別情報である。図1で説明した船舶30の船舶IDを、本実施形態では「S001」と表す。「航行ID」は、船舶の航行計画データを一意に識別する識別情報である。船舶30に関する一の航行計画の航行IDを、本実施形態では「R001」と表す。
「航行計画データ」は、船舶IDが示す船舶に関する航行計画を示すデータである。
「航行予定期間」は、船舶の航行が予定されている期間を示し、例えば、出発地からの出港予定日から、目的地への到着予定日までの期間を示す。「寄港順」は、船舶の航路に含まれる2以上の寄港地の中で、各寄港地に立ち寄る順番を示す。「タイプ」は、寄港地の種別を示す。寄港地のタイプとして、本実施形態では、「出発地」及び「目的地」のほか、「補油港」がある。「補油港」は、船舶への補油が行われる寄港地を示す。図3の例では、「B港」、「C港」及び「D港」が補油港であることを示す。これに対し、「E港」は、寄港地ではあるが、補油が行われない港である。補油港は、多くの場合は荷役等の目的で立ち寄る本来の寄港地であるが、航路から近い寄港地であって船舶が補油の目的で立ち寄る寄港地であるタッチバンカーを含んでもよい。「積荷量」は、船舶に積載される積荷の重量を示す。
なお、航行計画データベース151には、前述したデータ以外にも、各港への着港日時、出港日時、港間の航行距離等の、航行計画に関する更に別のデータが格納されてもよい。
図4は、発注データベース152の構成を示す図である。発注データベース152は、船舶に対する補油に用いられる燃料油の発注に関するデータ(以下「発注データ」という。)を蓄積したデータベースである。図4に示すように、発注データベース152では、「船舶ID」と、「航行ID」と、「発注内容データ」と、「発注状況データ」との各データが、レコード単位で対応付けられている。「発注内容データ」は、詳細には、「補油港」、「サプライヤ」、「油種」、「発注量」、及び「発注価格」を含む複数のデータで構成される。
「船舶ID」及び「航行ID」は、既に説明したとおりのデータである。「発注内容データ」は、船舶への補油に用いられる燃料油の発注の内容を示すデータである。本実施形態において、「燃料油の発注」は、燃料油の購入に加え、購入した燃料油を船舶に補給する作業の発注を含んでいてもよい。
「補油港」は、燃料油が発注を行われる港を示す。「サプライヤ」は、燃料油の発注先であるサプライヤを示す。「油種」は、燃料油の種別のことで、例えば、燃料油の品質(例えば、高品質、中品質、低品質等)を示す。具体的な油種としては、例えば、HFO(Heavy Fuel Oil)、LSGO(Low Sulfur Gas Oil)、及びLSDO(Low Sulfur Diegel Oil)等がある。「発注量」は、発注される燃料油の量を示す。「発注価格」は、燃料油の発注に係る費用の価格を示す。
「発注状況データ」は、発注内容データに基づいて行われる燃料油を発注する手続きの状況(以下「ステータス」という。)を示す。発注状況データは、本実施形態では、「登録」、「確定待ち」、及び「確定済み」の3つのステータスのいずれかを示す。「登録」のステータスは、発注データベース152に燃料油を発注に関するデータが格納されたが、サプライヤへの発注が未だ行われていないことを示す。「確定待ち」のステータスは、サプライヤへの燃料油の発注が行われたが、そのサプライヤからの発注が確定した旨の連絡が未だないことを示す。「確定済み」のステータスは、サプライヤへの燃料油の発注が行われた後、そのサプライヤから発注が確定した旨の連絡があったことを示す。
本実施形態では、発注状況データが「確定済み」のステータスを示す場合、燃料油の発注が行われたと認識されるものとする。これに対し、発注状況データが「登録」又は「確定待ち」のステータスを示す場合、燃料油の発注が行われたとは認識されないものとする。つまり、図4の例では、「B港」及び「D港」については燃料油の発注が行われたと認識されるが、「C港」については燃料油の発注が行われていないと認識される。
なお、本実施形態の発注内容データは、本発明の発注要否データとしても観念することができる。発注データベース152に、或る寄港地で補油を行うための発注内容データが格納されている場合、当該寄港地において燃料油の発注が必要であることを意味するからである。逆に言えば、発注データベース152に、発注内容データが格納されていない寄港地(例えばE港)については、燃料油の発注が不要であることを意味する。もちろん、発注内容データと発注内容データとが別個のデータとして管理されてもよい。
図5は、残油量データベース153の構成を示す図である。残油量データベース153は、船舶に積載された燃料油の残量(以下「残油量」という。)を示す残油量データを蓄積したデータベースである。図5に示すように、残油量データベース153では、「船舶ID」と、「計測日時」と、「残油量」との各データがレコード単位で対応付けられている。
「船舶ID」は、既に説明したとおりのデータである。「計測日時」は、船舶において残油量が計測された日時を示すデータである。本実施形態では、計測日時が最も新しい残油量を、船舶の現時点の残油量とみなす。船舶の残油量は、当該船舶に搭載された計測器を用いて計測されてもよいし、当該船舶に設けられたメータの目視確認により計測されてもよい。
図6は、燃料価格データベース154の構成を示す図である。燃料価格データベース154は、全ての補油港の各補油港における燃料価格を示す燃料価格データを蓄積したデータベースである。図6に示すように、燃料価格データベース154では、「港名」と、「日時」と、「油種」と、「燃料価格」との各データが、レコード単位で対応付けられている。
燃料価格データベース154には、複数の補油港の各々に関し、日時別の各油種の燃料価格、及び翌日以降の燃料価格(推定値)のデータが格納されている。補油港においては、その補油港で最低限補油すべき燃料油の量である最低補油量が定められていることが一般的である。そして、補油量が最低補油量に満たない場合には、燃料価格が割高になることがある。燃料価格データベース154においては、このような事情を踏まえた燃料価格のデータが格納されていることが望ましい。
図7は、コンピュータ装置10の制御部110の機能構成を示すブロック図である。なお、図7に示す「気象海象データ取得部1120」は、後述する(変形例2)で説明する機能であり、本実施形態では説明を省略する。
航行計画データ取得部1111は、航行計画データベース151から航行計画データを取得する航行計画データ手段である。
発注データ取得部1112は、発注データベース152から発注データを取得する発注データ手段である。
残油量データ取得部1113は、残油量データベース153から残油量データを取得する残油量データ取得手段である。
燃料価格データ取得部1114は、燃料価格データベース154から燃料価格データを取得する燃料価格データ取得手段である。
第1通知部1115は、取得された航行計画データと、発注データと、残油量データとに基づいて、燃料油の発注を促す第1の通知を行う第1通知手段である。第1の通知は、例えば、船舶への補油が必要なタイミングで燃料油の発注が行われていない場合に、行われる。第1通知部1115は、燃料油の発注内容と残油量とを勘案して、船舶の航行中に燃料油切れする可能性がある場合に、通知を行う。第1の通知は、本実施形態では、表示部140での画面の表示により行われる。
第2通知部1116は、取得された航行計画データと、発注データと、残油量データとに基づいて、過剰な燃料油の発注であることを示す第2の通知を行う第2通知手段である。第2の通知は、例えば、船舶の航行に用いられる燃料油の推定量に対して過剰な燃料油の発注が行われる場合に、行われる。第2通知部1116は、燃料油の発注内容と残油量とを勘案して、船舶の航行中に燃料油の発注量が過剰になることがある場合に、換言すると残油量が過剰に確保されることがある場合に、通知を行う。第2の通知は、本実施形態では、表示部140での画面の表示により行われる。
第3通知部1117は、取得された航行計画データと、発注データと、燃料価格データとに基づいて、2以上の寄港地の各々において発注する燃料油の配分(つまりバランス)の変更により燃料油の費用が低減すると判定した場合には、第3の通知を行う第3通知手段である。第3通知部1117は、燃料油の発注量と燃料価格とを勘案して、航路上の各寄港地における燃料油の発注量を変更することで、発注価格が低減する場合に、通知を行う。第3の通知は、本実施形態では、表示部140での画面の表示により行われる。
第4通知部1118は、取得された航行計画データと、発注データと、燃料価格データとに基づいて、航路に含まれないいずれかの寄港地において補油を行うことにより燃料油の費用が低減すると判定した場合には、第4の通知を行う第4通知手段である。第4通知部1118は、燃料油の発注量と燃料価格とを勘案して、航行計画で指定された寄港地以外の寄港地(例えば、寄港予定のない補油港)で補油を行うことで、発注価格が低減する場合に、通知を行う。第4の通知は、本実施形態では、表示部140での画面の表示により行われる。
データベース処理部1119は、記憶部150に記憶された航行計画データベース151、発注データベース152、残油量データベース153、及び燃料価格データベース154へのデータの書き込み(更新)を行うデータベース処理手段である。データベース処理部1119は、操作部120を介して受け付けた運航管理者の操作、又は通信部130を介してコンピュータ装置20等の外部装置から受信したデータに基づいて、各データベースにデータを書き込む。
次に、本実施形態の動作を説明する。
<A:発注忘れ通知処理>
図8は、コンピュータ装置10が行う発注忘れ通知処理を示すフローチャートである。発注忘れ通知処理は、本発明の第1の通知の一例である。発注忘れ通知処理は、運航管理者が燃料油の発注を忘れている可能性がある場合に、その旨を当該運航管理者に通知する処理である。
コンピュータ装置10の制御部110は、まず、航行計画データベース151から航行計画データを取得する(ステップSA1)。ここでは、制御部110は、船舶30の船舶ID「S001」を含む航行計画データを取得する。次に、制御部110は、航行計画データが示す航行予定期間に基づいて、現時点が発注忘れ通知処理に基づく通知タイミングかどうかを判定する(ステップSA2)。通知タイミングは、船舶30の補油港への入港前、又は航行中の所定の又は任意のタイミングである。通知タイミングの一例として、船舶の出港日の所定時間(所定日数)前のタイミングがある。通知タイミングでないと判定した場合は(ステップSA2;NO)、制御部110は、発注忘れ通知処理を終了する。
航行ID「R001」の航行計画データに関して通知タイミングと判定した場合(ステップSA2;YES)、制御部110は、発注データベース152から、船舶ID「S001」及び航行ID「R001」に対応付けられた発注データを取得する(ステップSA3)。次に、制御部110は、残油量データベース153から、船舶ID「S001」を含み、且つ計測日時が最新である残油量データを取得する(ステップSA4)。
次に、制御部110は、船舶30への補油が必要なタイミングで燃料油の発注が行われているかどうかを判定する(ステップSA5)。このステップSA5は、前述した第1の通知の要否を判定するステップに相当する。
ここで、ステップSA5の具体的な処理の一例を説明する。
まず、制御部110は、航行計画データに基づいて、寄港順が連続する2つの寄港地間を航行した場合の燃料消費量をそれぞれ推定する。次に、制御部110は、ステップSA4で取得した残油量データが示す残油量を現時点の残油量(出港前の場合は、出港時の残油量)として特定し、発注データで定められた次の補油港までの航行に必要な残油量が船舶30に確保されるかどうかを確認する。この際に、制御部110は、例えば積荷量、残油量、及びバラスト水量を勘案した船舶30の積載量に基づいて、燃料消費量を推定してもよい。更に、気象又は海象を原因として燃料消費量が増大しても船舶30の航行に支障がないように、制御部110は、推定した燃料消費量に対して残油量が或る程度余裕をもって確保されていること(例えば、燃料消費量に所定の係数を乗じた残油量が確保されること)を、確認することが望ましい。制御部110は、次の補油港までの航行に必要な残油量が確保されていることを確認すると、当該次の補油港に到着した時点の残油量の推定量に、当該次の補油港で補油が行われる燃料油の発注量を加算して、更に次の補油港までの航行に必要な残油量が確保されるかどうかを確認する。制御部110は、この確認を繰り返して、船舶30が目的地に到達できるかどうかを確認する。
船舶30が目的地に到達できることを確認した場合、制御部110は、ステップSA3で取得した全ての発注データに関し、発注状況データが「確定済み」のステータスを示しているかどうかを確認する。制御部110は、全ての発注データに関して、発注状況データが「確定済み」のステータスを示している場合には、船舶30への補油が必要なタイミングで燃料油の発注が行われていると判定する。
なお、ステップSA5で説明した前述した処理はあくまで一例であり、別のアルゴリズムの処理であってもよい。
制御部110は、船舶30への補油が必要なタイミングで燃料油の発注が行われていると判定した場合には(ステップSA5;YES)、発注忘れの通知を行うことなく、発注忘れ通知処理を終了する。
ステップSA5で「NO」と判定した場合、制御部110は、燃料油の発注忘れの可能性がある旨を、表示部140に発注忘れ通知画面を表示することにより、運航管理者に通知する(ステップSA6)。例えば、制御部110は、次の補油港までの航行に必要な残油量が確保されていていないことを確認した場合、又は必要な残油量が確保されている場合でも、少なくともいずれかの発注データにおいて、発注状況データが「登録」又は「確定待ち」のステータスを示したときには、発注忘れの可能性がある旨の通知を行う。
図9は、発注忘れ通知画面を示す図である。図9には、「C港」に関する発注データにおいて、発注状況データが「確定待ち」のステータスを示している場合の発注忘れ通知画面W1が示されている。発注忘れ通知画面W1では、「通知! 燃料油の発注忘れの可能性があります。」というメッセージと、発注データの内容とが表示される。発注忘れ通知画面W1では、発注データのどの点に基づき発注忘れの可能性があると判定したのかを明示するために、「C港」に関する発注状況データが示すステータスの欄を、他の発注状況データが示すステータスの欄の色と異ならせてある。運航管理者は、発注忘れ通知画面W1を見ることで、どの点に発注忘れの可能性があるかを把握して、必要な対処をとることができる。例えば、運航管理者は、「C港」で補油を行うためのサプライヤに問い合わせを行う。その後、「C港」での燃料油の発注が確定すると、運航管理者は、コンピュータ装置10を操作して発注データベース152を更新する操作を行う。
残油量が不足することを原因として、ステップSA6の通知を行う場合、制御部110は、残油量が不足する前に寄港する補油港において、燃料油の発注量が不足している旨を、発注忘れ通知画面上で明示する。
以上説明した発注忘れ通知処理により、運航管理者は、船舶30の航行中において燃料油不足となるような燃料油の発注忘れ或いは出港後の緊急の発注を回避することができる。
<B:発注量通知処理>
図10は、コンピュータ装置10が行う発注量通知処理を示すフローチャートである。発注量通知処理は、本発明の第2の通知の一例である。発注量通知処理は、船舶30に関する燃料油の発注量が過剰である場合、つまり船舶において確保される残油量が過剰となる場合に、その旨を運航管理者に通知する処理である。
コンピュータ装置10の制御部110は、まず、航行計画データベース151から航行計画データを取得する(ステップSB1)。ここでは、制御部110は、船舶30の船舶ID「S001」を含む航行計画データを取得する。次に、制御部110は、航行計画データが示す航行予定期間に基づいて、現時点が通知タイミングかどうかを判定する(ステップSB2)。通知タイミングは、船舶30の出港前、又は航行中の所定の又は任意のタイミングである。通知タイミングの一例として、ステップSB1で取得された航行計画データと同じ船舶ID及び航行IDに対応付けられた発注データが、発注データベース152に格納されたタイミングがある。通知タイミングでないと判定した場合は(ステップSB2;NO)、制御部110は、発注量通知処理を終了する。
航行ID「R001」の航行計画データに関して通知タイミングと判定した場合(ステップSB2;YES)、制御部110は、発注データベース152から、船舶ID「S001」及び航行ID「R001」に対応付けられた発注データを取得する(ステップSB3)。次に、制御部110は、残油量データベース153から、船舶ID「S001」を含み、且つ計測日時が最新である残油量データを取得する(ステップSB4)。
次に、制御部110は、船舶30の航行に用いられる燃料油の推定量に対して過剰な燃料油の発注が行われているかどうかを判定する(ステップSB5)。このステップSB5は、前述した第2の通知の要否を判定するステップに相当する。制御部110は、例えば、<A:発注忘れ通知処理>のステップSA5で説明した方法で、各補油港に到着したときの残油量を推定し、その推定量が過剰な量かどうかを判定する。又は、制御部110は、航行中の所定期間毎の残油量をそれぞれ推定して、その推定量が過剰な残油量を示すかどうかを判定してもよい。推定量が過剰な残油量を示すかどうかの判定は、例えば、推定量が閾値以上かどうかの判定により行われる。例えば、閾値は、次の補油港までの燃料消費量に所定の係数を乗じた量を、閾値としてもよい。
ステップSB5で「NO」と判定した場合、制御部110は、発注量に関する通知を行うことなく、発注量通知処理を終了する。
ステップSB5で「YES」と判定した場合、制御部110は、発注量が過剰である旨を、表示部140に発注量通知画面を表示することにより、運航管理者に通知する(ステップSB6)。
図11は、発注量通知画面を示す図である。図11には、「B港」に関する発注量が過剰である場合の発注量通知画面W2が示されている。発注量通知画面W2では、「通知! 発注量が過剰であり、残油量が多すぎます。」というメッセージと、発注データの内容とが表示される。発注量通知画面W2では、発注データのどの点に基づき発注量(残油量)が過剰と判定したのかを明示するために、「B港」に関する発注状況データの「発注量」の欄の色を、他の「発注量」の欄の色と異ならせてある。運航管理者は、発注量通知画面W2を見ることで、発注量が過剰である補油港がどれでどの程度の発注量になっているかを把握して、必要な対処をとることができる。例えば、運航管理者は、「B港」での燃料油の発注量を少なくするように、コンピュータ装置10を操作して発注データベース152を更新する操作を行う。
以上説明した発注量通知処理により、運航管理者は、燃料油の発注量、つまり船舶の残油量が過剰になることによる補油に係る費用の増大を抑制し、また、船舶の燃費性能の悪化を抑制することができる。
<C:発注価格通知処理(処理例1)>
図12は、コンピュータ装置10の処理例1の発注価格通知処理を示すフローチャートである。処理例1の発注価格通知処理は、本発明の第3の通知の一例である。発注価格通知処理は、船舶30の航行に用いられる燃料油の発注価格を低減できる場合に、その旨を運航管理者に通知する処理である。
コンピュータ装置10の制御部110は、まず、航行計画データベース151から航行計画データを取得する(ステップSC1)。ここでは、制御部110は、船舶30の船舶ID「S001」を含む航行計画データを取得する。次に、制御部110は、航行計画データが示す航行予定期間に基づいて、現時点が通知タイミングかどうかを判定する(ステップSC2)。通知タイミングは、船舶30の出港前、又は航行中の所定の又は任意のタイミングである。通知タイミングの一例として、ステップSB1で取得された航行計画データと同じ船舶ID及び航行IDに対応付けられた発注データが、発注データベース152に格納されたタイミングがある。通知タイミングでないと判定した場合は(ステップSC2;NO)、制御部110は、発注価格通知処理を終了する。
航行ID「R001」の航行計画データに関して通知タイミングと判定した場合(ステップSC2;YES)、制御部110は、発注データベース152から、船舶ID「S001」及び航行ID「R001」に対応付けられた発注データを取得する(ステップSC3)。次に、制御部110は、燃料価格データベース154から、例えば全ての補油港に関して、燃料価格データを取得する(ステップSC4)。この燃料価格データは、海運会社が実際に支払う費用に即した燃料価格データを取得することが望ましい。燃料価格は、サプライヤによって契約形態が異なり、燃料価格の決定の方法は発注時の価格(Date of Order)の場合や、補油時の価格(Date of Delivery)の場合等があるからである。
次に、制御部110は、航行ID「R001」の航行計画データが示す航行において、2以上の寄港地の各々において発注する燃料油の配分の変更により、燃料油の費用が低減することができる場合には、その発注内容を表す発注内容データを、推奨発注内容データとして作成する(ステップSC5)。推奨発注内容データは、運航管理者に適用を推奨する発注内容を示すデータである。ここでは、制御部110は、補油港、サプライヤ、及び油種については変更せずに、且つ燃料油の発注量の合計を変更せずに、発注量の配分のみを変更するものとする。簡単には、制御部110は、第1の補油港(燃料価格:安い)と第2の補油港(燃料価格:高い)とがある場合に、発注データが示す発注量よりも、第2の補油港での燃料油の発注量を減じて、第1の補油港での燃料油の発注量を増加させる。又は、制御部110は、先に入港する第2の補油港(燃料価格:高い)と、後で入港する第1の補油港(燃料価格:安い)とがある場合に、第2の補油港では第1の補油港までの航行に必要な最小限の補油を行い、第1の補油港では少なくとも次の補油港までの航行に必要な補油を行ってもよい。
更に、第1の補油港(燃料価格:安い)、第2の補油港(燃料価格:高い)の順番で船舶が寄港する場合において、燃料価格が安いからといって第1の補油港での発注量を過剰な量にすると、残油量が過剰となるため、船舶30の燃費性能が悪化してしまう。この結果、第2の補油港で補油をした方が、結果として発注価格が安くなる場合もある。そこで、制御部110は、以下の(1)〜(3)の情報に基づいて、推奨発注内容データを作成してもよい。
(1)船舶30の積荷のスペースを奪うロス
運賃(USD/MT)×必要最小限を上回る余分補油量(MT)
(2)燃費悪化のロス
必要最小限を上回る余分補油量(MT)×燃費悪化係数(USD/MT)
(3)安価な燃料油を購入することのメリット
必要最小限を上回る余分補油量(MT)×比較対象港間での値差(USD/MT)
この場合において、制御部110は、例えば(3)−(1)−(2)>0の関係を満たす場合は、第1の補油港で燃料油の発注を行い、第2の補油港で燃料油の発注を行わないように(つまり発注量をゼロとするように)、推奨発注内容データを作成する。この不等式の関係を満たさない場合は、制御部110は、第1の補油港で燃料油の発注を行わずに、第2の補油港で燃料油の発注を行うように、推奨発注内容データを作成する。ただし、燃料油を過剰な燃料油在庫を持つことによるキャッシュフローの悪化の可能性があるので、これを踏まえて、制御部110は発注内容データを作成することが望ましい。
なお、推奨発注内容データの作成においては、制御部110は、発注状況データが「確定済み」又は「確定待ち」のステータスを示す場合は発注データの発注内容データを変更せずに、「登録」になっている発注データの発注内容データを変更してもよい。これにより、サプライヤに対する手続きが開始された燃料油の発注に関しては、その変更の手続きが生じるのを回避することができる。
次に、制御部110は、ステップSC5で推奨発注内容データを作成したかどうかを判定する(ステップSC6)。このステップSC6は、前述した第3の通知の要否を判定するステップに相当する。制御部110は、ステップSC5で発注内容データを1つも作成していない場合、即ち、既に燃料油の発注価格を低減する余地のない発注内容データとなっている場合には、ステップSC6で「NO」と判定する。この場合、制御部110は、発注価格に関する通知を行うことなく、発注価格通知処理を終了する。
ステップSC6で「YES」と判定した場合、制御部110は、燃料油の発注価格を低減させた発注内容データを作成した場合、発注価格の低減が可能である旨を、表示部140に発注価格通知画面を表示することにより、運航管理者に通知する(ステップSC7)。
図13は、発注価格通知画面を示す図である。図13には、「C港」での補油を原因として発注価格が高額になっている場合の発注価格通知画面W3が示されている。発注価格通知画面W3では、「通知! 発注価格を低減させることが可能です。」というメッセージと、現時点の発注内容とが表示される。発注価格通知画面W3では、発注データのどの寄港地の発注価格が高いかを明示するために、「C港」に関する「発注量」及び「発注価格」の欄の色を、他の「発注量」及び「発注価格」の欄の色と異ならせてある。運航管理者は、発注価格通知画面W3を見ることで、発注価格が高額となった発注内容を把握することができる。発注価格通知画面W3には、更に、「推奨発注内容を見る。」と記されたボタンB1が配置されている。
ボタンB1を選択する操作を受け付けると、制御部110は、ステップSC5で作成した推奨発注内容データに基づいて、推奨発注内容を運航管理者に通知する(ステップSC8)。制御部110は、ここでは、図14に示す推奨発注内容通知画面W4を表示部140に表示させる。図14に示すように、推奨発注内容通知画面W4では、補油可能な寄港地である「B港」と「C港」とにおける発注量の配分を変更した発注内容が、推奨発注内容として表示されている。更に、推奨発注内容通知画面W4では、この推奨発注内容を採用した場合に低減される発注価格も表示される。推奨発注内容通知画面W4には、更に、「これに修正する」と記されたボタンB2が配置されている。ボタンB2は、発注データを、推奨発注内容を示す発注内容データに基づき修正する場合に操作される操作子を示す。
次に、制御部110は、発注内容データを修正するかどうかを判定する(ステップSC9)。制御部110は、ボタンB2を選択する操作を、操作部120を介して受け付けた場合、ステップSC9で「YES」と判定する。この場合、制御部110は、発注データベース152に格納された発注データを、推奨発注内容を示す発注内容データに置き換える修正を行う(ステップSC10)。制御部110は、ボタンB2を選択する操作が行われなかった場合、ステップSC9で「NO」と判定して、発注価格通知処理を終了する。
以上説明した処理例1の発注価格通知処理により、運航管理者は、費用的に見て現在の燃料油の発注内容が望ましくない場合にはその旨を把握し、更に、必要に応じて発注内容を修正することができる。
<D:発注価格通知処理(処理例2)>
図15は、コンピュータ装置10の処理例2の発注価格通知処理を示すフローチャートである。処理例2の発注価格通知処理は、船舶30の航行に用いられる燃料油の発注価格を低減できる場合に、その旨を運航管理者に通知する処理である。以下の説明では、処理例1の発注価格通知処理と同じ処理が実行されるステップについては、同じ符号を付して表す。
コンピュータ装置10の制御部110は、ステップSC1〜SC4の処理ステップを実行すると、航行計画データが示す航路で指定された寄港地に、更に、当該航路に含まれないいずれかの寄港地を加えて、推奨発注内容データを作成する(ステップSC12)。ここにおいて、航路に含まれないいずれかの寄港地とは、タッチバンカーをいう。タッチバンカーは、ここでは、航行計画データで指定された航路に近い補油港であって航路上の地点から所定距離未満の補油港である。この場合、航行計画で指定されていないタッチバンカーを航路に含めても、船舶の航行距離や航行時間への影響がない、又はほとんどないものとする。ステップSC12では、制御部110は、寄港地に含まれていないタッチバンカーにおいて補油を行うことにより燃料油の費用が低減すると判定した場合には、そのタッチバンカーを含む推奨発注内容データを作成する。
そして、制御部110は、ステップSC12で発注内容データを作成したかどうかを判定する(ステップSC6)。このステップSC6は、前述した第4の通知の要否を判定するステップに相当する。制御部110は、ステップSC12で発注内容データを作成していない場合は、ステップSC6で「NO」と判定する。この場合、制御部110は、発注価格に関する通知を行うことなく、発注価格通知処理を終了する。
ステップSC6で「YES」と判定した場合、制御部110は、ステップSC12で推奨発注内容データを作成した場合、発注価格の低減が可能である旨を、表示部140に発注価格通知画面を表示することにより、運航管理者に通知する(ステップSC13)。
図16は、発注価格通知画面を示す図である。図16には、「C港」での補油を原因として発注価格が高額になっている場合の発注価格通知画面W5が示されている。発注価格通知画面W5では、「通知! タッチバンカーを含めることで発注価格を低減させることが可能です。」というメッセージと、現時点の発注内容とが表示される。更に、発注価格通知画面W5には、「推奨発注内容を見る。」と記されたボタンB3が配置されている。
ボタンB3を選択する操作を受け付けると、制御部110は、ステップSC12で作成した発注内容データに基づいて、推奨発注内容を運航管理者に通知する(ステップSC14)。制御部110は、ここでは、図17に示す推奨発注内容通知画面W6を表示部140に表示させる。図17に示すように、推奨発注内容通知画面W6では、補油港である「B港」での燃料油の発注を、タッチバンカーとしての補油港である「X港」での発注に変更するように、発注量の配分を変更した推奨発注内容が表示されている。更に、推奨発注内容通知画面W6には、更に、「これに修正する」と記されたボタンB4が配置されている。ボタンB4は、発注データを、推奨発注内容に基づき修正する場合に操作される操作子を示す。
制御部110は、ボタンB4を選択する操作を、操作部120を介して受け付けた場合、ステップSC9で「YES」と判定する。この場合、制御部110は、発注データベース152に格納された発注データを、推奨発注内容を示す発注内容データに置き換える修正を行う(ステップSC10)。
以上説明した処理例2の発注価格通知処理により、運航管理者は、費用的に見て発注データで規定された燃料油の発注内容が望ましくない場合にはその旨を把握し、更に、必要に応じてタッチバンカーを含む発注内容に修正することができる。
なお、処理例1及び処理例2の発注価格通知処理に関し、前述した説明では、推奨発注内容データの作成において、油種やサプライヤ、発注量の合計については、発注データベース152の発注内容データが示す発注内容から変更しないものとした。これに代えて、制御部110は、必要に応じて、これらのうちの少なくともいずれかを変更した推奨発注内容データを作成してもよい。
[変形例]
上述した実施形態は本発明の一実施形態であって、様々に変形されてもよい。以下に、上述した実施形態の変形例を示す。なお、以下に示す変形例は適宜、組み合わされてもよい。
(変形例1)
コンピュータ装置10は、上述した実施形態で説明した各通知を、船舶30の燃費性能、即ち船舶30の単位距離当たりの燃料消費量を用いて行ってもよい。船舶30の燃費性能は、例えば、事前にコンピュータ装置10に設定されていればよい。コンピュータ装置10は、船舶30の単位距離当たりの燃料消費量が多い場合ほど、航行に必要な燃料油の発注量を多く見積もる。
(変形例2)
コンピュータ装置10は、上述した実施形態で説明した各通知を、船舶30の航路における気象及び海象の少なくとも一方(以下「気象海象」という。)を用いて行ってもよい。気象海象の状態としては、例えば、風向、風速、気温、湿度、気圧、雨量、潮速、潮高、波高、波周期等がある。この変形例において、コンピュータ装置10の制御部110は、上述した実施形態で説明した機能に加え、気象海象データ取得部1120に相当する機能を実現する。気象海象データ取得部1120は、通信部130を介して、航行において船舶30が通過する水域における気象及び海象の少なくとも一方を示す気象海象データを取得する気象海象データ取得手段である。そして、第1通知部1115、第2通知部1116、第3通知部1117、及び第4通知部1118は、取得された気象海象データを用いて通知を行う。
第1通知部1115は、気象海象データを用いて第1の通知の要否の判定を行う。第1通知部1115は、例えば、荒天時以外の場合には燃料油の発注が不要と判定する補油港について、気象海象が荒天を示す場合には、補油が必要と判定する。また、第1通知部1115は、気象海象が荒天を示す場合には、荒天時以外の場合に比べて、船舶の燃料消費量を多く見積もる。
第2通知部1116は、気象海象データを用いて第2の通知の要否の判定を行う。第2通知部1116は、例えば、気象海象が荒天を示す場合には、荒天時以外の場合に比べて、船舶の燃料消費量を多く見積もる。よって、第2通知部1116は、或る発注データが登録されている場合において、荒天時以外には過剰な発注である旨を通知するが、荒天時には通知しない場合がある。
第3通知部1117は、第3の通知の要否の判定を行う。気象海象が荒天を示す場合は、荒天時以外の場合に比べて、船舶の残油量は多いことが望ましい。第3通知部1117は、例えば、或る発注データが登録されている場合に、荒天時以外には、燃料油の費用が低減する推奨発注内容がある旨を通知するが、荒天時の航行においてはその推奨発注内容を通知しないようにする。
第4通知部1118は、気象海象データを用いて第4の通知の要否の判定を行う。気象海象が荒天を示す場合は、荒天時以外の場合に比べて、船舶の残油量は多いことが望ましい。また、荒天となる水域を船舶が航行することは望ましくない場合がある。そこで、第2通知部1116は、タッチバンカーに寄港するために荒天となる水域の航行を要しない場合は、タッチバンカーを含む推奨発注内容を通知するが、荒天となる水域の航行を要する場合はその推奨発注内容を通知しない。
更に、コンピュータ装置10は、船舶のスピードマージンに基づいて、上述した実施形態で説明した各通知を行ってもよい。船舶における燃料油の消費量を固定とした場合、風力の階級を表すビューフォート(つまり気象海象データの一例。)に応じて船舶の船速(対水船速又は対地船速)は変化する。ビューフォートの値が大きい場合ほど、船舶におけるスピードロスが増大する。このようなスピードロスを加味した航行時間のマ−ジンがスピードマージンである。コンピュータ装置10は、スピードマージンが大きい場合ほど単位距離当たりの燃料消費量を多く見積もる。コンピュータ装置10は、航行に要する燃料油の消費量を、過去のデータよりスピードマージンを加味して推定してもよい。
なお、以上説明した気象海象を用いた通知のアルゴリズムはあくまで一例であり、種々の変形が可能である。
(変形例3)
コンピュータ装置10の制御部110は、上述した実施形態で推奨発注内容が採用されなかった場合において、推奨発注内容データと、採用された発注内容データとに基づいて、当該発注内容データが示す発注内容を評価してもよい。例えば、制御部110は、採用された発注内容データに基づいて、船舶における残油量の時系列変化を示す第1のデータ(例えばグラフ)を作成する。制御部110は、推奨発注内容データに基づいて、推奨発注内容を採用した場合の船舶における残油量の時系列変化を示す第2のデータ(例えばグラフ)を作成する。そして、制御部110は、作成した第1のデータと第2のデータとを関連付けて、評価データとして出力する。評価データには、「残油量が過剰に確保されています。」というような、採用された発注内容データの評価に関するコメントが含まれてもよい。
なお、評価データは、例えば、表示部140に評価結果を表示するためのデータであるが、通信部130を介して外部装置に出力するためのデータや、評価結果を印字した印刷物を出力するためのデータであってもよい。
この変形例によれば、海運会社で策定された発注内容の妥当性を、推奨発注内容に照らして評価することができる。
上述した実施形態では、出発地から目的地に至るまでの航行計画が予め決まっている場合を説明したが、例えば、次の寄港地、又は更に次の寄港地が決まってない場合の燃料油の発注の管理にも、本発明を適用可能である。コンピュータ装置10は、例えば、次の寄港地、又は更に次の寄港地が、例えば日本のいずれかの港であるが、具体的にどの港かは不明である場合には、日本国内で一番遠い港、所定の近隣国を含めた港のうちの最も遠い港、又は想定される寄港地のうちの最も遠い港を、次の寄港地としてもよい。
(変形例4)
コンピュータ装置10は、発注忘れ通知処理、発注量通知処理、及び発注価格通知処理のうちの1つ以上について、油種毎の通知を行ってもよい。船舶においては、その船舶が航行するエリア(海域)に応じて、利用する燃料の油種が決定されることがある。例えば、排出規制海域(ECA:Emission Control Area)においては、燃料油中の硫黄分の上限が定められているため、油種としてLSGO又はLSDOを利用することはできるが、HFOを利用することができない。一方で、排出規制海域外においては、比較的安価に購入することのできるHFOが利用されることが多い。この変形例によれば、運航管理者は、油種毎に、発注忘れ、発注量(残油量)、発注価格(安い補油港)の関する情報を把握し、油種毎に補油に関する適切な対処をとりやすくなる。
(変形例5)
コンピュータ装置10は、発注忘れ通知処理、発注量通知処理、及び発注価格通知処理の各通知を表示部140での画面の表示により行っていたが、通信部130を介したデータの出力や、印刷装置を介した印刷物の出力、音声の出力等を用いて、各通知を行ってもよい。また、発注忘れ通知処理、発注量通知処理、及び発注価格通知処理の各通知のタイミングは、上述した実施形態で説明したタイミングに限られない。
(変形例6)
上述した実施形態で説明した構成及び動作の一部が省略されてもよい。例えば、コンピュータ装置10が、発注量通知処理又は発注価格通知処理を実行しない構成であってもよい。また、発注忘れ警告処理は、船舶30が目的地に到達するための残油量が確保されていることを確認する処理を含まず、発注状況データが示すステータスのみを確認する処理であってもよい。この場合、コンピュータ装置10は、残油量データを取得しなくとも、燃料油の発注忘れに関する通知を行うことができる。
(変形例7)
本発明のデータ処理装置は、陸に設置された装置ではなく、船舶に搭載された装置(例えばコンピュータ装置20)で実現されてもよい。本発明のデータ処理装置は、これら以外にも様々なコンピュータ装置で実現しうる。
(変形例8)
上述した実施形態のコンピュータ装置10の制御部110が実現する各機能は、1又は複数のハードウェア回路により実現されてもよいし、1又は複数のプログラムを実行することにより実現されてもよいし、これらの組み合わせにより実現されてもよい。制御部110の機能がプログラムを用いて実現される場合、このプログラムは、磁気記録媒体(磁気テープ、磁気ディスク(HDD(Hard Disk Drive)、FD(Flexible Disk))等)、光記録媒体(光ディスク等)、光磁気記録媒体、半導体メモリ等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶した状態で提供されてもよいし、ネットワークを介して配信されてもよい。また、本発明は、データ処理方法として把握することも可能である。
本願の発明は、上述した実施形態に限定されることなく、請求の範囲に記載した発明の範囲内で種々の変形が可能であり、それらも本発明の範囲内に含まれることはいうまでもない。
1…発注支援システム、10,20…コンピュータ装置、110…制御部、1111…航行計画データ取得部、1112…発注データ取得部、1113…残油量データ取得部、1114…燃料価格データ取得部、1115…第1通知部、1116…第2通知部、1117…第3通知部、1118…第4通知部、1119…データベース処理部、1120…気象海象データ取得部、120…操作部、130…通信部130…表示部、150…記憶部、151…航行計画データベース、152…発注データベース、153…残油量データベース、154…燃料価格データベース。

Claims (12)

  1. 船舶の航行の計画を示し、航路における1以上の補油可能な寄港地を当該計画に含む航行計画データを取得する航行計画データ取得手段と、
    前記1以上の補油可能な寄港地の各々における前記船舶への燃料油の発注の要否を示す発注要否データと、当該燃料油の発注の状況を示す発注状況データとを含む発注データを取得する発注データ取得手段と、
    前記航行計画データと前記発注データとに基づいて、燃料油の発注を促す第1の通知を行う第1通知手段と
    を備えるデータ処理装置。
  2. 前記船舶の残油量を示す残油量データを取得する残油量データ取得手段を備え、
    前記第1通知手段は、前記航行計画データと前記残油量データとに基づいて燃料油の発注の要否を判定し、当該発注が必要と判定したタイミングで当該発注が行われていない場合には、前記第1の通知を行う
    ことを特徴とする請求項1に記載のデータ処理装置。
  3. 前記航行において前記船舶が通過する水域における気象及び海象の少なくとも一方を示す気象海象データを取得する気象海象データ取得手段を備え、
    前記第1通知手段は、前記気象海象データを用いて前記第1の通知の要否の判定を行う
    ことを特徴とする請求項2に記載のデータ処理装置。
  4. 前記発注データは、前記1以上の補油可能な寄港地のうちの1以上の寄港地の各々において発注する燃料油の量を示す発注量のデータを含み、
    前記船舶の残油量を示す残油量データを取得する残油量データ取得手段と、
    前記航行計画データと前記発注量のデータと前記残油量データとに基づいて、過剰な燃料油の発注であることを示す第2の通知を行う第2通知手段と
    を備えることを特徴とする請求項1に記載のデータ処理装置。
  5. 前記航行において前記船舶が通過する水域における気象及び海象の少なくとも一方を示す気象海象データを取得する気象海象データ取得手段を備え、
    前記第2通知手段は、前記気象海象データを用いて前記第2の通知の要否の判定を行う
    ことを特徴とする請求項4に記載のデータ処理装置。
  6. 前記計画は2以上の補油可能な寄港地を含み、
    前記発注データは、前記2以上の補油可能な寄港地のうちの1以上の寄港地の各々において発注する燃料油の量を示す発注量のデータを含み、
    前記2以上の補油可能な寄港地のうちの2以上の寄港地の各々における燃料油の価格を示す燃料価格データを取得する燃料価格データ取得手段と、
    前記航行計画データと前記発注量のデータと前記燃料価格データとに基づいて、2以上の寄港地の各々において発注する燃料油の配分の変更により燃料油の費用が低減すると判定した場合には、第3の通知を行う第3通知手段と
    を備えることを特徴とする請求項1に記載のデータ処理装置。
  7. 前記航行において前記船舶が通過する水域における気象及び海象の少なくとも一方を示す気象海象データを取得する気象海象データ取得手段を備え、
    前記第3通知手段は、前記気象海象データを用いて前記第3の通知の要否の判定を行う
    ことを特徴とする請求項6に記載のデータ処理装置。
  8. 前記発注データは、前記1以上の補油可能な寄港地のうちの1以上の寄港地の各々において発注する燃料油の量を示す発注量のデータを含み、
    前記航路に含まれる1以上の補油可能な寄港地、及び前記航路に含まれない1以上の補油可能な寄港地の各々における燃料油の価格を示す燃料価格データを取得する燃料価格データ取得手段と、
    前記航行計画データと前記発注量のデータと前記燃料価格データとに基づいて、前記航路に含まれないいずれかの寄港地において補油を行うことにより燃料油の費用が低減すると判定した場合には、第4の通知を行う第4通知手段と
    を備えることを特徴とする請求項1に記載のデータ処理装置。
  9. 前記航行において前記船舶が通過する水域における気象及び海象の少なくとも一方を示す気象海象データを取得する気象海象データ取得手段を備え、
    前記第4通知手段は、前記気象海象データを用いて前記第4の通知の要否の判定を行う
    ことを特徴とする請求項8に記載のデータ処理装置。
  10. 船舶の航行の計画を示し、航路における1以上の補油可能な寄港地を当該計画に含む航行計画データを取得するステップと、
    前記1以上の補油可能な寄港地の各々における前記船舶への燃料油の発注の要否を示す発注要否データと、当該燃料油の発注の状況を示す発注状況データとを含む発注データを取得するステップと、
    前記航行計画データと前記発注データとに基づいて、燃料油の発注を促す通知を行うステップと
    を備えるデータ処理方法。
  11. コンピュータに、
    船舶の航行の計画を示し、航路における1以上の補油可能な寄港地を当該計画に含む航行計画データを取得するステップと、
    前記1以上の補油可能な寄港地の各々における前記船舶への燃料油の発注の要否を示す発注要否データと、当該燃料油の発注の状況を示す発注状況データとを含む発注データを取得するステップと、
    前記航行計画データと前記発注データとに基づいて、燃料油の発注を促す通知を行うステップと
    を実行させるためのプログラム。
  12. コンピュータに、
    船舶の航行の計画を示し、航路における1以上の補油可能な寄港地を当該計画に含む航行計画データを取得するステップと、
    前記1以上の補油可能な寄港地の各々における前記船舶への燃料油の発注の要否を示す発注要否データと、当該燃料油の発注の状況を示す発注状況データとを含む発注データを取得するステップと、
    前記航行計画データと前記発注データとに基づいて、燃料油の発注を促す通知を行うステップと
    を実行させるためのプログラムを持続的に記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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