JPWO2017183136A1 - 空気調和機 - Google Patents

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Abstract

本発明は、映像再生機器で再生される映像への没入度を向上させることができる空気調和機を得ることを目的とする。室内環境が映像再生機器(300)で再生される擬似環境に近づくように空調制御を行う空気調和機(100)であって、空気調和機(100)の運転を操作するリモコン(103)と、室内に存在する人の温度および位置を検出するセンサ部(6)と、センサ部(6)で検出された人の体温をリモコン(103)により設定された許容温度範囲内に収めながら、映像再生機器(300)に映し出される映像の環境を模擬する擬似環境情報(3)に基づき室内の環境を映像再生機器(300で再生される擬似環境に近づくように空調制御を行う制御部(8)とを備える。

Description

本発明は、室内に設置される空気調和機に関する。
特許文献1に示す従来の空気調和機は、映像再生機器に映し出される映像の環境を模擬する擬似環境情報を受信し、擬似環境情報に含まれる温湿度情報に従って室内の温湿度を制御する。すなわち空気調和機は、室内環境が映像再生機器で再生される擬似環境に近づくように空調制御を行う。擬似環境は、利用者が室内において擬似的に体験できる仮想的な温湿度環境を指す。
特開2004−28529号公報
しかしながら特許文献1に示す従来の空気調和機は、室内に存在する人の体温を考慮せずに、室内環境が映像再生機器で再生される擬似環境に近づくように空調制御を行うため、室内に存在する人の体温の過度な上昇または低下を引き起こし、人は再生される映像に集中できず映像への没入度が低下するという課題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、映像再生機器で再生される映像への没入度を向上させることができる空気調和機を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る空気調和機は、室内環境が映像再生機器で再生される擬似環境に近づくように空調制御を行う空気調和機であって、空気調和機の運転を操作するリモコンと、室内に存在する人の温度および位置を検出するセンサ部と、センサ部で検出された人の体温をリモコンにより設定された許容温度範囲内に収めながら、映像再生機器に映し出される映像の環境を模擬する擬似環境情報に基づき、室内の環境を映像再生機器で再生される擬似環境に近づくように空調制御を行う制御部とを備える。
本発明に係る空気調和機は、映像再生機器で再生される映像への没入度を向上させることができるという効果を奏する。
実施の形態1に係る空気調和機の構成を示す図 図1に示す室内機の制御部による空気調和機の運転動作を説明するためのフローチャート 図1に示す制御部に記録される連動運転テーブルの一例を示す図 実施の形態2に係る空気調和機の構成を示す図
以下に、本発明の実施の形態に係る空気調和機を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は実施の形態1に係る空気調和機の構成を示す図である。実施の形態1に係る空気調和機100は、室内空間200に設置される室内機101と、室内機101に接続される室外機102と、空気調和機100の空調制御を行うため遠隔制御装置であるリモコン103とを備える。室内空間200には室内機101およびリモコン103以外にも映像再生機器300が設置される。
リモコン103は、室内空間200に存在する人の体温の許容温度範囲を設定することができる。許容温度範囲とは、人の快適性を評価する評価指標に基づいて規定される快適温度範囲である。許容温度範囲の上限値としては37℃を例示でき、許容温度範囲の下限値としては36℃を例示できる。空気調和機100にはリモコン103によって許容温度範囲を設定することができる。本実施の形態に係る空気調和機100は、映像再生機器300に映し出される映像の環境を模擬する擬似環境情報3を受信したとき、検出された人の体温をリモコン103により設定された許容温度範囲内に収めながら、室内空間200の環境が映像再生機器300で再生される擬似環境に近づくように被制御機器を統合的に制御する点に特徴がある。被制御機器は、室内機101および室外機102に搭載されるファンモータ、風向板、圧縮機およびプロペラファンといった各種機器である。図1ではこれらの被制御機器の図示を省略している。
映像再生機器300は映像データ1に含まれる映像コンテンツを再生する機器である。映像再生機器300としては、テレビ受像機、DVD(Digital Video Disc)プレイヤー、Blu−ray(登録商標)Discプレイヤー、家庭用ゲーム機器、パソコン、タブレット端末およびスマートフォンを例示できる。映像データ1は、映像再生機器300がテレビ受像機である場合には放送波に含まれる映像コンテンツに関するデータであり、映像再生機器300がDVDプレイヤーである場合にはDVDに書き込まれた映像コンテンツに関するデータであり、映像再生機器300が家庭用ゲーム機器である場合にはゲームソフトとして利用される記憶手段に書き込まれた映像に関するデータである。本実施の形態では、これらの映像コンテンツに関するデータである映像データ1に、擬似環境情報3が含まれているものとする。擬似環境情報3には温度、湿度および風量の少なくとも1つの調整量を表す擬似環境コードが含まれる。擬似環境コードの詳細は後述する。以下では、映像再生機器300が放送波を受信するテレビ受像機であると仮定して説明する。
図1では映像再生機器300がテレビ受像機であると仮定し、映像再生機器300は放送波に含まれる映像データ1に基づき映像コンテンツを再生する。映像再生機器300は、映像データ1を受信する受信部2と、映像データ1に含まれる擬似環境情報3を室内機101へ送信する送信部4とを備える。
室内機101は、映像再生機器300の送信部4から送信された擬似環境情報3を受信する受信部5と、室内空間200に存在する人の体温および位置を検出するためのセンサ部6と、リモコン103から送信される信号を受信する赤外線受光部7と、制御部8と、表示部9と、報知部10とを備える。映像再生機器300の送信部4と室内機101の受信部5とは、有線または無線の通信回線20で接続される。
センサ部6としては赤外線センサを例示できる。センサ部6は室内空間200に存在する人の遠赤外線を検出し、室内空間200における人の熱画像を解析することにより、室内空間200内に存在する人の体温と室内空間200における人の位置とを検出し、人の体温および位置を示す検出情報を出力する。なお本実施の形態では人の体温および位置を検出する手段として、赤外線センサであるセンサ部6を用いた例を説明しているが、室内機101は、赤外線センサとイメージセンサとを組み合わせたセンサ部を用いて、室内空間200内に存在する人の体温および位置を検出するように構成してもよい。この場合、イメージセンサは室内画像を撮影し、室内画像から室内空間200における人の相対的な位置を推定して位置情報として出力する。また赤外線センサは室内空間200に存在する人の体温を検出する。
制御部8は、映像再生機器300から送信される擬似環境情報3を受信していない場合には、リモコン103で設定された設定内容に従った空調運転を行うように被制御機器を統合的に制御する。また制御部8は、擬似環境情報3を受信した場合にはセンサ部6で検出された人の体温をリモコン103で設定された許容温度範囲内に収めながら、室内空間200の環境が映像再生機器300で再生される擬似環境に近づくように被制御機器を統合的に制御する。
以下では、通常の空調制御による運転、すなわち映像再生機器300で再生される擬似環境に連動していない空調制御による運転を通常運転と称する。また映像再生機器300で再生される擬似環境に連動した空調制御による運転を連動運転と称する。
表示部9としては、LED(Light Emitting Diode)、または多数のサブ画素を格子状に配列したドットマトリクスによる液晶パネルを例示できる。報知部10としては音または音声を出力可能なスピーカーを例示できる。表示部9および報知部10の機能の詳細は後述する。
以下、空気調和機100の動作を説明する。
図2は図1に示す室内機の制御部による空気調和機の運転動作を説明するためのフローチャートである。空気調和機100が待機状態にあるとき、リモコン103において空気調和機100の運転を開始する操作が行われることにより、リモコン103で生成された運転開始信号が赤外線受光部7を介して制御部8で受信される。運転開始信号を受信した制御部8は空気調和機100の通常運転を開始する(S1)。
通常運転では、室内機101内の温度センサで検出された温度と室内機101内の湿度センサで検出された湿度とが、リモコン103で設定された温度および湿度に近づくように空調運転が行われる。具体的には、制御部8は室内機101に搭載されるコンバータ回路およびインバータ回路を制御することにより、商用電源から供給される交流電力がコンバータ回路で直流電力に変換され、変換された直流電力がインバータ回路によって交流電力に変換され、室内機101の送風機へ供給される。送風機のファンモータが回転することにより室内空間200に送風が行われる。また室内機101の制御部8は室外機102に対して運転指令が送信し、運転指令を受信した室外機102は圧縮機の回転数を制御する。圧縮機が運転を開始することによって、冷凍回路を構成する熱交換器に冷媒が循環し、熱交換器の周囲の空気と冷媒との間で熱交換が行われる。このとき室外機102ではファンモータの回転制御が行われ、ファンモータに取り付けられたプロペラファンが回転することにより負圧が発生し、室外機の外部から室内機の内部に空気が取り込まれる。このとき生じる風が熱交換器を通流することによって熱交換が促される。
通常運転を開始した制御部8は、リモコン103から出力された連動運転開始信号を赤外線受光部7を介して受信すると、映像再生機器300に対して擬似環境情報3の送信を要求する。擬似環境情報3の送信を要求してから一定時間が経過するまでに擬似環境情報3を受信していない場合(S2,No)、制御部8はS1の処理を繰り返す。
S2において制御部8は、擬似環境情報3の送信を要求してから一定時間が経過するまでに擬似環境情報3を受信した場合(S2,Yes)、センサ部6から出力される人の体温および位置を示す検出情報を取り込み、センサ部6で検出された人の体温を、リモコン103で設定された許容温度範囲内に収めながら、室内空間200の環境が映像再生機器300で再生される擬似環境に近づくように空調制御を行う。このように室内空間200の環境が映像再生機器300で再生される擬似環境に近づくように温度、湿度および風量の少なくとも1つを調整する空調制御を第1の連動運転と称する(S3)。
第1の連動運転を開始した後、センサ部6で検出された人の体温が許容温度範囲内に収まっており(S4,Yes)、さらに連動運転の停止を示す連動運転停止信号を受信していない場合(S5,No)、制御部8はS3の処理を繰り返す。
なお連動運転を停止させる方法としては以下のような方法がある。
(1)第1の方法としてはリモコン103を操作して連動運転を停止させる方法である。第1の方法では、リモコン103において停止操作が行われると、連動運転停止信号がリモコン103から出力され、連動運転停止信号は赤外線受光部7を介して制御部8に入力される。連動運転停止信号を受信した制御部8は、連動運転を停止させて通常運転を行うように被制御機器を統合的に制御する。
(2)第2の方法としては、映像再生機器300の主電源を落とし、または映像再生機器300の通信停止操作を行うことにより、送信部4から連動運転停止信号が送信され、連動運転停止信号が受信部5を介して制御部8で受信される。連動運転停止信号を受信した制御部8は、連動運転を停止させて通常運転を行うように被制御機器を統合的に制御する。
S4において、センサ部6で検出された人の体温が許容温度範囲内に収まっていない場合(S4,No)、すなわち人の体温が許容温度範囲の上限値を超えたとき、または人の体温が許容温度範囲の下限値を下回ったとき、体温の過度な上昇または低下により、人は映像再生機器300に再生される映像に集中できず、映像への没入度が低下する可能性がある。このとき制御部8は人の体温を許容温度範囲内に収めるような連動運転を行う。このように第1の連動運転の結果、人の体温が許容温度範囲内に収まっていないときに行われる連動運転を第2の連動運転と称する(S6)。第2の連動運転の後、制御部8はS4の処理を繰り返す。
第2の連動運転としては、室内空間200の環境が映像再生機器300で再生される擬似環境に近づくようにしながら、温度、湿度および風量の少なくとも1つの調整量を、第1の連動運転のときに行われる温度、湿度および風量の少なくとも1つの調整量よりも小さくすることを例示できる。また第2の連動運転としては、室内空間200の環境が映像再生機器300で再生される擬似環境に近づくようにしながら、第1の連動運転を一定時間停止させ、停止中においては前述した通常運転を行うことを例示できる。
また第2の連動運転を実行する期間としては、センサ部6で検出された人の体温が許容温度範囲の上限値を超えた場合、当該上限値を超えた時点から当該上限値を下回るまでの期間を例示できる。また第2の連動運転を実行する期間としては、センサ部6で検出された人の体温が許容温度範囲の下限値を下回った場合、当該下限値を下回った時点から当該下限値を上回るまでの期間を例示できる。
S5において連動運転停止信号を受信し(S5,Yes)、さらにリモコン103から送信される運転停止信号を受信していない場合(S7,No)、制御部8はS1の処理を繰り返す。運転停止信号は空気調和機100の空調運転を停止させるための信号である。S7において運転停止信号を受信した場合(S7,No)、制御部8は空気調和機100の通常運転を停止して処理を終了する。
以下に連動運転の具体例を説明する。
図3は図1に示す制御部に記録される連動運転テーブルの一例を示す図である。図3に示す連動運転テーブル400は制御部8に記録されており、映像再生機器で再生される擬似環境の種類を示す複数の擬似環境コード401と、擬似環境コード401に対応した複数の制御量情報402とが対応付けられている。
前述したように擬似環境情報3には擬似環境コード401が含まれ、擬似環境コード401は、映像再生機器で再生される擬似環境の種類を識別するコードである。制御量情報402は、擬似環境コード401に対応した温度、湿度および風量のそれぞれの調整量を示す情報である。
以下、擬似環境コード401および制御量情報402の具体例を説明する。コード「001」の擬似環境コード401は日中の砂漠の映像に対応する。コード「001」に対応する制御量情報402には、室内空間200の温度を設定温度に対して+X℃とする温度情報と、室内空間200の湿度を設定湿度に対して−Y%とする湿度情報と、室内機101から吹き出される風量を設定風量に対して+Zm/hとする風量情報とが対応付けられている。
コード「002」の擬似環境コード401は吹雪の雪山の映像に対応するコードである。コード「002」に対応する制御量情報402には、室内空間200の温度を設定温度に対して−X℃とする温度情報と、室内空間200の湿度を設定湿度に対して−Y%とする湿度情報と、室内機101から吹き出される風量を設定風量に対して+Zm/hとする風量情報とが対応付けられている。
コード「003」の擬似環境コード401は台風に襲われた街の映像に対応するコードである。コード「003」に対応する制御量情報402には、室内空間200の温度を設定温度に対して−X℃とする温度情報と、室内空間200の湿度を設定湿度に対して+Y%とする湿度情報と、室内機101から吹き出される風量を設定風量に対して+Zm/hとする風量情報とが対応付けられている。
制御部8は、図3に示す各コードに対応する制御量情報402に示される調整量に従い、室内機101および室外機102に搭載される被制御機器を統合的に制御する。すなわち、コード「001」を含む擬似環境情報3を受信した制御部8は、室内温度を設定温度に対して+X℃高め、室内湿度を設定湿度に対して−Y%低下させ、風量を設定風量に対して+Zm/h増加させるように第1の連動運転を行う。これにより映像再生機器300に映し出される日中の砂漠の映像に近い環境を模擬することができる。
コード「001」を含む擬似環境情報3により第1の連動運転を行った結果、センサ部6で検出された人の体温が許容温度範囲の上限値を超えた場合、制御部8は、センサ部6で検出された人の体温を許容温度範囲内に収めるような第2の連動運転を行う。このときの第2の連動運転としては、コード「001」に対応する制御量情報402の温度+X℃を温度+X℃よりも低い温度に変換し、変換後の温度を設定温度に加算して空調運転を行うことを例示できる。また、このときの第2の連動運転としては、コード「001」に対応する制御量情報402の風量+Zm/hを、風量+Zm/hよりも低い風量に変換し、変換後の風量を設定風量に加算して空調運転を行うことを例示できる。
同様に、コード「003」を含む擬似環境情報3を受信した制御部8は、室内温度を設定温度に対して−X℃低下させ、室内湿度を設定湿度に対して+Y%高め、さらに風量を設定風量に対して+Zm/h増加させるように第1の連動運転を行う。これにより映像再生機器300に映し出される台風に襲われた街の映像に近い環境を模擬することができる。
また本実施の形態に係る空気調和機100は、第1の連動運転または第2の連動運転中においては連動運転中であることを通知するように構成してもよい。通知方法としては、制御部8は、連動運転中における表示部9を通常運転中における表示部9の表示方法とは異なる態様で表示する方法を例示できる。具体的には制御部8は通常運転時には表示部9を点灯させ、連動運転中には表示部9を点滅させる。また連動運転中であることを音で報知する方法でもよい。この場合、制御部8は連動運転中であることを示す音または音声ガイダンスを報知部10に再生させる。このように構成することにより、ユーザは連動運転中であることを知ることができ、映像コンテンツへの没入度の低下を抑制できる。
以上に説明したように実施の形態1に係る空気調和機100によれば、センサ部6を用いて室内空間200に存在する人の体温を検出して、人の体温の過度な上昇または低下を抑制しながら映像再生機器300に映し出される映像の環境を模擬することができる。これにより室内空間200に存在する人は映像再生機器300に映し出される映像に集中でき、映像への没入度が低下することを防止できる。
実施の形態2.
図4は実施の形態2に係る空気調和機の構成を示す図である。実施の形態1と実施の形態2の相違点は以下の通りである。
(1)実施の形態1では映像再生機器300と室内機101とが通信回線20を介して相互に接続されているが、実施の形態2ではHEMS(Home Energy Management System)用の情報収集ユニット500が用いられ、映像再生機器300と室内機101とは情報収集ユニット500を介して相互に接続されている。
(2)実施の形態2では、リモコン103だけでなく、情報収集ユニット500に接続された操作端末600によっても空気調和機100の空調運転を操作できる。
情報収集ユニット500は、制御部11と、映像再生機器300から送信される擬似環境情報3を受信すると共に操作端末600から送信される情報を受信する受信部12と、送信部13とを備える。
受信部12は、映像再生機器300の送信部4と有線または無線の通信回線21で接続される。また受信部12は操作端末600と有線または無線の通信回線で接続される。
送信部13は、室内機101の受信部5と有線または無線の通信回線22で接続される。送信部13は、受信部12で受信された情報と制御部11から出力される情報とを室内機101へ送信する。
操作端末600は情報収集ユニット500を操作可能な端末である。操作端末600は、情報収集ユニット500を操作するための専用端末でもよいし、情報収集ユニット500を操作するためのアプリケーションソフトウェアが組み込まれた携帯電話またはタブレット端末でもよい。
実施の形態2に係る空気調和機100は、リモコン103の操作で連動運転を開始できると共に、操作端末600の操作で連動運転を開始できる。以下に実施の形態2の動作を説明する。
空気調和機100が待機状態にあるときに操作端末600において空気調和機100の運転を開始する操作が行われると、操作端末600で生成された運転開始信号は受信部12および送信部13を介して制御部8で受信される。運転開始信号を受信した制御部8は空気調和機100の通常運転を開始する。
通常運転を開始した後の制御部8は、操作端末600から出力された連動運転開始信号を受信部12および送信部13を介して受信したとき、映像再生機器300に対して擬似環境情報3の送信を要求する。映像再生機器300から出力される擬似環境情報3は、受信部12、送信部13および受信部5を介して、制御部8で受信される。擬似環境情報3を受信した制御部8は連動運転を開始する。連動運転は実施の形態1と同様である。
実施の形態2では、情報収集ユニット500の制御部11に、複数の人のそれぞれの許容温度範囲情報を保存することができる。許容温度範囲情報としては、成人男性の許容温度範囲情報の上限値を38℃とし、成人男性の許容温度範囲情報の下限値を35℃とする。また成人女性の許容温度範囲情報の上限値を37℃とし、成人女性の許容温度範囲情報の下限値を36℃とする。このように制御部11には個別の許容温度範囲情報が記録されている。なお制御部11には、成人男性および成人女性以外にも、子供または老人といった人の許容温度範囲情報も個別に記録することができる。
操作端末600では複数の人のそれぞれに対応した連動運転時の許容温度範囲を設定することができる。操作端末600で成人男性の許容温度範囲が設定された場合、当該許容温度範囲を示す信号が制御部8で受信される。制御部8は、当該許容温度範囲に対応する許容温度範囲情報を制御部11から読み出し、センサ部6で検出された人の体温が読み出した許容温度範囲内に収まるように連動運転を行う。なお操作端末600で成人女性の許容温度範囲が設定された場合、制御部8は、当該許容温度範囲に対応する許容温度範囲情報を制御部11から読み出し、上記同様の連動運転を行う。このように制御部8は空気調和機100の外部に設置された情報収集ユニット500に設定された許容温度範囲に基づき、室内の環境を映像再生機器300で再生される擬似環境に近づくように空調制御を行うことにより、許容温度範囲が異なるそれぞれの人に対応した連動運転を実現でき、実施の形態1の効果に加えて、より快適な空調空間を提供することができる。
なお連動運転中に操作端末600を操作することにより、情報収集ユニット500の制御部11に複数の擬似環境情報3を保存することができる。そして操作端末600では、制御部11に保存された複数の擬似環境情報3の中から、任意の擬似環境情報3を選択することができる。操作端末600で擬似環境情報3が選択された後にリモコン103の運転開始操作が行われると、操作端末600で選択された擬似環境情報3に対応する情報が制御部11より読み出されて制御部8に転送される。その結果、制御部8では、操作端末600で選択された擬似環境情報3に基づき連動運転が行われる。このように構成することにより、映像再生機器300に映像コンテンツが表示されていないときでも、情報収集ユニット500に保存された擬似環境情報3を用いて連動運転を行うことができる。従って実施の形態2では、実施の形態1の効果に加えて、映像再生機器300における消費電力を抑えることができる。
以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1 映像データ、2,5,12 受信部、3 擬似環境情報、4,13 送信部、6 センサ部、7 赤外線受光部、8,11 制御部、9 表示部、10 報知部、20,21,22 通信回線、100 空気調和機、101 室内機、102 室外機、103 リモコン、200 室内空間、300 映像再生機器、400 連動運転テーブル、401 擬似環境コード、402 制御量情報、500 情報収集ユニット、600 操作端末。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る空気調和機は、室内環境が映像再生機器で再生される擬似環境に近づくように空調制御を行う空気調和機であって、空気調和機の運転を操作するリモコンと、室内に存在する人の体温および位置を検出するセンサ部と、センサ部で検出された人の体温をリモコンにより設定された許容温度範囲内に収めながら、映像再生機器に映し出される映像の環境を模擬する擬似環境情報に基づき、室内の環境映像再生機器で再生される擬似環境に近づくように空調制御を行う制御部とを備え、制御部には、映像再生機器で再生される擬似環境の種類を示す擬似環境コードと、擬似環境コードに対応した温度、湿度および風量の少なくとも1つの制御量とが対応付けられたテーブルが記録され、制御部は、テーブルの擬似環境コードに対応した制御量で空調制御を行う

Claims (3)

  1. 室内の環境が映像再生機器で再生される擬似環境に近づくように空調制御を行う空気調和機であって、
    前記空気調和機の運転を操作するリモコンと、
    前記室内に存在する人の温度および位置を検出するセンサ部と、
    前記センサ部で検出された人の体温を前記リモコンにより設定された許容温度範囲内に収めながら、前記映像再生機器に映し出される映像の環境を模擬する擬似環境情報に基づき、前記室内の環境を前記映像再生機器で再生される擬似環境に近づくように空調制御を行う制御部と
    を備えることを特徴とする空気調和機。
  2. 前記制御部は、前記空気調和機の外部に設置された情報収集ユニットに設定された前記許容温度範囲に基づき、前記室内の環境を前記映像再生機器で再生される擬似環境に近づくように空調制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
  3. 前記情報収集ユニットには複数の前記擬似環境情報が記録され、
    前記制御部は、前記空気調和機の外部の操作端末によって複数の前記擬似環境情報から選択された前記擬似環境情報に基づき、前記室内の環境を前記映像再生機器で再生される擬似環境に近づくように空調制御を行うことを特徴とする請求項2に記載の空気調和機。
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